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はてなキーワード: 嫌韓流とは

2024-10-08

anond:20241008105705

00年代中盤ぐらい、『嫌韓流』とかが流行ってた頃にテキストサイトフェイトキャラSS

「嘘を暴き、ナチスの罪をどうたのこうたの…」ってあっただろ、みんなあれを読んでたんじゃないの、若かりし頃に

2024-08-31

anond:20240831094416

日本のじゃなくて世界的にリベラルフェミニストはそうだよネトウヨより攻撃

念の為に言うけどネトウヨ攻撃的だし、嫌韓流なんて見てられなかったよね

でもリベラルフェミニスト自国人間や男に対してこれやるから

2024-08-08

anond:20240807210906

弱者男性だが、オタク男性弱者男性、チー牛などは現代に蘇った嫌韓流

かつてネトウヨ玩具にしていた在日朝鮮人と全く同じ扱いをフェミニストや女さん、リベラルが中心となってしている

俺にとってお前はとても正しいが、残念ながら今の世の中だとお前が頭おかしい奴扱いされ、息子をリンチするのが社会正義となる

かつてリベラルメディアが中心となってオタク=犯罪者論盛んにやってたろ?あれの現代版だよ


ちなみに俺はゆとり世代でもあるので、親戚の集まりで叔母から「失敗世代」とよく馬鹿にされたのを覚えてる

2024-08-05

anond:20240804201851

なんか逆に「俺の人生に影響を与えられなかった作品100」とかのが面白い気がするんだよな。

serial experiments lain

滅茶苦茶ハマって一時期IT系を志す切っ掛けとなったが、ネットで「IT系マジでヤバイぞ。YRP野比100人が首を釣って500人が精神病院行きになった」と聞いて結局IT系には進まなかった。

ブリジット

男の娘最高じゃん!と一瞬だけ吹き上がるも鰤が特別かわいいだけで普通ロリショタは汚え尻穴を掘られて喜んでいるスカトロオカマしかないとしか感じられずホモの道に進むことはなかった。

ホーリーランド

いじめっ子を倒すためにボクシングやるぞ!と一人でひたすらシャドボをするも、いざイジメられたときに思わずジャブを放ったら全く効かずに相手をキレさせるどころか弱すぎて笑われるだけになり、「やっぱ逃げるのが最強の戦術だわ」と考えなおした。

もえたん

オタクみたいな参考書使ってるのにめっちゃ勉強できたら格好良くね?と考えて使ってみるも結局は普通学習参考書の方が優秀だと分からされるだけで終わる。

嫌韓流

「真実」に目覚めてしまい悪い韓国人追放するためネットの仲間たちが作ったポスターを貼ろうとするも親に泣きながら止められたことで目が覚める。

2024-07-26

anond:20240726140642

お前みたいなのを見てると創作弱者男性まとめ動画とか作れば再生数稼げそうだなって思う

リベラルフェミニスト嫌韓流弱者男性版作ったらお仲間に売れるんじゃないの?

anond:20240726135816

フェミニスト創作弱者男性なんで……かつてのネトウヨが言ってたような、この世の全ての悪事に加担してる在日朝鮮人韓国人みたいなものなんで

漫画嫌韓流愛読書としてた人達と全く同じ層の人間弱者男性叩きとチー牛叩きやってんのよ

巷でのチー牛と弱者男性の扱いがアレに似ている

リベラルフェミニスト発言を見ていてふと思った

チー牛と弱者男性が段々ファンタジーじみた酷い創作のされ方をし馬鹿にして遊ぶ対象とされてるのって

ネトウヨの間で流行った漫画嫌韓流に出てくる韓国人在日朝鮮人全く同じ事を今リベラルフェミニストがチー牛や弱者男性を使って遊んでいるんだ

そこに気が付いた時に名実ともにリベラルフェミニストはそこまで堕ちたんだな、これからこの人達ネトウヨと同じ扱い受けるんだなと思った(既にその片鱗はあるけど)

2024-04-05

anond:20240405103138

過激だったゆとり叩きを知らないんだなあ

氷河期世代が全方位の世代対立して攻撃しまくってたことも知らんのかあ

今は男女対立が熱く若者立場が弱すぎるから流行ってないだけで過去にはありました

嫌韓流の作者も変な本書いてたよね

2024-02-06

嫌韓が「俺も昔ヤンチャだったよ」とヘラヘラ語るの最悪が過ぎる。本気で悪かったと思ってるなら、死ぬまでネット回線契約しないで欲しい

こういう事を言う時、自分がやられた側だったという設定を持ち出すと有利なことを俺は知っている。

だが俺は今回その裏技を使わない。

それをやってしまうと「本当にコイツ被害者だったのか確かめようぜ!」という方向に躍起になる奴らで溢れてしまうのも知っているから。

から第三者目線から語らせてくれ。

最初に言っておくが、俺が語れるのは俺のうろ覚え光景だけだ。

当時のことなんて俺はもう正確に覚えてないし、グーグルもまともに引っかからない。

ジオシティーズニフティブログは消えていき、2chの過去ログも闇の彼方だ。

俺が物心つく頃には粗悪な中国製品を笑う文化日本には根付いていた。

中国製=安物というイメージがあり、その一種として偽ブランド商品SONY→SOMYとか)から発展した中国パクリ文化というイメージがあった。

日本中韓関係がどこらへんから悪化したのかはよく覚えてないが慰安婦問題とかでいよいよヒートアップしたように思う。

嫌韓流というどストレート名前漫画が発売された時期が2005年だったので、この少し前が嫌韓の加速下敷きであり、ここから5年ぐらいして下火になったはずだ。

当時の嫌韓がどんなものかといえば、主に「日本経済の深部に潜んだ日系韓国人特権階級として利権享受しているので倒そう」「韓国人生活保護不正受給している寄生虫だ」「韓国日本パクリで金儲けしていてズルい」「韓国人キムチ臭い。あとウンコを食う」「韓国国内では日本を叩くのがブームだ」辺りが盛んに言われていたと思う。

2ch発祥ニダー<ヽ`∀´>というモナーのエラを張らせて目を尖らせたキャラクター韓国人ステレオタイプ擬人化として作られ、このキャラクター韓国にとって不名誉発言をさせることがネットで大ブームとなっていたことを記憶している。

最初のうち嫌韓ブームは単なる外国人いじりだったが、それが段々と日本国益を脅かす隣国との聖戦へと変化していった。

氷河期の影響で日本中が冷え込んでいたこともあり、不安に駆られたネット住民の何割かは「真実の悪」を求めて聖戦士としてネトウヨへ傾いていくのだった。

その当時のネットにおける韓国人へのヘイト行為尋常ではなく、とにかく韓国人日本人を嫌っているという扱いをされていて、そしてそのブームテレビへも波及していった。

普通おっさんテレビ日本VS韓国サッカー野球試合を見て、韓国人選手が卑怯な反則をしてくるんじゃないかと目を光らせ、怪しい動きがある度に韓国人卑劣さを悪し様にあげつらうのだ。

そして韓国が負けた瞬間に、強豪国に勝ったかのような歓声がスポーツバーを包むのだ。

宿命ライバルではなく、倒すべき仇敵として韓国を扱う動きは日本中に広がり、政治家の中にも韓国へのヘイト感情を利用するものが出てきていた。

広がりまくった嫌韓ブームだったが、段々とその活性度は落ちていく。

その理由は、単純に飽きただけのようにしか思えない。

韓国日本の国交が正常化されたとか、日本人がまともになったとかではなく、他の興味対象が出てきただけだ。

2chで種火が産まれニコニコ動画で爆発した淫夢ブームと、なんJにおける超巨大ネットリンチ派閥 恒心教が、嫌韓ブームの中で暴れ回っていた暴徒たちを分散させた。

アメリカ発祥ポリコレブームにより人種批判することは難しくなったことで嫌韓の勢いは衰えていったが、同性愛者を笑っているのではなく演技の下手さを楽しんでいるだけだという理論淫夢は伸びていった。

同性愛者のアナルセックスをクソまみれと指さして笑うだけでは我慢できなかった者達は、より激しいリンチを求めて恒心教に入り、特定個人脅迫状を送り付けたり、大声でウンチを漏らしているというキャラクターをつけて動画作成したりしていた。

嫌韓に乗っかっていた人間別に反省してないと思う。

より安全で、よりホットで、より刺激的なコンテンツを求めているだけだ。

登場人物小中学生なら「イジメよりも普通サッカーしたりゲームするほうが楽しいぜ!」はハッピーエンドなんだろう。

でもいい年こいた大人なら「自分楽しいかどうかばかりを軸にして考えるのは社会構成員としての態度として正しくない」に辿り着けなきゃバッドエンドだ。

嫌韓の者達の多くは、単にもっと楽しいものが見つかったか嫌韓下りただけだ。

今でも反ワクで暴れている人、パルワールドを楽しく遊んでいる人、誰かのトレパクを見つけて笑っている人、AI絵師と崇められるのに夢中の人、色んな道に進んだが、多くの元嫌韓が「今自分が楽しめるか」ばかり考えて「その結果として他人迷惑を被るか」なんて全然頭にないままだよ。

せめて「まだ時効と決めつけるには早いし、変なこと口走らないで黙っておこうかな」ぐらいの頭は働かせられるならいいけど、それさえ出来ないなら、もうネットに書き込むべきじゃないと思う。

過去の罪が突然飛んできて「貴方はこのときこんなことをしてましたよね?じゃあ弁護士相談します」って言われないとも限らないんだぞ?

想像力を働かせてくれ。

他人の痛みを理解するだけの想像力をいきなり働かせるが難しいなら、せめて自分が訴えられないで暮らし続けるにはどうすればいいのかぐらいは考えて動いてくれ。

少しずつ頭使っていけば段々マシになるはずだから

頭まともに使わないで条件反射で皆が楽しそうに叩いてるからって自分まで棒持って飛び出すのいい加減辞めなよ。

それが無理ならネット契約を切った方がいい。

そうすれば他人自分不要に傷つかずに済むよ。

2024-01-26

金光翔 『<佐藤優現象批判

インパクション』第160号(2007年11月刊)掲載

目次

1.はじめに

2.佐藤優右派メディアでの主張

 (1)歴史認識について

 (2)対北朝鮮外交について

 (3)朝鮮総連への政治弾圧について

3.佐藤優による主張の使い分け

4.佐藤優へ傾倒する護憲派ジャーナリズム

5.なぜ護憲派ジャーナリズム佐藤を重用するのか?

 (1)ナショナリズム

 (2)ポピュリズム

 (3) 格差社会

 (4)「硬直した左右の二項対立図式を打破」―〈左〉の忌避

6.「人民戦線」という罠

 (1)「ファシズム政権樹立」に抗するために、人民戦線的な観点から佐藤擁護する

 (2)「論壇」での生き残りを図るために、佐藤擁護する

7.「国民戦線」としての「人民戦線

8.改憲問題と〈佐藤優現象

9.「平和基本法から佐藤優現象〉へ

10.おわりに

1.はじめに

 このところ、佐藤優という人物が「論壇」を席巻しており、リベラル左派系の雑誌から右派メディアにまで登場している。

 だが、「論壇の寵児」たる佐藤は、右派メディア排外主義のものの主張を撒き散らしている。奇妙なのはリベラル左派メディアが、こうした佐藤の振舞いを不問に付し、佐藤を重用し続けていることにある。

 佐藤による、右派メディアでの排外主義の主張の展開が、リベラル左派によって黙認されることによって成り立つ佐藤の「論壇」の席巻ぶりを、以下、便宜上、〈佐藤優現象〉と呼ぶ。この現象意味を考える手がかりとして、まずは、佐藤による「論壇」の席巻を手放しに礼賛する立場記述検討からはじめよう。例えば、『世界』の編集者として佐藤を「論壇」に引き入れ、佐藤の著書『獄中記』(岩波書店、二〇〇六年一二月)を企画編集した馬場公彦(岩波書店)は、次のように述べる。

 「今や論壇を席巻する勢いの佐藤さんは、アシスタントをおかず月産五百枚という。左右両翼の雑誌寄稿しながら、雑誌の傾向や読者層に応じて主題文体を書き分け、しかも立論は一貫していてぶれていない。」「彼の言動共鳴する特定編集者と密接な関係を構築し、硬直した左右の二項対立図式を打破し、各誌ごとに異なったアプローチ共通の解につなげていく。」「現状が佐藤さんの見立て通りに進み、他社の編集者意見交換するなかで、佐藤さんへの信頼感が育まれる。こうして出版社カラーや論壇の左右を超えて小さなリスク共同体が生まれ編集業を通しての現状打破への心意気が育まれる。その種火はジャーナリズムにひろがり、新聞社会面を中心に、従来型の検察官邸主導ではない記者独自調査報道が始まる。」「この四者(注・権力民衆メディア学術)を巻き込んだ佐藤劇場が論壇に新風を吹き込み、化学反応を起こしつつ対抗的世論公共圏形成していく。」

 馬場見解の中で興味深いのは、〈佐藤優現象〉の下で、「硬直した左右の二項対立図式」が打破され、「論壇」が「化学反応」を起こすとしている点であるある意味で、私もこの認識を共有する。だが、「化学反応」の結果への評価は、馬場と全く異なる。私は、これを、「対抗的世論公共圏」とやらが形成されるプロセスではなく、改憲後の国家体制に適合的な形に(すなわち、改憲後も生き長らえるように)、リベラル左派が再編成されていくプロセスであると考える。比喩的に言えば、「戦後民主主義体制下の護憲派が、イスラエルリベラルのようなものに変質していくプロセスと言い替えてもよい。

 以下の叙述でも指摘するが、佐藤は対朝鮮民主主義人民共和国(以下、北朝鮮武力行使在日朝鮮人団体への弾圧必要性を精力的に主張している。安倍政権下の拉致外交キャンペーンや、一連の朝鮮総連弾圧に対して、リベラル左派から批判や抗議の声はほとんど聞かれなかったのは、「化学反応」の典型的ものである。「戦後民主主義」が、侵略植民地支配過去とまともに向き合わず在日朝鮮人に対してもせいぜい「恩恵」を施す対象しか見てこなかったことの問題性が、極めて露骨に出てきていると言える。〈嫌韓流〉に対して、リベラル左派からの反撃が非常に弱いことも、こうした流れの中で考えるべきであろう。

 私は、佐藤優個人は取るにたらない「思想家」だと思うが、佐藤右派メディアで主張する排外主義を、リベラル左派容認・黙認することで成り立つ〈佐藤優現象〉は、現在ジャーナリズム内の護憲派問題点を端的に示す、極めて重要な、徴候的な現象だと考える。

 馬場は、佐藤が「左右両翼の雑誌寄稿しながら、雑誌の傾向や読者層に応じて主題文体を書き分け、しかも立論は一貫していてぶれていない」などと言うが、後に見るように、佐藤は、「右」の雑誌では本音を明け透けに語り、「左」の雑誌では強調点をずらすなどして掲載されるよう小細工しているに過ぎない。いかにも官僚らしい芸当である佐藤自身は自ら国家主義であることを誇っており、小谷野敦言葉を借りれば、「あれ(注・佐藤)で右翼でないなら、日本右翼なんか一人もいない」。

 佐藤が読者層に応じて使い分けをしているだけであることは誰にでも分かることであるし、事実ウェブ上でもブログ等でよく指摘されている。そして、小谷野の、この現象が「日本知識人層の底の浅さが浮き彫りになった」ものという嘲笑も正しい。だが、改憲派の小谷野と違い、改憲を阻止したいと考える者としては、この現象について、佐藤優に熱を上げている護憲派を単に馬鹿にするだけではなく、〈佐藤優現象〉をめぐって、誰にでも浮かぶであろう疑問にまともに答える必要がある。なぜ、『世界』『金曜日』等の護憲派ジャーナリズムや、斎藤貴男魚住昭のような一般的には「左」とされるジャーナリストが、佐藤に入れ込んでいるのか? なぜ、排外主義を煽る当の佐藤が、『世界』『金曜日』や岩波書店朝日新聞出版物では、排外主義ナショナリズムの台頭を防がなければならない、などと主張することが許されているのか?

 この〈佐藤優現象〉はなぜ起こっているのか? この現象はどのようなことを意味しているのか? どういう帰結をもたらすのか? 問われるべき問題は何か? こうした問いに答えることが、改憲を阻止したいと考える立場の者にとって、緊急の課題であると思われる。

2.佐藤優右派メディアでの主張

 まず、佐藤排外主義的主張のうち、私の目に触れた主なものを挙げ、佐藤排外主義者としての活躍振りを確認しておこう。

(1)歴史認識について

 佐藤は言う。「「北朝鮮が条件を飲まないならば、歴史をよく思いだすことだ。帝国主義化した日本ロシアによる朝鮮半島への影響力を巡る対立日清戦争日露戦争引き起こした。もし、日本ロシアが本気になって、悪い目つきで北朝鮮にらむようになったら、どういう結果になるかわかっているんだろうな」という内容のメッセージ金正日に送るのだ」。朝鮮植民地化に対する一片の反省もない帝国主義者そのもの発言である。また、アメリカ議会における慰安婦決議の件に関しても、「事実誤認に基づく反日キャンペーンについて、日本政府がき然たる姿勢反論することは当然のことだ。」と述べている。

 特に大川周明テクスト佐藤解説から成る日米開戦真実大川周明著『米英東亜侵略史』を読み解く』(小学館、二〇〇六年四月)では、極めて露骨に、日本近現代史に関する自己歴史認識開陳する。以下、引用する。佐藤が自説として展開している部分である

 「日本人は(注・太平洋戦争)開戦時、少なくとも主観的には、中国アメリカイギリスによる植民地支配から解放したいと考えていた。しかし、後発資本主義である日本には、帝国主義時代の条件下で、欧米列強植民地になるか、植民地を獲得し、帝国主義国となって生き残るかの選択肢しかなかった。」(三頁)、「「大東亜共栄圏」は一種棲み分け理論である日本人はアジア諸民族との共存共栄真摯に追求した。強いて言えば、現在EUを先取りするような構想だった。」(四頁)、「あの戦争を避けるためにアメリカ日本妥協を繰り返せば、結局、日本アメリカ保護国、準植民地となる運命を免れなかったというのが実態ではないかと筆者は考える。」(六頁)、「日本武力によって、列強による中国の分裂が阻止されたというのは、日本人の眼からすれば確かに真実である。(中略)中国人の反植民活動家の眼には、日本列強とともに中国を分割する帝国主義国の一つと映ったのである。このボタンの掛け違いにイギリスアメリカはつけ込んだ。日本こそが中国植民地化と奴隷支配を目論む悪の帝国であるとの宣伝工作を行い、それが一部の中国政治家と知的エリートの心を捉えたのである。」(二八一頁)。また、蒋介石政権については、「米英の手先となった傀儡政権」(二五七頁)としている。他方、佐藤は、汪兆銘南京国民政府は「決して対日協力の傀儡政権ではなかった」(二四九頁)とする。

 右翼たる佐藤面目躍如たる文章である。ちなみに、こんな大東亜戦争肯定論の焼き直しの本を斎藤貴男は絶賛し、「大川こそあの時代知の巨人・であったとする形容にも、大川の主張そのものにも、違和感を抱くことができなかった」としている。

(2)対北朝鮮外交について

 佐藤は、「拉致問題解決」を日朝交渉大前提とし、イスラエルによるレバノン侵略戦争も「拉致問題解決」として支持している。「イスラエル領内で勤務しているイスラエル人が拉致されたことは、人権侵害であるとともにイスラエル国権侵害でもある。人権国権侵害された事案については、軍事行使も辞せずに対処するというイスラエル政府方針を筆者は基本的に正しいと考える」。さらに、現在北朝鮮ミュンヘン会談時のナチス・ドイツに準えた上で、「新帝国主義時代においても日本国家日本人が生き残っていける状況を作ることだ。帝国主義選択肢には戦争問題解決することも含まれる」としている。当然佐藤にとっては、北朝鮮の「拉致問題解決」においても、戦争視野に入っているということだ。『金曜日』での連載においても、オブラートに包んだ形ではあるが、「北朝鮮に対するカードとして、最後には戦争もありうべしということは明らかにしておいた方がいい」と述べている(10)。

 さらに、アメリカが主張してきた北朝鮮米ドル札偽造問題が、アメリカ自作自演だった可能性が高いという欧米メディア報道に対して、佐藤は「アメリカ政府として、『フランクフルター・アルゲマイネ・ツァイトゥング』の記事に正面から反論することはできない。なぜなら、証拠を突きつける形で反論するとアメリカ情報源情報収集能力が明らかになり、北朝鮮を利してしまうからだ」(11)と、いかなる反証根拠も示さずに(反証必要性を封じた上で)、「北朝鮮情報操作」と主張しているが、この主張は、保守派原田武夫にすら否定されている(12)。佐藤現在右派メディアの中でも最も「右」に位置する論客の一人であると言えよう。

(3)朝鮮総連への政治弾圧について

 佐藤は、「在日団体への法適用拉致問題動く」として、「日本政府朝鮮総連経済活動に対し「現行法の厳格な適用」で圧力を加えたことに北朝鮮逆ギレして悲鳴をあげたのだ。「敵の嫌がることを進んでやる」のはインテリジェンス工作の定石だ。/政府が「現行法の厳格な適用」により北朝鮮ビジネス利益を得ている勢力牽制することが拉致問題解決のための環境を整える」と述べている(13)。同趣旨の主張は、別のところでも述べている(14)。「国益」の論理の下、在日朝鮮人の「人権」は考慮すらされてない。

 漆間巌警察庁長官(当時)は、今年の一月一八日の会見で、「北朝鮮が困る事件摘発拉致問題解決に近づける。そのような捜査に全力を挙げる」「北朝鮮日本交渉する気にさせるのが警察庁仕事。そのためには北朝鮮資金源について事件化し、実態を明らかにするのが有効だ」と発言しているが、佐藤発言はこの論理と全く同じであり、昨年末から激化を強めている総連系の機関民族学校などへの強制捜索に理論根拠提供したように思われる。佐藤自身も、「法の適正執行なんていうのはね、この概念ができるうえで私が貢献したという説があるんです。『別冊正論』や『SAPIO』あたりで、国策捜査はそういうことのために使うんだと書きましたからね。」と、その可能性を認めている(15)。

3.佐藤優による主張の使い分け

 排外主義者としての佐藤の主張は、挙げ出せばきりがない。前節で挙げたのも一例に過ぎない。では、佐藤は、こうした主張を『世界』『金曜日』でも行っているのだろうか。

 佐藤が仮に、「左」派の雑誌では「右」ととられる主張を、「右」派の雑誌では「左」ととられる主張をすることで、「硬直した左右の二項対立図式を打破」しているならば、私も佐藤をひとかどの人物と認めよう。だが、実際に行われていることは、「左」派メディアでは読者層の価値観に直接抵触しそうな部分をぼかした形で語り、「右」派メディアでは本音を語るという下らない処世術にすぎない。「左右の二項対立図式」の「打破」は、「左」の自壊によって成り立っているのだ。佐藤が『金曜日』と右派メディアで同一のテーマを扱った文章を読み比べれば、簡単にそのことはわかる。

 一例として、米国下院での「慰安婦」決議に関する佐藤の主張を読み比べてみよう。産経新聞グループサイト上での連載である地球を斬る〉では、「慰安婦問題をめぐるアメリカ報道を「滅茶苦茶」と非難し、「慰安婦問題に関する二〇〇七年三月一日の安倍発言についても「狭義の強制性はなかった」という認識なのだから正当だとして、あたかも「慰安婦」決議案自体不正確な事実に基づいたものであるかのような印象を与えようとしている(16)。ところが、『金曜日』では、こうした自分の主張は述べず、国権論者としての原則的立場から日本政府謝罪には反対だとしている(17)。なお、『金曜日』の同文章では「歴史認識を巡る外交問題 Permalink | 記事への反応(1) | 18:32

2023-11-17

なぜ我々はテコンダー朴ネタでやっていると思い込むのか

不思議だ。

それが確定で分かる描写は作中に一切ない。

それなのに我々の多くが「嫌韓流は本気で韓国アンチを正しい行為だと思ってやっているガチ嫌韓だが、テコンダー朴韓国アンチ韓国を同時に馬鹿にしている全方位冷笑である」だと感じている。(「察している」と書きそうになったほどだが、察しているという表現は少なくとも自分の中でその内容が正解であることが99%確定しているような状況で使うべきなので、この状況にはふさわしくないと思い、「感じている」とした。)

なぜ我々はテコンダー朴ギャグであると感じるのだろうか。

不思議だ。

中の人物は誰もが本気でその瞬間瞬間を必死に生きているのに。

それなのに我々はそこにそれらが単なる冗談に過ぎない世界観を感じ取るのだ。

どこでそれを切り分けた?

謎だ。

2023-04-30

anond:20230429015618

実際は日韓WCの前から2ch在日ネタで盛り上がってたし小林よしのりの影響でバカウヨだらけだったぞ

嫌韓流コピペ連投系の奴を増やしただけ

あれがネトウヨ発祥だと思ってんなら日本を知らなさすぎ

ネトウヨ同士で会話とかしねえんだな

2022-11-03

老害はそろそろ韓国のことを悪く言うのをやめるべきだ

嫌韓流第一波の時にネットde真実をしたタイプ中年で、今ではなんとも思ってないんだけど

アンケートを見ると10代のお互いの好感度は50%を超えていて非常に高いらしい

なお60代以上の好感度は最悪で20%くらい

 

おっさんとして生きてるとどうにも感じにくいが

韓流戦略が上手くいって定着した結果、韓国一種ブランドとなり特にZ世代女性にはかなり支持率が高い

ここ1年1020女子と遊ぶ機会に恵まれたんだけど、本当に韓国アイドル化粧品ダンスドラマお菓子あたりは定着している

彼女らは物心つく頃にはすでに韓流があったわけだからそりゃそうだろうと思う

 

意外なのは韓国側の若者日本にいいイメージがあるということ

おそらく文化的に受け入れているんだろうと思うが

この50%超えの状態があと20年も維持できればまた違った世の中になるのではないかと思う

その時邪魔なのはお互いの国の老害

 

流石に今の御時世、嫌韓嫌中というのは古すぎてダサさまで感じる次第だが

意外と40代以上が多いサービスに行くと未だにそういうのがあったりする

10女性の親世代はちょうどそういう世代だと思うんだが、彼らはどう思っているんだろうか

 

一つ問題に感じるのは、残念ながらおっさんが楽しめるコンテンツが少なめなところだと思う

Netflixで受けてるドラマ特にホラーとか)は十分面白いんだけど

やはり女性けが多いなという印象が強い

そう言えば一時期は韓国女性アイドルグループがかなり強かったイメージだけど、今はどうなんだろう?

10女子とばかり話していたせいでTXT知識ばかり増えてしまった

あとは一時期はPCネットゲーム業界韓国企業が席巻していたと思うが

2022-04-22

anond:20220421185317

月曜日のたわわ」は、未成年女子高生に対する性的嫌がらせを楽しむ漫画である

まずこれが事実誤認だし、一面広告ではなかったけれどまあいい。

いわゆる嫌韓流的な漫画広告が1面に載っていたって別にいいだろとしか言えないんだが。

それを持って私が差別主義だって言うならそれは違うって反論する。

原則としてすべての表現自由でありそれを制限するのには相当な理由必要だと考えてるし、実際表現自由戦士って言われてる人たちも同じ考えなんじゃないかね。

2021-10-26

とてもショックだったこ

ひろゆき中高生にとってイケイケの天才みたいに思われていると知ったこと。

子供高校2年生)が本をAmazon買ってはいけないかというのでどんな本か聞いたらひろゆき署だった。

彼がどういう人か知ってる?と聞くと天才だとか日本ザッカーバーグだとか言ってた気がした。

初カキコども…俺みたいに大学生2chやってるひといますかねってけっこういるか」って感じで2chに入り浸っていた頃を思い出しながら「変な所で遺伝するんだな…」としみじみ思いながら、本の購入を許可した。

俺は月曜日なのに酒を飲みながら「ひろゆきがどういう人間ちゃんと話してやめさせるべきよ!」という声と「カエルの子カエル そもそもお前も高校生の時に嫌韓流かい漫画買ってニダニダいってただろ」という声を聞き流しながら落ち込んだ。

妻に「元気ないね」って言われたので「チャンピオンズミティングA決勝突破できなかったんだよ」と適当に嘘をついた。

ネットひろゆき中高生に人気かしらべるとどうもソニー生命調べの中高生が将来を相談したい大人の3位と将来こうなりたいの3位にひろゆきがあがったらしい。

1位や2位が明石家さんまでそれとほとんど同格扱いされているのがショックで泣いた。将来こうなりたい3位タイ出川哲朗が並んでいて笑った。

ありがとう出川哲朗

2021-01-17

2000年代からネットをしていた自分政治観

2000年代初期、マスコミネットと対極に位置付けて反マスコミ思想に傾倒する。

反マスコミの流れの一環として、TV韓流ブームに反発を抱く。

漫画嫌韓流』が流行る頃には熱が冷めちょっと距離を置くが、うっすらと嫌韓感情が残る。

当時は右とか左ではなく、政治家は基本全員バカにするものだった。

例外はあるけど、支持ではなくネタとして持ち上げてる感じだった。

森:最悪

小泉:何考えてるのか分からないけど行動力はある

安倍:統一教会、情けない坊ちゃん

福田:無愛想、あなたとは違うんです

麻生:ローゼン

鳩山:ルーピー

菅直人政権で初めて世論が二分される。

ただその頃は右左ではなく、放射能危険性をどう捉えるかだった。

二次安倍政権誕生し、安倍信者が登場して困惑

右傾化はともかく、なんでよりにもよってあの安倍壺ゾーと散々言われていたあの安倍首相を?

改憲草案などのヤバさが決め手になり、自分スタンスが「政治家ネタとして消費するノンポリから明確に左寄りに鞍替えする。

今に続く...

安倍政権誕生前はそんなに右と左が明確じゃ無かった記憶してる。

政治家政党批判する人はいても、賞賛する人はいなかった。

斜に構える昔の姿勢が正しい訳じゃないけど、なんで急に変わってしまったのか不気味だった。

2020-08-03

ネット歴15年の20代から言わせてもらう

小学校の時から2chに入り浸ってて、

丁度小学校中学校まとめサイトニコニコ動画何かの興隆があった。

ネトウヨとかブサヨとか、その辺もよく見てたわ。

中学の時には「嫌韓流」だとか「嫌日琉」なんてのもレスバ用に読んでたんだ。

そんで、15年くらいまあそういう文化に触れてきて、

ネット政治の話するやつは全員バカ」って結論に落ち着いた。

というかお前ら、まだネトウヨがどうとか、サヨクがどうとか言ってんのかよ。って気分。

何が言いたいのかというと、

ネットネイティブ20代は右とか左とかのアホな議論はしか的に乗り越えてるから、みんな割とフラット見方できてるよってこと。

2020-06-10

韓国についての印象の変遷

韓国についての印象の変遷について書きます東京在住の30台前半の男です。韓国語はわかりません。

小学生まで

外国全般に対して興味がなかった。韓国に対しても何の印象もなかった

中学生

学校教育日韓竹島やら慰安婦問題で揉めてるということは認識した

高校生

テレビや、今ほどコピペブログがなかった頃のインターネットの影響で韓国に対して若干悪いイメージを持つようになった。この頃は中国に対する印象も悪かった。2つ並べると

大学生

社会人〜今まで

2019-09-11

今が『嫌韓ブーム』って認識、どうなの?

嫌韓流』って本が出た時期から14年も続いていると思っているのかな?

今、何となく韓国は避けよう」っていう傾向があるとしても、それはいわゆる『嫌韓ブーム』とやらでは無いと思うんだが。

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