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2021-06-08

anond:20210608003412

可愛くわがまま言える彼女になろうぜ。

人間言葉じゃなくていいんだ。

 

の子はいまいち、この子セフレ、この子はまあ結婚してもいいだのなんだの、胸やらなんやクリックしながら次々品評していくんだよね

こんなんセックスレスじゃなくても嫌だわ。

 

猫耳しゅんとさせるイメージで斜め下向いて、寂しい時の猫の鳴き声みたいな「ぬー」とも「んー」ともつかない声で鳴いて、そういうことを言ってる彼くんを見ると悲しくなるって事を演出していこうぜ(誰が言っても不快なんだけどさ)

 

それか、元気っ娘が目をバッテンにしたギャグ顔のイメージで「なんかヤダーッ!別の話しよ!」って萌え声で言おうぜ(なんかの中身は「なんかわかんないけどやなの!」でいい。言ったところで今はどうせわからん

ギャグ顔のイメージなので怖い声にならないように「わがまま」で。

 

どっちも全力で可愛こぶるのがコツ。

彼氏なら可愛いって思ってくれるはず。

いかわとかでじこイメージでがんばれ。

 

そのうちちゃんと人の言葉で伝えられるようになるから

 

セックスレスの解消法はわからん

別れて新しい彼氏作った方がいい。

2021-06-02

前世旅行してきた

二日前、オモコロ催眠術記事を読んだことをきっかけにYouTube催眠術動画を見た。ヒプノディスク(なんかようわからんぐるぐるするやつ)を見ているうちに手が開かなくなったりとか、そのまま目を閉じるとまぶたが開かなくなったりとか。そういう5分に満たない動画。数年前にこれを試したときはてきめんに効いて驚いたのだけれど、今回は二度目だからか、当時よりも大人になったからか、はたまたヒプノディスクってヒプノシスマイクみたいだな…と邪念が湧いていたからか、催眠に対して抵抗することができた。アッもしかして"ヒプノ"は催眠を表す単語ですか?

その流れでおすすめに上がった前世催眠前世瞑想…?の動画を見ることにした。こちらは30分程度の大作である人生の30分をこれに使うのかと思ったけれど、どうせ暇なので、惰性のままに再生ボタンを押した。導入。ゆったりとした女性の声が私にリラックスを求めてくる。部屋を薄暗くし、マットレスに横たわり、命じられた深呼吸を繰り返しているところでアロマを炊けばよかったかとほんの少しだけ後悔した。埃をかぶっているアロマランプはこういうときに使うものだろう。たぶん。

さて、動画女性は私が完全にリラックスできたていで話を進めていく。私の精神深呼吸くらいでリラックスできないし、身体深呼吸くらいで脱力できないのだけれど、まあ、しかたがない。というか呼吸って意識すればするほどに浅くなりませんか?ほんとうにアロマを炊けばよかったと思ったよ。とにかく彼女は私に目を閉じろと言った。私は閉じた。あなたは海にいますと言われた。海。これまでの人生の1/3を海沿いの町で過ごしてきた私は海のイメージに自信があった。今となっては思い出の中にある海。真っ暗な空とそれよりも深い色をした海面、テトラポットに打ちつけられる波の音と飛沫、寒さでざらざらとするような潮風とその匂い。遠くで空港につながる道が光っている。

満天の星が輝いていますあなたを包む風はあたたかく……」と女性が言った。後出ししないでほしかった。思い出をまるめて捨てた私はおそらく海外だろう美しい砂浜を作り上げることに努めた。

この時点で結構いっぱいいっぱいというか、彼女が想定している私の脳内と実際にかなりの乖離があったのだけれど、彼女はペースを緩めてくれない。その海の中からなにかがあなたを案内するために迎えにくると言われ、それは人かもしれないし動物かもしれないし物体かもしれない、とにかくあなた安心できるものだと。ところで、私はそれまでの時間乙女ゲームにかけていた。攻略対象picをずっと見つめていた私が急拵えで作った「私を迎えにきた安心できるもの」は当然のように攻略対象だったわけだ。

いや、ちがうだろ、と思った。

前世乙女ゲーム攻略対象に案内してもらうのは違うだろ。

私はそのイメージを打ち消すと、白いワンピースに身を包んだ幼女一心不乱に想像した。案内役が幼女安心できるのかと言われたらNOだと今になれば思うのだけれど、そのときは焦っていた。幼女は……というか動画女性は私を海底に導いた上で目の前に門があるとぬかす。門。門か。門ってなんだろう。コナンアニメで出てくるあれかな?両開きの扉がついているやつ。もうそれでいいよ。妥協が肝心だ。この門をくぐると私は前世体験できるらしい。いよいよである

これはもうほんとうにイメージの話であるのだけれど、事件の始まりを予感させる扉の先で脳内に浮かんだものショッキングピンクだった。女性が足下を見てくださいと命ずる。なにを履いていますか?それとも裸足でしょうか……ゴールドハイヒール……ハイヒールということはドレス……いやでも前世パーティードレスを着るか?ドレス……なんかもっとこう異世界転生して悪役令嬢になった主人公が着るような……マリアントワネットみたいな…………連想ゲームのような感じで私の前世は決まった。中世ヨーロッパ貴族の令嬢。連想ゲームというか乙女ゲーム世界から抜け出せていない感じは否めない。あと、ショッキングピンクはまじで関係がなかった。なんだったんだよ。

女は「前世あなたいちばん幸せだった場面に飛びます」と言った。私は飛んだ。素直だから。その場面の私は幼女の姿をして椅子に座っていた。優しそうな侍女が私の長い髪をくしで梳かして、ととのえている。指先や表情から彼女が私をかわいがってくれていることは明らかだった。嬉しいなあ。幸せだなあと思ったけれど、これをいちばん幸せな瞬間とするならば前世の私はよほど不幸だったのか。はたまた、ありふれた日常の一幕こそがほんとうの幸福なんだよ、そういう教訓だろうか。とにかく私は侍女のことが大好きで彼女ハグをしていると「今度はあなたいちばん愛情を感じた場面に飛びます」と指示が入る。飛んだ。そこは、舞踏会か、なにかしらのパーティーの壇上だった。17歳の私はそのきらびやかな席で主催である父親に娘だと紹介されている。そっかあ、そうかあ。だれに紹介しても恥ずかしくない娘か……

ぶっちゃけ、これが前世のはずはないのだ。わかっている。ただイメージを作ることを強制された脳内の中で自分欲望は思いがけず、はっきりと浮かぶもので、要するに私はすでに父親がいない。彼は再婚した先で新しく家庭を築いている。そうして私は、私が、両親にとってよくない娘であったことがずっとコンプレックスだった。そのことで苦しむ夜は数年単位で訪れていないのだけれど。

なんだかしゅんとしてしまった。あと、この場にさっきの侍女がいないことがさみしかった。なんとなく彼女はすでに私から離れているような気がしていた。さっきから母親の影がないこともなにかしらの表れかと悲しい思いがする。

しか感情に浸る間もなく「現世であなたレベルアップさせるための場面に飛びます」と女がめちゃくちゃを言った。それはもう私の脳内にないだろって。そのイメージ材料無意識下にでもないだろって思ったのだけれど、だからなのか、使い回しのように私は海辺にいた。差分変化として夕暮れだった。隣に妙齢女性

彼女は厳しい目で海をながめていた。馬鹿にしているようでもあった。ただ、私は怖い顔をしているけれどこの人はほんとうは海で遊びたいんじゃないかな?と考えていた。誘ってみようかな。ああでも彼女も美しいドレスを着ているから海に入れないか。でも……「あなた前世から戻ってきます。少し先の未来レベルアップしたあなたはなにをしていますか」私は職場にいて、四月に入職したり異動してきたりしたまだ親しくない同僚にいっしょに仕事しましょうと持ちかけていた。それを終えて、大変だったけれどやってよかったですねえと笑った。

これで前世旅行おしまい不思議な三十分間だったので記録しておきたいと思って、これを書いた。なんの意味もない。この話をしたら友達からは「新興宗教か?」と訝しまれたのだけれど、それはほんとうに私もそう思うよ。

2021-05-20

おすすめ漫画教えて

40代おっさん最近まり新しく好みの漫画出会わなくなってきたので、もし好みが合う人がいたら教えて欲しい。

なかなかバラバラ趣味趣向ではあるんだけど「この世界もっと読みたい」と思った作品はこんな感じ。

料理もの食事もの海外エッセイものは好きなんだけど最近流行りすぎてて食傷ぎみではある。科学数学ネタ漫画まり知らないのでもっと読んでみたいなぁ。

追記(5/21昼)

リプ、ブクマでいろいろ教えてくださりありがとうございます!気になってたけどまだ手を出せてなかったものなどもあり、時間お金が有限な都合上一気に全部は消化できないので少しずつ読んでいきたいと思います。(多分、時間はかけてもおすすめされたもの全部手を出します) まずは「5/22まで全話無料配信」とあったので 屍人荘の殺人 読みました。面白かったです。

漫画詳しくないのでアドバイスできないけど「最近まり新しく好みの漫画出会わなくなってきた」のなら合わなかった作品提示したほうがよさそう。disる必要はないので。

書こうかどうか悩んで書かなかったんですよね。どんな漫画でもそれなりに楽しめてはいますし、情報少なめな方が先入観少ないおすすめしていただけるかなと思ったので。

強いてあげれば チェンソーマンゴールデンカムイテラフォーマーズ天地創造デザイン部、ムシヌユン あたりが途中で読むのをやめてしまった作品ですね。

おすすめいただいている中でこの辺はすでに楽しく読ませていただいております

チ。、へんなものみっけ!、東京トイボックス不思議の国のバードカムライドグレイトフルデッド女の園の星、フェルマー料理、サトコとナダ、山と食欲と私3月のライオンナウシカきのう何食べた?テロール教授の怪しい授業、寿司 虚空編。

追記(5/26昼)

id:kotetsu306 もやしもん映像研、決マネあたりから奇人変人が集まる部活研究室モノが好みかな? アトム・ザ・ビギニング、ハルロック、とかどうだろう

ハルロック読みました。面白かったです。ありがとうございました!アトムも読みます

2021-05-17

anond:20210417195721

それな…

日本女性参政権とかも戦争で男が減ったからなし得たところが大きいと思うのよな…

女性社会を支えられることをしっかりと制度、慣習になるくらい認められる前に敗戦しゅんとしてた男たち、みそぎを終えたとして復帰してきた権力者たちが職場政治の場から女性を追い出していったからな。

ルワンダには今まで苦しんで今でも苦しみは残っているだろうから制度と実際の慣習に男性と同等に女性活躍を当たり前にし続け、家庭の中でも同等に休息し当たり前に金を握れる(稼いだ金は男が奪って浪費するからさなきゃいけないようなことは普通あり得ない、という)国に変わって欲しい。

2021-05-12

anond:20210510224030

別に教えてもいいけど、この中から有用チャンネルを掘り出すのは結構シンドいと思うよ

本当ならジャンル別に整理したいところだけど、面倒すぎる

更新止まってるチャンネルとかも応援意味登録してる

はてな的には、徳丸浩のウェブセキュリティ講座 を実は知らない人も多いか

あと どうぶつ奇想天外 と さまーず は自力検索してて発見したので、このあたりも知らない人多いと思う

2021-04-07

君はどれだけ名前を読めるか

今年の小学校入学式掲示されていた生徒の名前だ。

はいくつ正しく読めるか。

まず漢字のみで一覧、下部に読み仮名付きで記載する

===名前(漢字のみ)===

流生

蒼空

愉生

愛梨

新太

飛嵐

洸音

享平

正宝

愛衣

琉生

拳志郎

大翔

望緒

日南

悠翔

絵里香

龍空

佳乃

一斗

乙葉

壮悟

優心

俊介

挨祐

遥真

嘉伊

叶聖

恭一郎

瑠希

聖希

萌彩

海翔

清斗

綜将

美月

唯花

隼翔

次はよみがなつきで

===名前 よみがな===

流生 るい

蒼空 そら

愉生 ゆい

愛梨 あい

新太 あらた

飛嵐 あらん

洸音 ひろと

享平 きょうへい

正宝 まさたか

つばさ

愛衣菜 めいな

琉生 るお

拳志郎 けんしろ

大翔 ひろと

望緒 みお

日南 ひな

悠翔 ゆうと

絵里香 えりか

龍空 りく

佳乃 かの

一斗 いちと

乙葉 おとは

壮悟 そうご

優心 ゆうしん

俊介 しゅんすけ

挨祐 あいすけ

あんず

遥真 はるま

嘉伊 かい

叶聖 とあ

恭一郎 きょういちろう

瑠希 りゅうき

聖希 せな

萌彩 めい

海翔 かい

清斗 すみと

綜将 そうすけ

美月 みづき

唯花 ゆいか

隼翔 しゅうと

anond:20210406175019

そりゃ725点なんて、それなりの大学入った人や、しっかりした会社入った人は当たり前に取れる点数だって知ってるよ!

でも、自己ベストで725点取れた!やった!って自慢したら、思ってたほど褒めてくれなかったというか、ええやん!だけだったの悲しい……

そりゃお前よりは点数低いかもだけどさ……

しゅんです

誰か褒めて…

2021-03-30

おいIntel NUC11いつでるんだい?

発表されてから2か月くらいたつんだがまだ出てないゾ~。

こないだローエンドモデルが発売されたがしゅんさつされて本命のi5はまったく音沙汰がない。

Iris Xe搭載でHDMI*4という超絶仕様なので期待しちえるのだが、はよしてくれ。

2021-03-22

ドル

ハックニー馬[※1]のしっぽのような、巫戯《ふざ》けた楊《やなぎ》の並木《なみき》と陶製《とうせい》の白い空との下を、みじめな旅《たび》のガドルフは、力いっぱい、朝からつづけて歩いておりました。

 それにただ十六哩《マイル》だという次《つぎ》の町が、まだ一向《いっこう》見えても来なければ、けはいしませんでした。

(楊がまっ青に光ったり、ブリキの葉《は》に変《かわ》ったり、どこまで人をばかにするのだ。殊《こと》にその青いときは、まるで砒素《ひそ》をつかった下等《かとう》の顔料《えのぐ》[※2]のおもちゃじゃないか。)

 ガドルフはこんなことを考えながら、ぶりぶり憤《おこ》って歩きました。

 それに俄《にわ》かに雲が重《おも》くなったのです。

(卑《いや》しいニッケルの粉《こな》だ。淫《みだ》らな光だ。)

 その雲のどこからか、雷《かみなり》の一切れらしいものが、がたっと引きちぎったような音をたてました。

街道かいどう》のはずれが変《へん》に白くなる。あそこを人がやって来る。いややって来ない。あすこを犬がよこぎった。いやよこぎらない。畜生ちくしょう》。)

 ガドルフは、力いっぱい足を延《の》ばしながら思いました。

 そして間もなく、雨と黄昏《たそがれ》とがいっしょに襲《おそ》いかかったのです。

 実《じつ》にはげしい雷雨《らいう》になりました。いなびかりは、まるでこんな憐《あわ》れな旅のものなどを漂白《ひょうはく》してしまいそう、並木の青い葉がむしゃくしゃにむしられて、雨のつぶと一緒《いっしょ》に堅《かた》いみちを叩《たた》き、枝《えだ》までがガリガリ引き裂《さ》かれて降《ふ》りかかりました。

(もうすっかり法則《ほうそく》がこわれた。何もかもめちゃくちゃだ。これで、も一度《いちど》きちんと空がみがかれて、星座《せいざ》がめぐることなどはまあ夢《ゆめ》だ。夢でなけぁ霧《きり》だ。みずけむりさ。)

 ガドルフはあらんかぎりすねを延《の》ばしてあるきながら、並木のずうっと向《むこ》うの方のぼんやり白い水明りを見ました。

(あすこはさっき曖昧あいまい》な犬の居《い》たとこだ。あすこが少ぅしおれのたよりになるだけだ。)

 けれども間もなく全《まった》くの夜になりました。空のあっちでもこっちでも、雷《かなみり》が素敵《すてき》に大きな咆哮《ほうこう》をやり、電光のせわしいことはまるで夜の大空の意識《いしき》の明滅《めいめつ》のようでした。

 道はまるっきりコンクリート製《せい》の小川のようになってしまって、もう二十分と続《つづ》けて歩けそうにもありませんでした。

 その稲光《いなびか》りのそらぞらしい明りの中で、ガドルフは巨《おお》きなまっ黒な家が、道の左側《ひだりがわ》に建《た》っているのを見ました。

(この屋根《やね》は稜《かど》が五角で大きな黒電気石[※3]の頭のようだ。その黒いことは寒天《かんてん》だ。その寒天の中へ俺《おれ》ははいる。)

 ガドルフは大股《おおまた》に跳《は》ねて、その玄関《げんかん》にかけ込みました。

「今晩《こんばん》は。どなたかお出《い》でですか。今晩は。」

 家の中はまっ暗《くら》で、しんとして返事《へんじ》をするものもなく、そこらには厚《あつ》い敷物《しきもの》や着物《きもの》などが、くしゃくしゃ散《ち》らばっているようでした。

(みんなどこかへ遁《に》げたかな。噴火《ふんか》があるのか。噴火じゃない。ペストか。ペストじゃない。またおれはひとりで問答《もんどう》をやっている。あの曖昧な犬だ。とにかく廊下《ろうか》のはじででも、ぬれ着物をぬぎたいもんだ。)

 ガドルフは斯《こ》う頭の中でつぶやきまた唇《くちびる》で考えるようにしました。そのガドルフの頭と来たら、旧教会《きゅうきょうかい》の朝の鐘《かね》のようにガンガン鳴《な》っておりました。

 長靴《ながぐつ》を抱《だ》くようにして急《いそ》いで脱《と》って、少しびっこを引きながら、そのまっ暗なちらばった家にはね上って行きました。すぐ突《つ》きあたりの大きな室は、たしか階段かいだん》室らしく、射《さ》し込《こ》む稲光りが見せたのでした。

 その室の闇《やみ》の中で、ガドルフは眼《め》をつぶりながら、まず重い外套《がいとう》を脱《ぬ》ぎました。そのぬれ外套の袖《そで》を引っぱるとき、ガドルフは白い貝殻《かいがら》でこしらえあげた、昼の楊の木をありありと見ました。ガドルフは眼をあきました。

(うるさい。ブリキになったり貝殻になったり。しかしまたこんな桔梗《ききょう》いろの背景《はいけい》に、楊の舎利《しゃり》[※4]がりんと立つのは悪《わる》くない。)

 それは眼をあいてもしばらく消《き》えてしまいませんでした。

 ガドルフはそれからぬれた頭や、顔をさっぱりと拭《ぬぐ》って、はじめてほっと息《いき》をつきました。

 電光がすばやく射し込んで、床《ゆか》におろされて蟹《かに》のかたちになっている自分背嚢はいのう》をくっきり照《て》らしまっ黒な影《かげ》さえ落《おと》して行きました。

 ガドルフはしゃがんでくらやみの背嚢をつかみ、手探《てさぐ》りで開《ひら》いて、小さな器械《きかい》の類《たぐい》にさわってみました。

 それから少ししずかな心持《こころも》ちになって、足音をたてないように、そっと次の室にはいってみました。交《かわ》る交《がわ》るさまざまの色の電光が射し込んで、床に置《お》かれた石膏《せっこう》像《ぞう》や黒い寝台《しんだい》や引っくり返《かえ》った卓子《テーブル》やらを照らしました。

(ここは何かの寄宿舎《きしゅくしゃ》か。そうでなければ避病院《ひびょういん》か。とにかく二階にどうもまだ誰《だれ》か残《のこ》っているようだ。一ぺん見て来ないと安心あんしん》ができない。)

 ガドルフはしきいをまたいで、もとの階段室に帰り、それから一ぺん自分背嚢につまずいてから、二階に行こうと段《だん》に一つ足をかけた時、紫《むらさき》いろの電光が、ぐるぐるするほど明るくさし込んで来ましたので、ガドルフはぎくっと立ちどまり階段に落ちたまっ黒な自分の影とそれから窓《まど》の方を一緒《いっしょ》に見ました。

 その稲光りの硝子《ガラス》窓から、たしかに何か白いものが五つか六つ、だまってこっちをのぞいていました。

(丈《たけ》がよほど低《ひく》かったようだ。どこかの子供《こども》が俺のように、俄かの雷雨で遁げ込んだのかも知れない。それともやっぱりこの家の人たちが帰って来たのだろうか。どうだかさっぱりわからないのが本統《ほんとう》だ。とにかく窓を開いて挨拶あいさつ》しよう。)

 ガドルフはそっちへ進《すす》んで行ってガタピシの壊《こわ》れかかった窓を開きました。たちまち冷たい雨と風とが、ぱっとガドルフの顔をうちました。その風に半分声をとられながら、ガドルフは叮寧《ていねい》に云《い》いました。

「どなたですか。今晩《こんばん》は。どなたですか。今晩は。」

 向《むこ》うのぼんやり白いものは、かすかにうごいて返事もしませんでした。却《かえ》って注文《ちゅうもん》通《どお》りの電光が、そこら一面《いちめん》ひる間のようにしてくれたのです。

「ははは、百合ゆり》の花だ。なるほど。ご返事のないのも尤《もっと》もだ。」

 ガドルフの笑《わら》い声は、風といっしょに陰気《いんき》に階段をころげて昇《のぼ》って行きました。

 けれども窓の外では、いっぱいに咲いた白百合《しらゆり》が、十本ばかり息もつけない嵐《あらし》の中に、その稲妻《いなずま》の八分一秒《びょう》を、まるでかがやいてじっと立っていたのです。

 それからたちまち闇が戻《もど》されて眩《まぶ》しい花の姿《すがた》は消えましたので、ガドルフはせっかく一枚《まい》ぬれずに残ったフラン[※5]のシャツも、つめたい雨にあらわせながら、窓からそとにからだを出して、ほのかに揺《ゆ》らぐ花の影を、じっとみつめて次の電光を待《ま》っていました。

 間もなく次の電光は、明るくサッサッと閃《ひら》めいて、庭《にわ》は幻燈《げんとう》のように青く浮《うか》び、雨の粒《つぶ》は美《うつく》しい楕円形《だえんけい》の粒になって宙《ちゅう》に停《とど》まり、そしてガドルフのいとしい花は、まっ白にかっと瞋《いか》って立ちました。

(おれの恋《こい》は、いまあの百合の花なのだ。いまあの百合の花なのだ。砕《くだ》けるなよ。)

 それもほんの一瞬《いっしゅん》のこと、すぐに闇は青びかりを押《お》し戻《もど》し、花の像はぼんやりと白く大きくなり、みだれてゆらいで、時々は地面《じめん》までも屈《かが》んでいました。

 そしてガドルフは自分の熱《ほて》って痛《いた》む頭の奥《おく》の、青黝《あおぐろ》い斜面《しゃめん》の上に、すこしも動《うご》かずかがやいて立つ、もう一むれの貝細工《かいざいく》の百合を、もっとはっきり見ておりました。たしかにガドルフはこの二むれの百合を、一緒に息をこらして見つめていました。

 それもまた、ただしばらくのひまでした。

 たちまち次の電光は、マグネシアの焔《ほのお》よりももっと明るく、菫外線《きんがいせん》[※6]の誘惑《ゆうわく》を、力いっぱい含《ふく》みながら、まっすぐに地面に落ちて来ました。

 美しい百合の憤《いきどお》りは頂点《ちょうてん》に達《たっ》し、灼熱《しゃくねつ》の花弁《かべん》は雪よりも厳《いかめしく、ガドルフはその凛《りん》と張《は》る音さえ聴《き》いたと思いました。

 暗《やみ》が来たと思う間もなく、また稲妻が向うのぎざぎざの雲から北斎《ほくさい》の山下白雨のように赤く這《は》って来て、触《ふ》れない光の手をもって、百合を擦《かす》めて過ぎました。

 雨はますます烈《はげ》しくなり、かみなりはまるで空の爆破《ばくは》を企《くわだ》て出したよう、空がよくこんな暴《あば》れものを、じっと構《かま》わないでおくものだと、不思議《ふしぎ》なようにさえガドルフは思いました。

 その次の電光は、実に微《かす》かにあるかないかに閃《ひら》めきました。けれどもガドルフは、その風の微光《びこう》の中で、一本の百合が、多分とうとう華奢《きゃしゃ》なその幹《みき》を折《お》られて、花が鋭《するど》く地面に曲《まが》ってとどいてしまたことを察《さっ》しました。

 そして全くその通り稲光りがまた新《あた》らしく落ちて来たときその気の毒《どく》ないちばん丈の高い花が、あまりの白い興奮《こうふん》に、とうとう自分を傷《きず》つけて、きらきら顫《ふる》うしのぶぐさの上に、だまって横《よこた》わるのを見たのです。

 ガドルフはまなこを庭から室の闇にそむけ、丁寧《ていねい》にがたがたの窓をしめて、背嚢のところに戻って来ました。

 そして背嚢からさな敷布《しきふ》をとり出してからだにまとい、寒《さむ》さにぶるぶるしながら階段にこしかげ、手を膝《ひざ》に組み眼をつむりました。

 それからまらずまたたちあがって、手さぐりで床《ゆか》をさがし、一枚の敷物《しきもの》を見つけて敷布の上にそれを着《き》ました。

 そして睡《ねむ》ろうと思ったのです。けれども電光があんまりせわしくガドルフのまぶたをかすめて過ぎ、飢《う》えとつかれとが一しょにがたがた湧《わ》きあがり、さっきからの熱った頭はまるで舞踏《ぶとう》のようでした。

(おれはいま何をとりたてて考える力もない。ただあの百合は折《お》れたのだ。おれの恋は砕けたのだ。)ガドルフは思いました。

 それから遠い幾山河《いくやまかわ》の人たちを、燈籠《とうろう》のように思い浮《うか》べたり、また雷の声をいつかそのなつかしい人たちの語《ことば》に聞いたり、また昼の楊がだんだん延びて白い空までとどいたり、いろいろなことをしているうちに、いつかとろとろ睡ろうとしました。そしてまた睡っていたのでしょう。

 ガドルフは、俄かにどんどんどんという音をききました。ばたんばたんという足踏《あしぶ》みの音、怒号《どごう》や潮罵《ちょうば》が烈《はげ》しく起《おこ》りました。

 そんな語はとても判《わか》りもしませんでした。ただその音は、たちまち格闘《かくとう》らしくなり、やがてずんずんドルフの頭の上にやって来て、二人の大きな男が、組み合ったりほぐれたり、けり合ったり撲《なぐ》り合ったり、烈しく烈しく叫《さけ》んで現《あら》われました。

 それは丁度《ちょうど》奇麗《きれい》に光る青い坂《さか》の上のように見えました。一人は闇の中に、ありありうかぶ豹《ひょう》の毛皮《けがわ》のだぶだぶの着物をつけ、一人は烏《からす》の王のように、まっ黒くなめらかによそおっていました。そしてガドルフはその青く光る坂の下に、小さくなってそれを見上げてる自分のかたちも見たのです。

 見る間に黒い方は咽喉《のど》をしめつけられて倒《たお》されました。けれどもすぐに跳ね返して立ちあがり、今度《こんど》はしたたかに豹の男のあごをけあげました。

 二人はも一度組みついて、やがてぐるぐる廻《まわ》って上になったり下になったり、どっちがどっちかわからず暴れてわめいて戦《たたか》ううちに、とうとうすてきに大きな音を立てて、引っ組んだまま坂をころげて落ちて来ました。

 ガドルフは急いでとび退《の》きました。それでもひどくつきあたられて倒れました。

 そしてガドルフは眼を開いたのです。がたがた寒さにふるえながら立ちあがりました。

 雷はちょうどいま落ちたらしく、ずうっと遠くで少しの音が思い出したように鳴《な》っているだけ、雨もやみ電光ばかりが空を亘《わた》って、雲の濃淡《のうたん》、空の地形図をはっきりと示し、また只《ただ》一本を除《のぞ》いて、嵐に勝《か》ちほこった百合の群《むれ》を、まっ白に照《て》らしました。

 ガドルフは手を強く延ばしたり、またちぢめたりしながら、いそがしく足ぶみをしました。

 窓の外の一本の木から、一つの雫《しずく》が見えていました。それは不思議にかすかな薔薇《ばら》いろをうつしていたのです。

(これは暁方《あけがた》の薔薇色《ばらいろ》ではない。南の蝎《さそり》の赤い光がうつったのだ。その証拠《しょうこ》にはまだ夜中にもならないのだ。雨さえ晴れたら出て行こう。街道の星あかりの中だ。次の町だってじきだろう。けれどもぬれ着物をまた引っかけて歩き出すのはずいぶんいやだ。いやだけれども仕方《しかた》ない。おれの百合は勝ったのだ。)

 ガドルフはしばらくの間、しんとして斯う考えました。

2021-03-19

夢で会いましょう

 隴西ろうさいの李徴りちょうは博学才穎さいえい、天宝の末年、若くして名を虎榜こぼうに連ね、ついで江南尉こうなんいに補せられたが、性、狷介けんかい、自みずから恃たのむところ頗すこぶる厚く、賤吏せんりに甘んずるを潔いさぎよしとしなかった。いくばくもなく官を退いた後は、故山こざん、※(「埒のつくり+虎」、第3水準1-91-48)略かくりゃくに帰臥きがし、人と交まじわりを絶って、ひたすら詩作に耽ふけった。下吏となって長く膝ひざを俗悪な大官の前に屈するよりは、詩家としての名を死後百年に遺のこそうとしたのであるしかし、文名は容易に揚らず、生活は日を逐おうて苦しくなる。李徴は漸ようやく焦躁しょうそうに駆られて来た。この頃ころからその容貌ようぼうも峭刻しょうこくとなり、肉落ち骨秀ひいで、眼光のみ徒いたずらに炯々けいけいとして、曾かつて進士に登第とうだいした頃の豊頬ほうきょうの美少年の俤おもかげは、何処どこに求めようもない。数年の後、貧窮に堪たえず、妻子の衣食のために遂ついに節を屈して、再び東へ赴き、一地方官吏の職を奉ずることになった。一方、これは、己おのれの詩業に半ば絶望したためでもある。曾ての同輩は既に遥はるか高位に進み、彼が昔、鈍物として歯牙しがにもかけなかったその連中の下命を拝さねばならぬことが、往年の儁才しゅんさい李徴の自尊心を如何いかに傷きずつけたかは、想像に難かたくない。彼は怏々おうおうとして楽しまず、狂悖きょうはいの性は愈々いよいよ抑え難がたくなった。一年の後、公用で旅に出、汝水じょすいのほとりに宿った時、遂に発狂した。或ある夜半、急に顔色を変えて寝床から起上ると、何か訳の分らぬことを叫びつつそのまま下にとび下りて、闇やみの中へ駈出かけだした。彼は二度と戻もどって来なかった。附近山野を捜索しても、何の手掛りもない。その後李徴がどうなったかを知る者は、誰だれもなかった。

 翌年、監察御史かんさつぎょし、陳郡ちんぐんの袁※(「にんべん+參」、第4水準2-1-79)えんさんという者、勅命を奉じて嶺南れいなんに使つかいし、途みちに商於しょうおの地に宿った。次の朝未まだ暗い中うちに出発しようとしたところ、駅吏が言うことに、これから先の道に人喰虎ひとくいどらが出る故ゆえ、旅人は白昼でなければ、通れない。今はまだ朝が早いから、今少し待たれたが宜よろしいでしょうと。袁※(「にんべん+參」、第4水準2-1-79)は、しかし、供廻ともまわりの多勢なのを恃み、駅吏の言葉を斥しりぞけて、出発した。残月の光をたよりに林中の草地を通って行った時、果して一匹の猛虎もうこが叢くさむらの中から躍り出た。虎は、あわや袁※(「にんべん+參」、第4水準2-1-79)に躍りかかるかと見えたが、忽たちまち身を飜ひるがえして、元の叢に隠れた。叢の中から人間の声で「あぶないところだった」と繰返し呟つぶやくのが聞えた。その声に袁※(「にんべん+參」、第4水準2-1-79)は聞き憶おぼえがあった。驚懼きょうくの中にも、彼は咄嗟とっさに思いあたって、叫んだ。「その声は、我が友、李徴子ではないか?」袁※(「にんべん+參」、第4水準2-1-79)は李徴と同年に進士の第に登り、友人の少かった李徴にとっては、最も親しい友であった。温和な袁※(「にんべん+參」、第4水準2-1-79)の性格が、峻峭しゅんしょうな李徴の性情と衝突しなかったためであろう。

 叢の中からは、暫しばらく返辞が無かった。しのび泣きかと思われる微かすかな声が時々洩もれるばかりである。ややあって、低い声が答えた。「如何にも自分は隴西の李徴である」と。

 袁※(「にんべん+參」、第4水準2-1-79)は恐怖を忘れ、馬から下りて叢に近づき、懐なつかしげに久闊きゅうかつを叙した。そして、何故なぜ叢から出て来ないのかと問うた。李徴の声が答えて言う。自分は今や異類の身となっている。どうして、おめおめと故人ともの前にあさましい姿をさらせようか。かつ又、自分が姿を現せば、必ず君に畏怖嫌厭いふけんえんの情を起させるに決っているからだ。しかし、今、図らずも故人に遇あうことを得て、愧赧きたんの念をも忘れる程に懐かしい。どうか、ほんの暫くでいいから、我が醜悪な今の外形を厭いとわず、曾て君の友李徴であったこ自分と話を交してくれないだろうか。

 後で考えれば不思議だったが、その時、袁※(「にんべん+參」、第4水準2-1-79)は、この超自然怪異を、実に素直に受容うけいれて、少しも怪もうとしなかった。彼は部下に命じて行列の進行を停とめ、自分は叢の傍かたわらに立って、見えざる声と対談した。都の噂うわさ、旧友の消息、袁※(「にんべん+參」、第4水準2-1-79)が現在地位、それに対する李徴の祝辞青年時代に親しかった者同志の、あの隔てのない語調で、それ等らが語られた後、袁※(「にんべん+參」、第4水準2-1-79)は、李徴がどうして今の身となるに至ったかを訊たずねた。草中の声は次のように語った。

 今から一年程前、自分が旅に出て汝水のほとりに泊った夜のこと、一睡してから、ふと眼めを覚ますと、戸外で誰かが我が名を呼んでいる。声に応じて外へ出て見ると、声は闇の中から頻しきりに自分を招く。覚えず、自分は声を追うて走り出した。無我夢中で駈けて行く中に、何時いつしか途は山林に入り、しかも、知らぬ間に自分は左右の手で地を攫つかんで走っていた。何か身体からだ中に力が充みち満ちたような感じで、軽々と岩石を跳び越えて行った。気が付くと、手先や肱ひじのあたりに毛を生じているらしい。少し明るくなってから谷川に臨んで姿を映して見ると、既に虎となっていた。自分は初め眼を信じなかった。次に、これは夢に違いないと考えた。夢の中で、これは夢だぞと知っているような夢を、自分はそれまでに見たことがあったから。どうしても夢でないと悟らねばならなかった時、自分は茫然ぼうぜんとした。そうして懼おそれた。全く、どんな事でも起り得るのだと思うて、深く懼れた。しかし、何故こんな事になったのだろう。分らぬ。全く何事も我々には判わからぬ。理由も分らずに押付けられたもの大人しく受取って、理由も分らずに生きて行くのが、我々生きもののさだめだ。自分は直すぐに死を想おもうた。しかし、その時、眼の前を一匹の兎うさぎが駈け過ぎるのを見た途端に、自分中の人間は忽ち姿を消した。再び自分中の人間が目を覚ました時、自分の口は兎の血に塗まみれ、あたりには兎の毛が散らばっていた。これが虎としての最初経験であった。それ以来今までにどんな所行をし続けて来たか、それは到底語るに忍びない。ただ、一日の中に必ず数時間は、人間の心が還かえって来る。そういう時には、曾ての日と同じく、人語も操あやつれれば、複雑な思考にも堪え得るし、経書けいしょの章句を誦そらんずることも出来る。その人間の心で、虎としての己おのれの残虐ざんぎゃくな行おこないのあとを見、己の運命をふりかえる時が、最も情なく、恐しく、憤いきどおろしい。しかし、その、人間かえる時間も、日を経るに従って次第に短くなって行く。今までは、どうして虎などになったかと怪しんでいたのに、この間ひょいと気が付いて見たら、己おれはどうして以前、人間だったのかと考えていた。これは恐しいことだ。今少し経たてば、己おれの中の人間の心は、獣としての習慣の中にすっかり埋うもれて消えて了しまうだろう。ちょうど、古い宮殿の礎いしずえが次第に土砂に埋没するように。そうすれば、しまいに己は自分過去を忘れ果て、一匹の虎として狂い廻り、今日のように途で君と出会っても故人ともと認めることなく、君を裂き喰くろうて何の悔も感じないだろう。一体、獣でも人間でも、もとは何か他ほかのものだったんだろう。初めはそれを憶えているが、次第に忘れて了い、初めから今の形のものだったと思い込んでいるのではないか? いや、そんな事はどうでもいい。己の中の人間の心がすっかり消えて了えば、恐らく、その方が、己はしあわせになれるだろう。だのに、己の中の人間は、その事を、この上なく恐しく感じているのだ。ああ、全く、どんなに、恐しく、哀かなしく、切なく思っているだろう! 己が人間だった記憶のなくなることを。この気持は誰にも分らない。誰にも分らない。己と同じ身の上に成った者でなければ。ところで、そうだ。己がすっかり人間でなくなって了う前に、一つ頼んで置きたいことがある。

 袁※(「にんべん+參」、第4水準2-1-79)はじめ一行は、息をのんで、叢中そうちゅうの声の語る不思議に聞入っていた。声は続けて言う。

2021-03-18

犬の名前

犬を飼うことになった。

数ヶ月かけて迎え入れる子犬を選び、一緒に暮らすためのあれやこれやを準備して、とうとう明日、迎え入れる運びとなった。

準備を進める中で避けて通れないのが家族の一員となると犬の名前だ。さまざまな案が候補に出された。

その中で妻がいたく気に入って激推してきた名前があった。それを仮に「こはる」とする。

これも仮にだが、彼女配偶者たる自分名前は「春」の一文字で「しゅん」と読む。だから小学生の頃から愛称は「はる」で、妻とも子供が産まれるまでは愛称で呼び合っていた。

そんな背景を妻が説明すると

「えー、じゃあ子犬は小さいパパってこと?なんか嫌だ!」と難色をしめす娘たち。

犬の名前は身近な人の名前を避けるというセオリーがあるが、発音は違うし周囲に自分愛称認知している人間は妻の他は居ないので実際特に問題は無い。

ただ、少し引っかかりはする。なので自分も控えめに、それは同意しかねると意思表示した。

しかし以後、家族子犬話題になると妻が執拗に「こはる」と呼び続けるため、半ば「こはる」が既成事実と化し、娘たちも「それで良い気がしてきた」と発言するにいたって、正式子犬名前は「こはる」に決定してしまった。

夫婦仲は決して悪くない。むしろ良好だと思っている。では子犬の名付けについて妻の心情をどう考えればよいのか。ただのお巫山戯なのか、単に愛されているだけなのか、実は夫を犬扱いしたい心の表れなのか。今ひとつ気持ちが消化できないまま、明日、妻と子犬を迎えに行く。

2021-03-15

重曹すげえええええええええええ PART2

カスをすくったやつの脂をとるためにフライパンに入れて重曹で軽く似たのだが、

軽くタワシでこすったらフライパンの方の茶渋みたいな炒め汚れみたいな黒い汚れもごっそり消えた

重曹しゅんごほおおおおおおおおおおおい

これあれば洗剤とかいらんやん

まだ食器用洗剤で消耗してるの?(イケ○ハヤト)

スレ

https://anond.hatelabo.jp/20210209200431

2021-02-10

アメリカンドッグ

久しぶりにセブンアメリカンドッグを食べたら時間がたちすぎたやつでしゅんとした。

どうしたら美味しいやつを見分けられるんだろ。

揚げたて注文はハードルたけーなー。

2021-02-09

重曹すげえええええええええええ

フライパンとかグリルとかなんでもいいんだけど、

油っぽい料理したあと、そのままタワシと洗剤であらうんじゃなくて、

いったん重層をひとつかみ入れて80度くらいまであっためて5分くらい加熱

すると油ほぼ消えてる

しゅんごほおおおおおおおおおいっ

2021-01-23

茶とコーヒーと俺ん家の話

俺は30過ぎてこどおじで、別に給与が特段低いとか家族介護必要とかそういう事情でもなく、俺個人引っ越しするための意欲が湧かないのと、そもそも家を出る意義がもう一つピンと来てないので、実家にいる。

俺と両親合わせて3人の家族仲は特別良くも悪くもない…というのは、家庭内の緊張とか不和とかの微妙感情をないまぜにして無難に平均化した言い方で、俺と両親はそれぞれあまり会話もないけど、「お前、いつ家出るんだよ? あと、結婚…はまあ置いといて、日々の言動とか読んでる本とかなんか変なんばっかりだし、まともに社会人やれてるんだろうか?」的な無言の変な気まずさを感じるし、母と父の方はわりかし明確にいまお互いの生活態度にストレスを感じているっぽい。

しかし、だからといって、各々の了見をめぐってケンカになったりとかもないのだ。だから、まあ特別仲は良くも悪くもない、ということになる。

夕飯は大抵三人で一緒に食べて、不思議なことに、俺が食い終わると母親が必ず、「茶かコーヒーを淹れるからお湯を沸かしてくれ」という(食べ終える順番的に、母は毎回まだ食事中)。

俺はまずてめえの食器を洗い、それから鉄瓶で湯を沸かす。三人分。何回か、「お湯が少ねえよ(多いよ)」のやり取りを経て、数年がかりでおおよその分量がようやくわかったのだ。鉄瓶から蒸気がしゅんしゅん言い始めたあたりで母親食事が終わる。

俺が「変な本」や「変なマンガ」を読んでいる間、父親ソファで横になってテレビを観ている間、母親が茶かコーヒーのどちらかを淹れ、俺の前に、それから仲たがいしている父の前に無言で置く。そして、各自飲み終えた者から自室に帰っていく。

父も茶やコーヒーを淹れる。三人分。タイミングは父本人が飲みたいときなので、何でいまなんだよ? みたいな不思議ときに来たりするが、ありがたくもらう。母親の前にも父はカップを置く。母親「ありがとう」を伴侶に言う、けっこう珍しい場面が見られる。

俺もときどき、自分の飲みたくなったタイミングで茶を淹れるが、俺は俺の分しか湯を沸かさない。俺の飲みたい分だけ茶を淹れる。

俺が一人分のお湯を沸かし、一人分の茶っ葉で淹れた茶を居間でずるずる飲んでると、父も母も、ものすごく奇異な目で俺を見る。「普通、みんなの分淹れるでしょ」と呆れ半分に言われることもある。

俺も、まあそうだよな、と思うんだけど、「でも茶を飲みたいのは俺だし」という理屈特に気にしない…ところが俺の幼い&気持ち悪いところで、最近ようやく自分でも「なんじゃこいつ」という感覚の方にチューニングがあってきたが、基本的には、「俺の願望なんだから、俺一人が充足されれば十分って当たり前じゃん」みたいな考え方をしているところが、俺という人間の心のベースとしてデカめにある。

最近になって、ようやく俺は家族全員分の茶やコーヒーを淹れるようになった。なんでかはわからないが、そろそろやってみっか、という感じだ。別に、「今から! 俺は! みんなにお茶を淹れます!」と宣言してやり始めたわけではないので、最初ものすごく恥ずかしかった。

正直、これは今でも恥ずかしく、それと同時に、ほい、ほい、と母と父それぞれの前にカップを置きながら、なんとなく、この二人が自分の伴侶の前に茶を差し入れとき、どんな心境でそうしていたのか、それがこの二人にとっていまどんな意味を持つ行為なのだか、漠然想像がついた気がした。このどちらかというと仲の悪い夫婦の間で。

ところではじめて俺が宣告もなく父親に茶を淹れてやったとき、父は、十年前に俺が初任給外食に連れて行ったとき以上に衝撃を受けた顔をしていた。親不孝…と感じつつ、そんな顔すんなよ、と若干ムカついた。いまもって家族仲はトータルで良くも悪くもない。

2021-01-14

不満を本人にぶつけずこんなところに書いてしまう罪悪感みたいなのがあるが、深夜だし許されたい。

半年前ぐらいに初めての彼女ができて、今も付き合ってるけど正直一緒にいるのがきつい。

相手も初めての彼氏だけど中学から女子校男子とろくに話したこともなかったらしい。外交的ではあるがどこか子供っぽさみたいなのを感じるし、話も自分の好きなことをめっちゃ話すみたいな。

外見も寄り難いというわけではないが、異性の対象になるには何か足りないという感じ。

最初はそれでも一緒にいると気が楽だし、付き合うのとか初めてだったから楽しかった。

けどやっぱり長く一緒にいるにつれてこういう点に目がいってしまうようになった。

からで偉そうだとは承知の上で服こういうのが似合いそうだねみたいに、アドバイス口調で言ってみたけど、とにかく否定されるのに慣れてないっぽくて怒るか落ち込んで喋らなくなる。

あと、あんまり現実を見ていないようで、シンデレラに憧れてたり、戦隊モノヒーローになりたがったりと聞いてるこっちが恥ずかしいことをよく言う。流石に大人なんだからやめなよ、と言いたいけどしゅんとなるか泣かれることが目に見えてるのでなかなか言えない。

どうやら女子大幼稚園とかの学科はおんなじような人が多いっぽい。友達改善してくれるパターンは期待できない。

別れ話を切り出したことはもちろんあるけど、友達が多いし大事にされてるため周りの人が正義の味方気取りで俺に攻撃的なLINEを送ってくるし、彼女もわんわん泣くわで別れるのも俺にはきつい。

俺も初めての彼女だし、こんな上からの不満を言うべきではないのはわかってる。

でも俺は服を馬鹿にされ必死で学び、髪型馬鹿にされ金をかけて変わったと言われ、性格を、なんなら彼女からも指摘され改善してきた。

彼女努力してないわけじゃないのはわかるが、こういう負の強い動機付けがないから変わりきれてないイメージがある。

泣かすぐらいの勢いで全部このことを言ってやろうかな。絶対わんわん泣くし、俺は間違いなく悪者だけど、それで変わってくれるなら構わない。

でも、不満があるのに別れたらいいのに傷つけることにひよってる俺が一番悪いのではないかとも思う。

付き合うっていう責任とか重さがよくわかってなかったなって今になって後悔してる。

2021-01-01

暖房の大切さ

自分は昔から冬の寒い季節になると、鼻がしゅんしゅんして鼻水がよく出る

いわゆる風邪気味の状態で熱や咳などはないのだが、それでもかなり過ごしづらく苦手だ

冬になったらほぼ確実にそのような状態になるので、そういう体質だと思っていた

そう、この前までは…

気づいたことがある

いつ頃からは覚えていないのだが、自分暖房を惜しまず使うようになっていた

以前までは暖房をあまり使わなかったり温度をそこまで上げていなかった

過ごせないほどではない、多少寒いと思ってもまぁ冬だからと思っていた

それが普通だと思っていたし、長らくそれで生きてきた

しかし、暖房を惜しまず使うようになってから、鼻がしゅんしゅんして鼻水が出ることがなくなったのである

体の調子も良く、鼻の調子も良い

もしかして自分は、今まで常に風邪気味の状態だったのでは…?

このようなことを考えてから、寒さというもの普段からより気をつけているようにしている

暖房でなくとも、着込む枚数を増やしたり、湯冷めを気をつけるようにしたりなど

このようにして考えると自分では影響が少ないと思っていたものでも案外、影響が大きいものは多いのではないかと思った

しんしゅんしゃんしょんしょー

anond:20201231234747

そうなんだ…。しゅんとしてまう。

可愛くできたかはさておき。

ゲームすることにして不穏な空気回避できそう!

2020-12-12

AOKIコロナ禍のせいで厳しい、赤字決算さらに厳しくなる覚悟の採算度外視赤字決算セール、抗ウイルスマスクツーブロックおっさん五人のイラスト、いつもの半額、下取り2万円引き

青山:古い慣習や分かりにくい価格設定を改め、生まれ変わり、皆様と共に歩んでいきたい、出来上がり商品は郵送もOKキャッシュレス対応ギフトラッピング無料環境保全マイバッグ推奨、資源再利用下取りエコロジー、(コロナのコの字もなし)

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