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はてなキーワード: ナラティブとは

2023-11-04

anond:20231104170722

エビデンス」がないと駄目ですか? 数値がすくい取れない真理もあるのでは。

事実命題から価値命題は導出できないというやつで、

「Aというエビデンスがあるから自動的にBは真理」

「Xは自分が感得した真理だからエビデンス不要

のどちらも初歩的なカテゴリ錯誤を越えられずに宙に吠えているだけ。

まあしかし前者は「真理」とまで言い切らず「とりあえず蓋然性が高い」くらいに丸めることで簡単に救い出せるが

後者朝日イズムを暗黒面から掬い上げるのは結構難しい。

ナラティブとかフォークロアとかオーラル・ヒストリーみたいなものいかに共有するか?というのは新たなヘイトの源泉にもなる危険プロセスなのだが、そういう分野に携わる人は危険性なんてカケラ理解してないバカ正義バカが多いか

エビデンスを振りかざす行為は分断を生む」なんていう寝言を平気で垂れ流す。

人と人が繋がることは敵対しあう集団を作ることでもあるという逆説が彼らには到底理解できないのだ。

2023-09-10

謎の別称を強いてくるやつ

ハンバーガーサンドイッチと言ってみたり

自販機ベンダーと言ってみたり

物語ナラティブとか

なんかたまに人口膾炙してねー呼び方をさもこれが今風ですみたいな感だして押し出してくるやつアレなんなの?

広告代理店

2023-09-05

Web3ヤーたちはどう生きるか

Not Financial Advice。個人的メモ、現状の文字起こしと雑な未来予想。自分Web3ヤーとして整理したかった。

ビットコイナーが望まない形でBTCがATHを迎えるシナリオ

根源的にビットコインは規制禁止することはできないので、できるところから規制されるトレンドは今後も続くだろう。目下、短期ナラティブETF承認であるAML/CFT観点ビットコイ現物流通はなるべく制限したい規制当局側と、ビットコインのエクスポージャーが欲しいだけの大多数の投資家の思惑の両方が、現物ETF承認という形で結実するのである。その後、ビットコイETFが高い流動性を持つようになれば、既存金融機関ビットコイETF担保にした金融サービス派生金融商品を展開できるようになる。

また、大手マイニングプールと、(すでにマイニングプール株主となっている)ETF取扱金融機関提携する未来もありえるだろう。例えばマイニング収益プール参加者ウォレットアドレスに引き出されることはなくなり、プール参加者証券口座ETF残高として入金されるようになる。これはプール参加者規制当局どちらにも利点がある。プール参加者にとっては、ブロックチェーン手数料秘密鍵保管といったブロックチェーン特有リスクを負わなくて済むし、ビットコイETFを通して既存金融多種多様流動性へ容易にアクセスできるようになることも喜ばしい。規制当局にとっても、本質的規制できないマイナーとBTC現物が切り離されることは喜ばしく、win-winなのだ。すでに大手マイニングプールマイナーにKYCを求めているので、マイナー分散思想よりも規制された安定を選んでいる。マイナー投資家保護環境の整ったETFに乗り換えるのは合理的選択なのだ

ビットコイナーの思想とは相反するものの、市場原理とは相反しない力が優勢となって働くことで、ビットコインはATHを迎えるのである

少数マイナーの寡占は問題か?

先日Twitter話題になっていたので急遽追加する。

マイニングプールが結託して51%攻撃を起こすことは、マイニングプールにとっても合理的ではないので、少数マイナーの寡占状態が直接的にビットコインを破壊に導くとは考えにくい。しかし、大きな金額を動かさないといけない巨大プール既存金融保護されざるを得ず、規制圧力に対しては脆い。同じ51%でも1 ✕ 51よりも25+26の方がCensorship ResistanceやOpennessといったブロックチェーンの本源的な価値は損なわれやすい。なのでマイナーに寡占が起こることを問題視しないのも間違いである。

ツイートの人の反論もあるので一応参考程度に

https://x.com/nook_ethereum/status/1696476655475171759

仮の話だが、完全に当局規制を受けてコーポレートが牛耳る、本源的な価値を失ったビットコインが、too big to failな状態ゾンビ化した時どう振る舞うのだろうか?そのタイミング古参クジラ離脱して一時的に売り圧が発生する気もするが、そのままトリクルダウンとなるほどのトリガーかというと分からない。これはビットコインに使われる暗号の危殆化などのリスクと一緒で、起こるまで想像ができない。そのフェーズP2P電子決済システムビットコインという壮大な社会実験重要ハイライトになるに違いない。

Drivechain

ビットコインのブロックスペースを使って、レイヤー2上で好きなブロックチェーンを誰でも立てられるようにする新機能。まだ提案段階の機能だが、賛否両論を招き、界隈を真っ二つにしている。

https://www.drivechain.info/

ちょっと前に流行ったStacksの仕組みと異なり、BTCを子チェーンにオプトインするような仕組みも備える。もちろんオプトアウトもできる。

ただし、Drivechainが認められると、ビットコインのスケーラビティを向上させるソリューションとしてのLightningネットワークの意義がかなり失われる。Lightningは”P2Pで”高速決済したい人が使うための機能という、かなり思想が強い人向けの錆びついた技術になり得る。

Drivechainの提案自体は昔からあったが、最近になって流行り出したのは単なるナラティブ作りであろう。ordinalsやStacksもそうだが、新しい技術はそれだけで盛り上がりやすい。ordinalsの場合だと、昔から追っていた人は、自分が優位でいられる情報非対称的な時期に、短期で出口流動性イナゴ養分)をたくさん集めて、たんまり儲けて売り抜けることができた。

ちょうどBitcoin, not Cryptoな時期で、Drivechainのような特大アップデートがあればナラティブとしては強力だ。しかし、だからこそ、どうしてもDrivechain利権存在を勘繰ってしまう。Lightning利権とも対立しそうだ。

Lightningはビットコインにマルチシグだけあればできる機能だが、Drivechainはソフトフォークとは言え、これだけのために新規のオプコードメッセージの追加など、開発リソースをかなり費やす大幅なアップデートなので非常に図々しい。ソフトフォークをexcuseにすればなんでもありだと言うわけではない。

今更dAppsが走るサイドチェーンを作っても、Ethereumで起きているようなゴタゴタをビットコインに持ち込むだけで、Bitcoin, not Crypto神話を汚すだけになるだろう。

DeFiはDaFi(Dark Finance闇金融)へ

実質管理者のいるDeFi規制煽りを受けて存続は難しくなっていくだろう。ハッキングインサイダー、スキャム(詐欺)、ラグプル(持ち逃げ)から投資家保護できないファイナンスは、たとえゲイリーゲンスラーSEC長官を退任したとしても長期的には必ず規制対象になる。また、そうはならなくとも投資家の方から勝手離脱していく。

しかしながら、オフショア規制の及ばないチェーンを舞台に、リスクを恐れない投機家の間でDaFi(Dark Finance闇金融)に転じたDeFiがしぶとく生き残るのはどうしようもない。

ただ、そのようなDeFiはもう社会生活金融インフラになることはないだろう。結果的に今のDeFiはDaFiかCeFiに分岐していく。

CeFiの意義

CeFiという語彙は以下のツイートから使わせてもらった。ブロックチェーンを使っているが、規制もされている金融サービスくらいの意味だ。

https://x.com/kimurayu45z/status/1695988782871498898?s=46

ブロックチェーン上の金融サービス規制をかける場合、どのようなものになるだろう。まずCeFi事業者に対する当局による管轄投資家のKYCは必須になる。そうなってくるとブロックチェーンでやる必要はあるのかいよいよ分からなくなってくる。かの有名なWhy Blockchain?の声がまた聞こえてくるのだ。

少なくとも、トークンガバナンスするような機能プロトコルに組み込む必然性はなくなり、ガバナンストークンは株や証券に近いものになっていく。また、仮にアプリケーションどころかL1チェーン自体規制されれば、PoSなどのトークンベースコンセンサスアルゴリズムはもはや茶番になる。

ユーザー目線でも、KYC済みのアドレススマートコントラクト登録してまで、入札や取引したい投資家がどれくらいいるのか今のところ分からない。

もしもかつてのDeFiバブル違法事業者非合法的な取引で盛り上がっていただけの幻想だった場合、KYC後のクリーンなCeFiにどのような実需があるのだろうか。

MEVは重い問題

MEVというのは、ブロック生成者が承認前のブロック内の取引を盗み見れることをいいことに、他人取引を先取りしたり、順序を利己的に入れ替えることが可能である性質から生じる、ブロック生成者が独占できる収益源泉のことである

筆者は以下の記事勉強させてもらった。

https://keccak255.substack.com/p/mev

https://mirror.xyz/0x95d7660ceb04b402fdBAf112a8278980335616d4/aDB1Zh4ybztR3DJsY1pgoK8h63wH05PlOMOEj0zvL3U

MEVがあるせいで、ブロック成行為が中央集権化しやすくなったり、ユーザーサービス体験が低下したりするため、dAppsが動くブロックチェーンにおいては重要課題だ。

もちろん技術的に解決するSuaveのようなソリューション提案されているのだが、分散化にメドがたっているわけではない。また、問題が外部化するだけで本質的解決にはなっていないのではと思う。

Suaveについて参考までに

https://writings.flashbots.net/mevm-suave-centauri-and-beyond

また、MEV利権がすでに巨大化している政治的事情もあり、問題はかなり複雑化している。このように込み入った問題を、さまざまなステークホルダーの思惑が入り混じる、非効率的分散ガバナンス解決するのは前途多難と言わざるを得ない。

チェーンのTVLが巨大化し、RWA(real world assets)などのMEVファクターがチェーンのエコシステムの隅々まで組み込まれれば、MEVがもたらすマイナス・サムの影響はユーザーにも感じ取れるくらい甚大なものとなるだろう。さらに、可視化できないリスクを嫌う大手投資家の参入を阻むことにもつながる。

そうなったときパブリックブロックチェーンの夢は雲散霧消するか、中央集権正当化された世界でregulatedなブロックチェーンが生き残っていくかのどちらかになる。

DeFi社会限界

一旦DaFiやCeFi、MEVのことは忘れて、全てが解決して、DeFiがそのままメインストリームになった社会を想定してみる。そこで注目したいのは、チェーンに閉じたDeFiでは信用創造ができず、分散型ステーブルコインなどの場合は常にover-collateralized(過剰担保)させなければならない点だ。つまりロックされた資本以上の価値市場に再投資されない。原資本は再投資のたびに指数関数的に薄まっていく構造になってしまうのだ。

そのような先細りの金融インフラの上に展開される資本主義及び自由市場経済社会が、規制された金融に基づいた現状の社会よりも、高い資本効率経済成長率を達成できるのかは甚だ疑問である

一昨年のDeFiバブルの正体が、USDTなどの法定通貨担保型のステーブルコインがチェーン外から流入することで起こったに過ぎなかったのだとすれば、DeFi世界はCe要素なしには拡大できないということになる。実際、USDT、USDCなどの法定通貨担保型のステーブルコインの時価総額無視できないほどに巨大だ。そういった規制アセット流入なしにはリターンが期待できない構造的欠陥がある限り、DeFi規制を拒んで信用収縮の道を選ぶか、信用創造のために規制を受け入れてCeFi化していくしかない。

ブロックチェーンイノベーションなのか?

分散自己主権といったブロックチェーン思想を全く気にしない大多数のユーザー目線で見ても、国際送金や金融取引が瞬時に透明性高く行えるブロックチェーンが便利なのは間違いない。しかし、それは既存金融サービス規制というかなり重いハンデを付けられた状態で戦ってくれているからそう見えるだけで、ブロックチェーンという技術自体イノベーションからではないのではないか?つまり、仮に規制の側が妥協して、金融業界リバタリアン並みの自由化を勝ち取った時、ブロックチェーンは、例えばApple銀行のような大規模なWebインフラを使った金融サービス技術として勝てるのだろうか?

もしも、ポンジスキームやスキャムであることが明らかなミームトークン、発行主体を名指しできるXRPや、ガバナンストークン全般が、規制されない(もしくは証券ではない)と判決された場合Apple銀行プログラマブルトークン発行プラットフォームを立ち上げればブロックチェーン競争に負けてしまうのではないか?秒間取引処理数が少なくて、手数料も高く、ウォレットも使いにくいブロックチェーンの優位性はどこにあるのだろう?

とはいえ実際に既存金融が完全自由化することはありえない。あり得るのは、既存金融業界ブロックチェーン業界が融合していく中で、その両極からの声を取り入れながら、長期的には両者の境界線が最も曖昧となるような規制環境が整備されていくシナリオだ。それはトークン証券化かもしれないし、証券という概念が古くなるような全く違う新しい法概念規制フレームワーク誕生かもしれない。そうなったとき果たしてブロックチェーン技術市場競争力を持つのかは、改めて問われなければならない。使いやすさより分散思想を優先するユーザーなんて殆どいないはずだ。

日本海外Web3コミュニティ

日本Web3界隈は、昔から霞ヶ関巡回する界隈と海外組の界隈に二分されていたが、最近海外からの出戻り組が増えてきたように思える。かつてJapan色がなかったAstarが最近Japanを押し出すことが増えてきたので、これも出戻り組と言えるだろう。京都で開催されたIVS Cryptoでは、かつての海外組が、今後は日本にもコミットしていくしたたか姿勢も見せていた。

Astarが政府機関やJTCと手を取り合って、提携関係や共同研究関係を結び始めたときは、何をしているんだと正直思っていた。しかし、当時から規制側に歩み寄らなければブロックチェーンは存続できないと読んでいたのか、単なる嘘から出た誠なのか、こうなった今では一定妥当性が理解できる。

とはいえ規制と近づきすぎるとパブリックブロックチェーン特性邪魔するはずなので、その擦り合わせは茨の道だろう。Why Blockchainの最前線で闘う姿勢評価したい。

渡辺氏も、もしAstarがダメになっても、日本は偉い人と仲良くしておけば何とかなる国なので、かつてのホリエモンのような毒を出さなければ、どこかしらの利権に入れてくれるだろう。そこら辺を踏んでいるのか、彼のポジショニングは上手いなと思う一方で、FTXのサムが破滅直前まで政府蜜月関係を結ぶのに奔走していたことを思い出させるから少々怖くもある。当局に近づくと不透明性が増すので、個人的にはまだASTRに買いを入れる勇気が持てない。

さて、クリプトコミュニティ一般の話だが、これも昔よりは成熟してきたと思う。悪しき通貨自然淘汰される市場原理が働いたというのもあるが、個人の中にも、かつては歯に衣着せぬ物言いオピニオンリーダーになったインフルエンサーが、今ではバランスの良いコメンテーターになったりと、心境の変化なのかポジショントークなのか、変化を感じざるを得ない。日本人垢にも外国人垢にもそんな人は多い。

例えばVitalik氏は、かつては大衆向けに過激なことを吐いていたが、最近難解な理論提示にとどまり過激な使い道を見つけるかどうかは受け手自由ですよ、という我関せずな態度に改まった。

しろ危ないのは、陰謀論界隈や極右派をバックにした米国会議員をはじめとするすでに過激コミュニティが、ビットコインやWeb3に活路を見出そうとしていることだろう。余計なポリコレリスクを抱えると面倒である

Web3ヤーたちはどう生きるか?

このタイトルは煽っているように聞こえるかもしれないが、流行りに乗っただけで煽ること自体は本意ではない。ジブリのあの映画を見た頃、こんなこと考えてたんだなぁと後でエモくなるための筆者なりのギミックなのだ。もし不快な思いをしたクリプトに携わる人や投資家の方がいれば、そこは大目に見ていただきたい。

また、ビットコイナーは Permalink | 記事への反応(0) | 21:52

2023-08-19

anond:20230819170217

最近OZROSAURUSと和解コラボしたときも「おお、クレバとオジロが、、、」という感じで界隈が騒然としてたし、語られてないという印象は全然ない。まだセルアウト扱いの風潮が強かった2000年代にもSEEDAとやってたし、フリースタイルダンジョンでも般若から名前挙げられてたし、ずっとシーンから一目置かれてる感じはある

ただ、軽く扱われてるように見えるとしたら、日本語ラップ語りのナラティブにおいてはKREVAより上の所謂「さんピン世代」(ZEEBRAケーダブライムス)が重要視されすぎていて、

さら2000年代以降となると地元に根を下ろしてアンダーグラウンドからやっていってる連中(TBHとかオジロとか)にスポットライトが移っており、

いずれでもないKREVA結果的にその商業成功ラップスキル、現役度のわりにはあまり語られないということはあるかもしれない

2023-08-09

ここまで分かっていてなぜ「大したことない」と言い切れるのかが分からない

見え見えの罠、見切れると甘く見れば炎に焼かれる、お前はまるで幽霊物質

数多の先駆者焼き尽くし、意気揚々と虚空さまよい、待ち構えたる侵入者

すべてを暴く、俺は遅すぎた探索者。

ナラティブこそがこのゲームの鍵だ」と気づいているくせに「大したことないですね」は露骨すぎる釣りだろ。

どう見ても全部わかった上で誘い込んでる。

そしてそこにホイホイ皆つられ過ぎてる。

小説で読めば大したことないようなストーリーを、体験のさせ方で面白く見せるなんて、これこそがナラティブなんですね」に全てを収束させようとする気マンマンでうぜえ。

つうか、そのナラティブこそが売れるコンテンツキモだろ。

在り来りで王道物語に如何にして相手を引きずり込むかだろ。

シュタゲけもフレも最高の仲間達イエ~~イってだけの物語を、無数の謎によって脚色して好奇心駆動で近寄ってきた消費者にジワジワと単純接触効果の返し針を仕込んだことで大ブレイクしたわけじゃん。

ぶっちゃけ売れるコンテンツって全部コレだから

興味・深入り・友情から

まどマギだろうがドラえもんだろうが全部コレだよ。

一番強いパターン

かに見方よっちワンパターンだけど逆に言えば横綱相撲から

コイツめっちゃ強い力士って聞いてたけど横綱相撲してるだけっすよ?」がお前の言ってた言葉からね?

気づいたらアホかってなるよ。

でもそれに皆釣られたんだよね。

好奇心を弄んで深入りさせたお前の勝ちだよ。

釣った魚にやる餌をもうちょっと出せばこんなに叩かれなかったのにね。

anond:20230807194640

anond:20230807194640

持ち上げられてるのはストーリーというかストーリーテーリング。なので、

プレイヤー自身の手で追いかけさせることによって生み出されるナラティブ感が売りのゲームでしょ。

この感想は正しい。

 

操作性がクソだけどストーリーは最高なので勿体ない~~~」が見苦しすぎますわ。

から操作性について行けない人がそのナラティブ感を感じられないのが勿体ないって話でしょ。

 

ストーリーはまあ批判やむなしな気がする。

普通さぁ、22分ループを繰り返して太陽爆発の謎に挑めと言われたら、最終的に太陽爆発の原因を突き止めてそれを防ぐ方法にたどり着く物語を求めるでしょ。

なんかこう上位存在的なものになって自分は生き残るけどトゥルーエンドでも結局は太陽爆発するやんけ。

あと太陽が爆発する原因は宇宙寿命を迎えることによる自然現象なので、特に陰謀とかの理由は無いのもどうなん。

太陽を爆発させる技術未完成ながら登場するだけにもやもやする。

anond:20230807194640

以前話題になってた時もストーリーより、体験がすごかったって話がメインだったと思うが…

Outer Wildsゾンビってのも話題になったけど、他人ナラティブを追いかけることによって自分ナラティブにおける感動を再体験したいってことだったよね?

ナラティブ重視するならストーリー要素(作者によって強制される流れ)は薄くなるんだから俯瞰で見られちゃって過去の名作と比較されると勝ち目ないのは仕方ないことだと思う。

2023-08-08

anond:20230807194640

Outer Wildsファンだけど一面では同意

自分宇宙飛行士になって困難を成し遂げることに意味のあるゲームだと思う。

ストーリーは平均的であったとしても、そのナラティブ感によって感動を何倍にも増幅させてる。

から実況を見て済ませたとか、あらすじだけ見て済ませたみたいなやつは本質を掴めてすらいない。

あと個人的にはエンディングが最高なゲームから

エンディング見てないやつはこのゲームを語る壇上に上がる資格すらない。

2023-08-07

anond:20230807194640

ストーリーが凄かった」じゃなくて「ストーリーが凄かったかのように感じられるように誘導してくれた」なんだよ。

いや、ナラティブが凄いってのは、ゲームにおいてはストーリーが凄いのと同義では?

ゲームストーリーが凄い」と言った時に、完全にテキストや設定だけを切り出して凄いと表現する人は誰もいないよ。

  

操作性にしても、操作性の劣悪さを宇宙探索の劣悪さと同期させているから受け入れられているだけで、

それは確かに没入感の高い素晴らしい設計ではあるものの、悪いものは悪いっしょ。

Outer Wildsクリアしたんだけどこれ別にしたこと無くない?

ぶっちゃけこれ一番すごいのは操作性と死にゲーのバランスでしょ。

適度にクソで不親切な操作性ながら慣れるとスイスイ動けて、理不尽にアッサリ死ぬけど運ゲー要素ちゃんと減らしていけば同じミスあんましない。

対して、散々持ち上げられてるストーリーの方は星を継ぐものありがちなクローンまだやっとんのかいって感じだし、「全てが一つに繋がっていくドヤァ😤」みたいに言われてる割にはプレイヤー特に気になってた所のオチを力技かましから無理やりミスリードに持っていってないかっていう。

いやマジで操作性は良く出来ていると思うよ。

宇宙空間だろうが重力下だろうが速度同調ボタンこまめにポチポチ押してきゃ驚くほどコントロール効く感じはこういう「宇宙ってマジ操作ムズイからwww」とイキってるゲームの中では新鮮だわ。

星に接近して重力が切り替わるとベクトルがグニャーってなって地面にガーンってぶつかる感じとかマジで宇宙だなって感じるんだけど、そこでちゃんと速度同調しとけばあとはもう簡単なのよね。

でも着地の瞬間の切り替わりはやっぱチョット怖いっていうこの絶妙バランス

作品オリジナルの要素だとリトルスカウト(探査機)への集約っぷりが見事だと思うんだよね。

普通に偵察に使ってもいいし、ライトとして使うのも慣れてくると置き場所自分で選べるのがスゲー便利、目的地に雑に打ち込んで即席のマーカーにしてもいい、経路の危険チェックとか一方通行になるような所を何度も偵察し直したりとか、マジでなんでも出来る最高の相棒って形でデザインされているのに、プレイ開始直後の数ループ全然使い方が分からねえんだなコレが。

『リトルスカウトの使い方』っていうポスターが1枚貼られてるだけの説明なんだけど、操作理解した上で見ると「なるほどやっぱこんな感じね」となるわけで、でも最初のうちは目に入っているのに「はいはい分かった分かった」でスルーして、本当に追い込まれから突然頭の中で「あーマジでこういう時に使うのね」って気づいてくるバランス絶妙

一度分かったらドンドン便利に使えるようになって22分のループの中で効率的に探索するのに超役立ってくれる。

これね「ライトロボ」「カメラロボ」「マーカーロボ」って分かれていたらこんな使いこなしてる感無かったと想うんですよね。

全部集約されているからRBボタンで一発ポチっとで場合よっち一石二鳥問題解決出来る所がプレイヤーに「俺上達したな~~~」って思い込ませてくれる。

本当凄いと思うよ。

世間じゃ「ストーリーは最高だけど操作性がね~~~」って言われてるけど全然逆でしょ。

SFで人気なありがち要素パッチワークを、慣れればスイスイ動かせる宇宙船と宇宙服与えたプレイヤー自身の手で追いかけさせることによって生み出されるナラティブ感が売りのゲームでしょ。

同じ内容を小説で読んだら「うわーこれよくあるやつー」にしかならんと思うし、もしも操作もっと簡単だったら言われたままになぞらされてる感強すぎだろうし、操作が難しかったら「はーもう無理クソゲー二度とやらん」から戻ってこれないプレイヤー続出でしょ。

ワンチャン事故死の宇宙の中で時間に追われながら真実を暴こうとする立場プレイヤーを置くことに成功しているのが強みじゃん。

それを可能にしているのは触っていて気持ちいいと感じさせてくることでしょ。

なんかこう世の中の人全然分かってないまま持ち上げるなって冷めちゃったよ。

途中で気づいたから良かったけどもしも最後まで「ストーリーが本当凄いらしいんだよなー。まだ全然凄くないけどこっからもっと凄くなるのかな―」って期待してたらガッカリして終わったと思う。

操作性を楽しむものなんやなって気づいたか最後まで楽しめたし、そのままDLCも買って、DLCはまた別の形でテレビゲーム特有臨場体験させてくれて、やっぱこの方向性作品なんやなあって。

やっぱこのゲームって本質ナラティブなんすよ。

ストーリーが凄かった」じゃなくて「ストーリーが凄かったかのように感じられるように誘導してくれた」なんだよ。

そこが分かってない奴らの「操作性がクソだけどストーリーは最高なので勿体ない~~~」が見苦しすぎますわ。

同じこと思ってる奴多いんだろうけど、分かってないやつにいちいち説明するの諦めてる感じなんだろうね。

2023-07-31

anond:20230731001659

ニンテンドースイッチゲーム50本遊んで感想書いたのでまとめ(23〜47)

探偵・癸生川凌介事件譚 永劫会事件

携帯電話で展開していた探偵・癸生川凌介事件譚シリーズの第十弾。

シーズン1最終作ということで、今までの縦筋として伏線が貼られていた過去事件永劫会事件がついに描かれる。

今までの癸生川シリーズ全部盛りな贅沢な作品で、ミステリらしい意外な展開、文書の書き方で読者を騙すものマルチサイト構成の妙、小説として情緒的な染みる文章と、良かったところが沢山ある。

シリーズを通じての伏線が回収される展開も多いため、必ず全作遊んでからここに辿り着きたい。

人によってはこの作品シリーズで一番に据える人がいそうな、ゲームとしての完成度は抜群だった。


探偵・癸生川凌介事件譚 対交錯事件

携帯電話で展開していた探偵・癸生川凌介事件譚シリーズの第六弾。

マルチサイトシステムを導入していて、伊綱さんと、生王の視点を行き来しながら事件を追う。

構造自体に仕掛けがある系の作品になっていて、ミステリやってる感がかなり強い。

人によってはこの作品シリーズで一番に据える人がいそうな、トリックの魅せ方としての完成度は抜群だった。


探偵・癸生川凌介事件譚 白鷺に紅の羽

携帯電話で展開していた探偵・癸生川凌介事件譚シリーズの第四弾。

助手の伊綱さんの過去編で、とても情緒豊かな小説的な作品

もちろん、ミステリらしい意外な展開や、文章での表現を利用したトリックなどもあってそちらも楽しめる。

人によってはこの作品シリーズで一番に据える人がいそうな、物語としての完成度は抜群だった。


少女首領の推理領域 -黄金島の密約-

株式会社オレンジロマンティックミステリの第二弾で、女性主人公事件捜査して解決しながら男性キャラといい感じになっていくストーリー

普通女子大生が突然マフィアボスになるという突飛な開幕ながら、割と丁寧で良い意味で地味な捜査解決をしていく。

とはいえマフィアボスらしく、違法行為をしてでも事件の手がかりを集めるところなんかは今作独自の魅力があり、このシリーズ女性主人公の成長も魅力なんだけど、今作ではマフィアボスらしくなっていくという本当にその方向で成長していいのか? と困惑しながら遊ぶことになる。

そして本当にマフィアボスらしくなっていくのが本当に面白くて、好きなところだ。


ルートフィルム

あのルートレターシリーズ的には続編に当たる角川ミステリシリーズの第二弾。

奇作、怪作としか言いようがない前作とは違い、しっかりと地に足が着いた丁寧な良作だった。

主人公八雲マックス映像作家としての矜持を持つプロに徹する人間性なのも好印象で、熱苦しいものの痛快な好男子で好きなキャラだった。

またもう一人の主人公新人女優のリホも駄洒落に拾い食いと評されるひょうきんなキャラで、主人公がどちらも魅力的な作品だった。


ゴシックマーダー-運命を変えるアドベンチャー-

株式会社オレンジロマンティックミステリ第一弾で、女性主人公事件捜査して解決しながら男性キャラといい感じになっていくストーリー

主人公他人の死を夢で予知できる能力を持っているが、メイドという立場なのでそれをありのまま報告しても信じてもらえないので、色々と工夫して殺人事件を阻止するという展開。

この夢で見た予知の死を覆すという展開が短編連作的に続くのだけど、どれも同じ人、攻略対象で主人として支えている男性キャラの死を予知するため、何してもこの人死ぬじゃん、とシリアスな笑いを感じてしまったのは不謹慎から反省したい。

貴族平民という立場の差のエピソードなどは興味深く、伝えたいことの取捨選択がしっかりしてて短いボリュームながらしっかりまとまっている好きな作品


バディミッション BOND

ニンテンドーコーエーテクモがバディを組んで送る超贅沢なアドベンチャーゲーム

タイトルの通り二人組の関係性がかなり重要キーワードになってくるが、あくまでバディなので男女問わず楽しめる王道ストーリー

舞台となるミカグラ島に住む市井の人々にもサブエピソードがいっぱいあって、モブキャラ活躍する展開が大好きな自分としてはそちらの方向も嬉しかった。

ヒーローを目指す主人公ルークに延々とずっと辛い展開が続くので、遊ぶ手が止まりかけるほどだったのだけど、バディのアーロンがそれを引っ張り上げる展開が熱くて沸る燃えるゲームだった。


幻想牢獄のカレイドスコープ

女の子万華鏡、といえば何をやっても良いと思ってるゲロカス美少女デスゲームもの

ふわふわした可愛い4人の美少女が、罵倒有り暴言有り暴力有り可愛げ無しのデスゲームに巻き込まれながら、剥き出しの人間性露出していく。

そんな残酷なデスゲームの間に、いかにもな可愛い萌え過去日常パートが挟まり、この落差の凄まじさが独自の味わいになっている。

罵倒シーンの声優さんの熱演も見所で特に茜屋日海夏さん演じる五条風華暴言下品すぎて、日常パートでの可愛さとの差が凄かった。


死印

ダンジョンRPGの老舗エクスペリエンスが送るホラーアドベンチャーで、怪異の噂をDRPGのような探索パートで調べてからRPGボス戦のような怪異との対決パートに挑む構成で、テキスト主体アドベンチャーゲームらしくない画面構成になっている。

とはいえ、要するにで言うと、事件の手がかりを見つける捜査パートと、容疑者を追い詰める尋問パートみたいなもので、怪異と言いながらも探索パートで手に入れた情報からフェアに対決パート選択肢を推理可能なように作られている。

RPGっぽいパラメーターの表現フレバーに過ぎず、テキストをしっかり読むことが大切なので、そういうゲームが苦手でも問題なく遊べた。

印人と呼ばれる仲間を連れて探索するのが特徴で、中年男性ながらかなり露骨ツンデレキャラ萌え真下悟さんが僕はお気に入り


普通

THREE-3つの記憶-

三つしか記憶を保持できない主人公自身恋人をなぜナイフで刺したのかを巡るサスペンスコマンド選択ADV

時系列未来から過去へ進んでいくため行き来する渋谷の街のモブキャラ達にも物語があり、当時の雰囲気を感じられる。

フラグ記憶出来るにも三つだけという設定をシステムに落とし込んでいるのが見どころ。

ただし、この試みが成功しているのかは若干疑問が残り面倒なだけだったかもしれない。


いづみ事件ファイルVol.1潮騒編

編集者美女としての自覚が強い木戸いづみが担当作家鏡月正宗から無茶振り事件捜査することになるコマンド選択ADV

物語としての起伏は少なく、ミステリというよりはクイズの趣きが強い。

美女自称するいづみの強引な聞き込みパート面白く、話がテンポよく進む。

携帯電話ゲームから移植だが背景絵のクオリティが高くあの当時に遊んでいたらまた違う感想があったかもしれない。


イヌワシ~うらぶれ探偵とお嬢様刑事の池袋事件ファイル~

うらぶれた探偵狗神エイジとお嬢様刑事鷲宮ヒナのバディもの

舞台池袋に住む市井の人々の協力を得ながら様々な事件解決しつつ、エイジの相棒でありヒナの兄が死んだ真相も追う縦筋の物語もある。

協力者の面々がかなり優秀な人が多く、主役の二人よりも探偵として優秀なのでは? と思ってしまう良い意味でのテンポの良さが楽しい

システム面では、よくわからないミニゲームや、頻繁に挟まる話に区切りがついているわけでもない暗転など、運営スマートフォンゲーム移植故のシステム的にしっくりこないところがあった。


神田アリスも推理スル

少女同士の恋愛を描きつつ、幾つかの日常の謎を解決する公称ジャンル百合ミステリ

ただ、ミステリ部分は少女同士の恋愛を際立たせるための背景のようなもので、あっさりと進んでいく。

その分、恋愛に関する描写はかなり多めでかつ濃厚なもので、恋と友情の差を自覚しつつ、はっきりと恋愛的な意味で好きになっていく過程が描かれていた。

それだけに短編連作で4つしかエピソードがないのは、良い意味で物足りなかった。


探偵・癸生川凌介事件譚 五月雨は鈍色の調べ

携帯電話で展開していた探偵・癸生川凌介事件譚シリーズの第九弾。

白鷺に紅の羽の裏を描く、と言っても時系列人間関係のそれではなくて、モチーフ的なというか、表現が難しいやつだ。

癸生川シリーズを通しての、探偵は何のために事件解決するのかを端的に示した短編になっている。

テーマ性の塊みたいな剥き出しの作品なので好き嫌いは別れそうだけど、僕はかなり好きな方だ。


探偵・癸生川凌介事件譚 仮面幻影殺人事件

携帯電話で展開していた探偵・癸生川凌介事件譚シリーズの第八弾、元々はDS版の移植である

久々にスピンオフ短編マルチサイトではなく、いつメン達のいつもの構図。

ただ、ボリュームが多いのにいつもの構図をやるせいで、伊綱さんの推理がひっくり返るのが、少しもったいなさを感じてしまった。

あくまであのいつもの構図は短編や中編だから決まるもので、長編にはあまり向いていなかったかもしれない。


探偵・癸生川凌介事件譚 昏い匣の上

携帯電話で展開していた探偵・癸生川凌介事件譚シリーズの第五弾。

ちょっと今まではとは毛色が違い、いつものレギュラーメンバの出番も控え目で雰囲気ホラー寄り。

とはいえ、我らが名探偵癸生川凌介が出てくるシーンは格好良く決まっている。

彼をなぜかホッとすると評するのは、なるほどな意見で、なかなか自己分析が出来ているセリフだと思った。


探偵・癸生川凌介事件譚 音成刑事の捜査メモ

携帯電話で展開していた探偵・癸生川凌介事件譚シリーズの第七弾。

今作はちょっと箸休め的なスピンオフ短編で、正直ちょっと読みどころはあまりない。

可愛い可愛いゲーム一言で終わっても良いぐらい犬は可愛い

とはいえ、これだけ遊ばないのも勿体無いので通して遊べば良いと思うな。


探偵・癸生川凌介事件譚 死者の楽園

携帯電話で展開していた探偵・癸生川凌介事件譚シリーズの第三弾。

三作目ともなると、いつメンのいつもの構図でいつものやつと簡単に評したくなっちゃうね。

とはいえシリーズを通しての縦筋なんかもで出して、探偵・癸生川凌介事件譚として好きになれる要素が増えていくキッカケも多い。

今作は割と聞き込みや証拠品集めから推理が多く、今までの突飛な発想の飛躍が求められるものじゃないのも特徴的かつ、以降はこれが主になっていく。


探偵・癸生川凌介事件譚 海楼館殺人事件

携帯電話で展開していた探偵・癸生川凌介事件譚シリーズの第二弾。

前作の流れは踏襲しつつも、本格ミステリさながらの大胆なトリックが映える面白作品だった。

とはいえこの類の方向性はしっくりこなかったのか、これ以降はもう少し社会派だったり、テーマ性だったり、文章の書き方で読者に対して何かを隠蔽する類の方向性になっていく。

物理トリックの類はゲームだと映えるんだけど、携帯電話の容量の少なさを考えると難しかったんだろうなあ。


探偵・癸生川凌介事件譚 仮面幻想殺人事件

携帯電話で展開していた探偵・癸生川凌介事件譚シリーズ第一弾。

名探偵癸生川凌介、その助手白鷺洲伊綱、彼らの事件ゲームにしている生王正生、いつもの面々のデビュー作。

伊綱さんと生王が捜査をしてそれらしき答えに辿り着くも、癸生川がどんでん返すいつもの構図は初見だと結構驚く。

携帯電話という限られた容量の中でしっかりとミステリをやろうとする気概が素晴らしい、


マルコと銀河竜

めちゃくちゃ豊富なスチル絵に軽快なBGM、そしてカートゥーン調のアニメーションハイスピード物語が展開していくSFもの

テキストを読むことが主体ゲームって落ち着いた作品が多く、議論をしたり腰を据えてお話を聞いたりが多いんだけど、この作品はとにかく主人公たちが走る! 動く! 飛ぶ! と終始忙しなく動いてばかりで色々な物語が手早く展開していく。

テーマソングの飢餓と宝玉はオープニングテーマでありながら、作品の全てを包括するような歌詞になっていて、クリア後に聞くとまた違った感想になる曲で大好き。

ただ、このスピード感故に細かい部分の整合性説明カットされているのは好みが分かれそうかな。


√Letter Last Answer

奇作としか言いようがない、実写のテキストアドベンチャー

とにかく全体を通じて奇妙な作品で、十数年ぶりに高校時代文通相手との手紙発見して、彼女に会いたくなりその地元島根に向かう。

こんな如何にもな青春振り返り系エモストーリーの導入だが、全くこんなストーリーではなく、罵倒悪口恫喝を繰り返す反社会的主人公に振り回される恐ろしいお話

ストーリーリアリティラインルートによって様々すぎて、突飛な展開が続くかと思いきや、現実的な着地を見せたりと、唯一無二な奇妙すぎる作品だった。


GOODBYE WORLD

インディーゲーム開発者女性二人の関係性を淡いドット絵の演技で描くナラティブアドベンチャー

全てを文章で語らず、キャラクタの演技で語るストーリーが見所でかなり細かい演技が丁寧に表現されている。

また、途中で挿入されるゲームボーイライクなパズルゲームが、レベルデザインでなにかを暗喩しており、キャラクタがなにを感じたのかを、台詞や演技だけでなく、このパズルゲームでも表現しているのが今作独自の特徴的な部分。

なかなかハード現実的な部分が多く、少し心に余裕がある時に遊んだ方が楽しめそうだ。


マリンエクスプレス殺人事件

修学旅行で水中を走る列車に乗り込んだ学生たちの中で起こる殺人事件お話

スペインインディーメーカー作品だが日本サブカルが大好きな人たちが作っているようで、そういうのが好きな人向けの小ネタがたんまり入っている。

とはいえジェンダー政治的な正しさ規定とした問題提起が挟まるなど、日本ではあまり見られないストーリーもあり独自の良さがあった。

殺人事件にまつわる解法も、トリックロジックなどのあれこれではなく、人間関係の妙に重きが置かれているのも、ある種のらしさなのだろうか。


デスカムトゥルー

奇妙なホテルの一室で目覚めた男性がいきなり殺人事件容疑者報道されるニュースを見るところが始まるホットスタートな実写ゲーム

短編ほどのボリュームながら、ゲームシステムを利用した演出や、繰り返しループする世界での面白コメディや、シリアスな男女の恋愛など色々な要素がみっちり詰まってる。

特にヒロインのサチムラアカネは、敵なのか味方なのか、頼れる強キャラなのか守るべき弱い子なのかが目まぐるしく変わる上に、扇状的なシーンも多く、演じている栗山千明さんの魅力が盛りだくさん。

取捨選択がしっかりしてる小粒ながらも好きな作品だ。


48作目以降はこちら

2023-07-07

anond:20230707205115

巨大なデータストームエナジーを内蔵したサイコフレームみたいな物体になってそうで怖い。

あれを素体ナラティブみたいなの作れそうだよ

2023-07-05

anond:20230705104638

RPGなら「戦闘の難しさ」も「シナリオ」だろう

勘違いされがちだが、ゲームシナリオは単なるテキストではない。マップ上の敵やアイテムイベントの配置、つまりレベルデザイン

戦闘結果でシナリオ分岐させればいい」?テキスト分岐など無くても、戦闘に負けたらそこでプレイヤー体験は勝つ結果から分岐しているでしょ。こういう積み重ねがプレイヤー自身物語体験ナラティブ)を生むんだよ

2023-07-03

FF16の世界報復連鎖存在しない

FF16は開発が発表された当初からプロデューサーの吉Pが

自分と同世代大人が楽しめるストーリーになる」と言っていて、

発売直前のインタビューでは、繰り返し

クリスタル石油などエネルギー資源メタファーで、ストーリーはそれをめぐる紛争を中心に描かれる」と発言していた。

トレーラーでも主人公が「復讐」にとらわれてる描写が度々あって、

ファイナルトレーラーは「その正義は誰を救うのか」で締めくくられていた。


そういうちょい出し情報を2年ほど摂取し続けて、かなり期待度が上がったところで実際にプレイしてみると、

中盤以降は完全に少年マンガ的な勧善懲悪で、

「仲間/無辜の民を殺した悪いヤツに報復できて(殺せて)よかったね」的な展開が繰り返されてる…


石油資源をめぐる国際紛争メタファー」だと宣伝するからには、

紛争地域が必ずといっていもいいほど悩まされる「報復連鎖」という「宿命」に

イスラエルパレスチナ典型的だけど)

当然のように目配せしてるだろう、と思ってたかズコーッとこけちゃいました…


また、大人向け、ストーリー重視、復讐が大きな要素となれば

The Last of Us Part II』と比べるなというのが無理な話だけど、

こちらはちゃん大人の心を大いに揺さぶ「ゲーム」になってました。


ゲームとして実際にプレーヤー操作してきたからこそ、

復讐」というものに複雑な気持ちを抱かせる「ゲームならでは」のナラティブが達成されていた。


2023年世界では、このレベルが「大人向けのストーリー重視のAAA大作ゲーム」に基準になってしまっているので、

クエスト発行NPCに話しかけて、「あそこに行け/あれを取ってこい」という指示に従いつつフラグを進めて

一定区切りごとに主人公が「人が人として生きられる世界を作るんだぁ!」と叫ぶカットシーンを見せられると、

「古い」というか「子供っぽい」というか…

宣伝してるのと実際の内容が違うやんけ」と文句を言いたくなってしまう。


吉P(およびスクエニマーケティング部隊)は「大人向け」という発言は控えて

ジェットコースターのように迫力のあるシーンが次々と迫ってくる、やめ時のないゲーム

という方を強調したほうがいいじゃないかな?と思いました。


以上です。

(とりあえずモヤモヤしてたものを吐き出させてもらった)


追記

あと、「クリスタル加護を断ち切る物語」って

スクエニはいつまでもFFに頼ってていいのか?」ぐらいの覚悟と志を暗示してるのか?と思ったら

完全にFF14の成功に乗っかってて「なーんだ、クリスタル加護されてるじゃん」と思っちゃいました。

勝手に期待したこちらが悪いんだけど。

2023-06-24

本当のなんちゃらとか言い出すのって不毛じゃねって思う。

生育環境を整えてポテンシャル限界まで引き出して、人間が良しとする味に極限まで近づけたのが「本当のリンゴの味」だろと言われたらまあそうかもって思う。

人が一切手を加えない、原生状態で育った実のそれこそが「本当のリンゴの味」だろと言われてもそうかもって思う。

そもそもの話として「本当」の定義がされてないのならそれは互いに定義の線引きを押し付け合うだけだし、どちらが腹落ちするかっていうナラティブ問題だと思う。

でも「本当」の目的語に最も求められる本質を露わにしようじゃないかっていう事なら分からんでもないかもしれない。

エルメスバーキンと、それに一切遜色ないどころか、むしろ同じ素材でより丈夫かつ安価スーパーコーピーのどちらが「本当のバーキン」かと言われたら、前者になると思う。

工業製品あるいは鞄として劣っているのに。それはバーキンに求められる本質がオシャレな鞄である事以上に、高額な売買がなされるブランド品という物語を帯びる事になるって事なんだろうし。

2023-06-23

ガンダムで「これだけは絶対に見なくて良い」ってクソ作品教えて

種死AGE、鉄血は体調崩すほどつまらないゴミって聞いたけど

他にもそういう作品があるなら是非教えてほしい

008308小隊

ありがとう

AGEの功績はまどかタイタスを生み出した事だけ

あのネタ別に大して面白くないけどな

AGEのもの下痢便みたいなつまらさなら納得だけど

ZZと00

WとXとGもいらんな

レコも優先度は低い

ほー

00とWとGは人気あるけど絶対見なくて良いのか?

AGEは「『強いられているんだ!https://nico.ms/sm16437226 → なんでここで集中線なんだよ演出おかしいだろwwwww → 公式悪乗りしてまさかキャラソン制作 https://nico.ms/sm18586346 」というのもあるので…

マジでゲロ以下の汚物だなAGE

Zは当時の空気リアリズムという名の迷走とか冨野作品連発後のガンダム回帰とか)コミでナンボなので、普通に見ようと思うと監督煮詰まり具合を味わう下世話な見方しかできないゴミです

Zは当時見たら面白かったけど今見たらゴミな奴か

レコンギスタもいらん

そうなのか

0083ネトウヨガンダム)G-SAVIOUR見直したら意外とよかった)

0083はクソでGセイバー面白いんだな

Z中盤でジェリドが新しいMSで来ては退散を繰り返すのと、Xで変なMS連戦するのと、0083の終盤でニナとガトーが後付けされるのと、UC最終回マリーダさんとネオジオング改悪がクソで、鉄血はクソじゃなくて皇国オチ

クソアニメばっかりだな

鉄血はほんと体調悪くなる。ネタになってるけど最終話まで完走できませんでしたわ…(面白くないというわけではなくて、内容の問題

ネタ抜きで面白くないしあれ見て面白いとか言ってる奴頭イカレてるから

宇宙世紀物はファースト以外は大体クソだと考えて間違いない

初代は至高って事だな

見なくていいガンダムなんてありません、と口では言ってるけどUCとかNTとかは一話も見てないんですよね

ガンダムシリーズをオナニー作家レイプしたゲボカスらしいなUCNT

プレリュード ZZ

アニメじゃない()

MSイグルー2 重力戦線NTトワイライトアクシズ、EVOLVE../9 ビルドトライダイバーズ基本完走してるがこの辺りは最後まで見て疲労と虚無感しか残らなかったから見て後悔した

クソみてえな作品ばかりなんだなガンダムって

意外とSEEDとか出てこないんだ。/08小隊面白いだろ!!!

やめてよね(笑)周知の事実すぎて今更言うまでもないだけだろ(笑)/08小隊面白いらしいな

少し意味は違うけど、Gレコのテレビ放送版かな。劇場版が出た後だとあれをわざわざ2クール分見る必要はないね

見る価値も無い失敗作か

ガンダム鉄血とオルフェンズガンダムの最終決戦は涙無くしては見れなかった!!!!!!

クソすぎて泣いちゃったんだな…

ガンダムXはスルーしていいんじゃないかな。

ガンダムXなんて居なかった

0083子ども心にかっこよさに夢中になったけど、911テロとかを経て印象が変わるという作品なので、ある意味見直す価値があると思うわ。テロというもの過去遺物だったからこそ、テロを美化できたんだなあ

テロリスト美化とか昔でも異常者扱いだったんじゃねえの?製作は頭おかしかったのかな

また血を見そうな…ZZ以降全部。

Zまでは良かったのか?ZZがクソなのは有名だが

見なくていいの定義というか意味次第。宇宙世紀さえ理解できればいいとか世間の人の話題に合わせられればいいとか有名ゼリフが出ないなら見ないとかいろいろあるでしょ。ガチゴミみたいな駄作はないのでは。

ガチゴミみたいな駄作名前がここまで挙がりまくってるな

0083AGEとG-SAVIOUR。鉄血は傑作。

ゲロカスだろ鉄血

SDガンダム三国志とかかな。SDガンダム系は別に・・・AGEネタにもならんし。鉄血はなにかとネタになるので履修はいるかなと。

SDって時点でガンダムでもないクソだからな。鉄血はネタでも見る価値ないだろ

ZZ一択富野監督記憶を無くしているほどクソだ。AGEとかオルフェンズは、作品の良し悪し以前にガンダムじゃないんだよ、あんなの。

三つとも見る価値ないクソって事だな

種死と鉄血は駄作つーか終わり方が問題/展開が使い回しなのトライMS使い回しなのNT

終わり方以外も全部クソだから駄作なのでは

宇宙世紀以外全部(ターンエー除く)かなぁ。正直Gガン10回ぐらい挑戦しても完走できたことがない。 <<

アナザーって時点でガンダムもどきから

まあ種死よな

0083セル画好きなら楽しめると思うけど。 自分的に本当にしんどいのはSEED DESTINY

言わずもがな種死はクソだわな。セル画で出来が良いアニメなんて0083に幾らでもあるんでは?

008308小隊おもしろいだろ!!/種と種死AGEゴミカスだと思っとる

008308小隊面白いのか。/種系とAGEゴミカスだわな

SEEDは売れたほう。SEEDデスティニーどうしてこうなった

売上で判断するなら種死が超名作になっちまう~!

好き嫌いはあってもクソと切り捨てれる作品はない。悪評高いAGEもアセム編とか最終決戦はよかったし、鉄血後期も「逆襲のガリガリ君」としてみると良いよ(鉄華団に寄せると心情的にしんどくなるので…)

好き嫌いとか関係なくクソと切り捨てられる作品から悪評高いんじゃないですかね、AGEと鉄血

SEED敬遠しているけど、「みんな違ってみんな良い」派なので別にクソっていう風に見たりはしてないかなぁ

SEEDは「みんな違ってみんな良い」が該当しないクソだから評判悪いんだろうな

鉄血、めちゃくちゃ面白いだろ。つまんない要素なんか一つもないぞ。問答無用ですげーつまんないのは水星一期と種死。あと、00劇場版は超面白いけど、あれガンダムじゃない

鉄血、めちゃくちゃつまらないだろ。おもしろい要素なんか一つも無いぞ。水星種死はすげーつまんないんだな。00はガンダムじゃない

観てないのを挙げるのもなんだけど、Twilight AXISは無理そうな感じがしたのでパスした

稀に見るクソらしいなあれ

私見で閃ハサ。サンボルみたいにパラレルです…でやってくれりゃ楽しめるが、Ξとペーネロペー正史に組み込んじゃいかんだろう?CCAからF91までの地球圏の動乱であるUCNTも要らん

ガンダムって後付けレイプばっかりなんだな

オルフェンズはアクが強めだけど終盤以外はそんなに悪くなかったと思うけどなあ。

終盤以外もドルコロニーとか地球支部とかクソだったんでは

種はともかく種死は話の筋や登場人物感情意味不明すぎるんだよなあ。つまりクソ

種も話の筋や登場人物感情意味不明すぎるんだよなあ。つまりクソ

GもWも傑作だろうがよ。Gはトンチキ師弟愛が美しい環境保護啓蒙モノ、Wは正義とは移ろい易く正義戦争など無いという諸行無常物語だよ。鉄血は前半2クール観て以降は打ち切りと信じるのが吉。

鉄血は前半2クールで打ち切られたら良かったのにな

Gレコ。富野節でなされる少ない説明に比して、宇宙世紀と地続きかつ最も後年という複雑な世界観。見たところで他のガンダムにも繋がらない。見るコストが高すぎる。

ガンダムって当たり前のように繋がってるのか?

概ね同意だけど鉄血は面白かったよ。増田は鉄血に恨みでもあるのか……?

これを素面で言ってるならイカレてんだろこいつ。頭鉄火丼

Gレコ見た後に初代みたからなんでこんな面白いの作れた人がああなっちまったんだ…ってなった。

ボケたからでは?

鉄血は面白かったぞ。ビーム兵器が使い物にならない設定でのガンダム戦はよう考えたわ。今やってる「水星」も割と根底からだいぶ鉄血に影響受けてる部分が目立つ。映画版Zは正直後にも繋がらないから見なくて良い。

ビーム兵器が使い物にならないなんて設定をわざわざガンダムでやる必要あったんですかねぇ。Zって映画もクソなんだな

鉄血はクソなん?確かに任侠ものっぽいけど面白いってかカッコいいなと思ってはしまう。ZZは前半のノリがあまりにツラい…それでも見とかなきゃと思って見てるが

どっちもクソだから見なくて良いんじゃね?

アニメオリジンの後半と映画版ククルス・ドアンの島」

オリジン系の作品ってクソなのか。

そんなスタンスなら全部見なくていいと思うけど、AGEだけは別格にクソなので見る暇あるならアンパンマンリピートの方がマシ。俺は種は好きだ。

AGEは別格の下痢便だろうけど種好きも汚物好きって明言するような物では?

1stいらんよ。いくら何でも作画が古すぎる

40年以上前のカビが生えた作品から

安彦良和監督作品全般

クソ監督

ガンダムは全部見なくていいか装甲騎兵ボトムズだけを見ろ。

ボトムズって面白いの?

種死NTAGEかな。

多分妥当だな

作った本人も言ってるけどVガンダム

その作った本人恥ずかしくねえのかな

トワイライトアクシズに決まってる。

そもそも名前すら滅多に聞かねえ

どれか一つ挙げるならAGEガンダムシリーズによくある、次の作品が出たら再評価されることもなく、存在忘れられてるレベル名前が出ない。一部のミームが残っただけ

評価しようがないカスなんだな

ポケ戦。最後までクソガキにイライラする。

昔のアニメって何かクソガキ出すよな

水星は見なくていい。ストーリーはつまらない、感情移入できるキャラが皆無。ただし作画は良いので、いろいろ残念過ぎる。

作画だけは良いクソアニメってアニメーターを無駄遣いしてる一番救えない奴だな

種だけは許さない。

今後未来永劫許されなくて良い

ナラティブかなぁ

ナラティブだな

ダブルオー2期はさすがに見なくていいんじゃない…?

1期は良かったパターンかな?

ここまで名前が挙がった作品一覧

1st、Z、ZZ、V、G、W、X、種、種死、00、AGE、Gレコ、鉄血、水星ビルドトライビルドダイバー

ポケ戦、008308小隊UCNTMSイグルー2 重力戦線トワイライトアクシズ、EVOLVE../9、閃ハサ、オリジンククルス・ドアンの島

ファースト以外の宇宙世紀ZZ以降全部、宇宙世紀以外全部(ターンエー除く)、安彦良和監督作品全般

SDガンダム三国志とかSDガンダム

「これだけは絶対に見なくて良い」ってクソ作品ばっかりだなガンダム

2023-06-22

小説駆動させるような「思想」を身につけたい

私は小説を書きたいと強く思う。

それは、素晴らしいストーリーを紡ぎたいというより、自分の中に書きたい「思想」があって、

それを指し示すためにストーリー仕立てで話を繋げたい、といった意味小説を書きたい。

ストーリーリブンというより、思想リブン。

言わば、自己の持つ妄想を「思想」として具現化し、証明するために小説を書きたい。

プログラムには先行して目的存在すると同じように、私は表出させたい「思想」のために小説を書きたいと思うのだ。

ちなみに、この「思想」は一般的意味での思想とは異なる。

自分けが持つ妄想思い込みと言い換えてもいい。

自分はこう思ってるんだ!こういうふうにストーリー立てて説明すると、なんか納得できるでしょ!!

みたいな意味で、小説を書きたいのだ。

書くこと自体自己実現するのではなく、自己の「思想」という妄想ファンタジー的納得感をもたらせて、

自己の「思想」を世界の人々に親和させることで自己実現したいと考えているのだ。

ファンタジーの方向から、私の考え方を「思想」として、皆に理解してもらい、意見をもらいたいのだ。

追記

この「思想」っていうのは、一般的用語を使うと「ナラティブ」なのかもしれない。

まり自己の内に流れるナラティブを、他人に向かって表出させたいのだ。

ストーリーリブンでなく、ナラティブリブンで小説を書きたいのだ。

2023-06-08

生物がどうやって動いてんのか不思議でならなかった。

一点の損傷も無い死体(そんな仮定が成立するかは知らない)と生きてる人間の違いって何?

技術で生きている状態細胞と全く同じ物質を作り上げてプラモみたいに組み立てたらそれはひとりでに動き出すの?

核がどうのゴルジ体がどうのは習うけど、DNAの転写やらタンパク質の合成やら、それって何のパワーで動いてんの?ってずっと思ってた。

ある仕組みの中で、ひとりでに動くモノを知らない。常に何かの力に動かされている。

から離したリンゴ重力に引っ張られて動く。

川に浮かんだ葉っぱは水の流れに任せて動く。

車は人間エンジンをかけてアクセルを踏みハンドルを切って動く(内燃機関の仕組みもイマイチ分からんけど)。

じゃあ細胞は?構成要素の一つ一つは何に動かされてんの?

そしてそういうミクロな部分での話はそのまま生物ってなんで動いてんの?という疑問に拡大する。

なぜ筋肉意思通りに動かせるのか。そもそもなぜ筋肉を動かそうとする意思が発生するのか。

タンパク質だかの粒がひとつひとつ意思を持ち、自分の使命を理解して動いているとは思えない。

とある時、それはドミノ倒しみたいに連鎖的な動きなのではないかと思った。

ひとつ前の動作によって次の動作必然的に定まり、それを無限に繰り返していく。

具体的な話はよく分からんけど抽象的な理解として。

何かのアクションがあって磁石と砂鉄がくっつくみたくアデニンとチミンがくっついて、それがまた次に何かしらのアクションを呼ぶ。

この例えが適切かは知らんけど、そうやって連鎖的に動きが繋がっているんだろう。

しか物事には始まりがある。ドミノは並べて一押ししてやらねば始まらない。

生物、というか哺乳類の始まりと言ったら受精だ。

まり、やることやって受精した瞬間からドミノ倒しが始まるのだと思うとなんだか非常にしっくりきた。

いわば受精した瞬間に車のキーを回すようなもので、一度エンジンが止まってしまえば再度始動する事は二度と出来ない。

生物とは化学法則物理法則に則った連鎖的な現象なんだと。

限られた知識認識範疇アナロジーを多分に使ったものだし、果たして適切な理解であるかは知らんけど、腹落ちはした。

より具体的な話を理解するには基礎なし生物なりをやればいいんだろうけど、取り敢えずの納得は得たしそこまでするのは面倒くさい。

まあもっと言えばそのドミノはどうやって用意されたのとかはあるんだけど。

火の鳥ポストアポカリプス世界で不死身の主人公がなんかの物質を海に撒いて、そこから新しくナメクジみたいな知的生命体が現れる話があったな。

川に浮かべたプラモのパーツが偶然組み上がるよりもありえなさそうな事だけど、実際そんな感じだったんだろうな。無から有は発生しなさそうだし。

規範を取り扱うならともかく、自然現象理解するにあたって宗教はお役御免に思えるけど、やっぱり神様存在を信じたくなる気持ちはあるね。

一般人にはそれかエセ科学が結局一番腹落ち出来る。不条理不条理のまま受け止めてモヤモヤするのもいいけどね。

こういう話とか、宇宙の端っこってどうなってんのとか、時間って有限でも無限でも矛盾しねとか、そういう疑問はいっぱいあったな。

人間思考認識範疇では理解の及ばん領域もあるじゃろうて、で片付けるつまらない人間になってしまった。

小難しい物理とかではちょっと突っ込んだ話もあるんだろうけど、説明された所で多分理解出来ない。

どうせオチとしては「断言できる事はありません」みたいな感じだろうし。

あと生物細胞細胞膜やら核やら、概ね同じ要素で出来ていますって習ったけど、じゃあ異なる役目を持つ器官ごとの細胞の違いは何なんだよって思った。

これはググれば分かりそうだけど、こういう必然的に生じるであろう疑問に対してノータッチを決め込むのが気持ち悪くて勉強嫌いだったんだよな。

あいちいち突っ込んでたら高校レベルを逸脱してしまうのかもしれんけど。

しか生物自然法則に従った現象に過ぎないのなら、それって運命存在する事にならないかなって思った。

キャラクター脚本存在に気が付くメタフィクションはあるけど、人間自然法則理解して世界の筋書きに接近するのも予定された必然なのかなって。

自由意志も何もかも全て脚本の筋書きに過ぎないのかと思うとなんか恐ろしく思った。

自分ロジックよりもナラティブに魅力を感じる人間だけど、そのナラティブすらも論理必然から生じるものだと思うともうね。

思考停止は良くないとか言う人いるけど、どっかで思考停止しないと気が狂ってしまうよ。

2023-05-05

倍速視聴よりもゲームをeasyでクリアする人のほうが問題だと思う

easyでプレイしても何も攻略したことにならなくない?

公式チートみたいなの平気で使いまくって攻略するのも同じようにアカンと思う。

たとえばアクションRPGなんてeasyで遊んだボム連打からの相打ち繰り返しだけでクリア出来るでしょ。

やたらスキの少ない遠距離攻撃で遠くから削ってパターンなんて全く見切らないで終わるとかもアウト。

お前さあ……それで攻略したって言えるのか、と。

そりゃストーリーだけサッサと見たいならその方が早いんだろうけど、主人公と一緒に苦労して必死に勝ち取るから物語意味が産まれるんじゃん。

ボタンガチャガチャしてオッスオッスしたら全部終わりじゃ、強敵倒した達成感もなくなってインタラクティブナラティブゲーム体験なんてもう発生しえないでしょ。

プレイヤーの悩んだ苦しんだ大変だったという体験があって初めて成立するっていうかさ、そんなのYoutubeムービーだけ見てるのと変わらねえじゃん。

いやむしろ「あのボス偉そうなこと言ってるけどボタン連打してるだけで勝てたわw」って変な経験が付随するぐらいならムービーだけ見た方がよっぽどいいだろ。

映画を倍速視聴しただけで演出が死んじゃうなら、ゲームをeasyでクリアするのは完全なる時間無駄だろ。

2023-04-25

本格なAIアイドル中の人のいないVTuberAITuber)が出てくると、それは空っぽの抜け殻なのか、本質なのか。

ウマ娘のような擬人化コンテンツにせよ、VTuberにせよ、近年の特徴は「メタ」、情報ナラティブの付加や、一歩俯瞰した外側から眺めることで、情報量の増加と奥行きを楽しむものだったように思える。

AITuberはメタを取り払った中身だけの存在か、メタデータそのもの人間性の皮膜を俯瞰して楽しむものなのか。

2023-03-31

エイプリルフールのために夜ふかししようとしたけどアホらしなった

だってさ、ドンドンまらなくなるじゃん?

一番面白いのだけ見ればいいっていうか。

というか現実の方がよっぽど冗談じみてるというか。

結局は嘘松じゃん?

画像プレゼント企画があったりするだけで結局は単なる嘘じゃん?

高田馬場競馬場みたいな奴じゃん?

うそういうのって素人がやり尽くしているというかそ、今更企業がやるようなところはもう残ってない気がするんだよね。

ナラティブに特化してるはずの配信者とかの嘘企画もそんなインパクトないしさ。

ぺこらがチキン作る動画とかムカデ人間実況とかvtuberアニメ化とか冗談みたいな本当の企画が沢山あって、それらのクオリティエイプリルフール学芸会レベルよりは幾分上な訳でさ。

結局さ、収益の見込みがないから本気の企画じゃないわけでひたすらしょーもないんだよね。

アプリとかも邪神ちゃんアプリみたいな本物のクソにクソで負けてたりさ、どうぶつタワーバトルみたいな奇跡的な何かもないわけじゃん。

あーでもプリコネのオートチェスは凄かったな。

アレなんであんな金かかってたんだろ?

ぬいぐるみ収益とか考えても全然回収できてねえだろ。

なんだったんだアレ。

あのレベルならまあ見てやらなくもないとはなるが、あんなん10年に1度だろ。

期待しちゃアカン。

寝たほうがええな。

寝て起きてからまとめ見て上澄みの50件ぐらいだけ見りゃええわ

2023-03-30

グリッドマン ユニバース』を観た。

シンエヴァあくま現実を主軸として虚構も悪くないよね、というスタンス作品だったと思う。対して本作は同じメタフィクションでも、現実を生きるアカネちゃんの姿も写しつつあくまフィクションをそのものを優しく、熱く肯定してくれる作品だった。落書きグリッドマンが新フォームになるのは意志の槍ガイウスみたいなだなって思った。

冒頭の前置きのシークエンスで、虚構世界にも日常はあり、グリッドマンと共に戦った後に帰る大切な場所なんだろうと思った。

怪獣出現と新世中学生との再開が割とすぐで、話が早い作品だと思った。ダイゼノンメンバーの出し方も良かった。

文化祭の準備の辺りから劇中劇についての話でメタフィクションとしての主題提示され始める。設定盛り過ぎじゃない?リアルじゃないよ、とか。六花は人間ドラマ大事にしたいけど周りからは反対されたり、内海アクション大事だろ、とかの話もまさに自己言及

結局台本は書き直されてアカネちゃんが消される話とかも、この作品自体への言及になっている。

ガウマが姫と再開したり、嬉しい要素ではあるけど、ん?と思うような展開に視聴者違和感を抱く頃、裕太もそれに気が付く。フィクションなんてキャラが多いほど良い。カオスで良いんだよ。だけどなにかヘン。

そこでアレクシスが現れてから物語が展開して加速的に面白くなった。シリアスさは演出しつつ、コミカルさも残すシュールさが良かった。BLEACH月島さんのアレを思い出してちょっと面白かった。おちゃらけて飄々としたキャラが立っているのは終始一貫していて良かった。

その後の裕太の混乱から怪獣出現、別次元キャラ消失するシークエンスアンチくんとグリッドマンのアノシラスが現れた時の安心感といったらね。その辺りのキャラちゃんと拾ってくれるのかと思った。

アカネちゃんに作られた世界キャラクターに過ぎない事実を受け入れられるのか、という蓬の言葉は、グリッドマンから続く虚構の是非の話だ。アノシラスの国家とかだってフィクションじゃん、でもそれは別に悪い事じゃないよね、というのはナラティブから離れたマジレスだな……と思った。この辺りからメタフィクションとしての主題がかなりはっきりと提示された気がする。グリッドマン実体を持たず、人間が云々という辺りも劇中の射程を超えたフィクションのものへの言及なんだろう。何度か観てもっと咀嚼したい。

グリッドマン自身宇宙になって云々、というくだりはほぼ理解できなかったし、まあ初見理解させる気もないんだろうと思った。とんでもない存在と化したグリッドマンと一体化すれば解決するけど、裕太の自我も失われてしまう、という点を押さえればまあヨシと思った。

妙に棒なバイクの兄ちゃんプール監視員の人?何故……?と思ったが、調べたら電光超人絡みのファンサービスらしい。

アクセスフラッシュ後の暗転から、オープニングの実写の人間の目の意味が明かされる。現実に帰ったアカネちゃんが、箱庭の中のキャラクターを友達として助けるというのが良かった。真っ当に生きていたんやな。

グリッドマンが裕太の日常を奪ってしまった事に謝罪するけれど、楽しかったよと肯定するのがとても良かった。

アレクシスドミネーションして敵を探す辺りからもゴチャゴチャしていて、あまり細かく理解させる気はないなと思った。ラスボス怪獣現実存在サムシングメタファーと受け取ったが、より具体的な事はまたじっくり考えたい。

なんやかんやでインパーフェクトユニオンが流れて色んな合体を見せる所で同窓会映画お祭り映画としては既に満点を叩き出していた。TV版ではちょっとユニオン使いすぎじゃね?と思っていたが、2時間映画で満を持して流れた日にはもうね。劇場に来て良かったと思わせてくれるには十分の迫力あるシーンだった。

アカネちゃん魔法少女シーンや巨女化する二代目

こちらがちょっと気恥ずかしかった。立花の太ももあんまりフィーチャーされないんだなと思っていたが、アカネちゃんデカパイ露骨だった。

トリガーらしいノリと勢いで大団円を迎えて、お祭り映画に終止しない良い映画だったなあ……と思った。

ラストは二人がくっついて百合オタクは不満だったかもしれないが、直前にダイゼノンを履修してヘテロの口になっていたので私は大満足だった。ダイゼノンテーマであった、過去清算した未来に進むという事もしっかり拾われている。

六花が劇で自分の伝えたかった人間ドラマが届いたかは分からないけど、楽しめてもらえたなら良かったと言う所もこの作品を優しく包み込んでくれた。

ガウマの姫の出会いと別れはカオス引き起こしアクシデントだったけれど、 彼らが交わした会話は紛れもなく本当にあったもので、だからこそ彼も過去をすっきりと清算して、新しく得た居場所で前に進めるんだと思った。

お祭り映画としてだけでも、こちらが欲しているものを存分に与えてくれた。怪獣優生思想の人らは出なかったが、あくまグリッドマンユニバースだし、彼らは過去に囚われた過去の人達なのでまあ……と思ったら二回目に観たら一瞬だけ文化祭を楽しむワンカットが挟まれてた。

そして何より、グリッドマンから続く虚構肯定ダイゼノンから未来を勝ち取るという主題について優しく、熱く、力強く語りかけてけれた作品だった。

2023-03-21

補完計画思想の悪役の倒し方って、何か大切な存在を失ったのをきっかけに

人間の汚さやエゴの衝突がダメなんだ。だったらみんな平等に溶け合ってしまえば良い。それこそが幸せ世界だ」

みたいな事言い出す奴が

「いや君にも悲しい出来事があったのだろうけど、極端な思想に走って人を巻き込んじゃいけないよ。そうやって人の悪い部分ばかりに目を向けてないで、適度に人を信じようよ。あの時あなたが過ごした幸せ時間は紛れもなく本物だったんじゃないの?」

つって説き伏せられるパターンが多い気がする。

それ以前に、そもそも余計なお世話だよっつって突っぱねるパターンあんまり見ない気がする。

人の数だけ考えはあるし、そのそれぞれが対等なのだから、人には立ち入ってはいけない領域がある。私は現状に満足なんだし、あなた幸せ計画は過ぎたパターナリズムだ。それが個人主義ってもんとちゃいまっか?つってお説教したって良いと思う。

でも概して実感を伴わない理屈ではなく、自身幸せを思い出す事、他人幸せをその目で見る事で初めて納得が得られるというものだし、そういうナラティブ解決するのがフィクションの良さでもあるしな。それを余計なお世話、という説得に落とし込むのは難しいのだろうか。

そもそも個人主義利己主義と同一視してる人間が世の中に多いから、あまりピンと来ないというのもあったりするのだろうか。多ければこそ、そういうオチにしたって良いと思うのだけれど。

ちょっとズレるけれど旧劇のオチは一度補完計画を始めてしまった上で、「これはやっぱり違う」と実感を伴って答えを決める所に好感が持てた。人と関わるのも大事だよね、という凡庸な所に着地したシン〜より。別にそんなんフィクションに語られずとも実生活で学べば良いし、学んで来るもんやろって思う気持ちがあるんで。

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