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2021-07-23

消されたかな?

小林賢太郎氏の解任と、わたし責任

8,674

岸田 奈美

2021/07/22 15:29

※身近な読者さんに聞いてほしいだけなので、気が済んだらマガジンに入れて、そのあと消します。

21:26追記

過去ラーメンズを紹介する記事を読んでくださった読者さん、彼らのファンの方々に届いてほしいと書いた文章でしたが、わたし説明の至らなさ、思考の未熟さゆえに、どんどん違う捉え方が広がっており、傷つく人を無闇に増やしてしまっているやもしれないので、22時で非公開にします。すみません

ラーメンズが好きだ。

小林賢太郎氏が好きだ。

父を亡くし、友人を失くし、誰とも笑えない鬱屈とした子どもであったわたしに、笑いという光をくれたのが彼らのコントだった。絶妙にわかりづらく、複雑に絡みあう、壮大な世界観のもとに成り立つそのコントは、誰かと語りたくなる衝動をくれた。天才なんよ。これはわたしの圧なので、異論は認める

父が「お前の友人はこの箱の向こうにもおる」と残してくれたmacキーボードを叩き、ラーメンズの、小林賢太郎氏のコントについて語り合うときわたし孤独であったけれども、孤独でよかったと思えた。

孤独から出会えた笑いで、孤独からつながれた笑いだった。

その小林賢太氏郎が、東京オリンピックパラリンピックの開閉会式のショーディレクターに着任したときわたしの頭では「マジか小林賢太郎…」と「マジか小林賢太郎!」が同時に鳴り響いた。

こう、なんか、ものすんごく無責任オタクとして言うと、彼らのコントはもともと知る人ぞ知る、当時のお笑い界のメインストリームを堂々と外れて宣戦布告しながら飄々と笑い転げるという位置にあったと思うので、一抹の不安があった。しかしその不安をコーナー鋭角でまくってくるのは「オイオイ、これでみんな小林賢太郎の魅力に気づいちまうんじゃねえの〜?まっ、わたし芸能界引退前に舞台で見たけど〜?」というオタク特有の愚かなドヤりである

わたしはドヤりドヤりしながら、孫の七五三を見るような迷惑かつ気色悪い心地で、彼が手がける開閉会式を心から楽しみにしていた。ここまでの前置きがすでに早口気味なのはお察しの通りである。とても気色悪い。

その小林賢太郎氏が、今日をもって当該職を解任された。

実はさっきまでテレビ局での生配信に参加していたので、解任にいたる経緯も、解任された結果も、成り行きを見守ることなくひとまとめにして見知った。

情報の石つぶてに襲われ、小林賢太郎氏の謝罪文最後「先ほど、組織委員会から、ショーディレクター解任のご連絡をいただきました。ここまで、この式典に関わらせていただけたことに感謝いたします」まで読み終え、涙が出た。

京都に向かう新幹線でなければ嗚咽していた。頼む、車掌さん、止めてくれ。三河安城でこの新幹線を止めてくれ。しかのぞみ163号は止まってはくれないので、静かに泣きながらこれを書いている。

解任の理由1998年に彼が演じたコントのなかで、「ユダヤ人大量惨殺ごっこ」というセリフがあり、肯定する文脈でなくとも、笑いの演出に使われていたからだ。これが人権を著しく侵害しているとされた。

その決定に、わたしは反対しない。

五輪憲章ではあらゆる差別への反対が定められているし、たくさんの人々の命を不当に奪った歴史を、今もなお魂を傷つけられている人々がいる事実侮辱されてはならない。

なのでこの文章は、オタクわたしわたしに宛てた、ただの戒めである

小林賢太郎氏は、責任をとるために、当職を解任された。

というかもう、ここ最近責任をとる人が多すぎてなにがなんだかわからん責任をとっては去り、責任をとっては潜り、責任をとってはキングギドラに車一台で爆走して挑む。

内田樹氏は自著「困難な成熟」で述べた。

責任を取るということは、不可能です。以上、おしまい

シンプルすぎる。

シンプルすぎて二度聞きしたくなるようなこの結論にいたるまで、内田樹氏は懇切丁寧に筆を尽くしておられるので、ここではわたしの雑なあらすじで勘弁していただきたいのだが、

要は

「ごめん、で済む話はない」

ということだ。

人が傷つけたり、人が大切にしているものを傷つけた場合、それを元どおりに復元するということは不可能だ。医学がド発達したとして「いったん殺したけど、きれいに元通りにしといたから、これでチャラね」と殺人犯から言われても、きっと誰も許せん。

体だけじゃない、心だって死ぬのだ。

あってはならないことだけど、学校いじめにあった子ども自殺して「一億円の損害賠償請求した」とニュースで報じられたとしてそれは「一億円払ったら許してやる」というわけではない。相手の一生を台無しにできるくらいの金額を求めて、「わたしはお前らを絶対に許さない」と告げている。

責任をとれという言葉は、「なぜなら、お前には責任をとることはできない」という意味を常に伴っている。めっちゃわかる。

ここまであらすじですけど、このド下手なアレで間違ってないですかね、内田先生。こんなところで引用してごめんなさい。

まさに今。

そんな世界で心穏やかに過ごすには、どうすればいいのか。

ここから内田樹先生がね、答えをくれるんですけど。その答えはどうも、ひとつだけらしくて。

「我々が考えることができるのは、ただひとつ。どうすれば責任をとることを求められるような立場に立たないか

勘違いしてはいけない。

これは、わたしは知らん、わたし関係ない、わたしには責任がない、と言い訳をしスタコラサッサするわけではない。そんな言い訳が平気でまかり通ったら、なんか起きたらすぐさま電気は消えるわ、水道は止まるわの大惨事だ。

それは「わたし責任を持つよ」と、言うことだ。

なんかまずいことが起こったとき責任他人なすりつける社会と、自分の手が届く範囲のことでみんなが「あ、じゃあ責任を持つよ」とさらっと言ってくれる社会なら、後者の方が「誰かが責任をとらんとあかんようなヤバイこと」が起こりにくい。

「誰の責任だ、誰の責任だ!」と犯人探しをしてる間に、最悪の状況に陥るのを、わたしたちは何度もこの目で見てきた。もちろん、例外はあれど。

責任は、誰もとれない。

誰もとれないから、人に押しつけられるものでもない。だが、最初から自分で引き受けることができる。引き受ける人が多いほど、人間幸福に、豊かに安全に生き延びることができる。

だって大切なのは、同じことを未来で二度起こさないためには、どうしたらいいかから

さて。

長くなったので、わたしオタク語りに戻ろう。

小林賢太郎氏が過去発言で解任されたのであれば、その責任は、気持ち悪いオタクわたしにもある。今をもってわたしが引き受ける。

ユダヤ人大量惨殺ごっこ」の発言がなされたコントは、わたしも見たことがある。記憶は定かではないが、中学生になったばかりの頃だったと思う。

映像に映っている観客と同じく、わたしは笑った。

ユダヤ人大量惨殺ごっこ」の意味を深く考えることなく「なんか真面目そうな教育番組MC役なのに、やばいこと言ってんのがシュールだな」というふわっとした文脈だけで笑った。未熟なわたしは、笑ってしまったのだ。

小林賢太郎氏がそれを「浅はかに人の気を惹こうとしていた」のであれば、わたしも「浅はかに彼らの笑いを受け取っていた」に過ぎない。

今では、その文脈で笑っていたことが、どれほど罪深く、どれほど愚かなことであったかわたしはわかる。

それは、中学生の後半で、ホロコーストについて学んだから中学生の授業の範囲なんて、教科書での字面だけなので、そこまで深く知ることはできない。本格的に背筋が凍るほどの恐怖がわきあがったのは高校生世界史の授業を受け、終戦のローレライを観て、アンネの日記を読み、作家になって編集者から勧められた「夜と霧」を読んでからである

道徳観は、自然に身につくものではない。

教えてくれる人がいて、咎めてくれる人がいて、対話をしてくれる人がいたからだ。

道徳観が歴史の積み重ねであるならば、わたしたちもまた、人生という歴史を積み重ねながら、ここに生きる人としてあるべき姿を学んでいく。大人になればなるほど、聡くなればなるほど、わたしたちは過去の行いを恥じ、己を正すことができる。

小林賢太郎氏は、彼の頭のなかをのぞける自著「僕がコント演劇のために考えていること」で語る内容をみれば一目瞭然だが、ストイック創作であるストイックすぎて芸能界引退したようなもんだとわたしは思う。

年々、彼の思考作品は、目を見張るようなアップデートを重ねていた。

世間でまだ誰も言葉にしていない「時代感」を読み、言葉パントマイムに落として、笑いに変えるやんごとなき天才であった。近年は特に、誰も傷つけない笑いなんてあるわけがないことを悟りながら、その状態になるべくして茨の道を歩みながら近こうと試行錯誤する、戯曲に取り憑かれた化け物であった。その背中に憧れて、わたしもここへ来た。

そういう男であるからこそ、こんな時が迫るまでに、ファンわたしたちは話さなければならなかった。

ユダヤ人大量惨殺ごっこで笑うのは、アカンかったね」と。

彼に直接言うのは叶わなくても、ラーメンズについて語るたびに、記事を書くたびに、言葉にするチャンスはどこにでもあった。あれはアカンのやと。

今もさ、たぶん「いやあれってそこまでダメかな?」って思うファンもいると思う。わかるよ。わかる。でもね、ダメなんだ。気づかないといけなかったんだよ、わたしたちは。彼をいつか、日本の大舞台に送り出すつもりでいるならば。

20数年前のコントをいまさら、なのではない。20数年間、いままで、なにも言わなかっただけなのだ

そして小林賢太郎氏は、そういう社会の奥底に埋もれてしまいそうなわたしたちの言葉を、目ざとく掘り出し、両手ですくいとって、なんらかの形で応えてくれる、いい戯曲のためなら見栄も地位も何を犠牲にしても厭わない、そういう男だと、わたしたちは、知っていた。知っていたのに何もしなかった。

しろ批判されているコントできるかな」は、DVDには収録されていない。ラーメンズがあれだけ太っ腹に公開している動画の中にもない。VHS以降、公式の手で誰にも見せないという選択をとっていた小林賢太郎氏は、わたしたちより先に、気づいていたかもしれない。

時代が未熟すぎるがゆえに許してしまった、愚かな笑いというのは、どこにでもある。

からこそ、今さらなんてなかった。遅すぎることなんてなかった。彼が責任をとれと言われる前に、彼に存分笑わせてもらったわたしたちが、責任をとらなければならなかった。

そうしていれば、明日には、小林賢太郎氏の舞台を、わたしたちは、テレビで、観れたはずなのに。なんでいまわたしは、テレビの前じゃなくて、新幹線で、どこの誰ともわからんサラリーマンが首を65度に曲げなから爆睡している前方座席を見ながら、泣いてるんだ。もうすぐ新幹線はわが京都に着く。

つらい。こんな形で、小林賢太郎氏の名が知れ渡っていくのがつらい。彼のコントを、世界を、観たことがない人も彼のことをボコボコに言うのがつらい。おもしろおかし揶揄されるのがつらい。

しかし、それもまた、気色悪いわたし責任なのである。彼らより、彼女らより、先に、先に語りたかった。

推しは、推せるときに、推せ。

誰が作ったかわからんが、至言だと思う。推せるときに推せ。いいから推せ。ともかく推せ。しかし、時代は変わった。怒りや悲しみが容易に世界へ届くようになった。誰かの笑いは、誰かの悲しみになる。

行き過ぎた悲しみに気づいたときわたしたちは、立ち止まり、振り返り、それを受け止めなければならない。そして語る。

「その世界を作ってしまったのには、わたしたちにも、責任がある」

推し世界に魅了され、推し世界に生きてきたわたしは、いまここで誓う。気色悪いと言われようとも、恩着せがましいと言われようとも、その世界を終わらせないために、人知れず責任をとっていく。

それもまた、推すという行為なのだと、信じて。

そして、なにかが燃えて、燃えて、燃えて、燃え過ぎた焼け野原で、責任をとりながら両足をつける。そこからなにかを芽吹かせていく。作家という仕事に就いたなら、その責任も伴う。

最後に、蛇足だけど、これだけは。

10年、企業広報を務めた立場からえらそうに語ると、重役や有名になればなるほど、謝罪文はすぐに出せない。すぐに書くことはできる。でも関わる人が多すぎて、ありとあらゆるチェックが必要になる。「チェックするための事前チェックに回す前の念のためチェック」みたいなバグった概念普通に存在する。

完ぺきを畏れる社会で、人は、簡単に謝れない。

しか小林賢太郎氏は、解任の連絡があって、すぐにコメント自分で出した。前述のとおり、彼と彼の発言かば余地はないが、なかなかできることではない。

ついていくぞ、どこまでも。

(当初ここに、オリンピックパラリンピックについての表記がありましたが、本文の趣旨には関係ないのと、開催についてはいろんな思いで受け止められている方がいるので、削除しました)

2021-06-06

反体制的な英語圏著作というのは日本語翻訳されない傾向にあるらしい。

1964年ピューリツァー賞を受賞したRichard Hofstadter(1963) “Anti-intellectualism in American Life”は40年後の2003年日本語訳出版された。  

反知性主義 (Anti-intellectualism)」という言葉内田樹などにより、日本普通に用いられるようになったのは2003年以降のことのようだ。

アメリカポストモダン文学代表する小説家Robert Cooverの最も重要作品である1977年出版の”The Public Burning”にいたっては未だ日本語訳出版されていない。

こういう本を読むとき英語を読むことができてよかった」と感じる。

フランス語場合反体制とは関係なく20世紀の重要著作でも日本語訳されないことがしばしばあるようだ。

さらには、重要著作なのに英語訳もされないことも、しばしばあるようだ。

例えば、ガストン・バシュラールの一連の著作がそれに該当する。

僕はフランス語の本の場合、1冊読み終えるのに数百時間かかってしまう。

従って、上記のような興味深い作品でも、それを読む時間を捻出することはとても困難だ。

ドイツ語場合も同様である

本当にとても残念だ。

2021-05-12

anond:20210511212419

左派が大好きな内田樹空間除菌してるから自分道場安全とか言ってたぞ

じゃあ国立競技場で噴霧したらどうだ?

2021-02-27

anond:20210226184344

現在政権施策をみると

年金とBI(コロナ版)をあげるので

自給自足物々交換経済をしてください

もちろん自給自足物々交換にまで消費税かけませんよ」

そのうちGAFA農村の閉鎖性をぶっ壊してサステナブルでない農業してるひとを通報できるようにする

まり資本主義ではあるが貨幣経済ではないところにすすもうとしてる

いいね経済岡田斗司夫とか「贈与」内田樹がそれぞれ本にしてただろ

 

あといまもっとサステナブルでない農村破壊してるのってじか置きパネル太陽光発電らしいよ

禿山にして雑草まみれ土砂崩れ

農業にも石油や電力といったエネルギー必要になってきたのに、自給自足も大変やね

アメリカ五大湖んとこや黒部ダムみたいに水力発電したらいいんだけどたいてい土砂崩れでうまるもん

2021-02-22

元増田より、古典を義務教育で扱う理由について

元増田です。はてなでは定期的に出る話題であり、この仕事をしていれば生徒に必ず聞かれることでもありますね。すでに質問増田氏への反応でかなりの部分が議論されていると思います国語先生ごとに考えが多少異なるとは思いますが、現場にいる者として、同じことを生徒に聞かれたと思って、自分なりに誠実にお答えしたいと思います

以下、常体で失礼。


・まず、この疑問への論点はたくさん含まれていると思う。自分なりに整理してみると

日本という国家義務教育で(貴重な時間を割いて、他の教育されない分野を差し置いて)古典を扱う理由教育制度論)

上記の上で、古典選択科目ではない(または高校教育現場で「選択させられている」)理由

学校における古典学習時間は適切な長さであるのか?

学校における古典学習内容は適切なものであるのか?

古典を学ぶことは何かの役に立つのか?(個人レベルでのメリットはあるのか?)

……などなど。


しかし、増田氏の質問古典は、なぜ義務教育の科目なの?」に対して、学習指導要領等を引き合いに出しながら上記のぜんぶに答えても増田氏は納得しないように思う。なぜかと言うと、それ以前の「義務教育(および後期中等教育)とはそもそも何か?」「義務教育に求められているもの本来どのようなものか?」という重要命題増田氏は考えていない(もしくは適切な答えを持っていない)と思えるからだ。


質問増田氏に足りていない視点は「教育とは多様性を前提にしている」ということだ。学校にはあらゆる子供が来る。子供たちは、あらゆる適性・資質長所性質個性能力を持って、学校へやってくる。その多様な子供たちに国から一律のシステムとして授けられるのが義務教育である

子供たちの多様性、というのは学校に勤務していると本当に感じるところであるが、それでなくても、皆さん小中学校にいたクラスメイト、同じ学校にいた児童生徒の「多様性」というものに思いをはせていただければある程度イメージできると思う。

この多様な子供たちに、一律に与える教育が「義務教育普通教育)」というものだ。これは「全国民共通の、一般的・基礎的な、職業的・専門的でない教育」を指す。この時点で、小中学校とは原理的に「個人個人資質能力に合わせた教育を行う」場ではないということが(その是非はともかく)わかると思う。程度の差はあれ、後期中等教育高校教育)も同じようなものである


・そして、ここで注意すべきポイントは「教育経済的効率という尺度はなじまない」ということである

これについて(はてなでは評判悪いが)内田樹がわかりやす説明しているので一部引用してみる。


教育アウトカム単位時間を区切って計ること(つまり効率」を論じること)には何の意味もない。教育を受けたその直後にきわだった成果を示す人もいるし、同じ教育を受けたのだが、その成果が現れたのが卒後50年してからという人もいる。死の床において来し方を振り返ってはじめて「私の人生がこのように豊かなものであったのは、小学校ときに受けた教育のおかげだ」ということに不意に気づくということだってある。 

(中略)

これほどに学びの機会が多様であるのは、「自分が何を学んだか」についての決定権が最終的には個人に属しているかである。同じ教師に同じ教科を同じ教室で学んでも、それによって震えるような感動を覚える生徒もいるし、何も感じない生徒もいる。そのときは何も感じなかったが、何年も経ってから電撃的にそのとき教師言葉意味がわかるということがある。人間はそのつどの成長レベルに従って、自分経験の全体を「私をこのようなものにならしめた要素の必然的連続」として再編集する。必ずそうする。過去出来事意味現在自分状態に基づいて、そのつど改訂されるのである

(中略)

自分が何を学んだかを決定するのは私自である。そして、「誰も同じその人から私と同じことを学ばなかった」という事実こそが私たちひとりひとりの代替不能性、唯一無二性、この世界に私が生まれなければならなかった当の理由形成している。

http://blog.tatsuru.com/2012/03/10_1013.html


そもそも、これだけ多様な生徒に対して同一の教育を与えるのならば、それは最大公約数的なものにならざるを得ない。けれど一方で、そういった最大公約数的なものをどれだけ集めても、一部の児童生徒にとって「役に立たないもの」は、多様性に対して共通教育提供する限り必然的に発生してしまう。そして、「~の勉強は役に立った」「~の勉強は役に立たなかった」という『後付けの、結果論的な』評価もまた、その生徒児童によって異なってくる。例えば元増田にとって数学は役だっても、国語教員の私の役にはあまり立っていない。逆も然りで、古典を学んで僕は役立っているが、元増田の役には立たなかったのかもしれない(けれど、今後の人生で役に立つ機会が訪れる可能性もゼロではないよね?)。「役に立った/立たなかった」という言葉は、それぞれの人生の差、多様性が生み出した、結果論的な、後付けの評価しかない。


・まとめると、その教育が役に立ったかどうかは、後付けでしか評価できないが、多様な生徒全員に「役立つ」教育はごく一部の基本的ものに限られる。よって、多様性を前提にした普通教育は「役に立つかどうか」を基準とすべきではない、という前提が、義務教育を考える際には必要である


・では上記を踏まえ、改めて、義務教育とは何か考えてみたい。おそらくたくさんの学者先生議論されていることだと思うけれど、自分なりの表現をさせていただければ「児童生徒たち(と国全体)への、将来のための、大規模な投資であると思う。(もちろん、これは上記の前提を踏まえた、ある種の比喩表現であることに注意していただきたい)


・前述の通り、ある生徒にとって何が「役に立つ」かは分からないし、卒業後であってもそれぞれの人生様相が変わればその評価も変わりうる。どの教科がいつどのような形でリターンとなるのか(または全くならないのか)わからない、ということだ。

言い換えれば、義務教育の内容選定にはあらかじめ「(ある生徒には)役に立たないかもしれないが、それでもやるべきなので、やる」という前提が入っているし、その前提があるために「全員の直接の役には立たなくても、間接的には多くの生徒の役に立つようになるといいな」という思想が入ってくる。また、「それを扱わないということは、全員に機会損失リスクを与える」という側面もある。

から、リターンがどれだけあるかわからないにせよ、限られたリソースの中で、できるだけ多くのリターンが生徒に(ひいては国全体に)返ってくるような投資を考える、という設計思想になってゆく。


・このような条件を満たす科目としては様々に考えられるが、特に古典思考根本たる母国語に密接に関わっているという点は大きいと思う。そして質問増田氏含め多くの増田議論で指摘してくれていたように、古典は以下のような理由上記の条件を多く満たしている。


・「自国の古の言葉から国民として学ぶべき」「愛国心の育成」(国家というアイデンティティ形成

・「文化の発展」のため(「春はあげぽよ」で笑いを一つ作るのも文化の発展の一つの形)

歌舞伎などの歴史ある文化和歌集などは誇れる文化である

人文学研究の基礎体力として(研究者は国家必要で、大学等で研究を進める際に古典ゼロからだと困る。)(たとえ研究しなくとも、国民知的レベルを上げられる。ちょっとググりたいとき学校で学んだ知識があると有用なことも多いし、知らないことは検索もできない)

学習すべき内容が時代によって大きく変わらない(日進月歩学習内容の変遷が激しい分野は義務教育には不適)

現代日本語に繋がる、語学学習として。(現代語をより豊かに用いるため)

・「故きを温ねて新しきを知る」、長年読み継がれてきたものを読む(教育において、精神論の何がいけないんだろう?)

古典籍という膨大な一次情報に各個人アクセスできる(源氏物語などに顕著だが、現代語訳がすべてのニュアンスを残せているわけではない。また、現代語訳のないマイナー古典籍が例えば古い災害の記録になっていることもある)

・「論理的な推測」を学べる(「~の気持ちを答えよ」問題はよく槍玉にあがるが、大抵は本文に論理的な推測の範囲で心情が書いてあるので、読解問題であるそもそも言語を扱うという行為じたい「論理的な推測」を行う行為なので、よほどひどいものでない限り、最近のものは全文をきちんと読めば適切な出題だと思う)

教養(あるいは常識)を学べる



・あとは、自分にとって古典がどのように「役に立つ」のか(あるいは現時点で役に立っていないのか)、各個人評価をそれぞれにすればいい。そして今度は、より大きな視点に立ったうえで、改めて教育の中の古典位置づけやあり方、内容を考え直すということを考えてしかるべき、そんな時代であると思う。もちろん、法律情報処理の勉強大事なのは言うまでもない(ただし、プログラミング教育導入される方向でどんどん進んでいるし、現行の公民分野にも法律はそれなりに入っているはず)。他にも様々なことが教育には要求されていると思うし、その中での取捨選択優先順位の付け方は、きっと社会全体でなされるべきなんだろう。けれど、それは「役に立つ」という価値観に縛られるべきではないということは強調しておきたい。

あえてここでポジショントークをするならば、古典学校で扱うべき理由は、先ほどの条件を満たしていることに加えて、「千年単位で変わらない本質的事柄」とは何かを生徒に示唆してくれ、時間的なスケール感の大きさに思いを馳せる時間を持てるという点だと思っている。(そう思って前の共通テスト古典分析を書いていました。授業でもよく言うんだけど、千年前に妻を亡くした人間が、現代人とおんなじようなこと考えてるって、結構安心しないですか?)


・これが生徒に対してなら、上記の話はやや難しく話が長すぎる。自分担任をした生徒(物事意味について考えようとする人物だった)には、例えばこう話したことがある。

「今あなた意味を感じていない世界史を、例えば学ばなかったとしましょう。(あなたにとって何が意味を持つのかは今の時点では分からないので、それもあなた自由ではあります。)そしてそのまま大人になります。その時、あなた世界史の知識を元とした発想やアイデアを失うだけでなく、その発想を失ったことそのものにさえ気づけないことになります。つまり自分可能性が狭まっていることにさえ気づけないでしょう。あなたなら、その怖さってわかるんじゃないですか」

(いちおう、この話をしたこの生徒は、世界史の勉強について、成績は別にしてもこの生徒なりに考えてくれたようではある。後から他の先生にこの言葉意味について話していたらしい。)

これが古典なら、別な増田が言っていたように「矛盾語源を知らない」ことの機会損失について話すことになるだろうか(矛盾故事は中一の教科書に載っている)


・おそらく質問増田氏にとって(多くの生徒と同じように)古典は役に立ちもしなければ面白くもない科目だったのだろうと思います自分はなるべく古典面白さやエッセンシャルな部分を伝えるべく授業で努力をしていますが、もちろんそうでない先生もいます。また、今回は触れなかったけれど「入試対策」という四文字が実際の古典学習に与える影響は計り知れず、本質から外れた苦行的な暗記学習パターン学習が強くなってしまっている現実には自分ジレンマを感じないわけではないです。古典という科目が抱えた問題点や古典嫌いを生むこの構造的な病理は、なかなかに根深ものがあるのもまた事実最初に挙げた①~④の論点あたりにはかなり課題もあるでしょう。

(少し話題はそれますが、前回の共通テストエントリを書いてから他教科の同僚と話していて至った結論は「共通テストはより学問エッセンシャルな部分に近づけられている」というものでした。大学入試が変われば高校進学校勉強も変わるので、これは良い兆しです。共通テストには今回のような学問エッセンスを込めた入試問題を作り続けていただきたいと思います。)


・ただ、今回の質問増田氏のような生徒に対して自分が感じるのは、もっと広い視野物事を見て欲しいという気持ちです。綺麗事かもしれないけれど、自分にとって意味がないものに見えても他人にとって意味があるものもあります。もしかしたら自分にとって後々意味が出てくるかもしれません。けれど、そのように意味をとらえなおすことができなければ、いつまでも古典仮想敵のままでしょう。国語教員である自分がどれだけ古典の魅力をここで語っても、それはやはりポジショントークに過ぎません。意味というのはやはり自分で見つけるものだし、見つからないことだって往々にあるでしょうから、それを受け入れることや合理化することだって大事な「勉強」です。

(今回の話題に関連して、最近読んだ本だと、SF作家森博嗣が出した「勉強価値」(幻冬舎新書)が、ツッコミどころも多いながら興味深かったのでオススメ。)

それに、自分にとって意味が無いと思っていたものがこんなに深く豊かな世界内包していたんだと気づければ、それは素敵なことです。少なくとも、それを認めることが多様性をはぐくむ態度であると思います


P.S.

これを読んでいる生徒の皆さんへ(元生徒さんでもいいです。笑)。


自分にとってイヤだったり不得意だったりしてもいいし、つまらないと感じることもいいです(わからない・つまらないは教育する側の問題なので、どんどん声をあげてください)。けれど、だからといって排除することは、自分可能性が消えるという別な問題を生みます自分がイヤだったものをイヤなまんまで自分の中に置いておくのもしんどいことだろうなと思うので、ちょっとだけ面白ものを紹介しておきます

からでも、古典に関する自分評価を変える機会になればいいなと思います。頼めそうなら、複数の生徒で担当先生もっと面白ものを扱ってもらえるようにお願いしてみるのもいいかも。先生は案外、そういう授業に飢えています


https://kawadeshobo-blog.tumblr.com/post/129340109097/町田康訳奇怪な鬼に瘤を除去される宇治拾遺物語より

↑これを読んで


https://www.koten.net/uji/gen/003/

https://www.koten.net/uji/yaku/003/

↑その後、これと見比べる。これだけでも立派な古典勉強です。

2021-02-11

anond:20210211074846

長い話ばかり印象に残ってるだけやろ

内田樹とかふみこふみおとかかわんごとかの文章はどうなん?

2020-12-30

時空を超えて大瀧詠一

今日大瀧詠一さんの命日です。

もう亡くなられて丸七年経つので、人々の記憶から薄れつつ‥‥と思っていたら、今年になって、アニメエンディングに起用されたり、今公開されている映画主題歌みたいな扱いで代表曲が使われていたりと、令和の若者にもじわじわと水面下で影響を及ぼしているようです。

私が大瀧さんを大好きになったのはつい最近です。大瀧さんをリアルタイム体験したのは、キムタク松たか子ドラマ「ラブジェネ」の主題歌だった『幸せな結末』でしたが、この時は特にファンでもなく、でも後追いで『A LONG VACATION』のCDを購入していたくらいには気になっていた存在でした。このドラマ大瀧詠一主題歌流れるたびに、「これまさか新曲じゃないよね。昔の曲引っ張ってきたんだよね」「なんてベタ歌詞だろう」「このキスしてる男女が延々映されるPVどうにかならんのか」とかさんざんなことを思っていた記憶があります。当時は別のアーティスト熱狂的になっていたので、そちらと比べて、『幸せな結末』のベタベタ歌詞が、往年の大物ミュージシャン(というイメージ)の時代錯誤的な表象に思えて、残念に感じたものです。

で、それから20年以上が経ち、ご本人は鬼籍に入られ、私は彼の死後にファンになったのだけれど、大瀧さんの特集雑誌を読んでいたら、こんな対談記事がありました。


内田樹さんと大瀧さんの対談 2005年)

内田:ご自分歌詞松本さんの歌詞だったらどちらが歌いやすいという違いはありますか?

大瀧:それは圧倒的に松本の方が歌いやすいですよ。『幸せな結末』なんか歌えないと思ったもの。「今夜君は僕のもの」なんて死んでも歌いたくなかったんだから(笑)。あれは歌い始めた時にゾッとして、「歌謡曲の人はよくこんな歌詞で歌えるもんだな」と思った。何度やっても歌えなくて、たまたま最後のテイク一回だけ上手くいったけど、「松本にしときゃあよかったなあ」と思ったね(笑)。詞のなかにとっかかりがないのよ。松本場合メリハリがあるし、「ここだな」というニヤッとするような聴かせどころがあるから面白いんだけれども、『幸せな結末』はノペッとしたありものの継ぎ接ぎなわけです。しかし、ああいダサい歌詞の時が一番歌手としての力量が試された。なんとか歌ったけれども、あれを続けるなんていうのは狂気の沙汰だと思ったね(笑)

スペシャルロング対談・ナイアガラライフ30年!より)


すごい言いようです(笑)自分作詞したくせに‥と思ったら、一応ラブジェネのスタッフとの共作ということになっています

まり何が言いたいかというと、これを読んで自分は嬉しくなったのです。

(誤解のないように言っておきますが、『幸せな結末』は今聴くととてもいい曲で、特にオープニングの重厚感はゾクゾクします。今ではすっかり好きな曲になっています。)

当時の思いの答え合わせが時空を超えてできたことがなんだか嬉しかったので書いてしまいました。

大瀧さんの甘く爽やかな歌声が大好きです。もういないなんて7年経ってもまだ信じられないのです。(涙)

2020-12-21

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2018年7月西日本豪雨 (16)

2018年自民党総裁選 (44)

2019年台風19号襲来 (1)

2019年外交文書公開 (11)

2020年東京都知事選 (1)

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IT社会下水道問題? (1)

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Media literacy下村健一 (4)

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ハラスメント批判 (1)

村上春樹は三流」 (5)

維新」のバカ政治屋 (62)

ああ悪夢安倍政権 (2)

あとで読む (132)

あの山梨大・若山教授 (1)

いんちきアベノミクス (58)

いんちき株高 (1)

おバカ安倍政権 (1)

下劣財務次官福田 (19)

大事に (14)

お笑いロシアスパイ (1)

お粗末極まる安倍外交 (26)

くたばれ籾井 (1)

これはひどい (6)

しっかりしろ立憲民主 (30)

そういうレベル政党 (2)

つけあがるな、米軍 (19)

でたらめな内閣官房 (1)

でたらめな役所内閣府 (1)

でたらめな役所厚労省 (4)

でたらめな役所法務省 (3)

でたらめな役所防衛省 (1)

でたらめな情報管理 (1)

でたらめな政党自民党 (20)

でたらめ政治屋二階 (15)

でたらめ日銀総裁黒田 (21)

とんまな作家百田尚樹 (26)

ひょろ弱横綱稀勢の里 (4)

ふざけるな安倍晋三 (3)

れい新選組 (68)

アホ米大統領トランプ (82)

アメリカ既得権益層 (26)

アメリカ経済の動向 (2)

アーン野郎和泉洋人 (20)

インチキ厚労省 (5)

インチキ経済学者岩田 (1)

オウム真理教 (41)

カネカネカネの世の中 (1)

クズ巣窟財務省 (2)

クズ記者秋山信一 (10)

ゲテモノトランプ (73)

ゲテモノ安倍晋三 (2)

ゲテモノ大統領の狂犬 (1)

ゲル語録 (98)

コメディアン志村けん (27)

コメディアン松元ヒロ (1)

コラムニスト小田嶋隆 (56)

コラム著者矢部紀子 (35)

コロナ世界大不況 (44)

コロナ以後の世界 (179)

サイバーパトロール (1)

サイバー攻撃 (1)

サウジ記者切断殺害 (16)

サブスクリプション (1)

サメ元首相・森喜朗 (4)

ジャンプ原田雅彦 (2)

ジャンプ伊藤有希選手 (6)

ジャンプ高梨沙羅選手 (29)

ジャーナリスト森功 (1)

ジャーナリズム危機 (1)

ジュンク堂福嶋聡氏 (9)

スマホは束縛機械 (2)

セブン&アイ鈴木敏文 (6)

ダジャレ (21)

ダメダメ役所農水省 (1)

ダメダメ検察大阪地検 (1)

ダメ政治屋小泉進次郎 (2)

トルコ政府独裁化? (1)

ネトウヨの頭はお花畑 (10)

ネトウヨへなちょこ (1)

ノーベル賞大村智 (1)

ヒアリ、恐るべきアリ (13)

ピースボート川崎哲氏 (3)

ファクトチェック報道 (1)

フィンセン文書 (3)

ブラック企業 (1)

ブラック企業ワタミ (4)

ブロックチェーン技術 (1)

プロ将棋粉砕用AI (6)

ヘイトスピーチDHC (4)

ヘドが出る安倍政権 (3)

ペーパーレス化 (2)

メディアリテラシー (1)

モンキー・パンチ漫画 (1)

ライター武田砂鉄 (1)

リアル書店の衰退 (1)

リテラ記事 (31)

リベラル教条的愚昧 (1)

一発屋ピコ太郎 (10)

七味(ひちみ) (1)

三流小説家批評 (2)

三流批評家の小説 (2)

三流政党日本維新の会 (1)

三流政治屋松井一郎 (33)

三遊亭円楽 (1)

下劣な三流政治屋橋下 (24)

下品不誠実幼稚=安倍 (45)

不誠実極まる安倍晋三 (1)

世代ギャップ? (1)

世田谷区長・保坂展人 (5)

世界ネオナチ蔓延? (1)

世界火薬庫中東 (1)

世襲だらけの自民党 (6)

中華料理店「新珍味」 (1)

事なかれ主義の果てに (1)

人権が守られない日本 (6)

人道支援中村哲医師 (93)

仁和地震は反復する? (7)

今井安倍首相秘書官 (10)

例:実力制第四代名人 (1)

保守速報・栗田薫? (1)

俳優渡辺謙 (1)

個人情報保護法 (1)

SEALDs元山仁士郎 (2)

SEALDs諏訪原健 (1)

産経記者山口昌子 (3)

自民党バカ政治屋 (3)

元農水官僚山下一仁 (8)

元首秘書官柳瀬唯夫 (13)

全く変質した自民党 (1)

全体主義国家中国 (166)

公務員違法には厳罰 (3)

公的支援絶対的不足 (8)

公選法違反茂木敏充 (9)

共産党田村智子議員 (3)

共産党独裁国家中国 (166)

再エネの推進を! (1)

前科者・高橋洋一 (1)

劇作家鴻上尚史 (9)

加計学園人脈唐木英明 (8)

加計(かけ)学園問題 (65)

労組現代重要性 (41)

北方領土問題 (11)

北朝鮮事情 (9)

北海道生活図画事件 (1)

医食同源 (2)

卑劣政治屋菅義偉 (3)

南スーダンに行け稲田 (5)

南ドイツ新聞スクープ (3)

単に口の悪い冗談です (2)

原発事故責任者東電 (17)

原発事故責任者清水 (1)

原発事故現在進行中 (78)

原発再稼働は亡国政策 (68)

口の曲がった麻生太郎 (5)

史上最悪の安倍政権 (2)

史上最悪の米大統領選 (4)

司法取引適用事例 (26)

嘘つき国税庁長官佐川 (5)

嘘つき役所法務省 (1)

嘘つき政権安倍政権 (4)

嘘つき政治屋安倍晋三 (72)

嘘つき政治屋稲田朋美 (6)

嘘をつく自民党政治屋 (1)

囲碁 (19)

国会を荒廃させた自民 (35)

国会を閉じるな (14)

国会を開会せよ (12)

国民を愚弄する自民党 (6)

国費無駄遣いの総選挙 (1)

地方鉄道の存続問題 (62)

地方百貨店の衰退 (13)

地震大国日本 (64)

変な作家多和田葉子 (13)

外交政治評論天木直人 (4)

外交政治評論孫崎享 (1)

外来種害虫の定着? (11)

大塚家具お家騒動 (11)

大横綱白鵬 (1)

大規模小売店問題 (3)

大量孤独死時代へ? (2)

馬鹿者・森喜朗 (42)

馬鹿者・河野太郎 (15)

馬鹿者・菅義偉 (1)

馬鹿者・麻生太郎 (67)

天才棋士渡辺明 (32)

太陽の国スペイン (2)

奢りが極まる安倍政権 (223)

奢りが極まる菅政権 (4)

女優木内みどり (12)

嫌味な老人の繰り言 (2)

存亡の危機社民党 (11)

学問軽視の国・日本 (1)

学研科学』『学習』 (1)

学術会議任命拒否問題 (275)

安保法制違憲 (37)

安倍に鉄槌を (52)

安倍の会食仲間曽我豪 (23)

安倍は辞めろ (496)

安倍チャンネルNHK (21)

安倍売国奴下僕外交 (2)

安倍外交ロシアに屈従 (2)

安倍夫妻を巡る疑惑 (120)

安倍政権に終止符を (11)

安倍政権の犬黒川弘務 (75)

安倍政権危険政権 (8)

安倍政権責任を取れ (2)

安倍政権過労死促進 (1)

安倍政権情報操作疑惑 (1)

安倍昭恵頭悪すぎ (8)

安倍晋三こそが失礼 (1)

安倍晋三のお友だち (1)

安倍晋三へなちょこ (22)

安倍晋三公選法違反 (2)

安倍晋三頭悪すぎ (120)

安倍自民党北朝鮮 (10)

安倍首相任命責任 (8)

宗教弾圧国家中国 (1)

官僚劣化激しき日本 (71)

官邸ポリス北村滋 (5)

官邸ポリス杉田和博 (22)

官邸中枢が歪めた行政 (1)

実に危ういボーイング (28)

実に危うい米航空行政 (10)

実に難しい日韓関係 (3)

寅さん渥美清田所康雄 (4)

対米ケツ舐め外務省 (24)

対米ケツ舐め安倍政権 (53)

対米ケツ舐め日本政治 (36)

対米ケツ舐め経産省 (1)

対米ケツ舐め自民党 (5)

対米屈従日本メディア (7)

対米屈従日本外交 (1)

将棋 (374)

将棋棋士前田祐司九段 (11)

尊大すぎた官房副長官 (13)

小池共産党書記局長 (33)

小沢一郎政治資金の闇 (92)

小説家村上春樹 (7)

山田東海村村長暴言 (1)

底無しのアホ公明代表 (15)

弁護士滝本太郎 (4)

御用メディア読売日経 (2)

御用メディア読売産経 (23)

怒りのダジャレ (5)

思想文化的浸透策動! (1)

恐るべき独裁北朝鮮 (8)

悪しき技能実習生制度 (17)

情報・profiling・自由 (9)

情報公開は民主政の要 (2)

情報公開最後進国日本 (3)

愚民化計画? (1)

憲法違反安倍政権 (2)

憲法違反文科相 (2)

憲法違反首相安倍 (2)

所謂対テロ戦争」 (1)

批評原作者大塚英志 (3)

捏造する安倍政権 (1)

放送タレント松尾貴史 (25)

政局政治屋小池百合子 (5)

政府情報操作・歪曲 (2)

政権太鼓持ち記者 (2)

政権交代ある政治を! (88)

政権交代を裏切った輩 (9)

政権奴隷官僚上村秀紀 (4)

政治の鑑井戸政治家 (1)

政治私物化する安倍 (273)

政治学者・木下ちがや (1)

政治学者・菅原琢 (2)

政治家・小川淳也 (8)

政治家・辻元清美 (1)

政治家・馬淵澄夫 (16)

政治評論西田亮介 (2)

教育にこそ予算を使え (1)

教育破壊者・上山隆大 (2)

数学オタク学問 (15)

文筆家・内田樹 (1)

新型コロナウイルス (557)

新型コロナ世界大不況 (420)

新型コロナ対策 (384)

新型肺炎対処法 (297)

旅行関係受難時代 (98)

日本ダメメディア (111)

日本労働者問題 (10)

日本司法 (1)

日本司法問題性 (14)

日本問題ひきこもり (18)

日本大企業の末路? (43)

日本の奇妙な道徳論議 (1)

日本宇宙探査 (5)

日本宇宙開発技術 (1)

日本官僚は嘘をつく (3)

日本文教政策は最悪 (13)

日本検察不正義 (13)

日本豪雨災害 (23)

日本馬鹿らしい選挙 (1)

日本主権なき国家? (3)

日本より世知辛い韓国 (4)

日本一せこい男舛添 (32)

日本人の野蛮性 (6)

日本国の民度の低さ (68)

日本政府の愚かさ (1)

日本滅亡の始まり? (1)

日本社会極右化 (1)

日本語を正確に使え! (2)

日米合同委員会 (4)

日米同盟再考必要 (20)

日米地位協定は要改定 (27)

映画専門・石飛徳樹 (25)

暗愚極まる菅政権 (5)

書評 (8)

最低のNHK会長籾井 (49)

最低の人間安倍晋三 (72)

最低の人間竹中平蔵 (1)

最低の環境相丸川 (4)

最低最悪の前首相安倍 (32)

最低最悪の政治屋前原 (27)

最低最悪の政治屋安倍 (3)

最低最悪の首相安倍 (915)

最低最悪の首相菅義偉 (274)

最低無恥な人間菅義偉 (14)

最悪の企業東京電力 (12)

最悪の厚労相加藤勝信 (1)

最悪の国家アメリカ (9)

最悪の国家北朝鮮 (35)

最悪の官房長官菅義偉 (144)

最悪の役所内閣府 (5)

最悪の役所厚生労働省 (19)

最悪の役所国土交通省 (1)

最悪の役所外務省 (34)

最悪の役所文部科学省 (39)

最悪の役所法務省 (7)

最悪の役所経済産業省 (29)

最悪の役所財務省 (40)

最悪の役所防衛省 (3)

最悪の政党自民党 (403)

最悪の政権御用学者 (6)

最悪の政権安倍政権 (932)

最悪の政権菅政権 (281)

最悪の政治屋下村博文 (10)

最悪の政治屋世耕弘成 (4)

最悪の政治屋古屋圭司 (7)

最悪の政治屋安倍晋三 (102)

最悪の政治屋細野豪志 (11)

最悪の政治屋菅原一秀 (6)

最悪の政治屋菅義偉 (334)

最悪の政治屋西村康稔 (15)

最悪の政治屋野田聖子 (3)

最悪の政治屋長島昭久 (6)

最悪の文科相下村博文 (13)

最悪の文科相馳浩 (2)

最悪の極右 Permalink | 記事への反応(2) | 19:17

2020-11-16

内田樹ってなんて読むの?

うちだじゅ?

2020-08-30

はてブという極左集会場 その2

文字数制限の都合でその1のつづき

Twitter

とりあえず安倍この投稿リプライいいね順に見ていく。

世界中リーダーから絶大な信頼を寄せられ、また日本人にこれほど愛された総理大臣過去に類を見ないと思います総理を辞されても、政治家安倍晋三として国内外に良い影響を与える存在で居て頂きたく存じます。まずはお身体をご自愛頂きゆっくり休み下さいませ。誠にお疲れ様でございました。(9782いいね)

色々言われ続けながらも日本支え続けた総理感謝する

最初何とも思って無かったけど

硫黄島英霊に敬意と感謝土下座拉致被害者に寄り添うあんたを見てすげーと思った

ゆっくり休んでくれい(9232いいね)

これが何のイデオロギーもなくテレビ煽動されてる訳でもない真っ白な若者感想です

安倍さん今までありがとうございました

元ツイは固定の方にございます(7800いいね)

(ここにTikTokコメントスクショが4つ貼ってある)

安倍総理、心より感謝申し上げます安倍総理日本の最高のリーダーです。総理は辞任しても、これまで通り、リーダーである事は変わりません。まずはどうかゆっくりご静養なさって下さい。長い間本当にありがとうございました。(6976いいね)

長い間、大勢売国奴相手に8年間もありがとうございました。

今こそ転換期だと自分は考えています

一般国民の皆様。日本日本人のためだけの国にするため国民一同、偏向報道ミスリードに騙されず総理の器であろう人に投票していきましょう。(5549いいね)

親愛なる安倍晋三さん、私たちインド人はみなさんの健康長寿をお祈りします。あなた公共サービスのためにすぐに戻ると確信しています。(3934いいね)

ヤフコメ

10551件のコメントがついた毎日新聞安倍首相、辞任の意向固める」の記事コメント欄おすすめ順(good-badが高い順?)に並んでいるものを上から示す。

これほんとなのかな。

本当ならばお疲れ様でした。ありがとうございました。

と言いたいけど、心配なのは次の人。

間違っても親中親韓の人は受け入れられないし、そのような人達言葉フラフラするような人も同じ。

日本のことを1番に考えてくれる人になってもらいたい。

そんな人今の自民党いるかからないけど。

いるとしても、期待できるのは河野さんだけかな。(69227good,12054bad)

功罪は後で検証するとして、兎に角お疲れ様でした。しっかり治療に専念して下さい。

ポスト安倍は相当難しいな。内政は勿論だが、今は安全保障に関する外交比重もかなり大きい。石破は絶対ダメだよ。(63504good,12718bad)

まずはお疲れ様でした。長期の総理仕事はかなり激務なんだろうね。ゆっくり休んでください。次はだれかな?個人的には河野さんだがどうなるか?石破と岸田だけは止めてくれ…(37021good,7412bad)

問題は後任。

昨日の麻生の動きからして、唯一前日に知らされていた感があるし、

臨時代理をしばらくはやるけど、

二階と会談重ねるのはどうなのか。

間違っても国益損ねる人物だけは勘弁。(14301good,912bad)

体調問題なら仕方がない。

次の総理には周辺国に厳しく対処できる人になってほしい。(15301good,1653bad)

もはや頼れるのは河野太郎しかいない。中韓に対して強気な態度をとれるのは河野しかおらん。石破や岸田や菅では「攻撃しないでください。その代わり沖縄をお譲りします。もしよければ、本州の一部もどうぞ」ってなるよ。習近平従順総理ではダメだ。 (13531good,1714bad)

自分潰瘍性大腸炎から良く分かるけど、きつい時期は本当にしんどいんです。。特にストレスで大きく症状が傾くので、限界が来たのでしょう。。自分は症状が重い時、この国のトップも同じ病気で苦しんでいるんだと思うと心強かったです。辞任はとても残念ですが、今はゆっくりと休んで頂きたいです。(15161good,2353bad)

安倍さんの功績は、中韓との決別。

同時に親日国との国交を広げた事。

その路線を貫けば良かったのに。

半端に中国と仲を戻そうとし、習近平国賓待遇で招待しようとするから以後、コロナでも後手後手になったケチがついた。

ポリシーは一貫して貫かないと(21869good,4686bad)

安倍ちゃんのことは結構あっさりしていて、ポスト安倍に関して懸念している人が結構いる感じ。

Youtube

58万回ほど再生されたTBS NEWSの「安倍首相が会見 辞任決断理由は(2020年8月28日)」という動画。1429件のコメントが書かれていて、いいね数順に並び替えたが、ちゃんソートされないのでもしかしたら見落としがあるかもしれない。

どんな人が総理になっても日本人は叩き続けるんだろうな。

次の総理でそれが分かると思うよ。(203いいね)

7年半も日本のために身を削って総理をやっていたんだから記者は「ご苦労様でした」とか労いの言葉ぐらいないのかい

ロボットみたいに質の悪い質問しててどうすんだ。(156いいね)

この報道を受けて喜んでいるのが中国韓国北朝鮮だと言う事を皆さん忘れないように。欧州や他のアジアの国々、南米などなど、皆等しくネガティブ報道なのにだ。日本にいる安倍総理辞任を喜ぶ連中が何者か、これで良く分かったはず。日本人絶対安倍総理は何と戦っていたのか、誰と戦っていたのか、忘れるな。 (101いいね)

お疲れ様でした。なんだかんだ言って安倍さんしかかたん!

体を大事にしてほしいです。

あと、目元とかすごい疲れてる・・・(108いいね)

泣いてしまった。

人が去るときくらいさ、ありがとうって言えないのかな?

安倍総理万歳(102いいね)

総理に対して「お疲れ様でした」の一言でも言った記者は数人、病気での辞任を責任逃れ呼ばわり、そりゃ日本からブラック企業も無くなりませんわ。 (86いいね)

他にも安倍辞任の会見動画は多数あって、THE PAGEの「【ノーカット安倍首相が辞意を表明 持病再発「総理地位にあり続けるべきでない」(2020年8月28日)」という動画は78万再生ほどあり、TBSのものよりも再生数が多い。ただ、337コメントしかなく100いいねを超えるコメント結構スクロールしたけどなかったので、2番目に再生数が多いTBS NEWS動画コメント欄を調べた。

ブクマカ

翻ってブクマカはどうか。「安倍首相 辞任の意向固める 持病が悪化したことなど理由に | 安倍首相 辞任へ | NHKニュース」についたブコメの人気コメント見てみよう。

辞めるのはええけどオータニの明細は出せよ(1013スター)

本当に「最長記録」狙いだったようにしか見えなくてウケる/まあでも病気は大変だしなあという気持ちと「病気等で国政に携わることが困難である時どうすればいいか」みたいな話は別途に必要なんではと思う。(500スター)

(称賛や批判はいったん脇に置いておいて) 長い間お疲れ様でした(436スター)

内田樹先生予定稿が読めるじゃん!(240スター)

取り巻き嘘つきすぎやろ…。(293スター)

"最長記録"更新たからね(476スター)

やっぱり具合悪かったのか。これでいいと思う、体調が優れないときストレスのかかる仕事なんぞするもんじゃあない…庶民感覚で語っていい仕事かどうかは置いておいて。(178スター)

いやーぶん投げたね(247スター)

なんやこの大本営発表ブコメも気色悪いのいっぱい(142スター)

記録更新ゴール。(68スター)

……うーんこの

結論

はてブ極左集会場と揶揄されても仕方ないって感じるわな。前に安倍ちゃんを休ませて欲しいといった甘利の発言に対して、ブクマカブラック上司メンタリティ罵倒ブコメしまくっていた[4]というのがあったけど、ブクマカ世間とズレすぎ。SNS世間全てとは言わんけど、ほとんどが匿名で利用できて本音を言いやす環境で、嫌味みたいなことしているのはてブだけだぞ。はてブ以外がランサーズかに制圧されているとはとても考えられんし……逆にはてブの方に何か変な介入がされちゃっているんじゃないか心配になるよ。

そういえば、はてブの皆さんは陰キャだらけで[5]きっと教室の隅っこが定位置だったと思うけど、これ見る限りだとインターネットでも隅っこの方みたいだね。

出典

[1]小山晃弘のツイートTikTokの「安倍総理タグ動画コメント欄を見る限り、どうもマジで10代の若者安倍のこと支持してるっぽいんだが、なんなんだこれは、いや統計とかでそういう傾向があることは知ってたけど、「生の声」を見るとTwitter論壇とのあまり差異唖然となる。。

[2]なぜ若者は、それでも「安倍晋三」を支持するのか

[3]「JKより上手い」「お役所感がない」首相官邸インスタが話題 “中の人”の正体に迫る

[4]ブクマカはこれだから世間からずれている

[5]「今どきの卒業式はこんなに進化している!『教室アルバム』が超楽しそうでグッとくる」のブコメ

2020-08-28

内田樹リークは許されるの?

許されないの?

2020-08-11

anond:20200811182925

平成28年の前期やね

でも、あの文章内田樹トンデモ反知性主義?」論だから参考にしてはいけない

他人の言うことをとりあえず黙って聴く。聴いて「得心がいったか」「腑に落ちたか」「気持ちが片付いたか」どうかを自分の内側をみつめて判断する。そのような身体反応を以てさしあたり理非の判断に代えることができる人を私は「知性的な人」だとみなすことにしている。

(内田樹)

アメリカ反知性主義』を引用しておきながら、ホーフスタッターの言った反知性主義な態度そのものを”知性的な人”として反知性主義を語る文章なんて読むだけ無駄

anond:20200811074247

論理事実に基づかず観念論だけで愚策をとり続けるみたいなのを「日本型反知性主義と呼ぶのをあちこちで見かけたが、まだコンセンサス得られてないみたいだな。(ちなみにそれはご存じ?)

警察してるんだからもちろん知ってるよ。

それが誤用だと言ってる。

内田樹の『日本反知性主義』については山形浩生が5年も前に十分批判してるから今更付け加えは要らないだろ。

https://cruel.hatenablog.com/entry/2015/08/20/185544

上に書かれている"事実に基づかず観念論だけで"というのは、むしろ知識人エリートありがちな態度。

そんな象牙の塔に閉じこもって机上の空論をこねくり回して、実際の問題対処している下界の人間を見下す知識人に対して、

反-知性主義一般大衆の地に足つけた身体感覚直観こそが重要だと説く。

まりあなたが言う日本型反知性主義意味は、元の反知性主義意味とは正反対だ。

新しい概念に対して名前をつけたいという場面はあるし、それを今使われている言葉からそのままにせよ少し改変するにせよ持ってくることもある。

ただ、「すでに意味定義されている専門用語学術用語をそれとは正反対意味で使う」というのは、

わざとやってるなら悪質だし、気にならないなら言葉センスが無いよね。

まぁ日本型反知性主義とやらが使われている場面のほぼ全てが、単に対立者というか気に入らない人間に対する「バカ」の言い換えかレッテル貼りから、素直にバカを使ったほうが良いよという結論は変わらない。

2020-08-10

反知性主義警察です

anond:20200810202320

反知性主義は反-知性主義であって、反知性-主義ではありません。

知性主義、すなわち理性や熟考を重視する知的権威に対して、反-知性主義は素朴な感情直感に基づき象牙の塔から離れた別の”知性”に意味を見出す主義です。

この説明の通り反知性主義には本来は悪い意味だけではなく、ホフスタッターは知的権威側の立場から反知性主義一定価値を認めています

わざわざ覚えたての専門用語意味も調べずに使って自分の反知性を晒さなくてもバカとかアホとかマヌケとか、紛れがなくて簡潔な良い言葉がいっぱいあるのだからそれを使えば良いのです。

追記

元来の反知性主義意味および内田樹の『日本反知性主義』などで"反知性主義"という言葉が元と正反対意味として使われているという種々の批判理解した上で、"ジャパニーズ反知性主義"として表現したとのことなので、前半の文章は取り消して的外れ煽りだったことを謝罪します。

すでに意味定義されており、いくらかの権威付与されている専門用語をわざと正反対意味で使うのは無知や誤解よりも悪質である(と私は考える)ことも追記します。

2020-07-18

また同人女といわれそうだけど

いやピック部女だけどね

ちょっと長めの続きもの小説をちまちま書き足しシリーズ投稿してる

読んでもらえるのうれしい そこでちょっと思った話

たとえばシリーズで3万字かいたもりあがりシーンの第五話が閲覧数800読んでもらえたとする

でもシリーズ中盤のつなぎの短編にあたる第四話は閲覧数400なのね

第四話は第五話のための踏み台みたいなあんまりおしろくないシーンだから当然なんだけど

この数字をつらつらみてておもうわけよ

ユニークユーザー400以下なんだろうなって

なんなら第五話の3万字は、ほぼ全員が2回以上読んでる話じゃん

気に入ってくれてるんじゃん

へへ・・・2回ずつよんでくれたんだ・・・めちゃくちゃうれしいよ(鼻の下指でこする)

自分でもいいシーンだなっておもってたんだぁ ってなる

 

(なお勘違いされそうだからいっとくけどもし紙本にしてイベントにでても売れるのはこれで0.8冊くらいの計算だよ)

内田樹のいうところの贈与経済からね)

2020-07-13

はてブしか名前聞かない人

会話に出てきたことがない。自分からも言わない。

高木浩光

登大遊

内田樹

切込隊長

河相我聞

Apple製品の詩を描く人

2020-06-13

中田考リベラル知識人の危うさ

ここ1、2年くらい、中田考というイスラム系知識人を観察していた。

この人はイスラム国北大学生を送り込もうとして、公安調査を受けたことで知られる、めちゃくちゃ怪しい人だ。

また、内田樹などリベラル系の知識人交流があり、共著も出しているので、そこそこ知名度はあるだろう。

よくわからない謎の人物だと感じたので、その正体がつかめるまで、観察していたのである

この人は「カリフ制こそが世界を救う」というようなことを言い出し、盛んに主張している。(実際のキャッチフレーズは「カリフ制再興しかない」)

カリフ制とは、イスラム教を中心とした統治体制で、カリフとは、法王のような存在であるようだ。

宗教権威によって、イスラム教信者を束ね、それによって国を作る制度だということなのだろう。

かつてはオスマン帝国皇帝が、カリフ兼任していたらしい。

特定宗教による政治制度世界を救うとは思えないが、中田考はそれができると主張している。

カリフ制になれば国境がなくなり、人が自由に移動でき、制限なく楽しく暮らせる、というのだ。

それだけを聞けばいい話のように感じるし、リベラル系の知識人中田考好意的なのは、そのせいなのだろう。

しかし実際には、カリフ制の下では、イスラム教徒が上級国民になり、異教徒は下級国民として扱われるようになる。

教徒は余分に税金を払うか、改宗するかを迫られ、どちらも受け入れないと、カリフ制の領域から追い出されることになる。

そんなイスラム最優先主義なのがカリフ制であり、まったく公平ではなく、とても世界を救うとは思えない代物である

中田考イスラム教徒だからそれでかまわないのだろうけど、そうでない私のような人間にとっては害悪しかない。

にも関わらず、中田考リベラルけがいいように、カリフ制はヒューマティーあふれる制度です、などと主張し、ごまかしを図っている。

オウム真理教の時もそうだったけど、リベラル系の知識人宗教に対して妙に脇が甘く、世に押し出しはいけないタイプ人間を、押し出そうとする傾向にあるように思える。

これは彼らが宗教を軽視し、さほどの見識を持っておらず、危険性を認識していないからなのかもしれない。

イスラム教聖典であるコーランには、異教徒殺害せよ、と書かれていたりして、すごく危ない面があるのに、それについては触れようともしない。

そうすると「イスラムフォビア(恐怖症)だ!」と糾弾されるようなので、それを警戒しているのかもしれない。

ちなみに、中田考はそんなリベラルの傾向を利用しているのに、よくリベラル批判はしている。

この人はとにかく西洋的な価値観を嫌っており、ことあるごとに攻撃している。

このため、リベラル系の知識人と仲良くしつつも、攻撃するのはやめられないようだ。

そんな中田考がどうして日本活動しているのかというと、日本ではどんな主張をしても、それだけでは投獄されたり処刑されることがなく、安全活動できるからであるらしい。

日本という国がもたらす自由を用い、日本にとってなんら利益がなさそうな活動をしているわけだ。

利益がないだけなら別にいいのだけど、彼の活動によって日本でもイスラム教徒が増え、そのうち過激化し、テロでも起こすようになったら目もあてられない。

中田考イスラム国共感するような人間なので、彼の影響力が増すと、いずれオウム事件のような騒乱が引き起こされる可能性がある。

中田考には、麻原彰晃のような組織力や、暴力性はないようだが、彼の後を受けて登場する人間が、そういうことをしないとは限らない。

ゆえに、こういった動きには警戒が必要だし、公安にはしっかりと仕事をしてもらいたいと思う次第だ。

そしてリベラル知識人たちは、オウムの轍を踏まないように気をつけるべきだろう。

ちなみに、オウムの時にやらかし宗教学者の島田裕巳は、きっちりと中田考との共著を出していたりする。

2020-05-11

芸能人政治的コメントへの違和感

別に政治的主義や主張と芸能活動別にしてくれりゃいいじゃんと思ったんだけど、

なんとなく取っ掛かりがあってそれがなにかかんがえていた。


自分の中では、内田樹町山智浩みたいな人がもともとのやってた批評評論とか全然やらなくなって、政治的な話ばかりを垂れ流している(しかも大変お粗末で偏執的なもの)のが嫌になったんだ。というのが多分いくつかある理由の一つ。


なぜTwitter政治的主張をしだすとこうもこじれるんだろう。。。

2020-05-08

anond:20200508223837

特定市長懇意で、散々税金で便宜を受けて自分学長に収まるらしく、それでも批判されないように適当政府批判日本批判みたいのを言ってリベラルマスコミから批判を受けにくいようにしながら、「日本は衰退していくのが必然なのですから、せめて迷惑を掛けないように滅びろ!と言っています」みたいな事をほざく旦那芸みたいな人なんだから、間違いなく労働者の敵でしょ。今更劇団員の窮状を訴えても、あんたが上にいるならウンザリからさっさとどこかへ行ってくれ!としか思えない。内田樹とかもそうなんだけど、この適当日本批判すれば、マスコミ批判を受けにくいというのは本当にクソなんだけど、実際に受けにくいんだから、みんなやるよね、そりゃ。

2020-04-25

[]2020年4月24日金曜日増田

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2020-04-24

内田樹

武道家交流会みたいので、技を教えあうみたいなことになって、ほかの武道家の指を握って本当に折った武道家がいたんだって

内田樹は、交流とはいえ武道家たるものうかつに指を握らせるほうが悪いって書いてたわ。

内田は「ファンなんですwww内田先生の本は全部読んでますwwwサインくださいwww」と近づいてきた女の子がいきなり殴ってきて「武道家のお前が油断してるのが悪い」って言ったら納得できるのか?

2020-02-01

桜を見る会)俺の予言を辿ってる(予言通り)

昨年11.15に増田にあげた

桜を見る会問題を引きずった未来が見える https://anond.hatelabo.jp/20191115111635

で言ったが、ますます俺の予言通り、ヌルヌルと進んで、自民党に有利な展開になってきた。

頓珍漢な内田樹先生が、さらに後押しするようなコラムを書いてたが、本当に学者先生は頓珍漢。

「お前がやってみろは暴論」とか言うが、内田先生政治家をやってみるべき。

まったく、子供なんだから

桜を見る会 再論)

http://blog.tatsuru.com/2020/02/01_1152.html

もう一度言うが、知能の足りない学者先生野党マスコミが5000万円ポッチのことを騒ぎたてて、

政治私物化とか疑惑とか、無理無理無理無理。

こう言うと、「くそ右翼!」呼ばわりされるが、むしろ俺は左寄りの人間

当たり前だろ! 鼻くそみたいなテーマ国会を使うな!!

次の衆院選は「安倍内閣勝利」で終了。バカどもが。

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