はてなキーワード: 皆勤とは
死にたくなかった頃を思い出せないくらい長いこと死にたいと思っている。
まだ俺は20代で親もピンピンしているし、同世代の平均と比べてもかなり多めに教育費を使ってもらったし、病気やいじめがあるわけでもない今、急に自殺するのは親不孝にもほどがあると思うからとりあえず生きている。
あんまりにずっと死にたいと思っているものだから、自殺はずるい気がしてきているし。そういう理性的な判断でギリギリ死なないでいるのが俺の現状だ。
決定的な理由があるわけではない。ただ生活していると辛いことや苦しいことが多すぎるから早く開放されたい。死後の世界だって妄想にすぎないだろうとたかをくくっている。もしあったとして、それが現世よりも辛かったとしても、そんな不確定なことは今目の前にこびりついている辛さと天秤にかける次元にない。
昨晩、死にたい気持ちが束になって襲いかかってきた。これは月に2,3回の頻度で起こることで、ベッドの上で飛び跳ねるとか、部屋の中ででんぐり返しするとか、枕に顔をうずめて叫ぶとかしないではいられない衝動的なパニックだ。
俺はいつか自分の気が狂うと確信している。そもそも完璧主義者でプライドが恐ろしいほどに高いのに能力は低く怠惰で、しかも性格まで悪く、3秒前に見下した属性を自分が持ち合わせていることに気づいて発狂しかける。いつか必ず、ちょっと調子が悪いときに訪れた死にたさの衝動によって完全に気が狂うだろうと確信している。
気が狂うか、その前に死ぬかというところに立っている。
きっとこの文章もすでにある程度気が狂った空気を孕んでいて、人が読んだら読みにくさやキチガイの波動によって眉をひそめることもあると思う。俺はもともと文章には自信があった。賞をもらったこともあるし、周りから褒められることも多かった。だのに最近、気が狂うまでのスパンと程度が徐々に甚だしくなってきてから、まったく文章が書けなくなってしまった。どう書けば筋道立てて伝わるのかがもやがかっていてわからない。そんなふうに少しずつ死と狂気が近づいてきているのを感じるのだ。
昨晩の衝動はヤバくて、カッターで首を少しだけ切った。使いこんだ刃でもう鈍っていたし、本気で死ぬ覚悟があったわけでもないから、薄皮がぴぴぴと切れて血がちょっと滲んだだけだったが。そこに爪を立ててがりがりやった。死にたさに支配されながら、今もし死んだら部屋も整理されていない一人暮らしの人間が部屋で喉をかっきって死んでいて遺書も無いということになるから、警察も家族も何か面倒なことになりそうだと思いあたった。
こんなに衝動が年々強くなってきているのにも関わらず遺書すら無いのは由々しき問題だなと思って、とりあえず突発的に死んだときのために書いておくことにした。衝動が少し落ち着いてから書き始めたら、ろくな遺書が書けないことに気づいた。
なんの決定的な理由もないから、どう読んでみても俺の死んだ理由がわからない。「皆には些細なことが俺にはひどく辛いみたいで、ただ軟弱者なだけなんだけど、生きてみても改善も望めず、ずっとひたすらに苦しかった」という迫真の名文まで生み出された。俺の死にたい理由はこう書く以外に思いつかないのだが、家族としてはさすがに納得いかないだろう。満足いかないな、と思いながらとりあえず名前と日付を書いて、釈然としない気持ちになりながら寝落ちした。
俺は死にたい衝動と常に付き合っているが、理性の部分は必ず生きようとしている。本気で死にたいわけではないのに、本能で死にたがっている。だからせめてまともな遺書を残すというのは新しく見いだせた革新的な目標になる。こうやってギリギリのところで何か理由をつけて怖がって踏みとどまって、そうしているうちになんだかんだで長生きできたらたいへんめでたいことだ。自殺以外で死んだら、葬式というよりも皆勤賞の授賞式という形で儀式を行ってほしいものだ。
ワイは選挙権持ってからずっと皆勤賞で行ってたんだが、病気になって頭回らなくなった時期があって一回選挙行かなかった
結果としてどうなったか
何も変わらなかったんだよ
選挙に行かないと変わらないだろって言うやつがいるんだけど、自分の一票で変わるほど選挙って甘くないんよ
投票に行くって言わば、一夜漬けのようなもので選挙における最後の最後に出来るとても小さな政治活動なんだよ
だから、もしお前らが選挙に価値を感じて、選挙に意味を見いだしてるなら、サボって選挙に行くだけじゃなくて
きっちり政治活動をやらないと
自分に影響ないなら人を手伝うでもいい
めちゃくちゃやるべきことサボりながら、選挙行ったぐらいででかい顔してやるべきことやってますみたいな顔するの恥ずかしいから辞めたほうがいい
高校2年の夏過ぎにパニック障害不安障害で学校に行けなくなり中退。数年自宅療養からの徐々にアルバイトができるようになりフリーターに。
高校はわざわざ家から遠い場所にあるとある大学附属に行った(私の中学からは私1人しか行かなかった)。その大学に行きたい学部があったからだ。
その夢が諦めきれず、去年、関連する学科の専門学校に入学。その学問は、ややちいさな界隈であるが、その界隈では1番歴史のある学校だ。
学ぶことが楽しくて満足していた。3年間だけだけど有意義に過ごしたいと日々足掻いていた。
1年生のころに仲良くなった友達が2人いた。①ちゃんと②だ。ふたりとも私より年上の30代。 1年の頃はよく3人で行動していた。 私の体調が不安定なことからたまに学校を休むことがあり、そのときのプリントをもらってくれたり、プリントの穴あき部分は写させてもらっていた。基本皆勤の 2人はどうもそれがあまり良く思ってなかったようで。 私が学校を休むのは怠惰のせい、寝坊のせいと思われていた。違うのに。 2年の夏前から違和感を感じたが、夏休み前は期末テストの追い込みに忙しくあまりそちらを気にしている暇はなかった。
夏休みは一切連絡は取らなかった。 そのままフェードアウトするのがきっとお互いのためだったと思う。
5月ごろに理不尽な理由で私は文化祭委員に指名された。友達を巻き込んでいいとのことだったので、当時はまだ仲が良かったので①ちゃんと②を指名した。それと①②とも仲のいい男の子が1人加わってくれた。 現在その文化祭委員で集まることを酷に感じており、学校を休むことも多くなってしまった。 授業は日々進んでいく。私だけ受けられない。 勉強したいのに、授業受けたいのに、好きな先生も沢山いるのに。なんで授業に関係ないところでこんな負担を被らないといけないんだろう。
もともと持っていたパニック障害は完治はしていない。うつも治療中。メンタル状態は割とすぐに体調に直結する。 学校では2人は私には一切話しかけてこない。1年の頃は仲良かっただけにいまだに信じられない気持ちもあるし、2人に呆れてもう顔も見たくない気持ちもある。 いい歳して無視みたいな幼稚なことは流石にしないけど、そうじゃなくてもなんだかなって思う。基本クラス替えしないからあと1年半同じクラスなのにこんなに気まずくして大丈夫そ?とは思う。もしかして気まずいの私だけなのかな。私は比較的1人で行動できる範囲が広いらしい。だからこそ放っておいてもいいと思われてるのかも。この学校には学びに来たんだから、友達を優先するよりも自分の勉強欲を最優先にして何が悪いんだろう。 私のクラスは友達グループがびっちり出来上がっていて、ひとりぼっちの人って女の子は居なくて、だからこそいま浮いてしまっていて、クラス内の関係ない人には申し訳ない気持ちもあるし、自分自身が情けないし、必ず誰かと行動しないと行動できないクラスメイトも愚かだなって思う気持ちもある。このクラスにも問題があって、1年の最後に、クラスを替えてくれ、もしくは私だけでもいいから他のクラスにしてくれと先生に直談判したが、ダメだった。今になってもこのクラスは好きになれない。全て1人で勉強すればいいだけなら良かったのに、医療系なので複数人での実習は多い。正直クラスメイトに「え??」と思う時は多い。私が悪いのだろうか。どこを直せばいいのだろうか。 文化祭委員の担当教員が担任だったので相談したが、今になってメンバーから外すことはできないと言われた。細かな融通が全く効かない学校ではあるとはいろんなところからは感じてはいた。自殺未遂でもすれば動いてくれるだろうか。 文化祭委員は完全に3:1の状態。ストレスフル。2人とも私のことなんだと思ってるんだろ。君たちのせいで私は勉強できないのに。
私のメンタル面の体調の弱さも嫌になる。
心身の弱さをわかっているからこそ学校通えるようにいろんな面で他のストレスが減るように努力したり工夫したりしているのに、学校に通えないんじゃ何にも意味ない。
この①②との人間関係がストレスフルすぎる。どうしたらいいんだよ。こんなことで悩みたくないよ。
長年通っているかかりつけ医、学校のカウンセラー、担任、どれを頼ってもあまりうまくいかない。無料の相談窓口も探してみた、チャットで相談できるところに書いてるうちにわりとまとまったのでここにも投稿してみる。ちなみに相談窓口からはいまだに返信はない。
もし身近に、程度の大小はあれど、精神面に怪我を負ってる人がいるなら、優しくしてやってほしい。どう接したらいいのかわからない場合はいっそ本人に聞いてもいいと思う。して欲しくないことやそのラインはは人によって違う。完治してなくても、頑張って普通の人を装ってる私みたいな人も全然その辺にいるよ。
NT型なので私のどこがダメだったのか、なぜ距離を取ったのか、理由を一通り聞きたい。全部直すことは不可能だけど理解しておけば今後に活かせることは絶対ある。
反撃したすぎるけど全然反撃せずに静かにしてんの偉すぎる。昔よりも多少は成長したんかもしれん。いやわからんけど。
もっと細かく書けるところも沢山あるけどとりあえず。最近生活リズムも終わってて寝たら起きれないから今日はこのまま1限いくぜ〜〜夕方まで生きててくれよな。はぁ……マジ病ミ……
ログインすれば画面上に、同じようにログインして遊んでるプレイヤーがリアルタイムでたくさん動いていたことに驚きと感動を覚えて。
Discordなどの通話アプリも使いましたが、ゲーム内の音声チャットでも話せたり、ギルドを建てたり加入したりして、メンバーと在籍サーバー一位を目指して作戦を練ったり実行したり、すごく楽しく遊べました。
開始当時はまだコロナ禍で、外に行けない人に会えないと言うこともあり、のめり込むには時間もかかりませんでしたから。
私の遊んでいたゲームはすごく細部までキャラクタークリエイトができて、まずそれで1日費やすと言うところから始まりました。
もちろん、プレイしている途中でもアイテムを使えば変更もできますし、素体も女性男性少女など変更もできます。
表示画質を最高値にすればスクショでちゃんと反映されるので、獲得したスキンを自由に着せ替えして遊べるのは今でも楽しい要素の一つです。
課金もたくさんしました。とはいえ全体からしてみたら私はまだそんなにしてない方なのかも。
着せ替えるためのスキンの獲得はもちろん、戦力を上げるための課金もしてたので、トータルで3桁万円はしてると思います。
ゲーム内時限イベントも、当時社畜だったけれど参加が厳しい時はキャラクターがログインさえしていれば、ギルメンがパーティに入れてくれて参加できてました。有難い。
しかしコロナ禍もほぼ収束し、コロナ禍以前の生活に戻りつつある今、ゲームに費やす時間が勿体ないと感じるようになってしまったのです。
これまで育成したキャラは3体。そして引退した友人のキャラも数体引き取りそれで日課を行うパーティーが完成するので、せめてデイリー任務だけでも、と半年ほど1人で5体オートで日課をしたり、ギルドのイベントに参加してました。
でもある日、ぱたりと。
夜に集中する時限イベントにも参加しないままで、日付が変わった後に、ログインするだけでもらえるアイテムを獲得するためだけにそっとログイン。
でもそこから、あぁやっぱり日課だけでも、と言う気持ちは芽生えませんでした。
本を読んだりテレビを見たり、時間に縛られないタイプのゲームに手を出してみたり。
課金に費やしてたお金を資格を取るための勉強に充てることも出来たし。
あとは何より寝る時間が早くなりました。
とても良いことです。
一つのことをやめる事で沢山のことができるようになって、それが楽しいと感じ始めた頃。
ギルドのメンバーからログインしない事に対して心配の連絡も来るようになってました。
少し申し訳ない気持ちが顔を出しましたが、ゲームに縛られるような「やらなくてはならない」というゲームに関する義務感(これがきっと中毒性というもの)がほぼ抜けきっていたので、「忙しくなってしまった」とだけ返事をしておきました。
だけど、ゲームだけして生きていける訳でもないので、ここで1度辞めようと思う。
辞めようとする度、この辺りの要素が「勿体ない」と後ろ髪を引いてきてはずるずると遊んでいたけれど。
辞める時っていうのは、ある日突然、ばたり。と来るものなのだ。
まっ、いっか。
楽しかった!
世界一売れてるゲームであるマインクラフトの公式が開催しているイベントに、マイクラバーサスというものがある。第5回まで開催された現在、これの必勝法が定まってしまったので、書き記しておく。
マイクラバーサスは、ヒカキンやVtuberなどの有名な実況者配信者を20人呼び、5人×4チームに分かれて特別に作られたマップの中で制限時間以内に最もポイントを稼いだチームが勝ちとなる。
ポイントは、採掘した鉱石を納品すること、相手プレイヤーを倒すこと、敵Mobを倒すこと、このいずれかで得ることができる。
ポイントの割り振りやマップやその他特別な要素は変動するが、基本的なルールは変わらない。
世界一売れてるゲームということは世界一キッズの多いゲームでもあるので、軽く荒れてしまうこともある。
皆勤参加者のひとりにはマイクラ専門youtuberであるドズル社のメンバーおんりーがいるのだが、そのプレイスキルの高さにより無双し、他の参加者のファンからはヘイトを買い、殿堂入りという名の出禁にしろとの声が上がるような事態となっていた。それをうけてなのか第4回と第5回はナーフが入り、MVP装備と称して特別な防具が配られ、防御力を上げられない縛りがついていた。
その第5回目が8月31日に開催されていたが、攻略法が定まってしまった。第4回でも前述のおんりーがいるチームが優勝したのだが、そのときと同様の戦略をとり、今回もまた優勝した。
その戦略とは、「ゲーム開始から60分経過すると開放されるエンドで最速で1匹目のエンダードラゴンを倒し、得た経験値を消費してツルハシに幸運IIIのエンチャントを付与してダイヤモンドを効率よく採掘する」である。
何回か復活するエンダードラゴンは倒すごとに3000ポイントを得られるが、最初の一体を倒したときに限り大量の経験値を落とす。この経験値を消費することにより、レベルの高いエンチャントを付与することができる。その結果、1個200ポイントのダイヤモンドを1ブロックから2〜3個回収できるようになる。これでゲームの勝敗が決してしまう。
第4回からのリピーターはおんりー以外にもいたため、他のチームもエンチャントを付与する作戦に出ていた。しかしそちらは二位と三位となった。一匹目のエンダードラゴンを倒さないことには経験値が足りないため、レベルの高い強力なエンチャントを量産することができなかったのだ。なお細かいことを言うと、エンチャント以外にも、鉱石の掘り方や地面の下り方などのプレイスキルの差も出てはいた。出てはいたが、大した変数ではない。
制限時間3時間のうち、1時間が経過するとエンドが開放される。エンドにいるエンダードラゴンを倒すと大量の経験値を得て、強力なエンチャントを量産することができ、ダイヤモンドを他チームの数倍の効率で入手することができ、優勝が決まる。結果から語れば180分中の60分の時点で勝敗が決まるし、そのあとは画的にもひたすらブロックを掘削する作業的なシーンが長く続いてしまうゲームということになる。これではさすがにつまらない。
なので次回が開催される頃にはさらにルール改訂が入るとは思う。
・プレイヤーはRTA日本一クラスのガチ勢からエンジョイ勢Vtuberまでピンキリ
・チームは「界隈」事に固まってるため実力差はデカめ
・3時間という長丁場
という環境下で見世物として最後までうまく成立するルールを作る、この難しい問題をどう対処するのか、次回のマイクラバーサスが楽しみである。
余談だが、「見世物として最終盤に勝敗を決する盛り上がりが来てほしいが、前半戦が茶番にもならないでほしい」問題をどう処理するかの一例は、TBSのクイズ番組「東大王」にあった。「最終ブロックの東大生チームVS芸能人チームの早押しクイズで全体の勝敗が決まるが、それまでのブロックでの勝利点の分だけポイントが加算済みで始まる」というシステムになっていた。ブロックごとに区切りがある形式でないと採用できないが、これはうまい解決策だったと思う。
けど、試しに行かないでみたらびっくりするぐらい何も変わらなかったんだよね
当たり前の話だけど、いくら1人で熱心に投票先考えたところで、たかだか一票なわけで結果に影響与えるわけないし、国民のある種義務感みたいなものを果たすって意味合い意外は何も感じようがない
実際、投票って政治活動の中で一番最後に行う最小単位の行動なんだよな
一番大きいのは組織票だし、演説とかで共感を集めて投票に結びつけたり、自分たちの推しに少しでも投票が集まるようにSNSに呼びかけたり
政治に熱心なら一票を超えられるそういう大きな政治活動に参加するべきなんだけれど
正直自分はそこまで熱心じゃないことに気付いた
選挙って個人の投票で何かが決まるわけじゃないから行っても意味ない
これはもう確定事項なんよ
行っても行かなくても一緒なんだから、そりゃあ行かないよねって話
だからもし投票率を上げたいなら、政治の側で工夫する必要がある
どっかの国みたいにバカにとっては国民がめちゃくちゃ得するように見える政策で釣るって方法もあるけど、それはまあ論外だろう
個人的には、投票義務化は無理でも集票団体を多数作って、どこかに所属することを義務にするってのは悪くないと思う
大谷がスポーツ系の集票団体作って、ファンならそこに属するみたいなさ
その集票団体はスポーツ助成を増やすための活動して政治家に実行させていくと
どうなるにせよ、選挙に行かない理由に関してははっきりしてるんだから、政治側でアクション起こさないと始まらんわな
※追記
どうしても心苦しく逃げ出したくなったので、仕事を休んで旅をした。
その顛末を話したい。
大学時代、親(同じく学校教員だ)に強く勧められなんとなく教職課程の受講を始めた。
なんとなく高校教員になろうと思っていたが、何の因果か教育実習は中学校に配属された。
実習中は忙しかったものの、生徒が人懐っこくこちらに近づいてくれたことが非常にうれしく、授業以外でも彼らとの交流(体育祭の練習に一緒に参加するなど)に楽しさを覚えた。
これって本当に教員の仕事か?と思えるような事務作業がやたらと多かった。
また、「校務分掌」という名目でやたらと多くの業務が割り振られた。日本は年寄りは何でもありの価値観が蔓延しており、年齢の低い私には特に業務が集中した。
これらの業務は事務職員の仕事ではないらしい。事務補佐員は人数が少なく短時間しかいない。また、個人情報を含むものの取り扱いができないため依頼できることがほとんどない。
やっと作業が終わり(もちろん時間外)ヘトヘトになったところで始めるほかなかった。
建前では休憩時間はあるらしいが、その時間も業務が振ってきて休むこともできず。
おまけに最近はアクティブラーニングやICTの重要性が叫ばれており、授業の事前及び当日の準備はそれどころではない大変さがあった。
それでも、教育実習の時と変わらず、コミュ障の私に偏見を持たず純粋な心で関わって、笑顔を見せてくれる生徒たち(教室に来れない生徒にも)に元気づけられていた。
体育祭は大嫌いで、私は自チームを応援する気は起きなかった(自チームカラーの服を着ている先生が目立ったが、私はどのチームにも関係ない色のものを着ていた)が、練習は一緒に楽しんだ。
生徒に交じって競技を楽しむのもまた一興。一緒に生徒の中に混ざるだけで生徒は喜んでくれた。
授業はただ真面目にやるのではなく、時にネタを入れると生徒が反応してくれてうれしかった。
アイマス(担当アイドルの話とか)をはじめとしたソシャゲネタ、鉄道ネタ、自虐ネタ、淫夢ネタにちょっと不謹慎なネタなどを入れるだけで笑いが取れた。
定期テストも、かなり完璧主義的に作ったにもかかわらず、その結果を見て教えたことをしっかり身に付けてくれたこともうれしかった。
しかし、どうしても大変なことは大変で、それが私を疲弊させた。
例えば、生徒の失くしもの(学校からの貸与品)の捜索を命令され、どうしても見つからず教頭に報告すると「知るか、自分で何とかしろ」の一点張りで取り付く島もない。
なければ学校に余りはありますか、それとも購入は可能ですか、と聞くと「お前さぁ、それ教育者としてやることか!?」と怒鳴られた。
また、目標申告書(全国でやっている)で下っ端は記入不要の項目も「制度上は記入義務はないがみんなやっている」と強制された。
(余談だが、記入例に不登校生徒減少の話があったが、なぜ不登校は生徒自身の選択なのにそれを無視して無理やり連れだす必要があるのか、それが原因で自殺されたら本末転倒ではと思った)
まあいいやこんなこともあると思いつつ耐えていたが、こんな出来事があり、ついに限界が来た。
生徒が下校した後、いつも通り雑用に追われていたが、なぜか隣の校舎の窓に火が見えた。
他の先生方に相談したところ、無関係な私が急行するよう言われた。するとなぜか鍵が閉まっていた。
鍵を開けると、面識のない生徒数人がおり、その隣には火柱が上がっていた。
どうやら裏側から侵入して火遊びをしていたらしいが、すぐに水をかけ消火した。
事情を聴くと「これは作業だ」「面倒だから仕方ない」「効率的だからやっている」と。
今後こういったことはやめるよう言えば「燃料は自腹だ。100円の自腹がもったいない」と反論。さすがにこちらもキレて「命と100円どちらが大事なんだ」と言って無理やりやめさせた。
重大事案なので当該生徒が在籍する学年に報告すると、ある先生は「あー…最悪のメンバーがそろってる」と。
管理職に報告するとこちらの責任のあることではないのにやはり怒鳴られた。「どうするか自分で考えろ」「早くしろ」とわけのわからないことを言われ。
教頭から「怒るのはあなたを信頼して成長してほしいからだ」と言われたが、(わざわざ応募して選考を突破した)管理職と下っ端は意欲が違うし、成長したくないので信頼せず放置してくれと思う。
校長は「生徒の失敗を大目に見たらどうか」と状況を理解せず、面倒をこちらに丸投げする発言。
なぜ私だけこんな目に遭わなければいけないんだと思った。
気づくと、どうすればこんなことから解放されるだろうと思い色々検索していた。
隣の先生にこれを見られ、「行動に出る前に管理職に相談した方がいい」「教頭は口調がきついから真に受けないほうがいい」「私も色々失敗した」などといろいろ慰めの言葉をくれた。
私と同時に着任した先生などにも相談に乗ってくれた。「あなたは完璧を目指そうとしてたんだ。60点でいいのでは」とも言ってくれた。
また、該当生徒の指導はその生徒が在籍する学年に依頼できることになり、非常に助かった。
何もかもやる気を失った。大好きな曲を聴いても拒否反応がすごかった。
テレビをつけると、時代劇の切腹シーンが出てきてますます気分が沈んだ。
通勤途中に外国人観光客を見ると、なぜ日本人だけ労働に苦しまなければいけないのかと思った。私も自由気ままに旅行したいのに。
(日本は労働法規に甘く、バカンスもなく権利行使がしにくい、下手すると同じ立場の労働者が権利行使を妨げてくるのはなぜだろうか。一説には資源の少なさと正社員制度が原因だというが…)
その後の数日、外出したいとも思わなかった。
そういえば、今までも出勤できていたものの、疲れというかなんとなく休み明け出勤したくない気分になることがしばしばあった気がする。
しかし今回はその気持ちが特に強かった。そんななか、ベッドの上のぬいぐるみが私に話しかけてきた。
渋谷凛「もう休めば。疲れてるでしょ」
島村卯月「早く休まないと…大変です!」
本田未央「よく頑張ったねプロデューサー。思い切って休んじゃお!」
あれ、苦しいときは休めばいいんじゃね?なんでこんな簡単なこと思いつかなかったんだろう。
今まではこんなこと考えつかなかったが、思いついた途端肩の荷が一気に下りた気がして、気がすごく楽になった。
そういえば、小学校の頃の私は皆勤至上主義で、ひどい風邪でも登校していた。
高校でそのおかしさに気づき少しでも体調が悪ければ欠席するようになったのだが、なんでこの解決法を忘れてしまったんだろう。
だが、この計画は勤務校はもちろん、何かの機会で口外するリスクのある同僚には当然言えない。
一見仲間にも見える両親にも口外してはならない。
母親は祖父(母方の曾祖父)が職を失いつまらなそうにしていたのを見て、仕事があることが素晴らしい、働かせていただいていると思うようになったそう。
つまり、「クビになりそう」→「ならないようにどんなことでもする」という感覚の持ち主だ。
父親は偉そうに上司にも独りよがりなイデオロギービジネスマンとしての心構えを力説していたらしい(それで啖呵を切って職を転々としていたらしいが)。
「自分の思い通りにならない、またはその仕事の責任を120%果たせないなら辞めるべき」と思っているらしい。
その日は特別な準備を要する授業や前述の生徒の指導も予定されており、休んだら迷惑かと思ったが、どうでもよくなっていた。
となると、どのような手段で休もうか。
休むのは電話すればいいのは知っているが、真っ暗な家で引きこもっても体調回復は絶望的だろうと思った。
じゃあ逃避行してしまおう。せっかくだし最近行っていない江ノ島に行こう。
ふと気になった。この休みはどういった扱いになるのだろうか。休暇の一覧表をみると、「病気休暇」があった。
利用条件は「ケガや病気で勤務できないとき」とのことだが、「病気」の詳しい定義がない。
ということは、「精神的に辛く体調がすぐれない」(これが悪化したものが「うつ病」「適応障害」などの精神疾患)も問題ないはずだ。
日数でいろいろ条件も変わるらしいが、今回の場合はまずは電話一本で、正式な手続きは出勤できてからで問題ないらしい。
ところで、病気休暇を取得している期間は病気の療養に専念しなければならない。
逃避行で精神の不調が回復するのならそれも療養であるから問題なく、むしろ進んで行わなければならない。
病気休暇が使えないなら年次有給休暇の利用、それもダメなら(給与が減るが)欠勤扱いでもよい。いずれも無断欠勤よりずっとマシだ。
今日は出勤しなくていいんだ。そういうつもりで髭剃りと歯磨き、自宅の風呂掃除とトイレ掃除を念入りに。
教員の労働環境のブラックさが世に知られ叩かれ出したことから、働き方改革の一環で電話は始業時間までつながらない。
始業後に連絡すると迷惑だろうから、自分が所属する学年団への連絡手段(こちらは連絡時間の制限は特にない)があったので、先にそちらに体調不良の旨連絡した。
学年団の先生方(原因となった出来事を直接は知らない人含め)は「ゆっくり休め」と言ってくれた。
「次の日も厳しいかもしれない」と続けて言えば、「好きなことをしてしっかりとリフレッシュしなさい」とも。事情を知っているのかな?
元気のない声で、やる気を出そうにも空回りしている雰囲気を出した。
何の問題もなく休暇が取れた。休暇届提出は次回の出勤日でいいらしい(説明もその時するから急ぐなとのこと)。
混雑したバスが来るいつもと変わりないバス停。そこに私はとてもラフな出で立ちでいた。
家を出発する際は、勤務するときと同等の服装だったが、バス停近くの隠れられる場所で着替えた。
・本田未央ちゃんのフルグラフィックTシャツ(二次元コスパ)を着てアロハシャツを羽織り
・本田未央ちゃんの腕時計(キャラアニ。スーパーグルーピーズじゃないよ)を左腕に
・本田未央ちゃん、渋谷凛ちゃん、島村卯月ちゃんのぬいぐるみをカバンにしまい
・八宮めぐるちゃんやライブ(空は澄み、今を越えて。他)記念のキーホルダーをカバンに付けた。
どうだ、カッコイイだろ。
普段の通勤と時間があまり変わらないので混雑がストレスになるのは変わらない。
まあすぐに解放されるしいいか、と思っているうちに新宿駅に着いた。
ATMでお金を引き出し、藤沢までの切符とロマンスカーの指定券を購入(本当は特急券不要の快速急行でもよいのだが、せっかくなので…)。
江ノ島方面のロマンスカーは夕方までないとのことなので、相模大野で普通電車に乗り換えることにした。
横断歩道で信号待ちをしていると、知らない人からサイエントロジーとかいう宗教団体のチラシをもらった。すぐ捨てた。
コンビニで酒(ほろよい桃味)とつまみを買ってから(車内は)滅多に人が来ないところなんで、そこでしこたま酒を飲んでから(デレステを)やり始めたんや。
飽きたので、Amazonで大崎甜花ちゃんのフルグラフィックTシャツをポチっと購入。送料込みで7,321円也。
小田急線を乗り通すのは15年ぶりだ。複々線区間が代々木上原~向ヶ丘遊園まで伸び、列車種別構成の大きな変更があり、準急が緩行線を走行するようになったらしい。
藤沢に着いた。片瀬江ノ島まで行っても江ノ電を使ってもよかったが、せっかくなので大船まで戻る。
乗り換え専用改札があった。こういう改札は利用区間が制限されないICカードでしか通行できないものだが、聞いてみるとICカードとここまでの切符の組でも通れるという。
ここまでの切符を入れ、すばやくICカードをタッチすれば通行できた。ちなみに、新幹線乗り換え口でも似たようなことができるらしい(クレジットカードやEX-ICは不要)。
ここからは神奈川のジェットコースターとも評される、湘南モノレールに乗車。
強烈な地響きとともに列車が入線。駅壊れるぞ。
大船を出たばかりなのに猛スピード。おい、右に葬儀場があるぞ。車両は棺桶じゃないぞ。
思ったほど揺れなかったが、心配なのは走行高度が低すぎる点だ。大型路線バスとかぶつかるのでは。
湘南深沢から先はさらに本気を出した。70-80 km/hは出したか。これに匹敵するのは東京モノレールの一部区間(昭和島付近)だけだ。
15分程度で終点の湘南江の島に到着。テラスでアイドルたちと記念撮影。
そのまま南に歩き、湘南海岸公園に。やることがないので近くの岩場で昼寝。
雲が動き日差しがまぶしいので、目隠しをした。時に涼しく時に熱くなるがこれが気持ちいい。
1時間ほど寝たら、桟橋の方を覗いてから15年ぶりに新江ノ島水族館へ。
岩場を歩いたり、飛び込み泳ぐペンギンさんが人間の言葉を話せたら何を言うのか、不謹慎なセリフを考えると非常に面白い。
最後に物販店でくじ引き。2等が当たり、店員さんがハンドベルを鳴らした。後ろから拍手。恥ずかしいだろ。
江ノ島にも行った。
恋人同士が鳴らす鐘らしきものの前で、本田未央ちゃんと一緒に記念撮影。
気づかず徒歩で戻ったのだが、どうやら船で江ノ島大橋のところまで帰れたらしい。
時間が足りず、江ノ島シーキャンドルやそのまわりの施設群、しらす丼は手付かずだった。また今度行った時味わおう。
江ノ電は意外にもVISAのタッチ決済による運賃収受を行っているらしい(決済端末は改札内なので、一部改札は不正通行検知装置を切っている)。
日本の改札は専用の券を駅などで購入し、機械に通す方式を取っており、欧州で一般的なQRコード付きの切符を任意の場所で印刷して通行するようにするのは難しいとのこと。
そこでVISAのタッチ決済による運賃収受が導入されたが、おそらく江ノ電は日本で2-3番目あたりには早く導入したかと思う。
本田未央「今日は楽しかったね!ねぇねぇ、明日も一緒にどっか行こうよぉ!」
勤務校と学年団に連絡した。2回目なので良心の呵責は全くない。
電話は教頭ではなく事務職員が取るため、こちらの事情は知らない。「はい分かりました」で終わり。
そこで、今日はアロハシャツの下には乙倉悠貴ちゃんのTシャツを。
いつものバス停に行く途中、ネームホルダーが落ちていた。手に取って見ると近くの幼稚園のものだと分かった。
グーグルマップでその幼稚園の電話番号を調べ電話をかけると、「どこに落ちていたのですか」と聞かれた。近いので「そちらに持っていきます」と伝えすぐに向かった。
その幼稚園に着くと、ちょうど登園時間とかぶっており保護者が子供を預けに来ていた。
乙倉悠貴ちゃんのTシャツ丸出しの男はロリコン扱い間違いなしなので、アロハシャツのボタンを閉めて事務室へ。
対応した職員さんは、電話に出た人とは別のようだが、「これ落ちてました」と言えば「ありがとうございます」で終わり。さっさと退散。
暑いので路地裏に入って下着を脱ぐ。肌の上に直接乙倉悠貴ちゃんがくっついてきて興奮する。
昨日歩きすぎたのか、右足小指に水ぶくれが。
昨日よりかは早いが、それでもまた出発が遅れてしまった。
今日もバスと電車を乗り継いで新宿へ。今日は小田原方面に向かうのでロマンスカーも多く走っている。
なんと小田急の自動券売機はクレジットカードに対応していた。箱根湯本までの切符と特急券を買うと、なぜか乗車券は小田原→箱根湯本のものしか出てこなかった。
小田急の改札は切符を2枚重ねで投入できるが3枚重ねはできず、しかたなく新宿→小田原の切符と特急券を投入。箱根湯本到着後有人改札で事情を話すことにした。
今日もセブンイレブンに行き酒とつまみを買い乗車。今日は酒2本(ほろよい桃味とぶどう味)。
電子レンジによる加熱が必要だが温め忘れてしまったものがあった。まぁ生で食べて腹を壊せば休みを伸ばせて都合がいい。
車内でつまみを全部食べ終わってから Permalink | 記事への反応(12) | 13:12
はてな民の知恵をお貸しください……。
このまま何事も無ければ社員旅行でハワイかどこかへ行くハメになってしまいます。
年収や仕事内容は問題無いのに、職場のイベントが嫌というその一点のみで職を変えたいと思うくらい嫌です。
「そのくらい我慢しろよ」と自分でも思うが、ボーリング大会で流れで同僚とハイタッチした瞬間、「無理だ」と思いました。
自分の心が嫌だと思うことをすると、自分の中の魂的な何かが傷つけられる感覚があり、これを何回も体験すると心に重篤な傷を負うことになりそうです。
学生の時は学校に行きたくないけど皆勤賞とったりと我慢してましたが、なんかもう大人になってまで我慢したくないな……と思い始めました。
1. クリフジ
ダービーとオークスをどちらも勝利して変則クラシック三冠を成し遂げた唯一の牝馬。
でもまあさすがに古すぎて記録上のことしか知りようがないので発走除外な気もする。
2. シンザン
大レースでは一度も負けず、勝てるレースをすべて勝って底を見せないまま引退。
長年「日本史上最強馬」として君臨し、「シンザンを超えろ」がホースマンたちの合言葉になった。
3. ミスターシービー
破天荒なレース振りで人気を誇った史上3頭目のクラシック三冠馬。
古馬になってからは低迷、ルドルフとの直接対決で敗れた点で評価は低い。
個人的には怪我や体調不良で精彩を欠いたナリブ型の馬だと思うんだが。
4. シンボリルドルフ
日本史上初の無敗三冠馬であり、初の七冠馬ともなった「皇帝」。
シンザンに代わって「日本史上最強馬」の座に着いたと言っていいだろう。
「ルドルフには絶対がある」とまで言われたわりに二つの敗戦が痛いが、まあ他の馬でも取りこぼしくらいはあるもので。
5. ナリタブライアン
競馬ブーム真っ只中で現れた三冠馬ということもあり、いまでも「怪我をする前なら最強だった」と熱く語る競馬ファンは多い。
まあ3歳時は無敵だと思われていたのに、古馬になったらさっぱり…という馬もたくさんいるので、ナリブがどうだったかはわからない。
「怪我も実力のうち」と捉えるか、「瞬間最大風速」で強さを測るか。
6. サイレンススズカ
「最初から最後までずっと先頭で走り切って勝つ馬が最強じゃね?」という競馬ファンの夢と理想の体現。
若きエルコンとグラスを蹴散らして圧勝した毎日王冠は伝説となっている。ただしあくまで中距離までの馬ではある。
7. スペシャルウィーク / エルコンドルパサー / グラスワンダー
人呼んで「最強世代」。
世代としては華やかだが、それぞれ引退が早かったこともあり、一頭一頭に飛び抜けた実績はない。
あと、どれか一頭を選ぶと他の二頭のファンがめちゃくちゃ文句を言ってきそうで怖い。
8. テイエムオペラオー
一年間だけの実績に限れば、間違いなくこの馬がナンバーワンだろう。
ただ、勝ち方や相手関係を鑑みて、文句なしの最強馬と見なされているわけではないのも事実であり…。
史上初の秋天連覇、さらに9馬身差での有馬連覇は語り草となっている「漆黒の帝王」。
勝つときは間違いなく強い勝ち方をするが、負けるときは普通に負けるという不安定さが評価を下げている。
最後方から追い込んでほとんどのレースを楽勝するという怪物ぶりで、ルドルフから「日本史上最強馬」の座を奪い取った。
しかし凱旋門賞でようやく3着入線、その後に薬物違反で失格、という体たらくは汚点というにはあまりにも大きな傷である。
牝馬にしてダービーを制したウオッカと、牝馬にして有馬記念を制したダスカ。牝馬最強時代の幕を開けた二頭の女傑である。
とはいえウオッカは得意不得意の差が激しすぎるし、ダスカはGI勝ち数の少なさがネックとなる。
あと、どっちかを選ぶともう片方のファンが(略)
一時はウオッカ・ダスカを超えたとも言われたが、後続のジェンティルドンナ、アーモンドアイと比べるとさすがに見劣りしてしまうか。
13. オルフェーヴル
凱旋門賞2年連続2着の実績は大きいが、しかし結局は勝ちきれなかったわけでもあり。
14. ジェンティルドンナ
オルフェーヴルやゴールドシップと鎬を削りながらGI 7勝を達成した「貴婦人」。
古馬になってから一度も牝馬限定戦に出走しなかったところは偉いが、
しかしさすがにアーモンドアイと比べると見劣りするという(ブエナと同様の)悲劇。
15. キタサンブラック
「無事是名馬」を体現してGI 7勝を成し遂げた「お祭り男」。
近年には珍しく古馬中長距離GIを皆勤している点は高く評価すべきだが、とはいえ圧倒的に勝ち続けたというわけでもないのが難しい。
16. アーモンドアイ
牝馬三冠達成からジャパンカップでの驚愕のレコード勝利、三冠馬3頭の「世紀の一戦」での勝利、そして史上最多となるGI 9勝を挙げた。
実績だけで見れば間違いなくナンバーワンなのだが、牝馬限定戦が含まれていること、そして有馬での大敗をどう考えるべきか。
英雄ディープインパクトの航跡を辿った史上三頭目の無敗三冠馬。
終わってみれば11戦8勝ですべて3着以内なのだから戦績は悪くないはずなのだが、
やはり古馬になってから出走数が少なく、しかも勝ちきれないレースが続いたのがかなりの悪印象となっている。
18. イクイノックス
圧巻のGI 6連勝で獲得賞金トップの座をものにした「天才」。
クラシックを一つも勝てなかったのをどう評価すべきかだが、終わり良ければ全て良し?
トイレを我慢していない時がない 立ったり座ったりが面倒臭いので大学ではトイレに行かない
尿意は最悪寝て押し込む 頻度は少ないが空腹も寝て我慢することがある
◯部屋が常に汚い
足の踏み場がない
洗濯して干す所までは出来ても畳むことができず床に散らばっている 床に落ちているものは「汚いもの」なので着る洋服がどんどん無くなっていく 着る下着が無くなったら洗濯をする
◯洗い物をしない
やるわけがない 割り箸や紙コップがあれば洗い物をしなくて済むのではないかとかなり前から考えているが、面倒臭くて買いには行かない
◯髪の毛を乾かさない
面倒臭い そもそもお風呂に入るのが億劫で寝る前にお風呂に入ることがほとんどない
翌朝外出前にシャワーを浴びて、強制的に髪を乾かす状況を作り上げる
◯遅刻する
5分以上の遅刻をする
◯後回しにする
やるべきことをやることが出来ない 締め切り直前になって焦りをブーストにする だから遅刻をするし尿も我慢するしお風呂にも入れない
ただ焦りブースト効果で課題提出などはうまくいっている あまり痛い目に遭ったことはない 苦しんだことがないから変われないの体現
◯計画性がない
計画を立てることが面倒でしない
◯動かない
とにかく壁に肩をぶつける
人混みで人を避けるのが面倒 譲り合いになった際、何故か相手と同じ方向に動いてしまうため常に真っ直ぐ歩く 遠くを見て真っ直ぐ歩いていると自然と周りが避けてくれる
休日はずっと寝ている
◯忘れ物が多い
家を出る直前に用意を行うため忘れ物が多い 前もって用意をすることが出来ない
期日を知らないことも多い
◯サボり癖がある
休めるものはすぐに休む
付き合い始めの頃に昔の恋人の話をしたときあまり気分が良くなさそうな感じだったから、それ以降過去の恋愛話は避けているんだけど、子供の頃の恋愛とも呼べないレベルの思い出話でも不機嫌になるっぽくて、 なんなんだこいつと思ってしまっている。
「小学1年生の頃、ひどい寝癖を好きな男の子に見られたくなくて、夏休みラジオ体操の皆勤賞を逃してうまい棒を貰えなかった」とかいうホッコリ思い出話。
これが面白い話かどうかはともかく、こんな話をしたくらいであからさまに不機嫌な態度とられたらこっちがイライラする。
中高生の恋愛の思い出とかならともかく、小学校1年生の頃の話まで嫌がられるの本当にやりにくい。
あとイケメン俳優とかに「かっこいい!」って言うのも不機嫌になる。
嫉妬?なのか?と思ったけど、ふつうにめちゃくちゃセックスレス(夫から)だし、夫婦仲は良いけど愛されてるような実感はここ数年ない。
「最後にして最初の人類」は現代の人類から数えて第18番目の人類の進化を描写する奇書で、巨大な脳みそだけの存在になったり、知性を退化させてトドかアザラシみたいになってしまったりと、何億年にも及ぶ人類の歴史が豊かな空想力で描かれる。プロットとキャラクターは極めて希薄で、現代の作家がこんな作品を書いて売れることは考えにくいのだけれど(ほぼ設定資料に近いかも)、個人的にはお気に入りと言うか性癖に近い魅力を感じる。
「スターメイカー」はそれをさらに発展させたもので、時間と空間を越えて精神が銀河を飛び回り、エキセントリックなエイリアンの生態の設定を惜しげもなく披露しつつ、それが銀河の歴史にどのような影響を与えたかを語る。そして、この宇宙を創造した存在の意図を探求する旅をする。光速の限界があるため、その旅やエイリアン同士の交流はテレパシーで行われるという設定はSFとしては苦しいが、宇宙創造の目的たる究極の歓喜の瞬間を目指すヴィジョンは美しい。残念ながら、その瞬間までには人類はとっくに滅亡していることが示唆されるんだけどね。冷えて寿命を迎えつつある宇宙で必死に命をつなごうとする生命の描写は壮絶。
「アッチェレランド」は指数関数的に発展するAIを10年ごとに描いた小説で、タイトル通り加速のスピードがとんでもない。最初の21世紀は現実世界と地続きなんだけど、21世紀半ばには進歩しすぎたAIが地球を解体してダイソン球を作り始め、その過程で地球のすべての化石だとか地質だとかをアーカイブ化しはじめる。人類は暴走するAIを止められなくて太陽系の辺境に追いやられていく。その途中でエイリアンともコンタクトを取る。
これはとある一族の三代にわたる因縁話でもある。最初の世代では夫がAI・特異点信奉主義者でコピーレフト大賛成、妻がガチガチの保守主義で著作権とかに厳しく、しかもSMプレイの女王様だ。2代目は妻が夫を無理やり犯すことで妊娠した子どもだという、ドロドロの設定。
「皆勤の徒」は遠い未来の地球で、地球外生命体に奴隷として使役されるコピー人間の苦悩を描いている。この短篇集は優れた言語感覚、日本語の漢字表記とルビの可能性を拡張した造語であふれており(というか酉島伝法の作品はだいたいそう)、異文化に触れたときの驚きや、似ているけれども少し違う文化に対する戸惑いが感じられる。ただし、かなり読解に力を要するので、場合によってはネタバレ覚悟で世界観を通常のSFの用語で説明した巻末の大森望の解説を先に読んでもいいのかもしれない。
「宿借りの星」はとある惑星で地球人類との宇宙戦争に勝利した昆虫型生命の弥次喜多道中記で、舞台や固有名詞こそ異質だがストーリーそのものは非常に読みやすくなっている。まったく異質なものを作り出すことにかけてはこの作家は他の追随を許していない。そして、滅ぼしたはずの人類がどこかに生き残っているのでは? という疑惑から物語は不穏になっていく。
天文部だった主人公が宇宙に出ていくという意味でもすごく夢がある。
まずは前述したH・G・ウエルズの「タイム・マシン」の遺族公認続編「タイム・シップ」が面白い。前作で行方不明になってしまったヒロインを救うために、再び未来に旅立ったはずが、なぜか前回とは似ても似つかない未来にたどり着いてしまう。
時間旅行のたびに歴史改編がなされ、パラレルワールドが生成されてしまうとしたら、主人公はどうやってヒロインと再会するのか? いっそ歴史を改変してしまってもいいのか? さまざまなジレンマに悩まされる冒険小説だ。
また、この著者は「時間的無限大」という作品も書いている。これは宇宙最強の種族ジーリーを扱った「ジーリークロニクル」の一編だ。作中世界では、人類はクワックスというエイリアンの支配を受けており、それに対抗する手段を知っているという「ウィグナーの友人」という、とある思考実験にちなんだ名前を持つ謎の団体が暗躍する。主人公は父親との(正確にはその再現人格との)屈折した関係に悩んでいる。作中に出てくるタイムマシンは、少なくとも現代の物理学とは矛盾しないらしい。ちょうど90年代の「ニュートン」で紹介されていた。
で、確かこの作品だったと思うんだけれど、人類もクワックスもジーリーという宇宙最古・最強の種族のテクノロジーのおこぼれで生活してるんだけど、そのジーリーでさえ恐れている存在がいる……というのがこのシリーズの基本設定。
なお、同一世界観の短編集が「プランク・ゼロ」「真空ダイヤグラム」にまとめられていることを最近知った。それに、長編も結構邦訳がある。未読だけど気になる。
短編集「ウロボロスの波動」は高校生時代に読んですごく好きだった。実際にかなりありそうな宇宙探査が描かれていたからだ。太陽系に侵入してきた小型ブラックホールを捕獲して天王星を周回する軌道に乗せるという設定と、作中の謎解きがすごく魅力的だった。
ただ、なぜかそれ以降の「ストリンガーの沈黙」「ファントマは哭く」が読めなかった。キャラクターの会話や背景となる政治の設定がかなり説明的で、ぎこちなく感じられたからだ。読むのに気合がいる本は、持っていてもあえて図書館で借りることで、期限を決めるという強硬策があるが、まだ試していない。
「オーラリーメイカー」「法治の獣」。とにかく事前情報なしで読んでほしい。日本のファーストコンタクトものの第一線に立っている。とにかく奇抜なエイリアンが出てくるし、どうやら知的生命体の連合らしきものが確立されていく歴史の一部らしいのだが、この「オーラリーメイカー」という宇宙人の種族の作り上げたシステムは、素晴らしく絵になる。
おなじみクトゥルフ神話の創始者の一人。前にも書いたけど、ラブクラフトの作品は知識欲に負けて禁断の知識に触れて発狂するか未知の存在に拉致されるかするオチばっかりなんだけれど、人類は宇宙の中では取るに足りない存在なんだという絶望感が僕は好き。
SFを紹介するのが趣旨なのでエイリアン(地球外の神々や人類以前の種族)の歴史の壮大さを感じさせてくれるのをピックアップすると、南極探検で発見した人類以前の知的種族を扱う「狂気の山脈にて」や、異種族の図書館に幽閉される「時間からの影」だ。侵略ものとしては「宇宙からの色」かな。ニコラス・ケイジがこれを原作した映画で主演を務めていたはず。
ダンセイニ風のファンタジー作品も好きだ。読みやすいとは言えないが、ラブクラフト全集を読んでほしい。というかアザトースの設定が好きすぎる。元ネタのマアナ・ユウド・スウシャイそのままだとしてもね。
「ブラインドサイト」についてはこちらに書いたので、「6600万年の革命」について。巨大小惑星の中で暮らす人類と、それを管理するAIの物語だ。彼らは銀河系にワームホールのネットワークを作る旅路に出ているのだが、もはや地球の文明が存続しているかどうかも定かではない。すでに正気を失いそうな時間が経過しているが、使命をひたすらこなしている。
管理AIは人間の知能を越えないようにギリギリ調整を受けている。そのことから「チンプ」つまりチンパンジーとあだ名がつけられている。とはいえ、地球時間で6600万年が経過していると、「もしかしてシンギュラリティ迎えたんじゃない?」みたいな出来事があり、人間がAIに対してレジスタンスというか隠蔽工作をする。バイタルを始め何から何まで知られている人類は、AIに対して何ができる?
アシモフの例えば「銀河帝国の興亡」なんかはシリーズが進むと「鋼鉄都市」や「はだかの太陽」などの「ロボットシリーズ」とクロスオーバーして行って、確かにアシモフが発表順に読んだほうがわかりやすくなるんだけど、さすがに全部読む前提で書くのはちょっとしんどかった。個人的にはアシモフは「黒後家蜘蛛の会」というおっさん萌えの短編ミステリがおすすめ。英米の文学や地理に関する雑学が無いとわからないところもあるけど、口の悪い仲良しなおっさんの同士のじゃれあいを読んでなごんでください。
堀晃の「太陽系から3光日の距離に発見された、銀河面を垂直に貫く直径1200キロ、全長5380光年に及ぶレーザー光束」が出てくる「バビロニア・ウェーブ」はハードだなって思ったんだけど、どういう話か思い出せなかったので省いた。まずは「太陽風交点」かな?
あと、SFじゃないんだけど「マン・アフター・マン」あたりも未読だったのでリストに入れなかった。人類のグロテスクな進化という意味では、上記条件は満たしていたと思う。「フューチャー・イズ・ワイルド」は読んだ。
ダン・シモンズの「ハイペリオン」四部作はSF全部乗せだし、AIの反乱だとか人類が進化した宇宙の蛮族だとか愛が宇宙を救うとかとにかく壮大なんだけど、とある場所で増田では評判の悪い(?)「夏への扉」以上に男性主人公に都合のいい描写があるのが欠点。あと、それ以外の作品はもっと男性に都合がよくなっていて、保守的な僕もちょっと「おや?」って感じた。でも、「三体」にどっぷりハマった人だったら好きになると思う。「三体」よりも前の90年代SFだから時代背景を知ったうえで、加点法で楽しんでください。
あと、全然エイリアン・宇宙SFじゃないんだけど、今注目しているのは空木春宵で、この人は東京創元社の年間傑作選やGenesisですごくいい作品を描いてる。どれもいいんだけど、たとえば「地獄を縫い取る」は「アリスとの決別」や「allo, toi, toi」に並ぶロリコン・ペドフィリアを扱った名作に並ぶ。
エイリアンSFも出てくるけど、「世界の中心で愛を叫んだけもの」「ヒトラーの描いた薔薇」のハーラン・エリスンは人種差別を扱った作品も書いていて、これもいい。穏健派の黒人男性がテロリストに転身してしまう作品はつらい。とかくエリスンの絶望と怒りは若い人に読んでもらいたい。
自分が一番SFを読んでいた時期は、今と比べて女性作家が推されるずっと少なかったし、さらに自分は古典を好んで読んでいた。アジアの作家が紹介される機会も少なく、そういう意味では感受性のみずみずしい今の若い読者がうらやましい。
後は、女性作家で今回のテーマである宇宙を扱った作品は男性よりも少ない気がするのだが、よく考えてみればル・グインの「ハイニッシュ・ユニバース」があるし、ティプトリー・ジニアも「たった一つの冴えたやり方」で始まるシリーズがある。スペースオペラでは「叛逆航路」のアン・レッキーもいることだし、単純に探し方が悪いのかもしれない。
最近短編ばっかりで腰を据えて長編を読んでないな。銀河系で忌み嫌われた人類の唯一の生き残りが活躍する「最終人類」とか、面白そうなのがいっぱいあるので、そのうち読みたい。
というか、僕の選んだ作品の他にもっといい作品を知っている、勧めたいという方は、どんどんトラバやブクマで追記していってほしい。
気が向いたらまたなんか書きたいな。まだおすすめしたいSFもあるし、池澤夏樹の世界文学全集を9割読んだのでその感想も書きたいし、かなり疲れるから数ヶ月後にはなるだろうけど。
【翌朝追記あり】劉慈欣「三体」の好きなところと微妙なところについて
はみ出たのでこちらに。
自分が好きだったライブコンテンツがひとりでにどっか行ってしまったという話。
基本的にお気持ちがベースの感想であるので、アレルギー症状をお持ちの方はブラウザバックなり、閉じて頂くなりが幸せに生きられると思う。
私的には世の中には自分が傷ついてまで見る事は無いというのが全てで、何でも見えるネット時代だからこそ、何でも見てしまうよりは知らず生きる幸せをかみしめてほしいと思う。
お気持ちベースで書き鳴らしているので場所によっては乱雑な文章が取っ散らかっている所がありますので、ご容赦下さい。
正確には私も私で時計の針を一歩進めてしまい、どこかへ歩んでしまったが為に私にも原因の一端があるので、
キモオタクの単なる戯言だと思って聞き流してほしい。むしろこのような記事を時間を割いてまで見るべきではないと思う。
世の中にはこういう意見もあるのだなあと思うならばそれは引き止めませんが、結果や貴方の健康までは保証しません。
九月の頭、愛知県での事だった。片日だけのチケットを握りしめた私は高く飛び過ぎたイカロスのように叩き落されてしまった。
片翼では飛べなかったのだ。それも一番最後にだ。私を好きなら今すぐ来てねという声を聴いたっきり、私は明日また会う事が出来なかった……。
…と、いう事で片翼のオタクの戯言を聞いてほしい。私は1日目しか行かなかったので1日目の演目の下、話を進めようと思う。
これは全てのコンテンツライブに言えるが、1日目と2日目が同じタイトルな以上は、両日お互いに対して余計な負荷を掛けたり文脈を持たせるのは間違っていると思うからだ。
同じタイトルである以上、両日はツアーの大トリで無い限りはどちらにも重きを置かずにある程度はその日だけでも楽しめる演目を組んでいただけるとありがたいと筆者が望んでいるからである。
これは、全ての人間に言えるかもしれないが、仕事などの都合がつかずに、或いはチケットの都合上、片日しか行かれなかった場合、翌日に対して意味ありげな演出をされても困るので、
そういう意味では翌日に負荷をかけるトリの演目というのは好ましくない…と思っていたのだが…。演出家は検問所にある計測所において過積載で捕まる心配をした方がいいと思う。
ただ、同タイトルであれ、二日通しでお楽しみ頂けるように組んでいくのであれば二日通し券があるべきなのでは…?と思う。折角チケット先行用のプレミアム会員もあるのに…。
と、いうのがまずはお気持ちの一つ。まあ、ゲームでは毎日会えるので不健康なオタククンはおうちでブルーライトと仲良くしてなさいと言うならばその通りに受け止めるが…。
何曲かは過去の同地で行ったウケの良い演目をオマージュしたいのだろうか、そういう選曲がなされているのは理解しているが、
余りにも毎回やっているのでそろそろ飽きが来たこと、そしてどうせこの曲が来てしまうと言う展開が読めてしまう事に一つある。
特に本年の愛知公演でも1日目13番目の演目は、一昨年に行われた同地前回の2日目に出て来ていて、更に遡ると名古屋市内の公演でも披露していて、
土地=楽曲が著しく結びついて意外性という面白味に欠けると筆者は考えているからだ。方言キャラは多くないのに曲に地域性があるらしい。凄く奇習だと思う。
近年は意外性を売りにしているコンテンツライブだと筆者が受け止めていたばかりに、楽曲が予想の立てられるものでは非常に面白くないという話でもある。
1日目を取っても5曲ほどは過去2年で同地で行われた楽曲が含まれている。なんと演目の約20%だ。降水確率なら雨の心配をするレベルでもある。
思い出話をしたい人には良い話だが、わざわざ遠征までして見たものが過去の焼き直しというのはまったく面白くない話だ。家で円盤を見た方がマシだろう。
それならば百均で売っているHIT曲のコンピレーションアルバムを買う方が安上がりだと思う。実に100分の1の値段で済むというから良心的な話だ。
当コンテンツには――――税と呼ばれるまでに高騰化しているチケット代という概念が既にあるのに、更にコンピレーションアルバムを流されているようでは溜まったものではない。
特に先ほどの13番目の曲はコロナ禍前にも同地域でやった事がある演目が故に、特に薄味として印象深い。5年で3公演に顔を出している。皆勤賞狙いか。
他、強いオマージュを感じる公演としてコロナ禍前最後の大阪での公演の事を強く思うが、今回の28曲の内3曲が被っている。概ね300曲を超える曲数のコンテンツライブとは思い難い被りようだ。
内一曲は演目の場所といい特殊バージョンのイントロといい強くオマージュを感じざるを得なかった。この曲の起用方法に関しても少し思うところがあるが、少なくとも思い出は思い出でじっとしておいて欲しかった。
もっと曲数が少ない所でももう少しいい組み方をする所はあるし、過去の演目同士を切り貼りしてもキモいフランケンシュタインが出来るだけだと思う。これからパッチワーク教室でも開くなら是非頑張ってほしい。
ここのコンテンツのファンは熱心なファンが多く、機会均等法を声高に叫ぶファンが大変多い為しっかり起用に応えてくれたのはある種一つ良かったと思う。ここだけは評価している。
ただ、その陰でこのコンテンツが元来持っていた時に人を傷つけるような美しい鋭さは失われ、特に機会が均等に機械的に割られただけで、
センターの回数までは気が回って居なかったり、楽曲が持つイメージを損なってしまったりしていた演目があったのは一つ残念な点として深く印象に残った。
出場機会の均等を図るくらいならば偏りがあってもセンターをしっかり廻すべきだったと思う。私が応援していたのは果たしてアイドルコンテンツだったのか…?と疑問に思ったくらいに。
あと、楽曲が持つイメージを損なったという点では意外性のある選出やキャラクターの新しい一面を見る為の科学反応の為の選出ならば目を瞑るが、
三角形をイメージした楽曲に6人投入するのはどういう意図なのかは掴みそこねた。六角形は半分にしても三角形にはならないというのに。
こういう滅茶苦茶な演目の組み方をする事が近年の公演で増えており、イメージ先行でのみで組んで、歌詞の割り振りなどの子細にまで目がいかなくなってしまったのかと悲しみを感じる。
どの演目とは言わないが2人がユニットでの相方や一人からの選出に対して、残り一人が公式で絡みがあるだけで特にユニットが組まれた選出ではなかった演目があり、個人的には疑問に感じた。
もしその人の推しであるならば大変申し訳ないのだが、あくまでも公式として謳って出しているものが非公式的に近い事に対しては納得がいっていない為である。キャラクターや演者に罪は無い。
そういったこともあり、深い意味合いで文脈が無くなってしまったが為に演者サイドからのサインを受け取るのも難しくなった。魔法が解けた灰被りのお姫様を見ている気分だ。
私らは吊るされた男ではなく一端の魔術師としてこのコンテンツライブを見に来たつもりなんだけどな…。運命の輪というのは時に残酷なカードである。
結局大きなコンテンツと言うのは人数を収容しなければならない以上、場所を選んでしまうので多少仕方がない事ではあるという事は理解しているがやはり平面と言うのは…。
そもそもハコを見て応募を辞めようとも思えばいい事だというのは重々理解しているが、それはそうとして推しが出ている以上は行ってみるか…と応募したがばかリにこれを強く思う。
と言うのも筆者は身長が約150cmしかなく、とてもではないが前方席を引かなければ170cmや180cmなどの有象無象に埋もれてしまう事に一端があるとしても、多少手心があれば…と。
厚底の靴などで身長を積み増せばいいとは思うが、今回のハコは大変僻地もいい所の絶海の孤島なので動きやすい恰好が望ましいと思った次第でどうにもこうにもならなかったというのが一つ。
是非よろしければ低くなって頂ければありがたいが、強要をするのも間違っているとも思うので、次回から平面の客席を採用する際は竹馬を利用する事をどうか許してほしいと思う。最低限は脚立。
それから、パイプ椅子による指定席で隣の人と距離が近すぎる上に、隣人を選べないというのも一つ困ったという話だと思った。どれだけ身が細くても斜めに立たないと肩が当たる気がする。
卒業式のように姿勢よく座るならまだしも、多少動きの生じるライブでパイプ椅子というのはちょっと狭くないかなあと思うところがある。幸いにも圧迫はされたことはない。
筆者が最近はライブハウスに通う事が多くなり、様々な曲や演目、人間に対してご自由にポジショニングを取る事に慣れてしまったので致し方ない部分はあるが、
流石に外出するに際して見てくれの悪いオタクや二階三列四番の雰囲気を漂わせた隣人を2時間もの間同じ空間に居合わせてしまうのも考え物だなと思ったからだ。
頼むから家を出る前に最低限の見てくれと香りは何とかしてほしい。別にそこさえ担保してくれるなら絵具を混ぜた様な情けないナンセンスなコンテンツTシャツを着てても許すから。
因みにだが、別にオタクが好き勝手自分の頭上や近隣で暴れたり光ってくれる分には特には思わない。その人の推しが居てその人なりの表現があると筆者は考えているので。
むしろある程度元気な方が演者と観客の対話的なコミュニケーションみたいで大変面白いので積極的にやってほしいと考えている。勿論、レギュレーションの範囲内での話だが。
こう明記しておかないとこのコンテンツは勝手に余計な文脈を取って独りでに発狂する大変熱心なファンが多い為にコメントを返信する時の私が苦心するのでここに記しておく。
今回一番良かったと思うのはコンテンツの新人が暖かく迎えられたという事だ。
拍手喝采でこの大舞台に迎えられてしっかりと立っているのを見ると、私のような逆張りオタクではなく、もっと相応しい人が客席に立つべきだと感じたからである。
つい4年前はこのコンテンツの熱心な盲信者たちが私の心地よいインターネットの楽園を荒らしていたと思うともう隔世の感が出てきたが、
そういった逆張りをしなくてもよくなったというのは一つ明るい話であったと思う。もし過去にそういう事をしたと思うならばしっかり反省してほしい。
長々と語ってしまいましたが、無計画な闇鍋によって昔のような歌詞割りや演目による演者からの文脈を感じ取る事が出来なくなり、
過去公演の焼き直しと新曲披露会のような地方の産業館で見る様な薄味の展示会に高いチケット代を支払うのは勿体なく感じてしまった為に
このように文句を垂れているオタクの戯言にお付き合い頂き、本当にありがとうございます。
こうしてみるとこのタイトルは半分くらい間違っていると今思っています。でも正直向こうも半分は間違えている気もしている。私が勝手に。
これは一端のマジョリティでもあります私のお気持ちであり、大多数が今のままでいいと望むならばそのコンテンツはそのように進めばいいと思います。
たまたま持っていた銀河鉄道の切符が、今回で私の終着駅となったからです。今まで楽しい旅をさせて頂きありがとうございました。
これからが目ざましい活躍を見せる推しのオタクはここからが始発駅ですし、勿論ここに至るまでに終点に至ったオタクも居ると思います。
推し方は人それぞれで、私はここで一旦区切りがついたと思っているだけですので、是非どうか私の事は呼び留めずに忘れてください…。
今、私は安いチケット代と共に無計画な闇鍋の極みみたいなフェスなどを空中浮遊しております。別に規模や演者に一切の貴賤はありません。
もし気になれば知見を広めるためにも様々な「アイドル」に触れてみるのは如何でしょうか。素敵な音楽や出会い、様々な人々の熱い思いなど、
色んな物を吸収してみるのも一つの栄養ではないか?と思っています。このような場でお勧めするのも私としても大変心苦しいものがありますが…。
また、どこかで亡霊となった私をどこかの会場で見掛けた際は、暖かく出迎えて頂けると幸いです…。本当にお読みいただきありがとうございました。