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はてなキーワード: ロックバンドとは

2023-06-07

anond:20230607144900

件のまとめではNANAが「ロックバンドサクセスものだと思ってたのに昼ドラ延々やっててがっかりした」「レイプされても喜んで結婚するような主体性のない女が主人公教育に良くない」「女には恋愛しか素晴らしいものがないようなメッセージ作品」みたいな的外れ批判ばっかだったけど、期待するものがほんとにおかしいんだよな

愛着形成ズタボロだから薬だの成功だの恋人との絆だのに依存しないと生きてけないようなメンヘラ達の話をそもそもしてるわけで。だからこそ東京の華やかな芸能界舞台にしてるのに(ズタボロ愛着形成に関わりがある)地元メンツの中でほぼ全ての人間ドラマ完結しちゃってるし。

サクセスストーリー要素は有名になって見返せなければ死ぬ!っていうナナの脆弱自尊心表現するためのツールしかない。

ハチ恋愛体質なのも自分キャリアに繋がるようなこれという特技や熱中できるものが(見つけられ)ないか仕事が続かなくてその不安や虚しさを埋めるようにやってる面も示唆するモノローグもたくさんある。同時に自立や自己実現できないのはそんなに悪いことなのか?っていうメッセージもある。

バンド側は成功に取り憑かれて人間として当たり前の情がスカスカになっていくことに自分で病んで自爆していくし。

別に恋愛中心で何が悪いんだよと思うが、別に恋愛讃歌だから恋愛してる訳でもないのは普通に読んでりゃわかる

anond:20230522082021

2023-06-05

子どもを守りたいなら朝日新聞大久保はクビにしろ

これ、主語が誰でもいい。テンプレすぎ草なんだわ。

大久保のおばはん、男と女区別がついてない。

男は自分に自信がないやつはグレないし犯罪もやらない。

必読

二本樹⇨性被害を受けた全日空ホテルの鍵の形状から合鍵作成ジャニーに渡した」事になり、ホテルの信用問題に発展。文春が記事編集するも魚拓済み https://onl.tw/MCnUHCu

https://twitter.com/diver_down_fly/status/1663168501887160320?s=20

このように虚偽の証言なので意味がない。

ババア落書き事実関係を書いていない。なぜなら嘘だから

こういう嘘つきはアウト。

素行不良なのも嘘つきだとわかる。

維新にも反日議員がいる

青柳仁士 衆議院議員維新

@aoyagi_h

1時間

ジャニー喜多川社長からの性被害を訴えている元ジャニーズ事務所橋田康さん始め3名の方々が、児童虐待防止法改正を求める39,326名分署名を持って維新衆議院控室に来られました。芸能界だけでなく幅広い場で未来の子どもたちを守りたいとの思いをしっかりと受け止め、党の対応協議します。

アメリア

@sanbonAmeria

二本樹さんは講師として勤めていた塾の女子生徒を問い詰めて性被害を聞き出したと話しています

この話がもし本当なら、問い詰めて無理やりカミングアウトさせ、児童の心を傷つける行為をしたと感じていますが、これは精神的な児童虐待にはならないのでしょうか?

重大な問題です。精査してください。

アメリア

@sanbonAmeria

1時間

被害疑惑の段階です。

証拠は何もなく、証言のみなのに「あった」という既成事実になっています

所属タレントや元タレントのお子様にまで、誹謗中傷公式アカウントへの卑猥コメントなど二次被害が出てます

彼らのこと、彼らの後ろについてる政党団体、よくお調べになってください。

https://twitter.com/sanbonAmeria/status/1665663804116701189?s=20

暇空茜

@himasoraakane

2時間

PENLIGHTの正体は慰安婦団体キボタネ!! https://youtu.be/Kz27HRI6tSE

拡散お願いします!

ジャニーズを叩いてるPENLIGHTは慰安婦団体キボタネ北朝鮮スパイとつながりのある正義連と強いつながりがあります!!

ジャニーズを北朝鮮スパイとつながってる人達や仁藤夢乃攻撃してます

https://twitter.com/himasoraakane/status/1665646986941566976?s=20

避難所

@kintsugi_love

あ、ちなみにジャニー事務所執拗攻撃しているpenlightと懇意にしているキリスト新聞日本基督教団とは、例の西早稲田のあそこです。

https://twitter.com/kintsugi_love/status/1664789245767331841?s=20

西早稲田とは

https://twitter.com/KurenaiShohko/status/1665367483690401792?s=20

https://twitter.com/KurenaiShohko/status/1665374709750595585?s=20

https://twitter.com/KurenaiShohko/status/1665356496480157699?s=20

朝日新聞組織ぐるみ

避難所

@kintsugi_love

5月31日

朝日新聞くん、君んちの捏造記事で作り出された韓国反日慰安婦団体資金提供してるキボタネスタッフ、penlightの話なのに、何が天声とかおこがましい立場で語ってるの?

毎日死にたいと思っていた、いまでもフラッシュバックが 元ジャニーズJr.の二本樹さん

2023/6/1 16:30有料記事

 毎日死にたいと思っていた――。ジャニー事務所創業者ジャニー喜多川氏(2019年死去)の性加害疑惑をめぐって、5月31日に国会野党会合に出席した元ジャニーズJr.の二本樹顕理(にほんぎあきまさ)さん(39)が朝日新聞個別取材に応じ、性暴力によるトラウマに苦しんできたことを明らかにした。「自分には価値がない」との思いにさいなまれうつ依存症に苦しんだ日々を振り返った。

 二本樹さんは現在大阪ギター教室を開いている。中学1年でJr.に加入し、喜多川からホテルで性被害を受けたという。「ショックで頭が真っ白だった。セルフイメージ自己像)を砕かれた」。仕事は増え、性加害を受け入れることが活躍につながると思っていたが、嫌気がさし、中学3年のとき事務所を辞めた。

 「そこから、両親もさじを投げるほどグレた」。髪を金色に染め、たばこを吸い、酒を飲んだ。無免許バイクに乗った。「大人を信用できなくなっていた。大人から虐待され、だれも助けてくれないんだと思った」

 父親仕事関係で渡米し、ロックバンドギタリストとしてメジャーデビューしたが、自己肯定感は極めて低く、不特定多数女性関係もつ依存などにもなった。バンドは2年ほどで解散。その後はうつがひどくなり、「毎日死にたいと思っていた」。21歳で帰国し、半年カウンセリングを受けた。結婚した妻にすべてを話し、少しずつ回復の道を歩んできた。

 いまでも体験を話した後はフラッシュバックが起き、吐き気に襲われることもある。それでも、「被害者に、生涯にわたってトラウマを残す卑劣な性暴力をなかったことにはできない」と語る。(編集委員・大久保真紀)

2023-05-28

NANAは男女のドロドロでもロックバンドサクセスストーリーでもなく友達妊娠してショックでしたって心情を無駄に掘り下げた漫画だな

2023-05-22

ツイッターで結束バンドって言葉が上がっててDIY好きだから何かな?ってクリックしたらアニメ情報ばかりで

スクロールしていくとそのアニメ内でキャラロックバンドを作っててそのバンド名が結束バンドなんだ

わかりにくいことすんなよボケ

2023-05-01

映画BLUE GIANT感想

映画は終わったはずなのに、心の中にまだ音楽が鳴り響いていた。帰り道の高揚感はまるでライブ会場から帰るときのようで、音楽に包まれ世界で息をするような感覚からずっと抜け出せない。映画BLUE GIANT』は、感情を奏でる演奏で観客の心を掴む、最高の音楽ライブだった。

公式サイトhttps://bluegiant-movie.jp/

予告編YouTube): https://www.youtube.com/watch?v=h1I116oS_Lk

今年の二月から上映している本作は、同名の漫画原作としたアニメーション映画だ。音楽人間物語を楽しみながら、ジャズ界の独自価値観や挑戦についても理解を深めることのできるものになっている。

主人公宮本大は「世界一のジャズプレイヤーになる」という大きな目標を抱え、故郷仙台を飛び出し、単身上京する。東京出会った凄腕のピアニスト・沢辺雪祈や、高校同級生素人ドラマー玉田俊二とジャズバンド「JASS(ジャス)」を結成し、それぞれが音楽に向き合いながら、壁にぶつかりつつ、夢の実現に向けてひたむきに取り組む一年半が描かれる。

原作の「東京編」を中心にエピソードを厳選し、上映時間の四分の一をライブシーンに充てるという大胆な構成採用されていたが、まずこれが見事な成果をもたらしていた。上原ひろみピアノ)、石若駿(ドラム)、馬場智章(サックス)の演奏はとにかく圧倒的で、音楽アニメーションコラボレーション最高峰と言える。また、その魅力を余すことなく味わうことができたのは映画館という環境存在が大きく、Netflix支配力が高まる現代において、専用施設役割可能性を示すことにもなっていた。

今回は、そんな傑作の魅力を紹介すると共に、宮本大の「ジャズを信じる」信念の問題点や、JASSの「So Blueに立つ」という目標物語性質に与えた影響について考えていきたい。

(以下、ネタバレを含みます。)

アニメーション技術を活かした音楽の魅力表現

映画BLUE GIANT』のテーマは「演奏者と音楽関係性」だ。宮本大、沢辺雪祈、玉田俊二は、それぞれ「演奏すること」について異なる意味見出している。その違いゆえに彼らの人生は巧妙に交わり、そして必然的に別れを迎える。

演奏である彼らが「音楽に向き合う」ということは「自分自身と向き合う」ことを意味しており、この作品において演奏技術を高めることは、自分自身真摯に向き合うことと同一に描かれる。自分自身対話を重ねて演奏力を磨き、ライブを繰り返しながら音楽との関係性を深めていく若者たちの姿が、本作の大きな見どころだ。

ライブシーンはどれも素晴らしかったが、中でも僕が心を奪われたのは「汗」に関する表現だった。演奏者たちの身体から吹き出る大量の汗や、そこからこぼれた大粒の一滴が、アニメーションならではの表現で美しく描かれる。それは、音楽空気振動させて生じる運動の結果であることや演奏者の存在再確認させるばかりでなく、自己探求の試みを象徴しているようにも思えた。落ちてきて弾け飛ぶ汗を見たとき、その背景にある身体的な研鑽精神的な苦悩に思いを馳せてしまうのは、物語音楽映像が見事に組み合わさって感情を揺さぶからだろう。

ライブシーンでもう一つ印象深かったのは「凄まじい演奏に目が釘付けになる」という描写だ。特に終盤の人々の目が幾重にも重なって演奏に引き込まれていく表現が印象的だったが、これらは音楽演奏聴覚だけでなく視覚も惹きつけるものであることを効果的に示している。実際に音楽ライブに行くと、音楽は「耳で聴くもの」というよりも「目で見るもの」「肌で感じるものであることを実感するが、この映画ではアニメーション技術アイデアによって同じ体験をもたらしていると言える。

また、脚本として素晴らしかったのは、この映画が「沢辺雪祈の物語」として完璧に仕上がっていたことだ。漫画版では交通事故によって最後ライブに参加できなかった雪祈だったが、映画版ではアンコールで大や玉田と共にSo Blue舞台に立つというシナリオ改変が施されている(最高だ!)。怪我を負った雪祈は片手で演奏することを余儀なくされるが、その姿が大が初めて雪祈のプレイを見たときに片手で演奏をしていたシーンと重なり、呼応することになる。手を抜いて片手で演奏していたプレイと、片手でしか演奏できない状況で全力を尽くすプレイの対比があることによって、映画版はより一層雪祈の精神的成長が強調されるものになっていた。

ジャズを信じる」大の信念の問題

本作はジャズライブ世界を美しく表現しているだけでなく、コミュニケーション人間関係のあり方についても、ジャズプレイヤーたちの世界文化を伝えるものになっている。素晴らしい取り組みである一方、その描き方にはついては大きな問題がある。それは、彼らの世界をただ単に肯定的に、あるいは美学さえ伴って、無批判に描いてしまっているという点だ。

ジャズバンドには「独立した個人たちが自分自身活躍や成長を目指して組まれる」という文化的な特徴がある。作中のセリフにあるように「ジャズロックバンドみたいに永遠に組むもんじゃない。互いに踏み台にして名を揚げていく」ということだ。そのため、良くも悪くもバラバラ状態肯定され、自助基調としたコミュニティ文化が成立している。

例えば、玉田俊二や沢辺雪祈はそれぞれ大きな課題に直面するが、大はその苦境に共感したり、手助けをしたりはしない。それどころか、雪祈が玉田を、玉田が雪祈を心配しても「自分自身問題から、おれたちに出来ることは何もない」と、その配慮無用ものとして切り捨てる態度を取っている。

しかし、自分自身問題であることと、周囲がその解決サポートすることは決して矛盾しないはずだ(でなければ、カウンセリングという仕事は成立しなくなってしまう)。むしろ人間が抱えるあらゆる問題は究極的には自分自身問題しかない。それでも人は、他者の悩みや状況を想像し、共に心を痛めることができる(=エンパシー)。そこに人間の素晴らしさがあり、そのような想像力に支えられることで、僕たちは日々の問題に対して継続的に立ち向かうことができているはずだ。

ところが、ジャズプレイヤーとしてあまりに完成されすぎている大のメンタリティは、そのような想像力を必要としない。自助を当然とする大の態度に、玉田は大きく動揺し、雪祈でさえ戸惑いを見せ、二人は困難に直面しても「助けてほしい」と言うことができない状態に追い込まれしまう。大は「ジャズを信じている」と口にするが、これはジャズという音楽の良さが理解されることだけでなく、「ジャズバンド的な人間関係コミュニケーション方法が通じる」と信じていることを意味しているのではないか。つまりジャズを信じる」大の信念が、JASSの「助けてほしい」とさえ言えない人間関係を強固にしているのだ。

「信じるだけ」の大は、いわば「仲間のために戦わないルフィ」だ。彼の言動からは、人の弱さを認めず、自分が出来ることはみんなも出来ると思い込んでいるマッチョワンマン社長のようなパワハラ気質が伺える。もしかするとそれは「お互いを追い込みながら、最高のソロを引き出し合う」というジャズ性質を、人間関係アプローチ転用したものなのかもしれない。だとしたらそれは、今日ではあまり受け容れられないスポ根的なスタイルが、文化系の皮を被ることで見過ごされているだけなのではないだろうか。

この映画では、周囲の人々に助けを求めず、自分自身を追い込んで課題を克服しようとする姿を肯定的に描いている。しかし僕は、それらをもう少し批判的に捉える視点があるべきだったと思う。あれほどまでに深く自己と向き合うことができるのであれば、そこで培った想像力を活かして他者の心に深く寄り添う可能性も求められるはずだ。自助圧力高まる世の中だからこそ、自分自身に向き合い、自分自身問題に取り組みながら、他者に対しても理解し、助けることができる人間関係を築く、そんなジャズプレイヤーたちの関わり方を提案して欲しかった。

権威に認められようとする挑戦」の物足りなさ

この作品にはもう一つ、物語性質に関わる問題がある。それは彼らの立てた目標、あるいは権威との関わり方の問題だ。

大、雪祈、玉田の三人は「JASSの目標」として、十代のうちに日本一ジャズクラブ・So Blueステージに立つという目標を掲げる。もちろん大きな目標であり、大胆かつ困難を伴うチャレンジではあるのだが、僕はこの目標によって彼らの物語が「質的に」小さいものへと制限されてしまったと思う。

ジャズマンにとってのSo Blueは、野球甲子園ラグビー花園に相当する憧れの舞台だ。ただ、その性質は大きく異なっている。甲子園花園は「勝ち上がる」ことで立てる舞台であるが、So Blueは「認められて」立つことができる場だ。つまり、そこに辿り着くためには権威を求めなければならない。このことから権威に認められなければ成功しない」という価値観が生まれるのだが、それが(若者たちの挑戦を描くにしては)物語を物足りない方向へ導いてしまっている。

JASSはSo Blue支配人・平にライブを観に来てもらうというチャンスを掴むが、雪祈のプレイ否定され、夢への道が閉ざされてしまう。このとき「縁がなかったということで」と断った平だったが、後に彼が自戒したことで雪祈へのオファーが生まれ、それがJASSのSo Blue出演へとつながっていく。雪祈のソロ克服という要因はあったものの、もしこの権力者凡庸人格の持ち主であったら、JASSはSo Blueに立つことはできなかっただろう。若者たちの挑戦に重きを置くには、権威的な存在が過剰である

また、中学生の頃からSo Blueに立つという目標を持っていた雪祈には、権威主義的な性格が定着してしまっている。自分評価していないギタリストと共演しても、相手一定プレゼンスを持っているとお世辞を言ったり、自分ソロについて大から指摘を受けたときは反発しつつ、平から叱責を受けると素直に聞き入れたりする。葛飾ジャズフェスティバルへの出演が決まった際には「フェスとなればジャズ業界人間もたくさん集まる。駄目バンド烙印を押されたら、もう一生どこにも呼ばれない」とまで言い切っており、妄想の中で権威肥大化し、視野が狭くなっている様子が伺える。これらは、挑戦する若者というキャラクターの魅力を損ねる要素だ。

若者たちの挑戦を描くのであれば「権威に認められようとする挑戦」よりも「権威を打倒しようとする挑戦」のように、もっと質的に大きなものを期待したいが、ジャズプレイヤーの挑戦である限り、権威に対する依存は避けられないのかもしれない。

それでも、映画演奏世界を美しく表現している―――問題をかき消す「音楽の力」

映画を通じてジャズという音楽の魅力は十分に伝わってきたが、僕は大がジャズを信じる姿に共感する気持ちにはなれなかった。映画BLUE GIANT』は、ジャズ美学を称えるはずの作品でありながら、同時にジャズ的なもの自助を前提とした人間関係コミュニケーション権威に認められることで成功するという価値観)が抱える課題も浮き彫りにしてしまっている。

それでもこの映画は、音楽の力とそれを支える視覚的な表現力で観る者を魅了してしまう。そこに問題があったとしても、圧倒的な恍惚によってどうでもよくなってしまう。それこそが、この映画の正体なのだろう。最高のクリエイターたちがもたらす感動が、自助強要する主人公や助けを求められない人間関係、挑戦の質による物足りなささえもかき消すことで、「音楽の力」を証明することに成功したのだ。物語パートで引っかかることがあったにも関わらず、あまりに強すぎるライブシーンが全てを帳消しにした結果、鑑賞後の僕の心にはただ音楽けが存在していた。大、雪祈、玉田たちにとって演奏することがそうであったように、まさに、最高の演奏によって数々の問題を乗り切った物語だったと思う。

2023-04-19

2.5次元俳優ファンを辞めた

2.5次元俳優ファンを辞めた。

※「推し」という言葉が好きではないので、「好きな俳優」と書く。

※当日券で観劇できるレベル2.5次元舞台に足を運んでいた。

最前ガッツをしたり出待ちをしたり高価なプレゼントを贈りまくっていたりしていたファンではないので、そのような記述があるとは期待しないでほしい。

※ところどころフェイクを入れている。

コロナ禍で2年ほどファンをやっていた。

コロナ前は舞台後にお見送りハイタッチ会などがあったらしいが(そして今復活しつつあるが)、別に接触に興味がなかったのでどうでもよかった。

きっかけは自分原作を好きな作品にその俳優が出演したことで、その作品以降、他の出演舞台に足を運ぶようになった。

舞台有給休暇を使って全通したし、地方公演にも、もちろん足を運んだ。

最速先行でチケットを取り、少なくとも3分の1は最前に座り、後ろでも3列目以内には座っていた。

3分の1は最前にいる、というとすごく大変なように思えるが、一部の大人舞台以外では普通に最速先行でチケットを取れば、最前の席が本当に普通に取れる。驚くほど取れる。

取れないのは千秋楽良席だけだ。

下手すればキャパ800人近い会場が平日は300人しか埋まっていないこともある。

しか千秋楽公演はほぼ売り切れるので、大体の人は千秋楽だけ観劇に来るのかもしれない。

それで元が取れるように設計されているのならそれはそれでいいと思う。

毎月手紙を送った。舞台感想はもちろん、ニコニコ生放送YouTube番組ゲスト出演の感想も全部細かく感想を書いて送った。

誕生日には洋服プレゼントを贈り、SNSに載せてくれる着用写真を見てちゃんと届いたのだなと安心した。

悪しき風習と捉えられがちなランダムグッズも、SNS経由で交換してくれる人たちはみな優しく、

親切な人だと無料自分の好きな俳優ランダムブロマイドを譲ってくれたこともあった。

同じ俳優ファンの人たちとも数人と仲良くしており、一緒に全通もしてマチソワ間はお茶したり舞台感想を話したりしていた。

SNSリプライアカウントしか持っていなかったので、自分本人は聞こえるところで悪口を言われたり、見えるところで悪口を書かれたりすることはなかった。

非公開アカウントではもしかしたら悪口を書かれていたかもしれないが、見えない場所では好きなようにしてくれればいいと思う。

一度最前にいたときに、後ろにいたおそらく自分とは別の俳優を好きな2人組に「出席確認とかあるのかな」と言われて笑ってしまたことはある。

出席確認とは、俳優最前や大体前方に座っている自分ファンにチラッと目を合わせ、文字通り「出席確認」をすることである

そんなの気のせいじゃないのか、と自分も実際に最前にいつでもいる面子になる前は思っていたが、たしか俳優自分ファンたちを確認していた。面白い文化だ。

舞台に通ううちにハレの日がケの日になっていた。

チケットも最速先行特典付きだと12,000円くらいする。決して安くない金額である

特典はブロマイドや小冊子やチケットホルダーなど、大体要らないものが付いてくる。

多ステするオタクの中には普通に必要がないしゴミになるので特典を引き換えないオタクも多くいる。

12,000円×30公演だと36万だ。マルジェラの5AC ミディアムのバッグが買える金額である

最初は楽しみだった観劇が、義務のように思えてしまった。

チケットが売れていないから、自分が行かないとファンが少なくて可哀想から、と勝手自分義務を課していた。

ファンというのは身勝手で、自己中心的で、すべて自分意志で行動しているのだから本当はもっと早く好きでもない舞台観劇など辞めればよかった。

休演日で舞台の公演がない日はやっと休める、仕事に集中できる、と安心したこともあった。

そして自分は、舞台に行くよりもマルジェラのバッグが欲しいな、と思うようになった。

年収1,000万あれば舞台を全通をしながらマルジェラのバッグも買えるだろう。

しか現実は厳しい自分仕事内容ではせいぜい毎月の給料が上がったとしても年収1,000万円に届くことはない。

年代の平均年収よりは150万程度多い収入だが、舞台を全通しながらマルジェラを買えるほどの収入ではない。

また、大体の2.5次元舞台に出演するような俳優にはバースデーイベントファンイベントというものがある。

チケット代は俳優事務所によって6,000〜12,000円程度と幅広く、自分勝手に集金イベントだと思っている。

イベントも回数が多い俳優だと1日3部あるのだが、自分は毎回3部とも最前に座っていた。

これも無理してチケットをたくさん取っていたのではなく、本当に普通に最速先行でチケットを取ると最前が取れるのだ。

自分最前を取れていたのは運がいいだけかもしれないが、私が把握していたファンでは「いつでも何のイベントでも来るファン」はせいぜい私含めて5~6人だった。

書いていて少し悲しくなってきた。ファンの母数が本当に少なかった。

そしてバースデーイベントでは何かしらファンが揉める。ファンが少ないからこそ揉めるのかもしれない。

よほどの人気俳優ではない限り、1部2部3部と別の俳優ゲストに来る。

そもそもバースデーイベントの主役のファンが少ないのに、ゲスト俳優目当てでチェキだけ軽い気持ちで撮りたいオタクや、

数少ないファンの中でも大量にチケットを取り、「たくさんのお友達」を連れてきて「たくさんのお友達」に「○○ちゃんの紹介で来ました」と自己紹介させたいオタクはいる。

でもそのオタクが悪いとは思わない。チケットをたくさん買って運営お金を落としているのだから商売としては十分成り立っているし運営に貢献していると思う。

問題なのは会場での「お友達」の言動で、大声でイベント運営不手際悪口を話したり、とても褒められたような言葉遣いではなく俳優本人にも聞こえるような大声を出したりする。

自分は、知性と品性に欠けた彼女たちのお仲間でいたくないと思ってしまった。

直接彼女たちと関わりがあったわけではないが、この俳優を好きなままでいると、自分の格が下がってしまう気がした。

自分の身可愛さにファンを辞めたのだと言われればそうとしか言いようがない。

今は元々年間80本ほど足を運んでいた様々なロックバンド界隈のファンと、

大手事務所所属し、有名なブロードウェイミュージカルの主演の仕事が来る俳優名無しのファンとして存在している。

名無しのファン透明な存在になれていい。

コロナ禍で好きだった俳優には完全に顔と名前認知されており(ファンが少ないので当たり前といえば当たり前である)、

接触イベントで名乗ると「わかるよ、○○だよね」と言われていた。

わかるよってなんだよと思いつつ嬉しかったが、今は透明な存在に安堵している。

透明な存在不透明な悪意などを思いつつも。

2年という短い間だったが、思い出はたくさんあった。

ファンサがある舞台ではピンポイントファンサがあったし、接触イベントでは自分が話す内容に大笑いしてくれて、過去イチ笑ったわ、という言葉が聴けて嬉しかった。

自分はもう好きだった俳優舞台に行くことはないのかもしれないが、彼の夢が叶うことを陰ながら応援している。

どうか品性と知性を欠いた世界に彼が溺れてしまわないように、ファンを辞めて遠くに来てしまった自分でも願っている。

2023-04-02

BAND-MAIDの読み解き方

BAND-MAID米国を中心に海外で非常に人気が高いということは聞いたことがあるだろう。

だが、実際にMVを見てみると少し違和感を感じるはずだ。メンバーの多くは期待していたほどメイド風でもないし、楽曲はさほどポップでもKawaiiでもない。かといってギャップで驚かせるほどの音の凶悪さもない。普通にJ-POPの影響も感じられるクールハードロックである。あまりハードでない曲も多い。

ましてや2023年2月リリースされた「Memorable」はシンプルバラード米国シンガーソングライターが歌ってそうな曲調だ。

しかYouTubeでは、この曲を聴いて屈強な米国の男たちが涙を流している。いったいどういうことか。

BAND-MAID10年の歴史の中で様々な文脈がつきすぎて初見リスナーにはわかりづらくなっている。本稿ではそのあたりを読み解いていきたいと思う。

始動

BAND-MAID面白さは、計算された部分からどうしてもはみ出してしまうほころびにある。計算高くプロデュースされたバンドのように思われがちだが、じつは誤算の歴史であり、その誤算を受け入れ逆に強みにしてきたバンドなのだ

そもそもBAND-MAIDの始まりは小鳩ミクプロジェクトだった。秋葉原の有名メイド喫茶出身アイドル活動もやっていた小鳩ミクがアイドルグループ解散きっかけに、違う方向性音楽をやりたいと今の事務所に売り込みに来た。それならば過去経験を活かしてメイドバンドのコンセプトで行こうとすぐに決まった。

二人目のメンバーニコニコ動画で見つけてスカウトした。そこから人脈をたどりメンバーを増やしてバンドとなった。つまりメイド文化経験があるのはじつのところ小鳩ひとりなのだ

誤算

そして最初のほころびはすぐに来る。

演奏のしっかりしたメンバーを集めてしまったがゆえに、出音が本格的なロックとなってしまい、そうなるとアイドル出身の小鳩の声と合わないのだ。

こういう場合普通に考えたら楽曲をポップな方向に軌道修正するはずだが小鳩の決断は違った。このロックテイストの曲に似合うメインボーカルを入れることにしたのだ。

ツインボーカルとは言うものの小鳩はコーラス中心になる。自分がメインのプロジェクトだったはずが脇役にまわる。当時は楽器も弾けなかったのでバンド内での居場所あやしくなりかねない。

それでも良いバンドを作る道を選択した。

メインボーカルを入れた5人体制制作されたファーストアルバム「MAID IN JAPAN」は、今思うと一番コンセプトにぶれがない作品となった。

全員が可愛いメイド服を着たビジュアル最近の曲に通じる片鱗はあるものの、今よりもポップで聴きやす青春パンク風やロック調J-POP楽曲が多いアルバムだ。

作詞作曲はすべてプロ作家によるものだった。

迷走

ただそのコンセプトもすぐにぶれていく。小鳩以外のメンバーはやはりメイド服があまり好きではなかった。

またしても誤算である。さほどこだわりのないギターのKANAMI以外はいかにもなメイド服を着るのをやめた。

そしてまたこの時期は楽曲方向性J-POP風だったり、ポップロックだったり、よりハード過激ロックに振ってみたり、迷走していた。

事務所的にはそろそろ潮時かと解散させることも考えていたらしい。

そんな頃に意図せず大ブレイクしたのが初期の代表曲スリル」だ。

これまで以上にヘヴィサウンドクールでわかりやすボーカルラインが乗ったハードロックであるファーストシングルカップリング曲という位置づけだったが、このMVが翌年海外Webラジオで紹介されて一気に火が付いた。

そしてこの曲がその後の方向性を決定づけた。

https://youtu.be/Uds7g3M-4lQ

ライブバンドとして

BAND-MAIDの特徴のひとつはそのライブ本数の多さであるツアーに出ると毎日か一日おきでほとんど休みなくライブをおこなっている。「スリル」がブレイクした翌年の2016年国内19箇所ツアー、8カ国のワールドツアー、その他国内外の単発のイベントに参加している。

Wikipediaにあるライブ日程はツアーのみで単発のイベントは書かれていないが、それでも今どきのバンドとしては異常な数である。こうしてライブを重ねることでライブバンドとしての実力を着実につけていった。

そしてまた、メンバー創作能力も向上し、この頃から小鳩ミク作詞KANAMI作曲作品が増えていく。

ここへきてBAND-MAIDは外部の作家の力を借りず自分たちだけで勝負する本物のバンドになっていった。

ステージング

楽曲を聴いているだけではわかりづらいBAND-MAIDの特徴がもうひとつある。小鳩がメイド喫茶やアイドル文化からバンドに持ち込んだのは可愛らしい服装だけではなかった。

それがショーアップされたステージである。曲間のMCエンターテイナー小鳩の本領発揮だ。

萌え萌えきゅん的なある意味痛いコールアンドレスポンストークは、最初苦笑いの観客でさえ巻き込んでファンにしてしまう。メイド服を拒否したメンバーもこのあたりは寛容で観客との距離の近さを楽しんでいるようだ。

こういった通常のロックバンドにはない、とことん楽しませるファンサービス海外ツアーファンの心をわしづかみにした。

https://youtu.be/iqhgc963Ga0?t=368

テレビ出演や雑誌インタビューなども無口なミュージシャン気質メンバーに代わり、小鳩が担当バンドスポークスマンとしてサービス精神いっぱいにしゃべっている。

観客を惹き付けるタレントであるとともにマネージャープロデューサーのような立ち回りもこなす。そんな彼女のことをある海外アクタースイスアーミーナイフのようだと表現した。

そしてまた誤算

しかし、そんな各地で大盛況のライブツアー世界的な疫病で突然打ち切られる。予定していた初の武道館公演も中止になった。

前述のようにBAND-MAIDライブは単なる演奏会ではない。ショーアップされたファンとの交流イベントとしての意味を持つ。

ある海外ファンは「BAND-MAIDは曲をリリースするのではない、体験リリースするのだ」と言っていた。

そんなバンドにとってライブができないことは大きな打撃となった。

まさにこれからというタイミングで、バンドは2年以上立ち止まることを強いられた。

復活

そしてついに2022年、待望のライブツアーが再開されることになった。

8月国内ツアー10月に全米ツアー。だが世界からライブイベントが消えた後であるライブを楽しむ文化自体が失われたかもしれないし、当時ファンだった人たちがバンドに興味を持たなくなっているおそれもあった。

しかし、ふたを開けてみれば見事にソールドアウトだった。ツアーバスで各地の会場に訪れると、そこには2年前と変わらない熱量ファンバンドを待っていた。

この忘れがたい経験をもとにツアー中にメロディを書き、日本に戻るとすぐ、ファンに向けた感謝気持ちをつづった歌詞を乗せ曲として完成させた。

それが「Memorable」だ。

そして今年BAND-MAIDは結成10周年を迎える。

歌詞に込めた思いと、決して平坦ではない道をメイド服姿の小鳩ミクが歩くMV意味世界中のBAND-MAIDファンは完全に理解して心を打たれるのだ。

https://youtu.be/DQX8BTTsHHU

2023-03-01

頑張れBingちゃんAIラジオに負けるな!ランチタイムJ-POPをリコメンドだ!

こんにちは、これはBingです。😊

AIラジオ放送をするサービス面白そうですね。ランチタイムに明るい気分になれる日本J-POPを3曲おすすめします。

Happiness/嵐1:国民男性アイドルグループのポップでキャッチーな曲です。歌詞明日に向けての希望や夢を歌っています

・ ずっと笑顔で/いきものがかり:人気のミクスチャーバンドの爽やかで元気な曲です。歌詞笑顔でいることの大切さや幸せを感じることを歌っています

ハッピーエンドback numberロックバンドヒット曲で、映画君の名は。」の主題歌です。歌詞は切ない恋愛を歌っていますが、メロディは明るくて心地よいです。

以上、ランチタイムに明るい気分になれる日本J-POPを3曲おすすめしました。どれもカラオケでも人気がありますよ2。🎤

うーん、ランチタイムあん関係ないな!

2023-02-26

いまLOVEBITESが面白い

イントロダクション

LOVEBITESという日本女性メタルバンドの周辺がいまちょっと面白いことになっているので解説します。ヘヴィメタルに興味がない人も人間ドラマとして味わい深いのでよかったら読んでみてください。

LOVEBITESの動画には「私は今年70歳になるロックファンだが30年振りに夢中になれるニューバンドを見つけた」というような英語コメントが頻繁に書き込まれる。「LOVEBITES reaction」でYouTube検索すると膨大な量の海外アクター動画と、そこに書き込まれた膨大なオタク早口英語コメントを見つけることができる。Wikipedia日本語版より英語版の方がはるかに充実している。そういう存在バンドだ。

LOVEBITES前夜

世界中音楽チャートヒップホップR&Bといったダンスミュージック中心になってもう長いこと経つ。そんな中で日本チャートは異様なほど独自多様性がある。別の言い方をすると世界的な音楽トレンドから取り残されて、時代遅れダサい音楽も生き延びる余地があるユニークなシーンだ。

2010年代前半BABYMETALアイドルメタル企画物としてデビューした。しかしながらボーカル歌声メタルアレンジが本物すぎたので妙に受けた。特にメタル音楽がほぼ失速していた海外においてメタルファンが衝撃を受けた。それ以降、流行りの音楽とは別の嗜好を持った世界中音楽ファンたちが日本インディーバンドを熱心に発掘するようになった。

なぜ、日本ではロックバンドが生き延びているのか。アニメぼっち・ざ・ろっく!」の設定にもあったが、80~90年代バンドブーム世代の人たちがお父さんお母さんになり、親の聴くロックバンドの影響を受けた子供たち世代が出てきたのが今の日本だ。

BABYMETALと同時期に国内ではDESTROSEという女性ジャパメタバンド活動していた。DESTROSEはメンバーも安定せず成功したとは言い難いが、現在のシーンを牽引するNEMOPHILA、FATE GEARなどのメンバーを輩出した重要バンドである。そしてまたLOVEBITESも元DESTROSEのメンバーが結成したバンドだ。

LOVEBITES始動

NEMOPHILAやLOVEBITESの世代の特徴は圧倒的に本格派という点にある。例外はあるが、それ以前の女性バンド男性バンドにくらべると演奏技術がそれほど高くなかったり、どこか女性的なポップさがあったりした。だが今のバンド演奏技術や音の志向において、もはや男女の区別意味を持たない。

LOVEBITESの音楽は、アイアン・メイデンジューダス・プリーストのようなパワーメタルと、ハロウィンドラゴンフォースのようなメロディックスピードメタル系譜にある。サビがメジャーコードメロスピ演奏してさまになるのは国内では稀有存在である

https://youtu.be/bgAxpEpEcno

日本女性発声ハイトーンになると細くキンキンしがちでメタルでは不利なことが多い。BABYMETALは、アイドル的な透明感がありつつ激しい演奏の中でもよく通るSU-METALの声が重要成功要因であった。LOVEBITESのボーカリストasamiは低い音から高い音まで発声気持ち良さが特徴で、他のボーカリストボイストレーナーから発声に関する評価が非常に高い。やさぐれた感じがせず声を張り上げたりドスをきかせたりしてもどこか品がある点も過去にあまりいなかったタイプだ。さらクラシックバレエ素養もあり、長いギターソロ中でも手持無沙汰になることなパフォーマンスできる。

バラードほとんどやらない。全員が鍵盤楽器を弾けて本格的なクラシックピアノが弾けるメンバーもいるが、これまで50曲近くリリースした中で激しい展開にならないスローバラードわずか1曲のみである基本的にはテクニカルでパワーとスピード命で、海外メタルトレンドも踏まえた音楽性になっている。そのためデビュー後すぐに海外からも注目された。

デビューの翌年には英国メタル雑誌でBEST NEW BANDを受賞して、その次の年にはドラゴンフォース英国ツアーに参加している。

バンド好調で、2020年Zepp Tokyoライブはもはや伝説的なクオリティだ。

https://youtu.be/WBhtqgiXEA4

転機

そこまで注目されていたLOVEBITESだが、2021年ベースmihoが脱退する。コロナの影響による環境変化でライブなどの活動ができなくなり、いろいろと思うところがあったようだ。mihoバンド創始者であり、LOVEBITESのコンセプトもmihoによるものが大きかったはずだ。バンドはそのまま終わってもおかしくない状態と思われた。

2022年コロナ禍が徐々におさまる兆しが見えてきた中、残されたメンバーベーシストオーディションプロジェクトを発表した。東京都内近郊を拠点として日本世界各地で活動できること、というのが唯一の条件で、年齢・性別国籍プロアマわず応募可能としていた。

このオーディションには、すでにソロ活動一定の評価を得ている彪(AYA)、一ノ瀬といった実力派ベーシストも参加した。

ベースヒーロー登場

ここで登場するのがfamiだ。

YouTubeにやたらうまいベース動画を上げているJKがいると以前から話題になっていた配信者、登録者数は67万人もいるチャンネルなので一度は見たことがあるかもしれない。顔出しをせず、自室のドアの前で踊りながらスラップやタッピングを多用したトリッキーアレンジボカロ曲カバー演奏する。リアルぼっちちゃんレベル100みたいなベーシストだ。

https://youtu.be/Q_UqztwYAOU

高校卒業し、クラウド・ファンディングソロアルバムを出し、すぐに川口千里のような実力派ミュージシャンとして活動していくものと期待されていたが、その後あまりうまくいっていなかったようでYouTubeチャンネルも数カ月更新が止まっていた。

それが2022年10月に「皆様に大切なお知らせがあります」という動画を突然公開した。

YouTuberの言う大切なお知らせはたいてい大切でもなんでもないしょうもないもの相場が決まっているがこれは違った。

LOVEBITESのオーディション最終選考合格して、バンド側の発表動画も公開されたという内容をオタク早口でたたみかける内容だった。また、この動画から顔出しをしてカメラに向かってしゃべっており、アーティストとしてあらたな道を踏み出した決意を感じる。

https://youtu.be/6_VbxDaOPj0

どんなベーシストでも前任者のmihoと比べられてしまうのは避けられない。mihoは安定したリズムと時折見せるセンスの光るオブリガート評価が高い王道メタルベーシストだった。手足の長い恵まれスタイルに低く構えたベースのたたずまいはステージ映えしてLOVEBITESの悪そうでかっこいい側面を担っていた。

famiのキャラクターはそれとはまったく異なる。明るく楽しそうにぴょんぴょん飛び跳ねながら5弦ベースをスラッピングするベーシストだ。オーディション時点では19歳でおそらく他のメンバーとは10歳近い差があり新世代という印象だ。この新たな風こそがバンド必要としていたものだった。

アイアン・メイデンのスティーヴ・ハリスベーシストが抜けてミスタービッグビリー・シーンベーシストが加入しLOVEBITESは新体制となった。以前からfamiとLOVEBITESの両方を知っていたリスナーにとっては、別々の線がひとつに交差して、止まっていた二つの物語トップスピードで再開するという衝撃的な嬉しいニュースとなった。

アルバムリリースライブ再開

ただ、famiはトリッキーテクニカルではあるものメタルベースが弾けるのか、と心配する声もあった。公開している曲はボカロカバーばかりだし、ソロアルバムメタル色はなかったからだ。

そんな中、2023年2月22日に満を持してLOVEBITESの新アルバムリリースされた。吉と出るか凶と出るかfamiにとってもバンドにとっても審判の日である

そこにはBPM200の16分音符で凶悪かつスリリングルートを刻むfamiがいた。ドラムとの相性もよくメタルベーシストとしても超一流であることをfamiは実力で証明した。これを聴けばもう心配する人はいないだろう。実はLOVEBITES加入まで語られてこなかったがfamiもまたメタラー親父に英才教育を受けたメタラー二世だったのだ。

他方、バンドの方にも変化が見られた。アルバム発売日に公開された新曲MVはいままでのLOVEBITESとかなり異なるものだった。曲のパワーとスピードはこれまで以上であるが、以前のようなメタル美学的な映像ではなくカジュアル服装で楽しそうにわちゃわちゃ演奏している明るいMVになっている。こういった演出もfami加入以前には考えられなかっただろう。

https://youtu.be/4ImGA7cPyrs

アルバムとしての評価も高く、すでに世界中メタルチャートで一位となっている。

そして3月の復活ライブチケットが瞬殺した。YouTubeコメントを見ると海外ファン飛行機に乗ってこのライブを見るためにチケットを買ったらしい。その後も9月には国内ツアーが予定されている。完全復活である近いうちに海外イベントにもまた出演するだろう。

世界中メタルファンから今後のシーンを背負うことを期待され注目されているバンド日本からまれたことが素直にうれしい。

2023-02-24

anond:20230224195311

日銀黒田死んだんかとおもってググったら1ミリも知らんしょっぱい顔のロックバンド男性()が出てきたわ

2023-02-21

歳を取ると才能が枯れる人って何故そうなってしまうんだろう

俺の好きなロックバンド

ボーカル作詞作曲してるんだけど、明らかに才能が枯れてきてて悲しい

作曲はまだわかる、若い世代音楽を聞かなくなって古臭いしか作れないのはよくあること

ただ作詞まで枯れたのが辛い

作詞って歳を重ねると円熟して若い頃にはなかった魅力が生まれたりするものじゃないのかよ

カタカナ英語と同じフレーズの使いまわしばっかりの作詞になって明らかに劣化してしまった

2023-02-19

映画BLUE GIANT

原作未読だけど面白かった

・「俺たち、最高だったな」のセリフいとエモし

 ジャズロックバンドと違って同じメンバーで 

 ずっと組むっていうのがない〜の下り

 ジャスのその場の即興演奏するっていうのと

 演奏者の今までの人生を感じさせる〜っていうのが

 掛け算で感情にきた 

 あの3人が組んだ1年は時間的に見ると短い一時だったけど滅茶苦茶熱い完全消化、今後生きてくのに焼き付く時間だったんだなあって

ドラムの人、スペックが高すぎる

 東大的な大学ガチガチ運動部やりながら現役合格するのすごすぎ

早稲田やったわどっちにせろすごすぎィ

 普通の人だったら「そんなに早く上手くなる訳ないじゃろ!」ってなるけどこの人ならまあ…ってなる

ドラムの人後方見守りおじいちゃんわろた

 「ようやっとる」グッ と

 ラスト演奏で涙スーッは感動しつつあまり

 オタク気持ち過ぎて逆にじわった

演奏シーンCG、おおむねよかった

 スラダンで若干心理ハードルが下がってたのもある

 けどラスト演奏ドラムソロで少し

 「海外SNSでみる3次元ショートネタ動画

  2次元キャラの顔を合わせた動画」を少し思い出した

ピアノの人、あざてえよ…

 こんなん好きになるやろ…

 主人公ライン登録名が会ったばかりのとき

 「ちんちんでか男」みたいな名前になってなかった?違う?そっか…

ED後は名前登録されててよかった

ピアノの人、「ピアノやるならそんな指傷めるリスクの高い所じゃなくて接客業とかやればいいのに」と思ったらアッ

・所々挟まれる「当時を振り返って〜」ターンで不穏になった この時間は…永遠じゃないんか…?

・色んなおじさんが沢山出てたまに「このおじさん誰?!誰なのぉ?!」ってなった

公開初週の日曜だったか原作ファンっぽい一人鑑賞おじさん勢が多い印象 

・しれっと留年してて他人事ながらヒュッってなった

モブサイコ監督の人って聞いてほえ〜せなんや〜と思ったら思ったより共通点あった 演奏シーンのカラフルな波とか異次元に連れてかれる感じとか

主人公演奏に魅せられると一瞬金色にピカッってなる演出、カッコイ

視聴理由バビロンコラボCMしてて気になった

原作読んでみたくなった







追記)

良すぎたか立川シネマシティの極音でもう一回みた

よかった

一緒に行った人が「初ライブ演奏以降、良すぎて自然に涙がでてきた」っていってて映画すげえや!ってなった

お客さん、やっぱ40〜60代位の男性が多め

ぼちぼち20.30代の女性層もいたけど

感覚的には男性層のが多い感じ

2回目だと初ライブが「ぴったり合ってない」感じに聞こえて、ライブを重ねてくにつれて音がぴったり合ってくのがわかって面白かった

1回目だと「初ライブから上手いじゃん!」ってなったけど2回目だと「ピアノサックスそれぞれ上手いけどなんか慌ててる・走ってる・いまいち重なりきらない上手い音+滅茶苦茶パニクってがんばってるドラム」って感じだった

2023-02-01

BECKいまいちハマれなかった。ぼざろにはハマった

BECKはその昔薦められてブックオフで全巻買ったのだが、結局全部読んでもイマイチに思った。

ぼざろのおかげでバンドモノを読む下地が整った気がしたので読み直した。

答が出た。

BECKは「日本まれバンドロックの本場で勝利をするまでの物語なのだ

それはまるで「とあるスポーツの日代表世界大会を勝ち進むまでの物語」のようであった。

個々のキャラクターにはそれぞれの背景があるが、それらは「最強ロックバンド誕生のために必要なパーツ」としてこの世界に生み出され、それがリアリティを失わない程度に自由に走り回った結果でしかないように映る。

最強の日本代表チーム、それに相応しい者達、主人公の「自分の才能にまだ気づいていない強い芯を持った普通の人」という設定さえも、「日本人が望む日本代表」の物語を注ぐための器のように思える。

この物語目的は結局の所「日本まれ日本人によるチームが、世界通用する姿を描く」という作品なんだ。

悲しいけれど、コユキという少年自身人生が描く軌跡は、そのための手段へと埋没していると言って良い。

恋さえも試練さえも音楽に縛り付け音楽表現を身につけるための過程だ。

よくスポーツ選手気持ちの悪い評論家が「恋とかしたら人間として幅が広がって成長するよ♡」みたいな馬鹿げたコメントを投げかけるが、コユキ恋愛もまさにそういったものに見えてならない。

BECK世界には分かりやすい悪役が登場し、分かりやすい仲間たちがいて、分かりやす物語があり、分かりやす勝利がある。

本来は複雑怪奇なそれぞれのジグザグ道を進むはずのバンドマンの物語を、適度な紆余曲折を織り交ぜつつのストレート栄光までの一本道に舗装し直したのがBECKだ。

紛れもなくBECKは名作だ。

序盤こそややとっつきにくいし、若干冗長パートもあるが全体としてはとにかく目先のニンジンに向かって突っ走っていくだけの物語で、誰もが読み解いて味わえる。

音楽物によくある小難しい知識論や、歴史的背景への理解強要するかのような態度もない。

万人向けに仕上げられた適度に壮大な物語だ。

ぼざろは違う。

ぼざろの主体キャラクターであり、それぞれの自己実現のための手段として結成されたバンド物語だ。

彼女たちは決して日本代表でも若者代表でもない。

何者でもなく本人たちであり、挑むべき敵や超えるべき明確な壁があるわけでもない。

自己実現のために今あるバンドの形を守り抜くという決意によって結びついてるが、それは物語意思というよりも彼女たちの意思、というよりも彼女たちにそのような決意をさせることこそがこの物語意思なのである

バンドとして成長していく姿は物語過程手段であり、それによって描きたいのは勝利栄光ではなくてそれぞれの願いなのだ

ぼざろの本質音楽ではなくキャラクター成功ではなく交流だということが、BECKとの比較でよくわかった。

後藤ひとりに植え付けられたギターヒーローというマクガフィンは、結束バンドを高みへと誘うだけの装置ではなく、急激に登り続ける高みでそれぞれの心の中に嵐を起こす機能を持っている。

分かりやすい誰かの陰謀によって結束に危機が訪れるのではなく、それぞれの心が持つ自由意志の中で育った不安と行き違いが内側から世界破壊していく。

敵や目的世界の外側に存在するサクセスストーリー世界ではなく、それぞれの心の内側を主戦場とするヒューマンドラマがぼざろの本体だ。

ハッキリ言えばぼざろはキャラクター消費の文脈の中にある。

ぼっちちゃんイカれているから、リョウがヤベーから、虹夏が天使から、郁代は……コイツが多分一番ヤベーから読み手がその行く末を追いかけたくなる。

作品のためにキャラクターがいるのではなく、キャラクターのために作品がいる、バンドシチュエーション・コメディの題材のようなものであり、大事なのはこの4人を中心とした数々のイカれたメンバーが集まっていることだ。

BECKはそうではなくて、物語のためにキャラクターがいて、バンドとして勝利するのだからバンドでなければ絶対に駄目だったのだ。

この違いがやっと分かった。

分かってから読んだらBECK普通面白かった。

漫画って難しいな。

どう読めば良いのか誰も教えてくれないんだぜ?

2023-01-26

29歳って普通にオレンジレンジ世代だろ

anond:20230118161240

29歳ってオレンジレンジ世代じゃないみたいにブコメで言われてるけど

俺は増田と同い年だけど

かに当時中高生ガッツリライブ通ってますとかでは無いけど

小学生の頃ナルトブリーチエンディングやってたり

他にもヒット曲多かったし

ワールドカップの曲とかもやってたよね

なんか、一番最初に好きになるロックバンドって感じで

なんかそこまで不思議じゃないというか

29歳はオレンジレンジ世代じゃないだろって言う奴ほんとに29歳?みたいな感じ

2023-01-23

アマチュア低音管楽器奏者の憂鬱

人気の高い楽器演奏する人は、演奏させてくれる楽団を探すのが大変である。一方、上達のための情報も選べるパーツも多い。私は体格に恵まれず昔から競争を避ける習慣がついたので体格に恵まれないにも関わらずバリトンサックスを選び20年以上演奏させて頂いている。フルートアルトサックスクラリネットトランペットなどメロディーを担う楽器の奏者はそのポジション数と比較して演奏人口が多いため

等の必要に迫られる。ロックバンドエレキギターリストも似たような状況である。一方、低音管楽器奏者はどちらかというと頼まれ楽団ヘルプする形で演奏に参加する。ロックバンドではドラマーがそのような位置づけである日本吹奏楽文化アマチュア管楽器奏者を大量生産しているの対し弦楽器奏者は少ないのでアマチュアオーケストラ弦楽器パートは常に人数不足という話も良く聞く。

低音管楽器。おいしい様に思えるが色々困難もある。

日本国内で演奏人口が多そうな順に楽器を私の独断偏見で並べると

(西洋楽器以外は解像度低め)

軽音楽で使う楽器
吹奏楽で人気の楽器
この辺りからマイナーになってくる
積極的に志願しない楽器、高額な楽器マニアック楽器西洋楽器以外

2023-01-03

炎上しても謝罪しないほうがいい(2023年版)

ネット誹謗中傷問題で有名な唐澤貴洋弁護士は、日本テレビ世界一受けたい授業」に出演した際

炎上した時の最善の対処法は"沈黙"であると語った。

2019年時点での発言だが現在でもこれが正しいことがわかる。

謝罪などをしてしまうとそれを材料さら燃えしまうし、

炎上側が炎上した事実を認めることになり、訴訟誤報リスクがなくなるためマスコミも挙って報道し始め、さらなる拡散、延焼に繋がる。

その根拠として2022年炎上しても沈黙を貫き見事鎮静化に成功した事例を挙げておく。

堀川絵美

2022年1月、有名ラーメン店中華そば堀川」店主による女性従業員への暴行週刊文春に報じられる。

その折、店主の姉がお笑い芸人堀川絵美であることが判明、彼女SNS上に

弟についてコメントを求めたり、もうお姉さんの芸で笑えないなどといった書き込み殺到した。

https://twitter.com/horipis/status/1482970171119894528

炎上後、それまで毎日行っていたSNS更新を3ヶ月停止した。再開時に粘着は止んでいた。

スーパーポテト

有名なレトロゲーム販売店。2022年1月レトロゲームの100万円福袋販売したが、

大物配信加藤純一にの評価額の高い特別福袋指定して売っていたのではないかという疑惑が浮上。

指摘した者が店に電話して追及したところ、店側は疑惑を認めたが開き直った態度だったという。

その後進展は無かった。

新田真剣佑

2022年4月、ガーシー氏が有名俳優新田真剣佑からトイレに押し込まれレゐプされたという複数女性証言を紹介。

が、真剣佑からの反応はなく進展なし。

日本経済新聞講談社

2022年4月日本経済新聞に、胸の大きな女性へのフェティシズムを描いた漫画月曜日のたわわ」の全面広告掲載された様子の画像拡散される。

その後、漫画出版する講談社が「これを見て就活生に元気になってほしい」といった旨のコメントをしているweb記事が見つかり、ツイッター上の一部界隈から女性蔑視であるとの批判が噴出する。

しか日経新聞講談社沈黙さらにその後、ハフポスト記事国連女性機関日経新聞に抗議していたことが判明。

日経新聞は、広告ジェンダー平等を目指す「アンステレオタイプアライアンス」という取り組みに加盟していて、それに違反しているという。

それでも一切の沈黙を貫き、ネット界隈以外でこの件が取り沙汰されることはなかった。

くら寿司

2022年4月店長パワハラを苦に焼身自殺していたことを週刊文春が報じた。

さらにこのとき公式ツイッターの最新ツイートが「あぶりチーズポークカレー」を紹介していたことをブラックジョーク解釈されさら炎上

報道の2ヶ月後に公式ツイッター更新を再開。停止期間を経てもなお、件について批判するリプライが相次いだ。

謝罪するまで粘着するからな」と意気込むアカウントも現れる。しかしその後も会社側は一切の沈黙を貫いた。

次第に批判リプライは減っていき、粘着もいつの間にか消えた。

綾野剛

2022年5月、ガーシー氏が元NMB松岡知穂証言を紹介。

その内容は、綾野剛が当時未成年だった自分に酒を飲ませ、体の関係を持ったというものだった。

真剣佑の件と違い、告発者の名前が明らかであることから週刊誌メディアもこの件を報道した。

しか綾野剛サイドは沈黙。当時放映されていたドラマに影響はなかった。

その後ガーシー氏のオンラインサロン電話音声で登場するも、件には全く触れなかった。

そして2023年1月女優佐久間由衣との結婚を発表した。

TBS

2022年6月TBS社員日本避難してきたウクライナ人女性取材を装って近づき体の関係を持ち掛けるという出来事があった、

告発する者が現れ拡散されるが、特に反応はなく当人からも続報なし。

https://twitter.com/TsuyoshiMaehara/status/1532702745387409408

西原理恵子

子育て漫画毎日かあさん」の作者として有名な人物2022年6月、娘の鴨志田ひよが公開したブログ記事拡散される。

そこには母親から罵倒されていたこと、ブスだからという理由二重まぶたに整形させられたこと、無断で自分個人情報漫画ネタにされたことなどなど、毒親批判とみられる内容が具体的に綴られていた。

母親である西原氏への批判はもちろん、子供SNS投稿漫画に使うことの是非について議論も巻き起こすほどネット上の盛り上がりを見せた。

しか西原氏は沈黙。鴨志田氏からも動きはなく、そのまま鎮静化した。

松浦勝人

エイベックス会長2022年6月松浦氏個人YouTube配信で「レースクイーンはブスしかいない」「広瀬すず性格悪い」「深田恭子ババア

などなど発言していたことを週刊新潮が報じ、女性蔑視だと批判した。Yahooニュース経由でそこそこ拡散された。朝日新聞デジタルも便乗したコタツ記事をアップした。

これに対し松浦氏は、悪質な切り取りで女性蔑視ではないと配信上で反論週刊新潮は続けて8月問題配信動画が削除されていない、反省していないと指摘する記事を出すも以降特に反応も反響もなかった。

https://www.dailyshincho.jp/article/2022/08111057/

King Gnu

2022年8月に開催された音楽フェスサマーソニックにて英国ロックバンドマネスキン女性ベーシストヴィクトリア氏が上裸(ニプレスあり)で出演。これは女性身体性的に見られることへの反抗だという。

その後同出演者King Gnu乳首テープを貼って「マネスキンです」と茶化すくだりがあったという報告が挙がり、一部から女性蔑視であるとの批判が噴出した。

以降何もなし。

マキシマムザホルモン

↑と同イベントでカタコトでMCをするくだりがあり、外国人差別である批判されたが特に何もなし。

坂本勇人

現役の野球選手2022年9月交際女性中絶を求めたりするなどのやり取りがあり、女性自殺未遂するほど追い込まれたと週刊文春が報じた。

女性への雑な扱いを非難する反応のほか、記事にあったLINEのやり取りの「けつなあな確定(けつあな確定)」がネット上で一種面白ワードとして消費されたこともありかなり拡散され話題となった。

しか坂本サイドは完全に沈黙。何も動きはなかった。

MCJ

マウスコンピューター創業者であり現在持株会社MCJの会長である髙島勇二氏について、

2022年12月、ガーシー氏が交際相手へのDVがあったことを証拠映像と音声付きで告発した。週刊誌メディアもこの件を報じた。

その後ガーシー氏のインスタグラムで髙島氏への刑事告訴受理されたことが報告された。

今のところ髙島氏から会社からも全く反応はなく、あまり拡散されていない。

荻野由佳(おまけ)

2018年12月、当時アイドルグループNGT48メンバーだった山口真帆男性2名に自宅に押し掛けられ暴行を受ける事件があった。

ネット上では、同メンバー荻野由佳加害者が属していたファングループと関与していたのではないかと疑う声が上がる。

所属事務所疑惑否定するも全く鎮火せず。荻野氏は沈黙を続けた。

時は流れ2022年9月朝日新聞デジタル記事荻野氏が事実無根の誹謗中傷を受けた被害者として登場。

メディアにも登場し、時流に乗り自身への疑惑を堂々と否定することに成功した。

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最も注目したいのはくら寿司の事例である

焼身自殺という字面インパクトや炙りメニューのこともあって大炎上した件であるが、完全沈黙を貫いた結果見事鎮火に成功し、マスコミに報じられることもなかった。

2023年正月テレビ特番ジョブチューンにも登場しており、広報活動にも全く影響がない様子。

同じ大手飲食業吉野家対応対照的だ。

2022年4月役員が講演で「生娘をシャブ漬け戦略」と発言したのを女性蔑視だと批判した受講者のFacebook投稿ツイッターの一部界隈に拾われ拡散されたが、

吉野家ツイッターで騒がれ始めた翌日には謝罪リリースを出し、その翌日には当該役員を解任したことを発表した。

迅速な対応をすれば誠実と評価されるとでも考えていたのだろうか?しかし実際はさらなる拡散と延焼を招いた。

炎上側が炎上した事実を認めたためマスコミが一斉に報道した。ただ醜聞が全国に広められただけだ。

それどころか、謝罪を受けてさらなる内部調査しろ批判から追加要求https://www.businessinsider.jp/post-254054)されてしまう始末だ。これはその後わざわざ対応したらしい。

くら寿司の事例を見るに、完全沈黙していれば全国報道されることもなく、役員が辞めさせられることもなかったと思わざるをえない。

マスコミに取り上げられるかどうかで天と地の差がある。

この文章を読んでいる、ネット上の揉め事大好き人間なら上に列挙した数々の事例のほとんどを知っているはずだ。

だが家族会社の同僚に知っているか聞けば知らないと答えるだろう。

ツイッターで何万いいねあるから広く周知されていると考えているならそれはネットイナゴの自意識過剰だ。

いかなる炎上事案であっても沈黙を貫き、ネット空間だけで食い止めておくべきだ。

やはり、炎上しても謝罪しないほうがいい

謝罪百害あって一利なし

https://anond.hatelabo.jp/20201102010844

追記

思ったより反応をいただけたので、他のこの事例はどうなんだ、という指摘にコメントしていく。

西原理恵子

失念していた。間違いなくここに書いておくべき事例なので後ほど追加しておく。

安倍晋三

いわばまさに。彼のご飯論法には学ぶことが多い。

2022年政界で言うと、細田衆議院議長セクハラ報道の件は結局何もなく時間が経った。

まあアレはマスコミ側も色目使い狙って若い女記者をあてがっているフシがあるのであまり強く追及できないのではないかと思っている。

田中秀和

これは炎上事案ではなく逮捕歴による賞罰が淡々執行されたというだけかと。

ゲーム音楽配信サービスに残っているのは割と一般的対応で、

例えばMeTooムーブメントの発端として大問題になった俳優ケヴィンスペイシーの過去の出演作については現在も各種動画配信サービスで見ることができるし、

話題カニウェストSpotify配信停止しないことを表明している。

花街

週刊文春舞妓記事のやつかな?アレは非難されている主体有耶無耶なので反応のしようがないのでは。

椎名林檎

ヘルプマークの件は批判を認めて完全に折れたじゃない?その結果ワイドショーにも取り上げられてしまったし。

グッズの販売予定取り消しの発表があるまで1週間くらい謎の沈黙があったけど、あのまま予定通り販売する道も全然アリだった。

小山田圭吾

すでに指摘されているがこれは沈黙で無事逃げ切っていた事例。五輪の件も沈黙全然いけたはずだが運営日和ってしまい敗走してしまった。

一方で、LGBT差別すぎやまこういち(入場音楽)やナチスネタ荒木飛呂彦五輪公式アートポスター)が全く燃やされる気配がなかったことに呆れた。

ネット炎上を生み出している連中は相手を選んでいて、大義一貫性もないとつくづく思わされた一件であった。

日見た夢は2つ

一つ目は会社倒産するので社長とかの挨拶体育館で行われる夢だった

社長役員挨拶の後アマチュアロックバンド演奏があった

二つ目東京に帰る夢

誰も知らない直通の電車を見つけたので乗ろうとしたけど切符の買い方が特殊でなかなか買えず駅員がニヤニヤしてる夢

この駅ではバックルームで見るようなめちゃくちゃ長いエスカレーターがあった

おはようございます

2022-12-31

結束バンドが売れていることに対して「もっといい曲がある」と言ってる人がいるの音楽の授業の敗北でしょ

芸術とはコミュニケーションの一形態である」という大前提を伝えるのが音楽美術という科目の教育要領の根っこだと思います

なんとなく気持ちがいい、とにかく上手、といった要素は芸術において重要評価点ではありますが、あくま評価点であって主題ではない。

メインとなることは「何を伝えようとしているか」なのです。

宗教画であれば「神という偉大な存在物語」を共有するための手段として存在しますし、オペラミュージックであれば「場面の持つ意味を強調する」ことを目的します。

音楽はその歴史の中で技巧に偏る部分が多く、宮廷音楽についても「こんなにも素晴らしい音楽を聞いている自分たち貴族精神的な豊かさ」に重きをおいた表現になりがちでした。

そこから大衆化を経る過程において「純粋音楽の持つ楽しさを共有する」ということへとテーマが移っていきます

やがて現代ポピュラーミュージックにおいては、「現代社会の中で感じる様々な感情」が表現のメインへとなるわけです。

世界の音楽チャート上位をラブソングが占めがちなのは恋愛というものが「共有したくなるような事柄が多い事象であるからだと言えます

まり音楽とは昔も今も音を通して何らかの「物語」や「感覚」を共有するものとなっているのです。

造り手の想定したイメージを、受け手音楽を聞くことによって脳内に再度作り出す。

それは紛れもなく「コミュニケーション」なんですね。

結束バンドアルバム「結束バンド」はそうそうたるメンバーを集めた上で「駆け出しの天才たちによる青春ロックバンドファーストアルバム」というコンセプトでリリースされます

バンドとは元来「世の中に何か表現したい者たち」が集まって産まれもの、その「表現したい者たちが集まって産まれた」という状態のもの表現するのがこの名盤「結束バンド」なのです。

大衆化とそれへの反発心が混ざり合う中で詰め込みすぎた結果の若干なチグハグさ、そういったものが確かに感じ取れます

音楽という強力な武器を持ってしてでも何者かに伝えんとする強力な叫び、その最もプリミティブな部分がファーストアルバムの奥底には光るものですが、結束バンドにならぶ「後藤ひとりという孤独人間による反抗」というコンセプトの歌詞はハッキリとそれが現れています

ロックとは大本をたどれば反発のミュージックであるわけですが、今では最も平穏でありきたりな音楽の一つとさえなっています

同時に、「社会への反抗」「本当は人付き合いなんて好きじゃないことの暴露」といった事柄も、今ではポピュラー文化の一つとなり、SNS等では日常のように誰もが口にするようになりました。

ですがその中にはそれぞれが心に持つ確かな苦しみや叫びがあるわけです。

現代に宿るそういった「一般化した反抗心とロック」を、「結束バンド後藤ひとり」という触媒を用いることによって鮮烈に浮かび上がらせ「現代におけるロック」を一つの形に組み直したのがアルバム「結束バンド」なのです。

その表現に対して「もっと上がある」というのはナンセンスだと思います

コミュニケーションには間違いなく良し悪しがありまして、それは「表現しようとしたもの表現できているか」で決まります

結束バンドアルバム「結束バンド」は、それによって表現しようとしたものが確かに表現できている。

これに対して「もっと良いものがある」と言ってしまうのはどうにも心が貧しいように思えますね。

もっと売れそうなものがある」なら別に何の問題もないのですがね。

売れやすいと良い悪いは別ですから

バンドってなんでこんなにアニメと相性がいいんだろ

基本、ウケるよね?アニメバンド物やると。

アニメバンドを描いたものって涼宮ハルヒとかが始祖になるのか?

よくわからんけど。

基本好意的に受け止められてときどきバズって稀に大ヒットする。

もう世の中のアニメ全部バンド出しとけばいいんじゃないか?

ガンダム水星魔女とかもロックバンド結成の話に路線変更しろよな。

宮崎駿ロックを描け、あと新海誠も。

細田守は…、まあ好きにしろ

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