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はてなキーワード: 絵画とは

2018-11-04

anond:20181104075933

そりゃ本心ではもっと凝った彫刻とか絵画が欲しいよ

でも当人技術的にできなかったり出来ても大した客でもない自分には渡してくれないだろう

2018-10-27

anond:20181015010418

彫刻でも絵画でも技量がないと明らかにできないと誰でもわかる工作物については常に高値がついてるよ

それが本業なのに自己表現だと勘違いして客の要求したものを作らない自称アーチスト生活など知るか

2018-10-26

AIが描いた絵画が4800万円で落札

美術に詳しくはないけど、これって結構大きい出来事なのでは?

出品者は数百万円を予想していた。

それを遥かに上回る値段がついた。

世界で初めてAI絵画だった(初オークション出品)

人間AIという動画を使って絵画制作したという観点

この二つの理由が高額落札理由だろうか?

気になるのは、その次出されたAI絵画の値段はどうなるのか?ということだ。

絵画とはその絵自体価値があるというよりも、投資資産としての側面が強いように思う。

ここで高額がついたことにより、2番目に出てくるAI絵画の値段が変わるのでは?という話。

そもそも絵に数億の価値がつきまくってる村上隆だって本人が執筆しているわけではなく、学生などのアルバイトがかなりの部分を担当して描いている。

村上隆監督としての役割絵画制作し、出品しているだけだ。

それでも村上隆作品には間違いない。

そういうことで、数億の値段がつくのだ。

AI絵画も、AIを道具として捉えて、出品者が監督という立場ということか?

じゃあ次のAI絵画が別人監督の元製作されたら?

2番目のAI絵画価値はどうなるのか?

「何がどう描かれているか」の方に注目が集まるのか?

1番目に落札された絵画の値段にどれだけ引っ張られるか?

歴史的価値はだいぶ下がる?

うーん

色々考えてしま

眠いから考えがまとまらないけどここにメモしとく

2018-10-24

2018年アニメ2話までほぼ全部観たか感想書く その1

 毎期アニメが終わるたび一生分のアニメを観たような気になるので、今期もまた新作アニメPVニュース憂鬱な目で見ていたはずなのだけれど、気づけば今期もまた新作アニメを浴びるほど観る毎日に身を投じていたので風呂敷を広げすぎないうちに感想を書く。それっぽく並べてあるけど、作品の優劣は付けてない。容赦して。

 ちなみにここに書く作品すべて2話まで観ているわけではなく、まだ1話しか観ていない作品もいくつかある。あと解説の中に殆どキャラクター名(固有名詞)が出てこないのは、単に全く記憶していないからだったりする。表題キャラ名(グリッドマンとか)や2期のキャラを除くと、真面目に「伝説山田たえ」くらいしかフルネームを覚えていないかも。

2018年秋アニメ2話までほぼ全部観たから感想書く その2

2018年秋アニメ2話までほぼ全部観たから感想書く その3

2018年秋アニメ2話までほぼ全部観たから感想書く その4

配信情報について

~独占…対象サービスしか配信してない

~のみ見放題…対象サービスでのみ全話見放題。その他のサービスでは有料配信

~のみ最新話無料対象サービスでのみ最新話見放題。その他のサービスでは有料配信

言及なし…複数サービスで全話見放題/最新話無料

 私はTVアニメを観ない(BS見れないし、TOKYOMXもAT-Xも受信できないし)ので、配信情報はこれ以外の手段について書いている。

感想(上の作品ほどモチベ高め)

やがて君になる

 良い最終回だった百合百合でもガチ百合。花の学生生活を描くアニメ

 今年観た百合アニメで非常に印象的だった「citrus」と比較すると、citrus主人公性愛の目覚めに至ってから物語が始まるのに対して、本作は自分気持ちにどんな意味があるのか?というところにフォーカスしていく物語みたい。「やがて」という言葉を冠しているところからも、同性愛に至るまでを描く内容なのだろうか。「わからない」っていうセリフが控えめに言って最高。あとcitrusにもあったけれど、最初に「男性から告白されて(恋愛対象とみなされて)、それを断った上での百合展開」というのがよりガチっぽくて好き。特に2話以降で言えば、同性愛の目覚めがけっしてみんな一緒のタイミングではなく、キャラによって気づきの早さが異なり、それゆえのすれ違いが描かれているところが最高に良い。

 本作の脚本を手がけるのはあの花田十輝。「宇宙よりも遠い場所」のいしづかあつこ監督がどこかのインタビューで「花田脚本は絵で語る表現がうまく、例えば誰かが喋っているとき、そのキャラの顔をアップにするのではなく別のキャラの顔をアップにするとか、そのキャラの手元を写すなど「行間を読ませるような演出」に優れた脚本」と評価していたけれど、本作もそういった意匠のある演出になっている。「響け!ユーフォニアム」「宇宙よりも遠い場所」などでも見られるモノローグなど、花田十輝の良さが出ている作品キスシーンめっちゃエモかった。

 大島ミチル音楽が非常に良い。校舎や制服が少し時代を感じさせる一方で、すごく特別で隔世感のある華やかな雰囲気に包まれていて、それを音楽が加速させている。また、パリッとしたわかりやすさを持たない、複雑な心情とよく合っていて痺れる。

 それにしても制服デザインがめちゃくちゃ好き。「ゆるゆり」「あまんちゅ!」の制服に似た優雅さがある。

色づく世界明日から

AmazonPrimeVideo独占

 制作P.A.Works、背景:スタジオ・イースター(監修・東潤一)、音楽出羽良彰脚本柿原優子ゴリゴリP.A.Works作品高校生青春を描く物語。割とやさしいせかい

 なんやかんやで色が見えなくなった女の子がふさぎ込んじゃって、魔法使いのおばあちゃん彼女のために云々・・・というシナリオ色覚異常テーマにした作品と聞いて「聲の形」が一瞬よぎったけれど、扱っているテーマが違う(あっちはいじめが大きなテーマになっている作品)。

 演出的には「主人公を見守るような視点」が多く描かれていて、全体的に優しさに包まれている。魔法日常に溶け込む世界感は「凪のあすから」くらい生活感のあるSFに仕上がっている。

 生活感といえば1話の「魔法ショップの店内の様子」みたいなシーンを見て「ふらいんぐうぃっち」を思い出す人もいたと思うけれど、それもそのはず、本作の劇伴出羽良彰ふらいんぐうぃっち劇伴担当していた人なので、圧倒的ふらいんぐうぃっち感のある、優しさに包まれ作品になっている。透明感のあるビブラフォン骨身に沁みる。劇伴買おうかな。

 それにしても、背景美術クオリティが異常。一旦OPEDを観てほしい。タイトル通り本作は「色」が大きなテーマになっていて、物語キーとなる背景が主役になるカットが多い。「(世界はこんなに美しいのに)主人公の目には世界灰色に見える」という、暗闇の中にある思春期心象風景説得力を持たせるためには相当美しい背景が必要なのは分かるのだけれど、それにしても書き込みや彩色がエグく、特に彩度については主人公の心象とリンクして白黒〜極彩色まで変化するくらい凄まじい仕上がりになっている。なので、1話ラスト抽象的な、印象派のような絵画っぽい心象風景によって世界が彩られる演出は痺れた。

青春ブタ野郎はバニーガール先輩の夢を見ない

 湘南ご当地アニメ舞台湘南なのは原作者鴨志田一曰く「湘南青春の日々を過ごすことに憧れてたから」とのこと)。

 鴨志田一といえば「Just Because!」がアニメ放送されたのは2017年10月だけれど、本作も学生ヤキモキした感じが漂う青春群像劇(ボーイ・ミーツ・ガール)になっている。

 タイトルは章ごとに変わるらしい。ひたぎクラブまよいマイマイ→…的な。なお原作も各巻ごとにタイトルが異なる仕様だっため、先日発売された新装版は「タイトルを見ても巻数が分からない問題」が修正されている。ちなみに、2話で登場する少女CV.水瀬いのり)のエピソードは、来年劇場作品として公開が決まっている。

 バニーガール先輩も青春豚野郎も非常にクレバーキャラなので、ライトノベルっぽいタイトルバニーガールキービジュアルから想像し難いような会話劇だったりする。「サクラダリセット」に近い。ともに主人公を演じるのは石川界人。彼の淡々とした口調がすきだなあ。ってティラミス見ながら思った。

 本作は「思春期症候群」という都市伝説テーマ。例えば「根も葉もない噂」とか「誰も自分のことを知らない世界に行きたい」とか「なんとなくみんなに合わせないといけないような、ハブられないようにしないといけない、という空気」とか「いじめを受けたことによる、目には見えない心の傷」など、特に学生時代に抱えやすい、可視化の難しい問題を「思春期症候群」という舞台装置によって可視化しているのかな。ある意味残酷ではあるけれど、逆に救いのある物語だよね。

 会話の意味のなさが良い。「サクラダリセット」に出てくる相麻菫と浅井ケイの会話を思い出す。哲学に片足を突っ込んでるあたり特にツボ。1話なら「ありがとう」「ありがとう」という意味が無いとか、2話なら「キスしよっか」が「キスしよっか」という意味を持たないような。そんなバニーガール先輩を見ていると「打ち上げ花火」のナズナちゃんを思い出す。会話にほとんど意味がないために、彼らの感情をうまくキャラクターの表情で表現しているのが言葉の軽さと対照的になっている。エモい

 特に2話は、問題解決と同時に解消されるであろう二人の関係を思うと、どこか漂う諦め、虚無、寂寥感がある。

 音楽担当するFox capture planはシンセの曲が多めかつ特にEDのようなジャズっぽい

雰囲気があるので、「Just Beacause!」と比べて本作は精神年齢高めな作品に仕上がっている。

風が強く吹いている

 三浦しをん小説原作制作production I.G大学生10人がある日突然、箱根駅伝出場を目指してみた話。

 原作一般小説なので、大学生たちがアニメっぽいキャラクター性を持っていない。性格が地味な子が多い。しかキャラの表情やしぐさにコミカル表現(今期「うちのメイドがうざすぎる!」みたいな動き)をほとんど使用していない。なのに表情が非常に豊か。しか10人とも顔のデザインがかなり異なっているのに(双子を除く)どのキャラも表情含め丁寧に描き分けしている。

 アパート飲み会中後ろでガヤガヤしている人(アドリブ)とか、アニメならキャラ同士のイチャコラを中央に据えて順番に映して「ガヤガヤしてる感」を演出しそうなのに、全くのガヤになっていて「仲がいいキャラクター同士のあつまり、という空気感」として描かれている。2話では特に青竹荘の日常が描かれていて、朝食のシーンなんか「大学生の住んでる古いアパート日常風景」がそこにある。そういうリアル空気が「見える」作品

 カットの特徴で言えば「やや見下ろすような視点」が多い印象。その場の雰囲気を描くためなのかな。

 あと背景の情報量が多い。特に1話ラストランニングシーンとか見ると何枚街のカットがあるんだ。全体的に黒っぽいのも実写っぽさがある(普通アニメでは夜の暗さを青色表現する事が多い)。

 ランニングシーンで言えば、走りモーションの躍動感とチャリ立ち漕ぎしてる体の触れ具合が好き。

ゾンビランドサガ

 死んだ女の子アイドルとして歌って踊る佐賀日常異世界転生する話。大人が本気で悪ふざけしているアニメ大人の悪ふざけxアイドルアニメで今年放送された作品だと「魔法少女☆俺」が思い浮かぶけれど、本作はあっちよりもずっとアイドル寄りに仕上がっている。不和→衝突→団結を繰り返しながら一つになっていく物語の中にライブパートが含まれており、毎話ライブエモい特に2話は、ライブシーンのアニメーションもさることながら主人公を演じる本渡楓めっちゃすごかった。日本語ラップ抵抗のない人なら楽しめると思う。

 概ねギャグアニメになっていて、ゾンビというB級モチーフも相まって福田雄一っぽさを感じる。特に宮野真守が演じる巽幸太郎だんだん佐藤二朗に見えてくる不思議(「全部宮野さんにおまかせで!」っていうディレクションだったらしい)。

 ゾンビというモチーフを積極的に使った作品で私が観たことのあるアニメは「さんかれあ」くらいなのだけれど、どっちも「ゾンビ化」→「第2の人生」みたいな、特にこの作品では「異世界転生」みたいな機能を持っているみたい。つまり佐賀異世界

 ちなみに「さんかれあ」では、ゾンビについて「生きているのか、死んでいるのか」「魂はどこに?」「自由意志はあるのか、ただの反射なのか」「自己同一性」「どこまで肉体は不変なのか」「どれくらい肉体が朽ちると、彼女彼女でなくなるのか」みたいな視点に触れているややハードめな作品なのに対し、本作は(2話時点で)そういう視点がざっくりスルーされているので、安心して観られる。

 なぜだろう、ただ若干肌が土気色で目のくぼみが強調されているくらいなのに…なんだか…あれ?…かわいいぞ…?

SSSS.GRIDMAN

 すすすすっ。”SSSS.”は発音しない。グリッドマンアニメ特撮ヒーローアニメ(ーター)見本市から長編アニメ化(過去長編化したのは「龍の歯医者」だけ?)。監督美術音響効果など一部スタッフが続投している。アニメで観る特撮ヒーロー

 作品のコンセプト的に子供向けっぽいのかな、と思っていたけれど、OP見ると本来あるはずの白文字テロップ歌詞が無いので、なんか大人向けっぽい。

 作品雰囲気象徴している背景美術フェチズムがすごい。何あの電柱書き込み。他にも教室雰囲気や町並みなども懐かしさを感じる雰囲気

 強烈なのは日常と非日常交錯する日常パート。「なんかヤバそうなんだけど、別にみんななんともないし大丈夫なのかな」という正常性バイアス支配された日常っぽくてしびれる。特に1話日常パートには音楽がなく、緊張感がある。

 それはそれとして、モブ同士の会話がすごく良い。文字通り何気ない会話なんだけど、モブが活き活きしている。なお公式では毎週期間限定でボイスドラマを公開していて(脚本雨宮監督)、内容としては各話の幕間を描いている。1話4分位なので聴きやすい。

 そんな日常パートが終了するキッカケとなる怪獣の登場シーンがまた強烈。デザインとか暴れ方はまさに特撮ヒーローに出てくる怪獣のものって感じだけれど、直接怪獣を描くのではなく「混戦する無線通信」「燃える街」「ビルの向こう側でなんか大変なことが起きてるみたいだけど見えないのであんまり慌てていない電車乗客」等、雰囲気を描くことで怪獣の怖さを描いている。私はあんまり特撮ヒーローモノを観ないけれど、これを観てて「シン・ゴジラ」と同じ感動を覚えた。本作の音楽鷲巣詩郎であり、無音から劇伴勝利BGMという演出が見事に決まっている。

 グリッドマンアクションシーンもやはり特撮ヒーローライクな演出(というか再現)になっていて、重量感のある着地や舞い上がる瓦礫はまさにという感じ。特にアニメで見るライダーキックは迫力がある。アニメなのだからもっとデフォルメして空高く飛んだりしてもいいのに、中に人間が入っているような動きで繰り出すキックらしい迫力がある。これを観たかった。あとたまにフィギュアが動いているように見えるのは、監督含むトリガーの人たちがフィギュアオタクからなのかも(職場が足の踏み場もないくらフィギュアで溢れているらしい)。

うちのメイドがうざすぎる!

 心・技・体の揃った「未確認で進行形」の紅緒お姉さまロリ小姑を追い詰める。

 動画工房の持ち味であるヌルヌルコミカルアニメーションを観ることができる。特に本作はチーム太田監督太田雅彦、副監督大隈孝晴シリーズ構成音響監督あおしまたかし音響監督えびなやすのり音楽三澤康広代表作は「みつどもえ」「ゆるゆり」「琴浦さん」「さばげぶっ!」「干物娘!うまるちゃん」「ガヴリールドロップアウト」等)による新作であり、作品ベクトルあんな感じの日常コメディ。ついニコニコ動画で観ちゃう

 メイド身体がすごい。絵に描いたような筋肉もりもりマッチョマン変態。あれでコミカルな動きをするのはなんか新鮮。

2018-10-22

anond:20181021093430

現代美術理解してることと頭の良さは関係ないんだけど、なんでこういう人が多いんだろうね。



一般人印象派以前の藝術も理解できないんだけど、あれらはまだ大衆的な要素を内在してるから、そっちだけを受け取ることはできる。

言ってることがよくわからない。理解っていうのは神話とかの寓意性のことかな?それとも絵画史の流れや歴史的な背景とかかな?研究者でもなければ解説で補えばいいんじゃないかな。


>それまで大衆的な要素+芸術的な要素だった美術絵画(彫刻)が、現代アートへと移行する時に大衆的な要素を切り捨てたのね。より純粋な藝術に進化するために。

さらによくわからない。コンセプチュアルアートミニマルアート派生してきたことについて言っているのかな。現代美術はどちらかというと、大衆的な美意識を取り込んできた歴史だと思うんだけどな。


>だから、それまで大衆部分だけを受け取って喜んでた一般人は急にわからなくなりヒステリーを起こした。

>だけど、藝術理解者は印象派以前にも藝術部分しか見てないか一般人が何を騒いでるのかわからない。

もっとからない…。歴史的に見ても、新しい表現表現がでてきて反発するのはまず芸術家というか、君の言う「藝術理解者」そのものなんだよね。



一般の人って、工芸品の凄いやつが現代アートになるとか勘違いしがちだけど(オタクアート論もその変奏)、全く質の違うもの

工芸品って、部屋をひすたらゴミひとつなく綺麗に掃除するようなものクリエイティブじゃない。

日本エリート(東大京大文系理系とか)って教養がない極東田舎者からクリエイティブ理解できない。すぐに「工芸品」を持ち上げる。怖いんだろう。自分理解できない藝術が。佐藤可士和デザインですら大多数は理解できないんだものあん教科書的なものですら。

うーん、話がごちゃごちゃだね。工芸品も現代アートになるよ。オタクアート論は関係ないよ。工芸ももちろんクリエイティブだし、掃除とは関係ないよ。

ただ、役所的なところで工芸というかテクニック重視のものが持ち上げられるのは仕方ないね、わかりやすいし理解も得られやすいからね。

佐藤可士和デザインは受け入れられていると言えるでしょう。個人的に残念だったのはザハかな。


>とにかくアジアって文化後進国なのね。トップ日本ですらこうなのだから東京"国立"博物館デュシャン日本美術脈絡なく展示してホルホルしてるレベルもの

アジア文化後進国と見なすような西洋中心的な視点から脱却しよう、というのがまさに今の現代美術のメイントピックの一つだと思うんだけど、大丈夫


>まず日本に生まれた時点で、現代アート理解するには圧倒的に不利。

それはそのとおりなんだけど、「アメリカに生まれた時点で萌えアニメ理解するのは圧倒的に不利」と言ってるのと同じなんだよね。それはそうでしょう。


アートって歴史上一度も大衆相手にしてないので。

>昔は王侯貴族宗教的権威で、今は超金持ち美術批評家

? 例えば聖人の像なんかは大衆啓蒙用だよね。想定してる歴史範囲が狭すぎるのかな。


民主主義恩恵で、一般人美術館で億の作品を数百円で見れるようになっただけで泣いて喜ぶべき。

? 民主主義関係なさすぎて泣いた。


>そしてあれは、将来のお客さんとアーティスト入り口としてやってるの。1000人に1人、将来アートに貢献する人材いるかもしれないと信じて。

そんなこと考えてる人いないと思うなあ。


金持ちにもアーティストにもなれない一般人はまあ、おこぼれで"文化的"コスプレしてインスタグラムでもやればいいんだと思うよ。

おこぼれ?文化的?の意味がわからないけど、コスプレいいよね。



アート勉強し始めの高校生とかかなあ。頑張ってね。

2018-10-21

anond:20181021093430

例えば一億円の絵画って「世界に一枚しかない一億円紙幣」のようなもので、やはり紙幣と同じように、多くの人がそれに一億円の資産価値があると信じていることによってのみその価値担保される、というのが本質であり、芸術界とは“それらしい権威”によって人々にそれを信じさせ、そう信じられることを保障する中央銀行のような役割を担う機関なのだ、というのが自分理解だった。「権威」があり「そう信じられている」ことが重要なのであって、アートそれ自体価値理解されなくても(或いは理解されない方が?)良いのでは?とも思うのだが、如何かな。

2018-10-19

横山由季子「ブロックバスター展は善か、悪か」を批判する

 美術手帖で連載中の「シリーズ:これから美術館を考える」の第6回、横山由季子(金沢21世紀美術館学芸員)による「シリーズ:これからの美術館を考える(6) ブロックバスター展は善か、悪か|MAGAZINE | 美術手帖」。一読して何が言いたいのか理解し難かったが、それもそのはず、書いている本人が考えがまとまらないと言っているのだった。

まとまらない考え、逡巡をそのまま書いてしまいましたが、現状を共有することで、今後の共催展、ブロックバスター展について考えるきっかけになれば幸いです。

https://twitter.com/blanche1002/status/1051094298815430659

 「考えまとめてから話せ、バカ」で済む話ではあるけど、一部好意的に受け止められている様子もあり、少しこだわってみたい。

 まず、かなり気に食わないことの一つに、ブロックバスター展について「善か、悪か」と問うている点がある。「善悪」というのは倫理道徳的価値判断であり、展覧会評価をするにあたってはなじまない言葉である。「是非」でよかったはずだ。にもかかわらず、横山は敢えて「善悪」という強い言葉を用いた。その理由は推測することも可能だが、不要から止めておく。ただ、私自身は「善か、悪か」という問いに答える気にはならないし、また応じて「ブロックバスター展は悪だ」と言っている人がいたら異様だと思う。些末な問題ではある。しかし、筆者の立ち位置や考え方が無意識に出ているように見受けられる所、注意を要する点である

 次。筆者はタイトルで「ブロックバスター展は」と議論対象提示する。そして文中で「ブロックバスター展」の定義を明確に行う。ここまではまったく素晴らしい。だが、なぜか横山は文中でブロックバスター展以外についても語り出してしまう。こんなわずか短い文章にもかかわらず、その対象を固定することすらできない。大丈夫なのか、この人?

 実際に対象になっているのはブロックバスター展と共催展である。前者も後者の一部だが、このうち60~70万人ほどを動員したものを指すと定義している。もちろんそれ以上動員した場合も含まれるのだろう。また、共催展以外でこの規模の動員は不可能と考えられる。すなわち、60万人以上の動員を記録した展覧会ブロックバスター展だと言っていい。明確だ。

共催展のなかでも、とりわけ規模が大きく大量動員が見込まれものは「ブロックバスター展」と呼ばれる。ブロックバスター展の基準について100万人以上の動員としている記述もあるが、近年ではさすがにそこまでの来場者を集めた例はないので、ここでは60〜70万人規模の展覧会ととらえることにしたい。広報会議メディア担当者と話していても、60万人あたりがひとつ分水嶺になっているような感覚がある。

 共催展一般共通するものであるならば、わざわざ分ける必要はない。だが、60万を越える規模になると、単に量の違いではなく、質の差が出るようだ。「60万人あたりがひとつ分水嶺になっているような感覚」というのはそういうことだろう。ならば、「ブロックバスター展」と呼び分けることに意味が出るわけだ。

 しかし、結局筆者が俎上に乗せるのは共催展一般であって、ブロックバスター特有問題についての指摘はわずしかない。筆者は読者にブロックバスター展のみに絞って考えて欲しいのか、それを含めた共催展一般について考えて欲しいのか不明である。というよりも、筆者自身の中で、その程度のことすら整理できていないのではないかと思われる。

 そんな筆者横山が共催展やブロックバスター展の「現状」についてどのように認識しているか批判的に捉えているか文章引用しつつ細かく見ていこう。

ブロックバスター展はその華やかな話題性によって、普段美術館に足を運ばないような人が展覧会を訪れるきっかけをつくり、美術裾野を広げているという側面もある。そのいっぽうで、やはり集客のために打ち出される広報の数々は「イベント」としての側面を強調するものであり、一過性の消費で終わってしまうのではないかという危惧がつきまとう。

 一過性の消費の何が悪いのかさっぱり分からん人生は短い割に、世界はあまりにも豊かだ。誰しもが、美術とがっぷり四つに組んでいる暇があるわけではない。すべてのことに入れ込むことはできないわけだ。学芸員成るほど美術真剣に取り組んでる横山も、例えば音楽とか、芝居とか、映画とか、ほかのジャンルに関しては一過性の消費で済ませていたりするわけでしょ? 美術に対してそういう態度をとる人たちを批判する権利なんかないわな。

そして現場学芸員は、採算性と学術性を両立させるという大きな矛盾に直面することになる。

 ブロックバスター展やそれに準ずる共催展に足を運ぶ人の多くは、作品を見に来ているのね。有名作に心踊り、傑作に胸を打たれに来てる。学術性とか、正直無くても構わないとすら思っている。

最近ではメディア側も展覧会事業にこれまでになく採算性を求める傾向にあり、10万人を動員する小規模の企画を年に何本も実施するよりも、大量動員が見込めるブロックバスター展を1本開いたほうが、労力的にも資金的にも報われるという事情もあるだろう。

 共催展の数を減らして、ブロックバスター展に集約していると読めるけど、事実なのか?

あくまでも組織としては採算性が優先されることになる

 当たり前なのでは。

ここで、そこまでの費用をかけてまで、海外作品を借りてくる必要があるのかという問いが生じるだろう。国内美術館にも豊かなコレクションがあり、それだけでも十分に展覧会は成り立つ。実際に、近年では国内の所蔵品を中心に見ごたえのある展覧会が多く企画されている。

 ブロックバスター展や美術館展など、学術性の低い展覧会批判する人って、だいたい欧米によく行っていて、そこで十分に作品を見ている人なんだよね。だから、そういった展覧会が名作や有名作を持ってきているということ自体意味を見いだせないわけだ。でも例えば、今後10年間、海外所蔵の作品を見ることを一切禁じるって言われたら、我慢できるの? できないでしょ。できないなら「国内美術館にも豊かなコレクションがあり」とか言って欲しくないよね。子供仕事で忙しい人、貧乏人、障害者、老人。誰しもが気軽に海外に行けるわけではない。そういうところにブロックバスター展の意味の一つがあると思うんだよな。弱者に優しいという点を鑑みれば、筆者の問いかけに「ブロックバスター展は善である」と答えることも可能かもしれない。

共催展の広報において差し迫った課題は、いかにして若者展覧会に足を運んでもらうかということである。とりわけブロックバスター展を支えているのは、バブル期以降の大型展に足を運んできた50代以上の世代であり、メディア側も確実な集客を見込んで、この年齢層に的を絞った広報戦略を立てることが多い。しかしながら、このような目先の集客ばかりを求める広報が続くようであれば、美術館展覧会未来はそう長くはないであろう。

 若者じゃないから分からないけど、どっちかというとやはりブロックバスター展の方が若者リーチしていて、それより規模の小さい共催展に問題がある気がするけどなあ。今なら例えばフェルメール展とルーベンス展。

近代美術の延長線上に現代美術位置づけ、両者を結びつける作業は、やはり美術館が担うべきものである。そして、村上隆草間彌生などの知名度と人気を誇るごく一部の作家を除いて、メディア現代美術展に出資することは考えにくい。美術館が主導して近代美術現代美術をつなぐ展覧会企画したり、現代美術一般へと浸透させる持続的なプログラムを行うための体制づくりや予算が求められる。

 これはブロックバスター展や共催展の問題じゃないよね。美術館学芸員が怠けていたからこういう状況になったんじゃないの? 「国内美術館にも豊かなコレクションがあり、それだけでも十分に展覧会は成り立つ」んでしょ。美術館主催粛々とやってればいいのでは。

数十万人の来場者を想定したブロックバスター展の場合、あまり大胆な切り口を提示することは難しく、個展であれば年代主題ごとに画業をたどるようなオーソドックス構成となりがちだ。先行研究調査をふまえた新たな視点を、カタログ論文作品解説のなかで示すことはできても、展覧会構成全体に反映するにはいくつものハードルがある。とりわけオルセー美術館ルーヴル美術館からまとめて作品を借りる場合は、これらの美術館学芸員が監修を務めることが多く、そのことによって企画自由度が低くなるという側面もあるだろう。

 そういう学術性は不要なんだって。単にいい作品を持ってくればいいの。学術性を発揮したいのであれば美術館主催の展示でやればいい。それでは自分能力が十分に生かされないと感じるなら本場の美術館就職してください。あと、日本学芸員よりオルセーやルーヴルの学芸員の方が信用できるから、その場合は口出さなくていいよ。

オルセー美術館には各所蔵作家の膨大な資料が集められており(ルノワールだけでざっと50箱以上はあり、フランス語だけでなく、英語イタリア語ドイツ語スペイン語、そして日本語や中国語韓国語資料網羅されている)、それを日々リアルタイム更新していくドキュメンタリストたちがいる。学芸員は彼らの協力を得て調査研究に勤しみ、その成果が展覧会に反映される。この蓄積こそが、オルセー美術館の、さらには今日における世界的なフランス近代美術の人気の礎なのである。これは一朝一夕に実現されるものではなく、長期的な視点に基づいた、たゆまぬ歴史化の作業の賜物といえよう。

 日本フランス絵画についてオルセーと張り合う必要なんかないよ。自国美術研究環境が貧弱なこと(いろいろ話を聞くに相応の事実だろう)については悲しむべきことだけど、西洋美術基本的に横のものを縦にしてればいい。もちろん立派な研究をなしとげれば敬意を表するが、俺達のブロックバスター展を研究発表の場として利用してくれるな。

 私はブロックバスター展やそれに準ずる規模の共催展を楽しんでいるのだ。それを学芸員風情の浅薄な考えや安っぽい使命感によってぶち壊さないで欲しい。日本に居ながらにして傑作や有名作を鑑賞することができる。これだけでブロックバスター展は素晴らしいものなんだ。ということを学芸員玄人気取りに理解してもらいたいのだが、なかなか難しいのかもしれない。

2018-10-17

anond:20181017105208

人の外見や人の描写を商用利用したものすべてが性的消費と自分の中では定義している

例1:「姿を見せる」ことが前提の職業(芸能人看板娘、受付嬢CA演劇ミュージカル・ショー、スポーツ全般)

例2:「人の姿」が主の表現(絵画ドラマアニメ漫画etc)

ヒジャブ姿でも女性用の格好だと認知されているので性的消費になる

着ぐるみ棒人間なら性的消費にならない

着ぐるみでも声を出したり中の人が判明している場合性的消費になる

2018-10-14

[] 【6】2018秋、ベトナムホーチミン

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anond:20181014130241





センター神通力


ホテルに戻ってシャワーを浴びた後、程近いホーチミン市立美術館を訪れる事にした。

展示もさることながら、フレンチコロニアル様式建物が目当てだ。

バイクを躱して15分程歩くと、門扉が見えてきた。

正面にあるのは黄色い壁の建築物。見事だ。

チケットを買い求め中に入る。

薄暗く、しんと静かな館内に、オブジェ絵画が展示されている。

絵画はやはりと言うか、戦争関係のものが多い。

モチーフになっているのは、銃を構える青年や、ホー・チミンのビラを少年少女に見せる軍人だ。

農具を持って誇らしげに起立する女性オブジェがあった。

共産主義マリア様だ。彼女もまた、ファインダーセンターに収まってもらった。


中庭を囲む建築を堪能しながら常設展を一通り見た後は、別館の企画展を見る事にした。

入り口では警備員のおじさんが気怠そうにデスクの前に座っている。

その姿がホールの設えと完璧調和を見せている気がして、彼をファインダーに入れて一枚撮った。

センターではなかった。


フロアを上がると、おそらくはこの企画展アーティストであろう若い女性がデスクの前に腰掛けていた。

笑顔差し出されるパンフを手に取り展示を見る。

色々な展示があったが、特に気になったのが鏡の前に置かれた椅子一脚。

どうやらこれは、観覧者自体が額に収まる嗜好らしい。

座って鏡越しの自撮りを一枚。

センターでは無い。

別館を出る時、アーティスト写真を見せて尋ねた。

It,s correct ?」

「〜〜 take selfy.」

一部しかヒアリングできなかったが、多分正しい。

「これで正しいですか?」と言うつもりで「これは正確だ。」と言ってしまう位なので甚だ怪しいが。

満足したので次に向かおう。


海外に出ると見ておきたいものがある。

公共交通サインだ。

自律神経の調子が怖いので遠出をする気はなかったが、サイゴン自体は確かめておきたかった。

タクシーを捕まえる。

「I want go to saigon station. ガッ サイゴン。」

運転手のおじさんは一瞬怪訝な顔をしたが、すぐに理解してくれたようだった。

「アァ ガッ サイゴン ナ」


16:00

しばらくすると、おじさんが指差す車窓の外にクルーザー

夕暮れ迫るホーチミンの水面に光が反射して美しい風景が広がっていた。

どうやら到着だ。

メーターを見て払おうとして、おじさんが止める。

なにやら計算すると、メーターとは全然違う金額を書いたメモが手渡された。

メーターの半分くらい。

そう言うシステムなんだろうか?

礼を言ってタクシーを降りると、正面は門が閉まっていて入ることが出来ない。

それに周囲に歩いている人がいない。

ここ、本当に駅?

Google map で確かめて見ると、駅とは真反対の方向。

「やってしまったー」

どうやらサイゴン駅(Ga Sài Gòn)に行こうとして、サイゴン港(Cảng Sài Gòn)に来てしまった。

そういえば、午前にカフェで涙を流させた曲の歌詞に、入江の向こうの海原を見るくだりがあり、海原でこそ無いものの、入り江の向こうの広大な川面意図せず見る事になった。

やはり、4,000年に一度の美少女ともなると、口から出る言葉には言霊というか、神通力めいた何かが宿るのかも知れない。


すぐに別のタクシーを捕まえて、今度はスマホの画面を見せて説明すると、タクシーGa Sài Gòn に向かって滑り出す。

事の経緯を運転手のにいちゃん説明すると、にいちゃんは苦笑した。

どうやら今日は、何かと女性に振り回される1日のようだ。


辿り着いたサイゴン駅で支払いをしようとすると、料金はメーター通り。

やはり自分サイゴン港に運んだおじさんは事情を察してまけたらしい。


サイゴン駅では券売機デザインなどを確認するつもりだった。

しかし、メインステーションとも思えないほど人も疎らなサイゴン駅にはそれらしいものがない。

見ると、中央カウンター越しに客と駅員が話している。

どうやらベトナム鉄道にはまだ自動券売機は導入されていない様だった。

これも発見だ、壁の駅構内図や、主要都市への発車時刻が並んだ表をファインダーに収め、ついでに駅の前にあるゴミ箱の可愛らしいマナーイラストも収めて、駅前にたむろするタクシーを捕まえた。

満足だ、ホテルに戻ろう。


タクシーホテルに到着。

エレベーターの前で暗紫色アオザイを来たエレベーターレディが迎えてくれた。

部屋で一息ついて、食事に行こう。空腹すぎて気持ちが悪い。

ホテルエレベーターは、1Fまで降った後、一度乗り換えて Ground floor に降り、そこから外に出る。

そうだ、まだファインダーセンターに収める事のできる女性がいるぞ。

1Fの乗り換えの際に、ボタンを押してくれるエレベーターレディに声を掛ける。

「Excuse me , Can I take your photograph ? 」

「Me ?」

レディは少し困惑の表情を浮かべたが、笑顔センターに収まってくれた。


【7】2018秋、ベトナム、ホーチミン Day 3|Good night, and good luck. へ >>

からどうした

私には大好きな神絵師がいる。2万フォロワー越えの、(主観)神絵師である。そしてその神絵師は私とは違うcp推している。私がABを推しているとしたら、彼女CBというふうに。

ここまでは良い。よくある話である

問題は、私が固定派だということだ。

固定派腐女子の方が読まれているなら分かっていただけると思う。推しcpが違う…しかも、攻め違い。これは固定派にとって大変重大な問題である

私は私の推しcp絶対唯一無二のcp(運命cp)であると考えているタイプの固定派である

cpがこの世に存在する時点でもう、殺意しかないわけだ。

たいへん生きづらい私は快適なSNS生活を送るためにもちろん、他cpは即ブロックミュート。逆cpもまた然り。そうして自分の心の安寧を保ってきた。 もちろんどんなに素敵な絵を描く神絵師でも秒でブロックして生きてきた。そうしなければ殺意でどうにかなりそうだったから。

推しcpが溢れるTL。私はとても穏やかな心持ちSNS活動をしていた。

件の神絵師を見つけるまで。

その日は突然訪れた。TLにとある絵が流れてきたのだ。私の推しである美少年キャラが描かれたイラストである

う、美しい…!あまりにも美しすぎる。

その絵を見た私は思わず感嘆のため息を漏らした。繊細で柔らかく、透き通るような色使いで描かれた推しキャラはまるで、ヴィーナス彷彿とさせるような美しさであるヴィーナスなどと書いたが、正直な話私はあまり絵画には明るくない。ただ、そのイラストに描かれた推しキャラ形容し難い美しさであり、それは美の女神ヴィーナス彷彿させるほどであったわけである。当時の私がヴィーナス彷彿させたかは置いといてだ。

直球どストライクな絵柄に私の胸は貫かれた。

こんな美しい絵を描く人間がこの世に存在するのかと関心すらしていた。もちろんすぐにイラストは保存した。

「他にどんな絵を描いているんだろう?」

きっと美しい推しを沢山描いてくれているに違いない。こんな神絵師出会わせてくれたフォロワーありがとう。きっとサムネイルもヘッダーも美しいんだろうな。とか呑気なことを考えながら、私は興奮気味に神絵師プロフィールを開いた。

しかし、私の目に飛び込んできたのはサムネイルでもヘッダーでも無かった。

プロフィールに書かれた言葉。ただ一言

CB推しです。」

私は発狂した。

一瞬にして天にも登るような多幸感は打ち砕かれ、まるで奈落の底に突き落とされたような絶望感が私を襲った。

私は何かの間違いではないかと、その一言無視して画像欄を開いた。

画像欄は他cp祭りであった。

私は2度目の発狂をした。

固定派にとってその画像欄はまるで地獄絵である。死すら感じた。他cpの絵しかないわけではなかった。他cp以外にも普通の、普通キャラ単体イラストももちろんあった。

だが、私は少しでも他cpを見ると体調を崩してしまう。これから絵師が他cpを描かないとは当たり前に言えないし、私が単体イラストしか踏まないという補償はない。これからの体調のために、万が一を思い私は泣く泣くその神絵師ブロックミュートした。

それで全てが終われば良かった。

しかしそれでは終わらなかった。

その神絵師の絵を見た日から、ふとした時に件のTLに流れてきた絵を思い出すようになった。頭に浮かぶあの、美しいイラスト。私は「憎き他cpの神絵師の絵など…」とすぐにそのイラストを打ち消すようにしていた。他cpを親の敵のように憎んでいた私は、他cpの神絵師が描いた絵すら許せないタチであった。

から、そうやって他cpの神絵師または絵を、想ってしま自分が許せなかった。

モヤモヤは何日も続いた。なんなら保存した件のイラストを眺めたりもした。「いけないわこんなこと…」と思いながらも何度も繰り返しイラストを眺めては複雑な感情を抱いた。

cpを描く神絵師ことなんてきっぱり忘れよう、とデータフォルダに保存されたイラストを消そうともした。無理だった。こんなにも美しいイラストを、消せるわけがない。まるで禁断の恋をした、思春期乙女のような気持ちだった。

日に日に膨らむひとつ感情

「他の絵も見てみたい」

その願いに近い感情を認めるのは困難であった。散々憎んだ他cpの神絵師の絵を、わざわざ探して見に行くなどというのはプライドが許さなかった。推しcpを愛するものとしてのプライド。固定派としてのプライド。何より他cpの神絵師の絵を見に行くことは、他cpを認めてしまうようで、自分がしてきた行いや他cpに抱いた感情を無かったことにすることと同じだと思えたからだ。断固として見るわけにはいかない。そう固く胸に誓っていた。

しかしま結論から言うと見た。

見た。

人間は欲深いとはよく言ったものである。己の願望には従うしかなかった。ただ少し言い訳をさせていただくと、すぐに見たわけじゃない。

その時は自分の固い意志に従い、なんとか神絵師を忘れられるようにSNS活動に励んだ。そして神絵師存在も忘れかかってきた頃、新しい覇権ジャンルにハマり没頭。神絵師出会ったジャンルは私が心から愛するジャンルだったので、ちょいちょい見たり描いたりすることはあったが、神絵師出会った当時ほどの熱はその年以降生まれはしなかった。気づけば絵をはっきり思い出せることもなくなり、「そういえばあんな絵もあったなあ」というぼんやりとした感情しか思い出せなくなっていた。あれほど見たいと思っていた他の絵に対する思いもほとんど無くなっていた。

そして今年。

絵師出会った日からゆうに3年が経っていた。色々あり、私はその例のジャンルに再熱。再び楽しい固定派ライフを楽しんでいた。

そんなある日私は機種変更をするためにデータフォルダの整理をしていた。その時目に入ってきたあの懐かしいイラスト。見るべきではないと瞬時に思ったものの、惹き付けられた目を離せるほどの意思がその時の私にはなかった。恋焦がれ、繰り返し眺めたあのイラストは、3年経っても変わらず美しく、輝いていた。再び燃え上がる感情

「あの美しさをもう一度だけ…」

3年越しに打ち砕かれた誓いだった。

我ながら馬鹿だなと思う。

実は当時の私は、ブロックする前に彼女IDメモしていた。ブロックしてしまえば、他cp単語検索しても出てこないから、と。この行動だけを見ると、「やっぱりあとあと見る気だったんじゃないの?」と言われるだろう。否定は出来ない。固い意志がどうのこうのと書いていたが多分見る気だったと思う。

メモされていたIDを打ち込み、神絵師ユーザーページを開く。

うわ美……………………………………………………うま……………………………

絵を見た私はまるで激しい波に打ち付けられたような衝撃に襲われた。3年越しに見た神絵師の絵は3年前よりさらに美しく洗練されていて、それはもう、泣きそうなくらいに美しかった。

美の波に私は飲み込まれ、再びその美しさに胸を撃ち抜かれた。

cpイラストを上手く避けながらキャラ単体イラストだけを眺め、保存した。他cpイラストが目に入ってくる度、殺意に駆られたが、だからといって絵をスクロールする指を止めることは出来なかった。完全な敗北である

私はそっとブロック解除ボタンを押した。

ちょっと抵抗はあったがフォローボタンも押した。

今でも昔と何ら変わりなく、他cpへの殺意は消えていないし隙あらば殺したいと思っている。しかし、その他cpの神絵師の絵だけはどうしても認めざるを得なかった。神絵師の絵があまりにも、涙が溢れてきそうなくらい美しかたから。この世に彼女以上に美しい絵を描く人間はいないと思ったから。彼女の絵を愛してしまたから。

cpも他cpを選ぶ彼女も嫌いだが、彼女の絵は大好きだ。だから、「大好きな神絵師」というより「絵だけ大好きな神絵師」という表現の方が適切だと思う。

今日も神絵師の他cpイラストにブチ切れながらイラストを漁る。どうにか推しcpに寝返ってくれないかななどと夢を見ながら。

[] 【5】2018秋、ベトナムホーチミン

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anond:20181014104131





Day 3



3日目 4,000年に一度


寝る前に飲んだ睡眠導入剤が効いたのか、夜中に一度目が覚めたものの、計8時間ほど眠る事ができた。

自律神経の回復大事なのは睡眠なので、まとまった量眠れたのは喜ばしい。


5:45からの2度寝の最中に見た夢で、自分刃物が絡むような人間関係トラブルに巻き込まれそうになった後、道路が波のように捲れ上がって崩れ落ちる大災害を間一髪で逃れて、その様を遠い目で振り返る後日・会社ビルの前で、髪型の悩みを訴えてくる女性を褒めちぎって赤面させた挙句、恥ずかしさで昏倒させていた。

全身をピンと伸ばしたまま、後ろ向きに倒れた彼女道路に激突しない様に抱きとめて、気分を落ち着けるために、彼女の真っ赤になってしまったうなじをさすっていると、仕事に厳しい事で定評のある女性同僚が「おい!」と咎めてくる。

そうすよね、会社の前では節度を守ってやらないと。

場面が変わって、その後のオフィスでも自分女性を褒めていた。

春の香港で、夢の出演者習近平麻生太郎だったのと比べれば、ややテーマ卑近になった印象がある。

願わくば刃傷沙汰崩落事故スキップして、女性を褒めちぎる件だけ現実のものとなって欲しい。

7:59、ホーチミン

窓の外の通りではもうスクーターが行き交い、そこかしこクラクションが鳴っていた。

予報によると、今日も雨は降らないらしい。


今回の旅程には自律神経の調子以外にもちょっとだけ不安要素がある。

前にも書いたが、2日後の帰国便は6:25発。

当日にホテルをチェックアウトしては到底間に合わないので、前日にチェックアウトして、タンソンニャット国際空港で夜を明かす事になるのだ。

そうなると日中歩き通しも辛いので、何処かで休めれば一番よく、H.I.Sの支店でそれが可能かどうか確かめたかった。

電話で事足りるのかも知れないが、日本人と顔を合わせて確かめたい。

朝食後の散歩ついでに行ってみよう。


軽く支度を整え、ベッドにチップを置く。

ハウスキープの感謝も有るが、防犯についても少しだけ考える。

ベトナムではチップの習慣は一般的では無いらしいし、これだけ格式の高いホテルホテルパーソンが悪さを働くとも考えづらいが、充分な額のチップがあれば不意に襲ってくる邪念の抑止効果にもなるかも知れない。

適正な額は分からないが、昨夜食べたバインミーが25,000ドン、と考えると昨日置いた5,000ドンでは軽食にも足りないぞ。安すぎだ。

仕事片付いたらバインミーを食べられる額、25,000ドンを置いて部屋を出た。


ホテルの目の前にある公園で、制服を着た少年の一群が、順番に手にマーカーを持って走り、おそらくは地面に置き、次の少年がまた走ってそれを回収するという運動をやっていた。

授業である事は確かだろうが、何の授業かはわからない。

少年達の歓声が、快晴の朝の公園風景をより活き活きとしたものにしていた。


「そちらのラウンジがあるので営業時間中はご自由にどうぞ」

H.I.Sの日本人女性スタッフちょっと素っ気ない感じで、満面の笑み少し期待していた自分の甘さにガッカリした。

接客業者が客に対して笑顔で接するのは日本独特の事で、ベトナム人にそういった過剰サービスは期待していなかったが、日本人に素っ気なくされると少し驚く。

異国に長く住めば、日本人でもサービス異国風になるのだろうか。

ラウンジにいたベトナム女性スタッフの方が物腰は柔らかかった。

まあとにかく、明日、ここで休憩できるのは間違いない。

ちょっとだけ一息ついて、目と鼻の先にあるフレンチコロニアル様式建物に向かった。


歩いて5分もないところにある美しい建物は2つ。

サイゴン大教会と、サイゴン中央郵便局だ。

黄色い壁の中央郵便局に向かう。

ここはレートの良い両替所として事前にチェックしていたが、入ってみると内装レトロな美しさに圧倒された。天井のアーチの下には扇風機が緩やかに回り、さらにその下に並ぶカウンターでは人々がガラス越しに職員と話している。郵便か、預金か、両替か。

アーチの突き当たりに掲げられた、ホー・チミンの絵画がその様を見守っている。

まるで映画光景だ。

スマホで何枚か撮ったが、出来ればちゃんとしたカメラでも撮りたい。

可能ならまた来よう。

と、外に出ようとして、館内の土産物屋が目に留まり、のぞいて見ると帽子が売られている。

強い日差し辟易していたので好都合だ。

黒いハットをレジに持って行った。

「80,000 don.」

まとめて整理して置いた札束レジ女性に渡す。

「non , non. That,s 800,000 don. This is 80,000 don.」

お金流通する郵便局で派手な間違いをしてしまった。ドンマイ。

ベトナム人はこういう際にも誤魔化しはしないらしい。


すぐ目の前の大教会はその眼前にマリア様が起立している。

マリア様センターに一枚。

朝の散歩の成果としては充分なので、一息つける場所を探す。

と、広場脇の木陰に、白いドレスを着た少女大人に手を引かれて、何かの記念撮影の準備をしていた。

花飾りを身につけた少女は小さな淑女だ。

「Excuse me , Mr, I want teke she photograph.」

近くのカメラマンに話しかける。

から考えれば文法メチャクチャだが、自分の為だとゼスチャーで伝え、

She is beautiful.」と言うと、カメラマンは笑顔

「No probleme.」

マリア様に続いて、木陰で微笑む小さなレディーを写真に収めることができた。


ホテルに戻る途中のカフェで一息。

ここで旅の目的の一つ、練乳たっぷりベトナムコーヒーが飲めそうだ。

カウンターで指差し注文をすると、ややあって陶器カップに注がれたベトナムコーヒーサーブされた。

カフェの奥に陣取って口にする。

柔らかで濃い苦味に、底に溜まった練乳がほのかに香る。美味い。

旅の目的に充分耐えうる味だ。

ふと思いついて、ベトナムMV撮影したガールグループ新曲DLした。

強い日差しの中を歩いてなんとなく思い出し、この瞬間にぴったりだと思ったからだ。

コーヒーを飲みながら聴く

日本で聴いた時は「ちょっと古いテイストだなぁ」と思っていたが、自称「4,000年に一度の美少女」が唄う希望自由に溢れる歌詞と、明るいメロディーに涙が溢れてきた。

自律神経をやっていて心がある面で脆くなっているのは間違いない。

でも涙を流せばストレスも流れ落ちると言う。

泣けるのはきっと良いことだ。

この瞬間を楽しもう。きっと今しかできないことがある。


ホテルに戻る道すがら今度は女学校の前を通りがかった。

校門にたむろする白い制服

カオタン テクニカルカレッジでもそうだったのだが、校門前にはスクーターが引っ切り無しにやってきて、学生が乗り降りしている。

ちょうど昼時だ、近くに食事を取りに行くのかも知れない。

自分はひとまずホテルに戻ってシャワーを浴びよう。

女学校を通り過ぎてしばらくすると、正面から長い黒髪少女が駆けてきて、すれ違った。

遅刻だ、遅刻。急ぎな。」


【6】2018秋、ベトナム、ホーチミン Day 3|センターの神通力 へ >>

anond:20181013233433

なんだこりゃ? 対話にすらなってないじゃ――、って思ったけど日記からこれが正しいのかw

 不毛ジャンル論争かと思ったが料理物って結構多いよな…。

いや出てるか。…除外?

 アート物とかそういやあったか? 絵画贋作を見抜いてどうこうとか。

考えてみたら最近読んでないな漫画別に挙げてくれって書いてあるワケでもないんだが、緋が走る、とか陶芸だっけ? 職能系とかもあるな…。

 ああ、もう出かける時間か。ねみーな。

ただ寝てるだけの漫画とか、気持ちの良い眠り方を紹介する漫画ねーかな。リラクゼーション系とかさ。

 あー寝てぇ。あと三年くらい寝てぇよ…

2018-10-12

anond:20181012001001

カクヨムに異例のブクマ数が集まったのはSF作家山本弘さんが闘病日記投稿されたから。

最近リストに追加してみたLGBTQサイトGENXYがブクマを集めたのはアメリカゲイカミングアウトした10才児を母親殺害したというニュースのせい。

6日にスプートニクが多いのはバンクシー絵画シュレッダー事件スプートニクはこういう海外B級ニュースが速い。

2018-10-07

大塚国際美術館に行ってきた

といってももう一月くらい前の話だ

ツアーに丁度都合が良いのがあって、両親や妹と一緒に行ってきた

話には聞いていたが、確かに広い

なんでも山を一つくり抜いて作ったらしい

まるで要塞みたいだなと思った

入り口のすぐ近くにとりあえず見ておきたかった「システィーナ礼拝堂」の完全再現コーナー(システィーナホール)がある

なんとなくオードブルとして、でかいステーキが出てきた気分である

本物とは違うというのはあるのだろうが、それでも迫力は圧倒的だ

写真撮影可のコーナーなので、スマホ写真動画も取ってみた

から見た感想としては、ああいう大きな展示を撮影する際は動画の方がよさそうだと感じた

写真ではズームすると細切れになってしまうし、引いて全体を移すとあんまり撮影する意味がない画になってしま

一つ上の階に登ると現地では見れない、側面からの鑑賞もできる

見る位置が変わるとかなり印象が変わるので、行った際はぜひそこからの眺めも見て欲しい

フラッシュを焚かなければ、写真撮影はほぼ自由

名画の前にならんで記念撮影というのはなかなか無い機会なので、思い出作りに良いと思う



これは大塚国際美術館ならではの体験だと思うのだが、あそこでは名画に酔うという経験ができる

陶酔するといった意味ではなく、車酔いとかそういう感じになる

国立博物館企画展などでメインを張るクラスの名画が、ずらっと並んでいるせいだ

昔、ベルリン国立美術館展で「やった! ついに本物が見れたぜ!」となった、レンブラント工房)の「黄金の兜の男」という絵がある

辻邦生の風の琴という名画から連想して作られた短編集があるのだが、その中で気に入っている話の一つがこの「黄金の兜の男」を主題にした話だから

まあ研究の結果、レンブラント本人が描いた絵じゃないと判明したらしいが、そんな事は関係なしに気に入っている絵だ

その個人的思い入れの強い名画が、レンブラント工房)の作品が集められた部屋では、割と脇役的なポジションに置かれている

まあ仕方がない

有名な「夜警」を始め、レンブラントとその弟子たちによる代表作が、さして広くもない部屋にぎっちり詰まっているのだ

まるで完食したら賞金が貰えるタイプのドカ盛り料理を、3人前くらい目の前に並べられた気分である

もちろん、全てレプリカから本物から感じるほどの迫力は無い

が、それでも絵の凹凸まで再現されたレプリカには、本物の何割かの迫力は備えている様に思えた

そういうコーナーがあの広い敷地に一日で回りきれない位あるのだ

名画の見過ぎで目と心が疲れるという貴重な経験ができる機会は、なかなか無いのでないかと思う

正直、めっちゃ疲れる

見るものはたくさんある、いやあり過ぎる

上がったテンションそのままに、次から次へと見ていくと、あっという間にバテる(バテた)

途中で程よく休憩を取りつつ見ていくのが良いと思う

その為に椅子がいたるところに設置されているのもありがたい

個人的には1F(エントランスがB3Fなので実質4階)にある、ピカソの「ゲルニカ」を飾っているところが休憩場所としていい感じだった

ゲルニカを前に休憩というのもなんだか変な話だが、実際そうだったのだから仕方がない



広い館内を歩き回っていると、当然ながらだんだんお腹も空いてくる

うちの家族は今年に入ってオープンしたという「カフェ・フィンセント」(http://o-museum.or.jp/smarts/index/502/)で昼食を取った

ゴッホテーマにしたカフェなのだそうだ

「まあ美術館カフェだし、味はそこそこでお値段マシマシなんだろう」とたかをくくっていた

ローストビーフサンドイッチ」×2と「ひまわりサラダと季節の野菜スープ」を注文し、大して待つこともなく渡されたブザーが鳴った

一見した感想は「あれ? 量、多くない?」であった

ローストビーフサンドイッチ」は、そのまんまローストビーフを挟んだサンドイッチ

普通に美味い

さらポテトチップス徳島名産であるすだちもついてくる

このポテチすだちの組み合わせが想像以上に美味かった

ひまわりサラダと季節の野菜スープには小ぶりなパンも付いてくる

サラダ自体ローストチキンと、ポテトサラダひまわりの種などを組み合わせたボリュームのあるもので、それにスープパンも付く

一般サラダ系のメニュー女性など少食の人向けというイメージだったが、これは成人男性でも普通に満腹になる量だった

女性場合は一つのメニューを二人でシェアする、といった食べ方の方が良いかもしれない

足りなかったら追加で注文すればいいだけだしね

うちの家族は利用しなかったがB2Fにもカフェがある

そちらはカレーを注文する人が多いのか、カレー匂いが凄かった

カレー匂いが苦手な人や、腹が減っている時にはちょっといかもしれない

1Fにはレストランもある

こちらは和食系のメニューも扱ってるみたいだった

食事関係については美術館としては、かなり充実している方なのではないかと思う

周辺にお店などが無いというのもあるんだろうけどね



ミュージアムショップでの買い物を済ませ、入り口に戻ってきた辺りで親父とも話題になったのだが、陶板印刷という技術はやはり面白い

様々な理由から本物を鑑賞する事が難しい作品、焼失などで既に失われてしまった作品をあれほど精巧再現できるのだから大したもの

1Fではキトラ古墳壁画再現する作業の様子や、実際に再現された壁画の一部なども展示されていた

また入り口付近には大塚グループ総帥(ここだけ聞くと大塚悪の組織っぽい)であり、この美術館の初代館長でもあった大塚正士氏の写真も飾られている

要はこの美術館を作った気合の入った金持ち爺さんの写真なのだが、これを見ながら親父と「うちの爺や婆の遺影をこれにできたら良いなぁ」という話になった

この陶板に印刷された写真というのは非常に劣化に強いのだそうだ

俺の祖父は亡くなってそろそろ20年近く経つのだが、その間に2回ほど遺影を作り直した

普通写真ではどうしても日焼けして、だんだん色が薄くなってしまうのだ

数年前に亡くなった祖母遺影もそろそろ作り直す必要があるだろう

とはいえ「(制作費が)結構するんだろうなぁ」となり、その話は流れた

実際のところいくらくらいするものなんだろうか



総じて言えば、てんこ盛りの美術館だった

絵画だけでなく、壁画彫刻など展示品は多岐に渡る

レプリカではあるものの、その一つ一つが名画、名品ばかりだ

正直なところ、ここまでてんこ盛りだと成金趣味的なものを感じなくはない

だが、成金趣味だとしても相当気合の入った成金趣味だと思う

他の美術館では体験できない事が色々できる

母と妹はコスプレ撮影にもチャレンジしていた

両親や妹も疲れたが大満足という感想だった

貴重な体験ができて、非常に良い家族旅行になったと思う

2018-10-03

悪いけど

Youtube登録とかも外すわ。

やっぱり、廣太郎さんはあなたじゃなかったね。

ざんねん。

でもほっとしてる。

実在してるとがっかりすることもあるもん。

現実に期待しないで生きてきたか

生身の人が怖いの。


綺麗な

絵画

音楽

映画

小説

そんなものに囲まれて生きて行ければいい。

薬の副作用子供産めないけど

そういうのを

理解できるひとなら暮らせると思う。

子供が産めないけど

性欲はなくはないです。

偉く馬鹿にされてましたけどね。

あなた恋人性格がかなり悪いと思う

あなたもね。

2018-09-30

ぶっちゃけ日用の食料品なんてどこで買ってもそんな値段の差はないだろ

相場のあってないようなものだとかなりピンキリになると思う。

家具漆器呉服絵画風俗etc...

2018-09-29

模写

この世には色々な絵画イラストがあるけれど、模写だけは見てても描いててもまじで面白くない

2018-09-26

お彼岸

現実トレースするような夢なんて見たことがなかった。

年齢も性別も何もかも、自分じゃない「視点」で世界が展開する。

あり得ない美しさ。

たこともないそこへ。

映画より絵画より奇想天外な夢。

たいがいは、目覚めたとき現実がっかりはしないけれど

夢の世界のほうがずっと美しく自由だと感じていた。

現実逃避としての夥しい読書映画の賜物)


父が亡くなってもう5年にもなるのに

それから夢に、時々父が来る。

まり「どこの誰でもない私」ではなく

現実の私を夢でも視るようになった。

パースおかしいやたら広い、アニメのような教室

昼下がりなのか、夕方なのか、もう夜なのか判らない。

女子校育ちなのに、教室には2-3人の男子がいる。

(この人たちは知らない。かれらも私を知らないかもしれない)

帰り支度をしている。

その寂しそうにしているその人物に、

一緒に帰ろうか?と声をかけた

すると俯いて佇んでいた人が泣きそうな、何とも言えない表情をして

嬉しいような、感動したかのような、目を潤ませてこちらを見た。

一緒に帰ろうか。

あ、なんで声をかけたのかわかった。この人はお父さんだ。

働き盛りの頃の記憶の中の父だ。

凄く嬉しそうだった。

そして申し訳なさそうだった。



一緒に帰ろう、お願いだから

そういって東京

私の独り暮らしを、

強制的に終わらせて、連れ帰ったのも父だった。

私は帰りたくなかった。

東京暮らしから、帰った時

一番うれしそうで、嬉しいと言って踊ったりする父。

東京にいたとき

母が寂しがっているから、母が寂しいと言っていると

毎日電話かかってきたけど、

私を強引に連れ帰って、帰ろうと言ったのは父だった。

一番喜んでいたのも、父だった

お彼岸なので私の夢の中に、帰ってきたのかな。

台風が来るようだけれど

お供え物を買いに行ってこようかと思う。

落ちも何もない。


お帰りなさい。

2018-09-25

ニコ生美術を見てみませんか?

みなさん、きれいなものは好きですか?

私は、運動嫌いでも動くことになる趣味を探した結果、美術館巡りにたどり着いて、

関西在住の身として京都国立博物館奈良国立博物館兵庫県立美術館国立新美術館神戸市美術館京都市美術館天保山ミュージアム東洋陶磁美術館堺市ミュシャに、

寺社仏閣の特別拝観などなど手当たり次第に見に行って、結果一日の平均歩数が1万歩を超えることができています

さて、個人的には昨年、京都国立博物館120周年記念で行われた「特別展覧会 国宝」が、展示替えのたびに拝見させていただいたほどよかったのですが、

その開催と、展示替えに合わせて行われたニコ生が同じようによかったのです。

(多くの博物館美術館個人所蔵の品などを集めて行われたためか、視聴期間が会期と同じで、現在期限切れとなっています。)

その道の専門家が、目を輝かせながら担当範囲の魅力を思う存分語ろうとするものの、

時間不足で押され、先輩の圧で揉まれながらねじ込んだ結果大幅に時間が過ぎる、

映像テレビと比べたら荒いけれど、それは実物を見ればいいわけで、現地で貸し出される音声解説はるかに超える深い話、

なつやすみ子供科学相談のようにさらっと、今の研究ではそうなっているんですがと言い出したりするのを聴けるすごい番組だったわけです。

そして今年は、「京のかたな」が開催されます。今週末、9月29日からです。

こちらも今までになかった刀に集中した展覧会で、かなりの国宝重文、作刀が少なく格を定められていないだけの希少で優れたな作品などがたくさん出展されます

特に目玉になりうるのは、京都一有名な長刀でしょうか。

現在は、6月に行われた展示予定の記者発表のニコ生アーカイブで残っていますが、

この時点でもどの時代のだれの作品がなぜ重要で、どのように技術がつながって、どの博物館から集めたのかが語られていて、

すでにわくわくしながら前売り券を二枚準備しています

http://live.nicovideo.jp/watch/lv313659246

【出品刀剣 発表】京都国立博物館 特別展「京のかたな 匠のわざと雅のこころ記者発表会 生中継

当時はまだ固まっていませんでしたが、現在公式ホームページに、展示替えの時期を含めて掲載されています

会期が始まったら解説ニコ生、ぜひお待ちしています

ここまでは前段、京都博物館の皆様ありがとうございますというPRですので、読み飛ばしてもらって結構です。

以下が、現在でも見られるタイムシフトの一覧です。

解説のようなことも書いていますが、全て素人目線、ただの高卒おっさん感想を書いているだけですので、

的外れなことが書かれていた場合突っ込みを頂けるとありがたいです。


http://live.nicovideo.jp/watch/lv296737289

みんなで巡ろう「ミュシャ」展 【niconico×国立新美術館

ミュシャさんのお名前が、日本一有名な錬金術師兄弟の弟にも使われているアルフォンスで、それきっかけで私は見に行きました。

アルフォンス・ミュシャ検索してみてください。絶対に見たことがある絵があるはずです。

多くの方に影響を与えていて、初期はポスター舞台衣装と多くのデザインをされた方で、

北斎漫画が動きを抽象化して書いていたように、草木抽象化してデザインに取り入れていて、

抽象化がうまかったのは、当時のポスター浮世絵複数人により量産される作品だったからかもしれないと思っています

そして、生涯最後の大作「スラブ叙事詩」が世界初チェコ国外に出ると話題になったのが今回のニコ生展覧会ですが、

日本最初に選ばれた理由の1割くらいは、ミュシャ作品世界一の所蔵数が土居君雄さんが寄贈したミュシャ美術館で、

多くの作品を丁寧に保管されてきたことで文化功労章をもらったことも影響していると思います

こちらは500円で入館できるので、JR大阪駅からでも、先日何とか復旧した関西国際空港からでも、関空快速で乗り換えなしで約40分、堺市駅に直結ですので、ぜひお立ち寄りを。

スラブ叙事詩以外の7割くらいは所蔵しているはず。

(スペースが小さいので、展示内容は時期により異なります。季節ごとくらいのペースで展示替えあり。現在挿絵中心の展示ですが、白い象の伝説絶版なのが惜しいほどに美しいんですがkindleで完全収録されているようです。未見)

スラブ叙事詩はヴェレトゥルジュニー宮殿にあるので、プラハ城の聖ヴィート大聖堂ステンドグラスと一緒にチェコに見に行きましょう。写真こちら。

https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%B9%E3%83%A9%E3%83%B4%E5%8F%99%E4%BA%8B%E8%A9%A9

https://www.travel.co.jp/guide/article/17165/

http://live.nicovideo.jp/watch/lv296734542

みんなで巡ろう「海北友松」展 【niconico×京都国立博物館

 

カッコイイ龍が見たいなら、とにかく見てください。

龍が嫌いな男の子はまずいないと思うのですが、

わざと暗くした部屋で闇夜に浮かぶように見せるなど、

どうすれば一番格好よく見せられるのかを追及した展示で、

たらふくかっこいい龍をたくさん見られます

最高傑作の一つは建仁寺にあった本坊大方丈障壁画の雲龍図(京博所蔵)ですが、

同じかそれ以上にと学芸員の方が絶賛している「月下渓流図屏風」が日本に帰ってきたのもすごいこと。

アメリカミズーリ州ネルソンアトキンス美術館所蔵ですので、次に日本でみられるのはいつになるか。

最後最後の展示がこの図屏風で、思わず立ち止まって10分は呆けていました。

そのあともう一度龍を見に行ったんですが。

雲竜図は大きすぎてなかなか展示できないようですが京博所蔵ですので、他の方の龍との比較など、国内の他の企画展で展示される機会があるかもしれませんし、

迫力は万分の一ですが、高精細複製画像Webで見られます実物大の複製でしたら、建仁寺に展示されています

Canonさんはほかにもいくつかこ事業をされていますので、ぜひ一度ご覧下さい。

https://global.canon/ja/tsuzuri/works/08.html

東京は実物見れてないのが多いのと、力尽きたので以下は気が向いたときに。

タイトル検索すれば、プレミアムなら今でもご覧いただけますので。500円でも十分元は取れるはず。

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2018-09-13

anond:20180913123146

からそれでいいんだって

きもちポリコレも正しいんだから

正しさのためなら絵画を焼くぐらい些細なこと

2018-09-12

anond:20180912234416

例えば、印象派代表であるマネモネですら、その絵画表現価値理解されるまでには長い年月が必要だったようだ。

当時の自称知識人からコテンパンに叩かれたらしいが、もし21世紀の今彼らの絵が発表されたなら「性的消費」「文化簒奪」と批判されると思う。

anond:20180912154936

最近、小さな胸の女性を描くのはかなりポリコレ的に難しい状況になってきて、むしろ巨乳に描かないと出版社が難色を示すって話があったよ

どう描いてもポリコレ違反なら、女性表象自体絵画から完全撤廃するくらいしか自衛手段がない

イラスト黒人の肌を薄く描いても濃く描いても差別表現と見なされるのを思い出した

薄く描いたら描いたでホワイトウォッシュと見なされる

2018-09-08

射精後の身体変化を教えて

僕は射精した後異様に弱る。

弱るというより、多分異様な眠気なんだと思う。

立っているのが辛くなり疲れやすくなる。

バスケ部だったころのフットワーク練習ではジャンプ力が異様に落ちた。

回復するのに3.4日かかる場合もある。

毎日出す人もいるだろうけど僕にはそんな頻繁に出すことはできない。

30を超えた今でも眠気がひどく、通常の7時間ではガタがくる。

集中力は続かず仕事の質はガタ落ち。

メンタルも弱りイライラもする。

ただし睡眠が物凄く取れれば問題ない。

ただ一つメリットがあるとすれば、メンタルが敏感になり色彩感覚音楽映画絵画などに吸い込まれるような没入感がある。

ダークサイド福音と昔の恋人は言っていた。

チャットアプリで猛々しい女の子つぶやきにあるような「昨晩7戦やばかった〜〜💓」みたいな事は僕の人生にはありえない。文字通り干からびるし出てこない。

この射精感、ひいては人生観は男一人一人バリエーションがあるんだろうと思う。

増田はどうですか

2018-09-04

3億円の絵画行方

都内アートフェアで。

老人「最近税務署がうるさい」

業者「どうしました?」

老人「まだあの絵はあるか。他に資産があるんじゃないか。いちいちうるさい」

業者お金持ちには厳しいですから。国の財政も厳しいですし」

老人「相続税だか何だか知らないが、けしからんね」

業者「みなさん苦労されてますよ、相続税対策だとセミナーに通ってる方、多いです」

老人「子供に残したいとは思わないが、孫には苦労してほしくない」

業者「同じことをおっしゃってます(笑)

老人「なんだ、みんな終活ってやつか」

業者「今は売るより買うことの方が多いですね」

老人「買い出し屋になったか。なら君のところで買った〇〇の絵はいくらで買う」

業者「……そうですね、3億で」

老人「…………ずいぶん安い。ずいぶんな損になるね」

業者「続きがありまして」

老人「何かあるのか」

業者「絵は香港提携ディーラーに売ります

老人「なんだ、売り先まで決まってるのか」

業者「ええ、それで絵を買い戻してください」

老人「……香港でか。カネはどうする、3億は大きいぞ」

業者「弊社でやりますので、絵は貸金庫にでも預けてください」

老人「はー、3億で何を買えと」

業者「まぁ、いろいろと習作がそろってますので、お買い求め頂きたいです」

老人「子にはガラクタ、孫には鍵が残ると」

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