2023-06-08

生物がどうやって動いてんのか不思議でならなかった。

一点の損傷も無い死体(そんな仮定が成立するかは知らない)と生きてる人間の違いって何?

技術で生きている状態細胞と全く同じ物質を作り上げてプラモみたいに組み立てたらそれはひとりでに動き出すの?

核がどうのゴルジ体がどうのは習うけど、DNAの転写やらタンパク質の合成やら、それって何のパワーで動いてんの?ってずっと思ってた。

ある仕組みの中で、ひとりでに動くモノを知らない。常に何かの力に動かされている。

から離したリンゴ重力に引っ張られて動く。

川に浮かんだ葉っぱは水の流れに任せて動く。

車は人間エンジンをかけてアクセルを踏みハンドルを切って動く(内燃機関の仕組みもイマイチ分からんけど)。

じゃあ細胞は?構成要素の一つ一つは何に動かされてんの?

そしてそういうミクロな部分での話はそのまま生物ってなんで動いてんの?という疑問に拡大する。

なぜ筋肉意思通りに動かせるのか。そもそもなぜ筋肉を動かそうとする意思が発生するのか。

タンパク質だかの粒がひとつひとつ意思を持ち、自分の使命を理解して動いているとは思えない。

とある時、それはドミノ倒しみたいに連鎖的な動きなのではないかと思った。

ひとつ前の動作によって次の動作必然的に定まり、それを無限に繰り返していく。

具体的な話はよく分からんけど抽象的な理解として。

何かのアクションがあって磁石と砂鉄がくっつくみたくアデニンとチミンがくっついて、それがまた次に何かしらのアクションを呼ぶ。

この例えが適切かは知らんけど、そうやって連鎖的に動きが繋がっているんだろう。

しか物事には始まりがある。ドミノは並べて一押ししてやらねば始まらない。

生物、というか哺乳類の始まりと言ったら受精だ。

まり、やることやって受精した瞬間からドミノ倒しが始まるのだと思うとなんだか非常にしっくりきた。

いわば受精した瞬間に車のキーを回すようなもので、一度エンジンが止まってしまえば再度始動する事は二度と出来ない。

生物とは化学法則物理法則に則った連鎖的な現象なんだと。

限られた知識認識範疇アナロジーを多分に使ったものだし、果たして適切な理解であるかは知らんけど、腹落ちはした。

より具体的な話を理解するには基礎なし生物なりをやればいいんだろうけど、取り敢えずの納得は得たしそこまでするのは面倒くさい。

まあもっと言えばそのドミノはどうやって用意されたのとかはあるんだけど。

火の鳥ポストアポカリプス世界で不死身の主人公がなんかの物質を海に撒いて、そこから新しくナメクジみたいな知的生命体が現れる話があったな。

川に浮かべたプラモのパーツが偶然組み上がるよりもありえなさそうな事だけど、実際そんな感じだったんだろうな。無から有は発生しなさそうだし。

規範を取り扱うならともかく、自然現象理解するにあたって宗教はお役御免に思えるけど、やっぱり神様存在を信じたくなる気持ちはあるね。

一般人にはそれかエセ科学が結局一番腹落ち出来る。不条理不条理のまま受け止めてモヤモヤするのもいいけどね。

こういう話とか、宇宙の端っこってどうなってんのとか、時間って有限でも無限でも矛盾しねとか、そういう疑問はいっぱいあったな。

人間思考認識範疇では理解の及ばん領域もあるじゃろうて、で片付けるつまらない人間になってしまった。

小難しい物理とかではちょっと突っ込んだ話もあるんだろうけど、説明された所で多分理解出来ない。

どうせオチとしては「断言できる事はありません」みたいな感じだろうし。

あと生物細胞細胞膜やら核やら、概ね同じ要素で出来ていますって習ったけど、じゃあ異なる役目を持つ器官ごとの細胞の違いは何なんだよって思った。

これはググれば分かりそうだけど、こういう必然的に生じるであろう疑問に対してノータッチを決め込むのが気持ち悪くて勉強嫌いだったんだよな。

あいちいち突っ込んでたら高校レベルを逸脱してしまうのかもしれんけど。

しか生物自然法則に従った現象に過ぎないのなら、それって運命存在する事にならないかなって思った。

キャラクター脚本存在に気が付くメタフィクションはあるけど、人間自然法則理解して世界の筋書きに接近するのも予定された必然なのかなって。

自由意志も何もかも全て脚本の筋書きに過ぎないのかと思うとなんか恐ろしく思った。

自分ロジックよりもナラティブに魅力を感じる人間だけど、そのナラティブすらも論理必然から生じるものだと思うともうね。

思考停止は良くないとか言う人いるけど、どっかで思考停止しないと気が狂ってしまうよ。

  • 生命は炎と同じく現象やで 日本生物物理学会も “材料的には生命と非生命の物質の間に本質的な違いはありません.それでは,「生命」と「物質」の違いはどこにあるのでしょうか?“...

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