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はてなキーワード: 学術とは

2015-06-25

http://anond.hatelabo.jp/20150621024725

G型大学趣旨から言うと、東京医科歯科大学広島大学がG型大学になるかどうかは微妙じゃないかな?

 RU11 = 旧七帝大+筑波大、東工大早慶

限定される可能性もかなりあると思う。

RU11とは、研究及びこれを通じた高度な人材の育成に重点を置き、世界で激しい学術競争を続けてきている大学(Research University)による国立私立の設置形態を超えたコンソーシアムです。正式名称は「学術研究懇談会」。

 

 平成21年11月に9大学北海道大学東北大学東京大学早稲田大学慶應義塾大学名古屋大学京都大学大阪大学九州大学)で発足し、平成22年8月筑波大学東京工業大学が加入し、11大学構成されています

http://www.ru11.jp/about.html

2015-06-18

ツイって過去の記録を辿りにくいから読みづらいし、大事な連絡には使いたくない

ツイでの募集は信用できないから絶対に応募しない

ツイが流行ってからあらゆる分野でサイトが衰退して、学術系でも知識が共有できる形で残りにくいらしい

新たな発見があってもツイで呟いて終わりだから、後から知ることができなくなってると

SNSの中でも一般にも浸透している分、ツイが特に害悪

2015-06-08

http://anond.hatelabo.jp/20150608004436

社会人4年目の俺にもひとりごとを言わせてほしい。

主張から言えば、仕事を選ぶ前にじっくり時間を取るべきで、そのためには留年をすることも厭うべきではない。

客観的に見て「良い仕事」なんてものはない。向いていない仕事を選んでしまうと、多少給料が良いくらいでは

埋め合わせが利くものではない。生涯賃金なんて皮算用を持ち出すべきでもないと思う。人生は短いが、仕事人生は長い。

偏差値で比べることができた大学・院までとは全く異なり、仕事単一尺度で比べることができない。

時間を取るのは、マッチングのためであって、就職偏差値(笑)を上げるためでないというのは、忘れちゃいけない注意点だ。

まあ、単一尺度で比べられないというのは学術研究でも同じだけど。研究については研究についてで、言いたいことは山ほどあるが。

2015-05-16

http://anond.hatelabo.jp/20150516022506

学術方面日本中国に負け始めたというのは、こういった背景があるんでしょうな。

子供のことを考えるなら博物館でも科学館でもなく英語中国語を教えるべきですね。

2015-05-06

魚を食べると頭が良くなるとかい科学的根拠のない宣伝文句

頭が良くなるDHAを多量に含む魚を食べると頭が良くなる。

理論的に考えたら頭が良くなるかもしれない。

だけど、日本で頭の良し悪しは学力にそのままイコールする事を知らないのか。

学力が良くなる、つまり数学現代文理化学の成績がDHAによって高まりましたって

研究発表が既に出ているのならともかく、学術科学的根拠なしに

魚を食べたら頭が良くなるなんて冗談みたいな話を

誰彼かまわずに吹聴するのは非常に宜しくないと思う。

これもまた稲荷寿司と同じ構図で魚屋陰謀かもしれん。

2015-05-01

人工知能出現はエライことになるのか否か?

http://tjo.hatenablog.com/entry/2015/04/30/190000

リンク先は「今世間では人工知能がとんでもなくもてはやされ(あるいは恐怖され)てるが、そうでもないよ」という話。

話の要旨は

けれども、世間の人々が期待しているのは「singularityに程なくして到達し得るほどのSF小説に出てくるような人工知能」であって、「莫大な種類のパラメータチューニングと果てしなく続く前処理の果てにようやくヒトが作業するよりも5%程度精度が高くなる機械学習分類器」ではないわけです*10。その見解のズレは、世間の人々が自ら機械学習とそのために必要数学や関連分野の学術を学ぶようにならない限りは、なくならないことでしょう。

ってな感じ。学者さんらしく「世間の人々の理解レベルが低いので幻想見てるんだよ」という結論です。

全体的に同意できる記事なのですが、結論というか着地点はずいぶん違うんじゃないかなあという印象。

というのも人工知能(ここでは機械学習)が「社会」に対して与えるインパクトは強烈だからです。例えば文章の多言語翻訳は、今後10年で常用可能なレベル機械翻訳が登場するでしょう。自動車の運転も(法的な規制さえ間に合えば)実現する可能性が高いです。画像認識による機械警備や、機器監視なんかも置き換わる可能性が高いです。記事先では「5%程度精度が高くなる機械学習分類器」なんてしょんぼり書かれていますが、一度実現してしまえば教育コスト無しで複製でき、大量生産コストダウンしていける、さらには24時間働かせても誰も訴え出ないこれらの機器は、該当分野の雇用状況を一変させるでしょう。

率直に言えば、社会を変革するにあたって「世間のみんなが夢想するような人間比肩するAI」なんてレベルのもの必要ないのです。

初期設定には人間の介添え(チューニング)を必要とし、狭い学習分野しか通用せず、人間より数%しか能力向上がなくても(あるいは能力が下でも!)、電力で動く機械であるというだけで、十分に社会を変革できるのです。そもそも失業率が1%上がった下がったで一喜一憂している先進国為替が1%上下しただけで冷や汗と笑顔が交差する企業において、「たかだか5%程度」なんてのは口が裂けても言えない数字です。

雇用に影響を与える」という一点において、人工知能の今後10年は、脳研究のそれとはまったく違った経過をたどるのではないでしょうか?

2015-04-19

あるエンジニア挫折と変節

メーカー勤務のエンジニアがいかにキャリアチェンジに失敗し、価値観の転換を迫られ変化しつつあるかについて記す。

話は2009年頃にさかのぼる。リーマンショックと円高、さらには震災により日本の電機業界は縮小を余儀なくされ、度重なる大手企業リストラ報道に触れることで自らのサラリーマンエンジニアとしてのキャリア継続不安を覚えるようになった。

それ以前から自らのスキルの中核が会社本業とは少しずれたソフトウェアWebよりのところにあることを自覚しており、その分野での知識、経験を伸ばすことでエンジニアとしての成長、生き残りの手段と出来るのではないかと考えるようになった。

もともとネット依存な傾向と学術的な活動への未練があってはてな界隈でのの情報収集を行っていたのだが、その中で見いだしたのが機械学習関連の勉強会であった。Web業界を中心とした技術勉強会は2008~2009年からツイッターなどのSNSを通じて盛んになって来たように思われる。機械学習関連の勉強会参加者はその中でも博士課程進学者社会人博士が一般の技術職に比べてずっと多く、知的エリート雰囲気を感じるものであった。

自分勉強会に参加するようになってから少したった2010~2012年頃になると周辺のコミュニティーはどんどんと活気を増していった。

ソーシャルゲーム業界の爆発的な成長、そこではWeb関連の技術とは異なる学術的色彩の濃いバックグラウンドを持った人間を求めていること、待遇も(安定性を差し引けば)伝統的な大企業に劣らないどころか収入技術追求の環境としては遥かに凌駕するものであるとこと、自分と同様電機業出身人間も多く転身していることなどその魅力ばかりが目につくようになった。そして勉強会新興企業が優秀な人材を獲得する場であることにもすぐに気づいた。

そんな空気勝手に感じ取って勉強会ブログSNSでそこそこ積極的情報発信を行うようになっていった。

技術情報を発信する活動承認欲求自己顕示欲を十分に満たすものであり、まさにソーシャルゲームゲーマーにもたらすもの開発者サイドとして並行に体験しているような感じすらもった。しかしその魔力に取り付かれることで成熟した会社業界内のサイロ化した技術習得、それを用いた地道な作業の繰り返しにモチベーションを感じることが出来なくなり、次第にプロジェクト主体的役割を果たすことを避けていくようになった。

昼間の仕事に熱意を持って取り組めなくなったことから不眠そして鬱に悩まされ、仕事と勉学に割く時間の質と量は減っていった。

数年の年月が経過することで勉強会周囲の人間が少数は華麗に、多数はぼちぼち、あるいは人知れず職を変えていった。公の場での発表を続けるもの所属企業を巻き込んでそれを拡大するもの、全く姿を消してしまものなどその動向は様々であった。

周囲を見ると転職成功者SNSを使いこなしてオピニオンリーダーとなるような行動力コミュニケーション能力が頭ひとつ高いようにも見えた。そもそも勉強会に出て発表してある程度の知名度を得るという時点で最低限の技術力、現状の組織には依存しないという意思スクリーニングされていたと言えるのかもしれない。

そんな周りの人間の状況や数年にわたる知識の蓄積、景気の改善人工知能機械学習統計などの分野へ全ての産業が注目しているような状況を追い風と感じて2014年後半から2015年に掛けて本業リンクした業界活動をしてみた。

しかしながら会社において明確な業績がある訳でもなく、また活用できるような知名度や人脈があった訳もなかったからなのかあえなくお祈り攻勢にあうようになった。

もっとも同世代のより経営状況の悪い会社に勤めていた友人と比べると質、量(応募数)ともに圧倒的に少なく客観的に見ても転職の本気度が疑われるような有様で、その姿勢採用担当者に見透かされていたのかもしれない。

転職活動の失敗と並行して仕事勉強会関連の活動という二足のわらじに近い活動は肉体、精神健康を蝕んでいった。

精神的な転機は職場の同期や友人の結婚出産、親世代訃報であった。アラサーライフイベントを避け続けて仕事と勉学に取り組み続けることが精神的に不可能になり、元々あった不眠、鬱傾向に拍車がかかり、休職一歩手前の段階にまで悪化していってしまった。そもそもの自分活動の契機であった電機業界のリストラに伴う人材流動化がもたらした環境の変化が社内に及びそれもまたストレスの原因となった。

恋愛関係サークル活動などの濃密な人間関係経験ストレス解消法が乏しかったこと(いわゆる非リア)が精神健康の維持を妨げていたようにも思えるが、そうでもない人もいるので一概には言えない。元々の体質も影響しているかもしれない。強いて言えばストレス耐性の不足によるものだろうか。

体調の悪化や周囲の同年代ライフスタイルの変化が勉強会を中心とした活動への力を失わせ、また社内における信頼も完全に失われてしまった。

仕事での信頼、そして同期との業界知識経験格差を取り戻すのはほぼ不可能に近く、次の景気後退経営悪化ではリストラ対象になることはほぼ間違いない。だが生活の維持のためには地道な作業の繰り返し=労働必須であること、自分はすでに新技術習得ボーナスがもらえるような年ではない普通以下のおっさんになってしまったこと自覚できたことがわずかな収穫かもしれない。

2015-04-06

国防とか輸入とか学術とか芸術とかの分野で東京では活発に生活の維持高度化が図られており、無能庶民はそれに従わないと自然淘汰以前に実定法排除するという制度だし、また、神を信じて生活するという規範歴史的に生成されているし、リアルには悪いことをすると警察につかまる。要するに今となっては日本では脅されていないと悪い事をしたがる奴は社会から排除され地獄の苦しみを味わう。

2015-03-24

グッバイ早稲田、いい夢見ろよ

今年早稲田卒業する俺が新入生にアドバイスしたい

http://anond.hatelabo.jp/20100217113611

入学前参考にした覚えがあるので

自分卒業前に何か書いてみたいと思った

ひとり暮らしはしてなかったし

真面目に学問してたわけでも就活無双してたわけでもないので

学生たる者こうしたまえってのは あまり言えないんだけど

折角だし、これおすすめという物事を書いていくね


その1 医療費補助を申請しよう

早稲田大学学生健康増進互助会学生早健会)

http://www.waseda.jp/student/hoken/gojyokai/iryokyuhu-p01.html

全員入学オリエンテーションで説明を受けるはずなんだけど

たぶんほとんどの人が忘れてる学生早健会

季節ごとに無料歯科検診とか栄養指導

新歓期はアルコールパッチテストなどを実施しているありがたい団体

ご紹介したいのは、ここでは日常生活でかかる医療費を補助してもらえること(上限年間6万だったかな)

事前に本人名義口座を登録して、学生証と領収証を受付に持っていけば数カ月後に

自己負担500円を差し引いた額が振り込まれると神機能

かなり助かるので是非使うべきだと思う


その2 新聞記事サーフィンしよう

図書館 学術情報検索

http://www.wul.waseda.ac.jp/imas/

きっと1年目のオリエンテーションゼミ教授から

図書館の使いこなし方や論文・文献を見つけ出すノウハウみたいなもの

教えてもらえると思うけど、自分イチオシ新聞の横断検索

大学読売朝日毎日日経などの主要各紙と契約しているので

ログインしさえすれば1970年代からのほぼすべての記事検索できる

自分の興味あるワード検索すると見出しがずらっと出るから時代ごとの変遷が見て取れて

ウィキペディアサーフィンみたいな面白さがある

就活シーズンが近くなったら企業名業界ワード検索してみるのもいいかも

自分はあまりチャレンジしなかったけど海外紙もあるよ


その3 映画を見よう

本を読むの大学生特権?だけど 映画時間のある大学生ならではだと思う

馬場歩きの途中にあるミニシアター早稲田松竹は、

テーマを設けて国内外のいい映画をやってるから時間を見つけて行くといいよ 

2本立てとかを見終わると日が暮れてたりして愕然とするけど笑、不思議松竹で見た映画は印象に残るよ

図書館でもミニブース映画は見れるから、授業の間が空いてたらいくのもあり


その4 運動しよう

大学では運動サークルでも入らない限り

高校時代に比べて運動時間が減るのは確かだと思う

学生会館の地下には、かつて小島よしおも通ったというジムがあって

http://ameblo.jp/wasedanosusume/entry-10228174332.html

年間2000~3000円で綺麗な設備を使える 授業の合間に行きやす

ガーデンプレイスヨガとかやってるから女子はそれもいいと思う

戸山キャンパス文カフェの地下にはプールがあって、初めて見つけた時は目を剥いたけど

http://waseda-sports.jp/news/34832/

バルセロナ水泳とかに出ちゃうレベルガチボーイが隣のレーンに泳いでたりするので

参考にもなるし、マンモス校のはずなのにやたら空いているのでおすすめ 1回100円

名称は迷走してるけど、早稲田学部ごとの科目とは別に

学部生が聴講出来るオープン科目というものがある 語学教養ITボランティアスポーツとか

それらを余裕のある曜日にとるのも、楽しく運動不足解消・友達作りも兼ねてということでいいかもしれない

万人におすすめトランポリン これほど爽快なものはないよ 

スポーツが得意な人はカバディとか 日本代表なれるかも


その5 工作しよう

理工キャンパスには、材料を持ち込めば、

ろくろからレーザー加工機まで 多彩な設備を使わせてもらえる工房がある

http://www.koubou.sci.waseda.ac.jp/

長いスパンでモノづくりを進めていくのは醍醐味があるもの

中々有意義時間を過ごせる DIYとか興味がなくても、行ってみればムクムクと

何か作りたい気持ちが湧いてきたりするし、一見価値あるよ 


その6 ピクニックをしよう

残念ながら早稲田ICUみたいなばか広い芝生があるキャンパスではない

ないけど、中々いい公園庭園は近くにあるんだよね

大隈庭園戸山公園が有名ドコロだけど、

個人的オススメ中央図書館の裏にある甘泉園公園

http://www.city.shinjuku.lg.jp/seikatsu/file15_03_00011.html

暖かい日は、お弁当サブウェイサンドイッチでも持って行くと気持ちいいよ


その7 就活どうしよう

入学式で、「早稲田に入ったあなた出世するかどうかは保証できないが、あなたの友だちが出世することは確実だ」

みたいなこと言われたけど、卒業する今まわりの進路を見るとなるほどねって感じはする

さて、あなたがこれから日本就活ゲームに乗るかどうかは自由だけど、もしやるならキャリアセンターは足繁く通うといいと思う

waseda net portalキャリアコンパスコーナーに、内定先ごとの卒業生就活振り返り記みたいなのがあるんだけど

これは参考になるし読み物としても中々面白いので、就活どうしようかなってときはここを読むことから始めるといいよ


その8 その他おすすめのお店

山手卓球

http://www.yelp.co.jp/biz/%E5%B1%B1%E6%89%8B%E5%8D%93%E7%90%83%E5%A0%B4-%E6%96%B0%E5%AE%BF%E5%8C%BA

映画版ピンポン」に出てくるような昭和館溢れる卓球場 馬場近くの栄通りにある 

飲み会帰りに行くと本当に楽しい 

隣の卓球台で躍動する常連の爺さんたちの半端ない踏み込み

やたら上手いミャンマー人たちのカットマンぶりを見られるかもしれない

・早美舎  

http://www.sobisha.com/shop.html

印刷関係・お揃いのグッズ作りのお店

レポート提出間際、パソコン室のプリンターは混んでてアテにならない

そんなときはここに駆け込むべし 若旦那が神の如き手捌きでUSBからPDF印刷してくれる

ここで何単位救われたかからないレベル

ママハウス

http://tabelog.com/tokyo/A1305/A130504/13006270/

親戚のおばちゃん家きたみたいな感じを味わえる韓国料理屋さん

日本代表試合とかをのんびり観るのにもよかった

ここのお弁当は丼一杯300円でかなりコスパがいい 

牛丼「ライフ」ヤバイ

つけ麺屋「高木屋」人間食べ物じゃない辛さ

中華料理屋「太公望教授でも容赦しない主人のキャラ

ここらはかなりエキセントリックな体験が味わえるので

1年生のうちに友だち誘って挑戦して、

後輩ができたらご馳走しに連れてってあげると面白いかも

早稲田生協

自分生協加入しなかったけど、結構電化製品とか色々売ってるし本が安いし

amazon代わりに使ってたら結構お得だったかなと思わないでもない

やたら新入生にゴリ押ししてるパソコンは買わなくていいよ レッツノート自体は性能いいけど


くぅ~疲れましたw これにて完結です!

もっと色々書きたい気もするけど

明日卒業式なのでもう寝なくては

さて、

新入生はいい友だちできるといいね 

ひとりでも楽しめることは、上記以外でも沢山あるし

大学の周りだけが学生生活じゃない

宗教左翼自己啓発のお誘いにはくれぐれも気をつけて

2015-03-22

オフパコについて思う事

春が訪れたと思う.暖かくなってきたし,Tシャツ一枚でも日中なら活動て着るようになった.

解放的になる季節だと思う.気温により服が薄くなっていくのもあるし,特に学生などは春休みでもあろう.

出会いと別れへの感覚がマヒするせいもあるだろうか,オフ会報告がTwitter上で増えたように思う.

何もこの手の話はもちろんTwitterに限った話ではないが,まあ,その,いわゆるオフパコ報告を見かけることも中にはある.

オフパコはその名の示す通りオフ会とパコ=セックスを兼ねた行為である派生形としてセックス前提のパコオフという言葉もある.

有史以来,人類に限らず,ありとあらゆる生き物は子孫を残すことを至上の命題としてきた.

いかにして優秀な子孫を残すか,それに注力してきたわけだ.

この辺の話は本題とはずれる上に長くなるので省くべきだろう.半学術的な本として「人間の性はなぜ奇妙に進化たか」という本がある.こちらの本等に譲りたい.

とにかく,私たちセックスが大好きで,それは本能からくるものでもあるし,知能を得た人間らしい理由もそこにはあるのかもしれない.

私も例外ではない.

前置きが長くなったが,私はこのオフパコと呼ばれる行為に対して,倫理的にどうだなど特に何も思わない立場だ.ナンパの様なものだろう.

同意のうえであるのだ.何を責める必要がるのだろうか.

インターネットが無ければ異性と知り合う事すら難しい境遇の人もいるのだ.技術恩恵を受けて何が悪い

こう考えてる人はきっと多いのだろう.推奨でも無く,反対でも無く,無関心.自立した個人なのだから好きにすればいいのではという立場

しかし,オフパコ報告は時として炎上騒ぎとなることがある.

なぜか.

みんなそういう話が大好きだからに他ならない.

クラスの誰と誰がくっついた.離れた.

そういう話がみな大好きなのだ

難しい話ではない.

単にあるコミュニティ内で”面白そう”な話題が上がったから一緒になって乗っかっているだけなのだ

から,日ごろの言動が火の大きさに繋がる.

普段から祭りの度に全力で叩く側に立っている人は大きく叩かれることになる.

平素からセックスしてると公言してるような人は大きく叩かれずに終わる.

お祭りなのだネタ提供する当事者も,それを叩く外野も.

古よりお祭りは性と密接な関わりがあったという.

まさにオフパコTwitterの祭と言える.

祭りは私も大好きだ.

ビバ☆オフパコ

燃料を投下してくれるツイッタラーへ,はてなより最大限の感謝を込めて本稿を締めくくりたい.

2015-03-14

技術進歩しても経済の回転が速くなるだけ

仕事で言えば、簡単な書類なんかメールで送れば一発だけれど、昔はいちいち郵送で送っていただろう

研究なんかだと、学術論文図書館で複写依頼して、1,2週間待ったあげく、あまり参考にならなかったり

今はだいたいの論文ネットダウンロードできる

PCインターネットの普及で仕事効率は良くなった

効率は良くなったが、労働時間は減らない

給料効率の分上乗せされててもいいような気がするが、大して変わらない

効率良くタスクを進めることができる反面、労働時間給料が変わらなければ、ただ仕事が増えただけじゃないのか

その分経済活動は活発になるけど、資本主義なんていずれは破綻するものじゃないのか

それだけ経済的世界終焉が早くなる、と思うのは俺だけか

2015-03-03

STAP細胞大物共著者、新学術分野「分子ロボティクス」で復帰

STAP細胞大物共著者、新学術分野「分子ロボティクス」で復帰

STAP細胞共著者の大和雅之氏は、小保方晴子氏の直接の指導教授で、問題の発覚した博士論文審査者でもある。

また小保方晴子就職の際には理研に推薦状を提出し便宜をはかっている。

大和雅之教授は「自分こそがSTAP細胞論文の発案者である」と主張しており、産経新聞取材には以下のように説明している。

「刺激で万能細胞が作れるというアイデアは、ハーバード大チャールズ・バカンティ教授と私が2010年にそれぞれ独立に思いついたことだが、小保方さんのように一生懸命やる人がチームに加わらなかったら、今回の発見は数年単位で遅れていたと思う」

http://www.sankei.com/life/news/140210/lif1402100021-n1.html

大和教授はSTAP論文不正が指摘された2月病気で倒れたとされており、STAP細胞論文問題博士論文問題に関して、病気を口実に今までに一度も取材に答えていない。また博士論文などの不正に関連した大和教授処分は発表されていない。大和教授病気で倒れたあとの4月研究施設TWINSの所長に昇進している。

そんな大和教授が新しい学問の分野である分子ロボティクス」のニュースレターに寄稿していることがわかった。このニュースレターは分子ロボティクスの研究チームが発行しているものである

分子ロボティクス分野とであったきっかけなどを語っている。また、文中では「私的なことですが、昨年病気で倒れ、長期入院していたこともあり、昨年度のイベントには参加できずまこと申し訳ありませんでした。」謝辞を述べている。

http://www.molecular-robotics.org/wp-content/uploads/693e95c705626fcf7ddfa2a8f8199d4f.pdf

http://anond.hatelabo.jp/20150303111319

ただし、性器を表す単語風俗店情報が、学術的、芸術的必要表現として掲載されており、記事の内容に文化的価値があり、性的な興味を喚起することを直接の目的としていない場合は、例外として認める。

2015-03-02

[]Vol15

2015-02-26

ラノベの「よく出来た」ボーイミーツガールテンプレート私論

はじめに

映像ミザンセーヌの黄金則 ヒットする映画の作り方』において金子は次のように指摘している。

シナリオは筋書き(プロット)と描写(レンダリングから成り立っていますが、シナリオから分析局面では、プロットのものはあとに残る印象要素ではないということです。複雑なプロットであればあるほど、観る人をひきつけはしますが、覚えることは難しい。したがって他の人にも伝えにくいのです。したがってプロットに関しては「面白い」「いい」だけ。覚えている印象のほとんどは、描写です。つまり、シナリオライティングのミザンセーヌに関していえば、レンダリング重要だということになります

ラノベにおいても抽象度の高い「筋書き」を具体的に「描写」していくという作業は多くの作家が認めるところである映画は「筋書き」である台本と「描写」である映像に明確に分離可能であり、それと比較すればその境界は曖昧でありつつも、基本的な考え方としてラノベにおいても両者を区分することは可能であろう。

様々な作家による小説、ラノベ創作技法において、そこに書かれた技術がどちら寄りかを意識してみると、人物設定はどうあるべきか、世界主題の関係についてといった「筋書き」寄りの内容に対し、「描写」寄りの内容はその紙幅のほとんどが正しい日本語講座に費やされていたりする。

正しい日本語で書けるようになりました、とは読者に苦痛を与えずに「筋書き」を伝えられるようになりました、というに過ぎず、そして苦痛なく読める文章であることは読者にとっては当然であり、その意味でこうした日本語講座は「マイナスゼロにする」ものしかない。実際、ラノベワナビを数年続けているような人であれば読めない文章であることは少ない。しかしそれがなぜつまらないのか、といえば、まさしくそれがゼロしかないからではないのか。

一方で「ゼロではなくプラス」のラノベは確かに存在する。とすると「ゼロプラスにする」、すなわち「筋書き」を単に読者に苦痛を与えずに伝える方法ではなく、魅力的に伝えるための方法はあるはずである

ラノベを含む多くの創作論では「とにかく色々読め」という指摘がなされている。それは直接的な知識の吸収のみならず、そうした多読から無意識に「魅力的に伝えるための方法」を抽出し、そしてそれを自作においても無意識に利用するようになることを期待してのものであると筆者は考えている。

であるならばそれは、システマチック再利用可能な一定演出法――いわば「テンプレート」として抽出可能なのではないか。

仮にそうだとすれば、筆者はこの演出法には大きく二段階あると考えている。一つは筋書きを主たる場面に分解したとき、そのそれぞれの場面をより魅力的に見せるための場面展開の組み方、いわば「レイアウトの仕方」であり、もう一つは場面それ自体品質を直接的に上げるための「描写の仕方」である

金子映像に関して指摘するように、ラノベにおいても「描写の仕方」の影響は非常に大きいだろう。しかし一方で「よく出来た話だ」という感覚を覚えるラノベがあるとき、それはこうした「レイアウトの良さ」によって得られる感触であり、それは文体が合わないとか、パロディ不快だといった個人の直接的な好みとは一つ別の次元での評価――「自分の好みではないけれど、でもよく出来た話だと思う」といった、評価底上げに繋がる効果があるのではないか、と筆者は考えている。

「描写の仕方」については稿を改めるとして、本稿ではまずこの「レイアウトの仕方」についてのいくつかの私見を述べることとしたい。

本論

定義調査対象

本稿で抽出したいのはラノベの「筋書き」を魅力的に見せるための展開の仕方であって、あらゆる物語に普遍的存在する何かではない。ロシアの昔話とギリシャ神話キャラ萌え特化の現代ラノベ普遍的存在する要素を抽出したところで、物語構造論的にはさておき「よく出来たラノベ」を書くためという点で言えば糞の役にも立たないと筆者は考える。

大塚新城をDisった上で、つまりあ特定様式における「テンプレート」の抽出必要なのであり、本稿ではボーイミーツガール様式をもつラノベ限定することとした。

ボーイミーツガール定義として、例えば伊藤ヒロは「涼宮ハルヒゼロの使い魔など、メインヒロインとの「出会い」がきっかけで平凡な主人公が非日常に入る、という構造」を持つと述べる。裕時悠示もまた「ヒロインが非日常をつれてくる」としており、まとめると主人公ヒロイン出会いとそれによる非日常の始まり、といったところだろう。

まず本稿では「主人公」は単に語り手もしくは視点人物とする。『涼宮ハルヒの憂鬱(以下ハルヒ)』においてはキョン主人公であり、涼宮ハルヒヒロインである。加えて主人公ヒロイン性別は問わない。『マリア様がみてる(以下マリみて)』においては主人公ヒロイン女性であり、『エスケヱプ・スピヰド』においては主人公女性ヒロイン男性である表現上の混乱を避けるため、本稿では男性ないし無性であっても「ヒロイン」と呼称する。

次に、では「非日常」とは何か。

例えば『灼眼のシャナ(以下シャナ)』では主人公ヒロインと遭遇する前に外敵に襲われ、これは明らかに「非日常」として描かれる。もっとも襲撃直後にヒロインとの遭遇がある以上、広義にはヒロインが「非日常」を連れてきたと言っていいだろう。ところが例えば『化物語』では主人公ヒロイン出会う随分前から怪異に接する生活に入っており、ヒロインがそれをもたらしたとすることには広義といえどいささか無理がある。

そこで「非日常」とは主人公を取り巻く環境の変化ではなく、主人公のとる「意識と行動の変化」であると筆者は定義した。『ハルヒ』も『シャナ』も『化物語』も、いずれもヒロインと遭遇後、主人公の行動はヒロイン意識したものへと変化し、その意識した行動を軸に物語が展開していくことになる。この点から本稿ではヒロインを「主人公意識している相手」と定義する。

以上をもとに、本稿では下記の条件を満たすラノベボーイミーツガールと考える。

  • 語り手/視点人物(主人公)はある人物(ヒロイン)と遭遇し、これを意識した行動を取るようになる。この行動が物語の主たる軸として描かれる。

なお、本稿におけるボーイミーツガール排他的ものではない。ゆえに例えばハーレムラノベの代表格と言えるであろう『IS〈インフィニット・ストラトス〉(以下IS)』も、本稿ではボーイミーツガールとして扱う対象である

これを基本条件として、さらに人気作の方が魅力的な展開が内在する確率が高いだろうという推測から映像化された作品を中心に絞り込むこととした。

シリーズ化している場合、本稿での調査原則としてその第一巻のみを調査対象とした。最初の一巻はそれだけである程度のまとまりを見せる構造を持っているだろうと思われ、またその出来がいいからこそ続刊が決定したと言うことができるだろう、という推測によるものである(細かく言えばボーイミーツガールとしてのひとまずのオチが付いたと筆者が判断したところで区切ったため、『化物語』はひたぎクラブのみ、『星海の紋章』は全三巻と対象範囲に差はある)。

以上からWikipediaアニメ化されたラノベ一覧からランダムに選び出し、上記の条件に該当する作品50冊を調査した(一部個別判断からアニメ化されていない作品も含めた。また本稿では「ラノベ」の定義については特に踏み込まない)。これらを以下本稿では「ボーイミーツガール」と表記する。

長くなったが、以下やっと本題に入る。

本論

本稿では「ボーイミーツガール」を遭遇と関係構築で成り立つものと考え、それぞれについて「テンプレート」を抽出することを試みた。いずれも個々のラノベからその要素の類型化をまず行い、次にそれらが実際にどう扱われているか、またどのような扱い方がされるとより「よく出来ている」と筆者が思ったか、という恣意的判断によってまとめたものである学術的な検討がされたものではないし、類型化の際の用語も筆者が勝手に命名したものしかない点は注意されたい。

遭遇のテンプレート

主人公ヒロインとの出会いののち意識するようになる」とは、主人公ヒロインに対する見方が変わる、と換言してもいいだろう。その意味ヒロインとの物理的な出会いのみならず、「ヒロインに対する主人公見方が変わる」ことも含めて本稿では「遭遇」と定義する。

さて、「よく出来た遭遇」は印象に残るものであり、そして意外性は印象を残す一つの要素たりえる。実際多くの「ボーイミーツガール」は遭遇時にヒロインの「意外性のある設定」を明らかにする。

問題は、その「意外性のある設定」は凄まじい勢いで陳腐化する、という点である

突然同じ部活所属することになったヒロイン毒舌であることが明かされる『やはり俺の青春ラブコメは間違っている(以下俺ガイル)』、突然同じ寮に入ることになったヒロイン天才画家であることが明かされる『さくら荘のペットな彼女』、突然同居することになったヒロインサキュバスであることが明かされる『ご愁傷さま二ノ宮くん』などいずれも「意外性のある設定」が明かされるが、それが筆者に十分なインパクトを与える意外性であったかといえば否定せざるをえない。ヒロイン魔王だろうが神様だろうがそれがどうかしたのかと微塵も関心を示せない読者は特に筆者に限ったものではないだろう。

筆者が考えるに、これに対するアプローチは大きく2つに分けられる。ひとつは「設定の極端化」、もう一つが「演出の工夫」である

設定の極端化

「設定」の新規開拓はもはやほとんど絶望的だが、既存陳腐化した設定を極端化することによって意外性を勝ち得ているものは確かに存在する。例えばヒロイン挨拶代わりに主人公を撲殺する『撲殺天使ドクロちゃん』はその典型例と言える。問題は極端化が進めば進むほど馬鹿げた内容になりがちであること、さらに所詮は既存の内容の延長上にあることから読者の十分な意外性を得ることができず、陳腐で馬鹿げたものしか認識されないリスク内包する、という点である

演出の工夫

既存陳腐化した設定を使い回しつつも、その演出によって読者の興味を喚起することは可能である。そこでまずいくつかの代表的な遭遇における演出類型を整理したい(以下で全ての類型を網羅しているといった主張ではない。為念)。

主人公を困難に直面させる

クーンツは『ベストセラー小説の書き方』において、物語冒頭で主人公が困難に直面することが読者の興味を喚起する重要な要素である、としている。ヒロインの設定に意外性が乏しく魅力が無くとも、遭遇の場面の魅力はこの「困難さ」で補填することが可能であるヒロイン奴隷だと告げられる『ゼロの使い魔』、異星人に狙われる立場だと判明する『這いよれ! ニャル子さん』、突如男性主人公美少女に変わる『俺、ツインテールになります』などが具体例としてあげられる。

とはいえこれらの例において実質的主人公が困難を自覚しているものは少なく、その解決へ向けて真剣に行動することはほとんどない。いわば形式的な困難さでしかなく、そうした困難さは筆者の興味を喚起するものではなかった。

一方で『シャナ』は主人公が強く困難な状況を自覚し、絶望するところで始まる。トーチ云々の中二病はともかく、ヒロインに命を救われたと思いきや「いやもう死んでるから」と否定され、残りわずかな自分人生に悩む流れは使い古されたそれでありながら、筆者は悪くない印象を持っている。形式的困難に全く効果が無いわけではないだろうが、より効果的にしたいのであれば実質的困難とした方が無難とは言えるだろう。

秘密漏洩

偶然からヒロイン秘密主人公が知ってしまい、ヒロインもまたその漏洩を把握する、という遭遇の類型もまた古典的展開と言っていいだろう。『乃木坂春香の秘密』などはこの典型例と言える。

知ってしまった秘密主人公はどうするのか、秘密を知られてしまったヒロインはどうするのか、という次に当然起こるであろう緊迫した事態への興味を効果的に喚起させることができる上、それまで互いに無関心であった主人公ヒロインが相互に強烈に意識し始めることが読者に必然的に伝わる、という強力な副次効果を持つ。また秘密漏洩ヒロインにとってみれば「困難の直面」に他ならず、そこで極限状態に置かれたヒロインがどのような行動をするか、とはそのヒロイン人格であったり本性を端的に表すものと読者に暗黙に理解させる点でも効果的に機能する。

謎の提示

その状況が主人公にとって予期せぬ事態であり、なぜそんなことになったのかという困惑と疑問が生じる遭遇は読者の興味を喚起するという点で効果的である

例えば『タイム・リープ あしたはきのう(以下タイムリープ)』においては記憶の混乱という謎がまず読者につきつけられ、その解決が物語の主たる軸となる。『のうりん』においては主人公の崇拝するアイドルが電撃引退の上突如転校してくるが、彼女がなぜ転校してきたのかが物語の中心に据えられている。

しかし『タイムリープ』と『のうりん』を比較すると遭遇の出来の良さは(筆者にとっては)圧倒的に前者である。その違いは、おそらく単純に「読者の興味を引く謎か」という一点に尽きると思われる。この類型ヒロインの設定の意外性ではなく謎の意外性で勝負していると言ってよく、ゆえにどれだけ読者の興味を惹起することのできる「謎」を思いつくかがこの類型の要点と言っていいだろう。

印象的な絵面

例えば『マリみて』における「タイが曲がっていてよ」のように、これまでに見たことが無いような強いインパクトを与える絵面を描くことで読者の興味を喚起することに成功しているものがある。

筆者は全く百合趣味理解できないが、そうであっても「美人美少女ネクタイを締めてあげる絵」というのはなるほど悪くない絵だという実感が得られ、印象に強く残っている。

マリみて』ほどの強力さは筆者には感じられなかったが、例えば『とある魔術の禁書目録(以下禁書)』における「帰宅したらヒロインベランダにひっかかっていた」という絵もこの類と言っていいだろう。

遭遇の多段階化

以上、いくつかの類型を述べたが、より効果的に演出する方法としてこれらを多段階構成にする、という手法があると筆者は考えている。

例えば『俺の妹がこんなに可愛いわけがない(以下俺妹)』ではまずヒロインエロゲ趣味主人公漏洩する第一の遭遇(秘密漏洩)があり、それについての一段落が描かれたのち、夜中ヒロイン主人公の自室に侵入する第二の遭遇が発生する(謎の提示)。

化物語』の第一の遭遇は階段から落ちたヒロインを抱き留めるという古典的なそれであるが、これは同時に「ヒロイン体重が無い」という「謎の提示」と「秘密漏洩」として機能する。次にヒロインの病弱さがひとしきり語られたあとで、ヒロインカッターナイフホッチキス主人公の口に突っ込み脅迫するという第二の遭遇が描かれる。攻撃性格ヒロインに特段の目新しさはないが、文房具凶器として使うこの絵面は筆者にとって十分インパクトがあった(印象的な絵面)。

とらドラ!』の第一の遭遇はヒロイン主人公を睨みつけるだけの地味極まりないものである。ところが第二の遭遇はヒロインが机を吹き飛ばし掃除道具入れに隠れるところを目撃するという奇妙なものであり(謎の提示)、ラブレターの入れ間違えの発覚を踏まえ、その「秘密漏洩」への対抗策として主人公宅へ夜襲をかける第三の遭遇と畳みかける。

興味深いことに、このときいずれも各段階の間に一拍が置かれている。それぞれの遭遇は矢継ぎ早に連続して矢を刺すというより、一本矢が刺さってちょっと痛みに慣れてきたところで二本目を刺す、というテンポと言ってもいい。

例えば『俺妹』ではエロゲヒロインに返した際、その場でヒロイン主人公へ自室でそのゲームプレイすることを要求しても物語上何ら影響はない。しかし一旦そこで一区切りさせ、主人公に「これで今まで通り、互いに無視しあう兄妹関係に戻るのだ」と吐露させ、その上でヒロイン夜這いさせることで、単にその場で依頼をするより読者に強いインパクトを与える効果を生んでいると考える。

中編へ続く

2015-02-22

http://anond.hatelabo.jp/20150222115432

知識は容易に再配分ができるよね。知力よりも。

知識は知力を鍛える土台になるから、知力の再配分の前にすることがある。日本は土台がまだできてない。

Wikipediaを見ればそれは明らか。信頼性がどうこう言ってないで、まずは学術記事欧米以上に充実させてからほざけってことだ。

何?そうすると俺が書いた概論書籍が売れないって?知らんな。

2015-02-17

副業としてウェブショップ経営して1年

職場が多彩なアイデア創出のためと起業を推奨してくれるため、ウェブショップを立ち上げて実際に経営してみた。

ただ、職場からの援助は法人としての取引を含めて一切なく、全て自己資金による。

たった1年で何が分かるんだと言われるかもしれないが、学んだことや何だかんだ考えたことが多くあるので少し書きなぐっておきたい

ウェブショップを畳むときがきたら、自分の詰めの甘さを読み返してみたい。



カラーミーで十分すぎた。

カラーミーは砂漠の中にポツンと出店するようなもので、楽天などのオンラインモールはそれだけで集客力がある、と言われる。

しかし、現実ショッピングモールでも利用されない見向きもしないショップはあり、角の方にあるショップモールに支払う家賃で潰れるショップが多い。

オンライン現実世界で起きていることとは合致しない、ということはないと思われる。

ショッピングモールへ買い物へ行って一番目立つのは、当然のことながら立地の良いショップである

これを楽天などで商品検索した場合、あるいは楽天ネットサーフィン()したと考えてみる。

キーワードでひっかかるように「わけのわからない関連性のないショップ」がトップに来る場合がある。

そして残念なことに目立つ位置を占めている。しかもそれが5ページも続いたら見る気がなくなる。

そんなショップ跋扈するオンラインモールに出店しても、家賃(月額利用料)で潰れるだけだ。

真っ向から勝負を挑んだって、既に出来上がっているシステムを変えることは難しい。

から、そういうシステムを避けた場所で新たにシステムを構築するか、あるいは、そういうシステムの構築の薄い場所を狙うほうが楽だと思った。

ということで後者を選択して、月額使用料の代わりに広告費にお金をかけた。

ただイプシロン、あんたの手数料は高すぎる。

ウェブ上の卸販売は役に立たないし、流行ものや被服は扱わなくて良かった

オンラインで卸販売をしているお店よりAmazonの方が安いwww

流行個性を求める力であると同時に、制服のような均一性をもたらす。

均一性が全体に行き届きはじめる頃には、流行は新たな個性を志向する。

まるで諸行無常激流のようなものなので、在庫を抱えた場合は資金の回転が悪くなり倒産の要因となる。

ということで、消費雑貨を中心に扱うことにした。

最悪、在庫を抱えても自分が顧客になれば良い。これはあまり歓迎されない考え方かもしれないけど。

から、正直に自分が欲しいと思ったものしか仕入れない。

流行ではなくそれなりに顧客があるというのは、流れは緩いが需要は必ず発生するので長期戦に挑むことができる。

服でウェブショップだけど始めることだけは本当にお勧めしない。

廃れて変色したような服の在庫を抱えた時にマジでどうにもならん。

普段はLサイズの服を着ているのに、在庫のSサイズの服を着てわがままボディをアピールしたいなら別だけど。

輸入品を扱うなら通関だけはしっかりやれ、わりとマジで

すごく誤解をしている人が多い世界で、個人で販売する場合には関税を払わなくていいだとか、それ真っ黒ですから

ほとんどの個人が郵便にて輸入すると思うけど、販売目的の場合は個人であろうがなかろうが通関しなければならない。

輸入品によって関税が無税のものもあるけど、それでも消費税を支払う必要はある。

消費税関税の税率も、個人使用と販売用とでは計算の方法も異なる(商品代だけで計算するのか、あるいはCIF価格計算するのかが異なる)。

稀に「流れ郵便物」として関税がかからないことがあるけど、それが販売用であるのならば郵便局に届け出て修正してもらって納税しなければならない。

ちなみに、通関料(荷物1つに付き100円)は郵便局手数料であって税金ではない。

オークションでは随分とと個人輸入品を安く売ってらっしゃる方が多いけど、正直輸入品をあんな値段で仕入れられるわけがない。

オークションの利用料と関税率消費税等を逆算したら、原価をいくらで仕入れてるんだ!って驚く値段になる。

利益度外視した慈善奉仕なら別だけど、個人がそんな値段で仕入れられない(40ftのFCLで単一品を輸入して、それを自分で通関して自分でコンテナをドレージしてデバンするなら可能かもしれない)。

まり、ほとんどのオークションの安い個人輸入販売者脱税している可能性があり、その蓋然性は極めて高い。

ある日、税関職員がインターフォンを鳴らしてチェックに訪れます。もちろん税務署にも調査されます

だって、偽りの輸入申告で脱税しているわけですから

大丈夫だと思っているのはあなただけで、日本の物流のシステムを舐めてはならない。

何をどの時期に輸入しているか郵便局税関接続されたNACCSに全てデータとして残り、税関はいつでもそれをチェックできる。

ちなみに、税関発給コードやNACCSコードを取得していなくても瞬時に輸入実績は調べられます

それが販売用として、あるいは個人使用として輸入されたものであるかも全てね。

個人使用として輸入していたものを販売した場合、ある程度の滞納額が貯まったら税関職員がご満悦の笑顔をしてご自宅へやってきます

日本人の誠実さ()キャンセル言い訳について

会社を休むにしても、誘いを断るにしても「入院」や「親族が死んだ」だとかそういう理由を言ったことがある人は多いはず。

キャンセル理由第一位は「入院病気」、第二位は「転居」、第三位「誰かの死亡」である

多くの注文を受け、その中に数件キャンセルが入る。そのキャンセル理由を読んで「あぁ、またか」と思う。

きっと、このような理由休日申請を受けた会社も同じことを思っていると思う。

それくらい、使い古されてカビ臭いいいわけなのである

本当かもしれないが、嘘の可能性は否定しきれないし、そもそも病気になったかキャンセルという理由根拠が分からない。

転居だって、欲しいものであれば転居先に住所変更すればいい。

要らなくなった、心変わりをしたと正直に言ってきた人はいない。

これを本音と建前という日本人文化だというような、個人的にはそんな風に美化したくはない。

「いらなくなりました」と言えない社会制度に問題があるのかもしれない。

いずれにしても、この「心変わり」によってカート落ちが少ないのが実店舗の強みで、ウェブショップの弱みである

そんでもって、これは余談だけど「誠実で真面目な日本人」のような言葉を耳にすることはあるけど、そんな日本人は存在しない。

それは我々の想像の中に生きる日本人で、現実から目をそむけたい、ある種の憧れを抱いた言説なのかもしれない。

あと、お客様神様だけど貧乏神もいる。

追記(2015.02.17)

1年後の自分が読み返して「こいつ臭っさいなーwww」と笑い飛ばせるように書いたつもりですが、帰宅してたくさんブクマがついてて焦りました。

学術的に書くべきか、それとも一般論的な文章で書くべきか、あるいは口語体で書けばいいのかシドロモドロしながら考えて書きなぐったため、文章統一が取れていませんね。

自分で読み返しても、言葉足らずな表現に誠に稚拙な文章で張り倒したくなります

貴重なお時間を頂戴して読んでいただいた皆様のお目汚しして申し訳ない。

さて、ブクマを読んで一応ちょろっと数千文字程度で返信しようかと思ったので追記させていただきます

追記部分に関しても、1年後の自分が読んで、その時の自分がどのように考え、自分がどのように反応したのかという内省材料になればいいかな、と思っています

副業を始めるにあたり、タイ語を学び、次にラオ語習得して、クメール語も覚えました。

これらは似た言語なので1つを学べば他を習得するのはそんなに難しくはありません。

それと、相手の国の文化を学ぶためにサンスクリットの読み書き、それに伴うパーリ語勉強しました。

というのも、やはり仏教国、あるいは仏教の影響が強いため、それらから借用語が多い言葉です。

ただ、正直にサンスクリットなんて習得することをお勧めしませんし、サンスクリットでの会話なんてのは相当訓練を積んだ人でなければ精神に異常をきたすレベルです。

名詞変化も変態級で、動詞が十類まであって、それぞれの時制変化だとか内連声だとか…(>'A`)>ウワァァ!!

…相手の文化を学ぶには、やはりその言葉ルーツというか、そういうのも知っておくと会話に幅をもたせることができて有利…なような気がしています

率直に言えば、ピジンでも通じるかもしれませんが、やはり頭ではなく心で理解して欲しいため現地語を習得しました。

実に恵まれていると思っています副業禁止がある会社では不可能な経験をさせていただいています

というのも、副業が禁止されていないばかりではなく、副業のために休日をもらうことができます。ただし、その為には証拠だけは求められます

「到着したコンテナの通関を自分で行いたいため」という理由休日がもらえます。その証拠として通関書類を見せることが求められます

しかし、その経験が職場於いて新たな事業へのきっかけを切り開く端緒となり、ある商品の輸入事業が始まり、そこそこの売り上げ貢献になっています

通関業者税関にて通関手数料が決められているため、その手数料で儲けることはできません。

ですが、通関業者収益を上げなければならないので、どこかで収益を図らなくてはなりません。

それがドレージ費であったり、税関検査費であったりまます

(税関検査費だなんていやらしい名前ですが、税関が行う検査なので「税関」は費用を請求しません。というかできません。これは通関業者費用で、検査場までのドレージや検査のためのデバン作業などの費用のこと)

相見積もりを取れば費用についてはある程度の予算が立てられますが、上述の「税関検査費」は検査の有無で実費となります

そこを通関業者がふっかけてくる場合があるので、一度通関を自分で行っておけば、それが妥当費用か否かが判断の一助となります

というような経験が、社にとってもメリットになる(?)ので、なんでもいいから起業して経験しろ上司から言われます。(もちろん任意)


  • 自分の方法が全てではない

というのも、紛いなりにも世間様の目に晒される可能性はあるわけなので(実際ブクマがたくさん付いてびっくりしてます)、自分の方法が全てとは考えていません。

ですので、さまざまな観点からその時の最良と思われる方法を選択します。

ところで、現代は誰もが認めるであろう情報化社会なので優良(?)な情報は共有した方がもっと良い社会になるかもしれないと思っています

ということで少しネタばらしをしてしまえば、古物商於いては1万円以下の買取には記帳義務が不要というところに着目しています

現在ある意味である部門の輸入商品は飽和状態にありますが、市場には一定数の需要があります

しかし、その商品を輸入しても、輸入にかかる送料などを計算した場合、利益が十分にあがる値段で売れる蓋然性は極めて低い状態です。

続きを読みたい方は「わっふる、わっふる」と書き込んでください。(正直、書くの疲れましたw)

それと誤解を少しでも解消できればと思いますが、「それ以外は脱税して儲けているはず」ではなく「ほとんどの(中略)その可能性があり、蓋然性が高い」という書き方に着目してください。

「それ以外」は「私以外」と読み替えられると思いますが、私以外が脱税して儲けているはずだ!などと言っているのではなく、オークションで見るのは、そんなような気がするし、結構当たっちゃってるかもねという感覚です。

これは私の言葉不足が否めませんでしたが、誤解を解消できればと思い弁明させていただきました。


これはお客様の方から述べられる理由であって、こちらからその理由を尋ねているわけではありません。

しかし、これは議論を呼ぶかもしれませんが、キャンセルするには理由が必要なのは当然のように思います

密林売買でも、キャンセルや返品をするには理由を求められていたような気がします(後ほど見てみます)。

オンラインと雖も、実際にカートに入れ、そして購入ボタンを押した時点で購入する意思表示であって、売買契約が成立しています

実際にコンビニエンスストアのレジで会計が済んだあとに「やっぱいらね」ってのは、少し失礼な気がします。

もちろん、オンラインはそういう面倒向かうやりとりのない気軽さがあるかもしれません。

しかし、購入者一方的な都合で売買契約を破棄できるのは、些か法治国家というか、そういうものを有耶無耶にしてしまう感があって、個人的な感情ですが解せません。

例えば、オンラインショップだと「売切れ」の表示の間は、購入されるかもしれないという機会損失を被っているわけですから

ただ、むしろ、こういう民法的なものがあるからこそ、「本音と建前」みたいな文化形成されるのかもしれませんね。

本当はいらなくなっただけだけど、それだと購入者自分勝手な都合みたいな解釈をされそうだから入院しちゃえ的な、そんな何かかもしれません。

いや、これでも美化しすぎで、もっと人間のドロドロとした「潔白でありたい自分」という理想の維持のため、または自分の持っている倫理観を説得させるための自分に対する言い訳なのかもしれません。

これは例外なく私にもあてはまり私自身も「誠実で真面目な日本人」ではありません。

深夜のノリで購入したものを、翌日になって「いやいらんだろ」と賢者モード的な状況に陥ることが稀にあります

そしてお恥ずかしいことに、そのことで尊い友人を「一旦」墓地に入れてしまったことがあります

その時のショップの対応は素晴らしかったですね。

そして、自分がその立場になってみて「はいはいたか」と思いながら、受注キャンセルボタンポチりしているわけです。

相手の心身を心配する文面を書きながら、単調に感情もなく、ポチりと。

この自分の感情と文面に対して、ふと自分を振り返ったとき、そこには何か儀式めいたものを感じます

舞台の演者になったというか、そういうように振舞うことで、その舞台を上手く終焉に持っていくような、そんな不思議感覚です。

忘れて欲しくないのは、代引きの受け取り拒否キャンセル!!!

いらなくなったから、受け取り拒否ってどうなの?

あれだけは本当にやっちゃならん。

マジでこちらは一方的に損失しかでない。


  • 「誠実で真面目な日本人」について

なんだか後半に至るにつれて、酔っ払いのくだ巻きになって申し訳ないですね、もう少々お付き合いください(ブコメフラグ回収)。

これは自分のフィールドというか、文化人類学に毒されているというか、言葉遊びにも似た点なので納得されない考えかもしれません。

これはそもそもですが、理解を求めるよりも共感を求めるべき問題かもしれません。

また、言葉足らずな部分が多くあり「一般的に」という言葉を伏すべきでした。

しかし、きっとどのような人であっても「誠実で真面目な日本人」に遭遇したことがあるはずはない、とは思います

というのも、この言葉が引っかかる人は、そういう日本人に対する評価が下された世界観を自分の中に持っているかであると思うのです。

私は私自身、どこからこの「日本人は誠実で真面目だ」という世界観が自分の中に形成されたのか分かりません。

そして、その世界観でもって副業をやってみると、悉く打ちのめされます

反論として提出されるであろう統計的データを取ってデータに語らせる、という統計学的なやり方は抽象性が高くて個人的には好みではありません。

私は個人として個人と接しているのであって、7割くらい真面目な日本人というようなデータコミュニケーションをしていないのです。

そして、副業を続けることで「誠実で真面目な日本人」は消え失せ、評価から自由な「人間だもの」的なスタンスに立つようになりました。

なので、それを端的に「誠実で真面目な日本人は存在しない」的な書き方にしてしまいました。

自分の脳内補正をかけて書いた典型的な悪い文章でした。

しかし、言葉足らずな一文に対する解釈がそれぞれなんだなーと改めて、興味深い経験をさせてもらいました。

Twitterとか少ない文字で表現することが流行っていますが、そこから誤解されない文章を書くって相当な表現能力が必要ですよね。

私にはそれが足りないため、宴会場にいるやさぐれた酒飲みの説教みたいなものとなってしまいました(ブコメ回収2つめ)。

ということで、仕事から帰って、今日の分の出荷も記帳も終わったので長々と追記を書いてみました。

2015-02-14

日本ビジネスマン白人女性大好き!!

まあ、これを見て欲しい。

https://www.youtube.com/watch?v=iRhTwolRMJY

要するに、「白人若い女の子日本の素晴らしい風景を味わう」というCM典型的白人コンプレックスを惜しげもなく表現した傑作で、よく懲りもせずにこんな映像作る気になれると感心する。

普通広告マンとかが外国人に持つ(外国人表現する際に利用する)イメージは、こんなところか。

じゃあ、その反対の映像

https://www.youtube.com/results?search_query=%E3%81%93%E3%81%93%E3%81%8C%E5%A4%89%E3%81%A0%E3%82%88%E6%97%A5%E6%9C%AC

たぶんこれで観れる。昔、ビートたけしが司会をやっていた「ここが変だよ日本人」という番組で、日本にいる外国人が「日本のここの習慣が変!」という話をマジトークする番組で、今見てもなかなか興味深い。上のようなCM見ると、日本ってここ二十年で後退したんじゃないかと思う。曽野綾子先生万歳!!!

2015-02-12

http://anond.hatelabo.jp/20150211201344

実用書、学術書、翻訳書、自費出版ウェブモバイル電子書籍

あたりの編集経験あるんですけど

編集者って一体何の仕事をする人なのか?」

について、共通して言えるとすれば

読者と著者の仲介作業はぜんぶ編集者仕事

ですわ、と。

元増田書誌情報上の「著者」だとして

今回の「仕事してない編集者」のアレなところは

からも見えやすい部分だからおくとして


・「ライターはつけず、あなた執筆していただきたい」と言われたので承諾した


というフレーズから想像できるのは

「著者としての元増田執筆能力不安ゼロなわけじゃないけど

「カネが潤沢にあるわけじゃないし、ライターはつけられない

「だから元増田がぜんぶやってね、できるよね?

という版元の微妙スタンス

インタビューなどに行く場合は、私が相手とコンタクトをとり日程を取り決める。出版社からは私と相手ふたりあわせて1000円のみ支給。(珈琲代にもならない。相手への謝礼は?)


この一節なんかも

元増田に「自分の著書に必要インタビュー」という認識あれば

しろ取材費が出たのはラッキーと感じたろうし、

版元の指定で「やらされ感」あったからこそのコメント、だとすると

やっぱり純然たるコスト削減した制作体制、ってだけな気がしました。

なお、デザインとかタイトル変更とかは

著者の意見は聞くけど

出版側が製造費っつーリスクを負うぶん

「提案とかけはなれたもの」になることは往々にしてある。

著者とのすりあわせが出来ない編集

営業の意向を早めに汲める能力があるとは思いづらいので


総合して覚える

「ですよねー」感。

なにしろお疲れさまでした。

http://anond.hatelabo.jp/20150211201344

著者も編集もやる立場から

まず、この世界は基本決まった仕事方法ってあんまりない。著者の数だけ仕事の進め方があるし、本の種類によっても全然違う。

で、基本的に読んでると、全部初期段階での交渉不足といえばそれまでなんだけど、、一応自分が思う一般的な話が参考になれば。

>・直してくれるのは基本的てにをはのみ。それ以外も時々直してくれるがだいたい見当違いも甚だしい。これが一番キツかった。

もし修正がまずかったとしたら、これは単に編集者ダメ。なんだけど、書き慣れてない人からすると、

ここ直すの?っていうのに過敏に反応することもある。概して、よほど名前スタイルの決まった著者でないかぎり、

校閲編集者校正一般的言葉で分かりやすくしようとする。それが頭に来ることはある程度ベテランになってもある。


>・インタビューなどに行く場合は、私が相手とコンタクトをとり日程を取り決める。出版社からは私と相手ふたりあわせて1000円のみ支給。(珈琲代にもならない。相手への謝礼は?)

これもケースバイケースだけど、基本的にやって欲しければ自分から頼むべき。

支給額は少ないけど、出るだけましかな。


>・書籍に挿入する画像著作権等の確認はこちらでする。

これはおかしい。ただ、貴方がやってください、というべき。

例えば英語必要とかで編集者が分からない、というなら、外注でもいいからやらせるべき。



>・スケジュール概要は教えてくれるが、タイトルデザインをいつまでに決定すればよいかなどの詳しいスケジュールは教えてくれない。


タイトルデザイン結構最後になりがちで、スケジュールは常に曖昧

重要視するのであれば先に話をしておいて、最後は必ず確認させてください、と話しておくべき。



>・書き終わってないのに出版日を次の月に勝手に設定されていた。こういうのは書き終わってから設定するものじゃないのか。


これも進行の相談無視してのいきなりの設定だったとすれば、編集に非があるけど、普通先に相談しない?

ちなみに出版社出版スケジュールというのが決まっていて、ある程度先が見えたら最後強制的出版日を設定して、

最後だけ慌ただしく帳尻合わせすることはよくある。




>・了承のないタイトル変更をされた。


これも先に話すことだけど、確認なく勝手にやったなら非常識だな。



>・表紙のデザインも提案した物とはかけはなれたもので決定された。


これも本の内容・種類によるけど、こだわりがあるなら書き始める前に先に伝えて表紙も含めてやりたいと

さないとだめ。


>・執筆内容の信憑性裏付けるためにいろいろな人に確認してくれるなんてことはなかった。本ってこんなに主観に満ちたまま出版されてるものもあるんだなと思うと少し怖い。


よほど学術的な本でないかぎり、「いろいろな人」に確認をとるなんてことはあまりないよ。

せいぜい事実関係のみ校閲に任せるとかその程度。



何の本か分からないけど、三流出版社の裏社会系とかそんなのじゃないか?

読んでるとそんな感じがする。

2015-01-27

Qiitaで何があったのか

Qiitaで起きたちょっとした騒ぎについて、事情を知らない人たちが混乱しているみたい。

自分が知っている範囲で、何があったのかを書いておくことにする。

登場人物については、具体名を出すと迷惑かと思うのですべて伏せる。

知りたければ調べれば分かると思う。

ちょっと前の話

何ヶ月くらい前だったかQiitaちょっと話題になった投稿があった。

Swiftについての話だったからWWDC2014よりは後の話。

この投稿をしたのが今回の騒ぎの中心人物。名前を言ってはいけないあの人。以下Kとする。

で、何が話題だったかって、ものすごい分量のテキストでそれっぽく書いてあるんだけど内容は(というかタイトルからして)デタラメ

でもものすごい分量でそれっぽく書かれていると信じてしまう人もいるようだった。

コメント欄には正しい指摘をする人もいたんだけど、Kは否定的な指摘(客観的に見て正しい指摘なのだが)を一切認めず、長文デタラメによる反論を繰り返した。

話の通じない相手にいつまでもかまっていても仕方ないので段々そういう人もいなくなっていったし、しばらくしたら鮮度も落ちてその時は一段落した。

最近の話

Kは投稿を続けていた。

内容は関数型言語数学についてのもの

仰々しいタイトルや圧倒的な分量のテキストで、学術的に全く正しくない(あるいは厳密さを欠いて正しさを議論できない)ことが羅列されていた。

でもそのタイトルに惹かれてなのか分量で「よく分からないけど何か凄そう」と思ってしまうのか、Qiitaストック数は結構な数になっていった。

そのうち、「関数型言語」でGoogle検索するとほとんどトップに件の投稿が並ぶようになっていた。

この辺りから、関数型言語を利用している人たちの間で危機感が高まってきたように思う。

ただ、Qiitaには投稿に対して負の評価をつける仕組みがない。

間違った内容に対して、投稿者が訂正を聞き入れない場合にはどうすることもできなかった。

ここ数日の話

まずは、コメントによる指摘が始まった。

でもやはりKは自分の考えが絶対的に正しいものとして譲らず、誹謗中傷を含む反論を返すだけだった。

誹謗中傷は時には無関係の人物にまで及ぶこともあった。

Kだけが悪いように書くのはフェアじゃないので言及しておくと、指摘コメントにも誹謗中傷を含んだものもあって、かなり荒れた感じになった。

さらには最早Qiitaとは一切関係のない、Kの過去の行動についてコメントする悪質なユーザもいた。

そのうちKは投稿を削除した上で同じ内容を再度投稿し、コメントクリアするという行動を繰り返すようになった。

Qiitaの仕組み上、まともな手の打ちようがなくなってしまい、ここからユーザによって様々な抵抗がとられた。

Qiitaを去る

Qiita投稿することで間接的にKに利することを良しとせず、Qiitaの利用を止めるユーザがいた。

この時に残した投稿Qiita運営側によって「技術的内容ではない」ということで限定公開に変更された。

また、Qiita中の人Twitterでこぼした失言(削除済み)に嫌気が差して退会した人もいた。

対抗記事投稿する

コメントでは埒が明かないので、自らKの投稿の内容を検証した記事投稿する動きもあった。

早速Kに捕捉され、コメント欄にまたも長文反論がついていた。

Qiitaに対する皮肉投稿する

Qiitaの、「利用者善意依存した仕組み」のためにKに全く対処ができない状況を批判する記事に、

申し訳程度にコードを貼り付けて「技術的内容」として投稿するユーザもいた。食玩みたいだ。

結末

そうこうしているうちに、Kを擁護する記事(削除済み)が投稿された。

関数型言語について聞き齧った程度のあれこれを書いていたが、Kの影響を受けたとあって概念的な記述に終始し、

到底理解しているようには思えなかった。

「間違った内容を書いてはいけないのか」「指摘する側が正しい記事を書けばいい」「検索上位に来るのはGoogleが悪い」

「Kはあれだけ時間をかけた記事無償提供してくれている」「Kの説明は本質的で分かりやすい」といったのが擁護の主張であった。

正しい指摘をし続けてきた人たちにとっては、こういった初学者への悪影響こそが正に危惧していた状況であった。

この投稿に対してKを含めてコメント応酬が行われている最中、KはQiita運営側によりアカウント凍結という処分を受けることになる。

のしばらく後、アカウント凍結からユーザ資格の停止へと状態が変わっていた。

蛇足

ここからは多分に個人的意見なので、事の顛末が知りたいだけの人は読んでも得るものはない。

結局、最終的にはQiita運営による強制排除で落ち着いたわけだけど、Qiita利用規約を読む限り、禁止行為に該当する理由がないように見えても

運営側判断ユーザ資格の停止でも記事限定公開への変更でも勝手にできるということらしい。

「なにがOKで何がNGなのか明記しろ」という意見も目にしたけど、明確に線引するのは難しいだろうし、この辺りは意見が分かれるとこだろう。

現行の仕組みで、あくまQiita運営側独裁的にOK/NGを決めるやり方が上手く回り続けるかは疑問に思うけれど、とりあえず運営側を信頼して

利用を続けるという判断も悪くはないと思う。

Qiitaに俗に言うポエムやら小節投稿することにも賛否あるようだけど、個人的には今回の騒ぎのような手の付けられないような状況にさえならなければどうでもいい。

ノイズまみれになって有用情報相対的に減少することになったとしても、それはサービス側の選択した道だと思う。

関数型言語界隈は最近注目を集めていることもあって、分かったような気になった人によるなんとなく分かったような気になれるような文章みたいなものを良く目にする。

関数型言語ユーザの端くれとして意見を述べるとすれば、手っ取り早く分かったような気になろうと思っても結局何も分かりはしないので、

良書・良コードを読み、手を動かすことが一番の近道だと思う。

2015-01-04

数学的には正しいけど、ビジネス現場では..の意味を誤解する人達

縦軸に目盛のないグラフインターネットデータ分析も好きなぼくが、入社一年未満でWeb解析コンサルタントを辞めた理由

http://abrahamcow.hatenablog.com/entry/2015/01/03/105115

エントリを読んでこの人根本的にデータ分析を誤解しているんじゃね?って思った。データサイエンティスト的な人達はよく学術ビジネスは違って言うんだけどこれは数学的に間違っていても良いって意味じゃあ無い。数学的に正しいモデルでいくら精度が高いモデルでもビジネスに役に立たなければ意味が無いって言っているのだ。

例えばデータ分析者が「数学的に正しい」機械学習最先端アルゴリズムを使ったことでCVRが従来よりも3%上昇したとする。YahooFacebookのような巨大企業であれば数%上昇することで利益が億単位で変わるので投資対効果は十分だろう。対して規模が小さい企業であればその利益は数百万の単位しかかわらない。

同じ「数学的に正しい」手法を使って全く同じことをやったのに全社はビジネス的には正しくて後者は正しくない。データ分析者が数学的には正しいけどビジネス的には...と話すのにはビジネス的に意味があるかどうか投資対効果が十分であるかどうかが状況によって変わるからである。決して「数学的に正しくない」がビジネス的に正しいことをしているわけではない。

もちろん数字ごまかすような低レベル人達も中にはいるがそんなものは論外である

エントリの著者は残念ながらまともな分析チームのある会社で働いたことがないのだろう。

同情する。

2015-01-03

日本IT系研究が上手くいっていない原因

日本IT系研究はだいたい下記のようなフェーズで進む.

1.どこかの大学とか企業の偉い人が英単語2,3個ぐらいのビジョンを打ち立てて予算を獲得する

2.キックオフミーティングが開かれ,とにかく線表が書かれる

3.若手を集めてブレストをし,ビジョンを実現するサービスアイデアを考えさせる

4.パワポをまとめて上司なり教授に報告する

3~4を繰り返す

5.煮詰まった(行き詰まった)ところでコンセプトを作ることになる

6.企業場合,このコンセプトを外注して作るため,仕様書設計書等の作成が始まる.大学場合修論生が徹夜で作る.

7.出来上がったコンセプトを元にデモが行われ,最初に言い出した偉い人が煙に巻いたプレゼンごまかす

8.報告書作成され,「○○の礎を築いた」的な感じで終わる

1~8がだいたい1年ぐらいで,これを2,3回繰り返すと言い出しっぺの偉い人が別の英単語を思いつくので,

それを元にまた2,3年繰り返される.

結局のところ,この一連の活動はなんの礎も築いていないし,ほとんどの場合お金を稼いだりしていない.

学術研究予算を消化するためや,企業研究開発費としてお金を回すためにこれが必要なこととされている.

大学場合学部を維持するための予算として使われていたり,

企業場合子会社へのバラマキとして使われている.

新しいIT技術を開発するかどうかはあまり重要では無いわけだ.

そもそも,IT系研究アウトプットの多くは何らかのサービスになっている.

このサービスというのは実際のところやってみなければ当たるかどうか分からない.

ジョブズも言っているように,客自身が欲しい物を分かってないからだ.

必要なのはとにかくいろんなことをやってみて客に問うことが,生物系や化学系の実験にあたるわけで,

ブレストして頭の中で考えても実験の結果は得られない.

いろんなものを作って,失敗して,反省してから作り直したりしてみるしかない.

ところがこれをやろうとするといろいろ問題がある.

修論生は留年せずに卒業しないといけないし,外注するとかなりのお金時間がかかるから,おいそれと「失敗したら作り直します」とは言えない.

結局,大学でこれを変えるには留年させてはいけないという考えを改める必要があるが,

大企業は年次で昇給したり昇進するシステムを取っており,将来のことを考えるとやっぱり留年はさせられない.

大企業子会社へのお金の流れを変えることや昇給・昇進の方法を変えるのは労力に対して得られる物が少なすぎるためやっぱりできない.

他の分野でもそうなのだろうか.

それともIT系に限ったことなのだろうか.

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