はてなキーワード: 折り紙付きとは
Twitterのオタク界隈の同ジャンルで仲良くなったグループがあった。大学生〜社会人新人くらいの世代が集まっていた。
その界隈で、ボイチャ繋いでゲームしたり、そのゲームのアバターのイラストとか描いて遊んでた。
そのうちの一人が、最近彼氏に振られたとかで、死ぬほど病んでた時があった。
その時俺は、そいつとはかなり仲良くて、友達としてはかなり親しんでいたし、打ち解けていた。
病みツイートが増えていたその子が普通に心配で、新幹線で移動する距離だったけど、会いに行くことにした。
俺はバチバチに童貞だったけど、それでも何の気負いも発生せず誘えるくらいの距離感、友人感覚だった。
で、会いに行った。思ったより元気だったので、安心したし、その元気に少しでも貢献できているのなら、友人として誇らしかった。
昼間はその子が住んでる地域の観光を楽しんで、夜は目一杯飲んだ。
その子は、「旅費を出してくれてるから、夜は奢る!」といって、行きつけのお店やバーにたくさん連れて行ってくれた。
色々語らって、振られた元カレの愚痴を聞いて、ゲームの話をして、しこたま飲んで、普通にオフ会を楽しんだ。
その後は普通にその子の家に泊めてもらった。もともとそういう約束だった。
俺が居た界隈が独特だったのかわからないが、グループ内は男も女もいて、オフ会で男が女の家に泊まったり女が男の家に泊まったりは、普通にあることで、かつその様子を普通にSNSに投稿して「今○○とオフ会してる!」とか普通に共有される世界だった。
たしかに裏でそいつらがセックスしててもわかりはしない。でも、そんな器用な人間はいないイメージだった。なんとなく、みんな幼稚で、恋愛とかセックスとか男女とか存在しない雰囲気ではあった。喪女・童貞ばかりで、なんて言ったら良いかな。高校のクラスの隅っこにいる、ヒエラルキー最下層の、オタク同士でなんかつるんでる男女、みたいな雰囲気だった。色気とかないない。男女関係の機微だの惚れた腫れただのは、俺達とは無関係な世界。って感じ。
ただ、そういう意味では、この子だけはリアルに彼氏が居たりして、グループ内ではませてる子ではあったね。
とにかく、そんな感じだったから、俺もそれらに習って、気さくにその子の家に泊まりに行ったんだけど。
電気を消したら当然のように始まった。
面食らうばかりで、何も言えなくて、なんの戸惑いもなく俺のチン○を咥えるその子がいつも一緒にゲームしてるあの子と一致しなくて、緊張するばかりで、気持ちいいとか悪いとかもわからなくて。
レイプだなんて言うつもりはないけど、今思うと、事前に正面から「えっちしたい」って言われたらなんて答えたかはわからない。
彼女は、ちょっと太り気味ではあったけど、顔はかわいかったし、おっぱいも大きかったし、友人としては折り紙付きに好きだった。
でも、彼女は友人なのだ。とにかく友人で、同じグループの仲間で、その中でも特別な存在だと思ったことは一度もなかった。
それに、あのセックスと呼べるかもわからない代物を思い出すと、もう一回したいとは思えない。そんな感じだった。
彼女はその間、なんだか前日と雰囲気がかわっていて、なんというか、「彼女感」みたいなのを出してきてるとは、童貞捨てたばかりの俺でも感じた。
その雰囲気に当てられてか、俺もなんとなく「彼氏感」みたいなのを出してしまったと思う。
自宅に帰ってきてから、総合的に見て不快な体験だったかなと思った。
まあ、いろいろと奢ってはもらったし、生理的に無理とかそういう相手でもないし、めっちゃ嫌な思いをしたとかではない。震源地はもっと別な感じがした。
俺の意思が置き去りにされていたこととか、やれればイイ竿扱いされた感じとか、奢ってるのもそのためだったのかとか考えると、なんかイライラした。
あの子からしたらセックスなんて日常茶飯事なのかもしれないけど、俺からしたら完全な非日常で、
それを不意打ちというか闇討ちのような形で差し出されたら、誰だってあんな無様になるだろ。
事前に言ってくれてたら、もうちょっと心の準備とか座学とかして、もう少しはマシな結果をだせたかもしれないのに…とかそんな方向にブレる思考にも嫌けがした。
二日目、あの子の雰囲気に流されて、恋人ごっこに付き合ってしまった自分にも、自己嫌悪した。俺は混乱したままあの子に従順に振る舞っていただけだ。そこに俺の意思はない。
あの子を一人の女の子として大事にしようと思ったことは俺にはないし、きっと彼女も俺に対してそこまで思ってない。
彼氏にすてられた寂しさから逃れるために俺を利用した。友人だと思っていたのに。いい仲間だと思ってたのに。
それ以降俺はなんとなく、そのグループの中で低浮上になっていった。
数カ月後に、彼女から、「こんどはわたしがそっちにいっていい?」ってメッセがきてたけど、苦い記憶がどうしても思い起こされて、返信を渋っているうちに、そのグループにも顔出さなくなって、俺は自然卒業していた。
今思うと な に そ の お い し い 展 開 !!!!!!!!
でしかないけど。
傷心の年上女にディルド扱いされるなんてご褒美でしかないんだが。今なら間違いなく上手〜〜〜に射精できます。
とにかく当時の俺は幼くて、というか幼稚で、それなりに苦い過去です。
というか性癖ゆがめられたな。そういう、竿を粗末に扱われる展開が好きなドマゾになってしまいました!!うまくできなかった未練のせいかな?いやお前のせいだろ。
あのグループまだあるのかな?今何してんのかな、あの子。幸せに暮らしてるといいけど。
なんにせよ、コミュニケーション不足だった。
あの子がどの段階で俺とセックスするつもりになってたのか今となってはもうわかんないけどさ。
男女よ、コミュニケーションとろう。
実はワクチン関連の動きの方もだいぶ酷い
新型コロナの時に吉村がドヤ顔で推し進めてたワクチン開発の会社であるアンジェスは金を集めた後に開発を中止して大阪の無能っぷりを全国に知らしめたのは有名だが
https://mainichi.jp/articles/20220928/k00/00m/040/400000c
昨今CMや後遺症予防などで話題の帯状疱疹ワクチンについても他の多くの自治体は助成があるにも関わらず大阪は助成が一切無く市民は高い金を払って打たなければいけない状態が続いてる
以下の大阪府のホームページでも市民からこの件に関して意見が寄せられてるのが分かるが吉村はそれを無視してる
大阪万博に使う金はあっても市民の命や健康を守るワクチンに使う金は出さないのが維新の会のやり方
これは市民よりも自分達の面子と利権が大事という維新の会の本質を表してると言っても過言じゃない
柔術始めたての頃はブラジルでバーの用心棒の仕事をしながら夜な夜なストリートファイトに精を出していた。
その時期には一度現在も所属しているボンサイからは破門を言い渡されてるが
先輩で兄のように慕う現RIZINファイターのホベルト・サトシ・ソウザが頼み込みなんとか免れている。
朝倉未来が路上の伝説(笑)と呼ばれていたのかいなかったのか知らんけど
クレベルはそれをブラジルでやっていた筋金入りのヤバいヤツだ。
今回、鈴木千裕VSパトリシオ戦で鈴木が勝ったことにクレベルがリングサイドで大喜びしていたら
パトリシオの兄でファイターのパトリッキーに突き飛ばされたのに腹を立て
控室まで追いかけて行って背中に飛び蹴りをしたというクソヤンチャエピソードが盛り上がったが
普通にそういうことをする奴ではあるんだよな。
ちょっと話してみたい。昔の話だ。
若い頃、都内の繁華街にある飲食チェーンで店長職を務めていた。今はもう会社を辞めて実家に帰り、細々と親の仕事を手伝ってる。農業を営んでるから、食料品という意味では繋がってる。
あの頃はまだ30代半ばで、男が乗っている時期だった。心も体も無理がきいて、若者の考えもなんとか理解できて。懐かしいなぁ。今では50代が近づきつつある。
守秘義務とか一応あるから、どこの飲食チェーンかは言わない。読んでるうちにわかるかもしれないが。できればそっとしておいてほしい。
何の話をしようか迷ったが、『人』の話がいいだろう。何人かに絞って話がしたい。皆、よくも悪くも思い入れがある。三人だけ挙げよう。
もちろん仮名だ。雰囲気で名付けている。背は低めだったかな。危なっかしいけど、素直な子だった。だが、ある事件を機に店を辞めてしまった。
大学二年生で、MARCHクラスの大学に通っていた。やんごとなき方々が通いそうな大学名だった。私は専門学校出なので、大学生と聞いただけで眩しい感じがした。
彼は夕方~夜のメンバーだった。クローズまで残ることもあった。ところで、ある従業員I氏との折り合いが悪く、さらにスダ君が好きだった女子店員TさんがI氏と交際していることもあってか、勤務中に不安定な感じになることがあった。若さというものだ。
閉店作業中にI氏と諍いになることがあったらしい。マネージャークラスのアルバイト従業員の場合、連絡日誌を付けるのだが、そういう報告をみかけた。
実際、迷ったものだ。I氏は当時、二十代前半のフリーターで、付き合っていたTさんは大学四年生だった。I氏はほかの女子アルバイトにも手を出していた。時には、新人クルーを無理やり自分のビッグスクーターに載せて、当店の近くにあるラブホテルに直行することもあった。
相関図
I氏 ⇔ Tさん ← スダ君
↓
当時は2000年代の半ばだった。男のそういう行為も甲斐性のひとつとされた時代だ。迷惑行為ではあったが、相当の戦力だったため目を瞑らざるを得なかった。
ある年の秋、閉店数時間前だった。いつもだと、店の目の前にある事務所でシフトを作ることが多いのだが、この日ばかりは実店舗で指揮を取っていた。どんな時間帯にもインして、店舗の運営状況を確かめねば……という意識もあったが、正直この日は気分だった。
夜9時頃、スダ君がお店にインしてきた。この日は3時間半のシフトだ。だが、様子がおかしい。足早にタイムカードを切ったかと思うと、店の奥にあるシンクに手をかけてうずくまるように立っていた。
ほかのアルバイトも「様子がおかしいのでは?」と察していた。私は、スダ君と仲のいい大学生ふたりに事情を聴くように指示した。こういう時はこれでいい。私が聞いても真実を答える保証はない。聞き取りするとしたら彼らの後だ。
大学生ふたりが聞き取ったところによると、スダ君が事務所に入った時、こんなことがあったらしい。
・運悪く、スダ君が入ってきた音に気が付かずに目撃することとなった
・過去にもスダ君の目線からみてそうなのでは、と思うことがあった
これには悩んだ。どう対処すればいいのか。店を預かる者としては判断に迷うところだ。というのも、I氏もTさんも、はっきりいって当店の最高戦力(I氏はマネージャークラス、Tさんは接客専門職クラス)であり、辞めてもらっては困る。困るのだ。ただでさえ人手不足なのに。
本来は免職処分とすべきだ。事務所を本来の目的以外に使うな、とは言わない。待機時間に学校での課題を片付けたり、シフトを上がった後にお喋りをするとか、そういう使い方をしてもいい。少しくらいは。
ただ、過去においては、休憩室で飲み会を催していたクルー3名をまとめて免職処分にしたことがある。線引きが難しい。
結局、I氏もTさんも当店に残すことにした。I氏は「次やったら辞めさすぞ」と何度もクギを差したうえで、出勤停止の処分とした。Tさんは、大学卒業まで残り数か月だったのもあり、比較的温情のある処分をした。※思惑までは書かない。自分なりにバランスを取ったつもりだ。
スダ君には、「人生いろいろあるけど挫けてはいけない」「あなたはひたむきだから。きっと報われる時がくる」など精一杯フォローしたものの、冬になるまでには店を辞めて、同系列チェーン店に移籍した。確か、そこの店長から電話があって、「面接に来たけど、彼どんな子?」と聞かれたから、「ひたむきでいい子です。ちょっと心が弱いところもありますね。でも、戦力になりますよ」と答えた。今でいうリファラル採用だった。
それから約一年後、あの時スダ君から聞き取りをしてくれた大学生から連絡があった。スダ君が、移籍した先の系列店でマネージャークラスにランクアップしたという。私もその店に行ってみたところ、確かにスダ君がいた。社員と同じ服装でキビキビと働いていた。あの頃とは雰囲気が違う。人間として成長したのだ。
それからすぐ、私も遠方の店に異動になってしまって、スダ君を見ることはなくなった。今はどんな人間に成長しているのだろう。いい男になっているだろうか。そんな未来を願っている。
この子は、いわゆるプレーヤータイプの極致だった。ほかの繁盛店から移籍してきた子で、クルーとしての実力は折り紙付きだった。POSでの接客もキビキビとこなすし、サービスレベルは最低限以上だし、料理を作るオペレーション作業も人並み以上にできた。
どんな分野でもマルチに活躍できる子だった……ただし、現場作業に限っての話ではあるが。残念ながら、性格であるとか、人格であるとか、気質であるとか、そういうところに問題のある子だった。
話は逸れるが、圧倒的美人だった。街を歩いていたら男は皆振り返るし、雑誌でモデルをしていたとして不思議ではない。そういうルックスの子だった。
ただやはり、性格に難があった。気に入らないクルーに雑談を振られても冷たい態度を取ったり、無視することがあった。相手のことをミカンの皮くらいにしか思っていないのだ。
ある時だったか、フナモトさんの接客の現場でこんなことがあった(※当時は、女子で厨房に入る子は極端に少なかった)。母親と子どもふたりがレジに並んでいて、子どもがおもちゃ付きセットの説明を求めた。店内のカウンター横には、おもちゃの反則セットが豪勢に飾ってあった。※フナモトさんmaidになる。
だが、彼女は冷たい様子で「ポケモンです。種類はこちらから」とメニューを指さすだけだった。そのお子さんが十秒ほど迷っていたところ、フナモトさんがローファーの先でコーヒーシロップやストローが入ったラックを何度も蹴り飛ばすのが見えた。
またある時などは、夜の店内におばあさんがテイクアウトの注文後、「お水を持ち帰りでくれませんか」と言ってきた。フナモトさんはマニュアルどおり「お水は持ち帰りができません」(※衛生管理上の問題。お客の家で水が品質劣化した場合など)と答えたところ、おばあさんは「車にいる孫が薬を飲むので……水がほしいんです」とのこと。
さて、こういう時はどうすべきか。一応、会社のマニュアルには、接客については「ルールに準じつつも、自分らしい接客スタイルを求めてください。お客様のためになる接客を。迷った時はマネージャーに指示を仰ぎましょう」といったことが書いてある。
フナモトさんはおばあさんに告げた。「その子がカウンターまで来るなら用意できます」と。なるほど、機転が利いている。おばあさんが了承したところ、フナモトさんが水を用意してカウンターの前にいるおばあさんに水を届けた。
しかし、おばあさんは水を取って、そのまま車に戻ろうとしたのだ。フナモトさんが一瞬早かった。おばあさんの二の腕を掴んで、水泥棒をガードしたのだ。
船「ダメっていいましたよね!?」
婆「いいでしょ。やめて!」
船「ダメって言ったよな、おい!?」
婆「ちょっと!」
船「おい!! ……お廻りさん呼びましょーか?」
婆「……」
さすがに堪忍したのか、おばあさんは諦めて外の渋谷通りに留めてあった車に歩いていった。私はその様子を観ていたけど、どっちもどっちだと感じた。フナモトさんはお客様ファーストではなかったし、おばあさんにしてもジュースを買えばよかっただけのことだ。別に水でなくてもよかった。
私だったら、「本来は衛生管理上の問題があり認められませんが、今回はお薬の事情があるということで持ち帰りを認めます」と言っていただろう。マニュアルに反する行為ではあるが、これなら上の人間が観ていたとしても申し開きできる。
三つ目になるが、フナモトさんが専門学校を卒業する半年前のことだ。店内のポジションを替わりたいという要望があった。弊社では、漢字表記だと接客専門職とでもいうべきランクがあり、それに選ばれるとお洒落な制服を着ることができる。昔懐かしい、アンナミラーズの制服にちょっと似ている。
だが、それはフナモトさんのわがままに過ぎなかった。本人から理由を聞いたところ、「可愛い制服だから、最後に着てから卒店したい」とのことだった。当然却下したのだが、それに激昂したフナモトさんは「だったら店を辞めます!!」と宣言して、マネージャールームのパイプ椅子を立った。そのまま事務所を出て行き、二度と連絡してくることはなかった。残りのシフトはバックれてしまった……。
約二週間後、別の系列店から「フナモトさんという子が面接に来ているけど、どんな子ですか?」という問い合わせがあった。ちょっと迷った挙句に、こんなことを答えたかな。
「一本筋が通った子です。いい方に働くこともあれば、そうでないこともあります」
と告げた。嘘は言っていない。確かに嫌な別れ方はしたけれども、かつての仲間だ。応援はしたい。少なくとも、ほかの店への移籍を妨害したくない。
人格者じみたことを書いたけれども、保身のためでもあった。フナモトさんとは過去に二度、ホテルに行ったことがある。お店の公式飲み会があると、私はいつも若い子だけの方がいいだろうと思って(一万円を置いて)早めに帰るのだが、その時は最後の方まで残っていた。
宴も酣(takenawa)ということになって、二次会に行こうと幹事が言い出した後で、フナモトさんと帰り道が一緒になり、いろいろ話すうちに飲み直そうということになった。私はまだ三十代だったので、いろいろと抑えることができなかった。
フナモトさんの見た目はクールビューティといったところだが、いざ一緒に寝てみると情熱的なところがあった。やはり、体のいろいろな部分が柔らかかったのを憶えている。そういう体験が二度あった。
それで、上の段で電話を受けた時は、フナモトさんが暴走したらよくないことになるのでは……!? という懸念があった。そうはならなくてよかった。
思い返すと、これも懐かしい記憶だ。あの子は今も元気にしているだろうか。健やかであってほしい。
この子も鮮烈だった。当時は大学生。独得な雰囲気の子で、普段はボーっとしているかと思えば、厨房でのオペレーション中は熱気に満ち満ちていた。閉店時のクローズ作業も抜群に早かった。
難点があるとすれば、マイペースなところや、人を怒らせる発言をするところや、常識のなさだった。ある時などは、冗談だと信じたかったが、早朝の開店作業中に「今日は気合いを入れるためにビールを飲んできました!!」と宣言していた。
今でいうところの、発達障害というやつだと思う。そうでないならパーソナリティ障害か。医師ではないので判断はできないが。
さて、そのワタベ君だが、大学三年生のある時に「マネージャーになりたい」と言ってきた(※説明が遅れたが、正社員の仕事をするアルバイトをいう)。確かに、作業能力的には余裕でマネージャークラスだった。しかし、彼の発達障害的な言動は、他のアルバイト仲間の間では賛否両論だった。マイルールに対して過剰適応なところがあり、それが特に若い高校生クルーとの間に軋轢を生んでいた。
当時のマネージャー全員に賛否を聞いたところ、半々ということになった。これは低い数値だ。普通は八割以上が賛成する。そして、ワタベ君本人に対して「貴君の意に添いかねる」という意思を告げたところ、なんと……彼は弾けた。バックレたのだ。
フナモトさんと違って、自分のシフトはちゃんと消化していったが、店長である私に何も告げずに店を辞めた。ほかのアルバイト仲間には辞めることを伝えていたらしい。なんということでしょう……(劇的ビフォーアフター)。
でも、これでよかったのだ。こういう極端な行動を取る人間は管理者として相応しくない。彼がマネージャーになっていたとして、またどこかで軋轢を生んで誰かが店から消えてしまうような、そういう事態になっていたに違いない。
それから、約七ヶ月が経った頃だった。なんと、ワタベ君がお店に戻りたいという(ほかのマネージャーから聞いた)。なんでも、そのマネージャーにワタベ君が電話をかけて「就職活動が終わったので店に戻りたい」という旨を伝えたらしい。
これは、社会人でいうところの根回しに相当する行為だ。ワタベ君は成長したかもしれなかった。直球ストレートではなく、カーブを覚えた的な意味で。ワタベ君やるなぁ……。
実際、この時期はとんでもない忙しさだった。スタッフの頭数があまりに少なく、基準に達していない人でも雇わざるを得ず、それがまた現在のクルーとの摩擦を生むという悪循環だった。さすがの私も、相当な日数出勤することになった。時間外手当はゼロだった。名ばかり管理職というやつだ。
話が逸れた。数日後、ワタベ君とマネージャールームで面談をしたところ、次のような意見があった。
・もうマネージャーになりたいとは思わない
・これまでは申し訳なかった
・週に四日以上必ずシフトに入る
まあ、バックレではあるが、これからちゃんとするならいいだろうということで、ワタベ君を再雇用することにした。
しかし、私が人を見る目がないのは皆様すでにお分かりのとおりだ。本当に見る目がない。この会社でも、最終的にはエリアマネージャー(部長級)までは行けたのだが、そこでさらに上のクラスの人達と揉めごと(本部長クラスのセクハラ関係)を起こしてしまい、最終的には理不尽な降格処分(店長に戻れ!!)を突きつけられ、会社を辞めることにした。
さて。ワタベ君は普段はマジメだった。しかし、稀に凶悪な面を見せることがあった。ある日の早朝、お店の目の前に食品資材を搬入するトラックが停まっていた。ワタベ君は、せかせかと動いてトラックドライバーと協力し、荷台から野菜ジュースやコーラのシロップタンクやPotatoを下ろし、店内に運んでいた。
だがある時、見てしまった。トラックドライバーの目を盗んで、ワタベ君が野菜ジュースが50本ほど入ったビニル巻きの段ボールを――丸ごと盗んでいるのを。一瞬の早業だった。私でなければ見逃していたね。※一応、どうやって盗んだのかは伏せる。同様の行為を防ぐため。
その時ほど、自らの人を見る目のなさを恨んだことはない。ワタベ君はすでに雇用三ヶ月目だったし、彼がいなければ深夜と早朝のシフトが回らない。困った事態だった。当時の私には、見て見ぬ振りしかできなかった。
それから、ワタベ君は大学卒業まで店に在籍した。発達障害はやはりそのままで、ほかのアルバイト仲間との小競り合いが度々起こった。実は、ある時期から人手不足は解消していて、別にワタベ君には辞めてもらってもよくなっていた。クビにしようかと思ったことがある。しかし、性格や人柄が悪いとしか思えない彼が、多くのスタッフから嫌われながらも、一部のスタッフには懐かれているという現象を目の当たりにして思い留まった。
なぜ、そんな判断をしたのか? 彼は本当に悪どい人間なのか、と思ったのもあるが――今風の言葉でいえば「多様性」だ。彼は確かに、社会人以前に人として未熟なところが多くあった。だがしかし、一部の得意分野においては紛れもなく輝いていた。だったら、嫌なところには目を瞑ろう。それが当時の私の判断だった。
風の噂だと、新卒時点での彼は、都内の某区役所で地方公務員としてのキャリアをスタートしたらしい。東京生まれの東京育ちだから、やはり地元が一番ということだろう。彼も、元気でやっているといいのだが。
以上で終わりになる。
当時を振り返ってみて、間違いだったと思われる行動は多々ある。どれだけ後悔しても足りない。でも、それも人間だ。迷いながら進んでいくしかない。
ところで、満たされない心というのは、すごく大切だと思う。当時も今も、満足できる仕事をこなすというのは、とてもとても遠いことだと錯覚していた。
成長していくためには、これまでの自分を一人ずつ殺害していく必要があるのだと30代の頃は思っていた。朝が来るから起きるのです、みたいな当たり前のことだと思っていたけど、違うんだな。
人生が満たされなくても、自分は自分なのだ。理屈も何もない。ただ、それだけだ。だから、店長として飲食チェーンで働いていた頃の失敗だらけの自分も、今では受け入れられる。そういう情けない私まで含めて私なのだ。再確認できてよかった。
快楽愛教育法が施行されて以降、日本政府は性に関するあらゆる分野へ積極的に投資してきた。中でも、最も力を入れているのが、「快楽愛特別地域」の開発だ。
快楽愛特区は、その名の通り快楽愛教育に特化した街であり、政府主導で開発が進められてきた。
真と彩奈が通う国立青陵学園も、快楽愛教育を推進すべく、快楽愛特別地域に設立された快楽愛先進校である。
青陵学園は12年制の小中高一貫校であり、快楽愛のスペシャリストを育成するための専門学科が存在する。
全国から優秀な生徒を集めており、年々入学希望者が増え続けている人気校でもある。
現在では、公衆での性行為は日本全国で全面的に許可されるようになったが、快楽愛特別地域内では他の地域よりも10年も早く解禁されていた。快楽愛教育のモデルケースとなるべく、常に先進的な快楽愛教育が行われてきた地域である。
そんな青陵学園の中でも、快楽愛教育者の中でとりわけ注目されている二人がいる。
6年生の男子「黒瀬 真」、8年生の女子「綾瀬 彩奈」。この二人が、快楽愛教育界における天才児として密かに噂されている。
まず、真だが、彼は可愛らしい童顔に似合わず、底なしの精力を持つことで有名だ。
一日あたりの平均射精回数は50回と言われており、文字通り他の生徒とは桁が違う。また、特筆すべきは彼は受けとしての素質である。軽く乳首を責められるだけで何度も絶頂し、切なそうな表情でアナルを犯してくれと懇願する姿は女生徒の間でも人気が高い。
次に、彩奈についてだが、彼女は生徒の中でも特に優秀な成績を修めていることから、「快楽愛教育が生んだエリート中のエリート」と呼ばれている。その実力は折り紙付きで、彼女の指先で軽く乳首を撫でられるだけで男子生徒達は射精してしまい、中には潮を吹いてしまうしてしまう男子生徒もいる。二人は、学内でもトップクラスの実力者として一目置かれていた。
ーーー
真は今、彩奈と2人で性行為実習室に呼び出されていた。この実習室は、セックス実習のために用意された特別な部屋だ。
この部屋には机の代わりにベッドが並べられており、壁には様々な性行為の道具が吊り下げられている。
これから行われるのは、成績優秀者のみが受講できる特別実習である。
この学校で成績トップの真と彩奈は、連日この部屋で高度な快楽愛技術を学んでいた。
そう言って、彩奈は真の耳元に息を吹きかける。
くすぐったさに身をよじりながらも、元気よく返事をする真。
「ふふ、可愛いなぁ」
「えへへ、ありがとうございます」
「ほら、お礼なんて言わなくていいから、服脱いで?」
「はい、わかりました」
言われるままに、ズボンを脱ぐ。すると、すでに興奮しているのか、ペニスはすでに勃起していた。
「もうこんなにしてる……本当に変態なんだね♪」
彩奈は楽しげな笑みを浮かべると、真の身体を押し倒して馬乗りになった。
そして、おもむろにスカートの中に手を入れると、パンツを下ろして自らの性器を見せつけた。
「見て?私のここ、びしょ濡れになってるの分かるよね?」
「うふふ、もっと近くで見てもいいんだよ?」
「わ、分かりました」
恐る恐る顔を近づけていく。鼻腔をくすぐる甘い香りに、思わず生唾を飲み込む。
「私達が初めてエッチしたときのこと、覚えてる?屋上で日が暮れるまでアナルセックスをしたよね」
しみじみと語る彩奈だったが、その間も手の動きを止めることはない。
人差し指を膣内に挿入し、クチュクチュと音を立てながらかき混ぜている。
「んっ……気持ち良いけど、やっぱり物足りないな。ねえ、真くん。舐めてくれないかな?」
「はいっ、もちろんです!」
嬉々として答えると、真は舌を伸ばして性器に触れた。
そして、ゆっくりと口内へと導いて行った。
「あっ、すごいぃ、上手だよぉ」
彩奈は身を震わせ、熱い吐息を漏らす。
真は丹念に割れ目をなぞり、時折クリトリスを刺激したりしながら奉仕を続ける。
やがて、絶頂が近いことを感じた彩奈は、そのまま真の頭を掴むと、自らの秘所に押し付けた。
「んむぅ!?」
ビクビクッ!! 大きく痙攣すると同時に、大量の愛液とともに彩奈は潮を噴き出した。
「…んんん!!んむぅ…」
真は顔中に液体をかけられ、呆然としながらも彩奈の女性器から口を離さない。
吹き出す愛液と潮を一滴残らず飲み干すと、ようやく解放された。
「はぁ、はぁ、どうだった?」
「良かった…。じゃあ、今日の実習を始めようか」
そう言うと、彩奈は真のズボンに手をかけた。
そして、一気に引き下ろす。
すると、真のペニスが勢いよく飛び出してきた。
「こんなに大きくして……期待してるんでしょう?」
「はい、早く入れたいです」
「素直でよろしい。今日の実習では何をするんだったか、覚えてるわよね?」
快楽愛教育法には、「初級性行為(手コキ、フェラチオ)」「基礎性行為(セックス)」「応用性行為(アナルセックス、前立腺開発)」「上級性行為(SM、快楽調教)」という5つの科目がある。
これは快楽愛教育法で定められた必修教科で、全ての生徒が必ず履修しなければならない。
授業内容は、教科書を使って学ぶこともあれば、実習として実践することもある。
真たちのような快楽愛特別地域のエリート校に通う者は、さらに発展的な内容について訓練を行うことになる。
例えば、今まさに行われているように、既存の快楽調教の枠を超えた新しい調教技術を開発するため、生徒同士で実践的な実験を行うこともある。
「そうよ、今日は私があなたに快楽調教を施す日。楽しみにしてるんだからね」
「僕も楽しみです。たくさん可愛がってください…彩奈先輩」
「もうっ、真くんは本当に可愛いわね…負けちゃうわ。でも、手加減はしないから覚悟しておいてね」
彩奈は真の耳元で囁く。その吐息が甘く、心地良い。
今、彩奈と真は催眠療法を取り入れた新しい調教方法を試している最中だった。
この催眠調教は、相手の心を深く理解し合った上で、信頼関係を築かなければできない特別な手法だ。
お互いの心が通じ合っていなければ、上手くいかない。
そして、二人は心を通じ合わせていた。
「はい。彩奈先輩……」
「じゃあ、始めるわ。目を閉じて……。まずは私の声だけに集中しなさい。いい?いくわよ」
彩奈の声が脳内に直接響いた。
「さぁ、気持ちよくなって……リラックスするの。私の声だけに意識を向けること。そして、身体の力を抜いて。自分の感じるままに身を任せればいい。楽になって、全てを委ねて。そうすれば、すぐに気持ち良くなれるわ。ほら、だんだん、眠たくなってきたでしょう?」
次第に、全身が弛緩していくような感覚に陥る。
「私の言う通りにすれば大丈夫。何も怖くないし、恥ずかしがることもない。だって、あなたは私のものなんだもの」
真は心地よくリラックスしていたが、ペニスは硬く勃起し、その先からはダラダラとカウパーが溢れていた。
「段々と腕の力が抜けて、足から力が抜ける。そして、頭もボーッとしてくる。ほら、もう全身から力が抜けて、あなたは動くことができない」
「はい……動けません……」
「ふふっ、いい子ね。そのまま目を閉じて、余計なことは何も考えないで。今だけは、私の言葉だけを聞いて」
瞼を閉じると、視界は真っ暗になった。しかし、聴覚は敏感になり、彩奈の声が脳に直接響いているかのように感じた。
そして、全身から感覚が消えていく。しかし、真のペニスの奥、前立腺だけは異様に熱くなり、ムズムズと疼いていた。
「あなたの身体の中に溜まった快楽物質が、おちんちんの奥に集まってくる。前立腺が疼いて痺れるような快感が広がる」
「あぁ……んぅ……」
「息を吐いて、力を抜く。ゆっくりと、大きく呼吸をするの」
言われるままに大きく深呼吸すると、不思議なことに心が落ち着くと同時に、気持ちよさが増した。
心は落ち着き、身体は極限までリラックスしているにも関わらず、溢れんばかり快楽が波のように脳に押し寄せ続ける。
「そう、その調子。ゆっくり、じっくり、快楽を受け入れるの。もっと、自分の中に意識を向けるのよ」
「……ああ……あん……」
「あなたの中にある細胞の一つ一つが、快楽を求めている。細胞の一つひとつが、私の命令に従っている。全身から湧き出た快楽がおちんちんの奥に集まって、頭の方に上ってくる」
「はぁ……ふわっ、あっ!」
「何も考えず、ただ感じなさい」
言われた通りに快楽だけを感じる。頭の中にはもう、快楽しかなかった。
「いい子ね……。さあ、もうイッちゃうわね?あなたの中の快楽が、全部吐き出されるの」
「ああ!あああ!!きもちいぃ!!」
「イキなさい」
びゅるるるると勢いよく精液が飛び出した。射精してもなお、快感が止まらない。
「ほら、まだ出続けてる」
「あ、あ、あ、あ…」
「精子が飛び出ても頭の中は快楽でいっぱい。イクのが止まらない。ほら、何回だってイケるわ」
「大丈夫、そのまま気持ち良くなっていれば良いの。快楽を楽しみましょう?」
頭が真っ白になるほどの絶頂感に、真は身を委ねることしかできなかった。
射精が終わってもまだイキ続ける。溢れる快楽が脳を突き抜け、その度に前立腺が激しく収縮する。
「ほら、イってるわ。精子は出なくても、脳と前立腺でイキ続けているわよ」
「ひゃぁ……ん……♡」
「ふふっ、可愛い声出して。じゃあそろそろ本番行きましょうか。深くまで挿れるけど我慢してね?」
「え……ま、待って!」
「待たない♪」
にちゅっと淫猥な音が鳴り響いた。
「もっとイッちゃう?もうずっとイキ続けてるじゃない。もっと快楽を味わいなさい」
「いやあああっ!!」
ずぶぶっという音と共に、彩奈のディルドが真の前立腺を擦り上げた。
「はぅうんっ!?」
「ほら、リラックスして……あなたは深い催眠状態に居ることを思い出して、深く呼吸をするの」
「はぁ……はぁ……」
深呼吸をして心を落ち着かせる真。すると、心はまるで凪のように落ち着き、リラックスする。
「そう、いい子ね。そのまま受け入れなさい」
「ああ……ん……」(気持ち良すぎるよぉおおおおっ!!)
だが、その状態でも、心の奥底には深い安らぎがあった。
「うん……彩奈先輩……きもちぃ……」
心の中に、慈愛に満ちた声が流れ込んでくる。
前立腺が毎秒、まるで弾けたかのように収縮し、真の身体はイキ続けている。
真はびゅるっと精液を放出する。しかし、射精してもなお、快感は全く衰えなかった。むしろ、どんどん高まっていく。
「ふふ、可愛い」
「あぁ……うぅ……」(すごい……幸せすぎて、頭がおかしくなりそうだ……!)
とてつもない快楽と、どこまでもリラックスして落ち着いた心が共存している。
彩奈は真の顔を見て、ニッコリ微笑む。そして頭を優しく、愛おしむように撫でてくれた。
真は何も考えられないまま、ただコクッとうなずく。真のペニスからは時折カウパーがピュッと溢れ出し、真のお腹の上にはカウパーが水たまりのように溜まっていた。
「じゃあそろそろ仕上げにいくね」
彩奈はそう言うと、右手で亀頭を包み込み、くるくると優しく擦り始めた。
「あっ、ああ~っ!」
強烈な快感が全身を貫く。あまりの刺激の強さに、腰が抜けそうになる。しかし、身体はビクとも動かない。
「ふふ、まだだよ?我慢して♡」
彩奈は妖艶な笑みを浮かべながら、執拗に亀頭だけを責め続ける。
「あぁ!だめぇ!出るぅ!!」
ついに限界に達してしまい、大量の精液が放出された。その瞬間、頭が真っ白になり、何も考えられなくなる。
「ん、いっぱい出たねぇ♡」
絶頂後の余韻に浸る間も無く、彩奈がペニスを激しくしごき始める。
敏感になっている部分を容赦なく攻め立てられ、声にならない声を上げる。しかし、催眠状態の身体は少しも動かない。
「だーめ♪」
彩奈は更に強く握りしめ、上下に擦り始めた。射精直後の激烈な快楽に、真の限界が訪れる。
「あ……あう……!!」
プシャァッ!! 勢いよく潮を吹き出し、再び盛大に達した。今度は透明な液体が吹き出している。
「あれれ〜?お漏らしかな?」
彩奈はクスリと笑い、真の耳元で囁いた。
「情けないね〜」
「ふぁっ……」
もはや、まともな思考すらままならない。
彩奈の手の動きはさらに加速していき、さらなる高みへと昇っていく。
「あっ!ああ!」
ビュルルルーッ!!
「すごい量だねぇ」
白濁液が飛び散り、彩奈の顔を汚していく。
それでもなお、手の動きが止まることはない。
ーーー
それから、どれくらい経っただろうか。
気がつくと、真は彩奈の膝の上に頭を乗せていた。彩奈は真の頭を愛おしそうに優しく撫でている。
彩奈は真の目を覗き込み、妖艶な笑みを浮かべる。
「う……うん」
まだ、快楽の余波が残っており、頭がボーっとしている。
彩奈の顔を見るとドキドキする。
性行為実習室は赤く染まっており、日が暮れかけていることが分かる。
「じゃあ、もう遅いし帰ろうか」
「うん…彩奈先輩」
「ん?どうしたの?」
「あの、えっと……」
言いたいことがたくさんあるはずなのに、言葉が出てこない。
「今日は楽しかったよ。明日は私が催眠調教を受ける番だから、楽しみにしてるわ」
「はい!」
「ふふっ、いい返事だね」
二人は手を繋いで、性行為実習室を後にした。
———
青陵学園の教師たちは職員室に集まり、黒瀬 真と綾瀬 彩奈の二人が行った「催眠調教実習」の記録ビデオを確認していた。
「やはり凄いな……。この子たちは一体何者なんだ」
「ああ、これは才能なんて言葉で片付けられるようなレベルじゃないぞ。まさに神童と呼ぶに相応しい」
「うむ、このまま行けば、快楽愛教育者の中でもトップクラスになるだろう」
教師たちが興奮気味に話している。
『うん……彩奈先輩……きもちぃ……』
画面の中では、真がアナルにディルドを咥え込み、リラックスした様子で絶頂を繰り返している。
「私もそう思う。だが、黒瀬だけじゃない、綾瀬の調教技術も目を見張るものがある」
「そうだな。おそらく、この子たちが快楽愛教育界の新たな時代の幕開けとなるかもしれないな」
教師たちは口々に語り合い、未来の快楽愛教育者たちの姿を思い浮かべた。
「よし、決めた。この二人は快楽愛教育の特別研究者として採用しよう」
教師たちの間で話はまとまり、すぐに校長先生へと報告が行われた。
しかし、この時の彼らはまだ知る由もなかった。
これから先、この二人を中心にして、大きな波乱が巻き起こることになるとは……。
ーーー
続く
そのために大学があるんだぞ。
そして、高校までと違って「一問一答」みたいなもんは無いわけ。高校までは全教科勉強して3年とかだったわけだが、大学は専攻に限定しても学部4年で大学院で2年とか5年とかになるわけ。それでも(限定された範囲においても)理解が完全になるなんてことはあり得ないので、その後も研究とかしながら10年くらい勉強してやっと分かってくる気がするとかそういう感じなわけ。必要な知識量や時間が桁違いなんだよ。それを増田でちょろっとやり取りして理解に到れる解説が存在するはずと考えるのが間違い(君が天才でない限り)。
やはり他人の折り紙付きを得ないと自信が持てない。俺だけが言葉のみから抽象的な理解というものができない馬鹿なんじゃないかという気がしてくる。
受験じゃないんだから「折り紙付き」などというものは存在しない。大学で単位を取ったり研究室を修了したりできれば「まあ理解してないわけではない、かもしれない」くらいの評価は得られるが、それだけ。それ以降は「自分は理解していない可能性がある」ということを一生抱えて勉強し続けるだけ。それか大多数の一般の人と同じように学問なんて忘れて勉強と言えばせいぜい資格試験に合格するためのものという世界観で生きてくこと。
法則だけ教えられてもすぐには使いこなせないのが凡人なので、私のような人間はチャートとかで問題を解く。
おっしゃる通り法則は事例から抽象化されたもので、でもだからこそすぐには「理解」できない。往々にして理解したつもりになる。
(なのでネットで法則に準拠したつもりになって結局はとんちんかんでしかないことを言ってこうやって突っ込みも食らう。理解が不十分故)
問題を解いて、間違ったらそれに向き合っていくというのを繰り返すうちに、自分自身の理解の抽象度が高まっていき、法則の真の理解、その法則さえ理解していれば原理上解ける全ての問題が初見でも解けるような理解、へとたどり着くのだと思う。
チャートが無いならこうやって自分や他人に問題をぶつけることで同じような理解の過程を再現するしかないということ。
これには同意できるか?小中高学生とかの理数科目の勉強見てれば同意していただけるとは思うけども、
やはり他人の折り紙付きを得ないと自信が持てない。俺だけが言葉のみから抽象的な理解というものができない(俺以外の小中高生は言葉を言葉通りに理解するだけで初見問題も解ける?)馬鹿なんじゃないかという気がしてくる。
nftという技術デジタルコンテンツに活用され多額の取引が行われるようになっている。
nftは複製が容易なデジタルにおいて、そのオリジナル性を保証する、らしい。
いわゆる刀剣などにおける「折り紙付き」みたいなものだと思う。
だけどそういった今までの証書とnftとでは違いのほうが目立つ。
いままでのアナログな芸術品は、その贋作には完璧なコピーはありえないという前提があった。
贋作にはどこかしらオリジナルとの相違があると思っているからオリジナルが求められる。
そういうオリジナルのオリジナル性を保証するのが折り紙だったわけだ。
ただし別に折り紙そのもの価値があるわけではない。オリジナルの芸術的価値はその芸術品のなかで完結しているわけだ。
一方デジタルコンテンツにおいてオリジナル(最初に生まれたもの)とコピーで全く実在性は変わらない。
オリジナルもコピーも電子計算機においてそのデータを再生するうえでは視覚的差異や聴覚的差異などはない。
アナログにおける贋作だったら何かしら認識に訴える「本物との差異、粗」があるものだが、デジタルコンテンツにはそういうものがありえないのだ。
「nftでアウラの復活する」という主張もずれていると思う。鑑賞という観点で差異がないのだから。
父は奇妙な人間だった。TV鑑定団に骨董品を出すと言ってはスーパーマーケットの皿を買って来たり、タバコを買ってくると言っては駄菓子のハッカタバコを買ってくるという人だった。その天然ぶりと珍妙さは折り紙付きであり、近所からも道端の湿ったコケ類の如き柔らかな中傷を浴びた。
ある時父は失踪した。まるで真冬の嵐に巻かれた雪景色の向こう側に消えるようにいなくなった父であったが、家族からも不思議と心配されることはなかった。母は変わり者の父のことだからきっとどこかで生きている、とのんきな様子でせんべいを頬張り、そうした様子で何年も過ごした。母がせんべいのことすら忘れる頃になると俺も成人になったのだが、どうにも父のことは今すぐそこにいるように感じられて仕方がない様子だった。そのように語る俺ですら、父が死んだという認識はない。父の失踪はまるで都市伝説のみたく脈々と受け継がれてゆくようにも感じられた。
ある日のことだ、こつ然と消えた父が庭に立っていた。それも推定年齢は4,50歳ほどでしかない。せんべいを忘れる年齢どころではない。彼はいきなり奇妙なことを口走った。
「タイムカプセルになりたいと思って」
そういって息を切らす父は、庭の一角を指した。そこには卵型の器と接続されたパイプが地中に没している。それらは複雑に絡まりながらも各々が支え合い、一本の太いチューブとして機能しているようだった。
父の話はいつもどおり単純なものだ。タイムカプセルにいろいろなものを入れたら、思い出とともに風化せずに出てくるものだ。父たる私もタイムカプセルに入ればそうなるに違いない、と。
彼の話自体はいいだろう。実際にはまるで良くないのだが、父のことだから許容しよう。しかし現実的には風化どころか、母の加齢を考えればありえない年齢で目の前に姿を現している。大切な部分がすっ飛んだ俺の質問に父は笑顔で答えた。
「いやあ、それでも結構風化しちゃったねえ」
以降、父は自分の野望をまくし立て、地球がテラフォーミングされる日まで待つ、という辻褄の合わない台詞を残して再び原理がよくわからない機械に入っていった。それ以降再び父はいなくなり、母は数年後に安らかな顔で他界した。そうして家を受け継いだ俺の目の前に桜の木が映り込んだ。それは父が埋まっているはずのタイムカプセルから伸びているようだった。桜の樹の下には死体は埋まっていない。奇特な父親が何年も埋まっている。あるいは父は桜になって喋りだすのだろうか。そよ風とともに花びらが鼻先をかすめた。
ぐるぐる同じとこを同じような車がまわって黒い(銀色)のが勝つレースはショーとして見ると萎える。
今の状況を漫画的にとらえればどんな結果でも面白いし、レース中の無線も楽しめるし飽きないはず。
以下キャラ紹介
普段は王子キャラだが無線で見せるオラオラ感のギャップがいい。
その影には日本で非業の死をとげた兄と慕った先輩ドライバーがいた。
二世F1ドライバー。F1最年少デビュー記録を持ち、F1のルールすら変えさせた男。
同世代の中では圧倒的速さがあり、F1王座の地位は約束されていると言っていい。
3強のなかでは劣ったマシンを与えられながら常にトップ争いをし続ける。
ホンダを勝利に導いた救い人である。性格は苛烈。基本的に同世代は歯牙にもかけていない。
若い頃からしのぎを削ったメンバーの一人だが、同じチームだったこともあり仲がいい。性格はめんたま飛び出るほどのナイスガイ。だがそこが欠点とされる。
ただし、サーキットでのバトル能力は高い。フェルスタッペンに同じマシンでボコられていてピンチ。母親が刑務所にいったり、一度F2のシートすら失いかけたりした苦労人。
ルクレールはインタビューでライバルを聞かれるとアルボンと答えるのはエールか。
ルクレールと同じく非業の死を遂げたドライバー、ビアンキを慕っていたドライバー
ビアンキとは同郷であるフランス出身。クルージングでは速さをみせるがバトル能力にかける。タッペンにぼこられ、アルボンにレッドブルのシートを奪われたことに屈辱を感じている。フランス人らしい我の強さでその言動をマスコミに取り上げられがち。
サイコパス。ぶつけたフェルスタッペン笑いながら近づいて突き飛ばされるという場外乱闘起こして盛り上げた。とにかく誰とも仲良くできない男。お金のない家庭に育ち苦労をしてきたからという説もある。ガスリーとは実家も近いほんとうの幼馴染だが今は犬猿の仲。
ランドというスターウォーズから取られた名を持つゲーム好きの陽キャ。いたずら好きでパドックでも人気者。フェルスタッペンとはeスポーツチームではチームメイト。誰とでも仲が良い。速いし、うまい。
ラッセル、ノリス、アルボンの1,2,3でF1に昇格しており、もっとも速さをもっていたが、最も遅い車で孤独に戦っている。ただ、その才能は折り紙付きであることには変わりない。自分でパワーポイントでプレゼンしてF1シートを取ったという伝説を持つ。ハミルトンが引退してしまえば実は最速でチャンピオンになるかもしれない男。
ーーここまで同世代
私の背中の骨は、曲がっている。
私がこの曲がりを指摘されたのは、息ができなくなり救急車に運ばれ、精密検査をうけた時だ。
この時、呼吸困難の原因は不明。健康体だったが、側弯症はきになるね、とだけ言われた。
側弯???
曲がってる??
いや骨はみんな曲がっとるやん?
不思議に思いながらおうちで調べてみたら、どうも私の骨は横に曲がって歪になっているようだ。
ずっとそういえば定期検診のレントゲン検査結果に「要観察」と書かれていたものの、私はそれがどんな意味なのか分かっていなかった。
それか!長年の支えが取れた。
側弯症。調べてみると出てくるのは恐ろしい言葉ばかり。
重度となれば歩行が困難となり、曲がり方次第では内臓を圧迫する。
歳を取れば筋肉が衰え、側弯は加速するという。
めっちゃいやだ。
この呼吸困難も側弯症が間接的な原因かといわれたら、そうなのかも??と思ったほどだ。
側弯トレーニングセンターあるけど県外(都心)だし、整体だのなんだの行ってもそう改善するわけでなく、継続したトレーニングが一番らしい。
(側弯トレーニングセンターだと、側弯具合に合わせたトレーニングを指導してくれるらしい。めっちゃ行きたい)
はああああ。
よくTwitterで見かける、発達障害、または精神病を患った女性が、生きづらさやそれをどう乗り越えているかを、コミックエッセイ風に綴っているやつ
に、ほぼ必ず、理解がありその女性を支えてくれる男性が登場するやつ
というのを非常によく見かける。揶揄する人の言いたいことはとてもよくわかる。
とっても生きづらいけど、良いパートナーのおかげで生きていけている、というのは、パートナーに恵まれない障害や病気を抱える人々を改めて絶望の淵に突き落とすようなものだ。
非常に一般的な考え方として、例外は必ずあるにしろ、基本的に、女性のほうが男性に比べ、恋愛的なパートナーを得る機会が多いのはおそらく確かだろう。その理由はいくつか挙げられるが、ここでは割愛する。
ゆえに、パートナーに恵まれ日常を送ることができている障碍者/精神疾患持ち女性という存在を見せつけられると、同じような状況にある男性のなかに、『では誰にもかんがみられることなく、パートナーに恵まれない自分たちは、どう生きていけばいいのか』と暗澹たる気持ちが生まれてしまうのは仕方がないのではないだろうか。
私の話をしよう。
私は女性である。そして発達障害者であり、精神疾患を持っている。
具体的に言うと、ASD優位のADHD、かつ、うつ病と解離性同一性障害の診断が下りている。
理系の大学院を卒業後、財閥系企業に勤めていたが、病状の悪化に伴い退職した。
そして離婚歴がある。
私の持つ障害と疾患は、両親からの虐待に由来する可能性が高く、主治医の所見もそのようになっている。私の両親は裕福で社会的地位のある人たちではあったが、あまり子供を育てることは得意ではなかったらしい。成人し、うつを発症し、自殺未遂後、弁護士を通して虐待の事実を認める旨、慰謝料を支払う旨、それができないのであれば縁を切る(ことは非常に難しいのだが)協議書を送り、その段階に至り、はじめて自分たちがしてきたことが客観的に虐待に当たると気づいた、なかなか能天気な人たちでもある。
この虐待由来というところがネックなのか、私の抱える障害と精神疾患は非常に根深いところにあり、もう10年近く投薬を続けているが、治るというよりもただ生きているだけだ。
さて、表題の話をしよう。私の人生において、障害や精神疾患を支えてくれるパートナーはいたかという話である。
結論から言うと、いなかった。これからも現れない気がしている。
そもそも、私は強い気分障害を持っているが、精神が不調の際は自ら抗不安剤(軽いものならソラナックス、リボリトール、ひどければヒルナミン)を飲んで、迷惑をかける前に自分をコントロールしていた。これはたぶん、両親による『人に気を遣わせるな』という強い教育が行き届いた結果だと思う。もちろんこの人という言葉には、家族も含まれている。
解離性同一性人格障害というのは、簡単に言うと多重人格のことで、現在この病名が診断されている患者はかなり少ない。最近は発作もあまり怒らないが、解離時、私にはなんの記憶もない。どこで何をしていたのか、ポケットに入ったレシートや、体についた汚れや傷、SUICAの履歴など、いろいろなものからなんとなく推理するしかない。でもそれがとても怖いともあまり思わない。発作が起こるタイミング、シチュエーションは決まっている。そうならないよう、そういった状況に自らを送り込まないよう注意すれば、ある程度制御できる。
私は精神療養手帳も持っているし、飲んでいる薬の数も種類も途方もない数だが、それでいて、一人できちんと精神科に行き、診察を受け、薬を飲んで生活している。もちろん生活も一人だ。親元なんて考えられないし、世間体のためだけにした結婚は、結局相手が何を考えているのかわからないまま、かつ、相手も私がどういった人間なのかわからないまま終わった。
主治医はあまりこの状況をよしとはしていない。つまり、頼れるだれかが近くにいたほうがいいのではないかという話をされることもある。しかし私は、短い結婚生活のことを思い出す。いつも誰かがそばにいるのに、その人がひとつも自分のことをわかっていないという状態は、単純に一人でいるより何倍もつらい。元夫との生活の中で、私は何度も『大丈夫』と言った。ぐうぐう寝息を立てる元夫のとなりで、絶望が押し寄せてきて一晩中声を殺して泣いた。これではいけないと、元夫に私は何度か自分の話をしようとした。それはかなり勇気のいる行為だった。他人の精神がいびつになるに至る理由を、好んで聞きたがる人はいないし、そのあと慰めるのだって面倒だろう。もし、面倒がられたら、聞いてくれなかったら、と思うと、だれにも言えなくなってしまうのだ。
結果から言うと、元夫は私の話を聞いてはくれた。その間ずっとドラゴンボールかなにかのソーシャルゲームをスマホで遊んでいた。
最初から期待していない分、絶望も少なかったが、たとえ結婚していても、他人は他人であり、興味のない話を無理やり聞かせることはできず、自分のことは自分でけりをつけなければいけないのだとわかった。私は、元夫がしてくれる自分の話を聞くのが好きだった。それは元夫に興味があったということだろう。そしてその逆はなかったということだ。
ちなみに離婚の直接の理由となったのは、元夫の暴力的行為により、私が結婚前に拾いともに暮らしていたネコが、ストレス性の病気になってしまったことだ。ネコは家具が破壊される音を聞き、泣き叫ぶ私の声を聴き、壊れた箪笥を見、過度のストレスで過呼吸を起こし、自らのしっぽをかじり始めた。ネコの異状に気づき、獣医でそれがストレス性のもので、環境を変えるか、抗不安剤を投与するかしかないと聞くその瞬間まで、私は無気力のあまり離婚することすら考えていなかった。動物病院を出た私は、その日のうちに離婚届を手に入れ、元夫に書くように強制した。
元夫は渋っていたが、一連の暴力行為を私がICレコーダーに録音していることを知ると、あきらめたようにぐちゃぐちゃと署名をした。
おそらくこれを読んで私に好意的な気持ちを抱く人は少ないと思う。それは私が完全に自己完結しているからだと自分でも思う。私は折り紙付きの障碍者で、精神疾患を抱えているが、誰にも頼りたくないと思っているし、私が求めているものは、他人に求めるにはあまりにも重たいものだという自覚がある。
私はネコと暮らしている。ネコは私がいなくてもおそらく生きていけるだろうが、私はこのネコがいないと生きていけない。ネコは私の話を聞いて頭をなでてくれるわけでも、そっと抱きしめてくれるわけでもないし、「つらかったね」とかそういうことを言ってくれたりもしない。ただ生きていて、日向ぼっこをして、昼寝をして、ノートPCに向かう私の邪魔をチョコチョコとしてくるだけだ。
でもそんな存在を私は心から愛し、どの人間よりも深い信頼を抱いている。
誰にも愛されない、だれも愛すことができないと思い、絶望している、私と似たような境遇の人がいるとしたら、まずネコを拾うことを強くお勧めする。
https://kensuu.pageful.app/post/item/OzwWntUXLhlyxGT
僕は親友だと思っています。こうすればこうなるよね、というロジックがいつも精度高く、みんなが「それは違うんじゃない?」と思っているものでも、成功させてしまう実力がある。人気があるものだけじゃなく、売上や利益をすぐに出せる経営能力の高さがすごい。センスの人だと思われがちだけど、センスだけじゃなく、数字やロジック、人の機微まで見極めて事業を作れるので本当にすごい。
あと、多くの人が尊敬しており、優秀な人を集めてきて、くっつけて、うまくいかせる・・・みたいなウルトラCの施策もガンガンできる。
その彼が、同じく起業家のあやたんこと中川綾太郎さんを褒めちぎっているのを見かけた。
僕の認識では、中川綾太郎さんというのはキュレーションメディアのバブルで最高に上手くやった人で、後に一時公開停止となってしまうメディアを数十億円とも言われる高値で売り抜けた人物だ。
実際のところ、誰の主導であの事件が起きたのかは内部の人間ではないので定かではないが、
事実としてわかっていることは、パクリや読者の興味を煽ることに特化した不適切かつ不正確な記事を量産してアクセス数を稼いでいたということだ。
そこには誠実さの欠片もなく、ただ儲かればなんでも良いという精神しか感じ取れず、個人的には非常に胸糞の悪い事件として記憶に残っている。
僕は起業というのは一つの手段であって、それによって社会をより良くしたり誰かを手助けしたりすることが本質だと思っている。
だから、その目的が達せられるならば、立場は別に大企業のサラリーマンであっても一向に構わないし、
むしろその方が組織のリソースや看板を用いることでより優れた業績を残せる場合だって当然あると考えている。
しかし、世の著名な起業家の立ち振舞を見ていると、そういう価値観のもとで動いているとは思えないと感じてしまうことが少なくない。
そういえば、けんすうさんがKDDIに売却したnanapiというサービスも、結局は立ち行かなくなって事業停止に追い込まれてしまった。
nanapiはけんすうさんが心血を注いで頑張ったものの結果としては市場があまり存在しなかったというだけで、
Meryのように社会にとって悪質で有害なものを自己の利益のために生み出したことに比べれば、善良かつ単純な失敗と言えるだろうが、
いま一つなメディアを作って誰かに売りつけたことが起業家としての主な実績という意味では、二人は共通点があると言えるかもしれない。
そのあたりからシンパシーを感じているのかもしれないが、僕が不思議なのは中川綾太郎さんのように、
外部からは明らかに悪いことをやったようにしか見えない人が、特に断罪もされずに依然として起業家としてリスペクトされ続けているという点だ。
あのけんすうさん曰く、多くの人が尊敬していて優秀な人が集まってくるというのだから、その人望は折り紙付きなのだろう。
もちろん、「事業を作って数十億円で売却した」ということも一つの事実であるから、
それが起業家にとってのゴールであり目標であるならば、彼はまさしく後続の人にとってはヒーローなのだろう。
それどころか、無から実を生み出して大金を得たのだから、考えようによっては凄まじい荒業をやってのけた伝説的な人物という捉え方もできるのかもしれない。
しかし、それによっていったい僕たちの生活になんの好影響があったというのだろう。
彼が手にした大金は、いったい社会に何を与え、どんな貢献をしたことへの対価として支払われたのだろう。
そういうことを疑問に持つ人は、あの界隈にはまったく存在しないのだろうか?
ビジョンもなく、ただ数字を追って有害無益な「事業」を作り大金を得た人が、成功した起業家の代表のような顔をしていることが、
あとに続く人たちにとってどれほどの悪影響を与えるかということを、そこにいるいい大人たちは微塵も考えないのだろうか?
程度の差はあれ、似たような人は大勢いる。
僕が見るに、スタートアップの人たちは、IPOやMAでEXITしたことのみをクローズアップして、
その会社やサービスがその後どうなったのかをあまりに軽視しすぎているように思う。
典型的な上場ゴールを決め、そこで調達した資金がなければとっくに潰れているような会社を経営している人が、未だにイベントなどにいくと大きな顔をしているということはザラにある。
不勉強な社会人や無知な大学生相手にはそれでもいいのかもしれないが、誤ったロールモデルを目指してしまうことの危険性をもっと考えた方がよいのではないだろうか。
起業家のそうした身内への甘さのようなものがなくならない限り、この国から本当に世の役に立つようなスタートアップは出てこないのではないかと思ってしまうのは、僕だけなのだろうか。
そうなはず。
でも川尻くんはいつも佐野くんを見るとき、後味悪そうな、気まずそうな顔をして見つめている。
一方佐野くんはいつも、曇りのないキラキラした目で川尻くんを見つめている。
川尻くんは、メンバー選びの際、昔馴染みだという佐野くんを選ばなかった。
そして、センターで一位でというはるかに高い下駄をはきながら、さらにAクラスで評価されてる人たちを引っこ抜いて、より高いハンデを積み上げた。
「彼の作り上げるチームを、僕はみてみたいと思った」
たしかに川尻くんにはそうする権利がある。これをしたことでなにも責められることはない。
しかしだ。
今になってみると違和感が付きまとう。
彼にはどうしても佐野君に勝ちたい理由があったのかもしれない。
そして、本当にこれくらいハンデをつけないと、佐野くんには勝てないと思ったのかもしれない。
佐野くんは不思議だ。空気のように踊る。実力は折り紙付き。でもその踊りに自意識はない。
本当にただ、真っ直ぐにダンスが好き。
なぜアイドルに応募してきてしまったんだろう、何か間違えてしまったのかな?
そう人に思わせるような、つかみどころのない性格だ。
彼は苦悩している、どうすればダンスで目立てるか、他人とうまくやるにはどうすればいいか。
二人の間に何があるのかは、私にはわからない。
誰が見ても川尻君の方が圧勝なのに、川尻くんは佐野くんに嫉妬していたのかもしれない。
川尻くんは、佐野君に、自分の舞台上で自分の正しさを証明したくてたまらない、自分がこの舞台の覇者であることを誇示せずにはいられない、そういうふうに見えた。
けれども、佐野くんは恨み言ひとつ言わなかった。涙を流して己の力不足を語った。
「ふざけんな、ずるいぞ川尻」
佐野君がそう言って怒ったならば、川尻くんも少しは救われたかもしれない。
けれども佐野君の反応はそれとは違くて、もっとずっと高潔で、ダンスに向き合ういつもの姿勢のそれだった。
多分、川尻君が持っていなくて佐野君が持っているもの、そのものだった。
それ以降、なんだか川尻くんから佐野くんに対する視線は、急速に罪悪感を帯びたものになる。
でも佐野くんは気づかない。川尻くんが自分にそんなことを思ってることに気づかない。悪意を向けれたかもしれないことに気づかない。
悲しいことに、このプロデュース101の舞台では、佐野くんは一度も評価されることはなかった。
川尻くんにとっても、彼がここまで評価されず去ることになったのは、予想外だったかもしれない。
彼の支配するゲームの中で、佐野くんは行き場を失ってしまったのだ。
「蓮君、ごめんなさい」
しかし、この時の川尻くんの、気まずそうな顔と言ったら、それはなかった。
佐野君のこの真っ直ぐな姿勢は、いつも川尻くんを追い詰め続けてきたのかもしれない、そう感じた。
佐野くんは脱落したが、それはやはり、川尻くんの支配する舞台の彩りになるには、相応しくないからだと思う。
今は心が折れてるかもしれない、けれども佐野君は、ダンスが誰より好きで、真っ直ぐにダンスだけに向き合うあの姿勢で、きっといつか、また私たちの目の前に現れてくれると信じている。
一回増田に書いたんだけど、なんか消してしまった。でもさっきTwitterを見ていたら、どうにももやっとする話を見、やっぱり残しておいた方がいいような気がした。そこでキャッシュから掘り出してきてちょっと修正した。
身バレしそうだけど、あまりに衝撃だったのでどこかに書き記したいという気持ちをどうしても抑えられない。
増田は今アメリカにいる。この前現地で日本人(「日本に住んで育った人たち」のエイリアスとして使わせてもらう)会があったので行ってきたのだが…驚きであった。なんと、アメリカの大学―それもいわゆるトップスクール―に通う、多くの日本人大学院生がいたのである。中には学部生もいた。アメリカのトップスクールに来るくらいなのだから、能力は折り紙付きである。大学院生のほぼ全員が東大の学部、人によっては修士をとった人ばかりであった。(注:トップスクールというのは有名大学を指す。アメリカだったらハーバードとかそういうとこです。)
『え、それの何が驚きなの?』という人も多かろう。むしろいいことじゃないか、と思うのも不思議ではない。しかし、はっきり言わせてもらう。これは驚きも驚き、とんでもない話である。そもそも日本は、ほかのアジアの国々と比べると、留学率、特にトップスクールたる東大や京大から外国に留学する学生の数は極端に少なかった。これは「国際化されていない」というように見えるかもしれないが、それはむしろ誤解である―国内の大学、東大や京大は世界トップレベルの教員や研究環境を備える、「国際的な大学」であったのだ。日本では、母国語で国際的に優れた教育が行えるため、そもそも学生は外に出るモチベーションがなかった。だから、よほど外国志向が強い人でない限り、わざわざ学位のために留学はしなかった。翻ってほかの極東アジアの国々―中国、韓国、台湾など―では、残念だけれどもトップスクールであっても東大に比べると教員の知名度ははるかに劣る。だからこそ学生、特にトップスクールの上位層はPhDをとりにこぞってアメリカへ行くし、何ならそもそも学部からアメリカ留学するのが普通のことなのであった。(こういうことを書くと増田がとんでもない差別主義者のように思われるかもしれないが、これは *事実* である。最も、最近はそれらの国の大学教員にもアメリカ帰りの人々は多く、状況はまた変わっているかもしれない)
増田が大学{,院}生だった頃、外国の大学に出願する人は多くても2, 3人だし、そもそも結局受験して通う人はほぼいなかった。上の代にも留学した人はほとんど聞いたことがなかった。高校生だった頃などそもそも選択肢にすらなかった。だから、日本でこのような相転移が起こったのはごく最近、言ってしまえばここ10年以内である。理由の一端は、もちろん基金や財団などの支援が拡充し、また各種情報にもアクセスしやすくなったということにあろう。しかし、これまで日本の研究力を担っていた団塊世代の教授が相次いで退官していき、それに代わる層が薄いこと。日本の大学をめぐる環境が極めて悪いこと。日本企業の国内での研究投資がどんどんなくなり、そもそも経営すら怪しい企業が増えていること。そして一方で官はどんどんと既得権益に厚い構造になってきたこと。これらが原因でないと、誰に言えるだろうか。今話題の大学入試「改革」は教育の裾野を破壊するものだといわれるけれど、山のてっぺんは、もう折れてしまっているのではないだろうか。
もちろん、増田はアメリカに来る学生を責めるとかそういうことが言いたいわけではない。そもそも増田自身も今アメリカにいるし、増田が学生だったらアメリカに行こうとするんじゃないかと思ってしまう。現状ではもはやそれは止めようもない。しかし、一方で、それでも日本には一流国に戻ってほしい、ポイントオブノーリターンはまだ先ではないかと願ってしまう。そして、今増田は何もできないけれど、この歯がゆい状況を多くの人に知ってほしい、望むらくは影響力のある人に届いて少しでも未来が変わってほしい、そう思ってしまうのだ。
先日のE3ニンテンドーダイレクトの最後にゼルダの伝説ブレスオブザワイルドの続編を制作しているとアナウンスがあった。
詳しい内容はこれから判明していくだろうが、私が新作ゼルダに期待することを書きたいと思う。
グラフィックの綺麗さは折り紙付きだが、前作はWiiUとのマルチだったので多少なりともWiiUに引っ張られた部分はあると思う。
今作ではそれが解消されるはずなので、例えばfpsの向上、安定化などに期待したいところ。
こちらも、前作ではWiiUとのマルチだったために断念した部分だ。
スーパーマリオオデッセイをプレイした人ならば、HD振動に対応する事でゲームの体験レベルがグッと上がることは分かるだろう。
例えば、新作に出てくるかわからないが、マスターバイク零式をHD振動ありで運転したい。
https://nlab.itmedia.co.jp/nl/spv/1605/16/news167.html
詳しくはこの記事を見てほしい。
この問題は前作のゼルダの伝説にも存在しており、是非とも解決してほしいところ。
以上3点だ。
特に3番。本当に実現してほしいと切に願う。