「地区」を含む日記 RSS

はてなキーワード: 地区とは

2018-12-20

anond:20181220174102

IWGPプロレス界における世界最強の男を決めるという考えの下にアントニオ猪木提唱したものである。各地域や各々の団体チャンピオンベルトがある事で真のチャンピオンを決めるべき姿を確立する為の目的で当初の計画では日本開幕戦を行い、韓国中近東欧州メキシコと転戦して決勝戦ニューヨークで行う予定だったが計画が壮大すぎたことに加え、「プロレス界における世界最強の男を決める」と言うプランから、それぞれの地区王者を抱えていたプロモーターからの協力も得られず、紆余曲折の末1983年5月6日蔵前国技館で第1回「IWGPリーグ戦」を開催。第1回「IWGPリーグ戦」決勝のハルク・ホーガンアントニオ猪木戦におけるハルク・ホーガンアックスボンバーによるアントニオ猪木の失神KOシーンが有名。第2回「IWGPリーグ戦」でも両者は決勝で戦ったが長州力乱入によるリングアウトアントニオ猪木勝利

IWGPヘビー級王座に先駆ける形で1985年12月12日IWGPタッグ王座1986年2月6日IWGPジュニアヘビー王座が創立され、本来目的であったIWGPヘビー級リーグ戦1987年の第5回まで行われ、6月12日、第5回「IWGPリーグ戦」を制したアントニオ猪木に初代IWGPヘビー級王者としてチャンピオンベルトが授与された。以降IWGPチャンピオンベルトの名称として現在まで受け継がれている。

2018-12-16

児相の子ってなんだよ

物価が高く、学校レベルも高く、習い事をする子も多い。施設の子が来ればつらい気持ちになるのではないか



この発言をした人もブコメ児相児童養護施設勘違いしているとしか思えない。

児相子供を育てる親を支援する施設

うちの地域だとこんな感じ。自治体によって内容に違いがあるかもしれないけれども「親を支援する」施設であることは変わらないと思う。

もちろん、虐待児を一時保護することはあると思うけれどあくま業務の一部でしょう。

もちろん児童養護施設建設に反対したり差別するのは良くない。そこは指摘したくなる。

でもね、そもそもこの件に関しては誰も反対する理由はないんだよ。単に家の近くに子育て支援施設ができるということ。

反対者は単に勘違いをしているだけで、誤解が解ければ解決するはずなんだ。

なぜ児相虐待と思われているのか

おそらく理由の一つは多くの施設が「児相」と名乗っていないことだと思う。

子育て支援センター」「子供健康センター」「子供家庭センター」などといったふわっとした名称になっているところが多い様子。

(参考:厚労省:改称でも「児相」表記 自治体に要請へ - 毎日新聞

なので自分の利用している施設児相であるということに気がついていない人も多いのかもしれない。

(ちなみに騒動になっている青山児相名前は「港区子ども家庭総合支援センター」)

もう一つの理由はたぶん報道

「3丁目の田中さん母子手帳交付しました」「アキラくんの体重が8kgになりました」こんなのはニュース報道されない。

報道されるのは児童虐待だけなので「児相児童虐待」とイメージがついてしまっているのではないか

追記

ただ一時保護所も併設されることに触れず「誤解が解ければ解決するはず」などというのは楽観が過ぎると思う。


一時保護所の何が問題なんです??

施設の子が来れば〜」の発言からは「貧乏の子供が引っ越して来る」というニュアンスが感じられますが、利用者は周辺地区の人たちですよね?

そんなのはどうでもいい あの人らにとって大事なのは地価が上がるか下がるか

なんで地価が下がるの??子育て支援施設よ?

例えばね、マンション広告でも「マンション内に保育園」「近くに公園図書館子育て施設」みたいのはよく宣伝されているでしょう。

というのもね、新しく家を建てる人、マンションを買う人は新婚さんもしくは子供ができた家庭が多いからなのよ。「子供部屋を作らないと〜」ってね。子育て支援施設ができると地価が下がるというのは理屈ちょっとよくわからないよ。図書館ができたら地価下がります公園ができたら地価下がります?どういうピタゴラスイッチなんです?

DV親がたむろする結果になったとしても

DV親がたむろしません。妊娠した幸せカップルとか、ベビーカー押したパパママがやってきます

DV親はプライバシーがあるので人目につくところで対応しているとは思えません。少なくとも私は見たことないです。たぶんどこか個室で対応しているのではないかな。もしくは自宅に行くか??

みんな自分地域児相に行ってみようよ。

たぶん少なくない人が「始めて来るはずなのに、なんだかなつかしい・・・」ってなるから

小さい頃、注射を打ちに行って列に並んだ記憶ないですか?それたぶん児相よ。検診や予防接種人生一度はお世話になっていると思う。

区役所市役所ホームページ子育て支援 で施設名称がわかるよ。



追記

区立児相設立の流れで出てきた計画かと思う(今ある児相都立)。一時保護施設と養護施設の違いは報道で触れてほしいところだけど…

増田の言っているのは「子ども家庭支援センター」であって「児童相談所」は「児童虐待非行などの児童に関する問題への対応や一時保護などを行う」んだが



ブコメトラバありがとう。なるほど。東京では「虐待を扱う児相都立)」と「子育て支援(区立)」で長い間施設が分かれていたのか。だから児相に悪いイメージあるのね?ブコメ見ると非行少年の親が通うところというイメージがあるのかな。

青山にできるのは港区立の「子ども家庭総合支援センター」です。非行少年の親だけではなくいろんな親が通うところだよ。安心してね。

自分メモ

都道府県自治体に設置が義務付けられているのが児相子育て支援義務付けられていない。

虐待が起こってからでは遅い、子育てサポートして虐待を未然に防ごう、という思想から子育て支援と一体型の施設が増えている。

青山にできるのもその流れのひとつ

勉強になった。ありがとう

2018-12-13

anond:20181213005445

需要が落ちないマンションはタワマン含めて港区とか渋谷区とかそういうレベルやぞ

もちろん、4億だの時には15億だの予算感だ

他の地区は立地によっては考える程度の話

極小でも戸建のがいい

なんなら賃貸老人ホームのがずっといい

2018-12-04

退職適応障害と元気になってきてからの話

内部出向2日でリタイア

私は会社Aに内定をいただいた。

会社Aは会社Bの教材とカリキュラム使用して「プログラミング教室」をしている。

いわゆるフランチャイズ。よくある話です。

しかし、「教室先生」になるためには会社Bで「講師認定テスト」を受けるか、そのテスト実施できる社員(B社に一定間内部出向していた社員)にテストしてもらわなければならない。

私は「テスト実施できる社員」になるためにB社に内部出向する予定だった。

(A社の社員だけどB社に勤務する形)

勤務先はB社からは「希望は一切受け入れられない」と言われていたが、A社からは「とは言ってもうちの社員だし山手線圏内って言ってあるから」と言われた。→それなら引っ越しはしないと言った→引っ越したら?とは言われた

A社内定承諾後、社宅引越しの案内が届くとの連絡があったが全く来ない。(勤務地も決定していないが)引っ越すつもりもなかったので後々メールしたら「他の内定者は実家暮らしのようでみなさん引っ越さないと思ったので書類送付しなかった」と来た。

ちょっと怪しいな?と思った。

労働条件通知書をくださいと言ったら労働条件はB社の方に合わせるので、と言われてB社で面接した時にもらったスライドが再度送られて来た。(採用ページに書いていた程度の内容)

怪しいな?と思った(とはいえもう2月くらいで就活できる状態じゃない。)

入社式研修のお知らせが2月3日に突然来た。3月25日から仕事が始まるらしい。入社4月1日だとばかり思っていた…

2/4に勤務地決定通知が来たが勤務地決定通知(勤務地決定とは言っていない)だった。

(結局B社の勤務地がわからないのでA社の横浜支部所属ですよ程度の通知書)

3/24 卒業式

遠方から両親が来てくれることになっていた。

両親がこっちにくるのは入学式以来なので次の日とか案内できたらなと思っていたのにほぼ直前になって希望は打ち砕かれたのであった...

3/25 研修

3/26 入社式

その後は研修...

春休みとは???と思いつつ社会人スタートした。

研修都内でもそこそこ近くの教室だったのでとりあえず通うのは大丈夫だった。

とはいえB社の偉い人(B上司とする)が癖の強い人で本当に大丈夫かな??という気持ち研修を受けていた。

子供たちにプログラミング()を教える立場になるので、B社のカリキュラム理解子供への対応、教え方などの研修があり、最終日に実技試験()とペーパー試験()を受けてどちらも合格した人だけがメイン講師になれる...みたいな説明をされたけど人手が足りてないのか研修も受けてないバイトさんが授業を普通にやってるらしい。

研修講師先生普通に優しげでいい先生だった。

A社の新卒私含めて4人、B社の新卒2人(バイト講師経験あり)、B社中途1人、B社学生バイト2人(講師担当経験あり)で研修を受けたが実技とペーパーどちらも合格したのは私だけだった。

4月2日

4月2日会議からはB社で働くことに。

会議と言っても数字報告と夏休み期間のイベント目標数発表だった。

驚いたのは少しでも予定の数字が下がろうものならB上司がその先生が何も言えなくなるまで責めたこと。

これが教育を掲げる会社か?と思うほど。

いびる、責める、無言の圧力。「もう貴方は知りません。」などなど。

社会ってすごいなあと逆に関心した。

私は研修でのテストに唯一一発合格したためかなぜかB上司に期待の新人としてお気に入り登録されたよう。

配属発表ではB上司教室山手線圏外)と、山手線圏外の教室(私メイン講師担当?)と、山手線圏内教室で、圏内教室まさかの週一シフトだった。

お気に入り自分教室に囲われるらしいと聞かされた。

配属の後はイベント会議役割決めなど。同じ内部出向組で女性が1人いたのだけどその子はすぐ役割が決まった。

私は最初、メイン担当教室先生の引き継ぎになってたのに、B上司に無理やりB上司担当イベントに入れられた。

そしてなぜかイベントバス手配とポスター作りと予約取りなど全くよくわからない役割を決められてしまった。

バスの手配方法ポスターの素材その他諸々教えてもらえなかったので大変不安だった。昨年の資料をくださいと言っても特に渡せる資料はないと言われた。周りの先生いかにB上司の期限を損ねずに会議を終わらせるかで必死で忙しそうだった。私は置いていかれていた。)

夜は歓迎会として近くのバルみたいなところで飲み会があった。

最初研修が分かりやすくて好きな先生の卓だったので良かったが席替えでB上司の真ん前にされた。

そしてB会社新卒と私ともう1人の女性と中途の男性目標を発表させる雰囲気に。

目標=◯◯を頑張りたい みたいな話かと思っていたら 「新規○人入会させて上半期で全体○人にします」って言わないといけないらしく?新人全員意味もわから担当先生が耳打ちしてくれた数字を喋る機械になった。

酔った勢いで他の先生たちが話していたのを聞いてみると結構「夜の仕事をしていて、結婚したいのでまともな職に就くために会社に拾ってもらった」という方がいて「結婚式には必ずB上司社長を呼ぶ」みたいな話もされて辛くなった。

4月3日

今日から教室普通に業務するらしい。(研修は教え方とカリキュラム研修しかなかったから突然先生やれ、教室長だと言われてポカン

先生は各先生業務で忙しすぎて私たち新人にはノータッチだった。

午前は完全に放置されていたので担当教室先生コピーの仕方とか今日の授業について教えてもらった。

担当地区の「神」のような先生上司お気に入り登録されている私を心配してありとあらゆる資料が詰まったGoogleドキュメントを共有してくださった。

午後から教室に移動して先生と一緒に授業をやって終わった。

と見せかけて、出社、退勤を社内メーリスで流さないといけなかったらしく(聞いてない)、B上司から朝顔を合わせたにも関わらず)「新卒の皆さんは本日無断欠勤ということで良いんですか?(威圧)」的なメールが全社員宛に届いていた。(嫌味は全社員に公開するらしい)

先生に聞いたところ、仕事量が多いし授業もあるし毎日残業時間は当たり前。社内でB上司への悪口グループができているようだった。

そして直後に「新卒社員+B上司」の謎の「新卒監視グループ」が作られた。

ここで私のメンタル限界になったのでA社の上司に「ここでは絶対にやっていけない、A社の別部署横浜支部で働かせてくれ」といってA社の上司(前年度B社に出向経験)もあそこは異常だからしょうがない、ということで次の出勤日から横浜勤務になりましたとさ。大感謝。(そして私の勤務時間が往復5時間になった)

往復5時間で死にかける

往復5時間毎日通った。

業務内容は午前中に入会書類の整理など、事務系の仕事をして午後から教室に移動してひたすら授業(立つ・声を張る)。または10キロ近いチラシを持ってポスティング

幸いA社の人たちは明るく優しい人たちだったので「楽しい」という感覚を持って仕事ができた。

しか筋肉痛、関節痛の毎日休みも不規則

「(完全ではない)週休2日」という話は知っていたけど6連勤1日休み3連勤、7連勤1日休み4連勤とか普通に入れられる。

なぜ長期連勤の後1日休んで連勤できるのか?というお気持ちだったが人も足りないしそれが社会なんだなぁ(多分間違ってる)と思いながら働いていました。

8時に家を出て23時に帰ってくる感じ。

5月下旬生理ながらも授業してたら今までにないくらいの血の量が出て早退した。(夜用生理用品してるのに10分経たずに漏れてくるくらい血が出て死ぬのかな?ってなった。)(出血過多)

6月下旬、家についた途端全て嫌になったのと体が痛いのとで「マジで死ぬ3日前」みたいな状態になったので急遽休みをとらせてもらって病院に行ったりした。整形外科に行って先生にとりあえず1週間休めと言われたので1週間休む。

7月下旬引っ越し決行。通勤時間は片道40分になり少し希望を持ち始める。

しかし諸々のストレス8月上旬に謎のめまいが多発、駅のトイレで吐いたり異変が起き始める。

膝も痛くなり歩けないほどの痛みがあったりもしたがとりあえず仕事していた。

だましだましやっていたが本当に限界がきて同居している婚約者相談したら「養うの余裕だしとりあえずそこから離れた方がいい」と言われ9月仕事を辞めました。大感謝。本当にこれはラッキーだった。

体調もそうだけど…

仕事内容としては特にキツくもなく楽しくやっていた。

なぜそんなにストレスが溜まったかというと、「周りの情弱がすぎる。」だと思う。

1年先輩社員Excelの行内改行ができず、十数年先輩の上司Excelで連番を入力することもできなかった。(ググるという発想があまりないらしい)

入会書類は紙で、印鑑が押されていないところがあればお客さんに電話して印鑑押しにきてもらわなければいけなかった。

新規開講の教室ほとんどなので数百枚の紙を処理。領収書的なのも全て手書き

そしてFAX至上主義

入会書類的なものは数百枚全てFAX本社に流してから郵送。

出社報告退勤報告はLINEで報告した後に月末に紙に出社日数分の判を押し、本社FAX。その後紙を郵送。交通費などの経費精算も全て手書き。それも本社に郵送。

出社の時間帯も日にちも同部署社員全然違うので休みだろうと休みじゃなかろうとLINEは鳴り続ける。(たまに自分宛のも来るし、上司休みの日も上司でないと判断できない事があると連絡しなければいけないのが心苦しかった。)

FAX初めて使った。

割と色々な情報Googleドライブで共有していたので(そういうことはできるのかと関心したけど)「(出勤簿なども)データ化してドライブで共有かメールで送ったら良いのではないか」と聞いたら「メールGmail)だとどこで盗み見られるかわからいから。」と一蹴された。

FAX番号間違えた方がえらいことになると思うんだけどなあ…と思った。

Slackとかそういうの使いませんか?と言ってみたが「貴方ができても他の社員リテラシがないので導入コスト考えてね。貴方が1人でそれを導入して他社員教育できるならやれば?」とのこと。

面倒なので流石に放置した。

そして各教室Wi-Fiはなかった。全て有線。しか個人PCはない。部署で2つの社用ノートPCを使っていた。

Wi-Fiがない理由も「セキュリティ強化」らしい。でもPCパスは至極単純なものパスワード知らなかったけど違う部署PC借りて仕事したりできていた。

その社用PCにはWordExcelは入っていたがPowerPointIllustrator存在しておらず、各イベント用のポスター掲示物をWordで作らされるという拷問を定期的に受けていた。もちろんWindowsなのでメイリオを使うしか無かったが皆さんポップ体がお好きなようだったので創英角ポップ体に一生分お世話になった。あと100行くらいのExcel開くだけで3分くらいかかる弱すぎるPCなのもストレスだった。

情報リテラシ皆無な講師陣がプログラミング()を教えるのに不安があったがとうとうそれが現実になった日があった。

先輩の担当する授業で「生徒の誰1人として作品が完成しない(動くはずのものが動かない)」ということがあり、それが原因で1人退会した。

聞いたところ、ただモーターを一旦逆回転させて位置を調整してリスタートしたらよかっただけだったらしい。

私はその「動かなかった」授業の次の授業を担当させられ、前回の授業と今回の授業を一度に終わらせるという完全な尻拭いをさせられた。(入社2ヶ月)

ここで、私がここにいて私にメリットはあるのか?という気持ちになった。

生徒募集体験会も担当したが、営業担当の先輩が、子供の父に「他のプログラミング教室との差は何か、ここでは何が学べるのか」と質問されていた。先輩は用意された営業トーク以上のことがわからなかったようで、私がそのお父さんの相手をして気に入られて「貴方のような先生にレッスンしてもらえるなら」と入会を獲得した。(結局私の担当クラスにはならなかったのでごめんなってなった)

生徒が使うPCも弱い共用PCBluetooth接続に最高30分かかったりして、せっかく早く組み立て終わったのに接続できなくて授業ギリギリになってやっと接続できる、みたいな状態になってかわいそうだった。

10人分くらいの機器を繋げた履歴があると一度繋げたことのある端末でもなかなか繋がらくなった。端末の履歴を消すと一時的に復活したりしなかったり謎だった)

ということが毎授業あるのでPCも変更してほしいと相談したら「繋がらないわけじゃないんでしょ?」とのことでそのままだった。

5月から私の直属の先輩(「動かなかった」で授業を終わらせた方)との行動が増えてこれも結構ストレスだったと思う。

来年からは直属の上司主任)が本社に行って先輩が主任になると思うから相談ごとはなんでも一旦先輩を通さなければならないというルールができた。

私より授業できないのに主任なっちゃうの?年功序列LINE個人で繋がってるんだし上司に聞かなきゃいけないことも先輩通すの二度手間では…

と思っってしまったけれど口には出さなかった。

その先輩はいわゆる「文系()」と呼ばれるタイプの方で全く情報系の話は分からない代わりに恋愛系のことをたくさん話す人だった。

一緒の時は先輩の恋愛事情を聞かされる毎日婚約中の彼氏浮気をしていたとか、でもそれは私に構ってもらえなくて寂しいからなんだなって思ったら許せてきた、私には共感できなかった。

その先輩は目先のことしか考えられないようで、「別部署と共用のプリンタ用紙の在庫がなくなった(こっちの営業の人がたくさん使っていたらしい)」時、別部署の人からこちらが責められた(その別部署もどうかと思う)のだが、今すぐ授業に向かわなければ間に合わないという時間帯なのにも関わらず「私たちA3用紙を半分に切るから」と本当に切り始めそうになったのはビビるというか呆れてしまった。

部署との関係もしんどかった。

私たち拠点がなく、学童保育をしている部署と共用で建物を借りていた。学童保育ももちろんA社の事業

こっちの部署も賃料を払っているのだがどうしても学童社員私たちに対して口調がいちいち責めるような口調だった。

そして、授業をした時に1人お休みの子がいたのだが、後からの子父親から「息子が少し遅れて行ったのだが、学童先生と目があったにも関わらず鍵を開けてもらえず、やむなく帰ってきたのだがどういうことだ」との電話がきた。

授業の部屋と玄関の間にドア一枚あるため授業が始まるとこちらのスタッフ玄関を見られない。

そのためそちら側を使っている学童スタッフ対応してもらうしかなかったのだがしてくれなかったらしい。

「あと、学童側のスタッフがあからさまに教室側の生徒に冷たい」と生徒が話していたらしい。

上司相談したが「同じ会社とはいえ会社のような関係なので協力も強く要請できないので今回は報告だけする」「あくまで悪いのは遅れてきた生徒、というスタンス対応する」とのことだった。

同じ会社で隣で仕事しているのに足の引っ張り合いをする、お客様のことを優先的に考えてサービス改善できない(ビジネスといえばそうだが切り詰める所が違うと思う)、先輩との雑談で新しい知識が増えることもなく、ただ自分たちの現状の物を(アップデートもせず)いかに良いものに見せかけられるか、ということしかできない。自分大学で得たものは全て会社社員レベルまで落とさなければならない。

ということがずっと溜まりめまいが始まり適応障害と診断され、鬱も再発してきて眠れない、家事もできない、絵も描けない、PC触れない、という症状がで始めたので辞めました。

辞めてから

会社を辞めると「職を失いました」という証明をするために会社から受け取らなければならない書類がいくつかありました。

離職票 (退職10前後会社から郵送されなければいけない)

健康保険厚生年金保険資格喪失連絡票 (退職日前にもらえるはず)

源泉徴収票 (退職の1か月以内に送られてくるはず)

この3つですがどれも会社から自動で送られてくることはありませんでした。(本当は連絡入れなくても送られてくるべきもの

いつまでたっても来ないので辞めたのに上司LINEして(LINEしか連絡手段がない)離職票保険資格喪失連絡票は手に入りました。

源泉徴収票はこの時も送られてこなかったがまぁ年度末にはくるだろうと思っていました。(こなかった)

確定申告ギリギリになってもこないので会社のお問い合わせメールから連絡したら、「給与事務課に直接電話してください」とだけメールがきて、電話かよ…と思いながら電話してみたら「辞める時に源泉徴収票必要だと言われなかったので送りませんでした(しょうがいから送ってあげます)」という感じでまじでギリギリに送られてきた。(困る)

2018-11-24

劇団た組。第17回目公演『貴方なら生き残れるわ』を観た

高校教員をしてる。管理職でない限り、全員が何かしらの部活動を受け持たないといけない。私は男子バレーボール部だ。


バレーボールは体育の授業くらいでしか触ったことがない。指導は、別に専門の先生がしてくださってる。だから私は見てるだけ。

でも、楽しい

弱小だけど、みんな一生懸命で、中には練習サボる子もいるけど、みんなバレーが大好きで……。

6時半に練習が終わっても、そのまま体育館に残ってボールを触っているから、私はそれをぼんやり眺めて、7時半になったら、まだ物足りなさそうな部員たちを追い出して、体育館を施錠するのが日課になっている。

自分のよく知らないものでも、誰かが夢中になって頑張っているところを見るのはとても楽しい

と同時に、不思議でもある。

どうしてこんなに一生懸命になれるんだろう。

どうしてこんなに、こんなに…。



11月24日(土)

劇団た組。第17回目公演 『貴方なら生き残れるわ』

作・演出加藤拓也/音楽演奏谷川正憲(UNCHAIN

を観た。


好きな俳優さんのTwitterから、この公演のことを知って、劇団HPであらすじを読んだ瞬間、絶対に観に行こうと決めた。

――――――――――――

<あらすじ>

松坂は母校の体育館にやってきます

そのコートで、失った熱量を懐かしんでいると先生に会ってしまます

先生は言います。元気か。

松坂は言います。まあまあです。

そして松坂シュートを打ってみなと促されます

促された松坂シュートを打ちます。打って、それから、謝ります

バスケット辞めてごめんなさい。

松坂バスケットを何も言わずに辞めたのです。

誰も知らないまま、辞めたのです。

ただ、バスケットを辞めたのです。

たかだかバスケットを辞めたのです。

――――――――――――


何がそこまで私を惹き付けたのかわからない。

でも、心臓素手で鷲掴みにされたような衝撃があった。

から、観に行った。


客席に入って、まず目に入ったのは中央バスケットゴール。そして床に描かれたバスケットコートライン

フラット舞台の両脇には階段があって、まるで体育館ギャラリーみたいだな、と思った。

下手側の階段の踊り場にはギターを抱えた人がいた。「間もなく開演です」のアナウンスのバックで、静かにギターを弾き始める。音が重なって、重なって、そして静かに反響しながら消えた瞬間。



松坂が母校の体育館にやって来た。



自分の呼吸が邪魔に思えるほどの静寂と緊張感。

そしてそれを少しずつ切り裂くように、そこにある、松坂の肉体。


先生がやって来て、松坂シュートを打つように促される。高校時代が蘇る。


部活前の男子部員空気が、本当にリアルで驚いた。シューズの紐を結びながら、他愛ない話をするあの感じが、私が普段目の当たりにしているものと同じ温度でそこにあった。


物語が進むに連れて、少しずついろいろなことがわかってくる。

ずば抜けて上手いのはキャプテンの吉住だけ。彼は素行が悪くてバスケが強い学校には行けなかったから、この学校で一からバスケ部を作った。ちょっとやんちゃで、先生に口答えすることもあるけど、それは結局のところ本人が甘えたなんだと思う。

他の部員高校からバスケを始めたか、少しかじった程度。

主人公松坂は、もともと野球部だったが、部員と折り合いが悪くて部活を辞めた。バスケ部に入ったのは、クラスメイトに「楽だし、初心者でも大丈夫」と言われたから。


部員個性が見えてくるに従って、私は自分部活の生徒の顔が重なるような気がしてならなかった。一人一人は全然違うのに、「ああ、いるよな」「ああ、あるよな」が積み重なって、まるで自分の話のように思えてくる。


中でも胸に来たのは、顧問の沖先生が授業準備が忙しくて部活に来れなくなるシーンだ。代わりに来た外部コーチに、吉住は激しく反発する。

「俺らのバスケ知らないやつに練習メニュー指図されたくねえ!」「お前、顧問じゃねえのかよ!何で来ねえんだよ!授業が増えたとか知るかよ!部活時間部活に来いよ!俺の言うこと聞けば勝てるって言ったよな?じゃあ命令しに来いよ!」

私も、授業準備や他の生徒の対応部活になかなか行けない日がある。やっと体育館に行くと、もう終了の挨拶…なんてことも、何度もある。

生徒は部活に休まず来てるのに、顧問部活に来ない…なんて、不満に思っても仕方ないよな、と思うけど、授業準備も部活動指導も、教員にとっては両方とも「仕事」だ。私自身はかなり部活が好きな方で、沖先生もかなり部活が好きな方で、でも部活よりも優先しなきゃいけないことがある状況は、すごくよくわかる。

でも、それは部員には「わかってくれ」と言ってもわかるもんじゃないよな、というのも、すごくよくわかる。


コーチが来て、彼らの練習風景はがらりと変わる。活気が出る。それまでだらだら惰性でやっていた練習が、意味付けされて、みんなが「勝つために」練習をやり始める。


新入生が入ってきて、二年生になった松坂たちは少しずつ「自分武器」を身につけていて、チームは確実に強くなったことが肌で感じられる。


そして迎えたIH予選。

負けたら、三年生の吉住と當座は引退だ。


IH予選1回戦は、勝った。でも、ミスが多くて先生に叱られる。

そして當座が、「辞める」と言い出す。

大学受験マジでヤバいからバスケ大学推薦がもらえる吉住と違って、俺はバスケ頑張っても何にもならないから、勉強しないとマジでヤバいから

當座は序盤から勉強部活の両立に悩んでいるような描写が繰り返されていた。だからいつかはこうなる予感があった。でも、それは今なのか。三年生の、IH予選で、1回戦は弱い相手ギリギリ勝って、2回戦は相手も強いからこうはいかないかもしれないけど、でもとにかく負けたらそれで引退の、三年生の、今なのか。

そんな當座に、吉住は噛みつく。「何でだよ!」と詰め寄る。

そして溢れる當座の本音。「俺がいなくても、俺より上手い後輩がいるか大丈夫だよ。俺が試合に出るよりも、後輩が出た方がいいよ」

「下手でもお前出ろ!俺のパス受けろ!」吉住の激昂。二人きりの三年生。吉住と當座と、顧問の沖先生の三人だけでやって来た一年間。少しずつ後輩も育って、やっと勝てるようになった三年生の、IH予選。

でも、頑張ってどうなるんだろう。将来どうするんだろう。部活を頑張った、その先は?


私も、自分高校時代勉強理由部活を辞めようとしていた同級生必死で引き留めたことがある。結局、彼女は三年生の夏まで部活を続け、一緒に引退したけれど、今でもあのときの私は正しかったのかとたまに思い出す。もしかしたら、あそこで私が引き留めずに彼女部活を辞めて勉強だけに打ち込んでいたとしたら、彼女もっと上の大学に行けたかもしれないと、考える。まあ、最終的に決断したのは彼女自身なのだから、そこに私がとやかく言うことに何の意味もないのだけれど、私は最後まで彼女部活ができて、とても楽しかったのだけれど……。

教員になってからも、勉強と両立できないか部活を辞めようかと悩んでいるという相談を受けたことは何度もある。そのたびに、私は止めてきた。それが正しいかはわからないけど。

今でも、必死練習する部員たちを見ながら考えることがある。バレーを頑張ったからといって、進路の保証があるわけでもない。この時間を、補習やアルバイトに費やす方が有意義な生徒もいるかもしれない。でも、この経験はきっと、いつかどこかで、何かの役に立つんじゃないか…。

「これが将来にどう活きていくか」なんて、考え出したらキリがない。とくに教員仕事なんて、どんな指導をしたとしても、本当にそれが生徒にとって良かったかわかるのは、5年後が10年後か、何年先になるかわからないし、もしかしたら一生わからないままかもしれない。

それでも、今一番良いと思えることをやるしかない。


IH予選2回戦。

格上の相手に、チームは苦戦する。でも、全く勝てない相手ではない。今、自分たちにできる、最高のプレーを。

残り時間あと6分。点差はわずか。負けたら、ここで終了。勝ったら、もう少しだけバスケができる。


私はここでも、自分部活を彼らに重ねていた。

今年のIH予選。地区大会は勝ち抜いたけど、県大会は1回戦から格上の学校相手で、良いプレーはしたけど、負けてしまった。

バレーボール制限時間はない。先に25点取った方が勝ちだ。じわじわと、相手の点数が25点に近づいていく。

「ああ、このまま、このまま終わってしまうのか。もっと見ていたかった……もっと見ていたい……いや、まだ終わってない、希望はある……うちがここから○点取れば…………」

そんなことを考えながら祈るように試合を見ていたことを思い出した。

そのときの、バレーコートの中の選手気持ちはわからない。でも、今、目の前の、バスケットコートの中の選手気持ちは、客席まで伝わってくる。きっと、同じだ。彼らも、彼らも。そう思うと涙が出た。


舞台上の試合のシーンでは、本当にバスケ試合が行われていた。

もちろん、ある程度の段取りはあるだろうが、シュートが決まるかは打ってみないとわからないところは、試合と同じだ。シュートが決まればこう、外れたらこう、みたいなパターンはあるのだろうが、それも、試合と同じだ。


何のスポーツでもチームで行う競技すべてに言えることだろうが、上手いチームは「いるべき時に、いるべきところに、いるべき人が、いる」と感じる。

それは、演劇も同じだと思う。



舞台は、何が起こるかわからないライブ感が魅力だ。

でも、人生は何が起こるかわからいから、こわい。

何をやるのが良くて、自分は何がやりたくて、それがどう自分のこの先に繋がっていくかは誰にもわからない。

何かをやるにしても、何かをやめるにしても、自分が「良かった」と言えなきゃいけない。


いろいろなものが重なって、なんだかもうわけがからなくなって、最後の方はほとんど泣いていた。

泣きすぎて拍手ができなくて、それだけが心残りなくらい、泣いていた。


かに感想を伝えたいけど、あいにく私は友達が少ない。

からいつも感想Twitterで呟いたりするのだけれど、今回はあまりにも自分プライベート事象リンクしすぎてしまたから、匿名ブログに託すことにする。


観に行って良かった。

ありがとうございました。お疲れ様でした。

町役場職員あるある

広報新採職員特集インタビュー記事の「この町の好きな所」がほぼ全員「自然が豊かで、暖かい人が多い」と答えた。

新採職員向けの管内巡りでは前町長の家を案内し、人となりについての説明を受ける。

・来るお客さんの元町議率、役場OB率が異常に高い。自治会長も町バス運転手農家おっちゃんも。

・引継ぎの際に「漁協に頼みごとをしやすくするため定期預金しといた方がいい」と前任から伝えられる。

職員事務局担当するイベント上司地域住民の一員として実行委員に入っている。その上司は町の野球連盟事務局長とか住んでいる自治会会計とかもやっている。

・町唯一の中学校PTA会長が、3代連続町役場職員から輩出されている。

男子職員町役場野球部に強制入部。官公庁野球大会地区予選でいっつも隣の市からこてんぱんに負けて虚しくなる。

40代未満の男性職員は大抵消防団に入っているが、災害が起こると職員立場より消防団員立場が優先となるため庁舎職員をまともに配備できなくなるらしい。

仕事はまあ楽しいとは思う(楽かどうかは係による)

2018-11-12

理由いじめ差別はなぜしてはならないか

理由

昔々、もう遠い昔の出来事

中学生の頃、いじめられていた。

教科書を隠されたり取られたり、なんて日常茶飯事。

給食当番を無理やり代わりにやらされたり、ひどい暴言で罵られたり。

消しゴムを裂かれて、シャーペンの芯を手や肩に刺されたりしたこともあった。

もう本当にひどくて、つらかった。

よく”いじめられる側に原因がある”なんて言う人がいるけど。

自分いじめられた理由はたった一つだけ。

「お母さんがいないこと」

私がまだ小さいうちに両親は別居し、あれよあれよと言う間に離婚した。

父親一族は家の後継ぎ欲しさに、一人っ子だった私をろくに子育てもしないくせに強引に引き取った。

母親は泣く泣く私を手放したが、相当揉めたのだろう(この辺りの詳しい事情を私は知らない)。

月に数回、実父のもとを離れて、母と遊びに行く時間をもらうことができた。

から厳密に言えば、生き別れでも死に別れでもない。

決して「目の前にいない」わけではなかったのだ。

会いに行こうとすれば会える。

話ができる。

本当に幸せだった。

今考えれば、このあたりが気に食わなかったのかもしれない。

「お母さんいないんだよね」

そう言っていじめてきた女の子がいた。

両親が離婚したことは、その女の子には言っていなかったが、なぜか知っていた。

流行りの通信学習講座でもらったプレゼントがあれば、それを取り上げて隠し、勝手に使う。

お楽しみ会くじ引きがあれば、私が引く前だけわざと中身を見て、私に都合の悪いくじを引かせようとする。

1人がいじめ出すと、いじめられっ子と特に関わりのない子までいじめるようになるらしく、いじめクラス全体に広がってしまった。

男子女子も。四面楚歌とはこのことだろう。

先述のようないじめ毎日のように続いた。

何かあれば「お母さんがいないのをばらすぞ」と脅された。

いないわけではない。それなのに、そんなことを言われるのが悔しかった。

学校に行くのが嫌だったが、それとは比にならないほど、家庭環境(実父と祖母)が悪かったせいで、不登校にはならなかった。

その頃、母は再婚して、実父とは大違いの、優しい義父と3人で遊びに行くようになった。

しばらくして、義父と母のとの間に子どもが産まれた。

それからは、4人で遊びに行ったり、家で家族団欒したりするようになった。

家族っていいものだなって、久しぶりに思った。

こんなに幸せになっていいのなのだろうか。

多分これも、いじめてきた女の子にとっては気に食わないことだったのだと思う。

いや、あの女の子にこの辺りのこと一言も言ってないんだけどさ。

というか、このことは友達にも父方の親戚にもほとんど話してない。

何度も何度も、バラすぞと言われて脅された。

毎日毎日

仲の良い友達は他のクラスにたくさんいた。だけど、いじめは、友達のいないところで受けていた。

母親がいないせいで(もちろんいじめる側が悪いのだけれど)いじめられてるってバレたくなかった。

相談しても「お母さんがいないからだね」なんて言われるはずがないことぐらい分かっていた。

だけど、どうしてだか分からないけれど、誰にも相談できなかった。

ーーーーーーーーーー

私は知っていた。

いじめてきたその女の子の両親は離婚していて、その子にはお父さんがいないことを。

その女の子の妹は児童養護施設暮らしていることを。

全部全部、自分の母から聞いて知っていた。

私が母から聞いたように、きっと、あの女の子も誰かから人づてに、私の家庭環境について知ったのだろう。

不思議と、「相手の身の上をばらしてやろう」とは思わなかった。

結局、ばらすことはしなかった。

きっと、あの女の子は、私が何も知らないとでも思っていたのだろう。

あの時はそう思っていた。

離婚していても、離れ離れになっている親や兄弟と会うことのできている、私の環境がうらやましかったのだろうか?

そんな風に思ったのは、随分後になってからのことだった。

だけど

からと言って、いじめていい理由にはならないよね??

いじめられる側にも原因がある、という人たちへ。

家族構成が〇〇だから

容姿がひどいから。

声が汚いから。

いじめられる理由って、そんなことですよ?

それ、本人に責任ありますか??

本人がどうにか努力して、変えられることですか?

チョコレートが嫌いだから

病気から

足が遅いから。

もし百万歩譲って、本人に原因があるとしても、いじめていい理由にはなりませんよね?

いじめていい理由って何かありますか?

伝わりましたか

もう、一種差別ですよね。

いじめって。

それでもまだ、いじめられる側に原因があるっておっしゃいますか??

それでは、見方を変えてみましょうか?

どうしていじめはいけないか

なぜ差別はいけないかってお話になります

そういうの、身を滅ぼしますよ?

例えましょう。

「〇〇って部署のアイツ、男のくせに男と付き合ってるらしいぜ。俺、先週見たんだよ。男と2人で手繋いでデパートに入っていくの。アイツと同じ部署になりたくねーわ。気持ちわりーww」

あなたがそれを笑いながら話している相手同性愛者かもしれないって考えたことありますか?

その会話を黙って聞いている、遠くのデスクあなた上司同性愛者だったらどうしますか?

え?結婚してるから違うって?

両性愛者かもしれませんよ??

友達家族いるかもしれませんよ?

あなたの印象悪くなりませんか?

?????

公私混同だって???

ちょっと待って。

だってそれ、取引先の会社の人と飲み会したりしてるときに、酒に酔ってポロっと口走っちゃうかもしれませんよ?

取引先の人、同性と付き合ってるかもしれませんよ???

言っていいことと悪いことが分からない人だと思われるかもしれませんよ?

そんな人に大事仕事を任せたい??

働いている時はダメ

プライベートな付き合いだったらいい?

からね。友達当事者かもしれないでしょう?

あ、絶対違うって?

その友達彼氏彼女家族が、両性愛者かもしれないよ?

気づきでしょうか?

あなた恋人も、両性愛であることをあなたに言えないまま、あなたと付き合っているのかもしれないですよ。

それでもまだ、同じこと言えます???

いい加減、差別する人間の方がマイノリティな世の中になりつつあるって気づけよ?

※セクシュアルマジョリティいじめっ子&差別主義者の読者が前提みたいな書き方をしてしまって申し訳ないです。読者の大部分の方々は、私がこんなに熱弁せずとも、お分りいただけると思っています(これも一種偏見なのかもしれませんが)。もうこんなにひどい差別はなくなって欲しいです。

話が逸れました。熱くなりすぎましたね。続けます

ーーーーーーーーーー

中学2年の時、クラス替えでその女の子とは別のクラスになった。

でも、周りがいじめ出していたせいで、いじめは続いた。

中学3年になった。

クラスメイトの男の子いじめられていて、クラス中で大問題になった。

聞いた話だと、わざわざ見張り要員まで用意した上で、ターゲットにされたクラスメイトに対して暴力をふるったそうだ。

この件にあの女の子無関係だけど、いじめをより一層のトラウマにした。

もう絶対いじめられるのなんかゴメンだ。

そう思った私は、合格圏内だった地区番手進学校いじめてた女の子はそこに進学した)を受験するのをやめ、いじめっ子全員とは別の高校に進学した。

やっと自由になれた。そう思った。実際、その通りだった。

いじめられっ子は中学を以て卒業した。

高校生活は本当に楽しかった。

好きなことを好きなだけ勉強できた。

たくさんの友達にも恵まれた。

毎日が楽しかった。

幸せだった。

旧帝とか早慶上理とかではないけれど、行きたかった大学にも合格できた。

そのまま、私は県外の大学に進学し、地元を離れた。

ーーーーーーーーーー

後日談として。

ここから先はほとんど独り言愚痴みたいなものですので、読みたくない方は読まなくても結構です。

ちなみに、先にお断りしておきますが、お互いに謝って仲直りの握手をしてハッピーエンド!!めでたく仲直り!!みたいな展開は一欠片もございません。

そもそも、直す仲もございませんし。







あの女の子は、実は高校に進学してからも時々見かけてはいた。

まあ、高校が離れていたけれど、相変わらず同じ地区に住んでいたし、買い物したりしてると遭遇してしまうんですよね。

しかも私がよく行く店でアルバイトを始めたから、嫌でも会ってしまうことに。

途中で辞めたんだかシフトを減らしたのか知らないけど、そういやいつの間にか見かけなくなった。

それと、私が勉強部活に忙しくなって、あんまり学校以外の場所に出没しなくなったせいだと思うけど、街でも会うことはなくなった。

次に再会してしまったのは、高校3年生の暮れにあった、大学入試センター試験の模擬テストときだった。

大学キャンパスとか、センター試験が実際に行われる会場を借りて行われるテストで、休憩時間?に遭遇してしまった。

私の名前を呼び、話しかけてきたが、挨拶をしたぐらいでほとんど話さなかった(気がする)。

遭遇したことは覚えているが、多分この頃には、記憶に残すのも勿体無いほど、どうでもいい存在になっていたんだと思う。

これを最後に、今に至るまで会ってはいないのだが。

ここまでの記憶で終わっていれば、ああ、そんな控えめに言っても人間の風上にも置けない最低な人いたなーぐらいの存在の枠に収まっていたかもしれない(じゅうぶんすぎるほどのインパクトはあるし、自分でもひどいことを言っているとは思うが)。

唖然としたのは、大学に入った後。

うん、来たんですよ。SNS友達申請が。


控えめに言う。

お前、どのツラ下げて友達名乗ろうとしてんの?

勘違いも甚だしいよね。


しかも付随して来たメッセージに音符(♪だったかな?)ついてたし。

友達だと思われるからやめてくんないかな。

いや、他の人からはそのメッセージ見えないけどさ。

メッセージ読んだだけで、申請却下もせず受理もせず放置

半年ぐらい経って、忘れた頃にようやくブロックしてみました。

そしたら、何年か経った後で、また別のSNS友達申請が来ました。

このSNSメッセージつけられないから、友達リクエストが届きましたって通知が来ただけだけど。

あんなにひどいことをしておいて、

あんなに散々いじめておいて、

自覚ないんだね。

遺憾です。もちろん今回は即ブロ。

その後、公立幼稚園先生になったって聞きました。

しか常勤の。

市役所が出してる広報に載ってたね。

かぶったコメントも載ってたね。

友達のお父さんが「みんな預けたくないって言ってる」って言ってたよ。

みんなって誰だか知らないけど。

今、友達のお父さんって言ったけど、実は私も同じこと思ってるよ。

そうこう言ってるうちに、幼稚園お辞めになられたそうですね。

かぶっている猫が足りなくなったんですかね。

知らないけど。

多分、私も相当ひどいこと言ってるね。



一言だけ。

しないと思うけど、もし、この歳になっても、また前と同じことをするのなら、その時はもう容赦しないよ。

君にだって、失うものがあることを忘れるな。

2018-11-07

anond:20181106134958

パ・リーグ地区日ハム楽天西武)と南地区ロッテオリックスソフトバンク

セ・リーグ東地区ヤクルト巨人DeNA)と西地区中日阪神広島)に分ければ、

少なくとも今年に関しては優勝チームと2位チームだけの地区シリーズになってるな。

どっちかのリーグの4位チームまでは出る可能性が残るけど……。

2018-11-06

anond:20181106135255

プロ野球社会人野球とかの実力差がどのくらいのものなのか、

ちょっと私にはわかりかねるんだけど、チームを増やして地区リーグをやるというのは一案だよね。

ただ、アメリカ人口3億2千万に対してメジャーリーグ30チームなので、

日本人口1億2千万に対して現状のプロ野球12チームというのは、

現状でいっぱいいっぱいなんじゃないかという気がする。

それ以上増やしても、能力ある人が分散するだけというか。

anond:20181106135941

そう。首都圏(というか関東というべきか)に5チームもいるのがこの案の悩みどころである

いっそのこと、

東地区> 日ハム 楽天 巨人

首都圏> ロッテ 西武 DeNA

<中地区> ヤクルト 中日 オリックス

にしようかとも思ったんだけど、あまりにもイヤミなのでやめといた。

anond:20181106134958

DeNA 中地区は怒るだろー。

あいつら(ファンの方ね)「横浜」というブランド志向なんだから

それが名古屋と一緒じゃ怒りまくるよきっと、うちら首都圏だーって。

それ以前に、セ・パくそみそで面白くねーって言われるのがオチかな。

日本プロ野球地区シリーズ可能か?

 日本プロ野球ポストシーズンが、クライマックスシリーズ日本シリーズ、ということになって、今年で12年目である。一回りだ。CS功罪については各所で議論されているので、ここでいちいち語り直すことはしないが、興行的に大成功なのはもう間違いない事実なので、いまさらやめるわけにもいかないだろう。

 そこで、ちょっとだけかたちを変えて出来ないかな、と考えるのが、この稿の主旨である

 ご存知のように、メジャーリーグでは30球団が2つのリーグアメリカンナショナル)に分かれ、さらに5チームずつ3つの地区(西/中/東)に分けられている。シーズン中は同リーグ地区のチームとの対戦が最も多く組まれときどき同一リーグの他地区のチームと戦う「遠征」(たとえばエンゼルスヤンキースの対戦)が行われたり、さらに少ない回数だが、別リーグの同地区チームと戦う「インターリーグ」(たとえばヤンキースメッツの対戦)が行われたりする(別リーグ地区のチームとの対戦は、ポストシーズン以外には無い)。

 で、リーグ本戦が終わると、各リーグ地区で優勝したチームがディヴィジョン地区シリーズ進出する。同時に、各地区二位以下のチームで、リーグ内で勝率上位2つのチームが、一回勝負ワイルドカードゲームをして、この勝者もディヴィジョンシリーズ進出できるわけである地区優勝チーム3、プラスワイルドカード勝者、の4チームでトーナメントをして、リーグ優勝チームを決める。両リーグ優勝チームが戦うのが、ワールドシリーズである

 地区優勝、というシステムの良いところは、普段応援してる地元チームがポストシーズンに出れなくても、なんとなく同地区のチームの応援スライドできるところである。いつも対戦してる同地区の敵を応援するくらいなら、別地区・別リーグのチームを応援する、という考え方もあるわけだけど、そういうのはわりにシリアスファンの考え方であって、ポストシーズンの盛り上がりにつられて野球を見るようなにわかファンにとっては、拡大された「地元チーム」を応援するほうが自然なんじゃないかと思う。短期決戦の興行面での盛り上がりは、にわかファンが支える部分である

 これを日本でも出来ないか、と考える。ここからは、各チームの本拠地が書き入れられた地図を見ながら読んでほしい。

 日本プロ野球リーグ不思議なところは、2つのリーグ所属チームを東西で分けるのでなく、中心部広島東京)に集まったセントラル・リーグと、周縁部(福岡札幌)まで広がったパシフィック・リーグに分けているところである。そのせいでなんとなく、地元チーム(例えば日ハム)が敗退したあとに、同リーグCS突破チーム(例えばソフトバンク)を、拡大された地元チームとして応援する気になるかというと、ならない。したがって、日本シリーズ最後まで十分楽しみきれない、という感じがする。これはもったいないことである日ハムソフトバンクというのが、例として極端すぎる気もするけど。

 かといって、いまさら東西に分けてリーグ再編するのも、歴史的経緯から言って不可能だろう。「阪神巨人」が交流戦日本シリーズしか見られない、みたいなことになったら、それこそ暴動という気がする。

 そこでどうするか。リーグとは関係ない「地区」を新たに設けて、その中で最高勝率のチームが戦うトーナメントの初戦を「地区シリーズ」、優勝決定戦を「日本シリーズ」ということにしてしまうのであるリーグ優勝チームリーグ2位(CS突破)チームの戦いを「日本シリーズ」と呼ぶより、よほど合ってるような気がしませんか? みんな、なるべく地元の(に近い)チームのほうが、応援する気になるでしょ? 甲子園だって自分とこの県代表が敗退したら、なるべく近いとこに乗り換えるでしょ? というわけで、どういうふうに地区を割るかというと、例えば(カッコ内は今年の順位勝率

東地区

日ハム(パ・3位 .529)

楽天(パ・6位 .414)

ロッテ(パ・5位 .421)

首都圏

西武(パ・優勝 .624)

巨人(セ・3位 .486)

ヤクルト(セ・2位 .532)

<中地区

DeNA(セ・4位 .475)

中日(セ・5位 .447)

オリックス(パ・5位 ,471)

西地区

阪神(セ・6位 .440)

広島(セ・優勝 .582)

ソフトバンク(パ・2位 .577)

……ということで、今年で言えば、地区シリーズとして

西武(パ優勝 .624)対 DeNA(セ4位 .475)と

広島(セ優勝 .582)対 日ハム(パ3位 .529)の

3勝先取(最大5連戦)が行われたあとに、4勝先取(最大7連戦)の日本シリーズが行われる……ということになる。

………………セ4位とパ3位の日本シリーズはキツいね…………………………………………………………………………………………………………。

アピタって臨時休業ばっかり・・・

うち、某ニュータウンアピタのすぐそばに住んでるんだけど、アピタは"臨時休業"がアホなほど多い。

明日も臨休なんだよ・・・

2ヶ月に1回はやってる。

年6回も休むのは"臨時休業"ではないと思う。ここまで多いと"定休日"を名乗るべきやないの?

2ヶ月に一回臨時休業食らうよりは1ヶ月に1回「毎月第○水曜日」定休のほうがしっくり来るし納得する。

不定期に臨休を設定されると毎回何日が休みなのかチェックする必要があるから案内としても不適切だと思う。

社内研修棚卸で休業するローカルスーパーとかはわりかし多いし、休業することは従業員負担を減らす側面もあるだろうから、決して悪いことではない。

棚卸期も無休・通常営業で無理に長時間営業してるイオンもどうかと思うし。

とはいえローカルスーパーはともかく、総合スーパーで年6回の臨休は客サイドから見れば、多い方だと思う。

イオンはほぼ完全で年中無休の通常営業

ヨーカドー棚卸日だけ午前半休で基本無休だっけ?

滋賀平和堂GMS店舗で年4回くらい?

水曜日しか休みが取れない業種も多いし、その水曜に臨休で買い出しに行けない、という人もいるんじゃないか?そういう人の立場も考えるべきだと思う。

アピタ場合、最低でも後2回くらいは臨休カットできるんじゃない?

一日まるまる休業ではなく、ヨーカドーのような半休を2〜3日連続とかでやるのがバランス的に良いと思うが。


ユニー従業員立場もしっかり考えてやっているからその点は褒めたいのだけど、いまいち顧客サイドから視点に沿えていない感じがある。

から基盤の東海地区ですらイオンローカルスーパーシェアを取られちゃって、会社ファミマドンキに食われちまったんだよ。


年6回休むのは俺からすれば結構だけど、再度になるが、臨休ではなく定休の扱いにすべきだと思ってる。


あぁ、こういうこと言ってると、俺もブラック企業を推進してるモンスタークレーマーとか言われちまうのかなぁ・・・

2018-10-30

anond:20181030110629

この約20年間に渡って進められてきた経済グローバル化によって、世界の人々は幸せになったのかという問題だと思う。

例えば先進国日本アメリカドイツなど)の経済成長が限界に達して、低成長時代に入るとする(日本場合は1990年代以降)。

先進国多国籍企業は、更なる成長市場を求めて新興国投資を始める。

その結果、多国籍企業から見放された先進国は成長が停滞し、段々と「先進国貧困」が現れ始める。それが日本場合は失われた20年。

経済グローバル化とは、先進国の富が途上国の発展に費やされ、途上国人間先進国に安く買い叩かれる。

先進国途上国、双方の不満が約20年間に渡って蓄積されていった結果がトランプ大統領などの誕生につながったのではないか

アメリカラストベルト、日本西日本の衰退、EUでは旧西ドイツ地区工業地帯の衰退がそれを象徴している。

トランプ大統領アメリカ国内製造業再生中国との貿易戦争ブロック経済政策などの施策先進国国民に支持されている。

2018-10-28

anond:20181028165910

地区予選の現場想像するとなんか凄いな

マイルドヤンキーみたいのばっかだろうか

六本木予選とか別次元そう

2018-10-25

頭の中では夕焼け小焼けが共鳴しててうるさい

脳内夕方!!!

(うちの地区17時に夕焼け小焼けがなる)

2018-10-19

南青山建設予定の児童相談所、本当にアクセスが良い場所なのだろう

かに表参道駅千代田線銀座線半蔵門線が通っているかもしれないけども、

地区高輪地区港南地区に住む人間はそう簡単に行ける場所ではないんですよ。こちら側はJR都営地下鉄は通っているけど、東京メトロ路線神谷町虎ノ門新橋くらいで特に三田より南が本当に行き難い。

公共バスも通ってない。さらに数年前区役所から表参道まで運行する区営バスルート廃止されたという。

かに東京児童相談所の総数が少ないから、ただここに出来るだけで意味のあることなんだろうけども、肝心の港区民が行きづらいという所がなにか引っかかっている。

ただ区営バス(ちいばす)のルートを追加してくれるだけでこの疑問は払拭されるんだけども、なんかこう、新宿渋谷に近い方に建てるしか本当に無かったのだろうか。

あと、田町がどうこうと出ていたけど、芝浜中学校跡地とか旧芝浦小学校跡地とか、結構広い場所があったと思うんだけどなあ。特に浜中学校の方はレンタカー屋と駐車場ですよ。法改正されたのが数年前であったとは言え、安易に売り飛ばしていざ必要になったら変な不動産屋に絡まれているんだからなんかもう本当にしっかりしてくれや。

anond:20181019101734

というかベルマーク学校備品を買うのに使っているのか?

うちの地区学校は、近くの老人ホームとか公共施設車椅子や机を寄付する目的で集めてたぞ

あくま子どものうちに寄付とかボランティア体験する活動の一環としてベルマーク運動だった

2018-10-04

滋賀にきてびっくりしたこと

兵庫南阪神地区住みでした

1.なんかめっちゃJACMやってる~!!

JA権力がすごい

なんか運動会とかなんちゃら協議会とかでイベントをやっている

2.蜘蛛の巣が多い~!

多い~!

3.犬がすくなーい! 野良猫見つからなーい!

もっと散歩させろ! わんこ無限に見たいんじゃくそ!!!

多分土地が広いか分散してるんじゃないか分析

ねこまじで見ない。なれなれしい野良猫に会いたい(さわらせろ)

4.車やさしーい!

地元が不親切とは思わんけど

右折待ちとかしてると結構すぐ止まって譲ってくれる

ありがとうわしもブレーキの余裕ある限りゆずる

2018-10-03

世田谷区役所仕事したまんが」について公務員から

まんが家山本さほさんの件で区役所炎上してますね。

b:entry:twitter.com:sahoobb:status:1047061214176661504

データの紛失と配付資料コピーの件は(マンガの主張の通りなら)相手(M山氏)がクソだね、で終わりだけど、肝心の会場キャンセル料のギャラから天引き埋め合わせについてどうしても公務員として引っかかる部分があるので。

役所の支払いとして絶対にありえないんですよ。公務員やってたら冗談でも思いつかない発想なんです。

最初可能性を並べると、

①すべてM山氏の冗談最初からギャラは全額払うつもりだった。

②M山氏は区の職員だが、マンガ教室は区の事業ではなく、区職員M山氏個人資金による個人事業だった。

③M山氏は区の職員ではく、ギャラの支払いも区役所からではなかった。((M山氏は役所から教室開催を委託された業者団体従業員で、「役所事業マンガ教室をやります」と言うのをさほ氏が「役所職員なのでそう言っている」と勘違いした。))

のいずれかしかあり得ない。個人的には③の可能性が高いと思います

①はそんな冗談を言っても相手不快にさせるだけで実行不能意味がないし、②は役所職員がそんな資金豊富だとは思えないので。

以下、天引きが実行不可能理由制度から説明します。

役所(に限らず県庁や省庁でも基本は同じ)の何の創造みもない予算執行契約業務説明なので面白くもなんともありません。①~⑤は飛ばして⑥だけで結構です。いや全部読まなくてもいいんだけど。

役所の中ではこんな事やってんだな、こんな世界があるんだなってことで。

予算を確保

役所が何か事業をやるときお金必要になります

そのために確保しておくお金の枠を「予算」と言います。(マンガでもこの言葉が出てきますね)

役所がやりたい事業計画を立てて、必要経費の見積もりをとって足し上げたものが「予算」額になります

ちなみに「予算」は使途ごとに「費目」が決まっていて、費目ごとに金額を決めて予算を作らなければならず、今回の場合は「マンガ子どもに教える」事を役場から個人団体委託するので、「委託料」になります

委託料として確保した予算は、委託する事以外には使えません。(たとえば会場借用料とかキャンセル料とかには使えません。「使用料」とか「補填賠償金」になります。)

縛りガチガチですね。公金ですから好き勝手に使えたら困りますからね。

(費目間流用という例外処理もありますが、非常に面倒な手続き必要だし、事前手続き必須で「当日現場でいきなり」できることではないので省略します。)

事業執行する部署(今回でいうと文化振興課かこども育成課か)が好き勝手予算額を決めることはできず、まずは役所内で「(予算を決定する部署である財政課による査定」を受けます

財政課は常に「財政赤字を減らさねば。予算を削減せねば、部署節約させねば。」と考えてますので、事業や経費の必要性を説明しても根拠資料不足だと差し戻しされたり、事業全部が不要だと却下されたりして、何度も査定室に足を運び、ようやく認められたものが「予算案」になります

「案」です。

財政課内でも査定担当VS上司のバトルがあるんですが省略します)

それを全部局分まとめて議会に提出します。

議会予算決算委員会委員から細かく審議されたあと、問題なければ本会議にかけられて可決されたら正式な「来年予算」として成立します。(これは首長議会が激しく対立してない限り、否決されることはまずありません。委員会で審査されるのも事業のもの必要性で、積算まで見られることはありません。良くありませんね。でも議員さんが役所の全部署事業予算案を積算レベルまで細かく分析するのは現実的ではないでしょう。)

事業に関わる予算要求~支払までの文書公文書であり公開請求すれば見られるので、オンブズマンがチェックしてる部分もあります。)


契約予算執行

さあ、新年度になりました。さっそく予算を使って事業を始めましょう。

これも事業担当職員で好き勝手にはできません。なんせ使うのは公金ですからね。

まずは「予算執行伺」の決済を取らなければなりません。「こんな感じの事業でこのくらいの金額を、この予算のこの費目から使いたいんですが、いいですか」という伺いを文書化して、契約書の案(印鑑が押して無いだけで実際の契約書と同じ)を添付して、担当係長課長審査をうけて決済をもらいます。だいたい文書を回すだけですが、目新しい事業や大きな事業だとデスクの前に呼ばれて口頭説明必要になります。(金額によっては部長とか首長レベルまで決済をもらわないといけないが、だいたいは課長決裁。)

まあ前年度に予算案を作る段階で課内でも財政課でも厳しくチェックされてるので、今更なんですが。


次は、事業のためお金を出す人・団体契約します。今回でいうと、さほ氏や会場店ガリレオですね。

契約相手はどうやって選ぶ?なるべく費用を抑えるために原則は入札。

だけど細かい契約まで入札・開札作業してたら大変なので、限定された使途と一定以下の金額に限り、担当職員契約相手を選ぶ随意契約をして良いことになっています

その場合相見積もりと言って、複数相手から複数見積書をもらって最も安い相手を選ばないといけません。

「この付近にはこの会場しかない」とか「この技能を持つのはこの人しかいない」と合理的理由がある場合には一業者・一人だけ選んで見積もりを取っても良いことになっていますが、これは例外処理なので本当にその相手しかいないのか起案文書できちんと説明しておかないといけないし、上司からも細かくチェックされます


次はまた決済です。今度は「支出負担行為」の文書を回さないといけません。

使う予算の費目(今回なら使用料委託料)、使途、実行月日、円単位金額、支払い相手先名、振込口座情報役所の支払いは原則口座振込です。研修参加費を現地受付で払うとかでない限り、職員から現金払いする事はありません。)を記載した上で、イベント関係書類見積書を添付して、また職員係長課長と決済を回します。今回は課長で終わりません。

課長から決裁印をもらったら、今度は役所の対外支払機能を一手に担う会計からも決済をもらわないといけません。

そう、お金の支払いは事業執行部署ではできないんです。

首長から独立した「会計管理者」が役所資金口座を握っていて、会計管理者の部下である会計職員役所お金の出入りの全てを行っているんです。

会計管理者は「部長」並みの偉い人なので大きい金額契約を見ていて、今回会計課に持ち込んだ「支出負担行為書」は、会計担当係長会計課長で決済されたのでしょう。(会計課にいたことがないので細かい内部処理は不明

支出負担行為書が会計課で決済を終えて戻ってきました。

そうやって初めて、相手契約できます。「依頼」ではありません。「契約」です。

役所契約行為は極一部に限定された例外職員出張で使うJRきっぷとか航空券とかの購入)を除いて、必ず文書契約です。口頭での契約絶対にできません。(お金を出す証拠が残らないので不正支出になる。)

契約書はだいたいテンプレートが決まっていて、支払い相手金額がきっちり明記されています

これを2部用意して、2部ともさほ氏に渡して押印してもらい受け取って、役所では総務課に行って総務課員のチェックを受けたうえで公印(首長印)を押印し、1部をさほ氏に渡して1部は役所で保管して契約成立です。


そうして無事契約が成立して、ようやく「役所から依頼された」ことになります

契約を結んではじめて役所はさほ氏に「教室子どもマンガを教える債務」を負わせることができます


そして教室開催当日を迎えました。

ん?担当者が会場を2カ所抑えていて、キャンセル料が必要になった?一カ所は有料のところ(ガリレオ)で、もう一カ所は無料のところ(公民館とか)だったのかな。

キャンセル料は「費目・使用料」では払えないので、帰庁して急ぎキャンセル料の支払いのため「費目・補填賠償金」の支出手続きをしないといけません。

でも、一店だけ予約していたのが講師の都合で急に開催できなくなってキャンセル、なら支払う理由も成り立つんですが、担当個人ミスで2会場予約していて、しかも当日までキャンセルしてなかったかキャンセル料が必要になった、なんて理由上司会計課に説明しづらいし、公金の支出としても市民からツッこまれそうです。(自分だったら、ダブルブッキングは無かったことにして自分の財布からします。それが一番簡単なので)


③「差し引き払い」が可能なの?

ここでM山氏が言った「さほ氏へのギャラからキャンセル料を差し引いて払いますね」は可能でしょうか。

まず「決まった報酬委託料)から急に発生した別費用差し引く」というのは不適切支出です。相手委託する業務内容に対してこの金額委託すると一度決めたのですから業務内容が変わらないのに減額するなんて役所内の決済で絶対に認められません。

これまで支出するために役所内で行った支出負担行為書には支払相手・支払口座・支払金額が明記されています契約書にも相手金額記載されています

会計課はこの通りにしか支払いしません。

から支出負担行為書を二重線で消して訂正印を押して見え消し修正する・・・無理です。訂正が効くのは誤字脱字くらいで、支払金額とか支払相手先とかの重要項目の修正はどの役所でも認められてません。契約書の訂正も必要です。

役所保管の契約書を担当者が首長印をコッソリ使って勝手に訂正したとしても(今はどこも公印の管理は厳重になってるので難しいけど)、会計課はそれによる支払を認めないし、さほ氏の持っている契約書には修正前の金額記載されている(双方の合意に基づいてない)ので、奇跡的に会計課チェックをスルーして(ありえない)減額した金額でのギャラ払いが成功したとしても、後からさほ氏保管の契約書を提示されて不足分の支払請求をされたら、口座振込による支払金額記録が残ってますから役所は追加払いしなければなりません。

追加払いするためにはまた一連の予算執行手続きがイチから必要になりますし、M山氏はいずれにせよこの段階で不正支出公文書偽造により懲戒処分です。金額という重要項目の訂正・契約書の片方印だけによる訂正を見逃して支払ってしまった会計課の担当上司処分を受けるでしょう。(まあ会計課はどこも細かいのであり得ないけど)


④支払(ようやく)

教室が無事に終わりました。

役所の支払のもう一つの原則は「精算払い(後払い)」です。

相手債務を履行したのを会計担当確認してからでないと支払えません。(例外もあるけど省略)

帰庁後、担当者は会計課にお金支出してもらうための書類支出調書」を作ります文書仕事ばかりでウンザリですか?公金だから仕方ないんです。

ここでもまた、予算の種類、費目、支払相手名、支払金額、支払口座、支払予定日、債務発生日(教室実行日)、支払内容、等を記載して、(システム化されてて支出負担行為と紐付けられてるので、ほぼ自動入力

先に決済済みの予算執行伺・支出負担行為書・役所保管分の契約原本相手委託内容を実行した証拠マンガ教室写真等)と検査調書を添付して、

課内で担当係長課長と決済をもらって、会計課に持ち込んで会計課内でもまた会計担当係長会計課長と決済を経て、

はれて会計課が銀行口座振替依頼データ送信して、さほ氏の口座にギャラが振り込まれることになります

これで「役所事業」は終了です。

もちろん課内でも会計課でも、事前に決済を受けた支出負担行為書や契約書に記載された金額相手名と、支出調書に記載された金額相手名は照合されますので、「こっそり減額した金額で支払い」しようとしても「書類間不一致」でハネられます

まあ、減額したとしてもガリレオさんへのキャンセル料の支払い手続きはされて無いので、予算が余るだけで意味ないんですけどね。


⑤その後(蛇足

これで「事業」としては終わり、なんですが、担当仕事はまだあります

年度末の決算作業決算書ができたら決算特別委員会の想定問答の作成

翌年度に行われる部内監査((事業執行課の総括課が行う))、定期監査((外部から任命された弁護士有識者監査委員会の下部機関である監査事務局による、昨年度に誤った処理がなかったか検査。支払関係特に細かくチェックされる。こっそり書類書き換えとかしてもここでまずバレる。))、監査委員自らによる委員監査監査資料作成や当日の対応

もし予算国庫補助金が入っていたら、補助金の実績報告書提出や受け入れ手続き、国の会計検査院による検査の受検((非常に細かく厳しい。ここで不適切支出とされたら国庫補助金返還となり、返還金の予算確保のために予算流用手続補正予算編成作業議会対応が出てきて死ぬ))。来年度の補助金事業計画交付申請、等々・・・


と長々と説明してきましたが、帰宅してからずっと書いてて誰が読むんだこんなの。


もっと簡単方法

役所担当が持ってる事業は1つではありません。複数分野を担当していて分野ごとに複数事業があります

マンガ教室以外にも十数~数十の事業を持ってるはずです。

教室も1回で終わりではなく年間に何回かやるんでしょう。

教室開催ごとに講師をやってくれそうなマンガ家を探して、コンタクトを取って、ギャラ交渉して、日程調整して、契約して・・・

広さと場所が適した会場を探して、見積もりとって、後払い振込払いの了解もらって、予約(契約)して・・・

講師から教材データをもらって内容チェックして、コピー製本して必要部数を用意して、当日会場に教材持ち込んで様子を写真撮影して・・・

という仕事が出てきます

そして毎回ごとに講師と会場に②~④の予算執行契約・支払手続きもせにゃいかんわけです。

マンガ教室だけじゃなく他の事業でも。

はい、無理です。一人の担当では手に負えません。

ということで、役所がこの手のイベントをやる場合教室講師の手配などイベント開催をまるごと民間業者NPO団体などに「業務委託 Permalink | 記事への反応(0) | 21:42

2018-09-27

アプリタクシーを呼んだら

「JapanTaxi(旧 全国タクシー)」というアプリを使ったことがある人も少なくないのではないだろうか。

簡単に言えば、地図上で乗車場所を設定すれば、そこへタクシーが迎えに来てくれるというものであるが、使う人が多すぎて迎車料金の410円だけでは乗務員にとって割の合わない仕事も増えてきた。

全国各地のタクシー会社提携しているが、開発元が日本交通の子会社で、前身日本交通専用配車アプリであるということもあり、東京では日本交通車両を呼ぶアプリという印象が強い。
(実際は一部の個人タクシーや、東京無線の車も呼べる)

東京タクシー事情

一般的タクシーは駅や病院に待っているものに乗るか、電話で家まで呼んで乗ることが多いと思われるが、東京は前述の2つよりも、そこら辺を走っているタクシーに手を挙げて乗ることが多い。タクシー営業エリアも広く、東京都は営業区域が5つに別れているが、その中でも都心部を擁する営業区域は「東京23区+武蔵野市三鷹市」と、東西は40キロ南北は30キロにも及ぶ広大な地域が設定されている。

東京23区+武蔵野市三鷹市場合運賃最初1052mまで410円、そのあとは237mごと or 一般道において時速10キロ以下での走行時間が合計90秒ごとに80円加算される。夜間割増は22時~翌5時の間に2割増。遠距離割引は9000円を超えた分について1割引。高速代は別途請求される。
会社によっては法定下限ギリギリまで料金を下げており、夜間割増がなかったり、初乗り300円台の会社もある。

給与体系は完全歩合制で、日本交通場合グループによって若干違うが)、売上の52%が月給となり、10%はボーナスとして積み立てられる(=売上の62%が手元に来る)。つまり、乗せるだけ儲かるという仕組み。最低保障給与は月額18万円。

タクシーが来るまで

このアプリタクシーを呼んだあと、裏方ではこういう風になっている。(日本交通場合

1. アプリサーバーを通して近くにいる空車タクシー自動的選択される

電話予約だとオペレーターが手動で選んでいるが、アプリ予約だとコンピューター自動的に選ばれる。
そのため、逆方向を走っていようが右折禁止交差点にいようが適当に選んで呼んでくる。車両位置情報アプリ確認できる。

2. タクシー車載からけたたましいビープ音が鳴り、無線配車が来たことが知らされる

これがかなりうるさい。無線システム車載カーナビと連動しており、無線が来るとカーナビの画面が一瞬ホワイトアウトするため、緊迫する。
5秒以内にメーターの「迎車」ボタンを押せば配車成立となり、押さなければ不成立。既に目の前にお客様がいるような状況だと、乗務員無線を受けず、また「1」に戻る。配車が成立してようやく、「配車情報」が表示される。

3. 配車情報を受信し、迎え先へ向かう

どんな内容の無線かは、運転手無線配車を受諾して初めて分かる。運転手には最低でも「お客様の氏名」「予約の種類」「迎車時刻」「迎え先」「到着後の対応」の5つが届く。これについては後述。
前述の通り無線システムカーナビと連動しているため、アプリでピンを立てた場所がそのままタクシーカーナビに反映される。
指定されている迎車時刻に間に合うよう迎え先に行くが、配車の種類によっては5分前だったり、40分前だったりとまちまち。

4. 迎え先に着いたら、車外待機。お客様が来たらお名前確認して乗車していただく。

車外待機は、日本交通マニュアルで定められている。単なるお迎えのサービスとしてだけではなく、周囲の通行人へのアピール意味もある。
降車時も乗務員が外に回ってドアを開けてくれるが、慣れたお客様はしなくていいと言ってくれる。

運転手に届く情報の内容

https://i.imgur.com/yGMi2rt.jpg
↑こんな感じの画面で届く。横の「ナビ」を押せばカーナビの経路案内がスタートする。
迎車料金は410円だが、指定時刻の1時間上前に予約した場合、更に410円発生する。

お客様の氏名

カタカナのみで送られてくる。フルネームしっかり入っていることが多いが、たまに名字だけだったり、お店の名前だったりする。
外国人アプリ利用者で氏名を登録していない場合、代わりに「マチアワセバンゴウ様」と表示され、別途3桁の確認番号が表示される。こんなニュースもあった。 https://www.j-cast.com/2018/05/15328701.html?p=all

予約の種類

乗務員にも予約の種類が知らされる。その種類は以下の通り。

【即時配車】
「迎車時刻を指定せずに」「電話で」配車を依頼した場合。概ね無線センター指定した迎車時刻の1020分前に、運転手に配車依頼が届く。

【必着配車】
「迎車時刻を指定して(1時間以内)」「電話で」配車を依頼した場合ホテルフロント宴会会合の進行具合を見て呼ぶパターンが多い。

【予約配車】
「迎車時刻を指定して(1時間以上)」「電話で」配車を依頼した場合。だいたい長距離のことが多い上、運賃に820円加算されるため、乗務員ちょっと期待する。運転手に配車依頼が届くのは予約時刻の20分~30分前。

【即時スマホ配車】
「迎車時刻を指定せずに」「アプリで」配車を依頼した場合。一番多いが、だいたい短距離目的地が指定されていなくても、時間帯や場所によっては情報を受信した時点で行先が予想できる。例えば夕方の「北新宿」「百人町」なら歌舞伎町とか。運転手に配車依頼が届くのは予約時刻の5分~20分前。

【必着スマホ配車】
「迎車時刻を指定して」「アプリで」配車を依頼した場合電話予約で言うところの「必着配車」「予約配車」にあたるが、いつ予約しても迎車料金は410円。
公式サイトでは「アプリで注文すれば1時間上前の予約でも料金は410円でお得です!」と言っているが、配車が決定してからお客様にご乗車いただくまでの時間が長い割に売上にあまり貢献しないことも多いため、嫌う運転手が多い。だいたい20~30分前に呼ばれる。

【優先必着配車】
「優先予約料金を払い」「迎車時刻を指定して」「アプリで」配車を依頼した場合アプリだけの機能お客様からすれば便利かもしれないが、乗務員からすれば悪の権化である指定時刻の30~40分前に呼んできて乗務員時間を奪っていく。後述。

迎車時刻

電話時間指定せずに予約した場合無線センターオペレーター車両位置考慮してキリのいい時間に設定し、それを電話口で伝える。
アプリも似たような感じで、コンピューター自動的に設定する。アプリに「あと○分」と出てくるが、その時間乗務員にも知らされている。かなり余裕を持って設定されるため、これに遅れて到着することはほとんどない。ただ、アプリ配車の場合、その時間になってもお客様が出てこないことも多い。何らかの事情があるのは分かるが、乗務員からすればまあまあ迷惑である理想を言えば、車が来たのがアプリで分かった時点で出てきてほしい。
よくあるのは、迎え先が住宅街の細道であるにも関わらずお客様がなかなか現れず、その間に後から他の車が来て車を移動させなければならなくなるパターンである。細道に限らず、狭い割に交通量が多い道路でも同様。

迎え先

文字情報としては住所だけが知らされるが、アプリでピン(乗務員は「旗」と呼んでいる)を立てた場所がそのままカーナビに送られてくるため、乗務員もそこを目指してタクシーを走らせる。しかときどき通りに面していない建物にピンが立っていたり、大きな建物中央にピンが立っていたりする。お前がいる場所じゃなくてタクシーが行く場所を教えてくれ!そういう場合は、乗務員が頑張って探したり、無線センター場所不明の旨を連絡して対処する。
アプリで呼ぶと、注文画面の右下に「場所詳細」というボタンが出てくるため、そこで待機場所建物名などを入力していただけると、トラブルもない。ちなみに、車寄せがあるマンションビルタクシーを呼ぶ場合、車寄せの入口にピンを立てて、「場所詳細」にビル名と車寄せに行く旨を書くのが正攻法
アプリ配車だと目的地も設定できるのだが、なぜか設定しない人が多い(=乗ってから言う)。別にそれでも構わないのだが、いざ行先を聞いてみると待機していた方向とは反対で、その場でUターンしなければならず、余計な時間を取ってしまうというパターンが多い。そういう時に限って「早く出発してください」とか言ってくる

到着後の対応

乗務員がその場で待つか、インターホンやお店に直接伺うかの2種類。それぞれ車載器では「待合」「伺う」と表現される。

優先必着配車

これはアプリ上で980円を余計に支払えば(迎車料金と合わせて1390円)、予約を取りにくい時間帯でも優先的に配車してくれるというものである。朝に使う人が多い。しかし、これはお客様指定した時刻の40分以上前から車を拘束するため、乗務員からの評判はすこぶる悪い。とりあえず空いている車なら何でも優先必着に回すため、銀座にいる車を目黒まで向かわせたり、新宿にいる車を世田谷まで向かわせたりというのは日常茶飯である

優先必着が多い朝の時間帯はどこを走ってもお客様が手を挙げており、乗務員としては稼ぎ時。そしてそれ以上に、短距離でも長距離でも、急いでいるお客様に一人でも多く乗っていただき安心していただきたいという思いが強い。これこそタクシー冥利に尽きるというものだが、この優先必着は、タクシーお客様をお乗せできない状態で朝の都心を延々と何キロも走らせるもので、社会的にも不利益が大きい。何人も手を挙げている人をスルーして迎えに行き、20分30分と待たされた挙げ句、送り先が近場だったとなれば、負しか生んでない。

「980円余計に支払ってくれるならそれでもいいのでは?」と言われそうだが、この980円は売上に加算されず、アプリの開発会社(=日交の子会社)に回るため、やはり乗務員にも不利益しかもたらさない。ちなみに40分あれば朝なら5人は乗せられるし、40分ずっと走り続けるような営業は6000~7000円にはなる。会社にも利益が及ぶか怪しい。

そもそも無線配車自体営業効率を下げるというのが本音だが、来たら既にお客様が外に出ていたり、荷物が多かったり足の悪いお客様だったり、あるいは長距離お客様であれば、そんなモヤモヤも吹っ飛ぶ。

タクシーの予約ができない

朝や雨の日に多い。理由簡単で、予約に回せるタクシーがいないかである。こういう時はそこら中で手が挙がるため、誰も無線を取れなくなるのだ。ちなみに営業所の職員は出庫できる車は全て出庫させるような計画を立てているため、いつでもフル稼働。

台数は増やさないの?

需給調整の観点から国交省運輸局が台数を定めているため、そう簡単には増やせない。日雇い乗務員採用禁止されている。

その営業所にいる車をフルで出庫させる(日単位での増車)ことはできないのか?という疑問もありそうだが、これも単純に乗務員が足りないので無理。乗務員シフトは概ね「早朝出勤→深夜終業(早番)」「昼過ぎ出勤→昼前終業(遅番)」の2種類があるが、これをやろうとすると早番で家に帰った運転手をまた夕方に叩き起こして出庫させることになり、労働基準法にも違反する。
夕方になるとその日の朝に早番シフトを終えて戻ってきた車が車庫に残っているが、それに乗る乗務員はいないという訳である半日勤務(日勤、夜勤)のシフト存在するが、これを設定するかどうかはタクシー会社がある地域特性や考え方によって変わってくる。

本当に車両不足だけが理由なのか?

日本交通場合無線配車は必ず受けなければいけないことになっている。無線を3回以上無視すると、その乗務員には翌月まで夕方~早朝の無線配車が来なくなる。ちなみに受けた後に内容を見てキャンセルするのは懲戒対象しか現実的には、あまりいい条件の無線が来ない地域回送走行し、手を挙げそうな人がいれば空車に戻して乗せるか、儲かりそうな地域に戻ってから空車に戻すということが横行している。もちろん、「無線に頼らなくても稼げる!」という人は最初から無線を取らない。

話によると、早朝に羽田空港お客様をお送りした後、大田区内は回送で走り続け、品川区に入ったら空車に戻すというパターンが多いらしい。これは通常「偽装回送」と呼ばれ、違法行為に当たるのだが、営業所で何か言われても「休憩場所がなかなか見つからなかった」と返しておけばいい(らしい)。
ちなみに回送表示を出していいのは、休憩や給油に向かうときや、営業を終えて車庫に戻るときだけ。休憩場所もできるだけ近場で探さなければいけない。

これが横行すると、迎車距離(配車依頼を受信した場所から迎え先までの距離)が長くなることが多くなり、「偽装回送なんかやらないぞ!」と息巻いていた乗務員もそのうち偽装回送をやりだすようになるのであるますます悪循環乗務員みんなで分担すれば、それだけ一人あたりの負担も減り、予約できないということもなくなってお客様満足度も上がるはずなのに。

そもそもタクシーがいない・行かない場所

こうは書いたが、本当にタクシーが行かない場所もある。その代表が、練馬区大泉地区大泉学園)である大泉地理的条件と実際のお客様の動向からタクシーが集まりにくい。

乗務員によってやり方は違うが、大体のタクシー山手線の内側でお客様を探し、ご乗車いただけたら次はお客様を降ろした場所の近くでお客様を探す。それで誰も乗せられなかったら主要道路都心へ戻りながらお客様を探す。一例として、新宿から中野区内までお客様を乗せてきたタクシーは、とりあえず人の多い中野駅の近くや青梅街道早稲田通りでお客さんを探し、それでもいなかったらまた新宿へ戻っていくという具合である。それは渋谷から自由が丘でも、高円寺から吉祥寺でも、同じことである

ところが、大泉学園はどの繁華街からも離れている上、都心からまりにも離れすぎていて外からタクシーがやってくるということがない。タクシー会社もない。乗務員立場からしても、大泉学園は道路がいつも混雑していて営業効率が下がる上、お客様が乗ってくるのは大泉学園駅に限られる。仮に駅から乗せたとしてもだいたい近距離で、無線大泉のどこかに呼ばれても送り先は大泉学園駅…と、わざわざ大泉に行くメリットは何もない。

私も同じで、練馬関町にいたところを大泉から無線で呼ばれ、はるばる6キロ走って迎えに行ったら、ワンメーター(運賃410円+迎車料金410円の820円)乗車だったことがある。つまり、この820円のために40分以上も時間を使ったということで、この一件以来、大泉には足を踏み入れないようにしている。

郊外における朝ラッシュ車両不足

遅番の乗務員は、早朝の時間帯における郊外都心送りのお客様を狙っている。世田谷区、目黒区、杉並区辺りが狙い目。なぜ早朝かというと、道路が混んでなくて短時間のうちに稼げるから。6時半までには都心へ出て、朝帰り都心の中を移動するお客様を乗せるのが一番効率が良い。仮に7時台に世田谷から大手町なんてお客様を乗せれば、渋滞地獄お客様乗務員イライラすることは目に見えている。長距離でも時間がかかるから効率はよくない。

結局、多くの乗務員が朝早いうちに都心に出てしまって、ラッシュが本格化する頃には郊外には残っていないのである

こっちの事情などお客様には関係ない

ところどころ述べてきた通り、無線営業効率を下げるという考え方をする乗務員が多い。早朝でも高収入が見込める都心羽田空港送りを得るために都合よく使っているだけであるしかし、これが曲がりなりにも公共交通に携わる人間の考え方で良いのだろうか。

実際は、最初に述べたような給与体系がそうはさせてくれない。乗務員営業効率を上げ、どんどん稼いで生活を成り立たせなければいけないのである日本交通はこういった無線配車に力を入れているくせに、乗務員清貧ばかりを求め、「無線を取りたい・取ってもよい」と思わせるような待遇を一切していない。事実転職日本交通を選んだが、仕事に慣れてくる過程無線を嫌うようになり、無線配車の少ない他社へ更に移っていく乗務員も少なくない。

サービスをよりよいものにしていくためには、私たち乗務員会社方針理解し、お客様のことを考えてそれらを実行に移さなければならない。ここに書いていないことも含め、タクシー業としては破格の要求が多く、理解できない乗務員は長く居続けなくていいという考え方もある程度仕方ない。しかし、玉石混交無線配車のお客様を見るにつけ、会社からの押しつけも度が過ぎると感じることがある。

精神論ではなくしっかりと中身が伴ったバックアップで、どんな不器用乗務員でも、いつもニコニコ笑顔お客様をお迎えできるようにするのが、次のあなた役割だと思いますよ。川鍋一郎さん。

anond:201810021214497 もどうぞ。

ログイン ユーザー登録
ようこそ ゲスト さん