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2024-02-29

西麻布で働いてた20代の頃は確かに浮き世離れしてたわ

大学生インターンを騙してイベント運営して荒稼ぎしてる反社フロント企業に籍をおいてたことあるけど

反社も当時はとにかく羽振りがよくて

給料は30万程度だったが取引先に打ち合わせに行くたびに上司ランチ代として10万くれたか手取りは80超えてて、一個千円の凝ったいなり寿司おやつにパクパク食ってた

幹部が月イチくらいでガールズバー女子大生を金で集めて乱交パーティー開いてた

麻布警察の偉い人も来てたし、もちろん俺もご相伴に預かった

近所のバー芸能人が暴れたらしいって噂が流れたことがあったけど、ニュースみたら海老蔵で笑った

潰れそうな私大にうちの母体が金貸してたから、無理矢理ホームページリニューアル案件をとりつけて

もともと俺の知らん言語で書かれてた大規模システム適当ワードプレスで作り変えて学生を困らせた上に3000万ぼったくった

イベント会場で半グレと抗争になって、デカハンマー持った半グレ構成員上司ランドローバーで轢き飛ばし

その時俺は助手席に居て、楽しいなーって思ってた

土日もずっと仕事してて睡眠時間4時間くらいだったけど満足だったし楽しかった

今思うと感性ぶっ壊れてたな

普通エンタメではまったく心が動かなくなって友達との付き合いも全部なくなった

その会社解散したのと、結婚することになったので普通企業転職したが

それから3年くらいは久しぶりに異世界から帰ってきたみたいで日本社会に馴染めなかった

毎日ただ頼まれ仕事をこなして、効率の悪い業務も慣習だからと受け入れて

褒められても感謝されても「だから?」って感じだった

すごく少ないお金ですごくつまらないものを買って死なないように生きるだけの生活があまりにくだらないと感じた

でもアドレナリン漬けだった脳が回復して刺激を求めなくなるとこれでいいんだと思うようになった

朝起きて夜寝る生活になって体調が明らかに良くなったし

金にならない趣味も本気で楽しめるようになった

少しずつ感性が周りの人間と合うようになって少ないながら友人も出来た

ただ慢性的に金はなく、稼いでいた当時すこしでも貯金していればという後悔はある

新卒大企業に入れたら全然違う人生だったんだろうな

でも氷河期末期世代のなかでは俺はまともに生きれたほうだと思う

2024-02-26

昨日は5000円追加で本番アリのチャイエスに行った

初めて行った店だったがホームページの作りと嬢の写真で「あの経営者の店だな」とほぼ確信を持って行った。

案の定全裸メニューがあって適当クンニその他をしたら嬢から+5000の申し出あり。

まあ総額2万で120分細身可愛い中国人と遊べるならOKよ。

anond:20240225184311

2024-02-25

グーグル検索さんで機械部品について検索したとき、前まではメーカーホームページトップに出てきたのだが最近はミ◯ミなりモノ◯ロウなりがトップに出てくることが増えた。

ミ◯ミは仕様カタログ付きの販売ページで仕様変更した型式まで教えてくれるのでまだ便利なのだが、モノ◯ロウ型式くらいしか載せてないので使えないサイトと言う印象が強い。

また注文した際の納期もモノ◯ロウははっきりしてなくて、注文してしばらく経ってようやく納期が確定するという体たらくなので信用できないことこの上ない。

2024-02-24

アニメイトは通常営業だったのにサンリオピューロランド営業中止

お知らせ

本日2024年2月24日(土)に当社あてにテロ予告メールが届きました。

現時点でお客様出演者および現場スタッフ安全を十分に確保できないため、本日臨時休館といたします。

チケットの払い戻し・イベント代替公演等の詳細につきましては、準備が整い次第ホームページにてお知らせいたします。

本日ゲストセンター運営を休止しております

本件について、詳細は決まり次第ホームページにてお知らせいたします。

https://www.puroland.jp/news/20230224/


企業としての真面目さの違いなのか

予告者側の文体の真面目さの違いなのか

2024-02-23

サイドオーダーを楽しむ増田のお休み須屋小野田スマ無の他をーだーお度いさ(回文

おはようございます

今日ゆっくりな起きたら目醒めるでお馴染みの朝が来た新しい朝よ!

なのでゆーっくり起床して気象庁ホームページを見るの。

今日は雨の天気予報

また折りたたみ傘を干したというのに

活躍が続くわ!

傘って活躍しているときと休んでいるときってどちらが気分がいいのかしら?

まあともかく今日はじっくり1日家にこもりまくりまくりすてぃーな宣言よ。

うそう、

私が1年前からほぼ1年前と言っても過言ではないぐらい言い過ぎちゃうぐらいの

いよいよスプラトゥーン3のDLC「サイド・オーダー」が遊べるってことでやったー!って感じよ。

街の街角で待ちに待った私のそのサイドオーダーの新しいプレイスタイルの門出の切って火蓋の蓋を閉めるのよ!

わーい!って感じ。

私はそれこそ立ち回りには自身があるので、

「サイド・オーダー」もちょろいものよ!すぐにクリアできちゃうわ!物足りない物足りない!一休一休み!

ってそれこそよ、

一休さんばりの余裕のよっちゃん以下はおつまみに食べると美味しいかといつも思うけれどよっちゃんイカってどこで一体売っているかはいまだかつて見たことないところを見るとよっちゃんイカってファンタジーよっちゃんイカ存在しないミームなのかもしれないぐらいの余計なことを思いつつクリアできちゃう勢い山脈に向かってヤッホー!って叫んじゃうわと思ったけれど、

超絶手強い「サイド・オーダー」なのよ!

ちょろいちょろい!って高を括っていたんだけど、

塔の途中の難関が今のところ突破できなくて困ってるわ。

困っているわって言っても、

手をこまねいているわけで指を加えているわけでもなく、

次挑戦するときには絶対勝つる!ってつるとんたんうどんの盛られている大きな器を思い出すの。

あの麺の量に対して器の大きさの迫力が上回る迫力が大好きなのよね。

そんで、

次挑戦するときには勝つる!って思っていてまたその難関にきたら、

違うお題になってるから

えー!さっきと違う難関なの?って、

なかなか手強くて、

すぐにクリアできちゃうと思っていた矢先の三本の矢は手強く、

手こずっているのよ。

それにさー

使えるブキもまだ少なくて、

カラーチップって言ってその時のバトルで強化できるパワーがあるんだけど、

それを色々積み重ねていって強くなれるけれど、

最初はパワーのカラーチップがないので、

火力が弱いのよ!

これも辛いわー!

ガチバトルでの立ち回りの感触とは違う、

もどかしい縛られたプレイスタイルでそれが輪をかけてWAになっておどろうって織田裕二さんなのよ!

きたー!って何が来たかからないけれど、

とにかくきたー!の。

ちなみにWAになっておどるんじゃなくてラブサンバディだったわ!

令和イチのテヘペロ案件ね。

それでそれが

なかなか最初の難関が突破できなくて楽しいわよ。

これ一旦これ「サイド・オーダー」ばかりに挑戦していると埒が明かないのでその一旦開かなかった埒の扉いや窓を閉めて私はまた最近お気に入りパソコンを広げて色々と増田捗るでお馴染みのファミレスにきてそのことをいち早くみんなに書いてお知らせしようと思って今電子端末の前にいるところなのよ。

でも私のそもそも今日の一番の目的はお部屋のお片付けを中心に繰り広げているので、

せいぜい遊んでいられるのもマックス午前中であることをタイムリミットに決めつつ、

午前中まではめいいっぱい力いっぱい遊んでいていいのよ!と自分にも言い聞かせるの。

今日は忙しいので、

うかうかそんな暇ぶっこいている暇ないんだけど、

本気を出してお部屋の片付け

いい機会だからって思い立ったら吉日一粒万倍日!っていうぐらい今日はその一粒万倍日じゃないかもしれないけど、

気持ち的にはそんな心だわ。

でもさー

これって現実逃避しているだけなのってことを現実に目を向けていかないと、

片付けを先にしてご褒美設定をするか?

先にご褒美をゲットしてからやる気を出して片付けするか?

絶対校舎だと

ご褒美をゲットしたらしたでそのまま怠けちゃう高校校歌を歌いたくなるぐらいきっと何もしない1日で終わりそうなのよね。

から

私の鼻先に頭に釣り竿みたいなのを取り付けてそこからニンジンをぶら下げて

常にご褒美が見られる状況で片付けが捗るように

あとからご褒美方式にしたほうがいいと思うのよね。

からこれ増田書いてます!って真顔で言っているけれど、

ただの現実逃避なのよ。

しくしく、

向き合わなくちゃいけない現実があることに感謝

ラッパーだったらきっとそのJRPGでよくある運命抗うことに対しての運命世界をそして少女を救うストーリーなのよ!

私はこの自分に課せたストーリー

まり今日はお部屋の片付けをするということを

選手宣誓で正々堂々と宣言することを誓わなくちゃいけないし、

もー刻一刻と向かいくるいや迫りくるこの時間がやってくるわ。

あのさ思ったんだけど

ラーメン屋さんのお店の名前で「刻一刻」ってありそうじゃない?

濃い濃い濃厚スープが自慢のやつ!

「刻一刻」って書いて表記するとそのままだから「濃一刻」か「刻一濃」で決まりじゃない!

私このラーメン屋さんの名前アイデアかにあげるわ!

私はこのラーメン屋さんの名前付け代の月1000円を貰えればいいしニコっ!

器はつるとんたんばりに大きな器にするの!

そうすればラーメン屋「濃一刻」の堂々とした面構えになるわ。

パン屋さんの名前大喜利でつけて面白がっているパン屋プロデューサーよりは全うなアイデアだと思うわ。

でも「濃一刻」とか濃い濃い濃厚スープが自慢のラーメンなのに、

人気はあっさり「薄一刻ラーメン」が人気になったりして!

店主の予想とは裏腹にお客さんは意外とあっさりを求めているときだってあるしね。

からダブル一刻ラーメン」って「薄一刻」と「濃一刻」のそれぞれのラーメンの自慢のスープを半分半分にして割っていれてスープを作ればそれ天下一品になるんじゃね?ってパクリパクられになっちゃうわよね。

でも味重ね!って言わなければいいかもしれないそれじゃーパン屋プロデューサーと結果は一緒の閉店するお店が続出しちゃうこと請け合いよね。

ちゃんと真面目に考えなくちゃ!

へい!らっしゃい!

大将!濃一刻ラーメンいっちょう!

へい!おまち!

大将ラーメン鉢に親指入ってる!

ってところまでがプロデュース結果の現れよね。

でもさー

思ったら

つるとんたんばりにデカつるとんたん級にデカい器だと

大将の親指が器の縁を越えてラーメンスープにまで到達するってどんだけ大将の親指長いんだよ!ってなっちゃうわよね!

って違う違う論点はそんなことじゃないの!

マーチンも呆れていっちゃうほどのまあ濃一刻ラーメンの美味しさは否定しないけれど、

私はこうまた刻一刻と過ぎていく時間無視して現実逃避しているだけだってことを早く気づいて帰って部屋のお片付けをしなくちゃなー!って早々に渋々に思うのよ。

あー迫りくるわ時間が。

刻一刻と。

私はこれを書き終えてから

ラーメン屋「濃一刻」を後にすることにするわ!

うふふ。


今日朝ご飯

目玉焼き両面両側焼きのサニーサイド焼きの目玉焼き定食よ。

目玉焼きは半熟が好きなんだけど本当はね。

だけどお店で食べるとき目玉焼きは若干固め。

キミが崩れてお皿を汚すのが嫌いなのよね。

から両目目玉焼きだったら片目だけ固めね!

美味しい焼き加減の目玉焼き定食は本編よりカリカリベーコンが美味しいか

ベーコンスピンオフ作品にしてもいいかもしれないわね。

今日デトックスウォーター

朝のホッツ白湯ストレートウォーラーね。

お湯沸かした昨日の電気ポットのお湯がちょうどいい温度の温めの飲み頃の温度グッジョブ

ホッツストレート白湯ウォーラーで決まり


すいすいすいようび~

今日も頑張りましょう!

2024-02-19

もしかしてセブンイレブンキャッチコピーってもう「セブンイレブンいい気分」ではない?

ホームページ見たら「近くて便利」ってなってる

なんだそれ!シンプルすぎじゃない?

もうセブンイレブンはいい気分じゃないの?

じゃあどんな気分なの!?

anond:20240219205706

お前のことで草

各国の政府ホームページ検索できない

Google使えない、頭が悪い、知能が低い、

そして自分根拠を出せないwwww

なぜなら変なnoteTwitter情弱ビジネス根拠からwwwwバカすぎwwww

2024-02-17

エッタラジェンダの会社について思うこと色々

まず私は株式会社エッタラジェンダについて特に支持する立場でも反対する立場でもない。今回の件について自分の頭の整理をするための文章なのでもし目に止まった方がいたらこんなことを考える人もいるんだー、ふーん程度で流してほしい。

2月9日株式会社エッタラジェンダが設立された。

この知らせはさほど広いとは言えないインド界隈にゆっくりと知れ渡る。

社名が映画RRRのエンディングテーマ曲名であったこから社名に対する賛否両論が巻き起こり、特に否定的な反応が目立った。

私自身、率直な感想としては「私はなんでもいいけど大丈夫かいな」だった。

「旗を上げろ!」という意味の「エッタラジェンダ」という言葉はRRRの象徴的なシーンやメッセージを思い起こさせるもので、ファンにとって思い入れの強い言葉になるのは自然なことだと思う。

個人的にはこれは線引きの問題だと思っていて、会社という団体を立ち上がることで「エッタラジェンダ」の「内側」がファンの中で生まれしまたことが大きかったのでは、と思っている。

多くの人が強い思い入れを共有する集団の中にエッタラジェンダという具体的な集団がつくられ、突然エッタラジェンダの外側に出されたように感じ戸惑う人がいてもそんなに不自然なことではないような気がする。

これがもし「合言葉を共有する集団」のど真ん中で行われたことじゃなければこんなことにはならなかったのでは。

長い妄想だけど、喫茶エッタラジェンダにはRRR大好きなマスターがいて、一般的カフェメニューの他に結構本格的なインドカレーが食べられたり赤と青のシロップがじわりと混ざり合うイメージドリンクがある、とかだったらむしろファンとして一度は行ってみたいお店になれた世界線もあったんじゃないかなあ。そしてたまに貸切でインド映画イベント期間限定イメージメニューとか出てくるとか(そういうお店行きたい)

もし株式会社エッタラジェンダシステム開発(長い)だったとしても名刺交換の時に「へえ、インド映画?そんなに好きなんですかあ」で済みそうな気がする。そもそもこの場合映画ファンに向けて大々的に会社設立の報告をする必要もあまりないが。

他にも「ん…?」と思われてしまう原因、いろいろあったんじゃないかな。

・「エッタラジェンダ」という言葉日本での意味合いが限定的すぎる。例えば株式会社ビームだったら同じことにはならなかったのでは(炎上の気配が見えても違う意味を強調して若干逃げ場もある)

・RRRのヒットで界隈が急に大きくなり、強まった商業色や乗っかり的なものに対するファン疲労。これをぶつけられたのは気の毒である

設立者の方のこれまでのファン活動を鑑みて、権利関係に関して深く理解された上でとは考えにくい部分がある

などなど。

ただ、上記のいずれも反対する気持ち理解できるという話で、法律的または権利的に直ちにアウトではなくあくま道義的可能性)または気持ち的な問題がメインだ。

上記の線引きがどうの話も個々の感受性思い入れベクトルや強さの問題で、コンテンツに対する愛情の強さとは必ずしも比例しないし、辛いと思うこともどうでもいいと思うことも間違っていないと思う。

今回否定的気持ちツイートしたほとんどの方も気持ち的な問題というところは理解されている印象を受けた。悲しみや怒りを感じる投稿は多くあったものの、社名変更希望通り越して強要だったり、口汚く罵倒する言葉ほとんど見えなかった(見えるところにないだけでDMではわんさか届いてたりするのかもだけど)

新たな挑戦をする人を寄ってたかっていじめているような見方をされている方もいたけど、(もちろん強い言葉で詰め寄るのは論外として)嫌だと思うものを嫌だと言うまでの権利は誰にでもあっていいはずだ。今回、新たな挑戦「そのもの」を叩く人って言うほど多かったか…?

結局好きなものを共有するだけで、それ以外は異なる価値観の人の集まりでみんなが同じ意見であることは不可能だし、その状態を目指す必要もない。どの意見も間違っていない。間違えがちなのはいつだって伝え方のほうだ。

そもそもファン向けビジネスをしようと思った時、お気持ち蔑ろにできるものなのだろうか。ファンというもの自体お気持ち集合体だと思う。お気持ち論は根拠にならないという意見もあったが、結構割合の人が同じように感じている気持ち無視して進むことは事業としてリスクがあったのでは。

つらつら書いてみたけど、会社は結局一番残念な形で終わってしまった。お会いしたことはないが、設立された方はオフ会の仲間の皆さんからとても慕われているようだ。ホームページ(すでに消えたが)を見ても「良い奴」なんだろうなあと思う。

動力が並外れに高くてあっという間にリーダーになってしまタイプなのかな、と。それだけに今回これだけあっさり全部取りやめてファン活動のものから撤退されるのは惜しいと思う。

何度も開催した大規模オフ会の中心的な人物(だよね?)として多くの人から慕われていたのが、いざ会社を立ち上げた時にぶつけられた想定外否定的意見の数々に戸惑い打ちのめされたのは想像に難くない。ご本人から詳細を説明されたツイートも状況を好転させることはできなかった。一個人にそれをすべて耐えろと押し付けるつもりはないが、もう少しいい形で共存できる方法はなかったのかと考えてしまう。元々は同じファンなのだから

実務的に頼れる(それこそ法務とか、今回の対応含め)人物はいなかったのか、長いことインド映画を盛り上げてきた方々の力を借りつつ一緒に進めることはできなかったのか、勢いよく進む傍らで大局を把握する軍師表現)的な方がいるだけでも随分違ってたのではなどと、今回のことが起こらなかったもしくはうまく乗り切れたシナリオを思い描いている。

また、この新しい団体によるイベントはどんなものだったのか、いつか私も何かの上映会に参加していたのだろうかともはや叶わないたらればに思いを馳せる。

追記

今回の騒動を異なる価値観気持ちのぶつかり合いではなく、単なる「集団いじめ加害者」と「新しいことをしようとして潰された被害者」の物語としてとらえる人の多さに少し驚いてしまった。

人の感性って思いのほか色々あって、絶対に分かり合えない価値観の人も少なくない。

自分理解共感できる痛みは尊重すべきもので、自分理解、納得できない痛みは非難していいなんていう善悪の考え方は社会で生きていくにはあまりに危うい。だいたい他人気持ちは誰かを納得させるために存在しているものではない。

その気持ちに至った土台の中に明らかな事実誤認が含まれているのならそれを教えるのはアリだと思うが、気持ちのもの否定は争いしか生まない。

もう一つ、設立者の全面撤退により、今回の会社に対する議論ではなく結局クレームつけて潰したという構図だけがクローズアップされてしまい分断が加速しそうだなと思っていた。

設立者さんの人柄やコンテンツ愛で補われている部分も多々あったが、会社設立までのプロセス問題提起されてから設立者さんの対応はいずれも思うところがある。これが全て有耶無耶になって批判勢がただ悪者になるのも違うのでは。

しかし、設立者さんは撤退の際問題提起をされていた方にDM捨て台詞暴言を送りつけていたとのことで。相手の言い分を理不尽と思うなら公に反論してもっと議論を重ねればよかった。批判を押し切る選択肢も、少し主義を曲げて社名を変える、スピーディーユニット名を全面に出す(そういやこの話どうなったん)などやりようがないようには思えない。

これまでの対応でもあまり良い手を打たれているとは思えず歯痒い思いをしていたが、これは本当に悪手だったと思う。そもそもネット上での騒動なんだから裏で仕返ししようとバラされるに決まってるじゃないか。本文スクショを貼られなかっただけ良かったと思う。こんなことをしたら「愛と勢いに溢れたちょっと不器用だけど応援したい人」のイメージまでも失ってしまう。

サークル内の兄貴分としてはとても頼りになる人、けれどいざ法人化となったとき批判する勢力を納得させるだけの力量もなく、かといって一度全て飲み込んで突き進み結果で語るだけの推進力もなく(社名を絶対に譲歩できないのであればこれが一番現実的選択肢だった)、多くの人が寄り添った「優しすぎた被害者」の立場までも本人が手放しかけている。

もしくは人一人の力なんて結局はこんなもんなのかな。

応援してます!」だけではなく現実的な助言や手助けをくれるパートナー存在が見えなかったことが個人的には一番残念。

運転免許保険証マイナ携帯していなかった?本名は?anond:20240217143229

https://www.sankei.com/article/20240216-KZ7YOH3WYFLZRHZA235AXGLESY/

若年女性支援する一般社団法人「Colabo(コラボ)」に対して、自身ブログサイト名誉を傷つけたとして、

警視庁新宿署名誉毀損の疑いで、「暇空茜」を名乗る自称ユーチューバー(41)を書類送検したこと

16日、捜査関係者への取材で分かった。検察刑事処分判断を委ねる「相当処分」の意見を付けた。




書類送検容疑は、令和4年9月、自身ブログサイトで「Colaboは10代の女の子タコ部屋に住まわせて生活保護受給させ、

毎月一人6万5千円ずつ徴収している」と書き込み

コラボ名誉毀損したとしている。男性は「ブログにそのように書きこんだが、ホームページを見て論評を書いただけ」などと話しているという。



コラボは昨年11月、交流サイトSNS)上の発言風評被害が出たなどとして、この男性刑事告訴していた。

2024-02-16

株を買うということ

今までインデックス投信のみをやってきて、個別株に手を出しては失敗を繰り返していた。一喜一憂が面倒なのでやらないと決めていた。ところが先日高校の同級生と連絡を取った際に元手いくら来年までにいくらにできるかみたいな話になり、無くなってもいい額を元に個別株を再度やってみようかという気になった。

個別株の購入はほぼ素人同然だ。焦る必要も無いので信用口座開設を申請しながら本を一冊読んでみた。割安株の購入を勧めていたため、証券アプリスクリーニングをして10社くらいに一旦絞り、四季報ホームページIRを見たりして数日過ごした。その後、ここかなと思うところの株を購入。日経平均今日高値を付けているがこちらが上がるのはまだ時間はかかるだろう。

購入後だがホームページ採用ページを見てみた。よくある新卒と年齢の近い採用担当インタビューページなのだが弊社より魅力的に見えた。バイアスがかかっているのかもしれない。一月前には知らなかった会社である。はじけるような笑顔採用担当が頼もしく思えた。自分株価が上がるのを期待しているだけで、がんばれなどとおこがましくて言えないが妙に一蓮托生な気分になってきた。

ビジネスモデルも良く業績もそれなりに良さそうだがまだ株価は低い。いくつか他の株も買おうと思うが、このフレッシュ気持ちをどこかに書き留めておきたく、ここに書いてみた。

自称ユーチューバーの41歳男性、Colaboに対し嘘の内容で名誉毀損書類送検

アニメイト販売中止の理由これだろ

https://news.yahoo.co.jp/articles/0e2220c0810337431fb294d2376daef55c2d65e7

暴力などの被害に遭った10少女支援を行う一般社団法人Colaboに対し、SNS上にうそ書き込みをして名誉毀損したとして、警視庁自称ユーチューバー男性書類送検しました。

書類送検されたのは、自称ユーチューバー男性(41)で、おととし9月自身ブログで、一般社団法人Colaboについて、「10代の女性たこ部屋に住ませ、生活保護受給させて、1人6万5千円を徴収してる」とうその内容を記載して、名誉毀損した疑いがもたれています

Colaboは、「悪い風評が流れ、活動に影響が出た」などとして、去年11月にこの男性刑事告訴していました。

任意の調べに対し、男性は「SNS上に載せたのは事実だが、ホームページに上げている画像を見て、検証考察した過程を論評したまで」と話しているということです。

2024-02-10

ホームページには男性社員は二人しか載ってないから、どっちかってことか…


って、さすがにそれは頭が悪すぎるだろ

社員載ってるとは限らないし、情報が古い可能性もある、当たり前のことでも、働いてないやつだとわからんのかな

2024-02-07

大阪ワクチン

大阪万博関連で馬鹿な街呼ばわりされてるが

実はワクチン関連の動きの方もだいぶ酷い

新型コロナの時に吉村ドヤ顔推し進めてたワクチン開発の会社であるアンジェスは金を集めた後に開発を中止して大阪無能っぷりを全国に知らしめたのは有名だが

https://mainichi.jp/articles/20220928/k00/00m/040/400000c

昨今CM後遺症予防などで話題帯状疱疹ワクチンについても他の多くの自治体助成があるにも関わらず大阪助成が一切無く市民は高い金を払って打たなければいけない状態が続いてる

以下の大阪府のホームページでも市民からこの件に関して意見が寄せられてるのが分かるが吉村はそれを無視してる

https://www.pref.osaka.lg.jp/joho-kensaku/index.php?HST_FIELD10=&HST_FIELD6=%91%D1%8F%F3%E1v%90%5D%83%8F%83N%83%60%83%93&HST_FIELD4=&HST_FIELD2_START=&HST_FIELD2_END=&HST_FIELD2=&SEARCH_NUM=20&searchFlg=+%8C%9F%8D%F5+&site=f-koe2

こんな状況になっている一方で大阪万博は強行されている

大阪万博に使う金はあっても市民の命や健康を守るワクチンに使う金は出さないのが維新の会のやり方

これは市民よりも自分達の面子利権大事という維新の会本質を表してると言っても過言じゃない

維新の会自分達の事を第二自民党と言うだけあってそのクソさは折り紙付き

こんな奴らに投票する奴らは馬鹿呼ばわりされて当然

2024-02-06

anond:20240206215208

Z世代は「検索」してないってのが割と衝撃だったな

しかに昔はディレクトリホームページ探してたなって思い出した

非常に初歩的なネットリテラシーお話になります

よく「あやしいサイトかどうかはドメイン判断しましょう」などと言われます。.go.jp ドメインなら安全だよとか。

でも、この言葉を表面的に理解しただけではリスクを防ぎきれません。

メールなどの文面に記されているURLと実際のリンク先が違うことがあるからです。変えられます

 

たとえば、👇に記すのは首相官邸URLですが、実際にリンクをたどると表示されるのは厚生労働省ホームページです。

https://www.kantei.go.jp/

 

自民党URLと見せかけて共産党ホームページに飛ばすことも出来ます

https://www.jimin.jp/

 

東京ディズニーランドURLと見せかけてUSJホームページに飛ばすことも出来ます

https://www.tokyodisneyresort.jp/

 

PCブラウザなどでは、ハイパーリンクポイントするとリンクURLが隅の方に表示されることもあります

しかしこれとて、偽のURLを見せておいて別のページに飛ばすことが簡単にできます

気をつけてくださいね

webマンガ開くのなんであんなに重いの?

jpg開くだけでしょ。なんであんなに重いん?まあどうせ裏で認証とか色々やってんだろうけど。画像貼り付けるだけならホームページ(笑)でも出来るぞ

2024-02-05

anond:20240205155117

しゃーない

#いのちSOS特定非営利活動法人 自殺対策支援センターライフリンク

死にたい」「消えたい」「生きることに疲れた」など、あなたのそんな気持ちを専門の相談員が受け止め、あなたの状況を一緒に整理し、必要支援策などについて一緒に考えます

電話番号

0120-061-338  おもい ささえる(フリーダイヤル無料

実施日時

日曜日月曜日火曜日水曜日金曜日土曜日00:00~24:00、

木曜日6:00~24:00

※木曜6:00~水曜24:00までは連続対応

ホームページ

#いのちSOS特定非営利活動法人 自殺対策支援センターライフリンク

2024-02-03

「令和5 年度 地域課題解決のためのスマートシティ推進事業」の実証事業横浜若葉台で行われるらしい。高齢化が進んでいるところでやることが多いねぇ。そりゃ、困っている(もしくはこれから困る)んだからそうだよね。

下のURL若葉台まちづくりセンターホームページ)を見ると、プレスリリースPDFがあった。コンパクトスマートシティプラットフォーム協議会かい一般社団法人が出している。名前は、そのコンパクトスマートシティプラットフォーム協議会ってところと、ケーブルテレビ会社イッツ・コミュニケーションズと、若葉台というNPOになっている。協力で若葉台まちづくりセンターという一般財団法人と、自治体として横浜市旭区があがっている。

そのPDFでは、都市OSとか書いてある。なかなか大きなインフラなんだろうなと思う(横浜スマートシティプロジェクトの一部?)。というのもインフラ効率からサービスを向上させて、QoLを上げようというのがスマートシティだと思うんで、インフラダメだったらスマートシティ自体ダメだと思うんだよね。

https://wakabadai-kc.or.jp/news/%E6%A8%AA%E6%B5%9C%E8%8B%A5%E8%91%89%E5%8F%B0%E3%81%A7%E5%AE%9F%E8%A8%BC%E4%BA%8B%E6%A5%AD%E3%81%8C%E8%A1%8C%E3%82%8F%E3%82%8C%E3%81%BE%E3%81%99/

2024-01-31

anond:20240131200012

総務もだぞ

総務はなんでもやるんだ

電話受付やお客様案内や店舗までの交通説明広報ホームページ管理も照明空調管理労務管理経理も人事も送迎も秘書通達会議準備も企画計画

2024-01-30

10年引きニート確定申告がわからない3

anond:20240128221205

anond:20240129151631

これに反応くれた方まじで感謝してる。もっと殺伐とすると思ってたから優しさで涙が出てくるぜ。

とりあえず税務署電話相談やったけど自分説明が下手くそすぎたのと頭が悪すぎて「医療費控除は5年内なら大丈夫」以外、宇宙語としか思えんかったし、

資料見ながら直接ならいけるのではと管轄税務署面談の予約入れようとしたら「相談はしてるけど、面談予約は16日から」といわれ現地に行くも15時すぎには締められてた始末で、相変わらずなんもわからなんぜ。

どうも管轄税務署整理券制らしく朝の8時半には行かないと無理っぽい。午前中に整理券もらえれば御の字?

ホームページに書いてある面談予約は電話してくれとは一体なんなのか。

  

医療費控除に関しては生命保険金のこともあるから後回しにするとしても、問題源泉徴収票だ。

2枚ある内の1枚に「年調未済」と書かれてるから確実に確定申告しなければならないのは確か。だと思う。

メイク苦手な女が自分人生を語る

当然ながらn=1の隙自語。

原風景ひとつは母が洗面台で化粧をしている姿。BBクリームをペタペタ塗っている。なんで化粧をするのかわけを尋ねると「化粧をしたという事実を作るためだよ」とめんどくさそうに答えていた。BBクリーム口紅を塗った母の姿に、なるほど化粧をした姿だ、と思った。美しいとも醜いとも思わない。憧れるでも羨むでもない。それはたとえば「大人になれば働かなければならない」なのと同じように、やがて自分がせざるを得ない、めんどくさいなにか、それ以上でもそれ以下でもなかった。

そんなわけなので、身だしなみにに対してうっすら苦手意識を抱いたまま小中高と進んだ(無論、二次元オタクにもなった)。大学生になって一人暮らしを始めたが、身だしなみのレベルは依然として低かった。髪を根元から乾かすと寝ぐせがなくなる、ということさえサークルの先輩に教わるまで知らなかった(実家家族はみな、わたしのことをくせっ毛だと思っていた)。母は化粧は嫌いだが服を買うのは好きで、セールで買い込んだ服を段ボールいっぱいに詰め込んで、コメ野菜と共に仕送りしてくれた。不十分な身だしなみに、試着もしないまま買い与えられた服を身にまとうわたしは、今思えばいかにもちぐはぐだった。自分で服を買うようになったのは社会人になってからだ。余談だが、その後わたしは服を買うことにすっかり目覚め、母に似た服道楽の道を歩むことになる。

化粧っ気のないわたしの周囲には、化粧っ気のない友人が集まり心地よく過ごした。たまに接触する化粧っ気のあるひとびとは、おおむねみな優しかったが、話していると気づまりすることも多かった。オフ会でお会いした年上のお姉さんは、髪にパーマをあてたわたしを見て「それなら、せめて眉は整えた方がいいよ」と優しく言った。サークルの先輩は「このメイクポーチ(の中身)でどうやってメイクするの?」と不思議がった。今思えば、それはどれも本心から心配や優しさからのものだったが、わたしのなかの「やっぱり化粧って苦手だ」を補強するには十分だった。

その頃わたしは、十代ゆえの傲慢偏見ゆえにすっかり「化粧」そのものを敵視するに至った。化粧とは、無知不器用自分の前に立ちはだかる、理不尽に高い壁に見えていた。それを強要する(ように見えた)社会も、それに迎合する(ように見えた)化粧上手な美人も、みな嫌いで、自分を害する「なにか」に感じられていた。

就活時は化粧をしたが、化粧下地なんて知らなかったので素肌にREVLONのリキッドファンデーションを塗った。

そんな自分も少しずつ変わっていった。転機は判然としない。

大学院に進学し、尊敬できる先生や先輩、同期に出会えた、卒後も専門性を活かせる職に恵まれ、「クラスルームの隅」以外に自分の居場所を見つけられたこと。自分で服を買うようになったこと。そしてなにより、年を追うごとに性格が丸くなり、「十代ゆえの傲慢偏見から解き放たれ、化粧上手な美人を見て素直に尊敬できるようになったこと。

化粧が苦手だったが、でもそれが悔しくて、無知なりに調べては挫折してを繰り返した。独学だったのでひどく回り道をしたが、ほんの少しずつだが経験値は積みあがった。またインターネットが発達し、「周囲の人」以外からTIPSを学ぶ手段が飛躍的に増えた。コンタクトマツエクも試してみた。気になることはひととおり勉強した。

それでも、「上手」には程遠い。

あるとき、一念発起して資生堂銀座本店の「メイクアップレッスン」に申し込んだ。一時間半くらいつかって、マンツーマンメイクを教えてもらえるやつだ。理想顔面比とは、という話からまり、「あなたは少し目と目の間が離れているから、目の間隔が縮まって見えるように、このように陰影を入れましょう」などとしっかり教えて頂ける。説明理論だっており、納得できるものだった。そして完成した自分の顔を見て、「ふうん。わたし顔面ベースだと、プロ技術でもこれが『限界』か」と理解した。

そしてわたしは化粧から「降りる」ことに決めた。

化粧とはふたつの側面があると、わたしは考える。

①「己の顔面を“理想顔面比”に近づけること」。そして②「化粧した顔になること」。

①の理想顔面比は残酷なまでに「正解」が存在する。①の達成難度はそのひとの持って生まれた骨格に依存する。美容整形はそれを打破する有効手段だが、高価だ。

②は一種符丁のようなものだ。この記事は、この増田https://anond.hatelabo.jp/20240129142710

きっかけに書いたものだが、勝手想像だがその元増田筆者はおそらく自他問わず「化粧をした顔」が好き(=かわいい、という認識)なのではないかと思う。なので「化粧をしたらブスでもかわいい、ブスなんていない」という結論になるのではないかわたしは考える。対照的に、わたしは化粧をしたひとの顔を見ても「化粧をした顔だな」とは思うは、「=かわいい」とは思わない。「化粧をした顔」そのものに美を感じるのは、それは一種価値観であり、文化的ものである。ゆえに符丁、と書いた。(関係ないが、化粧っ気のない人間は、他人の化粧に鈍感だ。化粧を自らして初めて、他人の化粧を認識できる、ところがある)。

今のわたしは、眉はしっかり整える。ファンデはしないか、してもごく軽く。アイメイクはたまにする。常にマスクマスク社会万歳!)。美容室には定期的に通う。服はそれなりに気を遣う。メイクした方が似合う服、というのはぜったいにあるので、それが着られないのは少し残念ではある。

WEARでたまにファッションスナップを上げる。画像加工で顔は消す。プライバシーのあれもあるが、己の顔は別に好きではないからだ。首から下は、まあ悪くはない。

クレ・ド・ポー・ボーテの化粧品の見た目が好きだ。でもお金時間アテンションも有限だから、優先度をつけてやるしかない。わたし人生において、化粧は、優先度はあまり高くない。

以上、化粧が苦手改め、化粧が苦手なりに愛憎入り混じった女の人生語りでした。

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【余談①】化粧の文化的側面については興味があるので、もし良い書籍を知っている人がいたら教えてください。文化史などの側面から語っているややお堅い雰囲気書籍だと嬉しい。

【余談②】メガネについて。化粧をするなら大前提として、メガネを外せ、コンタクトしろ、というのがあると思う。自分は(何言ってんだと思われそうだが)自分メガネ姿にアイデンティティを感じているが、近眼メガネ族は化粧界においては驚くほど透明化されている。自分が「化粧はだいたいでいいや」と思う理由ひとつがこれだ。

【余談③】メイクアップは嫌いではないが、スキンケアははっきり言って嫌いだ。詐欺まがいの商売が多すぎる。ひとの悩みに付け入って高いものを買わせる不健全業界だと思う(本当に人体に対し効能があるもの薬機法下では医薬品なので、そもそも医薬品ではないスキンケア商品の段階でどんぐりの背比べだろって思う)。日本皮膚科学会ホームページにある「皮膚科Q&A」だけ読んでれば十分や……まあ高いスキンケア用品つかってプラセボで良くなる可能性もあるとは思うが。

2024-01-29

男で一番、女の化粧の手法に詳しい職業

AVパケ写や、風俗嬢ホームページ写真レタッチしてる人達である可能性。

明らかに骨格レベル補正されてる場合もあるからなぁ。

突き抜けたものて伸び悩んでるインスタ女子とか、あの人達レタッチ学んだら、かなりいいところまで行けると思う。

2024-01-26

anond:20240126183251

9.「平和基本法から佐藤優現象〉へ

 〈佐藤優現象〉を支えている護憲派の中心は、雑誌としては『世界』であり、学者では山口二郎和田春樹である。この顔ぶれを見て、既視感を覚える人はいないだろうか。すなわち、「平和基本法である。これは、山口和田らが執筆し、共同提言として、『世界』一九九三年四月号に発表された。その後、二度の補足を経ている(56)。

 私は、〈佐藤優現象〉はこの「平和基本法からの流れの中で位置づけるべきだと考える。

 同提言は、①「創憲論」の立場、②自衛隊合憲化(57)、③日本経済的地位に見合った国際貢献必要性、④国連軍国連警察活動への日本軍の参加(58)、⑤「国際テロリスト武装難民」を「対処すべき脅威」として設定、⑥日米安保の「脱軍事化」、といった特徴を持つが、これが、民主党の「憲法提言」(二〇〇五年一〇月発表)における安全保障論と論理を同じくしていることは明白だろう。実際に、山口二郎は、二〇〇四年五月時点で、新聞記者の「いま改憲必要なのか」との問いに対して、「十年ほど前から護憲立場から改憲案を出すべきだと主張してきた。しかし、いまは小泉首相のもとで論理不在の憲法論議が横行している。具体的な憲法改正をやるべき時期ではないと思う」と答えている(59)。「創憲論」とは、やはり、改憲論だったのである

 同提言の二〇〇五年版では、「憲法九条の維持」が唱えられているが、これは、政権が「小泉首相のもと」にあるからだ、と解釈した方がいいだろう。「平和基本法」は、戦争をできる国、「普通の国」づくりのための改憲である。同提言軍縮を謳っているが、一九九三年版では、軍縮は「周辺諸国軍縮過程と連動させつつ」行われるとされているのだから北朝鮮中国軍事的脅威が強調される状況では、実現する見込みはないだろう(60)。また、「かつて侵略したアジアとの本当の和解」、二〇〇五年版では、周辺諸国への謝罪過去清算への誠実な取組みの必要性が強調されているが、リベラル過去清算は終わったと認識しているのであるから、これも実効性があるとは思えない。要するに、同提言には、論理内在的にみて、軍事大国化への本質的な歯止めがないのである

 佐藤が語る、愛国心必要性(61)、国家による市民監視(62)、諜報機関の設置等は、「普通の国」にとっては不可欠なものである佐藤饒舌から私たちは、「平和基本法」の論理がどこまで行き着くかを学ぶことができる。

 馬場は、小泉純一郎首相(当時)の靖国参拝について、「今後PKOなどの国際的軍事平和維持活動において殉死殉職した日本人の慰霊をどう処理し追悼するか、といった冷戦後平和に対する構想を踏まえた追悼のビジョンもそこからは得られない」と述べている(63)。逆に言えば、馬場は、今後生じる戦死者の「慰霊追悼施設必要だ、と言っているわけである。「普通の国」においては、靖国神社でないならば、そうした施設はもちろん、不可欠だろう。私は、〈佐藤優現象〉を通じて、このままではジャーナリズム内の護憲派は、国民投票を待たずして解体してしまう、と前に述べた。だが、むしろ、すでに解体は終わっているのであって、「〈佐藤優現象〉を通じて、残骸すら消えてしまう」と言うべきだったのかもしれない。

 ここで、テロ特措法延長問題に触れておこう(64)。国連本部政務官川端清隆は、小沢一郎民主党代表の、テロ特措法延長反対の発言について、「対米協調」一辺倒の日本外交批判しつつ、「もし本当に対テロ戦争への参加を拒絶した場合日本には国連活動への支援も含めて、不参加を補うだけの実績がない」、「ドイツ独自イラク政策を採ることができたのは、アフガニスタンをはじめ、世界の各地で展開している国連PKOや多国籍軍に参加して、国際社会を納得させるだけの十分な実績を積んでいたかである。翻って日本場合多国籍軍は言うに及ばず、PKO参加もきわめて貧弱で、とても米国国際社会理解を得られるものとはいえない」と述べている(65)。

 元国連職員吉田康彦は「国連憲章の履行という点ではハンディキャップなしの「普通の国」になるべきだと確信している。(中略)安保理決議による集団安全保障としての武力行使には無条件で参加できるよう憲法の条文を明確化するのが望ましい」と述べている(66)。川端吉田の主張をまとめれば、「対米協調一辺倒を避けるため、国連PKOや多国籍軍軍事活動積極的に参加して「国際貢献」を行わなければならない。そのためには改憲しなければならない」ということになろう。民主党路線と言ってもよい。今の護憲派ジャーナリズムに、この論理反論できる可能性はない。「8」で指摘したように、対北朝鮮武力行使容認してしまえば、改憲した方が整合性があるのと同じである

 なお、佐藤は、『世界』二〇〇七年五月号に掲載された論文山川均の平和憲法擁護戦略」において、「現実国際政治の中で、山川ソ連侵略性を警戒するのであるから、統整的理念としては非武装中立を唱えるが、現実には西側の一員の日本を前提として、外交戦略を組み立てるのである。」「山川には統整的理念という、人間努力によっては到底達成できない夢と、同時にいまこの場所にある社会生活改善していくという面が並存している」と述べている。私は発刊当初この論文を一読して、「また佐藤柄谷行人への点数稼ぎをやっている」として読み捨ててしまっていたが、この「9」で指摘した文脈で読むと意味合いが変わってくる。佐藤は、「平和憲法擁護」という建前と、本音が分裂している護憲派ジャーナリズムに対して、「君はそのままでいいんだよ」と優しく囁いてくれているのだ。護憲派ジャーナリズムにとって、これほど〈癒し〉を与えてくれる恋人もいるまい(67)。

10.おわりに

 これまでの〈佐藤優現象〉の検討から、このままでは護憲派ジャーナリズムは、自民党主導の改憲案には一〇〇%対抗できないこと、民主党主導の改憲案には一二〇%対抗できないことが分かった。また、いずれの改憲案になるにしても、成立した「普通の国」においては、「7」で指摘したように、人種差別規制すらないまま「国益」を中心として「社会問題」が再編されることも分かった。佐藤沖縄でのシンポジウムで、「北朝鮮アルカイダの脅威」と戦いながら、理想を達成しようとする「現実平和主義」を聴衆に勧めている(68)が、いずれの改憲案が実現するとしても、佐藤が想定する形の、侵略植民地支配反省も不十分な、「国益」を軸とした〈侵略ができる国〉が生まれることは間違いあるまい。「自分国家主義者じゃないから、「国益」論なんかにとりこまれるはずがない」などとは言えない。先進国の「国民」として、高い生活水準や「安全」を享受することを当然とする感覚、それこそが「国益」論を支えている。その感覚は、そうした生存の状況を安定的保障する国家先進国主導の戦争積極的に参加し、南北格差固定化を推進する国家―を必要とするからだ。その感覚は、経済的水準が劣る国の人々への人種主義、「先進国」としての自国を美化する歴史修正主義の温床である

 大雑把にまとめると、〈佐藤優現象〉とは、九〇年代以降、保守派大国路線に対抗して、日本経済的地位に見合った政治大国化を志向する人々の主導の下、謝罪補償必要とした路線が、東アジア諸国民衆の抗議を契機として一頓挫したことや、新自由主義の進行による社会統合破綻といった状況に規定された、リベラル左派危機意識から生じている。九〇年代東アジア諸国民衆から謝罪補償を求める声に対して、他国の「利益のためではなく、日本私たちが、進んで過ちを正しみずから正義回復する、即ち日本利益のために」(69)(傍点ママ歴史清算を行おうとする姿勢は、リベラル内にも確かにあり、そしてその「日本利益」とは、政治大国を前提とした「国益」ではなく、侵略戦争植民地支配可能にした社会のあり方を克服した上でつくられる、今とは別の「日本」を想定したものであったろう。私たちが目撃している〈佐藤優現象〉は、改憲後の国家体制に適合的な形で生き残ろうと浮き足立リベラル左派が、「人民戦線」の名の下、微かに残っているそうした道を志向する痕跡消失もしくは変質させて清算する過程、いわば蛹の段階である改憲後、蛹は蛾となる。

 ただし、私は〈佐藤優現象〉を、リベラル左派意図的計画したものと捉えているわけではない。むしろ無自覚的、野合的に成立したものだと考えている。藤田省三は、翼賛体制を「集団転向寄り合い」とし、戦略戦術的な全体統合ではなく、諸勢力からあいもつあいがそのまま大政翼賛会に発展したからこそ、デマゴギーそれ自体ではなく、近衛文麿のようなあらゆる政治立場から期待されている人物統合象徴となったとし、「主体が不在であるところでは、時の状況に丁度ふさわしい人物実態のまま象徴として働く」、「翼賛会成立史は、この象徴人物の未分性という日本政治特質をそれこそ象徴的に示している」と述べている(70)が、〈佐藤優現象〉という名の集団転向現象においては、近衛のかわりに佐藤が「象徴」としての機能果たしている。この「象徴」の下で、惰性や商売で「護憲」を唱えているメディア、そのメディア追従して原稿を書かせてもらおうとするジャーナリスト発言力を確保しようとする学者、無様な醜態晒す本質的には落ち目思想家やその取り巻き、「何かいいことはないか」として寄ってくる政治家や精神科医ら無内容な連中、運動に行き詰った市民運動家、マイノリティ集団などが、お互いに頷きあいながら、「たがいにからあいもつれあって」、集団転向は進行している。

 ところで、佐藤は、「仮に日本国家国民が正しくない道を歩んでいると筆者に見えるような事態が生じることがあっても、筆者は自分ひとりだけが「正しい」道を歩むという選択はしたくない。日本国家同胞日本人とともに同じ「正しくない」道を歩む中で、自分が「正しい」と考える事柄の実現を図りたい」と述べている(71)。佐藤は、リベラル左派に対して、戦争に反対の立場であっても、戦争が起こってしまたからには、自国国防、「国益」を前提にして行動せよと要求しているのだ。佐藤賞賛するような人間は、いざ開戦となれば、反戦運動を行う人間異端者扱いするのが目に見えている。

 この佐藤発言は、安倍晋三首相の目指していた「美しい国」づくりのための見解とも一致する。私見によれば、安倍の『美しい国へ』(新潮新書、二〇〇六年七月)全二三二頁の本のキモは、イランでのアメリカ大使館人質事件(一九七九年)をめぐる以下の一節である。「(注・反カーター陣営の)演説会で、意外に思ったことがある。人質事件に触れると、どの候補者もかならず、「私は大統領とともにある」(I am behind the President.)というのだ。ほかのことではカーターをこきおろす候補者が、そこだけは口をそろえる。/もちろん、人質にされている大使館員たちの家族配慮するという意図からだろうが、アメリカ一丸となって事件対処しているのだ、という明確なメッセージを内外に発しようとするのである国益からむと、圧倒的な求心力がはたらくアメリカ。これこそがアメリカの強さなのだ。」(八七~八八頁)

 文中の、「人質事件」を拉致問題に、「大統領」を安倍に、「アメリカ」を日本に置き換えてみよ。含意は明白であろう。安倍は辞任したとはいえ総連弾圧をめぐる日本言論状況や、〈佐藤優現象〉は、安倍の狙いが実現したこと物語っている。安倍政権は倒れる前、日朝国交正常化に向けて動きかけた(正確には米朝協議の進展で動かされたと言うべきだが)が、こうなるのは少なくとも今年春からは明らかだったにもかかわらず、リベラル左派の大多数は、「日朝国交正常化」を公然と言い出せなかった。安倍政権北朝鮮外交に敗北したのは明らかである。だが、日本リベラル左派安倍政権ときに敗北したのである

 〈佐藤優現象〉は、改憲後に成立する「普通の国」としての〈侵略ができる国〉に対して、リベラル左派の大部分が違和感を持っていないことの表れである侵略植民地支配過去清算在日朝鮮人人権擁護も、そこには含まれる)の不十分なままに成立する「普通の国」は、普通の「普通の国」よりはるかに抑圧的・差別的侵略的にならざるを得ない。〈佐藤優現象〉のもとで、対北朝鮮武力行使の言説や、在日朝鮮人弾圧の言説を容認することは、戦争国家体制に対する抵抗感を無くすことに帰結する。改憲に反対する立場の者がたたかうべきポイントは、改憲護憲(反改憲)かではない。対北朝鮮武力行使容認するか、「対テロ戦争」という枠組み(72)を容認するかどうかである容認してしまえば、護憲(反改憲)派に勝ち目はない。過去清算も不十分なまま、札束ではたいて第三世界諸国の票を米国のためにとりまとめ、国連民主的改革にも一貫して反対してきた日本が、改憲し、常任理事国化・軍事大国化して、(国連主導ではあれ)米軍中心の武力行使を容易にすることは、東アジア世界平和にとって大きな災厄である(73)。

改憲戦争国家体制拒否したい人間は、明確に、対北朝鮮武力行使の是非、対テロ戦争の是非という争点を設定して絶対的に反対し、〈佐藤優現象〉及び同質の現象を煽るメディア知識人等を徹底的に批判すべきである

(1)岩波書店労働組合「壁新聞」二八一九号(二〇〇七年四月)。

(2)ブログ「猫を償うに猫をもってせよ」二〇〇七年五月一六日付。

(3)ただし、編集者佐藤右翼であることを百も承知の上で使っていることを付言しておく。〈騙されている〉わけではない。

(4)「佐藤優という罠」(『AERA』二〇〇七年四月二三日号)中のコメントより。

(5)インターネットサイトフジサンケイ ビジネスアイ」でほぼ週一回連載中の〈 Permalink | 記事への反応(0) | 18:37

金光翔 『<佐藤優現象批判

インパクション』第160号(2007年11月刊)掲載

目次

1.はじめに

2.佐藤優右派メディアでの主張

 (1)歴史認識について

 (2)対北朝鮮外交について

 (3)朝鮮総連への政治弾圧について

3.佐藤優による主張の使い分け

4.佐藤優へ傾倒する護憲派ジャーナリズム

5.なぜ護憲派ジャーナリズム佐藤を重用するのか?

 (1)ナショナリズム

 (2)ポピュリズム

 (3) 格差社会

 (4)「硬直した左右の二項対立図式を打破」―〈左〉の忌避

6.「人民戦線」という罠

 (1)「ファシズム政権樹立」に抗するために、人民戦線的な観点から佐藤擁護する

 (2)「論壇」での生き残りを図るために、佐藤擁護する

7.「国民戦線」としての「人民戦線

8.改憲問題と〈佐藤優現象

9.「平和基本法から佐藤優現象〉へ

10.おわりに

1.はじめに

 このところ、佐藤優という人物が「論壇」を席巻しており、リベラル左派系の雑誌から右派メディアにまで登場している。

 だが、「論壇の寵児」たる佐藤は、右派メディア排外主義のものの主張を撒き散らしている。奇妙なのはリベラル左派メディアが、こうした佐藤の振舞いを不問に付し、佐藤を重用し続けていることにある。

 佐藤による、右派メディアでの排外主義の主張の展開が、リベラル左派によって黙認されることによって成り立つ佐藤の「論壇」の席巻ぶりを、以下、便宜上、〈佐藤優現象〉と呼ぶ。この現象意味を考える手がかりとして、まずは、佐藤による「論壇」の席巻を手放しに礼賛する立場記述検討からはじめよう。例えば、『世界』の編集者として佐藤を「論壇」に引き入れ、佐藤の著書『獄中記』(岩波書店、二〇〇六年一二月)を企画編集した馬場公彦(岩波書店)は、次のように述べる。

 「今や論壇を席巻する勢いの佐藤さんは、アシスタントをおかず月産五百枚という。左右両翼の雑誌寄稿しながら、雑誌の傾向や読者層に応じて主題文体を書き分け、しかも立論は一貫していてぶれていない。」「彼の言動共鳴する特定編集者と密接な関係を構築し、硬直した左右の二項対立図式を打破し、各誌ごとに異なったアプローチ共通の解につなげていく。」「現状が佐藤さんの見立て通りに進み、他社の編集者意見交換するなかで、佐藤さんへの信頼感が育まれる。こうして出版社カラーや論壇の左右を超えて小さなリスク共同体が生まれ編集業を通しての現状打破への心意気が育まれる。その種火はジャーナリズムにひろがり、新聞社会面を中心に、従来型の検察官邸主導ではない記者独自調査報道が始まる。」「この四者(注・権力民衆メディア学術)を巻き込んだ佐藤劇場が論壇に新風を吹き込み、化学反応を起こしつつ対抗的世論公共圏形成していく。」

 馬場見解の中で興味深いのは、〈佐藤優現象〉の下で、「硬直した左右の二項対立図式」が打破され、「論壇」が「化学反応」を起こすとしている点であるある意味で、私もこの認識を共有する。だが、「化学反応」の結果への評価は、馬場と全く異なる。私は、これを、「対抗的世論公共圏」とやらが形成されるプロセスではなく、改憲後の国家体制に適合的な形に(すなわち、改憲後も生き長らえるように)、リベラル左派が再編成されていくプロセスであると考える。比喩的に言えば、「戦後民主主義体制下の護憲派が、イスラエルリベラルのようなものに変質していくプロセスと言い替えてもよい。

 以下の叙述でも指摘するが、佐藤は対朝鮮民主主義人民共和国(以下、北朝鮮武力行使在日朝鮮人団体への弾圧必要性を精力的に主張している。安倍政権下の拉致外交キャンペーンや、一連の朝鮮総連弾圧に対して、リベラル左派から批判や抗議の声はほとんど聞かれなかったのは、「化学反応」の典型的ものである。「戦後民主主義」が、侵略植民地支配過去とまともに向き合わず在日朝鮮人に対してもせいぜい「恩恵」を施す対象しか見てこなかったことの問題性が、極めて露骨に出てきていると言える。〈嫌韓流〉に対して、リベラル左派からの反撃が非常に弱いことも、こうした流れの中で考えるべきであろう。

 私は、佐藤優個人は取るにたらない「思想家」だと思うが、佐藤右派メディアで主張する排外主義を、リベラル左派容認・黙認することで成り立つ〈佐藤優現象〉は、現在ジャーナリズム内の護憲派問題点を端的に示す、極めて重要な、徴候的な現象だと考える。

 馬場は、佐藤が「左右両翼の雑誌寄稿しながら、雑誌の傾向や読者層に応じて主題文体を書き分け、しかも立論は一貫していてぶれていない」などと言うが、後に見るように、佐藤は、「右」の雑誌では本音を明け透けに語り、「左」の雑誌では強調点をずらすなどして掲載されるよう小細工しているに過ぎない。いかにも官僚らしい芸当である佐藤自身は自ら国家主義であることを誇っており、小谷野敦言葉を借りれば、「あれ(注・佐藤)で右翼でないなら、日本右翼なんか一人もいない」。

 佐藤が読者層に応じて使い分けをしているだけであることは誰にでも分かることであるし、事実ウェブ上でもブログ等でよく指摘されている。そして、小谷野の、この現象が「日本知識人層の底の浅さが浮き彫りになった」ものという嘲笑も正しい。だが、改憲派の小谷野と違い、改憲を阻止したいと考える者としては、この現象について、佐藤優に熱を上げている護憲派を単に馬鹿にするだけではなく、〈佐藤優現象〉をめぐって、誰にでも浮かぶであろう疑問にまともに答える必要がある。なぜ、『世界』『金曜日』等の護憲派ジャーナリズムや、斎藤貴男魚住昭のような一般的には「左」とされるジャーナリストが、佐藤に入れ込んでいるのか? なぜ、排外主義を煽る当の佐藤が、『世界』『金曜日』や岩波書店朝日新聞出版物では、排外主義ナショナリズムの台頭を防がなければならない、などと主張することが許されているのか?

 この〈佐藤優現象〉はなぜ起こっているのか? この現象はどのようなことを意味しているのか? どういう帰結をもたらすのか? 問われるべき問題は何か? こうした問いに答えることが、改憲を阻止したいと考える立場の者にとって、緊急の課題であると思われる。

2.佐藤優右派メディアでの主張

 まず、佐藤排外主義的主張のうち、私の目に触れた主なものを挙げ、佐藤排外主義者としての活躍振りを確認しておこう。

(1)歴史認識について

 佐藤は言う。「「北朝鮮が条件を飲まないならば、歴史をよく思いだすことだ。帝国主義化した日本ロシアによる朝鮮半島への影響力を巡る対立日清戦争日露戦争引き起こした。もし、日本ロシアが本気になって、悪い目つきで北朝鮮にらむようになったら、どういう結果になるかわかっているんだろうな」という内容のメッセージ金正日に送るのだ」。朝鮮植民地化に対する一片の反省もない帝国主義者そのもの発言である。また、アメリカ議会における慰安婦決議の件に関しても、「事実誤認に基づく反日キャンペーンについて、日本政府がき然たる姿勢反論することは当然のことだ。」と述べている。

 特に大川周明テクスト佐藤解説から成る日米開戦真実大川周明著『米英東亜侵略史』を読み解く』(小学館、二〇〇六年四月)では、極めて露骨に、日本近現代史に関する自己歴史認識開陳する。以下、引用する。佐藤が自説として展開している部分である

 「日本人は(注・太平洋戦争)開戦時、少なくとも主観的には、中国アメリカイギリスによる植民地支配から解放したいと考えていた。しかし、後発資本主義である日本には、帝国主義時代の条件下で、欧米列強植民地になるか、植民地を獲得し、帝国主義国となって生き残るかの選択肢しかなかった。」(三頁)、「「大東亜共栄圏」は一種棲み分け理論である日本人はアジア諸民族との共存共栄真摯に追求した。強いて言えば、現在EUを先取りするような構想だった。」(四頁)、「あの戦争を避けるためにアメリカ日本妥協を繰り返せば、結局、日本アメリカ保護国、準植民地となる運命を免れなかったというのが実態ではないかと筆者は考える。」(六頁)、「日本武力によって、列強による中国の分裂が阻止されたというのは、日本人の眼からすれば確かに真実である。(中略)中国人の反植民活動家の眼には、日本列強とともに中国を分割する帝国主義国の一つと映ったのである。このボタンの掛け違いにイギリスアメリカはつけ込んだ。日本こそが中国植民地化と奴隷支配を目論む悪の帝国であるとの宣伝工作を行い、それが一部の中国政治家と知的エリートの心を捉えたのである。」(二八一頁)。また、蒋介石政権については、「米英の手先となった傀儡政権」(二五七頁)としている。他方、佐藤は、汪兆銘南京国民政府は「決して対日協力の傀儡政権ではなかった」(二四九頁)とする。

 右翼たる佐藤面目躍如たる文章である。ちなみに、こんな大東亜戦争肯定論の焼き直しの本を斎藤貴男は絶賛し、「大川こそあの時代知の巨人・であったとする形容にも、大川の主張そのものにも、違和感を抱くことができなかった」としている。

(2)対北朝鮮外交について

 佐藤は、「拉致問題解決」を日朝交渉大前提とし、イスラエルによるレバノン侵略戦争も「拉致問題解決」として支持している。「イスラエル領内で勤務しているイスラエル人が拉致されたことは、人権侵害であるとともにイスラエル国権侵害でもある。人権国権侵害された事案については、軍事行使も辞せずに対処するというイスラエル政府方針を筆者は基本的に正しいと考える」。さらに、現在北朝鮮ミュンヘン会談時のナチス・ドイツに準えた上で、「新帝国主義時代においても日本国家日本人が生き残っていける状況を作ることだ。帝国主義選択肢には戦争問題解決することも含まれる」としている。当然佐藤にとっては、北朝鮮の「拉致問題解決」においても、戦争視野に入っているということだ。『金曜日』での連載においても、オブラートに包んだ形ではあるが、「北朝鮮に対するカードとして、最後には戦争もありうべしということは明らかにしておいた方がいい」と述べている(10)。

 さらに、アメリカが主張してきた北朝鮮米ドル札偽造問題が、アメリカ自作自演だった可能性が高いという欧米メディア報道に対して、佐藤は「アメリカ政府として、『フランクフルター・アルゲマイネ・ツァイトゥング』の記事に正面から反論することはできない。なぜなら、証拠を突きつける形で反論するとアメリカ情報源情報収集能力が明らかになり、北朝鮮を利してしまうからだ」(11)と、いかなる反証根拠も示さずに(反証必要性を封じた上で)、「北朝鮮情報操作」と主張しているが、この主張は、保守派原田武夫にすら否定されている(12)。佐藤現在右派メディアの中でも最も「右」に位置する論客の一人であると言えよう。

(3)朝鮮総連への政治弾圧について

 佐藤は、「在日団体への法適用拉致問題動く」として、「日本政府朝鮮総連経済活動に対し「現行法の厳格な適用」で圧力を加えたことに北朝鮮逆ギレして悲鳴をあげたのだ。「敵の嫌がることを進んでやる」のはインテリジェンス工作の定石だ。/政府が「現行法の厳格な適用」により北朝鮮ビジネス利益を得ている勢力牽制することが拉致問題解決のための環境を整える」と述べている(13)。同趣旨の主張は、別のところでも述べている(14)。「国益」の論理の下、在日朝鮮人の「人権」は考慮すらされてない。

 漆間巌警察庁長官(当時)は、今年の一月一八日の会見で、「北朝鮮が困る事件摘発拉致問題解決に近づける。そのような捜査に全力を挙げる」「北朝鮮日本交渉する気にさせるのが警察庁仕事。そのためには北朝鮮資金源について事件化し、実態を明らかにするのが有効だ」と発言しているが、佐藤発言はこの論理と全く同じであり、昨年末から激化を強めている総連系の機関民族学校などへの強制捜索に理論根拠提供したように思われる。佐藤自身も、「法の適正執行なんていうのはね、この概念ができるうえで私が貢献したという説があるんです。『別冊正論』や『SAPIO』あたりで、国策捜査はそういうことのために使うんだと書きましたからね。」と、その可能性を認めている(15)。

3.佐藤優による主張の使い分け

 排外主義者としての佐藤の主張は、挙げ出せばきりがない。前節で挙げたのも一例に過ぎない。では、佐藤は、こうした主張を『世界』『金曜日』でも行っているのだろうか。

 佐藤が仮に、「左」派の雑誌では「右」ととられる主張を、「右」派の雑誌では「左」ととられる主張をすることで、「硬直した左右の二項対立図式を打破」しているならば、私も佐藤をひとかどの人物と認めよう。だが、実際に行われていることは、「左」派メディアでは読者層の価値観に直接抵触しそうな部分をぼかした形で語り、「右」派メディアでは本音を語るという下らない処世術にすぎない。「左右の二項対立図式」の「打破」は、「左」の自壊によって成り立っているのだ。佐藤が『金曜日』と右派メディアで同一のテーマを扱った文章を読み比べれば、簡単にそのことはわかる。

 一例として、米国下院での「慰安婦」決議に関する佐藤の主張を読み比べてみよう。産経新聞グループサイト上での連載である地球を斬る〉では、「慰安婦問題をめぐるアメリカ報道を「滅茶苦茶」と非難し、「慰安婦問題に関する二〇〇七年三月一日の安倍発言についても「狭義の強制性はなかった」という認識なのだから正当だとして、あたかも「慰安婦」決議案自体不正確な事実に基づいたものであるかのような印象を与えようとしている(16)。ところが、『金曜日』では、こうした自分の主張は述べず、国権論者としての原則的立場から日本政府謝罪には反対だとしている(17)。なお、『金曜日』の同文章では「歴史認識を巡る外交問題 Permalink | 記事への反応(1) | 18:32

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