「圧政」を含む日記 RSS

はてなキーワード: 圧政とは

2023-01-24

anond:20230124095622

オリンピックに出れるような運動選手

まれつき持って生まれた側

 

そもそもコロナ貧困に喘ぐ民衆に対して

「どうすれば(素晴らしい俺達のための)オリンピックを開催できるか、(お前らが)考えてください」

って言えるメンタルなのが権力者であることの証じゃん

 

まるで間違いを犯した生徒(民衆)のために教師スポーツマン)が命令してるみたい

これ自分指導者権力者側だと思ってないと出てこない言葉だよ

圧政に苦しむ民衆が 

政治家の失脚を喜ぶのは正義だろ

 

のっけから完全に権力側のくせに「ひたむきに努力する一般市民スポーツマン」ぶるのやめたら

2023-01-04

anond:20230104023643

圧政を敷いた日本兵」や「外国人技能実習生に対する搾取」は「男の罪」だそうでございますが、その有形無形の成果物おこぼれを手に入れていらっしゃる妻や彼女様についてどう考えていらっしゃいますか?

特に外国人実習生の低賃金労働によって恩恵を預かっているのは女様ももちろん含めた日本国民全体だと思いますが、その辺について忸怩たる思いはございますか?

anond:20230103181217

この増田がいくつなのか知らないが、相当恥ずかしいことを書いてるので、謝罪するか追記するべきだと思う。(増田名誉のために)まるで世間を知らない甘ちゃん学生みたいだ、ママとパパに甘えっぱなしの。1社会人としての意見というにはあまりに見識が狭く、幼く、疎く、幼稚だ。

まるでガキ。ひたすら受け身甘ったれで、自分のことしか考えておらず、利己的でわがまま責任感がなく、社会の全容が見えていない。


ここで言われる「男」というのが増田のことではないのは明らかだろう。しか事実である。これが女性人生に常に降りかかってきたことは事実

占拠された国で日本軍レイプをして圧政をし差別をし続けてきたことも、外国人技能実習制度非人道的な悪行の数々も、

過去のどこかの「男」が実際に行ってきた罪の弾劾であり、少数の「男」が今も行い続け、「日本人」がしてきたこなのだ。何をどう言おうとも。

大きな流れというマクロの話に対して、俺の実感とかいミクロの話をする元増田小学生のように馬鹿馬鹿しいことを言っているのだが、

それは「男(俺と俺の知る限りの範囲)」はそんなに「女」を虐げてない。女によって良い思いをしていない。俺はそんな実感を社会で感じたことがないよ。知らない。

というだけの話でここまで言っているのだ。

単に知らなく無学で学んだことがないだけなのに、浅学のくせに下駄を履いて仕事を任されてきた「自信」があるんだろう、俺は世相を分かっているという根拠なき自信が。そのような盲目の徒に、事実をお伝えしてるだけ、かなり好意的に言えば1つの違う見方提供してるだけの番組に過ぎない。

しかし彼はおそらく、「男」「日本」と完全に同化している。彼は人生で一度も、社会学と議論の仕方を学んだことがない、小学生のままで社会に出てしまった残念な男なのであった。

君がいくら日本人はそんな「やり方」じゃ説得されないし、もっと「上手く分かってもらえる」言い方をした方がいい、日本人にわかってほしいならもっとやり方を考えた方がいい」などと南京大虐殺被害者遺族に訴えても、彼らは単に事実を述べてるに過ぎないのである

2022-12-26

キングダムって滑稽だよね

嬴政が「戦争をなくすために中華統一する!」「人間本質は光だ!」とかぶち上げて侵略戦争してるけど、

秦が中華統一したところで中国内戦に限ってすら戦争がなくなることなんて全くなかったわけだし、

統一後も圧政が元になって民衆の恨み買いまくってるし、クソデカ陵墓作らせたり不老不死に執着したり、

董卓曹操が可愛く思えてくるほどやってることが悪役そのものなんだが、よくこんな人物をここまで美化できるなと思う。

漫画自体戦争描写がめちゃめちゃ面白いし大好きなんだが、嬴政を正当化するのは無理がありすぎて滑稽ですらある。

極めて現実的統治を語った呂不韋に対して、何の根拠もない理想論論破した風に描かれているシーンとか滑稽の極みで、

あれにほだされて蔡沢とかが「胸が苦しい!」みたいになってたのとか、「それはひょっとしてギャグで言ってるのか!?」としか思えなかった。

戦争シーンは面白いんだけどな…

2022-12-06

嫌いな広告の話

Youtubeを見ていると「実現しよう 煙のない社会を」というフィリップモリス広告を頻繁に見かける。これは、あの広告個人的に嫌いという話である

メモを発展させて書き殴ったものなので、丁寧に構造を組み立てておらず、読みづらいかも知れない。あしからず


さて、僕は煙草が嫌いだ。

どちらかと言えば、世論喫煙不寛容になっているようだが、僕の嫌煙同調や順応の結果ではない。身内の喫煙者がタバコを吸うとき、必ずと言っていいほど苛立っていたことが原因である

僕にとってタバコ紫煙は、常に叱咤と対呈示される理不尽象徴であった。条件反射的にタバコ不快感無力感を持つようになったため、街頭で煙に曝露されると、たちまち疲れてしまう。

幸い、他には何の不自由もなく育てられたが、それだけにタバコの煙には敏感になった。

こういった経緯で、喫煙者を一人一人鈍器で殴って絶滅させたいと思ったことすらある人間が、フィリップモリス広告に反感を覚えるのは、意味が分からない説得だからである



広告では、日本のどこかと思しき佳景に煙がかかっている様子を映し出し、まず「日本は美しい」と評価する。そして次の瞬間、その煙が晴れることで、煙がなければ日本さらに美しくなると主張し「実現しよう、煙のない社会を」と締めくくる.......

さも日本自然タバコの煙によって脅かされているような描写であるが、そんなことはない。現状、吸殻の方が大きく影響している。あれほどの粉塵濃度はまずあり得ないし、あったとしたら先に酸性雨で美しい自然がズタズタになっていそうなものである

あんなに人の少なさそうな場所で、あれほどの煙が滞留しているのなら、日本世界一ヘビースモーカー国家に違いない。化石賞なんか貰ってる場合ではない。

実際、新宿西口のクソデカ喫煙所の方が圧倒的に煙に覆われているはずだが、広告で示されていたほどの粉塵濃度はなく、景色が隠されることなどはあり得ない。このことは、田舎まれ田舎育ち田舎在住の僕ですら経験的に知っている。

人跡未踏ではないにしろ、あのような辺鄙土地新宿西口以上の喫煙者が集うはずがない。愛煙家コミュニティ喫煙バーベキューパーティーでも厳しそうな感じがある。

視覚情報を手がかりに訴えるのだとしても、少なくとも煙では事実に反するから、無理があるように思う。

個人的には、やるなら吸殻の方がいいんじゃないかと思う。生態系が壊れるから無視はできないし、生き物の死骸で同じようなことが出来るから...

ともあれ、分かりやすさのために、視覚情報に訴えることを企図ことまでは良かったが、方法として煙を使ったことで、やむ無くでっち上げた嘘であるように見える。

広告である以上、わざとらしいことには目を瞑るとしても、関連のない部分を関連しているように見せること、あるいは事実と異なることをでっち上げることは、色々とまずいように思う。

法律には詳しくないが、これはなんちゃら表示法とかに触法しないんだろうか?

また、煙が晴れる瞬間に、本来写真から彩度を上げている部分も気になる。いや何してんの?

加工によって、あるがままの日本自然の美しさを否定していることについては、何とも思わないのだろうか?「日本は美しい」のでは?

あれでは「煙がなければ更に」ではなくて「加工をすれば更に」ではないか。当たり前すぎる。

こういうわけで、最初見た時からこの広告が嫌いだ。こんな空虚な説得で、一体なにがしたいんだろうと常々思っている。

あれで人生を数秒無駄にするのが腹立たしくなったことがきっかけで、僕はBraveをインストールした。最高。


ここからボルテージを上げてブチ切れようと思ったが、これ以上言っても仕方ないし、徹夜作業明けで眠いのでやめておく。

代わりといっては何だが、動画を見る度にメモしていたことをまとめたものを以下に箇条書きで示しておく。苛立ちを共有したいだけで、深い意味はない。

・は?

・見窄らしい詭弁

フェミニスト自称するミサンドリスト

義憤私怨か知らないが、狡くてダサい

スラックティビズム

・蛮勇と蒙昧のハーモニー

・弱小国家の安いプロパガンダ

肥大したエゴイズム

キャッチに捕まってる時の顔になる装置

Braveをインストールすべき

煙草より嫌いかも知れない


余談

こういう分かりやすさにそのまま乗ってしまう人がいるのが一番怖いなあ...と思っている。

何かを疑い続けることをやめた人は、適当詭弁を弄する輩に賛同し、極端な判断をしてしまう。それは信じることではなくて、無批判に受け入れることだ。字義通り、センスがない。

今のところ、喫煙者は高額納税者として、きちんとその義務果たしている。権利を奪うにしても、論理的事由がなければ、それは圧政になる。こんなことで奪おうと思うべきじゃない。

僕はタバコが本当に嫌いだが、ここだけはしっかりしてえなあ...とマジで思った。考えるきっかけをくれたことは感謝すべきなのかも知れない。

2022-12-03

立て飢えたるものよ =稼ごうまたは選挙に行こう

覚醒めよ我が同胞 =ハッとして片方の主張に乗ろう

暴虐の鎖断つ =企業政党レベルから右左にかかわらず独裁システムをやめよう

圧政の壁破りて =権力を集中させすぎないようにしよう

令和最新版ならこういう解釈になるのかもしれない

2022-11-19

映画メモ:RRR

あらすじ:

1920年インドの民はイギリス植民地として圧政に苦しんでいた。

森で生活するゴーンド族の少女マッリは幼いながら卓越した芸術センスの持ち主で、村を訪れたイギリス総督一向をもてなしていた。

しかしそれが仇となり、総督の妻に気に入られ無理やりデリーに連れ去られてしまう。

ゴーンド族は温和な民であったが仲間に危機が訪れた時、虎にも屈せずに仲間を助けると噂される羊飼いという存在があった。

羊飼い青年ビームはマッリを救うため、仲間と共にデリーへと向かう。

そして時を同じくして、インド人でありながらイギリス政府の警察官として内なる炎を秘めて立身出世を目指すラーマの姿があった。

ビームラーマはひょんな事から強い絆で結ばれ、互いを兄弟同然に呼び合うほどの親友となる。

はたしてビームはマッリを救い出すことができるのか?

イギリス政府に忠誠を誓い職務遂行するラーマの本当の目的とは?

二人の運命いか!?

総評

早く映画館行って観ろ!!!!!!!!!!!!!!!

もう終わっちまうぞ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

個人的ベストシーンはラー兄貴親友を逃すところですね。

2022-11-15

anond:20221115145007

圧政人権蹂躙されないように国際社会社会圧力かけていこうねって話だよね

間違っても自分の血を一滴も流さずに他国戦争させるなんて真似平和じゃないよねって話

anond:20221115143955

そうだな、圧政人権蹂躙されても、へいわだねー、って言えるなら

へいわなんじゃね?

普通の人は、それを平和とは言わんから

暴力装置を持つわけだけどな

警察とか便利だろ?

暴力で暴徒を鎮圧してくれる

2022-11-01

「ある問題解決するためにいくつもの困難を乗り越えて達成したけれど、結局元のままの方が良かった」で終わる作品

教えてくれ。

現状に不満があって革命を起こして成功したけれど、それにより問題が多発して前より不幸になってしまった、みたいなやつ。

魔王圧政に苦しんでいたけれど、魔王を倒したところ、これまで魔王を恐れて表に出られなかった悪者により支配されてしまった、みたいなやつ。

ちょっとズレるがアスピックみたいな終わり方をしたやつも。

鬱エンドの中でも特定の分野でのエンドだ。

2022-10-31

anond:20221030210057

日本のように恵まれた国だとそう感じるだろうな。

圧政貧困の多い国だと心の拠り所となる宗教必要になるんだよ。

日本政府が優秀だから公助ですべて賄えて共助の宗教存在価値が低くなっている。

2022-10-27

権力者犯罪者扱いする左翼

から自分権力握ったら途端に圧政を布くんだろうな

国民権力者をどう見てるかのサンプルが自分だもんな

日本アカデミア界隈や中国見てたらよく分かる

2022-10-13

女神転生外伝 新約ラストバイブル2」の話がしたい

先月末、Switchで昔ガラケー配信されていた「女神転生外伝 新約ラストバイブルII 始まり福音」が配信された。

このゲームゲームボーイやスーファミで展開されていたラストバイブルシリーズで、こんなタイトルだけど2のリメイクではなくて完全新作。

そしてラストバイブルシリーズどころか、本家女神転生シリーズを全てひっくるめてもトップクラスの鬱ストーリーになっている……という噂を耳にしたことがあり、一度遊んでみたいと思っていた。だがしかし、何せガラケー末期に配信されたアプリであり、噂を聞いたときスマホに移行済みだったから、遊びたくても遊べなかった。このたびSwitch移植されたことでようやく遊べた。めでたい。

遊び終わった感想はというと、最初から最後まで本当にシナリオがエグくて、本家女神転生シリーズを全てひっくるめてもトップクラスの鬱ストーリーという前評判伊達じゃない。メガテンシリーズは全て遊んだわけじゃないけどね。

ただ、元がガラケーアプリということもあって、ググってもほとんど話題がない。あまりにも衝撃を受けたこゲームの話がとにかくしたいのだ。

というわけで、シナリオ解説しつつ盛大にネタバレしながら語るぞ。


※1度遊んだだけなので、うろ覚えによる勘違いがある可能性あり

物語解説感想

舞台となる惑星ホルスは、疫病に苦しんでいる。

この疫病は空気感染するタイプ潜伏期間が3年~不定期、発症率は2~3割で年齢が低いほど発症やすい。ホルス住民のほぼ全員が感染しているのではないかと考えられている。

発症すると耐え難い痛みに襲われ、10年以上の月日を重ねて徐々に衰弱していくというもの

やけに病状が具体的に提示されるのが、恐ろしさを伝えている。

遊んでいて真っ先に連想するのは昨今のコロナ禍なのよ。

ガラケーアプリ配信された2008年の段階ではそこまでの意図はもちろんないだろうけど、2022年の今遊ぶとパンデミックの恐ろしさが凄くよくわかる上に、病状はコロナよりもちろんヤバい

ホルスのあちこちの街にある病院では全てのベッドが患者で埋まっており、自宅療養するしかないと告げる看護婦や、街によっては床に雑に寝かされているところもある。

そして、年齢が低いほど発症やすいので、子供や孫の身内を失った老人が姥捨て山のように住まう村がある。そこにある大きな建物に入ると、フロアにびっしりベット寝たきり老人が大量に映し出されるのは恐怖でしかない。これは所謂2DRPGだからできたことの表現だろう。

そこにいるまだ元気な老人も死への恐怖から必要以上に騒いだり、人生に悔んだり……。

物語の終盤、人間を苦しみから解放するという名目ルシファーがやってくるが、それは殺害することで苦しみから解放するというものだった。

主人公たちはルシファーを倒すが、この村の村長からはどうせ苦しんでいるだけなのだから一思いに死なせた方が良かったんだと嫌味を言われる。そしてルシファーから助けたはずの老人は病による苦しみから自殺してしまう。後味が悪いというレベルじゃないんだけど……。

この病気に対する薬も開発されているが、麻酔のようなもので、痛みを失くす効果はあるが根本的な治療にならない。

そして街によってはその薬すら満足に供給されず(数少ない薬はお偉いさん方しか使わないという政治腐敗っぷりもある)、死して魂を解放することが幸福であるという、謎の宗教みたいな教えを伝達して誤魔化しているのも、この世界の退廃っぷりを表している。

また、仲間の一人であるルナ行方不明となっている母と父を探しているという設定であるが、この母と父は疫病の進行のため、薬の過重投与によって植物状態になり、聖王から"楽園"と呼ばれる施設に同じような症状の患者とともにいた。

ルナはそのような状態になってしまった母と父にショックを受け、弟のカミュ魔法記憶改竄して貰っていたのだ……。

"楽園"にたどり着くことで真実を知ってしまったルナは、元々の勝気な性格が嘘のようにショックを受け、しばらくパーティから離脱することになる。

なお、当然ながら弟のカミュはこの真実を知っている。母と父がそのような状態になってしまたからか、姉であるルナ異常な愛情を向けるようになり、ついに自分の思い通りにならないのならそんな姉はいらないというヤンデレ思考ルナを含めた主人公一行と戦うことになる。

敵に操られていたとかそんな理由で肉親と戦うのではなく、セルフで狂って戦うことになってしまうのは、この物語世界観のエグさを物語っていると思うぞ。


また狂ってしまうのはカミュだけではない。仲間の一人、レオン物語の終盤に兄のように慕っていたアイン自分かばってなくなっていたこと、自分たちの責任の重圧に耐えきれず、ルナを誘って逃げようとする。しかし、ルナは亡くなったアインの代わりに自分を新しい依存先にしようとしているという正論パンチを食らわし、痛いところを突かれたレオンは狂乱の中、ルナへ刃を向けることに(この後、ルナ一騎打ちになるが、レオンメチャクチャ弱い。なお、レオンはその後、反省し、覚醒してパーティに戻る)。

一応ストーリーラインとしては、この疫病で苦しんでいる星で、世界支配する王であるカインが狂王を名乗り、圧政異世界から魔獣(メガテンでいうところの悪魔)を召喚してさら世界を混乱させている。

主人公は冒頭で妹を魔獣に食われ、そしてその魔獣は父と母も殺害してしまう。この魔獣はあざ笑うかのように、妹が持っていた仮面衣服を着用し、妹の笛を吹いて現れる。父親の死の間際、その魔獣(以下、笛吹き)とそんな魔獣を呼び出したカイン復讐して欲しいということを語り、当面はまずカインを倒すことを目的に話が進む。

狂王カインへの対抗組織として聖王アベルが率いる聖王軍というものがある。この聖王アベルは前述の薬を作って配布するなど、この星に住む人の希望となっている。

……しかし、主人公たちはカインを倒したとき真実を聞かされることになる。

カインは、疫病への恐怖から誰彼構わず魔女狩りを始める国民に心を痛めており、自分が狂王となり悪役を演じることで全ての不満を自分に向けるように仕向けたこと。その裏で、聖王アベルという架空存在を作り、疫病への対策を行っていたこと、そして狂王を演じるうちに次第にカイン精神を蝕み、狂ってしまたこと(結局、魔獣を召喚したのはカインであるかどうか不明)。

狂王カインを倒しても、事態は全く解決しなかった。

そうこうしているうちに、主人公を導き、暗躍していた魔獣の女王を名乗るミストラが魔獣王を決めるということを言いだす。

世界の各地に魔獣の卵のようなものがあり、ミストラがそのような提案をすると、サタンルシファーが孵り、それぞれが魔獣王へ立候補し、彼らは大元思想は違えど人類を滅ぼすという最終目標は変わらず、主人公はそれを止めるために扮装するが、どちらも倒したものの逃げられてしまう。

そしてミストラが魔獣王を決める際に、サタンルシファーは合体してメタトロンになり、自分こそ魔獣王にふさわしいと名乗りを上げるが、ミストラが魔獣王として選んだのは、笛吹きであった(笛吹きはその後、各地で子供さらっているなどして、何度か主人公と戦っている)。

ミストラ笛吹きと合体して、魔獣王ルインとなる。メタトロンは部下として従えることになった。

これまで主人公一派に協力的だったミストラ豹変っぷりはなかなか怖い。淡々と語りだすし。

ルインおよびメタトロン目的は、人類を滅ぼすことで解放すること。そのための手段として月を惑星ホルスへぶつけるという大掛かりな手段を使おうとしてくる。

刻一刻と迫ってくる月、対策として月を爆破する選択を選ぶが、そのためには月にいるルインおよびメタトロンを倒す必要がある。

しかし、こちらには力が足らない。そのためには主人公フォースの力を解放させるしかないという展開になり、主人公の心の中で、力の解放のため自分と向き合うことになる……。

気が付くと、主人公は森の中にいた。歩いていくと見慣れた光景が広がっていた、自分の育った家、父、母、そして妹。

妹は誕生日プレゼントで貰った笛と仮面を貰って楽しそうにはしゃいでいる。ここにはあの笛吹きの魔獣はいない。

……あのとき主人公が望んでいた光景が広がっているのだ。父は主人公に大切な話があると語る。

それは主人公は捨て子であり、実の子ではないこと、そして出来れば妹と結婚してずっとここにいないか?と提案してくる。

主人公はその提案を……拒否する(提案を飲むと、月がホルスにぶつかり「HappyEnd」という名の「BadEnd」になる)。

そして主人公過去の迷いへ決別するために、夢の中の親や妹と戦うことになる。

ここまで読むと、わかるだろうけども、ぶっちゃけると「鬼滅の刃 無限列車編」の夢の世界とほぼ似たような展開となってる。こっちの方が早いけど。

鬼滅では炭治郎が夢の中で自殺することで戻ってこれたけど、ラストバイブル2では家族殺害することで夢の中から脱出するからその分鬱度が高い。

ちゃん戦闘になり、プレイヤーの手で攻撃方法対象を選んで倒さねばならないのだから……。キツい……。これもゲームシステムを利用した演出なんだろう。

月にたどり着くと、いよいよラストダンジョン。その名は"地獄"。ストレートすぎる名称だろ。なんで月に地獄があるかっていうと、おそらくルインが作りだした幻かと思われる。だからこそこの地獄狂気に包まれている。

この地獄では、人々がやや支離滅裂気味で話す苦しさを全て聞かないと先に進めないので、精神ゴリゴリ削られる。

あと最後までたどり着いてようやく気が付いたのだけど、ミカエルだのルシファーだのが出てきたり、タイトルバイブル聖書)という名称が入ってくるくせに、このゲーム世界観は仏教ベースなのよ。ラスボス前座で出てくる敵は「四苦」と「八苦」。「四苦八苦」という四字熟語があるが、「四苦八苦」とは仏教用語であり、生苦・老苦・病苦・死苦・愛別離苦怨憎会苦求不得苦五蘊盛苦を表す。ちょっと病苦を全面的に出し過ぎてる気もするが。

なんとかラスボスのルインを倒すが完全には倒せていない、そうこうしているうちに月はホルスに迫る。

もう用意していた爆弾だけでは、月を破壊できたとしても破片がホルスにぶつかって大損害を与えることが必至。完全に粉々に月を爆破する必要があり、主人公レオンルナをトランパ(ドラクエでいうルーラ)で逃がし、フォースの剣で更なる力を込めて月の破壊しようとする。

まだ死んでいないルインがやってくる。主人公はルインと心を通わせることで、笛吹きの魔獣……ラミレスの正体を知ることになる。

笛吹きの魔獣はラミレスという名で、正体はレオン双子の兄である

ラミレスレオンは望まれない形で生を受けたため、親から虐待されて育てられた。食糧事情悪化した際、ラミレスレオンは親に捨てられた。

レオンは山へ、ラミレスは海へ。レオンたまたまそこにいたアインに拾われて育てられることになった。

一方ラミレスは海に流された後、あまりにも不憫に思ったミストラにより、身体は魔獣として命を取り戻すことになる。そして主人公が冒頭で暮らしていた島へ流れつく。

仲睦まじく楽しく暮らす家族を見ると、親の愛情を受けずに虐待して育てられたラミレスは苦しみだす。なぜ自分はこんな目に合うのか。

ラミレス家族の愛に飢えていた。だからこそ、主人公の妹を喰らい、妹が来ていた仮面や服を着ることで、自分はあの幸せそうな妹にすり替われることができるのではないか、と考え実行する。

もちろんすぐにバレるため、主人公の父と母から拒絶され、そのまま殺害してしまう。

家族が欲しいというラミレスの願望は一向に癒されず、各地で子供さらって食うという猟奇的な行動に出てしまう。

そして、全てを理解した主人公は苦しむラミレスの魂を開放すべく、最後にとどめを刺す。そして月と運命を共にする。

あとは平和になったホルスエピローグが語られて、「女神転生外伝 新約ラストバイブル2」が終了。

最初から最後までこれでもかというくらい陰鬱な話が続くが、そのための清涼剤としてか仲間はみんな底抜けに明るい。

からこそ、仲間の辛い過去が判明したり、狂いだすのも結構キツいものがあったりする。

あと、このゲームは2であり、ところどころ1を遊んでいないとわからないと思われる部分もあるが(結局ミストラって何者なの?とか)、まあメインの部分は1をやっていなくても大丈夫自分も遊んでないし。

2022-10-08

anond:20221008081858

多数派による少数派への差別であり圧政。お前らはどのツラ下げて中国ウイグル対応非難しとるんかね

2022-08-31

anond:20220831001606

はいはいお気持ちお気持ち

自称絵師だけの村ネットサービスとか、学級会やって吊し上げ・魔女狩りしてそうそうに崩壊するだろ。

短期的には女王出現しで恐怖お気持ち自主ルール圧政敷くんだろうけど、すぐにクーデター起こるよ。

2022-08-19

https://anond.hatelabo.jp/20220817173650

こういうふうに誤解している人が多いんだけど、正義を掲げる人たち、暴走したときのためにストッパーを設定しておかない主義は全部欠陥品だよ。

リベラリズム国家しろ家長しろ圧政から自由」と仮定すると、フランス革命ロシア革命ピューリタン革命も全て失敗している。

結局「恐怖による統治」という構造は変えられなかったから。

フェミニズムも同じ。主義者が暴走したときにどう止めるかを組み込んでおかないのは失敗作。

2022-08-15

共感にあらがえ - 内田樹の研究室を読んで

これは、いろいろと考えさせられるいい文章だと思った。永井陽右という青年を振り回すかのように語る内田樹。こういうマウントは嫌いじゃない。

ただ、内田が、

感情の器」って、あくまでも個人的身体条件のようなものから

というとき、何か逃げた回答のような印象を受けた。

たとえそれが自分の中から湧き出す内発的なものだとしても、大昔にアダム・スミス道徳感情論で追求したように、何かのテコで共鳴し、社会規範構成するに至るメカニズムが何かしらあるんだろうと俺には思えてならない。

そういう感覚を身に着けるのにどうすればいいかと問うた永井氏に、家風だとか、弟子入りだとか、そんな表現内田氏がするのは、けむに巻いているようにしか思えなかった。

家風にしても弟子入りにしても、そのつながり方が、社会規範にむすびつくメカニズムがあるはずだ。

アレックス・カー20年前に書いた本で『犬と鬼』という著作がある。

おりしも建設省代表される特別会計の闇が浮き彫りになった時代

アメリカの7倍のコンクリートを使って日本山河コンクリートで固めようとしていた、公共事業のあり方に疑問を呈した名著。

その『犬と鬼』のなかでカーは、そんな日本に至った問題を解明するヒントは「徳の逆説」にあるという。

「徳の逆説」というのは、国家も人も同様に、自分たちに最も欠けている資質を最も高く評価する傾向があるという、カーが常々思っている真理を彼なりに名付けたものだ。


A・カーは、フェアプレイ精神といいつつ、七つの海を支配した大英帝国の事例、平等を錦の御旗にしていた共産主義者トップ黒海に豪奢な別荘を保有し、人民実質的農奴と変わらない生活だったというソ連の例などを挙げつつ、最後に、和を貴ぶ日本人がなぜ明治開国後、対外侵略に夢中になったかという精神性に触れてゆく。

「徳の逆説」は、身近なところでも当てはまる。口うるさい親や上司説教ブーメランに思えてならない、という経験は誰もがしているはず。そして気が付くと俺も親父と同じことを子供に、という連鎖

最近、想起するのはやはり旧統一教会家族価値を高らかに謳いあげておきながら、その活動が原因で多くの家族崩壊している、といった、「おまゆう問題崩壊させているがゆえにますます高まる家庭の価値、という悪循環。これもA・カーのいう「徳の逆説」が見事に当てはまる。これは人が自分自身を規律しようとするとき動機付けメカニズムなのだ

内田永井議論テーマひとつである人権平等。あたか普遍的原理についても、

それを概念として具体化して社会が取り込んだ過程を決して忘れてはならない。

アメリカ建国者の一人、トーマスジェファーソン人権宣言を起草した当時、200人以上も奴隷を抱えていた。

これは矛盾というよりも、むしろ奴隷制にどっぷりと漬かっていたからこそ人権宣言が生まれたという「徳の逆説」のメカニズムを見るべきだろう。

どんなに薄汚れた社会であっても、一度高らかに掲げた理想は、その社会を真綿で絞めてゆく。欲望大全開の人民を前提にすると、民主政は成り立つのか。多数決をすれば少数者が圧政に苦しむのではないか、これがマディソン含め、建国者懸念だった。しかし、為政者の徳(アリストクラシー)と、欲望とは別に社会で正しいと思うことに投票する、二重人格的な資質人民に備わっていると信じて建国者デモクラシー設計した。裁判を通じ、繰り返し憲法価値観をテストする、という振り返りをビルトインした設計は本当に優れたものだ。結果として、最高裁が突き付けた奴隷制と財産権矛盾が、南北戦争北軍正当性を決定的にする。

内田議論に戻ると、外付けの人権というテーマと同時に、内発的なものとしての感情の器という、とても重要キーワードを出している。それは他方で外付け実装された人権と、どのような整理ができるのだろうか。

自分でうまく整理がつかなかった。内田はいう。

「人としてどうふるまうべきか」を子どもに刷り込むのは「家風」なんですよ。子どもたちは親の背中を見て、人間としての生き方を学ぶ。それは教科書で教えることじゃない。

これは、親子を中心とした自分史と言い換えられるのではないかと思った。さらにいえば、自分史は必ずしも親は関係いかもしれないのではないか。つまりこれまでの人生、来し方がキーなのでは。

内発的なものと外付けのもの、この二つはやはり、きちんと切り分けて、そして二つが、どうつながってゆくのか。以下、自分なりに整理を試みる。

まず外付けの倫理から。どのように受容されてきたか

舶来の概念というのは明治以来、洪水のように入った。民法など契約法の世界は、ほぼほぼ圧倒されたし、戦後憲法のものアメリカ経験に基づいたものだ。

しかし、日本人権教育は、残念なことに、人権普遍性を論証することに熱を上げてしまって、そもそも誰の内発的な経験がもとになっていたかという成り立ちのメカニズムを忘れた議論が多い。公共の福祉論などをいくら学説定義を整理してきれいに論じても、だから何?の議論だった。

戦後人権を外付け実装してきた日本は、そのルール規範の成り立ちといった背景をもう少し知る必要がある。それは教養として。

現在、旧統一教会問題話題の、国家宗教というテーマにしてもそうだ。

政教分離キーワードとなるのは、恐怖から解放だ。宗教に悩まされ、その扱いに苦慮するのは古今東西課題だ。宗教いかに折り合いをつけた制度設計をするか、古代ローマ時代からずっと抱えてきた。宗教的寛容、これが統治のカギだと気が付いたのはカルタゴ勝利した古代ローマ

そのテーマに対して、新天地アメリカに到着したプロテスタントたちの子孫が18世紀になってメイフラワー号の協約を思い出して試みたのは、旧世界では試みたことのない壮大な社会実験だった。百家争鳴な多様性のなかで社会構成するには、誰が正しいことを言っているのかは誰も断定できない、という前提に立つ必要再確認された。それが言論の自由関係では、20世紀初頭にホームズ裁判官らに代表されるように、自由市場比喩が生まれる背景ともなった。

他方、旧世界フランスでは、唯一の正しさを神に代わって宣言するカトリック教会権威苛烈弾圧が恐怖であった。だから公共空間合理化を徹底し、宗教を一掃する制度設計になった。フランス言論の自由は、その意味カトリック否定する権利が原点となる経験なのだ。だからこそ、フランスでは今でも神を冒涜する言論というのが非常に重要意味をもっていて、先日、仏風刺紙シャルリー編集長が英作家ラシュディ氏襲撃を非難したこと歴史的な背景は深い。

このように、人権というものは、何に対して恐怖してきた歴史があり、生まれてきたものなのか、という原点に思いを致すことが大切だし考えるコツだ。利他性じゃなくね。

それは、実は国によって微妙コンテクストが異なるものであり、普遍的価値として昇華できなくもないけれども、むしろ司法を通じて、原点となった恐怖を大切に思い出す機会が重要で、その社会が、その真理を繰り返し確信し、制度を強化し、再生産する重要な仕組みなのだと思う。逆に言うと、普遍的価値なら、なぜ何千年も克服できなかったか意味を問うというか。

しかし、外付けの倫理として受け取ったものを、思い出すかのように歴史を振り返るのは容易ではない。戦後日本裁判所も含めて。

でも、それこそが日本人権教育に欠如したものだということは個人的には強く思うところだ。


その意味では、外付けではない、外国の借り物ではない、内発的なもの感情の器からみえてくる倫理、これは本当に大きな価値がある。

内発的なものを自省するうえで、もっとも大切なのは自分の国や自分家族自分自身の歴史だと俺は思う。

自分自分先祖が痛い目にあってきた経験、あるいは他者を痛めにあわせてきた経験というのは、その人固有のものであって、その自分史や国の歴史を忘れてしまうと、あとは外付けの倫理けが残る。国レベルで言えば、それは端的に明治以降の日本アジア欧米との対外関係であり、開国以降、アメリカに敗北するまでの戦争に明け暮れた体験に他ならないし、国家神道によって死生観まで国に洗脳されかけた手痛い経験だ。

歴史というと大げさだが、要するに「自分たちに最も欠けている資質を最も高く評価する」、おまゆう精神自覚することだ。これは教養として学ぶというよりも、もう少し内省的なものだと思う。

自分理想とするもの現実とのギャップを振り返る作業といってもいい。

自分に欠けている部分、そこにこそ追い求めている何か理想的な姿の反転がある、という振り返り。

ネイションとしていえば、戦争体験の振り返りが重要キーになるし、国家宗教というのは、国家神道と戦争という経験で痛い目をみているのであり、ある意味、輸入された欧米経験教養として追体験するだけではなく、日本人が原体験としてもっていた大切な教訓。愛媛県靖国神社玉串料訴訟(1997年)の最高裁判決行政戦没者の遺族の援護行政のために靖国神社などに対し玉串料支出したこと違憲とした歴史的判決で、戦争経験がしっかり振り返えられた、という点で、司法仕事としてとても大きなものを残したと思う。建国精神を振り返るのが裁判所の仕事の一つだと思う。

しかし、戦後77年。戦争体験が風化するなかで、「あの時代を生き抜いた」という共通体験共通項として持っていたものがどんどん失われているのが今の時代

50年前の高度成長期だったら、戦争で死んだ部下を思い出しながら、仕事にまい進し、酒場で同期の仲間と語り合う、とか、厳粛に生きるための厳粛な死が記憶としてあった。

「あの頃は」という共通過去で人はつながることができた。それが内発的なものとして60年安保闘争を支え、水俣闘争があった。外付けの倫理ではない、思い出としての切実さの空気の共有があった。

まり、舶来の外付けの価値観と内発的な器は、その頃はわりと調和していた、といえるのだ。

それが、失われ、外付けの価値観だけがカラカラと空回りし始めているのが今の時代の特徴で、失われつつある寛容性の正体なのだろう。

永井氏はそんな時代に生まれ育った。彼は対談のなかで、大学時代

「そうかそうか、人権というものがあるのか、みんな賛同してるし普遍性高いじゃん」となりました。

と、外付けの人権から始まったと語っているが、外付けのものにも普遍性のみに着目し、それが生まれてきたプロセスを振り返らない、人権教育の失敗が見て取れる。

また、日本憲法に組み込まれ歴史への反省(前文含め)も記憶の風化とともに、個々人の内省が、時代への共鳴という形で、共感を醸成しなくなってしまっている。

高度成長期に「あの頃」といえば戦争時代だった。

それはかろうじて80年代までは存在していた。「おしん」が異例の1年間の朝ドラで始まってしばらくすると、

視聴者からは、おしん私自身そのものです、という声が橋田壽賀子のもとに多数届いたという。

しかし、時代は変わって、平成から令和になって「あの頃」といえば、昭和の末期なのだ

しかもそれをノスタルジックに思い出す、三丁目の夕日的な振り返りだった。さらには、あさま山荘であり、学歴社会バイクを盗んで走る尾崎豊であり、バブルの思い出なのだ。それは、その遺産に苦しんだ次の世代にとっては共感を呼びにくいものであるし、自分たちの社会の重圧と、戦争記憶との関連が薄まった。当然、日本憲法リアリティが失われ、右派から改憲論議が盛り上がってくるのは必然的なことだった。そんななか、統一教会が国の内部を白アリのように巣くって愕然とした先月から今月にかけての出来事というのは、忘れかけた宗教国家の結びつきの恐ろしさを、突如呼び覚まされるものだったに違いない。

しかし、いずれにしても過去記憶憲法規範が直接に結び付かない、その世代経験、そこに、永井紛争国の辺境の地を自分テーマに選んだヒントがあるように思えてならない。

紛争リアルがそこにある。そこに普遍的価値として大学生ときに知った人権、そして憲法価値を、自分なりの振り返りとして再確認する、動機付けがあったようにも思う。

しかし、たとえ社会の人々と共有されないものであったとしても、ひとは自分史のなかで、どうふるまうべきかを動機付けられる。

永井氏が、内田氏との対話のなかで

私は逆に、子どもの頃はよく母親に殴られたり色々と物を捨てられたりされていて、そのときに「この家では力を持った奴は殴ったり物を捨てたりしていいんだな」と思ってしまったんです。そして中学生になって殴られたときに「よく見たら小さいし別に喧嘩が強いわけでもないな」ということに気が付きまして。それでそこから自分母親のことを殴りまくるようになりました。ひどい時はアザだらけでしたよね。父親単身赴任でしたし。

といったときに、内田はそこにしっかりと気が付くべきだったと思う。

全然人権派じゃないね(笑)。」と返した内田に若干物足りなさを感じたのは、まさにそこだ。

動機付けられるものが、必ずしも、家風であったり、模範的ロールモデルとは限らないのだ。

この体験辺境の地での人権探し、自分探しは、多分無関係ではない。


ともあれアレックス・カー面白い

読んだのは20年前だが、年齢を重ねれば重ねるほど、彼のいう、逆徳精神の考え方が真理に思えてくる。

A clue to the problem may be found in what I call the theory of Opposite Virtues. Nations, like people in this respect, may pride themselves most highly on the quality they most lack. Hence “fair play” is a golden virtue in Great Britain, the country that attacked and subjugated half the globe. “Equality” was the banner of Soviet Russia, where commissars owned lavish dachas on the Black Sea and the proletariat lived no better than serfs. The United States prides itself on its high “moral standard,” while perpetuating racial and moral double standards. And then there is l’amour in France, a nation of cold-blooded rationalists. Or Canadians priding themselves most on being so distinctively “Canadian.” In Japan we must look at the time-honored ideal of Wa, “peace.” Wa means security, stability, everything in its proper place, “knowing what is enough.”Yet a persistent irony of Japanese history since 1868 is that for all the emphasis on peace and harmony, they are exactly the virtues that Japan did not pursue. At the end of the nineteenth century, rather than settling back to enjoy its new prosperity, Japan embarked on a campaign to conquer and colonize its neighbors. By the 1930s, it had already acquired a tremendous empire in East Asia; this inability to stop led to its suicidal attack on the U.S. base at Pearl Harbor, as a result of which it lost everything. Something similar is happening again. Perhaps Japan values Wa so highly for the very reason that it has such a strong tendency toward imbalance and uncontrollable extremes.

Dogs and Demons, 2002, A

2022-07-08

日中テレ東除いてみんな安倍

575川柳

ようするに、定番の各局放送スクショくれ、という話じゃないんだが、

空気を大切にする感覚、あるいは、一斉に同じ方向を向こうとする感覚

この日本人の底に流れている感覚ってどうしたら克服できるのかな、と考え込んでしまうわけだ。

落合陽一のこういうツイート象徴的だ。

https://twitter.com/ochyai/status/1545282099963625472

政府で働く人の悪口をみんなで言うと,その悪口を聞いた誰かが,日本を良くしようと思って銃でその人を撃ったりするんだよ.その人が撃たれた後にみんな暴力はいけない断固として許せないって言うんだよ.言葉の使い方は気をつけようね,みんなの悪意の責任はみんなで取ろうね,メディア個人も.



主語と述語を入れ替えたら、戦前のぜいたくは敵だ、というスローガンとなんら変わらないメンタリティ

このツイートをみて、表現の自由について少しでも考えたことがある人なら、すぐさま、この発言の危うさに気が付くんじゃないかと思う。

政府で働く人の悪口をみんなで言う」空気への落合氏の懸念は、「みんなの悪意の責任はみんなで取ろうね」という形で、一億総ざんけにつながってゆく。

しかし、こうしてあるべき「みんな」がひとつツイートに4回も強調され、プレッシャーになってゆく社会の危うさに気が付いていても、あるいは

表現の自由が脅かされると気が付いても、

残念ながら、というか、ひとたび憲法に結び付けて議論するやいなや、普通の人の感覚から離れたズレた議論になってゆく。

日本憲法学は腐っているので、公共の福祉論などをいくら学説定義を整理してきれいに論じてもほとんど生産的な議論はできない。

しろ、ただ単に、ヤバいぞ、と気が付くだけで正直、十分なのだ。その感覚戦争中に起きたことなど過去の思い出から引き出されるものかもしれない。

戦前の痛みを受け止めていれさえすれば、それが原点となる。共有できる、歴史という思い出が必要なのだ

しかし、実のところ、それも心許ない。

増田でこれ以上、脱線した演説をしたくはないのだが、ひとつだけ俺が好きなアメリカ連邦最高裁判決中のフレーズを置いていく。

空気ときには言葉不協和音に満ちていることは、弱さではなく強さを表している。

COHEN v. CALIFORNIA SUPREME COURT OF THE UNITED STATES 403 U.S. 15June 7, 1971

アメリカ最高裁意見が書かれる時には、建国時の200年くらい前の精神をふりかえって書かれることがしばしばある。

この不協和音という言葉も、フェデラリスト81論文(1788)で、A.ハミルトンが書いたとされる、「多くの関係者の不調和は・・討議を進展させるであろう」という言葉に源をたどることができる。

アメリカ建国当時のJ.マディソンは、民主制擁護すればするほど、多数の圧政を招き、民主制の基礎を掘り崩してしまう、民主主義ジレンマに強い問題意識を持っていた。

落合氏のツイートのような、この空気感が、民主主義をどう動かすかを想像し、多数の圧政を招くメカニズムの克服について考えなければならない、これがマディソンの問題意識だったといっていい。

多数決のもたらす結果を克服しつつ、いか民主政治を適切な方向に管理誘導するか、これが匿名論文として執筆されたフェデラリスト論文ポイントだった。

空気多様性擁護する、ということのアメリカ的な原点は、ヨーロッパでの苛烈宗教的対立にさかのぼることができるが、建国に至る思い出が憲法起草に反映され、代々引き継がれてゆく。

このように、歴史というのは憲法上の原理を考えるうえでとても重要で、原点となる記憶が、その時々の重要判決で繰り返し呼び戻され、継承されてゆくことが必要なのだ

憲法の考え方をさかのぼってたどっていったら建国者にたどり着くアメリカと、たどっていっても芦部や清宮の古臭い基本書で行き止まる日本との違いを思う。

日本では、というと、やはり戦前、戦中になにが起きたか、ということをしっかり心に刻むのが重要だと思う。

というか現在日本社会を方向付ける、歴史という思い出が、それ以外にない。

戦争体験にこだわらず、つくる、という発想もまあ大切かもしれないが、

自民党起草の憲法改定案のように大切な原点となる体験をなかったかのようにしてしまおうとする動きには警戒する。

しかし、原点があったとしても、それを頼りに、社会を同じ空気にしてはいけないと、どこまで切実に思えるか。ここに日本社会の弱さがあるようだ。


安倍さん亡くなったというニュースを先ほど知った。


安倍さんは、日本政治を大きく変えた人物安倍さんだけのせいではないが、小泉構造改革以降、正直、あまりよくない方向に日本が進んでいったと思う。

首相官邸の強化は小泉さんの置き土産、そのおかげで恩恵を受けた第一安倍内閣から、随分と政治官僚との関係も変わった。安保法制も最悪だった。

先ほど述べたような憲法改正のその動きの先頭にたっていたのも安倍さんだった。正直、あまりいいことを思い出せない。

こうしたこともふりかえるめにも

哀悼を表する。

anond:20220708134407

それが犯人の狙いでは?

政権獲っても、いつか必ず引退する

そしたらどうしたってSPは減る

まり狙いやすくなる

首相やってる間に圧政で恨みを買えば

引退後に復讐されるぞ?って警告したっかったのでは?

しらんけど

2022-06-18

最近読んで面白かった・つまらなかった漫画

デッドマウント・デスプレイ文字数取られて他の作品ほとんど収まらず抜いちゃった。

面白かった

バズ THE マイク

https://shonenjumpplus.com/episode/3270296674409499092

もう言い飽きたけど読みきり新人でも絵のレベルの高さがヤバいよね。むしろ読みきりから描き込めるのか。ゆきりのこの面倒そうな髪の毛をずっと見れるのきもt幸せすぎだろ!

ラストはそっちか~!

読み癖で安易に予想する好きなオチ立ち位置は(路上シンガーに)戻ったけど心持が変わったビターエンドなんだけどすっきりこのラストになったのは明暗で言うと明のほうが強いこの漫画には合うんだろうね。ただソロデビュー大人気まではすこしやりすぎだと思った。

けど高嶋さんが本物を見つけるなら大成功しとかないといけないか?んーじゃあ差し引きでゆきりがあの曲にどハマりするほど心酔するのは少しトーンダウンしたほうが…?仮にも替え玉"やられた"立場だし、ツンぎみでデレ隠しで目をそらしつつなかなかよかったわよ…なら収支があう?でもみずきも"本物"でゆきりも"本物"で高嶋も"本物"なら安易に絶賛で正解なのかー。

ゆきりの最後の反応、ギター練習から歌わせて欲しいにちょっと不満が残るのは、ゆきりのアイドルとしての舞台裏での矜持パフェシーンで描けたけど表舞台に立ってるとき矜持描写が無かったからかな~。そこにトップアイドルとしてのプロフェッショナル性が出たはずなんだけど、それがなくて「引退して逃げた」~から無名なみずきの曲を歌わせて欲しい~だからちょっと芯が弱い、こだわりが少なそうな印象を受けた。かな。

あと「ううう100(千)曲作りますううう~」が最高に女性がにじみ出てて最の高。

一番好きなキャラは高嶋さん。引退ネタケロリン♪で一瞬闇に寄せてからご本人と彼が出てグッとコメディ側に寄る。ふきだしが刺さる表現であ、そういうのもOK作風なのねと幅が広がって「一般人電車に乗りなさい」ではいこれ面白い確定と思い込めた。そこからみずきのFXで有り金全部溶かす人の顔で絵も演出も話もすごいふれ幅があって先がわからない面白作品だと感じた。

(コケ湿布絆創膏が出て次のコマベリッとかたまらん)

本筋とは関係ないちょっと違和感があるシーンがあって。この作品の前半はメイン3人以外顔を描かないようにしてる作品だと思ってたんだけど中盤から例外が出てきて、ひとつライブの観客の声援という細いコマ。もうひとつはみずきがギターを借りるときスタッフ男性ギターを手に持つ自然な流れに必要だったかもしれないけれど、それまで喋るモブでも後姿や横顔で顔を隠してたのに急に2コマも顔アリで喋ったから彼はなんだ!?と異物感を覚えた。

その後も大きなライブの観客を除けば二人がゆずきをたずねる地下のライブマスター?と帽子の客。特に帽子の客は無言で2コマ出てくる上にどちらも真正面をやけにきれいな目で見てくるので少し怖い。

この作者ならこの二人も顔なしで漫画を作れたと思うのだが、それゆえになぜ彼らを置いたのかが気になる。


と終始楽しんだ作品だけど、残酷な話だなとも思った。

最初にみずきの配信を見ていた21人は何もないまま消え去り(自分なら変質に失望して去る)、バイト配信路上で歌っていたみずきは死んで、数奇な偶然から才能を発掘された無名新人シンガーソングライター兼作曲家として新生した。

漫画ドラマとして面白い話も、今、視聴者20前後配信者が腐るほどいる現実と、彼らがそこからの夢の成就を願っているのかもしれないなどと思いをはせると、そこからシンデレラガール・ボーイもごく少数いるだろうけどほとんどの「みずき」にはチャンスが無いんだろうなと悲しくなった。芸能は昔からそうでなにが変わったわけでもないだろうけど。

流行らない配信者もバズって承認欲求奴隷になった配信者もあるあるすぎてその先のファンタジーが訪れずそこにとどまり続ける人を想起させられると辛いものがあるよね。まあ漫画を読んでるだけの自分よりかはまっとうなんやけどなブヘヘヘ。

最後に、知ってる中ではちょっとコトヤマ先生のような情念フェチを感じる作品でしたが…あるような無いような共通点として…?

この作品は手がキモ!!!指!別に力を入れている部分なわけじゃないだろうけれどなんか好きな部分ってある。これは最初ゆきりんピースからペットボトルを落とす絵で手に目がいくな~ってなった。そこから髪やべー衣装やべーなんだがやっぱ場面は少ないけど高嶋さんの男の指も細い男だけど男だからややゴツくてこれもいいよなーと。

自分は指フェチじゃないけど、なのに指に目が行くところとか三白眼ぎみの目とかがコトヤマ作品を読んでるときと似た気分でした。さらコメディ部分のノリ易さはこっちの方がかなり良いと思う。

最後最後に、感想書くために読み直したら高嶋さんのSNSアイコンパフェだった。ゆきりがお菓子禁止に憤ってるのにこのアイコンで連絡とってたとしたらそういうとこやぞってことかしらん。どう解釈たかな?

まらなかった


デッドマウント・デスプレイ

前回のコメントでもう少し読んだほうがいいというのと悪人に疑問を呈すコメントがいくつかあったので1巻の続きと2巻まで読んだ。

結論から言うと、個人的ものすごく主人公が嫌いです。客観視すると面白漫画に入れてもいいけど自分主人公が嫌いなのでこちらに入れておきます

主人公に対する自分と作者との解釈違いが発生しているものと考えられます(自分誤読可能性大だろうけど)。ので読まないでおきます

なお自分坊主が憎けりゃ錦の袈裟ガンジーも嫌いになるような人間です。確証バイアスがひどいとも言います

また上手く書きまとめることは出来ない。乱文的になる。

~主人公悪人か~

前回「極端な」と修飾してしまったのは誇張しすぎな気もしているが改めて、嫌っている・悪人と思う原因を書いていく。

まず、初期にネクロマンサーとして戦争していた部分はノーカンします。軍人なり兵士立場からね。

その後、ネクロマンサーが迫害され大切な人が失われるわけですが、彼は復讐するわけですね。「百年程の時間をかけて」。

物事には限度があります。前回同列かのように書いたはめつのおうこうの主人公も「師匠を殺され10監禁された」とはいえ「その国の全国民を殺す」と言ってます

自分が悪いわけでもない一方的被害者であるとはいえ無辜を多く含むであろう全国民を殺すのも、百年かけて人を苦しめるのもやりすぎです。同情の余地がなくなります悪人という表現が正しくなければ狂人と言い換えてもいいです。

次に彼は「平穏」を望むわけですが、その方法が「転生」すること。え?彼がするべきことは意図せず迷宮になって人に害を与えるものが集まってしまたからそれを制御してひっそりと逃げ隠れることでしょ(魂の気配で存在はバレるっぽいけど)。何百年も討伐隊を送られてきたのなら彼らを生かして自衛以外害意はないと説き伏せ返し平穏を得る努力をするところでしょ。

平穏を望んでいながら迷宮放置して広がらせ外にあふれて最終的に「世界は終わりさ」と言われるぐらいの脅威になっていた。

彼の目的が死んで転生することな死ねるほど強い存在を作ることが目標でしょう。ネクロマンサーででも人を説得して鍛えるでもいい。しかし彼は自作せずに(実はしてたかもしれないけどさ)討伐する者を「待った」。何百年も。

じゃあそんな強い者が自分を殺すように仕向けるにはどうすればいいか?単純に考えれば恐怖や憎悪を煽ればいいんじゃないかな。

まり自分の影響で溢れる化け物は「意図的に」放置しておそらく過去の討伐隊も自分まで到達したら殺してきたんでしょ?仮に生かして目的(平穏暮らしたいor殺してほしい)を説いて返してたら何百年も続いてこの現状は不自然。ってこれも前回一緒に挙げた勇者ミーリは58歳の不自然さにつながる。

まり彼には、はじまりはどうであれ相手邪悪さはどうであれ長い年月をかけて行われてきた「罪」とそれを行える「悪」がある。と自分は捉える。(繰り返しになるが長命種ゆえの時間間隔の齟齬考慮しても数百年行えるメンタルやばい)

次に、彼の望む「平穏生活」が気に入らない。

圧政を敷いてる独裁国家独裁者が実は影武者で本人は晴耕雨読をしていたらその人を平穏を望む温和な人だと言えるだろうか。

何人も女を殺し手首を奪うような人間他人に成り代わりその妻にも好かれるようになって仮にその後犯罪を犯さなかったとして、静かに暮らしたい望みがかなったんだね。よかったねとなるだろうか。

平穏生活」がほしいなら過去清算されなければならない。と自分は考える。完全ではなくとも己の罪を悔いたり、何かケジメをつけたり制約を科したりしてほしい。ときどきでも向き合ってほしい。

何かを差し出し何かを得る。等価交換で鋼な錬金術原則だ。彼のしてきたことを考えるとどうしても平穏のための禊を求めてしまう。

それがあればたとえ過去悪人でも罪人でもいいのだ。でも彼は逆刃刀を握ったり殺し合いの螺旋から降りるために指を失ったりはしない。奪われたモノを悔いはするが行ったことは悔いない。

彼は転生しても平穏を得られない原因の一部となった死霊術は捨てないし、「平穏」のためには「誰よりも誰よりも」な、お金を欲している。それは裏世界舞台とする漫画お話のためには必然ではあるのだけれど…。

結局彼の言う「平穏」とは特異な能力が無く抜きん出た地位や財力がなくても得られる人並みな一般市民としての一生ではなく、少年に転生したか学校に通うではなく、人以上の力と財力を持ってそれをもって迫害されない成功者富裕層権力者・上位階級などの強者の余裕という意味での「平穏である。それは貧乏だけど家族と笑いあえる幸せではなくタワマンからバスローブ姿でワインを転がしながらほくそ笑む幸せである。(その財力や権能で大切な人たちと笑いあっていたとしても)

しかもそれはおそらく結末であって、過程の今においては平穏と程遠い荒事も辞さない。「仲介屋」とつるむし、火事12話とか人を助けたいと思ったら自発的に絡んでいく。

流石に悪く書きすぎた。無理やりすぎた。でも転生先が元の世界でも異世界でもそこの一般人として振舞おうとしないということはかなりひっかかる部分。

つまるところ、転生に対する解釈が違うのだ。自分は転生を「第二の人生」と考えて読んでいたけれど、どうやらデッドマウント・デスプレイでは違う。

彼のそれはいわば過去現在から世界から「屍神殿」と自分存在を切り離すことを目的にしてる。追われる立場からの脱却。

GTAにたとえると罪が溜まって追っ手がうざいから手配度を0することである

映画ダークナイト ライジングで言うとキャットウーマンが「クリーンスレート」で犯罪歴を消そうとしたのと同じだ。

こう読んでみれば彼は温和な平和主義ではなく、非常に利己的な人物に映ってくる。

平穏邪魔されない力と居場所が僕は欲しい」は言葉どおりだ。「次は失敗しません。ご期待ください」のロックスミスだ。

利己的でもいいじゃない。人間もの

「一緒に笑ってくれた子を見捨てて得る平穏なんて僕はゴメンだ」

大変結構!でも多面性がある人間の悪い部分だけをなぜか極力描写せず振り返らずうっかりするとこういうのでついつい彼が善人に思えてしまうさまはやっぱり悪人がだめなら狂人の類。そういうのはせめてサブキャラでしてほしい。その平穏のための転生までに何人被害者が居たんですかね。


増田悪人主人公=嫌いではない。犯罪者でもダークヒーローでも好きなら読む。

ウシジマくんだって読める。(気分はかなり落ち込む)

デッドマウント・デスプレイとそれらが明確に違う点はコレとは挙げられないが…。

そうだな、せめて自分行為には自覚的であってほしいとは思う。

悪人に善性がないとは思わない。あっても全然良い。だから意図せず殺人してオロオロしても死霊の声を聞いて人助けをしてもいい。でも読者として第三者視点で悪な部分があると思えるのに本人の振り返りに悪いことをしたときのものがたいしてないのはなんというか…。

善性の発露が追い立てられてないゆえの余裕が原因と感じられて好きになれない…かな…。

(ファブルも好きだけどファブルと何が違うかも考えると長くなりそうなのでやめておく)

んーまとめると、転生前には意識的にあくどいことをかなりやってきたはずだしかなり自分勝手なのに転生後はそこらへんにあえてあまり触れずに素朴で(ジュースに感動したり)人当たりがよくて他人に優しい(自分価値観範囲で)描写ばかりを作者がしているのでこのキャラが嫌いです。主人公が嫌いな作品は基本、読みません。

普通に読み進めると主人公はよいキャラに見えてきますが、1・2話目を読み返すとやっぱり悪人で、現行のよい人間のようにばかり読めてしまう書き方が好きくないです。

過去の行いから想起する人間性と今の人間性に乖離ありすぎてズレを感じ続けています。もろもろ全ては自己中心的解釈すれば理解できますが、でもやっぱり書き方のバランスが悪く感じる。

そのせいで漫画面白いですがずっとのどに小骨が刺さっていて辛いです

まとまってない。

主人公に関する開示されてない情報事情もたくさんありますが今の読後感がこうなっちゃったからにはもう…ネ…。

あーんー。古い話で恐縮ですが涼宮ハルヒの憂鬱ハルヒが朝比奈さんを使ってコンピ研が輪姦したと捏造して脅して高額PC強奪した場面があったかハルヒ作品が受け付けられないって人がちょいちょい居たんですよね。そんな感じ。ハルヒのそれは自分は流すことができたんですけど、流せる・流せないは人それぞれ作品それぞれだよねって話です。

漫画自体結構面白くて、レミングスミサキちゃん双子ちゃんが好きです。冷静なつっこみ?のようなところどころのコメティ部分も面白くて好き。

ただやっぱりクラリッサが切れ者岩野目たちも切れ者っぽくてさらに家も絡んできてその四乃山のふたり切れ者でそれぞれ手ゴマ、厄ネタ持ってるとなるとこれだから群像劇ちょっと面倒だなって思っちゃう

不安

煩悩西遊記 30話

最近は急に各キャラ過去話を消化しだしてすわ打ち切りかと焦る。通常の流れに戻りそうで一安心

しかし今話も一気に加速した感があってこれ畳みかけてる?大丈夫?もう少し続いて欲しいな。

この作品個人的読み方はかわいい女性と絡んだ三蔵の反応を見ることなので、久しぶりに煩悩、というか今回は恥や傷心で苦しむ三蔵が見れてよかったです。何気に半年振り?

原作エピソードはまだまだたくさんあるだろうし終わるなら不穏な理由そうで辛い。

2022-05-26

自民党憲法改正に賛成派の人達

そこらにいる人たちだよね

なぜ自民党議員圧政されることが分っている憲法を支持しようとしてるんだろ

まさか自分たちのことを守ってくれるとでも思ってたりするのか

馬鹿休み休み言ってほしいね、現状の日本を見て見ろ

自民党官僚経済界が好き勝手にやったけっか、三流国へ落ちぶれてしまったではないか

そいつらが再び諸国に力を見せびらかせようとしてるだけだぞ

どこの国からも当てにされていないような政治家官僚たちが考える憲法だぞ

それと憲法改正支持しても、おまえらは今よりもいい生活なんて待ってないからな

今よりも数段、いや毎日食えるかどうか分らない社会といつ徴兵されるか分らない日常が待っているだけだぞ

いい加減、自民党に夢見る止めろ

2022-04-22

たけのこ剥ぎに最後まで付き合う

昔、あぶく銭を持って夜遅く池袋を歩いてたとき

眼鏡を掛けた可愛い中国人女の子に「マッサージどうですか?」と声をかけられた。

このメガネトレーナー女の子マッサージしてくれるのか、と単純に思ってついていった。

入り口で3000円くらい払って、お化け屋敷よりちょっと明るいくらいの照明で、

建物内なのに土間みたいに埃っぽい部屋の中が、

透ける薄いカーテンで仕切られていた。そこの診察台のようなベッドで待つよう言われる。

10分くらいして、眼鏡とは違う女性が来て簡単マッサージを15分ぐらいされた。

それからオプションスペシャルか、もっと良いサービスする?みたいなことを言われたのでうなずく。

3000円くらい払って、その女の人が服を脱いだのかな。それで「触ってもいいよ」だったかな。

遠慮がちにぺたぺた触ってたら、腕を掴まれおっぱいを握らされて「こうゆうふうによ」みたいに。

1分くらい抱きつかせてもらった。

もっといいことする?「うんうん」「じゃあ紙パンツに着替えて寝てて」。

はみ出るパンツ姿になって寝てる。近くで生活してる中国語の会話が聞こえる。

誰か来て、ちんこまわりをなんとなくマッサージされて、ちんこ大っきくされて、

もっと気持ちいいことしたい?」「うんうん」。またまたされて、ちんこも小さくなって、

また違うような女性が来て、ちんこにローション塗って手コキしてくれた。

ワイは仰向けでちんこ立てて寝てるだけ。10分くらいされてもいかなくて、

女性が一回引っ込んで、なんか話して、「せっくすする?」と言われてうんぬん。

話し合う声。何件かに電話をかけてる。時間は午前2時ぐらい。

出しっぱなしのちんこであるが、表の眼鏡女の子が帰る時間なのだろう。

ワイの方を見て笑いながらリュックを背負って出ていった。

30分ぐらい放置されて女性が来て、その人には20000円だったかな。言えば値切れただろう。多分ふっかけてる。

でもうんうんうなずいて、お金を渡して。

服を脱いででもブラはしたままだったような。ワイをベッドからどかせ自分が寝て、

自分で股にワセリンかなんか塗って、ワイのちんこは小さくなっていたから寝たまま手でしごいてくれて、

起き上がって本腰でちんこをしごいてくれて、しれっとブラを上にずらしておっぱい露出させて揉んだらちんこは大きくなって、

多分「おっぱいが好きあるねw」とか言われてブラを外した。コンドームを着けられて、

ちんこを挿れた。周りから見られてるような、別に見られててもいいんだけど、

時間をかけても相手に悪いし、ワイは陰毛好きだから陰毛をさわさわ触りながら割れ目を確かめてくりとりすを触って、

おっぱいも「中国人女性おっぱいだ!」と思いながら揉んで、

女性上半身を起こしてワイの乳首を舐めてくれようとするけど無理な体制で、

押し戻して、抱きつくように女性背中に手を回したら女性もワイの背中に手を回したけど、

なんか爪を背中に立てられて、でもせっくすはきもちいいなー、

女性は35歳から40歳くらいかな。はるばる日本に来て、ワイが15000円で身体を買ってごめんね。

おっぱい舐めたりキスはしなかった。勝手背徳感とか相手綾波だとか考えて、

早く行こうと5分ぐらいで射精した。射精の脈動が終わった後、触っとこうと思っておっぱいを何回か揉んだ。

女性はしばらく寝たままで、どうしようかなとワイはちんこを抜いた。

それでコンドームを取って、ティッシュペーパーを探してるところで女性ティッシュの箱を渡してくれた。

包んで捨てる。ちんこも拭く。女性自分の股を拭く。なんか笑いながら言われてちんこをつつかれる。

それからまたワイの手を取っておっぱいを揉ませてくれた後、「これから帰るの?」と日本語で言われた。

はい」「電車無いでしょ」。パンツをはきはきブラをつけーの、そそくさと服を着て、

奥に引っ込んで、帰ってきて、「ここで寝てていいから。朝開くまで寝てていいよ」と親切にしてくれたけど、

「帰ります」「どうやって?」「タクシーで。給你」と2000円上げた」「你会说中文吗」「一点点」「謝謝」と言って、

ほっぺにチュッとしてくれた。

午前2時半くらい。タクシー赤羽まで帰った。総額45000円くらい。30万円までは耐えられた。

もっとぼったくって欲しかったでござる。あの最初眼鏡の子と金の力でえっちしたい。

中国で呼び込みに声かけられて「どの娘がいい?」って聞かれたから好みの女の子指さしたら、

おじさん歩いていって話しかけて、女の子が僕を見て、おじさん熱心で、帰ってきて、

「500元ならいいと言っている」というから「お願いします」「仕事終わるの22時だから待ってろ」。

普通店員女の子に話をつけたんだと思う。女の子たかだかせっくすだからと金額が折り合えばいいみたい。

普通女の子は脱いでも中国普通で、よれよれぱんつと生えてる脇毛とおしっこ洋式便器に立ってして、

裸に羞恥心が無いみたいで、裸であぐらかいたり股広げたりまんこ丸見えで、

見てると「なんで見てるの?まんこになんかついてる?」くらい。さすが你好トイレ

だけど「また大きくなってる」といじってくる。

ちんこ最初「えーちんこ舐めるのw」と舐めてくれないけど、まんこれいに洗って、

いっぱいくんにして、なんとなく69の体制にすると、舐めてくれる。

でもすぐ「挿れたいでしょ。もう挿れたいんでしょ」とお前の気持ちはわかってるんだぞとにこにこしながらちんこ握ってぶるんぶるん

喘ぎ声は中国語で、途中なんか言ってるけどわかりません。

寝て朝になって目を開けると、女の子が起きててにこにこしてるからいいよねー。

朝もせっくすして一緒にお風呂入って、なんか言われるままにホテル出てタクシー乗って、

着いた建物の中に入ったら、女の子がたくさん住んでて、うす汚くて汗じみてるんだけど、

女の子がなんか話すとみんなじろじろにこにこ見てきて、わざとぶつかってきたり、

シミーズ持ち上げてパンティチラチラとか、おっぱいもぱぱって見せてきて大爆笑

だいすこ。みんな裸になって押しくら饅頭したい。

女の子帰ってきて、買い物とかご飯とかデートして、彼女仕事に行きました。ばいばーいって。

多分食堂メガネかけたおばさんでも交渉次第だと思う。おじさんがすごかったのかな。

でもおばさんだとまぐろかなー。背中にいっぱい湿布貼ってるかなー。

せっくすもいやいややればすんごくつまらないよね。「なんで私とせっくすしたいの?」くらいの気持ちになって欲しい。

援交の女の子がそっけなくても「まんこ可愛いって言われない?」「言われない」「まんこ48があったら神セブンだって

「受ける。ふつーだってふつー」「いい匂いするよ」「本当に?」と、まんこ適当に褒めて気分をよくする。

「私のまんこ可愛いっていわれたことあるよ」って誰かに自慢してあげて。

「おちんちんおおきいですよね」「いやいやいやいや」

「おにいさんのは濃いかな。味は塩っぱい。だけど嫌な味じゃない。知ってました?」

最後エヴァが居ない世界とかゆうちゃぶ台返しで、先に電源落とされたゼーレが浮かばれない。

使徒が暮らせる星を作るとか、使徒カヲルみたいに人間みたいに小さくなれるとか、

地球圧政に耐えかねた使徒星が独立戦争起こして、地球に月を落として宣戦布告とか。

「知恵の実に引きずられたリリスどもを、リリンの王たる私が粛清しようと言うのだ!」

ロシア最初攻撃してないのに反撃されちゃって、面食らっちゃうよね。

ロシアNATOに入っちゃいなよ。NATOないでもめればいいじゃん。

2022-03-20

本当にウクライナ降伏って無しなのか?

ウクライナ占領されたら圧政によってもっと死者が出ると言われてるけど、それは事実なのか?

それだって充分デマレベル勝手な推測だと思うが?

歴史的帝政ロシア旧ソ連支配に苦しんできたのは事実だけど、じゃあ今回せれたら同じことになるかって言われたらそれは推測でしかないだろ

そこを対話交渉でなんとかしていくのが外交であり政治

戦争に負けてウクライナロシア占領されたとき、もしお前らが言ったようなことにならなかったら

本当無駄ウクライナ人を殺したことになる

そうなったらお前ら本当どうやって責任取るつもりだ?

死んだ命はもう帰ってこないんだぞ

2022-03-02

中露同盟の結成の方向へ

anond:20220301134149

既に核戦争になりかねない軍事行動ロシアが出た以上、その戦略根底から覆された。言わんとすることはわかるけど。

それに至る前に、ウクライナ大人しくさせたうえで、EUロシアの間にある程度の緊張関係を作りつつ、ロシアリソース中国封じ込めに使おうと言う発想は、ロシアレアルポリティーク上合理的に振舞うことが前提になっている。

西側諸国は、ロシアがここまで暴発した以上、制裁を加えざるを得ないし、そうなればロシアはおのずと中国と結託するだろう。


しか日本にとっては必ずしも悪いことでは無い。これまでは、敵の敵は味方、の論理、もしくは極東情勢って俺らに関係ないもんねとの理屈で、EUと日米の権益戦略対立する傾向があったかである。だからこそ、NATO解体論を支持する論者もいたわけで。

しかロシア中国が結託することで、巨大な悪のシノ=ルッソ帝国ユーラシアに出現する。このシノ=ルッソ帝国全体を敵とすることで、民主主義陣営vs圧政陣営と言うすっきりした形に整理される。

ログイン ユーザー登録
ようこそ ゲスト さん