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2021-03-28

anond:20210317020742

トレーナー、報告遅くなってごめんね! あのあと第2章も読めたよ! ほんとトレーナーのおかげだよ! ありがとう! トレーナーのおかげでウマ娘めっちゃ楽しめてるよ!

うまぴょい伝説良かったよな! 最初ネタ曲でしかなかったのに、ファイナルクリア後のウイニングライブ流れるもんだからうまぴょい伝説に始まってうまぴょい伝説に戻ってくるみたいな演出になってなんかちょっとグッと来ちゃったよw

最初はなんだこの曲って思ってたけどウイニングライブで聞くとサビで泣いちゃうとても良い曲だよね……「君の愛馬が!」は本当に感無量。

ひとまず、サイレンススズカをURA優勝させられてから色々とあったので、その間に育成したウマ娘たちの報告をするよ! といっても、途中で育成失敗したりとかあるから、URAファイナルズまで到達したやつだけだけど。日付はクリアした日ね。

3/16 ミホノブルボン(URAファイナルズ 予選敗退)

レンタルのAタイキシャトルと自前のBサイレンススズカで育成。URA予選まで到達したはいものの2着に終わり準決勝への進出はならなかった。スピードはB+、スタミナ・パワー・根性がCで、賢さがD+。評価点は6,127でC+。ピックアップガチャで2回も爆死し、これでダメなら諦めようと回したところ3度目の正直で来てくれた。アニメ2期のライスシャワーとの絡みが大好きなので育成シナリオキャラ付けは正直微妙に感じてしまうのだが(このキャラからあなたは私のヒーローなんです」は出てこないやろ)、それはそれとして育成は楽しかった。私服センスすき。ライスシャワーだけじゃなくニシノフラワーにもなつかれていて、体格が大きいけどどこか抜けてるキャラロリっ子になつかれてる光景好きマンとしては満足。それにしてもSRミホノブルボンの育成イベント、「他人危害を及ぼしてはならない」「命令は守らなければならない」「サイボーグではありません」と並んでいるのがツッコミどころに溢れていて大好き。どう見てもロボット三原則です本当にありがとうございました

3/17 ハルウララ(URAファイナルズ 予選敗退)

自前のC+ミホノブルボンレンタルのAタイキシャトルで育成。有馬記念は16着で終え、URA予選に進むも10着で敗退した。スピードはS、パワー・根性がCで、スタミナ・賢さはD。評価点は6,974のB。既にさんざん言われていることだがウマ娘Aの存在感が光る。有馬記念を終えたあとに号泣する姿は成長を感じられてとても良いものだった。しか有馬記念を優勝させたトレーナーマジで何者なんだ。中山競馬場の芝全部抜く。

3/18 トウカイテイオー(URAファイナルズ 優勝)

レンタルのB+スペシャルウィークと自前のC+ナイスネイチャで育成。日本ダービー菊花賞で2着、春の天皇賞で3着に沈んだものの、それ以外は全部1着で終えられた。スピードをSまで上げ、スタミナ・パワー・根性をC+、賢さをCにしたところ評価点は7,968でB。うちでサイレンススズカに次ぐ2人目のうまぴょい伝説を聴かせてくれた。これならいけるかもと第1章最後レースを走らせてみたら突破でき、無事に第2章を読むことができた。ライスシャワー物語を読めたのはお前のおかげだよトウカイテイオーアプリ版のテイオーはアニメよりも精神年齢が下がった感があり、なんというか娘を育てているような気分にさせられた。こんな子にパパ呼びを止められたらそりゃ泣いちゃうでしょ……

3/19 スペシャルウィーク(URAファイナルズ 決勝敗退)

レンタルのB+ライスシャワーと自前のC+ナイスネイチャで育成。スピードをA+、スタミナをC+まで上げ、残りはC。URA準決勝まですべて1着で通過したのだが、決勝でどうしても1着になれず4着で育成を終えることになった。評価点は7,125でB。途中で出てくるセイウンスカイ私服めっちゃ可愛くない?

3/20 エルコンドルパサー(URAファイナルズ 優勝)

レンタルのAタイキシャトルと自前のBトウカイテイオーで育成。日本ダービーで2着になった以外は全部1着という素晴らしい戦果を残してくれた。スピードはA+、スタミナ・パワー・根性がC+、賢さはC。評価点は8,268でB+。初めてB+に到達した。折れそうな弱い心をマスクで覆い隠しグラスワンダースペシャルウィークに支えられながらエンターテイナーとして覚醒するその姿はとても格好良かった。というかマスクを取って素顔を見せるイベント、めちゃくちゃエロゲっぽい展開じゃない? 夜の屋上で素顔のエルコンドルパサーと向かい合う展開、「これイベントスチルをゲットできるやつじゃん」と思わざるを得なかったし、マスクを着けてくれと頼まれときは「あ~~~PC版だとこのあとキスしてからベッドインするやつ~~~」という感想が真っ先に浮かんだ。グラスワンダー乱入したせいでそんなイベントは起きず普通に友情イベントになって終わったのだが、冷静に考えたらなんかエルコンドルパサーとのエロゲ展開は全部グラスワンダーに潰されてる気がする。海外遠征することになったか邪魔者はいなくなったぞ! バレンタインチョコを渡す段になってエセ外人喋りが消えるあたり本当にヒロイン力が高い。個別シナリオエロゲっぽいウマ娘グランプリで一番人気だと思う。

3/20 ダイワスカーレット(URAファイナル準決勝敗退)

レンタルのAミホノブルボンと自前のB+エルコンドルパサーで育成。とにかくスピードに注力してなんとかURA予選までは突破できたもの準決勝で4着に沈み決勝には行けなかった。スピードがSで残りはC。評価点は7,910でB。実にオーソドックスツンデレヒロインであり、王道は素晴らしいなというのを改めて実感させられる感じがあった。ウオッカとの友情すき。それにしてもこれでスペちゃんの後輩というのはなかなかに信じがたい。そのおっぱい中等部は無理でしょ。

3/20 サクラバクシンオー(URAファイナルズ 決勝敗退)

レンタルのAタイキシャトルと自前のB+エルコンドルパサーで育成。バクシーン! とにかくスピードSS+まで上げ、パワーはC+、根性はD、スタミナと賢さはE+まで育てた結果、URA準決勝までは順当に来られたが、決勝で伸び悩み5着に沈んだ。評価点は7,437でB。最初はてっきり自分の苦手な距離にも果敢に挑んでいく挑戦者シナリオなのかなと思っていたら実際には口八丁で言いくるめて短距離に特化させるシナリオで笑ってしまった。将来的に詐欺に引っかかる確率が150%くらいありそう(1度引っかかってまた引っかかる可能性が50%という意味)。

3/23 マチカネフクキタル(URAファイナルズ 優勝)

レンタルのB+シンボリルドルフと自前のB+エルコンドルパサーで育成。スピードがA+、パワーと根性がC+、スタミナと賢さがCで、スプリングステークスでは3着、日本ダービーでは5着となかなか振るわなかったが、それ以降は全部1着で終えた。評価点は7,717でB。運頼みによって調子を崩してしまう姿は痛々しかったが、そこから運ではなく自分の脚に頼って立ち上がる姿を見せてくれたのは胸が熱くなった。王道スポ根だわ……。サイレンススズカと仲良しなの微笑ましくて好き。あと私服可愛い。スケベナフクキテル~~~!

3/23 アグネスタキオン(URAファイナルズ 優勝)

レンタルのAミホノブルボンと自前のB+エルコンドルパサーで育成。メイクデビューが2着で先が危ぶまれたが、結果的にはなんなくスルスルと勝てた。一度も着順が3着以下にならなかった。それが功を奏してか評価点は8,779でB+。今もうちで一番強く、デイリーレースでどうしても多くの報酬が欲しいときはだいたい彼女に走ってもらっている。スピードがS+、パワーがB、スタミナがD+、根性がC+、賢さがC。天才なのにたづなさんから賢さが不足していると言われて可哀想最初奇天烈キャラあんま好きじゃないななどと思っていたら他のウマ娘を遥かに凌駕するイチャラブシナリオを見せつけられ、「たづなさん助けて、俺この娘好きになっちまう」という感じになった。「告白」はグッと来るものがある。お前こんなん好きにならないわけがないやろ……! 個別シナリオエロゲっぽいウマ娘グランプリの対抗。あ~~~車椅子生活になったアグネスタキオンの世話を焼くノーマルエンド見たことあるわ~~~!

3/23 マヤノトップガン(URAファイナルズ 優勝)

レンタルのB+シンボリルドルフと自前のB+エルコンドルパサーで育成。メイクデビューが8着で「あっ、この育成失敗かな……早く終わらせて次行こ……」と思っていたのだが、その後はファン数稼ぎのきさらぎ賞11着になり、阪神大賞典で2着になった以外は全部1着でURA優勝。マヤちん強い。スピードをSまで上げ、スタミナ・パワー・根性がC+、賢さがC。評価点は8,493でB+。うちではアグネスタキオンの次に強い。ナリタブライアンなつい挙げ句口説き落とした感じになっているのは最高。勝負服可愛い系じゃなくジャケットなのギャップ萌えで最高だしうまぴょい伝説もイケボで歌ってくれるのでバリタチ疑惑が俺の中で浮上している。

3/26 ナイスネイチャ(URAファイナルズ 決勝敗退)

レンタルのAテイエムオペラオーと自前のB+マヤノトップガンで育成。今度こそいけるかと思ったがURA決勝で8着に終わってしまった。スピードはA、スタミナがB、パワーがC+、根性がD+、賢さがEで、評価点は7,536のB。めっちゃ大好きだから14回育成しているのにまだURA優勝させられてないのは不覚。育成の最初マヤノトップガンマーベラスサンデーを連れてきて並走トレーニングさせると「お気に入りちゃんを連れて来たでしょ」とからかってくるんだけどその度に「俺のお気に入りはお前じゃい!」って突っ込んでる。言動がいちいち可愛いというかこれはもう彼女なのでは? と思っていたら同案多数なようでtwitterサジェストには「ナイスネイチャ 彼女」が出てきて笑ってしまった。これは卑しか女杯の一番人気も納得。

3/26 メジロライアン(URAファイナルズ 優勝)

レンタルのB+シンボリルドルフと自前のB+マヤノトップガンで育成。キャラがめちゃくちゃ好みなので14回も育成してきたがちっとも育成完了まで到達できず、心が折れかけていた。皐月賞で4着、日本ダービーで5着と沈み、有馬記念春の天皇賞では3着。これはもうダメかもわからんねと思っていたがその後は全部1着で終えた。15回目にしてようやくやり遂げたという感があって感慨深い。スピードはA、パワーと賢さがC+、スタミナがCで根性がD。評価点は7,310でB。トレーナーに見守られながら恋愛に幾度となくチャレンジするその姿から女の子上司や先輩にさりげなく向ける「お前のことは眼中にないからね?」というシグナルを感じ取ってしま自分のフラれ遍歴を思い出してやるせない気持ちになったりもしていたのだが、優勝後にはトレーナーメジロ家の一員だと言いながら実家に連れて行かれたので多分婿入りする羽目になるんだと思う。ようやく目の前にある愛に気づいてくれたか……!(少女漫画かよ)

3/27 キングヘイロー(URAファイナルズ 優勝)

レンタルのAマルゼンスキーと自前のBナイスネイチャで育成。スピードとパワーをB+、スタミナ・根性・賢さをCとバランス良く育成した結果URAを優勝できた。評価点は7,789でB。不撓不屈のお嬢様。口を閉じていれば非常に顔立ちの整った美少女だと俺の中で評判。セイウンスカイスペシャルウィークとのライバルだけど仲間で仲間だけどライバル感ほんとすき。というかめっちゃ面倒見の良い優しい子だよね……ハルウララの寝癖を直してあげているの最高……

3/27 スーパークリーク(URAファイナルズ 決勝敗退)

レンタルのAマルゼンスキーと自前のBキングヘイローで育成。スピードをA、賢さをB、パワーをCでスタミナと根性がDまで育てたのだが、どうしてもURA決勝を突破できず8着で終わってしまった。評価点は6,830でB。以前に育成したときも頭をなでてきたりして非常にバブみが強く、有馬記念タマモクロスオグリキャップに競り勝ったときはまるで結婚式かのようなスピーチかましてくれた彼女だが、対オグリキャップ戦では控え室でSMプレイをおっ始め、有馬記念に優勝したときはなんと高い高いまでしてくれた。ありのまま今起こった事を話すと「おれはスーパークリークを育成していたと思ったらいつのまにか育成されていた」バブみだとか母性だとかそんなチャチなもんじゃ断じてねえ。もっと恐ろしいものの片鱗を味わったぜ……

3/28 エアグルーヴ(URAファイナルズ 優勝)

レンタルのAテイエムオペラオーと自前のB+エルコンドルパサーで育成。スピードをA+、パワーをA、スタミナをC、賢さをD、根性E+と先行重視で育成した結果、オークスで4着に沈んで以降はすべて1着でURA決勝まで駆け抜けることができた。評価点は7,874でB。サイレンススズカ自由な走りに感情を乱されながらも皆の模範たるべき挑戦者として走らんと決意するその姿は女帝としての誇りに満ちていた。あと後輩メジロドーベルちゃんとの絡みが多くてメジロドーベル好きとしてはめちゃめちゃ嬉しい。気が強くて実は人見知りで微妙男嫌い黒髪美人どうしが生真面目に話してる姿はなんかこうグッと来るものがある。そしてURA決勝の2着が普段可愛いけどウイニングライブではイケボになるマヤノトップガンで3着がクール系でおなじみのエイシンフラッシュだったため、うまぴょい伝説とのギャップがすごかった。エアグルーヴさんがうまぴょい伝説センターで歌うの……? 見たい! 見れた!

2021-03-19

アグネスタキオンの華麗なる(壊れやすい)産駒たち(2003〜2006年生組)

・キリがないので重賞馬に絞ってある。

・【】内はおもな勝ち鞍


ランテローザ(2003年生)

プロキオンSGIII)】

種牡馬としてのアグネスタキオンの初仔のうちの一頭

調教師から重賞を勝てる馬」と太鼓判を押され、素質はおおいに期待されていた。

デビューから喘鳴症を患って初出走が大幅に遅れる(3歳時の6月)。

・条件戦では走りさえすれば勝てるような馬だったものの、4歳春に屈腱炎一年半以上レース不可能になるなど脆弱な体質に悩まされ、6歳になるまでの出走回数は6回のみ。うち4勝。連対から外れたことは一回だけ(そのときも3着)だった。

・6歳のシーズンにようやくまともにローテが組めるようになり、プロキオンSで初の重賞制覇……が、またも故障で予定していたGIレース出走を取りやめに。

・7歳の6月に復帰したもののそのレース後にまたまた故障。さすがにもう高齢ということで引退


ショウナンタキオン2003年生)

新潟2歳SGIII)】

2005年デビュー二戦目で重賞である新潟2歳Sを勝ち取り、アグネスタキオン産駒初の重賞馬となる。ちなみに産駒中でGI初制覇はNHKマイル2006年に制したロジック

・同年の朝日FSGI)でも四位入着を果たし、アドマイヤムーンメイショウサムソンといった2005年組のクラシック有力馬の一頭と目される。

・が、皐月賞で18頭中17着のブーピーに沈むと、放牧に出されて長期休養。復帰したのは皐月賞からちょうど一年後の4月だった。

・復帰後はファンも驚くほど精彩を欠き、15戦でわずか1勝。5歳以降は入着ラインにも達せなかった。

2008年に軽度の剥離骨折を負う。

・それでも2歳時に輝きを信じて走りつづけたが、8歳時のレース後に脱臼が発覚。予後不良


ダイワスカーレット2004年生)

エリザベス女王杯GI)、有馬記念GI)、桜花賞GI)、秋華賞GI)、大阪杯GII)、ローズステークスGII)】

感冒オークス回避調教中にウッドチップが目に入り角膜炎に罹ってドバイ遠征中止、骨瘤でヴィクトリアマイル宝塚記念に出走不可となるなどつまづきが絶えず、最終的には屈腱炎で5歳のシーズンを見ることはなかった。

・それでも牝馬クラシック2冠や有馬記念を含むGI4勝をあげたのだから凄まじい。同世代ウオッカととも牝馬の枠に収まらない名馬として讃えられた。


アドマイヤオーラ2004年生)

シンザン記念GIII)、弥生賞GII)、京都記念GII)、】

・当初は順調にクラシック路線前哨戦を勝ち上がり、皐月賞トライアル弥生賞を勝つも、本番では4着に終わった。

・それでもダービーでは3着と意地を見せ、玉座も伺える実力を証明。そして三冠ラストチャンスである菊花賞へ……と進む前にダービーレース中に骨折を負っていたことが判明。半年間の療養へ。

・復帰後は京都記念に勝ったり海外GIに挑戦したりと健在をアピール人気投票宝塚にも出走……だが、ドベに終わり、レースから数日後にまたも骨折が発覚。5歳時の年初に復帰したものの、この年は早々に故障して一走だけ。6歳の夏に引退

骨折を重ねた割に無事(?)に競走馬生を終えたものの、種牡馬となって以後の11歳のとき肩甲骨粉砕骨折予後不良人間でいえば40歳ほどでの死だった。



ディープスカイ2005年生)

NHKマイルC(GI)、東京優駿GI)、神戸新聞杯GII)、毎日杯GIII)】

デビューから勝利まで6レースかかった。だが、4歳時に鞍上四位洋文を迎えて毎日杯を制すると、その後はNHKマイル日本ダービー神戸新聞杯重賞四連勝。その後もGI戦線で上位争いを繰り広げ、一時は凱旋門賞出走プランまで持ち上がったものの、4歳時の8月屈腱炎発症して引退引退後は種牡馬としてGI馬も輩出している。


キャプテントゥーレ2005年生)

皐月賞GI)、デイリー杯2歳SGII)、朝日チャレンジカップ(GIII、二回)】

・父アグネスタキオンとおなじ皐月賞馬となったものの、やはりその後に父同様故障クラシック戦線から外れてしまう。

・ただ父とは違って6歳のシーズンまで戦った。故障からの復帰後はGIレースでこそ目立たなかったものの、朝日チャレンジカップを二連覇するなどGII以下では存在感を示した。


アドマイヤコマンド2005年生)

青葉賞GII)】

・やはり体質の弱さからややデビューが遅れ、皐月賞には間に合わず。それでも青葉賞を勝ってダービーに出た。

ダービーでは七着に終わったものの、菊花賞には出よう……としてやはり故障クラシック路線はここで打ち切り。どころかその後は一年半もレースに出られなかった。

・復帰後はオープン戦微妙順位に入線する微妙な感じの馬になり、全く勝てなくなる。ラストランではなぜか障害の未勝利戦に挑戦して五年ぶりの一着になるも、そのまま引退タキオン産駒が障害なんて死んじゃうよ!とドギマギしたファンもほっと胸をなでおろした。


レインボーペガサス2005年生)

きさらぎ賞GIII)、関屋記念GIII)】

・かねてから素質の良さは評価されていたものの、デビュー後はややもたついた。それでも3歳2月きさらぎ賞を獲ると皐月賞ダービーでは入着馬(4着、5着)となり、菊花賞こそは陣営は意気込んでいた。

・……ものの当然のように骨折調教中)。そのまま3歳シーズンが終了。

・復帰するとやはり勝てない馬と化してしまい、重ねて屈腱炎発症。5歳シーズンろくろく走りもしなかった。

・それでも6歳シーズンには関屋記念GIII)を勝ち、重賞コースに返り咲く。が、翌年にまたも骨折。復帰したときは9歳の11月で、一回だけ走ってドベで引退


ジェルミナル2006年生)

フェアリーSGIII)】

・それなりに順調に牝馬クラシック路線を歩み、桜花賞3着、オークス3着、秋華賞6着と牝馬のなかでは上位の実力を示す。

・5歳時の春に屈腱炎発症引退

2018-06-19

アニメウマ娘を全話視聴したので感想ポエム)を書く

最初は舐めた態度で視聴してたんだけど、意外に作り手が本気だったことに気づき途中から正座視聴させられるやつー! だった。

SNSを見渡しても基本ポジティブ感想が多くて、成功裏に終わったと言っていいと思うけど、それは作り手がアニメに対しても競馬に対しても真面目だったからかな、と。

舐めてた俺が最初に「おっ」と思ったのはOPを見たとき。ゴルシワープ2012年皐月賞。道中ほぼ最後方に居たゴールドシップは、最終コーナーで他馬が避けるほど荒れていた内ラチ沿いを猛然と突っ切って15頭ごぼう抜き。直線を向いたときは3番手に躍り出ていた。ゴルシを語る上で外せないレースひとつ)が描かれていて、「ひょっとして……」と思って見返すとサビに入ってから映像は各ウマ娘の名レース集になっていた(ダスカ:右回りかつ他馬をちぎっているので2008年有馬記念ウオッカ左回りで他馬を縫うように進んでいるので2009年安田記念、ゴルシ:前述どおり、テイオー:右回りかつ後ろにハヤヒデ歓喜の涙で1993年有馬記念マックイーン:右回りかつ雨ということで1990年菊花賞1993年宝塚記念、スズカ:左回りかつ4角先頭+2番手3番手勝負服から1998年天皇賞秋(の夢の向こう側))。

ただまあモデルとなった馬の有名レースぐらいはチェックするか、とその場は納得したんだけど、1話ラストで「日本一ウマ娘とは?」と問われたスズカが「見ている人に夢を与えられるような、そんなウマ娘」と答えたとき、これはひょっとして、と初めて期待を抱いた。

ところでウマ娘コミカライズもされているが、アニメに先駆けて始まったそっちはレースメインじゃなくキャラ内面を掘り下げるような内容になっている(『STARTING GATE!』)。オグリが怖い先輩として誤解されたり、スズカやスペがエアグルーヴと模擬レースをしたりと史実からも離れている。アニメもそういったオリジナル色の強いコンテンツに仕上げる方向もあっただろうが、おそらくいろんな考えがあって98-99年の競馬界に即した内容となった。結果的大正解だったわけだけど、アニメファン競馬ファンの双方を満足させることが必達というかなり難しいお題に制作スタッフは挑むことにもなった。

1-3話、つまりスペがスピカに入って皐月賞に負けるまでかなりスピーディに展開する。1話スピカ加入まで、2話は新馬戦、3話ではきさらぎ賞弥生、そしてなんと皐月まで行ってしまう。そして穴に向かって「お母ちゃんに勝ったところを見せてあげたかったのに……!」。競馬ファンとしては「ずいぶんと早いな」、「でもアニメとして考えるなら妥当スピード感かな」、という感触

新作アニメが毎クール大量に作られる昨今、3話までに一つの山ぐらいないと切られてしまうだろう(遅いぐらいか?)。ウマ娘テンポよく世界観を示し、キャラとその目標を示し、初の挫折と復活を期す姿でそれに応えた。いずれもクオリティが高く見ていて純粋に楽しめた(1話ラストのように「来週デビュー戦だ」「ふぇ? え? え? うぇ!? う"ぇ!? えーっっっ!?」のように笑いとストーリーを混ぜ込みながら話を進行させる手腕は高く評価されていいと思う)。まずはアニメとして純粋に楽しめる代物を、という制作側の意気込みをしっかりと感じられた。

なら競馬ファンとして見た時どうだったのか。これも意外や意外、思わず反応したくなる小ネタ満載でしっかり満足できる出来だった。スペが初めてナマで目撃するレースサイレンススズカ伝説の幕開けとなる1998年バレンタインSで「分かってるじゃないか」と思わず愉悦顔になってしまうチョイス。解説元中ジョッキーで日曜の15時に競馬番組をつければだいたいパドック解説をやってるホソジュンこと細江純子まさかの本人登場での担当だし、主人公たちが話している後ろではオグリ大食い披露する。19世紀伝説的名馬エクリプスをぶっこんできたと思えば、タイキプール調教で鍛えたネタをしっかりと拾う。NHKマイルCエルコンが出走するニュースJRAブランドCM意識した作りだったし、スペシャルウィークが他のウマ娘を見たことがなかったという設定も母馬キャンペンガール出産直後に亡くなったエピソードをしっかりと踏まえてきた(育ての親が外国人ぽいのは育成を担当したスタッフニュージーランド人だったかららしい)。

しかもただエピソードを引っ張ってきて終わりではなく、しっかりとアニメストーリーラインに落とし込むところが好感度大。特に良かったのは1999年京都大賞典スペシャルウィークは7着だったか無視するかなと思ったのにちゃんと取り込んだのを見たとき、思わず唸ってしまった。

だって描かれた1999年宝塚記念。ここでスペシャルウィークグラスワンダーの2着に敗れる。怪我から復帰したスズカにかかりっきりで上の空だったスペはグラスワンダーの本気の前に屈してしまうのだ。これは実際に凱旋門賞への挑戦を検討していたことやグラスワンダー主戦の的場ヒットマンぶりと連動しており、このネタの取り込みっぷりもすごいのだが、もっと凄いのはこのレースに敗れたスペが2度目の挫折と復活を穴に向かって叫んだ直後のレース京都大賞典だ、という点だ。

復活を期すスペシャルウィークアニメ的な展開を考えれば、ここから上り調子で大願を成就するのが普通だろう。しか史実では単勝1.8倍のまさかの7着。スペシャルウィークが唯一複勝圏はおろか掲示板も外したレースであり、アニメの流れの中では非常に扱いづらい。だから当然なかったことになるだろうと思っていた。と同時に、スペはお母ちゃんお母ちゃん言うけれど、基本的には実家でスペの応援してるだけだよなあでもまあトレセン学園に来るわけでもなし出番ないよなあと思っていた。そこにまさかの合わせ技。スペがやる気を出しすぎでオーバーワークになって敗れた、それを見たトレーナーはスペを実家へ放牧に出した――という展開になってそうきたか、と。アニメストーリーと相性の悪い史実ちゃんと取り込んで必然とも言えるストーリーライン昇華していく。アニメとしても競馬としても良いものにしたい。スタッフが知恵を絞ったから両方から見て納得の展開に仕上がったのだろう。

ここまでやられてはもう認めざるを得ない。むしろ舐めてかかったみずから不明を恥じるばかりだ。

そしてそんな魂のこもった仕事に、「夢」を見た。ここまでやってくれるスタッフなら、競馬ファン見果てぬ夢を、見せてくれるんじゃないか――と。

そんなこちらの高ぶった感情を見抜いているかのように、トレーナーが折に触れて「夢」を叫ぶ。

「お前、日本一ウマ娘になるのが目標だと言っていたな。日本一ウマ娘ってなんだ」

「俺はお前たちがレースに出て先頭争いをしているところが見たい! それが今の俺の夢なんだ!」

「俺は全力で走るあいつらが好きだ! これからもずっと見ていたい!」

そう、夢。

ファン競走馬に夢を見る。

牝馬でありながらG1通算7勝、そして何より64年ぶりに牝馬ダービー制覇という常識はずれをやってのけたウオッカ

驚異的な二枚腰で数々の牡馬を屠り、生涯連対と37年ぶりの牝馬有馬記念勝利を達成したダイワスカーレット

配合からローテーションから馬主情熱が注ぎ込まれた結果、世界の頂にあと一歩まで迫ったエルコンドルパサー。

夫の遺志をついだメジロのおばあちゃんの下、春の盾・親子三代制覇という前人未到の偉業を成し遂げたターフの名優メジロマックイーン。

年間8戦全勝というレジェンド世紀末にターフへと降り立った覇王ことハナ差圧勝テイエムオペラオー

偉大なるサンデーサイレンスの初年度産駒であり幻の三冠馬と言われたフジキセキ

無敗で三冠という偉大すぎる戦績。強すぎて退屈とさえ言われた皇帝シンボリルドルフ

父子三冠という夢に挑み無敗で二冠を達成するも骨折に泣き、勝つか着外かという好不調の波に悩まされ続けた末に中364日の有馬記念奇跡の復活を果たしたトウカイテイオー

シンボリルドルフ以来10年ぶりに誕生した三冠馬皐月賞を3馬身1/2差、東京優駿を5馬身差、菊花賞を7馬身差と同期をまったく相手にしなかったシャドーロール怪物ナリタブライアン

新・平成三強の一角デビュー以来15戦連続連対という離れ業をやってのけた、顔デカ兄貴と書いて何でもできると読むビワハヤヒデ

3歳から6歳までG1戦線活躍し、親子二代の優駿牝馬制覇、17年ぶりの牝馬による天皇賞優勝、年度代表馬選出とウオッカダイワスカーレット時代先鞭をつけた女帝エアグルーヴ

3歳戦を無敗で制するも骨折から始まった低迷と復活を繰り返しながらスペシャルウィークエルコンドルパサーといった同期としのぎを削り、グランプリ三連覇を達成したワンダホースグラスワンダー

世界種牡馬代表産駒として8戦8勝、3歳王者戦を大差勝ち、2着馬につけた着差の合計は61馬身など数々の伝説を打ち立てるも持込馬という生い立ちからクラシックに参戦できなかったスーパーカーマルゼンスキー

クラシック初戦は荒れた内馬場を通ってワープし、春の盾は2角からというまさかの超々ロングスパートで勝ってしまい、三連覇に挑んだ春のグランプリではゲートで立ち上がり信じられないほど出遅れとターフ内外での茶目っ気でファンを魅了した新・芦毛怪物ゴールドシップ

牝馬牡馬に勝てないという時代にあって対等以上に渡り合い、94年の有馬記念では絶頂期のナリタブライアンに真っ向勝負を挑んだ脅威の追込馬・女傑ヒシアマゾン

地方笠松から殴り込んで中央競馬界を席巻。先輩タマモクロスとの競演で芦毛伝説をつくり、連闘(!)で挑んだジャパンカップにて2分22秒2という世界レコードの前にタイム差なしのクビ差2着に敗れるなど数々の死闘身体ボロボロにしながらも有馬記念で見事に引退花道を飾って多くのファンに大きな夢を見せたスーパーアイドルホースオグリキャップ。

武豊ダービーだけは勝てない。そう言われていた天才に悲願のダービー制覇をもたらし、凱旋門賞モンジューも降した日本総大将スペシャルウィーク

そして、サイレンススズカ

1000mを57秒台という無謀とも言えるラップで逃げながらもそれが本馬のペースとジョッキーに言わしめた異次元逃亡者

しかし大欅の向こう側に散って悲運の最期を遂げてしまったサイレンススズカ……。

ウマ娘は、1998年競馬ファンが抱いた夢、志半ばで霧散したその夢にまっこうから挑んだ。始まる前の俺なら「いやいやスズカの伝説ってのはそんな簡単もんじゃないんだ」と言っただろう。しかウマ娘アニメとしての面白さ、そして制作陣の競馬に対する真摯な態度の前に「夢」を見せてくれることを期待するようになった。

そしてウマ娘は見せてくれた。競馬ゲーム生産した「サイレンススズカ」を走らせ、ひとりこっそりそして虚しく見ていた夢ではない、ある意味で本物の夢の続きを。

いや分かってる。所詮アニメじゃないか、それこそ本物のサイレンススズカは大欅の向こうで散ったじゃないか。その通りだ。それがまごうことな真実だ。でもあの時に涙を流した競馬ファンみんながいっしょにサイレンススズカ夢の続きを見られるとしたら、これが最初最後じゃないか――そんなふうにも思える。

それぐらいアニメウマ娘馬鹿正直に、大真面目に、こっ恥ずかしいほどに競馬が見せる「夢」に挑み、そしてやり遂げてくれた。

トレーナーは夢を叫ぶ。そしてときには叱り、ときには励ましながらウマ娘たちを応援する。「俺がついてるぞー! どこまでも走れー!」

競馬ファン自分の好きな馬を応援するとき気持ちトレーナーは代弁してくれた。彼は競馬ファンのものだった。そして競馬を知らないアニメファンにも競馬を好きになってもらえるんじゃないかという期待を抱かせるほどカッコ良かった。

ウマ娘競馬ファンにとって最高のご褒美だった。

こんな未来があるなんて、大欅の向こうに散ったスズカを見たとき思いもしなかった。

からありがとう、とすべての制作スタッフに言いたい。

そして何より、オタクであってもちょっと引いてしまうようなアレなコンテンツに愛馬の出走を許した権利者の皆様に心から感謝を。

あなたたちの勇気ある決断のおかげで本当にいいものが見れました。ありがとうございました。

 

※おまけ

あんまり競馬に詳しくない人がもしここまで読んでいるのなら以下の動画をぜひ見ていってください。もうちょっとウマ娘競馬が好きになれるかもしれないから。

[ウマ娘]OPプロの実況と解説を付けてみた - nicovideo.jp/watch/sm33239562 ※サビにご注目。東日本G1ファンファーレで始まる構成も秀逸

ブランドCM 「夢の第11レース」 120秒編 - youtube.com/watch?v=kcv3D26GjWA ※最終話WDT元ネタ

ウマ娘JRACM 夢の第11レース ウマ娘Ver. - nicovideo.jp/watch/sm33399077 ※この人の動画ほんと好きなんだ……

ガチ実況】ウマ娘:ウィンタードリームトロフィー - nicovideo.jp/watch/sm33385387 ※最終話ネタバレ

【THE WINNERグラスワンダー ウマ娘ver. - nicovideo.jp/watch/sm33232892 ※かっちょいい

ウマ娘JRACM キングヘイロー ウマ娘Ver. - nicovideo.jp/watch/sm33252425 ※かっちょいい

競馬CM2012年JRA G1レースCM上半期総まとめ - nicovideo.jp/watch/sm18106839 ※↑2つの元ネタ。そしてライスシャワーがかっこよすぎて痺れる

競馬CM2013年JRA G1レースCM上半期総まとめ - nicovideo.jp/watch/sm21202474 ※テスコガビーが曲のマッチ具合も含めて最高。ちなこれと↓はポプテピピック神風動画制作

競馬CM2013年JRA G1レースCM下半期総まとめ - nicovideo.jp/watch/sm22387914 ※オペラオーの「その馬は完全に包囲された。道は、消えたはずだった」からの流れが激熱

競馬】第49回毎日王冠 サイレンススズカ - nicovideo.jp/watch/sm4584692 ※あのエルコンに影も踏ませないスズカ

1999年 第78回凱旋門賞 日本語実況版 - youtube.com/watch?v=IrIH0SNUt2M ※世界の頂への挑戦

1999年(平成11年) ジャパンカップ スペシャルウィーク - nicovideo.jp/watch/sm16283421 ※エルを降したモンジューを、日本総大将が迎え撃つ

競馬】第44回有馬記念 グラスワンダー(画質向上) - nicovideo.jp/watch/sm4026592 ※最後は最強の二頭

2008.11.02 第138回 天皇賞(GI) - nicovideo.jp/watch/sm5198792 ※ダイワスカーレット差し返すところ泣いてしまう……

(競馬) トウカイテイオー 1993第38回 有馬記念 (奇跡の復活) - nicovideo.jp/watch/sm5913 ※364日(1年)ぶりのレースG1制覇は史上初

競馬1990年 有馬記念オグリキャップ) - nicovideo.jp/watch/sm1170176 ※オグリ燃え尽き……からの復活ラストラン。なんてご褒美だよまったく

 

※おまけのおまけ

競馬根岸S ブロードアピール - nicovideo.jp/watch/sm998264 ※すごい追込+青嶋バクシンオー渾身の実況

1997 エリザベス女王杯 エリモシック - youtube.com/watch?v=Q0R2cQ2kJ1E&feature=youtu.be&t=249 ※グラス主戦の的場のすごいレース馬場さんの実況がかっちょいい

2016-03-14

2016年牡馬クラシック戦線

エアスピネル

キングカメハメハ産駒。母はGI馬のエアメサイア。圧倒的なスピードと操縦性の良さが売り。それまで3戦全勝だったシュウジを一蹴。名手・武豊を背にクラシック制覇を狙う。

2歳新馬1着
デイリー杯2歳S(G2)1着
朝日フューチュリティ(G1)2着
報知弥生賞(G2)3着

リオンディーズ

キングカメハメハ産駒。母はエアメサイアライバルだったGIシーザリオわずか1戦のキャリアで2歳王者決定戦に出走、エアスピネルを強烈な末脚で破って世代の主役に。

2歳新馬1着
朝日フューチュリティ(G1)1着
報知弥生賞(G2)2着

マカヒキ

ディープインパクト産駒。馬主が父と同じ。ここまでのレース選択も父と同じ。先日のクラシック前哨戦リオンディーズ差しきった豪脚も父譲り。

2歳新馬1着
若駒S(OP)1着
報知弥生賞(G2)1着

サトノダイヤモンド

ディープインパクト産駒。「2億円対決」と騒がれた新馬戦を制し、上記三頭とは別路線圧勝を重ねてきた。「欠点がない」「完璧」と評される優等生ぶりが特長。

2歳新馬1着
2歳500万下1着
きさらぎ賞(G3)1着
 
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