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はてなキーワード: 松浦氏とは

2019-04-29

松浦大悟(@GOGOdai5)はトランス差別悪化について責任を果たすべき

このエントリーの要約

三橋順子氏は文春オンライン記事で、以下のように松浦氏批判した

 1.松浦氏トランス法案への懸念は、現実的根拠が一切示されていない(=松浦氏トランス当事者実態無視している)

 2.現実的根拠を示さないまま、トランスに対する不安を煽る発言をした

 3.その発言によって、ツイッターにおけるトランス差別悪化した

松浦大悟氏の発言を最大限好意的解釈すれば、彼は次のように反論したと考えられる

 1.思考実験として検討しただけで、現実的根拠の有無は関係ない

 2.あくま法案の条文があいまいであることを指摘しただけだ

 3.自分発言トランス差別ではない

松浦氏発言を最大限好意的解釈しても、なお松浦氏発言には以下の問題が残る

 1.「手術をしなければ、自分確信する性別として生きることができない」という状況が差別ではない、ということの理由説明していない

 2.トランス当事者実態をきちんと説明しないまま、議論を進めてしまった

 3.自身発言が、ツイッタートランス差別悪化の一因となった

もっと重要なのは、次の点である

 ・松浦氏は、自身発言トランス差別悪化させたことに対して責任を取っていない

●よって松浦氏

 1.自身発言トランス差別悪化させたことを自覚し、トランス差別への明確な反対を表明し続けるべきである。具体的には、

  a.トランス差別に反対するという立場を明確に発信し続ける

  b.トランス当事者実態を正しく理解し、正しい情報継続的に発信する

  c.トランス差別悪化させないように、自身の「懸念」をもっと的確に言語化する

 2.今後はトランスフォビアを悪化させない形で議論を深めることを目指すべきである

以上がこのエントリーの内容のすべてになります

三橋順子による批判記事と、松浦氏反論

三橋順子氏による記事なぜ2019年の日本で、トランスジェンダー女性たちが攻撃されているのか | 文春オンライン」のなかで、松浦大悟氏の発言ツイッター上のトランスジェンダー差別悪化させる一因となったことが指摘されました。

1月5日放送のAbema Newsみのもんたのよるバズ!」で元参議院議員松浦大悟氏がこう語りました。

「今、イギリスで大問題になってまして、(中略)手術をしなくても性別移行ができるようになっているのが、世界の潮流なんですね。それで性自認女性だとなれば男性器がついていようとも、更衣室、女性更衣室に入れなければいけないということになっているんですよ。それについてフェミニストの人たちが大反対してまして、『冗談じゃない』と、自分たちは性被害に遭っている人がいっぱいいて、恐怖を感じると。」

 この発言Twitter拡散されて、一気にトランス女性排除の炎が大きくなりました。

(※当該発言みのもんたのよるバズ!2019年1月5日 - YouTubeの57:36から確認できます

これに対して松浦大悟氏本人は次のようにツイートしました。

松浦大悟さんのツイート: "三橋順子氏に嘘を流されて困っています。トランスジェンダーはアンブレラタームであり、その中にはクロスドレッサーも含まれます。法律を作るときには瑕疵がないように全ての問題点を洗い出さなくてはなりません。法案作成過程では議論がなかった?穴を見つけられない事が立憲民主党の問題点なのです。… https://t.co/VYspZcZOTB"

以下では松浦氏反論がどの程度妥当か、確認していきます

●両者の「トランスジェンダー」の定義はいずれも正しい

まず議論を始めるために、「トランスジェンダー」という言葉定義確認しておきましょう。

三橋氏は記事のなかでトランスジェンダーの定義について以下のように述べています

トランスジェンダーの定義は「生まれた時に指定された性別と違う性別生活している人」です。

これに対して松浦氏は以下のように反論しています

トランスジェンダーはアンブレラターム(=包括的用語引用者注)であり、その中にはクロスドレッサーも含まれます

さて、どちらの「定義」が正しいのでしょうか? 実のところ、どちらの定義も間違いではありません。

Feminist Perspectives on Trans Issues (Stanford Encyclopedia of Philosophy) 確認してみますと、トランスジェンダーは「トランスセクシュアル、ドラァグ・クイーンキング、ある種のブッチレズビアン、(異性愛男性異性装者のような、いくつかの異なった種類の人々の集合を指す包括的用語umbrella term)として用いられる」と同時に、「トランスジェンダーという用語トランスジェンダリスト(出生時に割り当てられた以外の性別としてフルタイム生活しているが、ホルモンや手術などの治療を行なっていない人)と同じ意味で使われることもある」とされています

また、森山至貴『LGBTを読み解く』でも、包括的用語としての「(広義の)トランスジェンダー」と、「異性の服装をすること自体に重きを置くトランスヴェスタイトではないが、医学的な処置を望むトランスセクシュアルでもなく、自らの性自認にしたがって生きる経験やそのような人々のことを指す」用語としての「(狭義の)トランスジェンダー」という、2つの意味があると指摘されています(p.98-101)。

三橋氏の定義も、松浦氏定義も、いずれも間違いではない。このことを確認したうえで、議論を次に進めましょう。

現実トラブルが起きたという証拠はない

次に確認しておくべきことは、(1) 日本にもすでに性同一性障害への差別を解消するための法律があり、(2) それでも女湯や更衣室などをめぐるトラブルは生じていない、という点です。

これについては松浦大悟さんの「女湯に男性器のある人を入れないのは差別」論への疑問から引用しておきましょう。

そもそもトランスジェンダーの公衆浴場利用について同様の議論をしたいなら、「障害者差別解消法」(障害を理由とする差別の解消の推進に関する法律 - 内閣府引用者注)を引っ張ってくる必要があります

2016年施行された障害者差別解消法における「障害者」の中には性同一性障害も含まれており、性同一性障害に該当する人はこの法律によってすでに守られている状況です。

それでも、障害者差別解消法のせいで男性器のあるトランスたちがどんどん女湯に入ってきてトラブルが増えたなんて事実はどこにもないはずです。

ここでもう一度、Abema Newsみのもんたのよるバズ!」での松浦氏発言確認しておきましょう。

「今、イギリスで大問題になってまして、(中略)手術をしなくても性別移行ができるようになっているのが、世界の潮流なんですね。それで性自認女性だとなれば男性器がついていようとも、更衣室、女性更衣室に入れなければいけないということになっているんですよ。それについてフェミニストの人たちが大反対してまして、『冗談じゃない』と、自分たちは性被害に遭っている人がいっぱいいて、恐怖を感じると。で、そういう人たちを出てけということを言ってるんだけど、これは差別にあたるわけです、そういう法律ができるとね」

注目するべきは、『イギリスフェミニストが大反対している』ということしか説明されていない、という点です。松浦氏は、『差別解消法によって、イギリス男性器のあるトランスたちがどんどん女湯に入ってきてトラブルが増えた』とは一言も言っていない。実際にトラブルが起きているかどうかには一切触れず、ただ単にフェミニストが反対しているということしか説明していないのです。これでは、イギリスで「大反対」しているフェミニストの主張が妥当なのかどうか、まったく分かりません。

まり松浦氏は、「手術なしで性別移行できるような法律が、実際に女性への被害をもたらしている」という証拠を何一つ提示していないのです。

この点で、松浦氏発言根拠薄弱であると言えるでしょう。

好意的解釈1.「あくま思考実験にすぎない」

ここで一旦、二人の対立を整理しましょう。

松浦氏は「正義正義バッティングした時のことを野党であるLGBT差別解消法は想定していないと指摘した」とツイートしていますhttps://twitter.com/gogodai5/status/1085414545814892544

これに対して三橋氏は、そもそも彼が言うような形で「正義正義バッティング」すること自体が「ありえない」と主張したわけです。

しかに、松浦氏は自らの懸念について、根拠をまったく示していません。

それでも、松浦氏発言好意的解釈すれば、以下のように捉えることができるかもしれません。

あくまで隙のない条文を作るための思考実験であり、現実的根拠の有無は関係ない』

もしも松浦氏がこのような立場を取るのであれば、三橋氏の批判回避することはできるかもしれません。

好意的解釈2.「あくま法律案の条文に含まれ問題を指摘しただけ」

もう一点、できるかぎり好意的解釈すれば、松浦氏立場は以下のようなものと言えるでしょう。

法律案の条文において、「トランスジェンダー」という用語が「広義のトランスジェンダー」を指すのか「狭義のトランスジェンダー」を指すのか」があいまいである。このようなあいまいな条文では、運用に際して問題が生じうる。私はその点を批判しただけだ』

あくま一般論ですが、法律の条文に多義的用語が含まれることは、あまり望ましいことではありません。

この一般論に則った発言として松浦氏発言解釈するならば、一般論に則っている部分に関してはある程度の妥当性がある、と言えるかもしれません。

好意的解釈3.「自分発言トランス差別ではない」

松浦氏は、「私はトランス女性が脅威だなどと発言していない」とツイートしています

https://twitter.com/gogodai5/status/1085414545814892544

自分発言トランス差別ではない、ということを言いたいのだと思います

しか松浦氏は「トランス女性シス女性へ加害する」とは言っていません。おそらくは「ペニスに対して恐怖をいだく女性特に暴力被害者)がいるのではないか」という「問題提起」だと考えられます

かに、「女性ペニス恐怖を抱くことの背景への配慮」もまた重要論点です。

しかし、「トランスフォビアの解消」も同じく重要論点であることを忘れてはいけません。

女性ペニス恐怖を抱くことの背景への配慮」と「トランスフォビアの解消」を区別したうえで、その両方を目指した議論をすることが必要となるはずです。

にもかかわらず、松浦氏はこの2つが必ず対立してしまうかのような前提で議論を進めています。この点に、「問題提起」としての不十分さが垣間見ます

(なおトランスフォビアと「男性身体」への恐怖というテーマについては、こちらの記事「女性専用スペース」とトランスフォビア - frrootsのtwitter補完メモに詳しく論じられていますので、関心のある方は一読ください)

好意的解釈すれば、松浦氏発言自体トランス差別ではない、と言えないこともないかもしれません。

それでも、不十分な「問題提起」によってトランスフォビアを煽ってしまった、という問題は依然として残るかと思います

松浦氏反論できていない論点

●「手術をしなければ、自分確信する性別として生きることができない」という状況が差別ではない、ということの理由説明していない

ここで忘れてはならないのは、「手術をしなければ、自分確信する性別として生きることができない」という状況は、極めて大きな問題がある、ということです。

特例法が求める性別適合手術は、当人の心身に多くの負担を与え、高い医学的侵襲性を伴う医療行為です。「強制断種」の点においても、性の健康権利理念から反するといえます。(石田仁『はじめて学ぶLGBT 基礎からトレンドまで』p.99)

言うまでもなく、手術を望む人が手術を受けられる、ということは重要です。しかし、手術を強制されるということは、このように「性の健康権利」を剥奪されるということです。誰もが持っているはずの当然の権利剥奪されている。この状況を「差別」と呼ばないのであれば、その根拠説明するべきでしょう。

●「現実的根拠がないまま、トランスへの不安を煽った」という批判反論していない

松浦氏は先行事例としてイギリス法制度を紹介し、「懸念」を提起しました。しかしそこで、「手術なしで性別移行できるような法律が、実際に女性への被害をもたらしている」という根拠はまったく提示されませんでした。この点で、松浦氏の「懸念」には、(1) 現実的根拠がなく、さらに (2) トランス当事者実態無視している、という問題があると言えるでしょう。

●「自身発言トランス差別悪化の一因となった」という批判反論していない

さら重要なのはこの点です。

松浦氏は、あくま法案問題点を指摘しただけだ、という反論はしていますしかし、「自身発言トランス差別悪化の一因となった」という点については何も述べていません。

もしも仮に松浦氏の「懸念」に根拠があったとしても、トランス差別に反対しなければならないことに変わりはありません。

かに議論を深めることは重要です。しかしその過程トランスへの差別が深まるとすれば、それは問題です(誇張ではなく、差別は人の命にかかわりますから)。そうである以上、トランスフォビアを悪化させない形での問題提起をするべきです。

結論

松浦氏は「トランスフォビアを悪化させない形での問題提起」に失敗した。

このことは否定しようのない事実でしょう。

(もちろん言うまでもなく、松浦氏発言以前にも、インターネット上にトランスフォビア言説は存在しました。しかし、松浦氏トランスフォビアにさらに火をつけてしまった、という点は批判されるべきでしょう)

このことについて、松浦氏責任を果たす必要があるはずです。

具体的には

 1.トランス差別への反対を明確に発信し続ける

 2.トランス当事者実態を正しく理解し、正しく発信する

 3.トランス差別悪化させないように、自身の「懸念」をもっと明確に言語化する

以上のことをするべきかと思います

松浦氏自己弁護ばかり繰り返さず、自分言葉引き起こし帰結としっかり向き合ってください。

曲がりなりにも「政治家であるならば、自身発言責任を持ってください。

最後一言

差別解消法について議論する目的は、実際に起こっている差別を解消することです。

もしも差別解消法について議論することが、差別悪化させてしまうとすれば、それはまったくの本末転倒です。

あくまでも目的差別解消であり、法律はその手段しかない。議論する際には、この前提を忘れないようにしていただきたいと思います

2019-04-19

くじ引き落選、異議申し出「『ちかこ票』の再点検を」:朝日新聞デジタル https://www.asahi.com/articles/ASM4L4HP9M4LULOB00D.html

くじ引き落選した無所属新顔の松浦千鶴子(ちづこ)氏(45)が18日、公職選挙法に基づき、市選挙管理委員会に異議を申し出た」

「者会見した松浦氏によると、投票用紙に「まつうらちかこ」「まつうらちか子」と記されたものが3、4票あったという立会人情報があるが、市選管無効票として扱った」

「同選挙区には名前が似ている共産現職の松永千賀子(ちかこ)氏(64)も立候補し、当選していた」

松浦氏は「『まつうらちかこ』は私に対する票だと捉えている。無効票をもう一度、点検し直してほしい」と語った」

いやいやいや、ダメ元で足掻いているのでしょうが、「まつうら ちかこ」「まつうら ちか子」と投票用紙にかかれた票を「まつうら ちづこ」とカウントするのは無理矢理過ぎでは??

2019-04-01

anond:20190401111113

Text牧野武文

この人は松浦氏本人じゃないのに、まとめている人が主体を消して本人風に書いているので、聞き書きなのか何なのか判らなくなっていて、非誠実な感じしかしない。憑依してんのか?

このメディアだって日本が終わりなら一番に終わっているだろうと。さっさと世界進出でもして、こんなどうでもいい記事載せなくて済むといいね。としか

2018-12-15

anond:20181215221410

漫画家とか脚本家とかクリエイターと呼ばれる人種が(中略)飛び道具なしでどこまで彼らを明るい結末に持っていけるのか

しかしそれをアニメ化なりメディアミックスするときには「本当にブサイク」だとファン自称)が「原作レイプ」っつって炎上させちゃうんですよな・・

ゴールデンカムイ」のアシリパさん、

ばらかもん」のなる、

進撃の巨人」のミカサ実写映画化のとき女子主人公追加されたとききました)

あたりがもともとギリギリラインにいたけどメディアミックス保険のため、萌絵しかかけないアニメーターのため、などの諸事情

結局美少女化されちゃったもんだとおもうのね自分は。

テルマエロマエ」(実写化女子主人公追加・・・)なんかその最たるものかと。

原作に女キャラいねーよっていう。

 

最近でたばらかもんの18+1巻みてておもったんだけど、なる、もともと萌系美少女寄りだったのよ。

作者も編集者もそうでないと連載さるレベルにないと勘違いしていたという不幸を封印していた。

  

そして、ブサイクを売りにするなら

累(かさね)松浦氏漫画

帝都物語嶋田久作出演の映画)あたりまでいかないと本物のブサイク主人公として認めない人が多いのでは。

自分嶋田久作は当時からブサイクとはおもいませんでした。ほらみろ、今かっこいい俳優になってるよ。

追記

主人公の職についていうならちょっと微妙かな。

ゴッカム主人公退役軍人=当時のヤクザですね)

ばらか(主人公上司殴って島に出奔

テルマエ(主人公技師だがスランプ

 

2017-03-09

デザイナー松浦聖氏の「ゼルダPS4にくれ」になぜゲームファンは怒ったか?(補足)

http://b.hatena.ne.jp/entry/s/togetter.com/li/1088371

件のはてブコメント欄では「任天堂ファンが繊細すぎるだけなのでは」と考えている人も少なくないようなので、ゲームファンゲーム業界についてあまり詳しくない方に向けてなぜ松浦氏発言ゲームファンに怒られるのかを解説したい。

すでに一部解説している増田がいたので要約しつつ補足する。

http://anond.hatelabo.jp/20170309110510

こちらの増田解説では

1.任天堂ゲームソフトPSによこせというのは典型的煽りゲハゲーム系の荒らし)の常套句である

2.松浦氏は「ゼルダBotWをPS4で出して」は怒られる発言である認識している。つまり1の事情承知の上で発言している。

3.もしかしてゲーム迷惑サイトはちま,JIN,ぱるろぐ他)にわざと炎上記事の餌を与えているのでは?と疑われる。

となっているが、こちらの方からもう少し詳細な理由を加える。

松浦氏モンスターデザインとして聖剣伝説LOM販売・開発:旧スクウェア)やマジカルバケーション販売任天堂)、電波人間のRPG販売任天堂)やブレイブリーデフォルトブレイブリーセカンド販売スクウェアエニックス)といったタイトルに関わった経歴がある。そのため、

4.任天堂スクウェアエニックスといった大手メーカー仕事をした経歴のある人が「任天堂ゲームPS4によこせ」と対立煽りをした

といった名前記事ゲハアフィカスで建てられ、「ニンテンドウガー」「スクエニガー」とさんざん騒がれ煽られることになる。

また、ゲーム実況発言についてだが、実況動画雰囲気を味わうと発言しており「実況動画を見ることでゲームを買わずに済ませる」とは一言も言っていないことに注意してほしい。

togetterコメント欄では「ゲーム実況という違法動画業界人が見るな」と指摘する人もいたが、現在ゲーム実況動画違法とは考えにくい状況にある。

はてブコメント欄の指摘の通り「任天堂クリエイターズプログラムhttps://r.ncp.nintendo.net/whitelist/)」というゲーム実況者向けのプログラム存在し、WiiU・NintendoSwitchの「ゼルダの伝説 ブレスオブザワイルド」を実況することも実況動画を視聴することも公認可能である

ゲーム迷惑サイトゲームフェイニュースに影響された中高生ネットでいきっているならともかく、よりにもよってそこそこの経歴のある業界人から対立煽りになるような発言はしてほしくなかった。

ゲームファンとして本当に悲しい。

関係のない話だが、グラフィッカーなど美術系の職業デザイナーと呼ぶとレベルデザイナーゲームデザイナーといったゲーム設計に関わる職業区別がつきにくいので美術系をデザイナーと呼ぶ風潮は改めるべきではないだろうか。

2016-12-23

いわゆる「働けない若者就労支援」にモヤった話

ひょんなことから、いろんな要因で働けない、働きづらい若者(っていうのは39歳までを指すらしいです)の就労支援に関わることになった。

まずこの日記結論は、俺が

非実在働けない若者」をイメージしちゃっているのか、

若者支援をやっている人たちは、多数の「働くことのダブルバインドで動けない若者」のことを全くイメージしていないか、だ。

まず自分のことを書いておこう。

20代の頃から大学ドロップアウトして、

とりあえず生きるために工事現場に働いたり、服屋で働いたり、

そんなことしているうちに、懐かしの◯◯占いブームで、ライター稼業をすることになり、

2週間徹夜テキスト上げれば80万が振り込まれるみたいな生活をしていた。

結局それも続かないので、ピンク系の編プロに入り込んで、

昼も夜もなく、残業代ってなんですか?みたいな世界にずっといた。

編集も、ライターも、カメラマンデザイナーも、

3年もすれば独立転職をしていった、

たぶん役職ナシで20万円もらっってた人はいなかったと思う。

もちろん、そういう会社から

「夢」や「やりがい」「ここをステップにて」「まだ若い会社なのでポストはがら空きです」

という言葉が飛び交っていた。

今では「今すぐそんな違法企業は潰れてしまえ」とネットで言われて然るべき環境だったと思う。

でも、別にそれでどうでもいいと思ってて、しばらくしたら違う世界が見えたんで、

今は違うことを本業として、いくつか声がかかったプロジェクトに関わりながら生きている。

さて、ネットに飛び交っている言葉は、それが本当かどうかはさておいて、心に響くと思う。

労働基準法を守れない会社はとにかく全部潰せ、そっから新しい社会が始まる。

うん、一理あるかもしれない。

株式会社セブンコードの濱野氏に関するまとめはとても面白かった。

何より、これだけマメ若者(かどうか不明だけど)の声に答えている人はいないので、単純に尊敬に値する。

リンクされている過去記事も全部読んだ。

https://togetter.com/li/1061401

もちろん、労働基準法の方が問題だと表明したエイベックスCEO松浦氏ブログも読んだ。なんてナイーブな方だと思ったが。

http://ameblo.jp/maxmatsuura/entry-12230798500.html

そうやって、今の空気を作りだされているんだろう。

ただし、一応疑問を呈しておくと、本当に働けない若者呼ばれる人たちが、このような言説に目を通しているかはわからない。

実は、30~40代の連中だけが、大きなテーマで話したいだけなのかもしれない。

それを考えると謎が謎を生むので、いったん保留して、

働くことに踏み出せない若者と呼ばれる人が、

働いたら負け」「残業させる会社経営がクソ」

などなどの言説に影響受けてるでしょ?と思う。

でも若者就労支援をしている人と話すと、

「いや本当は若者みんな働きたがってるんです。一歩が踏み出せないだけで」

「みんな意欲はあります不器用だけどステキ若者たちです」

「親身になってくれる経営者さんの元で、イキイキとしてきてます

「実際に体験や実習で働くこと、働いた結果「ありがとうございます」と言われると喜ぶんですよ」

なんて言葉をよく聞くんだが、

んー、これって「そういう支援者さんを喜ばせる言葉を言っているだけなんじゃないの?」って思うんだけど。

いや。みんながみんなそうじゃないと思うけど。

ようするに何が言いたいかと言うと、

●いわゆる若者支援の人たちが見ている世界が本当なのか、

 彼らは自分たちフィールドに入る若者しか見えてないのか?

ネットでの働くことに関する言説を、

 「まぁそうは言うけどネット論壇は所詮討論のための討論だったり、『正しいこと言ったもん勝ち』でしょ?」

 とクールに見ているのか?

あんまりうまく書けた気がせん、すまない。

でも、どっちなんだろう?

2013-08-08

http://anond.hatelabo.jp/20130807030806

こういう人が金持ちを焼き討ちしないということが、松浦氏のような人々にとって最大の「国がしてくれていること」だと思うんだけどな。

2013-08-07

http://anond.hatelabo.jp/20130807021137

コメントありがとう

あなたの文章は全部読みましたよ。「国は色々考えてるしやってるよ」って部分を指摘したいなら、その点は同意です。でも、「残念」って松浦氏を批判しているのはやっぱり変だし余計じゃない?って思う。

国がいくら良いシステムを考えていても、それを運用出来るには多くの金が必要で、そこに貢献しているのは結局税金多く払っている人によるところが大きいとは思わないですか?文句言いつつ結局は払って結果的に貢献しているであろう現状で、色々批判されたり残念とか言われる筋合いはないのでは?って意味での「何が残念なんだろう?」です。

>あとさ、「残念とか偉そうなこと言えるのって、松浦氏と同じ位かそれ以上に税金払っている人だけじゃないかな?」とか言い出すと、誰も何も言えない世の中になっちゃうよ。

何思うのも個人の自由だけど、言っても重みが無いよね。って私は思います

http://anond.hatelabo.jp/20130807013048

元増田です。どこが残念か、ちゃんと理由は本文に書いてあるよ。

さらには「税金払いたくない」だけなら別にどうということもない、とも書いた。

読んだ上で反論あるならまたよろしく。

あとさ、「残念とか偉そうなこと言えるのって、松浦氏と同じ位かそれ以上に税金払っている人だけじゃないかな?」とか言い出すと、誰も何も言えない世の中になっちゃうよ。

文句言いながら結局は税金払っている人の一体どこが残念なんだろう?

いうほど国は何もしてないのか?〜エイベックス松浦氏ポエムに寄せて〜

http://anond.hatelabo.jp/20130804050326

これを読んで思ったのだが、一体何が残念なんだろう。

別に「払いたくない」って思うのは自由だと思うし、逆に「税金払いたい!」なんて喜んで言ってる人を私はあまり知らない。それに、結局のところいくら松浦氏が文句を言ったところで、結局彼は税金を払っているのではないか。「増税なんて嫌だ。税金払いたくねー。だから払わない!」だったら大いに問題だが、そうじゃないでしょ。

私は10年ほど自営業で働いている。会社勤めを辞めてフリーになって3年程経ったとき、体を壊して2年近くろくに働けず収入がとても下がった時期があった。貯金をしていたのでそれで補ったが、私がそのときとてもビックリしたのは、体を壊してから2年目、健康保険料がとても安くなったことだ。初年度の収入ものすごく下がったかなのだが、大体月に1000円位だった。病院通いをしていたので、とても助かった。今はもうすっかり元気になり、ガンガン稼いで…とまでは言えないが、まぁ、普通に生活する分には困らないくらいには稼いでいる。

そのときに感じた事は、「日本の皆保険システムってすごいな。」と言うことと、「自分が働けない時でも、補ってくれる人達いるから、自分はきちんと生活出来るんだな。ありがたい」ということだった。そして、後者を感じたときに、税金を多く払ってくれている人は結局ありがたいんだよなぁ。ということも強く感じた。

別にお金を多く払っているからと言って、その人が無条件に偉いとは思わない。だが、一生懸命働いて、沢山稼いで税金納めてくれている人達いるからこそ助かっている部分って、結構あるんじゃないのかな。いくら優秀なシステムを作ったところで、結局そこにお金が集まらなかったらどうにもならないし。

私は、文句言いながらも結局は大金納めてる人って普通に偉いと思う。そして、ありがたいな。とも思う。別に文句言いつつ、自分より少なくしか税金を払えていない「特定の誰か」を攻撃しているわけでもない。払うのを拒否しているわけでもない。残念とか偉そうなこと言えるのって、松浦氏と同じ位かそれ以上に税金払っている人だけじゃないかな?私はむしろ金持ちって窮屈で生きづらい世の中だなぁ…って思う。

2013-08-05

出生率解釈について。あるいは少子化対策雑考。

例の「いうほど国は何もしてないのか?〜エイベックス松浦氏ポエムに寄せて〜 」のエントリhttp://anond.hatelabo.jp/20130804050326 )の元増田です。

あれの「出生率2005年の1.26から2011年の1.41まで上昇してきた」にたいしてのブコメid:sea_side氏よりこんなブクマがつけられてたのだが・・・

「まだ不十分ながら少子化対策が形になって現れてきたとも考えられる。」これは違う。若い時に産まなかった人の一部が今産んでるだけで、若い人が産まない状況は変わってないのでこのままなら回復は早晩止まる。





これは俺の書き方も悪かったんだけどいわゆる「出生率」の話じゃないかな。俺の書いたのは「合計特殊出生率」の話だ。

1.26や1.41という数字も出していたし、日本では一般に出生率合計特殊出生率として語られることも多いので、誤解を与えた(かもしれない)表記については勘弁して欲しい。


ちなみにブコメが言いたいのは、人口の分厚いアラフォー団塊ジュニア女性が駆け込み出産してるから出生率が上昇しただけ、彼女らはじきに産まなく/産めなくなるし、その後の世代は人数減ってくので、出生率上がってるのも今のうちだけだよということだよね。出生率だとその通りの解釈でいいのだが、合計特殊出生率場合は、「各年齢の平均出産数」を足し算するので、人口構成の偏りの影響をうけない。


アラフォー世代がいっぱい産んだからすごく数値が上がりましたとか、逆に20代前半女子がいっぱい産んだんだけど人数少ないから大して数値上がりませんでしたー・・・みたいな話にはならないということな。もしブコメの指摘のとおり今後伸びがとまったとしても、人口構成が理由ではなく、別の理由ということになる。


ブコメに対するフォローとしては以上です。以下はすべて余談。コンビニ店長じゃないがすげー長くなったのでよろしく。


上に書いた「合計特殊出生率の増減は人口構成が理由ではなく別の理由による」・・・これは裏を返せば、合計特殊出生率2005年から2011年まで0.15上昇しました、というのも十分に数字どおりの意味があるということだ。

もちろん俺もこれが政治行政のおかげだ!すごい!と短絡するつもりはなくて、他の影響、たとえば出産関連の商品・サービス提供している企業マーケティングの一環として、団塊ジュニア世代に向けてメッセージ(まあ広告のことだ)をたくさん発して、商品・サービスのものも力を入れて開発しましたとか、金利の低い経済状況も手伝ってこの世代向けに手頃で子育てやすそうなマンションが大量供給されたとか、広義での「人口構成の偏りの影響」はあると考えている。

彼らにしてみれば団塊ジュニア出産育児需要を、彼らが出産適齢期を迎える15年ほど前から今か今かと楽しみに期待していたのがいっこうに産んでくれなくてアテが外れてしまい「もうここ5,6年が最後の勝負やで!頼むでもう!」とばかりに必死にやっただろうからね。

第2次ベビーブームときだって合計特殊出生率理屈で言えば上昇しないはずなのに、実際には一時2を割ったこともあった合計特殊出生率が(ひのえうまじゃないよ)、2.15近辺で数年間推移したことがあった。

企業マーケティング以外でも、たとえば、お隣さんもお向いさんも赤ちゃん産まれるのを間近で接して「じゃあうちもそろそろ」なんてベビーブーマー以外の世代までその気になっちゃうなんてのは十分考えられることだ。子ども産むか産まないかっていうのは、政策だけでなくこのような「社会雰囲気」の影響も強く受けるんじゃないかと思う。


社会ふいんき()の次は金の話だ。もう書いてる内容がめちゃくちゃだな。


正直俺も楽観視できないとは思う。なぜなら若者仕事がなく結婚できない出産できないからだ。

要するに金の問題だ(ほかにも人生価値観多様化ということももちろんあるが、そういうのはもう仕方ないのでここでは置く)。


金がないことに対するひとつの解としては、最近話題のベーシックインカムだ。ただこれには数十年単位での時間がかかる。

俺がその手前の段階で期待してるのは、仕事の細分化によるワークシェアだ。

いまひとりの人間に500万払ってやらせてる仕事を300万ずつ2人にやらせる。

雇用規制を緩めるのとセットだが、暇な時はひとり解雇できるようにすれば企業にもメリットがある。

400万の仕事を250万ずつ2人にやらせる。300万なら180万ずつ2人にやらせる。あるいは500万の仕事を200万ずつ3人でもいいし、150万ずつ4人でもいい。

これを社会全体でできるようにすれば、解雇されたやつも他の企業にすぐ移れる。

解雇普通になれば、世間体も問題ない。

企業はムダの少ないフレキシブルな人員計画が可能になる。

いわゆる雇用の流動化というやつだ。

アルバイトとは異なり、年金健康保険などは従来どおり加入させる。もちろん年収が少なければ年金の支払いも少なく老後もらえる額も減る。

からどのみちこれだけではダメだ。ダメだが今できる少しでもプラスになる雇用対策、少子化対策としてのワークシェアだ。

そうやって年収200万の若者結婚し(あるいは同棲事実婚で)400万の世帯収入を無理なく見込める環境をつくってやる。200万の収入は心もとないが、世帯収入400万ならなんとかなる。

そうやって将来不安雇用不安出産不安を少しでも軽減してやる。


余談に余談を重ねるが、俺は主にネット進化IT化によって、基本的には仕事の総量は減っていくと思っている。

海外に流れてくのもあるだろうし、それがなくても今まで10の人手が必要だった仕事が5とか3とかゼロでできるようになってきている。

ゼロサムではなくマイナスサムだ。それをなんとかゼロサムキープするために「細かく切って皆で分ける」というワークシェア必要だと思っている。

それでもおそらくは数十年単位での一時しのぎだ。

それで時間稼ぎしておいて、ベーシックインカムなどより抜本的な対策を考える。そういう話だ。



次は金の話とも密接な関連のある出産育児支援の話。


出産子育て支援もっと大事だ。

今、大卒まで全部義務教育でも子どもひとり800万と言われてる。塾とか習い事込みの金額だ。

これを大卒までの22年でわると年間36万になって1ヵ月3万だ。民主党が月2.6万だっけ?子ども手当やりますって言ってたけど、かなりいい線いってると個人的には思ってた。ま、民主党はそれ以外の問題がありすぎたんだけどね。

ともあれ2.6万は結局半額1.3万になって、いまでは月5千円?元に戻っちゃった。乳児で1万だっけ?

あの2.6万をパチンコに使わず必要ないとき(公立の小中学校なら月2.6万もいらん)はちゃんと貯蓄するようにしておけば、そして22歳まで支給すれば、子育て不安は相当なレベルで軽減される。


パチンコ不安なら2.6万支給じゃなくて高校大学も学費をどーんと下げる。高校授業料無償化になったけど、ケチケチせず修学旅行無償でいいじゃないかと思う。

元増田国会予算の話でいうなら此度の高校授業料無償化で、一般会計から4000億円支出されたんだそうだ。文教科学振興費5.3兆円のうち、0.4兆円な。


もっと大事なのは保育園幼稚園でここは非常に金がかかる上に、親も若年で経済力がない。ここも無償化だ。

このサイトhttp://educationalcost.com/list.php)によると公立保育園で120万。1歳から6歳まで年間24万。対象が500万人(乳幼児1世代100万人の計算)として約1.2兆円。

文教科学振興費がプラス1.2兆円は相当な負担だが、幼保一元化などサービス効率化によりなんとか捻出する。

そして待機児童ゼロに。駅近、駅中にも設置。ここはさらお金時間かかるだろうけどね。

さらには出産から義務教育終了までの医療費無料化。これは一部自治体で近いレベルまで実現されているが拡大する。

乳幼児期の出産子育て支援については、もうこれをやらずに他に何をやるのかというくらい大切な、少子化対策の1丁目1番地だ。

育児手帳出産手帳だっけ?話題になってた。あれやめてこっちをやって欲しいくらいだ。


とにかく大事なことは、出産育児なんとかなりますよ。というメッセージとそれを裏付ける具体的支援だ。

乳幼児期の費用医療費さえなんとかなれば、もう公立義務教育終了まではなんとかなる。

高校授業料無償化されている。

そして公立大学の学費も上のサイトによると、215万だが同じく2万円補助してみると4年間で96万円。ほぼ半分の負担になる。

(国の負担は50万人×4学年=200万人×24万=年0.48兆円の支出となる)


こんなもろもろで就学前120万、大学100万、それから上の800万には高校無償化の影響が入ってないようなので高校3年間で50万減として、合計270万親の負担が減るなら合計530万。年間24万の月2万となって33%減。とくに就学前負担が減ることによる心理的効果は大きいのではないかと思う。800万には塾や習い事も入ってるので「必要不可欠」な金額としてはもっと減る。


国庫負担はここに数字あげただけでも2兆円を超える。試算してない待機児童ゼロを目指すための保育園認定こども園)の充実と医療費をあわせるとさらに増える(このへんは別途どこかで試算が出てるだろう)。

自分国家予算とにらめっこしてモノゴト発言しましょうねと言っときながらなんだが、厳しい数字なのは間違いない。

ただ、それでも年金問題ヤベーよという話に比べると、はるかに見通しが立てやすいし、金額的にも現実味のあるレベルではないか

なにやり少子化改善することは将来の日本経済のためだ。


急激な少子化日本経済破壊する。合計特殊出生率1.2なんて論外だ。この資料(http://www.ipss.go.jp/syoushika/tohkei/newest04/point.pdf)によると、合計特殊出生率1.35で37年後の2060年、日本人口は8600万人になるらしい。33%減だ。

同じ8000万でも若者老年バランスがとれてる8000万なら問題ない。でも合計特殊出生率が1.35ということは頭でっかち人口ピラミッドでの8000万だ。じきに将来5000万を割るとわかっている中での8000万だ。その社会はどんな社会だろうか?そんな市場世界グローバルカンパニービジネスしたいと思ってくれるだろうか?

荒廃しきったマンション団地住宅地商店街オフィス街だらけの国に、世界中から観光に、留学に来たいと思えるだろうか?

全国津々浦々「リアルデトロイト」みたいな国だよ、37年後の日本は。あれデトロイトリアルか。

あいいやとにかく「日本全国総デトロイト化計画」待ったなしだよ。

デトロイトは全盛期185万人の人口が今半分以下の70万だって日本人口6000万でデトロイトになれる!そうなりたいのかという話。


今ならまだ間に合う。合計特殊出生率1.41を1.5にすればメディアちょっと騒いで社会に前向きな雰囲気生まれる。日本いけるやん!」という気分になれば経済にも好影響が間違いなく出てくる。

そうして1.8まで回復すれば、ひとまず「急激で破壊的な」人口減は防ぐことができ、ひといきつける。あるいは人口1.2億から減るとしたって、緩やかに9000万くらいまで減少したとしても、もろもろ破綻しない仕組み、構造に変えていく時間を稼げる。人口9000万への軟着陸というイメージだ(9000万は適当数字だよ)。

そこからまた腰をすえて「2」を目指し、また抜本的な社会保障制度の構築を目指して、国民みんなが前向きに考える。

そんな社会になればいいなと思ってます

最後におまけでウィキペディアの出生数と合計特殊出生率の推移グラフを載せときます

http://upload.wikimedia.org/wikipedia/commons/7/77/日本_出生数と合計特殊出生率の推移.jpg

2013-08-04

いうほど国は何もしてないのか?〜エイベックス松浦氏ポエムに寄せて〜

https://www.facebook.com/maxmatsuura5/posts/280056632132977

はてブで話題になっていたエイベックス松浦氏Facebook投稿

投稿本文そのものちょっと呆れはしたものの、まあ誰しも税金払いたくないからね、という一般的感想しかなかったのだが、コメント欄で本人が、

税金を払いたくないわけじゃない。ちゃんとしてくれと、言ってるだけさ。

国民のためにちゃんとしてくれるならば喜んでもっとたくさん払う!


みたいなことを書いていて、残念な気持ちになった。


ちゃんとしてるなら税金喜んで払う?え?そうなの?

本文ではそんなこと一言も言ってなかったのに?


そもそも国がどのくらいちゃんとしてないか分かって書いてるんだろうか。

ニュースワイドショー政治家がーー官僚がーーと言われているその印象だけで喋ってるような軽薄さ。


「国がエンタメになにしてくれたか」って言ってるけどなんの話?

CDが、浜崎が売れなくなったのは国のせいなの?で、補助金しかったの?

補助金がないとやってけないならその程度の仕事しかしてこなかったってことじゃないの?

まあ「税金払いたくねー」というだけなら十人並みの愚痴としてまだわかる(それに金魚のフンみたいのがいっぱい「いいね!」してるのは意味わからんが)。

それで終わりにしておけば「そうだね」で済むのに、有名人文化人として格好いいこと言っておかなきゃみたいな色気が出てしまったのか。


はたして今の「増税不可避」は国がしっかりしなかったから招いた事態なのか?

ここからちょっと真面目モードで。何はともあれ国の仕事っぷりというのは「予算」で読み解くのが基本なので、それを見てみることにする。

いや、読み解くというほど大層な話はしない。ほんのさわりだけだ。


さて次の表は平成25年度一般会計予算、歳出の部。

92兆円の歳出に対して、ここには書いてないが税収は43兆円。

不足分49兆円のうち43兆円は借金国債発行)でまかなうことになっている。

元本返済(下表の債務償還費)12兆円の4倍弱の額をまた借金しようということだ。


------------------------------------------------------------------------

国債費          22兆円(24%)

        利払費等 10兆円(11%)

       債務償還費 12兆円(13%)

地方交付税交付金     16兆円(18%)

一般歳出         54兆円

        (内訳)※1兆円を超えるもの

       社会保障費 29兆円(31%)

       公共事業費  5兆円(6%)5.2兆

     文教科学振興費  5兆円(6%)5.3兆

       防衛関係費  5兆円(5%)4.7兆

         その他  8兆円

   食料安定供給関係費  1兆円

    エネルギー対策費  1兆円

──────────────────

計            92兆円

------------------------------------------------------------------------


このひどい予算は、多少の増減はあれど、ここ数年ずっとこんな感じ・・・いや、ただふたつ、国債費と社会保障費は増え続けている。

で、肝心な92兆円の内訳だが、22兆円が国債費、これはつまり借金返済だ。

16兆円が地方交付税交付金地方自治体へあげるお金自治体県民税と市区町村民税を徴収してるのになぜそれと別にからもあげるのかといえば、自治体によって税収に差がありすぎて赤字自治体もいっぱいあったり大変なので、再分配しますねーということだ。

次に社会保障費で29兆円、言うまでもなく年金給付医療健康保険等)、その他(生活保護等)に関する支出年金医療も、国民年金健康保険料として払っているのに、なぜ一般会計から支出するのかといえば、年金健康保険だけの財源では足りないから。

さて、ここまで合計で67兆円。92兆円のうち73%もの額が、基本的にはすべて「お金がないから」やむを得ず発生する支出となる。

そして国債費も要するに社会保障費を賄うために膨らんだものという経緯を考えると、少子高齢化という日本社会構造の変化が日本財政を直撃し、増税やむなしの流れになっていることがわかる。

地方交付税交付金にしても、地方財政逼迫の主な原因は他ならぬ少子高齢化だ。


要するにそういうことなのだ別に政治家役人がさぼっていたわけではない。

医療の発達で高齢化少子化必然であり、経済発展少子化を促進するのも日本特有のことではない。

ちなみに出生率2005年の1.26から2011年1.41まで緩やかな回復傾向にあるのは、まだ不十分ながら少子化対策が形になって現れてきたとも考えられる。

もっと前の段階から少子高齢化政治行政でなんとかできたじゃないかという議論もあろうが、バブル景気で我が世の春を謳歌してきた国民責任がないと言えるのか。

バブル崩壊後も、たとえばIT分野で芽生えた新しい産業の息吹を官民よってたかって叩き潰したのはなんだったのか。

貧困層富裕層も「増税には常に反対」するという、こんな国民ばかりで、まともな政治、まともな政策の実行が可能なのか。

貧困層は「消費税は逆進性があるので反対」、富裕層は「所得税モチベ下がるので反対」「相続税モチ(ry」、企業も当然「法人税増税反対」。

あのー消費税所得税法人税でだいたい税収の8割弱占めてるんですけど、じゃあどこ増税したらいいんでしょうかね?

たばこ?酒?ふたつ合わせても2兆円そこそこでいくら増税してもたかが知れてるんですけどね。


増税がだめならムダ削減ですね。もっともっと仕訳やりましょう。

・・・で1兆円くらい削減できたとしてなんか変わるんでしょうかね?

特定の政治家はそれですごーく名前売れて喜んだと思いますけど。

実際は数千億の削減だった?国家予算全体からみたら焼け石に水だよね。


脱線したが件の投稿の話。

政治行政が「真に国民のため」に動くならば、やはり増税は避けられず、問題は「いつ増税」「なにを増税」「どのくらい増税」であってその議論は多いにやればよいと思う(あとはもちろん少子化対策ね)。

だがこの松浦某のように「国がちゃんとやれば喜んで払うよ」などと知ったふうなポーズをとりつつ本音は「払いたくねー」というのが企業経営者とは呆れるばかりだ。

企業経営してるなら、というか選挙権のある大人なら日本財政の現状やそこに至った経緯は、上に書いたようなざっくりレベルでまずは構わないから頭にいれておくべきだと思う。

日本人として常識だと俺は思っていたこのレベルの前提知識が氏にもあれば、あんな投稿恥ずかしくてできないはずだ。


毎年10兆円借金返済してるそばからあらたに4、50兆円の新しい借金をしていて、その主な原因は少子高齢化だという、そこを議論のスタート地点にしないといけないはずなのに、のんにのんきなポエム書いててまったく幸せな人だと思う。ただもっとエイベックス社員幸せも考えてあげてください。

松浦氏はあの投稿に「いいね!」してくれる取り巻きの外に、もっと大切にすべき人たちから軽蔑視線が(おそらく大量に)あるであろうことを知るべきだ。

 
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