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2019-12-23

「この中にも同性愛者がいる」の何が問題

https://this.kiji.is/581526968514757729

さすがブクマカの皆さんはリベラルで、人権講師に「この中にも○○がいる」と言われても動じない方ばかりなんだな。

皆さんには信じられないかもしれないが、世間はそこまで同性愛理解していない。

同性愛を、同和地区の人、在日外国人など、見た目でわからない被差別者に言い換えてもいい。世間ブクマカの皆さんほど理解していない。

私の友人に、性的マイノリティ人権講師をやっている人がいて、私はそのサポートをしている。講演のあと、アンケートをまとめたりする。(以下アンケートの回答は原文のままではありません)

アンケートでは、児童生徒が否定的な回答をすることはまずない。記名で先生が読むアンケートからということもあろう、模範的に答えようとする子供ほとんどだ。

・かわいそうだと思いました

同性愛性同一性障害の人は、頑張っていて偉いと思います

・もし友達がそうだったら、優しくしてあげようと思います

講演の中で、「クラスメイトの皆さんと変わらず仲良くしていたいと思っているのに、ゲイかもしれないと疑われた時点でよそよそしくされる。それはとても辛いのです」と伝えているにもかかわらず、だ。「自分たちカミングアウトをしなくても、皆さんと一緒に普通に生活しています。多くの当事者は、特別扱いされたいとは思っていません」と伝えているにもかかわらず、だ。

子供たちの多くは友達に優しくあろうとしているので、アンケートの答えが点数稼ぎばかりとは思わない。きっと本心でそう思ったのだろう。

でも、そんな、腫れ物に触るような対応を誰が望む?

発言当事者探しを誘発し、いじめ助長する懸念がある

ブクマを読んでると、子供たちが何らかの手口で当事者を燻り出していじめる場面を思い浮かべたのかな? と思えるもの結構目についた。子供がそんなことやるのはどう考えても悪だし絶対ダメだ。

実際の現場でおきることは違う。

「このクラスにもいるかもしれないんだって」「もしいたらどうする?」「あの人"そう"っぽくない?」「かわいそうだし、優しくしてあげる」

そんなような会話が、数名の仲のいいグループ内でなされる。そのグループの中に当事者がいる可能性に気づきもしないで。

これまで隠してきた当事者は、ますます「言えないな」となる。隠さなきゃいけないなら友達じゃないって? 誰だってすっごく仲いい人にだって打ち明けない秘密の一つや二つ持ってるでしょ?

あるいは、クネクネと「実はおれ、ゲイなのよん。差別しないでね〜ん」なんてウケを取ろうとする子がいる。その場に当事者がいる可能性に気づきもしないで。助長される「いじめ」はこんなふうに、特定個人相手ではなく自覚なく行われる。諫めると自分が疑われるかも、と思って、周りも笑う。当事者ならなおさら、怖くて抗議できない。

クラスもを一度に集めた講演会で、数分から時間程度のお話を聞いただけで深く考えることができる子って、実際すごく少ないんですよ。上っ面の理解で、インパクトのある「この中にもいます」だけが印象に残る。当事者探しは教室で「お前か?それともお前か?」なんてわかりやす方法じゃなく、それこそ LINEグループなんかでヒソヒソやられるんだ。クローズド当事者がそのグループにいたら? 自分が疑われなかったとしても、「この中にだけは当事者はいないだろう」を前提にされている空気にすり潰される思いをする。

(すり潰される経験があまりに多すぎて諦めている人もいる。すり潰されているのは自尊心で、人生を大きく左右するのに。)


性的マイノリティ人権講演は、自治体教育者対象のものも多い。児童生徒よりも、講演後アンケートの回答はばらける。大人自分の部下や子供からカミングアウトされたら? ということを現実的想像して答える。

理解してあげたいが、職場での対応は難しいかもしれない

・気の毒には思うが、やはり不自然存在だと感じてしま

・うちの生徒にはいないが、今後の参考に

とても現実的だと思う。自分理解していても周囲はそうじゃなく、変えていく力はないと思っていたり、自分偏見が拭えないことに悩んだり、どこか他所ごとだと思ったり。社会現実はこうなんだ。

実際、近しい人が当事者だと気づいたときに戸惑わないと言える人はどのくらいいるのか?

(戸惑ったら「戸惑った」ってリアクションしてもいいと思うけど。なかったことにされるよりずっといい)

世の中はまだまだこんなふうで、子供たちはそんな世の中で成長しているのだ。

理解の浅い段階で「この中にも同性愛者がいる」って言葉を投げかけられると、当事者不安とショックに囚われる。当事者でなくても立場の弱い子供にも、しばらく友達との会話が恐怖になる可能性がある。

しっかりとした性的マイノリティ教育(その他人教育)が行われていれば、子供たちは、自分の周りにも当事者いるかも、という前提で人と付き合うことができる。「この中にも同性愛者がいる」とわざわざ言う必要がない。

児童生徒向けで、全体講演のあと、クラス単位希望者のみなど、もう少し少人数で距離も近くして講義を行うことがある。質疑応答時間も設ける。子供たちの姿勢が違って、上っ面だけじゃなくしっかり理解しよう、受け止めようとして聞いてくれる。その後、アンケートよりもずっと長文のレポートを送ってくれる。

・もし友達カミングアウトされたらどうすればいいかって考えていたけど、その人にいつもしてるみたいに言葉をかければいいんだなと思いました

・将来自分が同性を好きになることもあるかもしれないから、今はそうじゃなくてもふざけてネタにするのはやめようと思った

性的マイノリティの人がその場にいたら言えないようなことは、誰の前でも言ってはいけないと思いました

講師は「この中にも同性愛者がいる」とは絶対に言わない。「同性愛者にはこう接しなさい」と言うわけでもない。人と人との関係の、答えのない問いを、一緒に考えていこうね、と伝えただけだ。

運命の人」の歌詞がわからないだと!?

バスの揺れ方で人生意味がわかった日曜日

 でもさ君は運命の人から強く手を握るよ」

 

平易な文だが、わけがからない。「バスの揺れ方で」「人生意味がわかった」「日曜日」。それぞれの繋がりに全く論理性がない。

anond:20191220185809

運命の人」の冒頭部がわけがからない?とは僕にとって驚愕である。各々解釈の揺れ(それが良い詩の証明だろう)こそあれど全くそドラマを想定できないなんてことが日本語話者にあって良いものなのだろうか。こうやって個人妄想しかないものもっともらしく解説ぶって書き連ねるのは、作詞である草野さんに対する不遜なのは重々承知している。僕自身まり好きでない類だ。しかし全くわからないという人間を目にしてこの3日心のもやもやは晴れないままだった。心待ちにしたスターウォーズ鑑賞中も頭の中はスピッツだ。夜眠ろうにもはーしーるーはーるかーと頭の中でループする。

もういてもたってもいられない。ここに駄文を書き連ねる。

バスの揺れ方で人生意味が 解かった日曜日

バスの揺れ方」というのは不規則でとても強力なものだ。電車のような規則性はなく、タクシーのような微々たるものではない。乗客は常に見当もつかない方向から強い力で揺さぶられときにはその力でよろめく。

続く「人生意味がわかった日曜日」は、逆説的に言って、日曜日でなければ気がつかなかったということを表している。多くの人にとって日曜日休日である。つまり平日では行われないことがその日起こり、平日では気にとめなかっただろう些細なことがこの気づきをもたらしたのだ。

そして日曜日は週末である。日々の営みが7日で循環するよう設計された人間社会において、日曜日は一つの区切りになっている。労働や勉学に励む小市民ならば、7日間のうちに起こった悲喜交々はこの日を最後に一旦清算され、人々は次の1週間もまたひたむきに日々を過ごしていく。日曜日意識するこの歌詞主人公もまたそんな人間の一人だと言うことが読み取れる。

改めて一文を読むと「バスの揺れ方」が連用修飾語として「解った」に係り、「解った」は続く「日曜日」の連体修飾語になっているため、主人公バスに揺られていたのは「人生意味がわかった」のと同じ日であるといえる。それぞれが別の日であるなら、バスに揺られた日を示すためにさらに「バスの揺れ方」を修飾する必要がある。なお、バスの揺れかたはバス内部でなければ感じ取れないので、主人公日曜日バスに乗車しその日のうちに「人生意味」に気がついたと断定できる。

ここで一旦まとめると「バスの揺れ方で人生意味が 解かった日曜日」というのは、

毎日つつがなく規則正しい生活を過ごしている主人公が、休日が故に起きた特別出来事きっかけに思慮にふける。彼はこの日乗車したバスの不規則振動と、不意な出来事翻弄されることもある社会の悲哀を重ね合わせた。そして『人生意味』を悟る。」という内容である推定される。

不可解な点がまだ残るが歌詞の次行に進みたい。

でもさ君は運命の人から強く手を握るよ

歌詞を読むに彼は「君」の手を握れるほどそばにいることがわかる。注目するのは「でもさ」という否定形接続詞で、これにより主人公が「君」の手を強く握るという方法で「人生意味」に抗う姿勢が示された。

話が戻るが日曜日という日は週末であり曜日の中でも特異な地点であるあくまで僕の考えであるが、歌詞主人公からすれば日曜に思い巡らせたことは月曜にはリサイクルされてしまうので、「日曜日」に発見した「人生意味」がこの主人公の行動に影響を与えるのはその「日曜日」に限定されるはずなのだ。そういう意味でもなければわざわざ日曜を指定する必然がない。月曜でも水曜でも歌詞は成立する。よって「強く手を握る」ことで「人生意味」に抗うことが可能なのは人生意味がわかった」日と同日であると考えるのが自然ではないだろうか。

とすると彼はバスに揺られた日曜日に「君」と会って過ごしたということになる。おそらく彼と「君」は同じバスで揺られている。

そして「君」がバスの中でよろめいてその手を彼が支えるという場面があったのだろう。彼は「君」が人生翻弄されてもずっと支え続けていこうと心に決めるのだ。

まりバスの揺れ方で〜」のまとめで述べた"特別出来事"は、「君」と休日の行動を共にしていることなのではないだろうか。普段ならバスの揺れに不快な思いをしているはずなのに、君がいるときはなんだかそれを感じない、そのことが彼の日曜日特別にしたんじゃなかろうか。

出だしの2行を僕なりにまとめると

「週末に『君』とのデートをとりつけ心が弾む主人公普段なら不快バスの揺れも『君』が側にいれば全然苦でない。そのことに気がついた彼は、小市民として淡々と日々を過ごしているはずの自分にも時々ハプニングが降りかかるその人生理不尽さと不規則で激しいバス振動を重ね合わせた。『生きていて辛いことがあっても傍らのこの人がいればそんなことは全然気にならない。』彼はそれを確信する。その時またバスは揺れて『君』が大きくよろめいた。すかさず『君』の手をキャッチした彼。彼自身はその揺さぶりに動じないとしても、この相手は『運命の人から』挫けることがないように支えていかなければならないと決心する彼であった…」

なお直後3行目の「優しいだけじゃなく偉大な獣」は、この優しく相手を守り支える姿と、揺さぶりに翻弄されず過酷環境であっても生きていける野獣のようなタフネスという二面性を集約した言葉だと考えて僕は納得した。

かにこれらには何の確証論理性もない。しか聞き手の中にファンタジー想像させられれば詩はそれでいいんだと思う。

まだまだ書き続けたいが時間がないので書き控える。

ちなみに僕が好きな歌い出しはBLANKEY JET CITYの「ガソリン香りがしてる」だ。何もわからない。

余談だがスピッツの2ndアルバム名前をつけてやる」にはその名も「日曜日」という曲が収録されている。「運命の人」が可愛く思えるほどに奇々怪々な歌詞で「晴れた空だ日曜日戦車は二人をのせて」と言葉で歌は始まり、サビで「蜂になろうよ」と相手を誘う。それから6年が経ちデートちゃんバスを使うようになり、蜂への変身願望から偉大な獣になる誓いをたてるまでに成長したんだと思うと、なんと立派になって…と親戚のおばさんのような気分にならないこともない。

歌詞引用

  1. http://j-lyric.net/artist/a000603/l00002f.html
  2. http://j-lyric.net/artist/a000603/l00a5e1.html

2019-12-21

出かける直前で行きたくない、行くのやめようかなって思った

結局、家を出たけど

微妙な腹痛と動悸が、行きたくないという気持ちの原因なのは気づけている

出かけず、諸々を後回しにすることで、後々困りそうだと判断し、嫌々ながらも出かけている

けど、落ち着かなくて帰りたくてしょうがない

追記

痛みは5分でだいぶ和らいだ、動悸はまだ でも和らぐと思う

から無視して行動すれば良いという話じゃないけど

たいていの場合は長く続かない不調だ、と分かれば、気持ちも少し楽になるし、行動の見通しも立てやす

行きたくない、は感情だけの問題じゃないのだ

私の場合は体の小さな不調が多い、もしくは、小さな不調に気づきやす意識してしまう、というのが

動力不足な性格ベースになっている気はする

2019-12-19

anond:20191219174810

コンビニバイトして得た気づきを書いてるだけのやつに「こいつは賢くなったつもりでマウント取ってきた! むきーっ!」ってしない人のこと。

2019-12-18

津原泰水に絡む伊東麻紀から見る議論の悪い見本

要約

津原泰水発言に関しちゃ「女流文学」という言葉が今ではあんまり推奨されない言葉なのも相まってちょっと雑語りなのでは? でも伊東麻紀は津原泰水男性であることを以て勝手女性蔑視の話に紐付けているのが最悪。

経緯

津原泰水がこう呟いた。

少女漫画女流小説が、政治を直接的には描いてこなかったというのも、一因のような気がする。そこ、完全に座席が空いている。

https://twitter.com/tsuharayasumi/status/1206719227022860288

で、それに対して伊東麻紀が津原泰水作品には女性蔑視的な部分があるという言及をして、色々と揉めている。

あんまり言いたくはないんだけど、この方もうっすら女性蔑視が漂ってるんだよね。作品を読んでいてもそれは感じる。いや、本当にあんまり言いたくはないんだけど。

https://twitter.com/ItohMaki/status/1207045087860887554

揉めてる様子は各位Twitterを見てくれ。

解説

この話のポイントは、発言者の経歴とかを度外視して「字面から推測できそうな意図」だけ読み取ってしまうと意味が全く変わってしまうというところ。

まず、津原泰水は「女性作家」の話をしていない。津原泰水自身津原やすみ名義で少女小説を書いているのだ。しかも2−3作ではなく、30冊近くに登るはず。つまり、「少女小説を書く男性作家である津原泰水は、「少女小説」の書き手女性限定されないことを誰よりも知っているのだ。その意味で、「少女漫画」「女流文学」の書き手女性であるとは限らないことも理解している(実際、他ユーザーとの女流文学に関するやりとりの中で紀貫之を例にあげている)。

更には、この発言自体過去の話を話題にしている。女流文学というものがある一定範囲で許容されてきた歴史存在することは(残念ながら)事実である。ついでに言えば、元発言自体ジェンダーギャップ自体批判する文脈である。その点を見過ごし、「女流文学」という言葉を使ったことだけを以てして、津原泰水発言女性蔑視的なものだと読み解くのは、解釈の飛躍である。「女流文学」というものはたしか存在「した」し、津原泰水現在の話には一言も触れてない。むしろ津原泰水さんの立場から見た場合に、上記発言は半ば自戒反省意図の方が大きい筈であるもっとも、「少女漫画」「女流文学」「少女小説」全部違うものであり、少女小説書き手であれば少女漫画女流文学を語れるのかというとそれも少し違う気がするので、増田自身津原泰水のこの発言をうかつだと思うし、正直雑語りだと思いますよ。

それはそれとして、伊東麻紀はどのようにこの件に絡んでいるか

まず、引用RTにて「作品から女性蔑視が読み取れる」という話をはじめ、やりとりの中で「女流作家という言葉を使う時点で女性蔑視」と津原を批判する。また、「津原やすみ」名義の作品を読んだことがない上に「読む気もない」と述べており、津原泰水が「女流文学」という過去ジャンルの話をしていたことに気づき脱力」する。

女流ですか。その表現自体男性よりはワンランク下というニュアンスが含まれてるんですがわかりませんか。女流と呼ぶなという女性作家は少なくないと思いますが。もうその時点で女性蔑視なんですよ。

https://twitter.com/ItohMaki/status/1207176254643793922

津原泰水名義の作品なら読みましたよ。それだけではご不満ですか。わざわざ古本少女小説を買って読め、と。お断りします

https://twitter.com/ItohMaki/status/1207172161422557185

やっとわかったような気がします。「少女漫画」や「レディコミ」と同じように「女流文学」というジャンルがあって、作家性別にかかわらず、そのジャンルに参入することは可能であるという認識だったわけですね。あまりにもズレがありすぎて、これ以上会話できるとは思えません

https://twitter.com/ItohMaki/status/1207187821678583808

はあ、ものすごく脱力。結局、最初から最後まで噛み合わない話をしてたわけだ。

https://twitter.com/ItohMaki/status/1207191049891762176

ここでのポイントは、「津原泰水女性作家責任をおしつけている」という前提で伊東麻紀が話を進めていることだ。津原泰水は一貫して「少女漫画」「女流文学」の話しかしていない。概ねの傾向として女流文学と呼ばれるもの殆ど女性作家によるものなので近いようにも見えるが、津原泰水の経歴を考えるとそこを同一視することはまず有り得ない。仮にあったとして、津原泰水発言は半ば自省や自戒を含むと読める。この、カテゴリの話を女性の話に飛躍させている、そこに解釈の飛躍がある。誰も、そんなことは一言も言っていないのである。むしろ文学において書き手性別作品作風とは関係がないこと、そういう垣根は超えられることを実践してきたのが津原泰水なのである

ここから得られる教訓はいくつもあるんだけれども、確実に言えるのは伊東麻紀は「言ってないことを勝手に読み取る悪い見本」ということだ。書き手男性であること、自分少女小説に嫌な思い出があること、女流文学というカテゴリに対して批判的な態度をとっていること、そういった先入観が、津原泰水に対する潜在的拒否反応を生んでいる。その前提からスタートするため、津原泰水発言から悪意を勝手に読み取っているのである。たとえば、やりとりの途中で津原泰水本人から少女小説を書いていたか女性気持ちはわかる」と津原泰水が言ってもいないことを勝手に読み取り、本人から問いただされている。

少女小説を書いていたか女性気持ちはわかるし、女性蔑視もしていないというのは思い上がりですよ。性差別社会構造のものに組み込まれているものです。誰もそこから完全に自由ではありません。女性である私自身でさえ、女性蔑視無意識内面化してしまっている部分はあるでしょう。

https://twitter.com/ItohMaki/status/1207173245478174720

少女小説を書いていたか女性気持ちはわかる」というのは誰の言葉

https://twitter.com/tsuharayasumi/status/1207174096586342401

ひとと議論口論をする上で、この「相手の言ってないことを読み取らない」力はものすごく大事能力なんだけれど、残念ながら知識豊富さや政治スタンスの正しさと相関性がない。「何を言ってるのか」、ひいては「何を言ってないのか」を読み取らないと、会話は全くかみあわなくなる。相手言動から可能な限り意図を(できる限りフラットに、つまり悪意をできるだけ排除して)推測しようとする力は、最低限相手に対するリスペクトがないとできない。「コミュニケーションをとる相手に対して、少なくとも最初のうちは表面上だけでも最低限のリスペクトをとる(たとえば津原泰水最初伊東麻紀に敬語で話しかけている)」という、人間社会生活を送る上で多かれ少なかれ求められることができない人は男女関係なくたくさんいるんだなぁ、という悲しい気持ちが心に無限にわいてくるのである。本当に悲しい。

みんなも気をつけてね。具体的には、これを読んで「だからフェミニストは駄目なんだ」と言おうした人たちも危険信号からね。

2019-12-16

顔の話

私は幼い頃から自分は可愛くないんだと本気で思っていた。今考えてみれば父親外国人のような顔立ちをしており、それに似ていた私は割と良い方ではあったのかもしれない。ただ、当時私はそれが嫌だった。

中途半端な奥二重、思春期特有の汚い肌。しょーもないベタさだけど好きだった男の子そばかすのことをつっこまれて本当に嫌になっていた。こんな私なんて、と自己肯定感はどんどん低くなって、生身の人間交流するのが怖くなってアニメや男アイドル現実逃避してのめり込んでた。男性アイドルに夢を見まくっていたから、身近の男の子たちが苦手で、気軽に男の子お話できる女の子たちが羨ましくて妬ましかった。それが小学生から中学生までの話。

中学3年後半あたりからある程度お化粧とかおしゃれに興味は持つようになった。アイドルアニメは相変わらず好きなまま。高校生になってちゃん美容室に行って髪の毛をボブにして、アイプチで二重にしてみたり、部活チャリ通学で少し痩せたりもした。そうしてみるとある程度自分にもほんの少し自信がついた。相変わらず生身の男と話すことは怖かったし、こんな私なんての気持ちは消えなかった。それでも大変ありがたいことに2人の男の子告白してもらえた。ハーフみたいで可愛い。そう言って貰えることが増えて、昔コンプレックスだったものが少しずつ自分の良さであることに気づき始めていた。時代の流れもあったのかもしれない。とはいえそれでも拗れた性格は治らず、アニメ男性アイドルに全てを捧げていた。そして大学生になって、YouTubeなどの動画メイクや綺麗になれる方法が具体的に知ることができるようになった時代とかさなって、私もそれなりに綺麗になれるようになった。

小顔マッサージの仕方、美肌になる方法眉毛の書き方、髪の巻き方、自然デカ目にする方法

何もかもを試してやった。

そうすると自分の顔まあいけるんじゃね?そう考えるようになって、男性とも積極的お話するようになった。相変わらずアニメ男性アイドルは好きだったけど。でもアニメが好きな男性を好きになったか共通話題があってそれもまた功を奏していた。気がする。他には授業中に私を見かけて話しかけてくれた後輩の子や、友達の紹介などでも出会いがあったし、合コンでは自分の顔のクオリティはある程度自分及第点クリアしていたから、顔を気にせずお話積極的になれたし、コミュニケーションも取れていたから何人か声をかけられることもあった。それでも私の拗れた性格は本当にしつこくて、付き合えたところで私なんかよりもっといい人、可愛い人たくさんいるだろと本気で思っていた。結局上手くいかない、セフレまりばかりだった。私の美意識を上げてくれていたのは大学での出会いの為というよりは、アイドル認知ファンサをもらいたいがためのものだった。大学生時間だけは無駄にあったから、毎日1時間ウォーキングストレッチマッサージヨガ筋トレ、全身浴で体を温める、野菜中心の生活、何もかもに気を使っていた。

運動効果もあってか、気持ちも前向きになったし、生理の諸々の辛さもなかった。同時にメイク技術は上がっていく。それもこれもネット情報が気軽に手元ですぐ見れる環境もあってこそでもあると思う。この時代に生まれてよかったなと今でも感じてる。

大学生の時は自分磨きの方法模索して(勉強ちゃんとしてたけど)、外見における自分コンプレックスの解消方法を見つけることが出来て、気持ちポジティブ、もはや武器になるとすら思っていた。社会人になってその武器をフル活用して、職場の人やお客様にも綺麗な人と認知されたり、連絡先も聞かれたりして、本当に嬉しくて完全に自信になった。

同期に誘われた合コンで念願の彼氏もできた。趣味嗜好の理解があって、優しい人。今は結婚も考えていて、順風満帆とは言えないけど、楽しい毎日である

自分の見た目をとても気にしていた過去は、究極に自信がなくて、凄まじいほどに自己肯定感が低かった。

こんな私なんて相手にされないから、恋愛なんて馬鹿げてる、と外見にかけるお金アニメ男性アイドルに費やして現実逃避しまくってた。

そこから少しずつ自分のできることを懸命にしていったら、自分の顔が好きになって、余裕と自信が生まれて、コミュニケーション積極的になれるようになった。コミュニケーションが取れるようになると、自分はこんなことも出来たんだって気づいてもっともっと自信がもてて、自分が好きになれる。そうなると、そんな自分のことを大切にしたいと思ってくれる人と出会えて、承認欲求がとっても満たされる。

あの頃そばかすで泣いていた自分大丈夫だよと言ってあげたい。

そばかすハーフみたいで可愛い

そう本気で言ってくれる人に出会うために努力した自分をほめたたえてあげたい。

正直まだ気になるところはあって整形もする予定。ある種醜形恐怖症な感じもあるけど、現状である程度欲求は満たされてるから、何事もやりすぎないように気をつけないとなとは思う。




顔での差別が顕著だなと感じた余談。

職場の窓口に小さい女の子が親御さんと一緒に別々で来た時。1人目が橋本環奈ちゃんばりの可愛さの子で、もう1人が普通の子だった。環奈様似に対して私たちテンションが上がって、窓口に置いてある飴を積極的にあげようとしたり、かわいいね〜と声をかけたりもした。その後に来たもう一人の子に対しては、親御さんの手続きが終わるまで特に何もしなかった。その一連の流れがあって、そのあと職場人達対応差に思わず苦笑してしまった。

逆の立場を私も経験したことがあって、お祭り屋台に行った際に、前に並んでいたお姉さんに対しておっちゃんが「綺麗だからもう一本あげるね!」と言っていて、その次の私には無表情無言で対価に見あった分だけを正しくいただきました。悔しいと思う反面まあまあ切ない思いをしてややトラウマにもなったので、気をつけないといけないなと思った…

今週のよゐこチャンネルを見ていて

自分は今有野の言うダークサイドにいる事に気づき鬱々とする。

定義がいまだに曖昧だが、

要は、自分内向的な為だけに時間と金を使って、外向的な発展がある事を一切しないのがそうらしい。

例えば、ゲーム機を買ったり、アニメを全話見たり。

別に趣味の為だけにお金を使うわけでは無いが傾向は似ている。

3X歳だが、独身で金が無い理由はこれなのかと思う変えなきゃと思う反面、間に合わないと思う心もあって辛い。

結婚タイミング

ある程度歳を取ると後輩に聞かれることが増える。ずっと難しい問題だと思ってきた。だってそんなの人によって違うじゃん。答えのない問題だ。

でも今一つの答えにたどり着いた。女を口説くことに慣れてきたらもう遅いってことだ。

いか、女を口説くのに必要なのは才能でも容姿でもない。もちろんそれらはあればあるほどいいが、結局はスキルだ。純然たる技術で女は口説ける。

これに気づきたらもう結婚するには遅すぎる。

2019-12-13

フリーランスで詰んでる

積んでますねほんとに。フリーランスっていうか一人親方っていうか。売上NO1になって何年もたつけど社員じゃないか昇給があるわけでもなく。金額交渉したらあっさり他でやればって言われたわ。ここで気づきあげた実績や人との繋がり全無視かよ。他でやってもいい。でも虚しい。いままで頑張ってきたの全部無意味だったっておもえる。引き止めてもらえなかったことが悲しい。やりがいや夢が折られて死ぬ自分存在意義がなくて死ぬ台風19号ときも出勤させられてこちらは保証もなんもないか社員だけでまかなってって言ったらじゃあ断ればよかったじゃんって言われた。圧倒的弱者。断るなんて言えるわけない。体が弱くて週5で正社員は無理だしこの先どうすればいいんだろう。頭も悪くて生き延びる方法が分からない。

彼女ができない苦しみを整理したい」に対するコメント返し

https://anond.hatelabo.jp/20191210171417

この増田を書いたものだが、予想外なほど伸びていて驚いた。それと同時に多くの人が様々なコメントを書いてくれたおかげで、問題をより深く整理し、自分自身について理解が深まった。本当にありがとうございます

こちらの増田では、コメントに対する感想を書いた。まずコメントカテゴリ別に分類し、似ているコメントは一つにまとめて意訳した。「」でくくったコメントは直接引用している。

全てのコメントを読んで整理したので膨大な量になってしまったし、あくまで俺自身の整理のためなのでちゃんとした感想ではないかもしれない。

共感共感できない

・俺も今同じ気持ちだ。かつての俺がいる。

 正直、ここまで多くの人が共感してくれたことに驚いた。モテない人間が俺一人だと思っていたわけじゃないが、この苦しみを感じているのは俺だけなんじゃないかと心のどこかで感じていた。自分の悩みが特殊ものではなく普遍的ものだとわかっただけでも、前より気が楽になった。

・俺も恋人がいないが、人生楽しいので増田気持ちはわからない。

 こういう人もちらほらいた。彼女がいない友人の中にも「別に特別欲しくはない」という人が少なくなかった。そしてそういう人の多くは、没頭できる趣味豊富な友人関係を持っていることに気づいた。考えてみると、俺も夢中になっている時や遊ぶ予定がたくさん入っている時はそれほど苦しんでなかったかもしれない。このあたりはまた後で考える。

彼女ができればすべて解決するが、俺には彼女絶対にできないので永遠に苦しい」という信仰

・「この人はその他もろもろの生きづらさをすべて「彼女ができないこと」に帰属させてはいいか。」
・「承認や充足を恋愛や異性に結集させすぎて、その一事ですべてが救われる巨大で重すぎる宗教にしたてあげてしまったね。」

 これらの指摘はすごく納得感が強かった。とりわけ「全てが救われる宗教」という言葉を見て「確かにそうだ」と心から思った。彼女ができないことだけが悩みではないが「俺の悩みは全て彼女ができれば解決する」という確信を持っていた。②で「嫌なことがあるたび、彼女を求めるようになった」と書いたが、それを繰り返すうちにこうした確信(認知的な歪み)に繋がったのではないか

彼女ができても悩みは消えないよ、新しい悩みが生まれるよ
増田彼女ができても重すぎて振られてまた悩みそう。

 こうした当たり前に見える指摘も、これまで見えてなかった点だった。彼女ができても浮気されるかもしれないし冷められてしまうかもしれない。彼女を持つことのメリットだけを見てデメリット意図的無視していたのだろう。なぜなら、俺は「恋愛教」とでもいうような宗教信仰しており、その信仰を失うことを恐れていたからだ。自分が苦しむだけだとしても、「彼女ができれば救われる」と思っていたほうが気が楽だった。俺にはこの宗教に代わる新しい価値観必要なのだと思う。だけど、それが一番難しいような気がしてならない。(本筋と関係ないが、「恋愛教」というのはいわゆる「恋愛至上主義」と言い換えられると気づいた。意外とこの宗教世間に浸透しているし、それを内面化して俺のように苦しむ人も少なくないかもしれない)

・この「彼女」を職業家族学歴など別のものに変えても成り立つね。

 確かにそうかもしれない。「仕事至上主義」「家族至上主義」など、みんな何かの宗教信仰して生きているんだろうな。それでうまくいく人はそのままでいいけど、俺のようにうまくいかない人は、それに縋りすぎない生き方を探すべきなのかも。

・「私に必要なのは恋人以上に自分を祝福する力だったんだと歳とってからようやく気付いたんだよね。でも当時の私がそうだったように、この声はきっと増田には響かない。」

 この人は俺のことをすごくわかってくれているように思う。実際、「新しい価値観必要」と書いておきながら、「恋愛教」から脱することはできてない。まだまだ彼女が欲しくて死にそうだし、ここまで書いて「何聞き分けのいい人間のふりをしてるんだ」という自己嫌悪もある。前の増田についていたコメントに対して「小学生の時に聞いた当時意味がわからなかったアドバイス」のようだと言っていた人がいたが、それに近い感覚は俺の心の隅にある。

 それでも、心が納得していなくても頭で納得することはできた。これからまたコメント自分増田を読み直し、ゆっくり咀嚼していけたらいいと思う。

努力方向性おかしい。彼女は頑張ったことに対するご褒美ではない。

 これも頭ではわかっているものの、まだ心が納得できていない。いわゆる「世界公平仮説」というやつなのだろう。勉強を頑張るだけじゃ友達すらできないし、就活を頑張っても彼女は作れない。それでも、「おかしいだろ」と思わずにいられない。これは俺の人間的な幼稚さゆのものだろう。

・本当に「絶対彼女ができない」のか?単に自分いじめているだけじゃないのか?

 この指摘も鋭いと思う。実際に彼女ができるできないは別として「どうせ俺には彼女ができない」といったふてくされた気持ちはある。これも一種信仰で、そのように思うことで自分価値観を安定させ、これ以上傷つかないようにしているように思う。「悲劇のヒロインぶるな」とのコメントも見たがまさにそれで、不幸な自分に酔っているナルシシズムの一つだろう。

 俺に彼女ができる、とは思えないが、彼女が「絶対に」できないとも思わない。現実を都合よく捻じ曲げず、客観的事実の下で考えるべきだと思う。

苦しみの不健康

・性欲が一番上に来ているか女性に逃げられる。

 これは「お前の女性に対する性的欲求言動からにじみ出ていて、そのせいで女性がお前から距離を置くんだ」という意見だ。俺は女性と関わる時に性欲を出しているつもりがないが、無意識的にはそういうこともあるのかもしれない。とはいえ、ではどうすればいいのか、と考えると難しい。性欲を薄めることはできないし、これ以上性欲を隠す方法もわからない。風俗に行けば少しはマシになるのだろうか。(風俗については後で詳しく書く)

・女がこんな考え持ってるやつ見たら全力で逃げると思う。

 確かにそうだと思う。自分で書いた増田を後から見直したら、すごく気持ち悪いしヤバいやつに思えた。俺が女でも引いてしまうだろう。それでも、アレが俺の一部であることに変わりはない。あそこに書いたことはすべて俺の偽らざる本心で、それを否定したところでキモい思想から逃れられるわけではない。見直している時はしんどかったが、自分の中のドロドロとした、周りに知られたくない部分を客観視できたことは収穫だった。

・男版メンヘラって感じだ。

 この視点自分になかったもので、「なるほど、俺はメンヘラだったのか」と腑に落ちた。

インセルになりそう。

 正直認めたくないが、俺の中にインセル的な要素はあると思う。女性に対して「なんで俺を受け入れてくれないんだ」という怒りを全く覚えなかったと言えば嘘になる。これも上で書いたように、俺の中の人間的な幼稚さが非合理な不満を生み出していたように思える。この不満をこじらせ、ネット女性差別的な発言を書き散らしたりする前に自覚できてよかった。

心療内科行け。

 今この経験カウンセリングの代わりになっていると思う。悩みを整理し、そのフィードバックを得られたことで、前より俺自身と向き合い、自分気持ちを楽にすることができた。なので今は特に心療内科に行かなくても大丈夫だと思う。(個人意見としては、カウンセリングもっとカジュアル受診されるべきだと思っているので、またつらくなったら迷わず行くつもりだ)

苦しみから精神的な解消法

・「この悩みから彼女代替可能ものを捨てていって、何が残っていくのかを考えたいなと思った。」

 このコメントもすごくよかった。悩みを分割し、その中で自分が取りうる解決策を考えることで、「彼女」という自分コントロールのものによる苦しみを最小限にしたい。今すぐ思いつく解決策はあまりないが、前の増田で悩みの分割はできたと思うので、今後折に触れ考えていこうと思う。

彼女を作ること以外に没頭できるものを見つけ、アイデンティティ確立しよう。

 これは解決策の一つになりうると思う。上で書いたが、あまり彼女を欲していない友人には何かしら没頭できるものを持つ人が多かった。翻って自分を見ると、趣味と言えるのはネットサーフィンと読書くらいしかないと気が付くし、サークルバイトに没頭していた、とはとても言えない(努力はしてきたつもりだが)。打ち込めるものがなかったことで、「俺にはこれがある」という自信を確立できず、彼女という理想的他者を求めすぎてしまったのかもしれない。とりあえず昔から憧れていたバイク免許を取りに行こうかな。

風俗へ行け、風俗へ行くな

 すごく賛否両論だった。行け側の人は「行けばセックス幻想を抱かなくなる」「俺は行ってから女性相手に余裕ができた」という意見が多く、行くな側の人は「この苦しみは風俗でなくなるものじゃない」「俺は行ったことでむしろ自信がなくなった」というような意見が多かった。

 元々風俗へ行くつもりはなかったが、これらを読んで少し考え方が変わった。少なくとも風俗へ行けば、性的な苦しみを手放すことができるように思えた。先のコメントであった「彼女代替可能もの」の一つとして機能するかもしれないし、女性に対して性欲をにじませないコミュニケーションが取れるようになるかもしれない。一方で、「俺は風俗しか女性と接せない」と孤独感をさらに強め、精神的な苦しみが一段と重たくなってしまうようにも思う。とはいえ風俗に行くことで自分の悩みの質を今と違うものにできると知れたのはよかった。今も風俗に行くつもりはないが、苦しくなった時の選択肢の一つとして視野に入れておきたい。

恋愛工学を薦める。恋愛工学に堕ちるな。

 これ系はトラバで随分議論されていた。個人的には昔恋愛工学の本を読み、書き手女性軽視ぶりにすごく腹が立ってしまったので、手を出す気にはなれない。作者の態度と技法は切り分けて考えるべきかもしれないが、恋愛工学自体が「女性のモノ化」(フェミニズムに詳しくないのでこの用語が正しく使えてないかもしれない)をベース技法を発展させているように思えた。まあ俺の過度に女性理想化させる態度と、恋愛工学の女性を軽視する態度は「女性をきちんと見ていない」という点で同じ様にも感じたが。

・「他者自分人生の楽しみを託すな」

 これはすごくいい言葉だと感じた。彼女がいなくても人生を楽しくする方法はいくらでもあるはずで、自分の楽しみが他者依存のままなら彼女ができてもずっと悩むだけだ。俺の人生にとって一番大切な忠告だと思う。

恋愛女性理想

・恋に恋するな。

 これも腑に落ちた言葉だった。すでに書いたように、俺は恋愛信仰しており「恋人ができれば人生は救われる」と考えている。この信仰を「恋愛至上主義」と書いたが、確かに「恋に恋している」とも言えるだろう。自分が縋っている宗教が、思春期の子どもと同じような浅い考えに基づいていると気づきちょっと恥ずかしくなった。

彼女はお前が考えているような理想的ものではなく、一人の人間だ。

 コメントでも痛烈に批判されていたが、結局のところ俺は「セックスのできるママ」が欲しいんだと思う。一人暮らししても親離れできず誰かに甘えたい気持ちと、長年満たされなかった「セックスしたい」という気持ち、この二つを受け止めてくれる理想相手妄想し、それに「彼女」という名前を付けていた。俺がもつ彼女」のイメージは、現実女性の延長線上にあるものではなく、脳内妄想が発展したものだった。

特定相手を好きになったことがあるのか。

 「ある」と答えたいが、ここまで書いてきて、本当にあるのかわからなくなってしまった。彼女にしたいと思ってアプローチした人は何人かいたが、そういう人の特徴は「かわいい」ことと「自分を受け入れてくれそう」なことの二つだった。今考えると、前者は「セックスしたい」、後者は「母代わりに甘えたい」という自分妄想をぶつけられる要素なのではないか相手を見ているのではなく、自分理想をぶつけられそうな要素を見ているだけなように思えた。そう思う一方で、では本当の意味で人を好きになるとはどういうことなのか、正直まだよくわからない。

彼女を作るアドバイス

彼女を作るためにどんな行動をしたんだ。

 今までアプローチをかけたのは三人いる。授業が被っている時は声をかけて隣に座ったり、サークルでは相手がいつも来ている時間に合わせて部室に行ったりして、そこそこ話せるようになったかな、と思ったら食事に誘っていた。毎回一度目の食事には来てくれるが、次回の約束を必ず断られてしまう。「アプローチする相手が少なすぎる、その程度じゃ努力していない」と言われてしまうかもしれないが、そもそも友人関係を作ることが苦手だから必死に頑張ってできた友人の中で、必死に頑張って彼女を作ろうとしているんだ。俺なりにできる限りの努力はしているつもりだ。

クリスマス会に呼ばれなかったところに本質がありそう。

 正直そのサークルではそれなりに人間関係を築けてたと思っていたので、呼ばれなかったときは本当に一週間寝込んだし、何で呼ばれなかったのか未だにわからない。自閉スペクトラムを持っているので、無意識のうちに人に嫌悪感を与えてしまったのだと思う。発達診断をしてくれた先生からは「そこまで空気が読めてないわけじゃない」といわれたのだが。

先に「メンヘラ」いう指摘があったので、もしかするとサークルの中でメンヘラ的な部分を醸し出していたのかもしれない。

・まずは女友達を作ろう。

 俺が一番するべきなのはこれかもしれない。だが、あまり女友達を作れる自信がない。理由の一つは上にあるように、対人関係に苦手を覚え、男の友人すらうまく作れないこと。もう一つは、「女友達」という距離感がわからないことだ。俺の中で同世代の異性は三種類しかなく、「他人」「知り合い」「(存在しないが)彼女」だけだ。だから、友人が「二人で飲んだ」と言っていると「付き合うのかな」と思ってしまうし、彼女持ちが「女友達と遊びに行った」と言っているのを聞いて「それは浮気じゃないのか」と思ってしまう。俺も同様に、異性と少し仲良くなると「付き合えるんじゃないか」と下心をもってしまう。

 このあたりは俺の経験不足が影響していると思うが、友人もこれ以上作るのがむずかしいので、どうすればいいか思いつかない。

女性が多い環境に身を置こう。

 今大学四年生なので、新しいコミュニティに入ることは難しい。就職して仕事が落ち着いたら、社会人サークルなどに入ればいいのだろうか。

・何十人、何百人も声をかければ彼女はできるよ。

 恥ずかしながらその勇気は出ない。社交恐怖症があってコミュニティ内の人と話すことすら勇気がいるのに、まして声をかけるなど考えただけで震えてしまう。こういうところは「努力していない」と言われてしまうかもしれない。

ちゃんと身だしなみを整えろ。

 一応人前で恥ずかしくない格好をしているつもりではあるが、おしゃれは全く分からないので不十分かもしれない。最低限髭を剃る、寝癖を整える、服を買う、くらいはしているが、たぶん傍から見るともさっとしている。他に必要なことがあれば教えてほしい(ワックスだけはどうしても苦手でできなかった)。

婚活アプリマッチングアプリやろう。合コン行こう。結婚相談所入れ。

 アプリはやってなかった。コメントにもあったが「自然出会い」を期待してしまっていたからだ。合コンは誘ってくれる友人がいなかった。結婚相談所は、結婚がしたいとはまた違う思いだったので入ってなかった。

 ここまで書いてみて、俺は一生懸命彼女を作るために頑張ってきたつもりだったが、実際は言い訳ばかりでたいして頑張ってなくないか、と思った。少なくともマッチングアプリは始めようと思う。

社会人になるとモテルールが変わるから諦めるな、俺もこう思ってたけどちゃん彼女出来て結婚してるよ。

 こうしたコメントには希望を感じた。とりあえず社会に出たら仕事を頑張って結果を出し、「できる男」として魅力を高められたらいいと思う。(三つを四つと書き間違える人間なので、ちゃん仕事ができる自信はあまりないが)

・「受け取ること(自分のこと)」しか考えてない。「与えること(相手のこと)」をきちんと考えろ。

 かなり多いアドバイスだったのだが、一番難しいアドバイスでもあった。与えることを考えるとはどういうことなのだろう。どうすれば考えられる人間になるのだろう。周りの人に親切できるように努めてはいるが、ここでいうのはそれとは違うように思う。上で書いた「小学校当時意味の分からなかったアドバイス」と同じものだった。年を取ればわかるようになるのだろうか。

その他

・○○を読め。

 「結婚物語。」、「モタク」、「非モテ品格」、「孤独セックス」、カント北方謙三、つづ井さん、「なぜ私だけが苦しむのか―現代ヨブ記」、「コンビニ人間」、「Bバージン」、「恋愛症候群」、「ザ・ゲーム フェニックスシリーズ」、「闘争領域の拡大」、「すべてはモテるためである

 ありがとうございます。全部読んでみます

・二日に一回は性欲薄いだろ

 このコメントが一番多かったかもしれない。友人と自慰の回数を話したことがなかったので、みんながそんなにオナニーしているとは思わなかった。「増田は1回の自慰に4時間以上かけるタイプかね?」というコメントがあったが、三時間くらいかけるとき結構あったのでそれに近いタイプだと思う。

・女だろ?釣り臭い

 自慰が二日に一回である点と、一か所一人称が「私」になっていたところからそう思われてしまったようだ。自画自賛したいわけじゃないが(そもそも自画自賛にもならないが)、女性に書ける内容ではないんじゃないかと思う。

上から目線アドバイスばっかだな

 あくまで俺個人としては、ほとんどすべてのコメントがありがたかった。これだけ多くの人が様々な視点からコメントしてくれたおかげで、こうやって問題を整理して考察でき、自分自身についての理解が深まった。一方で、モテない事実人格的な否定と結びつけ「お前は○○だからモテないんだ」と言うのがハラスメントになりうることも事実だ。

 ここまで書いたものを後でまとめるかもしれないが、疲れてしまったのでまとめないかもしれない。

女になれた私

27歳 女 身長180センチ

日本男性平均身長より高い。

物心ついた時から周りより頭ひとつ分以上背が高く、小学6年生で170センチを超えていた。

さな頃は年相応にセーラームーンキティちゃんなど可愛いものが好きで、よく身につけていた。

だが、自分可愛いものが似合わないのではないか、と気づき始めたのは幼稚園の時。

発表会で笠地蔵をやることになったのだが、その中に狐の役があった。

黄色いふりふりの衣装がとても可愛らしく見え、私はその役に立候補した。

だが、他にも複数候補者がおり、1人狐役を諦めなければいけない。

本来ならジャンケンなどで決めるのだが、そのとき私にはそれすら選択にはなかった。

なぜなら当時の担任直々に「狐役は諦めて欲しい」と言われたからだ。

衣装サイズ問題や、おばあさん役の方がぴったりだからと言われた。

そのとき、ふと目の端に見えた狐役の子たちは皆平均身長でとても可愛らしく見えた。

そのとき私は「背が高いと可愛いものは選べないんだな」と思うようになった。

幼稚園児が考えることなのであまりにも極端だと今は思うが、己の顔立ちやそもそもの体型なども、幼いながら人より劣っていると気づいていたのだと思う。

それから少しずつ可愛いものに興味を示さなくなった。だって、似合わないものを身につけてもダサいだけだし、と。

気付いたら女らしさ皆無な子供に育っていた。

うぜぇ、だまれカスなど口走るなんとも可愛げのないクソでかい女の子誕生していた。

また、中学スポーツ系の部活に入ったことにより、髪の毛もベリーショートに切り、服のサイズメンズしかなかったため、見た目はどこからどう見ても男にしか見えなくなった。

デパートなどの女子トイレに入ればすれ違うひとに驚かれトイレマーク確認されることは毎回のことなので慣れた。

制服姿や少しでも女らしい服装で外を歩けばみんなが振り返る。

最初は気のせいだと思っても、それは気のせいではなかった。

友達から「今あの人あなたなのとみてたよ、すごくびっくりしてた」と毎回報告されていたからだ。

(中途半端田舎からっていうのも1つの理由だったのかなと思う)

学校生活ももちろん私を女として扱う男子はいなかった。

恋愛対象で見られることは皆無だったが友人としては仲良くやれていたので特に気にはしなかった。

見た目も言葉遣いも男になった私だったが、心は女の子

少女漫画少年漫画と同じくらい読んでいたし、こっそりと片思いもしていた。

けど、振り向かれることはないとわかっていたので告白も何もしなかったけれど。

そんなこんなで大学生になったある日。

スカイプという存在出会った。

掲示板もあり、投稿すると沢山の人からアカウント申請が来た。

カメラ通話さえしなければ顔を見られることもない。

見た目さえわからなければみんな私を1人の女の子として接してくれることにとても感動した。

それからは毎晩寝る前にいろんな人と話をした。

みんな優しくしてくれたし、声を少し高めに話すと可愛いと褒めてくれた。

今まで体験できなかったことが沢山体験でき、自尊心が満たされた。

ある日、数歳年上の男性出会った。

その男性はとても話が面白く、不思議自分のことも話せた。

今まで相手には身長のことすら言えなかったのにその人には話せた。

それでも引かれることはなく、魅力の1つと言ってくれた。

大学生になっても、私の服装は相変わらずでダボっとしたパンツTシャツパーカーばかり着ていた。

そのことを話すと、彼は

「なんで女に生まれたのに女を捨ててるの?」

質問してきた。

だって似合わないし、背が高くてサイズもないし…と伝えると

「好きでその格好ならいいけど、女らしい服装をしたって良いんだよ」

「似合う似合わないじゃなくて、似合わせようとするんだよ」

と。

あ、と思った。

本当にあ、と。

可愛い格好してもいいんだ。

面長で重たい一重。

鼻も高くない。

その身長があるならモデルになりなよとみんな言うけど、頭身もないし腕も足も短い。

から女の子らしいは似合わないから、みんな変に思うから、楽なメンズ服に逃げていた。

そうなんだ、別にいいんだ。

馬鹿から、言われるまで気づかなかった。

それから少しずつ女らしさを取り戻していった。

といっても、完全に女として生きていけるようになったのは社会人になってからなんだけど。

田舎から都会へ引っ越して、人の視線を感じることが少なくなったのも1つの要因だった。

アイプチをしてメイクをした。

スカートもロング丈や膝下くらいのものなら履くようになった。

ヒールの靴も痛いからあまり履かないけど、6センチヒールを履いて出掛けたこともある。

少しずつ、少しずつ。

気付いたら前よりも女の子扱いされることが多くなった。

ご飯を食べに行くとお会計を出してくれる。

性の対象にすらみられてなかったのにそういう目で見られるようになる。

可愛いと言ってくれる。

髪の毛長い方が似合うよと言ってくれる。

何やり、結婚して欲しいと言ってくれる相手出会えた。

もちろん、モテているわけではなくて基本的には友人としてしかみられないこともあるし、この身長ドン引きされることも多々ある。

けれども私は女になった。

ずっと女になりたかった。

ここまで拗らせるには他にもいろんな要因があって、自分に自信をなくして、自分を男に見立てることに逃げていたけど、もうそんな自分にはならないだろう。

スカイプの彼とは大学在学中にさよならをしたが、感謝している。

1人の女性として扱ってくれて本当にありがとう

2019-12-12

エンジニアからといって会社パーカーを着ないで欲しい

オフィススマートカジュアルだと決まっているのに、パーカーを着てフロアを歩いているエンジニアは、非エンジニアからすると、パーカーに独特のもっさりとした感じが、やる気を下げる。

パーカーを着ている人は上下ともいつも同じ服なので、身なりが悪い。

エレベーター内でも他社の人やビルの来館者から評判が悪いと聞いており、弊社の社員は身なりが悪い、会社としてちゃんとしていないというメッセージを周囲に発してしまっている。

ジャケットを着てキーボードを打つと膝の部分が擦り切れるといっている人は、膝当てがついたジャケット買えばよいだけの話だ。

エンジニアからパーカージーンズクロックスでよいという発想は硬直しており、変化を拒む頑なさと怠惰が入り混じっている。それはあたかも、GOSMIAのことをGSOMIAと誤って覚えていることに気づきながら、直さずに誤った語用法を続けるようなものだ。

anond:20191212020824

この人になにかあったときあなたたち責任持てるんですか❓

嫌な気持ちにならないの❓

ここに書いたとき相談に乗って

自分の貴重な時間を使って、会ったことも無くて、悩んでる人(でも不快)が、気づきにもならない。

彼女は、メンタル系の助けがいるように見えるのに。

増田に来るの間違ってますよね。

誰にも良くないでしょうに。

後味の悪い意地悪な言葉は、自己嫌悪になりませんか。

2019-12-11

嘘かどうかというより…

部分的に本当なのかもしれないけど、「自分の子供がなんか賢いこと言って私にも何かしら気づきがありました。あなたたちも悟りなさいね」みたいなツイート創作ぽく感じるしお説教くさくてモヤモヤする。‬

2019-12-10

anond:20191210171417

とりあえず、ソープセックスがどんなもの体験してくるといい。

なんだセックスってつまらないじゃんかって大きな気づきを得れば、心の負担も減るだろう。

2019-12-09

[]

お久鯖ですわ

昨日、中津川市鉱物博物館に言ってまいりましたわ

途中の山道で、灰色の大きな獣が反対車線側に立っており、

オオカミかと思ってしまいました

カモシカでしたわ

わたくしが急ブレーキで止まると、驚いて目の前を横切り

こっちの車線側の山の中へ飛び込んでいきました

両足を揃えてピョンピョン走るのですわね

鉱物博物館では南極の石の特別展を拝見しました

カナダアフリカの古い石も展示されていて「冥王代」や「太古代」の

キャプションを久しぶりにみましたわ

南極の石では新鉱物「マグネシオヘグボマイト-2N4S」に興味津々でしたの

小さいけれど拡大写真結晶は美しかったですわ

鰤なので常設展示も以前から少し変化していて、パネルが新しくなっていたり

名古屋大学柴田先生寄贈のノジュールがあることに気づきましたわ

2019-12-07

忙しさと外食費の関係

年末も迫ってきて、家計簿を見返して「あ〜今年は会社天引き積み立て預金以外はあんまり貯金出来なかったな〜、この調子だったら、きっと積み立てで自らの半強制貯金してなかったら一銭も貯金できなかったな〜」などと思いつつ、最後の1ヶ月の支出予測をしていたら、結構今後の予測や貯蓄に対して影響力を持てそうな項目に気づいた。

それは「主観的な忙しさ」と「食費・外食費の関係」だ。

年収1000近傍または以上の中流上位と250万近傍または以下の余裕ない層の2つに分かれるはてなにおいて、こんなことを言うと双方から馬鹿にされるか攻撃を受けるかなんで心配だが、自分は大体その中間だ。

それくらいだと、食費の存在感結構かい

食費というのは必ず発生するが、その割には(家賃光熱費と違い)コントロール余地が大きい、固定費変動費中間のような性質を持っている。

自分はそんなに金持ってない割に、不味いものや単調なものを食うと気分が下がるので、食費は結構かけてしまう。

そこで今年の出費を振り替えると、当たり前っちゃ当たり前だが、主観的に忙しい時は外食費の割合が増える。

で、割合だけ増えて内容が置き換わるだけかというとそうでもなく、外食費が増えた時は、その他食費もそんなに減ってない。

これは多分、忙しい故に自炊をする余裕がないが、その状況だとかなり強いプレッシャーを感じているので、お茶とかお菓子とか嗜好品の購入も増える、またはたまの中食等も結構金をかけてしまうという事ではないかと思う。

通常、30%近傍の全食費/外食費が、50%を超えてくるとそういう傾向になり、金額にして月3万円〜3.5万円程の差になる。

3ヶ月続くと10万円程の差になり、結構かい

割合は結果を示しているに過ぎなく、原因は主観的な忙しさだ。

こういう事を振り返ってなにが良いかというと、3つあり、この様な「外食に頼る」という習慣は忙しく無くなっても一度身につくと是正するのが難しいので、自炊に戻して家計改善するきっかけになる、というのと、「あ〜、なんか無駄遣いして金が貯まらなかったな〜、俺ってダメなやつ」みたいな自己評価に対して「よくよく考えればあの数ヶ月は忙しかったし、たくさんの事を成し遂げた(あるいは準備した)じゃないか、金さえかかったが俺はまあまあ良い時間を過ごしていた」と自己認識ポジティブに捉え直すことができる事、そして幾分か来年の収支の参考になり不安が減る事だと思う。

大前提として家計簿をつける必要があるので、一定期間やらないとこの様な考察材料が無いが、始めないといつまで経っても状況って変わらないものだ。

なんか年の収支に自信がなく、12月になってモヤモヤする、そしてまだ家計簿をつけてない、という人には2020年の習慣として家計簿をつける事を勧める。

俺が外食費と主観的な忙しさ、そして自分が過ごした時間満足度関係に気づいた様に、重要な事に気づき、3年タームの生活の質を改善できるかも知れない。

原因がわからないことで悩んでいたり、モヤモヤに囚われた時間というのは質が低いものだ。

あ、1000万越えはそもそも食費の存在感そこまで大きくないだろうし、収支に対するメンタリティも違うだろうから、その場合家計簿の利用法などあればもっと幅広い層に良い知識提供できると思う。

あったら教えてくれ。

anond:20191207152103

そりゃまあ資本主義圏内から出たら、増田の言う生産性にはそれほど価値がない社会もたくさんあるだろうからな。

そういう考えかたもあるかって気づきやすいとは思うよ。ペットの話されるよりは。

まあでも病気で行けないんだったら、そうだなー…どっかあるかなーそういう国。

まあ東南アジア田舎の方とかでもいいんじゃね。

あったかくてのんびりしてる場所で静養してきなよ。

今日本冬で寒いから、余計これから落ち込むと思うよ。

2019-12-05

ゲレンデより愛を込めて 〜Re:エンジニア職に就いたあと辞めたポエム

エンジニア職に就いたあと辞めたポエム の者です。業務終わりにみたら伸びてたので補足がてら。ぼくのいる雪山はまだそんなに積もってないんで16時くらいに閉めるんですよね。空気も美味いよ。暖冬最高。「週休2日しかフレックス」なんて無いけどな。

はじめて書いた増田で、こういう形で二の句を継ぐなんてダサすぎる気がしますが、少しでも注目を得られたのが意外だったので。きもちは残して晒したい派です(なら実名でやれ)。

ここから先はフィクションです。遠い昔、遥か彼方の銀河系の、たまたま地球に似た惑星の、たまたま日本に似た列島の、とある僻地物語

これ創作でしょ? キーワードの散りばめ方が上手すぎる。"玉掛とフォークリフト" だった人が書く文章じゃないし 1~2 年?でこの内容の仕事をやってきたのなら才能溢れる人。現役Web屋さんが書いた正にポエムだね。 - lorenz_sysのコメント / はてなブックマーク

もともとフォークユニック乗ったりしてた人が途中からエンジニアを志してたらこんなヘソの曲がった駄文ではなく、もっと真摯文章になってたと思います自分場合は逆で、バイトのためにフォーク免許取っただけなので、べつに工場勤務はバックグラウンドではないかなぁと思ってます。あと、1~2年で書ける才能があればよかったのですが、阿呆なので3~4年くらいやってこのレベルです。電工二種は落ちました。あれ受かるの天才じゃない?

これ地方の話しじゃないと思うし、もし地方だったとしても首都圏とかでも全然ありえる話しだと思う。増田自身未経験といいながらかなり言葉をしってるし所々フェイク入れてるんじゃないかな。 - letitrideのコメント / はてなブックマーク

ほかの多くのひとも言及してますが、マジでどこにでもある話だと思います。ただ、どこにでもあるはずだしタブーでもないのになぜかあんまり表立って見かけないのでぶん投げました。個人的には「どこにでもある話」と言ってる人にどうやってサバイブしているのか教えて欲しいところです。自分妥協以前に病んだので駄目でした。

あとこれもよく言及してますが、今読み返したらフェイク1.5割くらい、本質関係なさそうなのを含めると3割くらいな感じです。経緯っつーか言い訳としては、最初個人ブログに投げるつもりだったのでフォーカスずらしてうっすらとブラーかけてたんですが、客観的にみたときdisだけで終わりそうになってしまったため、増田にアップしようとしてどうせならと加筆しまくったら文字数制限にひっかかってしまい、最終的にざっくりと削ったり言い換えたりしたのも影響してます。ところどころ日本語がおかしくなっとる(のに頑なに好きなvtuberの箇所は消さなスタイル)。

言葉っつーか界隈で使われがちな単語とかは、この程度ならQiita読んだりTech系ポッドキャスト聞いてると刷り込まれると思います。と、ほぼ未経験SEが言ってみる。

優秀ですなあ。本当に未経験なら議事録の書き方すらわからないと思うけどねw - KazuoLv1のコメント / はてなブックマーク

本文中には敢えて書いてませんが、MTG時に議事録録る役を充てられている人がいました。その人が不在のとき自分に役が回ってきて、書き方はこれまでのやつを参考に、と言われたのでやったことが数回ありました。というか正しい議事録の録り方ってどっかで習えたりするもんなんでしょうか。いいなぁ。

地方の製造業のシステム部門を切り出して別会社にした会社なのに、COBOLやRPGの話じゃないなんて。 - onehiroのコメント / はてなブックマーク

これは指摘されて書き方が間違っていたと気づきました。もともとあったシステム部門を切り出したわけではなく、正確には新しく受注するシステムみたいなのを専門にやるために作った、というのが正しいと思います。うーん、そういわれれば本来そういう部門があったかどうかも怪しいです。どうしてたんだろう。

これくらいの人が熊本で来てくれないかなぁ(ヽ''ω`) - megascusのコメント / はてなブックマーク

ほかの方も地域差について言及してますね。べつに場所にこだわりはない(ただし都市圏を除く)ので住むのはどこでもいいんですが、スキルに関してはたぶん過大評価です。ほかの方も能力について言及しているのを見かけます自分スキルセットは大したことないと思ってます(といってそもそも実務経験がこれだけなので棚卸しもなにもない)。今回は客観的技術力を評価してもらいたいというのが主目的入社したのですが、ご覧の通り結局叶いませんでした。せめて研修くらいあって、テックリード的な役割をしている人がいれば最高なんですが、逆にいうと地方でそんなのほとんどねぇよな〜という印象です。なんのためのインターネットテクノロジーやねん。

本文にも書きましたが賃金はわりとどうでもよくて、「300万出す」と言われたら「180万でいいんで週休4日にしてくれませんか」てな感じで自分時間を優先するタイプかもしれません。帰属意識社会的責任が云々ではなく、単に貧乏性なんだと思います

『スキー場で住み込みバイト』どこ?白馬??捕獲してうちで働いてもらわないと! - stealthinuのコメント / はてなブックマーク

外国人たくさんいそうで英語使う機会ありそうだし面白そうだったんで白馬いきたかったです。。。

増田は普通に優秀な部類のプログラマだと思うので、ちゃんとした開発フロー持ってる会社に潜り込む機会はいくらでもあると思う。札幌や福岡などの地方大都市くらいなら引っ越せないかなあ。東京ならすぐ決まるけど - oakbowのコメント / はてなブックマーク

マジで行きたいですね。べつに場所にこだわりはない(ただし都市圏を除く)ので。バイト間中にそこらへんの会社リサーチをしてみます札幌/仙台/金沢/岡山/福岡以外にどっかありますかね?海外でも火星でもいいけど。

こういう感じの人うちの会社にも居たけどそいつのTwitterでの毒吐きと似てるなあ。脳内で同僚とか関係者を極悪人に変換しちゃってたりするんだよね。単に本人がクソなだけなんだけど。 - newnakashimaのコメント / はてなブックマーク

ずっと相互コミュニケーションが不足してるなぁという思いはありましたし、そこが問題だと思ってました。でもどうすりゃいいか結局わからなかったですね。本文に書いた「ポエム褒め褒め大会」や「全社清掃」も実はレガシーな形での相互理解の場のつもりだったのかもしれません。なんつぅか、互いに童貞処女みたいな感じでした。童貞雰囲気なんて作れるわけないよね。。。

「ハッピーエンドは欲しくない」の作者が暇つぶしで書いたような内容だな - kae1990のコメント / はてなブックマーク

自分も大好きで事あるごとに読み返してます。彼のような超天才タイプとは程遠いですが。お気づきのように冒頭の "ここから先はフィクションです" はリスペクトです。


いかがでしたか

ぼくのはなしは、これでほんとにおしまい

退職アドベントカレンダー2019はまだはじまったばかりです。楽しみですね。

エンジニア職に就いたあと辞めたポエム

補足→ https://anond.hatelabo.jp/20191205212350


これは退職アドベントカレンダー2019 (https://adventar.org/calendars/4051) 5日目の記事です。最初自分ブログに書くつもりでしたが、書いてるうちにどこまで筆が滑っているのかわからなくなったので増田に投げることしました。そしたら余計にタガが外れたのはご愛嬌

What's this

よく見かける「未経験からエンジニアへ!」ストーリーの、あまりなさそうなルートです。よくあるルートのほうはなぜかTwitterで報告して「○○系エンジニア」的な命名をしてから入社その後の動向が闇に葬られているのをかなりの確度で見かけますが、まあ、なんか、いろいろあるんでしょう。逆にそういう成功(?)体験生存バイアスを強化する情報ばかりあふれていると情報として健全でないように感じます

ということで、今年あった自分体験談を残すことにします。

といいつつ後日しれっと消えてたらInternetArchivesか魚拓で会いましょう。

この話はここから先はフィクションです。剣も魔法労基法も出てこないファンタジーです。

who are you

地方に潜むフリーターです。好きなvirtual beingsはロボ子さんと東雲めぐさんれいきらさんです。

これまでは自分のためのプログラムを書き散らすだけで、ITとは無関係バイトをしてきました。玉掛フォークリフトなら任せろーバリバリ

入社の経緯

会社にもぐりこんだいきさつはやや特殊なのでぼやかします。とあるきっかけで知り合った人から誘われました。リファラルです。なお、とあるきっかけはなにかと炎上しがちないわゆるプログラミングスクールなどではないことを防火剤がわりに書いておきます。そんなもんに使う金など無い。

その人のことはあんまりよく知らなかったのですが、CTOとして手伝っている会社システム部門で人手を探しているとのことでした。会社ホームページにはリクルートページなど無く、何をやっているかいまいち要領が掴めなかったのですが、ざっくりと自社製のWebアプリ開発をやる感じらしく、内容も聞いた限りでは(自分スキルと照らし合わせて)そんなにどえらいわけでもない印象でした。ちょうど金もないし無職だし、少し経験でも積んでみるかという気になったので、この際ホームページDreamWeaverサンプルを流用したまんまといった細かいところは観なかったことにしました。

面接にいくと社長から「いつからこれるの?」と言われたので「あっこれは」となりましたが、金がなかったので是非もなくそのまま入社の運びとなりました。この頃はプログラム書いて金もらえるなんてサイコーとか思ってました。ちなみにgithubatcoderアカウントを書いた職務経歴書は一顧だにされませんでした。

やったこ

地方製造業システム部門を切り出して別会社にした形態の、創立数年ほどの会社です。自分のほかにもうひとり、社内情シスのようなことをしている方がいましたが、基本的にはサポートが専門な感じでした(ただし肩書自分と同じでしたが)。紹介してくれたCTOは週に一度のMTGに顔を出すだけということで、実質的に常駐している人間プログラムが分かるのは業界経験自分だけというチャレンジングな環境からスタートしました。なお入社して社内の平均年齢を大幅に下げることになりました。

レスポンシブ化

ちょうど入ったタイミング情シスの方が抱えている仕事があり、とくにやることもなかったので手伝いました。グループ会社サイトスマホ対応させるもので、事情はわかりませんがそれまで他社に制作委託していたものを自社で運用することにしたとのことです。みてみるとWordPress4でPHP5が動き、Bootstrap3を使ったオリジナルカスタムテーマ運用してきた様でした。もちろん仕様書ローカル環境もあるはずがないのですが、どうせ自分Webデザインなど知らんのでとりあえず直にheader.phpにviewportを書いてmain.cssメディアクエリを設定して、ザ・web制作初歩みたいなレスポンシブ対応しましたが、デザインについて当事者との意見のすり合わせの機会なんかの開発手順はなかったので良しとしました。

新規Webサービス

入社して2周間ほどのち、社長についてこいと言われた打ち合わせの後日、MTGで「昨日のアレの進捗はどんな感じなの?」と聞かれたこから、いつのまにか新規案件自分に一任されていることに気づきました。仕様は前日の打ち合わせがすべてだった模様です。要件定義技術選定・検証のような工程など決まってないので好みで揃えました。趣味と関心からExpress+Mongo+Reactのセットか、触ったことのあるDjango/Railsでざっくりやるか、どうせならDockerも使い時か、こんなとき相談できる同僚やメンターが欲しいなぁなどと考えていたら、CTOがそれまで作っていたやつをみるとPHP+ES5+MySQLだったのでなんだかんだでそうすることになりました。PHPを初めて触り、「これがペラ1のphpjscssもなにもかも書いていくといういにしえのスタイルか…!」と新鮮な感じでやってました。

既存システムの移行

Windows Server 2012で動いていたサービスLinuxに移行しました。これは自分が入る前から情シスの方が任されていたのですが、マニュアルに沿ってコマンドを打ちこんではどこかで転け、エラーは読まずにあきらめてCentOSインストールからやり直すということを繰り返していたのを見るに見かねて手伝いました。SSHPowerShellからマニュアルコマンドコピペして実行する方法を教えてあげると目を丸くされました。shellファイルを書いてあげると魔法をみるのような顔で驚かれました。自分が入ってなければどうなっていたんだろうか...

自分ツール作成

毎日出退時間規定EXCELフォーマットに記帳する必要があり、これが非常にめんどくさく無駄に思えたので、自動記述するpython/Goスクリプトを書きました。これは入社して2日目とかだった気がします。しかしここを自動化しても「印刷して人事に提出し、それをもとに人事の方がまたEXCELに書き込む」と知り虚無になったりしました。

FE取得

これはやったことというか思うところあってプライベートで取り組んだことです。自分想像していた開発現場との乖離を感じたので、こういうのはFE勉強すればわかるのかもしれないと思って1ヶ月くらいやって取りましたが、得られた知識会社に活かせそうなものは何一つありませんでした。

チーム開発などという概念存在せず、「1案件を1人で上流から実装運用保守サポートまですべてやる」という進め方でびっくりしました。手持ちの技術スタックでできる範囲ギリギリなんとかやった感じです。よく転職サイト上で見かける文言で「お任せします」がありますが、これとかも要するに「丸投げ」の換言なんでしょうか。わたし気になります

とりくめなかったこ

自分のように途中からジョインした人に対しての業務移行のシステムがないことから感じていましたが、案の定「誰かが抜けたあとの引き継ぎの機能」も整備されてないことに気づきました。もともとオンボーディングや研修概念などありません。えらいひとは「そのへんは現場で協力してうまくやって」と丸投げし、すべての作業を自宅でやっているCTOは社内のこうした事情については放任で、いちおう情シスの方がいつのまにかメンター代わりになっていたものの、不明点を尋ねても頓珍漢な返答が多くもどかしかったです。どのサーバでどんなサービスが動いているのかやSSH情報を聞き出すのに苦労しました。こうした不幸と無駄時間をなくすためにドキュメントを整備しようとしたのですが、頓挫しました。これから物理フォルダーと社内サーバ散逸した各種の情報混沌を深めていくのでしょう。gitも無いし。

サーバオンプレでした。自分クレカをもっていないためパブリッククラウドを試す機会がなく、ぜひとも触ってみたかったのですが、承認を得るための説明がうまくいかず、結局VBoxでやることになりました。唯一、それまで使われていたVBoxではなくVagrantを導入したのは少しだけ救いでした。どうせ自分しかいじらないのですが。

余談ですがオンプレ面白かったのはHDD増設のために初めてデータセンターなるものに入ったことです。インフラ/ネットワークはまったく分からんしなかなか個人で試せない領域だし縁がないかなと思っていたのですがやはりそこに見える物理層が存在するというのはテンションがあがりますね(断層みたいに言うな)

イキってカイゼンジャーニー情熱プログラマーを買って読んだりもしました。目につくように共同図書のつもりで「ご自由にどうぞ」を添えて自分ロッカーに置いておいたら「私物は持ち帰れ」と言われてしまったので持ち帰りました。

退職経緯

さてお待ちかねメインディッシュですね。

もともと技術コンテンツ会社ではなく、技術畑の人間がまったくいないことのインプレッションが次第に違和感として強く響いてきました。ITエンジニアとしてやっていくつもりの観点でみると、学習や成長の土壌は無いように思えました。協調関係や信頼がうまく築けず、自分のすべき道筋不明瞭のままやっていけるほどタフなYATTEIKI精神ではなかったのです。

これは地方の、それもIT気質のあるわけではない、ワンマン経営中小製造業ならばどこにでもあることかと思われますが、随所に感じるレガシーさに疲れてしまいました。一例を挙げると、毎朝30分に亘り行われる全社清掃(もちろん業務時間外)、社是の復唱、『感謝言葉をみんなで味わうポエム』の輪読、その感想大会、頻繁に行われる中身のない会議日報エクセルで書いてメールで送ったり、出退勤表を毎日エクセルに書いて印刷して事務方に持っていくなどのルーティンがけっこう苦痛でした。

社内のコミュニケーションツールLINEだったので使い勝手も悪く、会議chatworkslackを使いましょうと提案しても誰一人としてそれらの存在を知らず、「勝手にやってくれ」と言われてしまったり。LINE WARKすら知らんやんけ。説明しても「skypeじゃ駄目なの?」と言われたので諦めました。

えらい人の思いつきのたびに方向性が変わり、当人発言したらそれで全て完了した気になってしまったのか、会議終了後の10分後に「さっき言ったやつまだ出来てないの?」などと言われた時はギャグかと思いました。会議議事録も誰も見返さないので果たして意味があったのか疑問です。誰かひとりでもmarkdownが書けたり、少なくとも書く気があれば勉強会を開催してHackMDなどを推せたのですが。議事録機能していないエピソードとしてひとつ思い出しました。開発中に機能追加を下された際に、その挙動は完全にプラットフォームネイティブであり今の技術選定だと作り直しになり、結果納期に間に合わない(し、自分技術スタックからも遠く外れていたので学習コストも加算)と発言したらその場は収まったのですが、会議終了後に個人メールで「やはり機能マストだ」と伝えられました。当然それは議事録に反映されることなく、なんかしらんけどそういうことになっているという感じになりました。

初めてのエンジニア職でしたが、社内に開発をる人やマネージャー職は不在で、いわゆる開発現場での流れを学ぶことはできませんでした。少なくとも技術を知らないえらいひとが「俺がスケジュールを立てたからこれに沿ってやれ」と、”開発”と”広告作成しか書かれていない2週間の計画表をもってくるような現場システム開発として正しいのか、 と本能が警告を発していました。

もともと会社製造業から始まったため、えらい人たちとの見解齟齬があったのは体感としてあります。同じものづくりといえど設備マンパワー時間線形的に結果に結びつく工場業務と異なり、システムエンジニアリングはかける時間見積もりも容易でなく、かかった時間が必ずしも結果に結びつかないものである、と言う事実は受け入れられ難く、知識ドメインマインドセットが異なれば説明も困難です。しかしながらえらいひとは一様に「経営視点を」の号令で、経営誌を配り、その感想文の提出を義務付けるなど、現場視点を欠いた行動で現場(というか私)を疲弊してました。気づいたらSEO対策や別部署MTGのためのプロジェクター設定、全PCwindows updateに伴うドライバ更新の役も同一の職掌として役付けられそうになっていたり(一部は実際に情シスの人がやってた)、It’s not my workなシーンがみられるようになっていました。

そして、よくあることですが、理念実態乖離していたことです。世界をよりよくと言いつつ、目先の掛け算を考えてばかりのように思えました。グロースする中で発生しそうなあれこれをすっ飛ばし利益だけを皮算用するのはいいとして、データ量やトラフィックを指摘すると「そこは現場努力でしょう」となるので、世界を良くする前に精神を悪くしてしま人生で初めて心療内科にいったりもしました。一応グローバル展開を目指しているとしながらサーバからMailerDaemonが飛んできたら「ギャっ英語っ!」と言って読まず捨ててたり、急にサービスが止まった時には激怒して責任所在の追求を求められたため、草創期にえらい人の個人アドレスで取得してほったらかしにしていたドメインが失効したことが原因と伝えたら「あれはもう読んでいないアドレスだし仕方ない。こういうピンチときこそチャンスにしようぜ」という謎理論を出されたこともありました。

違和感が確かなものになったのは、外部に提出する資料で社内の数字が異なっているとを指摘すると「こういうのは見栄が大事なんだ」と暗に公文書偽造をほのめかされたことですが、これ以上は闇っぽいので書きません(たぶんどこもやってて罷り通ってる範囲だと思うけど)

総じて、心理的安全性の低さ、そこからくる身動きのとれなさ、ロールモデルの不在、前時代的な風潮、社内文化へのミスマッチと不理解、成長の実感が沸かない不安と不満、それらに伴う摂取アルコール量の異常な増大と過食、といった要因の積み重ねが、ネガティヴな形での退職へと駆り立てることになったのだと思います。まあ、よく知らんうちにリファラルしてるところからして「採用教育コストを考えてないのでは?」の念はあったのですが。中身がまったく不透明状態で飛び込んだらそうなるよなぁ、の好例かもしれません。誘われた時はわりと藁にも縋る思いだったのでしかたないね

これから

現在スキー場住み込みバイトしてます。無考えに退職すると年を越せないことに気づきました。

可処分所得可処分時間いずれも今の方が上なのはちょっとウケます賃金ふつうに生きていければいいので前職程度でも気にしなかった程度なんですが。いまは映画をみたり積ん読を消費したり、在職時は深いところまで触れなかったPHPをいじったり、生PHPしかやってないことに気づいたのでcakeやったり、あとはweb周辺も久しぶりにキャッチアップしたりしてます。nodeネイティブおじさんなのでFWはangularしか知らないんですよね。vue/nest面白そうな感じです。あと寮のwifi談話室限定で窒息しそうだったので、持ち込んでいたラズパイルータにして部屋まで飛ばしたら隣室の同僚から感謝されたりと活動は多岐に渡ります

先のことはなにも決まってませんが、ちゃんエンジニアリングしている組織で開発してみたいなという気持ちがありますレビュースクラムアジャイルなんてのはひとりだと不可能ですし。ですが、やはりそういった会社日本では都市部にばかり集中しているのでしょう。自分空気の悪いところには住めないし、案外また辺鄙なところでtechとは無関係のことをしているのかもしれません。ワーホリでも使って海外大麻栽培でも始めようかなぁ。

いかがでしたか

巷説に流布する「未経験からエンジニアへ」の言説のたぐいは、どちらかというと技術力よりもコミュ力が偏って高いタイプ生存しがちな雰囲気を感じます。たまにTLに流れてきたのを見かけますが、ああいった立ち回りは自分にはできないしやりたくないなぁと思ってきました。社会要請ならばそれまでですが。

自分は体系的な情報教育を受けていないどこにでもいる地方高卒で、下手の横好きで趣味プログラムを書いてきたし、続けてるってことはそれなりに好きなんだと思います。得意じゃないけど。んで、こんなのがITエンジニアをしたサンプルというのは見かけないかもなぁと思って投稿しました。光あるところに闇あり。

といいつつ、やっぱり好きなことの結果がおかねになるのはいいよなぁと思った次第です。プログラムを書くのは楽しいけどエンジニアリングは超絶むずい、が雑な総括ですが、今回のことを顛末次第にはする気はないので、どこかに拾ってもらえるよう精進するきもちになりました。

ぼくのポエムはこれでおしまい。じゃあね。

2019-12-03

僕がもうこの世にいないことにいつ気づきましたか

最近気づき

効率を良くするというのは近道のために入り組んだ細い路地に入って何回も曲がり道をするようなことで

頭が悪くて鈍臭い自分悪路で転んだりややこしすぎて道に迷って結局引き返すはめになるので

それなら遠回りでも大通りを徒歩で進んだり高くても乗り換えのない特急電車で行った方がいいというのを持論に

効率の良さを求める努力を断ち効率厨の言うことに耳を傾けることも拒否していたのだが

悪路を行く人にこっちの大通りを行く方が安全でむしろ短い時間で行けますよと示す効率の良さもあるのだなと知った

みんなはとっくに知ってたんだろうな

2019-11-30

悩むか悩まないか

悩まない人は総じて「嫌われ者」である - 心の教科書

悩むことと責任を結び付けたことはこれまでなかったで新鮮だった。共感はできないけど。

嫌われるとか、無責任だ、と結びつけることでは人は育たないと思う。

全く異なる考え方で生きているので、参考にはならないだろうけど

俺は比較的、能天気なほうだと思っている。

ただ、悩みから逃げていると思ったことは一度もない。

あらゆる課題は、トリアージキモだと思っているだけだ。

日々、生きているといろいろな課題、困難、イライラネガティブ事柄にぶつかる。誰しもそうだ。

しかし、目の前に現れた課題を、どうしよう!どうしようといっていてもしょうがない。

重要性の選別が必要だ。

俺なりの基準はこうだ。

1ヵ月後、1年後、3年後、その問題重要意味を持つかどうか。

場合によっては、状況が変化して、一か月もすれば意味をなさない、あるいは忘れてしまっていることもあるだろう、であれば、一か月後に忘れるようなことを今悩むのは無駄だ、というような視点でみている。

大きな歴史の流れのなかで、コップの中の嵐に過ぎないことであれば、悩むのはやめようと思うだけだ。

人を育てるときに、重要なのは無責任とか倫理を説くことではなく、

トリアージ判断材料となる事実淡々とみせていくことだ。あとは本人の気づきを待つ以外にやれることはない。

でも、面白いことに、同僚や上司からみると、俺は細かい仕事の出来具合などに悩んで大局を見失っているようにみえるらしい。

支援とは

復旧復興支援レポートを読んで思ったのは

フルパッケージ支援というおせっかい依存を育むだけなのでは?

かえってパーツパーツで相手が求めているかゆいところをかいてあげるほうがいいのでは?

ピンポイントで今のタイミングで優先的にほしいものというのがあると思うのに。

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