2024-10-26

弱者男性「ウフフ……レベルレインしてあげるわ」サキュバス「やめろーーーー!」

第一章:誘惑の始まり

深い森の中、サキュバスは一人、途方に暮れていた。その時、どこからともなく妖艶な弱者男性が現れる。

弱者男性「ウフフ……あなたを見つけたわ。さあ、レベルレインしてあげる」

サキュバス「や、やめろ! 俺を吸い取ったって、ろくなものは手に入らないぞ!」

必死抵抗するサキュバスしかし、弱者男性は彼の言葉を鼻で笑い、軽く手を振る。

弱者男性「そんなことないわ。どんなに弱い魂でも、私の力の糧にはなるものよ。さあ、いくわよ」

そう言うと、弱者男性は彼に魔法を放ち、レベルレインが始まった。

第二章:期待外れのドレイン

青白い光がサキュバスから弱者男性へと流れ込む。しかし、彼女はすぐに違和感を覚える。

弱者男性「……え? なにこれ、全然力が入ってこないじゃない」

再び魔法を強めてみるが、それでも吸い取れる力はほとんどゼロ

弱者男性「こんなの聞いたことないわ! どうしてこんなに弱いの?」

弱者男性は眉をひそめ、呆れたようにため息をつく。彼女の期待は完全に裏切られていた。

第三章:意図せぬ吸収

弱者男性がドレインをやめようとしたその時、突然、彼女の体に異常な重さが押し寄せてくる。魔法はすでに止めたはずなのに、彼女サキュバスから何かを吸い取り続けている。

弱者男性「え、な、何これ!? 力が、違う……これ、何かがおかしい!」

彼女は急いで自分の体に起こっている変化に気づく。吸収していたのは、力ではなくサキュバスが抱えていた「バッドステータス」だったのだ。

第四章:弱者男性の最弱化

弱者男性自分が思わぬものを吸い取ってしまたことに気づきパニックに陥る。

弱者男性ステータスオープン!」

画面には、「虚弱」「慢性的疲労」「自己不信」「無気力」「悪運」など、次々とサキュバスのバッドステータスが並んでいた。

弱者男性「いや、いやよ! こんなもの、いらない! どうして私がこんなに……!?

吸い取るはずの力がまったくなく、逆に彼の抱えていたあらゆる負の要素が自分に押し寄せたことで、弱者男性絶望する。

第五章:最強のサキュバス

一方、サキュバスはというと、突然身体が軽くなったことに気づいていた。

サキュバス「なんだこれ……? 俺、めちゃくちゃ調子がいいぞ?」

彼は驚きつつ、自分ステータス確認する。

サキュバスステータスオープン!」

すると、そこには驚異的な力が宿っている自分の姿が映し出されていた。バッドステータスはすべて消え、代わりに強力なステータスが現れていた。

サキュバス「なんだ、俺……強くなってる……?」

第六章:弱者男性絶望

弱者男性はもはや立っているのもやっとの状態で、力なくその場に崩れ落ちた。彼女の頭の中では、これからの無力な人生がぐるぐると回り始める。

弱者男性「こんな……こんなことって……ありえない……! 私がこんな弱者の負のステータスを吸い取ってしまうなんて……これから、私は……」

彼女はこれから絶望的な未来想像し、泣き叫び始める。

弱者男性「もう無理……どうやって生きていけばいいの!? 誰か助けて……!」

第七章:喜びのスキップ

しかし、そんな弱者男性絶望的な叫びも、最強となったサキュバスにはまったく届いていなかった。彼は新たな力に満ち溢れ、嬉しさのあまりスキップし始める。

サキュバス「やったー! 俺、最強になっちゃった! これからは俺の時代だ!」

彼は歓喜の声を上げながら、その場を軽快に去っていく。

サキュバスさようなら弱者男性! 俺はもう負け犬じゃない!」

弱者男性絶望叫び声は夜の闇に消え、サキュバススキップ足音けがその場に残った。

記事への反応(ブックマークコメント)

ログイン ユーザー登録
ようこそ ゲスト さん