2021-06-06

反体制的な英語圏著作というのは日本語翻訳されない傾向にあるらしい。

1964年ピューリツァー賞を受賞したRichard Hofstadter(1963) “Anti-intellectualism in American Life”は40年後の2003年日本語訳出版された。  

反知性主義 (Anti-intellectualism)」という言葉内田樹などにより、日本普通に用いられるようになったのは2003年以降のことのようだ。

アメリカポストモダン文学代表する小説家Robert Cooverの最も重要作品である1977年出版の”The Public Burning”にいたっては未だ日本語訳出版されていない。

こういう本を読むとき英語を読むことができてよかった」と感じる。

フランス語場合反体制とは関係なく20世紀の重要著作でも日本語訳されないことがしばしばあるようだ。

さらには、重要著作なのに英語訳もされないことも、しばしばあるようだ。

例えば、ガストン・バシュラールの一連の著作がそれに該当する。

僕はフランス語の本の場合、1冊読み終えるのに数百時間かかってしまう。

従って、上記のような興味深い作品でも、それを読む時間を捻出することはとても困難だ。

ドイツ語場合も同様である

本当にとても残念だ。

  • 買わないからでは?

  • 読みたい人は原書で読むし、読まない人は読まないし。 となるとますます翻訳本が出版されなくなる。

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