「ゲームソフト」を含む日記 RSS

はてなキーワード: ゲームソフトとは

2021-05-04

anond:20210504185909

(続き)

といった問屋関係逸話が当時バンバン登場した。メーカーも対抗すべく(?)ダンピング出荷、返品受付などで一本でも多くソフトを売りさばこうと必死だった。このあたり、問屋小売店メーカーも、市場の異常さに気が付かずもがいていた感じが否めない。初心会二次問屋は、問屋の本分である日本全国に適正量の在庫ゲームソフト流通させる」という機能を忘れ、ただただゲームソフトを動かすことで得る利益をあげることに無我夢中だった。

ここで注意をしておきたいのが、「任天堂初心会が、一方的サードパーティ小売店から利益を吸い上げている」という既存論調は近視眼的だ、ということだ。スーパーファミコン市場に参入したサードパーティはおよそ200社。このうち途中で撤退を決めたのは10数社で、しかもこれら撤退したメーカーの多数は異業種メーカーであり、本業での業績が低下したためだったり、バブル期不動産に手を出して大やけどして倒産…といったもので、ゲームと直接関係あっての撤退ではないのだ。

小売店も同じことで、当時はファミコン-スーパーファミコンという新しい分野での市場拡大に手を出す小売店が多数いた。ただ問屋に苦しめられるだけの業種であるなら、こんなことは起きるはずがない。甘い蜜はそれなりに存在していたわけだ。ざっくり要約すると「不満はあるが儲けもある」といったところか。むしろPCエンジンメガドライブの有力ソフトスーパーファミコン移植して一旗あげようとするサードパーティのほうが多かった。それほど有望な市場であるがゆえ、いろんな輩が入り込もうとやっきになったわけだ。

市場が拡大している間はそれでもよかった。しかスーパーファミコンが円熟期を迎え、対抗馬として「次世代機」の姿がちらつくようになってきた頃に、いよいよおかしくなってきた。多数現れた三次問屋小売店二次問屋の中にねじ込み、己の利益を吸い取ろうとし始めた。手法としては品薄になりそうな人気ソフトを抱きかかえ、「小売店に小売価格そのままで」卸したりした。商圏を無視して跨いで他社の領域に食い込んで商売するところもではじめた。初心会の中にゲームソフト投機商品のように扱う問屋が現れ、二次問屋三次問屋が喜んで利益の分前を頂いた。その分小売店負担が偏り、結果的にはプレイヤーにも巡り、最終的には市場に悪影響を及ぼす。スーパーファミコン市場は歪んだまま大きくなり、そしてついに縮小を始めた。

衝撃が大きかったのはプレイステーションの登場だ。なんと問屋を使わずソニーが直接小売店ものを卸すという。革命的なやり方だった。返品なし、定価販売というところがネックになったが、どの商材も掛け率が一定であることに小売店は喜んだ。今までは問屋ごとに掛け率が違ったり、注文する本数によって掛け率が変動したり、そもそも抱合せ仕入れしかなかった(違法? しったことか!)からだ。

こんなことが可能なのはプレイステーションCD-ROM採用しているからだった。リピート生産ROMほど時間がかからない。お金も自前の工場からさほどかからない。最悪在庫になっても簡単に破棄できる。それゆえ最初こそ少量生産で行い、売り切れたら即リピート発注すればよい。こうすれば過剰な在庫メーカーも小売も苦しめられずにすむ。値崩れ・抱合せ心配いらない。

ROMカセット採用していたらすべて実現不可能なことだった。ちなみにセガサターンCD-ROM採用しているが、他社の工場での生産だったためなかなかリピートが上手く行かなかったらしい。(なお、詳しく書かないがここで上手くいった改革現在すべて崩壊している)

問屋存在意義が問われ始めていた。

一方、任天堂ROMカセット採用を64でもやめなかった。ディスクシステムに手を出してそのあまりに長いロード時間に苦慮したこと経験があるからだ。そしてこれを機にもう一度市場リセットを図ろうとした。市場にはスーパーファミコンワゴンセールが始まっている。なんとかして初心会内外にあるゲーム投機的扱いをやめさせなければならなかった。ソフトの数が少なくなれば、そのような動きはできにくくなる。そのためサードパーティソフトをとにかく減らし、少数精鋭路線で進もうとした。初心会外に取引を広げ自前で流通を行うという選択肢もあったが、これは取らなかった(実はSFC時代トイザらス日本進出をしてきたとき任天堂や各大手メーカー直接取引を持ちかけてきたが、これは上手く行かなかったようだ)。山内社長ファミコン時代の遥か昔から取引を続けていた初心会を切ることに抵抗があったからだ。それに「絶対に売れない」といってたファミコンも買い取ってくれたのは初心会だ。この前もバーチャルボーイというズッコケハードを出したが任天堂は全量初心会ハードを買い取ってもらっているので被害は最小で済んでいる。(その負債初心会が被り、さらにその負債小売店押し付けられた構図だ。)

しかしそれでも、初心会二次問屋たちは目先の利益を追い求めるのに夢中だった。

スーパーファミコン市場末期の1995年発売の聖剣伝説3は初回出荷は70万本だったが、実は初心会からの注文本数は合計140万本だった。前作がミリオン超えをしていたのでそれだけ期待があった、という表側の理由だが、ようするにこれも投機的に扱われることが明白だった(そもそも前作聖剣伝説2結構な数がワゴン行きしていた)。あまりに酷い値崩れを嫌ったスクウェアは出荷本数を半分の70万本にし、かつ卸値を10%引き上げると初心会アナウンスした。こうした動きに一部の問屋がなんと小売店に対して「スクウェア公正取引委員会に訴える!」と言いまわってしまった。もちろんスクウェア側には一切の非はない。運が悪いことに(それとも狙ったかスクウェア夏休みに入ってしまったので、小売店真相確認することができず業界の一大事が起きたのではないかパニックになったところもあるという。この話は巡り巡ってなぜか「任天堂が悪い」ということになった。PSが発売されて半年以上経とうとする頃でも、初心会危機感は全くなかった。

その年の末発売のドラゴンクエストⅥの発売にあたっては、初心会エニックスの間で注文数の予測で大紛糾だった。初心会予測は250万本。エニックス予測は300万本。エニックスは自信満々だったが、初心会はそこまで売れないと踏んでいた。初期出荷は250万できまりエニックスは自前で50万の在庫を抱えることになったが、この読みは的中する。即リピート発注がかかり、エニックス二次出荷を行った。

最終的に320万出荷を果たすわけだが、売上予測ができない問屋メーカー価値を見出すだろうか?

そして、ついに、終わりのときは訪れた。



1997年2月21日任天堂本社で毎年のように行われる初心会の懇親会。その幹部会の席上にて初心会会長である河田会長宣言した。

本日を持って、初心会解散します」

幹事会は静まり返った。関係者には事前に知らされていなかったのだ。解散任天堂山内社長と、初心会河田会長トップ会談秘密裏に行われた。今後一切の取引商品ごと個別に行われ、しか初心会内の特定10社のみそれが行われる。今までゲームソフト投機的に扱って儲けを吸っていた会社任天堂から拒絶され、二次問屋に落とされた。しかも64の少数精鋭路線のおかげでこれから商材はどんどん減る。今までのような振る舞いは不可能になった。


任天堂スーパーマリオクラブの立ち上げにより売上予測をするようになった。つまり予測ノウハウを自ら身につけつつあった。そうなれば商材を投機的にあつかう問屋不要だ。「どれほどのソフトが売れるか、我々にはわかりようがない。流通プロに任せるしかない」。かつての山内社長言葉だが、流通プロプロに値する仕事をしないのなら、切られても仕方がないというわけだ。


この改革任天堂内に留まらなかった。

実はこの流通改革前後してプレイステーションでも問題が発生した。デジキューブだ。スクウェアプレイステーションに参入する条件として、コンビニ自分たちで卸すデジキューブSCE許可させた。

もともとプレイステーションはすべてSCEが自前で小売店流通することを売りにしていた。ところが後から来たスクウェアSCEを通さず自前で流通させるという。

このあたりを詳しく解説する。SCEソフトメーカー協議し、ゲームソフト初回生産量を決める(ということになっているが、実質決定権はSCEにあった)。

SCEは特約店(一部、ハピネットといった問屋使用していたが)からの受注数がその初回生産量に満たない場合SCEが自腹で在庫を抱える(ように努力いたします、という注釈付きではあった)。

掛け率はソフトメーカー一律。

と、ソフトメーカーにかなり親切のように見える。しかしこれには問題が含まれていた。初回生産量はSCEが決め、実際に流通させているのもSCE自身だ。ソフトメーカー営業しかけ多くの受注を獲得したとしても、SCEOKを出さな場合、本当にそのソフト流通しなくなる。実際に飯野賢治プレイステーションDの食卓自分たち在庫を抱えてもいいから多くつくるべきだと要望を出しても、SCEはそれを良しとはせず、結果売り切れを引き起こし機会損失を生んだことがあり、飯野賢治セガ陣営への鞍替えしたことがあった。

ソフトメーカーからしたら、リスクも多いが儲けも大きい自社流通に切り替えたがっていた時期だったが、任天堂SCEもそれを良しとはしなかった(ただし任天堂初心会通しであるため、一社が売れないと踏んでも他の問屋が受注してくれる可能性はあるし、このときPSの取扱店はまだ初心会流通よりは少なかった)。しかスクウェアだけには特例としてそれを認めるというわけだ。SCE流通に関わらず、スクウェアが直接小売店コンビニゲームソフトを卸すわけだ。当然、初回生産量も自由に決められる。

いったいどういうことだ、SCEロンチから頑張ってきたメーカーに対して不義理じゃないのか。こうした理論で反発したメーカーがいた。コナミである

コナミSCEに対して自社流通を求めた。ゲームをつくる製造委託費とロイヤリティは支払うから、お前のところの流通網は使わんぞ、ということだ。こうすることでコナミSCE流通分の費用を削ることができる。5800円の小売価格のうちの取り分を増やすことができるわけだ。もちろん在庫リスク小売店へのやりとりはコナミ自身がやらなければならないから、自社流通完璧というわけではない。結果的大手メーカーはみな自社流通になっていくが、ナムコだけは付き合いもあってか(ナムコはかなり初期からPSに絡み、ライブラリの整備も行うほどだった。自社プラットフォームを諦めたかわり、PSに注力したということだろう)SCE流通を使い続けた。

プレイステーション側でこのようなことが起きてるのだから、当然余波は任天堂側にも及ぶ。コナミは64やゲームボーイの自社ソフトに対して「これから初心会を使わず自前の流通網使いますから」と一方的任天堂要求した。かつての任天堂ならば決して受け入れるはずのない要求だろう。だかしかし、任天堂簡単にこの要求を飲んだ。そして門戸が開かれた自主流通のおかげで、ゲーム業界流通改革は全メーカーを巻き込んだ。最終的にはコナミカプコンコーエースクウェアエニックスといった大手は自前で流通網を持ち、中小サードパーティはそこへ委託流通する形に落ち着いた。つまり初心会問屋たちを全く必要としない流通を実現してしまった。


解体された初心会ボロボロになった。合併倒産が相次ぎ、その多数が姿を消した。残された10社は直接小売店取引するようになり、二次問屋三次問屋は居場所がなかったからだ。


しか任天堂から選ばれた10社も順風満帆ではない。10社のうちモリガングバンダイ系列ハピネットに買収された。石川玩具タカラ事業譲渡した。松葉屋はラスコム事業譲渡し、そのラスコムも後年自己破産している。そんな一方テンヨー、カワダ、カマヤは今でも元気に問屋業を営んでいる。(名前が出てこない他の会社は調べても出てこなかった。情報plz

そしてジェスネット任天堂の子会社となり、アジオカは事業譲渡を行って「任天堂販売」となったが、これはなんと2016年の話だ。初心会解体されて20年近くたったが、完全に自前で任天堂流通するようになった。


こうして初心会歴史の中に消えていった。良い面悪い面両方ともあったわけだが、特に末期には悪い面が強く出すぎていた。しかしこうして羅列してみると、「初心会があらゆるあくどいことを駆使して不法市場を牛耳っていた」というわけではなく「初心会市場を牛耳っていたのでいろいろとあくどいことができた」ということに気がつくだろう。その市場も確固たるものではなく急激に膨らんだ不安定ものであり、なおかつ悪行も任天堂山内社長の怒りが落ちない範囲内の話でしかなかった。

悪徳の町、ソドムゴモラは神の怒りに触れ一夜にして滅んだ。初心会も同じ運命を辿ったのだった。


参考文献

麻倉怜士 久夛良木健プレステ革命

高橋健二 スーパーファミコン任天堂陰謀

武田亨 売られた喧嘩、買ってます任天堂勝利青写真

山名一郎 ゲーム業界三国志

山下敦史 プレイステーション 大ヒットの真実

赤川良二 証言。『革命』はこうして始まった

東洋経済 1997年3.22号 盟友・初心会抜き打ち解散した山内任天堂 焦りの流通改革

参考ツイッターアカウント

岩崎啓眞@スマホゲーム屋+α @snapwith

平林久和/H.Hirabayashi @HisakazuH

大森田不可止 @omorita

初心会興亡記 -かの大帝国は如何にして一夜で滅んだか-

ちょっとゲーム歴史をかじったことがある人なら聞いたことがあるだろう言葉初心会』。

とにかくこの言葉へのイメージは最悪だ。「真っ黒組織」「ゲームヤクザ」「歴史の闇」「悪の秘密結社」etcetc。

そんな初心会だが、はたしてどれだけの人が正確に初心会とはなんなのか、どのような悪どいことをしてきたのか、そして最後はどういうふうに消えていったかを語ることができるだろうか? おそらく、ほとんどいないのではないだろうか。

この初心会について、私が調べたことをゲーム流通歴史を絡めてまとめて書き出すぞ。これで君も初心会マスターだ! ちょっと長いけど勘弁な!


まずは初心会のものについての解説だ。

もともとの任天堂花札屋であり、そこからトランプおもちゃを売り出したことは知っているかな? 創業明治時代だ。

1960年代前半の任天堂問屋を通じてテリトリー別に小売店団体で集め、トランプかるたの特売セールの景品といった形で温泉招待旅行などを行ったりしていた。そうした中、「ダイヤ会」という親睦会が問屋内で自然発生する。このときあくまローカルな親睦団体という形でしかなかった。

1973年2月光線銃といったヒット商品が出始めたのをきっかけに、このダイヤ会を全国規模のきちんとした親睦会の形にしようとして生まれたのが初心会だ。ファミコンが生まれるずっと前だ。そしてファミコンはこの初心会に参加している問屋(59社加盟、その中でゲームに力を注いでいたのは30社ほどだったそうだ)を通じてのみ、流通させようとした。これには理由がある。

ファミコンゲームROMカセットだ。ROMカセットCDと違って作るのが大変だ。発売日の三ヶ月前にはどれくらいつくるか数字を決めなきゃならない。一本つくるのに1000円以上かかる。もちろん任天堂は自前の工場を持っているわけではないから、他社の工場お金を払って作ってもらうわけだな。(ドラゴンクエストシリーズ京セラがつくっていたらしい)

つくってもらったゲームソフトを売る。売れればいい。残ったらどうするか? ROMカセットはとにかく廃棄しづらい。体積があるから倉庫在庫としては大変だ。処分するにも金がかかる。そのため在庫なしの売り切りスタイルであることが求められた。第一、このとき任天堂に「日本全国どこでどれほど、どのファミコンゲームが売れるか」という予測を立てる能力はまったくなかった。

それゆえ当時の任天堂社長山内初心会の力を借りることにした。ファミコンゲームソフトは全量初心会への返品なし買い切り制在庫は持たず、追加の注文が重なってきたら再販というスタイルだ。ファミコン専売権を与えるかわりに返品は勘弁してくれということだ。初心会は全国にその配下二次問屋があるので、彼らを通じて全国の小売店ファミコンを売りだした。ちなみに当初の初心会参加問屋意見としては「こんなもの絶対に売れない」だったそうだ。

ややこしいのがこの後、ファミコンの登場に衝撃を受けたハドソンナムコサードパーティとして参加することだ。当時の任天堂サードパーティが現れることを予測していなかった。というか、まさか他社がファミコンソフトを作れるとは思っていなかった。そのためサードパーティ参加用の契約書をあわてて作る羽目になったという。(このときアメリカにてアタリサードパーティであるアクティビジョン販売差し止めで訴えていたが、後に和解し、サードパーティ合法化された経緯があるため、そもそもサードパーティを認めない、という選択肢はなかったものと思われる)

このときナムコ簡単だった。ナムコは自前でROMカセットを作ることができたからだ。アーケードの雄はハードウェアを扱う力に長けていた。ナムコに対しては自社生産を認め、1本100円のロイヤリティを収めてくれれば問題ないという契約を交わした。

ハドソン問題だった。ハドソン能力こそずば抜けていたが、なにぶん会社の規模が小さかった。とても自前でROMカセットは作ることができず、任天堂に頼ることになった。

任天堂からしたらさら想定外事態だ。どうやればスマートサードパーティ用のソフト流通させることができるのか。任天堂リスクを負うことなく、かつゲーム市場が適正に伸びていくための方法模索する必要があった。

最終的な仕様は、まずサードパーティは一括して任天堂製造委託費を払う。その中からロイヤリティを差っ引き、任天堂工場ROM発注する。作る数は任天堂サードパーティ初心会の3つで相談して決める。初心会サードパーティ任天堂委託したROMを全数買取、支払いする。これで決まった。

もちろんこれが全てではない。年末クリスマス商戦を狙って多数のソフトメーカーソフトを投入してくるので、思ったような数が生産できないので任天堂が拒絶する場合もある。初心会の見込み以上に売れると意気込んだサードパーティが、自前で在庫を抱えてリピートを狙う場合もあった。ROMカセットは作るのにとにかく時間がかかるからリピート発注が来てもそのとき在庫がなければ応えられるのは早くて三ヶ月後だ(半導体在庫事情によっては半年待たされることもあったらしい)。そうなればすでに需要中古で落ち着いてしまう。そういう理由初心会の注文数よりも多くつくるメーカーもあった。そのままリピート注文が来ず在庫になった? その場合は大特価二次出荷するしかない。君はかつてゲーム屋でファミコングラディウスが新品980円で売られているところを見たことはないか? あれはつまり、そういうことだ。

この中で任天堂非難する流れがあった。サードパーティソフトを出すにあたり、任天堂はなんのリスクもなくロイヤリティ徴収していると。しかしこれはそもそもファミコンという当たるかどうかわからないプラットフォームを立て、リスクを負った会社が得るリターンとしてはむしろ当然ではないだろうか。不満があるならセガのように自社プラットフォームを出せばいい。ナムコも自社プラットフォーム計画していたらしいが、結局世に出ることはなかった。



ファミコン時代流通はこういうことで決まった。このあたりの動きでは初心会があまり悪の組織っぽくなくて意外かもしれない。こんな証言がある。スクウェア創設者鈴木尚2003年岡山大学にてインタビューを受けたとき発言である


初心会っていう問屋集団が、ある時期は全くファイナンス役割果たしてくれてたわけですよ。あまりに量が大きくなると「すみませんお金ないんですよぉ」って言うと手形をくれるわけです。その手形担保銀行からお金を借りるわけです。実質的には、ある日突然ファミコンブーム終焉しない限りは、返ってくるだろうという。

この時期はスクウェアファミコンに参入したての頃を指す。任天堂ROM製造委託費を前払いで求めてくるので、どこかが銀行の代行をしなければならない。そこで初心会が(正確にはその中の一つの問屋だろうが)その役割果たしていたということだ。

スクウェアはこの後ファイナルファンタジーで有数のRPGメーカーとして名を馳せることになるが、実は完全覚醒するまでにはもう少し時間がかかった。初代ファイナルファンタジーの初回出荷数は40万本で、これが最終的には80万本まで伸びる。次回作ファイナルファンタジー2にて70万本超えの実績を得たが、実はこれ、途中でかなり問屋内で在庫が残って大変だったという。しかファイナルファンタジー3では初のミリオン超え(最終的には140万本)を果たす。それに伴い過去作も売れるようになって、リピードがかかったというわけだ。このあたり初心会はうまくスクウェアバックアップに動いているように見える。


そう見えるのは、それはスクウェアが一流メーカー入りを果たしたからだった。ファミコン末期の他のメーカーはどうだったか? 1990年8月晴海にて「ファミリーコンピュータゲームボーイ展示会」「スーパーファミコン発表会」が行われた。年末発売のソフト中心に初心会小売店に対して各ゲームメーカー披露する展示会だ。この展示会自体1988年からやっている。

しか1990年ではついに「受注ゼロ」のソフトが出始めたのだ。しかも一つや2つではなく、この展示会で並んだソフト(約100タイトル)のうち、3割が受注ゼロだった。この時点でファミコン市場は売れるソフトと、そうではないソフトの差が尋常ではなく離れていた。

この場合メーカーには2つの道がある。一つは発売中止。もう一つは「任天堂には最低限の発注を行い、初心会には最大限の営業活動を続ける」というもの。もちろん初心会に対して売る気を見せるために大規模な広告活動をやれば発注はくるかもしれないが、その分当然損益分岐点はどんどん高くなる。もっと有効なのは卸値自体を下げてしまうことかもしれない。

そうしてギリギリの攻防が続けられなんとか出荷したゲームはどうなるだろうか? 端的にいうと、人気ソフトの添え物として扱われた。初心会問屋二次問屋小売店へ向けて1本の人気ソフトに対してこういった不人気ゲームや、在庫売れ残りゲーム抱合せで売りつけた。このときのレートによって「1対3」「1対4」などという言葉が生まれた。(場合によっては1対8なんてのもあったらしい)

さらにはバッタ屋ルートなるもの存在した。問屋の不良在庫を捨て値で買取独自ルート小売店に売る。このとき小売店ゲーム屋とは限らない。スーパーディスカウントストアリサイクルショップと様々だ。なかには「お楽しみ袋問屋」なるものもでてきて、中身が見えないファミコンソフトの詰め合わせが一山いくら世界だったそうだ。こういった不人気ソフトワゴンセールをとてもよく賑わしてくれた。

ちなみに抱合せ販売違法なので、公正取引委員会による排除勧告初心会問屋に入ったことがある。ドラゴンクエスト4の頃だ。そのためかわりに「新作ドラゴンクエストの受注を行います。なおドラゴンクエストの他にあの大人ソフト郡(大人気とは言っていない)のリピート販売を行いますので、ぜひ同時注文してくださいね」なんて手法が取られた。




これらの状況を任天堂は当然良く思っていなかった。もともと任天堂アタリショックを目の当たりにして、「クズソフトの氾濫は市場を殺す」と認識していた。そのため、サードパーティには本数制限をかけた。が、サードパーティ自体が増えれば意味がなかった。子供向けのおもちゃであるために表現規制を敷いたが、クオリティチェックはまだこの時行われていなかった。どんどん増えるソフト初心会流通在庫市場を殺す材料になりえた。どこもが不良在庫を減らそうとやっきになって価格ディスカウントしてしまえば、プレイヤー適正価格ゲームソフトを買おう、という意欲が損なわれる恐れがある。


そこで任天堂はこの状況を打破すべくスーパーマリオクラブという組織を立ち上げる。一般モニタープレイヤー2000人超を使い、彼らに発売前のゲームを二時間実際にプレイしてもらい、どこがどう面白いのか、つまらなかったのかを評価をする。評価は項目ごとに点数付けされ、集計されたデータ問屋小売店に送られる。このデータ雑誌ファミリーコンピュータマガジンなどにも送られ掲載されていたので、知っている人は多いんじゃないかな。そしてこのスーパーマリオクラブソフト売上の予測も立てるようになった。意外なことにこの素人集団予測が的中した。後年はマリオクラブ参加者自身が慣れてきてしまい、その予測が外れるようになってしまったが。余談だがマリオクラブはこの後正式任天堂品質管理部門となった。さらにその後分社化が行われ、マリオクラブ株式会社となった。

任天堂としてはスーパーファミコンを機に一度市場リセットしようと試みた。品質管理に売上予測、あまりに多くなりすぎた流通在庫。今ではピンとこない話だが、当時のゲームメーカーは「いったいどれほどのゲームが実際にプレイヤーの手に渡っているのか、どれほど流通在庫が眠っているのか」を把握する方法ほとんどなかった。商売相手小売店プレイヤーではなく、あくま初心会からこんなことになったわけだ。

当時の任天堂社長山内はこう語っている。「どれほどのソフトが売れるか、我々にはわかりようがない。流通プロに任せるしかない」。これは初心会オンリー流通自己弁護した言葉と思われた。しかしこの言葉には「流通プロでもわからないのなら、任せる意味がない」ということを含んでいる。この言葉の本当の意味はこの後判明する。


そうして新たなスタートをきったスーパーファミコン市場だったが、これは結論からいうと、なんら変わらなかった。むしろますますカオスになっていった。このあたりからいよいよ初心会初心会らしい悪行が目立ち出す。厳密にいうとこの美味しい市場に目をつけた業者が、なんとか流通に入り込もうとし、初心会の中の一部(ここはもしかしたら一部ではないかもしれない)が彼らと手を組んだ結果なのだが。

スーパーファミコン本体がほしい場合アクトレイザーとの抱合せで(違法? 知りません)。しかスーパーファミコン自体の掛け率は98%。場合によっては小売超え。別売りケーブルスーパーファミコンAVケーブル別売りだった)を売るほうが利益がでる状況だ。

・80万本の出荷実績があるサッカーゲームの第二弾が登場したとき初心会とある問屋一社が初回出荷数50万のうち25万を買い占めた。この25万は発売日に大量には卸さず、自前で在庫として抱え、市場在庫が枯渇して小売店二次問屋が注文してくるのに対し、他のクズソフトとの抱き合わせ違法? 知らない子ですね)で売りさばいた。

とある問屋メーカーに対して「うちは来週から社員旅行にでかけるんで、申し訳ないのですけど一週間早くソフトを卸してくれませんか?」と要望があった。それに応じて一週間早くソフトを送ると、なんとそのまま発売日よりも一週間早く小売店ソフトが並んでいた。社員旅行なんてそもそも嘘だった。

メーカーに対してゲームソフトを大量に仕入れることを約束する見返りとして、その担当者個人の口座にリベートを送るように要求した。

問屋勝手に掛け率を決めて発注書をメーカーに送りつけた

(続く)

https://anond.hatelabo.jp/20210504185958

2021-05-02

家庭用テレビゲームにおける大きな流れの変化について

スーパー野田PARTYが発売2日で三万本売り上げるスマッシュヒットを出したらしい。

三万本と言うと大したことがない数字に見えるが、実はプレイステーション5のソフトでこれ以上販売しているソフトがない。

原状でソフト販売数は6000本弱前後であり、これは少々異常な値だと思っている。

ただ、個人的には母数の違いこそあれ、ゲーム販売方法環境の変化を強く感じた出来事だった。

スーパー野田PARTYは既存プレイステーション中心の販売形式だったら売れるわけがいからだ。

その理由を書く。

プレイステーション市場が歪んでしまった要因でもあるが、実はある時期までゲームメーカーはユーザーを向く必要がなかった。

いや、一応向いているのだが、本当にアピールしたいのはゲームソフト販売しているバイヤーたちである

業界王手雑誌であるファミ通バイヤーのための本であり、ユーザーのための本ではない。

どのソフト仕入れるかでゲームソフト収益が決まってしまう。

一回流通させたら、あとは中古市場内でぐるぐるする。だから初回出荷でどれだけ押し込めるかが勝負のカギだ。

どんなに出来の良いあるいは悪いゲームでも大量に出回れば価格破壊されてしまう。

中古を前提とした商売であるがゆえに、ゲームソフト中古市場に出回ることを少しでも遅らせる必要がある。

なので薄味のエンドコンテンツがダラダラ続くゲームばかりになった。当然作るための膨大な人件費が頭をもたげることになる。

または特典をたくさんつける方向に変わった。これも十分な数がなければコストは下がらない。数を増やしすぎると希少性が下がり

どちらに転んでも地獄だった。

バイヤーゲームの紹介ビデオ雑誌を見て仕入れ量を決めているから、映像に力を入れるのは当然だ。

出来が良いかいか重要ではない。それは発売後に発覚することだから博打以外の何物でもない。

映像が良くてゲームの出来が悪ければ極端に価格が下がる。レフトアライブやアヴェンジャーズがその流れになってしまった。

ゲームの質の低下は買い控えを生み、対抗策だったはずのPSPlusのフリープレイはそのままソフトを買わない口実と化した。

しかしこの販売方法も変化が生じている。

それがアップル見出しダウンロード販売だった。これまでダウンロード販売は、既存流通への配慮から価格破壊

行われずにきたが、Steamセールがこの状況に風穴を開けた。価格破壊があっても中古に回るよりはましだからだ。

また、Steamの出現によりPCゲームの普及を妨げていた違法コピー問題も激減した。

さら任天堂既存ゲーム報道機関スルーしたニンテンドーダイレクトを仕掛けてきた。この方式スティーブジョブズ

スピーチに近い手法で、直接的商品のコンセプトをユーザーアピールするようになった。これにより、

今までは流通を担うバイヤーに向けて販促行為をおこなっていたのが、ユーザーに直接販促をかける商売へとシフトしたのだ。

スーパー野田PARTYはビデオを見て商品を選定する手法では絶対評価ができない。映像面では明らかに落第だ。

だが、直接ゲームを売り、その評判でゲームを拡販するスタイルになったときプレイステーション5のソフト販売を超える

事態になってしまったのだと思っている。

この流れは新型コロナの影響もあり、かなり加速することになった。ソフト屋に行かないでテレビ配信Youtubeソフト

選ぶ時代になった。中古を気にする必要がないかゲームソフトも小粒で構わない。一発ネタでも楽しめれば勝ちになる。

この流れに移行できないところは、みんなまとめて絶滅することになるだろうとも思っているがどうだろうか。

2021-04-29

anond:20210425125815

「昔のWindowsが使えないのはおかしい」つっていまどきWindowsXPでネット閲覧してるって言おうものなら袋叩きにされるだろ?

ゲームソフトも同じで、遊べる時に遊び、遊べなくなったら次の新しいソフトに移る、というのが前提のビジネスモデルなんだよ。

一度発売されたソフトはいつまでも遊べなければならない、いつまでもソフトハードともに売り続けなければならない、という前提がそもそも間違ってる。

2021-04-28

癌で死ぬ男だが残りの人生R-TYPE FINAL2と抗がん剤治療に費やす

anond:20210326173438

ついさっき、グランゼーラからR-TYPE FINAL2が届いた。

俺の残りの人生目標はこれのクリアだ。

抗がん剤治療をやってなんとか延命し続けてやるしかない。

先日から分子標的薬で腫瘍マーカーの値は下がっていた。

しかし体がだるいのは相変わらずだ。

副作用があるので毎日大量の薬を飲み続けているからなのもある。

そんな辛い事ばかりだが俺はこれをクリアするまでは生き続けたい。

それとここでどうしても言いたかった事を言う。

俺は乞食じゃねえんだ。

欲しい物リストを公開だとか死ぬ死ぬ詐欺みたいな事をやって媚びてたまるか。

俺の最後がそんな乞食みたいな汚点で終わっていいわけがない。

俺にはもう、R-TYPE FINAL2があれば十分だ。

はいらん。命をくれ。残りの人生が長くなるように祈れお前ら。

それかR-TYPE FINAL2を買って俺の仲間になってバイドを殲滅しろ

あるいはこれまでのR-TYPEシリーズを買うなりなんなりしてアイレムグランゼーラを応援しろ

俺が死んだ後もシリーズが続くようにしろ

そして来週以降の分子標的薬が、抗がん剤が効き続けるように祈れ。

今やっとこさ開封した。

ゲームソフトTシャツと、サウンドトラックと、アートブックと、Rって書いてるもんだ。

俺はやるぞ。

苦いチョコレートを食いながらな。

オペレーションビターチョコレートだ。

余裕があればたまにここで状況報告をするからお前ら俺を応援しろ

anond:20210426100017

ゲームソフト記憶媒体カセットよりCDが優れてると思い込んでる同級生を思い出した。「カセットからショボイ」とか言ってた。そういう人は認知が歪んでるとしか思えない。

2021-04-27

anond:20210427155657

単純に、「金をかける対象が変わっている」というのが大きい。

もしも、ネットなんぞなければ初任給は今の倍だろう。

その代わり、コンパクトディスクは一枚3800円だろうし、ゲームソフトは一本10000円だろう。

2021-04-23

任天堂vsコロプラの雑感

事実

推測に対する反論

特許を取るのは悪い

常識を身に付けたほうがよい。

任天堂ゲーム業界の発展のために特許を使わせていた

プレイステーション十字キー特許回避になっていることが有名なように、任天堂敵対するメーカーに対してはキラー特許行使する。

任天堂プラットフォーマーであり、自身ハード向けに開発するゲームソフトが増えるほどマージンを得られるビジネスモデルなので、味方になるゲームデヴェロッパに対して権利行使しないのは単に自身利益のためである

業界の発展などの綺麗ごとのためではない。

任天堂特許ゴロを許さな正義使者である

ゲーム業界にはコナミなど特許ゴロと称され、実際にゲームの発展に阻害する行為を行ったメーカー存在するが任天堂がそれに対してアクションしていない。

キラー特許を多く抱えている任天堂がその気になれば、特許行使するゲームメーカーに対して制裁を加えることが可能なように思うが、それはしていない。

コロプラのせいでVR業界が廃れた

単にVR必要ハードが高価すぎたこと、開発側の負担が大きすぎたこと、なにより別にVRにしたか面白くなるわけではないことなどが大きな要因では。

認識が歪んでいると思うこと

特許ゴロは悪い

特許を用いて商売することそのもの発明者・先行投資者がリターンとして何の問題もない。

コロプラ新規性のない特許などで業界の発展を阻害しているのだとすれば、特許システム側をどうにかするべきである

任天堂は白猫の売上を巻き上げてよい

特許関連の裁判請求してよいのは逸失利益ぷにコンによって任天堂が失った利益補填だけで、諸外国と異なり懲罰的賠償ぷにコンによって得た利益を取り上げること)は不可能だったように思う。

疑問点

しかサイゲームズはパクリばっかりやってます

HSパクリのシャドバ、中華ゲーのパクリのプリコネ、白猫のパクリのドラガリパワプロパクリウマ娘

パクリゲーが流行ったおかげで「ソシャゲにもゲーム性がある」とか大口叩いてるにわかが増えているのをみるとゲンナリする

追記

サイゲゲームのガワをパクってヒット作を出していることについては別に悪いとは断じてない(日本ゲームパクリリスペクトと言いつつ、ブレワイと外観の似てる原神をプレイもせずにブチぎれてる任天堂ファンボーイが鼻に付くが)

ぷにコンの特許コロプラを訴えながら(もっともそれは表向きの理由任天堂逆鱗に触れたからなんだろう、今は知らんが任天堂なんて64こき下ろされたくらいでスクウェア出禁にするケツ穴の小さい企業だし何が逆鱗に触れたのかは分からん)、そのコロプラゲームクローンで金稼ぎしてる任天堂ダサいというだけ

サイゲの話に戻すと、そのゲームデザインがなぜ面白いのかをちゃん分析せずに、ガワだけをブラッシュアップして出されたそれらは、リリース直後の一瞬は輝いているが数年経つとどうしようもない代物になると考えているので、今ウマ娘熱狂している人達発言注視していきたい

サイゲファンボーイなら、プリコネがニャルでどうしようもなくなって3周年コンテンツダンジョンEX4がクソゲーになってるのくらいは知ってるだろ?

2021-04-18

anond:20210415175802

いや、課金制スタミナ有りの暇つぶしアプリゲームってw

PCゲームハードゲームソフトの有料のコスチュームDLC課金してる方がまだマシだ。

毎月数万課金してアプリ暇つぶしってやばいな。

一ヶ月でゲームハード買えるし、ヘタすりゃ半年以内にゲーミングPC買えてしまう。

パチ&スロと一緒で限りなく無駄な出費。

2021-03-31

anond:20210331065921

ソシャゲ20万つっこむくらいならswitchゲームソフト買って残りで焼肉食ったほうが満足感ある

2021-03-21

近年パワハラセクハラ文化が消えることについて

佐々木氏のオリンピッグ発言を聞いてますます意識をするようになった。

これまで、生まれたいわゆる名作というコンテンツの中には、いわゆるパワハラセクハラがあってこそ、生まれコンテンツがあったのではないかと思っている。

昨今の状況を踏まえると、名作を生む素養を持つかつ、パワハラセクハラをする人はプロジェクトから外され、本来まれる名作というのは失われるのかもしれないなと思った。はあしみじみ。

これも時代の流れかもしれない。

ほんとのところどうか知らんけど。

以下蛇足

唐突だが、増田ロックマエグゼが好きだ。15~20年前に流行っていた、ゲームボーイアドバンス向けゲームソフトタイトルである

最近カプコンロックマン作品過去作がまとめてお安く買えたりというのをやっているが、ロックマンエグゼだけはWii U最後に再リリースがない。

どういうことかと調べると当時統括だったプロデューサーがもうやめていて、、、できないらしい(本当のところはわからないが)

そのプロデューサーについて調べると、発言にどうも怪しさを感じる。。。

増田少年だったころに大好きだったロックマエグゼも、あの時代からこそ生まれ産物で、令和だったら生まれるはずのないものなのかもなと思ってしまった。

2021-03-20

著作権表現の自由関係ないのか?(ウマ娘おまけつき)

anond:20210317235416

これに著作権者の言うことだから聞くべきだと言っているブコメがあって驚いた。

著作権というのは憲法上の権利ではなくて、国が著作権法という法律で認めた権利だ。歴史的にも、憲法表現の自由規定されるようになった18~19世紀前半には著作権保護はろくすっぽされていなかった。そして、著作権国家保護するということは、ある著作物を利用して二次創作をつくる人を国家が抑圧する、という側面をどうしても持たざるを得ない。それが表現の自由に照らして問題ないと思うのはちょっと信じられない。それに著作者二次創作ダメだと言ったらそれでおとなしく諦める、という淡泊姿勢も納得がいかない。私は、(性的表現を含めて)二次創作者は、どうしても二次創作を書きたいから書くんだと思っていた。こんな淡泊姿勢をとる人が多いということは、実は単なる商売ネタに過ぎないのかな。訴訟になると面倒だから、ということならまだ分かるが。

私は著作権著作者人格権が必要ないとはまったく思わない。でも、パロディ事件しかり、ときめきメモリアルメモリカード事件しかり、日本著作権法や判例法理国際的に見ても原著作者保護が極めて強いわけで、それは表現の自由に照らして非常に問題があると思っている。著作権には表現の自由が及ばない、みたいなことを言っている人がいるのは驚きではある。原著作者が権利主張を始めたらいわゆる二次創作物を壊滅させることができる(コミケは単に目こぼしされているだけ)、それを国が著作権法によって認めている、それが問題だと思わないのか。そういう問題意識を持たない人には二度と表現の自由などと口にしてもらいたくない、とすら思う。

~おまけ~

ウマ娘 プリティーダービー』の「お願い」は、

キャラクターならびにモチーフとなる競走馬イメージを著しく損なう表現は行わないようご配慮いただけますと幸いです。

作品には実在する競走馬モチーフとしたキャラクターが登場しており、許諾をいただいて馬名をお借りしている馬主のみなさまを含め、たくさんの方の協力により実現している作品です。

モチーフとなる競走馬ファンの皆さまや、馬主さまおよび関係者の方々が不快に思われる表現、ならびに競走馬またはキャラクターイメージを著しく損なう表現は行わないようご配慮くださいますようお願いいたします。

というものだった。

https://umamusume.jp/news/detail.php?id=news-0106

これは、そもそも著作権著作者人格から来る要求とは考えられない。競走馬著作物ではないから、著作権著作者人格権の客体ではあり得ない。馬主不快に思われる表現をやめよと要求する権利があるとすれば、おそらくは馬主名誉権などの人格利益保護となるだろうか。競走馬ないしキャラクターイメージを著しく損なう表現をやめよ、と要求する権利があるとすれば、知的財産権というよりは、商品化権ないしパブリシティ権キャラクターイメージ毀損については著作者人格権の問題になり得るが)といったビジネス上の権利問題になるだろう。これを概括して「著作権」による要求と解するのは粗雑に過ぎる。

キャラクターイメージ毀損については、一般的性的表現がすべてそれにあたると簡単に言うことはできないのではないか。たとえばどぎまぎイマジネーション事件※(ときめきメモリアルのもう一つのアレ)の東京地裁は、詩織ちゃんが「優等生的で、清純な、さわやかな印象を与える性格けが、本件ゲームソフト及び関連商品の売上げ及び人気の向上に大きく寄与している」という一方で、被告が「清純な女子高校生性格付けられていた登場人物藤崎詩織と分かる女子高校生男子生徒との性行為を繰り返し行うという、露骨な性描写を内容とする、成人向けのアニメーションビデオに改変、制作した」ということを問題にしているのであって、一般性的表現は許されない、と言っているわけではない。ある改変行為性的表現に限った話ではない!)によってイメージ毀損がなされているかどうかは、そのキャラクターがどんなキャラクターなのかということを考察してみないと始まらない。

モチーフとなる競走馬ファンの皆さまや、馬主さまおよび関係者の方々が不快に思われる表現、ならびに競走馬またはキャラクターイメージを著しく損なう表現」として、性的表現一般がそれにあたるのではないかと考えた人がそれなりにいたことは確かに興味深い。

もっとも、これに関するツイートを見ると、性的表現に限らず何が「不快に思われる表現」なのかはよく考えてみないといけないはずだというものもあって、結構冷静に考えている人がいるのが分かる。

例:https://togetter.com/li/1239211https://togetter.com/li/1673486

ただ、私自身は、これは「「何にエロを感じるのは人それぞれだし、どこからエロくてどこからエロくないか線引きなど出来ない」と噛み付いていた人々が「ウマ娘エロ絵は禁止」の一声で「何がエロだと受け取られ、馬主不愉快にするか」をきちんと自分達で考え始めたの笑う」(https://twitter.com/rtoiuyuiotyuijj/status/1371455240143212545)というのとは正反対事態ではないかと思う。先ほども言った通り、何がキャラクターイメージ毀損するかというのは、そのキャラクターがどんなキャラクターで、どんな描写をしたらイメージ毀損するのかを具体的に考えなければ分からないはずである(そして、そうするべきだ、という人も確かにいた)。むしろ性的表現一般を諦めるという態度をとった人が少なからずいたということは、「何がエロだと受け取られ、馬主不愉快にするか」を考えられないから、一般的性的表現はやめました、ということになったのではないだろうか? まあ、自分の描くものはあまたある性的表現の中でも確実に人を不愉快にさせる類のものからやめました、ということなのかもしれないが。

※どぎまぎイマジネーション事件では、東京地裁詩織ちゃんイメージ毀損によってどのくらいの損害が発生したのかという問題をあまり扱っていない。イメージ毀損という無形損害の賠償はどうしても裁判官裁量、つまりブラックボックスになりがちだとはいえゲームソフトの売り上げの損失(をコナミ証明することは困難だろうが)や、詩織ちゃんを使った事業にどのくらいの問題が生じたのかというような部分で争う余地があったのではないだろうか。それこそ表現の自由観点に照らせば、「被告行為によって受けた原告信用毀損は少なくないと解される」という短い言葉検討を終わらせて良いとは思えない。判決文の短さから察するに、被告法定代理人無能だっただけかもしれないが。

追記

ブックマークより)

解釈論と立法法政策)論は別物だからな。増田の言うことは「日本フェアユースを認めるべき」と前から議論されている。一方現行法サイゲの「お願い」は正当性がありそれは尊重されるべき。

そんなに厳然と区別できるものではないと思う。ある法解釈の結果、いかなる帰結が発生するかという帰結主義的な考慮を法解釈に持ち込むことは裁判所普通にやっているだろう※。著作者人格権については、著作権20条は、著作物の改変について、客観的名誉侵害から保護というよりも、主観的思い入れを強力に保護しているようにも読める規定になっているわけだけれども、著作権現実行使するのが、著作権管理している出版社レコード会社といった大資本であることに鑑みれば、その解釈は非常に大企業に有利な体制を作ることになる。立法によってテクストを変更する前に、解釈可能性が開かれているとき、まず解釈で争うことを諦めるべきではないと思う。

※もちろん、あまり政策的な考慮を重視するべきではないという立場はあり得る。特に刑法場合罪刑法定主義との関係上、処罰をする方向へと政策的な考慮を強力に効かせることには問題がある(古典的な例では、電気財物にあたるかという問題が良く採り上げられる)。ただ、政策的な考慮を一切しないというのは、それはそれで異様な考え方ではないか

なお、一見してみて、Cygamesの「お願い」が一理もないとは思わない。仮におうまさんのことは度外視しても、ファンコミュニティの維持は大事なことだろうし。単に、著作権には表現の自由は譲るという単純素朴な理解をしている人がいることが意外だっただけである

メタボ教授競走馬種牡馬)は法律上『金融商品』なので単純に損害賠償請求される恐れがある」https://youtu.be/o3glYqYwsHs

金融商品とは何のことだろうか。カッコつきで書いてあるということは、金商法上の金融商品有価証券預金債権等、通貨)ではないということかな? キャラクターないし商品イメージブランドイメージ毀損について不法行為による損害賠償請求がされうるというのはその通り。パブリシティ権との関係では馬名の使用について許諾はいらないということになるとしても、後からゲーム中の描写イメージ毀損になっているとケチをつけられると訴訟を抱えて面倒になるから、馬名の使用拒否する場合はその馬名を使わない、というゲーム会社経営判断理解できる。ただ、この金融商品という言葉遣いは唐突に感じる。

憲法上の権利である財産権幸福追求権を著作権著作者人格権という形で具体化しているので著作者権利基本的人権範疇では。おまけは113条11項的なアプローチと思うので著作者人格権の問題なんじゃないかと。

かに、あらゆる法律上の権利は煎じ詰めれば何らかの憲法上の権利に行き着く可能性が高い。ただ、憲法上の権利である表現の自由と、憲法上明示されていない著作権とをフラットに扱って、何も重み付けをせずに天秤に乗せるべきものなのだろうか? あと、おまけでは「お願い」が著作者人格権の問題ではない、ということではなくて、法的な権利性質主体・客体がバラバラな諸要求が一枚のお皿に盛られているので、著作権とひとくくりにするのはまずいということを言っている。

著作権表現の自由問題は多分学問的にもまだそれほど論じられてないので表現の自由戦士の中でもガッツリ法学系の人じゃないと考えるのも難しかろうとは。現状の著作権システム是認するのが不当とは言い切れんが

これは、知らなくてもしょうがいかなという気はする。ただ、こういう論点も考えられるようにしておかないで何が表現の自由かとも思う。実際には、超有名論点にすら関心は持たれていない(性的表現制限する刑法175条がまるで問題にされていないようだし)のでそんなのは無理、ということになるかもしれないが。

そもそも表現の自由戦士」はただのレッテルであって、何でもかんでも表現の自由ゴリ押す人たちのことじゃありません。法律に守られた権利を「お気持ち」でゴリ押そうとする人たちに抵抗しているだけです。

私は「表現の自由戦士」というレッテルは使っていないと思うのだが・・・。「法律に守られた権利」というけれども、ある表現に対する「お気持ち」表明(これもまた表現だ)を差し止め権利表現の自由に含まれているとは解されない(名誉毀損のような場合は別だが)。それとも、「お気持ち」に基づいて出版物差止訴訟を濫発した、みたいな事件があるのかな? せいぜいツイッターでボロクソに言われた程度の話しかないような気がするけれども、それが元増田言葉を借りれば「自由制限」とはまこと大仰な話だ。

※以下はこの方に対する直接のリプライではないが、関連する内容ではある。

性的表現(正確には、わいせつobscenityにあたるもの)というのは、日本アメリカ判例法理上、保護されない言論位置づけられている。なぜかというと、表現の自由について司法審査基準を厳しく設定する理由として、民主的過程の維持や人格の発展といった目的が持ち出されるわけだけれども、ということは、逆にいえばそういった価値との関わり合いが薄い表現は、別に手厚く保護しなくて良いということになる。となると、性的表現は「法律に守られた権利」とすら言えないのではないか。私は、それで良いとはまったく考えないけれども、それならそれで現在判例法理を覆す理由付けを考える必要がある。悲しいかな、私は専門家でもないトーシローだし、中々良い案が浮かばない。表現の自由について考えている人は、是非この問題について詳しく調べてみて、知恵を貸して欲しい。なお、定義的衡量(何が「わいせつ」にあたるかという論点で戦う)をいくら頑張っても、いわゆるハード・コア・ポルノにとっては役に立たないということは申し添えておく。

二次創作者やその支持者の大半は「表現の自由」を信奉してるわけでは無いと思ってる。その観点から表現の自由」という言葉を軽々に使うなというのは分かる / エロ即ち不快表現との理解はびっくりするよね

そう、私も性的表現ただちに不快表現にあたると解した人が少なからいたことが驚きだった。こういう短絡を起こしたということは、将来、あらゆる出版社ゲーム会社がこの手の「お願い」を出したら、性的二次創作表現は全部ピタリと止むということになるんじゃないかな・・・。

2021-02-11

anond:20210211234528

ごめん。論点ズレすぎてて意味がわからない

俺が言いたいのは結局のところ

・発売から日が経ったゲームソフトを買うことでメーカー利益が入るのか否か


って1点のみなのよ。小売店経営状態なんて微塵も話題に出してないの。わかる?

もっと言えばメーカー未来経営状態話題に出してないの

もう一度繰り返すけど

発売から日が経ったゲームソフトを小売で買うぐらいなら、ダウンロード版を買った方がメーカーの売上になるか否か

って点が論点なの。

よく分からない想像を垂れ流してるところ悪いんだけど、出荷基準とか売上の意味が分かってないなら

多分俺の言いたいことも分からないと思うよ

anond:20210211232201

いや発売から日が浅いゲームは分かるよ

から本文にも増産に繋がるなら~って書いてるしな

でも時間が経った新品のゲームソフト(パッケージ)はメーカーの売上にならなくね?っていう話よ

引渡しでも検収でも出荷基準でもいいんだけどさ、要するにモノを売ったら売上勘定として計上するわけじゃん

からメーカーからしたら小売や問屋に売った前後で売上として計上するわけじゃん。じゃあ売上に計上した後に小売店在庫があろうかなかろうが一切の関係はないじゃん

直販店だったとしたらまあ、個人客に売った時点で売上に計上するだろうからその限りではないんだろうけどさ

まりさ、小売店に売れ残ってる新品のゲームソフトを買ったところでメーカーには一切売上にならないかメーカーは喜ばなくねって結論になるのよ

にも関わらず勘違いをして小売店の新品のゲームソフトを買えばメーカーに金が落ちると思ってる人がちょいちょい居てモヤモヤするっていうのが本文なのよ。お分かり?

いつも思うこと

新品のゲームソフトを買って少しでもメーカーお金を落とすんだ!!

って言うけどさ、新品買って喜ぶのって小売じゃね?

流れ的にはメーカー(生産)→(問屋?)→小売→消費者だよな?

発売前に予約しておくとかさ、発売日に新品買ってメーカー需要があるって判断させて増産させればメーカー利益に繋がるだろうけどさ

ある程度時間が経ったゲームの新品って、小売の抱えてる在庫消費者に移動しただけであってメーカーは一切関係なくね?直販じゃなきゃ問屋とか小売に出荷した時点で売上勘定になるよな?

メーカーと小売の間で一本売れる度に販売価格いくらかを渡すとか、そんな契約普通ないよな?

あいうの見る度にモヤッってする

今ならメーカーの方に直に金落としたいならダウンロード一択じゃないんかい。あっちは手数料+αでストアに置いてるんだろうから

利益率の面でもダウンロード版の方が普通利益出るよな。俺はそう思ってるんだけどなんか違うんかな

2021-02-10

自分がどのような音に囲まれていたのかを抜き書きしてみる。その8

https://anond.hatelabo.jp/20210124182909

https://anond.hatelabo.jp/20210125165404

https://anond.hatelabo.jp/20210127120151

https://anond.hatelabo.jp/20210128145233

https://anond.hatelabo.jp/20210201193917

https://anond.hatelabo.jp/20210205170510

https://anond.hatelabo.jp/20210208231113

よく、お金持ちは得だ、実家が太いと得だ、といわれる。

私はお金持ちではなく、幼少期は貧困家庭に限りなく近い境遇だったが、音楽を何とかやれた。

やれた一因に、こんなエピソードがある。

地方都市からバスで数十分のアパートだってちゃん郵便受けらしきものはしっかり作ってあった。

ぼろぼろだった。

しかし、そのぼろぼろの郵便受けの私の階のひとつ下に、アエログラム航空書簡)が突き刺さっていたのである

なんでも、海外斡旋文通相手を知り、それからずっと文通を続けていたのだという。

当時私は小学生で、こんな住所にまで郵便局員がアエログラム配達しに来ることが信じられなかった。

そのアエログラムには、青色ボールペンで、英語の流暢な筆記体が記されていたのがわかった。

海外に行ってみたいという欲望は、もう小学校2-3年のころにはあった計算になる。

こういう遭遇は、金銭では買えない。偶然で買えるというといいすぎだろうか。

このアエログラムを頻繁に見ていた当時、まだショパンエチュードは私のパレットの中にはなかった。

年齢を逆算すると、バッハインヴェンションとシンフォニアをやらされて、すさまじいまでの青ペンと赤ペンが入っていた時代に該当するのではないだろうか。

特にインヴェンションは嫌いだった。まともに左手が動かない。一週で難なくセーフだった曲は一曲もなかったような気がしている。

しかし、これも問題が多かった。

当時古楽演奏というものは未熟で、古楽器による豊かな演奏聴くことは全くできなかった。

おまけに弾きこなせているピアニストも少なかったような気がしている。ギーゼキンググールドも、冷静に聴けばかなり雑だ。

今、最も正確にインヴェンションとシンフォニアがとらえられているのは、Ivo Janssenだ。子供がもしも迷っているのなら、この人の演奏を聴かせればよいと思っている。Youtubeでも聴ける。

このインヴェンションを全部何とか終了したのちに、ゲームソフト・ラリパッパ野球団が発売されたはずである

2021-02-02

anond:20210202112430

駐車場運営者とか権利の所有者の名前書いてあると思ってるん?

教科書とかゲームソフトじゃないんだぞw

2021-01-25

歳をとってゲームができなくなってきた

30歳、ゲーム好き。

好きといっても下手の横好きってやつで、

スマブラとかポケモンみたいなレーティングがあるようなやつは大抵真ん中よりちょっと下。

FPSもやるけど、先週始めたエーペックスはまだ10キルもしていない。

初心者サーバーとはいえ、俺とデュオになった人は貧乏くじを引いたことになるので申し訳ない。

そんでも、好きだから楽しんでやっている。

 

人生で一番ゲームをやっていたのは小中高大のどれか、

児童とか学生という肩書があった時期だと思うんだけど、あの時は本当に1日中ゲームができた。

朝起きたらまずゲームボーイを起動して朝飯までの5分や10分すらも惜しむようにポケモンを育てた。

夕方帰ってきたら友達と育てたポケモンを戦わせたりスマブラやったり。

中学くらいからはひたすらパワプロサクセスをぶん回していた。

学校のある日でも1日に2、3人は作ったし、休日なら5人くらいは作れた。

高校生になってポケモンに復帰してからは、取り憑かれたように卵の孵化作業をしていた。

DSは良い。TVが一台しかない実家暮らしでも、夜に自室でこもって没頭できたし、

電気を消してもLite以降はプレイできたからな。

ゲームボーイライト?知らない子ですね……。

大学に入ってもそれは続いたし、一人暮らしWi-Fiを開通してからは家でも対戦できるようになって

「すげえ世の中になったなあ」とか思っていた。

この頃は、夜中の3時くらいまでゲームをしていた。

場合によっては夜明けまでやってしまうようなことも多々あった。

新作が出たとき、なんか知らんけど急にドハマリしたときちょっと思い立ってRTAマネごとみたいなことをしたとき

夜通し一人で、あるいは友人と、一心不乱にゲームにのめり込んでいたのが、俺の学生時代だ。

 

社会人になり、結婚し、子どもができ、30歳になった。

今でも子どもが寝たあとにゲームをしている。楽しい

けど、疲れる。1時間もすると、ふうっと息を吐いてコントローラーを置いてしまう。

目が疲れ、肩が凝り、頭が働かなくなる。

そんで、休憩と称してダラダラしてると、気を抜いた隙に寝落ちしている。

BGMがゆったりしたゲームなんかだと、キャラクターを動かしながら寝てしまっている。

 

なんだか悲しくて寂しい。

歳をとったことが?ゲームを満足にプレイできないことが?

多分、どっちも。

持て余すほどの体力と時間があったあの頃が懐かしい。

今では会社から通勤電車のなかか、帰宅してからほんの1、2時間くらいしか時間がない。

休日だって子どもの世話と家事が最優先だから、確保できる時間は同じだ。

なのに、その少ない時間ですら100%でプレイできない。

仕事家事で疲れているのか、はたまた衰えているのか。

自然積みゲーも増えていく。

部屋〜の隅〜、積まれ〜たゲームソフト、やら〜なくちゃ〜意味が〜ない〜のかな。

 

そういえば、本も読まなくなった。

学生の頃は好きな作家小説が出たら徹夜で読んだりしていたのに、

今では積ん読ばかりが増えていく。

 

時間、体力、お金

それら全てを高水準で保たないと、娯楽を楽しむことは難しい。

2021-01-19

なんでみんなソシャゲ課金するの?

いや、課金しなくても一緒か。なんでみんなソシャゲやってるの?

課金するとして、5000円もあれば何10時間何100時間遊べるゲームソフトが買えるし

課金しないとして、作業ゲーに時間かけてて楽しい? 通勤時間にやってるという声もあるかもしれないけど、自分観測範囲では電車ソシャゲやってる人ってそんなにいない気がする。

高校時代自分以外ソシャゲにハマっててハブられてたんだよね。

ソシャゲハマろうとしたけど全然楽しくなくて今でも何が楽しいのか疑問。

どうやったらハマれるんだろ。

2021-01-12

ここ40年ぐらい人の役に立った記憶がない

増田が生まれたのは今から40年と少し前である

両親はアラフォー公務員で、腐りかけた遺伝子を混ぜ合わせて産まれ一人っ子として、親からは大切に、周りからは生まれついての気狂いとして疎まれて生きてきた。

子供の頃は、頭はいいが運動が出来ず空気が読めない、からかうには面白いが一緒に遊ぶとつまらない奴として、いつもクラスで浮いていた。

大学まで行ったはいいが、趣味と呼べるもの天職は見つからず、自分サラリーマンとしての適性も、経営者としての適性もないことを感じて、親から受け継いだ特性を信じて公務員になった。

それから20年間、社交辞令として感謝を受けたことはあっても、本心から感謝を伝えられた記憶は一つとしてなかった。

子供の頃から振り返っても、カツアゲ同然にゲームソフト漫画を取り上げられた際に皮肉として感謝を伝えられたことぐらいしか自分感謝を受けた記憶がない。

口で感謝は伝えられずとも、実態として役に立っているならいいのだが、増田は結局の所どこまでも空気の読めないハグレモノであり、仕事の遅い給料泥棒であった。

冬の連休明けなどの、心に隙間が空きやすい時期になると、増田はふと考えてしまう。

自分が世の中にいることで、誰が得をしているのだろう、と。

増田にとって生きることは苦痛である

持って産まれ性質社会と噛み合わず、かといって特別な才能はない。

子供の頃に勉強が出来たのは、単に親が増田にそういった環境を与え続けただけで、増田自身の脳の作り自体は貧弱という他なかった。

親がクリスマスプレゼントとして渡してくる百科事典を読むより、小遣いを貯めて買ったテレビゲームの方が面白いことに気づいた頃から、みるみる増田の成績が落ち込んでいたこからそれは明らかだった。

増田にあるものといえば、四肢健康に動くことぐらいだが、その動きすら、ステップ一つろくに踏めないことを40年笑われ続けるような出来損ないである。

感受性を育てることに失敗したのか、何をしてもどこか乗り切れず、人付き合いはただしているだけで頭の後ろを棘が這い回るような苦痛があった。

増田には何もない。

だが、増田日常にはたしか苦痛がある。

社会に馴染めモノの苦痛がいつもそこにあった。

増田が生きることは、増田幸福をもたらすことはなかった。

増田が生きることは誰のためにもならない。

だが、市の不可逆性だけが増田を踏みとどまらせていた。

生きててよかったの裏返しとしての死ねばよかったがあるように、生きることも不可逆だが、死より劇的ではない。

それだけが増田が今でも生きている理由である

2021-01-05

anond:20210105203332

・要介護レベルはいくつになるの?やっぱりプロホームヘルパーさんみたいな人が入ってくれるとワンクッション置かれていいんだろうな。でも感染しないようホームヘルパーはあまり推奨されないんでしょうか

ゲームができるなら、任天堂系の2〜4人用のパーティゲームを一緒に遊ぶといいと思うよ。ミニゲームがたくさんあるゲームソフト。「誰かとなにかやると楽しい」感じのことがうまくハマればいいな

2020-12-27

叔母へのクリスマスプレゼント中古3DSを買った

なぜ叔母か、なぜSwitchではないのか。

自分なりに節目の出来事だったので日記として書く。

 

幼少期から一緒に住んでいる叔母は知的障害をもっている。知能は小2くらい。

小さい頃、私は叔母が羨ましかった。叔母の方がオモチャをたくさん持っていたから。

戦隊モノシリーズの変身道具とか漫画とかゲームとか。

私は白黒の初代ゲームボーイでポケモン緑でずっと遊んでいたから、

叔母によく貸して欲しいとお願いして嫌な顔をされたのを覚えている。

そういう時は亡き祖父母が「貸してやりなさい」と叔母を諭してくれたのを覚えている。

叔母のオモチャは古いものから当時の最新までそろっていた。

祖父母永久に続く子育てをしていた。

 

十年前に祖父母は死んだが、体調を崩した二十数年前から、叔母のオモチャ更新は止まった。

私はこの二十数年、オモチャへの興味をなくし、大学に進学し、就職し、働き、Uターン地元に戻ってきた。

その間も叔母はゲームボーイカラーで遊んでいた。

 

先日、叔母がいったいどういう風に遊んでいるか見せてもらった。

お気に入りポケモン金銀と星のカービィだが、クリアしたことはないらしい。

ゲームが難しくなるとブチっと電源を切る。

ゲームボーイカラーは、画面が調子悪くなっており、新しいもの必要だった。

 

 

おもちゃ屋で、ディスプレイに並ぶゲーム機を見る。

DSと64で知識が止まっていたが,ゲームキューブ,3DSwii,wiiU,Swtich,SwitchLiteと続々出てた。

値段にビビるSwitch,予想以上に高い。

Switch、隣に並ぶソフトラインナップも見る。

ストーリーゲームシステムがみるからに複雑そうだ。

最近の子供はこれをやすやすとやるのか。

叔母にできるだろうか。その場でスマホで調べる。

 

おもちゃ屋で一時間くらいスマホで調べた結果、隣に併設されてた中古3DSとした。

叔母でも遊べること。ゲームボーイからの形が似てること。ダウンロードコンテンツ3DSでも使えること。

ダウンロードコンテンツで今使ってるゲームも遊べること(データ移設はできないけど問題ないだろう)。

それと自分の懐事情Switchを買え与えられないことに情けなさを感じた。

 

周辺器具等も揃えてレジに向かう途中、足が震えた。

永久に続く叔母の子育て。祖父母からまり母親を経由し、そしてそのバトンがついに自分に回ってきた。

叔母に中古3DSを買い与えることが、そのことの象徴のように思えた。

 

家へと向かう車中、叫びたい気持ちをぐっと抑えた。

これから何度もその気持ちに襲われるだろう。

祖父母母親もこんな気持ちになったことがあり、それを乗り越えてきたんだろうか。

叔母にクリスマスプレゼントとして渡すと、20数年ぶりの新しいゲーム機を喜んだ。

これから、初期設定を私が行い、使い方を叔母に教える。

どんなゲームソフトにするかはダウンロードコンテンツを示しながら選んでもらおう。

いつか叫びたい気持ちも消えるだろうか。消えた時、わたしはどうなっているだろうか。

2020-11-26

XBOXを推す増田がちらっと話題になってたようなので書いてみる

別にこっちを買えとかあっちを買うなとかいうわけではなく「そんなにXBOXが凄いなら、どうしてプレステよりいまいちなの?」という単純かつ純粋な疑問を抱いている人に向けたものだと思って読んでほしい

ぶっちゃけた話、唯一にして最大の理由は「ソフトに魅力がないから」に尽きる

ここで言うソフトとは「XBOXしか遊べない超魅力的なソフト」のこと

XBOXは致命的なくらいにそういうソフトが足りてない

その指標として、国内外大手ゲームサイトなどがそれぞれ主催している「ゲームオブザイヤー」の最多受賞タイトルを見てみるとわかる

このブログ記事を参考にした

2019年
  1. DEATH STRANDING
  2. バイオハザード RE:2
  3. SEKIRO: SHADOWS DIE TWICE
  4. Control
  5. Disco Elysium
  6. The Outer Worlds
  7. スター・ウォーズ ジェダイフォールン・オーダー
  8. ファイアーエムブレム 風花雪月
  9. デビルメイクライ5
  10. メトロ エクソダス
  11. Untitled Goose Game
  12. A Plague Tale: Innocence
    コールオブデューティ モダン・ウォーフェア
2018年
  1. ゴッド・オブ・ウォー
  2. レッド・デッド・リデンプション2
  3. Marvel’s Spider-Man
  4. Celeste
  5. Return of the Obra Dinn
  6. フォーナイト
    テトリスエフェクト
    大乱闘スマッシュブラザーズ SPECIAL
    モンスターハンター:ワールド
2017年
  1. ゼルダの伝説 ブレスオブザワイルド
  2. Horizon Zero Dawn
  3. スーパーマリオ オデッセイ
  4. ニーア オートマタ
  5. ペルソナ5
  6. PLAYERUNKNOWN’S BATTLEGROUNDS
  7. アサシン クリード オリジンズ
  8. ディヴィニティオリジナル・シン2
  9. ウルフェンシュタインII:ザ ニューコロッサ
  10. バイオハザード7 レジデント イービル
    Prey
2016年
  1. アンチャーテッド 海賊王と最後の秘宝
  2. オーバーウォッチ
  3. DOOM
  4. バトルフィールド1
  5. 人喰いの大鷲トリコ
  6. ダークソウル3
  7. INSIDE
  8. ファイナルファンタジー15
  9. ウィッチャー3 DLC『血塗られた美酒』
  10. Dishonored 2
  11. The Witness
  12. タイタンフォール 2
2015年
  1. ウィッチャー3 ワイルドハント
  2. Fallout 4
  3. Bloodborne
  4. メタルギアソリッドV ファントムペイン
  5. ライフ イズ ストレンジ
  6. スーパーマリオメーカー
  7. Undertale
  8. ロケットリーグ
  9. ライズ オブ ザ トゥームレイダー
  10. バットマン アーカムナイト
2014年
  1. ドラゴンエイジ:インクイジション
  2. シャドウ・オブ・モルドール
  3. マリオカート8
  4. 大乱闘スマッシュブラザーズ for Nintendo 3DS / Wii U
  5. ファークライ4
  6. エイリアン アイソレーション
  7. ベヨネッタ2
  8. ダークソウル2
  9. Destiny
  10. ハースストーン
  11. ケンタッキールートゼロ Act III
    サンセットオーバードライブ
2013年
  1. The Last of Us
  2. グランド・セフト・オートV
  3. BioShock Infinite
  4. スーパーマリオ 3Dワールド
  5. Gone Home
  6. トゥームレイダー
  7. ゼルダの伝説 神々のトライフォース2
    アサシンクリードIV ブラックフラッグ

ゲーム好きを自称する人ならどれもこれも最低でも名前くらいは聞いたことのあるソフトばかりだと思う

さてここで問題

これらのタイトルの中で「XBOXしか遊べないソフトはいくつあると思う?

正解は「ゼロ

一本もないんだわ

さらにもう一年かのぼって2012年にやっとこさHALO4ランクインする程度

もちろんゲームオブザイヤー受賞タイトルゲームソフトの全てと言うつもりは微塵もないし、どのソフトをどのハードウェアで楽しむのも個人自由だし他人がとやかく言う話でもない

ただ単純に、XBOXプレステに後れを取っている理由について何となく理解してもらえたかと思う


余談だが、2020年ゲームオブザイヤーは「あつ森」「ラスアス2」「ツシマ」の三つ巴になるんじゃないか個人的に思ってる

2020-11-17

最近メルカリゲームソフト相場

一時期はシロートめっちゃ安く出してるのが多かったけど、今は業者とか出品前に相場調べてるやつばっか

からゲオオンラインとか駿河屋のほうが安いことが多い

ログイン ユーザー登録
ようこそ ゲスト さん