はてなキーワード: 「夢」とは
※この記事はただの愚痴を吐き出したものです。「嫌なら辞めれば?」ということは重々分かっていますが、辞めるまでウダウダしてるだけと捉えてくれれば幸いです。
私はオタクです。
筋金入りのオタクで、大学生です。今は2次元と3次元のアイドルを応援してます。
何がキツくてつらいかって、色々あります。3点に分けてつらいポイントを挙げていきます。
1. お金がない
当たり前です。2次元アイドルといっても所詮ソシャゲなので、ゲーム課金をしなければ「無課金ユーザー」や「エアプ」と叩かれるし、私もそう思っていた時期が少しありました。
無課金ユーザーが有償でしか手に入らないものを羨むのはお門違いですが、そもそも課金ってお金に余裕のない人がやることじゃないなって思いました。そう気づくまでにおそらく50万は課金したのかなぁ。覚えていません。50万⁉︎少な‼︎と思う方もいるかもしれませんが、このお金で友達と海外旅行や整形だってできたのになって後悔しています。
2. オタク同士の付き合い
Twitterを始めとしたSNSは一通りやってはいますが、オタクとの繋がりって面倒だなって思いました。アイドルジャンルなので現場の度に挨拶したり、お土産を買ったり…荷物が増えるし連絡取るのにも携帯の充電が減るし疲れちゃうなぁと。
でも中には、たまたま家が近くて度々ご飯に行く仲だったり、遠方に住んでいても細々とLINEをしていたり、好きなオタクもいます。
これはさらに私自身特有の話ですが、私のいた「夢界隈」では異常でした。「夢」とはいわゆる夢女子です。
夢女子では「〇〇ちゃんの彼氏から預かってきた」というテイでプレゼントを贈り合う文化があります。これ自体は楽しいし、話題のタネにもなるし、世間一般で言う「友達のことを思って誕生日プレゼントを選ぶ」という感覚だと思います。
でも「界隈」では、それが行き過ぎていて、そんなことまでするの?というくらい。食べ物やグッズや等…これだけネット上の友人には尽くせるのに、ゲームの課金はしないのか?と疑問でした。
私はこの輪の中には入らず見ていただけなのですが、入れなかった嫉妬かもしれません。未だ真相はわかりませんが、「界隈」から一歩引くには正解だったのかもしれません。
3. 垢抜けない
※私自身もキモブサ芋オタクであることを重々承知しておりますが、以下全て棚に上げて記します。また、人の容姿を指摘する表現がございますが、私は「見た目は良いことに越したことはない」と考えております。
1.と2.でも記した通り、お金もなく、異常なオタクの友情が足枷となって垢抜けないのかなと感じました。勿論オタクでも綺麗で垢抜けている方はたくさんいます。しかし、垢抜けない方も少なくはありません。先述の「界隈」では垢抜けない方が大多数でした。別に人の容姿を気にすることはないのですが、会ったときに目に入るのは、手入れされていない眉や髪、主張の激しい推しモチーフのアクセサリー等。自撮りをあげれば無条件に来る「可愛い」のリプライ。これは、過去にこのような格好をしていたからこそ感じる痛みでもあります。
ファッションは自由なはずですが、私はこのセンスとノリの中にいるのはしんどいと感じました。
(他sageしてる時点でお前はブスだと思った方、大正解です。)
長くはなりましたが、以上3点からオタクはキツくてつらいと感じました。でもアイドルたちの音楽やステージは大好きなので、辞めるにもだいぶ労力がかかりそうです。
話2割で聞いてほしい与太話
アニメキャラクターみたいなバーチャルアイドルとおしゃべりできる時代。オタクがずっと夢見てきたようなことが現実となっている。やりはじめるハードルも割と低めなので素人でもできる。
しかしそれを実現できた背景が「お金に困った素人女と、女に困った男との利害一致」なのでは?
ある意味「疑似的扶養」と言えるよね・・。バーチャル一妻多夫制。
めちゃくちゃ皮肉だよねえ。
女性を扶養するカネが夫や親にも減ってるのと、1億総活躍()とか、女性の社会進出()とかで、とにかく成人女性でも経済自立せざるを得なくなった。すると女性ができる働き口が新しく必要になる。
バーチャルYouTuberはその一端を少しだけ担ってるのかなー・・と。ほとんど女性だからね。
もちろん、めっちゃ狭き門だよ、収益化にたどり着くには。いま話題の声優に近いんじゃないかな。「趣味じゃないと続けられん」のが95%くらいじゃね?一人でやるにはマルチな方面にスキルが要求されるし、企業に入るにせよ企業側もそんなに安定した商売が確立できている業界でもないからね・・・。
ただ大学生のキャバ嬢がいるみたいに、チャットレディみたいな。そういうお水とか地下アイドルみたいな働き口の一環として、バーチャルYouTuberは見られ始めてるのかなーという気はする。
VTuberの中の人、ふつうにリアルJK~20代後半くらいまでいるっぽい?「学生なんで勉学のために一時的に休みます」という事例を3つは知っている。あまり中の人の事情がオープンへ漏れ聞こえるような事はあまりないので、nは少ないのだが。
それにVTuberを専業化して収入を一本にしてる人も少ないと思うんだよね、おそらく22歳以下の学生のアルバイト感覚、兼業・副業、専業主婦、のいずれかだろうと思っているんだけどね。おめシスなんかは会社辞めて専業にしているみたいだけども。
それに「小学生女子がなりたい職業」の中に「ブイチューバー」があったんで、将来的な供給も期待できそう。プリパラ・プリチャンの見過ぎな気もする。
ただやっぱ儲けを出すのは狭き門なので、「夢」「憧れ」「趣味」の成分がないとやってられないとは思うんだよね。動機のほとんどは「趣味と実益を兼ねて」でないとダメだろうね。
そりゃあ、お金はあるが使い道がよくわからないでいる独身男性だ・・・。
昔ってさ、受け身でも向こうからお見合いがやってきたわけじゃないですか。でも今は自分から動けない人間って、ただの「それなりに高収入でも独身」みたいなフラフラ人間じゃん。お金の使い方がわからないんだよね。女の子への話しかけ方とかわかんないんですよね、ハラスメント呼ばわりが怖いし。
バーチャルYouTuberってさ、演者側も視聴者側も、みんなして画面を通して実在しない虚空に向かって話しかけてるようなものじゃないですか。大喜利で遊んでるような。砂場でお城作ってキャッキャしてるみたいな。
なので、生身よりは、傷つける・傷つけられるダメージが軽減できると思うんですよね。そのぶんハラスメントの懸念・杞憂が薄くなるように思えるんで、気さくにコミュニケーション取れるんですよ。
(もちろん超えちゃいけないラインは考えるよ)
○大前提
人間の肉体って、残念ながら有限なのな。だから、5兆円かけたからって、100円でアイス食う幸せの500億倍の幸せを感じられるかと言えば「それは無理」なわけ。だいたい500億倍の幸せって何だよそもそも。もう発狂してるだろそれは。
○ステップ1
そして、人間というのは圧倒的に環境に「慣れる」生き物なわけ。だから、一日を300円で過ごしてた人が1000円で過ごす生活を続けたらそれはもうすぐ慣れるし、何なら1日3万円かかる生活になったところで1月もすれば慣れるよ。でもって、かかった金に見合う「幸せ」は最初から感じられない前提なんだから、いくら金があろうが慣れちゃうんだそれは。肉体の限界の範囲内なんだから。
○ステップ2
そしたら、次には「失う恐怖」が出てくるのね。一日300円生活をしてる人間には分からないだろうが、一日300円生活をしてた人間が5兆円人間になったら、とりあえず「元には戻りたくない」感だけはものすごいことになるわけ。かつて自分が喜びを覚えていたものも、楽しみ、幸せ、全てが「今」と比べて色あせて見えるから、もう300円生活には戻れないの。戻ってももう元のように充実した人生を送ることはできないの。そしてその「失うかもしれない恐怖」だけは、いくらお金を積んでも、むしろ積めば積むほど消えないんだなこれが。
○ステップ3
その恐怖を埋めようと、手当たり次第に模索する段階が次に来る。馬鹿みたいな趣味に金をつぎ込んだり、「昔の夢を今こそ実現」みたいなな? 株で儲けたヤツが狂ったようなオタルームを作ったりするのがこれ。でも大体虚無の顔つきをしてるだろ。そうなんだ。もう「かつての夢」をいくら実現したところで、残念ながら幸せにはなれないんだよ。だってそれは「かつての自分」が見た夢だから。そして今の自分には「夢」がないから。その「かつての夢」が遠い所にあるものならそれが実現するまではまだ夢を見ているような幻想には浸れるかもしれないな。ホリエモンがやってるのとか、要するにそういうことだろ。でも、それもまあ実現が見えてくると、多分すーっと醒めてくるんだぜ。後には何も残らない。
○ステップ4
そこで、次には善行を積んだりボランティアに励んだり寄付したり養子を取ったり、と、そういう段階に来るわけだ。身分を隠して何かをする、ってのもその一つだな。つまり金では得られない何かを得ようとするわけだ。そうはいっても手に持った金を捨ててるわけじゃない以上、さっきの恐怖から解放されるわけではないんだがな。まあ、いまのところこの段階があることで金持ちにも一応少しは「救い」っぽいものがあるようには見える。けどな、それはほんとにうすっぺらい、恐怖感をすぐ背後にしのばせた、本人も自覚する偽りの「救い」なんだよ。どれほど周囲から称賛をされてても、本人は一向に幸福になったようには見えないだろ。そんなもんだよ。金があったところで。
でもって今回のケース、5兆円あったら、間違いなくステップ3まで一直線だわな。むしろそうならない未来が想像できない。そして、偽りとは言え唯一の「救い」ではあったステップ4があらかじめ禁じられている、というのが、今回の前提なんだよ。それで、どうやって生きてくつもりなのやら。
そもそも金を持つ時点でその人は「周囲の誰も信じられなくなる地獄」に落ちるんだよ? 金がないときは信頼なんてたやすく手に入る。金もなく特にすごくもないお前の周りに居る人間は間違いなく損得抜きでお前と付き合ってくれる「良い奴」なんだからな。でも、5兆円を手に入れてみ? 残念ながら、そんな人間を見付けるのはほぼ不可能になるんだぜ。ただの孤独じゃねえ。世界中を敵に回すような孤独だ。救いもなく、夢もなく、世界中を敵に回して……そんな生活を送ることになるわけだ。
世界を敵に回して、お前の味方といえばただ金だけ。そんな状況で果たして5兆円がどれほどの金だろうな? 残念ながらものすごく中途半端で心許ない額だとしかいいようがない。お前と接触する人間は誰も彼もお前を人間としては見ず「金」としてしか見ない。お前という人間の喜びにも悲しみにも誰も興味を抱かない。お前は誰のことも信頼できない。お前はずっと一人だ。お前の手にはただ金しかない。金で人の顔をはたいて生き、金を払って関心を買い、金を払って自分の誕生日を祝ってもらい、金を払って「トモダチ」や「コイビト」をやってもらう。寝ている時すらお前は自分の金が奪われないかと怯え続けることになる。普通なら、せめて金を払い続けることで「社会的地位」みたいなもんが得られるようになり、そして、それを通して「孤独」ではなくなったりもするんだがな。残念ながらお前は5兆と引き換えに「永遠の孤独」を選ぶわけだ。お前の書き込みには増田ですらレスがつかなくなるような絶対の孤独。そんな生存にもはや意味があるのかないのかすら分からない。
そんな状況で唯一5兆円の使い道があるとすれば「痛みが無く苦痛もない安楽死装置の開発費」くらいじゃないか。後世には「自分のために私費を投じてこれを開発した奇矯な人」くらいの形では名前が残るかもしれない。本当にそれがいいなら、そういう選択もいいだろう。
まあ賭けてもいいが、お前程度の想像力の持ち主が金を握ったら、自分が無視され続ける孤独の生活に我慢できなくなり、世界人類を振り向かせるため「世界を破滅させる」みたいな発狂コースを選ぶだろうと思うよ。ホント、はた迷惑だから止めて欲しいんだよねそういうの。
クラークの三法則の第三法則が「十分に発達した科学技術は、魔法と見分けがつかない。」ということらしい。詳しくは知らない。
魔法はもう現実に起こってしまっているので、もっと先を考えてみると、それは「夢」としか言いようがないのではないか。
ブレイン・マシン・インターフェース(BMI)は頭の中で思っただけで実際にモノを動かせたり、外部刺激を直接入力できる技術。すでにこれがある程度成功している。
その延長上で、実現可能性を度外視して想像すると、科学技術の行き着く先は、思ったことが全て実現する世界になる。そうならざるを得ない。
そうなると本当に夢と区別がつかない。全て思い通りになる世界は、逆に退屈になるだろう。
すると、その先は、自分の思い通りを少しだけ超えるような刺激を与え続けてくれるような世界しかない。
それも含めて、結局思い通りの世界。
そうなると、最終的に、我々はどのような世界を望むのだろう。
おそらく、もう自分が何を望んでいるかすらわからなくなるだろう。
それを望んでいるのか、望むように誘導されているのか、区別がつかない。
自分と自分以外の境界が曖昧になり、生きているのか生きていないのかもわからない。
しかし、翻って考えてみれば、実は今生きているのも、そうは変わらない。
自分が自由意志で食べたくて食べているのか、血糖が下がった、などの諸々の反射の結果で食べているだけなのか、わからない。
生きているということは、夢を見ている、ということ。
そんな時代がもうすぐ来ようとしている。
それはともかく、猫は1日中寝ている。
毎日どうでもいい作業で疲れ切って勉強時間が取れなくなってしまった私は、最初に出会った頃のAさんの言葉を信じて、「私が本当にしたいことは、仕様書やテスト時のスクショをプリントアウトしたり、よくわからないテスターをやったりすることではない。このままでは、プログラマとしてのキャリアを積むための勉強時間を作ることもできないし、業務内でコードを書くこともないから業務時間を短くしてほしい」と言った。少なくとも、最初Aさんと会ったときは、「君には人工知能や人工生命を作り出したいという夢がある。俺はその夢を応援したい」という言ってくれていたから、そのために一番必要な勉強時間が確保できないことは致命的だという認識を持ってくれると期待していた。そして、その願いが聞き入れられなかったら、さっさと退社しようと思っていた。
結局、返ってきた返答は「給料が減るぞ」ということを3時間かけて全く同じ内容を延々と繰り返すだけだった。その間、何が問題で、どうすればWin-Winになれるのか、何が無駄で、何が必要なのかということを議論することはできず、「給料が減る」「こんなに恵まれてるのはうちだけだ」「うちはブラックじゃない」と言い続けて、最初は私の「夢」「キャリア」「技術的成長」ということを全面にプッシュしていたし、その点に合意があると思っていたのに、全く平行線で話し合いができない人はこういうところにいるんだろうなって思う。
その後は、PMの人に「俺が若い頃は始業時間の二時間前から出社して、部屋中のゴミ箱のゴミを回収したり、社員にお茶を汲んだりしていたものだ」みたいな小言を言われ始めて、いよいよ駄目な職場だというのがわかってきた。ただでさえ、偽装請負でタイムカードを切らせる上に、更に一人だけ出社時間を早めて清掃員や事務員がやるような仕事をプログラマ枠で就職した人間にやらせようとする。もう救われないよなと思った。
結局、その会社を辞めて別のホワイト企業に就職したら、非常に快適だった。前職では「ブラウザ」「Google Chrome」という言葉を知らないおじいちゃんがいて、IT系の企業なのに「IEどれ、IE」みたいな人がテスターチームにいたけど、新しい職場ではそういうこともなかった。転職した教訓としては「うちはブラックじゃない」という会社は大抵ブラックで、まともな会社はそんな中身のない発言をせずに、出社日1日目に「うちには、ハラスメント対策の部署があるから、何か不満があったら、そこに連絡して。そこは管轄が別系統だから上司が君の陳述を握りつぶしたりはしないよ」って社内のトラブルシューティングの連絡先を教えてくれる。
じゃあ、ここで一旦まとめようか。
⑪最初は「夢」「才能」「自頭」「キャリアアップ」みたいな言葉で明るい未来をイメージさせたり、自分のやりたいことに理解を示したりする。
⑫徐々にゴミみたいなルールやしがらみが明らかになっていき、それを指摘すると更に意義を感じられない業務をさせられた。
⑬「俺は人を見る目がある」「俺は合理的な判断のできる部下の話をちゃんと聞く人間だ」と、初っ端から言う人間は信頼できない。
⑭他にも職場環境がいいところから声が掛かってるときに、できもしない好条件を提示してきて、他の条件の会社の内定を辞退したあとに、条件を一気に下げる。
⑮何かあったら、「俺たちも大変なんだよ」と言って、問題を共有したり、認識したりするのを拒否する。
⑯ブラック企業でも一応は職歴になるから、転職するときはめっちゃ楽。さっさとクソみたいなブラック企業は辞めたほうがいい。
以上、酔った勢いで駄文を書き連ねてみた。特定されないように一部ぼかしたりしてるけど、まぁ、大筋としてはだいたいこんな感じだ。強いて、主語を大きくして日本社会に敷衍して語るなら
「金や労働というのは、社会的に役に立つから、文化的に価値があるから存在したり、供給があったりするのではなく、巨大資本に接続できるかどうかで決まる。関係者全員が糞だなって思ってても、それで大金が動いて、自分や自分の家族の財布に金が流れるなら茶番は続く。そんなことをしてるから、全員FAKE野郎のハイエナみたいな社会になるんだろ」
https://twitter.com/MAEZIMAS/status/1113114798672113665
一流の老害は「君たちこそが真のニュータイプだ」とか言って、若者を自分の既得権益確保のための鉄砲玉にする。
…いやマジ本当に、若い人気をつけてね。若者説教おじさんは、せいぜいまだ極限の不愉快ですむけど、若者応援おじさんに乗せられると最悪人生詰むので…
というツイートが流行っているので、私が遭遇した若者応援おじさんについて書こうと思う。
当時の私は親との折り合いがつかず、学力もそこそこあったし、勉強もしていたのにも関わらず大学に進学せずにフリーターをしていた。実家を出たかったし、大学にも進学したかったから金の工面が当面の目標だった。そんなときに出会ったのが若者応援おじさんのAさんである。Aさんはバブルの頃に就活をしていて、まだインターネットやパーソナル・コンピュータというのが流行る前から電子工作やプログラミングをやっていた人だった。実際、経歴を聞いてみると10回以上転職を繰り返しているものの、有名企業(今にして思えば、カビ臭いSIerだが)で部長をしていたことがあって、年収が1700万ぐらい稼いでいたこともある人だった。
最初に出会ったときは自分が如何にすごいかということを熱心に語っていた。80年台後半ぐらいのコンピュータ開発の大型プロジェクトに関わっていたとか、セキュリティの専門家とか、今までに触ったことのあるプログラミング言語が300個を超えるとか。でも、当時の技術的なトレンド(MongoDB、Ruby on Rails、AngularJSとか)についての知識が限りなく少なく、「フレームワークなんてその場で覚えればいい」みたいなタイプだった。中学生の頃にラジオ工作したとか、はんだごてで電子回路を設計したとか、そういう話は熱心にするのに、Bram Moolenaarの名前を知らなかったりした。要は、最近のプログラマがどういう関心やインセンティブでプログラミングやってるかを知らずに、過去の栄光を語ってるようなタイプだったと思う。
まぁ、それでも、その人のコネで中規模程度のSIerに入社して、そこそこいい感じの待遇だったように思う。当時の私の技術力は『わかりやすいJava入門』『たのしいRuby』を一通り終わらせて簡単な言語仕様を把握したぐらいでろくにコードも書いたことのないような人間だったから、定時で帰れて手取り二十万もらえるのは甘い汁を吸えたとは思うんだ。
でも入社を決めた一番の理由が、そのAさんが私の関心に理解があると思っていたからだ。というのも、当時の私は「人工知能や人工生命に興味があります。三年後に大学に入学するまでにプログラミングスキルを磨きつつ生活費と学費を稼ぎたい」ということを明言した上で、それを叶えてくれる会社を探していた。技術力はないものの、「自頭がいいから入社してからプログラミングを覚えればすぐに戦力になるよ」と複数の人間から言われていて、それぞれ就職先を紹介してもらえるような状況になっていた。今から思えば、そんなコードを書けない人間を自頭なんて胡散臭いもので褒めるような人間は信用してはいけないと思うし、口車に乗せられたと思うのだけど。そこは自分にも甘いところがあったように思う。あ、あと、補足しておくと、当時はDeep Learningなんていうのは全く人口に膾炙してなかった時期で、スチュアート・カウフマンや金子邦彦に憧れてたような、周回遅れの複雑系に魅せられた若者が私だった。
①親との折り合いが悪く、大学に進学したいが、金が足りない
②実家を出るために生活費を稼ぐ必要があったが、飲食のバイトとかではスキルが身につかない状態で、価値の高い若い時間を無駄にしてしまう
③そんなところに現れたのが過去の栄光を話す若者応援おじさんのA
④自分は殆どコードを書いたことのない業務未経験で、21世紀になっても複雑系の話に興味をそそられるような斜に構えたスノッブ
では、入社後の話をしよう。私が配属されたプロジェクトは80万行程度のJavaのコードで動いてるBtoB向けの製品を保守開発してるプロジェクトだった。やってることはGoogleやAmazonやMicrosoftみたいな大手ならやってるようなサービスの完全下位互換みたいなソフトウェアを、情弱だけど社員数は多いみたいな企業に売りつけるような仕事だ。国産とか、セキュリティとか、そういうよくわからない言葉を並べ立てて、海外のUIも洗練されていて、優秀なエンジニアが管理してるものをセキュリティ的に怪しいと不安を煽り立てて売りつけるようなやつだ。そんなクソみたいな製品でも年間5億円ぐらいの売上になるのだから、IT系って糞だなって思う。ネット上では優秀な人間ばかりがアウトプットしてるし、NDAの名の下に詐欺まがいのソフトウェア(今回の例なら無料でUIも洗練されていて、使いやすいサービス)が明るみにならないのだから、こんな国はさっさとスクラップ・アンド・ビルドすればいいのにって思うよ。IT化されてないのが時代錯誤で〜みたいな記事はネット上でもバズるけど、実際には10年前のスパゲッティコードを惰性と不安につけ込んで売りつけるようなSIerがたくさんある。そんで、そんな意味不明なソフトウェアを導入すれば、どこに何があるのか分からないUIの操作に大切な業務時間を奪われて、日本全体の生産性が落ちてしまう。ユーザーの時間と生産性を奪い、開発者にとっても技術的負債にしかならないようなソフトウェアを売りつけてる悪性腫瘍みたいなSIerはさっさと滅んでしまえばいいと思うよ。
まぁ、私が配属されたプロジェクトはそんな感じだ。まるで意義を感じないが金にはなってるプロジェクトに配属された。そのプロジェクトの根幹部分は一人のエンジニアが設計開発しており、そのエンジニアは既に退職して、どこに何が書いてあるのかわかってない人間が後任として保守を行っている。盲腸みたいに全く有難みのない機能を増やすことでより高く売りつけるようなプロジェクトだった。
そのプロジェクトの中にいる人について話そう。プロジェクトマネージャーは仕事漬けで毎月350時間ぐらい働いている60連勤とか当たり前で、常に酔っ払ったような、眠そうな目をしてる人だった。にも関わらず、同じプロジェクトの人間は仕事がなさすぎて業務時間中に関係ない談笑をしたりしていた。プログラマやテスターや文書作成をするスタッフが40人ぐらいいるところで、閑散期(機能追加のサーバーリリース前以外)は暇そうにしてる人が多かった。プロジェクトマネージャーを除いて。要は、PMは一生懸命働いているが、その一生懸命さは惰性で行われており、無能なのに業務時間が長いPMがいて、その人が全部仕事をやってしまう。他人に頼めない性格らしくて、存在意義が分からない業務を他人に頼んでは「なぜこんなこともできないんだ?」って怒鳴るのが生きがいみたいな人だった。頑張ってることがアイデンティティになってて、その頑張りに意味があるのか、必要なのかという吟味ができず、タスクを他人に振ることもできず、情報もそのPM一人だけが握っているから、周りの人も「私が仕事を請け負いましょうか」ということもできない。それで新入社員をイビるような存在意義のわからない仕事を振って、できなかったら人格否定をするような感じの。
私が受けた仕事ととしては、週に1回ベンダーのところに会議をしに行くんだけど、そのときの社内の資料を全部紙でプリントアウトして持っていくというのがあった。文書作成スタッフが製品の仕様をWordでまとめて、600ページぐらいのpdfにしたものが1500万円ぐらいで売れるらしく、その増えた言語仕様をプリントアウトしてベンダーのところまで持っていく。追加された仕様以外にも、今週やったテスト内容をExcelで纏めたものをプリントアウトしたりしていた。紙の量で言うと、一回の会議で2500枚ぐらいで、それをキャリーケースに詰めて客先であるベンダーまで持っていくらしい。聞いた話では、その2500枚の会議資料は殆ど読まれずに捨てられるのに、そのPMはベンダーにその慣習を廃止しようとは提案しない。ベンダーとの週一の会議の他にも、進捗報告を主とする社内会議があって、PM以外の人はあのプリントアウトする悪習は廃止すべきという話が上がっているのにPMが首を縦に振らないから一向に改善されない。まぁ、そのプリントアウトするのをやるのが私の仕事だったわけですよ。毎週4時間ぐらい掛けてWordやExcelの文書サイズとか調整してさ。元の文書のサイズや余白が狂ってるのに、客先に失礼だと言われて、手直しして、プリントアウされたコロコロコミック何冊分だよ? みたいな紙の束をホチキスで止めていくんだけど、ホチキスの止め方が汚いとやり直し。
じゃあ、なぜPMは頑なに意味のない業務をし続けて、それによって新入社員を使い潰そうとするのかと言えば、弊社の業績が悪くて倒産しそうだったときにそのベンダーが手を貸してくれたからそのときの恩義があるとかなんとか言っていた。だから、靴を舐めるようなことをするし、他人の生産性を奪うようなクソ製品を世の中に出して何も感じないらしい。読みもしない産業廃棄物を作り出して、それを無碍にされて喜んでいるような業務が、今の日本の何割を占めているのだろう? そのPMの口癖は「俺はプログラミングは全くわからないが、こんなプリントアウトの段取りもできないようなやつはプログラミングなんてできないと思うよ」だった。FizzBuzzどころか変数や関数すら知らないような人間にこんなことを言われるのは屈辱だったし、これが高卒未経験で就職することなのだろうと思った。
他にも、私が受け持った仕事に、製品が動くかどうかを確認するテスターという仕事があった。RSpecやSeleniumで自動化しようと言っても、そんな技術を持ってる人がいなかったから、一々自分でその製品を触って仕様通りになっているかを確認しないといけなかった。画面遷移が600ページのpdfになっているから、それを見ながら正しい画面遷移ができているかを確認する業務だったが、正直人間のやる仕事ではないと思う。画面遷移だから前のページから次のページに移行したときに前にどのページだったなんてスクショを撮ったぐらいじゃわからないのに、「このテストをExcelにした内容じゃ、本当にテストしたのかわからないだろう?」と言われた。言われたとおりにExcelファイルにスクショをひたすら貼り付けていたというのに。しかも、その他にも特定のファイルをアップロードするときにどの条件だとアップロードができないかを判別するテストをどうやって行うのか考えろというのがあった。今までにテスターをやっていた人に聞いても指針なんてないと言われ、「賢い人はそういうのを考えつくものだ。俺はパソコンに詳しくないが」とPMに言われ、嫌気が差した。
まぁ、ここまで書けば、如何にブラックと言うか、理不尽で不合理な職場かというのはわかったと思うけど、いい面もあったんだ。前にも書いたように、未経験の高卒が手取り20万貰えたのは嬉しかったし、研修のない会社だったから、最初の二ヶ月ぐらいは一人で勝手に勉強しててと言われたから、実働換算で時給3000~4000円ぐらい貰える計算だったのかな。一番瞬間時給が高かった日はメールの返答に20分ぐらい使ったときだったから、日給1万、実働換算の時給が30000円ぐらいになった。それぐらい放任されていた。
最初は社長が「君にはソースコードのUMLを書いてもらおう」とか言って、クラス図を書く練習をしていたんだけど、現場の人は「今更UMLなんて必要ない」「ソースコードを読めばわかる」と言って、全く必要とされていなかった。だから、業務とは関係ないTCP/IPやRubyやGitの勉強をしていた。家のことで勉強に対してモチベーションが落ちていた私は、金を貰えるという環境では目の前の勉強に集中できるようになって、元の勉強するための生活リズムっていうのか、そういうのを取り戻せた。それは当時の私にとっては有難かったと思う。
ここまでをまとめると
⑤無料で使えるサービスの下位互換といえるような、他人の生産性と金を無駄にするような製品を開発してるプロジェクトに配属された
⑥PMだけが忙しく働いて、周りの人の割り振りができていない。
⑧社会悪のようなソフトウェアを売りつけて金を稼いでいるプロジェクトだった。
⑨仕様書やテスト内容のプリントアウトという必要ない業務をしたり、指示内容と叱責内容が矛盾する理不尽を受けなければならなかった。
⑩しかし、勉強してるだけで月20万貰える環境は有難く、当時の私にとっては願ったり叶ったりだった。
では、次に私がその会社の入社から辞めるまでの経緯について書こう。最初のうちは、自分の勉強時間を取れていたし、振られる仕事も理不尽で意義を感じられないものであるものの、すぐに終わることが多かったから問題ないと感じた。それが徐々に仕事が増えていき、勉強時間が取れなくなっていった。
ここで若者応援おじさんAの登場である。Aさんは私と会ったときは有名企業に勤めていて、そこを辞めて私を紹介してくれた中小企業で働き始め、その数カ月後に私を紹介してくれた。元々、その会社の社長とは懇意にしていたから、一緒に働こうという話が何十年も前からあって、今回ちょうどタイミングが合ったから、その友人の会社の重役として就職したらしい。私が就職したのはその数カ月後だった。
Aさんは「何か問題があったら、部下や上司という立場を気にせずに忌憚なく言ってほしい」「俺は人を見る目はある方だ。君は一本芯の通ったところがあるから、周りに流されずに新しいことをできるだろう」「君には将来性がある」「俺は新しい会社でも権力を持ってるからへんなことを言ったり、したりしてる人がいたら遠慮なく言ってほしい」とかそういうのを入社する前に言っていて、まぁ、色々とおかしいところ、FAKE野郎みたいな発言が多かったけど、そこだけは信じてたんだよね。本当に騙すんだったら、そんなすぐに辞められるようなリスクを上げるような発言はしないだろうってさ。ちなみにFAKE野郎って感じたのは、一方的に自分の話だけをして、私が質問すると煙に巻いたり、私のことを買ってるという割には私の話をすぐに中断させて自分の話をし続けるとか。その人はFラン出身だったから、ちょっとインテリなことを言うと「君は変わってるね」って言ったり、きょとんとした顔で10秒ぐらい固まった後、すぐに自分の自慢話を再開したりと、決して自分の知らないことや分からないことを認めようとしなかった点だ。他にも、「私と働きたいと言ってくれていた会社はあったけど、そこは技術的に成長できそうだけど給料は月7万程度でバイトの身分だから、迷ってるんですよね。バイトだから自由時間は多く取れるんですけど」みたいな発言をしたら、鳩が豆鉄砲を食ったような顔をして、私が感じていた不安を取り合ってはくれなかった。Aさんは「俺は社内で影響力を持っているから、君を正社員にすることもできる」みたいな話を延々としてたのに、いざ蓋を開けてみると、「君の面接での受け答えが駄目だから、契約社員として雇用することになった」「あれから上層部に渋られてしまって、請負契約にすることになった」と話が二転三転していった。だったら、他にも選択肢があったのに、他のところに就職したのにと思ったが、自分の能力や経歴で負い目を感じていたから強く言うことはできなかった。高卒で就活するというのはそういうことだ。他にも選択肢があるのにも関わらず、どうせ労働に関する知識がないと足元を見られて、条件を徐々に下げられ、他に選択肢をなくした後で、悪い条件で働かざるを得ない状況になっていた。結局、勤務時間がタイムカードで管理されてるのにフリーランスとして請負契約を結ぶという偽装請負で契約させられ、もっと技術力を磨ける選択肢は潰されてしまっていた。
私は会社の問題点を丁寧に分析してpdfにまとめてAさんに送ったんだ。それが間違いだった。如何に会社がそのベンダーに良くしてもらったか、大変なのをわかった上で俺たちが会社を立て直してきたかということばかりを話していた。百歩譲ってそこはいいとしても、ベンダーとは関係なく職場環境を良くするための話までいい加減に聞かされてうんざりしていた。
「Aという問題があります。その背景にはBがあります。そのためにはCという解決策があります」
という話をしたときに、「Bぐらいみんな当たり前にしている。君だけ特別扱いすることはできない」みたいな返し方をされて、問題が発生してる事自体はないものとされていった。結局、職場にはびこる不合理で理不尽な業務やルールは改善することはなく、私への人格攻撃で終わってしまった。
毎日どうでもいい作業で疲れ切って勉強時間が取れなくなってしまった私は、最初に出会った頃のAさんの言葉を信じて、「私が本当にしたいことは、仕様書やテスト時のスクショをプリントアウトしたり、よくわからないテスターをやったりすることではない。このままでは、プログラマとしてのキャリアを積むための勉強時間を作ることもできないし、業務内でコードを書くこともないから業務時間を短くしてほしい」と言った。少なくとも、最初Aさんと会ったときは、「君には人工知能や Permalink | 記事への反応(1) | 23:52
「今いる職場で」やりたいことが何もない。
既にいるところだから、就活で聞かれるような「当社でやりたいことは何ですか?」という類の問いとは似て非なるもの。
私は半分抜擢、半分年功序列的に役職者の立場になっており、しばしば上司または上司の上司から「(今の事業部で)やりたいことはあるか?」と聞かれるが、はっきり言って答えるほどのことは特に何もない。
強いて言うなら、「今の立場を維持継続発展させ、今よりも多くの収入を安定的に得たい」ということくらいである。
もちろんこれでは問いに対して期待された回答ではないので、とてもじゃないが口にできない。
そもそも、上司はそのような(「私はこうしたい!!」というような)発信をしていない。
上司の上司は時折するが、必ず最後に「好き勝手言ってるだけだけどw」がつくので、どこまでが本気でどこまでが単なる夢語りなのか不明。
それなのに私にだけ求められても…と思わざるを得ない。
この問いの狙いは、単にこういう「夢」を語らせたいだけなのだろうか。
あるいは、一旦私の意思表示をさせた上で「(上としては)こう考える、だからそのために◯◯をやってくれ」と思い通りの方向に向かせるための前振りの意味なのだろうか。
いずれにしてもこの類の問いは大嫌いである。
時代的なものもあるのか、少しでも間違いを犯せば言葉尻だけをとらえられて悪者扱いだから…。
たとえば某上場企業で法務担当している知人がいるが、「我こそは当社の法の番人である」みたいな強い意思は微塵も感じられないけど皆そんなもんじゃないの?
少年漫画のユニセックスさや進歩と比べてなんなの?まじでゴミ。大昔の文脈に頼りきって革新性の欠片もない。男性読者がどんどん減ってるのをみても明らかに少年漫画に負けてる。
元々男性読者は少ない世界だし、歴史に残る名作と比べたら大半のものが数年後には忘れ去られているであろうゴミってのは少年漫画も同じだし…
ジャンプは女性読者も狙ってると公言してる雑誌だからね。だからトップで居続けられてるわけだけど。
所謂「女子マンガ」の世界はかなり時代を反映していると思うけど。
児童向けでも、ちゃおを読む限り恋愛一辺倒ではなく夢を追ったりするのがメインってのも多いと思うけど。
(まあその「夢」がアイドルだったりファッションデザイナーだったりするんだけど)
あまり真面目に読んでる訳ではないが。
そんな予感がずっとしていた。
告知からずっとずっと楽しみにしていた。私は彼女が大好きだった。大阪公演も凄く楽しかった。泣いて笑って、今までで1番楽しくて、キラキラしてた。
でもひとつ、胸にひっかかる。
「歌い手」としての名前と、もうひとつ、「役者」としての名前を掲げた。
嬉しいより先に困惑した事を覚えている。当時の私はまだ高校生で、今よりももっともっと子供だったから、「どこへ向かうの?」と、単純に、残酷に、思った。
それから時間をかけて、彼女は「1度諦めた夢を追いかけようと決意した」と説明してくれた。彼女の演技に触れて、何より「演技が好き、楽しい」と苦悩しながらも笑う姿を見て、私も彼女の夢を応援しようと自然に思えた。
その姿には見覚えがあったからだ。
彼女は歌が好き、大好きと、本当に楽しそうに歌う。
なんだ、一緒じゃん。
そう思って、肩の力が抜けた。
そんな、大きいようで小さいようで、やっぱり大きな変化が起きた日からもう2年半も経っていた。
そして明日。
明日はその、もうひとつの、彼女が長年連れ添ってきた名前からの卒業かもしれない。
そう、思ってしまう。
伏線は幾つもあった。
大阪公演で披露したセットリスト、1度だけ顔を出したもうひとつの声、「夢」の話。
これから彼女の夢を叶える為には演技の名前へ移行した方が良いのではないか。実際そう思ってたし、その時はいずれ来ると覚悟していた。
していたはずなのに、いざ直面するとこんなにも寂しい。
頭ではわかっているのに、心はこんなにも弱くて、嫌になってしまいます。
ずっとずっと、笑っちゃうぐらいずっと、初めて会った日から毎日、毎日、毎日、好きだった。
歌う彼女に会って、毎日動画サイトへ行って、毎日何時間も生放送で彼女の声を聞いて、
動画があがると言われれば1時間も前からパソコンを立ち上げて、待って、イヤホンを耳に当てて、ドキドキしながら時計の針が進むのを待って、
好きだった。
好きだった。
なんか、ほんとに、好きだったんだなって、馬鹿みたいな言葉しか出てきません。
別の名前も彼女は歌う。だけど、出会った貴方としてのステージは最後かもしれない。
きっと、大事なことは何も変わらない。そう思うし、彼女を信じているけれど、今日だけはセンチメンタルに浸らせてください。
人間の感情は刹那的なもので、喉元を過ぎれば熱さは忘れるし、一年前の自分の感情なんて覚えていません。
あんなに彼女の事を好きだった人が、友人が、沢山の人が去っていく所を見てきました。
感情というのは本当に流動的で、掴めなくて、変化していきます。
ずっとずっと好きでいたいし、好きでいようと思っているけれど、未来のことなんて誰にもわかりません。
だから、書きました。
今、思ってることを、剥き出しの感情を、記憶できないなら記録しておきたい。
そんな中で、変わっていくけれど、大切なものは変わらないでいてくれる、彼女がいます。
「歌い手」という枷は私達が思っているよりずっと、大きいのかも知れません。
名前を変えること、それを聞いた彼女のファンは様々なことを言うでしょう。
数年前の私ですら、思ったから。
私には怖くて到底できない。
私の推しは本当に凄いことをしているのだなと思う。
いつまでも夢を追ってくれるのが、その姿を見せてくれるのが本当に本当に嬉しい。
そんな彼女にできる最大の恩返しは、彼女が帰って来れる場を作ることだと、思います。
満面の青のサイリウムの海の景色を、いつまでも、いつまでも見ていてほしい。
胸を張って夢を追ってほしい。
だから、どうか私は、
明日、何を言われても、笑っていてね。
運がいいことに、きっと明日の私は一番前で彼女を見ているから、彼女が私を見た時に、些細な「頑張れ」と「ありがとう」が伝わるように。
ちゃんと「終わり」をくれるのは、彼女がその名前を私達と同じぐらい、愛していてくれてた証拠なのかもしれません。
今まで本当にありがとう。本当に、本当に、沢山の思い出をありがとう。
一緒に、これからを見たい。
広がった道の続きを描けば鮮やかに、新しい夢の姿を照らした。
遠ざかった街の景色の眺めは晴れやかに、背中を押されて今走り出した。
渋谷の真ん中で、たくさんの人の、色々な想いが交錯するステージで、
福岡で起きた事件を契機にロスジェネがどうとかいう論が盛り上がってるみたいだけど、「将来に絶望したロスジェネが破滅的な行動をしまくって社会が混乱に陥る」みたいな事態にはならないと思う
その前に韓国のロスジェネが日本で爆発して日本のロスジェネが萎縮するんじゃないかと睨んでる
一つ目は2015年11月に靖国神社の公衆トイレに爆発物を爆発させた韓国人男性(当時27歳)
二つ目は2018年5月に渋谷のNHK放送センター近くで通行人を切りつけた韓国人男性(当時30歳)
どちらも年齢がほぼ同じなんだよね
2017年に約640円だったのを、2020年にや約1000円に引き上げるというやつ
既に今年1回目の強制上昇が実施されて韓国経済は一発目のエグいボディーブローを喰らってる状態で、しかもこれがあと2回続く事が確定している
これは韓国で2011年頃に登場したもので、不景気により「恋愛」「結婚」「出産」の三つを諦めた世代という意味だ
国民から圧倒的支持を得た大統領だから、きっと有効な不景気対策をしてくれているかと思いきや、なんと今は「七放世代」という言葉が生まれている
前述の「三放」に加えて「人間関係」「マイホーム」「夢」「就職」の四つをさらに諦めた世代を意味する言葉だ
最初に挙げた二つの事件の犯人は、まさにこの「七放世代」ど真ん中なのだ
「ロスジェネ」に関しては、韓国は日本のはるか先を行く先輩なのだ
韓国の文在寅大統領の支持率は今も7~8割近いという人気ぶりだ
そんな状況下、韓国の若者が国内で破滅的な犯罪に走る事は不可能に近いだろう
ではそのフラストレーションの行き先はどこへ向かうのか
たとえ大事件を起こしても、非難されるどころか英雄視されるチャンスがどこかに転がっていないか
ある、ここ日本だ
最初は舐めた態度で視聴してたんだけど、意外に作り手が本気だったことに気づき途中から正座視聴させられるやつー! だった。
SNSを見渡しても基本ポジティブな感想が多くて、成功裏に終わったと言っていいと思うけど、それは作り手がアニメに対しても競馬に対しても真面目だったからかな、と。
舐めてた俺が最初に「おっ」と思ったのはOPを見たとき。ゴルシワープ(2012年皐月賞。道中ほぼ最後方に居たゴールドシップは、最終コーナーで他馬が避けるほど荒れていた内ラチ沿いを猛然と突っ切って15頭ごぼう抜き。直線を向いたときは3番手に躍り出ていた。ゴルシを語る上で外せないレースのひとつ)が描かれていて、「ひょっとして……」と思って見返すとサビに入ってからの映像は各ウマ娘の名レース集になっていた(ダスカ:右回りかつ他馬をちぎっているので2008年有馬記念、ウオッカ:左回りで他馬を縫うように進んでいるので2009年安田記念、ゴルシ:前述どおり、テイオー:右回りかつ後ろにハヤヒデ+歓喜の涙で1993年有馬記念、マックイーン:右回りかつ雨ということで1990年の菊花賞か1993年の宝塚記念、スズカ:左回りかつ4角先頭+2番手3番手の勝負服から1998年天皇賞秋(の夢の向こう側))。
ただまあモデルとなった馬の有名レースぐらいはチェックするか、とその場は納得したんだけど、1話のラストで「日本一のウマ娘とは?」と問われたスズカが「見ている人に夢を与えられるような、そんなウマ娘」と答えたとき、これはひょっとして、と初めて期待を抱いた。
ところでウマ娘はコミカライズもされているが、アニメに先駆けて始まったそっちはレースメインじゃなくキャラの内面を掘り下げるような内容になっている(『STARTING GATE!』)。オグリが怖い先輩として誤解されたり、スズカやスペがエアグルーヴと模擬レースをしたりと史実からも離れている。アニメもそういったオリジナル色の強いコンテンツに仕上げる方向もあっただろうが、おそらくいろんな考えがあって98-99年の競馬界に即した内容となった。結果的に大正解だったわけだけど、アニメファンと競馬ファンの双方を満足させることが必達というかなり難しいお題に制作スタッフは挑むことにもなった。
1-3話、つまりスペがスピカに入って皐月賞に負けるまでかなりスピーディに展開する。1話スピカ加入まで、2話は新馬戦、3話ではきさらぎ賞と弥生、そしてなんと皐月まで行ってしまう。そして穴に向かって「お母ちゃんに勝ったところを見せてあげたかったのに……!」。競馬ファンとしては「ずいぶんと早いな」、「でもアニメとして考えるなら妥当なスピード感かな」、という感触。
新作アニメが毎クール大量に作られる昨今、3話までに一つの山ぐらいないと切られてしまうだろう(遅いぐらいか?)。ウマ娘はテンポよく世界観を示し、キャラとその目標を示し、初の挫折と復活を期す姿でそれに応えた。いずれもクオリティが高く見ていて純粋に楽しめた(1話のラストのように「来週デビュー戦だ」「ふぇ? え? え? うぇ!? う"ぇ!? えーっっっ!?」のように笑いとストーリーを混ぜ込みながら話を進行させる手腕は高く評価されていいと思う)。まずはアニメとして純粋に楽しめる代物を、という制作側の意気込みをしっかりと感じられた。
なら競馬ファンとして見た時どうだったのか。これも意外や意外、思わず反応したくなる小ネタ満載でしっかり満足できる出来だった。スペが初めてナマで目撃するレースはサイレンススズカ伝説の幕開けとなる1998年のバレンタインSで「分かってるじゃないか」と思わず愉悦顔になってしまうチョイス。解説は元中央ジョッキーで日曜の15時に競馬番組をつければだいたいパドック解説をやってるホソジュンこと細江純子がまさかの本人登場での担当だし、主人公たちが話している後ろではオグリが大食いを披露する。19世紀の伝説的名馬エクリプスをぶっこんできたと思えば、タイキがプール調教で鍛えたネタをしっかりと拾う。NHKマイルCにエルコンが出走するニュースはJRAのブランドCMを意識した作りだったし、スペシャルウィークが他のウマ娘を見たことがなかったという設定も母馬キャンペンガールが出産直後に亡くなったエピソードをしっかりと踏まえてきた(育ての親が外国人ぽいのは育成を担当したスタッフがニュージーランド人だったかららしい)。
しかもただエピソードを引っ張ってきて終わりではなく、しっかりとアニメのストーリーラインに落とし込むところが好感度大。特に良かったのは1999年の京都大賞典。スペシャルウィークは7着だったから無視するかなと思ったのにちゃんと取り込んだのを見たとき、思わず唸ってしまった。
先だって描かれた1999年宝塚記念。ここでスペシャルウィークはグラスワンダーの2着に敗れる。怪我から復帰したスズカにかかりっきりで上の空だったスペはグラスワンダーの本気の前に屈してしまうのだ。これは実際に凱旋門賞への挑戦を検討していたことやグラスワンダー主戦の的場のヒットマンぶりと連動しており、このネタの取り込みっぷりもすごいのだが、もっと凄いのはこのレースに敗れたスペが2度目の挫折と復活を穴に向かって叫んだ直後のレースが京都大賞典だ、という点だ。
復活を期すスペシャルウィーク。アニメ的な展開を考えれば、ここから上り調子で大願を成就するのが普通だろう。しかし史実では単勝1.8倍のまさかの7着。スペシャルウィークが唯一複勝圏はおろか掲示板も外したレースであり、アニメの流れの中では非常に扱いづらい。だから当然なかったことになるだろうと思っていた。と同時に、スペはお母ちゃんお母ちゃん言うけれど、基本的には実家でスペの応援してるだけだよなあでもまあトレセン学園に来るわけでもなし出番ないよなあと思っていた。そこにまさかの合わせ技。スペがやる気を出しすぎでオーバーワークになって敗れた、それを見たトレーナーはスペを実家へ放牧に出した――という展開になってそうきたか、と。アニメのストーリーと相性の悪い史実もちゃんと取り込んで必然とも言えるストーリーラインに昇華していく。アニメとしても競馬としても良いものにしたい。スタッフが知恵を絞ったから両方から見て納得の展開に仕上がったのだろう。
ここまでやられてはもう認めざるを得ない。むしろ舐めてかかったみずからの不明を恥じるばかりだ。
そしてそんな魂のこもった仕事に、「夢」を見た。ここまでやってくれるスタッフなら、競馬ファンの見果てぬ夢を、見せてくれるんじゃないか――と。
そんなこちらの高ぶった感情を見抜いているかのように、トレーナーが折に触れて「夢」を叫ぶ。
「お前、日本一のウマ娘になるのが目標だと言っていたな。日本一のウマ娘ってなんだ」
「俺はお前たちがレースに出て先頭争いをしているところが見たい! それが今の俺の夢なんだ!」
「俺は全力で走るあいつらが好きだ! これからもずっと見ていたい!」
そう、夢。
牝馬でありながらG1通算7勝、そして何より64年ぶりに牝馬のダービー制覇という常識はずれをやってのけたウオッカ。
驚異的な二枚腰で数々の牡馬を屠り、生涯連対と37年ぶりの牝馬の有馬記念勝利を達成したダイワスカーレット。
配合からローテーションから馬主の情熱が注ぎ込まれた結果、世界の頂にあと一歩まで迫ったエルコンドルパサー。
夫の遺志をついだメジロのおばあちゃんの下、春の盾・親子三代制覇という前人未到の偉業を成し遂げたターフの名優メジロマックイーン。
年間8戦全勝というレジェンド。世紀末にターフへと降り立った覇王ことハナ差圧勝テイエムオペラオー。
偉大なるサンデーサイレンスの初年度産駒であり幻の三冠馬と言われたフジキセキ。
無敗で三冠という偉大すぎる戦績。強すぎて退屈とさえ言われた皇帝シンボリルドルフ。
父子三冠という夢に挑み無敗で二冠を達成するも骨折に泣き、勝つか着外かという好不調の波に悩まされ続けた末に中364日の有馬記念で奇跡の復活を果たしたトウカイテイオー。
シンボリルドルフ以来10年ぶりに誕生した三冠馬。皐月賞を3馬身1/2差、東京優駿を5馬身差、菊花賞を7馬身差と同期をまったく相手にしなかったシャドーロールの怪物ナリタブライアン。
新・平成三強の一角でデビュー以来15戦連続連対という離れ業をやってのけた、顔デカ兄貴と書いて何でもできると読むビワハヤヒデ
3歳から6歳までG1戦線で活躍し、親子二代の優駿牝馬制覇、17年ぶりの牝馬による天皇賞優勝、年度代表馬選出とウオッカ/ダイワスカーレット時代に先鞭をつけた女帝エアグルーヴ。
3歳戦を無敗で制するも骨折から始まった低迷と復活を繰り返しながらスペシャルウィークやエルコンドルパサーといった同期としのぎを削り、グランプリ三連覇を達成したワンダーホース・グラスワンダー。
世界的種牡馬の代表産駒として8戦8勝、3歳王者戦を大差勝ち、2着馬につけた着差の合計は61馬身など数々の伝説を打ち立てるも持込馬という生い立ちからクラシックに参戦できなかったスーパーカー・マルゼンスキー。
クラシック初戦は荒れた内馬場を通ってワープし、春の盾は2角からというまさかの超々ロングスパートで勝ってしまい、三連覇に挑んだ春のグランプリではゲートで立ち上がり信じられないほど出遅れとターフ内外での茶目っ気でファンを魅了した新・芦毛の怪物ゴールドシップ。
牝馬は牡馬に勝てないという時代にあって対等以上に渡り合い、94年の有馬記念では絶頂期のナリタブライアンに真っ向勝負を挑んだ脅威の追込馬・女傑ヒシアマゾン。
地方笠松から殴り込んで中央競馬界を席巻。先輩タマモクロスとの競演で芦毛伝説をつくり、連闘(!)で挑んだジャパンカップにて2分22秒2という世界レコードの前にタイム差なしのクビ差2着に敗れるなど数々の死闘で身体をボロボロにしながらも有馬記念で見事に引退の花道を飾って多くのファンに大きな夢を見せたスーパーアイドルホース・オグリキャップ。
武豊もダービーだけは勝てない。そう言われていた天才に悲願のダービー制覇をもたらし、凱旋門賞馬モンジューも降した日本総大将スペシャルウィーク。
そして、サイレンススズカ。
1000mを57秒台という無謀とも言えるラップで逃げながらもそれが本馬のペースとジョッキーに言わしめた異次元の逃亡者。
しかし大欅の向こう側に散って悲運の最期を遂げてしまったサイレンススズカ……。
ウマ娘は、1998年の競馬ファンが抱いた夢、志半ばで霧散したその夢にまっこうから挑んだ。始まる前の俺なら「いやいやスズカの伝説ってのはそんな簡単なもんじゃないんだ」と言っただろう。しかしウマ娘のアニメとしての面白さ、そして制作陣の競馬に対する真摯な態度の前に「夢」を見せてくれることを期待するようになった。
そしてウマ娘は見せてくれた。競馬ゲームで生産した「サイレンススズカ」を走らせ、ひとりこっそりそして虚しく見ていた夢ではない、ある意味で本物の夢の続きを。
いや分かってる。所詮アニメじゃないか、それこそ本物のサイレンススズカは大欅の向こうで散ったじゃないか。その通りだ。それがまごうことない真実だ。でもあの時に涙を流した競馬ファンみんながいっしょにサイレンススズカの夢の続きを見られるとしたら、これが最初で最後じゃないか――そんなふうにも思える。
それぐらいアニメウマ娘は馬鹿正直に、大真面目に、こっ恥ずかしいほどに競馬が見せる「夢」に挑み、そしてやり遂げてくれた。
トレーナーは夢を叫ぶ。そしてときには叱り、ときには励ましながらウマ娘たちを応援する。「俺がついてるぞー! どこまでも走れー!」
競馬ファンが自分の好きな馬を応援するときの気持ちをトレーナーは代弁してくれた。彼は競馬ファンそのものだった。そして競馬を知らないアニメファンにも競馬を好きになってもらえるんじゃないかという期待を抱かせるほどカッコ良かった。
こんな未来があるなんて、大欅の向こうに散ったスズカを見たとき思いもしなかった。
そして何より、オタクであってもちょっと引いてしまうようなアレなコンテンツに愛馬の出走を許した権利者の皆様に心からの感謝を。
あなたたちの勇気ある決断のおかげで本当にいいものが見れました。ありがとうございました。
※おまけ
あんまり競馬に詳しくない人がもしここまで読んでいるのなら以下の動画をぜひ見ていってください。もうちょっとウマ娘と競馬が好きになれるかもしれないから。
[ウマ娘]OPにプロの実況と解説を付けてみた - nicovideo.jp/watch/sm33239562 ※サビにご注目。東日本G1ファンファーレで始まる構成も秀逸
ブランドCM 「夢の第11レース」 120秒編 - youtube.com/watch?v=kcv3D26GjWA ※最終話WDTの元ネタ
【ウマ娘】JRA・CM 夢の第11レース ウマ娘Ver. - nicovideo.jp/watch/sm33399077 ※この人の動画ほんと好きなんだ……
【ガチ実況】ウマ娘:ウィンタードリームトロフィー - nicovideo.jp/watch/sm33385387 ※最終話ネタバレ
【THE WINNER】グラスワンダー ウマ娘ver. - nicovideo.jp/watch/sm33232892 ※かっちょいい
【ウマ娘】JRA・CM キングヘイロー ウマ娘Ver. - nicovideo.jp/watch/sm33252425 ※かっちょいい
【競馬CM】2012年JRA G1レースCM上半期総まとめ - nicovideo.jp/watch/sm18106839 ※↑2つの元ネタ。そしてライスシャワーがかっこよすぎて痺れる
【競馬CM】2013年JRA G1レースCM上半期総まとめ - nicovideo.jp/watch/sm21202474 ※テスコガビーが曲のマッチ具合も含めて最高。ちなこれと↓はポプテピピックの神風動画制作
【競馬CM】2013年JRA G1レースCM下半期総まとめ - nicovideo.jp/watch/sm22387914 ※オペラオーの「その馬は完全に包囲された。道は、消えたはずだった」からの流れが激熱
【競馬】第49回毎日王冠 サイレンススズカ - nicovideo.jp/watch/sm4584692 ※あのエルコンに影も踏ませないスズカ
1999年 第78回凱旋門賞 日本語実況版 - youtube.com/watch?v=IrIH0SNUt2M ※世界の頂への挑戦
1999年(平成11年) ジャパンカップ スペシャルウィーク - nicovideo.jp/watch/sm16283421 ※エルを降したモンジューを、日本総大将が迎え撃つ
【競馬】第44回有馬記念 グラスワンダー(画質向上) - nicovideo.jp/watch/sm4026592 ※最後は最強の二頭
2008.11.02 第138回 天皇賞(GI) - nicovideo.jp/watch/sm5198792 ※ダイワスカーレットが差し返すところ泣いてしまう……
(競馬) トウカイテイオー 1993第38回 有馬記念 (奇跡の復活) - nicovideo.jp/watch/sm5913 ※364日(1年)ぶりのレースでG1制覇は史上初
【競馬】1990年 有馬記念(オグリキャップ) - nicovideo.jp/watch/sm1170176 ※オグリ燃え尽き……からの復活ラストラン。なんてご褒美だよまったく
※おまけのおまけ
【競馬】根岸S ブロードアピール - nicovideo.jp/watch/sm998264 ※すごい追込+青嶋バクシンオー渾身の実況
1997 エリザベス女王杯 エリモシック - youtube.com/watch?v=Q0R2cQ2kJ1E&feature=youtu.be&t=249 ※グラス主戦の的場のすごいレース+馬場さんの実況がかっちょいい
ある界隈では口にした瞬間にその場の全員から石もて追われ二度とその界隈の住人とは見做されなくなる恐ろしいワードである。うっかり口にしようものなら村八分確定であり、女性同性愛者を意味するスラングを気軽に口にするポリコレ意識のあまり高くない人たちからもぶっ叩かれる究極のポリティカルインコレクトネスである。だが、以前うっかりこの言葉を使ってしまいフォロワーさんから非難の大合唱を浴びた人間として、少々自己弁護を口にしてみたくもなる。
私たちが見たいのは関係性である。しかし関係性が好きならBLだろうが百合だろうが区別なく摂取すればいいのに何故百合ばかりを求めるのか、と言われればそれはイケメンの男の子よりも可愛い女の子が好きだからである。いやイケメンの男の子も嫌いではないし同性としてこいつ性的魅力にあふれてんなとは思うが性的対象ではないのである。これは逆側もそうではないのか。BLを嗜まれるお姉さま方のけっこうな割合はヘテロセクシュアルであろう。関係性を楽しむとき、そこには当然に性的視線が介在している。
そしてその関係性には強弱がある。あるのである。一部の妄想力や発想力の逞しい方々は公式で何も会話していないキャラ同士の絡みを公式設定であるかのように信じて邁進することができるらしいのだが、公式から理由も分らずに押付けられたカップリングを大人しく受取って、理由も分らずに消費して行くのが、我々凡夫のさだめだ。とにかく、公式で「あっこれはガチで女の子にしか興味ありませんわ。そして両思いですわ」というキャラやカップリングもいれば(あーなたのうーたにーわたーしのーハーモニーかさーねてー♪)、「友達でも通用するし、男とくっついても違和感がないけど、でも××ちゃんと○○ちゃんが仲良くしてるのはいいなぁ……」という根拠薄弱なカップリングもあるのである。あるったらある。強いカップリングと弱いカップリングはありまぁす! 電磁カップリングとか重カップリングとかがあるのかどうかは知らない。
その弱々しい関係性の芽を大輪の百合の花に育てきるのが一流の同人作家だったりオタクだったりするわけだが、我々貧困な想像力しか持たぬ凡夫は惑うのである。あれ? この子とこの男友達って、いい感じじゃね……? などとヘテロフィルターがかかってしまうのである。大吉山で白ワンピ着て楽器吹いてイチャイチャしてたと思ったら普通に原作で男と付き合っていたりするのであり、では公式で否定されたから百合ではないのかと言われるとでもやっぱりこのふたりの関係性とか姉との繋がりとか眼鏡の先輩との絡みとかも恋愛感情に発展させていきたいよぉ! と二次創作がマルチバースであるのをいいことに色々な世界線をアラカルトでつまみ食いしたくなるのだ。凡夫は往々にして雑食になる。EMTEMTと言って天使と男が性交する薄いブックを購入することと天使とお姉ちゃんが百合百合する同人誌に手を伸ばすこととのあいだに特に矛盾はないのである。
この傾向に、最近の若い者がハマっている「そしゃげえ」というものが拍車をかける。これらのゲームではキャラクタはプレイヤーに向かって話かけてくる。そしてそうプログラムされているから当然なのであるが、彼女たちは同じゲームの女性キャラと仲良くするのと同時に、まるでプレイヤーに好意的であるかのような振る舞いを見せるのである。likeの範疇に留まっていればいいのだがどう見てもloveにしか見えない場合もあるし妄想力を働かせるとloveに聞こえてきたりもするし、一方では他のキャラとイチャコラしていたりするのだ。もー体触るのやめてよー。つまるところそこに現出するのは、「○○ちゃんが男とくっついていても女とくっついていてもどちらも公式設定として通用してしまいそうな世界」なのである。
そして頭の悪いオタクはマルチバースを統一するのが大好きである。某アイドルアニメにおいて赤髪ツンデレな医者のご令嬢のカップリング相手は小柄ツインテにっこにっこにーな上級生もしくは猫語尾の体育会系アホの子と相場が決まっているのだが、「あれ……? にこまき前提のりんまき、いいのでは……?」などと閃いてしまうのであり、これはりんまきに失恋モチーフの同人漫画が多いことからも容易に察せられる宇宙の真理なのである。秘めた恋心を自覚したときには既にふたりがにっこにっこにー(隠語)していたので恋を自覚するのと同時に失恋を味わい部屋でひとりで泣くCV飯田里穂のキャラはいて、それは間違いないこの世の真実なのだが、ともかくそういう風にマルチバースを統一したがるオタクの眼の前に「自分(プレイヤー)を好いている××」「別の○○ちゃんとイチャついている××」の2つの道筋が示されたらどうなるだろうか。加えて○○ちゃんの方も私に好意的な態度を取ってくれているのだ。
そう、「混ざりたい」のである。ようやくこの表題に辿りつけた。別々の世界線のままにしておくのもそれはそれで良いし、現に私は提督LOVE合同誌もBig Northな薄い本も持っているので、別々のままにしておいてもよいのだが、混ぜたくなるのである(はいここダブルミーニングです。テストに出ます)。自分と○○ちゃんの双方に好意を持っている××でいいじゃないか、という解釈を見つけ出してしまうのである。
「そういうのは『ハーレム』でいいじゃん」と言われるかもしれないが、ハーレムはそこに集められた女性同士の関係が良好であることを保証しない。極端な話どこぞの王侯貴族が作るハーレムなら同じハーレムの一員と一度も口を利かずに終わることもありうるだろう。そういうのも悪くはない、いやこれは欺瞞なのではっきり言うとある種の夢ではあるのだが、そういうのが見たければ素直にハーレムものを読みに行く。私はジェンガ艦橋を持つ姉妹がお互いに愛し合いながら私にもその愛情の一端を向けてくれる世界を妄想しているのである。私と彼女との関係だけが重要なのではなく、彼女ともうひとりとの関係性も尊いと思っているのであり、そのふたつの関係性をひとつの世界で縒り合わせようとした時に貧弱な発想と乏しい語彙を絞り出した結果として出力されるのが、忌み語として名高いかの5文字なのである。
この呪われし文字列は今や百合好きのあいだでの共通の敵となっており、普段はカップリング論争を繰り広げる諸氏もこの言葉が発せられた瞬間に一致団結するという驚異的な接着力なのでDIYに役立ちそうな語なのだが、発する側としてもそれなりに理屈があって言っているのである。しかし、ここまで摩擦を生む語である以上、「百合」とは棲み分けた方がいいという意見にも一理あろう。この5文字を聞いた瞬間に親を殺されたかのごとく怒り狂う人びとも、別にこのような関係性への志向を理解できないわけではなく、単にそれを「百合」と名指されたくないだけなのであろうから、共存はできるだろう。ただ私の中でそれらは連続的なもので、簡単に切り離したりできないんだよ、ということは伝えておきたかった。
当たり前であるが、上で述べた理屈は現実の女性同性愛者あるいは両性愛者のカップルに向けて「俺も混ぜろよ」と発言することを肯定するものではない。あくまで紙とJPEGで表示される女性のことを言っている(もちろんこの言明は、現実に女性2人男性1人で構成される愛のあり方を否定するものでもない)。また、そのような消費態度が現実の同性愛者に対して搾取的である、と言われるかもしれないし、実際に女性同性愛者の表象を簒奪しているという議論も成り立たないわけではないかもしれないが、バイセクシュアルやポリガミーのことを考えれば、男が混ざろうとするのはおかしいというのも別種の抑圧に与することになりはしないかという危惧はある(シスヘテロ男性が言っても説得力がないと言われたらまったくその通りであり、反論できない)。
あと、“男性向け”百合と“女性向け”百合を分けようっていうのは、私はあまり賛同しない。薔薇とBLは棲み分けているというが、近年腐男子という存在がそれなりに登場するようになっており、その中には男性同性愛者も一定数いると聞く。彼らにとって薔薇/BLという壁は窮屈なものなのではないか。というか百合好き男性の界隈で好評を博す作品にはプラトニックな作品が多く(私も好きだ。新米姉妹の部屋の居間に置かれた時計になりたい……)、女性の百合好きに好まれる作品とどのくらい違いがあるかというと、正直あまり違いがあるようには見えない。だったら無理に分ける必要もないように思う。“男性向け”百合と“女性向け”百合とのあいだに強固な壁はなく、なんとはなしのグラデーションの中で共存しているのだから、あえて「こちら」と「そちら」に分ける意味もあるまい。性描写の有無はR-18シール貼ればいいわけで。というか性描写で区切ろうとすると「百合とレズは違う!」とか言い出して「清らかな女の子同士の百合」と「レズ」を切断してレズビアン差別に加担する百合好きが出てくるというお排泄物みたいな現状があるからそこで区切るのは害が大きい。腐女子の“学級会”はよく揶揄されるけど、ほんと百合界隈もたまにはちゃんと“学級会”する必要があるんじゃないかと思うよ。
なんの話かというと、型月厨のお前らロード・エルメロイII世の事件簿読めよ、イスカンダル大好きなウェイバーちゃんマジ尊すぎんぞ、という話でした。というかあの作品はグレイちゃんが師匠に向ける思いも尊すぎてミステリ部分はガバガバだけど人間関係部分は尊さの塊なんや……
murishinai 「混ざりたい」だと、すでに成立してるカップル双方の思いを無視して割り込む感じがあるので良くない。この増田はポリアモリー的な物を目指してあるのであるから、もっと別の表現を探して使うべきだ。
なるほど「混ざりたい」への違和感の原因はそこだったのか! と目ウロコ。確かに日本語の語感としてはそうですね。
jet-ninjin 女性向けの夢にあたる概念は男性向けでは何て言うのかな。オリキャラ女主はよく見るが男性向けでオリキャラ男主ニーズあるのかな…。
というか、女性向けと違って男性向けでは所謂「夢」がデフォルトなので特別な名前がついてないという事情があるような(デフォルト、というのは実際の頒布数に占める割合ということではなく、「男性向け同人誌」と言ってパッと思い浮かぶのが百合じゃなくて女性キャラと男性がイチャコラしてる本、みたいな、イメージの問題です)。男性向けのえっちな本の多数派は百合ではなく(もちろん百合もありますが)女性キャラと男性(もちろん既存キャラである場合も多いですけど――キョン!AVを撮るわよ!――モブおじさんとか整備員とか用務員とかの所謂「竿役」はオリキャラのことが多いんじゃないかなと)がえっちなことをする本であったりするわけで、男性向けでの「俺の嫁」は文字通りの「俺の嫁」なのです。
seachel 長くてよく分からんけど夢女子と腐女子兼ねてる子は女にもよくいるので、自分自身すらマルチバースと捉えたらいいのでは? Aカプを愛でる増田、Bカプを愛する増田、夢男子の増田…みたいな切り替え方式。
この切り替えというのが難物というのはあるかもしれないですね。私にとってそれは全部連続性を持ったただひとつの私で、はぁこのカプ尊い同居してる部屋の目覚まし時計になりたい……という私と○○ちゃんとイチャラブしたい私というのはあくまでグラデーションの両端でしかなく、その真ん中を厳密に切り分けるのはなかなか難しいのですが、切り分けていかないとムラハチを食らうしこんなこと言ってる私も鶴賀学園の主将と副将に混ざりたいとか言われたらイラッとするので(ザ・自己中の極み)、場の空気を読んで穏便に使い分けて生きていきたいなと思いました。