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2024-04-11

真◯苑の功罪

私にとっての功罪というか、今は信仰とは距離を置いていて向こうの人たちとは没交渉です。

子供の頃から親に巻き込まれる形で流されるままやってきて、長じて大人になり結婚を機にほぼ関わらなくなった自分が改めて思うことを綴ります

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小学校低学年の頃に母が入信し、そこから日曜は母に連れられて精舎に行く日々に。

ちなみに父は反対していた。(母が強引に勝手に父の入信届も出していたけども)

小さい頃から行っていたので素直に信じていたけど、ずーっと子供は親の言うことを素直に聞くのが修行みたいなことと親への感謝を言われ続けていて年齢が上がるにつれてうんざりしていた。

母は独善的で過干渉な人で、あなたのためによかれと思ってとよくいい、自分が求めたことが受け入れられるまでどこまでも引かない人だったので、イヤイヤながらしたがっていたけども、物心つくかつかないかの頃から親に反抗していた私は、親の言うことを素直に聞かない自分ダメなヤツだという思いと筋が通らないおかしい主張をなぜ受け入れなければならないかという思いの間で揺れながら子供時代を過ごしていた。

母と喧嘩になると、私が母に反発するのは背後にいる呪縛霊のせいだとか御先祖様が水神を利用するだけ利用して疎かにしていたからだとか言ってきて嫌だった。

こんなに親と衝突しないといけないのなら将来子供は持ちたくないと思うほどだったし、自分子供として可愛げがないということにも嫌気がさしていた。

余談だが、教義が家父長的というか今は変わってるのかもしれないけども妻は夫をたてて素直に受け入れるのが大事で、自分配偶者理不尽であってもそれは過去因縁で与えられた試練みたいな感じでたまに明らかに配偶者がモラなのに、至らない自分が悪いんだみたいなことを呟いてるXのポストをみるともやる。

進学して家を出ても、行った先の信者の方にお世話になりながら最寄りの精舎に行っていた。(母による手回しにより)

社会人になってもそれは続いていたが、一人暮らし薄給なのに、定期的に先祖の供養のための施餓鬼護摩お布施をむしり取られるのが地味に痛かった。(5000円〜10000円ぐらい/回)

これまた余談だが、真◯苑は経済的には良心的な宗教法人だと思う。誓願しても最大で毎月3万円ぐらいのお布施だった気がする。(お布施とは言わないが独自用語なのでわかりやすお布施と言っています)

個人金銭的な負担は薄く広くと言ったところか。

その割には、立川に大きな精舎を作ったり、三越を通してオークション流出しそうだった仏像を高額で競り落としたり、村山工場跡地を買ったりと沢山お金を使っていてその財源は一体どこから?と素朴な疑問として思っていた。

若い頃は苛烈だった母も歳をとり、自身病気になったりでだいぶ弱ってパワーダウンし、もう真◯苑には関わらないと宣言したわけでもないが、あれしろこれしろとは全く言わなくなって私は完全に離れ、ホッとしている。

思うに私は信仰をするには怠惰すぎた。早起きして公園掃除をすることも、友人を失う覚悟勧誘することも嫌で仕方がなく、それよりもいつまでも寝ていたいとか友達と遊びたいとかそう言った目先の利益のために信仰することをやめたと言っても過言ではないだろう。多分後悔はしていない。今とても楽だから

それでも時たま、後ろめたく思うのは、悪い因縁を断ち切ってなくて子供達に引き継がれたらどうしようとかそう言うことをふと思ってしまうし、色々な恩を受けたのに仇で返すような生き方をしていてこのままで済むわけがないともたまに思うからだ。

死んだら菩薩にはなれないだろうし… まぁもういいけど。

真◯苑に限らず、よく「大難を小難に。小難を無難に」と界隈では言われるが、そう言うことを能登大地震にあった人にも正面切って言えるのかと思う。

私はあの地震被害を見て神も仏もないとつくづく思った。もしそれでも仏はいるというのであれば、仏とはなんと無慈悲存在か。

それでも、生き残った人たちで真◯苑を信仰している人たちは信仰があってよかったんだろうと思う。

母にもあってよかった。違うものに走っていたら周りの人間も母自身も今よりも断然酷い目にあっていただろうから

代表について一言。直に話したことはないけども、5メートルぐらいの距離対峙した時にこの人はすごいお坊さんだと思って、なぜか知らないが涙がブワッと出てきてすごい奇跡みたいな人だと思った。カリスマ性がすごかった。

そして、つくづく私にはこんな立派なお坊さんにはなれないと感じた。

まぁこんな感じです。

もう2度と戻ることはないと思うけど、歳をとって子供達が独立して配偶者もいなくなったらまた信仰しようと思うかもしれないとも思う。

批判を目にしたりするとそんなことないと思う気持ちもあり、なんと思っていいのかわからないのが正直な気持ちだ。私の人生にとっては、いい面も悪い面もあった。それだけ。

2024-01-12

anond:20240112110351

あんたの言い分を全部肯定したとしても(笑)はありえんわ。やっぱ。

 

相手の男から見たら、昨日まで超仲良くて性格の相性抜群の婚約者にある日「男性としては無理」宣告されて、その日以来ぱったり没交渉のまま現在に至るわけだよね。

マジで希望絶望の落差がひどすぎて喪失感凄いと思うよ。まだ受け入れられてない程かもしれん

完全没交渉だと良い想像も悪い想像無限に広がってどこにも進めない。辛いだろう

誰も見てないLINEトークに「詐欺師が!」って書き込むくらいしか吐き出せる所がないって不憫過ぎんか?

それで何が解消されて前に進めるのか?

 

結局そういう、片側だけに負担を強いるような歪みが男が引き受け(させられ?)たダメージなんだよ

あんたは本来、金だけでなくいろんな方向からサンドバッグになるような立場だったはずだ

実際にはそうはなっていなくて、金どころか親からも、男からも誰からも何のバッシングも受けずに立場も失わずに、まるで円満解決たかのように忘れてのうのうと新しい恋の報告なんぞしてる

 

それはご両親が防波堤になったから、ではなく最終的には男がそれを飲んだからだろ。

立場的に飲まざるを得なかったかあなたのためなのか、男の意地で飲んだのかは知らんが。

それを「そんなに怒りが~」だの「ヤバい(笑」だの。

 

あんたは何なら男の性格を見越して、甘えて、破談によって生じる痛みを全部男側に引き取らせたんだよ。

捨てた相手には連絡取らないのが誠意とか、まぁなんとも都合のいい「責任放棄」の言い換えがあったものだな。

2023-11-27

両親に離婚して欲しい

10年くらいそれぞれの実家でそれぞれの親の介護をしていたが、それぞれの両親の死後も結局同居はせずにそれぞれの両親の家で暮らしている

基本的には没交渉でそれぞれの両親の法要関係で年一で会う程度

この先同居するとも思えないし、離婚して、それぞれ独居老人でいてくれたほうが子として行政介護問題を頼りやすいんだよな〜

2023-08-17

同じ経緯で夫姓にした結果、夫実家とは没交渉です

anond:20230817094740

これを読んだとき、男女逆とはいえ自分が書いたのか?と思うほど同じ状況でびっくりした。今どきの結婚あるあるなんだねえ。

自分元増田とほぼ同じ経緯をたどり、結局めんどくなって夫姓を選んだ妻側。結婚してからは5年ほど経つ。元増田へ、5年後のひとつパターンとして自分の今の状況を伝えさせてください。(隙自語ともいう)


◾️最初結論:今はほぼ没交渉。盆暮正月帰省もしていません。夫はかなりつなぎ役を頑張ってくれてました。

◾️いくつか理由と具体のエピソード

・夫姓にしたら夫家の人間として手厚く遇する、といった説明を受けた気がするが特に金銭的・精神的・時間的その他諸々のサポートを受けたことはない。

帰省の際、同じ部屋で寝起きするのを遠慮したいと(夫経由で)伝えたら、面と向かって嫌味を言われた。

・夫家の家族行事への参加要請が多く、精神的肉体的な負担が大きかった。

・「孫まだか攻撃」をされていたらしい(夫が防波堤になってくれていたので直接は来ていない)。

・孫が生まれた際、勝手に里帰り先の実家に押しかけるなどされた。

◾️我々夫婦の考えと行動:

姓にこだわる家というのはやはり旧来の家制度価値観が強い傾向があると感じた。そこが我々夫婦価値観には合わず、私も合わせることができないので、没交渉にすることで致命的な衝突を避けている形。


ひとつサンプルとしてお役に立てば幸いです。

2023-07-11

anond:20230711143254

ボランティアとか地区活動とかもやってみたけどムズすぎる

学校出てから増えた友達Twitterとかネット経由か、過去の知り合いから探す(没交渉だった人に連絡してみる、友達に紹介してもらう)

ネットも完全にネット友達を作るだけじゃなく、リアル友達相互フォローを紹介してもらってフォローする→相互フォロー増やした状態でどこかに誘うような投稿を載せる(○○見に行きたいんだよな~とか) このやり方はインスタが向いてる

異性との出会いだったら結局マッチングアプリが一番いい

2023-07-02

anond:20230702153950

増田より10年ばかり先輩としてうちの事例を書いておく。


義父(夫の父)は東大を出て大手企業に入り、取締役まで勤め上げて定年退職した。

いわゆる勝ち組である

夫が小さい時は忙しくて子育てに関与できず、中学受験大学受験も義父の思い通りにはいかなかったらしい。

なので、孫は絶対東大に行かせる!俺が関与すれば間違いない!そのためには幼少期が大事!と生まれた時から鼻息が荒かった。

はいくらでも出すから!と、赤ちゃんの頃から小学校受験をさせなさい、公立なんて動物園だ!と言い放ち、夫もどうすることもできず、3歳からお受験塾や公文に通わせることになった。

お金も送迎も義父がやる、というのだから私もどうしようもなかった。

義父の都合が悪い日があり、お受験塾の様子を見る機会があった。子供は明らかについていくのが精一杯で、これは厳しいのではと思った。

公文も、同じ単元を延々と繰り返す(次に進めない)ようになり、そのうち公文の日になると頭が痛い、お腹が痛いというようになり、義父も子供体調不良をおしてまでやらせることはできず、辞めざるを得なくなった。


それだけやっても小学校受験のご縁がなく、公立に通わせることになったが、義父は中受で挽回だ!SAPIXに入れろ!金は出す、送迎もする!とさらに意気軒高となり、夫も私も止められなかった。

止めようものなら「お前たちは子供愛情がないのか!後で苦労するんだったら今のうちに頑張らせるのが親心だろう!お前たちは何にもわかってないのだ!」と猛烈に叱責された。

義母小学校受験懐疑的で、夫(私立小出身)の時にいろいろと嫌な目にもあったらしく、最初から私に対しては「受験にこだわらなくてもいいんじゃないかな」と言っていたが、昭和亭主関白家庭であり義父に逆らうことができないため、何の抑止にもならなかった。


そして何が起こったか

子供バグってしまった。

小2の春、突然学校にも塾にも行けなくなってしまったのだ。

保育園はご機嫌で通っていたのに、小学校わずか1年しか適応できなかった。

専門機関検査したら、学習障害グレーゾーンだった。

まり能力的に学習が難しい特性の子に、ハード学習を幼少期から強いていたわけだ。

そりゃバグる。

私は本当に子供に対して申し訳ない気持ちになった。

いくら義父に叱責されても、過去経験からこの方がいいのだと言われても、自分直感を信じるべきだった。


子供は小6になる。勉強は一切しようとしない。

学校にも行けないままだ。

子供学習障害が分かった時点で、夫と私は義父に子供教育に関らせないよう、連絡を絶った。

こちから連絡はしないものの、義父から不登校ギフテッドについての訳のわからないYouTubeリンクメールで頻繁に送ってくるし、中受の本や教材を勝手に送りつけてくる。公立に行かせたからこうなったのだ、と本気で思っている。まだ諦めていないらしい。

見もしないで即削除しているが気が滅入る。

夫はもっといろいろ言われているらしい。


増田に言いたいのは、この手の孫に干渉してくるジジババとはできるだけ早いうちに没交渉にすべきだ。百害あって一利なしだ。

とても難しいと思うが、縁を切る勢いでNOと言わないとどんどん立ち入ってくる。実親は子に対して厚かましいし、子育ての先輩面してくるからたちが悪い。

増田場合増田の妻のケアも充分してあげてほしい。

2023-06-24

同級生詐欺師が今何してるか知りたい。

10年前くらいに中学とき同級生詐欺師になっていた。いわゆる情報教材系。

ほかの同級生巻き込んでセミナーとか開いてた履歴が出てきた。なんか海外サミットにも招待されるレベルとか出てきたけどまあ嘘だろうな。

すごい仲の良い同級生だけ巻き込んでたみたいなのと、私自身が中学の時の同級生ほぼ全員と没交渉なので私は誘われなかった。

名前で調べるとサジェスト詐欺師とかでるし、詐欺被害掲示板名前が出くる。有名ではないみたいで被害報告は数件くらいだけど、ネット上で信頼度上げるためだけの謎のまとめブログ記事がたくさん出てくる。

まあ、うまくいかなかったみたいで。

2年前くらいに形態を変えてた(サービスはほぼ同じような内容だけど)ところまでは見てたんだけど、最近久しぶりに調べたらアカウントからからなくなってた。昔やってたセミナー履歴だけセミナー系のwebサービスに残ってる状態

今何やってんだろ。捕まったんかな。

気になるけど繋がりできるとだるいから誰にも聞いてない。

2023-05-05

最近オタクヘイターと戦うことに虚しさを感じる

だってやってるの明らかにアラフィフ以上の人ばっかやん。

これはオタク差別オタク迫害のものというよりは

迫害時代思春期送った人たちがアップデートできずに発狂しとるだけでは?

 

白髪も増えてきた世代の人たちの思春期には強烈なオタク差別があって

オタク差別を楽しんでた人やオタク差別内面化してしまった人が

我々の若い頃はオタクもっと日陰で弁えてたぞ!

っていうのを今の屈託ないオタク押し付けようとしてるだけ

 

でもそんな声に若者世代は気づいてもいない

気づいて反論してる我々も若くてもそろそろアラフォーみたいな世代

要はこれ世間没交渉の単なる老々介護やんけ?

  

アラフィフオタクヘイターが今更常識アップデートするなんて無理なんだし

穴でも掘って好きにさけばしとけばええんとちがうか

そんなもん真面目に反論したり嗜めてりしてる我々世代が一番マヌケである

そんなことに使う時間アニメでも見てる方が有意義人生やん?

  

 

てわけで今季スキップローファーおすすめ

アニメ効果でまんまと原作8冊も揃えてしまったくらいいい作品です

2023-04-09

追記老いていく親の終活 財産分与又は終活リアリズム

https://anond.hatelabo.jp/20230407210512 これの追記

書いたつもりがスポッと抜けていた「財産分与」について。あと「関係を良好にできない親の場合は…」についても少々。

この俗説は因果が逆なんです→『財産が自宅ぐらいしか無いという人ほど、相続大戦争が勃発する』

ブコメにあった『財産が無い人ほど相続大戦争が勃発する』というのは、よく言われてる話なんだけど、因果ちょっと勘違いしていて、半分ぐらいしか合っていない。

自宅ぐらいしか財産が無い家で揉めたら、生きてる家族人生にそこそこ大きな影響があるような相続大戦争になることもあるが、財産がたいしてなかろうが、家族仲・兄弟仲がいい、または家族がそれなりに常識的合理的なご家庭の場合は揉めることはない。

揉める根本原因は「大した財産がないから」ではなく、家族兄弟間の仲が良くなかったり、家族兄弟の誰かがそれぞれの家庭に何らかの問題があって合理的判断ができなくなっているという点だ。

増田なので言葉を選ばずに言うが、お金があってもなくても、人間関係が悪いか、もしくは頭が悪いかの場合は、たいてい揉める。ただし、その先はリアリズムで、家族間で揉めてもお金があれば最終的には日常生活におけるクリティカルな悪影響は受けにくい。しかお金がないとそうじゃない…(財産分与で揉めて調停になって時間とカネがかかって結果もらえた財産雀の涙、みたいな)。

ただまぁお金持ちだって金銭日常生活面での影響が相対的に小さいだけであって、「家族の仲が悪い」とか「相続で揉めて親兄弟と断絶」とかはお金で換算できないタイプの影響はあるよね。

話は戻るが、平成以降の貧富拡大社会では「親に金がある=子もある程度は余裕がある」そして「親に金がない=子供結構カツカツ」だから、「貧乏人ほど相続で揉める」みたいな一見論理が通っていそうな俗説をつい言いたくなる。だがそれは論理が少し飛躍していている。カツカツの生活をしていると心の余裕がなくなりがちで、親子兄弟含め人間関係が薄く悪化しがちで、親が死んだタイミングで色んな物が噴き出しがち、なのだ

本来因果関係は、「親子ともに金がない」→「家族全員がカツカツ」→「それぞれの家庭に若干問題が(住宅ローン返済が大変とか諸々)」→「あわよくば」という悪い心→「醜い争い」という順番である

兄「親父が死んだ後の自宅を売ろう」

妹「何言ってんのお母さんが住む家がなくなるでしょう」

兄「おふくろは一人になるんだからお前が引き取って面倒見ればいいだろう。母さんもそれが安心だよな?」

母「そうね…でも…」

妹「何言ってんの夫がいい顔するわけない。そもそもお兄ちゃん何でそんなお金必要なの」

母(…無言)

兄「ローンとか教育費とか大変なんだよ…」

母(だんだん涙目

とか?こういう想像上の橋田寿賀子ドラマのような戦争はめったにない。まぁごくたまには見かけるけど…その場合相続関係なく「もともと家族の仲が相当悪く&全員が相当金に困ってる」場合だと思う。多くの場合はどちらかの条件が満たされないので、例えば、家族仲が悪いけど、比較的羽振りの良い兄弟が面倒にかかわたくないからと引くんだよね…。

要するに、何が言いたいかと言えば、つまりお金があまりない自覚があるなら、何よりもまず親兄弟との関係を良好にしておくことが大事

そして、人間色々あるからね、仲良くするのは難しい場合でも、「親の財産生活」に関することをできるだけ透明化する努力はしてもいい(本当に険悪な場合は放っておいても全然いいとも思う。後述)

親の財産生活の透明化および等分化

実はこの「親の財産生活の透明化」が、要するにエンディングノートの一番大きな役割

またしてもリアリズムな話だが、親が死ぬ前に自分たちいくらぐらい金が残りそうなのかを透明化できていれば、お金がない家なら邪な期待を持つこともなくなるし、お金がそれなりにある家ならそれなりの予定や計画が立てやすくなる。

そして、大事ポイントなのに前の増田にうっかり書き忘れたが、エンディングノートは必ず、利害関係者(配偶者兄弟)に全員が見られるようにしとくこと。

利害関係者の誰か1人だけが事前に情報を持っている」という状態は、下手すると比較的悪くもない人間関係悪化させる危険もあるので、「エンディングノート書いてもらおうよ→そうだね→手伝ってね→出来たら読んでね」的なプロセスは必ず、必ず必要。親が勝手にやり始めてる場合でも、子供たちから「見せておくれよー」は言うようにしよう。

「透明化」について、テーマとは直接かかわりはないがもう一つ大事な所としては「介護の金と労力」について。

人間老いてくると段々ゆっくり自分のことを自分でできなくなる。介護段階に入った時に配偶者や子が(介護サービスを利用しつつ)老いた人の責任を負っていくことになるが、このお金と労力で、子供負担をする場合は、ある程度は金銭的、労働力的な出納を透明化するのをお勧めする。完全平等分担なんてできないのでだいたいで良いのだが、透明化しておくことで負担配分が合理化されやすくなるし、トラブル人間関係悪化を事前に防ぎやすくなる。親の状態おかしくなったら介護認定が付かないにしろ早めにケアワーカー相談しておく方がおススメなのは介護ケアは早い方が予後が良いとか悪化した時の介護認定スムースだということが一番だが、家族問題第三者が入ることで透明性が高まるから、という効果も期待できるよ。ケアワーカーの選別ももちろん、利害関係者(兄弟)と相談して決めるの大事報連相まじだいし。

お金については単純に使用した分を記し精算(理想介護用さいふを共有してそこから拠出)、労力についても共同の分担スケジュールを作っておくといいよ、見える化することで手伝えない人にうっすらとした罪悪感を持ってもらえるし。

ちなみにだが、「亡くなった人の介護負担が大きかった家族へ、相続財産の配分をより大きくすることは可能か」について。

正解は「その介護により相続人の財産が大きく減った場合以外は、財産分与比率にはほとんど影響しない」。ケアワーカーさんや施設の手配や色々なやり取り、送迎や見舞い、日々の生活サポートやら、諸々けっこう日常を削られる「労働」だが、財産分与にはほぼ反映されない。一応「寄与分」という考えはあるんだけど、雀の涙なんだよね。この扱いはとても理不尽だと増田も思う(多分法律を考えた人が親の介護自分でするなんて考えてないんだろうと思う)。極端な例で考えると理不尽さが増すので極端な例を出すが、「義母に尽くして看取った嫁に財産分与可能か」の答えはNoである。法定相続は、「配偶者に半分」「残りの半分は子が等分」なので、子の妻には財産相続権利そもそもない。

なのでまぁ財産を多く貰おうと下心で面倒を見てもほとんど効果ないので、現代においては「透明化」によって親の老いに対する労力の等分化を目指そう。

財産分与について。

まずは前提条件:親の残した財産をどう分けるかは、法律を守らなくても別に全然いい。

こう言うと語弊があるが、民法にある法定相続分あくまでも民事訴訟が起きた時の基本的解決線なので、別に民法に従って分けなくても、家族兄弟相続人とか言います法律だと)が仲良く話し合って皆が納得すればその納得した方法で分ければいい。ちなみに、亡くなった人の銀行口座が凍結された場合はこれらの「相続人」たちの連名で書類を提出しないと口座解凍ができないのだが、要するに揉めてない証拠を出してくれという銀行の都合の書類ですね。だまして口座解約して逃げちゃう悪い兄弟がいるとも限らんし。

で、例えば財産を全部無職の弟に渡したって全然良いし、上に書いた「義母に尽くして看取ったけど財産をもらえなかった可哀想な嫁」も、その状態が透明化され家族間で共有されてて、そして家族仲が良ければ財産分与においては報われ得る。「お義姉さんがずっと面倒見ててくれたんだから、死亡保険金はお兄ちゃんが受け取って。それでお義姉さんに少しでも慰労になるといいけど」「そうだよな、本当にありがたかったなぁ…」というほのぼのストーリーにすることも可能。というか割と多くの「大きな問題がないご家庭」はこういう風にやっている。

次に自宅の相続:利用状況に準じるのが大原則。利用しないならすぐ換金

例えば父親が死んで母親がいる場合は当たり前だが母親がもらう。両親と兄弟の誰かが同居している場合でも生き残った方の親がもらうケースが一番順当(配偶者が取得する方が税金上の得が大きいので。ただし金持ち場合はその限りにあらず。金持ちは金を払って税理士過激節税方法でも聞けばいい)。まぁ当たり前すぎる話。

親が死んで利用する人がいない自宅は、個人的お勧めは「すぐに売っちゃえ、売って金で分けろ」である。それが一番穏当だと思う。住む人がいなくなった家は本当に笑うほどすぐ傷む。家の整理に数か月かけるもよし(思い出がいっぱい出てきて楽しいよ)、業者を入れれば2、3日(ある程度思い出を掘り出せたら人の手を借りちゃうとよい)。業者ごみ処分を頼んだってせいぜい数十万~百万ぐらい。売れば1千万ぐらいにはなったりするわけで。お金は良いよ、きっちり等分もできるし、好きなように傾斜も付けられる。

厄介なケースは下記。

  1. 死んだ親と同居している兄弟がいる場合
  2. 実家に拘りが強くて継ぎたい(と言い出した兄弟がいる)場合

不動産という財産の厄介さは「不動」なことと「財産としてデカい」ことで、あまり蓄財していない親御さんだった場合、「同居してた兄弟がそのまま自宅を相続する(そうじゃないと住むところがなくなっちゃうからね)と、財産分与がかなり不公平になってしまう」という問題が起こる。もちろん、等分じゃなくて全然いいよー!と他の兄弟が言うのであれば何の問題もない。兄は同居、妹はF1ドライバー結婚して億万長者、とかなら言いそうな気もする。

だが庶民はやっぱり、自分も貰えるはずのものが貰えないとなると、内心穏やかではなくなることがほとんどだと思うので、その場合はまぁ、頑張って話し合いをしよう笑。

エンディングノート効用はここにもあるが、こういう同居してる結果不均衡になりそうなご家庭の場合は、例えば、同居してない子に不公平感が出ないように、親の支払いで「非同居子」を受取人にした死亡保険に入っておくとかできます。これもエンディングノート関係者全員で共有出来てれば可能家族兄弟で話し合って決めるのが大事

この「同居してた兄弟系の争い」で見たことある一番のバッドエンドはこんな感じ…。トホホ…。

ちなみに上の2を言い出したのは私の兄弟配偶者の親が住みたいというかもしれないからと言われ、なんでそれで何千万の家がもらえると思うとんねん!とすごいデカ兄弟喧嘩をしたぜ…。親が片方死んだあとは残った家族は仲良くなりがちで、もう一人の親が死んだあとは兄弟の仲が悪くなりがちっていう俗説はガチだったんだなとしみじみした。

「家族」ってまぁ人一人の人生複数持つことになるんだよね。愛人がいるとかではなく、結婚やらで所属する「家族クラスタ」が増えていく。結婚すれば別の家族ができる。自分の親による家族自分配偶者による家族配偶者の親による家族独身のままでも、家族ではないにせよ世帯別になるからまぁ似たような感じだと思う。

戸籍が分かれても世帯が分かれても、生まれた時の「家族の枠」がなくなるわけでもなくて、親の介護やら相続やらで「産まれたり育ったりした家族の枠」のなかで行動したり考えたりする必要が出てくる。でも、その時に他の家族自分家族配偶者実家家族など)のこともつい考えてしまったりして、思ってたより多いしがらみの中で非合理的なことを言い出すこともある。それで何かね、親が一人もいなくなっちゃうと兄弟がむき出しの喧嘩なっちゃやすいんだね。いやぁ、生まれからほぼ初めてかつ最大の兄弟喧嘩だったよ…。ちゃんと仲直りはできましたが。

自宅以外の不動産場合プロ相談

地主とか運用してる不動産があるとかの場合は、素直に税理士に聞いて言う通りにするのが吉。

田んぼや畑=地目が「農地」になっている場合は、耕作放棄地だろうが市民農園に貸してる畑だろうが、簡単に売れないので、地元農協相談だ!農地を持ってるということは100%親御さんは農協組合員のはず。農地地域農業員会の許可がないと相続も売却も自由にできないらしいので、生きてる時からその辺は親御さんに聞いとくといいよ。

山を持ってるとか森を持ってる、みたいな人もたまにいると思うが、これも同様。エンディングノート作成に当たっては、自宅以外の土地を持ってると判明した場合地目が「宅地」以外のもの法務局確認可能)があったら要注意。しかるべきところ(農協とか役所とか)に色々聞いとくといいと思う。

ただし、地目が「宅地」じゃない土地は、都市部ではまずあんまり見かけない。家庭菜園をやってるけど地目は「宅地」なんてことも普通にあり得るので、親に確認だー。

親が賃貸に住み続けてた場合

速やかに家財を引き上げないと、ずっと家賃を支払い続ける羽目になるので、業者を入れてでも引き上げしましょう。結構馬鹿にならんと思います

親と、兄弟と、どうしても反りが合わなければ、何もしなくてもいい

色んな事情があるから、そういうことも普通にあると思う。関係が良くなければ、良くないままで、心を鬼にして「放置」が良いと思う。あとは物理的にどうにも無理だ!というときも「放置」するしかないよね…。

自分が何もしないままで親が死んだら相続はどうしたらいいのか。割と全然何とかなる。

誰も存在を知らない金融機関の口座は一定期間が過ぎればその金融機関の持ち物になるので心配しなくていい。株式なども同様。勝手発行者が何とかしてくれるから大丈夫

家については、一番簡単方法業者に頼んで売っちゃう。片付けとかもドライに割り切ってすべて金で解決処分費用相殺した残金があればラッキー、無くても(多少の持ち出しがあったとて)手間代だと思えば腹が立たないと思う。そこまで実家関係が悪いなら。

親御さんが金持ち場合は、誰かしら財産管理を手伝ってる人(銀行とか税理士とか)から必ず連絡があると思うので、その指示に淡々と従えばいい。

やらない方がいいかな、と思うのは以下

  1. 親も兄弟も苦手、実家に帰るのも間遠で気が重い。でもどうしても心配にはなるから数年ぶりに帰省してモノ言いたくなって大喧嘩
  2. もうずっと没交渉なのに財産分与の時だけめちゃ権利を主張
  3. 親に結構借金があることが分かったが財産ちゃんともらいたいので頑張ろ

要するに、酷い言い方になるが、親子兄弟との関係が良くできない(あちらの理由もあろうし、こちらにも理由があろう)なら、何かを望まない、というのが大原則。そうすれば別に今以上悪くなるということはない。まぁ、そういうこともあるよね。

相続は分かった、介護はどうするんだ。

これもまぁ、そこまで関係が悪い家族関係なら、出来るだけ縁薄く接するのがいいと思う。お金解決第三者委託介護業者)、同様に、感情時間も手間も労力も金もかけない、その代わり何も文句も口出しもしない、というのがベストだと思う。

ちょっと前の増田に、親の介護のために仕事を捨てて田舎に戻るか、というのがあったが、あれブコメに多数指摘があった通りで、戻ったら最後増田人生が割と酷くなるだけなんだよね。介護する子がいる要介護者は施設入所の順番が後送りになり実質的には多分入所が不可能になる。仕事もなくなる収入も減る、介護はよりより厳しくなるだけなので戻らないのがリアリズムの正解なんだよね…。

リアリズム面を書き始めたら長くなりすぎたし、楽しい話が全然できなくなった。しょうがないよな…。家族自分老いも、逃げても逃げられない「生の頚」のようなものだな、と思うときもある。

2023-04-05

身内に金銭トラブルを抱える人間が多い

 身内男性金銭トラブルを抱える人間が多い。あまり詳細に書くと特定されかねないから多少のフェイクを入れるけれど、

祖父は死後にギャンブル借金を抱えていたことがわかり、それも借金元がいわゆる闇金業者のような所で利息含め何百、何千万単位での返済を求められ、祖母が周りに頭を下げ貯蓄も何もかも全てをかき集めて返済に充てた。

・従兄弟学生時代から続けていたらしいギャンブルで友人、知人への借金が膨れ上がり、返済のために消費者金融から数百万単位での借金をして首が回らなくなり従兄弟母親に泣きつき、それでも返済が追いつかず結局叔母である私の母親借金を立て替えた。

・小さい頃から仲良くしていた親戚のお兄さんは、酒とギャンブルにはまり借金を抱え、当日幼稚園児と新生児だった子供奥さんを残して単身赴任先で首を吊った。

 こういうことがあって、私は本当にお金人生や縁を本当に狂わせることを思い知ったから、お金が無くなることが怖くて仕方がない。だから就職を考えた時、自分がやりたい仕事よりもとにかく安定した仕事をと考えて資格を取り、公務員という道を選んだし、社会人になり一人暮らしをしているけれど、自炊をして毎日チラシを見ながら少しでも安いスーパーを数件ハシゴするくらいには無駄お金を使いたくないと思っている。

 母親からはよく「財布の紐がかたい」「ケチだ」と言われるけれど、お金に困ることへの嫌悪感が凄くて、毎日自分の通帳の残高を見て安心している。数年前に大きな病気をした時も、治療のことよりも治療期間は働けない上に治療費でお金が無くなることの方がすごく怖かった。

 そんな風に毎日を過ごしていたというのに、先日、実の兄に金銭トラブルが発覚した。

 どうやらクレジットカードを作る際、自動的リボ払いとなる設定になっていたようで、しかズボラ性格故そのことに年単位で気付かず、結局気付いた時には数百万の借金を抱えることとなり、その返済に充てるため消費者金融借金をしたらしい。

 その話を母親から聞き、私は呆れとも絶望とも言えない感情を抱いた。兄だって、今まで身内が金銭トラブル人生を狂わされた所を沢山見てきたはずなのに。何よりも、小さい頃は大好きで尊敬していた従兄弟借金を抱えた時、ゴタゴタの中で実は母親祖母に預けていた私と兄名義の預金を全て従兄弟が使い込んでいたことも同時に発覚して、そのことで激怒し従兄弟没交渉になってしまっているくらいには、借金に対して恨みを抱いているはずなのに。どうしても私は、兄が身内と同じ道を辿ろうとしているように思えてしまう。

 そしてもしかすると、いずれは私も同じくお金人生を狂わされるのではないかと思ってしまう。今はそのことが本当に怖い。

 忘れられない光景がある。

 親戚のお兄さんの葬儀の際、私も手伝いに親戚宅へ行っていたのだけれど、その時、それまで気丈に振る舞っていたお兄さんの奥さんが、奥さん親友だという女性が訪ねてきた瞬間、別室にいた私たちにも聞こえるくらい大きな声を上げて泣き崩れた。そりゃあ、そうだ。まだ幼い子供二人を抱え、夫は自分の知らない借金自殺。その当時、私はまだ学生だったけれど、今から考えると彼女はいつ泣き崩れてもおかしくなかったのだ。寧ろ、よくそれまで私達に涙の一つも見せず葬儀を準備を進めていたことだと思う。

 そして、全てが終わった後に待っていたのは責任押し付けだった。「どうして気が付かなかったの」「単身赴任じゃなく家族でついて行ってあげれば良かったのに」そんな言葉を受け、奥さんはとうとう親戚とはほぼ縁を切り、今ではその当時から相談に乗っていた私の母としか連絡を取っていない。

 そういう光景を昔から見てきた。そして何よりも、祖父借金然り従兄弟借金然り、結局ほとんどの借金を私の母親が肩代わりしていることに物凄く嫌悪感を抱いてしまう。

 私の母親は、高校卒業してから定年までずっと同じ職場で働き続けていた。時代のせいだったらしいが私は生後50日で保育園に預けられ、物心がついた頃には朝から夕方まで保育園で過ごすことが普通だったし、小学校に上がると当然のように鍵っ子で、低学年の時は17時まで学童に預けられ、高学年になると家に帰ると洗濯物を取り込むのが私の役割だった。

 小さい頃からの私の口癖は「専業主婦のお家のお母さんが羨ましい」で、母親はその言葉を聞くたび胸を痛めていたらしい。…今思うと本当に残酷なことを言っていたと思うのだけれど、当時は確かにそう思っていた。それでも母親は、「貧乏な家で育ったから、自分の子供には貧乏な思いをさせたくなかった」と言っていた。確かに、私の父親はよくテレビCMも流れているほど誰もがよく知っている会社に勤めていたし、おそらく当時の経済状況から見ても母親正社員で働く必要性はそれほどなかったと思う。

 それでも、そんな思いを持って働き続けていた母親が貯めたお金を、どうしてくだらないギャンブルで作った借金の返済に使われなければいけなかったのだろう。月々数万単位母親に返済を続ける従兄弟のことを、借金を残して死んだ祖父のことを、私は許せない。「もうこのことは話し合って解決たから」と言われても、従兄弟には二度と会いたくないし罵声を浴びせてやりたいくらいには憎い。

 同年代の親戚で私は唯一の女性で、だからなのか比較的穏やかだと思われているようだけれど、心の内を曝け出さないだけで従兄弟のことは本当に馬鹿だと思っているし、そんな従兄弟を育てた叔父と叔母のことも好きになれない。なのに、叔父最近になって老後のことを気にしているらしく「結局お前にも俺たちと同じ土地の血が流れている」だの何だのと言ってくる。要するに、「従兄弟奥さん義理の娘だと言っても結局他人から老後の面倒は見させられない。何かあった時は頼む」と言いたいのだろうけれど、まっぴらごめんだと思っている。

 そんな風に嫌悪していたのは、「死んでもお金のことでトラブルを起こしたくない」と思っていたのは、私だけだったのだろうか。

 どうやら、母親はまた兄の借金も肩代わりするつもりらしい。「どうやってお金をかき集めよう」と電話口でため息を吐かれたけれど、「じゃあ私もいくらか出そうか」とは言えなかった。私だってお金にすごく余裕があるわけじゃない。それに、自業自得で作った借金を立て替えてあげる気になれない。

 ずっと言いようのない恐怖が胸に渦巻いている。私もいつかお金に困る日が来るのだろうか。消費者金融に手を出してしまうようなことを起こしてしまうのだろうか。兄の話を聞いてから、その気持ちが一層強くなった。

 私だって、全く無趣味なわけじゃない。寧ろ人よりもお金のかかる趣味を持っている。ただ、自分のお給料から貯蓄に回す分、生活費等を差し引いた金額計算し、できる範囲での出費を心がけているだけだ。だから、正直そこまで生活に余裕があるわけでもない。ただ、確かに同じ趣味の界隈では「借金をしている」だの「リボ払い地獄だ」だのという話も聞く。今のところ、そこまで深くのめり込む予定もないし大丈夫だとは思っているけれど、それでも、ふとしたきっかけでそちらへ足を踏み入れてしまうのだろうかという不安が拭えない。

 お金人生を狂わせるから、狂った人が間近にいるから、本当に怖い。私もいつかお金人生を狂わせてしまうのだろうか。その時には、殴ってでも引きずり倒してでも私の目を覚めさせてほしい。

 こんなこと誰にも言えないから、ここで吐き出しました。長文ごめんなさい。

追記

 感情のままに書き殴った文章に色々と反応があって驚いています複数の方から増田なら大丈夫だよ」と言っていただけて、根本的な考えは変わらないものの、少しだけ安心しました。

 以下、追記になります

祖母に通帳を預けていたことについて。

 援助の目的はありませんでした。どなたかも書かれていたように、母が私と兄が成人した時に渡せるようにとそれぞれの名義の通帳を作り、纏まった金額預金していたそうです。ただ、「手元に置いておくと少し困った時などふとした拍子に使ってしまうかもしれない」と思い、そういうことができないよう、通帳を別居している祖母に預けていました。それをお金に困った従兄弟(叔父夫婦と従兄弟祖母と同居していました)に泣きつかれ、祖母が渡してしまったそうです。

性別について。

 話の全体像が見えないことと関係しているか不明ですが、文章内でも書いているように私は女性です。内容がわかりにくいことに関しては、先述したように本当に感情のまま書き殴ってしまったので理解しています。読み辛くて申し訳ありません。

自己破産について。

 私は正直、自己破産でも何でもして責任を取らせれば良いのにと思っています。ただ、田舎者の性なのかただのお人好しの馬鹿なのか、母は今後のことを考えて自分達が助けられる範囲なら助けてやりたいと考えているようです。そのことについては従兄弟の件があった際に私も意見しましたが、「関係ないんだから、口を出すな」と言われてしまいました。それなら借金のことも何もかも私に言わないで欲しかったです。結局、母の方も私以外にそういう話を吐き出せる相手がおらず、私は捌け口にされているだけなんだと思います

祖父借金について。

 消費者金融から借りたわけではなく、本当に闇金のような所から借りていたようです。なので、

取り立てが直接祖母の家にやってくる→祖母は同居している叔父夫婦にはこんなこと言えないと預金を崩し、足りない分は親戚や友人・知人方からお金を借りて回り返済をする→お金を借りた親戚や友人・知人に返すことができずとうとう私の母親叔父夫婦に打ち明ける

 といった流れでした。ですので相続放棄以前の問題だったのです。

・私の趣味について

 舞台観劇です。好きで応援している役者さんもいます。といっても頻繁に劇場へ足を運んでいるわけではなく、平均すると月に1.2度ほど観劇している程度です。パンフレット等のグッズも購入しますが、あくま自分収入で賄える範囲を心掛けていますとはいえ地方公演のため遠征することもありますし、1枚で1万円近くするチケットを月に何枚も購入するなんて、とよく言われるため人よりお金の掛かる趣味を持っていると書きました。

 FPなど資格を取得してはどうかという意見ありがとうございます。大きな病気(20代なのですが、数年前に癌と診断され治療を受けていました)をしてしまった後で、体調と相談しながら仕事復帰をしたばかりなので、今すぐ行動に移すのは難しそうですが、将来のことを考え勉強していきたいと思います

2023-03-28

イエス・ノー遺影イエス・ノー健一

anond:20230208195420 の続き】

仕事帰り、烏丸六角ファミマで買い物をしている最中に、この3年近く恒常的にセックスをしている男性から、「健一が亡くなったそうです」というLINEが入った。

この男性はどうにもこういうところがある。

身近な人間を基本呼び捨てで呼ばわるところがある

母は「幸子」、母方の祖母は「ひさ江」、父方の祖父は「トメ吉」という具合に。ちなみに「トメ吉」については、まったく止まってはおらず、その下に「スエ」という妹がいる。

昔の人は、ある種なんとも露骨だ。

子どもはもうこれ以上いらない」という気持ちを、今生まれてきた当の子もの名前に込めてやるなよと私なんかは思ってしまうが、当人たちは一度避妊に失敗し、念押しのようにさらにその下に込めたりしているのだ。

現代なら「その名づけは虐待」とか普通に言われてしまいそう。

そういうふうにして、彼・彼女たちがそれぞれ男性にとって誰なのかについては知っていたが、「健一」についてはさっぱり心当たりがない。

男性の口からはじめて出てくる名前のように思った。

「亡くなったそうです」という伝聞形も、得意の呼び捨てにしている割に、どことな距離を感じさせる。

「誰だかわからないけどご愁傷さまです」とも言いづらく、LINEの返事に詰まってしまった。ファミマを出てから、同じビルスタバの前あたりに立ち止まりLINEを閉じたり開いたり。

ふと顔を上げると、よく茂った松の枝を一本、片手に握りしめたビジネススーツ姿の中年男性が目に入った。四条方向に足ばやに歩いていく。

ただのちょっと変わった人なのか、はたまた池坊関係者なのか、この烏丸六角という場所においてのみ、ものすごく迷うところだ。

スマホの中のメッセージと、よくわからない通行人。二重に困惑してしまったが、とりあえず「健一」とは誰なのかときけば、男性義理父親だという。

この度独居の住まいのなか、遺体発見されたとのことだった。

男性はその昔、一族の都合で健一養子に入りはしたが、そのころから今に至るまでほぼ没交渉であったので、なんだかそんなに悲しそうでもなく、その後のLINE淡々としたものだった。

結局のところ「亡くなったそうです」の距離なのだ

だけれども数日後、男性の家にいったら、ワーキングデスクの上に知らないおじさんの遺影が立てかけてあった。

アイパッドノートパソコン積読と同じノリで遺影が並べておいてあり、それはちょっと異様な光景だった。遺影はそれらのものより一回り大きいので、あまり存在感ありすぎる。

「あーこれが健一

と、思わずつられて呼び捨てから、「なんで遺影、こんなとこおいてんの?」ときいた。

妙に若くて、ちょっとつぶらな瞳で、その目線が斜めにいっていて、ぎこちない笑顔。むりやり引き延ばした昔の写真独特の、ざらざらと色の薄いテクスチャ

「いや、向こうの家に置いとくとこもないし、とりあえず持って帰ってきた」

男性の答えは妙にずれている。

「机においてんのは?」

「深い意味ないけどおもろいかなと思って」

異様ではあるが、別になにもおもしろくはない。この人がおもしろさを感じるツボは、たまによくわからない。

それで「ああ、そう」とだけ返すと、男性

「親戚みんなで家探ししたけど全然いい写真なかってん。中途半端若いとき写真しかなかったわ」といった。

「どうりで目線もさだまってないっていうか、カメラレンズみてないね

健一目線は、健一からは右方向、相対する私たちからは左方向にずれている。そっちの方向にはベッドがあった。この時点で正直なんだかかなりいやだな…と思ったが、ひとまず一般的配慮として、それを口には出さなかった。

そのまま、自分たち戒名をつけるならどんなものがいいかという話でひとしきり盛り上がり、お互いに将来の戒名もきまってきりがよかったので、我々はセックスをすることにした。

そこで私は「健一視線がベッドのほうにきてるのなんか嫌だ」と、一度は飲み込んだことを吐き出してしまった。

相手義理父親遺影の前でセックスするのは、明確にその理由を語れずとも、なんだかとにかくすごく嫌だと思った。

遺影がそこに鎮座している「なんかおもろい」という理由は、私にとって共感しがたい。私がその「なんか」の機微を正確に理解できないように、男性もまた、このわたしの「なんだかとにかくすごく」という心の機微が正確に理解できたとは思いづらい。

けれども男性は、「わかったー」と間延びした返事をして、遺影をおもむろに裏返して立てかけなおした。

いやそうじゃなくてしっかりどこかにしまってくれ、と思ったが、それを言うのももう面倒だし、やるとなったらさっさとセックスたかったし、もちろん乳首さわりたかったので、私はそこで妥協した。結局は、花より団子で機微よりセックスだ。たいがい適当人間ではある。

そうやってセックスして、寝て、起きたら健一は寝起きの私を見ていた。

私より先に起きた男性が、律義に遺影を表に戻していたのだった。

私の機微相手義理父親に、遺影であっても義理の息子の乳首を吸っている様などを見られたくないことだが、男性機微は、遺影いつまでも裏返したまま視覚を奪うのは気の毒だ、というところにあるのだな、と、寝ぼけた頭で考えた。

それは少し理解できなくもない。

結局のところ、ただの紙に載ったインクしかないはずの遺影に、生きた人間めいたなにかを感じていることは通底しており、その表出のアプローチが異なっているだけの話なのだろう。

机上に健一が出現してから、何度か男性の家にお邪魔してはセックスをし、わたしはそのたびに「健一裏返して」とリクエストしていた。

そしてその日はやってきた。

健一が机上に出現して何日目のことだったのか、私はちょっと覚えていない。

夜も更けてきてそろそろ寝るか、という雰囲気になったとき男性がおもむろに立ち上がり、私の指図なしに、ふいと健一遺影を裏返した。

その、遺影を裏返す行為こそが、紛れもなく「さ、セックスしますか」の意思表示となっていることに、私はそのときはじめて気がついた。

みずから「裏返して」とお願いしてそうしてもらっていたときには考えつかなかったことだった。

私も男性に続いて立ち上がりながら、「つまりからセックスするってことか」というと、男性は「あれやな…なんか…イエス・ノー枕みたいやな」と答えた。

そうだ。

これはまさしく、イエス・ノー枕だ。

物体の表と裏を巧みに使い、その夜について性行為のありやなしやの意思表示と予告をする、その原理はまったく同じだ。

イエス・ノー遺影じゃん」

【今夜セックス】の露骨かつ言外の通告。あれを我々は今、気がつけば、男性義理父親健一遺影でやっているのだ。

不謹慎が過ぎる。さすがに戦慄が走ったところで、男性がぽつりと「イエス・ノー健一やな」と言った。

その日から私は、「イエス・ノー遺影」「イエス・ノー健一」という、この、罰当たりで不謹慎で、あまりに強烈な言葉が頭からこびりついて離れない。

忘れようにも忘れられない。だからここに書いた。

それはとても寂しいことではあろうけれど、いつかこ男性と会わなくなる日が来たとして、その先に男性名前を忘れる日が来たとして、イエス・ノー遺影という言葉と、健一名前だけは、それでも生涯忘れないだろうと思う。

(※登場人物配慮して、文中に出てきた名前はすべて本当の名前とは変えてあります

追記

烏丸御池~四条烏丸あたりに、冬の間、ビニール袋を巧みかつ何百枚も使用して衣服と靴にしたて、万全の防寒している人がうろついているのだけど、この間その人がビニール袋十枚がさねくらいの軽装になっていて、桜の開花よりも断然春のおとないを感じた。だからそのこともついでに書いてもっと季節感あふれる増田にしようとしていたのにうっかり入れ忘れた。

・(ブコメの方へ)小学生だったころは…あります…!(男性はたまにおぼかたさんの真似をします。全然おもしろくない)

あのころ思っていたことでいまだに覚えていること、いつか書きたいです。もしそのときたまたまみつけたらぜひ読んでほしいです。

・(ブコメの方へ)もしそこにおばあちゃん写真があったらセックスできなかったと思うんですが、おばあちゃんのことをしゃべりながらは全然大丈夫です。

こういう「あれはだめだけどこれはセーフ」って感覚はいつどこで身につくのだろうかと思ったりしました。笑ってくれてうれしいです。

・(続編タノムの方へ)また何か男性との間に印象深いことが起こったら書きます。そのときは読んでいただけたらうれしいです。

2023-01-02

anond:20230102223434

自分場合没交渉してたら死んじゃったので財産目録も作る前に相続放棄したやで

遺産が目当てならスポンサーの言う事聞いとけ、金持ってる奴が強い

2022-11-14

子供が成人した今、自分の親について思うこと

私の親は、いわゆる毒親だった。

物心いたこから暴力暴言デフォルトで、私が抵抗できないのを常に見ている兄弟達も、親を見習ったのか、性暴力を受けた。

勿論私自身「良い子」では全然なかったし、いろんな悪事を働いたし、尻拭いをしてもらったこともある。

今で言う「授かり婚」で急に結婚することになって、いらないというのにそこそこ盛大な式を出してくれもした。

感謝している部分も沢山あるが、それ以上にもう関わり合いになりたくない気持ちが強い。

紆余曲折あって現在没交渉が続いている。

調べればいくらでもわかるようにはしてあるが、何の連絡も来たことはないし、最後に話した「機会があったら連絡する」という言葉の、その機会をわざわざ作ろうと思えないままン十年が過ぎた。

調べてもいないとしたら、2度目の結婚で生まれた子が成人していることも知らないだろう。

先日、義父(今の夫の父親)が亡くなった。

遠方に住んでいるので交流は少なかったが、悲しい、寂しいと思う気持ちがあった。

果たして自分の実の親が亡くなったと知った時、同じように思うことがあるのだろうか?

今の時点では、厄介だなとしか思えないのだが。

2022-10-16

anond:20221016202200

金が無くなったらまた働こうと思ってるが、無趣味だし性交渉相手どころか友人との付き合いすら諦めて没交渉だしで金がなかなか減らない

2022-08-23

anond:20220823110607

魔法使い歴も10年だ

15年以上前童貞は30歳で魔法使いになる説だけが存在していたが、10年くらい前から世の中の非婚化・没交渉が進んで魔法使い40歳からという異説がでてきたなとクソトラバ

2022-08-13

anond:20220813080005

個体意識が違うんだから、各々それぞれの脳内創造いや想像した相手人格と付き合ってるんやで、せやから結婚後に幻滅したり没交渉になったり破局したりするんやで…

2022-07-24

anond:20220724042108

没交渉が過ぎてこういう話を見ると、何で親しくもない人を好きになることがあるんだろうなどと割と本気で思うくらい拗らせてしまった

2022-05-09

anond:20220509200600

5年前に神戸ジャイナ教寺院に行ったことを思い出した。開放されていたが他に見学者はおらず、厳粛で没交渉的な雰囲気を感じたな。

ちなみに同市にはユダヤ教会(シナゴーグ)もあったが、こちらは門扉が完全に閉められていて、部外者は来るなという空気バリバリに出していた。

2022-05-06

安倍晋三北方領土交渉こそ9条護憲派が言うところの武力によらない平和外交だったのでは?

武力による威嚇にうったえることなあくまで地道な経済協力を前提にした粘り強い交渉だったわけだ。

武力を背景にできないのを極限までナメられた結果としての大失敗なわけだけど。

平和的な外交交渉を是とする立場に立てば、あの交渉過程自体

竹島問題での韓国との関係のようにお互いに一歩も譲らず批難の応酬が繰り返されるだけの関係などと比較すれば

確実に平和的な前進がみられるものだったんじゃないの?

護憲派という割に、自分たちの主張に沿った形で交渉をしようとすれば

あのような交渉過程を経なければならなくなるだろうという部分には目をつぶって

領土交渉の結果が失敗だったことに関してその責を問うばかりなのはどういうことな

プーチンという人間を見誤っただの、没交渉、棚上げこそが正解だっただの、お得意の後付けで反論されそうだけど、

そのような立場を取るのは北方領土を追われた住民感情抹殺するに等しい態度だし、国際社会から領土保全義務放棄したとみられるリスクも当然あるよね?

安倍結果責任は当然あるが、そのような結果になってしまったのも、あくま護憲派の言うところの武力によらない平和的な外交姿勢を貫かざるを得なかったことにも

起因するのだから、当然そう主張するなら少なくとも9条護憲派から転向すべきだよね?

2022-04-14

anond:20220414133700

円満関係介護に苦しむのと没交渉の代わりに面倒みないで済むのと、どっちが幸せなんやろな…

2022-01-31

そういや探してる短歌があってさ。大学の授業で出てきたやつ。うろ覚えなんだけど、

「海との没交渉に佇んでひとり」

って感じの歌。没契約かもしれない、そうするとちょっと感じ違うね。波との、だったかも。終わりは、ひとり佇んで、かも。とか、ぼんやりしか残っていなくて、正解が分からないんだよね。誰の歌なんだろう。

明治大正あたりの、自由律俳句の流れみたいなとこで出てきたと思うんだよ。河東碧梧桐の「赤い椿白い椿と落ちにけり」と一緒の回に習った気がする。荻原井泉水かな?って思ったんだけど、ざっと見たところ見つからないんだよね。感じはすごく似てる。「かごからほたる一つ一つを星にする」とか、あーそういう感じなんだよなーって思うんだけど。

ググっても出てこないから、何かちょっと間違って覚えてるか、マイナー俳句なのか。ちゃんと本から探せばあるのか。

そもそも実家に戻ってあの頃のノートを探せば見つかるよなと思いながら、もう十年くらい経っちゃったな。誰か知らない?

anond:20220131140357

全く世間没交渉だったら、掘りようがないんじゃない?

2022-01-18

高校時代好きだった人が未だに忘れられない

部活の後輩でアニオタ、色白でぽっちゃりしてて早口という完全にオタクだったけど見た目が本当にタイプで、よく部活後にご飯行ったりしてたし、帰る方向も途中まで一緒だったから一緒に帰ったりもしてた。

誘えば結構どこでも来てくれたから色んなところ行ったけど、わたしから誘ってばっかりだな〜と思って1回誘うのやめてみたら普通に没交渉なっちゃった

今も好きかどうかはわからないけど、あの時引かないで告白しとけばな〜って思う。誘われなかった時点で脈無いかなとも思うけど、告白してたら結果はどうあれこんなに思い出すことも無かっただろうな。

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