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2023-06-02

令和05年最新版 日本半導体産業の現状について

台風仕事休みになりそうなので暇つぶしに。

3年くらい前に日本半導体産業の近況をまとめたのですが、ここ数年で政治家先生たちが何かに目覚めたらしく状況が大きく変わりつつあるので各社の状況をアップデート

前回の記事 https://anond.hatelabo.jp/20200813115920

先端ロジック半導体

■ JASM (TSMC日本法人)

熊本工場:28nm, 22nm (工場稼働時) / 16nm, 12nm (将来計画)

日本政府補助金ソニーデンソー出資という離れ業により、業界人が誰も信じていなかったTSMC工場進出が実現した。現在建屋建設が進んでおり、順調にいけば2024年内には量産開始となる。生産が予定されているプロセスはいずれも世界最先端に比べると古いものだが日本では最先端であり、HKMG(ハイケーメタルゲート、トランジスタの性能を上げる技術)やFinFET(フィンフェット、性能の良い3次元トランジスタ)といった技術が新たに導入される。工場生産される半導体の主なクライアント出資者のソニー。衰退の激しい日本の電機業界だが、ソニーはまだ世界と戦う余力を残しており年間半導体購入金額世界10位で日本トップである。ただし、PS3Cell Processor長崎で作っていたように先端プロセッサをここで作れるわけではない。PS5のCPUTSMCの6nmプロセス製造であり、この工場では製造できないのだ。識者の予測ではイメージセンサー向けロジック半導体生産すると想定されている。

■ Rapidus (ラピダス)

千歳工場:2nm

日本政府国策で、IBMから技術を導入し自前で最先端半導体製造を狙う野心的なプロジェクト。量産開始は2027年を予定。

社長を務めるのは御年70歳になる小池氏。

彼は日立トレセンティテクノロジーズ(ルネサス那珂工場前身)→SANDISKWestern Digitalという国内外半導体メーカー渡り歩いた華麗な経歴の持ち主である

以前に社長を務めていたトレセンティテクノロジーズは2000年日立台湾大手ファウンドリUMCとの合弁の半導体製造会社で、世界に先駆け現在の標準となる300mmウェハに対応した先進的な工場であった。ファウンドリ全盛の今から後知恵で見れば、限りなく正解に近い経営戦略先進性を併せ持っていたがビジネスとしては成功しなかった。工場ルネサスに吸収され、小池氏はSANDISKへと移籍することに。そんなわけで今回の国策ファウンドリRapidusの社長就任小池氏の二十数年越しのリベンジマッチでもある。

なお、氏のポエミーなプレゼン業界でも有名。記者会見日本半導体衰退の原因を「驕り」と一刀両断した一枚のパワポ話題さらったが、本人が一番驕っているのではと不安がる声もある。

ルネサスエレクトロニクス

那珂工場:40nm

日立三菱電機NECロジック半導体部門統合した日本代表する半導体メーカー

5万人いた従業員を1/3にする大リストラ、先端プロセス製造から撤退海外メーカーの買収ラッシュを経て復活。そして大躍進。

昨年の売り上げは1兆5千億円を超え、はじめて統合直後の売り上げ(ピークは2011年3月期の1兆1千億)を抜いた。もう1+1+1=1とは言わせない。

旺盛な車載半導体需要にこたえるべく、政府補助金を得てリストラで閉鎖した甲府工場の再稼働を決定。

コロナ禍では働き方が柔軟になり、リモートワークは全国どこでもできるようになった。ルネサスは開発拠点も大リストラで統廃合しており、三菱系の伊丹NEC系の玉川をはじめ全国にあった設計拠点日立系の小平に集約している。地元拠点が閉鎖されて単身赴任をしている人も多かったのだが、最近ではリモートワークを活用して単身赴任先のマンションを引き払った人も出てきている模様。

ユナイテッドセミコンダクタージャパン

三重工場:40nm

増大する車載半導体需要にこたえるべく、デンソー出資してパワー半導体IGBT生産を始めた。筆者はパワー半導体は専門外で、家電芸人が語る家電説明程度にしか話せないため軽く紹介するにとどめたい。

■ タワーパートナーズセミコンダクター

魚津工場:45nm

半導体部門を手放したがっていたPanasonicイスラエル企業Tower Semiconductorと共同で運営していた工場

Panasonic台湾Nuvoton technologyに持ち分株式を売却したため、現在ではイスラエル台湾共同運営という珍しい業態になっている。

さらに、半導体大手IntelTower Semiconductorの買収を進めているため、将来的にはIntel拠点となる可能性があり、日本IntelCPUが作られる世界線もあるかもしれない。

が、本案件は米中対立あおり中国での買収審査が長引いているため、先行きには不透明感が漂う。

メモリ半導体

■ キオクシア

四日市工場 / 北上工場3D NAND 162層

日本代表するメモリ半導体メーカー。前回からの3年で、積層数は96層 → 112層 → 162層と2世代進化した。競合他社は232層品の量産も始めている(キオクシアは開発完了 / 本格量産前)が、最近3D NANDは闇雲に積層数を増やせば低コストで作れるというわけでもない模様。

なお世間では半導体不足のニュースの印象が強く、半導体はもうかっているとの認識があると思うがコロナ禍でのIT投資ブームが終了したメモリ業界リーマンショック以来の大不況である

キオクシアも例外ではなく、最新の4半期決算1000億円単位赤字を計上してしまった。Western Digitalとの統合のうわさがあるが、もちろん筆者は何も知らないし、仮に知っていても絶対にここには書けない。

Micron Memory Japan (旧エルピーダメモリ)

広島工場DRAM 1βnm世代

ルネサスと同じく、NEC日立三菱電機DRAM事業統合で生まれエルピーダメモリ倒産後に米Micronが買収。

前にも書いたが、DRAM業界プロセスサバ読みが横行しており、20nmを切ったあたりから具体的な数字ではなく1X, 1Y, 1Z, 1αときて、ついに1βnm世代の量産にたどり着いた。広島サミットに合わせて、社長来日。岸田総理会談後大々的な設備投資を発表。1γnm世代を目指して日本初の量産用EUV露光装置が導入されることが決まった。

このEUVというのは波長が13.5nmの極超紫外線(Extreme Ultra Violet)を使った露光装置で1台200~300億かかる人類史上最も高価で精密な工作機械でありオランダASML社が独占的に製造している。もっとも、メモリ業界大不況を食らっているのはMicron例外ではなく、岸田総理と華々しく会談している裏で数百人規模のリストラ慣行。こういう外面の良さと裏でやってることのえげつなさの二面性は、いかにも外資だなと思う。

Western Digital

東芝と共同でフラッシュメモリの開発を行っていたSANDISKHDD大手Western Digitalが買収。キオクシアの四日市工場北上工場を共同で運営している。

Western Digitalメモリコントローラーを内製していることで知られSSDの性能の良さに定評があり、スマートフォン向けの売り上げが多いキオクシアとは、同じ工場運営していても得意としている販売先が微妙に異なり、住み分けがなされている。(そのため、2社統合によるシナジー効果が期待されたびたび観測気球的な記事が出回る。)

なお、もともと日系半導体メーカーが大リストラをしていた時の人材の受け皿として中途をたくさん採用していた経緯もあり、人材流動性は高い。在籍時の仕事ぶりがよければ、他社へ転職していった元社員の出戻りも歓迎と聞く。前述のRapidus社長小池氏は、つい先日までここの社長をしていた。余談だが、上記Micron米国本社社長も旧SANDISK創業者Western Digitalによる買収後に引き抜かれている。こういう話を聞くと、いかにも外資だなと思う。

イメージセンサー

ソニーセミコンダクターソリューショングループ

イメージセンサー世界最大のシェアを誇るソニー半導体部門2020年2021年は米中対立あおりを受けて主要顧客Huawei向けの出荷減少に苦しんだが、2022年度は大幅に売り上げを伸ばし、1兆4千億円となった。他の半導体の例にもれずイメージセンサー国際競争過酷であるため、対抗して人員増強を進めている。Panasonicエンジニアを引き抜くために関西設計拠点を開設し、各地の工場拡張も並行して進めている。調子のいい半導体メーカーはどこも人員増強を進めているが、ここ10年ほどは理工系学生半導体業界人気がどん底、かつ人材ニーズも少なかっため、新卒半導体メーカー就職した絶対数が致命的に少なく30~40歳くらいの中堅技術者の確保にどこも苦労している模様。なお、スマートフォン向けカメラの次の飯の種として、車載用途に数年前から注力開始。最近徐々に成果が出始めている。

ファブレス半導体

■ ソシオネクスト

富士通PanasonicLSI設計部門統合してできた日本最大のファブレス半導体メーカー。昨今の半導体ブームの波に乗り、株式上場、売り上げ2000億突破と非常に好調。3年前は1000億程度の売り上げだったので、すさまじい成長であるもっとも、母体となった富士通Panasonicピーク時の半導体売上が1社で5000億近くあったので、少々物足りなさを感じなくもない。復活は道半ばである

メガチップス

ソシオネクスト誕生するまで日本最大のファブレス半導体メーカーだった。もともと任天堂向けの売り上げが大半だったのだが近年は多角化を進めている。昨年の売り上げは約700億とSwitch人気がピークだった時と比べるとやや劣るが営業利益過去最高を記録している。

ザインエレクトロニクス

かつては日本代表するファブレス半導体メーカーと言えばここだった。昨年の売上高は54億と、3年前紹介したときの30億から伸びたものの、ファブレス上位2社からはかなり離されてしまっている。大昔は韓国サムスン電子に自社製品採用されたのがウリで創業者武勇伝にも頻繁に登場していたが、今では売り上げの75%を国内依存しており海外展開の出遅れが否めない。

非先端ロジックマイコンアナログディスクリートなど

東芝

車載用途のパワー半導体需要が伸びており、石川県工場に300mmウェハ対応ライン建設。この記事でよく出てくる300mmウェハとはシリコンの基板の直径であり、大きい方が製造効率が良い。125mm → 150mm → 200mm → 300mmと順調に大型化が進み次は450mm化と思われたが、大きすぎて弊害が大きく、ここ20年間はずっと300mmが最大サイズである

従来はCPUメモリといった分野の製造しか使用されていなかったのだが、ここ5年くらいでパワー半導体にも300mm化の波が押し寄せてきている。

ローム

何かと癖のある京都メーカー車載事業好調で売り上げが順調に伸びている。次世代パワー半導体材料と呼ばれていたSiC日本国内の他のメーカーリード

余談だが、筆者は学生のころSiC実験で扱っていた。単位を落としまくっていた不良学生だったので、教授がワクワクしながら話していたSiCの物性の話はすべて忘れている。今では家電芸人並みのトークしかできないのでSiCについて語ることはご容赦いただきたい。研究から本格量産まで20年超の時間がかかっていることに驚きである。基礎研究の大変さを実感する。

三菱電機

パワー半導体大手半導体に力が入っていないシャープから福山工場敷地を取得し、300mmウェハ対応ラインを構築。SiCライン熊本に作るぞ!パワー半導体には詳しくないからこの辺で勘弁な。

ミライテクノロジー

日本半導体産業が衰退しまくっていたころに、トヨタ危機感を覚えてデンソーとの合弁で設立した車載半導体メーカーコロナ禍中に行われたオンライン学会に知らない会社の人が出てるなと思って調べたらここだった。

■ TI

米系のアナログ半導体世界大手富士通AMD合弁のNOR FlashメーカーSpansionから買収した会津若松工場茨城県美浦工場を持つ。最近日本法人の話をあまり聞かない。

On semiconductor

米系のアナログ半導体大手三洋電機半導体部門を買収したが、旧三洋新潟工場日本政策投資銀行出資ファンドに売却した。現在日本拠点富士通から買収した会津工場富士通半導体事業から手を引き工場を切り売りしたため、会津若松市内には米系大手半導体メーカー工場が立ち並ぶことになった。

Infineon Technologies (インフィニオン)

ドイツ大手電機メーカー、Siemenseが20年ほど前に半導体部門分社化して誕生した。従来欧州半導体メーカー日本での存在感があまりなかったのだが、富士通マイコン半導体部門を米Spansionが買収、そのSpansionを同じく米Cypressが買収、そのCypressをInfineonが買収した結果、日本市場でも存在感を示すようになった。もともとInfineon自体車載半導体に力を入れており、有力自動車メーカーがそろう日本市場に注目しているというのもある。

■ Nuvoton Technology (ヌヴォトン)

台湾半導体メーカー半導体から撤退したがっていたPanasonicからTower Semiconductor共同運営している工場と、マイコン設計部門を買収する。Panasonic時代は、自社家電向けの独自マイコンをメインに作っていたのだが、Nuvotonに買収された後はArmベースの汎用マイコン設計品目が変わった。日本法人は車載モータ制御向けのマイコン開発に特化させていく方針台湾の開発チームとは住み分けを図る模様。富士通ほどではないが、Panasonic半導体部門を切り売りしており、所属していたエンジニアバラバラになってしまった。研究室が一緒でPanasonic半導体部門入社した友人がいたが、彼は今どこに流れ着いているのだろう?

2023-05-26

サッカーできるだけじゃ人生ダメなんだな 1/3


先日、不惑(forty years old)を迎えた。今では草臥れたおじさんだけれども、昔はサッカーが大好きで、自他ともに認めるサッカー馬鹿だった。

小学校から始めた。当時は、とにかくドリブルが大好きで、どんな形でもゴールを決めたら嬉しくて、勝っても負けても楽しかった。何も考えずにサッカーやってた。そんないい思い出もあるが、人生トータルでは辛い思い出の方が多い。

この日記は当時の個人情報でいっぱいだけど、俺はもういいよ。十分に生きたと思ってる。どうなってもいい。特定されても大したキズじゃない。クビになるのを恐れるような会社勤めでもない。

小学校中学高校も、部活一筋だった。中学時代にユースに誘われたことが一度だけあるが、自分は超一流にはなれないと何となくわかっていた。本当に才能がある奴は輝きが違う。自分サッカーを楽しめればそれでよかった。全国優勝とかには興味なかった。

高校は、京都府内にある名門校だった。懐かしい。思い出すにつれ、いい思い出と悪い思い出とが交錯するみたいになって、感傷的な気分になってくる。今はトニックウォーターを飲みながら書いてるけど、気分がいい。

それでさ、高校で補欠or正レギュラーに選ばれるようになったのは高二の秋以降だったんだが、最後の年になると1回戦から最後試合までフルで出場できた。国立競技場で戦えなかったのは残念だが、あの時の自分は輝いていたと思う。輝いていたのだ……。

大学は、とその前に、当日記は、いわゆる人生の落後者の振り返り日記になる。たまに、増田とかはてなブログでもそういうの投稿してる人いるだろ。自分もやってみようと思ったのだ。

俺という人間が落っこちきっかけは、大学だった。これから書く文章を要約すると、高校卒業後はスポーツ推薦(セレクション)で同志社大学に入った。そこでも、運や努力甲斐があって人並以上に活躍ができて、チアリーダー彼女ができて、学業も順調で、アルバイトも楽しくて、四回生になって、さあ就職活動だ、、、というところで人生の敗北を味わった。そこから転落していった。

俺より凄い奴なんて、世の中にはいくらでもいた。その一人が、当時の大阪大学サッカー部でキャプテンをやってる奴だった。以下アイツとしよう。

これがまた凄かった。価値観大人びていて、熱血漢で、スポーツは当然できて、面白い小話ができて、総合商社内定して、それで最後に、俺の彼女そいつに取られてしまった。あの時は、そりゃあキツかったよ。

俺がいい会社内定できていればもしや、という思いは当時あったがその線は薄いだろう。俺がアイツより優れていたのはサッカーだけだった。俺とアイツは、サッカーで対戦したことが一度だけある。高校時代に府大会でやり合った時、圧倒的な差で点をもぎ取って勝利を収めた。

ピッチ上で1on1にもなったが、俺の勝利歴然だった。見え見えの目線トラップに引っかかって、アイツは筋違いの方向に足を蹴り出した。それで、スルッと抜いてやった。高二の春季大会だったと思う。

大学以降は、リーグが違ったので対戦することはなかった(うちは一部で、阪大は二部)。しかし会場で見ることは稀にあった。

まあ、これから昔の日記を読みながら、ちょっとずつ書いていく。辛い思い出にはなるけど、他者から見たら参考になることがあるかもしれない。そう願っている。

今回、この日記を書こうと思った最初の切欠は、先日まで放送されていたアニメブルーロック』の影響だったりする。あれだけ見事なサッカーアニメを見せられて、つい昔を思い出してしまった。

今の自分は、アニメの後半で出てきた、サッカーを諦めた馬狼照英が自宅テレビサッカー試合を見ながら発泡酒を開けるシーンがあっただろ。まさに、あれだ。あれが今の自分なのだ契約社員で、ワンルームマンション暮らしで、あんまりお金がなくて、実家も太くないから帰るわけにもいかない。

それでも、人生一度くらいは筆を取ってみたい。思い立ったが吉日ということで、ちょっと書かせてもらう(4/27時点)。どれくらいかかるかな。三週間くらいか。みんな五千字は書いてるイメージがあるから、それ以上の文量でいくことにする。ほとんど大学生になってから体験記になる。



1. 高校大学に入ってから

 運のいい人間だった。サッカーというのは、誰でも想像はつくだろうが足を酷使する。高校時代全国大会活躍するような選手でも、ある時から怪我に悩まされてしまい、まともに練習ができなくなり、実力が落ちて試合に出してもらえなくなり、ハード練習をしてまた怪我を……といった悪循環に陥る選手が少なからずいる。実際、俺の同期の一人はそれでサッカーを辞めた。

 高校と違って、大学場合セレクションで入って部活を辞めても大学生をしていいのだが、律儀だったそいつは、出身高校に詫びを入れたうえで潔く退学していった。

 幸いにも、そういう怪我とは無縁だった。かといって、そこまで実力があるわけでもない。府のトレセンに選ばれた経験もない。選ばれかけたことは何度もあるらしいのだが。ポジションは……すまないが内緒でお願いしたい。フォワードみたいに目立つポジションじゃない。

 大学回生までは順調だったかな。部活毎日キツイけど成長している感覚があったし、トレーニングメニューとか選びやすかったし、アルバイトも始めた(木屋町居酒屋だった。どんがまと、さざんか亭と、あとはジャンカラでも働いたっけ)。

 本当に順調だった。学生生活は楽しかった。サッカーの腕前も上がって、二回生秋季にはベンチ入りして、三回生になる頃にはスタメンが基本だった。関西サッカー一部リーグ活躍してる大学生、といえば聞こえはいいけど、実際、精神的にはそんじょそこら学生と一緒のレベルだった。

 練習中に調子に乗ることはあったし、アルバイト先で後輩にマウント取ることもあったし、体育会の悪い連中に至っては、女遊びに夢中になって、今だと警察沙汰逮捕されてニュースになるようなこともやっていた(俺は無縁とは言わないが、断じて犯罪は冒していない。むしろ、やりかけた先輩も後輩も止めていた)。

 勉強部活もマジメにやったつもりだ。普通大学生だった。でも、三回生の夏前だったかな、幸せ大学生になったのだ。

 関西地区での試合だと、応援団チアリーダー部がやって来ることが稀にあった。本当に稀だったけど。それで、ある交流試合だったんだが、その日は調子がよくて活躍できた。敵味方の動きを読んだポジショニング完璧だったし、要所要所で相手ドリブルカットして、俺が蹴り上げたボールセンターラインを飛び越えて味方のところにドンピシャで飛んで行った。ただ、ゴールを決めることは叶わなかった。ゴールを決めるポジションじゃないので、どうしようもないのだが。

 試合が終わった後で、帰りのバスを待つ最中チアの子達とちょっとした話になったんだが、その時にメアド(※TwitterLINEは当時ない。GREEmixi黎明期だった)を交換した女の子がいた。

 その子(千亜子とする)の見た目は、そりゃあ可愛かったけど、英語が話せるところとか、知的なところとか、お酒に酔ったら暴れがちなところとか、某飲食チェーン店花形店員だったのとか、品のあるところがよかった。性格は明るかったりドライだったり、区別が難しかったな。演技するタイプだった。

 体型は普通だった。ふくよかとか、細いとかは何ともいえない。胸はそれなり。好みのタイプではあった。オムライスとか作るのうまいし、たまに唐突に泣き出したりする。

 千亜子は、恋愛積極的な方だった。デートではよく手を繋いだ。セックスの相性はよかったと思う。最中はよく緊張してたけど、段々と気分が乗ってきて、いろんなことを言ったり、やったりしてくれた。

 交際期間は、三回生の秋から一年と少しだった。まあ、平凡なカップルだったと思う。喧嘩とかもなくて。終わりはあっけなかった(最後のあたりに後述)。単位をほぼ取り終えて、学生生活最後満喫してる一月頃に遠回しな言葉でフラれてしまった。



2. キャプテン君のこと

 三回生の秋頃だった。ある男子学生と知り合った。阪大サッカー部でキャプテンをしていた。上で説明した『アイツ』のことだが、さすがに失礼なので以後はキャプテン君とする。彼とはリーグこそ違えど、顔を合わせる機会はたまにあった。といっても、こちからしかけることはなく、せいぜいすれ違ったり、試合を遠目で見たりする程度だった。

 それで、ある時に知ったのだが、そのキャプテン君は、千亜子と同じアルバイト先だった。二回生の時に同時にその飲食店に入って、それから一緒に働いていたらしい。

 俺がそのキャプテン君と千亜子が一緒にしゃべっているのを見たのは、ある試合場での一度きりだった。まあ、普通アルバイト友達みたいな感じだったな。千亜子マイミク繋がりで、俺のアカウントにもキャプテン君の情報が表示されていた。

 ところで、キャプテン君の試合風景だが、圧倒的闘志でもってプレーするスタイルだった。反則スレスレチャージは当たり前であり、プッシング(相手を押す)やトリッピング(相手を蹴る)も恐れなかった。本人がどんなつもりなのかはわからないが、とにかく闘志が凄かった。

 ただ、残念ながら……実力が足りなかった。キャプテン君は反則っぽいプレーをするにしても、審判からするとモロバレの位置取りで、かつ見えるようにやっていた。相手身体に触れることで反則を取られていた。あれではダメだ。

(注)

サッカーでどこまで相手接触してよいかだが、概ね次の三点に要約できる。サッカー試合を見ることがあれば意識するのも面白い

自分から接触するのは、肩だけで押す行為に限って可。腕や手や足はダメ

自分から触れない不可抗力とみなされた場合は、相手接触しても反則にならない。。

ボールを狙った行為でも、真後ろからスライディングなどは危険行為とされる。

 そのうえキャプテン君は、まともなプレーについても大学レベルに達してなかった。いや、そこらの高校生に比べると遥かにうまいが、大学サッカー活躍できるレベルにはないという意味だ。

 当時の阪大は、関西二部リーグと三部リーグを行ったりきたりだったと思う。大学練習設備もおそらく不十分であり、練習時間だって他の部活と融通を効かせてやっているようだった。そんな環境だし、受験勉強サッカーも一流の選手なんて、そうそういるはずもない。

 キャプテン君の試合最後に見たのは大学四年の時だった(リーグが違うと試合を観る機会がほぼない)。相手選手と1対1になってる時に、ボールを取るために肩をぶつけに行っていた。右足でボールを手繰り寄せようとしたらしいが、相手ふくらはぎを蹴ったうえ、身体をぶつけて吹き飛ばしていた。わざとか……? と思ったが、それにしては迷いがなかった。

 レッドカードと思いきや、イエローで済んでいた。が、その十分後にはまた相手の足を狙ったスライディングをかまししまい、さらイエローを食らって……しょっぱい試合になった。

 当時、俺はある意味キャプテン君を尊敬していた。これまで俺がいたサッカー部で、あそこまで勝利にこだわる人間を見たことがないからだ。下手ではあったが、精一杯にボールを取りに行って、仲間に檄を飛ばして、試合を終始いいムードにしようとする。

 ある時などは、試合が終わった直後の屋外ミーティングだったと思うのだが、別の選手試合場の壁に押し付けて怒号を発していた。「俺らは本気になる力が足りとらん。もっと自分を主張せんと!!」みたいな要旨だった。

 人に対して、ここまで熱くなれるヤツを見たことがなかった。中学でも高校でも大学でも、ここまで自分言葉自己主張できるヤツはいなかった。キャプテン君は、俺の心に爪痕を残していた。

 続き

 https://anond.hatelabo.jp/20230526212235

2023-05-03

騎手通信制限で八百長防げなくない?

競馬騎手禁止されてる通信をして処分されて少し調べたんだけど、厳しい制限してるくせに八百長を全く防げないガバガバシステムで笑った

通信制限レースに関する話

騎手は前日の夜21時までに騎乗予定競馬場かトレセンの「調整ルーム」とかいうのに入る。ここから通信機器の利用は制限される

対象レースは前日の10時までに枠番つきの出馬表が公表される

あれ?八百長全く防げなくないこれ?

本気で八百長するなら相手場所にあわせてどういう動きをするとか指示すると思うんだが、

今の制限の中では非常に簡単八百長できて意味がない制限だよね。

地方競馬の人気もネットで見れて事前のプランニングもできそうだし、確定してから10時間もあれば具体的な内容を指示するのも簡単だね。

https://race.netkeiba.com/race/shutuba.html?race_id=202304010409

八百長を起こさないって目的は分かるけど、制限ガバガバすぎて意味なくないこれ?

ネット自体の実情に全くあってない対策しか思わないんだけど。

2022-08-08

ウマ娘世界を思う

私はスマホゲーの「ウマ娘プリティーダービー」を遊んではいない。
漫画ざっと見たりウェブ上のまとめ記事などを見た程度だということを先に断っておく。
私が思った作品世界観について考えたことをだらだらと述べてみる。

ウマ娘世界の我々の知る現実ウマ娘世界差異が小さすぎる。
ウマ娘用の受話器の描写などを「芸が細かい」として評価する人もいるようだが、私はむしろ雑だと思った。
ウマ娘人間社会に混ざって生活しているのが当たり前であるなら受話器はそもそもあんな形でデザインされないはずだからだ。
ヒトミミ用の受話器を後付けでウマ娘用に対応したように見える。

衣服もそうだ。
我々の知るようなごく普通の服にシッポ用の穴が明いているだけの差しかない。
ウマ娘普通世界であるならウマ娘が着るための様式の服は発生するだろうし、トレセン学園の生徒はウマ娘しかいないのだから制服にはその様式採用されるのが自然な流れだろう。
まあこれについては日本からキモノが (ほとんど) 消えてしまったように廃れたという解釈でもよいかもしれない。

作品としてわかりやすく成立させるためではあるだろうが、あえてこの受話器の描写世界観の一部であると捉えるなら、ウマ娘に対する対応は後回しにされやす世界なのだろうと想像する。
ウマ娘地位が低いか、数が少ないか、あるいはその両方か。
現代になってようやく人権概念が定着したといったところだろう。
逆に有益に働いてもらうための機嫌取りの意味で好待遇になるといったこともあったかもしれない。


ウマ娘が圧倒的に強力なフィジカルを持っている。
これが古代であればヒトミミとウマ娘対立は確実に起きる。
しかし一方がもう一方を駆逐しなかった (できなかった) のはウマ娘はヒトであるからだと思う。

ウマ娘はウマソウルを宿して生まれる。
ウマ娘不思議パワーの源泉はウマソウルであって、直接的な遺伝的形質ではない。
ただ、ウマソウルに適合しやすい (宿りやすい) 肉体というもの存在するだろうから結果的ウマ娘ウマ娘の親からまれる傾向がかなり強いのだと想像する。

ウマソウルが宿りやす子供を作るための交配も行われただろう。
その過程有益能力を持ちつつ御しやす性質 (のウマソウルが宿る) が選択されて共存できる程度に落ち着いているのではないだろうか。

2022-06-13

クラシックの年齢差別抗議デモに500頭 栗東

栗東栗東トレーニングセンター(以降トレセン)でJRA所属する競走馬約500頭によるダービーを始めとするクラシック競走の年齢規定に抗議するデモが開かれた。

クラシック競走とは、イギリス起源とする古くから施行されていた伝統的な競馬の競走である

現在日本では3歳馬のみが出場できる。

デモに参加した競走馬の1頭は「クラシック年齢制限をかける必然性は無く、実際年齢制限を設けていない国もある。また、調教師意向により自分意思に反してデビューが遅れることが常であり、それにより出走できないのは不公平だ」と主張した。

抗議デモが激化しストライキに発展した場合宝塚記念の開催が危ぶまれる。

JRA関係者はこの抗議運動に対し、「競走馬の主張を真摯に受け止め、今後の対応検討して行きたい。」と述べるに留まり年齢制限撤廃について明言を避けた。

一方、「一生に一度だからこそクラシック特別なのだ」と抗議に対し不満を述べる競馬ファンも多い。

政府はこのデモ競馬界で収まらず、各地の草野球チームが甲子園への出場を主張しないか懸念している。

2022-04-01

anond:20220401223451

そのレベルの才能なら適当にやってても高校トレセンみたいなのからスカウトが来て勝手全国区になるんじゃね。

2022-03-14

ウマ娘へのセクハラ問題

ウマ娘は実際の競馬と同程度の数字で動いている、と仮定すると、ウマ娘の未勝利戦勝ち上がり率もだいたい30%程度だろう

そしてデビューすら模擬レースで認められてスカウトされなきゃいけない

学園のウマ娘の半分が新馬戦には出てる、と仮定したら、だいたい学園所属の15%程度しかトゥインクルシリーズで勝ち負けしてないってことになる

ウマ娘からすると、とにかくいいトレーナースカウトされて、メイクデビューに出してもらえないと話にならない

これってかなり、トレーナーウマ娘の間に権力の不均衡があるような気がする

こういう環境だとどうなるか? というと、考える必要もなく、セクハラが横行する

ウマ娘人間が勝てるわけがない、という腕力の差はあれど、結局社会的権力を持つほうに従わざるを得ないだろう

このような構造上の問題があるため、学園からすると対策をしていないわけがない

というわけで、トレセン学園のセクハラ対策について考察する

1、学園側がトレーナーとの契約解除

学園はトレーナー契約して学園に籍を置かせ、その中でトレーナーウマ娘契約をしてレースに参加させる

まりトレーナー処遇を強烈に学園側が握っているため、学園がウマ娘を守る気であればトレーナー排除できる

権力の不均衡にはより強力な不均衡で対応しかもその権力者、理事長女性でいい人なので、たぶんウマ娘は守られる

2、結果が出ないコンビ強制解消

ウマ娘の育成目標が学園から課されており、それをクリアできないとトレーナー契約が解消される、とたづなさんから説明がある

実際、目標達成できないとゲームも育成終了になる

この点で気になるのは、「結果が出ないウマ娘引退」と言われていないこと

まりウマ娘が結果を出せなかった場合不利益を被るのは一方的トレーナーである想像できる

トレセン学園はおそらく各種学校なので、ウマ娘学費を払って教育を受けている立場

そこで結果が出ないからと言って、退学になるとかはなく、卒業まで学校生活は送れるのだろうと想像できる

そりゃあ、70%が1勝もできないのだろうからウマ娘が不利になる環境は作れないだろう

そういうわけで、セクハラされた場合、私は走らないとだけ言えばトレーナー排除されるのだろうと思う

キャバクラに出勤しない嬢をおだててなだめて出勤させるみたいな能力トレーナーには求められそう

3、よりよいウマ娘の獲得のために

女の子学校なので、どのトレーナーセクハラするとか、どのトレーナーなら勝てるとか、噂レベルで共有されていると思う

というわけで、トレーナーとして悪評がたてばたちまち勝てるウマ娘は来なくなるだろう

そう考えると、勝てないウマ娘相手からって邪険にできないし、セクハラなんてできない

トレーナーが全員本気で勝ちたかったら、ある程度自浄が働くはず

4、女性トレーナー活躍

作中に出てくるトレーナー女性が多い

アニメなら、スピカトレーナーの東条ハナ

ゲームなら名門の桐生院葵

理事長代理の樫本理子

G1で勝ち負け狙える女性トレーナーはわんさかい

逆に有力な男性トレーナーアニメトレーナーブルボントレーナーゲームでも自身くらいなもの

トレーナーの男女比率データなんかないけども、女性の多い環境は作られているように見える

最上位のトレーナー男性クズだった場合、多数の契約ウマ娘を抱えるから学園も排除しにくく、セクハラの悪評を超えるトレーナーの実力があるなら、構造的にセクハラはどうしても起こり得る

それに対応するには、最上クラストレーナーは軒並み女性であることが望まれ

まりアニメゲームに出てくる最有力な男性トレーナーは学園からすると脅威で、たづなや理事長がたびたび接近してくるのは監視意味もあると思われる

5、ウマ娘自身による自治

生徒会や寮長のなんと強力なことか

生徒会は学園内の権力をかなり持っているように見えるし、人間よりはるかに強く、人望もあるシンボリルドルフヒシアマゾンには多くが相談もできるだろうし、彼女らに詰められると思うとセクハラもなかなかできるもんでもないだろう

大体、そこまでセクハラが横行しているなら、トレーナー契約しなければレースに出られない不利益規定生徒会が許すとは思えない

トレーナーウマ娘を厳しく鍛えるというよりは、無茶なトレーニングから自制させるような役割も大きいのだろう

とはいえ絶対セクハラはあるよ

間違いなくあるね

2021-11-19

ウマ娘フェミニスト問題視やすい要素が多いよなぁ

一例

ウマ娘は「トレセン学園」という場所トレーナー指導されレースを走る。ウマ娘は総じて女であるトレセン学園は人間によって管理されているのでトレーナー人間であり、ウマ娘より立場が上である立場が上の人間から女性ウマ娘)は管理されている。

ウマ娘公道を走る速度が制限されている。その法律を決めたのは人間であるウマ娘女性であるため人間から女性ウマ娘)が抑圧されている。

ウマ娘ゲームパラメータとして「賢さ」がある。トレーニング開始時の賢さランクは最低ランクの「G」であるウマ娘女性ウマ娘)の知能の低さを示している。

ウマ娘現実世界の馬をモチーフにしているので、にんじんが好きだったり、見境なく行動したり、何も考えず猪突猛進するウマ娘が多い。ウマ娘はそういった女性ウマ娘)の知能の低さを示している。

 

反証

トレセン学園の現時点での会長および秘書は元はウマ娘とされている。トレセン学園は人間引退したウマ娘管理されているといえる。

・また、ウマ娘人間の成人男性よりも力も強いし足も速い。人間に力で組み敷かれることはない。

トレセン学園の状況を見るに、ウマ娘世界政界にも引退したウマ娘がいる可能性がある。ウマ娘人間事故を防ぐため、両方の立場を守るためにも法律を決める必要がある。

・多くの人間は成長過程学校に通って知能指数が上がっていく。同じようにウマ娘トレセン学園で学ぶことで知能が上がり、ゲーム版でもSS+という最高ランクまで上げることができる。

・多くの引退したウマ娘アパレルデザイナーなどのセカンドキャリアを歩んでおり、成長したウマ娘人間並みに社会生活が送れるくらいは知能がある。

2021-11-01

トレセン大学

ウマ娘大学に移行するッ!

4回生 スペシャルウィーク

主人公

関西国立大学生物学生

頭を使うより体を動かすほうが好きなので、ウェットのバイオ研究室に入った

回生までの学生実習は楽しかったけど、研究室で何やるかまだ分かっていない

「今年から研究室配属になったスペシャルウィークです!」

「夢は大学先生になることです!!」

さて、スペの研究室ライフはどうなるか?

スペが入ったのはテイオー研でした

配役はこれ

教授 トウカイテイオー

夢があって、天真爛漫で、目標を楽し気に語る様はまさに教授

能力も誰もが認めるところだし文句なし

研究所所属メジロマックイーン教授の話をよくしてくるので勝手に会ったことないマックイーン先生に親しみが湧いている


准教授 エアグルーヴ

トウカイテイオー教授の夢いっぱいなヴィジョン現実的に進められる実務能力を持つ教授の片腕が務まるのはエアグルーヴ

研究進めてみるといつもトウカイテイオーの見ているものが正しくて驚く


助教 エイシンフラッシュナカヤマフェスタ

物静かだけど理路整然としていて、それでいて行動力を持つの助教エイシンフラシュ

なんか心向くままに研究やってて、一般企業就職もしたくないままいい結果出してきて助教になったナカヤマフェスタ


D3 ゴールドシチー

クッソ頑張るしギラギラしてて尊敬できる先輩なんだけど、なんかいつも怖い

でも機嫌いい時は色々面倒見てくれる

無理しすぎてるから、たまに寝坊していない日はついに死んだのかと思う


D2 ゼンノロブロイ

ちょっとしづらいけどめっちゃ知識が幅広いので、セミナー質問してくると一番嫌なのがゼンノロブロイ先輩

最近トウカイテイオー国際学会に連れてってもらって張り切っている

たまに意味不明テンション高い


D1 ビワハヤヒデ

DC1取っていて、マイペース実験するからまりさない先輩

でも自分セミナーすると、たまに楽し気に、ほう、とか言ってくれるからちょっと嬉しい


M2 メジロドーベル

なんか頑張ってるのに結果が出ないのでいつも難しい顔してイライラしている

ドクターは何も考えずに行くところじゃない」といつも言ってくるのが怖い

でもたぶんドーベル先輩もドクター行く


M2 ゴールドシップ

研究室対抗ソフトボール大会で優勝経験がある研究室から、という理由でテイオー研に入った

実験中にトレーニング理論話してくるのがよくわからんけど先輩だから聞くしかない

深夜に階段ダッシュしてる


M1 アグネスデジタル

ヲタクでこわい

優秀だよ、と聞くけど正直よくわからない

セミナーヲタクっぽい絵を挿入してくるのでエアグルーヴ先生がよく怒る

実験台にフィギュア置いている


M1 メジロライアン

めっちゃ面倒見てくれる優しい先輩

実験もすごいしてるし、とても尊敬している

花見の買い出しはライアン先輩とスペが行った

イオ先生の夢を手伝いたい、って目をキラキラして話すので、スペも早く実験したいと思った

2021-10-24

ウマ娘ファンアートでTヘッドを使うのを今すぐやめて欲しい

ウマ娘ファンアートトレーナーがTとかトとかUの字(蹄鉄)の頭だとどんなに内容が良いものでも台無しになるって話。

100歩譲ってギャグ系くらいならいいけどイチャラブものとかシリアスものでT頭だともう最悪。

なぜその頭で絵を描いてんのか少し冷静になって考えてみろって話。

アイマスでPヘッドっていう文化がある理由はわかる。プロデューサー(=あなた)を個性をなくしつつも記号として表現したい人に便利なのはわかってるつもりだ。

公式が使ってるしニコマス特に定着した文化からそれを他の現行アイマスシリーズで全て使う、みたいのもまあ発想として当然だしそれはわかる。

そもそもそれも人によっては「〇〇マスでは使ってほしくない」みたいな一家言あるみたいだが、この事はとりあえず置いておく。

でもウマ娘ってアイマス全然関係ないじゃん。その文化って15年くらい前からの奴だぞ。中学1年生がとっくに社会人やってるくらい月日が経ってるんだぞ。

これ言うと「モバマスと開発会社が同じじゃん!声優似てるじゃん!歌って踊るじゃん!」みたいに言う人出てくるけど、艦これでとっくにT頭使ってんじゃねーか。理由になってねーぞ。

しかもその艦これから数えても全盛期の頃より更に7年以上過ぎてんだぞ。俺から言わせてみれば艦これの時から違和感あったわ。

例えばナイスネイチャがT頭のトレーナーに顔赤らめて照れてたりすると「そんなミュータントに何発情してんだ?」って気持ちが湧いてくる。それくらい違和感ある。

トレーナーオリキャラ要素入れたくない!って言いたい人は多分いるだろうと思う。それはわからんでもない。しっかり男性の顔書いてくれる人ばかりじゃあなくてもいい。

個人的には別にのっぺらぼうでもいいし、白ハゲでもいいし、目や口を書かずTとかトって記号の顔でもいい。現にそういう表現の人もいる。

ただな、とにかく首から上をTとかトとかにするのだけはマジでやめてほしい。そりゃもう人間表現じゃねえんだよ。ミュータントとかクリーチャーなんだよ。トレセン学園にミュータントを生息させるんじゃない。

何かしらアイマスウマ娘の要素をリンクさせる意味があってやってるならまだわかるけど、そうでもないならいい加減、無思慮に使っていい表現方法じゃない。

アニメでも漫画でもゲームでも、ウマ娘って既にいろんなタイプトレーナーが顔つきで出てるんだぞ。

流石にもう、アイマス以外でこれ使うのは考え直す時期だと思う。

2021-09-27

anond:20210927125607

しかし、トレセン学園は東京府中でしょ

キングヘイローなら菊花賞も出走したでしょ

あれ、京都から輸送レース、つまりトレーナーとすでにお泊りしてるよ

高松宮中京、つまり名古屋旅行もしてる

いまさら温泉旅行を誰が気にするの、という

2021-07-07

anond:20210707115811

異世界競走馬名前と魂を受け継いで生まれてくる少女たち。

付近から馬のような尻尾が生え、馬のような耳が頭頂部付近にある。耳と尻尾以外は普通人間と同様の見た目を有するが、容姿に優れるため、アイドル的な人気を得ている。

全力疾走するウマ娘走行速度はおよそ時速70キロメートルにも達する。公道ではウマ娘専用の通行帯が敷かれている場所存在する。その圧倒的な体力を活かしてアスリートとして活動する者が多く、中でもトレセン学園に在籍し、国民スポーツエンターテイメントであるトゥインクルシリーズ」への参加に向けて特訓に励んでいるウマ娘多数派を占める。ただし、いずれの種目においても体力の違いか一般アスリートとは別枠となっている。また、スポーツに参加せず、一般人と同じ職業に就いて生活を営んでいるウマ娘存在する。生物学上の分類や、妊娠出産遺伝に関しての詳細な設定は描写されていない。そのためウマ娘という形質がどのように発現するかは不明であるが、結婚相手として人間男性を選ぶこともあるようである

2021-05-29

ウマ同士で付き合うのを認めないトレーナー

4歳ウマ。仲良しのウマとは付き合ってもう1年目。

彼女G1を目指していて、勝ったら同棲しよう、と話していた。

私は牧場住まいで、トレーナーと2人暮らし従業員は昔いたが高齢になったので引退した、今もたまに会っている)。

早めに言わなくちゃなと思い、昨日の夕飯時に「あと1~2年で家を出たい」と伝えた。困るとか言われるかと思いきや、あっさり「いいよ」と言ってくれた。

ホッとしたのもつかの間、「2人で暮らすの?」と懐疑的な口調で問われる。

トレーナーは私の彼女を知っている。トレセン時代からよく牧場に泊めていたからだ。

「そうだよ」というと、「否定はしないけど、認めてはいない」と冷たく言われる。冷や汗が出た。

その後も「こどもはほしいの?」と聞かれるので考えてないというと、「君の血を継いだウマを見るのが夢だった」「残念だ」といわれる。ニンジンがのどを通らなくなった。

「親子揃って日本ダービーに出るのが夢だった、あっでもも彼女日本ダービー出るとか言っても関係いからね」

「君のためにこの牧場も残しておこうと思ってたのにね」

「結局最後に残るのは血のつながりだからね、おばあちゃんだって昔はライバルたくさんいたのに誰も来ないでしょ?」

色々言われたが何も返せずうんうんと無表情でうなづくのが精いっぱいだった。

夕食後すぐ自室にこもり、めちゃくちゃ泣いた。

申し訳なさと衣着せぬ物言いの失礼さに対する憤怒と、いろいろな感情が入り乱れた涙だった。

人間LGBTみたいに、理解してくれると勝手に思っていた。

ちょっと前にみた同人誌みたいに、ウマがウマ連れて帰ってきて、普通に受け入れてくれるトレーナーがいるものだと思っていた。

増田問題提起のケースで見るような、理解のないトレーナー、それがうちのトレーナーだとは思っていなかった。

否定しないといいながら恨みつらみめっちゃいうじゃん。否定してるじゃん。自分結婚してなくて私のこと人間の娘みたいに育てた癖に私の性的指向には文句言うじゃん。

これでもうちのトレーナー偏見無いと自分では思ってるから厄介。街中でペアルックしてるウマ娘見て私にヒソヒソ話しかけてくるくせに。その話を聞かされた私はどんな顔をすればいいんですか?

今日レースなのでシューズを手入れしながら昨日のことをおもいだして涙が出そうになるのをこらえる(ちょっと出ちゃった)。

彼女よ、早くG1勝ってくれ。それで儲けた賞金で静かなところに引っ越そう。愛憎渦巻く牧場から早く出たい。

2021-05-26

シンボリルドルフとかマルゼンスキーとかは、トレーナーより年上ちゃうん?

クラシック(3歳) > シニア(4歳) の先のキャリアがボカされてるけど、競技続ける限りずっとトレセン所属で、トレーナー教師)より年上かつ格上のウマ娘もいるんちゃうん?

2021-05-15

銀河うまぴょい伝説

ナイスなんて俗な呼び方だねっ」

「カイチョー可能だった三冠が、ボクには不可能だって思う?」

「ネイチャ、ボクは三冠を手に入れられると思う?」

「テイオー以外に誰ができるってのよ、そんなの」

トレセン学園に連絡してよ。何とか優勝した、もう一度やれと言われてもできない、ってね。後はよろしく~。わたしは空いた部屋で寝るから。あ~、とにかく疲れた~」

フラワーがいてくれないと困るな~。わたしものおぼえが悪いし、メカにも弱いし、優秀な友達必要なんだよ」

あなたご飯を、何杯おかわりしたんですか? わたし今日はおかわりを5杯で我慢しました。食堂食べ放題廃止を説くあなたはおかわりを何杯してるんですか? あなた演説には一点の非もありません。でもご自分がそれを実行なさっているんですか?」

「う~んと、高度の柔軟性を維持しつつ、臨機応変対処することになると思うな~」

「もう少し具体的に言ってくれないかな。あまりにも抽象的過ぎる」

「要するに、マヤノには『わかっちゃう』んじゃない?」

「驀進! バクシーン! 三女神は皆さんに下着をちらつかせているんですよ!」

セイウンスカイさんは、勝算のないレースにはお出にならないわ!

「ごめん、フラワー。ごめん、キング。ごめん、みんな……」

ライアン指導を聞き逃さないようにするのね。そこにトレーニング器具があるかぎり、あれほど頼りになるウマ娘はいないって、メジロ家では評判よ」

「遅いじゃないかタマ……きみが来るまで待っているつもりだったのに、ご飯が冷めてしまうじゃないか。白い稲妻なんていう、たいそうなあだ名に恥ずかしいだろう……」

三冠を手に入れたら、みんなで……」

2021-05-14

anond:20210514165930

ウマ娘はウマソウルが抜けていくと能力が無くなってしま引退する

ウマソウルが抜けるのに個人差があるためマルゼン会長が長くトレセンに在籍してたりする

2021-05-03

ウマ娘ニワカの抱いた疑問点

ウマ娘最近始めたばかりのニワカなのですが疑問がいくつかあるので書いてみる



中央トレセン学園はエリート集団で4000人ほどいる

サマツトレセン学園には200程在籍してる

なぜ地方の方が人数少ないのか

会長マルゼンみたいに何年も在籍してるウマ娘いるからなのか?

スペシャルウィークストーリーモブウマ娘トレーナーからスカウトされないと退学勧告を受けてしまい後がないことを言っているがストーリー一章やアニメでチームに加入したらトレーナー管理してるようなのでトレーナーが付いていないウマ娘はチームに加入すればいいのでは?

それともチームに加入しても評価が低くて退学させられるんだろうか

シナリオの時空はどうなってるのか

ループ世界なのかトレーナー複数存在してて同時刻でシナリオが進んでるのか

仮に新シナリオが来たらどのエンディングでの続きなのだろうか

なんでレースするのにゲートに入れる必要があるのか

ウマ娘世界では賭博がないそうだか収益ライブ物販などで賄ってるんだろうか

現実だったらAKBジャンケン大会センター決めてるのをウマ娘たちはレースセンター決めてるみたいなもの

ウマ娘はウマソウルが憑依することでウマ娘化するそうだがメジロ家はなぜあんなにもウマ娘ばかりなのか

それともメジロのウマソウルを持つ子が生まれたらその家庭に押しかけて連れ去ってたりしてるんだろうか

支援絵でスーパークリークオグリタマモとイナリの絵を描いてたがプロフィールに苦手なものに絵を描くこととなっているのに上手な絵を描いていたのはなんでだろう

スーパークリーク目線ではあの画力でも苦手扱いなのだろうか

洗濯失敗したぐらいで落ち込んだりするし苦手判定が厳しいのか

2021-05-02

anond:20210502075054

普通に牧場トレセン見学会やってるじゃん

生産者から怒られてるのも「コロナ禍で」「予約せずに」牧場突撃するというルール違反だけだし

見学会サービスでもやってるってことは意味があるんだろ

ただでさえ競馬人口減ってるんだから

2021-04-28

ウマ娘楽しい

ウマ娘楽しい

ビワハヤヒデ可愛い

いかどうかは知らない

というか弱いと思う

賢さ根性補正ってなんだよふざけてんのか開幕2戦マイル走らすな

でも可愛い

俺のことを信頼してくれる

可愛い

大学に通えなくなって1年ちょっと経つ

通えなくなってはないな

ちょっとだけ対面授業ができるようになった

でも俺は教育実習に行けないし、教務課も教職課程の教授も補講を用意するのがめんどくさいしこんな状況で教職第一志望じゃない学生には対応するのも面倒って態度を隠さな

だったら2018年教職課程の要項に「教職を目指さな人間は受けるな」って書いとけ

実地調査に重きを置く専攻なので卒論も進まないし

バイト緊急事態宣言でまた無くなるし

基礎疾患のある身内がいるので実家にも帰ってくるなって言われた

誰も俺のこと助けてくれないし切り捨てられるのにウマ娘たちは俺のこと信頼してくれるんだよ

楽しいに決まってるだろ

二次創作馬主サイゲJRAもどうでもいいからさ、俺からビワハヤヒデを奪わないでくれ

寂しい

俺のこと切り捨てないで 頼りにして 笑ってくれるやつはトレセン学園にしかいないんだよ

サ終しないで

2021-04-14

ウマの次のシナリオに何期待してる?

つうかやることある

パワポケで言えば「伝説高校編 目指せレジェンドカップ」みたいなもんじゃん。

クリア後に解放されるようなシナリオもう攻略しちゃってるんだけど?

これやったあとに「ばんえい競馬編」「地方競馬編」「貧乏高校編」「廃校回避編」「目指せドームライブ編」とか始まってもギャグシナリオしかならんよ。

じゃあお前はなにを期待してるのかと言われれば、割り切ったギャグシナリオだよね。

RPGとかスパイモノとか異世界ファンタジーとか逆に現代社会編とかラブコメとかSFとかマッドマックスとかロボットとかループモノとか。

最初だし学園異能ぐらいにしておこうか。

夜のトレセン学園を舞台宿主を持たない名馬の魂が実体化した四本脚の獣をレース浄化するウマ娘魔界転生学園とかで

2021-04-09

ウマ娘風に日曜の桜花賞解説する

ウマ娘に詳しいみんなはもう知っていると思うけど、桜花賞は3歳になったウマ娘が走る生涯1度きりのクラシック3冠タイトルのうちのひとつG1レース

若手の登竜門芥川賞みたいなもんですね

その中でも桜花賞シーズン最初レースなので、有馬記念天皇賞、またはシーズン終盤の秋華賞などと比べると、実績のあまりない若手ウマ娘たちが走ることになる

なので古馬が走るレースみたいなドラマは、背景にまだあんまりないです

ウマ娘は3歳から4歳くらいまではぐんぐん成長するので力関係も日に日に変わっていくし、不確定なことが多いです

なので、桜花賞アニメ12話で言うと2話くらい?と思って秋への伏線として楽しめばいいかと思います

その中でも気になる点を少しだけ紹介しておきます

注目度トップクラス  ソダシ

めちゃくちゃ珍しい白馬白毛ウマ娘

ウマ娘キャラデザとして、馬の毛色とウマ娘の髪の色が一致しているのは知っていると思いますが、白髪オグリキャップメジロマックイーンゴールドシップなどはどうなのかというと、芦毛と言われます

芦毛は生まれとき茶色い毛で、成長とともにグレーから白がかった色味に変化していくのに対して、白毛は生まれた時からずっと真っ白

デザインとしては、鬼滅のクモの鬼の姉さんか母さんのような髪も肌もドレスも真っ白なウマ娘なんだろうなと想像しています

白毛馬はそもそも数が少なく、今までの歴史中央では30頭くらいしか走っておらず、中央トゥインクルシリーズ勝利をあげたのもソダシのおばあ様のシラユキヒメが初(*間違いすみません、初勝利ではなく、初めて馬券からむ(3着以内)でした。指摘ありがとう

おばあ様シラユキヒメの両親の血筋白毛はいないため、シラユキヒメ白毛突然変異で発生しており、その形質は娘のブチコ、そしてソダシへと受け継がれている

古くから白毛ウマ娘は勝てんやろ、という言説はかなりあったけど、ソダシ自身が勝つことでその偏見を少し打ち破ってきている

差別偏見と闘うストーリー付与できるかもしれません

ソダシの実績は4戦4勝

2戦目、3戦目がG3、4戦目でG1阪神ジュべナイルフィリースを走り、全て勝っている

白毛馬の芝の重賞制覇、G1制覇は初だし、これ以降ソダシがいろいろやるたび、白毛初がついてまわる

ジュベナイルフィリーズは2歳牝馬チャンピオン決定戦という位置づけなので、この世代でのディフェンディングチャンピオンといえる

トレセン学園入学試験1位だった感じか、入学後の1年生限定レースで優勝した感じ

ただし、ジュベナイズフィリーズ覇者が順当に桜花賞勝ったケースはほとんどない

それだけ数か月でライバルのウマも成長するのだが、それでもソダシがおそらく一番人気になるだろうと言われているし、実力もトップクラスで間違いない

タイプは先行で、ずっと前めにつけて勝負する

気になる点は、ソダシのお母ちゃん、ブチコはゲート難で、出走前に扉破壊、ゲートくぐって飛び出す、なんてことを3度やって、2回競走除外になった

鞍上ルメールがゲートで落とされて骨折したりしているし、3度目やらかしたせいで引退した

ソダシも立派にその血筋を受け継いでおり、ゲートでは割と暴れるらしい

でも週1でゲート練習やってて、だいぶよくなっている!だそうですが

そして、あのゴールドシップと同じチーム(厩舎)、同じトレーナー調教師)で、厩務員いわく、ゴールドシップとかなり似ている!だそうです

幼くてやんちゃわがままで暴れるけど、レースになれば真面目で抑えも効くらしい

差別偏見と戦う真っ白で美しいウマ娘が、天真爛漫でゴルシ級に暴れる、って想像すると、そりゃあ萌えるよね

ゴルシの再来に馬券を託せるかはあなた次第です

父親ダート最強馬クロフネ


注目度トップクラス  サトノレイナス

サトノダイヤモンドと同じ、名門サトノ家のご令嬢(サトノ家の家業ゲーム販売セガ

お姉ちゃん(兄)にサトノフラッグがいる

レイナスとは女王スペイン語複数形らしく、複数タイトル獲得を宿命づけられている

レイナスちゃん所属チームからは、あの史上最強女帝アーモンドアイと、アパパネという2人のトリプルティアラウマ娘牝馬3冠)が誕生している

チーム名はチーム国枝(国枝厩舎)

ここは強い牝馬を育てるのも、桜花賞勝たせるのも慣れていると思われるので、レイナスちゃんも偉大な先輩のような道を歩む期待感あり

実績は3戦で2勝、2位がひとつ

2位になったレース阪神ジュベナイルフィリーズでソダシに負けた一戦

このレース最後の直線で差しトップに立った後に、ぎりぎり差し返されてのハナ差だったし、ソダシと力の差はほぼない

レースのあった12から4か月たって、筋肉のつき方が子供のものから大人のものへと変貌しつつあるらしく、今の力はソダシより上なんじゃないか、というような期待感もある

同じ相手に2連敗するわけにいけないし、ここで勝ち切ればよきライバルとして、オークス以降も楽しみになってくる

ちなみに阪神ジュベナイルフィリースは、ハナ差クビ差で3頭がもつれる結果となったけど、3着の子桜花賞回避したので、今回はおそらくソダシとレイナスの2強だろう、という見方が多い

性格的には折り合いが付きやすい(騎手の指示を聞きやすい)子らしく、従順で頭がよいのだと思われます

スタイルは中段の後方につけることが多く、いわゆる差しウマといっていいかと思います

わりとダイヤちゃんそのままのイメージでいいかもしれないですね

父親ディープインパクト


注目度次点  アカトリノムスメ

牝馬3冠を達成したアパパネの娘

アパパネハワイにいる赤い鳥らしく、その娘なのでアカトリノムスメと命名されたそう

母親以上の成績を残して、母親のことをアカトリノムスメの母、と呼ばせるようになってほしい

父親ディープインパクトで、両親ともに三冠馬

そのわりには名前適当過ぎんか

名前血筋からして、背負ってるものが多すぎるような、業の深い子だと思う


4戦3勝で、G3をひとつとっている

負けたのはデビュー新馬戦での7着で、その後3連勝中

の子もサトノレイナスや母アパパネと同じ、チーム国枝

ウマ娘的にはエアグルーヴみたいに、母と同じチームで、母と同じトリプルティアラを目指すストーリーをこの子に重ねて見ることができる

レーススタイルとしては真ん中につけるレースと、最後方につけるレースが半々だけど、後方にまわったレースで負けてるし、騎手は今回前につけたいと言っている

性格はおとなしくて落ち着いているとのこと

まだ若いのにもう落ち着きが出ているということだし、ウマ娘キャラとしてはスーパークリークみたいなお姉さんをイメージしたらよいのかな?

の子がこれから親に負けずに勝っていくならマックイーン的な王者キャラ付けになるだろうし、ここで負けてしまうならキングヘイローみたいなアイデンティティと戦うキャラ付けになるかもしれない

ここで勝たないと母親を超えれないため、本当に「アパパネの娘」になって自分名前を名乗れないウマ娘になってしま懸念があるし勝ってほしい

まわりからのんびりしてそうで、幸せそうに見えているけど、夜な夜な親の偉大さに押しつぶされそうになって寝れなくなっている様子を想像してしま



注目度次点  メイケイエール

ひいじいちゃんがソダシの父親クロフネ、その奥さんまりひいばあちゃんがソダシのおばあちゃんシラユキヒメ

母親シラユキヒメの孫のシロイジャーって名前白毛の馬だけどメイケイエールは白くない

父方の祖父ディープインパクト

これだけ見るとみんなよりひと世代若く見えるけど、みんな3歳

実績は5戦4勝で、G3を2つ、G2を1つとっているので実績と実力は出走馬の中でも十分

負けたレースはソダシが勝った阪神ジュベナイズフィリーズでの4着

そこからG2チューリップ賞を挟んでの参戦となっている

気性難として有名で、レースさせるにはまだ危険とまで言われるほど

負けたジュベナイズフィリーズはかかりっぱなしで、言うこと聞かずに大外回っての4着

チューリップ賞も、とにかく前にウマがいたら抜かさないと落ち着かなくなるらしく、武豊と大喧嘩しながら走って、結局騎手は諦めて最終コーナーより前からスパートかけさせて先頭に立つ

直線で後ろからエリザベスタワーに差されるも、根性で脚を伸ばして差し切らせず、同着での1着に持ち込むという(チューリップ賞動画みると騎手との喧嘩っぷりに笑う)

乗ってた武豊ですら、頭をかかえたらしいけど、こんなんもう負けやろうというレースをしておいて最後ちゃんと合わせてくる能力の高さは間違いないみたい

もし騎手と折り合って力を100%出せたら?と思うとまだまだ能力は底知れない


しかし、実は気性難というより、本当は真面目なおりこうさんらしく、レースもムキになったり闘争心むき出しというよりかは、「これを抜かせばいいんですよね?マスター」みたいな感じの生真面目さからくるという話

普段はおとなしいけど、仕事になると私生活もペースも無視して突っ込んでいくバリキャリタイプのようです

ウマ娘キャラ的には、医療品が足りてない!って騒いだり、タイキシャトルをとっ捕まえたりしてる場面のたづなさんのイメージ

ミホノブルボン的とも言えるかもしれない

たぶん、部屋は散らかってると思う

今回は主戦騎手武豊が負傷療養中で、かわりに横山典弘が乗ることになる

横山典弘はゴルシにお祈りしながら乗ってた人だし、馬の気持ち尊重して乗る名手

今回は馬具も馬を従わせるための拘束のきついものは全部やめることにしたそう

というわけで今回は変に折り合わせようとせず、馬の気分にあわせて逃げるんじゃない?って予想も多いです

これで勝ったらサイレンススズカの再来と言われるはず



その他

アールドヴィーヴル、エリザベスタワー、ファインルージュソングラインシゲルピンクルビーあたりも名前があがってます

関係を正確に把握するのはなかなか困難だと思います

2021-03-20

ウマ娘は純度100%ギャンブル? そんなことあるわけないじゃないか

トレーナーは毎秒のようにくじ引きをしてる? そんなことあるわけないじゃないか


トレーニングくじ』が当たったらステが伸びて

『サポカくじ』が当たれば友情タッグが出たりスキルのヒントが貰えたりしてステが大幅伸びて


レースくじ』が当たったら望んでたバ場状態になったり、出遅れ回避できたり、たれ馬事故回避できたり、ちゃんスキルが発動したりして


合間の『コミュくじ』が当たったらクラシック前にマエストロヒントや愛嬌練習上手◯が手に入ったりして


なんだかんだで一定以上のステータスで優勝できたら『因子くじ』が引けたりして


因子くじに勝ったら、次のウマ娘への『因子継承くじ』を引いて、当たればその娘のステが大幅に伸びたりして


そんな感じで何回もくじを引き続けて強い娘が集まったら、競技場で『雑魚格上くじ』を引いて、当たればランキングが上がったりして


ランキングや育成が頭打ちになったら、今後は『育成ウマ娘くじ』と『サポカくじ』を引いて☆3娘やSSRカードが当たれば戦力の底上げができたりして


そしてまた『トレーニングくじ』を引き始めたりして


でも僕らトレーナーは『ただくじ引きしてるだけ』って感覚は全くないんだ。

だって、僕らは育成してる可愛い娘と一緒にトレーニングを積み重ねて、レースで勝ちを積み重ねて、ステータスを積み上げて、一番を目指して成長して、一緒に泣いたり笑ったりしながら、前へ前へと突き進んでるんだから


この素直でかわいいウマ娘たちとのかけがえのない時間が、大量の時間を溶かしながら、ただひたすら『くじ引きしてる』だけだなんて、そんなことあるわけないじゃないか


たまにSSRや☆3を当てさせたり、たまに友情タッグを成功させたり、たまに針治療で強くさせてみたり、たまに最高のタイミングスキルヒントを与えたり、たまにルーレットダービービンゴさせたりして、僕らに馬券が当たった時のような強烈な脳内麻薬を出させたりしているなんて、そんなことあるわけないじゃないか


まさか僕らのサイゲさまが、僕らに考える暇を与えないために毎秒のように「部分強化」を強要して、着々とオペラント条件づけを進めているなんて、そんなことあるわけないじゃないか


様々なドラマを残した競走馬たちが眠る墓を掘り起こして、美少女のガワに押し込み、死なないのをいいことにいつまでも稼がせようだなんて

史実からキトーにつまんだエピソードを混ぜた都合のいいシナリオや、それっぽい会話や二人三脚の育成という名のフロー体験を駆使して、トレセン学園とかいうなんかキラキラした世界観で魅せて感情面に訴えることで、その事実に気づかせないようにしてるなんて

騎手がいなくなったのをいいことに、6枚も必要とさせる完凸前提にサポカを徐々に強くさせながら出したり、限定アイテムコード入りの新曲を買わせたりしながら、デレステ以上に長い期間をかけて金を搾り取ろうとしているだなんて


そんなことあるわけないじゃないか

ウマ娘が怖い。

ウマ娘流行り始めて、TLで馬ネタを見ない日はなくなった。

厳密に言えば、アプリリリースが延期になってからも、アニメが放映されていたり、メディアミックスがあったりと

ウマ娘」というコンテンツは走っていたとおもうが、スマホアプリリリースされて、加速度的に火がついたと思う。

かくいう自分も、インストールして、ストーリーを読んで、楽しんだ。

魅力的でかわいくて、それだけじゃないーーー闘争心を持ち合わせた、かっこよさのある少女たち。

史実を踏まえた絶妙な設定は、悔しいほど巧妙にプレイヤー心を揺さぶる。

ウマ娘は、最新の技術と、既存美少女ゲームに無い斬新さと、安心感のある”お約束”、すべてが入った、間違いなく完成度の高いコンテンツだ。

それでも。

「その馬たちは、本当にそれを望んでいたか?」

こんなことを、脳内で自問してしまうたび、自分はこのコンテンツを、心のどこかで全く肯定できなくなっていった。

ウマ娘」の世界においては、彼女たちは「自分意思で」トレセン学園に入り、自分意思レースに出走している。一位を望んで、毎日過酷トレーニングをこなし、栄光へと走っている。

けれど、現実の馬は、そうじゃない。

競走馬は、生まれときから脚質や血統を重視され、競走に適しているか否かで選別される。

出走して脚を駄目にすれば、良くて種馬、最悪の場合文字通り潰される。

そういう世界だ。彼らに道を選択する余地なんてない。

ウマ娘の綺羅綺羅しい脚色は、この、必ずしも「美しくもない」競馬の背景を、砂糖コーティングしている。

実際、「本人たちが一位のために頑張って走ってる」と思えば、競馬は倍楽しく見れるようになってしまうのも事実だ。

からこそ、すごく怖い。

「負けたら怒られる」「怪我したら潰される」のに、走る以外の道がないなんて、剣を持たされて闘技場に立たされるのと同じなのに。

(※馬をこっぴどく叱る調教師さんは少ないが、馬は繊細な動物なので、会場の空気調教師・厩務員・身近な人間感情はとても敏感に察知する)

そのうち、ウマ娘関連で、現実競走馬の「物語」が拡散されるのを見るたび、苦々しい気持ちでいっぱいになった。

どうするんだ?ゲートで暴れていたゴールドシップが、「俺ァレースなんか出たくねえ!野山を駆け回りてぇんだよ!ド畜生!!」って言ってたら。

どうするんだ?「楽しそうに」走っていると言われてた馬たちが、本当は微塵も楽しんでいなかったら。

僕たちはそれを「レース前にゲートインをボイコットする馬w」なんてコンテンツ化して、ネタにしている。

それで、人間経済が動いてる。

それで、競馬産業は、美少女ゲームは、成り立っている。

そのうちのどれだけのお金が、馬が本当に望むものを得るために使われるんだろう。

それとも、「あの子栄光を望んで、それを手にしたんだから幸せなはずだ」って皆に思われて終わるんだろうか。

きっと僕が知らなかっただけで、競馬業界には元々あったいびつさなんだろうが、

ウマ娘を通して、認識は、どんどん一般に広がっている。

一般化した認識は、そのうち「常識」になる。

「苦手なコンテンツなら距離おけよw」派の僕がこういう文章を書いてしまったのは、多分、僕一人が距離を置いてもどうしようもないと思ったからだと思う。

馬たちは、自分意志自分を売り物にしてる芸能人とも、擬人化された無機物とも、想像上のアイドルとも違って、今も生きてる。

もし、誰かの心に響いたなら、物語見出してるのは人間であって、馬たち自身じゃないことを、覚えててください。

お願いします。

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追記しました。

https://anond.hatelabo.jp/20210321095112

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