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2023-05-21

YOASOBIの「アイドル」の良さがわからない老害

私は40代おっさんで、長いことDTMをやっていて、ボカロ初音ミク発売日に買って、オリジナル曲ニコ動で「殿堂入りしたことあるし(野尻抱介氏の「南極点ピアピア動画」でもタイトルをぼかして取り上げられた)、自主制作アルバムを作って即売会で売ったこともある。

さて、タイトルだ。

私も分からんのだ。分からんというかピンとこない。

でもめちゃくちゃバズってるのでモヤモヤするのだ。

日5chのDTM板のSynsisizer Vという合成音声のスレを見てたらこういう流れがあった。

Synthesizer V Part5

https://egg.5ch.net/test/read.cgi/dtm/1678885927/

625 05/17(水) 04:49:24.81

推しの子主題歌のYOASOBI『アイドル』のテトSVカバー100万再生超えてるんだが…

もしかしてSynthVの楽曲100万再生超えたの初めてじゃね?

https://youtu.be/qObmE2YRA7s

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634 05/18(木) 15:29:34.31

1億再生っていうから聴いてみたけどここのと同じようなゴミゴミ歌だった

なんであんなのがウケてんの?

今のJ-POPって低質すぎだろ

音楽的じゃなくゲームのやつみたい

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636 05/18(木) 15:32:33.79

>>634

じいちゃんあんたの時代は遠に終わっとる

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637 05/18(木) 15:39:54.92

>>634

悲しいけどこういう感覚になったら音楽なんてやめた方がいいんだろうな

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639 05/18(木) 15:56:29.05

>>634

反面教師

こうなったら音楽人生本格的に終わりやね

5chの専門板なんて私含めて全員老害だと思うんだけど老害老害老害だと罵倒する非常によく見る光景・・・それはおいておいて、私はこの634ではないしゴミ曲とまでは思わないが、なんでウケてるのかは本当にわからない。

からいか理由しりたい。

その後こういうレスがあった。

656 05/20(土) 11:01:10.86

オリコンストリーミングランキングでは先日既に1億回を超えていたYOASOBI「アイドル」がYouTubeでも1億再生を超えた

この曲のどこがいいかからない、なぜこれほどまでにウケているのか理解出来ないと言ってる人がいたけど

自分が見た範囲ではこの曲のヒットを裏付けるように作曲家ライターはこの楽曲の作りに驚嘆してるよ

そのうちの一つを紹介

https://popnroll.tv/articles/32989



上記リンク記事より抜粋

これほどまでに世界中で恐ろしいほど聴かれている「アイドル」の何がすごいのか。このコラムをずっと読んでいただいている熱心な読者様ならおわかりだろう。“イントロと間奏らしいものがない”、“中低音ブラス”、“語尾をキュッと締める歌唱”……といった、“ポピュラーミュージック世界トレンド”や“K-POPの魅力”として取り上げてきたものが数多く入っているのである。いわば、ポピュラーミュージックダンスミュージックアイドルポップス、アニソン……、J-POPセオリー海外ポップトレンド要素がすべて詰まっているという、掘れば掘るほどよくできている怪曲なのだ

BLACKPINK的なアラビアン雰囲気メロディと、『カルミナ・ブラーナ』的な、いや、Linked Horizon的と言った方がわかりやすいか。迫り来るのはアラビックスケール使用した不穏かつ荘厳な合唱パートリズムと音が緻密に練られたAメロからの、REAL AKIBA BOYZによるPPPHを入れたBメロからの転調サビ。ダブステップ的なダウナーラップパート。落ちサビを挟んで、半音下げに転調するという暴挙。と思えばそこから一気に1音上がってラスト昇天。ようやく現れた後奏はそのままハッピーにと思ったら、冒頭の不穏な合唱パートクロスしていくという最後まで息つく暇ない展開。これだけの情報量があるのに3分ジャストというコンパクトにまとめた恐ろしい手腕。最初はあまりの性急な展開についていけず、ついついリピートしてしまうのも現代トレンドだ。

世界流行に乗った構成歌唱

・不穏かつ荘厳な合唱パートを最新の手法アニソンに取り入れるセンス

暴挙に近い転調を繰り返す

この辺がポイントらしい。

なるほどな。

合唱部分(後述)含めてアレンジメロディが斬新か、と言われるそうでもないように思うのだけど

「繰り返される転調」

どうもここがキモじゃないかと思うのだ。

米津玄師の「KICK BACK」でも突然3度上に転調したり戻ったりを繰り返すんだけど、若い人がそういう転調の箇所ですげーみたいな反応する動画結構たことあるし、効果は抜群ぽい。

この転調の多様、2010年以降のボカロP中心に流行りだした手法なんだよな。

ふつう転調はきっかけを綿密に作るんだよ。

AからBに転調するときは両方の調に共通するコードを挟み込んだりII-Vという安定したコード進行の「型」を使って転調したりする。ガチガチお約束を駆使して繰り出すのが「あるべき転調」だった。

でもそういうお約束を一切しない転調を突然繰り出して、しかも何度も繰り返すのが最近流行り。

この脈絡ない転調は実は小室哲哉がヒット連発してたころにもやっていて、作りためたストックコピペでつぎはぎしただけ、みたいな言い方されてたこともあり、音楽をやってる人からはウケがとても悪かった。特にテクニック知識がいらない手法なのでプロっぽくなかったのだ。

でも実はそれこそ、プロ敬遠するからこそ新しいサウンドだった。

2010年以降のボカロムーブメント若いアマチュアクリエイターが牽引したこともありその新しいサウンドに気づいためざとい若手がこぞって使い始め爆発的に流行る。

それがYOASOBI「アイドル」でも多用されている。

他の要素、例えば不穏なコーラスだってアニソンレジェンドの「残酷な天使のテーゼ」でもやってたし斬新かと言われると?だ。斬新であるとするとこの転調手法しかないと思う。

ちなみに「残酷な天使のテーゼ」のこのコーラスアニメ中の「使徒が敵」ということからグレゴリオ聖歌風というか、宗教風のモチーフを借用してきたんだと思う。この曲はどうもあんまりアニメの内容しらされない中作ったぽいので数少ない与えられたモチーフだったんだろう。

一方、「アイドル」のほうは、この不穏のコーラス作品脈絡がなくちぐはぐに感じる。

この曲は【推しの子】という作品を深く理解して合致した内容がウケてる理由でもあり、歌詞原作を読み込んだ上で作り込んだと思わせるものなんだけど、このコーラス作品とさほど脈絡がない。

サスペンス展開の不穏さあるし、一応曲中でこのコーラスの声でヲタ芸っぽい合いの手を打ち出す箇所もあるので繋がりは出来てはいるけど、この合唱コーラス必要性はあまり感じない。あきらかに浮いている。

じゃあなぜこんなコーラスを?と思うんだけど、Ayaseは今回どうも本当に狙ってアニソントップを取りに来てる野心があるっぽいのだ。

からこそトップ・オブ・ジ・アニソンの「残酷な天使のテーゼ」をモチーフにして、あえて取り込んだんじゃないかと思われる。

ここまで自分流にアナライズしてようやく腑に落ちた。

まあ今更そんな転調なんて当たり前ですよ、と言われるんだろうけど。

そういう老害おっさんが見逃してる、ちょっとした「新しいこと」の膨大な積み重ねが「斬新さ」を生み出しているんだ。

他に私が気づいていなさそうなこの曲の新しさを指摘してもらえればありがたいです。

2022-12-31

結束バンドが売れていることに対して「もっといい曲がある」と言ってる人がいるの音楽の授業の敗北でしょ

芸術とはコミュニケーションの一形態である」という大前提を伝えるのが音楽美術という科目の教育要領の根っこだと思います

なんとなく気持ちがいい、とにかく上手、といった要素は芸術において重要評価点ではありますが、あくま評価点であって主題ではない。

メインとなることは「何を伝えようとしているか」なのです。

宗教画であれば「神という偉大な存在物語」を共有するための手段として存在しますし、オペラミュージックであれば「場面の持つ意味を強調する」ことを目的します。

音楽はその歴史の中で技巧に偏る部分が多く、宮廷音楽についても「こんなにも素晴らしい音楽を聞いている自分たち貴族精神的な豊かさ」に重きをおいた表現になりがちでした。

そこから大衆化を経る過程において「純粋音楽の持つ楽しさを共有する」ということへとテーマが移っていきます

やがて現代ポピュラーミュージックにおいては、「現代社会の中で感じる様々な感情」が表現のメインへとなるわけです。

世界の音楽チャート上位をラブソングが占めがちなのは恋愛というものが「共有したくなるような事柄が多い事象であるからだと言えます

まり音楽とは昔も今も音を通して何らかの「物語」や「感覚」を共有するものとなっているのです。

造り手の想定したイメージを、受け手音楽を聞くことによって脳内に再度作り出す。

それは紛れもなく「コミュニケーション」なんですね。

結束バンドアルバム「結束バンド」はそうそうたるメンバーを集めた上で「駆け出しの天才たちによる青春ロックバンドファーストアルバム」というコンセプトでリリースされます

バンドとは元来「世の中に何か表現したい者たち」が集まって産まれもの、その「表現したい者たちが集まって産まれた」という状態のもの表現するのがこの名盤「結束バンド」なのです。

大衆化とそれへの反発心が混ざり合う中で詰め込みすぎた結果の若干なチグハグさ、そういったものが確かに感じ取れます

音楽という強力な武器を持ってしてでも何者かに伝えんとする強力な叫び、その最もプリミティブな部分がファーストアルバムの奥底には光るものですが、結束バンドにならぶ「後藤ひとりという孤独人間による反抗」というコンセプトの歌詞はハッキリとそれが現れています

ロックとは大本をたどれば反発のミュージックであるわけですが、今では最も平穏でありきたりな音楽の一つとさえなっています

同時に、「社会への反抗」「本当は人付き合いなんて好きじゃないことの暴露」といった事柄も、今ではポピュラー文化の一つとなり、SNS等では日常のように誰もが口にするようになりました。

ですがその中にはそれぞれが心に持つ確かな苦しみや叫びがあるわけです。

現代に宿るそういった「一般化した反抗心とロック」を、「結束バンド後藤ひとり」という触媒を用いることによって鮮烈に浮かび上がらせ「現代におけるロック」を一つの形に組み直したのがアルバム「結束バンド」なのです。

その表現に対して「もっと上がある」というのはナンセンスだと思います

コミュニケーションには間違いなく良し悪しがありまして、それは「表現しようとしたもの表現できているか」で決まります

結束バンドアルバム「結束バンド」は、それによって表現しようとしたものが確かに表現できている。

これに対して「もっと良いものがある」と言ってしまうのはどうにも心が貧しいように思えますね。

もっと売れそうなものがある」なら別に何の問題もないのですがね。

売れやすいと良い悪いは別ですから

2021-07-14

うんこしているときに流れている曲

うんこするときに頭の中で流れている曲」ではなく、実際にうんこする環境流れることを想定したときに、うんこする雰囲気マッチする曲、という意味である

最近男性トイレには排泄音を消す装置が搭載されていない」といった記事を見て、自分幼女からよくわからないけど、

かに隣の個室から、尻穴から気体や液体や個体が滑り落ちるときに尻穴の皮膚と接触する音が豪快に聞こえてくるのは気持ちのよいものではなと思った。

クラシック音楽とかすぐに思いついたのだが、たとえばポピュラーミュージックなどでそういった曲はないだろうか。

2013-02-25

http://anond.hatelabo.jp/20130225100729

差し置いてという言葉に見識の狭さを感じますがそれはいいとして

メインカルチャーを何をもって定義するかによったりしますが

影響力の大きさ、支持者層の厚さをもってするならば今の社会ではテレビ映画アイドルポピュラーミュージック、といったところでしょうか

アニメマンガラノベの何がメインカルチャーに成りえないかとすれば色々ありますが一番は支持者層の偏りだと思います

2012-05-31

ダンスフロア

ダンス禁止条項については、ゆるく運用してもらえるならかまわないんじゃねという気もしてるんだけど、そうじゃないようなのでちょっとツライ。とにかくダンスフロアという場所はなくしてはいけないのではないか、ということをつらつらと考えてみたのでつらつらと残しておく。

まず20世紀後半のポピュラーミュージックというのは、おしなべてダンスミュージックであって、とくに70年代以降のブラックミュージックは大半がダンスフロアで開拓されてきたといっても過言ではないだろうし、ヒップホップ以降はカルチャー全体としてフロアと切っても切れない関係がある。

アイドル歌謡だろうかJ-POPだろうが、連続した律動によってひとを楽しくさせる音楽というのはすべてがダンスフロア起源がある。ダンスフロアゆりかごであり、先進的な実験である。おそらくこの認識あるかないかの違いは大きいんだろうなとおもう。

夜通しのダンスパーティーというのは結局のところ享楽の場所であり、享楽であるからこそ手を抜かずに音楽お酒も店づくりも凝る。「プラダを着た悪魔」という映画で「あなたが着てる大衆向けの大量生産品は、何年か前にトップモードがコレクションで発表したものだ元になっている」という台詞があるらしい(映画見てない)けど、音楽も同じだ。

クラブ健全場所か? という議論には意味がない。享楽の場所が「健全であるはずがない。とはいえ世の中には「許される範囲の不健全」というのはあって、たとえばアルコールは許されるほうに入っている。それを逸脱する行為があるなら個別に取り締まることもできるだろう。

そうではなく根源から、つまり深夜のダンスフロア自体を禁ずるというのは、芳醇な音楽実験場を国内に作ってはいけないということに等しい。音楽をこれ以上イノベイトするなというに等しい。

もちろん既存ロックポピュラーミュージックのようにすでに花が咲いていてそのジャンル内での発展が期待できる音楽はいくらでもある。ただ、ダンスフロアポピュラーミュージックの基礎研究だ。それが法律で禁止されている国からは、ほんとうに新しいポピュラーミュージックの萌芽はありえない。

重要なことなので繰り返した書くけど、ダンスフロアダンスミュージック全体のゆりかごだ。睡眠時間を削ってまで、公共交通機関が止まっている時間にもかかわらず、暗い狭いあなぐらに人が集まってくるのは、ほんとうにほんとうにダンスミュージックが好きだからだ。そういう先鋭的なクラウドに向けて、もっとも新しいダンスミュージックのあり方が模索され、実験される場所。それがクラブだ。

そして、あなたがふだん聞いているJ-POP。それは何年か前にクラブシーンで生まれた実験的な試みが、回りまわってわかりやすい形で聴きやすくなって流通されるようになった結果かもしれない。スポーツだってそうだろう、トップアスリート向けに研究された成果があとあと大衆に回ってくる。

ダンスミュージック一定ビートを鳴らし続けることでひとを楽しい気持ちにさせる音楽。それは深夜のダンスフロアから生まれる。それ以外のどこかではない。そして、いま世界流通している大衆向け音楽の大半は、ダンスミュージックである一定の止まないビートベースとした音楽であるダンスフロアを禁止することは、大衆音楽もっとも先鋭で先進的な場所を認めないことに等しい

2012-03-19

http://anond.hatelabo.jp/20120319142330

国産クオリティの高さを感じるポピュラーミュージック初音ミクPerfumeしか無い。

どれだけの音楽を聴いてからこういうこと言ってるんだろうなあ…。

2009-05-27

音楽関係論文かきたいんだけどテーマが思い浮かばない。

ポピュラーミュージック系な感じにしたいんだけど

ああもうやだ

2008-10-23

音楽業界の話

どうやったら上手に音楽業界を縮小できるか、という話を誰もしないのはなぜなんだろう。

自分はバンドやったり曲作ってアップしたりするけど、周囲を見ても「音楽がないと死んじゃいそうな人」は少ない。

iPod音楽ケータイが売れてるからって「音楽マーケットはまだ拡大するはずだ」というのはおかしいんじゃないだろうか。ポピュラーミュージック立ち位置はずっとゆっくり変化し続けていて、今は娯楽の中での「音楽」の価値は低いんだと思う。

よそのメディア(ネットとか)に迷惑をかけずに、コンパクトで魅力的な業界に舵切りしてほしい、というのが一音楽ファンとしての希望です。

 
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