2021-05-08

真人間のふりをする

先日、少しだけ偉くなった。

辞令を出された時は完全に寝耳に水。きっとアホ面をしていたと思う。

マスクをしていたので助かった。

 

今の会社就職する前はニートだった。

派遣で完全に精神がやられたので、失業手当を貰いながら3ヶ月ほどダラダラとしていた。

元々派遣関係ないところで精神をやられていた上に、派遣先で完全に空回りしてしまい、孤立

まさか社会人になってまで便所飯するとは思うまい

次に働く場所では、不器用なりにうまく立ち回ろうと思った。

 

ハロワ仕事を探す際に、保険も兼ねて障害者雇用検討することになった。

当時病院に通っていたので、手帳の取得はすんなりといった。結局クローズ就職したので使わなかったのだが。

就活では真人間のふりをした。学生の頃から続けた接客業経験をフルに生かす。

 

晴れて就職が決まるものの、初日遅刻、3日目に休憩時間に外出したら車がエンストし戻れなくなる…などアンポンタンの極み。

果てには新人しからぬ上司への忖度の無さ。まさに傍若無人

よくクビにならなかったと思う。

 

そうして研修期間が終わってから、一番過酷な外の部署に配属された。

ただし自分にとって、客の対応は得意。

家では根暗、人と極力会おうとしないコミュ障っぷりだが、仕事ではスイッチが入ったように"演じる"ことができる。

人間性はともかく、業務で同じ失敗を極力しないように、メモだけは自分なりにまとめながら取った。

努めて真人間のふりをした。というか8割方愛嬌だけで乗り切った。

配属されて間もない頃、下請け会社の人に「いつもニコニコしてるね」と何度か言われることがあった。

「笑っとけばプラスになることが多いんですよ。気分も上がるし」とか返した気がする。

 

部署異動と人事評価でそれなりのものを経て、後輩の指導に当たることも増えた。

最近では色々と仕事を任されることもある中での辞令

何だかんだで仕事必要なのはコミュ力だと気付かされる。

未だに上司に対して指摘はするし(業務上のことも倫理的なことも)、我ながら可愛げのない人間である

プレッシャーにとても弱いので、期待されても何も出んぞと思いながら、今日真人間のふりをする。

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