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はてなキーワード: ポジティブとは

2022-01-06

自己肯定感をあげすぎたらセクハラ野郎になっていた

 他人から好意を素直に受け止めて、「自分は愛されてる」とポジティブに考えよう! っていうから真に受けて頑張ってたんだよ。

 途中まではうまくいってたと思う。女友達も沢山できた。対照的に男友達はできにくくなったし、減った。差別的野郎が無理になったのは別に良いんだが、なんていうか、女友達性的な目で見る男がキツくなった。女友達パートナー男性にはナイスな男も多いんだが、それでも何か厳しいものを感じてしまう。「思春期女性同士の友情」みたいなものに陥ってたんだろうか。

 話を戻す。自己肯定感はある程度まで育って、恋人ができたり、性に奔放な女性ワンナイトを楽しんだりすることができるようになった。30代をそんな風に過ごしてしまった。もっと若い頃に今の精神状態に至っていたら遊び放題だったろう、なんて屈折を持ったりもしていたが、それよりは今を楽しむべきだろう、と。

 40代を迎えて、気付いたら、向けられる好意から恋愛的・性的な成分が抜け落ちていった。傾聴には未だ需要があったが、そんなのは10歳下の男にもできる。ぬいぐるみでいたつもりはなかったのに、ぬいぐるみと見なされる頻度が増えた。

 書いてて思ったけど、単に普段会う相手と年が離れすぎただけかもしれない。別にそこまで若い女を望んでるわけではないし、もっと近い年代相手と遊ぶべきなんだろうな。そういう人とどこで出会ったら良いのか分からないが。

2022-01-04

[]

最近彼氏と別れた。

この手の悲しいことが起こると、片想いしていた可愛らしいビール腹おじさんのことを思い出す。

どうも可愛らしいビール腹のおじさんに優しくして貰った、良い思い出が頭の中に浮かんで落ち着くらしい。

片想いしていた可愛らしいビール腹のおじさんには振られました)

この年齢で彼氏がおらず、自分スペックを考えると、生涯彼氏が出来ない負け組になることはほぼ確定済み。

ただ彼氏には振られても、可愛らしいビール腹のおじさんは心の中で生かし続けることは出来るので

極力ポジティブに、可愛らしいビール腹のおじさんを心の糧に、明日も生きることにする。

ペットロス中のあなたへ

昨年、飼い犬が天寿を全うした。

もう半年以上経つのだけれど、まだ立ち直れずにいる。

亡くなる2~3日前、家中パトロールして普段は行かない所にも顔を出して念入りにチェックをしていた。

そして亡くなる直前、わたし母親の顔をじっと見つめ、それからパタリと息を引き取ったそうだ。(私はその時、仕事で外に出ていて立ち会えなかった)

たくさん遊んで、美味しいものも食べて、後悔はない。

けれども、疲れた時に顔を舐めて慰めてくれるあの小さな犬がいないのだと思うと、ため息を止めることはできないのだ。

特にひとりでいる時。口からぼそっと弱音を吐いてしまう。大抵は「○○ちゃん、俺は疲れたよ……」という言葉だ。

そう言って倒れ込むと、あいつは一生懸命私の顔を舐めてくれたのだ。

それでここ最近はずっと「疲れた」とか「もう頑張れない」などと口にしてしまっている。

病は気からとか、心は持ちようとか言うが、まさにその通りであった。

最近メールの返信もままならない。

zoomで会えば体面は繕えるが、ひとりでいる時の生産性は激落ちの一言だ。

クビにならずにやれていることが不思議でならないほどだが、抜け殻のように感じるこの身体は惰性か何かで頑張ってくれているのだろう。

もう慰めてくれる小さなはいないのだ。

道端で散歩している犬を車から見るだけで涙が止まらない。

Twitterタイムラインに流れてくる、同じ思いをした飼い主たちの投稿いいねを押すのが精一杯で、何かを書き込んであげることも出来ないのだ。



先日、又聞きだが犬の習性についての話を聞いた。

死期を悟ると、飼い主の心配をしてくれるのだそうだ。

顔をじっと見つめて、自分はもういなくなるけれど、大丈夫かと問うような仕草をするのだという。

そうか。家中パトロールしていたのも、自分がいなくなった後を心配してくれていたのか。

母の心配をしてくれていたのか。

あの優しい犬のことだ。きっと家にいなかった家族みんなも心配してくれたであろう。

それに比べて俺のこの体たらくよ。

なんと嘆かわしいことか。

動物は死期を悟れるのだという。

自分がいなくなっても大丈夫なように準備をしてから逝くのだ。

から私は、幽霊など信じない。そんなものにすがることはしない。

あの犬は、自分がいなくなることを知っていて、すべきことをしてくれたのだ。

私も、すべきことをしよう。

「○○ちゃん、俺、頑張るよ」

その日から私は、意識してそう口に出すことにした。


ペットロス中の仲間たちよ。

落胆に引きづられることなかれ。

意識してポジティブなことを口にせよ。

もうアイツラはいないのだ。

であれば、残してくれた最後意志を引き継ごうではないか

心配しなくても大丈夫だよ」

そう胸を張って、生きて行こうではないか

自信のあるブスが羨ましい

私はブスだ。

元々の顔は下の上。体型も圧倒的デブだった。

何年もかけて研究したメイクと、ダイエット、いくつかの整形の結果、化粧をした状態で中の上ぐらいの顔にはなった。

生活するのに困ることは無いが、生まれつきのブス強迫観念はなかなか手強く、未だに鏡を見ると「なんだこのイカれた水まんじゅうは」

「中顔面の長さが青函トンネルじゃないか

とかもう自分の顔に呆れてしまう。

他人から容姿を褒められても、ありがとう嬉しいですと言いつつ心の中では「いやドブス」と思っている。

いつも自分顔面偏差値他人から評価が気になってしまう。完全にルッキズムに侵されている。

そんなおり、お世辞にも美人とは言えないひとに出会った。

無味無臭系ブスではなく、人喰い系統のブス。

それだけならまぁどこにでもいるけれど、彼女言動は「まるで90点の女」なのだ

本気で自分を上の中ぐらいだと思い込んでいる。

強い。強すぎる。別に自分他人容姿に厳しすぎる訳では無いと思う。周囲の人の彼女に対する容姿評価は軒並み「グロい顔」なのだ

まるでモデル美容家の謎バイスクレオパトラかぐや姫並のモテ自慢。

初めのうちは「なんだこいつ」と正直イライラした。どうせコンプレックスの裏返しで自信満々発言してるんだろなあと思っていた。

違う。彼女は心から自分ナチュラル美人だと本気で思っていた。

本物の美人の隣に並ぶことを躊躇せず、同じ階層人間として話をしている。

モテ?きもーい!モテモテです♡みんな私を狙ってて困る♡みんなのアイドルです♡

みたいな感じが本気で伝わってくる。

これに気付いた時、彼女への見方が変わった。

尊敬。「スゴみを感じる」

彼女精神が強い。自身の信念を貫き、疑わず、もはや他者にまで啓蒙している。

決して馬鹿にしていない。私にはない要素だ。

大体私のように容姿に悩んで次はなんの整形すれば少しは人間に近づけるのかと日々暗澹たる気持ちでいるよりもはるか健康的だ。

正直羨ましい。本気でそのポジティブさと揺るぎない自信が羨ましい。嫉妬にも近い。

いつか自分も、ほんの少しだけでいいか彼女のような精神性を手に入れたい。

芸能人でもないのに見た目に昼夜悩むなんて一般人には高尚すぎる悩みを捨てたい。

いつか彼女のようになれるだろうか。

私の場合の「反出生主義」と親ガチャの大切さ

反出生主義というとあまりいい印象は持たれておらず、「生きてるくせにダブスタだ」とか「生き物として間違っている」とか言われがちである

私は反出生に賛成なのだが、理解できる反出生主義とちょっとバカそうな反出生主義がいて、これはどのジャンルもそうだが人数がいるだけ考え方が少しずつ違い、その中の変な層ほど声がデカくその主張を聞いた人が「こいつらバカじゃん」となるのはとてもわかる。

例えばフェミニスト。まじめに女性を守ろうと一生懸命動いてる人もいれば、ただ怒りを男にぶつけたいイライラしてるだけの女もいる。

例えばヴィーガン自分に合った食事をひっそりとしている人もいれば、屠殺場で大暴れして人の仕事邪魔をする人たちもいる。

例えば動物愛護自分の手の届く範囲で助けられる動物をしっかり世話する人もいれば、考えなしに受け入れて結局金銭面で面倒見切れず崩壊する人もいる。

どのジャンルにもバカが居て、そいつらが目立つのであまり知らない人からしたら全体がバカそうに見えてしまうのが悲しい。


本題だが、私の場合の「反出生主義」というのは、「資格のある人だけが産みそれ以外の人は子供を産まないで欲しい」というものだ。

妊娠出産免許制にして許された人のみが子を産み育てて欲しい。


というのも、世の中バカ貧乏人が子供を産みすぎている。

虐待して死なせたり、金がないせいで子供可能性を潰したり、将来親の介護押し付けたり、とにかく悲しいことが多すぎる。


免許合格基準

・人として当たり前の倫理観(浮気不倫をしない、人のものを盗まない、人の嫌がることを故意にしない、人の悪口ばかり言わない、子供バカにしたり否定したりしない、子供性的な目で見ない等)

自分子供の一生まで面倒みれる十分な資産

子供と同レベルで言い争うことをしない知性(悪いことをした時なぜダメなのかを子供理解させることができる)


このように人柄、知性、資産合格であれば子供を産んでいいと思う。

かなり合格者は少なくなるだろう。しか本来そうあるべきなのではないか


なぜそう思うのかというと、私の友達に同い年の女性で同じタイプ発達障害がいる。

こだわりが強く、何か気になること(角にピッタリ物がハマってないなど)があるとそれしか考えることができなくなり、新しい物が苦手で排他的、わからないことや興味がないことは全て放置で挑戦せず、何か一つのことにハマるととことんやる。地図が全く読めず、名前を覚えるのが苦手、運動が苦手、片付けができない、感覚過敏で音や匂いや食感に苦手な物があり、感覚鈍麻で突然体調を崩す。

仕事接客業バイト感覚で生きているので会話はしっかりできるが基本受身リアクションの良さで乗り切っている。


そんなほぼ同じタイプ友達二人だが、違うのは親ガチャ成功か失敗かというところ。


Aさんは親ガチャ大成功

家の資産はかなりあり、小さい頃から親に可愛がられ、自己肯定感も高く、今は結婚して家と車を親に買ってもらい幸せ暮らしてる。


Bさんは親ガチャ大失敗。

家の資産一般家庭よりやや下くらい。

小さい頃から親に否定されバカにされ、自己肯定感が低く、今は鬱で仕事もできずに実家暮らし


この差は親の人柄が一番大きいとされる。

同じタイプ発達障害だが、親の人柄がよかったAさんはそれを気にせずそういうものだと受け入れ生きている。

親の人柄が最悪だったBさんは常に何かに怯えながら自分が悪いという気持ちに苛まれ生きている。

さら資産問題。まだBさんは実家に住めることを許されているが、これが許されない場合生活保護風俗しか道がない。


親が違うだけで同じタイプ人間でもこうも人生が違う。



他の場合の話。

買い物をしている時に3歳くらいの子供にずっと怒っている母親がいた。3歳児は恐らく何か発達障害なんだろうか、何を言われてもケロっとしており怒られたことをまたすぐにやる。

それにうんざりした母親子供に向かって「お前気持ち悪い」と悪態をつく。

悲しくなった。

子供未来がないことが分かってしまたからだ。

自分の子供を本気で気持ち悪がる親に生まれたらもう終わりだ。

その後、道端でまた見かけたが電柱の隙間に追い詰めてまた子供を怒っていた。多分ずっと怒られる人生なのだろう。終わりだ。

自我が芽生えた頃には自分はなぜ人と同じことができないのか悩み、唯一の味方であるべき親に否定され続け、逃げ道はない。

発達障害を抱える人にはよくある話だ。


これも、親に知識がなく子供うまい操縦の仕方がわからずただ怒鳴ることしかできない無能だったがための悲劇である

発達障害は確かに大変ではあるが、障害の種類で法則性があるので合う育て方が分かればお互いが楽になる。

うちの子に限って!と障害を認めない親が悲劇を生んでいる場合が多いので一定の年齢になった時に検査義務化して欲しいものだ。

障害は確かに生きづらいが、普通の人が成し得ないことをやってのける可能性があるので武器にもなるし、向き不向きがわかれば本人も親も楽になるのでウィンウィンだと思う。が、障害者への差別が奥底にあるのだろう、ネガティブに捉えて認めたがらない人間の多さにうんざりする。

さっさと認めてもっといい未来へ進めばいいのに。


話が逸れたが、このように親ガチャで同じような子供でも雲泥の差がある人生を歩むことになる。



ところで先程「子供の操縦の仕方」や「なぜダメなのかを理解させることができる親が合格」などと言ったが、子育ての大変さをネタにしたツイート漫画で「子供はそんな思い通りにいかない」という主張はわかる。

ただ、そんなことは産む前にわかことなである

それを覚悟して産むのだからそんな漫画ツイートをする時間があるのなら子供の面倒をみたり家事をすべき。もしくは愚痴を言うのではなくもっとプラスになるポジティブ趣味をみつけるべき。


思ったより子育て大変だったと思う人間は正直バカなんじゃないかと思う。

子供を一度も見たことがないのだろうか?

何をしても泣き喚く子供、どこでも走り回る子供普通生活していればわかるはずだと思うが…

しかネット検索すれば子供の大変さなんていくらでも出てくる。なぜ体験するまでわからないのか不思議でならない。


友達にも子供を産んで、夫や子供愚痴を言う人はいるが、話の一つとして聞くし否定はしないが心の中で「まあ自分で選んだ道だし自業自得だよね」としか思わない。


明らかに間違った子育てをしてる友達もいるが、少し「ちょっと危ないと思う」くらいは言ってあとは何も言わない。それで聞かないような人の子育てには介入できないからだ。

それでもし子供が死んでもそれはそういう運命だったのだ。

ガチャ失敗というだけの話。



生きてても産んでもいいという私の「反出生主義」は他の人からしちょっと違うかもしれない。

だが普通に考えて全く産まないのは絶滅するし、バカが多すぎるから悲劇が起こるのであって、ちゃんとした人間が産み育てればより良い世界になるはず。


あとたまに見る「反出生主義なら死ねばいいじゃん」という意見根本が間違っていて、生まれしまった命は精一杯楽しく生きてもらって、これから発生する可能性のある悲劇は減らそうという考え方が反出生の主たるものだと思う。


最後に、私は誰にも反出生を押し付けない。

自分子育てができるほど人ができていないので子供は産まない。産めないように病院処置もした。

それを理解してくれる人と結婚した。

親は子供の催促などはしてこないが、ごめんなという気持ちが少しある。

友達出産は祝う。ただ優秀な女性ほど心の底で悲しさを感じる。子供を産むと母親になりどんなに才能があろうが数年は仕事趣味を休むことを余儀なくされるからだ。子供を産まなければもっと上まで登れるのに。


ネットでやたら他人に噛み付く反出生主義、友達や周りに思想押し付ける反出生主義、正直迷惑している。

自分で考えたり思うことは自由だ。

発言することは自由だし、他の人はこう思ってるのかと理解できるのでこのように「見たい人が見れる場所」では発信していいと思う。

だが思想押し付けないで欲しい。

色んな人がいて色んな場合がある。

自分の考えが他人の正解では決してない。


私の思う反出生主義は「自分で考え、他人押し付けず、手の届く範囲でやれることをやり、できるだけ自分他人に嫌な思いをさせないこと」である

2021-12-31

問題職員の正しい辞めさせ方 10/10

以上が、K市の特定任期付き職員としてのキャリア棚卸しになる。

退職の背景などを述べて結びとする。

K市を辞めることになった原因は、私をスカウトしてくれた人が市長ではなくなったからだ。政争に負けたのだ。新しく来た市長は、前市長の行っていた改革的内容のうち、いくつかを元に戻す選択をした。

特に、私達がそうだ。『私達』というのは、国や民間企業NPOなどからK市に採用された特定任期付き職員だ。当年度の終わりでの任期満了が言い渡された。

私達はまだいい。転職先を探せるだけの時間があるのだから副市長などは、新市長の就任から1週間でお役御免を宣告され、二か月後には議会で辞職が承認された。政治任用の悲しいところだ。

いまだに納得がいかない。私達は全員、結果を出していたからだ。地域産業活性化担当した人も、福祉事業効率化を担当した人も、庁内インフラ設備刷新(今でいうDX)を担当した人も、そして私も、全員が数字証明できるだけの結果を出していた。

にもかかわらず、「あなた任期は今年度限りです」と三行半を告げられた。それが許せなかった。

私は、以下の成果を確かに達成している。

・手がつけられないレベル問題職員への退職勧奨。主にB子さんの時に登場した人事課長二人三脚で行った。成果として、計13名の問題職員(全く仕事をしない職員犯罪を犯した職員、度を過ぎたハラスメントを行った職員)に始末をつけた。一人頭での人件費職員雇用にかかる全ての費用年収ではない)が最低でも年800万以上はかかっていたので、13名で約1.2億円のキャッシュフローを削減できたことになる。

面接試験構造化及び検証手法確立。これまでは、面接時に予め決まった質問受験者に行ったうえで、面接官と受験者がフリートークを行い、最終的に点数を決めていた。この慣習を原則廃止した(少しは残した)うえで、統計学の知見に基づき、面接評価採用査定を追尾検証できるシステムを構築した。コンサルは入れていない。庁内でプロジェクトチームを立ち上げ、皆で作った成果物だ。

新規採用職員の試用期間内分限免職基準化。当時のK市では、新人職員20名入ってきたとして、1~2名がどうしようもなく向いていない人間だったとしても本採用していた。その結果、問題職員無能職員跋扈放置される原因となっていた。私が2年目の折、試用期間内での分限免職基準明確化した。その職員所属する課に明白な責任が見られず、かつ当職員との面談において度し難いほどの悪い結果が得られた場合分限免職ができる旨を要綱で固めた。以後、数年分の結果として、新規採用職員の約1割が本採用に至らずK市を去っている。これについても、問題職員を40年間も世話するだけの人件費(K市の場合は約3億円/人)を節減できたことになる。

さて、便宜上は『問題職員』と表してきたが、一度として私は、能力が低いことだけを理由当人分限免職を決めたことはない。例えば、臓器に異常があって年に5分の1は休まなければならない新人職員がいたが、退職勧奨は行っていない。

能力の高低は関係ない。人格的に救いようがないほどの諸傾向が見られた場合に限って当人を辞めさせる行動に出る。そういう者は、他の職員特に市民企業のために頑張っている職員に悪い影響を与えるからだ。

恨みつらみを書きはしたが、新しい市長の行いは正しい。頭ではわかっている。特に、私などは前市長スカウト政治任用)により採用されたわけだからトップが交代すれば成果に関わりなく切られる。それが普通だ。

K市で〇年以上も暮らしたのだから、当然哀愁は募る。最初の頃は、都心から外れたところにあるK市を心の底で憐れむような、蔑むような、自分とは関係ない存在だと思い込むような――そんな感情があった。

庁舎の3階から中心市街地を眺めている時、家屋工場の間にポツポツと居並ぶ田園を眺めていて、これまで東京都内コンクリートジャングルにいた頃が懐かしくなった。

つの間にか、この町が好きになっていた。高い品質地元名産品はあるし、創造的な力のある子どもを何人も見ることができた。山の上にあるワンルームマンションから見える大きな河川に囲まれたK市の街並みは、今でも記憶に残っている。

さて、さんざんと人事関係効率化を進めてはきたものの、後悔も当然ある。最後の年には、「私がやってきたのは正しいことなのか?」と考えるようになっていた。

私が採用されたのは、「優れた職員を残し、不要人間は残さない」というミッションを果たすためだった。民間企業においては標準的な考えだ。しかし、官公庁はそれでいいのだろうか。人格に難のある人や、能力が低い人や、病気などで働く事ができなくなった人を追い出していった場合民間企業官公庁の真似をするのではないか? つまり、要らないと判断した人間組織から追い出すようになる。

その『要らない』が、本当に正しいのか分からいから厄介だ。仮に正しかったとしても、日本社会全体で考えた場合に最適である保証はない。とある組織不要人間を切りまくるという行為は、部分最適ではあっても全体最適ではないのでは?

と、ここで副市長言葉を思い出した。

『よくない人間を辞めさせることに利があるのはわかる。しかし、行政世界はそういうものではない。不合理に見えても、ここの大事ルールだ。みんなにダメだと思われている奴でも辞めさせるな。それが本当にダメな奴、組織にとっての癌だと、人間の目でいったいどうしてわかるというんだ?』

副市長がある時に言っていた。「同僚を馬鹿にする奴は市民馬鹿にする」と。成績不良の職員のクビが簡単に切られる世界では、きっと能力の低い人間バカにされているのだろう。すると、市役所最後の助けを求めに来ている、社会的に恵まれていない人間バカにするようになるのではないか? 私はそう考えた。

人材とか、人財とか、人罪などという経済的問題ではなくて、理念なのだ官公庁はすべての国民のためにあるのだから、様々な社会属性を持った人を、ネガティブ特性を持った人まで含めて、多様性意識した雇用を行っていくべきではないか。そう感じるようになっていた。

例えば、上で述べた受験者のポジティブチェック・ネガティブチェックのリストは最たるものだ。採用される職員多様性担保するという観点からは、あれは悪手だ。これから採用しようとする人間は有能か? という視点しか見ていない。一公僕の恣意的判断で、ある特定社会属性を有した人間排除している。

もっと早くに気が付いたとしても、私の力では変えられなかった。市長採用ミッションとは反対の方向に舵を切るのだから――今になって思う。A夫さんの事件の時に副市長が言ったことは正しかったのだ。

私は間違っていた。最後最後で気が付いてしまった。馬鹿だった。愚かだった。今さら気が付いても遅い。

結論公務員業界における身分保障という考えは正しい。法律上免職処分にできる場合であっても、多様性の保持の観点から可能な限り回避すべきである



Gさんを覚えているだろうか。

市民課で働いていた女性だ。K市にいた間、毎週休日出勤をする中でほぼ必ず見かけていた人だ。どうしても、このGさんが気になっていた。彼女残業時間は月にアベレージ70超えだった。ゴルフスコアではない。サービス残業まで含めた残業時間だ。

難しい仕事はGさんに集中していた。ストレスチェックは毎年悪い結果で、そんな状況にあっても市民への思いやりを忘れないでいる。人材会社転職支援をしていた人間からみると、民間でも通用するタイプ公務員だった。私は、Gさんが自らの意思地獄から抜け出すきっかけを与えようと思った。

私が退職する5か月前、隣の市町にある社会福祉団体に声をかけた。ずっと前に、私が当団体職員リクルートしたことがあった。

「K市にこういう経歴の人がいるのですが、本人に希望があれば面接はできますか」

との問いかけに、社会福祉団体事務長は乗り気だった。果たしてGさんは話に乗ってくれるだろうか、と不安になりつつも、ある土曜日の昼だった――うす暗い市民課の机の上でパソコンモニターと向き合っていたGさんに声をかけた。

Gさんとは、あれからいろいろあって仲良くなっていた。Gさんは朗らかな笑顔で、「〇〇くん。おつかれさま。なにかあったの?」と返してくれた。件の話に入る前に、今の状況を簡単に聞き取ってから、私が年度末で辞めることと、社会福祉団体のことを伝えて、採用案内のしおりと事務長の電話番号を手渡した。

「この辛い環境あなたは十分頑張ったよ。お疲れ様でした。転職しようがすまいが、応援しているからね」

それだけ伝えて私は、残りの仕事を片付けるために人事課のある3階に向かった。



「あ~、疲れた!」

今これを書いている私は、都内にあるマンションの一室にいて、革製の書斎椅子背中をもたれている。

当初は2万字くらいかと思ったが、ここまでになるとは思わなかった。だが、これでいい。この内容をベースにして職務経歴書を作ろう。

一応言っておくが、もし貴方が現役もしくは退職済の公務員だった場合職場問題点などをブログ暴露したいという欲求に駆られることがあるかもしれない。

やめておいた方がいい。その欲求は、なにか別の方法で発散するか、貴方の中で雲散霧消するのを待った方がいい。守秘義務違反からだ。行政機関がその気になれば、運がよくて処分、運が悪ければ起訴に至る。

私の場合は、『武器』があるからこういうことができる。もし、この日記をK市の幹部が見て問題視し、「覚悟しろよ」とばかり私を攻撃する手筈を整えても、断念する可能性が極めて高い。

私は、K市の重大な法令違反情報を握っている。それも3件。証拠付きだ。うち2件は管理職の何人かが処分を受ければ済むが、うち1件が明るみに出た場合、今の市長退職せねばならない。前市長や、前々市長をも巻き込むことになる。そんな危険な賭けをすべきではない。だから、こうして日記を書くことができる。

日記の中に答えの一部が出ている。序盤の方だ。個人情報

さて。今はフリーランス個人で請ける仕事面白いのだが収入が少ない。何百万かもらった退職金もそろそろ底をつく。また、会社員に戻ってみたい。この年齢で就職できるかはわからないが、挑戦してみよう。

K市で働いていた日々に想いを募らせていた私は、仕事の疲れを癒そうと思い、デリヘルを呼ぶことにした。

私のスマホは旧型のiphoneだ。通信が遅いので、いつもパソコンを使う。今時はインターネットで嬢を予約できる。便利な世の中だ。

コーヒーを伴にしながらモニター越しに嬢を選んでいる。せっかくの秋晴れの日だ。作品も完成したし、就職への挑戦の第一日目という意味を込めて、まったく知らない子を指名してみよう。

私の瞳は、画面中央にいるアスミちゃんに夢中だった。物憂げな瞳、身長は高すぎず低すぎず、顔の形は綺麗だ。ふっくらとした卵型で、唇の形が美しい。肩から下は見えないが、そこはまあ、チャレンジだ。突撃してみよう――空いている予約枠をクリックした。

アスミは、想像どおりの子だった。

背丈は160に少し届かないくらい。写真どおり物憂げな瞳で、胸は普通くらい。太ももはそれなりにある。

ぼうっと立っている姿は今にも消えてしまいそうだが、私の瞳を釘付けにするだけの強さでもってマンションの一室の前に佇んでいる。

さっそく部屋に招き入れて、プレイを始める。今日は奮発して1時間コースだ。お店のメニュー表にある一通りのことをやってもらうことにする。自分で言うのもなんだが、この年になっても30代並みの持続力を持っているとの自負がある。

さて、肝心のプレイだったが、これがまた最高だった! 私はこのデリ店舗メニューをソラで暗記している。計11種類のプレイを、休むことなく30分以上続けてもらった。私のモノは張り裂けそうになっている。

同時に、アスミに対して敬意を抱くようになっていた。普通であれば、「顎が痛い」と訴えるのだ。それで、大抵の嬢は後ろに下がって、私に敵意を向けながら、無料での延長を要求されない程度に休憩をする。

しかし、アスミは一心不乱に注文に応え続けている。「いや、これ絶対痛いやろ」という角度になっても、ひたむきな眼差しで私の肉体を愛撫してくれる。これでまだ半年未満のキャリアだという。驚きだ。

……心の中でひたすらに、どこかの鬼狩りのように、「うまいうまいうまい!」と唱え続けていた。やがて、私の柱は張り裂けてしまったが、立ち上がるまでに時間はかからなかった。私は、連続さんになっていた。連続さんは負けてない! また何度でも立ち上がるのだ。

私は今、聖なる空間にいる。

いつも夜がくると、この家に戻る。そして、書斎に入る。都会の喧騒やら何やらで汚れた毎日用の服を脱ぎ捨てて、仕事をするための部屋着を身に付ける。

物事に取り組むことに対する礼節をわきまえた格好に身を整えてから、いつもパソコンに向かっている。直近で書いていたのは、この日記だ。

私の心は当然、K市に存在している。私の心は、あの懐かしい人々のいる、あの懐かしい庁舎へと参上している。そこでは、同僚から親切に迎えられ、あの仕事、私だけのための、そのために私は生を受けた、仕事という食物を食すのだ。

そこでの私は、答えが出やすいことも、出にくいことも彼らと話して物事を決める。自分の考えを伝え、彼らの考えの理由を尋ねる。彼らも私を信頼していて、人間らしさをあらわにして応えてくれる。

いま私は、記憶世界に全身全霊で移り棲んでいる。時間というものの退屈さを感じない。すべての苦悩はなくて、失敗も恐れなくなり、筆を進めるだけになる。

記憶世界が終わると、どっと疲れが出る。それを癒すための神聖存在を呼ぶと、私の心は晴れやかになる。今、私の目の前には、一流の才覚をもった天使がいる。

残り時間も少なくなったところで、私は何度か指名したお気に入りの子にするような綻んだ笑顔で問いかける。

「アスミさんはすごいな」

「なにがですか?」

物事に対して本気になる力がすごい。尊敬する」

「そんなことないです」

「そんなことあるって!」

「ないです」

私の物は猛々しくいきり立ち、有頂天に達しつつあった。

初めて指名するのにどうかなという想いを押さえつつ、ここは堂々とお願いしてみる。

「アスミさんは、お店じゃなくて個人メニューはあるの? 意味、わかるかな」

「ないですけど、できます。やってみたいです」

いくら?」

「……」

アスミは俯いた。考えている様子だ。残り時間は、あと10ちょっと

颯爽と、キリのいい数字提案してみる。すると、アスミは「本当にいいんですか?」と、眼を真下にあるベッドシーツに向けて答えた。

そして、私がアスミを知り終えると、残り時間ゼロになった。思う存分にプレイをさせてもらった私は、最後にアスミを抱きしめた後、問いを投げる。

「アスミさんは、この仕事に向いているね」

ありがとうございます。また呼んでください」

「こんなことを聞いて申し訳ないけど、この仕事が嫌になることはない? ひどい触り方をしてくる奴とかいるだろう」

「いますけど、いいんです。その人もなにか辛そうにしてるから。痛いのは痛いですけど、その人が辛くなくなるんだったら、それでいいです」

「えらいね

「えらくないです。だってこんなの」

「立派な仕事だよ。アスミさんは、風俗がどんな仕事かわかってる?」

「わからないです。わたし、どんな仕事をしてると思います?」

福祉だ。風俗仕事はね、社会福祉なんだ」

「そうなんですか!?」

ベッドの上でアスミは、大きく瞳を見開いて身を乗り出した。

ちょっとからかってみようと思った。

「さて。社会福祉活動実践とかけまして、風俗店のサービスと解きます

「……その心は?」

「どちらも、人を立(勃)たせるための道です」

ベッドの縁に座っていたアスミがクスッと笑った。右手の親指を頬に置いている。

しばらく考えたと思われる。口を開いた。

「使命(指名)がたくさんあると大変ですね……でも、心身(ちんちん)ともにしあわせになってほしいです!」

いい子だった。また会ってみたい。


P.S

この日記第一稿ができた後に、元副市長と飲みに行った。以下、情報交換の内容。

・元副市長は、市内の機械部品メーカー取締役に納まったという。人望があると引く手あまただ。

・人事課長は私と同時期に定年退職した。すでに故人である。最終役職管理監(≒部長)だった。思いやりがあって誠実な人間だったのに。惜しい人を亡くした。

・C郎さんは職場復帰した。が、専門職としての任は解かれたらしい。定年までの長い時間は厳しいものになるだろう。組織に逆らうというのはそういうことだ。

・E太さんは県の本庁への出向を打診されたが断ったという。どこまでも彼らしい。こんな働き方ができるのも地方公務員ならではだ。

・私はこの日記推敲中に内定を取った。今度は福祉団体を人事方面からサポートする。

2023/1/2 A夫さんとB美さんを追記

・A夫さんはK市を退職後、ホームセンターで働いていた。当時、人事課の必要物の買い出しに行った際、彼を見かけることがあった。ごく普通接客商品運搬をしている様子だった。A夫さんの見た目や行動は普通だ。一般的な50代社会人のように思える。だが、彼は万引きに手を染めてしまった。何かストレスがあったのか、それとも本来気質なのか。人間は、よく見ないとわからない。

・B子さんは、あれから雌伏の時を経て、ほかの自治体採用されたようだ。ある時、人事課長が部内の回覧物を持って見せてきた。自治体関係新聞かチラシだったと思うが、その中にB子さんが政令指定都市で働いていることがわかる情報があった。人事課長は嬉しそうというか、安堵した表情だったのを覚えている。

問題職員の正しい辞めさせ方 9/10

面接評価シートにはないポジティブチェックとネガティブチェックについて

今在籍している職員社会的属性査定状況の突き合わせをベースとして、入庁後に活躍できそうな要素、逆に活躍できない可能性がある要素について、各面接室のリーダーに共有していた。

また、受験者の内定受諾関係統計から、実際に内定を受けてくれる可能性についても情報を与えている。私がK市の職員台帳(驚くほど何でも載っている……)のエクセルを弄りまわして統計分析にかけた結果、導き出したものだ。

このチェックリストに該当すると、面接官の主観的要素において面接結果に作用することになる。その一部を示そう。□がポジティブで、■をネガティブとしている。()内は備考。

以下のリストには、面接試験最中情報を得にくいものもあるが、2次試験で配布する指定用紙に記入欄を設けることでほとんどカバーできる。

ポジティブチェックの例】

男性であり、結婚している(必ず優秀というわけではないが問題職員になりにくい)

10年以上続けている趣味特にスポーツ)がある(〃)

ひとつ組織で3年以上働いたことがある(入庁後に早期離職しない)

出身校(小中高)の2つ以上がK市内にある(地元への愛着がある)

ネガティブチェックの例】

女性子どもがいる(公務よりも子どもを優先する者が多い。入庁1年目での産休や育休など)

男性であり、30才以上で親と同居(子どものような性格や行動をする人間が多い)

■ 他市町や民間企業の残り玉がある(内定受諾率が有意に低い)

■ 入庁後にK市に住む意思や予定がない(〃)

※1…あくま面接官への情報提供である面接試験100%採点表に基づいて実施される。

※2…病気障害、家庭環境など、本人の生き方関係ない要素はどれだけ査定相関関係が強かろうが情報提供はしていない。一応付言しておく。



[追記コネ採用について]

第3章の終わりに、「とはいえ内定を取るための裏技もあるんでしょう!?」と気になっている読者に、何点かの特別事項を示して結びとする。いわゆるコネというやつだ。

ここでは、合法的コネ採用試験の前に自分アピールする方法)について2つの観点により説明する。非合法なやり方は示さない。

1.官公庁主催するイベントに参加する

 これが一番手っ取り早いうえに、やる気をアピールできる。ここでは、あなた学生もしくは若年層だとする。

 官公庁はあまりインターンシップをやらないし、やったとしても狭き門だ。しかし、一般向けのイベントであれば、ちょっとのやる気で意欲を示すことが可能だ。〇〇美術展や〇〇スポーツ大会、〇〇コンペなど、誰でもエントリーできる行事に参加してみるのだ。何年も参加していれば、幹部クラス職員に顔や名前を覚えてもらえる。

 ここでは3つ、前例を示す。

①.

K市の美術展で中学生の頃から入賞し、高校生の時には全国レベルの賞をもらった子がいた。その子面接官を務めたのは、当時の美術展の所管課において責任者を勤めていた人物だった。その子は3種類の面接試験を危うげなくパスし、内定を獲得した。面接官いわく、「エントリーシートを見た時点で入庁してほしい」と感じていたとのこと。

②.

成人式新成人代表で祝いの詞を述べた子。その子は、K市の広報誌の募集を読んで新成人代表への挑戦の意を表した。祝いの詞を自分で考え、成人式ステージで発表を行った。その子は、翌年採用試験を受けたが、残念ながら不合格だった。おそらくだが、祝いの詞の最後に、「将来はK市の職員になりたいです!」と言ってしまったため、自意識過剰であると捉えられた可能性がある。惜しいパターンだ。

③.

子ども議会で将来のK市についての政策提言をまとめた子。当時は中学3年生だった。それが大学卒業する段になって、K市へのUターン就職を決意し、採用試験を受けた。その子政策提言を発表した時に議場にいた職員らが、面接を受けた時には上級の職へと昇進していた。そのうち1人が、当日記の序盤で登場した副市長だった。その子は最終面接で最高の評点を与えられ、晴れて主席内定者となった。ただ残念なことに、その子内定を辞退した。その人に内定を出した時の副市長の嬉しそうな顔と、また反対に落胆した顔は今でも忘れられない。

2.親族地元関係者を利用する

 これが広義のコネだ。一般の人が想像やすい形だろう。人事への働きかけができる人間自分を推薦し、点数を底上げしてもらうのだ。これは、ある程度選ばれた人しか使うことができない。

 ところで、世間的には極端なイメージでもって、こうしたコネ縁故)が語られることが多い。まずは、昭和から平成初期までに行われていた伝統的なコネ採用について説明する。

(以下、説明

昭和時代にこうした採用が行われていたのは、公務業界人手不足だったからだ。K市の昭和60年頃の採用試験倍率は、2.5倍程度である。最低でも10倍はほしいところだ。あまりに倍率が低すぎてロクな人材がやってこない。そんな状況の中、冒頭で述べたA夫さんのような人が多く採用されていた。

当時の地方公務員特に市役所)は、『民間企業で稼ぐ力や意欲のない、覇気のない人間がなるもの』とされていた。今でこそ、上場企業の平均年収地方公共団体の平均年収という関係が成り立っているが、当時は上場企業の方が明らかに高かった。私の記憶では、当時は年収ベースで1~2割程度は上場企業が上回っていた。え、なに? 私の年齢? フミコフミオ氏と同じ年だ……。一応、家内もいる。社会福祉協議会に勤めていて、ひたむきな性格の優しい人だ。

話を戻そう。そんな状況だったので、昭和時代幹部職員は、役場内の優れた職員の子どもや、地元有力者の子弟や、町内会長の紹介など、使える手はすべて使って優秀な人材を確保しようとした。コネ採用は当時も違法行為だったけれども、時代が許していた。

それがバブル崩壊の数年後を機に、公務員人気が高まるにつれて違法行為様相が強くなった。コネ採用が判明した一部の自治体は、首長などの幹部職員引退検察起訴に追い込まれるようになった。K市においては、1995年頃を境として、それまでとは比べ物にならないレベル人材(一流大卒民間経験5年以上など)を採用できるようになった。

説明終わり)

 とあるAさんが、いま在住している自治体職員になりたくて、かつ上の条件を満たしている(親が優れた職員である地元有力者に知り合いがいるなど。以下まとめて『有力者』とする)のであれば、以下の手順を満たすことで、法を犯すことな自分アピールできる。

[ステップ1]

 Aさんが『有力者』に対し、自分を市の幹部に紹介してもらえないか尋ねてみる。

[ステップ2]

 Aさん側の『有力者』が、採用試験責任者(または特別職)と会談する。「あの人とこういう繋がりの〇〇さんという人が、今度採用試験を受けます」と連絡する。相手方は、「ほう、そうなんですね」と反応する。これでステップ2は終わりだ。

 ※これ以上は発言するべきではない。例えば選挙に出たい人がいたとして、告示期間前であれば、「〇〇選に出馬します!」と宣言するだけなら公職選挙法的にセーフとされているだろう。それに似ている。

[ステップ3]

 ここからは時と場合による。文書に残さない形で協議を重ねることもあるし、協議自体が行われないこともある。なんというか、こういう形の行為というのは「空気感である

 コネ採用を行ってはならない――という考えは、幹部職員特別職の間でも共通見解である。ここまでリスクとリターンが嚙み合わない行為はない。表沙汰になった時点で、どんなに偉い人間でも職を辞さねばならない。検察への起訴もセットだ。

 後は、Aさんが筆記試験足切りにならない程度の点数を取ればよい。採用試験責任者がAさんに配慮してかせずか、そういう結果になるように面接試験のセッティングを行う。以上だ。

[さら追記]

 身も蓋もないことを言う。地元有力者の子弟は、こんなことをしなくても普通に採用される。当人能力人格レベルが素で高いことが多いし、事前情報がなくてもわかるのだ。外見に、苗字出身地、その他履歴書の内容だけで「あの〇〇さんの子どもか血縁者だな」と。苗字が珍しいことが多い。

 市役所採用試験であれば、能力よりも人格や人柄を見る。私が面接官を行っていた〇年間において、最終合格者の筆記試験最低点は35/100だ。35点しか取れなくても、一次試験面接で5段階中の4がつけば無条件で二次試験に到達できる。理論上は0点でも通過可能だ。さすがに二次試験で落ちるだろうが……。少なくとも、K市の採用試験はそういうルール運用していた。

 ちなみに、35点の子は笑った顔が素敵だった。話し方はふんわりとしていて、それでいて長すぎず短すぎず、話の内容も伝わりやすかった。こちらの質問意図理解している。性格適性検査の結果も正直者と出ていた(あれは信用できる。統計学の力は偉大だ)。市長も、副市長も、かくいう私も、あの笑顔ノックアウトされてしまった口だ。今思い出してもあれはずるい。

https://anond.hatelabo.jp/20211231220524

問題職員の正しい辞めさせ方 8/10

第三章 地方自治体はどんな職員がほしいのか

最後の章になる。

地方自治体はどんな人を欲しているのか、及びどんな人が職員として通用するのかしないのか、それらを説明して終わりにする。

とはいえ、もう4万字を超えそうだ。ここまで読んだ貴方は忍耐力を持っている。地方公務員に適合した人材である可能性濃厚である

キャリア棚卸しにしては壮大になりすぎた感がある。まずは、先達の書いた日記ひとつ紹介して記述量のショートカットを図る。

地方公務員を目指すはてな民面接突破法を教えたい

https://anond.hatelabo.jp/20200923212241

この日記を書く前に、はてな匿名ダイアリーで見つけた日記ひとつだ。短く簡潔にまとまっている。内容も概ね正しいと感じる。明白な誤りはない。単純に面接突破したい人間はこれを見るといいだろう。惜しむらくは、上の日記を書いた人は公務員試験面接官ではない。

せっかくの機会だ。民間時代を含めると十年以上に渡って面接官を務めた者として、採用可能性が高い人材の傾向を三箇条として述べてみたい。その後、面接評価表にはないポジティブチェック・ネガティブチェックの一部を示そうと思う。



面接評価点が高くなる受験者のパターン三箇条

1.地元出身である

 モデルケースを挙げる。採用試験を受けようとする市町村で生まれ、小中高をそこで過ごし、進学や就職を機に都会に出たけれども、また地元に戻って働こうとする受験者がいたとする。

 はっきり言おう。満点に近い。もうその時点で、「面接評価では4を取ってください! お願いします!!」と面接官に期待の眼差しで見られている。K市ではそうだった。というのも、そこまで地元愛のある若者ほとんどいないからだ。

 覚えておられるだろうか。当時のK市の人事行政問題点ひとつに若手職員離職率があった。3年以内離職率が3割超えという高い数値の原因のひとつが、『他市町出身』の職員数の多さにあった。

 採用試験を受けるまでの人生で、K市と接点のあった受験者があまりに少なかった。原因はシンプルであり、県庁政令市特別区の滑り止めで受ける人間が多かったことによる。みんな現役で地方公務員になりたいので、第一志望に落ちた後もなりふり構わず受けまくるのだ。採用された後も、第一志望の自治体に入るために勉強を続ける。いわば仮面浪人だ。

 「何をもって他市町出身なのか?」を定義するのは困難である。ここでは30才以下の職員について、市外在住率(K市に住んでいない者の割合)が『他市町出身』の代替指標として機能するとしよう。さて、K市の市外在住率はどの程度だったと思う?

 正解は……30才以下の若手職員のうち、8割がK市に住んでいなかった。私が辞める年には7割を切るところまで改善されていた。新人職員居住地をK市に選ぶ割合が増えたことによる。改善のミソは、採用試験評価されやすポイントを変えたからだ。後述。

 これはひどいな、と当時の私は思った。素人考えでもわかる。市外在住率が高すぎる。もし災害が起きたらどうなる? 全員すぐに集合できるのだろうか?

 すべての年代になると、市外在住率は約5割になる。K市の近くにある政令市などが魅力的なのもあるが、市町村合併でK市に編入された先の市町村職員が、「もう義理を果たす必要はない」とばかり、こぞって自分が住みたい町に移住していく事情もある。全国的に見ても人が多い地方であるため、魅力的な市区町村が多いのだ。

 では、上の『後述』の内容について。私が総務部長に提案したのは、「K市を愛することのできる人間採用する」というものだ。試験を受ける時点ではK市が好きじゃなくていい。K市出身でなくてもいい。入庁した後にK市を好きになることができる、そういう素地のある人に高い評価をつけるようにした。

 申し訳ないが、具体的な内容は部外秘とさせてもらう。公開すると、ネット検索によってK市がわかってしま可能性があるからだ。ご了承願いたい。

2.人格的な態度(特に協調性

 社会人として一番大事なことは何かと問われれば、30代前半までの私であれば、『実力』又は『正しい過程で正しい成果を出し続けること』と答えるだろう。

 今の私であれば、『尊敬によって他者との繋がりを保ち続けること』と答える。これが社会人使用者労働者も)にとって一番大事事柄であり、能力でもある。これは、Think CIVILITY 「礼儀正しさ」こそ最強の生存戦略である(Amazonのページに飛びます)といった名著においても明らかにされている。

 このように自分のために何かをしてくれた人に対し、きちんと感謝言葉をかけられる人が果たしてどのくらいいるだろうか。

 あなた人生にもキャディのような役をしてくれる人はいるのではないかあなたが存分に仕事ができるよう、目に見えないところで条件を整えてくれている人、成功のための下地を作ってくれる人、ゴルフバッグのような重荷物を代わりに持ってくれる人、困った時に助けになってくれる人。そんな人たちがいるのではないか

 たとえば会社の中では、誰もがそういう「裏方」の役回りをすることがある。あなた会社は、そんな人たちの貢献に注目し、正しく評価する体制になっているだろうか。あなた自分を日頃から笑顔にしてくれる人に、感謝気持ちを伝えているだろうか。

Think CIVILITY 「礼儀正しさ」こそ最強の生存戦略である(2019/6/28) P.309


 単に協調性というと、「みんな揃って前ならえ」のイメージがある。今の日本社会では、善悪両方の社会的資質と見なされることが多い。

 私が持っている神の辞書によると、協調性とは概ねこんな意味合いになる。

・異なる立場環境利害関係にある者が互いに力を出し合って問題解決すること

 本来はこうである。みんな揃って前ならえ、ではないのだ。仕事は1人ではできない。一般事務職として採用される公務員は、民間企業でいうところの総合職だ。常に誰かに依存し、依存されることで仕事を前に進める。

 だが、自分ひとりで成果を出していると勘違いする者が後を絶たない。空しいことだ。こういった人の残念なところは、その知性の程度にあるのではない。俺だけが、私だけがスゴイ。もっと自分に注目してほしい、といった自己本位的な動機仕事をしていることだ。

 どんな仕事も、社会に生きる人間一人ひとりを幸せにするために存在している。彼らはそのことに気が付かないか、気が付いても自分気持ちばかりを優先する。

 百歩譲って、20代までは良しとする。だが、30代になっても学校勉強部活動で高い成績を上げ、周りに注目されて喜んでいる中高生と同じレベルでは困る。

 あなたは、見知らぬ人に対して敬意をもった行動ができるだろうか。自分と考えの異なる人間尊重できるだろうか。嫌いな人や敵に対しても、悪い感情に心を乗っ取られずに意思の疎通ができるだろうか?

 面接においては、この人格的態度を最も高く評価する。私が市職員になる前からそうだったし、K市の面接官として責任を受け持つようになってからも変わらない。

 話は逸れるが、あなた面接官の経験がある人だったとすると、「この人、面接の時とぜんぜん違う!(もちろん悪い意味で)」みたいなことがあったはずだ。面接で猫をかぶるのが上手い人だ。そういう人を見分けるコツがある。

 印象がいい――これに尽きる。あなたにとって印象がいいし、他の面接官にとっても印象がいい。特に、ハキハキとした明るい話し方。面接官全員にとって好印象だったのなら、その人は危険だ。本当に使える人が面接に来た場合面接官が3人だったとすると、大抵1人は、「うーん……」と頭をかしげることになる。採用判断が下しにくいということだ。

 それが普通だ。みんなにとってイイと感じる人格をもった人間はまずいない。いたとしたら、それは猫をかぶっているか、はたまた聖人のどちらかだ。

 技術職や、職人芸を要する分野で人を雇う場合特に気を付けよう。それに適合した人との面接では、極度に緊張した様子が伝わってくる。身体は縮こまっていて、声はたどたどしく、自己アピールも乏しく、挙動不審――そういった人が最高の素質(タレント)を持っていることがある。

 一流の面接官であれば、誰が試験に来ようと、その人のいいところを最大限に引き出せるよう心がける。履歴書を読み込んで、実際のシミュレーションをし、面接ではよい雰囲気を作るよう心がける。その人が職場に適合している証拠質疑応答によって全力で探すのだ。受験者が喋るのに苦労しているようであれば、なんとかして悪い雰囲気を壊そうとし、その人の考え方や過去の行動を引き出そうとする。

 飲食店などアルバイト採用では、あなた1人で面接担当することもあるだろうが、それでも上記のことに気を付ければハズレを引くことは少ない。印象がいいな、と感じた人に気を付けよう。初対面で印象のいい他人はまずいない。たとえ面接官に嫌われようと、素の自分ちゃんと出す人間採用した方がいい。

 猫をかぶる受験者への具体策としては、面接が始まる前と終わった後の行動をこっそり監視するといい。椅子ちゃんと戻しているか、出入口で人とすれ違う時の仕草や、駐輪場他人自転車ぞんざいに扱ったとか、車の運転危険があるなど、それなりの確率でボロが出る。

3.知的能力

 公務員に限らず、組織で働く人間にとっての血であり肉である。ここでいう知的能力には、知能であるか、知性であるとか、創造性とか言われるものを含む。

 すなわち、数値計算スケジュール段取り、ある規則に従っての並び替えといった正解がある分析的分野から新規事業企画プレゼンテーション、利害を巡っての交渉や調整といった正解(不正解)がいくつもある総合的分野に至るまで、脳を働かせて答えを導き出すありとあらゆる分野を含んでいる。

 官公庁に特徴的な仕事の傾向として、業務の幅の広さ(薄く広く)が挙げられる。特に地方自治体だと、ひとつ役場多種多様仕事を行っている(この機会に、あなたが住んでいる市町村組織図をみてみよう)。民間で例えると、とんでもなく多角化が進んでいることになる。

 数年おきに全く新しい仕事を覚えることになるのだが――その意味の幅の広さだけではない。役場を訪れる人間多種多様だ。男性も、女性も、一般市民も、民間企業も、若者も、中年も、高齢者も、子どもも、障がい者も、何らかの病気にかかった人も、とにかくいろんな人が来る。

 それらすべてに対応問題解決)しようと思うと、まずはその職員が賢くないと無理だ。これは、市役所現場で働いたことのない私でも確信できる事実だ。傍から見ていてわかる。

 礼節や態度は大事だ。植物であれば、花弁果実など目に見える部分がこれにあたる。それらを支える意味必要なのが枝であり、幹であり、根であるもっと細かく見ると、細胞質や葉緑体や核ということになる。職業人でいえば、脳というOSがこれに当たる。

 このOSが大したことのない物だと、いかに素晴らしい性格気質を具えていても結果を出し続けることは難しい。正しい答えや行動を相手に示すことができないからだ。市職員が、受付窓口で手早く計算をしたり、各種申請書の書き方の指導ができないと、市民企業が何度も窓口に来たり、無駄申請費用を払う羽目になる。

 スポーツだと、柔道における心技体がわかりやすい。ある一流の選手がいたとして、その人の精神がどれだけ優れていても、技術が優れていても――風邪で高熱がある、骨や靭帯に損傷がある、五感の一部が機能しないといった事情が生じると、たちまち三流以下の実力になる。

 多くの人は錯覚している。例えば、どんなスポーツでも面白い試合というのは――両者ともに拮抗している。心技体のうち、技と体が同じくらいのプロ選手がいたとする。となると、勝負を分けるのは必然的に『心』となる。

 実力伯仲の者同士、わずかな差で勝負が決まれば当然盛り上がる。それが、スポーツで一番大事ものが心→技→体の順番と皆に思われる最大の理由だ。

 官公庁筆記試験を必ず行う理由がここにある。現在公務員業界では、筆記試験性格適性検査を含む)の作成リクルートなど民間会社委託する方向で進んでいるが、今後何年が経過しようと、筆記試験自体廃止されることはないだろう。組織人として働く上での血肉であるところの、知的能力客観的に測定できる唯一の機会だからだ。

https://anond.hatelabo.jp/20211231220523

貴社のテレワークに最適なVDI 代替の選定ガイド

VDI(仮想デスクトップ代替ソリューションの分類や、それぞれの仕組み、検討ポイントなどを解説する本連

載「テレワーク時代Web 分離入門」。 第1 回、第2 回でテレワークWeb 分離の方式の特徴を解説しました。

最終回となる今回は、方式レベルでの選定方法を紹介します。

今回のゴール

用途観点で各方式を分類すると下図のようになりますが、どんな組織にも共通する「おススメの方式」はあ

りません。

(出典:ネットワンシステムズ

今回は、読者の皆さんが自組織マッチする方式を選定できる状態をゴールとして、「結局、 どれを選べばいい

のか」という疑問に回答します。

フローチャートで分かる、

貴社のテレワークに最適なVDI 代替の選定ガイド

VDI 代替ソリューションの分類や、それぞれの仕組み、検討ポイントなどを解説する連載。最

終回は、VDI 代替ソリューション方式選定における 4 つのポイント解説して、各方式を比

します。

(2021 年03 月04 日)

26 →目次に戻る

4 つのポイント

これまで多くのユーザーと会話してきた経験から、おおよそのケースで次の4 つのポイント論点が集約されます

1. ブラウザだけで業務が完結するかどうか

2. データを処理するマシンローカルマシン大丈夫かどうか

3. データを処理するマシン物理PC大丈夫かどうか

4. 実行環境が分離されている必要があるかどうか

これらを基に、方式選定に使えるフローチャートを作ってみました。

(出典:ネットワンシステムズ

ポイント 1】ブラウザだけで業務が完結するかどうか

ブラウジングだけを安全に実行できればよいのか、それともブラウザ以外のアプリ安全に利用させたいのか」

という業務特性に関わる要件です。

テレワーク用途では、前者でよければセキュアブラウザ方式に、後者でよければそれ以外の方式にふるい分け

できますWeb 分離用途では、前者が仮想ブラウザ方式後者がそれ以外の方式となります

27 →目次に戻る

ポイント 2】データを処理するマシンローカルマシン大丈夫かどうか

次に、「 情報漏えい対策をどこまで強固なものにしたいか」という観点での要件です。

プログラムの実行環境が手元のPC となる場合データも手元のPC に保存されます。つまり、手元のPC

まれ場合、保存されているデータも盗まれしまます

ディスク暗号化している、生体認証有効にしている、だから大丈夫」と言い切れるならいいかもしれません

が、「技術進歩によって将来的に突破されるかもしれない」といった懸念払拭(ふっしょく)できない場合、仮

デスクトップ方式リモートデスクトップ方式のように、遠隔にあるマシン上で作業できる仕組みを導入する必

要があります

その一方、将来の懸念よりも、例えばコストなど別の部分を重視したい場合は、会社PC 持ち帰り方式VPN

方式)やアプリラッピング方式マッチするでしょう。

なお一般的に、リモートデスクトップ方式VPN 方式テレワーク用途のみで導入されますが、仮想 デスクトッ

方式アプリラッピング方式は、テレワークWeb 分離、どちらの用途にも利用できます

ポイント 3】データを処理するマシン物理PC大丈夫かどうか

ポイント 2】で「遠隔にあるマシン上で作業させたい」となった場合は、3 番目の検討事項として、業務継続

性を考えるとよいでしょう。

リモートデスクトップ方式場合、社内の自席にPC物理的に存在することが前提です。そのため、自席 PC

故障したときに「何もできない」状況になります

一方、仮想デスクトップ方式場合マシン仮想化されており、多くの環境において仮想マシン動作してい

サーバ群はn +1 などの方式冗長化されています。そのため、非常に強い障害耐性があります

障害耐性を高めたい場合は、仮想デスクトップ方式ベストです。業務が停止するなどのリスク運用でカバー

できる場合は、リモートデスクトップ方式を選ぶことになるでしょう。

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ポイント 4】実行環境が分離されている必要があるかどうか

ポイント 2】で「手元のマシン上で作業させてもOK」となった場合、3 番目の検討事項として、再度情報

えい対策について考えます。【 ポイント 2】では、PC ごとデータが盗まれしまった場合を想定しましたが、ここ

ではプログラムの実行そのものに対するリスク検討します。

手元のPCプログラムを実行するということは、つまり「端末の脆弱(ぜいじゃく)性を突いたゼロデイ攻撃

を受けるリスク存在する」ことです。脆弱性を突いた攻撃を受けると、多くの場合情報を抜き取られてしま

ます

従って、例えば VPN 方式を導入する場合、「EDR(Endpoint Detection and Response)で脆弱攻撃

策を実装する」「端末のロックダウン化によってデータを保存させない」「実行できるプログラム制限する」「屋

外の公衆Wi-Fi を利用できないように制限する」「多要素認証を導入する」などの対策を併せて導入する必要

あります

このような徹底した対策継続して運用できる組織に限っては VPN 方式有効選択肢ですが、筆者としては

安易VPN 方式の導入を推奨することはできません。

VPN 方式安価かつ容易に導入できるので、昨今のテレワーク需要高まる状況では、多くの組織上記のよ

うな徹底した対策を取らずに導入してしまったと思います。取 り急ぎの暫定処置としてVPN 方式を導入してしま

場合は、これを機に腰を据えて見直してみてはいかがでしょうか。

• 参考リンク日本経済新聞「在宅時代落とし穴 国内38 社がVPN不正接続被害

また、国内に限った話ではありませんが、Verizon Communications のレポートによると、やはりVPN トラ

フィックが増加傾向にあるようです。VPN 方式の普及に伴って、悪意ある攻撃者による被害数も増加すると思い

ます

• 参考リンク:Verizon Communications「Verizon Network Report」

29 →目次に戻る

それぞれの方式比較

ここまで、要件ベースとした考え方を記載しました。選定すべき方式が大まかに見えてきたところで、ここか

らはそれぞれの方式を横に並べて、共通の項目に沿って比較します。

この比較によって、方式選定の次のステップとなる製品選定において「見落としがちな落とし穴を見つけて対策

を考える」といった検討を具体的に進めることができると思います

以降の表の見方説明しておきます。緑塗りのセルポジティブな内容、赤塗りのセルネガティブな内容、黄

塗りのセルはどちらともいえない内容です。また、それぞれの表の下部には、主に赤塗りのセルに関する特記事項

記載しています

なお単純に、緑塗りセルの多い方式が優れているわけではありません。対象業務の内容やコスト運用体制、セ

キュリティ業務継続性など、いろいろな観点からトレードオフ方式を選定することになります

できる作業

(出典:ネットワンシステムズ

仮想ブラウザ方式とセキュアブラウザ方式では、例えばファイルサーバ操作といった、ブラウザ以外のアプリ

は使えません。多くの場合Windows統合認証など Windows依存する機能も利用でません。

また、印刷に関しても確認必要です。製品ごとにサポート内容に差が出るポイントなので、方式選定の次の

ステップとなる製品選定の段階で確認した方がよいでしょう。

30 →目次に戻る

コスト

(出典:ネットワンシステムズ

会社PC 持ち帰り方式VPN 方式)とリモートデスクトップ方式は、端末のアップデート故障時の交換など、

端末台数が増えるに従って、それに対応できる人員数を確保する必要があるので、運用コストが増大する傾向に

あります

その半面、仮想デスクトップ方式は初期コストが高額ですが、メンテナンス対象マスター OS のみであり、仮

マシンを一気に展開できるので、運用員の集約化が可能です。

VDI の運用ナレッジ豊富SIer に依頼することで、作業内容の質を落とさずにコスト圧縮できる効果が期

待されます

運用

(出典:ネットワンシステムズ

仮想ブラウザ方式アプリラッピング方式、セキュアブラウザ方式は、「 Web ページが正常に表示されるかどう

か」などの動作確認を、あらかじめ実環境実施しておく必要があります。この動作確認は、運用フェーズにおい

ても継続する必要があります

また、特に仮想ブラウザ方式は、「 ブラウザタブを開き過ぎるとサーバ基盤の負荷が高騰して Web ページの閲

覧速度が急激に低下する」といったサイジング関連のトラブルが発生しやすくなります

31 →目次に戻る

セキュリティ

(出典:ネットワンシステムズ

マルウェア対策については、会社 PC 持ち帰り方式VPN 方式)やリモートデスクトップ方式仮想デスクトッ

方式は、EDRアンチウイルスソフトの導入などが別途必要です。一方、仮想ブラウザ方式アプリラッピン

方式、セキュアブラウザ方式は、「 利用終了後に環境ごとデータを削除する」「 exe 形式ファイルの実行を禁

止する」などの機能を標準で実装しています

重要情報の盗聴については、リモートデスクトップ方式仮想デスクトップ方式仮想ブラウザ方式(画面転送

型)は、画面転送型なので、暗号化通信が仮に復号されたとしても、実データが盗聴されることはないという強

みがあります

最後に、不正アクセスについては、多要素認証システムと組み合わせるなどの対策がどの方式でも必要です。

ログインに関わる操作が増えることで利便性は低下しますが、昨今の状況を鑑みると、多要素認証の導入は必須

といえます

おわりに

これで 3 回にわたる連載は終了です。いかがだったでしょうか。

セキュリティ利便性トレードオフ関係にありますが、筆者は「仮想デスクトップ方式」と「仮想ブラウザ

方式」がバランスの良い方式だと思います

仮想デスクトップ方式仮想ブラウザ方式は、「 導入によってセキュリティレベルを大きく低下させることはな

い」という点が最大のポイントです。その上で、仮想デスクトップ方式には「従来のクライアント OS と同じよう

に利用できる」という汎用(はんよう)性の高さがあり、これが他の方式より優位な点となっています。一方、仮

ブラウザ方式は、用途限定されるものの、ユーザーにとっては利便性が高く、初期コスト観点では仮想デス

トップよりも導入しやすいので、Web 分離の第一候補になってくると考えます

2021-12-30

anond:20211230125256

ポジティブであることはいいことだと思う。普段何考えてるかって顔に出てくるからな。

anond:20211230092932

可愛らしいビール腹のおじさんは、なんだかんだ前向きに生きてそうなので、ポジティブで決定

2021-12-27

とあるスタートアップが終わる時 (7)

前回: https://anond.hatelabo.jp/20211226023139

このスタートアップで働いていくつか分かった事がある

一つ目は10年来の親友でも結構簡単関係は壊れるということ(CTO, CEOみたいに)

二つ目モチベが低い状態スタートアップ最初期に参加するのはよくない

残業上等、労基法?なにそれみたいな雰囲気なのでつらいだけ

三つ目はちゃんとしたビジョンを描けてない状態物事をすすめるのはダメだということ

目標目的も分からないプロジェクトは全部ダメ

四つ目はスーパーエンジニアだと言って、何でもできると妄信しないこと

ネット有名人=仕事ができるとは限らない

とまあ色々教訓にはなった

疲れたけど

振り返ってみると

全体的にみんなノリだけだった気がする

VCもノリで金をだして

プロダクトもノリ

採用もノリ

何もかもが茶番だった

意識高いことだけ言って、何一つまともに出来なかったそんな印象

数億のお金を使った仕事ごっこ

今でもGoogle photosに当時の写真が入ってて少し悲しい気持ちになる

ちなみにGoogle検索すると当時のインタビュー記事とか取材記事とか出てくるけど、

取材してる人も話してる人も全員理解してないのにそれっぽい記事になってて吹きそうになる

後日談

CEOCTOは違う会社取締役をやってて、また懲りもせずメディア取材意識高い事を言っていた

なんか、「このプロジェクト実証実験で想定通りの結果が出せた」みたいな事がプロフィール欄に書かれててどんだけポジティブなんだよって思った

Kさんについては連絡先を交換してないし、SNSをやってないみたいなので何をやってるか知らない

Gihtub見る限りなんかコード書いてるんだろうけど、話してはいない

当時は下に見ていた事もあって失礼な態度を取ってしまった

バツが悪くて連絡先知ってても話しかけなかったとは思う

次回: https://anond.hatelabo.jp/20211227234304

2021-12-24

無能だけど解雇はされないし開き直れもしない

無能なので仕事マジでできなくて怒られまくってる

どうせ解雇されるほどではないし聞き流してればいいんだろうけど開き直れるほどポジティブではないので毎日がつらい

2021-12-22

自殺に関する増田がわさっと増えたので流行りに乗る、じゃないけど書き散らしておこうかなと。

自分自殺を試みるとこまで行かなかったし、ふいに糸が切れたみたいに車道線路に吸い寄せられたりしたこともない。

一言目にため息、二言目に死にたいって言い続けていたしスマホ履歴は全部死ぬ方法だった。スマホ触って死に方調べる元気はあったんだよな。フシギダネ

元々ポジティブの塊とかコミュ力お化けとか呼ばれるようなタイプ人間だったせいもあってあまりの変わりように知人に泣かれた。自殺してなくても泣いてくれる他人ているんだなーと超他人事で、申し訳ないとか嬉しいとかじゃなく、どうでもよかった。ぼんやりしてた。

薬はポチポチゲーと一緒。安定剤とか意味あったのかいまだにわからないけど一応毎日飲んでたからマシだった可能性はある。飲むのやめたりODしだすと吸い寄せられたりするのかもね。

そういうのが続いてたのがある日、「なんで死にたいって思ったんだろう」って急に、なんだろう、目が覚めた、みたいな。徐々に回復とかじゃなく、急に。やたら目覚めのいい日あるでしょ?あれ。

から打開策なんかないんだと思う。よばれれば死ぬし、急に死ぬし、急にやめるし、急にはっとする。タイミングと運が全てだと思う。私は生きる方向に来ただけ。それが良かったかどうかは知らない。

去年の某俳優と某女優ときも「ああこの人らは死ぬ方向にタイミングが働いたんだな」と思ったよ。

こっちはこっちで勝手に悲しむから、本人たち楽になってたらいいんだけどね。

2021-12-21

TBSラジオ アシタノカレッジ金曜日 2021/12/17

ラジオ終了後、YouTube配信での「アフタートーク」コーナーの中の話題

https://youtu.be/wXMbV9qTftM?t=7654

TBSラジオ澤田大樹記者(澤):続きまして省庁の名前お話を。今週ある省庁の名前話題になったんですけど、それがこども庁ということで…

パーソナリティ武田砂鉄(武):ああ、そうこれよくわからなかったというか、何なんですか。

澤:そもそもこども庁ってなんだったんだって話なんですけど、自民党の若手有志議員の中でチルドレンファーストの子供の行政のあり方勉強会というのが立ち上がってたんですね。これ去年とか一昨年だと思うんですけど、山田太郎議員と自見はなこ参院議員と、お二人とも参院議員なんですけど、が中心となって提言を纏めて菅総理に渡したんですよ。ということで、それきっかけに子供社会の真ん中に位置づけていくということをコンセプトとした新しい省庁を作ろうと。今子供に関する行政って結構いくつかに別れていて、例えば学校とかだと文科省とか保育園とかだと厚労省になったりとかという感じで内閣府もやっているんですよね子育てのやつ。で、男女共同参画とか少子化とか担当内閣府にいるんで、ということで省庁が跨いでいるんでそれを一本化してやりましょうということのために子供庁を作ろうという話が出ていましたと。で、総理大臣の直轄機関として強い司令塔を目指して作られているということなんですね。そこに名称最初は「こども家庭庁」にしようとか色々名称があったんですけど(仮)で「こども家庭庁」だったんですよその時は。

武:カッコこども家庭庁。

澤:(仮)だったんだけども、勉強会の中で呼んだ虐待サバイバー風間さん。昨日アシタノカレッジにもご出演されたと思うんですけど…

https://www.youtube.com/watch?v=TB_ghXNq-jk

武:あー、はいはいはい

澤:あの方がヒアリングの中で家庭は地獄であるというような発言があって、その中で子どもも読めるひらがなの「こども庁」にしようと、家庭というのは敢えて抜こうと。

武:つまり、その子供のことを考えるのであって、家庭がどうあるべきかではなくて子供権利とか生活とかということを重視するから家庭は要らないんじゃないかと。

澤:そう施設で生きている人、施設育ちの子たちも沢山居るし…

武:そりゃそうだ。

澤:家庭が必ずしも安住の場じゃない子たちも多数いる…

武:そりゃ沢山いる。

澤:虐待認知件数だって数十万件とかってあるわけなんで、考えるとそういう家庭も多いということでひらがな「こども」にすればいいじゃないかという事で「こども庁」という風にしていたんですね、そのチームが。で、政府もそういう風にしていこうという動きがあったんだけれども、今週になって自民党に図られた文章では名称が「こども家庭庁」に変わっていたと。

武:なんでよ、ねえ。何でだこれ。

澤:で、その自民党会議座長を務めた加藤勝信さん。

武:加藤勝信さん久しぶりじゃない。

澤:官房長官ですけど、元官房長官子供そもそも家庭を基盤として成長する存在だということ、家庭における子育てをしっかり支えるということは子供の健やかな成長を保証するために必要不可欠だろう。という風に話しましてこども家庭庁にしたんですと。

武:でもそれは今澤田さんの言っていたどんな子供も全員が全員家庭というものをね、ポジティブものとして持っているじゃないということと逆行してませんこれ。

澤:そうなんですよ。で、今日の今週の会議の中では「こども家庭庁」にしていただきありがとうございました。との声が上がった一方で、家庭を持っておられないお子さんも居られるし、あるいは家庭というものに辛い記憶を持っているお子さんもいらっしゃる。というような否定的意見複数出た…

武:はいはいはい

澤:ということですね、ただ結果的には座長らに一任ということで「こども家庭庁」で一任されたと。で、この「こども家庭庁」も会議の中でいくつか決められていて幼保一体化、要するに幼稚園文科省保育園厚労省ということで就学前教育も別れている、そこを一本化するために文科省とこども家庭庁が協力していきましょうということとかですね、あとはこの組織自体2023年中の早いうちに発足しましょうという事が了承されたということですね。ただ終わった後にやっぱり名称問題は尾を引いていて、自民党最初のこの組織を作ろうということで立ち上げた自見はなこ参院議員は、子供の居場所はもちろん家庭にあるけれども、家庭だけではなくて教育現場や学校、あるいは地域にもあると、だからもう家庭というのを入れるのはおかしいんじゃないかという事を言っているわけですね。一方、山谷えり子国家公安委員長ですけれども、家庭が入って良かったという風に思っていますと、様々な困難を抱えた家庭があるのは事実ですけれども、やはり家庭的な繋がりという中で子供というのは本当に子供を真ん中で育っていくと思います。と。

武:またそういう家庭を…

澤:家庭だと。

武:家庭を重視してますね。むしろこういう子供について考えると、子供環境を用意すると考えるときに真っ先に考えるべきは大変な思いをしている子供

澤:当事者ですね。

武:ということを考えた時にこの家庭というものを省庁の名前に入れて、この山谷さんがやっぱり家庭的なつながりという中で子供を真ん中にしないと、という風な言い方というのはなんかこう入り口からかなり限定しちゃってますよね。

澤:そうなんですよ。で、変わった理由として一部報道では党内の保守派配慮と。

武:出た、いつもこれじゃないこれ。

澤:会議用のブリーフでは参加議員から保守派リベラル派とかそういう線引ではないと否定するコメントもあったんですが。ところが、12月8日先週ですね、自民党本部で開催された青少年健全育成推進調査会という会議があって、そこに党内保守派教育分野のブレーンである高橋史朗さんという麗澤大の教授が講演できたと。

武:はいはいはいはいはい

澤:そこでこども庁をこども家庭庁に改めるべきだと強く主張したと。その終わった後の最後挨拶山谷えり子議員もこの点を強調したと。

武:こども庁じゃなくてこども家庭庁じゃなきゃダメだと。

澤:ちなみに、後の取材で今週行われた会合の中でこども家庭庁というのを主張したのはこの山谷議員衛藤晟一参院議員と、このお二人もよくこの手のだと…

武:ほー、よくこの手だと…

澤:選択夫婦別姓とかでも同じ人が出てきたり、同性婚の…

武:まあ、LGBT推進、とかでも…

武:理解増進法の時にも出てきたと。

武:同じ名前じゃない、この本当に一部の保守派配慮し続けている訳じゃない。

澤:ただ、保守寄りの人たちが一枚岩かというとそうでもなかったようで、保守寄りとも言われる小野田紀美参院議員という方がいらっしゃるんですけれども、この人も綺麗な世界しか知らない方々が思う理想像絶対に叶う物なんだという前提思考現実に起こっている様々な問題リアルに向き合えなかった原因でもあると…

武:なるほど。

澤:私もこども庁にすべきと考えますツイートしていると。 割と保守寄りとされている議員もいやおかしいという風に言っている。私の取材した元閣僚保守派とされている議員もこの勉強会そもそも勉強会虐待サバイバー、多分風間さんの話だと思うんですけど、家庭は地獄という話を聞いたのでこども庁を主張する人の言い分も理解できるという風に言っていて、本当に多分保守派とされる人の一部が反対している。

武:もう本当に保守派オブ保守派というか何か本当に一部の人たちが、だって別にこれどう考えても今例示してくれた小野田議員とかの言い方がそりゃそうだよって言い方だよね。

澤:高知東生さんもすごい反対していましたよねツイッターで。自分にとっては家庭はそういう場所ではなかったという風に言っていて。

武:いやでもほら、よくこういう時に持ち出される2012年か13年の自民党改憲草案家族は互いに助け合わなければならないっていう、何その強制性はってみたいな事は言われる事はありましたけど、ちょっとそれに近づけようとする人たちがごく一部に残っているという事になりますよね。

澤:ただ、なんですけど、こども家庭庁という名称自体はこの自民党の一部保守派けが使っていたわけでは実はなくて公明党も主張、立憲民主党もこども家庭省という省になってますけど…

武:庁じゃなくて省。

澤:はい、その名称を使ったワーキングチームを作っていて、むしろこっちの方が大勢だったと言えなくもない。ただ、だからその言葉をどういう意味で使っているかっていう事が問題なわけですよね。

澤:そうですね、はい。なので保守派の人たちも野党もこども家庭って使ってたじゃんって。

武:そっか、でそれでブーメランwwみたいな事を言うのかねみんな。

澤:んー、どうなんですかね。まあ野党側はここはあんまり何も今の所言っていないので、どうなったのかなという所は分からないんですが、まあ、こんな動きがありましたと。あとは中身が本当にどうなっていくか。

武:そうですよね。

澤:本当に家庭および家族が中心なんですっていう話になるんだと、子供真ん中なのそれは?って話にはなっていきますよね。

武:でもあるべき家族像とかね、あるべき子供とか結婚どうするかみたいな事で議論になる時にニュースカギカッコ付きで「党内保守派配慮」って報じられるといつも同じ人たちが出てくるわけじゃないですか、その限られた人達にこの僕ら個人生活選択肢みたいなものを狭められているという風に考えると、何でその達に配慮しなくちゃいけないのかって思いますけどね。何でずっと出てくるんでしょうねそういう人たちはね。

澤:まあ、票を持っているとか…例えばですけどね、そういう事なんですかね。多くの支持を得ているということなんでしょう。

武:なるほど。一週間色々あるなこりゃ。

2021-12-20

anond:20211220141607

ポジティブがどういう意味かによる

みんなそこそこネガティブだし普通

日本みたいに上から採点されて比較されて貶されて大人の言う事を聞けって言われないので、周囲の規範に黙って口答えせず文句わず従う軍隊みたいなマインドはない

2021-12-18

パワハラおじさんより、クソババアのほうが有害

女性リーダーの、クソババア比率やばい

物事好き嫌い判断する

・気に入らないとすぐクレーム感情的になると、全く論理的な話ができない

・表向きは良いことを言っていながら、実は裏で文句ばかり

思い込みが激しい。順序立てて説明しても聞いて無い

・間違いを認めない。人のせいにする

・しっかり説明しないくせに、意図を汲み取ってないと突然キレ出す

・そのくせ、コミュニケーションが大切、などとのたまう

個人事業主としてこれまで一緒に仕事をしたクライアントの中で、

女性リーダー比率は数%だが、

上記のような理由案件破綻たか、もしくはお断りしたのがそのうち1/3を超える。

ちなみに男性リーダーとの案件破綻した例はほぼ無い。

女性起業家女性社長女性弁護士女性政治家女性保育園長。クソだらけ。

もちろん女性全員がそうでは無いとはわかってるが、あまりにクソ比率が高すぎて、

もう女性リーダーってだけで、トラウマ

もっと女性活躍する社会を、なんて聞くと寒気がする。

絶対男性社会より殺伐とした、気持ち悪い世の中になる。

男性優位社会って、あいつらをうまくコントロールして社会を安定させるために必然だったんじゃないか

そんな経験を繰り返すうちに、若くてかわいい子を見ても、

確率で将来はあんなふうに醜くなっちゃうのかな、と思うと手を出す気にもならなくなった。

こんな俺がポジティブ婚活を再開する気になるには、どうしたらいいか教えて下さい。

anond:20211218105606

ゴミゴミ溜めを作ってゴミ溜めに集まるなら願ったりなのに何言ってんの

おっさん”という属性強者(やポジティブもの)とみなす弱者(やネガティブもの)とみなすか主張の中で一貫してないね

2021-12-14

クソつまらねえニュースしかない

朝っぱらからさ〇じん事件ニュースなんて見たくねえよ

それを見たことでどんなメリット国民にあるんだ?

概要だけ報道して治安向上を伝えるだけにとどめるべきだろ。

犯罪者の生い立ちとか見て、何を学べるというんだ?

人類プラスにならないことは報道しないで、もっとポジティブなことを報道しろ

2021-12-13

anond:20211213223001

ちゃんとどっからどこまでボディポジティブ対象なのか切り分けてくれないと

その辺紛らわしいよな

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