2021-04-01

なぜ管理職政治家女性がいないのか

ジェンダーギャップ指数120位のニュースを受けて、なんで管理職政治家女性がいないかと言えば、「誰もやりたくない」から

なりたい女性男性が懸命に排除しているわけではない。男性の大多数も政治家管理職は「できればやりたくない」のだ。「やりたくない仕事」を誰に押し付けるかというときに、これまで担ってきた属性の人々が仕方なく担うという結果になる、というだけの話である。当然なことととして、管理職から経営陣になる人も少なくなる。その結果が「男性支配社会」の出来上がりである

女性管理職を3割に引き上げると言っているが、各種調査では管理職希望者は30代女性で1割強で、30代男性でも実は3割程度しかない。管理職に就いている男性の大部分も、長時間労働に加えて、重い責任、上から圧力と下からの不満で、権力自由裁量余地が増えているわけでは全くない。さらに「働き方改革」を受けて、普通労働者長時間労働是正ノルマとなる中で、労働時間規制の枠から外れた管理職に皺寄せが行っている。

政治家も同じ。駅前で辻立ち2時間も絶叫し続けて何かを訴えている国会議員がよくいるが、政治家になったらあれをやらなきゃいけないと思ったら、むしろ政治を真面目に考えている人ほど、特に女性敬遠するのは当たり前である。結果として、周りが一切のお膳立てをしてくれる、男性世襲議員が多くなってしまうことになる。

要は政治家管理職という仕事のもののあり方を改善すべきなのであって、それなしに数値目標の達成だけを頑張ると、多数の女性がのたうち回って苦しむことになり、かえって逆効果になるということ。

  • 日本は解雇規制が厳しいから、管理職は部下を選べないんだよね。 管理職とは、自分の本意ではない駒を使って、将棋を打たなければいけないという罰ゲーム。。 外国だと金銭解雇で...

記事への反応(ブックマークコメント)

ログイン ユーザー登録
ようこそ ゲスト さん