はてなキーワード: 起承転結とは
いやキズナアイや輝夜月が話題になりはじめた頃からチラチラ見てはいたんですよ。
ただまあ最近の商業Vtuberはほら、にじさんじとかホロライブとか、「箱」での売り出しが主流じゃないですか。
YouTubeのリコメンドで流れてきたのをたまに観るくらいで。
それがここ一週間くらい、とあるVtuberにドハマリしてるんですよ。
文野環っていうんですけど。
文野環、知ってます?
にじさんじの人なんですけど。
https://www.youtube.com/watch?v=o5lQ815Wsgs
・自転車でごはんバーガーを買いに行く(そのあいだ無言で配信継続中)
・一時間後に再開
これぞ文野環というシロモノです。
「人の話を聞かない」
「軽い虚言癖」
しかし楽しく観られる。
ほら、インターネットには障害者をイジって遊んでる集団がいるじゃないですか。
シャムとかなんとか他に知らんけど。
ああいうのって相手はだいたい顔出ししてるから趣味の悪さが滲み出てくるんですよ。
でもVtuberは可愛い美少女なので、オブラートに包まれてるんですよね。
キチガイでもギター抱えてりゃカリスマロックンローラーみたいな話です。
V>視聴者という権力構造が生まれるんですよね(いまのところは)。
ましてや障害者イジリ界隈だと完全にヲチャ>踊り子ですからね。
でもVtuberにはどんな奇行をしても「個性」「魅力」として尊重される文化がある。
それがばーちゃるゆーちゅーばーなんだよなあ。
増田でも「Vtuberは終わった」ってたくさん言われてるし、
と思ってたら普通に頑張ってやってるじゃないですか。
私は混合型診断済みです。
一通り解説と自分の対処方なんか書いてく。でも認知行動療法受けてないから、場当たり的な対応だと思う。
独自の作業工程がおかしくなるのは、行列推理(だったと思う)っていって、家を出る→人と出会う→喧嘩する→謝罪する→仲直りするみたいな起承転結を理解する能力に乏しいからだと思う。この順番が推理できないという。検査はもっと複雑なんだけど、私は絵が描いてあるカードを正しい順番に並べられなかった。
言われた通りの作業工程が出来ないのは、衝動を我慢できない多動な体質のせいもあると思う。動きたいように動けないとストレスというか動き方が分からなくなるというか。これに関してはもう衝動をコントロールできないので、最低限の通過ポイントを指示して後は任せたって言って貰ったらなんとかなるかな・・。
私は目視できる状態でなら順番通りに出来るし、同じ行動を繰り返して習慣づけた方が忘れにくいので、人の言った通りに動く事の方が多い。だから増田の参考にならないかもだけど。
三歩歩いたら忘れるレベル。まじで次の事に気を取られると数秒前のことを忘れる。
増田の気付いてる通り、聞きながらメモが拙いのでメモチェックは必要だと思う。ちなみにメモ取りながら説明されてもあまり理解出来てない。
私は書いくれたメモを渡されるようになったのだけど、書いてあるのに見落とす事に気付いたので、チェックマークつけて出来てるか確認しながらやる。
(ただこのチェックをやり忘れる事がある・・)
作業に躓いた時にすぐ質問出来るようにして貰えるとありがたい。そこで仕事が止まってしまうので。
わたしは仕事を一気に進めるのは得意なので、仕上げる速度は速いのだけど幾度見直ししてもミスや見落としがあるので、再チェックをお願いしたいです・・。
●嘘をつく問題
息を吐くように嘘をつくのは、自覚なくやってると思う・・しくじりまくる人生でめちゃ詰められてるんで。しくじった事実がショックでそこで止まってしまうので、他人気遣う余裕がなくなるというか。だから自分の場合めちゃストレスだけど、アカギの「死ねば助かるのに‥」を格言にしてしくじった自覚あるときは自分から報告してる。仕事が遅い人はしくじった所で止まったか、分からなくて質問できないか、作業手順ややり方が分からなくなって停止してる可能性高い。自分から都度質問や報告させる習慣付けさせた方がいいかも。報告しても怖くない体験を積まないとトラウマで停止しちゃうから。ほんとここは面倒だと思うし、こんな気遣いさせなきゃいかけないの申し訳なく思ってる。
表情が乏しく反省が伝わりにくい自覚あるので、こまめにありがとうございますとすみませんは言うようにしてるし、雑用なんかの軽作業は率先して動くようにはしてる。なお次第に口だけって言われて口に出して言えない・言わなくなるパターンもあると思う(ブチキレながら言われた事ある)
上記とかぶる部分があるんだけど、パニックでいっぱいで手がつかない。これは詰められた経験の程度にもよると思う。
長時間叱られたりしてるとこれになりやすい。ストレスある状況から逃げる為に激怒するタイプもいる。
私が見かけたパターンは、該当者が椅子に座ってる状況で、上司が背後から肩に両手置いてかるく体重かけて、おちつけって言って言われて落ち着いたパターン。(ブチ切れパニックになってて物に当たるタイプなのでめっちゃ怖かった)
これをやってた上司のお子さんは発達障害あるとは聞いてるので、普段お子さんがそれで落ち着くのを見てるのかも。誰にでも有効かは分からないし、異性間だとセクハラになるね・・。本当は落ち着つくまで放置のがいいのかも。その場合は落ち着いたら声かけてって言う必要あるけど。
ちなみに私の解決策はその場から離れて環境を変えること。トイレみたいな狭い場所で気持ち切り替えるのが個人的には有効だった。
トイレ行っておいでとか行動を指示してあげると、回復は早いかもしれないし、駄目かもしれない。他人によるなあ。
●職について
どんなのが適職なのかね。私はIQ低いからほんと周囲には迷惑かけてると思う。この文章も読みずらいだろうし。
これ以外の仕事はしなくていいと言われてる状況が同じでつらい。
作業量が多い部分が救いだけど、正社員としての給料見合ってないと思う。
ジャンルの規模は中規模くらい
今は新規が入ってくることも少なく、だいたい見たことのあるメンバーでゆるーく続いている
私は自分で言うのもなんだけど、そのジャンルの中ではかなり絵の上手い方だと思う
今まで描いていたジャンルが大きいジャンルばかりで、まわりにはほとんどプロみたいな人もいた
自分より上手い人がいて当たり前、敵わなくて当たり前、っていう感覚だったから、自分が誰かに嫉妬するイメージは今までわかなかった
アンソロには引っ張りだこだったし、作品のブクマやRT自体は前ジャンルより少なくても、とにかく感想がたくさんもらえた
不思議なことは、pixivでのブクマ数が前ジャンルより少ないのに、イベントでは前ジャンルより多く本が売れた
自惚れでなく、同じCPの人はほとんど自分の本を買っていたと思う
プレゼントがもらえることも多かった
Twitterも、これまで絵以外は嫌がられるだろうと思ってあまり呟かないようにしてたけど、日常の愚痴にすら励ましのリプライが来て、自分は今人気者なんだと錯覚した
とにかく毎日が充実していた
それもHさんのことを知るまでの話だ
神と呼ばれている文字書き、仮にHさんは、私と逆カプだった
だからHさんの作品は読んだことがなかった(そもそもR18以外の小説はあまり読まないというのもある)
Hさんのことは、skypeでジャンルの友達と話しているときに知った
好きな二次創作の話になって、一人が「正直、解釈が一致すれば逆でも読める」と言って、みんながそれに賛同した
私も、好きな二人だったら左右はわりとどちらでも良かった
リバはあまり好かれないという頭があったし、自分のCP(Hさんの逆CP)の方が圧倒的に数が多かったから、わざわざ逆CPを描こうという頭がなかっただけだ
「正直、解釈が一致すれば〜」と言い出した一人が、「特にこの人が好き」と言って作品のURLを貼った
驚いたのは、私以外のその場の全員が「読んだことある」「好き」と口々に言ったことだ
私はかえって読んだことがないと言うのが恥ずかしくて、黙っていた
その後しばらく、みんなHさんの作品のすごさについて熱弁していた
プロフィールに左右固定過激と書いている人もいるのに、みんな逆も読んでるんだなあ、と意外な気持ちで聞いていた
Hさんの作品がなかったらここまでこのジャンルにはまらなかったと言っている人もいた
さすがに気になって、通話が終わった後でHさんの作品を読んでみた
正直、私には良さがよくわからなかった
何というか、起承転結から文体から何から何まで、私が今まで読んできたCP小説とあまりに違っていて、まずすごく読みづらかった
話の内容は、なんか道徳の教科書を読まされてるみたいな気分になった
正直説教くさい
キャラクターについて断定的に書かれていて鼻につくというか
文豪みたいな雰囲気を予想していたけど、淡々と事実だけが書かれている感じで、文章がすごく綺麗!とも感じなかった
ちょっとすごいな、と思うところがあるとすれば、キャラクターの台詞がすごくリアル
「ああ、このキャラこういうこと言うよね」っていう、再現率の高さ?
ただ、一方でやっぱり、私が読みたい二人の話じゃない
合わないなーと思って、読むのをやめた
私がそんな冷めた感想を持った一方で、よく通話しているメンバーたちは、事あるごとにHさんの話をした
逆CPということで、今まで話題に出せず、我慢してた分爆発した感じ
話を聞いてると、やっぱり皆Hさんの作品の「セリフのリアルさ」が好きみたいだ
「ほぼ原作」とまで言う子もいた
私は勇気を出して「暗い話が多いよね」と言ってみた
私はどんなCPでも、ハピエンが好きだったので、そのせいでちょっとHさんの作品は合わないのだということを細やかに主張したかった
最後にハピエンになるための当て馬とかじゃなくて、ガチで浮気する
説得力があるだけに辛かった
Hさんも逆とはいえ同じ二人が好きなはずなのになぜこんなことをするのだろうと思った
「暗いけど、これが真実だという気がする」
と誰かが言った
「Hさんは原作を正しく読んで、キャラクターを正しく書いている」
というのがみんなの共通認識みたいだった
正しい二次創作って何?と私は鼻で笑いそうになった
とにかくみんなが急に言葉の通じない人になったみたいで怖かった
HさんはTwitterをやっていた
私はどんな人か気になって、Hさんのことを検索してみた
私はブロックされていた
何もした覚えがなかったのでちょっとショックだった
けど、他の子もブロックされてるからROM垢で追ってる、といっていたので、
私もHさんの作品は好きにならないし、このままお互いによく知らないままで終わればいいやと思っていた
あるイベントの後、いつものメンバーでアフターをすることになった
Twitterでも呼びかけたので、知り合いが知り合いを呼ぶ感じで、いつもより大規模な集まりになっていた
一人が、Hさんに声をかけたらしい
Hさんはどんな人なのだろうと少し気になった
はじめての人も多いということで全員自己紹介をした
そのときにHさんのことをはじめて見た
顔は超美人というわけではないけど、小綺麗にしていて、彼氏がいると言われても驚かないレベル
あととっつきにくい人だと思ってたけど、かなりよく喋るし笑顔も多い
寡黙で怖い人が来ると思っていたので意外だった
いつも通話している子たちと引っ付いて行動していた
フリータイムになると真っ先にみんなHさんのところに向かった
みんな口をそろえて似たようなことを言った
Hさんは作品が始まったばかりの頃に一度だけサークルで出て、そのあとはしばらく新刊を出してなかったらしい
本楽しみに読みますという人たちに「すごく直したいところ多くて 恥ずかしい」とはにかんでいた
空気が変わったのは、Hさんが一人に「新刊買いました」と伝えたときだ
「私逆CPなのに…いいんですか?」と声が震えていた
一方で、周囲の子たちが100%笑顔じゃなくなったのを私は感じていた
作品見せてくれるだけで嬉しい、とみんな言っていたけれど、やっぱりどこかでHさんと絡める逆CPの人が羨ましかったんだと思う
Hさんはpixivだと、正直絵があんまり上手くない人でも、自分と同じCPならよくコメントしたりしていた
たぶんそれを狙って、全年齢の話に両方のCPのタグをつけ始めたことがいるのも私は知っていた
みんなHさんが自分の作品に興味がないことを、「逆CPだから仕方ない」で誤魔化していた
Hさんは「サンプル見て、これは買おうって決めてたので」と言った
空気を感じたのかわからないけど、「逆CPの人には、自分のツイートとか地雷だったら申し訳ないなって、ブロックさせてもらってるんです」という説明も付け加えた
嘘だ、と私は思った
私はつい気になって、別ジャンル用のアカウントでHさんのアカウントを見たことがあった
Hさんは作品で選んでいる
極めつけは、Hさんに新刊を買ってもらったと知って舞い上がるその子の一言だった
「Hさんに読んでもらえるなんて、認められた感じがする」
その場ではみんなに合わせて笑っていたけど、あの瞬間のこと、私は一生忘れられないと思う
たぶんあの場にいた子の中に、私の他にも同じこと考えた人がいるんじゃないかと思う
「私たちは失格ってこと?」
もちろん、Hさんに悪気があったわけじゃないのはわかっている
正直、このジャンルに来てから人との距離が近くなったから、身内買いに疲れていたところはあるし
誰が悪いわけでもないんだけど
そのあとHさんは他の人と話し始めたので、私たちグループはHさんから離れた
「○○さんの新刊は〜だったし〜」とお互いの作品をほめ合う空気の中で、誰かが私の作品について触れた。
「○○さんのはとにかくかわいい二人って感じ!」
だけど今の私には、Hさんの小説と違って、中身のない、BLのテンプレにキャラを当てはめただけの話、と罵倒されたように聞こえた
だけどHさんみたいな人はきっとどこかで私のことを、チープで人に媚びてる絵師だと馬鹿にしてるんだろう
一言だってそんなこと言われたわけじゃないのに、私の気持ちはどんどん沈んでいった
しばらくすると、次のイベントの告知があった
私は一瞬、参加するか迷った
以前ほどは楽しめない気がしていた
こないだのイベントが楽しかったのか、新刊を出せるかわからないけど次もたぶん出ますと書いていた
私は迷った末、出ることにした
誰かへの嫉妬をこんなに強く感じたのははじめてだった
イベントがないのに原稿を完成させる気にもなれなくて、全てが有耶無耶になってしまった感じがした
私はなんとなくやる気がなくなって、ジャンルの友達とは絡むけど新しい作品をあげたりはしない、落書きをたまに描くくらい、って感じでやっていた
Hさんに対する気持ちも、関わることがなければすっと消えていった
だけど最近、私たちのグループの内の1人(仮にFちゃん)がある告知を上げていた
Fちゃんは、前のイベントのときにHさんに新刊を買ってもらって喜んでいた子です
告知の内容は、FちゃんとHさんが合同誌を出すというものだった
Fちゃんとは、あれからもグループで頻繁に通話してたけど、合同誌のことは私たちの誰も、一言も聞いてなかった
だから何、って感じなんだけど
Fちゃんの中で、やっぱりHさんは私たちより上なんだ、と思った
表紙と告知絵をFちゃんが描いていたけど、いつものFちゃんより丁寧に描いてるな、と私はわかってしまった
Fちゃん結構めんどくさがりだし、前にアンソロの原稿もミスを指摘したけど所詮二次創作だからいいよって直してなかったし
ここまで書いて改めて自分が嫌になった
こんなに難癖をつけなきゃ生きてられない人間だだっけ?
同人ってこんなに苦しくなってまでやること?
アカウントを消そうと思ったけど、
簡単に切るなんてできなかった
こないだ、Hさんの感想箱に「ずっとこのジャンルにいてほしいです」というメッセージが来ていた
私は早く消えてほしい
もうやだ
ごめんなさい
以上でした
「〇〇のソースコードを読めば、プログラミングというものが何たるかが理解できる」的なやつ
小説書きたきゃ少なくとも小説の名著は読むし、論文書くなら少なくとも有名な論文は読むだろうし
そのプログラミング版ってないのかな?
今まで「良いプログラム」を書くには、ここをこうしろアレはするな、というような細かい点の指摘だけにとどまってしまい、
全体のストーリーやプロット(設計)、コーディングの「起承転結」や「サビの進行」などといった
美しいプログラムに欠かせない流れというものを学ぶ機会がなさ過ぎる気がする
そういうものを取得するには、正に「良いもの」を「たくさん観る」必要があるんだけど
いわゆる「良い・美しいプログラム文」ってどんなのがあるのか教えて
○ご飯
朝食:チャーハン。(玉ねぎ、ウインナー、たまご)昼食:冷やしラーメン。夕食:人参と玉ねぎとカニカマのスープ。納豆。間食:チーズ、チョコ。飴。
○調子
むきゅーはややー。仕事はおやすみん。ジャッジメント7しかしてない。ようやくクリアしたので感想を書きます。
○JUDGEMENT 7 俺達の世界わ終っている。(スイッチ)
愛すべきバカ達の集団ものってジャンルがあると思うんですよね。
「愛すべきバカ達を好きになる物語」とでもいうんでしょうか、これって物語のベタ、王道も王道ですよね。
同じADVってジャンルだけでも、ひぐらしの部活とか、リトルバスターズのリトルバスターズとか、シュタインズゲートのラボメンとか、クロスチャンネルの放送部とか。
(挙げた作品にその構造だけじゃないある共通項があるけど、たまたまです)
このジャッジメント7も、作品名と同名のジャッジメント7というゲーム会社が登場して、その構成員の面々の愛すべきバカさが表現されたのちに、シリアスになっていく展開です。
ただ、ちょっとこの作品は先に挙げた作品達とはちょっと違うなと思ったのが、作品の中盤物語の転となるタイミングから、このジャッジメント7のメンバーじゃないキャラクタが話の軸になっていくんですね。
ジャッジメント7を好きだからこその自己犠牲であるとか、彼らにかける言葉の一つ一つがおもくて、だけどその好きがとても伝わってくるものばかりで。
そのキャラの好きを好きになるんです。
声優の黒沢ともよさんの熱演と相待って、そのキャラのシーンはどこを切り取っても名シーンばかりの、この作品を加点方式で採点していくと、きっとそのキャラにまつわる点数だけで百点満点になってしまう。
それぐらい魅力的なんですが、そのキャラは、ジャッジメント7のメンバーのみんなが大好きなのに、ジャッジメント7ではくて、作品の一番滾ると思われる「名乗り」シーンにもそのキャラはいないし、最後の最後でもそのキャラはジャッジメント7にはいないんです。
バカたちを「バカだなあ」とプレイヤーが愛して好きになる作品はたくさんありましたけど、
そこから一つ階を上って「バカたちを『バカだなあ』とあるキャラが愛して好きになるさま」をプレイヤーが愛して好きになる作品なんですよ、このジャッジメント7は。
こうやって、一つフィルターを挟んでいることで、より一層ジャッジメント7が、これは作中のその集団のことでもあり、その作品そのもののことでもあり、をますます好きになっていく。
人の好きを好きになれる、そんな素敵な作品でした。
拝啓。コロナ禍により家ごもりの毎日を過ごしている候、増田ならびに紳士淑女の諸君に夜のおかずとしてノクターンノベルズのおすすめ十篇を紹介したいと思う。あまり小説を読み慣れていない諸君を想定して、完結済みかつ出来るだけ短めの小説を選んでみた。各種ランキングには入ってこないような作品もあるので、嗜好が似ている人は参考にしてほしい(あとオススメ教えてほしい)。
言うまでも無いがノクターンノベルズとは男性向け18禁版小説家になろうである。女性向けのムーンライトノベルズは今回紹介しない。
紹介する作品は、「兄に惚れる妹などこの世に存在しないしオレも別に妹を愛しちゃいない 」、「茜色の世界に思いを馳せる」、「召喚術のいけない使い方 」、「注文の多い魔王城攻略され記 」、「ある日突然男友達が美少女になっているなんてよくある話で 」、「雪待茶屋 」、「恋愛金融 」、「魔界行きの鈍行列車の旅 」、「ウチのお嬢様の話を聞いてくれ 」、「彼女の妹しちゃだめですか? 」。
まずは自分の中で最高で満点で珠玉であり毎週続編待機中の短編シリーズをご紹介。(初っ端から完結済みという言葉を疑われるチョイスだが、独立した三篇で緩いシリーズを成しているのでセーフ)。内容としてはタイトルのままである。つまり兄(ツンデレ)は妹を愛していないし妹(ツンデレ)も兄に惚れていない。ただお互いにどうしようもなく求め合っているだけである。シチュは三篇とも同じ。いろんな場所(主にベッド)で互いに貶し合い煽り合いながらイチャイチャするだけ。お互いに年季の入ったツンデレ(ツン9:デレ1)なので基本的に交わす言葉は甘いものを含まずトゲトゲ一辺倒である。その分、一瞬だが素直になる二人が本当ほんとうに…
どれも短編なのでとりあえずツンデレケンカップルのイチャラブにみえないイチャラブが好きな人は騙されたと思って読んでみてくれ。特に好きで無い人も騙されて読んでくれ。そして一緒にエピソードゼロと続編を待とう。私は一年以上待ってる。
連続して兄妹ものを紹介。これは上の作品と異なり、中学生から高校生にかけて兄妹二人の距離が変化する過程を丁寧に描写した長編になる。うん…長編でごめん。でも百話とかざらにある中だと短めだから。一般(一般的とは…)にこういった作品は初めから互いに(もしくは片方が)思いを向けているものが多いのだが、この作品はまず肉親の肉体への嫌悪から始まるところが白眉。二次性徴を迎えた妹の肉体に嫌悪を感じる兄という視点から物語が始まることで、魅力的な肉体を目の前にした肉欲と本能的な近親嫌悪に挟まれるエロスという序盤の展開に重みがあり、行為への助走として実にマーベラス。しかも両思いになる過程が嫉妬心であるという妙。と書いたものの、露悪的な作品ではなく中盤以降はラブラブなのでご安心を。(最後の方は悲恋感あるけど一応多分ハッピーエンド)。
男と女が家族になるのではなく、家族が男と女になる。それが近親ものの醍醐味であると思う。
次はこの長編をご紹介。これは言い訳できないほんとうに長編。すまぬ。現代の日本から異世界に転生した主人公が身につけた召喚術で片思いをしていた同級生を拉致して性的にいぢめちゃう物語…なんだけどいじめちゃうのはごく序盤だけ。主人公ヴィロ(前世名は長峰)は魔法使いとして元同級生に対して強く出ているけど、なんだかんだ本性は善良な市民なので、異世界の幼馴染テフィーが出てきたあたりからは完全に女性陣の尻にひかれる。この作品をおすすめする理由は二つ。一つは料理の描写や召喚の手順などが丁寧で生活感に溢れる描写をされており、きっちりと日常パートに厚みを持たせる筆力があること。そしてもう一つが先述したサブヒロインのテフィーが純情可憐一途でしかも「ですわ」口調でうぶのお嬢様という自分のツボを完全に射抜くキャラクターをしていること。つまり、専門の小間使いがいたせいで自分で服を脱げず、人さらいから身請けされ隷属する立場なのに幼馴染特有の空気感でどっちが主人なのかわからない間柄の存在で、それでいてヴィロに長年に渡る秘めたる片思いをしているというキャラクターにピンときたら読んで。恋心がバレるシーンが最高にいいんだよ…
あと作中に出てくる異世界の風俗描写が結構好き。特にテフィーがフィンガーボウルを用いて手づかみで食事するところがお気に入り。これはなろう全年齢版の「召喚術の美味しい使い方(ttps://ncode.syosetu.com/n5951bl/)」での話だが、カトラリーが導入されるけどうまく箸が使えないテフィーがヴィロに焼き魚をあーんして食べさせてもらうシーンもよき。
一言で言うならば魔王が勇者に完敗する話である。よくある魔王と勇者をエコシステムとして用いる世界の話(最近では魔王が魔王らしく無いのがむしろ主流な気がするが)。本作ではいつものごとく復活した魔王(復活した時点で世界の法により負けが確定している)が、毎度毎度のやられ役に飽き飽きして、鬱憤ばらしとして今世の女性のみで構成された勇者パーティーへの嫌がらせのためだけに魔王城をセクハラ城に改造する。まあそれはそれはイヤーなセクハラを仕掛ける魔王さまなのであるが、勇者パーティーはそれらをものともせず正面から突破してくる。流石は勇者の名を冠する者たちである。だがそんな中、唯一、皆の希望の星には汚れて欲しく無いと、魔王のセクハラから仲間たちに守られていた勇者。その心に意図せず触れてしまう魔王。運命で縛られた魔王と勇者。覗き込んだ彼女の深く黒いひとみに彼は何を見いだすのか。
あまりにも綺麗なほんとうにきれいな敗北を見せる魔王に、願わくは永い幸せが訪れんことを。一応書いておくけど、エロ薄めっぽく紹介しているがエロいところはしっかりエロいのでご安心を。ちなみに同作者のイン・女神クロニクル(超長い)もストーリーがしっかりしており面白い。
ここらで TS(MtF)ものを一つ。誰よりも気が置けない親友が異性になってしまったらどうしますか。デート体験? いつも通り格ゲーで煽り合う? いやいや、男と女が一緒にいるなら合体一択、という頭の悪い内容である。TS ものには心まで女性化するものとそうでは無いもの(≒精神的 BL)があるのだが、本作はどっちとも取れる展開であるためその筋の方々にも認めていただけるでしょう。性愛が親友の間柄を上書きすると考える人は前者、恋愛感情より親愛の感情の方が燃える方は後者を想定して読めばよろしいかと。
恋愛感情無いけど自然体でいられる関係っていいよね… あと男同士のノリのままアホな会話して、そのノリのままなし崩し的に合体して、なんか気まずくて照れる、って展開とってもいいよね…
再び短編をご紹介。この作品は、正月の頭だけ神社で商いをする謎のお店「雪待茶屋」を訪れた男が茶屋の姉妹とワンワン(ネタバレ)する話である。かわいい姉妹が切り盛りするこのお店は、SNS に写真を投稿するとエラーになる、店員が客の病気を予知する、客の持っていた油揚げやいなりが気がついたら消えてしまう、など不思議な噂がある。腹に一物秘めた男は超高級品の限定いなり寿司をエサに二人に勝負を持ちかけ… 以下の展開は予想できるでしょう。
短編だがエロ以外の起承転結がしっかりしているので、おかずにはストーリー必要派にもおすすめである。
豊富なエロシーンが欲しいんだと言う人は、同作者のミックスベリーシリーズを読むべし。「花束」、「徒花」、「花園」合わせて二百話以上あるのでお気に入りのシチュが見つかるでしょう。
こちらの長編を一言で表すと、エロくてストーリーがしっかりしていてしかも青春もの。個人的に濡れ場を置き換えたら青年向け漫画の題材にしてもいいような気がするほど。−−代金が払えなくて困っているクラスメイトの女子に二百円を貸してあげたらお礼をするというので、「若い男に貸しを作って利息が金で済むと思ったかい?」と冗談を言った。そうしたらクラスメイトの処女を散らしていた。それに加えてそのクラスメイトと「カシ」と「カリ」を契約とする肉体関係を結ぶことになった−− エロ小説とはいえ、普通の女子の行動としておかしいと思う人はいると思うが、あなたは正しい。読み進めればすぐに分かることだが実際に彼女の常識は少し歪んでいるのだ。この作品はそんな彼女「陽奈」を、要領の良い普通の男「森岡」が結んだ契約を通して少しずつ健全な道へ、健全な関係へ導いていく青春ものである。
一言だけ付け加えると、森岡は聖人でもなんでもなく、陽奈の安全日を彼女より把握するほど並々ならぬ中出しへの情熱も持っている年頃の男である。
今回紹介するなかでは一番ラノベっぽい作品。家のトイレに行ったら魔界に召喚された主人公。召喚者である女の子(魔王の後継者。とても可愛らしい)に勝手に伴侶に指名され、魔王修行である魔界世直しに鈍行列車で出発するのであった。キーワードは旅、そしてイチャイチャである。そう、この作品はほぼ冒頭から純情爆裂の両思い全開イチャラブストーリーなのである! いやぁイチャラブはいい。読むだけで健康になる。もう二人が可愛いくていじらしくてたまらないの。主人公のすばるは思いやりのあるいい子だし、ヒロインのユーリは「〜のだ」口調ですばる大好きなやっぱりいい子だし、ラブ(LOVE)しかない。はやく結婚しろだし実際結婚する。
初々しくも求め合うイチャラブを欲している人におすすめ。
悪役令嬢ものが最近流行っているようなので、男性向けの短編シリーズをご紹介。乙女ゲー転生のフォーマットに則り、「転生したら乙女ゲーの主人公!? 王子や騎士団長の息子だけでも大変なのにさらに隠しキャラである王子の許婚(悪役令嬢)の執事まで私を? キャァ(はーと)」 …というのが「ゲーム」での主人公ポジに転生したマリア嬢の思考。この話の主人公は彼女をいじめる悪役令嬢(イザベラお嬢様)の執事であるクロウくんである。出自が平民にもかかわらず王子を侍らすマリア嬢をいじめるお嬢様だが、主人公補整+ゲーム知識で毎回しっぺ返しをうけ、婚約者でもある王子本人にも遠ざけられる。そんな彼女のストレスの吐け口とされ酷い目に遭わされ続けるクロウ。あるとき堪忍袋の尾が切れてしまいついにお嬢様に復讐を企て、睡眠薬を飲ませたお嬢様を一方的に嬲る。だが、そのことがきっかけで自身の秘めたる恋心に気がついてしまう。叶わぬ恋心だったが… というようお話。
ネタバレするけど、ちょっとご都合主義の面もあるがハッピーエンド。
実は作者が短編を基に長編として連載しているので、ビビッと来た人は連載版も追いかけよう。
あらすじを引用「彼女持ちの癖にその妹と隠れて情事に耽る二人のお話」。うん…ほとんどこの通り。ただ、彼女視点だと NTR なのだが、もうちょっと事態は複雑で、中盤から上記に加えて主人公は現彼女との浮気関係を重ねるようになる。意味わからないと思う。図示するとこう 彼女の妹 --(浮気)-- 主人公 --(妹の「彼氏」と浮気)-- 彼女。つまり主人公が彼氏兼妹の彼氏(ただし互いに別人設定)という役割を持つのである。メビウスの輪で織られた三角関係か? とりあえず主人公は最後までクズ。なんでいけないことに興奮してしまうのだろうか、ふう。
浮気しかしていない彼女の妹の純情さに対して、浮気したうえ彼氏も裏切る彼女がまじで淫蕩過ぎる。
終わりに。官能小説はえっちな漫画やえっち絵、音声作品と比べて感覚器官を直接刺激しない分、それらと比べて見劣りを感じるかもしれない。しかしながら想像により興奮する、つまりシチュエーションや会話といった記号を直接インプットする分、好みの作品が見つかりやすくまた飽きにくい気がしている。さらに創作のコストが少ないため多種多様な表現が存在することも前者を助けるし、個人的には文字だけであるがゆえに他のものより生理的な拒絶範囲が小さい気がしている。
おまけにもう一篇
入れようかと迷ったのだけど個人的な思い入れもあるこの短編も紹介。自慰後なぜか幽体離脱してしまい大学生の兄貴の体を乗っ取ってしまった妹。せっかくだしと抜け殻状態の自分の体で遊んでいると兄貴の兄の部分が反応してしまったので、自分で自分を慰めるのはノーカンと欲望に流されるまま自分を抱く話。男と女の快感を同時に受ける妹ちゃんの描写のエロいことよ。女性一人称のものってなぜこんなにも淫靡なのか。この作品は欲望に暴走していく描写も実にエロいのであるが、個人的にはまったくエロ描写の無い最後の段落が、行為そのものより遥かにエロいと思う。この後めちゃくちゃセ構文に繋がる完璧なセリフの一つである。
実はこの作品を初読したのはノクターンではなく、何年も昔に個人ページの相互リンクからたどり着いた今は無き作者のホームページだった。なのでノクターンでこの作品を発見して驚いたとともに懐かしさを感じたものだった。他にも同作者の長編「prismatic inane」も多少、人を選ぶがおすすめ。主人公の少女が自傷行為のように自分の体を売るという実に痛い物語なのだが、大きな腕に抱きしめられるエンディングが待っているので気力がある人はぜひ読んでくれ。そして読後感を噛み締めてくれ。
文章力を褒められたい。
文章を書くのが好きで、増田を10年書き続けて何度かホッテントリ入りしたこともあるのに、文章力があるねってコメントされたことが1度もない。
マジでただの一度もない。10年増田書いてるのに。累計ブクマ4桁なのに。
増田文学、みたいなタグはいらねえんだよ。文章力を褒めてくれ。なんで褒めてくれないんだ?
他のホッテントリを読むとプロの犯行みたいな増田からアタマのネジや肛門のゆるい増田までどいつもこいつも「文章力すごい」のコメントがついてるのに、なんで俺の増田だけ無いの? 俺の増田そんなに文章力無いの? 増田文学なのに?
っていうかそもそも文章力ってなんなの? 構成力のことなの? 俺の増田に起承転結が無いのが駄目なの? でもこの増田は徹夜明けのアライグマが書きましたみたいな増田にも文章力を褒めるコメント付いてるじゃん。もう訳がわからないよ。
訳が分からなすぎて、「自分には文章力がない」という増田を書いたら、それがホッテントリ入りしたことがあるのね。そしたらかのhagex氏から釣り判定されたの。いや、おまえ書けてんじゃん、みたいな。
いやいやいやいや!
書けてねーんですよこれが! 一度も褒められてねーんですよ! 文章力を! マジで!
幾度のホッテントリを超えてなお褒められないの。10年増田やってきて、ただの一度も褒められないの。故に、その増田に意味はなく、その体はきっと文章力でできていないの。
逆に、なんでみんなブクマするのに俺の文章力を褒めないの? 読めないほど酷くはないが褒めるほどうまくもないってこと? 友達以上恋人未満みたいな? 俺は恋人になりたいんだよ! 愛してくれよ俺の文章を!
神様教えて下さい。どうしたら文章力を褒めてもらえますか。どうしたら文章力を上げられますか。
プロのライターさんの文章を真似したら文章力が身につきますか? 「保育園落ちた日本死ね」を写経すれば褒められる文章が書けますか?
文章力を褒められたい。
やはり何が違うのかって「読み手のことを考えていたかどうか」だろうなと
たった1つの投稿で伏線を多数仕込んで起承転結をまとめ回収し切る構成力、印象を脳に刻み込んでくる語彙力、そして何よりも読み手のことを深く考えて求められていたものを描いた共感力
他の増田も言ってたけど、光の婚活増田の様々な要素は闇の婚活増田が男共へこうしろと書いていたことなんだよ
何なら光の婚活増田は相手の女性が出した細かいサインを高度に読み取ってそれへ応じている
相手の女性が一歩踏み出してきた努力へ対して光の婚活増田は誰よりも喜んで婚活という市場の中で間違いなく最高評価であるプロポーズをしたんだ
光の婚活増田のエピソードは闇の婚活増田の理想だと表現しても過言でない
闇の婚活増田が言っていたことを読み手のことを考えて圧倒的に読みやすく面白おかしく心温まるエピソードにしたのが光の婚活増田なのである
公開してから何週間経ったか知らないけど、未だに高評価ばっかりでうんざりしたので微かな記憶を頼りに書いていく。
見たのはディレクターズカット版が出るよりも前の時。
楽しみに見に行ったが、途中で帰りたくなるくらいつまらなかった。
よくレビューである「意味がわからなかった」とか「気持ち悪くて」とかではなく本当に面白くなくて席を立ちたくなった。
取りあえずTwitterでバズってるレビューとか、公式サイトの解説、YouTubeの解説動画は一通り見ている。
まず起承転結がなさすぎる。全てにおいて今までのカルト系統のをなぞっているのではないかという平坦っぷり。全部こちらの予想通りに進んでいき、ひとひねりどころか山場なんて一切ない。
これ普通に今まで本読んだり、映画見ている人だったらありきたりの王道ストーリーをなぞってるって思わなかったのかな。
これから何が起こるのかっていうわくわく感、期待感だけ残ってEDになったというか。こちらが期待している物が一切出てこなかった。
もっとやばい風習のものを見せられると思ってたし、もっと何があると思っていた。
Twitterでルーン文字とか民俗学とか言ってるやつら全く今までこういうのに触れてきてなかったんじゃないのかなって思うくらいにありきたりじゃなかったですか?
じわじわとした閉塞感とか真綿で首を絞められてるとかどこで感じたんだよ。その言葉使いたいだけじゃない?
完成された地獄? ダメージ受けた? もっと教養つけろよバーカ、と思ってしまう。
若い団体が村に行って、そこの奇妙な風習を見て、殺される。超絶ありきたり。
まじで2ちゃんねるの怖い話とか奇妙な風習の方が読んでて面白い。
あと主人公が不安定なのは分かるけど最初の所長すぎないか? 妹とかがあの村の風習に利用される為に殺された、とかならまだわかるけど不安定さを表現するためには冗長だろ。
そして映像のチープさ。みんなグロいグロい言ってるけど全部人形すぎて本当に安っぽい。崖から飛び降りた所かもう失笑した。
あと鶏小屋の所で殺されてんのもハンニバルのオマージュって書いてあったけど、ハンニバルの方が百万倍良かった。
なによりムカついているのが全人類褒めてるんじゃないかって言う事で。
あんなにつまんないストーリーなのに「不気味だった」とか「精神不安定な人は」とか煽ってる人いたけど馬鹿じゃないの? ってマジで思う。
こんなの見たって時間と金をドブに捨てた怒りしか湧いてこなくて、本気で何を怖がっているのか教えて貰いたい。
初めて誰かに読んでもらうために自発的に書いた文章が、数ヶ月前に増田で1000ブクマを超えた。それまでに書いた増田なんて本当にくだらないダジャレとかしょーもない愚痴で、自分が書いて満足、反応なんか気にしない、だった。しかしこのときは読んでもらいたいものを読んでもらえた、しかも反応を多数貰えたことで、脳汁が出っぱなしだった。書いた次の日はウカレポンチになって仕事でミスしてちょっとへこんだ。
なぜ初めての文章を増田に投稿したかというと、単純に増田が好きだったからだ。特に「人生に物語は要らない」とか「毎朝、立ち食いコロッケそばを食べている」が気に入ってる。ではなぜ人生に物語はある、なんてタイトルにしたか?それは最後の一文を「人生に物語はある」として、リスペクトを伝えたいからだ。
今まで27年間生きてきて、そろそろ28歳。自発的になにかをしたことはほとんど無かったと思う。なんとなく地元の高校、大学進学、中退からの工場勤務だ。物語は要らない人の、波乱万丈な人生とは大違いで、波風が立たないような生活をしていた。そもそも「やりたいこと」が無いのだ。そんな状態で、暇で暇でしょうがなくて始めたのが「文章を書くこと」だ。
元々文章を読むことは好きだった。昔の柿の種のパッケージに書いてあったけなげ組とか、国語の教科書を読むことは自発的にやっていた。もうちょっと賢かったら図書館に通い詰めるくらいのことは思いついただろう。ともかく、一番身近にあったのが文章だったのだ。書きたいことを書いて終わり。初めて自発的に書いた文章はせいぜい400字くらい。盛大な独りよがりの愚痴だった。勢いで投稿したので増田にも残ってるが、ブクマは0だ。当然だ、シンプルに読みにくい。
でもこれが楽しかったのだ。1ヶ月もしないうちに、2000字3000字と書けるようになっていた。自分の文章を読み返して違うと思ったら書き直すクセもついた。推敲って奴だ。何となくで使っていたワードもきちんと意味を調べるようになり、ちょっとずつ読み返しても「ちゃんとかけてる」文章が書けるようになっていた。誰にも見せない文章を、とにかくたくさん書いていた。
やがて、人に読んでもらいたいという感情が出てきて、起承転結などのテクニック論を調べたりもした。3000字などと勢いで書いた文章は、7割くらいが無駄な脇道、枝葉末節であることが見えてきた。細かい表現の推敲ではなく、段落ごとバッサリ削ることを覚えたのだ。文章を書くようになった経緯、文章を書くのに完全にハマったタイミング、読んでもらいたいと思ったきっかけ。その「物語」を、たしか2000字くらい書いたと思う。それをバッサリ切って800字にした。昔イヤイヤ書いていた文章と同じ量だ。それと繋げて、ちょっとカッコつけたポエムも付けて投稿したのを覚えている。寝て起きてから、300くらいブクマがついててめちゃくちゃ嬉しかったのを覚えている。コメントも全部読んで、褒めてくれるコメントは当然全部嬉しいし、狙った表現が「書きなれている人のそれだから信じがたい」とか「ライター志望のワナビだろ」などとされていたことも少し嬉しく思った。1000を超えたのを確認したあたりで、ちょっと何かが起きてると思った。ひょっとしたら、私の才能が開花したのではないかと。
当然ながら、そんなことはなかった。私は物語は要らない人のように、物語のような人生を送っては居ないのだ。ただのやる気のない、死んでいないだけのゾンビに近い存在だ。自叙伝が物語になる、そんな面白い人がたどり着いた結論を、覆すものなど持っていない。ということは創作するしかないのだけれど、そもそも私は「やりたいことがない」のだ。創りたい世界だって無い。8000字くらいは書いたが、削ると800字まで痩せるハリボテの文章だ。身の回り半径5mのことしか書けない人間が、自分の身を動かさずに書けるものなど、独りよがりの愚痴くらいなものだ。作品と言えるものなど書けず、始める前に挫折した。私には2ページと1行がお似合いだ。
だが、これは1つの、「一人の人間が自発的に文章を書こうと思って挫折する物語」なのだ。初めての自発的な「やってみたいこと」を、中途半端に辞めた人間の物語だ。そんな物語を、私は、文章を書く最後の日に書いてみた。
これはリスペクト先への反例にはなっていない。そもそも「あるかないか」と「要不要」は関係がない。だからこれは、反論でもない。
●基本
・話を聞く時
相手が話してる時は「頷く」「うん」「それで……?」「次はどうなったの?」「笑う(喜怒哀楽)」を適度に入れていく。ある程度起承転結に成る様に聞いて、結が無い場合は自分で捕捉する。
興味ない話、気分を悪くした場合、5%くらいは聞き流して冷たく装う。冷たく装った後はちゃんとフォローする事。
A「昨日AVを買いに行ってさ」B「うん」
A「帰る途中で職質されて」B「ほーん、それで?」
A「職業聞かれた時、AV男優ですって答えちゃって」B「wwAVで頭一杯じゃねーかw」
・話を聞きだしたい時
あくまでテクニックで、何度も使われるとウザイ。よく「コミュ力を上げるための会話」とか恋愛工学で語られがち。
【相手が話している事を繰り返す→その内容について感想を言う。それから質問する→相手が答えた事を繰り返す→永遠ループ】
話題がかわりがちで、疲れる。実際は起承転結を意識して合いの手を入れて、相手にストーリーを語らせたり、質問せずに感想に留めて語らせたり、質問の部分の疑問形を無くしたりするのがいい。
相手の様子を見つつ、自分語りをしたりして適度に相手を休ませる。自分をアピールする事も必要。
A「なまえはー?」B「Bです……」
A「Bっていうんだ。君にはもったいない名前だね。今日からBの名前は「び」でいい?」B「だめです」
A「だめかー。悲しい」B「一体俺をどうしたいんだよ」
会話をするときに、ずっと真面目になっていると相手に飽きられる。
少年漫画で水着回がある様に、アクセントが必要。相手が真面目な話をしていたりする時は入れてはいけない。
間が空いた時とか、どうでもいい話題の時にギャグを入れる。入れすぎると頭がおかしい人扱いされる
A「もう晴れてるよ」
・会話の流れ
男でも女でも会話にはフェーズがある。会うたびに変わる。
一回の出会いは5時間が限度。それ以上にすると飽きるので、長くかかわりたい時はアクティビティを入れる。
相手の上に立つか、対等に行くか、下から行くか決める。不快なマウントをとる奴がいたらここで関係性を切った方がいい。
互いに下から、若しくは対等に行くのが理想。女にはマウント取った方が恋愛関係に進みやすい。
・軽く弄る話題・自己紹介・天気・好きな食べ物・趣味・人の悪口、褒め
ギャグパートを入れたりして相手を笑わせたり、知的さをアピール
・ふざける話題・最近会った面白い話・テレビドラマや趣味の話・相手の自慢話を聞いたりする
あれがどうにも、単なる日本教育批判じゃなくて「学者という存在の空しさ」の悲痛な叫びにしか聞こえないんだ。
分からない人に説明すると、基本的に欧米だと文章というものは、研究論文の書き方に則って書かせられるらしい。
正直欧米とかのtwitterとか掲示板見ていると「~は糞!だから私は正しい!」みたいな文章ばっかなので、おそらく不勉強な人が多いのだと思うが。
対して日本だと、ちゃんと勉強している人は「起承転結が大切。文章は最初に印象深いモノから書き始め、意見・感情を書き、それを補強する自分の実体験と感じたことを書きましょう!他人の意見を書くと減点」
と教わる人が多いと思う。
最初は自分も馬鹿にしてた。「私がエビデンス」とか、個人的体験を普遍的な結論に持ち込めるわけないんだ。そんなのはバカの詭弁だ。愚民の為の考えだって。
大事なのは目的と、それを補強する数字に根差した判断材料、統計とか実験とか客観的な事実。そしてそれを結論につなげる論理。
でも違った。いくら学者が汗水垂らして地道に結論に辿りついても、
twitterで「友達が暴力にあった……日本ひどい;;」とか「コミケは係員しっかりしてるしすごい!でもオリンピックはダメ」とか
なんの根拠もないゴミみたいな「感情」で正しさが決まり、統計や論理より優先される社会。戦争やいじめが無くならないわけだ。
そういう文章を見てイイネや同意レスが沢山ついてるのを見るたびに、胸が締め付けられるし、憂鬱になる。
結局、日本の学校教育の方が正しいのだ。客観的事実や丁寧な論理運びをしても、バカみたいな感情に勝るものは無い。
学に少しでも志したことが在る人間なら、その人間社会の愚かさに絶望した人が多いだろう。人は事実ではなく感情で動く生き物だ。
ペンは剣より強いが、ペンはペンであって正しさや事実や論理を表しているのではない。
怖いもの見たさからつい観てしまったんだけど、意外にも全体通して考えたらそこまで酷い内容ではなかった……というか、どちらかというと完成度が高い部類だと思った。
まず個人的には1.5時間できっちり起承転結つけてお話を綺麗にまとめてる時点で偉いんだよね。
それと、余りにもツイッターでボッコボコに叩かれてたから『面白いのハードル』を下げていたというのも「そこまで悪くないじゃん」の原因のひとつではあるとは思う。
僕のフォロワーには「2分に1回キレそうになる」とか「途中退出するのが正解」とまで言ってるやつがいたからバーの位置は極限まで下がってたね。
だから僕がいまこうして長々書いてる「実写ヲタ恋、そこまで悪くないよ」を信じて心のハードル上げて映画館行ったら心底ガッカリする可能性は十二分にあります。
あくまで""流れてくる酷評の割りに意外と綺麗にまとまってた""のであって、""面白かった""わけではない。
主人公のオタク女が長身イケメン幼馴染のゲーマーと開幕10分くらいで付き合うことになるが、お互いの気持ちを深く理解しないまま誕生した急造カップルだったせいですれ違いが発生。
具体的には主人公が上司の斎藤工とちょっといい感じになるとか、彼氏がなぜかいきなり会社を休んで連絡が取れなくなるとか、あと彼氏も彼氏で別の女と仲良くなるといったイベントが連発される。
でも最終的に誤解は解けてお互いの気持ちを確認しあって、今度こそ正式にカップルとしてやってきましょうね~、めでたしめでたし。
(なお、なぜかミュージカル仕立てになっており、ちょくちょく急に歌う)
という感じ。
『男と女が付き合う
→やっぱ平気だったので二人の絆は深まりました^^^^』
その王道の合間合間にクッソ寒いオタク描写やら唐突なミュージカルソングやら佐藤二朗のアドリブコントが入ってくるという仕上がりなわけ。
面白いかつまんないかは別として、王道ストーリーって展開がグッチャグチャになることはないからさ、とにかく「あいだあいだに挟まってくるオタク描写とかミュージカルとかに耐えられるか否かに勝負がすべてがかかってる」と言っても過言ではない。
上にも書いたけど、内容は綺麗にまとまってるから共感性羞恥で脳がグチャって劇場から途中退出さえしなければ「あー、今日もつまんねー映画見ちゃったな~」で済むレベルだと思う。
つまんねーとは思っても、脳内にある『人生最低の映画コーナー』に並べるには全然パンチが足りない。僕の評価はそんな感じ。
でも逆に途中退出とかしちゃったらまあつらいよね。
そういう人は映画人生のワースト作品争いに実写ヲタ恋が加わっても仕方ないと思う。
特に一部で悪名高い居酒屋グランドオーダーのシーンは事前に何が起こるか知った上で観てもやっぱり相当厳しい。ダントツでつらい。
そもそもゲーム・アニメ・漫画・インターネットジャーゴンの知識を要求されるシーンはただでさえ根本的にネタを知ってなきゃ笑いようがないわけだけど、仮に知ってたところで単なる語録連呼マンが画面に出てきてもなんも面白くないのでさっぱり笑えないという悲しいコンボが待ち受けており、劇場の反応はもれなくお通夜です。
一方で佐藤二朗のアドリブとしか思えない(というか実際アドリブだと思う)セリフとかムロツヨシと菜々緒の麦茶のくだりとかは周りで複数の客が声を出して笑ってたんで、ギャグが全部不発に終わったわけではないのは大きな救いかな。
あとこの映画って『オタク』っていう狭いように見えてその実かなり広い括りをテーマにして色んなジャンルに浅く広く触れてるからどっかしらで知ってるジャンルとか自分が根城にしてるジャンルが出てきて、実情とかけ離れた描写っていうのが目につくと思うんだよね。
自分のことをオタクだと思ってて、それでそんな自分が楽しめる映画だと思って観に行ったら実際のオタク像とは違う人間が次々出てきて「なんか自分が知ってるオタクとは全然違うんだけど!!」ってなる感じ。
例えばいくら僕が声優オタクじゃなくても『人気声優が貸し倉庫に急ごしらえで作ったみたいなハコでライブして観客が法被着たヲタ芸集団しかいない』って絵面が現実離れしてるのはわかるし、本当に声優オタクで現場に行きまくってるやつならもっと細かいとこにも矛盾点を見つけて「こんなやつはいない」とか「こんなのありえない」とかなるんじゃないかな。
この辺も「所詮はそういう映画だし」って割り切れないとキツいよね。
なんだか長くなってきたのでまとめると、
『実写ヲタ恋はストーリーが王道の展開で上手いこと収まってて割とまとも。
ただし一部のシーン(具体的にはオタク関係の描写)が見ていて痛々しいし、自ジャンルだと矛盾点まで気になるのでそこが耐えられないと厳しい』
以上です。
ノクターンノベルやpixiv、あとは趣味の合う数少ない個人サイトさんを周回して自慰に耽るんだけど、なかなか自分の好みにピンポイントで合う小説が見つからないのが悩みではある。
それで、前にエロ小説を書いて投稿した増田がいたのを思い出し、自分でもやってみた。5時間くらいかけて10000文字くらい書いた。
以下感想を記す。
・自家発電やばい。自分の好みにピンポイントな絡みを書いて、それを読んでムラムラしてオナニーする。収まったら続きを書いて、ムラムラしてきてまたオナニー。5時間やってるとアソコが痛い。そして何この不完全燃焼感。やばい。
想像の世界ではちゃんと完結しているが、文字で表現する際にはいちいち心理描写や動き、反応の描写をしないといけない。オナニーしながらだと若干忙しい。あと隠語を記すのが(自室で一人であっても)恥ずかしい(これは5時間くらいやったら慣れた)
最初から細かく細かくやっていくと全然話が進まないから、4割がたさくさくとまず骨部分を書いて、後で肉付けをしていく感じがいいのかなと思った。
・絡みがワンパターンになりがち。
自分の好みだけでやってるから当然そうなる。ずっと同じようなプレイをしている。
他の女性がどうかしらんが、私が巷のエロ小説に不満なのは、本番行為ありきであること。挿入どうでもいい。もっと精神的な部分や関係性の部分をしっかりやってその中できちんとエロくしてほしい…などとワガママな要求がある。AVが好きじゃないのもそれが大きい。すぐ指だの何だの挿れるけど、なんか気持ち悪い。口でするのも、自分でもしたくないし見たくもない。
とまあそういう人が欲望のままエロ小説書くといつまでも何も(フェラも挿入も)せずストーリーが停滞しがち。バランス大事。
・設定めんどくさい。
なのでいっそ挿入しないで済むように設定の面で細工を弄することにした。先に最低限起承転結のプロットも組んで、挿入しなくても話が進むようにすることと、挿入しないエロが為されることのエクスキューズ。けどこれ超めんどくさいし、一生懸命考えてもすぐ矛盾したり論理に綻びが生じるし、しかもどんなに頑張っても現実感がない。やはりリアリティーのためには本番行為を書かなければならないのだろうか。
いっそ男を出すのをやめるか?男は不可欠ではない気もする。少なくとも私のエロには。もっというと女もいらないのでは。じゃあ何が、エロには何が必要なんだ?(ぐるぐる)
・しかもまだ完結してない。
休み1日持ってかれたのにー。
でも完結した暁には、私以外には誰にも刺さらないだろうが、私にはピンポイントで刺さりまくる挿入なし激エロ小説がいつでも読めることになるのだ。
それはそれは素晴らしいと思うので、是非最後までがんばりたい。
・まず人対人の発想がない
遊ぶ人間を見て作っていない
遊ぶ人の驚きの顔が見たい
これを遊ぶプレイヤーならきっとこういう行動をとるだろう
だからこうすると驚いたりニヤッとするだろう
見てるのは作品の無機質な方向だけ
または口だけでニヤリとするといっているけれどどこもニヤリとしないただ作っている人間が思い込んでいるだけ
・空想力がない
見た目は写実的になり、人間関係は現実に起こりそうなものを、物理規則、起こりそうな物事
起承転結を作れない
まず、問題提起ができない
今の人間に作られる内容はただタイム系列に沿って起きた出来事を並べ立てただけ
またその内容は登場人物の人間同士の馴れ合い、じゃれ合い、雑談
等いろいろずれてる
竹島:あの頃は人間扱いしてくれなかった。エベレストに登らされたとき、この仕事を請けたのは失敗だと思いました。
この時の『Mの活劇』の撮影について、Mのスタントである竹島秋雄はこう語ります。
竹島:監督のこだわりと言えば聞こえはいいですが、どちらかというとワガママでしょうね。たった十数秒のシーンのために、わざわざ実際に登る必要はなかった。
監督:初期の『Mの活劇』はショート作品だったので、とにかくインパクトが大事だと考えていました。
この制作スタイルはシーズンごとに落ち着き、起承転結を意識した構成になっていきます。
監督:脚本が完成しないんです。大まかなプロットは複数あって、ストックも常にあります。しかし、それを物語として構築する作業にとても時間がかかりました。
脚本家:1話ごとの放送時間が延びたのが主な原因でしょう。通常、こういう作業には複数の脚本家がチームを組んでやるのですが、元はショート作品だった『Mの活劇』では監督との二人三脚なんです。
そうして完成しても、予期せぬ障害が発生したことも珍しくありません。
監督:意図せず時事ネタになってしまった時は頭を抱えました。編集も終わってた段階だったので、かなりショックでしたね。
そう苦笑しながら、お蔵入りとなった台本と記録媒体を我々に見せてくれた。
監督:この話自体が、当時放送できなかったフィルムを探すって話だから皮肉なもんです。
そのストーリーとは、諸事情で封印された「幻のエピソード」を現スタッフたちが追い求めるというもの。
なんとかフィルムは見つかるのだが、火の不始末によって燃えてしまう。
中身を見ることなく、結局は「幻のエピソード」となってしまうという展開でしたが、このシーンが問題視されました。
監督:現実で、とあるスタジオがマジで火事になっちゃって、不謹慎だからって放送局に拒否されましたよ。
脚本家:そこまではいかずとも、周りで話題になっていることと制作中のテーマが似てしまうなんてのはよくありました。
監督:こちらとしては乗っかっているつもりはないし、そういう風に思われたくもないから時期をズラしたりしてるのに、なぜか再燃して結局はカブるという。
そうした予定外から生まれる急ピッチ制作は、作品の質にも表れます。
テーマが前のめりすぎたり、尻切れトンボなエピソードが出来ました。
監督:枚挙に暇がないけど、くどいというか説教臭いというか。主張がセリフに落とし込めていない感じが今でもする。
脚本家:特に試行錯誤していた中期は、その傾向が強い気がしますね。
他にも課題はありました。
役者たちとの連携が上手くとれず、現場では何度か不和も起きたといいます。
それが世間に認知されたのは、出演者の一人が書いた暴露本でした。
「それ面白い?」
「少なくとも眠くはならん」
皆は口々に「えー」と声を洩らす。
これを持ってきた時、既に年を越していたのが問題だった。
時計の短針は1の数字を指しており、食べるタイミングとしては完全に手遅れだ。
「別に年を越した後に食ってもいいんじゃないかって思うんだよね。“年越し蕎麦”って呼ばれてるんだからさ。年を越す前に食べるか、後に食べるかなんて、この名前だけじゃ確定しない」
そんなこと言い出したら年越し蕎麦自体、どうしても食わなきゃダメってもんじゃない。
しかし出された以上、食わないわけにもいかないので、俺たちは番組を尻目に麺をすするしかなかった。
まず注意いただきたい。
以上気をつけて欲しい。
そもそも推考をしていないただのゲロなので気分が悪くなったらそっとタブを閉じて欲しい。そこら辺は自衛してくれ。
みんな思ったでしょ。
いや別にだから悪いってことではないんだけど、安易に気持ちの問題で強くなるっていうのを連発しすぎじゃないか?(少年週刊誌のバトルものにありがちだが)
ちがうんだ、それは別にいいんだ、私も歳だしそういったことには慣れている。だが今回私が言及したいのはどうして心理描写が曖昧なまま強くなるんだ? 共感できない部分が多々あったということだ。
少し応援されたからと元気になったりしすぎだろうと、いい加減そんなゲームじゃないんだからと、せっかくのボンズ屈指のバトルシーンで映画に入り込んでいた自分が急に覚めてしまったりして非常に残念。
まあ、それもいいだろう。どうせファンタジーだ。
しかし、ヒロアカ原作に関してはファンタジーでも確かにそこにキャラクターたちが生きていて、それがリアルに、まるで自分がその世界で生きているような引力のような没入感が素敵であり、だからずぼらな私も1ファンとして単行本、アニメ、映画を欠かさず見ているのだろう。
キャラを大事にし、そのキャラの迷いやこういうこと考えていてこういうことに重きを置いていて、ストーリ進行時には蚊帳の外にいるときはちゃんと外でモブやってたりする、といったリアルな感じがいいのだ。
たぶんこれは、心理描写のために一時戦闘を中断させたりする、漫画ならではの表現なのかもしれない。映像はテンポだ。リズムが全てだ。わかる。わかるんだ。でもそこを上手に見せれなくてはヒロアカには、いったい何が残るんだ?
とまぁ、いろいろと「おや?」と思う点はあるものの、実際の脚本に文句はない。
個性譲渡、別に良い。そもそもデクもそんなこと言ってた(うろおぼえだが)
めっちゃドラゴンボール。すっごいドラゴンボール。髪の毛そんなとげとげにならんでもいいやん。いやいやそんな規模の攻撃受けてふつうそうじゃん、まじ鉄人じゃん。っていうのがほんと何度も出てくる。4日目のカレーの気分だ。「え、また?!」なのだ。
特になにが嫌って言うとだ、個性遺伝した後のバトルだ。爆轟がすぐフルカウルを使えることや100%っぽい力が使えたこともそれ全て含めてワンフォーオールの奇跡って言いたいのかい・・?それは、あまりに投げやりすぎないかい? ヒロアカって、”なんでも個性のせいにしてしまおう”っていうのがなくて、“個性を持ってるからこそこういう悩みがあってそれをどう解決して行こうか向き合う”みたいな葛藤と成長を描く作品なんじゃなかったのかな?
余談だが、私は海外のグロやバトルものの映画でよくある、音楽だけで効果音なしのバトルシーンが大嫌いだ。
馬鹿の一つ覚えと言うと言葉の悪さが際立ってしまうが、まあその表現方法はあまりに使い古されてしまった。
なのでラストバトルの音楽だけですごいバトルを見せられた時、冷めてしまった。映画館でやるんだ。もっと音響を意識して、音速を超えた一撃みたいな表現でも面白かったんじゃないかとか思う。 パッと思い返すのが映画 幼女戦記だが、常にバトルしてて、音があちこちから聴こえてきて自分もその場にいるという臨場感がほんとうに素晴らしい映画だった。
それを、こういってはなんだが1曲に全ての感情を背負わせるのは重荷すぎたのではないだろうか。
私は、そこで完全に映画からリアルの世界に戻ってきてしまった。
(ただこの映画に限っては、ボンズの全力のバトル映像のおかげでまだ見入ることができた。本当に動画がいい。ほんとコマ送りで見たい。ガンダムやAKIRAや攻殻機動隊なんかをよくコマ送りで見た口だ)
少し話が脱線したが、豚カツカレーマーボー天津飯みたいになってしまった可能性はあるか?
起承転結で、転結はかなりテンポよく進めるのがスタンダードだが、それにしても端折りすぎたように感じた。
見せ場のバトルはほんと多彩に入っていてこれはもう大満足で言うことなしなんだがちょくちょく強敵との対峙で勝てない描写をとことんやりたいが為にどうしてもワンパターンなキャラパワーアップに違和感を覚えてしまって、没入感の減少を感じた。
映画だけでなく、どんなアニメも、漫画も、ゲームも、小説も。 その世界に、私が存在できるかどうかでその作品を好きになるかどうかが決まる。
本作に関してはラストに行くにつれ、私はこの映画の世界と融合できなかった。非常に残念だ。
私は、今作でヒロアカ製作陣に何かお偉いさんからのお達しがあったのではないかとか深く勘繰ったりしたほど様変わりを感じた。
とにかく派手に、とにかく意外性を、とにかく話題性のあるものを! みたいな思いを感じてしまった。
もちろん商業作品なのでそういったことを意識して作るのは当たり前だし、別に反対もしない。だが作品を生かしてくれ。頼む。
ここら辺の違和感の解のようなものは、パンフレットを読んでいて考えたのだが、先生監督脚本の皆が口を揃えて「1作目を超えたかった」と言っていた。(1作目はほんとうに良かった。作品を通して”ヒロアカ”していたし、オールマイトの過去の描写や共闘も原作の延長として受け止めることができた)
大変受けた1作目の後の2作目、3作目と作っていく際にやはり重荷になったんだろうか
パンフレットの対談インタビューを読んで、堀越先生が原作ラストで使うネタ候補の一つ「ワンフォーオールの譲渡」を提供し、制作側もそれに飛びついたような発言がうかがえた(個人の感想だよ)
やっぱり人間が作っているんだなぁと実感したし、これからも応援を続けたい。
(なんだ急に媚びうるのか?)と思った皆様、違うんだ、聞いてくれ。
その作品の感想って好きなところ・嫌なところが入り乱れた上で成されるものじゃないか。
もう間違いないやつだ。ボンズファンにとっては言うことなしすぎて、逆にボンズ色強めな印象で、純粋なヒロアカファンは大丈夫か?とか思ったが、そもそもアニメも体育祭やらUSJやらワンフォーオール戦でアニメ視聴者は調教済みだった。
何度でも見れる。ほんとうによく動くし、戦闘の表現のパターンがすごい。これは良い。ほんとうに良い。
ちなみに私が一番好きなヒロアカアニメシーンは体育祭の轟vsデクの回だ。あの回を見た後そっと忘年のザムドを見に行った(私のボンズを意識して見た初めての作品だ。デビューはハガレンだ)
本作を見た後、一番印象に残ったのが雲やなんかの描写なんだが、すまない語彙力がなくて伝えられない。だがみんなの心にも残ってるでしょ?私は今すごくひそねとまそたんが見たい。映画に何度も行く余裕がないので、今作の空の映像を思い出すべくnetflixでひそねとまそたんを見たい
最高だ。原作やアニメでは活躍の少なくなりがちな1-Aのみんなが余すことなく活躍する。各々の連携や委員長の指示なんかも見れてほんとうに良い。
キャラへの愛がほんとうに感じられたし、この人たちはこういう動きをするのか、と私の記憶の中の1-Aの皆に命が宿ったようだった。
尾白くんはやっぱり弱い印象を持って残念だったが、いつもの8割マシで戦っていた。たぶん。 (私は尾白くんを推している)
青山くん、瀬呂くんなんかもしっっっかりと活躍をしていて、ファン大歓喜だ。次回は砂藤くんにも頑張ってもらいたい。
(この活躍というのがちゃんと戦っていて大変興奮もので、本作で印象深いバトルの一つだ。といっても本作は常に戦っているのでどこからどこまでを一戦と見るかは謎だが)
(無理やりな理由で少し違和感を覚えたが)大人を排除した上での各々のヒーロ像というものがしっかりと見て取れて本作はほんとうに原作の延長線にあるもののように感じた。
「君はヒーローになれる」