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はてなキーワード: 必然とは

2019-07-31

anond:20190731105158

これに同意

人間が書けてない」ことはポルノグラフィにとって商業上の必然であって、別に課題」ではないでしょ。

深遠な自己反省など必要なくどんなどクズでも気持ちよくなれる…ってやり方で作品が売れてるなら、それが全てでしょ。

2019-07-30

anond:20190729150128

「愚将」ではないものの、そもそも大学バスケ界の強豪を率いていた指導者が、特に強豪でもない公立校指導者をやってる」という設定時点で、本当の優秀な指導者とはまた違うというキャラクターであることは前提っしょ。そして、その設定のお陰で「名将が無名ダイヤの原石と出会う」というストーリーいくらかのリアリティが出るんだから必然でしょ。


ちなみに、こういう「(地方に埋もれた)主人公から見たら神に等しいような(都落ちした)すごい師匠に、実は人間的な側面や欠陥がある」ことを描くのはジャンプ漫画定番だよね。古くはDBの亀仙人とかもそうだし、幽遊白書アイシールド21銀魂、……まあ、他にも思いつくやつ色々当てはめると分かると思うけど大抵の漫画でこうなので、これはそういう雑誌としての方針なんじゃないのかと思う。なんかそういう感じの編集者向けマニュアルとかありそう。知らんけど。

2019-07-29

Fateに見る那須きのこが抱える女性像の気持ち悪さについて

Fateという作品が非常に気になっていたので、ここ数年Fate関係をずっと漁って、Fate/Staynight → Fate/ZERO → Fate/UBW → Fate/HF → Fate/Extra(アニメ) → Fate/プリズマイリヤ1,2,3 → Fate/Apocrypha → Fate/Extra(ゲーム) → Fate/Extra CCC → Fate/Extellaという順番で消化し続けてきた。途中Type-Moon世界観が共有されているとのことなので、空の境界OVAを6作見てみたりもしてみた。そしてその結果として、言いようのない気持ち悪さを覚えたのでここに書き散らす。ぶっちゃけると奈須きのこ、てめえは駄目だ。人間ってもんがぜんっぜん書けてねえ!!

Fate気持ち悪さをざっとまとめると以下に集約できる。

(1)Fateヒロインはみんなちょろい女

Fateヒロインって奴は、というよりType-Moonの主要ヒロインは以下にまとめることができる。

 ・青セイバーアルトリアペンドラゴン

 ・遠坂凛

 ・間桐桜パッションリップ

 ・赤セイバーネロクラウディウス

 ・玉藻の前

 ・アルテラメルトリリス

 ・エリザベートBB

 ・アルクェイド

 ・ルーラージャンヌ・ダルク

 ・赤のキャスターセミミスApocrypha

 ・イリヤスフィール・フォン・アインベルン

 ・クロエ

 ・美遊

まあだいたい出てくるヒロイン枠はこんなもんなんだが、ぶっちゃけエロゲと同じでわりと単純で簡単類型化できてしまう(どうして簡単にかつ単純に類型化できるのかは実は一言表現できるのだが、それは次のチャプターで話す)要するに以下のタイプしかいないのだ。

 Type-A.青セイバーアルトリアジャンヌ・ダルク
    ・クールビューティ
    ・使命優先で感情を捨ててきましたエピソードが多い所が特徴、そのくせ不器用型女で大抵食い意地が張ってる場合が多い
    ・主人公に使命感から干渉する内に主人公を好きになっちゃいました
   ※Type-A変形:アルテラ
    【落とし方】

    ・食い意地が張ってるので、基本は食事で胃袋を掴む

    ・使命感を捨てて恋に生きるよう説得するため、とにかく女の子扱いする

    ・不器用生き方のもの肯定し、過去の傷を舐めて肯定してやる

    【NG

    ・チャラい、不真面目

    ・成金傲慢勘違い

   ※要するにギルガメシュ

 Type-B.ツインテール遠坂凛エリザベートメルトリリス
    ・ツンデレ
    ・主人公に余計なお節介をしたりなど、ツンなのに甲斐甲斐しい所が特徴、大抵どこか残念ポイントがあってそこを突かれると弱い、ムキになる
    ・最初主人公下僕程度にしか思っていなかったのに、残念ポイントを突かれたり、心の隙間に不意打ち喰らう内に主人公に執着して好きになっちゃいました
   ※Typa-B変形:イリヤスフィールクロエなど
    【落とし方】

    ・基本は頼って相手自尊心を満たしつつ、隙を伺う

    ・チャンスを見て、心のSGを暴いたり、心の中身を覗き込んで一旦丸裸にした上で従順にさせる

    ・たまに大真面目に褒めると照れるので、褒めのジャブを入れつつ、好意ストレートに打ち込むと何故か落ちる

    【NG

    ・間桐シンジ

 Type-C.肉食女(玉藻、ネロアルクェイド
    ・逆セクハラ枠、本妻アピール、ど直球エロ
    ・性的露骨発言をしたり、直球アピールが多い所が特徴。途中からType-BとType-Cのバトルが起こったりして、BとCの境目が無くなったりする。
    ・何故かは分からないけど最初から主人公のことが好きでした
   ※Type-C変形:メディア
    【落とし方】

    ・真面目な朴念仁で、目的のために愚直に突き進む優男タイプに弱い

    ・ド直球に大してド直球に返す、沈黙沈黙を返して誘い受けする、これを繰り返していると勝手相手が落ちている

    ・倫理にもとる行為をしても基本的には立ち位置を信頼モードにして「何があっても一緒だよ」「過去どんなことがあっても俺は気にしないよ」と言い続ける

    ・意外と寂しがり屋だったり、わりと物事を達観してる節があるので、そういうとき包容力を見せるだけで落ちる

    【NG

    ・こいつら自身が裏表があるタイプなので、裏表が通用すると思ったら間違い

    ・下手に策を弄するよりも天然を地で行くタイプに弱い。本人たちもそこがわかってるから冗談交じりで愛情ストレート表現してくる。

 Type-D.ef系(間桐桜パッションリップBB
    ・精神的な脆さとそれを抱える原因となった闇、もしくはそれに相当する何らかの因果があるヒロイン
    ・いわゆるヤンデレではない。純粋精神的におかしいのに主人公存在正気を保ってるところがポイント
主人公のことを神とか太陽とかずっと思って憧れながら、影でおっさんの太い肉棒に貫かれてました系ヒロイン
   ※Type-D変形:美遊
    【落とし方】

    ・とにかくこいつらは寂しがりで承認欲求が強いので、友達とか絆とか特別というキーワードに弱い

    ・特に精神的な繋がりを重要視するだけで、それを与えるだけで生きる目的にすらなっちゃ

    ・精神的な闇の部分も含めて「お前が特別」を与えてやるだけで落ちる

タイプ共通する欠かせない要素

   ・全員主人公男のことが初見で好き。

・必ず嫉妬を見せる(全員嫉妬する表情が同じ)

・必ず不器用な一面を見せる

・必ず精神的に脆くて押されると弱い恋愛スイッチがある

・必ず料理エピソードがある

 アホかってくらいみんなこれに該当する。そのせいで(2)Fate主人公全般に見られる妙な脱個性&表面的素朴化が起こってる。

(2)Fate主人公全般に見られる妙な脱個性&表面的素朴化、ふいに現れるヲタノリ、かつ妙な包容力と行動力

Fateというか、Type-Moon系の主人公格はほぼ以下の五人に集約できる。すなわち黒桐幹也衛宮士郎ジーク、岸波白野、藤丸立香の五人である。これは女ヒロインがType-A~Dの四種類に集約でき、かつ変形種まで存在することから考えると驚くほどに単調で少ない。とはいえ一応五人はいるのだから、五人を一人ずつ分析していってもいいのだが。ぶっちゃけるとこの五人、精神分析するまでもない。細かい差異はあれど以下の一行に簡単に集約できてしまう。

Type-Moon.(黒桐幹也=)岸波白野=藤丸立香
   ※Type-Moon.変形:衛宮士郎ジーク

マジでこれは異論は認めない。ぶっちゃけTypeMoon系の主人公(男)ってやつはどいつもこいつも女に対しておんなじアピールしかしてない。驚くくらいこれがまったく変わってなくて驚きを通り越して笑えてくる。マクロスフロンティアMay'nが歌うノーザンクロスに「君を掻きむしって濁らせた、なのに可憐に笑うとこ、好きだったよ」という歌詞があるが、まんまこれである。すなわち「お前の本当の姿は可愛いんだろ?そんなお前を俺は知ってるZe!放ってなんかおけないZe!」「僕を傷つける君でも、俺はお前を好きだZe!放ってなんかおけないZe!」のどっちかを繰り返して女の子を包み込んでいるだけなのである。その証拠に各々のメインヒロインFate/StaynightシリーズFate/Extraシリーズを用いてざっくりどうやって各主人公が落としてきたかを振り返ってみよう。

 ・青セイバーアルトリアペンドラゴン

「士郎は卑怯です、私の過去を知って、何度も私の中に入ってきた(性的に)」

→「惚れちまってんだから仕方ないだろ、俺はお前をこのまま放っておけないZe!」→「俺はお前を救いたい」→陥落

 ・遠坂凛

「(アーチャーが私を裏切った…!?そんな…っ)士郎、今日疲れたでしょう、もう休みなさい」

→「お前の方が辛いはずじゃねーか、俺はお前をこのまま放っておけないいZe!」→陥落

 ・間桐桜

「先輩、私綺麗じゃないんです、もうずっと前から汚れた女なんです」

→ 「そんなお前をこのまま放っておけないZe!俺は女としてのお前を求めたいんだZe!」→陥落

 ・赤セイバーネロクラウディウス

「奏者よ、本当の私は悪名によって星に刻まれ為政者なのだ為政者としての余は完全に間違いばっかりなのだ

    → 「そんなお前の姿が俺には眩しいZe!」

 ・玉藻の前

「私は傾国の姫君、私は人とは一緒にいられない、一緒にいてもどうせ不幸にしてしまう、」

→ 「そんなお前が俺との何気ない日常を選んでくれたことが俺はうれしいZe!俺はお前を信じていたZe!そんなお前を俺は好きだZe!」

 ・アルテラメルトリリス

「私は破壊の王、命を奪いたくは…ない、私は、その意味をまだ知らない。だが私には、破壊しかないのだ。他には…何もない。だから…」

→ 「お前の本当の姿は可愛いんだろ?そんなお前を俺は知ってるZe!放ってなんかおけないZe!」

ほらな?

 ぶっちゃけFate/Extra、Extellaなんてのはストーリーメチャクチャ単純で、主人公の事を好きな味方(サーヴァント)を連れて聖杯戦争を進んでいく内に主人公の事を好きな敵が現れて、その敵から主人公が逃げたり逆にその敵を救おうとして失敗してを繰り返しながら、ラスボスとの戦いで主人公を好きな味方と敵の全員が力を合わせ、最後ラスボス大団円で倒した後に、切ない別れが待っている、以上。もうぶっちゃけこれだけであるFGOほとんどこれを繰り返してるだけ。(※この系譜に当てはまらないのはせいぜいがFate/ZeroとFate/Apocryphaくらいのもんで、しかもこの2つは両方ともメインライター那須きのこじゃなくて虚淵と東出)那須きのこの描く女性像、特にヒロイン像ってヤツがいかに偏ってるか、いい加減気づいた方が良い。こいつにとってヒロイン女ってのは精神的脆さという名前恋愛スイッチ存在していて、そこを押しさえすれば女はみんな落ちると思ってる。でもってそのためには男は全員器が謎に広くて天然朴念仁でありながらストレート女性を褒めることも出来て自分ピンチにも泰然自若としている肝っ玉のある男じゃなきゃいけないわけだ。

 このヒロイン像に対比する形で生まれ男性像が顕著といえるのが<空の教会>の黒桐幹也くんである

両儀式」に殺されかかりながらも彼女に惚れてる黒桐幹也くん

 筆者は空の教会の「殺人考察(前)」編で両儀式から殺されかけて逃げながらも彼女を何度も振り返って見つめ合う黒桐幹也になんだかシュールものを感じてしまって半笑いになってしまったのだが、とにもかくにも那須きのこヒロインを救う主人公ヒーロー像)ってのはこのときからまったくといっていいほど変わっていないことが伺える。この異常なヒロインをそれでも愛するヒーロー男性)というのはFateにも結構登場していて、藤丸立香や岸波白野だけじゃなく、メディアさんの恋人ポジションである葛木先生なんかはモロにそのポジションだったりする。特に岸波白野くんの包容力演出の異常さに関してはメルトリリスパッションリップエピソードでも充分に語られているから分かるだろう。基本的那須きのこ氏の作品に登場するメインヒロインたちは絆や深い関係を作るために何らかの精神的ウィークポイント存在しなければならず、そこを無意識に突くことができ、かつ人格的にも不安定彼女たち(意図的男性の手の中に転がりやす存在として貶められている彼女たちの人格)を包み込んであげるためには、ヒーローたる男性は極端なまでに懐が広くて朴念仁でお人好しでなければならないというわけだ。

Fateに見られる那須きのこヒロインとヒーロの構造には根深病理があると見た

 これって西尾維新とかの物語シリーズにもよくあるんだが、とにかく女性という存在を何かと欠陥のある存在にしたがっている。「欠陥のある存在にしたがる」というのは要するに、手触りがあって男の手の中に何となく収まってくれそうな存在に押し込めたがる傾向がある、という意味だ。早い話が心に隙間のある人間に仕立て上げることで、弱点スイッチを作っていることだと言っていい。そしてそこを上手に押してくれる男性ヒーローと仕立てあげる構図を作り上げている。これは病的なまでにすべてのヒロイン共通して言えることである。例えばFate/Extellaに登場するアルテラは1万4千年前の世界を滅ぼした遊星の尖兵たる巨神そのもので、その気になればサーヴァントたちのみならず神級の英霊をも下すこともできる超弩級危険人物なのだが、どういうわけか主人公に惚れていて何故か必要もないのに彼にプログラム世界であるにも関わらず料理を振る舞ってみたり、甲斐甲斐しく抱きしめてみたりする意味の分からないエピソードが大量に存在する。そしてどういうわけか主人公の昔の英霊パートナー嫉妬したり、主人公と会話をしたがるも話すことが見つからなくてじっと見つめてしまったり、逆に見つめ返されて恥ずかしがったりしてしまうのである

(3)奈須きのこの抱えるヒロイン像の病理とはすなわち「女の子男の子の手のひらに収まってる存在である」という願望の押しつけである

この一言に尽きる。だから女性ヒロインにわかやすテンプレを付けすぎて、しかも毎回それを使いまわしすぎる。そして男性ヒーローに対して、女性を救う存在とさせすぎる。一言で言えば、女を舐めすぎだ。この辺は主人公(男)がしょっちゅうヒロイン(女)をからかったり弄ったりすることからもよく分かる。その弄り方のほとんどがどうにもこうにもヲタ臭いのだ。

別に人間なのだから、弱点を押されれば弱いのは分かる。精神的な脆さや寂しさが女の魅力になることも分かる。

でもそれに頼りっきりかっつー話である。いい加減恋愛スイッチのあるヒロインヒーローが助ける構図をやめてみたらどうなのか、と。例えば歴代の有名ヒロイン綾波レイ恋愛スイッチがあったかガンダムララァ恋愛スイッチがあるのか?ヒーローはいだってヒロインに愛されていなければならないのか?そうだとしても、それは常に恋愛という形である必要があるのか?ときにはヒーローこそが、心理的に成長する物語を描いたっていいんじゃないか?Fate作品ヒーロー男性)が画一的で単調なのは、決してヒロイン女性)を魅力的に描く上でそれが必然からなのではない。単純にヒロイン女性)をきちんと描けていないから、その対存在であるヒーロー男性)が対応する形で単調な存在になってしまうのである

那須きのこ氏の課題は、これまでとは異なる男性ヒーロー像を描くことである

ポケモンレッド.hackカイトのような、没個性的な男性を主軸に置くことを続けていくことは否定しない。しかしあえて言おう。真の意味での没入感や共感視聴者が得るためには、登場人物には哲学や主張が存在しなければならない。中庸をいく存在であってはならないのだ。極端に何かを主張する存在でなければならない。それでいてなお、視聴者好意を射止める存在でなければならない。そしてそれに共感するか否かは、すべて視聴者に委ねるべきなのだ

 この点を非常にうまくやったのは間違いなく虚淵であるFate/Zeroの主人公たる切嗣は、主人公としては実に賛否両論だろう。この主人公に対して感情移入できたのかどうかは実際のところ評価の別れるところだし、正直行って那須きのこ氏が展開する没個性型の主人公とはまったくもって一線を画す、主義主張の塊のような漢だ。しかしどうだろう。不思議切嗣を憎めない。また那須きのこ氏がヒロインヒーローにばかり話の焦点を当てるのに対し、虚淵氏が上手いのはヒロインヒーローが絡むメインテーマに対して、ヒロインヒーローとは異なる視点におけるサブシナリオをきちんと描いてメインテーマに関連付けさせるところだ。衛宮切嗣に対して言峰綺礼をきちんと置くし、セイバーに対して、きちんとウェイバーイスカンダルそしてギルガメッシュを置く。(※この違いはなんのかというと、要するに虚淵氏が単にラブコメ恋愛あんまり書くつもりもないかなのだが)

 したがって、那須きのこ氏がこの課題クリアするためには、まず安易ラブコメ恋愛スイッチヒロインを描くことをやめるところから始めるべきだろう。もっと多種多様人間感情模様を描くべきだし、そしてもしそれがきちんと出来ていれば、主人公(男)があれほどまでに没個性的で妙なヲタのりをする奇妙な包容力のある人物になるわけはないのである

 結論としてこうなる。Fateに感じる気持ち悪さは、那須きのこ氏が人間を描けていないからだ。

大学院生エリート意識

無自覚エリート思考

先週, Twitterを中心に大学院生授業料免除について大きく話題になった. 話題根拠となったのは文部科学省HP上に公開している高等教育段階の教育費負担新制度に係る質問と回答(Q&A):文部科学省であり,

Q67 大学院生は新制度支援対象になりますか。

A67 大学院生対象になりません。(大学院への進学は18歳人口の5.5%に留まっており、短期大学や2年制の専門学校卒業した者では20歳以上で就労し、一定の稼得能力がある者がいることを踏まえれば、こうした者とのバランスを考える必要があること等の理由から、このような取扱いをしているものです。)

との記述が大きな反感を買ったようだ. 大学院生授業料免除がなくなると捉え, 反発した人も多くいたようだが, 実際には授業料免除がなくなるわけではなさそうである.[1]

この話題に関してTwitterで見かけた投稿違和感を感じたので, それについて述べたいと思う. 私が見かけた多くの意見は, 文科省に対する強い憤りを示したものであった. とくに, 引用箇所の「こうした者とのバランスを考える必要」というところに強い反発があったように思う. 日本科学力に貢献している我々がなぜこのような不遇な状況に置かれなければならないのかといったように.

しかし, 本当に彼らは劣悪な待遇を受けているのだろうか. 学歴別の年収統計を見てみよう. 厚生労働省の公開しているには学歴別の賃金カーブ掲載されている. 大学院生大学生区別されておらず, 一緒のカーブ統合されてはいるが, 一番賃金カーブが高いのが大学大学院である. 大学院卒の初任給について https://www.mhlw.go.jp/toukei/itiran/roudou/chingin/kouzou/17/01.html掲載されているが大卒に比べてやや高い. また, 経験的ではあるが大学院に進学する学生難関大学ほど多いことを加味すると, 大学院卒のほうが大学卒よりも昇給の度合いが高いのではないだろうか.

何が言いたいかと言うと, 大学院卒は(少なくとも大卒以上は)日本社会における勝ち組であり[2], 高卒と比べて一年あたり数百万程度の賃金格差が存在するのである. 国立大学なら修士2年で100万程度の, 私立大学でもおよそ300万の学費文句を垂れる資格はあるのだろうか. 大学院生である間の懐が寂しいのであれば, 奨学金を借りて勝ち組になった後に返せばいいだけだろう. 就職に失敗した時の不安なら, 奨学金返済に関して勝ち組になれなかった場合セーフティネットの拡充を求めるべきだろう. 大学大学院には, 国家から様々な形態資金が渡っている. 高卒者と比べてすでに多くの支援を受けているにもかかわらず, 大学院生に対するさらなる厚遇があって当然と言わんばかりの発言には不快感を感じた.

大学院生らのもう一つの主張は, 大学院生冷遇すると日本科学力を大きく損なうことになるというものだ. これが事実だとしても, この手の意見には少しばかりの違和感を感じる. 先の意見を強めに言い換えれば「日本政府大学院生という国家にとって非常に価値のある人材投資するべきであり, 高卒などの投資価値の薄い人材との公平性など考えなくて良い」となる. 彼ら彼女らの持つ強いエリート意識にあまりにも無批判でいることに嫌悪感を抱いた.

先にも述べたように, 体感として大学院生の多くはある程度の難関大学に在籍する者たちである. 東大生の親の年収多数派は950万以上というデータ[3]があるように, 彼らはアッパードル以上の家庭で育っていることが多いだろう. 日本には非常に劣悪な環境で勤務する労働者存在するということを認識していないのではないか. 周囲にいるのはそれなりにお上品な人ばかりだから, 他者感覚のない意見を平気で発言できてしまうのではないだろうか.

文科省というスケープゴート

彼らの考えでもう一つ気に入らないものがある. 彼らはこの手の話題[4]になるたびに文科省財務省批判している. 日本政府を満足気に批判して終わっているが, 大学院生でもありながら事の本質に迫らずに終わっているのは悲しいものだ.

文科省財務省所詮与党政治家の手先に過ぎない. そして与党政治家所詮国民多数派圧力団体代弁者に過ぎない. 彼らの真の巨悪は日本採用する民主主義だ.

民主主義はすべての国民平等であることを前提に構成された制度である. どのような人間でも有権者でさえあれば等しく一票を投じる権利を有する. つまり多数派正義だ.

彼らの考えに基づけば, 政府投資する価値のある大学院生研究者投資する価値の少ない「その他」に分けられる. しかし, 大学院生研究者日本において圧倒的少数派である. 投資する価値の少ない多数派に多くの国家予算が注ぎ込まれ, 投資する価値が高くても所詮は少数派にすぎない彼らにはあまり投資されない. これが民主制必然ではないか. とくに大学院生は将来の勝ち組である. いくら投資するのが合理的とは言え, 勝ち組投資することを許容できるほど今の日本民主主義成熟していない.

それでも昔の日本はうまくやっていたのだろう. バブル崩壊前までは日本精神的にも豊かであり, 国民は日々の生活に満足していたはずだ. 日々の生活に不満がなければ政治に関心を抱かないし, 裏で国家資源勝ち組に回っていたとしても許容できるくらいの度量があっただろう.

しかし今の日本は先行きが見えない. 少子高齢化問題により国家財政は逼迫し, さら高齢者妊婦などの様々な国民政府から支援を求めている. 現代日本の最大の課題は限りある国家予算をどう分配するかであり, どこかに予算を割り当てるには, 他の誰かの予算を削る必要がある. そして日本民主主義国家なのだから支援を求める多数派から順に予算を分配することになる.

日本において大学院生は非常に少ない存在である. 後期高齢者1700万人[5], 身体障害者436万人, 知的障害者108万人, 精神障害者392万人[6], 生活保護受給者210万人[7], 母子家庭123万世帯[8]に対して大学院生は25万人[9]にすぎない. 一般的に考えられる支援必要社会的弱者より一桁人数が少ないのだ. 国民多数派に媚を売ることしか考えていない政治家にとって, 大学院生など考える価値もない存在だろう.

今の日本民主主義を見る限り, 限られた国家予算は彼らの思う投資価値の高い少数派にではなく, 投資価値の低い多数派に注ぎ込まれるだけだ. 彼らがなすべきことはTwitter文科省財務省文句を垂れることではない. 国民平等であるという欺瞞に満ちた民主主義崩壊させる工作活動や, 日本支配層たる愚かな多数派日本国民から主権を奪い取る活動をこそ行うべきなのだ.

1 ttps://twitter.com/noi_springfield/status/1154657222816747520?s=21

2 人文系大学院生アカデミアに残った研究者などは違う境遇だろうが, 大学院生という大枠でみれば平均的には勝ち組である.

3 ttps://www.newsweekjapan.jp/stories/world/2018/09/6950.php

4 欧米諸国に比べて研究者待遇が悪いことや学費が年々上がり続けていることな批判できる話題はいくつもある

5 ttps://www8.cao.go.jp/kourei/whitepaper/w-2017/html/gaiyou/s1_1.html

6 ttps://www8.cao.go.jp/shougai/whitepaper/h30hakusho/zenbun/siryo_02.html

7 ttps://www.mhlw.go.jp/file/05-Shingikai-12601000-Seisakutoukatsukan-Sanjikanshitsu_Shakaihoshoutantou/0000164401.pdf

8 ttps://www.mhlw.go.jp/file/04-Houdouhappyou-11923000-Kodomokateikyoku-Kateifukishika/0000188136.pdf

9 ttp://www.mext.go.jp/component/b_menu/shingi/giji/__icsFiles/afieldfile/2017/07/24/1386653_05.pdf

2019-07-27

[]選挙後すぐにブロッキングDL規制議論再開かよ

海賊版ブロッキング議論再開を=政府先送りに有識者意見

https://news.infoseek.co.jp/article/190726jijiX536/

本気で呆れる。

本当に選挙が終わって自民圧勝たか否やで速攻で知財の連中は大暴れして強行しようとブロッキング及びDL規制ねじ込む事に躍起になってんだな。

これツイッター等でこれに出た人の反応を見る限り、急遽会議を予定にねじ込んで押し進めようとしているみたいだし、かなり強引に進めようとしているのが見て取れる。

しかも前回の通常国会一般人はおろか漫画家等の当事者から反対が出て、自民部会で凍結されたのもあってか、今回、竹宮惠子さんや福井健策さん等の反対及び慎重側の人間が外されて、諸悪の根源である川上量生氏や林いずみ氏が重任とか余りにもふざけた事になってる。

マジでこの会議自体メンバー規制を強行しようとしている人間しかいなくなってるんじゃないのか?

本当、中身や発言者名前を知らせないルールを作ったりとかなりこいつら横暴した上で、好き勝手進めている時点で、ただでさえおかしな事になっているのに今回、カワンゴみたいな人間ばかりで固めて、いきなりねじ込んで会議で進めたとなれば、普通に国民はおろか有識者議員からも反発出ると思うがな。

かに国の小委員会みたいなものって出来レースでふざけたものも多いけど、昨今の知財ほどふざけているものはないと思うわ。

見所は自民がどう反応するかだろうね。

これでDL規制ブロッキングを押し進めたらやっぱり選挙対策だったと言われるし、山田太郎議員に入れた54万票は離れるのは必然だと思うし、まともな対応したら普通に自民と言う政党自体を見直す事になると思うわ。

一般人所か普通御用学者であるはずの委員会メンバー漫画家等の権利から問題点が指摘されまくって、挙句自民議員にも指摘されて、部会で凍結された経緯があるのにこれを普通にだす知財の神経と頭マジでおかしいと思うよ。

漫画村の件から潰す事が出来て、身柄確保までされたのにブロッキング進めようとしているのはブロッキング自体目的化していないか?って大学教授にも言われてるしな、今回。

もはや海賊版対策と言うのはお題目に過ぎないと今回知財自身の行動が証明している様なもんだ。

本当、少し前にブロッキング酷似した規制である総務省アクセス警告方式だって問題点が指摘されて、否定されたばかりなのにこれって本当の意味知財メンバーって頭おかしいし、世間空気すら読めず、学習能力も欠如している上、子供よりも性質の悪い駄々をこねるどうしようもない連中だと思うわ。

これ、海賊版対策とは名ばかりで本質や主目的は別の所にあると思うわ。

普通にブロッキング進めるのは利権確保の為と言う話も見受けられるくらいだしな。

つーか、知財の連中は本気で空気読めない連中だと思うよ。

寄りにもよって議員京アニ火災でまだ遺族の支援金法案等の整備とかする必要があるとか言ってその対応をどうしようかと言っている時期に知財の連中は今回無理やり会議ねじ込んだうえでこれだぜ?

マジでこいつら空気読めてない。

普通オタク界隈云々のネタを言っても京アニ火災が急務であり、京アニ火災対策の話の方が先だろ。

本当知財の連中って単にクリエーター創作物著作権等を自身の思惑を押し進める為の道具としてしか考えていない節があるとこの行動を見ていても思うし、反吐が出るわ。

つくづくこいつら知財の連中こそ空気が読めないと思う。

2019-07-26

「終わりなき日常の終わり」とかいう終わってるコラム

アニメなんてなくても生きていける。

そう論じるのは簡単なことだ。

だが

人間そもそも不完全なものであり、合理性のみで人生を全うすることは難しい。

それが出来る人間もいようがその数は決して多くない。

アニメに限らず、ゲーム、酒、タバコ、異性、ギャンブル、車、ゴルフ音楽アイドルスポーツ観戦、特撮映画小説

多くの人間一見生産ものにひと時その身を浸して癒やしを得、日々の暮らしにおける心の糧にしているものだ。

まずこういったもの批判をすること自体禁酒法時代アメリカ天保の改革風俗取締令のようなナンセンスさがある。

すでに多くの批判が寄せられているが、大阪芸術大学純丘曜彰教授の例のコラムの改稿前のものを長くなるが引用し、思うところを述べていきたい。

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終わりなき日常の終わり:京アニ放火事件の土壌

純丘曜彰 教授博士

大阪芸術大学 哲学教授

/夢の作り手と買い手。そこに一線があるうちはいい。だが、彼らがいつまでもおとなしく夢の買い手のままの立場でいてくれる、などと思うのは、作り手の傲慢な思い上がりだろう。連中は、もとより学園祭体験を求めている。だからファンなのだ。そして、連中はいつか一線を越えて、作り手の領域に踏み込んでくる。/

まりに痛ましい事件だ。だが、いつか起こると思っていた。予兆はあった。たとえば、16年の小金井事件。熱烈なファン豹変し、本人を襲撃。アイドルアニメは、そのマーケットクリティカルな連中であるという自覚に欠けている。

もとはと言えば、1973年手塚プロダクションの瓦解に始まる。同じころ、もう一方のアニメの雄、東映労働争議で多くの人材放出。かれらは、それぞれにスタジオを起こした。だが、これらのスタジオは、アニメ製作ノウハウはあっても、資金的制作能力に欠けており、広告代理店テレビ局の傘下に寄せ集められ、下請的な過労働常態化していく。

そんな中で74年日曜夜に放送された『宇宙戦艦ヤマト』は、視聴率の低迷以前に予算管理製作進行が破綻して打ち切り。にもかかわらず、時間帯を変えた再放送で人気を得て、77年に映画版として大成功。当初はSFブームと思われ、78年の『銀河鉄道999』や79年の『機動戦士ガンダム』が続いた。しかし、サンリオ資本キティフィルムは、80年に薬師丸ひろ子主演で柳沢きみおマンガ翔んだカップル』を実写化し、SFではなく、その背景に共通しているジュブナイル、つまり中高生モノの手応えを感じており、81年、アニメに転じて『うる星やつら』を大成功させる。

このアニメの実際の製作を請け負っていたのが、手塚系のスタジオぴえろで、その応援として、同じ手塚系の京都アニメーション前身が稼働し始める。そして、その後のアニメ業界大勢の方向を決定づけたのが、84年、この監督だった押井守映画オリジナルストーリーうる星やつらビューティフル・ドリーマー』。SF色を取り入れた学園コメディで、学園祭の準備が楽しくて仕方ない宇宙人女の子ラムの夢に世界が取り込まれ、その学園祭前日を延々と毎日、繰り返しているという話。

アニメには、砂絵からストップモーションまで、いろいろな手法があり、セル画式だけでも、『サザエさん』や『ドラえもん』のようなファミリーテレビ番組はもちろん、『ドラゴンボール』や『ワンピース』のような人気マンガを動かしたもの、『ベルサイユのばら』『セーラームーン』のような少女マンガ系、『風の谷のナウシカ』や『AKIRA』のようなディストピアSFさらにはもっとタイト大人向けのものもある。

にもかかわらず、京アニは、一貫して主力作品は学園物なのだ。それも、『ビューティフル・ドリーマー』の終わりなき日常というモティーフは、さまざまな作品に反復して登場する。たとえば、07年の『らき☆すた』の最終回24話は、『BD』と同じ学園祭の前日。エンディングでは、あえて『BD』のテーマ曲を下手くそに歌っている。つまり、この作品では、この回に限らず、終わりなき日常に浸り続けるオタクファンをあえて挑発するようなトゲがあちこちに隠されていた。しかし、「エンドレスエイト」として知られる09年の『涼宮ハルヒの憂鬱』2期第12から19話までとなると、延々とほとんど同じ夏休みエピソードが繰り返され、『BD』に悪酔いしたリメイクのような様相を呈する。

もっと言ってしまえば、京アニという製作会社が、終わりなき学園祭の前日を繰り返しているようなところだった。学園物、高校生サークル物語、友だち話を作り、終わり無く次回作の公開に追われ続けてきた。内容が似たり寄ったりの繰り返しというだけでなく、そもそも創立から40年、経営者がずっと同じというのも、ある意味、呪われた夢のようだ。天性の善人とはいえ社長の姿は、『BD』の「夢邪鬼」と重なる。そして、そうであれば、いつか「獏」がやってきて、夢を喰い潰すのは必然だった。

なぜ学園物が当たったのか。なぜそれがアニメの主流となったのか。中学高校は、日本人にとって、最大公約数共通体験からだ。入学式修学旅行学園祭卒業式教室体育館、登下校。だが、実際のファンの中心は、中高生ではない。もっと上だ。学園物は、この中高の共通体験以上の自分個人人生空っぽな者、いや、イジメ引きこもりで中高の一般的共通体験さえも持つことができなかった者が、精神的に中高時代に留まり続けるよすがとなってしまっていた。それは、いい年をしたアイドルが、中高生ガイ制服を着て、初恋さえ手が届かなかったようなキモオタアラサーアラフォーファンを誑かすのと似ている。

夢の作り手と買い手。そこに一線があるうちはいい。だが、彼らがいつまでもおとなしく夢の買い手のままの立場でいてくれる、などと思うのは、作り手の傲慢な思い上がりだろう。連中は、もとより学園祭体験を求めている。だからファンなのだ。グッズを買い集め、「聖地」を巡礼し、そして、連中はいつか一線を越えて、作り手の領域に踏み込んでくる。それが拒否されれば、連中がどう出るか、わかりそうなものだ。

『恋はデジャブ』(93)という映画がある。これもまた、同じ一日をループで繰り返しながら、主人公精神的に成長するという物語。この話では、主人公だけでなく、周囲の人々も同じ一日を繰り返す。つまり主人公の成長を待ってくれる。だが、映画と違って、現実は、そうはいかない。終わりの無い学園物のアニメうつつを抜かしている間に、同級生は進学し、就職し、結婚し、子供を作り、人生を前に進めていく。記号化されたアニメ主人公は、のび太カツオも、同じ失敗を繰り返しても、明日には明日がある。しかし、現実人間は、老いてふけ、体力も気力も失われ、友人も知人も彼を見捨てて去り、支えてくれる親も死んでいく。こういう連中に残された最後希望は、自分永遠の夢の学園祭の準備の中に飛び込んで、その仲間になることだけ。

起業する、選挙立候補する、アイドルタレント芸人になる、小説マンガの賞に応募する、もしくは、大金持ちと結婚する。時代のせいか、本人のせいか、いずれにせよ、人生がうまくいかなかった連中は、その一発逆転を狙う。だが、彼らはあまりに長く、ありもしないふわふわした夢を見させられ過ぎた。だから、一発逆転も、また別の夢。かならず失敗する。そして、最後には逆恨み逆切れ、周囲を道連れにした自殺テロ

いくらファンが付き、いくら経営が安定するとしても、偽の夢を売って弱者や敗者を精神的に搾取し続け、自分たち自身もまたその夢の中毒に染まるなどというのは、麻薬の売人以下だ。まずは業界全体、作り手たち自身がいいかげん夢から覚め、ガキの学園祭の前日のような粗製濫造、間に合わせの自転車操業と決別し、しっかりと現実にツメを立てて、夢の終わりの大人物語を示すこそが、同じ悲劇を繰り返さず、すべてを供養することになると思う。

まずはこの業界全体、作り手たち自身がいいかげん夢から覚め、ガキの学園祭の前日のような粗製濫造、間に合わせの自転車操業と決別する必要がある。もう学園祭は終わったのだ。休もう。番組も、映画も、穴を開けて休もう。あれだけの京アニ惨事を目の前にしながら、よりタイトな状況で黙々と規定製作スケジュールをこなそうとしていることこそ、異常だ。こんなときくらい、京アニにかぎらず、業界の関連全社、いったん立ち止まって、仕事待遇業界のあり方、物語方向性ファンとの関係見直しあらためてしっかりと現実にツメを立てて、夢の終わりの大人物語を示すこそが、同じ悲劇を繰り返さず、すべてを供養することになると思う。

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京アニは学園ものだけ」という言説に対し、傷痍軍人女性戦後を生きる「ヴァイオレット・エヴァーガーデン」の存在意義が改めて燦然と光り輝いているという事実劇場版企画されており以降もシリーズ化されればそれはもう「学園ものだけ」という批判にはあたらない、はずだったのだが…。

また京アニオリジナルの源流をたどればMUNTOという異世界ファンタジーもあり、今後何が飛び出すか、その可能性は無限に満ちていた。

日本オタク作品の大半が確かに学園ものなのは事実であるが、それは世界観の説明が容易であること、多くの視聴者経験していて没入しやすいこと、といったアドバンテージがある、いわば「手堅い」ジャンルゆえ。

京アニは決して裕福な会社であったとは言い切れないし、またアニメ業界自体流行り廃りが激しく、そんな中で一定収益を手堅くあげる選択をとっても批判されるいわれはあるまい。

エンドレスエイトがいまだに物議を醸す存在であるのは事実だが、話題性が1期よりは希薄になりがちな2期ハルヒを「語る」上で大きな要素になっているという点では意義のある存在ともいえるのかもしれない。

終わりなき学園祭としてひとつ象徴となった「ビューティフル・ドリーマー」、

うる星やつら漫画版で約9年、アニメ版で約5年もの長きに渡り「途切れることなく」続いた学園ものであった記憶もあって、ことにアニメに対して古い感性人間ほど「終わりなき青春」を延々続ける印象もあるが、

近年の製作ペースは1クール12話、月にならせば3ヶ月ほどのスパン基準で、シリーズが続いても2クールか長くても4クールあたりが殆どで、1年を通して続くことはもはや一部の例のみで、1クールないし2クールベースの途切れ途切れの発表ペースになっている。しかうる星が3年を超えて学生生活を描き続けたのに対し、妥当時間経過とともに終わり即ち「卒業」があるのも近年の特徴。

しかアニメファンは常にコンテンツ新陳代謝さらされる中で、コンテンツの完結を一区切りとして、同じ制作会社からといって次に提示される新コンテンツを必ず追い続けてくれるとは限らない。

1期で好評だったシリーズ物の2期ですら、1期以上に人気を得るのは実際難しい。

そしてこの御仁が憂うまでもなくアニメ自体卒業していく人間も確かに存在する。

そういった熾烈なレッドオーシャンで波間の泡のように浮いては消えていくのがアニメ制作会社非情なる現実

そんな熾烈な世界にあって健気に誠実に作品を作り続け、また大きな落ち込みもなく良質な作品供給できる会社を存続させてきた、業界良心の要石のような会社京アニであって、それはこういう批判俎上に上げるべき存在ではそもそもない。

事件からかねがね用意されていたであろう「ぼくのかんがえた日本アニメ概論」をここぞとばかりに持ってきたのだろうが、世界的に見ても比類なきほど理不尽な、そして悲惨事件に対して論じるにはあまりにも適さない代物であったと言わざるを得ない。

このケースは犯人特性も含めて極めて異常であり、安易因果応報的論説にははめ込めないほどの歪さ不条理さがあるのだ。いやしくも大学教授を名乗る立場にふさわしくない浅薄さであったと言わざるを得ない。

この御仁が禄を食んでいる大阪芸大は早くからサブカルチャーに特化した今やオタク御用達大学であり、辺境にありながら高い人気を持ち続けているのはそれ故もあるのに、そこからオタク批判をすること自体、あたかも親の庇護を受けながらヤンキーやってるイキリ中学生のようであり甚だ滑稽でしかない。

オタクにイキって食う飯は旨いか

まぁ一方で確かにアニメ作りすぎなのは事実であるが、それは業界全体レベルの話であり京アニを論って言う話ではない。それは数を作らないと食えないという業界構造にこそ問題があり、是正されるべきものであるのは論を俟たない。だが、かつて勇名を馳せた会社ですら粗製乱造ものも見受けられる中、ひとつひとつ作品を売れる売れないに関わらず本当に誠実に作ってきた会社を取り上げて言うことではない。まして「麻薬の売人以下」とまで蔑まれるいわれはない。

あとアニメうる星はその後綺羅星の如く多くの俊英を生み育てる土壌になり、アニメ産業及びアニメ文化嚆矢ともなったという意味で意義深い作品であり、とりわけビューティフル・ドリーマーアニメ制作班の若き野心とオリジナリティに溢れた傑作であったことも付け加えておく。だがそれに内包されている批判精神は今や一周回って定番になってしまい、それをもってアニメ批判オタク批判をするには「今更感」で一杯で陳腐化していることも。


最後

人的物的、そして心理的にも大きなダメージを負い再起すらも危ぶまれる中、これからの再起を表明した八田社長京アニには、深い敬意を表しつつ、事件前に比肩する制作体制を整えるのはおそらくまだ時間がかかるであろうとも、その行く末を見守っていきたいし、微力であれ力添えもしていきたいものである

そして、亡くなられた方のご冥福と、負傷された方のご快癒をお祈りしつつ、件のコラムのような浅はかな批判論を払拭する新たな可能性に満ちた作品群を期待したい。それがいつになろうとも。

anond:20190726111626

遺族への補償金は通例「その人がずっと働いてたら稼げただろうお金」やぞ。一人当たり億や。

それをシンジ君が払えるんならともかく、請求しても無理なのは分かってるから必然寄付頼りになるんちゃう

2019-07-23

吉本問題論点がどんどんズレている気がする。

進退についてパワハラかどうかを問うのはおかしい。

問題はパラハラでなくて、

情報の出し方、対応の仕方だけを反省して、

あとは反社勢力の現状の把握。

最後給与問題

本当に安いのかどうか、吉本の規模や人権費を考慮したら、

しかしたら、打倒の可能性も無視できないじゃん。

芸能は人気商売であって年控序列になるわけないんだから、先輩が金なくても何もおかしくない。

難しいかもしれないけど、少しオープンにして若手/中堅以降にも共有してあげる。


宮迫さんとかの問題は一旦、契約解除を留保して、

再度話し合うとすればいいだけじゃない。

逆にフライデーとかはどんどん出てくる可能性があるんだから

その時の対応はどうするか。


無責任メディアコメンテータに引っ張られていて、

ネット必然ネガティブコメントが目立つの無視するしかない。

論点がどんどんズレてって周りに振り回されているような感じしかしない。

人気商売って本当辛そう。

うまく大団円迎えてほしい。

2019-07-19

きょうの逸材

鈴木雄介 Suzuki Yuusuke

@suzukiyuusuke3

今日までアニメはある種の人々(一般オタクと呼ばれる)の信仰対象になっていた。それは新興宗教だった。以前、あるアニメをみろとそういう人達に奨められ、なんとか苦労して全話みてみた上で、おもに美術批評言語を使って率直に批評したところ、その種の狂信者から大変しつこく誹謗中傷された。

それで私は気づいた。アニメは或る一部の人々にとっての正真正銘宗教なのだと。信者の中に批評言語は持ち込まれない慣行になっている。だから私がちょっとしたきっかけ(アマゾンプライムビデオに入ってみた)で一時的にひきずりこまれたその業界中では、同調か全拒否どちらかしかできないのだった。

アニメ手塚治虫ディズニー辺りから流行しだした新たな映画形式といえるだろうが、その商業芸術が主な客にしているのは一般大衆の中でも子供や、特に幼稚な大人である宮崎駿でさえ子供向けを前提にしていたから、総じて知的障害に近い社会不適合者を大勢ひきつける結果になるのは必然だった。

私が何とか苦労してあるアニメを全編みてみたのは、そのアニメファンネット上で制作陣を執拗脅迫していたのを知っていたからだ。アニオタによる猟奇的事件引き起こしている作品とは何かを確かめてみたのだ。結果はひたすら幼稚な中身で、反社会的知的障害ボーダー層を煽っていたのだった。

京アニ作品は1度もみたことがないから中身については何もいえないのだが、昨今アニメとりまく状況は嘗てのものとは全然様変わりしている。それは上述のよう反社会的精神遅滞に近い人々が大勢新興宗教として崇める対象になっているという点で、過去アニメ界とはまるで質が違うのである

アップルCEOティムクック氏が京アニに同情の様なツイートをしていて私はこの事件について知ったのだが、彼はアイフォンの主要な顧客である日本人全体の中でも、京都に新たな店舗を設置したところなどから現代アニメ界をとりま社会病理をまったく無視して単なるテロとして扱っていると思う。

他の大衆娯楽、たとえば(これも京都本社がある任天堂に縁が深いが)テレビゲームとか、映画とか、漫画小説みたいなものアニメが「サブカルチャー」として近い位置づけにあるのは確かだが、現時点のアニメはほぼ深夜テレビなどで提供される無料の娯楽で、いってみれば下流の慰み物なのである

村上隆氏はアニメの無教養(Lowbrow)な性質を、知的文脈操作欧米美術史に皮肉位置づけで乗せることで有名になった。端的にいうとアメリカのポップアーティスト漫画に素材をとったのを日本ネタで流用したのだが、一時的に彼の援護的唱道者だった東浩紀氏らも、アニメ公民権を与えた原因だ。

なにがいいたいか日本政府が麻生大臣や、東氏に親しい猪瀬都知事が在籍していた時期に、クールブリタニアを表層的に猿真似した文化政策であるクールジャパンでアニメにお墨つきを与えたのは、間接的に東京圏スーパーフラッターが影響している。要はアニメの暗黒面は意図的無視されていたのだ。

アニメは「わかりやすく」「子供に愛されており」「みなが大好きな」「誰にとっても望ましい」「外国人にも大人気で」「日本文化象徴」といった凄まじい厚化粧で美化されてしまった。背後には労働集約的手描きの不合理な制作過酷長時間労働地獄があり、知的ボーダーの客層による退廃があった。

たとえば同人誌という分類がある。二次創作という名目アニメキャラに、変態性欲の性行為をさせる独自制作漫画アニメ作品販売するとんでもない退廃主義世界が、東京コミックマーケットを中心に勃興していた。石原都知事時代には一部は18禁化されたが、堂々と非実在児童の性を含んでいる。

美術史の中ではバルテュスを筆頭に、その種の児童性愛表現や、ギリシア美術とか江戸春画などに由来した変態性欲的なエロス表現は多かれ少なかれ容認されている。つまり同人誌サブカル派生物として、未来では昭和平成・令和期の主に東京での大衆芸術の姿と歴史化されてはいるだろう。

京都中世、「上方」と称し、大衆蔑視の高踏的な文化傾向を自認していた。が上述の任天堂や今回被害にあった京アニはそうではない。京都府民の一部は東京文化を自らとりこみ、多かれ少なかれ低俗大衆芸術販売しはじめた。これは質的変容でもあるし、アニオタによる炎上事件伏線にもなっている。

サブカルなるもの低俗で無教養一般大衆相手に客商売するところに発生した。しかアニメは単なる売り上げの為ますます大衆の中で最も愚かな者」を最大公約数の客層にしようと幼児退行じみた卑俗化を極めていった。その極点に起きたのが某アニメ制作陣への脅迫事件や今回のガチ炎上事件なのだ

今日アニオタと呼ばれる人々には、おそらく東京キー局によるテレビニュースコメンテーターが訳知り顔でいいそうな「犯罪者予備軍」といった客層が確かにまれている。それは例えば高IQ知識人とかハイカルチャーの客層(日本ではほぼ絶滅しているが)に比べてより多めに含まれているだろう。

なぜなら、上に述べたとおり、東京京都アニメなるものは金儲けを目的に、できるだけ量的に俗受けする為、どんどんと卑近表現に自らを変質させていったからだ。要は、下流相手に客商売しているので、当然ながら犯罪者反社会的知的ボーダーの部類もアニメファンには含まれしまうことになる。

なぜ彼ら下流的な知的ボーダー層に昨今のアニメ宗教とみなされているかだが、私のみたかぎり、彼らは知識社会全然ついていけていない。当然ながら幼稚極まりない娯楽作品しか理解できない。資本主義の手順に従い広告費やグッズ販売などを目的に次々流される深夜アニメが彼らのたまりなのだ

ニコニコ動画は、今では国際レベルビリビリ動画にお株を奪われたが、嘗ても今もこのアニオタ層と極めて親近していた。2chねらー誘引した西村博之氏らが匿名コメント機能をつけたので、名誉どころか恥も外聞もない反社会的犯罪者との境界例にとって極めて居心地のよい居場所になったからだった。

もう一つ、注目すべき事件があった。悠仁親王アニメエヴァンゲリオン』内で引用された、ロンギヌスの槍とほぼ同じピンク色に塗った二股刃物で、或る被疑者脅迫した事件だ。この槍は神学上、磔刑後のイエスを突いて聖性を否定した遺物とされており、王権神授説の否定意識した事件だったろう。

アニメオタクそもそもが、虚構現実と多かれ少なかれ混同し易い脳の性質の持ち主が大半であろう。さもなくば作り話にいつまでも夢中になるわけもない。いわゆる偶像崇拝禁忌という私徳が弱い人達といいかえてもいい。この点では、ポケモンGO等を禁止した一部のイスラム法学者正見を述べている。

そして虚構現実混同し易い脳は、一般子供の時点でそうなり易いのが経験的に明らかなかぎり、いわゆる精神年齢の低い人々により多くみられるはずだ。つまりアニオタは単に批評言語が拙いだけではなく、アニメ内で表現された思想宗教的に鵜呑みにしがちで、かつ知的ボーターも相当混じっている。

から、多かれ少なかれ類似の退廃がみられる他のサブカル(例えば小説とかも)含め、一切近づかないことにした。その内部にいる人々は特定宗教信者とほぼ類似エコーチェンバー残響室)内にいると自覚し、サブカル批判を進んで行うのが賢明だ。

https://twitter.com/suzukiyuusuke3/status/1151922241971478528

2019/07/19

アニオタ炎上

現実アニメ混同発狂偶像崇拝悪しきアニオタ

金儲け俗受けアニメ流布しつつオタク炎上悪しき京都

中華思想自文化中心差別していなか蔑視の悪しき京都

国内外うろつくアニメオタクらが偶像崇拝広め媚び売る

同調圧力加えアニオタの下衆な妄想流布し炎上

https://yuusukesuzuki.blogspot.com/

2019-07-11

anond:20190711185331

蓋然性がある」は「必然としてそのような結果になる可能性がある」でいいのかな。それとも「必然としてそのような結果に既になった」?

 

もうひとつ、「蓋然性がない」となるとどういう意味になる? 「1.偶然にそのような結果に既になった」「2.偶然にそのような結果になる可能性がある(予想外のことが起きた?)」「3.必然としてそのような結果になる可能性がない(=そのような結果にはよほどのことがない限りならない)」

 

個人的には3かなと思うんだけど、合ってる?

anond:20190711184906

必然的にそのような結果になる」じゃなくて「必然としてそのような結果になる」なら分かるけど。あえて言うなら、可能性と蓋然性英語における possibility と probability に対応している、という感じな。

2019-07-04

上司死ねと思うのは普通なのでしょうか?PS:私の年収は300万円です

いわゆる技術営業というポジションで働いています

年収を見れば分かる通り「技術力は皆無」です。

上司も「手慣れでそれっぽい言葉を口からタレ流せるようになってはいるけど原理の根っこは何一つ分かっていない」という状態です。上司年収は500万円です。



ここから先は全て蛇足です。


正直言って、この世界において技術営業ほど無意味な苦労が多く、それでいてなんのスキルも身につかず、ロクに金も貰えない仕事はないと思っています

それは単に私の技術力が足りていないだけだとおっしゃるしょうが、降り注ぐ仕事量と様々な方面から投げ釣られるモチベーション低下要因によって、こんな仕事を続ければ続けるほどに「身内の中でしか通用しない口から出まかせ」しかしゃべれないゴミへと近づいていくのは必然だと思います

営業職として身につけるべきデータベース管理技能ですら、その中核はより経理経営に近いサイドに握られてしまい、私達には出涸らしのような最低限の物しか与えられません。

会社が持つ切り札を、いつ裏切るとも知れないチンピラ集団の手元におけるはずがないという説明を事あるごとにぶつけられるのも私達の仕事の一つです。

守ろうコンプライアンス。まずはクズ大事情報を渡さない所から。とゆうわけでお前らはシャットアウトだこのゴミクズどもめ。年に一度はこんな教育を受けます

経営サイドからは「現場を知っている仲介役であることを期待され、技術サイドからは「組織の内情を知っている仲介役であることを期待されていますが、そうやってお互いに身勝手に期待しておきながら、こちらには嘘っぱちの情報しか与えてくれません。

そして、最終的にはそれらの嘘が我々技術営業部が口にした嘘ということにされ、挙げ句に全ての辻褄の合わなさが我々の管理能力不足と結論づけられることになります

シニタイ。コンナ仕事ヲ選ブ腐レ脳味噌トシテ生キルナライッソシニタイ

頭の中はいつもこんな状態です。

そんな仕事の中で上司に対して思うのは「死ね」だけです。

あれこれ口にして話を合わせてはいますが、いざ家に帰ってペルソナ剥がしてみると、その裏にビッシリとこびりついた「死ね」が吹き出してきて自分コントロールすることが難しいほどです。


就活生の皆さん。

転職活動中の皆さん。

頭がおかしくなっても技術営業にだけはなってはいけません。

技術は身につかず、営業イロハも学べず、あらゆる方面から無責任責任を添加され、全てお前が悪いんだと言われながらの全人格労働を続け、何かが残るわけでもありません。

人間として死にたいやつにオススメです。

相手取る全ての人間が雑な愛想笑いを浮かべ合うだけになるので、誰から本心感謝されることなく影で舌打ちされて生きていくのと引き換えに、最終的に500万の賃金が得られるかも知れないチャンスを掴んでみますか?

私は・・なんでこんな事をしてしまったんでしょう。

過去の私が学生時代努力して積み上げたものを全てドブに放り投げてしまった気がします。

シニタイ

私自身に詫びるためにシニタイです

2019-07-03

[]さ

数年前からヲタクの集まりみたいなのに入ってて

そこが俺の居場所だったのだけれど

そこに意気揚々ちょっと仲良くなった女の子を連れて行ってしまったら

リーダー的なやつに掻っ攫われそうな気がする。

何やってんだろう俺は

大切に思ってた場所で、あいつのこと信じてたのに

そういうのに疎すぎて、読めなかった。

こんなんサークル勝手クラッシュですわ。

なんてことをしてしまったんだろう。

今までの人生で1番バカなことをしたかもしれない。

ああ、本当に、なんてことを。

過去に戻ってやり直したいと初めて思った。

でも、まあ、時間問題だったのかな。

いつかはこういうことは起きたはずだ。必然だ。

早く気付けて良かった。

もっと仲良くなる前で良かった。

友人の本性がわかって良かった。もう友人でなくなるのだろうか。

これがすべて夢幻で、明日になったら何事もなかったことになっててほしい。

俺はなんてバカなんだろう。

2019-07-02

anond:20190702175150

こんな気持ち悪いことを言う増田セックスして子供ができたとして、まともに子育てできるとは思えない。

なんでも女のせいにして文句ばっかり言って教育に悪そう。

てか、ここで書き散らかしてる思想子供にとって思いっき害悪

やはり選ばれないのは必然ですね。

2019-07-01

僕はsexができない

30まで童貞だった。30を過ぎて彼女ができ、二人で旅行にもよく行くようになった。必然肉体関係にもなる。

彼女ができる前に、友人に無理やり風俗に連れて行かれたことがある。誕生祝だ、俺が金払うからと、何が彼をそこまで駆り立てたかは分からないが、その熱意に負けた。不安はあったが嬢の方もとても良い人で、勃起自体はすることができた。挿入しても良いというので挿入させてもらい、脱童ということになるのだろうが、しか射精はできなかった。「射精させられなかったのははじめて。ごめんなさい、お金します」と萎れながら言うのでこちらのほうが申し訳なくなった。実際自分が悪かったのだと思う。

そして彼女とのSEXでも、僕は射精できていない。射精どころか、勃起を持続できない。挿入するぞ、という時になると萎えるし、体勢を変えただけで萎えしまう。

ずっとオナニー野郎だったか他者に対し隔絶があるのだと思う。それに加えて特殊性癖なのでノーマルセックスができないのだろう。性犯罪者ある意味で凄いと思う。

セックスしないならしないで良いのだけど、このせいで振られるのが怖い

2019-06-19

結果だけを求める人たちへ

最初に元々結果を求めていない、または行動に即した結果を求めてる人に向けた文章ではない。

例えば、結婚する気が無い人や大学卒業したけどバイトで満足している人だ。

そうではない人たち

結婚したいけどできない。就活してるけど内定貰えない。

そんな人たちに聞きたいが

お前らの望む結果は、現状から想定できる内容か?

高望みしているせいで何も得られていない状態ではないか

因果応報」という言葉がある。

悪い事をしてた人が不幸にあった時に使われがちな言葉だが、良い事にも使う言葉だ。

結果は全て自分の行動によって起きる必然である。という意味だ。

異性に好かれるように行動すれば恋人ができるし、

会社にとって必要と思われれば就職できる。

もちろん何も行動しなければそのまま。

結果を導くのは自分の行動次第です。

より良い未来のために良い行いを積み重ねていきましょう。

対戦ゲームが教えてくれたたった一つ(二つ?)の真実

強い奴には勝てない

弱い奴には勝てる

初心者狩り、低レート荒らしが横行するのも必然

2019-06-15

anond:20190615122005

縮小されるアイコン性質上、認識識別もしやすい何らかのキャラクターの顔に収束していくのは必然だぞ

アニメじゃなくてもサンリオだったりどっかのマスコットだったりだ

スレッド発言者一覧とか顔写真じゃ全員じゃがいもしか見えないし

自分が楽になるため、ワーキングシェア観点から言えば

良い後輩育てる力量がない上司パンクすんのは必然の事だよね

2019-06-08

多数派大衆身体」⇔「少数派≒知識人頭脳

という思考法。

頭脳からの指令に従わない「身体」は役立たず、という思考になるのは必然

2019-06-06

きゅうりの水分が95%という話

https://anond.hatelabo.jp/20190605201517

きゅうりだけではなく、野菜果物というのは大部分が水分でできている。例えばもやしは96%が水分で、セロリも95%、ナス人参は93%、じゃがいもですら81%が水分だ。

野菜だけではなく、牛肉は70%が水分、寿司も70%が水分、パンもモノによるが大体60%くらいは水分である。魚の干物も、一夜干しでは10%しか水分が飛ばないので、60%は水分。

人間が食べるものが水分まみれなのは考えてみると当たり前で、口の中は水分率95.5%の唾液に溢れており、極度に水分の少ないものを口の中に突っ込むと口内環境が著しく変動してしまう。水分は食料補給緩衝材であって、我々が食事と読んでいるものは大半が水分の補給になるのは必然と言えよう。

今夜は松屋の牛カレーを食べるんだ(水分75%)。

anond:20190606142938

武家次男三男以降は娘と違ってバックアップ以上の必要がない(他家に行く場合は入婿なので血縁拡張にはならない)ので、縁談がそもそも無く、借金まみれの武士家計で捨扶持を与えるのも難しく生涯独身童貞になるのは必然しかない

2019-06-03

優生学自体は正しいでしょ

ナチスのせいで人権問題を錦の御旗にしているお歴々からは、優生思想ってだけで間違ってる認定されてるけど

両親が優れたアスリートの間に優れたアスリートが生まれる事を、世間は当たり前の様に期待してる。

プロアスリート二世が期待されたり、アスリートが誰と結婚するのか気にしたり、運動能力については当たり前の様に遺伝を前提としてるし

頭の良し悪しについても、誰の子であるかで期待され、恵まれていると考えていて、環境だけでなく、そもそも遺伝能力的に恵まれてると言い出す連中は少なくない。

努力すれば誰だって東大合格できる、と言えば、遺伝による差を自分との違いとして言及する人は、とてもとても多い。


そう言う事を考えると、社会全体は本質的優生学必要としているし、受け入れている傾向が強いと言える。

単に優生学を嫌うお歴々は、無能怠惰自分を含む誰かを守りたいという思いだけなんだろうと思う。


優生学悪用して断種法の様な差別的に思える法案誕生してしまう事が人権を守る観点からは正しくないという、お気持ち理解するけど

優生学のものは、優れた人間指導立場世界的に競争力の高い個人として社会必要とする事から分かるように、その逆に障害児を堕胎して排除するように、いまでも社会必要としているし正しい考え方だよね。

今後、世界的に移民問題などが煮詰まってくる段階で、日本でも社会保障を維持できないという時に、国民過半が自ら望んで要らない人間排除すると同時に優れた人間を産み育てる事を望む事で社会弱者排除に向かうのは必然に思える。

生前ダウン症だと分かれば100%に近い人が堕胎を望むのだから、目を背けてみたところで既に日本人の大多数は優勢思想からまれ判断を正解として受け入れている。

事務次官擁護する異常さよ

飯塚某のアクセルの踏み間違いという過失でさえ凶悪犯罪者のように大騒ぎしていたのと対照的に、今回はネット上の反応を見る限り元事務次官を叩く声は大きくなく、むしろ擁護理解できると言った声まで上がる始末だ。減刑嘆願書を書こうなどという書き込みさえ散見された。

だが事務次官は明確な殺意を持って殺したのであって、そちらの方が叩かれない現状ははっきりと異常事態だと言える。今回殺された被害者は私個人としては付き合いたいタイプではないし、おそらく多くのネットユーザーにとってもそうだろう。生きている時にあのツイッターが見つかっていても、異常なネトゲ廃人を見つけたと話題になってもおかしくないような強烈なダメ人間っぷりである

要は自分が嫌いな男が殺されたのだから凶悪事件ではなく、つい先ごろ同じような境遇の男が通り魔事件を起こしていたこから事件を起こす前に親が子供を殺したというのは元事務次官自己犠牲を伴った美談のように捉えている層がとてもたくさんいるということだろう。

同じような境遇容疑者による似たような事件があったか子供が同じような事件を起こすかもしれない、だからそんなことが起きる前に殺しておこうと元事務次官供述しているようだが、この考え方を正当化させていくと別に親でなくてもそこら辺の引きこもりを全く見ず知らずの第三者が、未然に事件を防ぐために殺すことまで正義とされてしまう。この事件で甘い判決を出してしまえば日本中で同様の事件が起こる下地はふんだんにあるわけで厳罰必然だろう。親だから子供を殺すのは製造物責任許可されるのだと強弁する向きもいたが、その人物過去ツイート憲法改正反対などと書いてあり、よく理解していないもの改正されようがされまいがどうでもいいだろうと思った。

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