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はてなキーワード: 裁量とは

2021-04-26

anond:20210423234432

自分ゴリゴリコーディングして、とか案件定義して、とかがやりたいならSIer大手は行ったらあかんところや。

足並み揃えた教育、少しずつ難易度が上がっていく仕事と増えて行く裁量責任

金太郎飴みたいに「それなりに使える」みたいな人を量産するための場所だ。

ITを突き詰めたい、ずっとコーディングしていたい、というのであれば今すぐベンチャーなり何なり

人数の少ないところに転職すべきだと思う。もしくは仕事関係ないところで勉強会とか参加しろ

SIerで在籍している間だけ高速道路を降りて幹線道路を走っていると思え。

ちなみに俺はもうコーディングで食っていけるとは微塵も思ってなくてその道からは外れた。

自分ではすごいプログラマーにはなれないし、なりたいわけではないと悟ったからだ。

そう思えたのは実際にどう頑張ってもかなわないと思う人が身近にいたからだ。

安定はしてると思うけど、自分の腕に自信がある、腕を磨きたいと思うなら転職したほうがいいと思うぞ。

2021-04-25

anond:20210425231316

節税は認められた手段税金を安くするからいいんやで。

また、ベースを高めにして、節税誘導するというのも政策手段新自由主義はそういう政府裁量が良くないんだ!ということで、節税の項目ををなくしてベースを安くしたが、案の定溜め込まれまくって景気を落とした。

何も使わず節税ってのはまずないからな。

だめなのは脱税

2021-04-24

anond:20210423234432

プログラム書きたくて大手SIerにいくのは完全に職種選択ミスでは?

医者になりたいって人が介護士になるようなものですよ…

大手SIer基本的に自社でプログラム書かずに下請け仕事を回すのでやるのは要件定義とか仕様書設計書のチェックだったりスケジュール管理です

なので文系でもできる仕事になっています

プログラム書きたいのであればGAFAに入りましょう

ちゃんとした組織構造プロジェクトが正しくまわっているチームで開発するためには安定した収益と余裕のある経営必要です

外資系利益があがっているGAFAであれば高い給料精神的な安定もありつつ最高のチームメンバーの中で開発に集中する事ができます

とは言ってもそんな能力もない場合国内の有名サービス系の会社に入りましょう

安定した収益構造確立している有名サービス系の会社では、そこまで給料は高くないですがあまり異常者のいない環境でそこそこ無茶ぶりをされない開発ができます

ただし開発環境的にはあまりよろしくなく、出社を強制されたり狭い執務室に詰め込まれたりしま

その他にも安定している現状を壊すような事は許されず最先端モダン技術はあまり取り入れられない傾向にあります

そんな能力もない場合会社のメイン事業とは別で自社サービス開発をやってるような会社に入りましょう

メイン事業収益を上げており自社サービス投資段階の所が多く利益固執しないため無理のないスケジュールチャレンジングな開発ができるでしょう

ただし給料普通でチームメンバーも有名な人はほぼいないでしょう

異常者が紛れている事も多く、人の入れ替えも激しくプロジェクトとしては破綻している可能性があります

周りに頼らず自分プロジェクトを進めていく気概を持ってないときびしいです

そんな能力もない場合は駆け出しベンチャー系のサービス開発会社に入りましょう

開発したサービスでの即時収益化または売上の倍増等の無茶な目標を達成するためにスケジュール破滅した環境自由な開発ができるでしょう

安定稼動や保守等を度外視した速度が優先される環境のため開発における裁量は貰えます責任も一緒についってくるので問題が発生したら自分解決する必要があります

またチームメンバーはほぼ異常者で安定した収益がない環境なので給料はそれほど望めません

そんな能力もない場合下請け系のSIerに入りましょう

基本的に雑な要件けが降ってくるので自分要件を整理し開発して納品までしなければいけません

プロジェクトの開発フローは間違っていてスケジュール適当になっているので間違いを指摘して正しい方向へ自分で持っていく必要があります

給料は低くチームメンバーのやる気は死んでるので技術思考だと孤立する事になります

基本的給料的な安定と技術的なチャレンジ反比例しま

安定した給料は安定した収益構造サービスを持つ企業しかあ望めず、安定した収益構造サービスを持つ企業収益に影響がありそうなチャレンジを許容しません

安定した給料会社狭き門のため異常者は少ないですが給料が安くなるにつれ異常者も増えていきます

2021-04-22

anond:20210422102133

権利者が許せば許されるし

誰を許すかは権利者の裁量ってだけだと思うんだけど

権利者が任意に決めて良い部分に対して自分と同じ判断しないかダメ

みたいに言う人多いね

2021-04-20

anond:20210420111028

ヒトは動物

子供をどう育てるかは親に大きな裁量がある

他人の子供に口出ししたいなら口出しできる金を出せ

カネを出さないで口だけ出すやつはゴミ

ゴミ死ね

2021-04-19

20・50・80問題

うちの学生課で問題になってるんだが

5080問題ならぬ205080問題

具体的には80の祖父母介護に親世代だけじゃ手が回らなくて孫が金銭時間的な介入をする

結果学習の質も就職先も絞られて最悪途中で休学から自主退学コンボキメる

奨学金学費をみる事が出来ても環境を整えるのはまた別なんだがそこは家族捨てて寮で無関係ゾーン作るとかしないとだから

増田ネットでは深刻な話題になってないのは

大体そういうのって両親や家族仲最悪で没交渉なのである意味自由ってことだから

貯金だろうが結婚恋愛だろうがなんでも自分裁量しか考えなくていいからって言うのもあるんだろうな

2021-04-09

喪女プログラミングスクール行って彼女が出来た話など

すみません長過ぎて削れちゃったので再編集版です。

プログラミングスクールは良くないって話が多いので、人それぞれだよねっていうのと、何もやらないよりは何かしらあるんじゃないかなっていうお話です。

フィクションのつもりで聞いてください。


私は地方で育ち、地元女子中・女子高・駅弁大学卒業し、地元とあるテーマパーク就職しました。

比較的なんとなく生きてきたので、仕事って大変そうだからせめて面白そうな職場を選ぼう、くらいの気持ちでしたがすぐに辞めたくなりました。

toC接客、屋外での勤務、立ちっぱなし、友達休みが合わない、覚える事が多い、職場僻地ダンサーチームの揉め事仲裁契約社員組みから嫉妬大学生組の惚れた腫れた、田舎特有の異様なゲストの図々しさ・馴れ馴れしさ、どれも好きじゃないやつでした。

まあゲストイラつく事があっても、それはしょうがないと思ってます仕事から

でもスタッフも、とにかく感情で生きてる人間が多すぎます。私よりずっと大人なのに。

華やかな表舞台とは裏腹に仕事はそこそこハードで、給料の水準も高いとは言えない環境のため、人の出入りが激しく、トラブルを起こしたり、恨み辛みを吐きながら辞めて行く人が多いのもメンタルにきました。

最初に威勢のいい人ほどすぐ腹を立てて辞めていくので、個人的に警戒して距離をとるようにしていました。

理想現実ギャップが大きいからなのか、彼らの自己評価が高いからなのかわかりませんが、もしかしたら私のように、ドライ仕事しんどいものだと思ってる方が、色々受け入れられるのかもしれません。

そんなこんなで2年ほど勤めましたが、最後まで職場にも業務にも慣れる事もなく、花形着ぐるみポジションが空いた事によるダンサーチームの派閥争いの激化に伴って私の神経も擦り切れ、半ば衝動的に仕事を辞めてしまったのでした。


実家に住んでいたので、しばらくはニートしながら次に何をするか考える予定でした。

しかしそんな折、東京に住んでいる祖母怪我をしてしまい、介護を要する状態になってしまいました。

私は昔から祖母が大好きだったので、喜んで同居と介護の役目を担うことにしました。

祖母とは小学校低学年くらいまで同居していた期間があり、その頃から私の唯一の理解者でした。

私が真面目で、冷めていて、興味を惹かれると他のことが目に入らなくなって、

自分のペースで物事を進めたくて、少し融通が効かずに周りの子達と馴染めなかった頃、

その事に両親はお手上げで「みんなと同じように」「普通に」「お願いだから」としか言わなかった頃、

あなたちょっとだけ人より心が大人なんだよ。それでいいんだよ。賢くて真面目なあなたが好きだよ。

もも疲れたら、周りの子たちと同じくらいには、いい加減で、だらけて、失敗してもいいんだよ」

と、声をかけ、私が「もう大丈夫」と言うまで何十分でも抱っこしてくれた祖母

祖母のその言葉と、帰ったら祖母が家にいるという安心感で、私は少しずつクラスメイト達と打ち解け、誰かに心を許したり、自分が失敗することも他の人が失敗することも許せるようになっていったのでした。

東京には別の親戚もいたのですが、ペーパードライバーで頻繁に祖母病院に連れて行くのが難しかったり、仕事の都合だったりで他に候補者もいなかったので、私の立候補には関係者みな渡りに船という感じでした。

母に「おばあちゃんが好きってだけではできないよ。よくわかってないんじゃない?」とも言われたけど、私は祖母に関する事ならちゃん理解たかったし、自分想像が及んでいない事があるなら、それも知りたかった。

介護はまあ大変だったのですが、意外と祖母が元気で、怪我の経過も芳しく、家の中の生活においては一人で出来る事が多かったのもあり、私は徐々に暇になっていったのでした。

美術館博物館が昔から好きで、最初は狂ったように行っていたのですが、お金もそんなにないし、周りに友達もいないので、やや時間を持て余すようになってしまいました。

そこで、一念発起して、噂に名高いエンジニアとやらになろうと思いたち、プログラミングスクールを探し始めました。

テーマパークで働いていた私からしたら、エアコンの効いた部屋で座って作業できて、toC接客をしなくてよくて、給料が高い(らしい)なんて夢の職業だと思っていたのです。

東京での普段淡白ながら、楽しみ方の選択肢がとても多い生活も肌に合っていて、祖母介護を終えても田舎には帰りたくなかったので、こっちで就職して帰らなくていい理由を作りたかった、というのもありました。


色々調べて、とあるオンラインがメインのプログラミングスクールに決めました。

祖母の家が都内とはいえ西の方で、交通費も出ないのに電車都心に通うのは厳しかったのと、祖母用事が最優先なので時間の都合がつけやすいようにと、グループでやる課題とかがきっと向いてないだろうなと思ったからです。

(今になって思えば、git実践的な使い方に慣れられるし、どうせ働き始めたらチームでやるんだからグループ作業経験しておくのをおすすめしたい)

ニート期間が短かかったので貯金があまり減っておらずなんとか料金を捻出できたのですが、貯金はなくなりました。

プログラミングスクールでは、まず卒業後どういう職種や働き方を希望するかを聞かれ、それにはどんなスキル必要説明を受けながらカリキュラムを決めていきました。

授業は、エンジニア経験のある人とskypeを使ってマンツーマンで、テキストを進めたり、課題をチェックしてもらったり、デバッグを手伝ってもらったり、わからないところを教えてもらったり、実際の開発現場の話を聞いたりしました。

私はなにせ女子校育ちだし、喪女だしで、女性先生が良かったのですが、女性先生は数が少ない上にみなさん大変な人気でなかなか予約が入れられませんでした。

平日の日中に授業を受けられるので、働きながらの人よりはずいぶん有利な立場にはあったはずなのですが、できれば同じ先生にずっと見てもらいたいと考えると、なかなか厳しい状況でした。

ですが、一人だけ比較的予定が空いている先生がいました。そう、後の彼女である


彼女の予約が空いている理由は1回授業を受けたらすぐにわかりました。

早口だし、自分の言いたい事は最後まで言わないと気が済まないし、アイスブレイク下手くそだし、全然笑わないし、癖なのか10分に1回メガネを拭いてるし、説明が長いし、1回説明した事は完璧理解するはずだと思ってるし、なんか顔が怒ってるし、なんか厳しくて答えをなかなか教えてくれないし。

顔は結構美人なのに、性格きつい人だなあというのが無遠慮な私がもった第一印象でした。

まあでも予約を続けてとれる女性先生は他にいないし、私も生来かなり真面目な性分だし、授業が終わった時のやけに油断してホッとしてる顔がなんかちょっと可愛いし、実力をつけるには問題ないだろうという事で継続して予約を入れる事にしました。

しばらく授業を受ける事で、だんだん彼女の態度は軟化していきました。

プログラムも楽しかったし、彼女については保護猫をだんだんと慣らしていくような面白さもありました。

授業は丁寧だし、彼女フレームワークの細かい内部の挙動や、メソッドオプションなんかにもかなり詳しく、それらの点では優秀な先生だったので、私の心からはいしか懸念も不満も消えていました。

そんなある日、パソコンを買い換えたいと思っている話をしたら、意外にも彼女が付き合ってくれる事になりました。

(当時、なんか可愛いという理由で買った、やたらキーピッチのあるVAIOノートパソコン作業していたのですが、色々目が開いてきてMacに乗り換える事にしました)

買い物当日、MacWindowsの違いから丁寧に教えてくれた彼女私服はダサかったのですが、お礼も兼ねて新宿居酒屋に行く事になりました。

主に、Windowsで使ってたツール類のMacでの代替品を教えてもらうつもりだったのですが、いつのまにか梅酒2杯で饒舌になった彼女の身の上話を色々と聞かせてもらっていました。

ゲームが好きでプログラミングに興味をもったこと、

プログラミングが好きでシステムエンジニアになったこと、

新卒SES会社入社して働いていたこと、

同期の中で唯一の女性だったこと、

研修は同期の中で一番成績が良かったこと、

頑張って資格をいっぱいとったこと、

現場で役に立ちたくて色々な提案したこと

いい提案ができるように新しい技術を家でもたくさん勉強したこと

いいシステムを作る為にプロジェクトの良くない点はきちんと指摘したこと

それらを煙たがられて注意を受けたこと、

「女のくせに」って言われたこと、

空気をよめ」って毎日何回も何回も言われたこと、

自分が席を外したタイミングで夕会が行われるようになったこと、

プロパー+αの人だけの飲み会」にチームの中で自分だけ呼ばれてなかったこと、

契約期間を途中で切り上げて退場になったこと、

社内で待機している時、営業に「女でこんなに売れないのお前だけ」って言われたこと、

新卒もどんどん現場に出ていくのに自分は次のプロジェクトが決まらなかったこと、

「とにかく人が足りないから大歓迎です」って言われた案件でもチームの中で1番最初に退場になったこと、

同期で自分以外の全員が主任かPL以上になったこと、

飲み会で同期にそのことをイジられたこと、

男の人が怖くなってしまたこと、

円形脱毛症になってしまたこと、

声が出なくなってしまたこと、

病院に通ったこと、

会社を辞めたこと。

業界が向いてないのは身に染みてわかったけどプログラミングが好きで今の職についたこと、

スクール先生も向いてないのはわかっていること、

授業のリピート率の低さに会社からいつも小言をもらっていること、

SESが辛くて辞めたのに、多くの人が卒業SESに行くプログラミングスクール先生をしているということ、

自分のやってる事が人の為になっているのか信じきれていないこと、

本当はスクール先生じゃなくて開発がしたいこと、

SES以外の社内SEとかで転職を考えたけどどこにも受からないこと、

から人付き合いが苦手なこと、

親戚のおじさんに一人すごく嫌な人がいること、

成績は悪いが愛嬌のある弟ばかり親が可愛がること、

私が授業をリピートしてくれて、すごくすごく嬉しかたこと、

私となら雑談がうまくできて、すごくすごく嬉しかたこと、

私が授業以外で会ってくれて、すごくすごく嬉しかたこと。


「いや、まだそんな重い話を聞く関係じゃないですよw」って途中まではいつ言おうかタイミングを見計ってたけど、とうとう言えずに最後まで聞いてしまった。

気がついたら私は泣いていました。それは気持ちがわかってしまたから。

小学2年の春、誰かに一緒に帰ろうと誘われるまで教室で本を開いて待ち、みんな連れ立って帰ってしまいひとりぼっちになった後、仕方なく開いていた窓を閉め、カーテンを束ねていた、その風景を思い出してしまたから。

ああこの人は祖母出会わなかった私なんだな、と、どうしようもなく理解してしまたから。

私はこの不器用女の子を、放ってはおけなかった。


私が優秀だと彼女評価もあがるかもしれないと思って余計にがんばり、無事卒業を迎える事になりました。

プログラミングスクール卒業生の主な就職先はSESです。(今はわからないけど)

SESについて彼女に色々聞いていたので、客先企業に常駐して、多重下請け上等で、使い捨てで、人売りと呼ばれていて、残業が多くて、無理なスケジュール押し付けられて、仕様変更が頻発して、現場では肩身が狭くて、theITドカタっていうのは知っていました。(今はわからないけど)

でも私はなんでも知りたかった。彼女のことをもっと知る為に、SESについて身を以て知るつもりでした。

同じ時期に卒業を迎えた人の中には、断固SES拒否する人も何人かいました。

下請けじゃなくて上流工程ができて経営が安定していてまったり働ける社内SEか、自由先進的でフットワークが軽くて自社サービスのあるベンチャーがいいのだと。

いやいやいやと、社内SEがそんなにいいものなら、学業が優秀だった人か、SESで優秀だった人から順番に行くでしょうと、

ベンチャーがそんなにいいところなら、すごく優秀な人たちの少数精鋭なんでしょうと。

課題サンプルのプログラムをいくつか作っただけの私たちがどうしてそんなとこにいけるでしょうかと。

修行のつもりでありがたく、いろんな現場業界で実戦経験積めよと、1行でも多く実務でコード書けよと、色んなプロジェクトドキュメントとかプロジェクトマネジメント見て勉強しろよと、SESでもないと逆にそんな機会も無いぞと、そんなことを思っていました。

私の就職先は、2回面接をしただけで、スクール推薦のSES会社にあっさり決まりました。


祖母は、私が平日フルタイムで働いても差し支えない程度まで回復していました。

彼女とは頻繁に連絡をとったり、遊びにいく友人の間柄になりました。

彼女は私の職場についてすごく心配していました。

しかし、実際SESで働いてみると、覚悟していたような環境とは少し違いました。

基本的に自社のリーダーしかさない(プロパーが直接メンバーに指示を出すのはダメらしい)し、スケジュール変更や仕様変更もちょこちょこあるけど、その分の残業代もちゃんと出るし、なんだか全体的にいいところでした。(テーマパーク比較するとなおのこと)

彼女最初に働いた企業が、現場が、時代が、運が、悪かったのだとわかりました。

その事については奥歯が割れるくらい、悔しかった。

でも、「あなたのおかげでエンジニアになれて、人生が変わって、嬉しいよ」って、彼女に伝える事はできました。


数年はそのまま穏やかに、繁忙期には激しく、時が流れていきました。

祖母怪我は完治し、私はそこそこのスキルを身に付け、転職引越し検討し初めていた頃でした。

そんなある日彼女から東京を離れるつもりだという連絡が入りました。

彼女は私の卒業後もスクール先生をしていたのですが、それがあまりうまくいっておらず、だんだんと稼働が下がり、収入も下がり、公共料金生活費も滞納しかかっているような状況だったそうです。

そして、そのことが親御さんに伝わり、帰ってくるように言われたそうです。

私は彼女の唯一の理解者だったので、私が彼女幸せにしようと思いました。

彼女引越し先でのルームシェアと、当面の生活費の負担と、その代わり家事をしてもらう事を提案しました。

すったもんだの末彼女はなんとか承諾してくれました。

しか問題お金です。彼女お金がぜーんぜんないし、私も引越し料金(2人分)とルームシェアできる物件2LDK以上)の敷金礼金・初期費用を払うのは苦しい状況でした。(実家かに頼ると、生活できないならこっちに戻ってこいと言われてしまう)

そもそも転職先が決まらない事には物件を探す事もできません。

折り悪くコロナの影響が、転職市場や私の現職の稼働に影を落とし始め、「やっぱり私実家に帰るよ」などと彼女が言い出して、これはいよいよヤバイなと思い始めた頃、

事態は急転して、なんとお金問題転職問題唐突に片付きます

みなさまPayCareerさんをご存知でしょうか。企業面談するごとに3万円もらえる転職サイトです。

そこで数件のスカウトが届き、多額の臨時収入を得られ、トントン内定複数頂く事ができました。

みなさま是非PayCareerをお使いください。求職者に寄り添うお心をお持ちの採用担当者のみなさまも是非PayCareerをお使いください。

その後物件探しにも散々苦労するのですがなんとか新居が決まり私たちルームシェアを始めることができました。


ある土曜日の晩、ブラックスワンという映画がどんな内容かをよく知らずに、なんともなしに見ていた私と彼女関係は、日曜日未明に友人から恋人に変わりました。

彼女彼女になりました。

私は女子校だったので、女性同士でお付き合いしている人たちを長く近くで見ていた事、彼女過去経験から男性に恐怖心を抱いてしまうこと、ここ数年似たもの同士の2人がお互いを助けあって生きてきた事、要因はいくつもあったと思います

多分お互い、本当のところは男性の事が苦手ないしよくわかっていないだけで、もしかしたら男性と付き合おうと思えば付き合えるのかもしれませんが、この上なく安心できて、優しさを掛け値なしに注ぎあえるパートナーを得られた時、それは問題になりませんでした。

人の寝言って今まで聞く機会がなかったのですが、彼女はすごいはっきりと寝言で喋るので驚いています

私は転職する時に、自社サービスを持っていて、担当者裁量業務委託の採用発注ができる企業を探していました。

条件に該当する企業入社できたので、彼女は今、フリーランスプログラマーとして私と同じ職場で働いています

彼女はとても幸せそうで、私は大満足の日々です。

ということで、喪女プログラミングスクールに行って彼女ができた話などでした。

2021-04-05

車いすユーザー乗車拒否」の話が炎上してる件で思うこと

最初Twitterトレンドの「乗車拒否」をクリックして、何が起きたのかを知った。最初に「乗車拒否にあった」と訴えているらしい車いすユーザーの方を批判する多くのツイートを目にし、元ツイートの方に辿り着いて本人のブログを読んだ。

なるほど。と思った。

何が批判されているのかは、ブログ文章でだいたい把握できた。

でも、何故ここまで批判されるのかは正直わからなかった。

モンスタークレーマーみたいに見えるのは、ちょっとわかる。でも決してそんな横暴な主張をしてるわけではないし、なにより批判している方の叩き方が異常だと思った。なんでそんなに怒っているんだろう、と違和感を感じた。

その後もTwitter彼女ツイートを取り上げ、支持しますと表明している人のツイートに対して、鼻息荒く噛みついている多数のリプを見た。なにこれ、怖い怖い。

車いすユーザーの人から批判的リプがとても多いのが気になる。「こんなのと一緒にされたら困る」と。彼女の発信が、逆に自分たち立場を危うくすると思っているようだ。

この感じ、何なのか。最近話題になったあのワードが、頭の中でリンクした。

彼女は「わきまえない車いすユーザー」として叩かれているのだ、と思った。

彼女批判的な車いすユーザーは、「健常者中心の社会で回りの皆さんに助けてもらって生きさせてもらっている者として、立場をわきまえろ」と言っているのだ。

勿論、彼女批判している健常者も同じことなのだが、なぜ同じ立場にある車いすユーザー彼女を背後からつのかと言ったら、そういうことだ。

それはつまり、「マイノリティ社会権利を訴えたら、ひどいバッシングにあう」からだ。それが怖いから率先して、自分たち権利を訴える代表者を黙らせにかかる。「わきまえて」謙虚暮らしていれば、社会の中で存在していいと認めてもらえる。今以上の権利を主張すると、潰される。自分が発信しなくても、「現状の社会に盾突く存在」だと思われたら攻撃を受けるかもしれないと恐れている。実際、そんなことがずっとこの社会では起きているのだから、そう怯えるのは無理もない。

だが、忌むべきはそういう社会の方であって、声を上げた彼女ではないのだ。

そして、批判している多くの人が誤解をしているように見えるが、彼女問題にしているのは「JR職員対応」ではない。その先にある、「車いすユーザー生活対応しない社会なのだ

ブログ文章を読んで、「対応してくれた熱海駅の駅員さんに対する感謝がない」と感じた人が多いようだ。私も、最初の印象はそうだった。

だが、彼女問題提起しているのはもっと広い視野の話なので、個別対応してくれた駅員さんに対する感謝というのは主旨から外れる。だいたい、ブログに書いていないからといって、彼女が現地で駅員にお礼を述べなかったと決めつけるのもおかしい。

彼女ブログ個人個人の話をしているのではない、「社会」が車いすユーザー権利制限している、という問題について書いているのだ。

勿論、今回の旅行彼女個人的なものであって「権利向上活動」としての目的ではないだろうが、それは関係ない。車いすユーザーであっても健常者と同様に自由公共機関を利用して旅行に行ける社会を、彼女は求めているのだ。

その視点理解できない人が、狭い視野で「個人権利を主張して、駅員に迷惑をかける人」と断じているのが、この炎上案件だと思う。

結果的に、当初小田原駅でははねつけられた彼女要求が現地で通り、熱海駅から駅長以下4名が同行して無人駅来宮駅階段を運んでくれたとのことだが、これを「結果的要求が通ったのにまだ文句言ってる」と批判するのは、あまりに状況がわかっていない。

私も健常者で、バリアフリーに関しては殆ど知識のない人間だが、ブログを読む限り「バリアフリー法によって設備のない駅ではそれ以外で対応する義務がある」となっていても、実運用現場判断まかせによるもので、対応する人によっては「できない」と言われる可能性がある、というのは大問題ではないのか。

たまたま熱海駅駅長がいて対応してくれたが、もしかしたらその日駅長さんが非番だったらそうならなかったのかもしれない。そんな個人裁量まかせでは、車いすユーザーの方は毎回事前予約でしか駅が利用できないことになってしまう。駅長グッジョブとか感謝とか言っている場合ではない。

批判ツイートやリプでは「最初から想定されている不便なら、それ相応の準備をしておくべきだ」という意見が目立った。それはたしかに一理あるように見えるが、社会が抱えている問題を覆い隠すことにしかならない。

私は本件のコラムニストのことを今回初めて知ったので、彼女がどんな半生を送ってきたかろくに知らないが、先天性の病気の方のようなので、普通に生活するだけで健常者には想像もつかないような多くの不便とぶつかってきたんだろうと思う。「出来ないことは我慢する」「他で代替する」なんてことはとっくの昔から繰り返ししてきたはずだ。それを、たまのイベントのように「これがダメならこうしたらよかったのに」と上から目線で言うような人間は、自分想像力の欠如を恥じてほしいものだ。

車いすユーザーの人は、外に出たかったらもっとどんどん公共機関を利用して外出するべきなのだ。もちろん、不安な人は彼女のような思いをしないために事前に準備し、連絡をしていけばよい。車いすで駅を利用する人が減っていけば、今後も駅のバリアフリー化は進まないだろう。ニーズがなければ設備投資はされず、いざという時に人力だけが頼みとなってしまう。駅員さんも危険だし、誰も幸せにならない。

 

コラムニストの方は新聞に取り上げてもらうように動いているようなので、この件が記事になってメディアに出た時、どんな取り上げられ方をするのか、またそれに対してどんな意見が出るのか、引き続き注視したいと思う。

なお、この文章をつらつら書くのに数時間かけてしまい、再びTwitterブログ主のホームを見たら、彼女賛同するツイートに「#わきまえない」「#障害者差別」とあり、やっぱそれよね~~という気持ちになった。

2021-04-04

コロナワクチンの優先順おかしくね? #ここがヘンだよコロナ対策

ワクチン接種のスケジュール、いままでさんざん若者のせいにしてきたのだから若者を先に接種したほうがよくない?

マクロ的には、

若い世代被害リスクが低く加害リスクが高い。勉強労働で活発な現役世代から

高齢者被害リスクが高く加害リスクが低い。

感染症なんだから拡大防止するには加害リスクが高いほう先に接種したほうがよくない?その辺どうなんでしょうか河野さん。

でもまあ政治的には高齢者を優先したいだろうけど。票田だから。こういうところでも若い世代投票しないことの影響が出るんですよ。わかるかいナウなヤングたちよ・・・

それか急がば回れで、むしろ若いほうを優先するとやかましく言われて足引っ張られてかえって進捗が遅くなってしまうので、仕方なく黙らせるために高齢者を優先せざるを得ないのかも知れない。現時点から現実的に最速を目指すための致し方ないステップなのかも知れない。その辺は政治医療現場の高度な判断なので一般市民にはわからないが。


ワクチンのみ」では感染爆発へ 変異株の抑制対策重要 筑波大試算(1/2ページ) - 産経ニュース

https://www.sankei.com/life/news/210402/lif2104020072-n1.html

この記事によると

59歳以下が60歳以上に感染を広げる確率が5とすると

60歳以上が59歳以下に感染を広げる確率になるらしい。

今まで言われていたことが科学的にも裏付けられた形。

あと家庭内感染が多いので、「一人暮らしじゃなく同居人がいる人」を優先したほうが拡大抑制効果が大きいらしい。水回りを共有しているシェアハウスなんかも同じじゃないのかな。さらに言えば飲食店」「夜の街」が散々人身御供にされ殴られて来たのだから、それら業界に優先してワクチン接種できるようにしなきゃ話の筋が通らない。アベコベだ。あと仕事しかたなく県境国境をまたぐような人とか。

しかオペレーションを考えると、優先すべき人の選別作業時間がとられてしまって全体の接種進捗が遅くなったら本末転倒そう。プライバシーもあるし。職業居住状況など、選別のための属性が増えるほど遅くなるだろう。だから最速を目指すにはシンプル居住地域」「年齢」しか分類できないのか。その自治体側にも接種優先順の裁量もあるらしいけど。地域によって医療設備医療従事者も違うし、そういう問題のが大きいか

それならシンプルに「関東大阪宮城など感染拡大地域の59歳~25歳」の辺りを優先したほうがいいと思うけど。25歳の辺りから重症リスクが上がっていくデータがあったから。

つい2年ほど前からはしか風疹無料ワクチン接種が年齢層を指定して実施した実績があるわけだし。麻しんだったっけ。

2021-04-03

コロナワクチンの優先順おかしくね? #ここがヘンだよコロナ対策

ワクチン接種のスケジュール、いままでさんざん若者のせいにしてきたのだから若者を先に接種したほうがよくない?

マクロ的には、

若い世代被害リスクが低く加害リスクが高い。勉強労働で活発な現役世代から

高齢者被害リスクが高く加害リスクが低い。

感染症なんだから拡大防止するには加害リスクが高いほう先に接種したほうがよくない?その辺どうなんでしょうか河野さん。

でもまあ政治的には高齢者を優先したいだろうけど。票田だから。こういうところでも若い世代投票しないことの影響が出るんですよ。わかるかいナウなヤングたちよ・・・

それか急がば回れで、むしろ若いほうを優先するとやかましく言われて足引っ張られてかえって進捗が遅くなってしまうので、仕方なく黙らせるために高齢者を優先せざるを得ないのかも知れない。現時点から現実的に最速を目指すための致し方ないステップなのかも知れない。その辺は政治医療現場の高度な判断なので一般市民にはわからないが。


ワクチンのみ」では感染爆発へ 変異株の抑制対策重要 筑波大試算(1/2ページ) - 産経ニュース

https://www.sankei.com/life/news/210402/lif2104020072-n1.html

この記事によると

59歳以下が60歳以上に感染を広げる確率が5とすると

60歳以上が59歳以下に感染を広げる確率になるらしい。

今まで言われていたことが科学的にも裏付けられた形。

あと家庭内感染が多いので、「一人暮らしじゃなく同居人がいる人」を優先したほうが拡大抑制効果が大きいらしい。水回りを共有しているシェアハウスなんかも同じじゃないのかな。さらに言えば飲食店」「夜の街」が散々人身御供にされ殴られて来たのだから、それら業界に優先してワクチン接種できるようにしなきゃ話の筋が通らない。アベコベだ。あと仕事しかたなく県境国境をまたぐような人とか。

しかオペレーションを考えると、優先すべき人の選別作業時間がとられてしまって全体の接種進捗が遅くなったら本末転倒そう。プライバシーもあるし。職業居住状況など、選別のための属性が増えるほど遅くなるだろう。だから最速を目指すにはシンプル居住地域」「年齢」しか分類できないのか。その自治体側にも接種優先順の裁量もあるらしいけど。地域によって医療設備医療従事者も違うし、そういう問題のが大きいか

それならシンプルに「関東大阪宮城など感染拡大地域の59歳~25歳」の辺りを優先したほうがいいと思うけど。25歳の辺りから重症リスクが上がっていくデータがあったから。

つい2年ほど前からはしか風疹無料ワクチン接種が年齢層を指定して実施した実績があるわけだし。麻しんだったっけ。

追記

あーなるほどブクマ流し読みしてた

https://www3.nhk.or.jp/news/special/coronavirus/vaccine/qa/detail/qa_01.html

Q.ワクチン感染を防ぐためのもの重症化を防ぐためのもの

コロナワクチンで期待される効果は、

発症  〇

重症化 〇

感染  ?

なのね。知らんかった。

「無症状で感染してる人がたくさんいるっぽい」ことは前からわかってるからぶっちゃけみんな感染してるっしょ的な。その前提で考えると「発症重症化する確率が高い人」を先に打ったほうがいいか

感染拡大に抑止効果があるかどうかは未知数なので、そこに期待をかける優先度は低い。

なので「関東大阪宮城など感染拡大地域の60代以上」が優先順の最適解になるのかな。(医療従事者の次の優先順)

・・・ってことは発症重症リスクが低い人間ってワクチン打たなくてもよくない?という気もするが、まあゼロでもないしなあ。若くても重症化する例もあるし。

でも逆に言うと医療従事者が最優先なのは感染拡大防止のほうを期待してるのか?いや違うか、医療従事者の発症重症化によって医療人材の稼働が減ってしまうことを防ぎ、医療崩壊を遠ざけるためか。

サブロク協定を破ってもバレない会社の話【すべてを突破

勤めていた会社がめちゃくちゃブラック企業だった。

私の勤め先はサブロク協定を守りつつ、毎月実質45時間以上残業できるロジックを開発していた。労基が入ってもバレなかった

一般的には9-18時が定時で固定給が払われ、それ以外が残業になる。

45時間に抑えるためには、残業は平均1日2時間、勤務時間は平均9-20時になる計算

一方弊社は裁量労働制採用されており、9-18時の固定給+20時間分のみなし残業代が付く。

この裁量労働制は、「5-22時まで自分裁量で好きな時間働いてよい」というものだ。

もし22-5時の間に働くと、深夜残業代が出る。

  

 

この裁量労働制と深夜残業を使い、実質45時間以上残業させるロジックを作る

「弊社の残業は深夜残業しかありません」というロジックだ(すごい!)

するとびっくり!深夜残業しかカウントしなければ「毎日5-22時+2時間」働けることになる!

この方法でサブロク協定突破し、毎日19時間働ける不夜城が完成した。

労基は何故かスルーした。タイムカードは深夜残業しかカウントしない

残っていく同僚はタフな人ばかりだ

 

 

そんな弊社が大泉洋さんを起用したCMで、 『すべてを突破する。TOPPA!!!TOPPAN』と言っていて、確かにサブロク協定突破してるもんなぁと思ったので、書かせていただきました

似たような会社は多いのでしょうか。これ、どうにかなりませんかね?

2021-04-02

anond:20210331213311

社会人10年目の俺が説明しよう。

新社会人うんぬんの話読んでて、「希望」「ワクワク」みたいなワードが出てくるたびにハッとする

希望もワクワクも存在しないぞ。

新入社員として会社に入った後、1年後くらいに書かされるんだ。

「辛い」とか「忙しい」とか「残業」とかは当然NG

書ける言葉は「楽しい!」「働きやす環境!」「毎日新しいことでいっぱいです(これはギリ採用された」

見栄を張った上で作られる、虚像にすぎない。

社会人10年目になった今、弊社に入ってくる新入社員に向けて書くとしたら…

「弊社は高齢化が進んでいて、若い社員が凄く欲しい」

「孫を見るように可愛がってくれるぞ」

仕事は忙しいぞ」「自分裁量仕事できるから、定時に帰っても(うちの部署は)問題ないぞ」

「毎期、業績目標と結果の話し合いが一番だるい時間無駄な気がしてるぞ」

「毎期、"業務以外のスキルアップ"を書かされるぞ、それが出来た所で給与は上がらんぞ」

「ワクワクしたり希望とかはないが、一応研修は充実してるぞ」

バリバリ働ける自分になりたいなら、相応の努力をしないと無理だぞ」

(俺は何でもズバッと答えられる社会人を目指していたが、

 無理だと気付いても仕事を辞められず7年経った)

「週に2回までならテレワーク可能になったぞ」

うちの会社には、物凄い意欲を持って働いている人が1割ってとこかな。

はー、仕事やる気でねぇ(トイレなう

2021-04-01

なぜ管理職政治家女性がいないのか

ジェンダーギャップ指数120位のニュースを受けて、なんで管理職政治家女性がいないかと言えば、「誰もやりたくない」から

なりたい女性男性が懸命に排除しているわけではない。男性の大多数も政治家管理職は「できればやりたくない」のだ。「やりたくない仕事」を誰に押し付けるかというときに、これまで担ってきた属性の人々が仕方なく担うという結果になる、というだけの話である。当然なことととして、管理職から経営陣になる人も少なくなる。その結果が「男性支配社会」の出来上がりである

女性管理職を3割に引き上げると言っているが、各種調査では管理職希望者は30代女性で1割強で、30代男性でも実は3割程度しかない。管理職に就いている男性の大部分も、長時間労働に加えて、重い責任、上から圧力と下からの不満で、権力自由裁量余地が増えているわけでは全くない。さらに「働き方改革」を受けて、普通労働者長時間労働是正ノルマとなる中で、労働時間規制の枠から外れた管理職に皺寄せが行っている。

政治家も同じ。駅前で辻立ち2時間も絶叫し続けて何かを訴えている国会議員がよくいるが、政治家になったらあれをやらなきゃいけないと思ったら、むしろ政治を真面目に考えている人ほど、特に女性敬遠するのは当たり前である。結果として、周りが一切のお膳立てをしてくれる、男性世襲議員が多くなってしまうことになる。

要は政治家管理職という仕事のもののあり方を改善すべきなのであって、それなしに数値目標の達成だけを頑張ると、多数の女性がのたうち回って苦しむことになり、かえって逆効果になるということ。

テレワークの適切な導入及び実施の推進のためのガイドライン

趣旨労働者情報通信技術を利用して行う事業場外勤務(以下「テレワーク」という。)には、オフィスでの勤務に比べて、働く時間場所を柔軟に活用することが可能であり、通勤時間の短縮及びこれに伴う心身の負担の軽減、仕事に集中できる環境での業務実施による業務効率化につながり、それに伴う時間労働の削減、育児介護仕事の両立の一助となる等、労働者にとって仕事生活調和を図ることが可能となるといったメリットがある。また、使用者にとっても、業務効率化による生産性の向上にも資すること、育児介護等を理由とした労働者の離職の防止や、遠隔地の優秀な人材の確保、オフィスコストの削減等のメリットがある。テレワークは、ウィズコロナポストコロナの「新たな日常」、「新しい生活様式」に対応した働き方であると同時に、働く時間場所を柔軟に活用することのできる働き方として、更なる導入・定着を図ることが重要である。本ガイドラインは、使用者が適切に労務管理を行い、労働者安心して働くことができる良質なテレワークを推進するため、テレワークの導入及び実施に当たり、労務管理を中心に、労使双方にとって留意すべき点、望ましい取組等を明らかにしたものである。本ガイドラインを参考として、労使で十分に話し合いが行われ、良質なテレワークが導入され、定着していくことが期待される。2 テレワーク形態テレワーク形態は、業務を行う場所に応じて、労働者の自宅で行う在宅勤務、労働者の属するメインのオフィス以外に設けられたオフィスを利用するサテライトオフィス勤務、ノートパソコン携帯電話等を活用して臨機応変選択した場所で行うモバイル勤務に分類される。テレワーク形態ごとの特徴として以下の点が挙げられる。① 在宅勤務通勤を要しないことから事業場での勤務の場合通勤に要する時間を柔軟に活用できる。また、例えば育児休業明けの労働者が短時間勤務等と組み合わせて勤務することが可能となること、保育所の近くで働くことが可能となること等から仕事と家庭生活との両立に資する働き方である。② サテライトオフィス勤務自宅の近くや通勤途中の場所等に設けられたサテライトオフィスシェアオフィスコワーキングスペースを含む。)での勤務は、通勤時間を短縮しつつ、在宅勤務やモバイル勤務以上に作業環境の整った場所就労可能な働き方である。③ モバイル勤務労働者自由に働く場所選択できる、外勤における移動時間を利用できる等、働く場所を柔軟にすることで業務効率化を図ることが可能な働き方である。このほか、テレワーク等を活用し、普段オフィスとは異なる場所余暇を楽しみつつ仕事を行う、いわゆる「ワーケーション」についても、情報通信技術を利用して仕事を行う場合には、モバイル勤務、サテライトオフィス勤務の一形態として分類することができる。3 テレワークの導入に際しての留意点(1) テレワークの推進に当たってテレワークの推進は、労使双方にとってプラスものとなるよう、働き方改革の推進の観点にも配意して行うことが有益であり、使用者が適切に労務管理を行い、労働者安心して働くことのできる良質なテレワークとすることが求められる。なお、テレワークを推進するなかで、従来の業務遂行方法労務管理の在り方等について改めて見直しを行うことも、生産性の向上に資するものであり、テレワーク実施する労働者だけでなく、企業にとってもメリットのあるものであるテレワークを円滑かつ適切に、制度として導入し、実施するに当たっては、導入目的対象業務対象となり得る労働者範囲実施場所テレワーク可能日(労働者希望、当番制、頻度等)、申請等の手続費用負担労働時間管理方法中抜け時間の取扱い、通常又は緊急時の連絡方法等について、あらかじめ労使で十分に話し合い、ルールを定めておくことが重要である。(2) テレワーク対象業務例えば、いわゆるエッセンシャルワーカーなどが従事する業務等、その性格テレワーク実施することが難しい業種・職種があると考えられるが、一般テレワーク実施することが難しいと考えられる業種・職種であっても個別業務によっては実施できる場合があり、必ずしもそれまでの業務の在り方を前提にテレワーク対象業務を選定するのではなく、仕事内容の本質的見直しを行うことが有用場合がある。テレワークに向かないと安易結論づけるのではなく、管理職側の意識を変えることや、業務遂行方法見直し検討することが望ましい。なお、オフィスに出勤する労働者のみに業務が偏らないよう、留意することが必要である。(3) テレワーク対象者等テレワークの契機は様々であり、労働者テレワーク希望する場合や、使用者が指示する場合があるが、いずれにしても実際にテレワーク実施するに当たっては、労働者本人の納得の上で、対応を図る必要がある。また、短時間労働者及び有期雇用労働者雇用管理改善等に関する法律平成5年法律第76 号)及び労働者派遣事業の適正な運営の確保及び派遣労働者保護等に関する法律昭和60年法律第88号)に基づき、正規雇用労働者非正規雇用労働者との間で、あらゆる待遇について不合理な待遇差を設けてはならないこととされている。テレワーク対象者を選定するに当たっては、正規雇用労働者非正規雇用労働者といった雇用形態の違いのみを理由としてテレワーク対象から除外することのないよう留意する必要がある。 派遣労働者テレワークを行うに当たっては、厚生労働省ホームページ掲載している「派遣労働者等に係るテレワークに関するQ&A」を参照されたい。 雇用形態にかかわらず、業務等の要因により、企業内でテレワーク実施できる者に偏りが生じてしま場合においては、労働者間で納得感を得られるよう、テレワーク実施する者の優先順位テレワークを行う頻度等について、あらかじめ労使で十分に話し合うことが望ましい。 また、在宅での勤務は生活仕事の線引きが困難になる等の理由から在宅勤務を希望しない労働者について、サテライトオフィス勤務やモバイル勤務を利用することも考えられる。特に新入社員中途採用社員及び異動直後の社員は、業務について上司や同僚等に聞きたいことが多く、不安が大きい場合がある。このため、業務を円滑に進める観点からテレワーク実施に当たっては、コミュニケーションの円滑化に特段の配慮をすることが望ましい。(4) 導入に当たっての望ましい取組テレワークの推進に当たっては、以下のような取組を行うことが望ましい。・ 既存業務見直し点検テレワークをしやすい業種・職種であっても、不必要な押印や署名、対面での会議必須とする、資料を紙で上司説明する等の仕事の進め方がテレワークの導入・実施障壁となっているケースがある。そのため、不必要な押印や署名廃止書類のペーパーレス化、決裁の電子化オンライン会議の導入等が有効である。また、職場内の意識改革をはじめ、業務の進め方の見直しに取り組むことが望ましい。・ 円滑なコミュニケーション円滑に業務遂行する観点からは、働き方が変化する中でも、労働者企業の状況に応じた適切なコミュニケーションを促進するための取組を行うことが望ましい。職場と同様にコミュニケーションを取ることができるソフトウェア導入等も考えられる。・ グループ企業単位等での実施検討職場雰囲気等でテレワーク実施することが難しい場合もあるため、企業トップ経営層がテレワーク必要性を十分に理解し、方針を示すなど企業全体として取り組む必要がある。また、職場での関係取引先との関係により、一個人、一企業のみでテレワークを推進することが困難な場合がある。そのため、グループ企業や、業界単位などを含めたテレワーク実施の呼びかけを行うことも望ましい。4 労務管理上の留意点(1) テレワークにおける人事評価制度テレワークは、非対面の働き方であるため、個々の労働者業務遂行状況や、成果を生み出す過程で発揮される能力を把握しづらい側面があるとの指摘があるが、人事評価は、企業労働者に対してどのような働きを求め、どう処遇に反映するかといった観点から企業がその手法を工夫して、適切に実施することが基本である。例えば、上司は、部下に求める内容や水準等をあらかじめ具体的に示しておくとともに、評価対象間中には、必要に応じてその達成状況について労使共通認識を持つための機会を柔軟に設けることが望ましい。特に行動面や勤務意欲、態度等の情意面を評価する企業は、評価対象となる具体的な行動等の内容や評価方法をあらかじめ見える化し、示すことが望ましい。加えて、人事評価評価者に対しても、非対面の働き方において適正な評価実施できるよう、評価者に対する訓練等の機会を設ける等の工夫が考えられる。また、テレワーク実施している者に対し、時間外、休日又は所定外深夜(以下「時間外等」という。)のメール等に対応しなかったことを理由として不利益な人事評価を行うことは適切な人事評価とはいえない。なお、テレワークを行う場合評価方法を、オフィスでの勤務の場合評価方法区別する際には、誰もがテレワークを行えるようにすることを妨げないように工夫を行うとともに、あらかじめテレワーク選択しようとする労働者に対して当該取扱いの内容を説明することが望ましい。(テレワーク実施頻度が労働者に委ねられている場合などにあっては)テレワーク実施せずにオフィスで勤務していることを理由として、オフィスに出勤している労働者を高く評価すること等も、労働者テレワークを行おうとすることの妨げになるものであり、適切な人事評価とはいえない。(2) テレワークに要する費用負担の取扱いテレワークを行うことによって労働者に過度の負担が生じることは望ましくない。個々の企業ごとの業務内容、物品の貸与状況等により、費用負担の取扱いは様々であるため、労使のどちらがどのように負担するか、また、使用者負担する場合における限度額、労働者使用者費用請求する場合請求方法等については、あらかじめ労使で十分に話し合い、企業ごとの状況に応じたルールを定め、就業規則等において規定しておくことが望ましい。特に労働者情報通信機器作業用品その他の負担をさせる定めをする場合には、当該事項について就業規則規定しなければならないこととされている(労働基準法昭和22年法律第49号)第89条第5号)。在宅勤務に伴い、労働者個人契約した電話回線等を用いて業務を行わせる場合通話料インターネット利用料などの通信費が増加する場合や、労働者の自宅の電気料金等が増加する場合、実際の費用のうち業務に要した実費の金額を在宅勤務の実態(勤務時間等)を踏まえて合理的客観的計算し、支給することも考えられる。なお、在宅勤務に係る費用負担等に関する源泉所得税課税関係については、国税庁作成した「在宅勤務に係る費用負担等に関するFAQ(源泉所得税関係)」(令和3年1月15日)を参照されたい。(3) テレワーク状況下における人材育成テレワークを推進する上で、社内教育等についてもオンライン実施することも有効であるオンラインでの人材育成は、例えば、「他の社員営業の姿を大人数の後輩社員オンラインで見て学ぶ」「動画にしていつでも学べるようにする」等の、オンラインならではの利点を持っているため、その利点を活かす工夫をすることも有用である。このほか、テレワーク実施する際には、新たな機器オンライン会議ツール等を使用する場合があり、一定スキル習得必要となる場合があることから特にテレワークを導入した初期あるいは機材を新規導入したとき等には、必要研修等を行うことも有用である。また、テレワークを行う労働者について、社内教育研修制度に関する定めをする場合には、当該事項について就業規則規定しなければならないこととされている(労働基準法第89条第7号)。(4) テレワーク効果的に実施するための人材育成テレワーク特性を踏まえると、勤務する時間帯や自らの健康に十分に注意を払いつつ、作業能率を勘案して、自律的業務遂行できることがテレワーク効果的な実施に適しており、企業は、各労働者自律的業務遂行できるよう仕事の進め方の工夫や社内教育等によって人材の育成に取り組むことが望ましい。併せて、労働者自律的に働くことができるよう、管理職による適切なマネジメントが行われることが重要であり、テレワーク実施する際にも適切な業務指示ができるようにする等、管理職のマネジメント能力向上に取り組むことも望ましい。例えば、テレワークを行うに当たっては、管理職へのマネジメント研修を行うことや、仕事の進め方として最初に大枠の方針を示す等、部下が自律的仕事を進めることができるような指示の仕方を可能とすること等が考えられる。5 テレワークルール策定と周知(1) 労働基準関係法令適用労働基準法上の労働者については、テレワークを行う場合においても、労働基準法最低賃金法昭和34年法律第137 号)、労働安全衛生法(昭和47年法律第57号)、労働者災害補償保険法(昭和22年法律第50号)等の労働基準関係法令適用される。(2) 就業規則の整備テレワークを円滑に実施するためには、使用者は労使で協議して策定したテレワークルール就業規則に定め、労働者に適切に周知することが望ましい。テレワークを行う場所について、労働者が専らモバイル勤務をする場合や、いわゆる「ワーケーション」の場合など、労働者の都合に合わせて柔軟に選択することができる場合には、使用者許可基準を示した上で、「使用者許可する場所」においてテレワーク可能である旨を定めておくことが考えられる。なお、テレワークを行う場所の如何に関わらず、テレワークを行う労働

2021-03-28

anond:20210328220703

日雇いというか、働く日も実稼働も自分裁量で決められるとこが魅力なんでしょ

anond:20210328095243

上位は学歴が高くて頭がいいので、あなたが思ってるほど他人コントロールされていないと思います

抗えない部分は確実にあって、そこは抗わない。

自分裁量でできる部分で楽しめばいいじゃん。

2021-03-27

anond:20210327200831

正直仕事内容も現段階で全然わかってない。

社員さんの話を聞く感じだと、なんだかんだ案件をとってくるのも自分領域の内っぽいんだが、どの程度裁量が任されるのかイマイチからなくてただ不安

実際世の中の営業の人ってどんな仕事してるんだろうか……?

2021-03-25

anond:20210325135051

相談できる先輩作家絶対に作っておいたほうがいいが、

それが無理ならストレートエッジあたりの作家エージェントに相談するのはどうよ。

てか、読者目線でもその手のトラブルってうんざりするほど目にするけど、

たいてい作家が一人で抱え込んで疑心暗鬼になりながら怨念溜め込んでいって

あとは出版社恨み節つぶやくだけのbotに成り果てるんでホント良くないよ。

出版社って業界独自ルールがまかりとおっている上に

編集者個人裁量が強いから1対1じゃどうにもならない。

マジで第三者に入ってもらったほうがいい。

普通はこうしますよね」なんてのは通用しないし

相手の顔色をうかがう」とか「言わなくても分かるだろ」とか

そういうのも一切通用しないと思っていいよ。

どんどん口に出していかないと。

高圧的になる必要はないけど下手に出ても何も解決しない。

編集者上司じゃないし、作家個人事業主なんだしさ。

2021-03-20

著作権表現の自由関係ないのか?(ウマ娘おまけつき)

anond:20210317235416

これに著作権者の言うことだから聞くべきだと言っているブコメがあって驚いた。

著作権というのは憲法上の権利ではなくて、国が著作権法という法律で認めた権利だ。歴史的にも、憲法表現の自由規定されるようになった18~19世紀前半には著作権保護はろくすっぽされていなかった。そして、著作権国家保護するということは、ある著作物を利用して二次創作をつくる人を国家が抑圧する、という側面をどうしても持たざるを得ない。それが表現の自由に照らして問題ないと思うのはちょっと信じられない。それに著作者二次創作ダメだと言ったらそれでおとなしく諦める、という淡泊姿勢も納得がいかない。私は、(性的表現を含めて)二次創作者は、どうしても二次創作を書きたいから書くんだと思っていた。こんな淡泊姿勢をとる人が多いということは、実は単なる商売ネタに過ぎないのかな。訴訟になると面倒だから、ということならまだ分かるが。

私は著作権著作者人格権が必要ないとはまったく思わない。でも、パロディ事件しかり、ときめきメモリアルメモリカード事件しかり、日本著作権法や判例法理国際的に見ても原著作者保護が極めて強いわけで、それは表現の自由に照らして非常に問題があると思っている。著作権には表現の自由が及ばない、みたいなことを言っている人がいるのは驚きではある。原著作者が権利主張を始めたらいわゆる二次創作物を壊滅させることができる(コミケは単に目こぼしされているだけ)、それを国が著作権法によって認めている、それが問題だと思わないのか。そういう問題意識を持たない人には二度と表現の自由などと口にしてもらいたくない、とすら思う。

~おまけ~

ウマ娘 プリティーダービー』の「お願い」は、

キャラクターならびにモチーフとなる競走馬イメージを著しく損なう表現は行わないようご配慮いただけますと幸いです。

作品には実在する競走馬モチーフとしたキャラクターが登場しており、許諾をいただいて馬名をお借りしている馬主のみなさまを含め、たくさんの方の協力により実現している作品です。

モチーフとなる競走馬ファンの皆さまや、馬主さまおよび関係者の方々が不快に思われる表現、ならびに競走馬またはキャラクターイメージを著しく損なう表現は行わないようご配慮くださいますようお願いいたします。

というものだった。

https://umamusume.jp/news/detail.php?id=news-0106

これは、そもそも著作権著作者人格から来る要求とは考えられない。競走馬著作物ではないから、著作権著作者人格権の客体ではあり得ない。馬主不快に思われる表現をやめよと要求する権利があるとすれば、おそらくは馬主名誉権などの人格利益保護となるだろうか。競走馬ないしキャラクターイメージを著しく損なう表現をやめよ、と要求する権利があるとすれば、知的財産権というよりは、商品化権ないしパブリシティ権キャラクターイメージ毀損については著作者人格権の問題になり得るが)といったビジネス上の権利問題になるだろう。これを概括して「著作権」による要求と解するのは粗雑に過ぎる。

キャラクターイメージ毀損については、一般的性的表現がすべてそれにあたると簡単に言うことはできないのではないか。たとえばどぎまぎイマジネーション事件※(ときめきメモリアルのもう一つのアレ)の東京地裁は、詩織ちゃんが「優等生的で、清純な、さわやかな印象を与える性格けが、本件ゲームソフト及び関連商品の売上げ及び人気の向上に大きく寄与している」という一方で、被告が「清純な女子高校生性格付けられていた登場人物藤崎詩織と分かる女子高校生男子生徒との性行為を繰り返し行うという、露骨な性描写を内容とする、成人向けのアニメーションビデオに改変、制作した」ということを問題にしているのであって、一般性的表現は許されない、と言っているわけではない。ある改変行為性的表現に限った話ではない!)によってイメージ毀損がなされているかどうかは、そのキャラクターがどんなキャラクターなのかということを考察してみないと始まらない。

モチーフとなる競走馬ファンの皆さまや、馬主さまおよび関係者の方々が不快に思われる表現、ならびに競走馬またはキャラクターイメージを著しく損なう表現」として、性的表現一般がそれにあたるのではないかと考えた人がそれなりにいたことは確かに興味深い。

もっとも、これに関するツイートを見ると、性的表現に限らず何が「不快に思われる表現」なのかはよく考えてみないといけないはずだというものもあって、結構冷静に考えている人がいるのが分かる。

例:https://togetter.com/li/1239211https://togetter.com/li/1673486

ただ、私自身は、これは「「何にエロを感じるのは人それぞれだし、どこからエロくてどこからエロくないか線引きなど出来ない」と噛み付いていた人々が「ウマ娘エロ絵は禁止」の一声で「何がエロだと受け取られ、馬主不愉快にするか」をきちんと自分達で考え始めたの笑う」(https://twitter.com/rtoiuyuiotyuijj/status/1371455240143212545)というのとは正反対事態ではないかと思う。先ほども言った通り、何がキャラクターイメージ毀損するかというのは、そのキャラクターがどんなキャラクターで、どんな描写をしたらイメージ毀損するのかを具体的に考えなければ分からないはずである(そして、そうするべきだ、という人も確かにいた)。むしろ性的表現一般を諦めるという態度をとった人が少なからずいたということは、「何がエロだと受け取られ、馬主不愉快にするか」を考えられないから、一般的性的表現はやめました、ということになったのではないだろうか? まあ、自分の描くものはあまたある性的表現の中でも確実に人を不愉快にさせる類のものからやめました、ということなのかもしれないが。

※どぎまぎイマジネーション事件では、東京地裁詩織ちゃんイメージ毀損によってどのくらいの損害が発生したのかという問題をあまり扱っていない。イメージ毀損という無形損害の賠償はどうしても裁判官裁量、つまりブラックボックスになりがちだとはいえゲームソフトの売り上げの損失(をコナミ証明することは困難だろうが)や、詩織ちゃんを使った事業にどのくらいの問題が生じたのかというような部分で争う余地があったのではないだろうか。それこそ表現の自由観点に照らせば、「被告行為によって受けた原告信用毀損は少なくないと解される」という短い言葉検討を終わらせて良いとは思えない。判決文の短さから察するに、被告法定代理人無能だっただけかもしれないが。

追記

ブックマークより)

解釈論と立法法政策)論は別物だからな。増田の言うことは「日本フェアユースを認めるべき」と前から議論されている。一方現行法サイゲの「お願い」は正当性がありそれは尊重されるべき。

そんなに厳然と区別できるものではないと思う。ある法解釈の結果、いかなる帰結が発生するかという帰結主義的な考慮を法解釈に持ち込むことは裁判所普通にやっているだろう※。著作者人格権については、著作権20条は、著作物の改変について、客観的名誉侵害から保護というよりも、主観的思い入れを強力に保護しているようにも読める規定になっているわけだけれども、著作権現実行使するのが、著作権管理している出版社レコード会社といった大資本であることに鑑みれば、その解釈は非常に大企業に有利な体制を作ることになる。立法によってテクストを変更する前に、解釈可能性が開かれているとき、まず解釈で争うことを諦めるべきではないと思う。

※もちろん、あまり政策的な考慮を重視するべきではないという立場はあり得る。特に刑法場合罪刑法定主義との関係上、処罰をする方向へと政策的な考慮を強力に効かせることには問題がある(古典的な例では、電気財物にあたるかという問題が良く採り上げられる)。ただ、政策的な考慮を一切しないというのは、それはそれで異様な考え方ではないか

なお、一見してみて、Cygamesの「お願い」が一理もないとは思わない。仮におうまさんのことは度外視しても、ファンコミュニティの維持は大事なことだろうし。単に、著作権には表現の自由は譲るという単純素朴な理解をしている人がいることが意外だっただけである

メタボ教授競走馬種牡馬)は法律上『金融商品』なので単純に損害賠償請求される恐れがある」https://youtu.be/o3glYqYwsHs

金融商品とは何のことだろうか。カッコつきで書いてあるということは、金商法上の金融商品有価証券預金債権等、通貨)ではないということかな? キャラクターないし商品イメージブランドイメージ毀損について不法行為による損害賠償請求がされうるというのはその通り。パブリシティ権との関係では馬名の使用について許諾はいらないということになるとしても、後からゲーム中の描写イメージ毀損になっているとケチをつけられると訴訟を抱えて面倒になるから、馬名の使用拒否する場合はその馬名を使わない、というゲーム会社経営判断理解できる。ただ、この金融商品という言葉遣いは唐突に感じる。

憲法上の権利である財産権幸福追求権を著作権著作者人格権という形で具体化しているので著作者権利基本的人権範疇では。おまけは113条11項的なアプローチと思うので著作者人格権の問題なんじゃないかと。

かに、あらゆる法律上の権利は煎じ詰めれば何らかの憲法上の権利に行き着く可能性が高い。ただ、憲法上の権利である表現の自由と、憲法上明示されていない著作権とをフラットに扱って、何も重み付けをせずに天秤に乗せるべきものなのだろうか? あと、おまけでは「お願い」が著作者人格権の問題ではない、ということではなくて、法的な権利性質主体・客体がバラバラな諸要求が一枚のお皿に盛られているので、著作権とひとくくりにするのはまずいということを言っている。

著作権表現の自由問題は多分学問的にもまだそれほど論じられてないので表現の自由戦士の中でもガッツリ法学系の人じゃないと考えるのも難しかろうとは。現状の著作権システム是認するのが不当とは言い切れんが

これは、知らなくてもしょうがいかなという気はする。ただ、こういう論点も考えられるようにしておかないで何が表現の自由かとも思う。実際には、超有名論点にすら関心は持たれていない(性的表現制限する刑法175条がまるで問題にされていないようだし)のでそんなのは無理、ということになるかもしれないが。

そもそも表現の自由戦士」はただのレッテルであって、何でもかんでも表現の自由ゴリ押す人たちのことじゃありません。法律に守られた権利を「お気持ち」でゴリ押そうとする人たちに抵抗しているだけです。

私は「表現の自由戦士」というレッテルは使っていないと思うのだが・・・。「法律に守られた権利」というけれども、ある表現に対する「お気持ち」表明(これもまた表現だ)を差し止め権利表現の自由に含まれているとは解されない(名誉毀損のような場合は別だが)。それとも、「お気持ち」に基づいて出版物差止訴訟を濫発した、みたいな事件があるのかな? せいぜいツイッターでボロクソに言われた程度の話しかないような気がするけれども、それが元増田言葉を借りれば「自由制限」とはまこと大仰な話だ。

※以下はこの方に対する直接のリプライではないが、関連する内容ではある。

性的表現(正確には、わいせつobscenityにあたるもの)というのは、日本アメリカ判例法理上、保護されない言論位置づけられている。なぜかというと、表現の自由について司法審査基準を厳しく設定する理由として、民主的過程の維持や人格の発展といった目的が持ち出されるわけだけれども、ということは、逆にいえばそういった価値との関わり合いが薄い表現は、別に手厚く保護しなくて良いということになる。となると、性的表現は「法律に守られた権利」とすら言えないのではないか。私は、それで良いとはまったく考えないけれども、それならそれで現在判例法理を覆す理由付けを考える必要がある。悲しいかな、私は専門家でもないトーシローだし、中々良い案が浮かばない。表現の自由について考えている人は、是非この問題について詳しく調べてみて、知恵を貸して欲しい。なお、定義的衡量(何が「わいせつ」にあたるかという論点で戦う)をいくら頑張っても、いわゆるハード・コア・ポルノにとっては役に立たないということは申し添えておく。

二次創作者やその支持者の大半は「表現の自由」を信奉してるわけでは無いと思ってる。その観点から表現の自由」という言葉を軽々に使うなというのは分かる / エロ即ち不快表現との理解はびっくりするよね

そう、私も性的表現ただちに不快表現にあたると解した人が少なからいたことが驚きだった。こういう短絡を起こしたということは、将来、あらゆる出版社ゲーム会社がこの手の「お願い」を出したら、性的二次創作表現は全部ピタリと止むということになるんじゃないかな・・・。

2021-03-19

ガチャピンの人が雑なこと言ってて驚く

自分で描いてて楽しい世界著作権者の止めてという意思ノイズとして混じった時点で楽しくなくなるという話を「逆らえない」「屈服」と勝手否定的解釈して相手自己欺瞞とする意味はなに?

https://b.hatena.ne.jp/masa_bob/bookmark


masa_bob さんだから丁寧に書きますね。まず「自分で描いてて楽しい世界著作権者の止めてという意思ノイズとして混じった時点で楽しくなくなる」というご指摘は、自分にも充分理解できる抑制動機だし、実際そう思っている人達もいるんだろうけど、それは元増田の主張とは違いますね。増田が主張しているのは、「ウマ娘公式好感度信頼度が高いから、オタクもふわっとした公式のお願いに従っている」「彼らは人気者ゆえに特権的な「お願い」権がある」「人気者ゆえ多少スジの通ってない横着なお願いも聞いてもらえる」というロジックです。その「お願い」を聞くかどうかはあくまオタク側の裁量判断だけど、〈ウマ娘公式は〉面白いし評判を落とす事件もないか好感度が高くて、公式の「多少スジの通ってない、聞かなくてもいいお願い」をオタクも聞いてやっているんだ、お前らと違ってな!という画角

フェミ表現規制派の「お願い」は聞かないが、ウマ娘公式の「お願い」は聞いてやる。それは〈ウマ娘公式が〉ファン好意を持たれているからにすぎない。そして「この状況下、別にウマ娘同人誌エロく描こうがグロく描こうが殺そうが馬刺しにして食おうがなんでもありでしょ?」とまで言う。つまり元増田の中では、本件は一貫して、権利者と利用者の利害衝突の問題〈ではない〉かのように処理されている。でもzyzyさんへの反論では突然「土地を人に駐車場として貸す」「契約書」という例え話が混入してくる。つまり元増田本人も、心中ではこれが権利者と利用者関係調整の問題であることを理解してるんですよね。そしてこれは、多くの擁護派にとっては自明のことだと思います。たとえばaa_R_waiwaiさんが張ったURL http://doujinsokuhou45.com/archives/8925157.html でも、増田の冒頭の問いに対しては、擁護派の多くが「原作者絶対」「表現の自由著作権による制限は違う」「そこで戦ったりしたら表現の自由が潰されるかもしれんから」「二次創作の可否は著作権法上の問題からウマ娘から関係ない」という認識を示してます。いちいちごもっとも、そりゃそうだよねという話です。でも元増田は、この権利関係根底にあることを理解しつつ、あくまで「そうではないことにしたい」んですよ。自分はそれを指して「自己欺瞞」と申し上げてます

自分立場を表明しとくと、権利保有するコンテンツホルダーに対して二次利用者が配慮を示すこと自体は、何らおかしなことじゃないです。「権利を持ってる人がガチで怒ったらどうなるかわからいから謙抑的にやりましょう」というのはごく常識的判断だし、私も業務上似た状況が発生したら躊躇なくゴロニャンして屈服します。でも、それはコンテンツホルダー権利との関係でそうするのだと認める程度のプライドはあります。「あんたらのお願いに従うかどうかは俺の腹ひとつだが、あんたら頑張ってて気に入ってるからお願いを聞いてやるよ」なんてことは言いません。以上です。

https://b.hatena.ne.jp/muchonov/

masa_bob「ガチャピンの人が雑なこと言ってて驚く」 muchonov「masa_bob さんだから丁寧に書きますね」

イチャイチャしてる。

2021-03-18

元増田擁護する人達は、彼のヤバさを理解してない

ブコメレス元増田擁護してる人達の多くが、派閥的な「敵/味方」の判定をして味方側だとみなしたからか、元増田が言ってることの過激さに気づいてないように見える。元増田の主張は、おそらくウマ娘ファンの多くの認識とも、同人活動二次創作擁護する人々の一般的見解とも違ってると思う。もう一度元のエントリをよく読んで、みなさん本当にこの増田の言い分に乗っていいのか、改めて考えてみたほうがいいんじゃないかしらん。

元増田はどんなことを言っていたのか

元増田の主張の核となるのは:

ウマ娘公式好感度信頼度が高いから、オタクもふわっとした公式のお願いに従っている

②彼らは人気者ゆえに特権的な「お願い」権がある

③人気者ゆえ多少スジの通ってない横着なお願いも聞いてもらえる

という理屈

その「お願い」を聞くかどうかはあくまオタク側の裁量判断だけど、〈ウマ娘公式は〉面白いし、評判を落とす事件もなくて好感度が高いから、公式の「多少スジの通ってない、聞かなくてもいいお願い」をオタクも聞いてやっているんだ、ということ。フェミ表現規制派の「お願い」は聞かないが、ウマ娘公式の「お願い」は聞いてやる。それは〈ウマ娘公式が〉ファン好意を持たれているからにすぎない。もしその好意が失われれば、ファンウマ娘公式の「お願い」に付き合う義理はない、ということ。

まり元増田は「オタクウマ娘公式のお願いなら聞ける」理由は、権利者と利用者権利関係考慮しているからではなくて、権利者と対等(または優越的)な立場にある二次利用者や鑑賞者側が、あくまで「権利者への好意」にもとづいて、本当はどれだけやっても構わないことをあえて手控えているかのように語ってるわけ。具体的には:

だってウマ娘公式のお願いなんて聞かなくてもいいんだもの

「お願いはお願いでしかない」

「この状況下、別にウマ娘同人誌エロく描こうがグロく描こうが殺そうが馬刺しにして食おうがなんでもありでしょ?」

とまで言ってる。勇ましい。でもこの主張って、ウマ娘やその他の同人コンテンツファンにとって本当に味方といえるんすかねえ。だって公式が何かポカやってファンからの「好意」が失われたら、ファンのほうも公式の「お願い」なんか無視してあらゆる毀損表現を尽くしたっていいって言ってるんだよ。一次権利者にお願いされようが何されようが二次利用原則的に「なんでもあり」で、いまウマ娘がそうなってないのは〈たまたまウマ娘公式面白くて人気があってファンに好感を持たれてるからファンに対して特権的な「お願い」権を持ってるんだ、人気あるゆえの特別扱いなんだ、と言っている。ヤベーじゃん。

一方で、ブコメへの追記反論の部分を見てみると、突然「土地を人に駐車場として貸す」「契約書」という例え話が出てきたりもする。つまり元増田も、心の中ではこれが権利者と利用者関係、何かについて権利を持つ側と利用する側の関係であることは薄々理解してるんだけど、このエントリで「フェミ表現規制派は俺たちに好意的じゃないから、俺たちもお前らの『お願い』は聞いてやらん」というストーリーに沿って話を進めるために、その核心には徹底して触れないようにしてたということ。最後ポロリしちゃったけど。

オタクウマ娘公式のお願いを聞く理由」が「権利者と利用者の力関係」にあるのはみんなわかってる

でも、この「権利を持つ側と利用する側との力関係」こそが「オタクウマ娘公式のお願いを聞ける理由だってことは、多くのウマ娘擁護派にとっても自明の話でしょ?

たとえば id:aa_R_waiwai さんがブコメで張ったURL http://doujinsokuhou45.com/archives/8925157.html では、元増田エントリに対して、擁護派の多くが

原作者絶対

表現自由著作権による制限は違う」

「そこで戦ったりしたら表現自由が潰されるかもしれんから

二次創作の可否は著作権法上の問題からウマ娘から関係ない」

と書いてるし、元増田へのブコメでも、増田擁護する立場から(実は擁護になってないんだけど)、

権利者が言うなら最大限擁護するよ」

「いうこと聞かないと飯の種が奪われるか奪われないかの違い」

権利から要請なんだから従うか訴えられるリスクを背負うかの2択で普通は前者を選ぶってだけの話」

「そらそうやろその気になればコンテンツ自体取り下げれる立場なんやし…」

著作権あるからそりゃ当然よ」

権利者とクレーマー立場の違い」

といった内容が多数ある。御説ごもっともで、自分もこのことが「お願いを聞く理由」の根本にあると思う。でも元増田は、ウマ娘コミュニティ公式への反応の根底にはこの著作者利用者権利関係があることを認識しつつ、あくまで「そうではないことにしたい」のね。著作物二次利用という行為につきもの権利関係力学をわかっていながら、あたかもそれが存在しないかように、純粋公式オタク好意的な関係性にもとづいて、オタクの側が「お願い」を聞いてあげているかのように書いてる。これって、明らかに増田自己欺瞞でしょ。

(または、もしかしてしかすると、元増田二次創作という営為に伴って同人界がず〜っと抱えてきた権利関係をめぐる緊張感や危機意識について全く理解せず、「表現自由は全てに優越する」と考えてる、マジモンの「表現自由戦士」だという可能性もあるけど、それはそれで皆さんお困りでしょう。)

もし元増田が「コンテンツ二次利用権利者のお目こぼしのもとで成り立ってるグレーゾーンで、『お願い』を無視し続ければより厳しい使用規制が課せられたり、コンテンツ自体供給されなくなっちゃ危険があるから、みんなそれを避けるために『お願い』を遵守してる。そうした権利関係のない第三者からああしろこうしろと『お願い』されるのとは状況が全く異なる。それを『態度が異なる』と笑うならどうぞご自由に」と(他の擁護派の方々と同じような)模範解答を言ってれば、多少の揶揄あてこすりをされる余地はあっても、主張の筋道自体には文句のつけようがなかったと思う。でも実際は、元増田は「二次利用はなんでもありだが、ウマ娘公式オタク好意を持たれているから、オタクのほうも彼らの『お願い』を聞いてやってる。でもフェミニストや表現規制派はオタク好意を持っていないし持たれてもいないから、オタクにも彼らの『お願い』を聞く義理はない」という、何重にも地雷を孕んだ主張をゴリ押ししている。これにウマ娘ファンのみなさんは「そうだそうだ」と乗っちゃっていいのか?という話。

そういうお前はどうなんだ

自分は、著作物に対する著作者の諸権利には二次利用者の表現自由優越する要素が確実にあると思う。だから著作権を持つコンテンツホルダーに対して二次利用者が配慮を示すこと自体は、何らおかしなことじゃない。「コンテンツに対する権利を持ってる人達ガチで怒ったらどうなるかわからいから、謙抑的にやりましょう」というのは二次利用者としてごく常識的判断だし、自分だって似た状況が発生したらフツーに相手の「お願い」に従うし、何ならゴロニャンする。日頃「表現自由」について何か勇ましい物言いをしてたとして、その忖度や阿りとのギャップを誰かに笑われても構わない。「それとこれとは別です」でおしまい

それはコンテンツホルダーの権利との関係でそうするのが当然だと思うからで、間違っても「あいつらのお願いに従うかどうかはこちらの腹ひとつだが(何だったらエロく描いたりグロく描いたり○したり馬刺しにして食うこともできるんだが)、あいつらには好感を持っているし、我々の評価を落とすような事件も起こしてないから、今はその〈お願い〉を聞いてやってるんだ。テメーらはそうじゃないだろ!」なんてことを第三者に向かって言わない。

だってバカみたいじゃん。

anond:20210317235416

2021-03-11

大名守護大名の違いが分からん

なんでもっとこう、違う名前にしなかったんだろ?

漠然とだけど

大名成り上がりモンで

守護大名は元々その地でイキってた地方官、ってイメージなんよね。

中央の目が届かないのをいいことに好き勝手やってどんどん裁量権限を拡大したタイプ

大名はそういう地盤もなしにいきなり盛り上がったヤクザイメージ

元々実家が太かっただけのもやしっ子な奴と、ヘタレた水飲み百姓奉公に出したガキが何故か頭角を現して成り上がった奴が同じ枠に収められているのは、こう・・・侮蔑と違うか?

anond:20210310120801

地頭かいベース根拠おかしくない?

基礎知識とかフォーマットが整ってる個人能力とかってそれ個人がどうのって話じゃないじゃん

地域とかコミュニティとか現場とかチームによってそこにあるべき基礎情報の順守と分掌として可能裁量独自判断する

組織として判断をより的確にできる人間に伝達してそれを従事者に伝える

そういう仕組みを個人でなんとかしろってそんなの意味ないじゃん

たとえばさ、地頭がいいって人が一人いたとするじゃん

地球そいつが一人でもなんも意味なくない?

アホでも運が良ければ生き残るし天才でも運がわるけしゃ死ぬでしょ

組織体における環境適応身分役職にあった判断連携がとれることを個人素養かいうのおかしくない?

2021-03-10

anond:20210310212154

仕事は好きです。

頑張っても報われないのに責任は大きいし、正直今回のコロナ教育現場の変化のしなさに絶望しているところがあります

ICT教育だとかGIGAスク―ル構想のしわ寄せが来てて、言ってることは素晴らしいけど実際に教育委員会あたりからの「指導」「通達」で縛られて現場サイドの裁量でできることが小さすぎて。。。。

2021-03-09

人材ベンチャー恋人年収が低すぎて別れたい

ベンチャーに勤める恋人年収が低くて将来を考えられない。

大学から付き合って6年、現在お互い社会人4年目の27歳。

大学はお互い国立で、就活はお互い内定何個も貰いつつ、最終的に私は国内大手総合職。彼は大手内定を蹴って人材ベンチャー就職

学生時代はお互い同等で楽しかったし、お互い夢を持って入社したはいものの…あまりにもお互い世間知らずだったなと。

開けてみるとこっちは残業込み額面年収700万。社宅。ボーナスあり、福利厚生あり。仕事裁量は思ったよりもあって毎日楽しい貯金額は1000万超えました。

一方、彼の年収は300万にも届かない。おまけに家賃補助なし、奨学金の返済、夢を語る「交流会」と称した無駄なら飲み会で出費続き、貯蓄は0に近い。見込み残業制だから長時間労働のくせに残業代はつかない。ストックオプションは貰っていない。人数いないから当然休みも取れないし、育休とかもってのほか。「経験を積む!」とか言いながら、結局人材ベンチャー面接練習のための人数を雇用するから経験したことといえば学生志望動機添削の仕方笑 

転職意向は「いっしょに働いてる人が尊敬できるからしばらく続けたい」と言って未定のまま。それって貴方が散々言ってた安住とどう違うの?

特に企業の夢も見通しもないまま低賃金でなんとなく綺麗なオフィスでなんとなくカタカナ言葉使ってなんとなく夢を語って…

私がお金立て替えたり家事してあげたりしたその結果が「受け持ってた学生が1人内定して実績になった」???世の中を変えるとか豪華してたのはどこへいったの?

まぁ長く付き合って悲しいけど、正直将来は描けないかな。結婚は損得じゃないって分かってたつもりだけど、あまりにもメリットがない。一緒に生きていきたかったけど、もう諦める。

これから就職する夢見る学生さんは、もう一度考え直した方がいいよ。一生成長し続けるって、多分思ってるより難しい。

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