はてなキーワード: 所謂とは
○ご飯
朝:ケチャップライス。目玉焼き。昼:オムライス。間食:喫茶店の固いプリン。焼き芋。ポテチ。夜:なし。
○調子
・はじめに
カートゥーン調のアニメと美少女ゲームが融合した、ハイテンポなSFのお話のADV。
アニメのパートと、1000枚以上のイベントスチルで構成されていて、立ち絵でお話が展開するシーンの方が少ないんじゃないか? と思っちゃうぐらい豪華な作品。
地の文が徹底して減らされていて、ノベルゲームというよりは、漫画やアニメのような味わいもある。
ストーリーの方も、トレジャーハンターの記憶を失った孤児のマルコとその相棒の銀河竜アルコの二人を主役に銀河を股にかけるスケールのでかい話だ。
シリアスなパートだけじゃなく、コメディなシーンも沢山あって、所謂「いっぱい笑っていっぱい泣ける」系のストーリーだ。(これ別にバカにしてるわけじゃないんだけど、侮蔑の意味で使う人もいるから避けた方がよかったかな)
地球人ながら幼い頃に奴隷として誘拐されてしまい、その後はワニ型異星人のドスゴロの元でトレジャーハンターという名の盗人として銀河を叉にかけるマルコ。
辛い境遇ながら、アルコという家族がいるからどうにかやっていけてる関係性が良い。
互いに依存し合っていて、事あるごとに二人は仲の良さを確認し合う。
二人の関係に名前を付けてしまうことの無粋さは本編でも言及されているので、これを百合とか家族愛とかは言っちゃいけないやつだ。
そんな二人のテーマソングのような歌詞になっているオープニングソングの飢餓と宝玉はこのゲームの象徴だろう。
映像と音のハマり方もバッチリで、最高のオープニングだし、そこ以外での使い所も流石にわかってるところで気持ちいい。
文量的にはかなり二人の物語で他の子はサブキャラなんだけど、開発元が美少女ゲームのところなので。その文脈が強く、ヒロインたちも可愛い。
かなりシリアスなゲームのはずで、真面目なヒロインもいるものの、バカ勢が出てくると一気に話がコメディに寄っていく。
中でも、テラは作中屈指のバカで、短絡的で、自分勝手。中盤のストーリーを引っ掻き回しに回しまくってくれる。
・男性の脇役ながらドスゴロがかっけえ
美少女ゲームの文脈とはいったものの、男性キャラも大勢出てくる。
中でも特に格好いいのが、主人公マルコの育ての親であるギャングのワニ型異星人のドスゴロ。
序盤はかなりの悪人なのだけど、話が進むにつれて格好良さが増していく。
特にオーラスもオーラス、最後のシーケンスで登場する彼は、もしかしたらこのゲームのタイトルが「マルコと銀河鰐」だったかもしれないとすら思ってしまい名シーンだ。
・贅沢さの裏返しに
主人公コンビに愛せるサブキャラが男女複数人とキャラクタの魅力を語ってきたけど、正直なところ僕はあまり面白くなかった。
最初に書いた通りすごく贅沢な作品なのだけど、それだけにその贅沢さに振り回されていたような印象が強かった。
地の文がほとんどない構成だからこそ、SFな世界観に、豊富なサブキャラ、複雑な人間関係、これらを上手く捌き切ったとは感じられず尻ギレトンボな箇所が多かった。
特にサブキャラの中でも恩田姉妹に関しては主人公と密接な関係値を示唆するシーンが多いものも、言ってるだけというか実感が伝わってこなかった。
また、バカなコメディシーンが多いのも、好みではあるが、そこよりももっと本筋にまつわる文章を読みたい気持ちの方があった。
豊富なアニメにイベントスチルで、文章に頼らずに従来のADVを越えようとする気概はすごく感じる。
僕としては、もっと文章に比重をかけて欲しかった。いやバランスの話ねこのゲームの文章のクオリティが低いわけではない。
ADVというよりは、全く違う新しいジャンルのゲームとして見るとスゴイのかもだけど。
従来のADVファン層じゃないところに向けている面もあると思うので、老害っぽい意見になっちゃうかなあ。
・さいごに
新時代のADVだ! と言われれば確かにすごく新しくて、今までにない経験ができた。
例え話をしてしまうと、2時間のオリジナルアニメ映画のような読感かもしれない。
「政治家は男だらけ!まだまだ女性は社会進出出来ていない!」という主張に対し
「選挙権持っているんだから女性候補者に投票すれば良いだろ」という定番のアンサーがあるけど
じゃあ実際に選挙で女性の政治家に投票出来るのか?と言われたらケース・バイ・ケースだし難しいんだよねぇ。
理由としては、当選した後に変な方向に走って主張していた事はロクにしなかったり、そもそも実績が無くて「若い女性が!」という点ぐらいしか売りが無かったりで(つまり素性が不明だったり)
投票はしたけど所謂アレな政治家になって思い切り裏切られた気持ちになったりして(例の○○の市議とかさ…投票しちゃったんだよ…)
だったら主張も政治家としての言動・行動もある程度分かっている人、に投票する羽目になる。
つまりはもっとまともな女性が政治家になれゴラァ!という話なんだけど、これは男でもそうだと思うんだけどまともな人ほど政治家なんて目指さないし
なりたがるのは例の団体の代表みたいなちょっと偏りまくったアレなタイプが多い…ので、難しい。
アレな類が女性ブーストと女性特典持って暴走するとアレな事になるのは、例の団体の末路が証明しちゃってる訳だし。
はー辛い。
自分が新卒で配属された事業部は、昔は主力事業だったものの年々右肩下がり。
徐々に人が逃げ始めたタイミングだった。
所謂企画職だったのだが、右肩下がりの事業部は本当に何をやっても苦しく、
なんとか転職活動をして、勝ち取ったのは大きい会社のソフトウェアエンジニアとしての契約社員
当時は未経験からでも大きい会社なら育てる空気があり、何とか潜り込めた。
契約社員なので首を切られないようにと土曜も日曜もひたすらプログラミングをして何かを作っていた。
仕事も余計にもらい、土日にこなす用のタスクをわざわざ毎週仕入れていた。
苦労に苦労を重ね、入社2年でやっと正社員を掴んだ。やっと社会人として1人前になれた気がした。
この時すでに社会人3年目の後半。やっと正社員になったといっても、入社時の給料が低くて480万ほどしかなかった。
給料は低くても成長実感があったので2年くらい頑張った。だがしばらくして転職してみた。650万になった。ストックオプションに夢をみており、給料も悪くないから転職してみたが、
メルカリやスマニューの様になれるベンチャーなんて一握りなんだなぁという現実を知った。
給料は750万まで伸びたが、会社が潰れそうなので辞めた。頑張ってたくさん貰ったストックオプションは紙屑だ。
まぁ、辞めてなくても紙屑だったんだけどもね。
会社自体は成長していて上場もしたが、ずっと赤字で給料が上がらなかった。
850万で入社したが、2年で880万くらいにしか給料が伸びず、やめようと思った。
転職活動したら市場がバブっており、1400万も貰える会社に行くことにした。
内定でた会社は4つあり、全部1000万以上の額を出しており、需要と供給崩れてるなぁと実感した。
転職して1年経つが、福利厚生等、金払いの良い会社で気に入っている。妻からはテメェ転職しすぎだから
10年はその会社でやらないと離婚だからなと脅されてる。10年はないが、5年は頑張ってみようかな。
一方常務になったやつは、最初の新卒の頃はとても暇で、女を食べ歩いてた。
めっちゃイケメンで喋りもプロじゃねぇ?ってくらいすごいウマいやつだった。
自分が新卒の時に配属された部署とは違い、そいつの部署は順調に伸びていた。
IRの役員報酬から察するに、そいつは3000万以上は貰ってるんだろう。
役員向けストックオプションも頻繁に発行してるみたいだから、どんどん金持ちになっていくんだなぁ。
なんか、自分が苦労に苦労を重ね、大変な思いをしてOSSやカンファレンスで名前売ったり、
転職ばっかしてきたんだが、転職せずに順調に自分の倍以上も稼げてる同期を見て、
まぁ、友達ゼロで妻にもこんなこと話せないので、ここに書いておくことにした。
あ〜あ。
今日もAIに怯えながら一生懸命プログラミング頑張るかぁ。。。。。
あ〜あ。
今回対象とする男は所謂KKO(好きな言葉じゃない)を主な対象とするけどそうじゃない男も書け。
まず何があればお前は救われたと感じる?適当に上げるぞ。
最初は金だな。これがないと何も始まらない。賃上げ要求をもっと激しくしろ。デモストはマイナスのイメージが強くなり過ぎたが本来は必要なものだ。
最終的にはベーシックインカムを求めろ。5000兆円欲しい!とかおふざけで消費しないでもっと真剣に金を求め続けろ。
次に自分を愛してくれる人間か?これは難しい。なぜなら他人の意志が関係してくるからだ。他人をどうこうすることは国にも出来ない。
婚姻は両性の合意のみに基いて成立する。他人の意志には自分は関与できない。辛い話だ。
だからその辛さを大手を振って受け止めてくれる存在が必要だ。カウンセラーだな。
そもそも何故そこまで「愛されたかったか」を考えることもできる。カウンセラーはそこらへんのプロフェッショナルだ。プロフェッショナルのサービスを求めろ。
しかしカウンセリングというものは高い。保険適用外だと金が無いと近寄りたくすらない。
というわけでそこも変えるように国に要求しろ。優しくしてほしいと国に叫べ。今なら叶えられる。
安く、質が高く、気軽なカウンセリングサービスの設置を求め続けろ。
セックスも必要だ。今でも金が多少あればセックスはしかるべき場所で出来る。
貧富の差はどこまででも存在し、物欲と性欲がある限り売春は絶対に消えない。
しかし持続可能なセックスを考えれば娼婦の地位の向上を考えたほうがいい。
公娼を育成し高給と安定と社会ステータスと引退後の進路をセットにするよう求め続けろ。
他に欲しいものがあったら書け。
もっと具体的に求め続けろ。
○ご飯
○調子
・はじめに
角川ゲームスが発売したミステリーアドベンチャーゲーム。
30代の中年男性が実家の片付けをしていると15年前の高校時代に行っていた女の子との文通の手紙を見つける、しかしそこには記憶にない11通目の手紙があった。
何事も全力で取り組む「マックス」を合言葉に、文通相手の正体を探るべく島根県に繰り出し、文通の中で紹介されていた彼女の友達に話を聞く。
という、高校時代の淡い青春の思い出を、中年男性が振り返る甘塩っぱい開始なのだけど、めちゃくちゃ変なゲームだった。
ストーリーは主に島根県を観光しつつ、15年前の文通相手の手紙に書かれていた友人達7名を探し出す前半パートと、彼らから真相を聞き出す後半パートに別れている。
・脅迫で進んでいく前半ート
インテリは美術館に行く、アナウンサーはおしゃべりが好き、デブは甘いものが好きなどなどの、一方的な思い込みで調査を開始し、文通相手の友人を探す。
その上で、身分を偽ったり嘘をつくことに躊躇がないため、関係者以外立ち入れない場所や、アポイントメントもサクサクと進んでいく。
それでいて探偵のように複数の名刺を持っているわけでも業界知識があるでもないので、すぐバレる。
これだけでも、中々に辛いのだけど、本質は調査が進み、ターゲットを見つけてから。
ゲームとしてはコマンド選択式のポイントアンドクリックのお馴染みのシステムで、証拠や証言を集めて、ターゲットが文通相手の友人であることを証明するという、ミステリ系ADVではかなり定番。
しかし、このゲーム独自のシステム主人公の何事も全力で取り組む姿勢マックスを象徴する、マックスモードのアクが強すぎる。
証拠とか証言を集めた上で、デカい声で相手の嫌がることを言って相手を諦めさせるシステム。
香具師のやることでしょ、と言いたくなる程に主人公が恫喝をする。
カツラであることを大声で指摘する、というのが最初のターゲットの攻略方法。
その後も、野球の試合での失策を嘲笑う、必死に頑張って痩せた元デブに対して過去の体型のことを執拗に弄る、犯罪者である父親を馬鹿にすると、ひたすらに相手の嫌がることをし続ける。
ゲームが進んでいくと、飲食店の中で血のように赤いジャムをばら撒いて見たり、ターゲット本人が開き直ったから娘にバラすぞと凄んでみたと、暴力を伴わないだけでやっていることが反社会的すぎる。
その上、主人公自身にはその自覚が全くなく、あっけらかんと友達ヅラしてみたり、なんで怒っているのか理解できないと嘯いてみたりしている。
所謂サイコパス的な描写が多く、登場人物達からもドン引きされている。
リアリティラインが定まっていないようで、SF、伝記、都市伝説などの超常現象が突然出てきて、突然終わる。
トゥルールートだけは現実的な要素だけで組み立てられているのだけど、それはそれで、その程度のよくあるすれ違いに、よくマックスモードで恫喝し続けたなとドン引きしてしまう。
・総じて文量が薄い
シナリオの中で起きた事象やキャラクタの感情の揺れ動きだけを眺めると、物語として成り立っていると思うし、これがアニメや映画などの映像であれば、演者の演技で補完できていたかなとも思う。
しかし、小説に近いADVというゲームのシステムでは、起きた事象の間を埋める文量が足りていなかったのだと感じた。
サイコパスのように見えるマックスモードも、混乱を極める結末も、作者が目指した味というよりは、単に作者がADVというゲームで遊んだときにどうなるかが想像できず、情報量が不足していたんじゃないかなあ。
・さいごに
割と散々な評価をしたが、シナリオ以外、立ち絵、一枚絵、BGM、背景、声優の演技、システムの快適さ辺りは文句はなかった。
メインヒロインの日高のり子さんは声だけのシーンが多いのに、ちゃんとビジュアルが浮かぶようなキャラクタ性を持った演技をしていて素晴らしい。
皆口裕子さんは演技をしている演技が求められる難しいシーンが多い中それを表現しつつ演技の外の素の顔も想像させる深さがあった。
井上喜久子さんはひたすらに可愛いキャラで、これがもうメロメロ。主人公の意味不明なマックスモードで虐められてるのが可哀想だった。
レジェンドだからすげえのは当たり前なんだけど、アニメやドラマCDと違ってユーザーのテンポに依存する分よりそこに耳が行くんだなあ、ってシナリオがつまらないからより思いました。
ハムやベーコン、チーズの話題もそうだけど、はてブだと日本の食い物をバカにできる話題の時はめちゃくちゃ盛り上がるよな。
俺は胃が持たれにくいから日本のベーコン好きなんだけど、この雰囲気だとそういうブコメ書き込む気になれない。
本格的なベーコンを買いたいなら、ヨーロッパで修行した人がやってる個人経営の店で買うと良い。
もしくは自作するかだな。
ちゃんとしたのを作るのはそれなりに大変だけど、ただの塩漬け肉ならさほど難しくはないし加熱して使うなら問題ない。
多分だが小売で大々的に扱うほど本格的なベーコンの需要って無いんだと思う。
所謂ちゃんとしたベーコンって製造工程のコスト増もだけど、脂身多いし硬いから工場でカットしてパッケージングするコストも跳ね上がって価格もそれ相応になると思うんよ。
アメリカにおける大麻解禁の流れっていうのは、「違法薬物の取り締まりが人種差別に直結する」という構造が背景にあったりもするんだよな。
所謂「被害者のいない犯罪」というのは、「それをしてはいけない」という規範を理解するのも難しいし、理解したとしても「程度としては軽微」と考えることも出来る。
社会的に弱い立場の人々は、統計的に言えば触法行為のハードルは低くなる(「社会」の恩恵を受けられにくい立場のため当然)し、特に「程度として軽微」なものはハードルとして超えやすい。
日々差別を受け続ける立場の人々からすれば、「あいつらは合法的に俺たちに危害をくわえ続けているのに、俺たちが一人静かに大麻を吸うくらい何の問題があるんだよ」という話なわけで。
社会的に高いステータスを持つ「リベラル」な人々が、弱い立場の人々の「差別」を糾弾する構図に違和感があるのは、こうした構図によく似ているからなんだよな。
昨年11月にKing&Princeのメンバーが3名脱退することが発表された。
以降、発表から2ヶ月以上経った今も、SNSではファンのさまざまな感情が飛び交っている。
所謂暴走ティアラの暴走と言われるが所以の行動については、散々ネットで話題になってきた。
無茶な縦読みから始まり、事務所の闇、ハンドサインと同じファンとして恥ずかしくてたまらないものばかり。
そのファンが「活動を続けるメンバーのファンで一部ファンの暴走を我慢して見ていられる人なんているのか」という主旨のツイートをしているのを見かけた。
でも暴走に対して何か行動を起こすつもりはない。
暴走ティアラも確かに暴走しているが、それに反論するファンの中にも言動が行き過ぎている人が見受けられる。
人格否定のような強い言葉で反論を行ったり、暴走ティアラのツイートをハッシュタグにまとめたり、削除されたツイートのスクショを魚拓だと貼り付けたり…正直、粘着、執着という言葉が浮かぶような人達もいる。
相手が行き過ぎた行動をしているからといってこちらも行き過ぎた行動をとっていいとは私は思わない。
何よりはっきり言って時間の無駄だと感じる。他人はコントロールできない。バッシングしたところで正気にかえる人の数なんて知れていると思う。
私の時間は私のためにあるんだから、もっと建設的なことに使いたい。
そういった考えを持っているので、私は暴走ティアラに辟易しながらも止める側には回らず、傍観するファンという立ち位置にいる。
でも一方で、それぞれの立ち位置の人に対して、理解できる部分もあると感じることもある。
まず、暴走ティアラ…というより、脱退を受け入れられない人達について。
私はこの事務所のアイドルを応援して長いので、メンバーがグループから脱退する場面も何度か見てきた。その経験もあり早い段階で今回のことを受け入れられた。
けれどKing&Princeのファンには初めてジャニーズを応援する、という人が割と多い。
(もちろん脱退や解散を他で経験した上で受け入れられない人達もいる)
そういった人達は、仲良く見えたメンバーがバラバラになることが信じられないのだと思う。
私はアイドルは偶像と割り切っているけれどそんなファンばかりでもない。仲の良さを信じ込み、5人で一緒にいたいはず、事務所が引き裂いた、と思ってしまうんだろう。それだけ彼らの見せてきた夢が大きかったということでもある。
何より、私は自分の応援しているアイドルが事務所を去った経験がない。
応援しているアイドルがジャニーズアイドルを辞める、という選択肢をとった時のショックはきっと想像するよりずっと大きい。
脱退するメンバーのファンは、自暴自棄になったり、現実を受け入れられず目を背けるのも仕方ないのかもしれない、と思う。
こちらは活動を続けるメンバーのファンが多く、その点では同じ立場なのでこちらの方が理解できることは多い。
暴走を止めようとする人達の行動理由としてよく見受けられるものは2つある。
「暴走ティアラの心無い言葉が活動を続けるメンバーの目に留まってほしくない」「活動を続けるメンバーが叩かれたり、イメージを下げられたりしているのが耐えられない」というもの。
気持ちはすごくわかる。それに一度、「暴走ティアラやばすぎ。ファンの自浄作用どうなってんの?」といったツイートを見かけたこともある。
止める人がいなければ、ファン全体がそういった思考を持っていると思われかねない。
これからも活動する彼らのイメージのためにも、自身の精神的安寧のためにも、暴走ティアラを止めたい、という感情は理解できる。
心から思ってる人もいれば、後ろを向いていても5人は戻ってこないからと前を向くためにそう思うようにしてる人までいるだろう。
「5月22日まで5人で活動するんだから、今2人での活動が楽しみなんて言わないでほしい」という言葉。
まだ心の整理がついていない、前を向けていない人からすれば残酷な言葉に聞こえるんだろう。
初めてメンバーの脱退を見た時、私もしんどくてたまらなかった。わかる。
「脱退メンバーの継続メンバーに対する言葉選び、態度が悪い」という言葉。
正直考えすぎじゃないか、受け取り方の問題じゃないかと思いはする。
でも私も引っかかったことが全くないわけではないから、少しだけわかる。
私には私の信念があり、それを揺るがすつもりはない。暴走ティアラにもそれに反論するファンにも触れるつもりはない。
でも5人を願うファンを見るたび、3人を早々に捨てたファンを見るたびにどうしても考えてしまう。
なにが正しいんだろう。
Colabo問題でColaboの批判者や暇空の支持者が、アメリカ総選挙でドナルド・トランプをまるで神の様に全肯定し、陰謀論やデマを根拠に様々な問題を起こしたQアノンと掛けて「暇アノン」と呼ばれる事がある
その度に呼ばれた側は、「俺たちは暇アノンではない。Colaboの問題を叩いているだけだ。」と言う事が多い
https://b.hatena.ne.jp/entry/s/twitter.com/Watts_D8/status/1603316471462961152
確かにColabo批判者=暇アノンではない、単純に行政の手続きの不透明さを批判している人も居る
だが、Colabo批判者の中には暇空を全肯定する、まさに暇アノンと言われても仕方がない人々が存在しているのも事実だ
それが良く分かる事例がある
暇空は自身のTwitterアカウントで差別的な発言をすることがある
その一つがこれだ
暇空茜 on Twitter: "ただこれをいうと女の人怒りそうだけど 生理は「その瞬間だけスペック落ちてる」じゃなくて「経験を積む時間を失ってる」から「総合スペックで男に勝てない」と思うよ 知能は特にそう"
https://b.hatena.ne.jp/entry/s/twitter.com/himasoraakane/status/1611617859628830720
そしてその後にはこの様な発言もしている
暇空茜 on Twitter: "なんで男女論のよく読めば燃えないけどよく読めないから燃えるラインツイートしたかわかる? 誰がどう反応するか見たかったからだよ 新顔の遠巻きが吠えただけだったろ? 絶対に俺のツイート監視してる奴がノータッチだろ? 勝手な交戦は許可されてないってはっきりしたね"
https://b.hatena.ne.jp/entry/s/twitter.com/himasoraakane/status/1612394985021935616
配慮に欠けた発言をして、相手にそれを指摘されたら後からそれは自分の作戦通りだったとする、所謂「後釣り宣言」である
流石にこの類の発言には眉をひそめる人も多い様で、左寄りの意見が多いはてブだけでなく、右寄りの意見が多く普段は比較的暇空に肯定的なtogetter界隈でさえ否定的な意見や
「暇空の性格が悪い事は最初から知ってるが?」というある意味開き直りとも取れる様なコメントが赤くなる有様である
https://togetter.com/li/2039008
だが、これらの発言さえも肯定し、暇空のアクロバティック擁護や批判者のアクロバティック批判をしてしまう人々も存在する
mockmock9876 燃えるのはわかるけどよく読んでも間違ってはいない。あれ文章を論理構造で読めない人がよくわかってしまう文章だよね。空気で読むとバイアスかかってしまう。
mockmock9876 差別主義はトプコメやミソだのとレッテル貼ってる奴らだな。ツイは反論の余地あるけどただの考えの一つでしかない。他コメにあるように分けて考えろよ。都合よく混ぜんなよ。
steel_eel 「月に29日意識不明な人でも30日毎日意識がある人と比べてハンディキャップはない」は流石に肯定する人はいないと思うが、それと「月に数日体調が悪い」の間のどのあたりに「流石にこれは」と線が引かれるのだろう。
kingate 生理で毎月10日間一切の稼働不能になる妻という事実を見ているので、言わんとしてることは事実(薬もピルもやったよ。無駄だった)。こういう「表にすんな不合理」を表にした上で社会改善は図るべき。
kingate 元々女性に対する最低限の差別意識はあるだろうけど、それは「実態」に伴うものだろうね。あっちにも書いたがウチの妻は生理のたびに10日以上稼働不能になるからね。毎月10日休む社員の上司をやりたいか?
irose 話題として異質(わざと)だな?とは思った。してみると、漫画でいうとなんだろ、アカギが次の相手が市川だと見抜くシーンか、作品は忘れたが街中のテロ爆破に一人だけ振り向かない奴がいて犯人だと見抜くやつか
irose 似た話で、上念司氏も誰か(失念)の見解を紹介してたような。この時のテーマは中国の超限戦の話で、例えば中国のあれやこれやを擁護側で論じるのは只のシンパで、特定の話以外はビタっと黙るのが工作員だ、みたいな
irose 何ていうか、だから、直後から元ツイにワイノワイノ騒いでた人はオーガニックの有象無象なので安心していいって事、根っこが入り込んで制御されてないって事w 有象無象には有象無象の生き方・振る舞い方があらあな
brain-owner 例のツイートのリプに、女がたくさん納得ツイート書いてるの読んだか?主旨は……結構理解するのに時間掛かったから安易に教えたくないな。ヒントはリプを読み漁れ。自分の頭で考えよう
dongurimoti この人が時折観測気球を上げることはライブを聞いて知っていたから、これもそうだろうとは思ってた。答え合わせがきてスッキリした。
poco_tin はてな民も単純に引っ掛かるだけじゃなくてツイートの意図を想像した方がよいかと https://twitter.com/himasoraakane/status/1612394985021935616
Yagokoro 生理と出産のハンデが大きいからね。単に不都合な真実って奴
tanuki00187905 これは全く同等の能力を持つ人間が男女の差だけで分けると、生理と言う生理現象という逃れようのない物があるせいで女性の方が不利だと言ってるだけにすぎない。
kiyo_hiko 仮に男女が持つ総能力/総熱量がそれぞれ100で等価ならば、それを繁殖機構に費やす性の方が繁殖以外で不利ってのはありえる。例えば産めば産むほどバカになる鳥はいる https://gigazine.net/news/20221227-bird-get-stupider-more-babies/
technocutzero まーたはてブの悪い所が出てるよ
snow8-yuki 連ツイの中にある文脈上は女性は平均的に賢く男性の方が平均的にバカの男性差別で、トップオブトップは女性が少ないねっていう女性差別の全方位差別なんだけど女性差別だけ切り抜かれて燃えるところがネットだな。
take_mon 「敵を作る発言」ではあるけど統計的なロジックとしては正しい。だってこれ、言い方変えてるけど同じ内容のことは女性側もよく言ってるでしょう。男に言われたらムカつく、というのはまた別問題。
yatimasan 生理をハンデとしてアファーマティブを正当化する理路ははてブでも時々見る気がするけど。こんなに叩かれてるの意外だわ。整合性とれてるか?
telegnosis 暇空はあなたがたのその反応も織り込み済みですよ。何釣られてるんですかブコメの皆さん。
golotan これはそれほど間違っていないのでは。持病持ちとか障害で反論した気になってるブコメもあるけど、それらは男性固有のハンデなんですか? ただ、裏付けに乏しいという指摘だけは正しい
will_in_hiki 社会を変えるなら実行力のある裁判や行政手続き。暇空氏がどれだけ女性を侮辱してもコラボの不正会計が正しくなる訳でもない。そして暇空氏は行政手続や裁判でこういう話題を出さない分別はある
xll 実際、これはそれなりに正しそうだと思うんですけど、感情で反論してる人多すぎませんか? 男性の性欲との比較はまあまあだと思いますけど、やはりその日付近の体調が悪くなる生理はかなりデバフだと思いますね。
noseld 流れ理解せずに叩いてる人いるから補足すると、これ将棋プロに女性がいない件について反応した連ツイの1つ。平均は女性のほうが高いけどトッププロのような極限同士の戦いだと生理がハンデになるのではって主張ね。
amebacore 知能までいかないにしても、一理あると思うけどな…。これに反論するまともなソースがあるならぜひ読みたい。/これが違うと言うのなら生理はハンデとして扱ってはいけなくなる気がした。
preciar これはただの事実。だから、欧米のパワーエリートはピルを使うのが当たり前だし、片頭痛持ちは予防薬を使う。自分の不利を受け入れることも出来ない甘ったれに、問題解決など任せられるわけがない
zuiji_zuisho 向こうは組織としての適切さとか税金を貰うに値する人格かとかも見られるけど、俺は別にこの程度言っても裁判にも監査にも影響ないし。まで考えたうえで言ってそうな気もする。
nona_aik 身体の構造的に能力が十全に発揮できない期間が月に数日間あるのはディスアドバンテージである、という話に対して「ネトゲにハマっても同じことだろ!」はさすがに話が噛み合ってない。
mouseion そういやツイフェミさんは全く注目しなかったけど昔映画化もした青ブタってアニメで主人公が同級生の女の子があまりにイライラするから“生理か?”とか“便秘か?”って嗜めてたな。あれ事実だからだったんかな。
悪いことは悪いとはっきり言うべきで、それが出来ず詭弁を並べる態度はColaboの不正云々の範囲を逸脱し、党派性による過剰な忖度と擁護でしかない
22/7(ナナニジ)のFC入ったりメンバーの個人チャンネルに入ったりシングルはなんだかんだ毎回10枚くらい買ってるオタクだけど、
本当に運営と1期生(先輩メンバー)のやる気がなくて2期生(新メンバー)が可愛そうだと思っています。
22/7(ナナニジ)の運営がやる気ないのはYouTubeに行って
9th(曇り空の向こうは晴れている)と10th(神様だって決められない)シングルのPV眺めてくるだけで1発で理解できると思います。
10thって所謂節目の記念シングルだと思うしここまで手抜き感あるものを出すアニメキャラPVってそうそう無いだろ…という。
(曇り空も歌詞とPVにシンクロする要素が無いので、2ndシングルのシャンプーの匂いがした、3rdの理解者とかの方がPVとして出来がいい事も泣ける)
他にも計算中しかキャラクターを動かしてないので最早キャラクターって居る意味あるのか?とか正直思わざるを得なかったり、
FC内の推しメンバーボイスが数年変わらない&2期生のボイスが加入してそろそろ1年なろうかっていうのに実装されないとか、
言い出せばきりが無いので一旦終了。
問題はそんなやる気のない運営に長年飼いならされた1期生(メンバー数人を除く)達なんですよね。
アイドルとしてそれでいいのか?
自分の個人番組の公式アカウントが行う月1の告知ツイートを非公式RTするくらいで、
おはようおやすみツイート(画像付き)だったり日常ツイートを乗せてるメンバーがほぼいない。
2期生達は朝から晩までTwitterでワイワイしたり画像乗せたりして盛り上げようとしてくれてるので、
その対比が本当に泣けてきます。
でもまぁやる気が無いんじゃなくてSNSをしないタイプのアイドルなんだろうと思っていた時期が私にもあったんですが、
ああこの子達はやる気がないんだと思い至ったエピソードが今年の正月にありました。
それが1月1日にTOKYO MXで21:00〜、BS11で22:30〜という超豪華な枠に1時間使ってやっていた晴れ着番組です。
2期生メンバーがTOKYO MXとBS11の間の22:00~22:30の間にインスタライブやります!と告知してインスタライブをやったにも関わらず、
1期生メンバーがBS11でまだ番組がやってる中ゲリラでインスタライブを始めたんですね。
コメントでBS11でまだ番組やってる事を指摘されても「じゃぁ時間改めるね!」などは言わずに「そうなんだ~」とそのままインスタライブする姿を見て、
ああこの子は自分の番組を把握してないし地方民の事はどうでもいいんだな…と非常に悲しくなりました。
※2期生メンバーはSHOWROOM配信などでも1期生メンバーの個人番組の5分前には配信を終わるいい子達なので余計対比が辛かった
どんな年になるのかわかりませんが、
○ご飯
○調子
・はじめに
1920年のイギリスを舞台に、新人メイドの女の子エリーが主人のアーヴィンが亡くなる夢を見る、彼女は両親が亡くなったときも同じように夢を見たことを思い出し主人の運命を変えるため奮闘するアドベンチャーゲーム。
株式会社オレンジのロマンティックミステリーシリーズの第一弾で、シリーズ間の繋がりとかはないのだけど、せっかくなので一作目から遊んだ。
主人公が女の子で、イケメンに囲まれて、意地悪な令嬢や同僚のメイドもいたりと、割と乙女ゲームな雰囲気もあるものの、大筋としては主人であるアーヴィンの身に巻き起こる様々な苦難を回避しつつ、その犯人を見つけるミステリなお話が主題。
とはいえ、最後の方には恋愛の要素も絡んでおり、オマケ程度かもしれないがキュンとくるやりとりもあった。
両親を亡くし幼いながらもメイドとして働いている主人公のエリー。
そんな生い立ちながら、かなりグイグイ事件に口を出す。
そこはもう少しおとなしくしておいたほうが…… と思わず心配になってしまう程度には事件や屋敷の噂話に興味津々に質問や立ち聞きを繰り返すにが図太い。
性格的にというよりは、ゲームの尺の都合でそうしているようで、本人的には度々反省のシーンが入るのも図太い良い子。
とは言っても、10クリックほど文章を読み進みるとまたシレッと立ち聞き、盗み聞き、遠慮のない質問を繰り返すのが面白かった。
これもゲームの尺の都合もあるのかもしれないが、犯人の自白シーンをスラスラと先回りして要約していく頭の良さが素晴らしい。
特に1920年代の倫理観というか、価値観を踏まえた仕掛けなんかは遊んでいる僕の推測を大きく先回りしていくところは、作者さんの中でエリーが生き生きと動いている証拠のように思えて楽しかった。
また、朝寝坊のシーンが多く、身支度が苦手な描写が多い女性キャラのことをパトレイバーの泉野明以来僕が好きなのも大きいかもしれない。
貴族としての英才教育と、ロンドンの学校での教育を受けていることで、貴族の中でも先進的なものの考え方をしている。
自身の当主としての責任をとても重く捉えており、領民や領地のことを常に考えノブレスオブリージュを掲げる良い貴族としての振る舞いが格好いい。
それでいてまだ学校を卒業したばかりなこともあり、主人公のエリーの図太い捜査や質問にはフランクに答えてくれるところが乙女ゲーしてる感があって良い。
しかし、彼の魅力はなんといっても、周りからすぐ殺されてしまう儚さだろう。
そういうゲームだからと言ってしまえばそれまでだけど、何をするにしても選択肢を間違うと彼が殺されてしまう。
間接的なソレも含めれば主人公以外のほぼ全員に殺される可能性があるとても可哀想な人だ。
別に彼が悪いことをしたわけでは一才なく、貴族としても人間としてもすばらいしい立ち居振る舞いをしているからこそ、
主人公のエリーがアーヴィン様を守るために奮闘する姿に感情移入でき、彼を救うためにゲームをプレイするのが楽しかった。
・ユーインはちょっと苦手だった
そんな冷静なアーヴィン様に対してもう一人の攻略キャラであるユーインは、ちょっと取ってつけた感があったかな。
遺産相続の場に何故か呼ばれた平民で、あまり良い暮らしをしてこず、マナーの知識もなく言動も乱暴なキャラ。
捜査の過程で仲良くなり最終的には結ばれることも出来るものの、3時間ほどのプレイ時間の中に二人の攻略キャラを詰め込むのは無理があった。
アーヴィン様と比べると単純に文量が少ない上に、エリーが何故彼に惹かれたのかがわかるシーンも少なく、ここはゲームの都合を都合として飲み込めずしっくりこなかった。
アーヴィン様の死を夢で知ることから始まり、それを先回りする展開が面白い。
予知という武器があるものの、一足飛びにソレを言っても信用してもらえないので捜査や聞き込みが必要なので、ゲームのプレイ感覚としては割と普通。
しかし予知による先回りが成功することで殺人事件を扱いながら人が死なないことで、加害者の罪が軽く再起の道も示されていて、優しい世界観になっているのが良き。
トリックらしいトリック、謎らしい謎の印象は薄かったものの、証拠品を集めて犯人と対峙するオーソドックスなADVとしての勘所である「指摘する快感」を抑えていて、こういうのでいいんだよこういうので、と納得できた。
・同僚のルイザがウザ可愛い
全体のボリュームとしてはとても少ないものの、同僚の女の子であるルイザは嫌味ったらしいし、かなり酷いことをしてくるんだけど、最終的には憎めないウザ可愛いキャラに感じられた。
ユーインのルートがしっくりこなかったのもあって、ルイザとの百合ルートがあればよかったのになあ、と妄想が羽ばたく。
同じ部屋で毎日寝起きしてるわりに交流が序盤しかないの勿体無いと思うんだよね。
・さいごに
ミステリの部分に関しては無理に気を衒った展開をせずに、物語の彩りとしてそっとやれるだけのことをやっていて、かつ丁寧でそれに自覚的なこういう作風が好きだな。
良い意味で小さくまとまっていて、余白を楽しめるのも好き。
今やすっかり忘れ去られてる話だけど、某Colaboの支援者に、元暴力団のNPO代表がシャブで逮捕されて、内縁の若い女性にもキメさせていた件、
あれは本来であれば自分達フェミニスト(あるいはフェミニズムにシンパシーを感じている人達)こそが一番に批判しなければいけない様な事案だったんだよね。
某映画監督や某写真家の件だってそうだし、自称フェミニストが女性を食い物にする(していた)様な件だって、同様だった。
でも出来なかった。
少なくともアルファフェミニストの大半はスルーするか、申し訳程度の批判的…とも取れる様な曖昧なコメントだけ出して終わり。彼女らに追従する大半のフェミ界隈住民も同様。
よくある批判に「しょうもないオタク絵には全力で怒って燃やすのに、実際の性暴力と性被害にはだんまりなんだなw」というものがあるが、残念ながらそれは現実なのである。
勿論党派性であったり、仲間・身内側にいた人達を批判するのは辛いだろう。気持ちは分かる。でもやらなきゃ駄目なのだ、駄目だったのだ。
これでは党派性とお気持ちで批判の対象や情熱を変えるダブスタであったり、単にオタク(男)イジメしたいだけだろwという低レベルな批判すら否定出来なくなってしまっている。
勿論、比較的無名なフェミ界隈の人間は否定的なコメントを出す事がある、私も実際に出していたが、そうすると身内からお気持ちDMが届くんだよね……
例えば某映画監督の件だと
「あの人は~~~~~~~~(長文)という立派な業績があって、女性差別的なコンテンツにも~~~~~~~(長文)と、批判的な姿勢を常に崩さなかった人である。
一方で被害者とされる女優は~~~~~~~~~(あまりにも女性に対し失礼な言動で書けない)なので、あの人を一方的に批判するのは止めた方が良い」みたいなDMがきたし
某KTB先生や某元ヒスブルの人の様な、女性を得る為にフェミ言動している様な、ある意味暇の奴よりもタチが悪い(一見味方のフリをして中に入り込んで良い思いする様な奴は卑劣)輩に対し
批判的なツイートしてたら、「あの人は~~~~~~~(信者目線の称賛お気持ち長文)なので問題は無いでしょ!」とか、シンプルに「あんな立派な人を批判するなんて!お前はアンフェになったの!?」みたいな罵倒お気持ちDMがきたりして、心底うんざりさせられた。
多分こういうのが続くと、一種の同調圧力もあって、所謂「身内、仲間側の人間」に対して、アリバイ作り程度の批判的なコメントしか出せないんだろうなと痛感した。
当然フェミ界隈の事情なんて知らない外野からしたら、ただのダブスタにしか映らないだろうから、フェミニスト・フェミニズムの概念そのものに対する社会的信頼を損なっているのだろう。
正直、今のフェミアルファが世代交代するなりなんなりで交代して、比較的穏健・中立派が中心になる、アルファになるしか、現状を変える術は無いと思う。
フェミニズムに対する信頼が決定的に損なわれる前に。
それを暇アノンみたいな連中に期待するしか無いのが、何よりも悔しい。
あいつらは我々の敵なのに……
○ご飯
朝:おぞうに。昼:なし。夜:おぞうに。
○調子
○ 探偵撲滅
・はじめに
巷を騒がせている100名近い連続殺人を続行中の八つ裂き公に対抗すべく、優秀な探偵が所属する探偵同盟の中でも選ばれし13人が孤島に集まり検討会を開く。
そこのなぜか探偵としてはまだバイトで駆け出しな主人公が参加することになるが、その孤島は既に八つ裂き公による殺人の舞台になっていた。
理想探偵、外道探偵などのコードネームを持つ優秀な探偵たちの中に八つ裂き公が居るとしか考えられないシチュエーションに、主人公は無能探偵の二つ名を授かり捜査を始めるのだった。
あらすじだけ見るとダンガンロンパフォロワーな感じだが、所謂「新本格ミステリ」の文脈の色が濃く出ている。
西尾維新のアレね。
と一言で終わらせるのは勿体ないので紹介する。
「史上最凶の護衛伊草弟切」
みたいな格好いいけど、別に後々登場する訳ではなく、その時々に味付けのためだけに登場するだけ。
こういうのを格好良いと思う回路が出来ているので格好良いと思った。
(とはいえ、それをやり続けてる西尾維新本人は別格なんだよなあ、零崎はじめてえ……)
・幻想的な描写を交えながらホワイダニットを誘導するような文章を重ねながら物理トリック一本背負い
北山猛邦のアレね。
と一言で終わらせるのは勿体ないので紹介する。
文体ととある特殊設定が相まって、現実と虚構が曖昧になる描写が多い。
その割にハウダニット重視の謎解きが多く、ホワイダニットは最後の最後まで重視されない。
||「よっ! 氷!」||や
||「糸さまー! こっち向いてー!」||や
声援を上げながら楽しくプレイした。
前例のあるトリックだからダメと言っているんじゃなくて、トリックは見せ方であり、それがゲームになることによって斬新…… さは特にないか。
(北山のアレもこの作品も十角館の再放送ではないが、新本格とは根本的にそうだと言っている)
浦賀和宏のアレね。
と一言で終わらせるのは勿体ないので紹介する。
探偵というジャンルがこれを想起させるのか、本質的に物語はそこに行き着くものなのかはわからないけど、そういう問答のシーンが長尺である。
面白い/面白くないは、正直別にどちらとも思わなかったという答えになる。
ただ、割と真っ直ぐな回答なので、シンプルだなあとも思った。
クローズドサークル内の描写がほとんどで、市井の人々の描写が無い点が悪い意味で狭く感じた。
もう少し広いところで議論した方が、具体性をもてて僕のこのみだったかもしれない。
(浦賀のオタク描写のことを、生死感を問答する際に重要な一般的な市井の人々の描写だと思ってるわけではない)
・身も蓋もない展開
矢野龍王のアレね。
と一言で終わらせるのは勿体ないので紹介する。
殺人事件と最後の生死感を問う部分はやりたいことがハッキリしていたのだけど、迷宮を彷徨いデストラップに四苦八苦するところは身も蓋もなかった。
仕掛ける側も、解く側もなんでもありだし、死体がないなら疑うのもベタ中のベタすぎて、はは…… ってなる。
商業的な事情の水増しを感じるが、小説よりは、ゲームの方が複数人制作ということもあって、水増しが納得できなくはないのが、なんとも。
(矢野龍王は水増し力を鯨統一郎から学ぶべきだったんだよなあ、いや水増し力というか、それを批判されても動じない心というか)
関田涙のアレね。
と一言で終わらせるのは勿体ないので紹介する。
ゲームでトイレのシーンがないとかお風呂のシーンがないとか難癖を付けるの嫌いなんだけど、この作品は難癖とかではないです。
というのも、序盤はお風呂やトイレがある場所で休憩しているしそれらを利用する描写がある。
しかも、冒険が進むにつれ気温が上昇しているという描写もあるせいで汗をかく描写も多い。
さらに匂いに関するトリックや、匂いに関する長けた能力を持った人もいるため、体臭を言及するシーンも多い。
こうなると常日頃から、そのような単語で検索してはPixivのブックマークを肥やしている身としては居ても立っても居られない。
(関田涙の蜜の森の凍える女神の凍えるシーンの詳細な描写の二次創作をどれだけ探しても見つけられなかったことを思い出すなあ)
(なお、そのようなジャンルの僕のオススメの作家さんは緑茶みちさんとイソポティラミスさんです)
・さいごに
清涼院流水が好き。
てらいなく、本当に好きなんだよね。
○ご飯
○調子
○ バディミッション BOND
・はじめに
亡き父に憧れヒーローを目指す警官のルークが、相棒となる怪盗のアーロンと出会い、色々な人との絆で本物になっていく熱くて激るADV。
乙女ゲームの祖コーエーのルビーパーティーとニンテンドーの共同開発。
事件捜査を通じて家族や人との絆の掛け替えの無さの気づいていく、特にユーザー層を特定しないシナリオだと僕は感じた。
主人公のルークは真っ直ぐで他人を疑わない性格で、ヒーローを目指して弛まぬ努力を続ける、とても良い子。
しかし、開幕から最後の最後までとにかく彼の心を抉る展開が続く。
物理的な肉体へのダメージだけでなく、親しい人の死と裏切りが何度も繰り返される。
ルークの心が折れてしまうんじゃないかと思う展開が延々と続く。
流石にココからはもう這い上がるだけでしょ、と思わせておいてまだ下がる、と思ってからまだ下がる、といった具合。
特に辛いのが、常にその前に再起できた理由を踏まえて心を折ってくる。
そのため、話が進むにつれてどんどんとルークが最初に持っていったものがこぼれ落ちていく。
最早何もかも失ってもなお、ルークは立ち上がり続ける。
コレがたまらなく熱かった。
凝った言い回しではないが、再起するときに毎回ビシッと格好いいセリフを言って立ち上がるのも素敵。
そんなルークも一人だと非常に弱くナヨっとしているところがある。
毎回毎回再起出来るのは、バディミッションのタイトル通り、バディとなるアーロンの存在がある。
アーロンは、優しいルークとは対照的な乱暴者で、職業もルークが警察官に対して、怪盗という犯罪者。
しかし彼も彼で熱いヒーローへの思いがあり、二人がバディとなり物語が進んでいく。
アーロンがルークを支える展開はもちろん、ルークがアーロンを支える展開も豊富にあり、物語が進めば進むほど二人が分かちがたい相棒になっていく様は熱くてたまらない。
本当に全てを失ってなおヒーロー目指し続けるルークと、それを支えながら自分もそれを目指していくアーロンのバディは、熱血で、燃えて、激る、熱い二人だった。
もう一組の主人公となる、オジさん忍者のモクマと、容姿端麗な詐欺師チェズレイのバディも面白い。
ルークとアーロンがとにかく熱くて火傷しそうなバディなのに対して、こちらはねっとりした展開で溺れてしまいそうなバディだった。
モクマもチェズレイも過去に縛られ続けており、その過去を乗り越えるために互いが互いを利用する奇妙な依存関係を結ぶ。
モクマは自身に相応しい死に場所を見つけるため、チェズレイはそんなモクマの本性が綺麗な自己犠牲ではなく、下衆で身勝手な行いであることを見抜くため、二人は協力しつつ、殺し合いつつ、友好を深めていく。
相棒と言いながらも空きあらば粘質な悪口の言い合いや、暴力の振り合いをしつつ、好きな気持ちも同時に共有しあう。
先のルークとアーロンは相棒を頼る気持ちを真っ直ぐ伝えるのに対して、この二人は婉曲的な表現や展開を好む上に、本音を晒そうとしない。
非常に言語化が難しく作品のあらすじをそのまま書き下すぐらいしか、二人の関係性を上手く説明できない。
そんなどこに着地するかわからない二人の関係が、偽物が本物になっていく全体のストーリーを踏まえながら少しづつ進行していく。
・偽物が本物になる
そんな4人がチームを組んで、巨大犯罪組織が起こす様々な事件に挑んでいく。
ボリュームたっぷりで、メインシナリオが19章、サブシナリオが無数に用意されている。
割合としては少な目だがコメディ色の強い回もありつつ、基本的にはシリアスに4人の主人公たちは事件を捜査する。
一言でまとめるのは良くないのだけど、全体を通じて、本物と偽物の対比が繰り返されていたように感じた。
本物は善きこと、偽物は悪いという単純な軸の話じゃなく、偽物かもしれないけど善きものを目指していけば本物に近づけるみたいな、苦難への向き合い方のエピソードが多かった。
特に4人の主人公の中でも一番目立っているルークに関しては、全てが偽物でありながら、ヒーローを目指すという原初の願いだけで最後の最後まで駆け抜けて、それが色々な人の気持ちを動かしていく展開がたまらなく熱くて面白かった。
・島の人たちの成長も面白い
ここまで4人の主人公たちについて書いてきたけど、それ以外のサブキャラたちも熱いキャラが多い。
ミカグラ島という島国が舞台なのだけど、この島の住人たちも熱い。
物語の当初はただのモブ、ただのシナリオの歯車的なあまり物語の無いキャラに思えるのだけど、サブキャラたちもメインストーリーを通じて何度も何度も登場してくれる。
僕としてはむしろ彼らの活躍こそ、楽しかったし見所だったと感じた。
成長して、最後には彼らとの絆が主人公たちを救う王道なシナリオも本当に激って燃えた。
数えきれないほどにたくさんキャラがいて、公式サイトで紹介されていないぐらいの立ち位置なのに大活躍するキャラが多い。
側近その2ぐらいの立ち位置で登場しながら最後の最後まで活躍するタンゾウ、
カラクリ技術の専門家で好きな女と駆け落ちした男に頭を下げて謝罪できる度量の広さを見せこの行為がかなり大きな契機になる重要人物のガコン、
不良の弟に対してヘタレでビビりな兄という立場ながら巨悪に立ち向かったりとあるピンチを救うことになる成長率No1のヤサオ、
所謂「マスゴミ」的な登場しながら徐々にジャーナリズムに目覚めていくネラーエ・トクダ、
ヒーローショーの司会のお姉さんで作中数少ない恋愛描写を担いつつ苦難な恋の道を歩むことになるココ・デ・オドレイ、
機械義肢整備のプロで双子の妹王美腕に重たい感情を向けられながらも男遊びをやめようとしない王美脚、
・さいごに
30時間ほどのゲームプレイで、事件捜査が主題の作品ながら、このボリュームの大半が4人の主人公の関係性と豊富なサブキャラたちとの交流に割かれていた。
何かのトリックを暴いたり、証言を集めたりすることに文章が割かれていないため、舞台であるミカグラ島で本当に暮らしていたかのような読後感あった。
ご飯やスイーツの描写が多いこともあってプレイしていてお腹が空くのも良き。
乙女ゲームの文脈から生まれたからこそなのか、美少女ゲーム(※ここでいう美少女ゲームは所謂「漫才パート」の繰り返しで構成されているそれを指している)やミステリゲームの文脈かた生まれたゲームばかりしている僕にはかなり新鮮だった。
街とか428をより広くして浅くした感じかも……?(ここ適当書いてる)
ゲーム本編はミカグラ島を巡るストーリーとしては完結しているものの、主人公4人がまた別の土地で事件捜査を行えばどれだけでも成立するタイプだと思うので、延々と続編が出続けてほしい。
どうも、ドラマCDで展開が続いているらしいのでそこも要チェックしたい。
熱くて手に汗握るたぎりが止まらない熱血さが、キャラクタの関係性に豊富な文量を差すことで実感を持って味わえる面白い作品だった。
最初に断っておくとこれはどちらの陣営を揶揄・批判・擁護するものではありません。
例の団体に限らず左派は裁判やら記者会見やらネット工作(笑)やらでブルージャパンしてキャンセルカルチャーを批判対象に対して行っていた。
実際にそれは有効で、近年でも左派・フェミ界隈に対し批判的な言説を行っていた人物がお手紙でその地位から引きずり降ろされ
社会的地位と収入を奪われ弱者男性へと転落していった事は記憶に新しい。
実際に必殺・キャンセルカルチャーを繰り出す前にも、お得意のネトウヨ差別者レッテル貼りの連呼で
批判者を「こいつは社会正義に反しているからこいつの言動には価値が無い」という流れに持っていき、黙らせていた例は枚挙に暇がない。
もちろん一企業などの「そもそも反撃出来ない、し辛い」対象を選んで攻撃、悪く言えば殴りやすい相手を選んで殴っていたのが、今までの左派リベラルのやり方だ。
勿論批判者である左派は「正義の人」なので、キャンセルカルチャーに対する批判はアンチの悪質な嫌がらせとして一蹴していた。
そのやり方を多方面にし続け、ヘイトと恨みを青田買いした結果の先に、暇空という「キャンセルされる社会的地位も名誉も無いが資金力(戦闘力)がある」
本来であれば左派にいそうな無敵の人(社会的に)を産んでしまった。
彼は元より左派が自称している「正義の人、存在」でも無いので、彼をいくら悪魔化した所であまり効果が無く、逆に批判する言動の汚さが中立的な立場からも嫌厭される始末だ。
(恐らく氏の発信力が失墜するには、ここでは書けないレベルの「痛い腹」や所謂下のスキャンダルが無いといけないが、今の所は見えて来ていない)
目的はともかく手段は正しい彼の手法は、言ってしまえば今まで左派リベラルがやっていた「合法的な嫌がらせ」をパターナリズムして模倣している様にも思える。
虚実ないまぜの問題をぶちあげ世間へアジテーターしていく様は、一昔前の「ヘイトスピーチへのカウンター」活動を見ているかの様だった。
しかし暇空は左派リベラル的には「男でオタク」という倒すべき悪であり、世間からも同情されにくい属性を持っている。
対する左派リベラルは「女性」を押し出し、女性の弱者性を盾にして少々の批判や矛盾をさばいてきた。
「これは女性差別です!」というヤツだ。実質社会的強者である女性が使える最強の盾である。
恐らくColabo側には女性の盾がある限り、世間からの同情も買いやすく完全勝利とは到底いかないだろう。
だがしかし、左派に批判的な者が左派の手法を模倣して暇空という無敵の人を排出した様に、今後はアンチ左派・フェミ界隈に対するカウンターとしての存在が生まれる日も遠くないであろう。
即ち、左派やフェミニズム言論に否定的で、キャンセルされる社会的立場も無く、拡散力が高く自前で資金を調達出来る能力のある「若い女性」である。
(個人的にはV界隈に候補者がいるのでは無いかと思う、何故なら彼女らの収入と社会的地位は所謂オタク文化の興亡と直結するからだ)
勿論彼女らのバックには「男」がいるのだが、女性を全面に押し出し最強の女性の盾を使うというのは左派の常套手段である。
左派アンチも馬鹿では無いので、この手法を模倣する日は遠くない。
過去に強引だったり傍若無人な振る舞いで成功した体験があると、そのやり方がいつでもどこでも通用すると思い込んで結果的に大目玉を食らうパターン、最近めちゃくちゃ増えてる様に思う
自分も過去同じ様に他人の気持ちを考えずに行動し続けて失敗した
ああいう時って「これぐらいやっても相手や世間は許してくれるだろう病」と「絶対にごめんなさいが言えない病」の両方に罹った状態なんだよな
話し合いで妥協とかして自分に保険を一切掛けない、あるいは保険を掛けたと自分では思い込んでるけど実際には全然保険になってない、はっきり言ってアホだよな
勝てば官軍負ければ賊軍とか言うけど、10回勝っても1回負けると今までの勝ちで積み上げた物が一瞬で消し飛ぶぐらいとんでもない不利益を被るのが今の社会だから賊軍になった瞬間に全てを失うんだよな
そしてその失う物は調子に乗れば乗る程増えていく
でも成功してる内はそんな事微塵も考えないし、自分が負けるなんて想像もしてないから変な万能感に支配されて自分がチキンレースしてる自覚すら無くなっていく
○ご飯
朝:クラッカー。チーズ。昼:ドリトス。夜:ウインナー、ニンジン、大根、茄子のおでん。天かす梅干しうどん。
○調子
むきゅーはややー。じゅうれんきゅうーの3日目。
・はじめに
亡くなった父親からの奇妙な手紙を受け取ったことから、恋愛、SF、歴史、バトルなどなどの様々な展開が繰り広げられる大作ADV。
言わずと知れた名作中の名作で、本歌取り的な作品も数多いる。その中でも売れに売れたシュタインズゲートで有名なMAGES.がフルリメイクをしたニンテンドースイッチのバージョンをプレイした。
すごかった。
ものすごい大ボリュームな上に、恋愛もの、SFもの、歴史もの、バトルものなどなどジャンルが根底から違う作風に変わっていくので、読んでて飽きない。
それでいて家族愛というわかりやすいテーマが常にビシッと筋を通しているため、物語が散漫になっていないのがすごく良かった。
・A.D.M.Sが楽しい
そこにセーブポイント配置(ゲームの進行で増加するが極めて少ない)の仕組みと、
物語の筋と一切関係のない独立したアイテムスロットが融合したゲームシステム。
あるアイテムでスロットを埋めた状態で、フローチャートを巻き戻すと、そのアイテムを持ち越してその場面を遊ぶことができる。
ヒロインAを攻略していくとあるアイテムが必要で先に進めないので一旦セーブポイントを作り、別のヒロインBを攻略してそのアイテムを入手、そしてセーブポイントへ巻き戻るとそのアイテムが手元にあるのでヒロインAの物語が先に進み。
クリアした今になってはこうやって端的に説明できるのだが、正直かなりの時間苦戦させられた。
というのも、ゲームシステム的にはそうかもしれないけど、物語的にはセーブポイントへの巻き戻りは肉体的移動というよりは精神的な移動だと解釈していた。
(作中、時系列では未来の肉体的痛みを、その加害者が加害を加える前に言及するくだりがいくつかあるが、これは洒落た言い回し的なもので実体は伴っていないと僕は解釈していた)
そのため、セーブポイントをロードした際にアイテムが持ち越せると言うのが全くピンと来ておらず、あくまで主人公の意識だけが過去へ巻き戻るないしは未来へ進む以上、その主人公の意識の中で立てられたフラグを持ち越して攻略するものと思い込んでいた。
恥ずかしながら、総プレイ時間30数時間中、最初の5〜6時間はその勘違いをしていた。
それに気づいてからは、アイテム入手ポイントの手前にセーブポイントを設置する癖を付けることで効率的にプレイが出来るようになり楽しめた。
自由に巻き戻れず自分が設置した任意のセーブポイントしか使えない仕組み、ロードするとそのセーブポイントが消える仕組み、セーブポイントが数個しか作れないなか四苦八苦する感覚は、今までADVで感じたことのない「やりくり」感が楽しめた。
ゲームシステムとゲームシナリオが融合している、みたいな表現をしている人もいるようだけど、残念ながら僕は肉体的移動なのか精神的移動なのかという点で躓いてしまったせいで、システムとシナリオが分離していると感じてしまった。
(アイテムスロットは因果の影響を受けない、的な説明があれば違ったのかなあ)
僕が個人的に躓いたことを差っ引けば、やりくりする楽しさが味わえた楽しいシステムだった。
・年上ヒロインが沢山いる
マザコンと他称される主人公が操作キャラ故なのか、年上のキャラがやたらと多い。
メインヒロイン5人中4人が年上で、1人は同い年。年下が1人もいない構造は責めてるなあ。
5人(プラスアルファ)いるヒロインの中で、僕が気に入ったのは美月さん。
物語開始前に主人公の童貞を食っており、開始時点では少し疎遠になっているものの、お互いまだ好きの気持ちがあり、未練たらたら羽賀健二と言う微妙な関係。
基本的にヒロインたちには性的には積極的に攻める主人公だが、彼女に対しては童貞卒業の相手だったこともあるのか、わりとタジタジな上に、エッチの先制攻撃を喰らう場面もあったりする。
勿論、エッチなだけでなく、悲恋を内に抱えながら主人公に逃げの恋愛をするという複雑な心境も見どころ。
主人公のことが好きなことと同時に、別の好きになってはいけない人を好きになっている複雑さ。
悲恋の相手がラスボスってのがまた話をややこしくさせ、そりゃまあこんな設定なので、割とことあるごとに裏切る。
そして、とにかく悲劇が多い。
物語の設定的にも彼女は死が強く運命付けられているという設定で、自身のルートで死が不可避な悲劇だけでなく、サブキャラとして他のヒロインのルートで登場した時も散々な扱いを受ける。
更に5人いるヒロインの内、3人にはゲームクリア後のおまけラブラブパートがある。
ラブラブパートがない美月さん以外のもう1人は恋愛まで発展しない打算と駆け引きのキャラであることを考慮すると、何故にこうも不憫なのか。
そしてどうして僕は今日も不憫なキャラを好きになり、やれファンディスクで補完はよ! だのと、のたまい続けるのか。もう2022年も終わるのに。
所謂綾波レイ的な無口でありつつ、所謂カヲル君的な意味深な言動もする転校生キャラの神奈ちゃん。
「ふむふむ、発表の年代的にも綾波レイとカヲル君を意識したにしては結構早…… 見た目と第一印象だけだな!」と心の内で手のひら返しをしてしまった。
というのも、神奈ちゃんは無口で大人しい子なのだけど、実は実年齢が相当上(40代後半?)で、それでいながらお金を稼ぐ手段を売春しか知らず、それを見かねた主人公の父親から資金援助を受けている、にも関わらず肉体的精神的な寂しさから売春をやめられないのだ。
やめられないのだ、って言われても、お、おう、ってなるね。
そんな設定が、ぶっちゃけ特に物語の大事な要素になっていないのも中々。
どうも彼女のストーリーは若干尻ギレとんぼなところがあり、実は彼女と主人公の関係はこうでないか? と推測できるいくつかの伏線や、だからこそああいうシーンがある、みたいな部分が多い。
もしかすると、この売春をやめれない設定も、その辺りの未回収伏線と密接な…… いやないな。
なんにしろ文章だけでサラッとこういう設定が開示され、主人公も割と気にしていないのが面白い。
・父と子の物語
ヒロインたちの魅力を書いたが、この作品の根底にあり、何度も繰り返されるのは家族愛。
このゲームは二部構成になっており、一部である現代編では主人公と父親の関係が主になっている。
ヒロインたちを攻略する中で何度も何度も死んだ父親との回想シーンが挟まり、そこで得た教訓が救いになる。
長大なボリュームで様々なシチュエーションで繰り返される主人公の苦難は、逆説的に一部での主人公の父親が見せる飄々とした態度の裏側を感じさせ、親もただの人、と言ってしまうと陳腐だろうか。
そして、最後の最後には娘と力を合わせることで、偉大な父の背中を越えるという、世代を追うことで進歩していく様も良かった。
・エグいシーン多め
今の倫理規定でも大丈夫なんだ…… と驚く程度にはエグいシーンがあり、数も多い。
特に人語を介し見た目も人に羽が生えただけの生物を人と見做さず獣とし、食べるところはエグかった。
作中の設定的にカニバリズムなのかどうかは解釈の余地があるのだけど、見た目的には完全に人肉を食べるシーン。
そうしないとならない理由や葛藤もかなり多めに描かれているため、ただただエグいシーンを入れた訳ではないと思いたいが、ある種唐突でもあったため辛かった。
このキャラこのためだけに居たのか…… と思うとやるせない……
三十数時間と、ADVにしてはかなりボリュームのある作品だった。
しかし、なんというか、言葉を選ばずに言うと、しょうもないギャグシーンがちょっと僕には多く感じた。
しょうもないギャグシーンが嫌いなわけではないし、別に僕がしょうもないと思っているわけでもない。
作中のキャラたちがギャグに対して寸評をするくだりが、くどいのだ。
その中でもとくにギャグが面白くない面白い云々んというやりとりが多すぎた。
会話の入り口で毎回毎回、駄洒落や下ネタから入ること自体は全く気にならないのだが、このギャグについて、面白い/面白くないを議論するくだりが辛かった。
こうなると会話のキャッチボールがどうなろうと、作品の中においてなんの情報も発生しないし、なんなら駄洒落や下ネタが普通にクスッと笑えているのに、延々とこのギャグは面白くなかったという旨のやりとりをされると不毛だし、別にそのキャラがそのギャグをどう受け止めててもいいよ…… と辛かった。
起きている事象は面白くて先が気になるところでも、このやりとりが始まると眠くなってしまい、数度寝落ちしてしまうこともあった。
・ラストシーンが素晴らしい
未回収の伏線が無いとは言わないけれど、大枠としては綺麗にまとまっている。
この手の物語は「最初」と「最後」が上手く繋がってこそなんだけど、そこがもうバッチリと決まっていて、読んでてそこに辿り着いた時には万感の思いだった。
悲しくもあり、嬉しくもある、一方に偏らない感情を抱きながら最後に至れるのは本当に素晴らしい。
所謂「ここまでの試行錯誤も込みで大事だったのだ」みたいな展開を期待してたんだけど、そこまでの風呂敷は畳まれなかった、ある種狭く閉じたエンディング。
なんだけど、ファンサービスとして、エッチなオマケシナリオが読めるのも、余韻がぶち壊しな気もするが良き。
特に神奈ちゃんが売春を辞めたはいいけど、今度は公園でお外でにノリノリになって準備を始めるくだりは、なんらかの依存症を疑ってしまう気もした。
・さいごに
フォロワーが多くいるのも納得の名作だった。
時間を巻き戻って困難に立ち向かう、という主題をゲーム化することで、繰り返し遊べるゲームのシステムと物語を融合させている。
勿論、このゲームがそれの初出というわけではないだろうし、これより後のよりブラッシュアップされた作品も多くあると思う。
けれど、そういった歴史的な意義以上に、
年上ヒロインたちの魅力、
不変的な家族愛の素晴らしさ、
エグいシーンだからこそ生まれる辛さとそれが昇華していくラストシーンなど、
壮大で大河的な物語をプレイし終えた後の余韻が素晴らしく、当分の間、寝るときに彼らのことに思いを馳せることになりそうだ。
これで菅野ひろゆきさんのゲームで現行機で遊べるのは全部遊んだと思う。(デザイア、EVEのバーストエラー、コレ)