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2024-11-09

久川凪みたいなキャラが好き。

SB69でいうとデルミン。

原神でいうとリネット

見た目の割に達観してて世界の諸事情精通してそうな飄々とした雰囲気を纏いつつテンション低い落ち着いた声でボソボソ喋る淡色髪の線が細い少女なんだけど社交的でも内向的でもないよくわからないコミュニケーション力というか独自意思疎通術をもっていて妙な口癖があったり特定ニッチ趣味にこだわりがあったりする電波あるいは不思議ちゃんの要素を一部もっているがそれで他人と考えが通じ合わなかったりすることに物怖じすることなく己のペースで表現する豪胆さを備えつつも付き合いにくいコミュ障にはならない程度にわきまえててラインを調整できる賢さや察しのよさもあってお茶目ユーモアセンスもあり時として次元の壁を超えてこちら側が見えてるかのようなことを言いかねない危うさもある奇才タイプの子一見感情の起伏も乏しく世間離れしていそうに見えてポーズ的な側面でそう見せてる面もあって実際は妹や兄や同性の友人みたいな大事存在に対し重量級の愛情をなんでもないような顔しつつ抱えてそうな感じもちょっとある自然体で澄ましたキャラ

よりギャグに寄せるとぱにぽに一条さん、明朗さを足すと絶望先生風浦可符香、活発にすると苺ましまろ松岡美羽あたりの漫画キャラ性格的には一部重なるけど古い作品なせいか髪色がみんな濃いし人形みたいな線の細い繊細さはあんまりない。ニジガクの天王寺璃奈は髪は派手ピンクで真面目寄りだけどそれ系かな。より暗くすると長門有希だけど、もっと「ふざける」ことを知ってる感じがいい。逆におちゃらけすぎるとただの開けっぴろげなおっさんみたいになってしまい、そういう脱力堕落キャラは多いが、人間として枯れた干物感を自虐していくタイプとは真逆ちゃん少女と感じさせるしなやかな感性が残っており、女性になっていくことを感じさせる、荒い部分を決して見せず上手に繕い優雅に見せる品性輪郭垣間見えてることが重要。それが華奢な少女をして堂々たる振る舞いたらしめているはずだから。ただそれがちょっとズレていて、自覚がありながらも自他ともにそれを受け止めてる優しい世界あってこそイイ感じに成り立つ。

この手のキャラ現実には一番いなさそうなタイプ個性だと思う。超然としすぎてる。普通感性では浮いてしまう恐怖に抗えない。きっとリアルにいたら世間に揉まれるうちに普通のノリで普通の受け答えをするようにノーマライズされてしまう。どれだけネットスラングを知っていても面接の場では誰もが同じような喋り方をする平均的性格ロボットに成り果てるように。でもキャラクターは人間として持ちうる絶妙リアリティラインを守りつつカブいてみせる。たとえそれがコンテンツを作るおっさん脳内しか存在しえない個性だとしても、輝いて見える。

よく考えてみればこういうキャラ自分ネトゲネカマキャラRPをしていた頃に目指したかったキャラでもある。馴れ馴れしすぎず、よそよそしすぎず、侮れないユーモラスな変な子と思われたかった。今ならVtuberとしてそういうキャラ作りする子が現実にいてもおかしくないが、往々にしてそういう場で活躍する人はキャラ付けが派手すぎて絶妙からは程遠い。リアクション勝負の場だし現実的なぶっちゃけ感あるリアクションをする方が好感を持たれるのもあるだろう。

からこういうキャラ二次元で見つけたときは精一杯愛でる。文字通り有り難い存在から

2024-11-03

ふつう軽音部の舞台

ふつう軽音部」の高校モデルはどこなのだろうか。ルーキー版とジャンプラ版で設定が異なることもあり、明確な答えは出ないことはわかっているけれど、ちょっと考えてみようと思う。以下、とくに明示しなければジャンプラ版の話です。

まず、谷九高校という架空高校舞台になっているけれど、地理的な面から考えると候補に挙がるのは高津(こうづ)高校だ。谷九交差点から徒歩16分とやや距離はあるが、それでも府立高としては最短距離にある。私服校なのでその点はややイメージが違うが、校則なし、軽音部が人気で部員100人を超えるといった点は雰囲気に合う。ただ、問題はまあまあな進学校であるという点で、毎年京大10名、阪大神大30名ずつという進学成績、入学時点では基本国公立をめざすというレベルなのである。彩目が進学を考えていなかったり、ヨンスが国公立狙うという理由部活をやめるというエピソードちょっと合致しない。バイトをする生徒がほとんどいないのも、イメージとずれる。

谷九からもうすこし範囲を広げて、夕陽丘高校はどうだろうか。進学レベル学生雰囲気はなんとなく合うところもあるが、普通科だけでなく音楽科がある高校という特徴がじゃまをする。北方向に範囲を広げて清水高校というのも「ふつう」っぽさではありだが、これはもう谷九じゃなくて谷六高校だろう。これまでのストーリーで大きな役割を果たした長居公園から離れていくのもマイナス要素である

そう、ストーリー展開から考えると、長居公園から離れすぎてはいけないのだ。そちら方面候補を考えると、住吉、東住吉阿倍野今宮あたりが浮かんでくる(天王寺高津の上を行く進学校なので除外)。東住吉普通科以外の存在感が大きすぎ、阿倍野は国公立進学に現実味がないのでちょっと違うだろう。

そうなると住吉今宮に絞り込まれるわけだが、ここでルーキー版の最初の方、新歓ライブの場面が生きてくる。軽音部員が着ているTシャツに描かれているのはTEN-CHA K-ON CLUB、つまりもともと地理的には天下茶屋周辺の高校モデルにしていたと思われる。なぜジャンプラ版で谷九にしたのかはわからないが。

今宮住吉のどちらかというと、やや住吉の目が強い気がする。今宮は昔はともかく現在では国公立を狙える高校ではなくなりつつあるし、なにしろ町田町蔵出身校、ふつう軽音部というにはストーリーを背負いすぎている。住吉なら、上位は国公立を狙い、ボリュームゾーン関大近大、進学しない子も少数いて、バイトやってる子も珍しくないという「ふつう」っぽさがあるのだ。

ちなみにレイハさんの通う七道高校は見当がつかない。天王寺三国丘かと思うけど、どちらも七道からは遠いし、鳩っちと水尾が住吉であるなら中学大阪市内想像され、すると天王寺の線が強いと思うけど、わざわざ七道なんてマイナー実在地名を付けた意図はよくわからない。

ここまで考えてきて、大阪で「ふつう」の府立高を探すことは今やわりと難しいのだなと思った。文理学科をもつ進学校10校とそれ以外の距離ありすぎて、大阪の「ふつう」の高校生は無償化以降、私立の方に多いのかもしれない。

2024-10-01

五  門をはいると、このあいだの萩が、人の丈より高く茂って、株の根に黒い影ができている。この黒い影が地の上をはって、奥の方へゆくと、見えなくなる。葉と葉の重なる裏まで上ってくるようにも思われる。それほど表には濃い日があたっている。手洗水のそば南天がある。これも普通よりは背が高い。三本寄ってひょろひょろしている。葉は便所の窓の上にある。  萩と南天の間に椽側が少し見える。椽側は南天を基点としてはすに向こうへ走っている。萩の影になった所は、いちばん遠いはずれになる。それで萩はいちばん手前にある。よし子はこの萩の影にいた。椽側に腰をかけて。  三四郎は萩とすれすれに立った。よし子は椽から腰を上げた。足は平たい石の上にある。三四郎はいさらその背の高いのに驚いた。 「おはいりなさい」  依然として三四郎を待ち設けたような言葉かいである三四郎病院の当時を思い出した。萩を通り越して椽鼻まで来た。 「お掛けなさい」  三四郎は靴をはいている。命のごとく腰をかけた。よし子は座蒲団を取って来た。 「お敷きなさい」  三四郎蒲団を敷いた。門をはいってから三四郎はまだ一言も口を開かない。この単純な少女はただ自分の思うとおりを三四郎に言うが、三四郎からは毫も返事を求めていないように思われる。三四郎は無邪気なる女王の前に出た心持ちがした。命を聞くだけである。お世辞を使う必要がない。一言でも先方の意を迎えるような事をいえば、急に卑しくなる、唖の奴隷のごとく、さきのいうがままにふるまっていれば愉快である三四郎子供のようなよし子から子供扱いにされながら、少しもわが自尊心を傷つけたとは感じえなかった。 「兄ですか」とよし子はその次に聞いた。  野々宮を尋ねて来たわけでもない。尋ねないわけでもない。なんで来たか三四郎にもじつはわからないのである。 「野々宮さんはまだ学校ですか」 「ええ、いつでも夜おそくでなくっちゃ帰りません」  これは三四郎も知ってる事である三四郎挨拶に窮した。見ると椽側に絵の具箱がある。かきかけた水彩がある。 「絵をお習いですか」 「ええ、好きだからかきます」 「先生はだれですか」 「先生に習うほどじょうずじゃないの」 「ちょっと拝見」 「これ? これまだできていないの」とかきかけを三四郎の方へ出す。なるほど自分のうちの庭がかきかけてある。空と、前の家の柿の木と、はいり口の萩だけができている。なかにも柿の木ははなはだ赤くできている。 「なかなかうまい」と三四郎が絵をながめながら言う。 「これが?」とよし子は少し驚いた。本当に驚いたのである三四郎のようなわざとらしい調子は少しもなかった。  三四郎はいさら自分言葉冗談にすることもできず、またまじめにすることもできなくなった。どっちにしても、よし子から軽蔑されそうである三四郎は絵をながめながら、腹の中で赤面した。  椽側から座敷を見回すと、しんと静かである茶の間はむろん、台所にも人はいないようである。 「おっかさんはもうお国へお帰りになったんですか」 「まだ帰りません。近いうちに立つはずですけれど」 「今、いらっしゃるんですか」 「今ちょっと買物に出ました」 「あなた里見さんの所へお移りになるというのは本当ですか」 「どうして」 「どうしてって――このあい広田先生の所でそんな話がありましたから」 「まだきまりません。ことによると、そうなるかもしれませんけれど」  三四郎は少しく要領を得た。 「野々宮さんはもとから里見さんと御懇意なんですか」 「ええ。お友だちなの」  男と女の友だちという意味かしらと思ったが、なんだかおかしい。けれども三四郎はそれ以上を聞きえなかった。 「広田先生は野々宮さんのもとの先生だそうですね」 「ええ」  話は「ええ」でつかえた。 「あなた里見さんの所へいらっしゃるほうがいいんですか」 「私? そうね。でも美禰子さんのお兄いさんにお気の毒ですから」 「美禰子さんのにいさんがあるんですか」 「ええ。うちの兄と同年の卒業なんです」 「やっぱり理学士ですか」 「いいえ、科は違います法学士です。そのまた上の兄さんが広田先生のお友だちだったのですけれども、早くおなくなりになって、今では恭助さんだけなんです」 「おとっさんやおっかさんは」  よし子は少し笑いながら、 「ないわ」と言った。美禰子の父母の存在想像するのは滑稽であるといわぬばかりである。よほど早く死んだものみえる。よし子の記憶にはまるでないのだろう。 「そういう関係で美禰子さんは広田先生の家へ出入をなさるんですね」 「ええ。死んだにいさんが広田先生とはたいへん仲良しだったそうです。それに美禰子さんは英語が好きだから、時々英語を習いにいらっしゃるんでしょう」 「こちらへも来ますか」  よし子はいつのまにか、水彩画の続きをかき始めた。三四郎そばにいるのがまるで苦になっていない。それでいて、よく返事をする。 「美禰子さん?」と聞きながら、柿の木の下にある藁葺屋根に影をつけたが、 「少し黒すぎますね」と絵を三四郎の前へ出した。三四郎は今度は正直に、 「ええ、少し黒すぎます」と答えた。すると、よし子は画筆に水を含ませて、黒い所を洗いながら、 「いらっしゃいますわ」とようやく三四郎に返事をした。 「たびたび?」 「ええたびたび」とよし子は依然として画紙に向かっている。三四郎は、よし子が絵のつづきをかきだしてから、問答がたいへん楽になった。  しばらく無言のまま、絵のなかをのぞいていると、よし子はたんねんに藁葺屋根の黒い影を洗っていたが、あまり水が多すぎたのと、筆の使い方がなかなか不慣れなので、黒いものがかってに四方へ浮き出して、せっかく赤くできた柿が、陰干の渋柿のような色になった。よし子は画筆の手を休めて、両手を伸ばして、首をあとへ引いて、ワットマンをなるべく遠くからながめていたが、しまいに、小さな声で、 「もう駄目ね」と言う。じっさいだめなのだからしかたがない。三四郎は気の毒になった。 「もうおよしなさい。そうして、また新しくおかきなさい」  よし子は顔を絵に向けたまま、しりめに三四郎を見た。大きな潤いのある目である三四郎ますます気の毒になった。すると女が急に笑いだした。 「ばかね。二時間ばかり損をして」と言いながら、せっかくかいた水彩の上へ、横縦に二、三本太い棒を引いて、絵の具箱の蓋をぱたりと伏せた。 「もうよしましょう。座敷へおはいりなさい。お茶をあげますから」と言いながら、自分は上へ上がった。三四郎は靴を脱ぐのが面倒なので、やはり椽側に腰をかけていた。腹の中では、今になって、茶をやるという女を非常におもしろいと思っていた。三四郎に度はずれの女をおもしろがるつもりは少しもないのだが、突然お茶をあげますといわれた時には、一種の愉快を感ぜぬわけにゆかなかったのである。その感じは、どうしても異性に近づいて得られる感じではなかった。  茶の間で話し声がする。下女はいたに違いない。やがて襖を開いて、茶器を持って、よし子があらわれた。その顔を正面から見た時に、三四郎はまた、女性中のもっと女性的な顔であると思った。  よし子は茶をくんで椽側へ出して、自分は座敷の畳の上へすわった。三四郎はもう帰ろうと思っていたが、この女のそばにいると、帰らないでもかまわないような気がする。病院ではかつてこの女の顔をながめすぎて、少し赤面させたために、さっそく引き取ったが、きょうはなんともない。茶を出したのをさいわいに椽側と座敷でまた談話を始めた。いろいろ話しているうちに、よし子は三四郎に妙な事を聞きだした。それは、自分の兄の野々宮が好きかいやかという質問であった。ちょっと聞くとまるでがんぜない子供の言いそうな事であるが、よし子の意味はもう少し深いところにあった。研究心の強い学問好きの人は、万事を研究する気で見るから、情愛が薄くなるわけである人情で物をみると、すべてが好ききらいの二つになる。研究する気なぞが起こるものではない。自分の兄は理学者だものから自分研究していけない。自分研究すればするほど、自分を可愛がる度は減るのだから、妹に対して不親切になる。けれども、あのくらい研究好きの兄が、このくらい自分を可愛がってくれるのだから、それを思うと、兄は日本じゅうでいちばんいい人に違いないという結論であった。  三四郎はこの説を聞いて、大いにもっともなような、またどこか抜けているような気がしたが、さてどこが抜けているんだか、頭がぼんやりして、ちょっとからなかった。それでおもてむきこの説に対してはべつだんの批評を加えなかった。ただ腹の中で、これしきの女の言う事を、明瞭に批評しえないのは、男児としてふがいないことだと、いたく赤面した。同時に、東京女学生はけっしてばかにできないものだということを悟った。  三四郎はよし子に対する敬愛の念をいだいて下宿へ帰った。はがきが来ている。「明日午後一時ごろから人形を見にまいりますから広田先生の家までいらっしゃい。美禰子」  その字が、野々宮さんのポッケットから半分はみ出していた封筒の上書に似ているので、三四郎は何べんも読み直してみた。  翌日は日曜である三四郎は昼飯を済ましてすぐ西片町へ来た。新調の制服を着て、光った靴をはいている。静かな横町広田先生の前まで来ると、人声がする。  先生の家は門をはいると、左手がすぐ庭で、木戸をあければ玄関へかからずに、座敷の椽へ出られる。三四郎は要目垣のあいだに見える桟をはずそうとして、ふと、庭の中の話し声を耳にした。話は野々宮と美禰子のあいだに起こりつつある。 「そんな事をすれば、地面の上へ落ちて死ぬばかりだ」これは男の声である。 「死んでも、そのほうがいいと思います」これは女の答である。 「もっともそんな無謀な人間は、高い所から落ちて死ぬだけの価値は十分ある」 「残酷な事をおっしゃる」  三四郎はここで木戸をあけた。庭のまん中に立っていた会話の主は二人ともこっちを見た。野々宮はただ「やあ」と平凡に言って、頭をうなずかせただけである。頭に新しい茶の中折帽をかぶっている。美禰子は、すぐ、 「はがきはいつごろ着きましたか」と聞いた。二人の今までやっていた会話はこれで中絶した。  椽側には主人が洋服を着て腰をかけて、相変らず哲学を吹いている。これは西洋雑誌を手にしていた。そばによし子がいる。両手をうしろに突いて、からだを空に持たせながら、伸ばした足にはいた厚い草履をながめていた。――三四郎はみんなから待ち受けられていたとみえる。  主人は雑誌をなげ出した。 「では行くかな。とうとう引っぱり出された」 「御苦労さま」と野々宮さんが言った。女は二人で顔を見合わせて、ひとに知れないような笑をもらした。庭を出る時、女が二人つづいた。 「背が高いのね」と美禰子があとから言った。 「のっぽ」とよし子が一言答えた。門の側で並んだ時、「だからなりたけ草履をはくの」と弁解をした。三四郎もつづいて庭を出ようとすると、二階の障子ががらりと開いた。与次郎が手欄の所まで出てきた。 「行くのか」と聞く。 「うん、君は」 「行かない。菊細工なんぞ見てなんになるものか。ばかだな」 「いっしょに行こう。家にいたってしようがないじゃないか」 「今論文を書いている。大論文を書いている。なかなかそれどころじゃない」

三四郎はあきれ返ったような笑い方をして、四人のあとを追いかけた。四人は細い横町を三分の二ほど広い通りの方へ遠ざかったところである。この一団の影を高い空気の下に認めた時、三四郎自分の今の生活熊本当時のそれよりも、ずっと意味の深いものになりつつあると感じた。かつて考えた三個の世界のうちで、第二第三の世界はまさにこの一団の影で代表されている。影の半分は薄黒い。半分は花野のごとく明らかである。そうして三四郎の頭のなかではこの両方が渾然として調和されている。のみならず、自分もいつのまにか、しぜんとこの経緯のなかに織りこまれている。ただそのうちのどこかにおちつかないところがある。それが不安である。歩きながら考えると、いまさき庭のうちで、野々宮と美禰子が話していた談柄が近因である三四郎はこの不安の念を駆るために、二人の談柄をふたたびほじくり出してみたい気がした。

 四人はすでに曲がり角へ来た。四人とも足をとめて、振り返った。美禰子は額に手をかざしている。

 三四郎は一分かからぬうちに追いついた。追いついてもだれもなんとも言わない。ただ歩きだしただけである。しばらくすると、美禰子が、

「野々宮さんは、理学者だから、なおそんな事をおっしゃるんでしょう」と言いだした。話の続きらしい。

「なに理学をやらなくっても同じ事です。高く飛ぼうというには、飛べるだけの装置を考えたうえでなければできないにきまっている。頭のほうがさきに要るに違いないじゃありませんか」

「そんなに高く飛びたくない人は、それで我慢するかもしれません」

我慢しなければ、死ぬばかりですもの

「そうすると安全で地面の上に立っているのがいちばんいい事になりますね。なんだかつまらないようだ」

 野々宮さんは返事をやめて、広田先生の方を向いたが、

「女には詩人が多いですね」と笑いながら言った。すると広田先生が、

男子の弊はかえって純粋詩人になりきれないところにあるだろう」と妙な挨拶をした。野々宮さんはそれで黙った。よし子と美禰子は何かお互いの話を始める。三四郎はようやく質問の機会を得た。

「今のは何のお話なんですか」

「なに空中飛行機の事です」と野々宮さんが無造作に言った。三四郎落語のおちを聞くような気がした。

 それからはべつだんの会話も出なかった。また長い会話ができかねるほど、人がぞろぞろ歩く所へ来た。大観音の前に乞食がいる。額を地にすりつけて、大きな声をのべつに出して、哀願をたくましゅうしている。時々顔を上げると、額のところだけが砂で白くなっている。だれも顧みるものがない。五人も平気で行き過ぎた。五、六間も来た時に、広田先生が急に振り向いて三四郎に聞いた。

「君あの乞食に銭をやりましたか

「いいえ」と三四郎があとを見ると、例の乞食は、白い額の下で両手を合わせて、相変らず大きな声を出している。

「やる気にならないわね」とよし子がすぐに言った。

「なぜ」とよし子の兄は妹を見た。たしなめるほどに強い言葉でもなかった。野々宮の顔つきはむしろ冷静である

「ああしじゅうせっついていちゃ、せっつきばえがしないからだめですよ」と美禰子が評した。

「いえ場所が悪いからだ」と今度は広田先生が言った。「あまり人通りが多すぎるからいけない。山の上の寂しい所で、ああいう男に会ったら、だれでもやる気になるんだよ」

「その代り一日待っていても、だれも通らないかもしれない」と野々宮はくすくす笑い出した。

 三四郎は四人の乞食に対する批評を聞いて、自分今日まで養成した徳義上の観念を幾分か傷つけられるような気がした。けれども自分乞食の前を通る時、一銭も投げてやる了見が起こらなかったのみならず、実をいえば、むしろ不愉快な感じが募った事実反省してみると、自分よりもこれら四人のほうがかえって己に誠であると思いついた。また彼らは己に誠でありうるほどな広い天地の下に呼吸する都会人種であるということを悟った。

 行くに従って人が多くなる。しばらくすると一人の迷子出会った。七つばかりの女の子である。泣きながら、人の袖の下を右へ行ったり、左へ行ったりうろうろしている。おばあさん、おばあさんとむやみに言う。これには往来の人もみんな心を動かしているようにみえる。立ちどまる者もある。かあいそうだという者もある。しかしだれも手をつけない。子供はすべての人の注意と同情をひきつつ、しきりに泣きさけんでおばあさんを捜している。不可思議現象である

「これも場所が悪いせいじゃないか」と野々宮君が子供の影を見送りながら言った。

「いまに巡査が始末をつけるにきまっているから、みんな責任をのがれるんだね」と広田先生説明した。

わたしそばまで来れば交番まで送ってやるわ」とよし子が言う。

「じゃ、追っかけて行って、連れて行くがいい」と兄が注意した。

「追っかけるのはいや」

「なぜ」

「なぜって――こんなにおおぜいの人がいるんですもの。私にかぎったことはないわ」

「やっぱり責任をのがれるんだ」と広田が言う。

「やっぱり場所が悪いんだ」と野々宮が言う。男は二人で笑った。団子坂の上まで来ると、交番の前へ人が黒山のようにたかっている。迷子はとうとう巡査の手に渡ったのである

「もう安心大丈夫です」と美禰子が、よし子を顧みて言った。よし子は「まあよかった」という。

 坂の上から見ると、坂は曲がっている。刀の切っ先のようである。幅はむろん狭い。右側の二階建が左側の高い小屋の前を半分さえぎっている。そのうしろにはまた高い幟が何本となく立ててある。人は急に谷底へ落ち込むように思われる。その落ち込むものが、はい上がるものと入り乱れて、道いっぱいにふさがっているから、谷の底にあたる所は幅をつくして異様に動く。見ていると目が疲れるほど不規則うごめいている。広田先生はこの坂の上に立って、

「これはたいへんだ」と、さも帰りたそうである。四人はあとから先生を押すようにして、谷へはいった。その谷が途中からだらだらと向こうへ回り込む所に、右にも左にも、大きな葭簀掛けの小屋を、狭い両側から高く構えたので、空さえ存外窮屈にみえる。往来は暗くなるまで込み合っている。そのなかで木戸番ができるだけ大きな声を出す。「人間から出る声じゃない。菊人形から出る声だ」と広田先生が評した。それほど彼らの声は尋常を離れている。

 一行は左の小屋はいった。曾我の討入がある。五郎も十郎も頼朝もみな平等に菊の着物を着ている。ただし顔や手足はことごとく木彫りである。その次は雪が降っている。若い女が癪を起こしている。これも人形の心に、菊をいちめんにはわせて、花と葉が平に隙間なく衣装恰好となるように作ったものである

 よし子は余念なくながめている。広田先生と野々宮はしきりに話を始めた。菊の培養法が違うとかなんとかいうところで、三四郎は、ほかの見物に隔てられて、一間ばかり離れた。美禰子はもう三四郎より先にいる。見物は、がいして町家の者である教育のありそうな者はきわめて少ない。美禰子はその間に立って振り返った。首を延ばして、野々宮のいる方を見た。野々宮は右の手を竹の手欄から出して、菊の根をさしながら、何か熱心に説明している。美禰子はまた向こうをむいた。見物に押されて、さっさと出口の方へ行く。三四郎は群集を押し分けながら、三人を棄てて、美禰子のあとを追って行った。

 ようやくのことで、美禰子のそばまで来て、

里見さん」と呼んだ時に、美禰子は青竹の手欄に手を突いて、心持ち首をもどして、三四郎を見た。なんとも言わない。手欄のなかは養老の滝である。丸い顔の、腰に斧をさした男が、瓢箪を持って、滝壺のそばにかがんでいる。三四郎が美禰子の顔を見た時には、青竹のなかに何があるかほとんど気がつかなかった。

「どうかしましたか」と思わず言った。美禰子はまだなんとも答えない。黒い目をさももうそうに三四郎の額の上にすえた。その時三四郎は美禰子の二重瞼に不可思議ある意味を認めた。その意味のうちには、霊の疲れがある。肉のゆるみがある。苦痛に近き訴えがある。三四郎は、美禰子の答を予期しつつある今の場合を忘れて、この眸とこの瞼の間にすべてを遺却した。すると、美禰子は言った。

「もう出ましょう」

 眸と瞼の距離が次第に近づくようにみえた。近づくに従って三四郎の心には女のために出なければすまない気がきざしてきた。それが頂点に達したころ、女は首を投げるように向こうをむいた。手を青竹の手欄から離して、出口の方へ歩いて行く。三四郎はすぐあとからついて出た。

 二人が表で並んだ時、美禰子はうつむいて右の手を額に当てた。周囲は人が渦を巻いている。三四郎は女の耳へ口を寄せた。

「どうかしましたか

 女は人込みの中を谷中の方へ歩きだした。三四郎もむろんいっしょに歩きだした。半町ばかり来た時、女は人の中で留まった。

「ここはどこでしょう」

「こっちへ行くと谷中天王寺の方へ出てしまます。帰り道とはまるで反対です」

「そう。私心持ちが悪くって……」

 三四郎は往来のまん中で助けなき苦痛を感じた。立って考えていた。

「どこか静かな所はないでしょうか」と女が聞いた。

 谷中千駄木が谷で出会うと、いちばん低い所に小川が流れている。この小川を沿うて、町を左へ切れるとすぐ野に出る。川はまっすぐに北へ通っている。三四郎東京へ来てから何べんもこの小川の向こう側を歩いて、何べんこっち側を歩いたかよく覚えている。美禰子の立っている所は、この小川が、ちょうど谷中の町を横切って根津へ抜ける石橋そばである

「もう一町ばかり歩けますか」と美禰子に聞いてみた。

「歩きます

 二人はすぐ石橋を渡って、左へ折れた。人の家の路地のような所を十間ほど行き尽して、門の手前から板橋こちら側へ渡り返して、しばらく川の縁を上ると、もう人は通らない。広い野である

 三四郎はこの静かな秋のなかへ出たら、急にしゃべり出した。

「どうです、ぐあいは。頭痛でもしますか。あんまり人がおおぜい、いたせいでしょう。あの人形を見ている連中のうちにはずいぶん下等なのがいたようだから――なにか失礼でもしまたか

 女は黙っている。やがて川の流れから目を上げて、三四郎を見た。二重瞼にはっきりと張りがあった。三四郎はその目つきでなかば安心した。

ありがとう。だいぶよくなりました」と言う。

休みましょうか」

「ええ」

「もう少し歩けますか」

「ええ」

「歩ければ、もう少しお歩きなさい。ここはきたない。あすこまで行くと、ちょうど休むにいい場所があるから

「ええ」

 一丁ばかり来た。また橋がある。一尺に足らない古板を造作なく渡した上を、三四郎は大またに歩いた。女もつづいて通った。待ち合わせた三四郎の目には、女の足が常の大地を踏むと同じように軽くみえた。この女はすなおな足をまっすぐに前へ運ぶ。わざと女らしく甘えた歩き方をしない。したがってむやみにこっちから手を貸すわけにはいかない。

 向こうに藁屋根がある。屋根の下が一面に赤い。近寄って見ると、唐辛子を干したのであった。女はこの赤いものが、唐辛子であると見分けのつくところまで来て留まった。

「美しいこと」と言いながら、草の上に腰をおろした。草は小川の縁にわずかな幅をはえているのみである。それすら夏の半ばのように青くはない。美禰子は派手な着物のよごれるのをまるで苦にしていない。

「もう少し歩けませんか」と三四郎は立ちながら、促すように言ってみた。

ありがとう。これでたくさん」

「やっぱり心持ちが悪いですか」

あんまり疲れたから

 三四郎もとうとうきたない草の上にすわった。美禰子と三四郎の間は四尺ばかり離れている。二人の足の下には小さな川が流れている。秋になって水が落ちたから浅い。角の出た石の上に鶺鴒が一羽とまったくらいである。三四郎は水の中をながめていた。水が次第に濁ってくる。見ると川上百姓大根を洗っていた。美禰子の視線は遠くの向こうにある。向こうは広い畑で、畑の先が森で森の上が空になる。空の色がだんだん変ってくる。

 ただ単調に澄んでいたもののうちに、色が幾通りもできてきた。透き通る藍の地が消えるように次第に薄くなる。その上に白い雲が鈍く重なりかかる。重なったものが溶けて流れ出す。どこで地が尽きて、どこで雲が始まるかわからないほどにものうい上を、心持ち黄な色がふうと一面にかかっている。

「空の色が濁りました」と美禰子が言った。

anond:20241001033922

2024-09-12

牛丼百人一首(完全版)

秋の田の かりほと牛の 客はあらみ わが丼は 汁にぬれつつ(天丼天皇

牛丼屋に入ると秋の穫りたて新米だった、だが客たちは荒ぶっている、忙しいのだろう、急いで盛った丼に汁がこぼれてて手が汚れた、俗世の民たちの力強い生き様を喜び新米店員頑張れの歌

田子の浦にうちいでて見れぬ白米の 肉の高嶺に紅はふりつつ(山牛赤人

恋に敗れ田子の浦を傷心旅行中、肉山で米が見えない素晴らしい牛丼出会えた、私は感動のあまり紅生姜たっぷり乗せて食った、明日から頑張ろう

奥山に 紅葉みわけ 鳴く牛の声きく時ぞ 客は悲しき (牛丸太夫)

落ち葉の積もる山奥のド田舎を歩いていると、腹が減りようやく見つけた牛丼屋に入り、いつもの並&卵を食していると、どこかしらから牛の鳴き声が聞こえてきてなんか罪悪感を覚えた、モォーモォー鳴いてるし、ゴメンて

かさかさの わたせる箸を おく丼の 白きを見れば 朝があける(Chu♡なゴーン家持)

オールで遊び疲れ牛丼を食うた、汁一滴も残らぬ乾いた丼に渡し箸、行儀が悪い

一息ついて外を見れば夜が明けてきた、そういえば肌もカサカサだわ、不健康だわ

こんな人生で良いのだろうかと悩む様

牛の香が うつりにけりな いたづらに わが腹世にふる デブにせしまに (小野小町(女))

街を歩いていると牛丼匂いがしてきた、誘われてる、悪い誘い、食いたい、

だが自分の腹を見ると肥満

散々牛丼を食い散らかしてこうなったんだなあと反省、だが食う

これやこの 行くも帰るも 別れては 牛も鰻も 大阪の店 (蛸丸)

休みエレベーターを待っているとこれからランチに行く人、ズルして早飯で戻ってきた人と別れすれ違う、みな牛丼を食ったのだろう、奮発してうな重だろうか、僕はなにを食べようか、ワクワ

それにしても大阪支店ガバナンスヌルすぎね?大阪気質か?

東京本社では平社員早飯とかありえないんですけど、という心情

君がため 春の野に出でて 牛をつむ 我が衣手に 雪はふりつつ (親光孝天皇

親父(君)が牛丼買ってこいつーて、寒いから嫌だと断ったのに、もう春だと押し切られ、まぁこれも親孝行かと諦めて渋々出かけたら案の定コートに雪が積もる、

ありえねぇ、チャリの前カゴに詰んだ牛丼を眺めるとイライラする、Uberにすればよかった

千早ぶる 注文もきかず なみたまご 水くれなゐに 牛がくるとは (ざいはらぎょうへいあさしん何故か変換できない

仕事が忙しくランチタイムを逃し、ようやく仕事が片付いて飯に向かう、腹がすきすぎて大急ぎで吉野家に駆け込み、注文を聞かれる前に「並と卵!」とオーダーしたった

まりの形相に店員は驚いたのだろう水を出すのも忘れ、先に牛丼が来た、お水ちょーだい

住の江の 岸による店 夜さへや 夢の通ひ路 人目よくらむ (Toshi

住之江競艇場ナイトレースで大博打を打ったら負けた

夢破れ打ちひしがれた帰り道に海岸沿いの牛丼屋に入った

ふと見た窓の外には大勝ちした客がおり目眩がした

難波馬 みじかき夢の ふしの間も あはでこの世を 過ぐして牛や (Isse feat. Toshi

昨日の住之江競艇に懲りずに難波ウインズ競馬で大博打、夢は一瞬で散った

哀れすぎてこの世を去りたい、だが牛丼を食う、すぐ忘れて元気になった

わびぬれば 今はた同じ 難波MIO着いたけど 牛無理とぞ思ふ (Shin feat. Toshi

昨日の難波ウインズを妻に詫びたが、結局今日も懲りずに難波ウインズでまた負けた

電車賃も使い果たしトボトボ歩いて帰る、ようやく天王寺MIOに着いたが

今日牛丼を食う金も無い、牛丼屋の明かりが切ない、おうちにも帰りたくない、はぁ、怒られる

2024-09-06

大阪地下鉄御堂筋線が、ほんの一部だけニューヨーク地下鉄になった

平日朝、8:45頃、中津行きに乗ったところ、進行方向右側の自動扉の前に40歳後半から50歳前半くらいの男性が、座席の側面に頭をつける形で寝そべっていました。

彼は、しばしば足と手を縮めて屈伸運動のような動きをします。

乗降者が少なく、特にトラブルにはなりません。天王寺で彼が寝そべる側のドアが開いて、乗車する男性客が一人いましたが、普通に彼をよけてスムーズ車両に入りました。

同じ車両に乗った人々も、彼のことを認知するものの全員そちらを見ないようにして無視しています

日本公共交通機関は、外国人観光客からマナーについて高い評価を受けていますが、少なくともこのエリアだけはニューヨーク地下鉄になっていました。

彼はなんばあたりで普通に立ち上がり降車していきました。

そういえば、以前も彼を見かけたことがあります

彼は今後も、御堂筋線の南を比較乗客の多い時間帯に、床に寝そべってなんばあたりまで乗っていくのでしょう。

2024-08-10

犬がハッとする

時々、犬が私を見てハッとするんです。

何年か前、天王寺から四天王寺さんへ行こうと歩いていました。車がびゅんびゅん通る広い道路です。赤信号で立ち止まって、なんだか視線を感じるのでそちらを見ると、私が立っている横断歩道の次の横断歩道のところで、小さい犬がこちらを見てるのです。

ええ、このときも犬が私を見てハッとしたんですよ。

そのまま信号が替わるのを待っていると、その犬がものすごい形相でこちらに向かって走ってきました。首輪は付いていましたがリードは付いていなかったんです。青信号になって渡っているときに犬は私に追いつきました。そして激しく自己主張してまとわりつくんです。

全然知らない犬です。側を歩いている人は怪訝な顔で私を見ています。どうすることもできません。無視してしばらく歩いていると、若い女の人から「あのー、アナタの犬とちゃうの?」と声をかけられました。私は周りの人に聞こえるように少し大きめの声で「違います! 知らない犬です!」と答えました。その間も犬はつぶらな瞳で切なそうに私の顔を覗き込んだりしています。別の人が怪訝な顔をして「なんでこんなに懐いてるんやろ」と言いました。泣きそうです。知らんがな。

その後どうしたか記憶にないのですが、その犬を連れて帰らずにすみました。よかったよかった。

そんな記憶も薄れかけたころ、久しぶりに犬にハッとされました。

私にしては珍しく、きっちりお化粧してパンプス穿いて出かけたんです。スカーフまで巻きましたとも。そんなお洒落なワタクシを見て感じるところがあったのか、出先にいた犬にハッとされました。

今度は飼い主が側にいるので私も安心して、ういヤツよ、と犬の頭を撫でたんです。犬はうっとりした目で私を見上げ、前足を私の膝に乗せました。まるで「いいかな?」と言うように、おずおずと。そのつぶらな瞳が可愛くて犬の好きなようにさせておきました。

それがいけなかったんです、きっと。その犬は前足で私の膝をガシッと掴むと、激しく腰を振り始めました。私はどうすることもできません。周りの人たちが「襲われてるわ」「襲われてはるなあ」とクスクス笑って言うのを泣きそうになりながら聞いていました。

なんでー?!

犬が私の何に反応するのか知りたいです……

2024-07-23

追記あり東海道新幹線 三大迂回コース

(追記)ブコメ等を参考に追加しました。所要時間費用は参考程度で。

「"同じルート考える人多数で明らかに混雑しそうなルート"をできるだけ避けられないか?」という点をちょっと考慮しています

鉄路


空路空路+鉄路

参考)駅から最寄り空港までの所要時間新幹線再開見込み無しを駅で見て絶望している状況を想定)

 東京羽田 モノレール京急 約40分

 東京成田 スカイライナー 1時間 成田線・バス 1.5時間

 新大阪伊丹 バスモノレール阪急 約40分

 新大阪神戸 新快速阪神阪急 約1時間

 新大阪関空 特急南海バス 約1時間

海路

陸路


あと一つは?

2024-07-13

飛田過去ぶっちぎり最高の美少女に入った話

1年ぶりの飛田

去年の夏に入った子はかわいい上におっぱいがでかく、そして乳が非常に柔らかくてとても良かった。

の子は今年もまだ健在だった、化粧が少し変わってちょっとロボットのようになっていて残念だったがそれでもやはりかわいい

1時間程度ぶらぶらするビビっと来る子がおらず、ここはもう妥協するか諦めるかというところで、天王寺側のところを歩いていたらやたらとかわいい子を見かけて一旦素通り。

しかし、いや、どう考えてもかわいすぎないか?と思い直して逃すわけにいかないと感じてすぐにその子のところへ戻った。

客引きがあまり積極的な感じでなく、愛想はあまり良くないなとは思ってそれはプレイの時も感じたのだが、

そんなことはどうでもいい。

2階にあがって部屋でまじまじと顔を見たけど本当にかわいい。かわいすぎる。

これからの子のあそこに自分のナニを挿入できるって本当か?と信じられなかった。

長くてややウェーブのかかった黒髪

キリッとしていてパッチリとした目、高い鼻と鋭角なアゴライン

肌はやや黒くて健康的。

そして非常に若々しい肌質。

衣装でもサッカーコスチュームの丈が短いやつみたいなものお腹や足を出していたがとにかくスレンダー

ランク的に言えば風俗に居る子の中で、というくくりではなくその辺の街中を歩いている若い女の子の中でかなりかわいいというタイプ

こうやって書いていて感じたのは風俗的な気配を感じなかった。街中の女の子がそのまま風俗にやってきた感じ。

話を聞くとここ3ヶ月くらいで入ってきたというのも納得。

どういった経緯で飛田で働くことになったのかわからないがきっと長くは居ないだろうな。

さて、お金を払ってプレイ開始、

布団に仰向けになると彼女も服を脱いだがおっぱいはとても小さく余裕でAカップという感じ。

軽くゴムフェラをしてもらったが、なんというか、自分のようなモテない男のチンポをこんな美少女が加えているというシチュエーションに興奮して仕方がなかった。

その辺を歩いてそうな美少女でもこんな控えめなおっぱい乳首がポツンと付いてるんだなぁというのもなんかそそられるものがあった。(意味不明

まずは騎乗位でお願い、乳首ちょっと弄くり回したらだめって言われたけどその数秒で乳首が固くなる感じがあって興奮した。

そのあと正常位へ、入れる時にあそこを見たけどパイパンキレイな形だった。

サービスレベルは高くないと思ったので自分のでかくなったチンポを思い切り押し込むと声がいくら漏れてきてめちゃくちゃ興奮した。

サービスやる気なくても感じているのか?となって一気にフィニッシュ

自分はわりとイケないタイプだけどあまりにもかわいすぎる女の子のあそこに入れて感じている声を聞いたら一瞬でした。

たぶん次に来る時にはいなさそうだし、もう会う機会なさそうですが、最高の一期一会でした。

2024-06-17

anond:20240617222512

天王寺四天王寺なんとか丘とか?

難波駅ひらがななんば駅とか複数あるよね。

大阪住んでた頃に何度か間違えたなぁ。

あと喜連瓜破全然読めなかった。

外国の人だと難波と西難波間違えたりとかもあるのかな。

2024-05-07

大阪中学生ってまだなんばとかで遊んでんの?

連休で久々に(7、8年ぶり)難波を訪れた

街の様子が変わっていてびっくりした

こんなに物騒な街だっけ?

私が中学生とき2010年代前半ごろ)は友達と何するにもまずは難波行こうぜって感じだった

服買いに行ったりなんか食べに行ったりさ

美術部の友達日本橋とか行ってたな

土日のお昼は同い年ぐらいの子商店街にうじゃうじゃいて、歩きやすい街だった ちょうど近所に住んでたし

ひっかけ橋の方行ったらちょっと怖い見た目の人いたりさ 中学生声かけてくるおっさんとかもいて「キモかったねー」って帰り道みんなでバカにしてた

危険な思いをした体験というとその程度だった 変なおっさんいたとか酔っ払い声かけられたとか

そんなのは繁華街ではよくあることだし誰も気にしてなかった

親も、アメ村の方は怖いかあんまり行くなよーって言ってたぐらい

私がこないだ行ったときはお昼ぐらいだったんだけど、まだ明るいのにトーキッズみたいな人が街中にうろうろしていてびっくりした

なんかタトゥー入れてる人とか、いかにも半グレみたいな人とか

夜職っぽい見た目の人も昼間からうろうろしてたな

もちろん別にそういう人たちがいてもいいんだけど、私の記憶ではこんなに多くなかったはず

テレビでグリ下?の子たちが増えてるって言ってたのは見たけど、難波全域がこんな感じになってるとは思わなかった

難波全域っていうか特にグリコの周り?かな

仮に自分がいま中学生だったら、気軽に歩けるかどうかちょっとからないなと思った

自分大人になったから余計にそう思うのかな

でもなんか全体的にあのあたり治安悪くなりすぎじゃない?

中学生ぐらいの子なんば遊んだりしてるのかな

梅田天王寺特に変わりないように感じたけど…

追記

観光客多いのはまあ確かに思ったけど前からそうだから梅田もそうだし

それに私の学生時代には既に爆買い外国人とかなんとか言われてたし それにしても増えたけどな つるとんたん並び過ぎやろと思った、こんな混んでたっけ

2024-05-01

anond:20240501091102

東京は街ごとに個性があるから〜」という意見をよく見るけど、どう考えても新今宮飛田新地天王寺のほうが個性差キツいだろうと思うのでピンとこない

麻布台ヒルズあべのハルカス抜いたと言っても高層ビル群の中にあるからダントツ感なくて微妙

あべのハルカス天王寺じゃなく中之島だったらもっと地味な存在だったろうな

2024-03-31

anond:20240331104832

理学科が東京の重点校より良い成績というのは言い過ぎ。府内のトップ北野に集めただけで、天王寺はまだ踏ん張ってるが、残り8校が地盤沈下しただけじゃねえか。

2024-03-25

大阪環状線のこと回復地点だと思ってる

まあ別に環状線じゃなくてもいいんだけどさ、

予定のある時間にかなり余裕がある+眠気がやばい

とき環状線に乗って座って寝てる

お昼なら人少なくてすぐ座れるし

まあぐるっと回って天王寺とかで下ろされるんだけど ちょっとだけ体力が回復する

まだ眠たかったらもう一周する

適当に来た電車に乗ったら奈良とか関空まで行くからそれは注意

別に御堂筋線とかでもいいんだけど

でもこの20分ぐらいちょっと寝るのが丁度いい気がする

東京に行ったとき山手線で同じことできるのかなって思ったけど昼間でも結構乗客多くて難しそうだった

環状線と違って途中で違う路線に連絡せずぐるぐる回ってるからやすそうではあるけど

2024-03-22

まれてこの方大阪に住んでる

6歳で転園して大阪市のある地域別に西成とかじゃない)の幼稚園に通い始めた頃、サッカーの授業で男の先生に前はどこ住んでたんって聞かれた

天王寺って答えたらめっちゃええとこやん〜って言われた

子供だったか全然意味が分からなかったけど家でお父さんにその話したらかなりウケてた

なんか面白い話だったんだなと子供ながらに理解した

ええとこと悪いとこの違いが分かったのは小6で天王寺付近に戻ってきてからのことだった

公立小学校だったけど、なんか皆塾に行ってて塾のテストの話とかしてた

仲良くなった子は皆中受験するって言って勉強頑張ってた

クラス全員が近所の公立中学校に行くもんだと思ってたからひどく驚いた カルチャーショックだった

それまでいた地域の子たちはそんな感じじゃなかった

そもそも近所に塾なんてなかった 個人経営のよく分からん塾が2つあるだけ 浜学園日能研なんてなかったと思う

髪の毛染めてる子も多かったし、授業もまともにできてなかった 毎日誰かがいじめられてて、ターゲットにされない自分ラッキーだと思ってた

こういう環境普通だと思ってたから、天王寺にもう一度引っ越してきたとき毎日が新鮮だった

授業中はうるさいけど一応みんな話は聞いてるし、髪の毛染めてる子なんて一人もいなかった

公園で遊ぶときも5時か6時ぐらいになったら塾があるとか言って皆解散してた

あ、これがええとこなんだと気付いた

自分はそのまま公立中学に上がったけど、やっぱり真面目な子が多かった

あとやっぱ皆塾に行ってた

周りの空気に流されるまま塾に行って高校受験して、高校でもそれなりに勉強して大学もなんとか行けた

前にいた地域フラフラしたまま受験してたらどうなってたんだろう 大学には行ってたんだろうか

2024-03-10

先週(2024-03-03)の棋譜

先週(2024-03-03)の棋譜

赤:[高]橋真人@神奈川46  緑:松林陸@大阪20  白:片渕陽平@東京31  青:伊藤倫@千葉32  

白13 

緑14 緑12 赤15 白 8 緑 3 赤11 緑18 白10

赤 5 赤 4 青20 赤25 青 9 青 7 白 1 青19

緑 6 白16 赤24 青 ×  白 ×  

緑 2 >  5

緑 5 緑17 青23 緑22 青21 

+--+--+--+--+--+

赤:  7枚  ○ 6 × 0

緑:  7枚  ○ 9 × 0

白:  4枚  ○ 5 × 1

青:  7枚  ○ 6 × 1

問題数: 28   スルー:  0

赤:宮原大豪 西大和学園高2@奈良  緑:藤城裕聖 春日部共栄高3@埼玉  白:鈴木功夫 県立一宮高2@愛知  青:大友孝祐 大阪大附高天王寺校舎3@大阪  

白13 

青12 赤11 白18 赤14 緑23 赤22 白21 赤24

白25 緑16 白 6 緑17 緑 ×  青19 赤 1 緑20

青15 青 7 白 2 青 8 

青 3 > 11

青11 青 ×  白 9 緑10 青 4 白 5 

+--+--+--+--+--+

赤:  1枚  ○ 5 × 0

緑:  2枚  ○ 5 × 1

白: 19枚  ○ 8 × 0

青:  3枚  ○ 8 × 1

問題数: 28   スルー:  0

https://anond.hatelabo.jp/20240303142445

2024-03-03

20240303[アタック25]Next 2024年3月3日 #101 傑作選 2004-03-03結果

予定通り1時25分から放送でした

 

BSジャパネクストで日曜昼などに放送

日曜日の本放送だけ1時「25」分から

BS1からボタン2回(今だけ?)とか

ケーブルテレビSTBでは見られない場合があるようなのでBSパススルーとか

地域によってはSTBで見られるようになったかもしれないので最新情報確認

つながるジャパネットアプリ放送同期・見逃し配信あり

 

今日の答え(放送とは表現が異なる場合があります

// ・[2023.8.20小学生親子ペア]12(名以上

[2022.11.20]旅行好き大会

赤:[高]橋真人@神奈川46 緑:松林陸@大阪20 白:片渕陽平@東京31 青:伊藤倫@千葉32

・01 タージマハル

・02 『ニルス(のふしぎな旅』

・03 吉沢亮 よしざわりょう

・04 [視聴者][3択]ハス

・05 WINNER ウィナー

・06 [すべて]東京国立博物館 京都国立博物館 奈良国立博物館 九州国立博物館

・07 [頭文字]みやげ

・08 MORE

・09 [近似値]459

10 Travis Japanラビジャパン

11 福島(県

12 8(世紀

・13 マルゲリータ

・14 納言

・15 多い

・16 [ふるさと][糸魚川市]カワセミ

17 ノルウェー

・18 経済産業(省

・19 1(番

20 [ギリシャ語の合成]アイソトープ

・21 [AC]フォード

・22 [AC2]チュニジア

23 [AC3]圧巻

24 『八十(日間世界一周

・25 [3択]アレグロ

・26 JPY

・27 若山牧水 わかやまぼくすい

・28e ピーチ)メルバ

・yy シンガポール

 

2023.9.3 高校生大会

赤:宮原大豪 西大和学園高2@奈良  緑:藤城裕聖 春日部共栄高3@埼玉  白:鈴木功夫 県立一宮高2@愛知  青:大友孝祐 大阪大附高天王寺校舎3@大阪

・01 [あるキャラクター名前]おぱんちゅうさぎ

・02 カシオペヤ(座

・03 カタール

・04 27(倍

・05 浜松(市

・06 Snow Man スノーマン

・07 [すべて]中国 インド トルコ アメリカ

・08 [西暦]2112(年

・09 ガリットチュウ

10 炭酸カルシウム

11 [近似値]47万4,051人

12 アリゾナ(州

・13 [隠れている四字熟語]文武両道

・14 キュア)ウィング

・15 チンダル(現象

・16 e

17 [ふるさとクイズ][石川県能登町]イカ

・18 [3曲のアルファベットを並べる]WEB

・19 『【推しの子】』

20 チョロQ

・21 ホグワーツ(特急

 

赤:清水香澄 緑:高橋将士 白:富田健一 青:坂井

CM 氣志團 きしだん

・22 [AC]ポルトガル

23千歳くんはラムネ瓶のなか』

24 [3択]経済産業

・25 午前)6(時ごろまで

・26 関係(代名詞

・27 imase イマセ

・28e [3択]銀

・xx (なし)

2024-01-20

ベッドでよくノートパソコン触るんだけど、天王寺璃奈も公式コミックでやってたので自分天王寺璃奈になれそう

2023-12-15

こないだ

酔っぱらってて心斎橋から難波いこうとしたら道に迷って最終的に天王寺に辿り着いた

Google mapなんの役にも立たんかった

2023-11-27

anond:20231127231113

昔は西成天王寺あたりにたくさんいたらしいけど最近はめったと見かけんやで

2023-10-23

大阪天王寺らへん歩いてたら大学生くらいの清潔感のあるにいちゃん自転車で追い抜いていって、これから大学なんかなとなにを思うわけでもなく見てたんやけど

先の信号で止まった時に普通にタン吐いてどっか行ってて、ああやっぱりここは大阪なんやなと改めて思った次第

あと木津市場っていうとこ、前に路駐禁止コーンが並んで駐禁監視中の自転車が5台くらいあるのに関係なしに路駐が何台かおって1車線になってて、1車線になるなら誘導したらええのに誰もおらんからめっちゃ危なそうやった

歩道に乗り上げて作業してるから歩行者歩道歩けんし

まぁどうでもいいけど大阪らしいなと思って眺めてた

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