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2024-11-04

アメリカ大統領選挙、次の大統領はどうなるか[2024年版]

いよいよ明後日大統領選挙本番ですよ! むっちゃドキドキしてきた……有権者の皆さん、今日くらいは選挙に備えますよね?

そういうことで、4年前(anond:20201105075811)に引き続いて、次の大統領はどうなるかを書いてみる。

トランプが勝ったら

アメリカ史上最高齢就任した大統領

これまでの史上最高齢での就任記録は、現職ジョー・バイデン大統領の78歳2ヶ月だが、ドナルド・トランプ就任したら、78歳7ヶ月での就任となり、史上最高齢。この場合、「史上最高齢で1期目を開始した大統領」と「史上最高齢就任した大統領」は別人になる(前者がバイデン後者トランプバイデン就任前は、前者がトランプ後者ロナルド・レーガンだった)。

132年ぶり2人目の「非連続の2期を務めた」大統領

アメリカ大統領任期は最大で2期8年だが、2期務める場合はたいてい連続した2期を務める。しかし、トランプは2017~2021年、2025~2029年という非連続の2期を務めることになる。これは、19世紀グローヴァー・クリーヴランド(1885~1889年、1893~1897年)以来、132年ぶり2人目。

弾劾裁判にかけられた大統領が再選されるのは史上初

歴史上、弾劾訴追され弾劾裁判にかけられた大統領は3人いる。このうち、アンドリュー・ジョンソンは再選を断念し、ビル・クリントンは2期目の途中だったのでその後の大統領選挙に出る資格を持っていなかった。トランプは、弾劾裁判にかけられたにもかかわらず再選された初めての大統領ということになる。

1人の大統領に2人以上の副大統領が仕えるのは半世紀ぶり

大統領副大統領ペアで選ばれる。したがって大統領1人につき、彼に仕えた副大統領も1人というのがふつうだが、トランプは今回の選挙にあたって副大統領マイク・ペンスからJ・D・ヴァンスに入れ替えた。1人の大統領に2人以上の副大統領が仕えることになったのは、リチャード・ニクソン大統領時代1973年スピロアグニュー副大統領汚職疑惑で辞任して、ジェラルド・フォード下院議員副大統領に任命されて以来、およそ半世紀ぶりである選挙タイミング副大統領を交代させた結果としてそうなったのは、1944年フランクリンルーズヴェルトヘンリー・ウォレス副大統領降板させてハリー・トルーマン上院議員副大統領候補にすげ替えて以来、80年ぶり(なお、1976年大統領選挙ではフォード大統領ネルソンロックフェラー副大統領勇退させてボブ・ドール上院議員副大統領にすげ替えたが、負けたのでここではカウントしない)。

ハリスが勝ったら

初の女性大統領

カマラハリスは、ヒラリー・クリントンが成し遂げられなかった悲願を達成することになる。

初のアジア系大統領

個人的には南アジア系と東アジア系を「アジア系」でごっちゃにするのはどうかと思うが、それはそれとして、彼女インド系なので、初のアジア系大統領となる。

16年ぶり2人目の黒人大統領

ハリス黒人でもあるので、バラク・オバマ以来2人目の黒人大統領となる(アメリカの闇は、オバマハリスがいずれも「奴隷の子孫」ではない点だろう。オバマケニヤ移民の子供、ハリスジャマイカ移民の子供であって、アメリカ南部で綿を摘まされていた人たちの子孫はまだ副大統領にもなれていない。どんだけ彼らへの差別が激しかったのかという話である)。

16年ぶり2人目の非ヨーロッパ系の名前を持つ大統領

ハリスの下の名前カマラ」はサンスクリット語に由来する。ヨーロッパに由来しない名前を持つ大統領は、オバマ以来2人目(上で書いたように、彼ら2人が移民の子供だという事情もあるだろう。奴隷の子である黒人はたいてい英語名前を持っているので)。

民主党大統領が2人連続就任するのは半世紀ぶり

民主党は、ジョン・F・ケネディの跡を襲ったリンドン・ジョンソン以来、2人連続ホワイトハウスを手にしたことはない。ハリス勝利した場合ケネディ暗殺以来半世紀ぶりに、民主党から2人連続大統領が出ることになる。

現職副大統領大統領選挙で勝つのは36年ぶり5人目

副大統領要職だが、選挙に強いかというとそういうわけではない。大統領の死亡や辞任によって昇格した副大統領はこれまでに9人いるが、大統領選挙に勝ってその座を手にした副大統領経験者は6人しかいない。しかも、そのうち2人(ニクソンバイデン)は副大統領退任後に間を置いて大統領になっているので、現職副大統領として大統領選挙に勝ったのは、これまでに4人だけであるジョン・アダムズトマスジェファソン、マーティン・ヴァン・ビューレンジョージ・H・W・ブッシュ)。ハリス大統領選挙勝利したら、歴史上5人目となる。

追記

ハリス父はジャマイカ移民なので奴隷の子孫じゃないって言う人、南米カリブ海諸国に多くの黒人が住んでいる理由について考えたことないのかな?この増田なんか歴史に関して論じてるのにあまり片手落ちじゃない?

不正確な記述でスマソ。もちろんジャマイカ系ということはカリブ海に連れてこられた奴隷の子孫。そこは間違いない。ただ、

という2点があるので、やっぱり本来アメリカ奴隷の子孫とその他の黒人とを区別することは必要だよなと。不正確なものいいなっちゃったのは申し訳ないけれども。

2024-10-18

日本がなお豊かだと思う理由

平均の手取りでは日本東南アジアに追い付かれつつあるという話を見かけた。まぁこれだけ「衰退」が叫ばれている日本からそりゃ追い付かれるよなとは思う。

ただ一方で、それでもなお例えば日本から東南アジア旅行するのって別に日本と同等の先進性」を求めているわけではなく、言い方は悪いが大抵は「未発展性」を求めるのが一般的だと思う。

じゃあ1人当たりの収入殆ど変わらないのに日本東南アジアじゃ何が違うのかというのを考えてみた。


まず一つの側面として「お金で手に入らないもの」の差があると思う。

例えばインフラだったり、公衆衛生だったり、もしくは国民全体の教育レベルだったりという、日本にいればあまりお金のない人でも普通に享受できるけど海外はいくらお金があってもそもそもアクセスできないというものがある。

つい先日東南アジアの国に旅行に行ってきたが、確かに発展している地域では高層の建物が多いし日本と変わらないレベルで洗練されたお店や若者先進的な文化が見られる。でも一方で街を歩けばそこかしこに「汚さ」や「雑さ」が見えるし、行きかう車の運転は滅茶苦茶荒いし、日本に生まれ育った身としてはよくこんな環境で生きていけるなと思ってしまう所は正直ある。

もちろん昔の日本もそうだったのだろうと思う。私は平成初期の生まれだが小さい頃はまだ昭和雰囲気が残っていたし。でも一応は戦争ボロボロになってからも早々に復興して先進国の仲間入りをしてから現在までそれなりに時間が経っていて、その年月の積み重ねによる財産貧乏になった日本にもまだ残っているという事だろう。その点は急激に発展して追い付いてきた国にはまだ無いのはある意味当然だとも思う。


もう一つの側面として「お金で手に入るもの」の差もあると思う。

日本は平均的には貧乏とは言うが、それでもある程度の年収まではなだらかに分布しているようにも思う。年収300万の人も多いけれど、でも500万、700万、1000万ぐらいもそれなりに多くいて、ほとんどの人が平均年収付近に固まっているという訳ではない。

格差社会とも言うけれど、それでもまだ極端なレベルではなくて、繰り返しになるけど分布あくまでなだらかだ。アメリカなんかはもっともっと格差が凄いと言うしね。

で、そういう経済構造なのもあって「貧乏中流~上流」までどの段階にいたとしてもそれぞれの収入に応じたモノやサービスアクセス可能だ。普通サラリーマン収入範囲なら「これ以上稼いでも使い道が無いよ」ということはほぼ無くて、収入が増えたらそれに合わせてお金を出せば段階的に質の良いものが手に入るようになっている。

これが急激に発展している国では、一部のお金持ち向けのお店を除けばどれも質がイマイチみたいなことが多いように思う。仮に今より稼いだとしても今よりも質の良いものにはアクセスできなくて単に量や頻度が増えるだけだったりとか。

こういう部分もまた日本が豊かだと感じる所だったりする。

2024-10-13

アメリカ黒人特権階級日本人を踏んでるその足をどけろ

また日本人アートアメリカポリコレ勢が燃やしに来てるけど、アメリカ黒人かい特権階級マイノリティ文化弾圧しようとするのやめてもらっていいですか?

https://b.hatena.ne.jp/entry/s/togetter.com/li/2448818

  1. 英語母語話者はこの世界において特権階級である
  2. アメリカ人はこの世界において特権階級である
  3. 特権階級の中で差別を受けていることは、特権階級ではないということにはならない
  4. したがって、アメリカ黒人特権階級である
  5. 逆に、英語ほとんど解さな日本日本人英語特権アメリカ特権を持たないマイノリティである
  6. まりアメリカ黒人による日本で作られたコンテンツへの攻撃は、特権を持ったマジョリティによるマイノリティ文化への圧殺であり、ポリコレ視点からは堅く戒められるべき行為のはずである
  7. 結論ポリコレを唱えながら日本コンテンツを叩きにくるアメリカ黒人矛盾の塊であるので、日本コンテンツへの口出しやブラックウォッシュ文化の盗用をやめるか、ポリコレをやめろ。

もちろん、ポリコレ派ではない黒人黒人イラスト描いてたり肌の白いキャラコスプレしてたりしてもなーーーーーーんも不愉快には感じないけど、日本人褐色コスプレやら色素薄めの褐色キャライラストやらがブラックフェイスだのホワイトウォッシュだのと散々叩かれている世界で、黒人がのびのびブラックウォッシュ文化の盗用してる光景は非常にグロテスクなので、アジア人差別をやめろ、アジアンライヴズマターだぞ、と言い続ける必要があると思う。

(そういえばあいつら、『水星魔女』のときはどう見ても南アジア系のスレッタを黒人扱いしてたよな。第1話に出てきたスレッタの父親名前容貌を見た時点で、南アジア系って気づかないか? まあ世界白と黒しかできてない1bit脳だから仕方ないのかもしれないが、二度と同じ口で多様性とか言わないでほしい)

2024-08-23

anond:20240822141008

ハリス候補新大統領になったらアフガン平和な流れで乗り込んでもらえないか

アメリカ流の本物の民主主義アフガン根付かせて欲しい。

中村医師が果たせなかった夢をハリス大統領が実現してくれるはず。

女性であり南アジアのこともよく分かってる。

2024-08-04

バトラー正論

https://x.com/6SDc2PtXFT26902/status/1819691435425198170

バトラー入門』藤高和輝 P130

現在の「性別確認検査」は全女アスリート対象にしたものではなく、そのアスリートが「女性かどうか」という「疑い」が持たれた場合に行われる。そして重要なことに、その「疑い」の対象は「発展途上国選手特にアフリカ南アジア選手に偏っていること」が指摘

事実かどうか知らないが、それなら取るべき対策は一つだよね

全員性別検査すべき、ということにしかならないわな

2024-08-01

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和食

鶏肉居酒屋さん

鶏が食べたいならここ。サラダ豆腐みそ汁がついているのでバランスがいい。

ただし季節によってメニューが変わり、毎年同じものが食べられるとは限らない。

唐揚げが大抵あるのだが、ないときはない。親子丼は確実にある。

カツ丼屋さん

新潟風にヒレカツエビフライが卵なしでそのまま乗っている。

ランチセットはサラダみそ汁漬物と辛子がついている。外国人観光客にも人気で、最近は混んでいる。

立ち食い寿司屋さん

野菜がないのが残念だが、魚が無性に食べたいときに重宝。

とはいえ相対的な値上げで魚の種類が減り、まかない軍艦巻きという魚の切れ端をまとめたおいしいのがなくなってしまった。

焼き魚屋さん

初めて入ったとき冷房がきつかったのでかきこむように食べてしまったが、普通に和食が食べられるのが嬉しい。ちなみにご飯の中盛りが小さめの丼くらいある。

蕎麦

田舎蕎麦屋さん

太い面と濃いめんつゆが特徴。

値上げの影響で、そば単品に大根おろしゆで卵をつけて千二百円を超えてしまうし、味にやや飽き始めている。

立ち食いそば

有名な立ち食いそば屋で、量も多すぎない。

落ち着かないが、ガリガリ天ぷらは独特の風味があって、時折無性に食べたくなる。

中華料理

パンダ印の中華屋さん

定食が日替わりなので足を運ばないと何があるかわからないが、とりあえず焼きそばがおいしい。お茶がおかわりし放題、デザート杏仁豆腐つきなのもうれしい。

タイ料理

裏通りのタイ料理屋さん

おばちゃんの愛想がいい。米がちょっと多すぎ、デザートが甘すぎるのもご愛敬

米麺もおいしいし、カオマンガイガパオご飯など、タンパク質摂取できる。

ただし、残念なことに好物のマッサマンカレーランチメニューからなくなっている。

二階のタイ料理屋さん

以前は古く質の悪い油の味がしたのだが、そのイメージ払拭された。メニューの種類も豊富だし、マッサマンカレーもある。しかし、騒々しいので裏通りのタイ料理屋さんのほうが落ち着いて食べられる。

地下のカレー屋さん

タイ料理も出すのでここに記載。後述。

ベトナム料理

フォー屋さんその1

牛肉フォーがおいしいし、生春巻きもおいしい。ただしちょっとしょっぱい。

バインミーベトナム風サンドイッチ)が結構おいしい。

ただし職場から少し歩く。久しぶりに食べに行くか。

カレー屋さん

2階のカレー屋さん

久し振りに言ったらシャイなおじさんじゃなくなっていた。

相対的に安い。また、地下のカレー屋さんが日替わりなのに対し、安定してラムカレーホウレンソウカレーが食べられるのがおいしい。ただし、ナンが巨大なので夕飯までずっと満腹になってしまう。

地下のカレー屋さん

メニューが日替わり。

タイ料理も出すが、決して味はいい加減ではない。

タンドリーチキンビリヤニシーフードカレーもある。

ビリヤニが食べられるところは珍しいので重宝している。

ネパール料理屋さんその1

郷土料理のセット(ダルバート)が食べられるのはポイントが高い。ラムカレーもヤギカレーもおいしい。

忘れがちなのが日替わりカレーで、別で頼むと高いアチャール漬物)がついている。

他にもチキンチリがおいしい。

セットだと豆のスープお替り自由。数少ない欠点祝日休みだが(自分は土日休みだが祝日休みではない)、そういう店は結構多い。

あと、愚痴を言うお客さんがなぜか多い。

昭和歌謡流れるスリランカ風カレー屋さん

カレーの周囲にいつも南アジア風の漬物がついているので味に変化があって飽きさせない。

日替わりカレーがあるのも嬉しいが、なんだかんだで定番ラムカレーか魚の出汁チキンカレーばかり頼む。辛い物が食べたいけどインドカレー気分じゃないときナンがつらいときによい。

ここもビリヤニがあるが量がランチにしては多すぎる。

二階のカレー屋さん2

バーの昼営業唐辛子系の辛さで、ルーがよく煮込まれていておいしい。

パクチー付きで、頼めば辛いアチャールもつけてくれる。

ただし洗い物の手間を減らすためか、フォークが無くてスプーンだけ。

韓国料理

坂の上の韓国料理屋さん

おいしい。ビビンバスンドゥブにヤムニョムチキンサラダをつける贅沢なランチができる。韓国カレーなどユニークメニューもある。ただし、ランチメニューを頻繁に帰るので、好物が突然なくなることもある。前はキンパ(韓国海苔巻きセット)があったのになくなってしまった。

イタリア料理

歩道橋脇のパスタ屋さん

おいしい。サラダドレッシングが好きなのと、食後の紅茶コーヒーがつくのが高評価。同じメニューでも時間差で出してくれると昼からコース料理を食べている贅沢な気分になって幸せ。ただし結構混んでいるので入れるかどうかは運しだいである。最近は混雑が少し緩和された。

そして肉料理もおいしいのだ。

サンドイッチ

チェーンのサンドイッチ屋さん

野菜たっぷりサンドイッチが食べられるが、タンパク質が不足しがちなので牛乳も頼む。

長居できるが最近学生が戻ってきて並んでいるだけで20分くらい平気で経過するのがつらい。もう一つ近くに支店があるからそっちに行くことも。

なお、ここは祝日も安定して営業しているのが助かる。

サンドイッチ屋さんとなりの高級パン屋さん★

運が良ければキャロットラペとバゲットサンドが食べられる。おいしいがこれだけでは足りないので朝ご飯を食べ過ぎたときに。

2024-07-05

百年の孤独関係なくただ逆張りがしたい奴に薦める海外文学5冊+α

https://anond.hatelabo.jp/20240703191053

https://anond.hatelabo.jp/20240704181200

岡田知子&調邦行 訳「現代カンボジア短編集2」(カンボジア)

早速だが大同生命がやってる“アジア現代文芸”シリーズマジですげえよ。インドネシアとかスリランカラオスイランみたいな東南アジアから南アジアくらいまでの、日本じゃ見過ごされがちな国の文学しか訳してねえんだからしか電子書籍として無料で読めるしな (https://www.daido-life-fd.or.jp/business/publication/ebook) この「現代カンボジア短編集2」なんかクメール・ルージュ以前から90年代まれまで、ガチ現代作家短編しか入ってねえ。マジでこんなん読んだことねえわ。将来、浪漫主義とかフランス現代思想とかじゃなくて「アジア現代文芸に影響を受けました!」って新世代の小説家、現れねえかなあ。

キンキントゥー/斎藤紋子「短編集 買い物かご」(ミャンマー)

同じく大同生命の“アジア現代文芸”シリーズからなんやが、今も大変な状況にあるミャンマー文学もこのシリーズでは10冊くらい読める。特にオムニバス短編集がかなり出てて「ミャンマー現代女性短編集」やら「二十一世紀ミャンマー作品集」やらオススメなんだけども、より読みやすくかつ俺が一番最初に読んだって意味思い入れあるこの「買い物かご」薦めたいね市場って空間と買い物って行為を通じて、ミャンマーに生きる市井の人々の息遣いを知れるんだ。ニュース報道見ると同時に、こういう文学を読むのも重要やね。

カルロスフランス/富田広樹「僕の目で君自身を見ることができたなら」(チリ)

これはアレや、男と男のチンコ比べ本や。そしてその男と男ってのがドイツ人画家のヨハン・モーリッツ・ルゲンダスとイギリス人生物学者チャールズ・ダーウィンで、それだけでもスゲーのに、そのチンコ比べでチリ大地震まで起こるから超壮大や。体長の何倍もデカペニスを持つっていうフジツボまで出てきて、近年稀に見るほどのチンコ本だよ、コイツは。正直ミソジニーキツくてそういう意味じゃアカンけども、流麗華麗な文体で男たちのチンコ比べが描かれる様は一読の価値ありや。読んでどんな思いを抱いても責任は持たんけどな。

ジェス・ウォルター/上岡伸雄「ザ・ゼロ」(アメリカ)

この人はどっちか言うと、サスペンス小説方向性で受容されてるんだが、俺はこの本を“ドン・デリーロが書かなかった最良のドン・デリーロ作品”みたいに思ってる。テロリズムパラノイア不条理……訳者上岡伸雄、実際デリーロ訳者だしね。デリーロの「墜ちてゆく男」とエイミー・ウォルドマンの「サブミッション」と、この「ザ・ゼロ」で上岡9.11三部作や。中でも娯楽作に舵切ってるからこれがいっちゃん読みやすい、分厚いのにリーダビティ満載や。だが「美しき廃墟」以降、ウォルター作品が訳されてねえ。

レーナ・クルーン/末延弘子「スフィンクスか、ロボットか」(フィンランド)

レーナ・クルーンの本はね、読んでると涙ちょちょぎれちまうのよ、これが。この子供たちに向けて書かれた本なんかは少年少女の瑞々しい姿を描いていて微笑ましい一方で、俺ら大人が読むと、こう大人になるってこと、成熟するってことで失われる何かについて思いを馳せざるを得なくなってさ、それで俺、涙ちょちょぎれるんや。3つの短めな中篇が入ってるんだが、中でも表題作の「スフィンクスか、ロボットか」が一番いい。ラスト、マジ残酷すぎやろ。読んで言葉失っちゃったよ。

にしても児童文学ってのは扱いがムズいよ。児童文学ってのは何よりも子供たちに真摯に向きあうからこそ生まれる素晴らしい存在だが、その児童文学って括りが大人にとって読むに値しないように思わせる。かといって、例外的大人がその素晴らしさを語る際に「これは児童文学以上に“文学”だ!」とか言いそうになるが、こりゃ結局児童文学を下位のカテゴリーに入れてるからこその物言いだよな。児童文学出版に関わる全ての人々、そして何よりも子供たちに礼を欠く態度や。俺はこういうのに陥らんように、児童文学オススメしていきたいよな。

http://iuraichiro.com/perkthim.htm

あとイスマイル・カダレ、とうとう死んじまってこれまた泣けたよ。そんな今だからこそぜひともアルバニア文学翻訳者の井浦伊知郎のサイトを見てくれ。カダレの自伝小説「石の町の記録」や代表作「大いなる孤独の冬」の翻訳がこっから読める。他にもカダレに並ぶ大小説家ドリテロアゴリの「裸の騎士」とかアルバニア文学の名著がめちゃ置いてある。マジで信じられねえよ、これは。

2024-06-20

1分でわかるアメリカ大陸発見」の歴史

1484年:コロンブスポルトガル王! 西に進めばインドに行けるんや! ワイの計算では可能なはずなんや!」

ポルトガル王「うちはアフリカ探索が順調に進んどるし、東から行ったほうが有望そうやから却下やね」

1486年:コロンブススペイン王! 西回りでインドに行って香辛料貿易でがっぽがっぽ! どないでっか!?

スペイン王ちょっと待っててな、いまイスラム教徒と戦うので忙しいんや」

1492年 スペイン王イベリア半島からイスラム勢力駆逐したった! 異教徒から金も奪ったかコロンブス出資したろ!」

コロンブスサンキュー! ワイもスペイン王みたいにインドから教徒駆逐してキリスト教布教したるで! 出航や!」

コロンブス「苦しい航海の末にインドの島々に到達したで! サンサルバドル島やイスパニョーラ島と名付けたで!」

アメリカ大陸西インド諸島)の発見

ちなみに、当時の「インド」はインダス川以東のすべて、つまり南アジアだけでなく東南アジア東アジアも含む概念だった。

コロンブスを含め当時のヨーロッパ人は、コロンブスが「南アジア」に到達したと思ったわけではなく、「東アジアのどこかに到達した」と考えていたのである

1493年:コロンブススペインに帰ってきたで! ワイは英雄や!」

スペイン王「おまえが見つけた土地はおまえに統治を任せるで! エンコミエンダ(委託)やで!」

コロンブス「ほならすぐに出航するで! 今度はイスパニョーラ島植民地建設するために農民職人も連れて行くで!」

コロンブスイスパニョーラ島に帰ってきたで! 原住民も働かせて街を作るで! 金や真珠もどんどん見つけたるで!」

1494年:スペイン王「西回りでアジアに到達した私らと、東回りでインド到達を目指すポルトガルが衝突したら困るなあ……」

スペイン王「西経46度から東側の新領土ポルトガルのもの西側の新領土スペインのものっちゅうことでどや?」

→トルデシリャス条約締結

1495年:コロンブス「反乱を起こした原住民奴隷としてスペインに送るで! 思うように金を採掘できてへんけど、それでなんとか補填できんか?」

スペイン王「いきなり奴隷を送りつけてくるし、イスパニョーラ島から戻ってきた連中も文句言っとるし、向こうはどないなっとるんや」

1496年:コロンブススペイン本国でワイの悪評が広まっとるらしいで……いったん帰るわ……」

1497年:ジョン・カボット伝説の島ハイブラジルを目指して、イギリスから大西洋横断したら、新しい島に着いたで!」

北アメリカニューファンドランド島)の発見

1497年:ポルトガル王「西のほうでどんどん成果が上がっとる……俺らも早くインド目指さんと……!」

ヴァスコ・ダ・ガマ「ほい、アフリカ周回してインドに到達したで!」

→東回りインド航路の発見

1498年:コロンブス「今回で航海も三度目やし、ちょっと探検したろ! おっ、植民地の南のほうになんや大陸があったで!」

南アメリカベネズエラ)の発見

1499年:スペイン王「なんかコロンブスが新しい大陸発見したとか報告しとるけど……ちょっと見てきてくれへん?」

→オヘダ「私にお任せください」 アメリゴ・ヴェスプッチ「ワイもお供します」

→オヘダ「ブランコ岬くらいまで南下したけどこれ以上は無理やわ……いったん帰るで!」

1500年:ボバディージャ「コロンブスさん、ちーっす! スペイン王命令査察に来たで! うーん、残虐な統治をしとるなあ……アウトーっ!」

コロンブス失脚

1500年:カブラル「ヴァスコ・ダ・ガマに続いて、ワイもインドに行くよう命じられたで〜!」

カブラル「大西洋を西に流されて変な土地に着いたで〜! 未知の島っぽいかポルトガル領土宣言するで〜!」

ブラジル発見

1501年:ポルトガル王「なんかカブラルが新しい島を発見したとか報告しとるけど……ちょっと見てきてくれへん?」

ゴンサロコエリョ「私にお任せください」 アメリゴ・ヴェスプッチ「ワイもお供します」

ゴンサロコエリョパタゴニアくらいまで南下したけどまだ陸地が続いとるわ……いったん帰るで!」

1502年:コロンブス最後の出航やで! きっとパナマ海峡があるはずやから、そこを通って(南アジアの)インドを目指すで!」

コロンブスあかんかったわ……海峡なんて無いんか……?」

1503年:アメリゴ・ヴェスプッチ「南の大陸を何度か航海したワイが考えるに、あれはアジアやないで! 新大陸や!」

1507年:ヴァルトゼーミュラー「うおおアメリゴさんすっげえ! アメリゴさんが言ってる新大陸を『アメリカ』と名付けたるで!」

ヴァルトゼーミュラー地図に「四方を海に囲まれ南北アメリカ大陸」が描かれ、そのうち南アメリカ大陸が「アメリカ」と命名される。

アメリゴの説は広く受け入れられたが、南アメリカアジアとは別の大陸だったとしても、まだ「北アメリカアジア東端である」という主張が完全に否定されたわけではなかった。

たとえば、同じく1507年に、コロンブス発見したイスパニョーラ島と、東方見聞録に書かれた日本とを同一視するルイシュ地図作成され、こちらもベストセラーになっている。

1511年:アルブケルケ「インドゴアマレーシアマラッカ占領したった! 香辛料貿易ポルトガルの独占や!」

東南アジアへの進出

1513年:バルボアパナマのあたりまで進出して植民地を作ったで! パナマを横断したら海があったで! この大陸は海に挟まれてるんや!」

太平洋発見

1519年:スペイン王ポルトガルが着々とアジア進出してるやんけ! 私らも早よ西回りでインドに行かな!」

マゼラン「ワイはポルトガルマラッカ遠征にも参加した歴戦の船長やで! スペイン王のために世界一周を目指すで!」

1522年:マゼラン「ワイはフィリピンで殺されてもうたけど、部下が代わりに世界一周を達成してくれたで……ほな……」

世界一周の達成

これによりアジアアメリカが遠く隔たった別の地域であることが実証され、あらためてアメリカ大陸は「新大陸」と認められた。

南アジア東南アジアといった本来インドは「東インド」、南北アメリカは「西インド」として呼び分けられた。

東インド諸島 / 西インド諸島」や「東インド会社 / 西インド会社」などの呼称はそれに由来する。

さらに200年後、ベーリング海峡発見され、ようやくユーラシアアメリカが完全に別の大陸であることが証明されたのだった……。

2024-06-04

で、実際のとこ川崎はどういう街なのか問題その1

先日、市民イベントや街中ポスターガルクラ知った川崎民の話の続き。長くなったんで、その1

トゲトゲのMVアルバム買った

ブルーレイ付きってなってるやつを上から順に買ってしまったのでMVアニメ見つつ「川崎とは」問題にふれてみたい。

仁菜ちゃんの声の人って16歳なの!?

いやびっくり。言われてみると1年前に出した1曲目は歌がだんだん聞こえなくなってて何を言ってるのかもわからなくなってるが、最近の歌はめっちゃ声量が出てるしパンチあるし、すごい。8話の迫力も凄いし、こんなゴリゴリっとした16歳を見たの坂本真綾以来じゃないかオッサンファンが一気に増えそう。

さておき主題歌歌詞

ガールズバンドクライ主題歌歌詞だが、固有名詞は一切出してないので「別に川崎を謳ったわけじゃないっすよ」と逃げる気まんまんという気はする。その腰砕けな態度の時点で劇中の仁菜ちゃん体当たり性格ミスマッチではなかろうか。プロデューサーお前だぞお前。で、このガルクラを川崎タイアップで作ってく企画については、音楽系の人たちの川崎いじりの流れを汲んでる気がする。

川崎いじりの歴史的経緯

ちょっとからフィクションで時々あったが、こっちの受け止め方としては「魔界都市新宿」とか馳星周新宿とかと同じジャンルという受け止め方だった。新宿渋谷がこすられ過ぎたんで川崎で新味を出してきたんだろうな、ぐらい。親戚のおばさんが町内を毎日掃除してゴミ出しの整理をしてるような町で陰鬱な国際犯罪が行われてたりするのはギャグですらあった。

川崎いじりの歴史的経緯

ラッパーの人らが川崎アイデンティティ押し出してったあたりで流れが変なほうに行ったなあ、という感じ。嘘はついてないけどフカシは相当してるよね、ぐらいの大げさアピールで、売り込むためなんだろうけど。最初面白かったんだけど、ネタいじりが繰り返され、うざったくなってきた。

デビルマンクライベイビーが雑だった

川崎舞台タイトルにクライがついてるので、たぶんガルクラと合わせて川崎クライシリーズとか言われるはず(言われない)。さておき上記ラッパーの人らの延長上みたいな川崎描写原作デビルマン最初サバトシーンが川崎のそういう場所になってる)で、途中で行政区分川崎区の中でやたら悪魔が出現するというトンチキな描写が挿入される。周囲を山と海に囲まれ地方都市舞台じゃねーんだぞ。まっ平で交通量も頻繁で交通手段も豊富首都圏のど真ん中エリア川崎区だけ悪魔が溢れてるってどういう描写だよ。湯浅政明の才能って実はイマイチではと疑った最初であった。

実際の川崎治安

新宿渋谷池袋上野といった都心部繁華街のほうがよほどアレ。あるいは周囲の監視の目が光ってる閉塞した熊本よりはそりゃ川崎は住みやすいだろう。

一方で「関東周辺と比較した場合社会人には住みやすいけど、子育てにはお勧めできない街」と思う。

上京してきた人たちが住む町なので住人の多くが地方出身者であり余所者排除がない

熊本出身者が川崎民度を下げてるなどと言われがちだが、川崎そもそも上京してきた人たちの溜り場である京浜工業地帯で働くために、あるいは都心に出勤するために、東北甲信越九州沖縄朝鮮半島ブラジルネパールベトナムetc...から出てきた人たちが10年単位で住んでいる。ルパさんは南アジア系らしいが、20年前の話、京急駅前の立食そばで働いてたおばさんお姉さん曰くお父さんがグルカ兵だったそうだ。実家でも駅前で寝てたイラン難民を連れてきて住み込みで働いてもらっていた。

ヘイト野郎をしっかり追い出した実績

ヘイトスピーチビジネスの連中が川崎活動してたが逮捕者を出すなどして現状では川崎での活動を縮小してる。最近になって埼玉活動してるのはこっちを追い出された連中が居場所を探してあっちに食いついたのでは。

東京より平均家賃が安い

大田区蒲田川崎区、多摩川河川敷工業地帯下町で条件は同じでも家賃が違う。羽田空港へのアクセスのせいもあるだろうが、似たような所得層の似たような街並みでも川崎のが安い。結果、都心で働く人、都心学校に通う人が選びがちなのが川崎で、京浜工業地帯で働くために通勤で通ってくる人と人数的にも拮抗しており、両者はあんまり交わらない。東京予備校に通う仁菜ちゃん川崎市民意識があろうはずがないのだ。

東京23区がなんだかんだで子育て教育の補助が充実してる

これは異論あんまないかと。自称保守という名の全く保守する気がない利権屋集団がいまだ蛇蝎のごとく嫌う美濃部都政ってやつの遺産デカいと思う。

川崎は進学率が低い

川崎川崎区、幸区など京浜工業地帯近辺)は伝統的に低所得層の町だったため進学率が低く、児童も、児童の親も、教師も、残念ながら外れを引く可能性がある。

具体例。80年代前半の川崎区内小学校、小6の頃だが、担任児童をどなりつけ椅子を蹴り、男子児童は移動教室というとサボって校庭で遊びまわって、音楽先生は毎週泣いていた。その騒いでる児童間でも権力闘争やってて先週までボス格だった子が学級会で子分の子から名指し批判され追い落とされたりと10年早い世紀末演出していた。学級崩壊という言葉メディアに出回るよりだいぶ早い時期の話である。昔の話だろと思うかもしれないが、それからおよそ十数年後に同じ学校授業参観に参加させられる羽目になったところ、やはり教師は生徒をまともに見る気がなく野放しの児童フリーダム自分の時ほどではないが、たぶんあまり変わってない。

中学校事情私立受験都内に進学したので実情は知らないが、行くはずだった学区公立中で新任若手教師が生徒らに虐められ失踪行方不明になったという新聞記事地元欄に出たのが中3の頃。

自分もそうだが、結局のとこ横浜にも東京にも近く進学先を選びやすいので、そこそこの所得層は地元川崎での中高進学をあえて選ぶ必要がなく、余計にそうなりがちだったのかもしれない。

 

その2https://anond.hatelabo.jp/20240604194522に続く

2024-03-27

anond:20240327004539

オーストラロイド(英: Australoid)、またはオーストラロ・メラネシアン(英: Australo-Melanesian)は、人種概念の一つで、コーカソイドネグロイドモンゴロイドと並び四大人種と呼ばれる。オーストラリア大陸、ニューギニアメラネシアを中心としたオセアニア州及びスンダ列島スリランカインド南部などの南アジアにかけての地域分布する。

質的特徴

オーストラロイドは、ネグロイドと同等程度に皮膚の色が極めて濃い。肌の色とは対照的であるが、髪の色が明色金髪という個体アボリジニメラネシア人の女性子どもによく見受けられる。なお髪の色は成長するにしたがってしだいに黒くなっていく。

かつては肌色などの外見的特徴からネグロイドに含まれいたことがあり、特にメラネシア人などは「大洋州ニグロ」とも呼ばれていたが、本来ネグロイドサハラ砂漠以南のアフリカ先住民)とは頭髪の性質ネグロイド誕生から巻きが強いが、メラネシア人は2–5歳頃からまき始める)・血液型分布などが異なり、少なくとも1960年代後半には別系統という説が強くなり、現在アボリジニなどとともに独自グループに入れられている[4][5]。

最近の解析では、オーストラリア先住民インド南部のヴェッドイドとの間には、頭蓋骨形態に大きな差異があることがわかった[6]。

https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%AA%E3%83%BC%E3%82%B9%E3%83%88%E3%83%A9%E3%83%AD%E3%82%A4%E3%83%89

2024-03-11

真田広之Shogun」、歴史的に正しくない描写アメリカ炎上

「ショーグン」の黒人はどこにいる?

ウィリアムスパイビー 2024 年 3 月 8 日 3 分で読めます

日本ことわざに、武士が勇敢であるためには少しでも黒人の血が必要だというものがあります。そうだとしたらFXモンスターヒット作「ショーグン」には怖い剣士がたくさん出てくる

(中略)

2024 年版では、日本視点さらに重点が置かれています最初エピソードに登場するポルトガルスペインイングランドオランダ代表する白人キャラクターは、決して英雄的とは言えません。 しかし、現在コスモジャービスが演じるジョン・ブラックソーンというキャラクターはすでに重要人物であり、数人の日本キャラクターとともにヒーローとなる予定です。他の人たちはすでに、10構成の新しいシリーズを 1980 年版から文化的な大きな変化として賞賛しています。私は 1980 年には素朴にも尋ねなかった質問を、今になって尋ねます黒人はどこにいるのでしょうか?

私が質問したのは、歴史的に正確ではなかったとき表現を見たいからではありません。私が尋ねたのは、1600 年以前にも日本黒人がいたからだ。ただし、日本フロリダ歴史の書き換えについて何かを教えることはできるだろうが。複数情報源によると、初期の実在将軍の一人である坂上田村麻呂 (758 ~ 811) は黒人でしたが、他の人は否定しています。彼が純粋日本人ではないということではコンセンサスがあり、 強制同化植民地化の対象となった北日本の肌の色の黒い先住民族であるアイヌの子であると考えられることが多い。

歴史マークハイマンは著書の中で田村麻呂を讃える像について説明しています

「彼が讃えられている寺院で見られるように、マロの像は他の貢献者よりも背が高かった」とハイマンは書いている、「彼の髪はカールしていてしっかりしており、目は大きく、幅が広く、茶色でした。鼻の穴は広がっていて、額は広がっていました」幅は広く、顎は厚く、わずかに突き出ていました。」

清水寺田村麻呂像は通常は非公開となっています清水寺は778年の創建以来、度重なる火災に見舞われ、何度も再建されました。現在の像には、ハイマン説明した黒人の特徴はまったくありません。

多くの研究者は、日本におけるアフリカ人示唆存在を記録しており、その起源は 22,000 年前、将軍シリーズの多くが行われた大阪近郊で遡ります

アジア海岸に到達した黒人推定数は、その大陸で彼らが発見された広い地域によってある程度推定できるかもしれない」とロイ・マイユー・ジョーンズは述べた。インド洋に面し、東海岸に沿って日本に至る南アジアの国々。当時「チパンゴ」と呼ばれていたその遠い土地に到達した人々によって語られた興味深い物語が数多くあります日本歴史の中で最も著名な人物の一人は、サカノウエ田村麻呂と呼ばれる黒人戦士でした。」

(中略)

『ショーグン』の主な舞台大阪で、 シリーズの期間中大阪日本経済の中心地であり文化の中心地でした。日本のどこかに黒人がいるとしたら(実際にいたのですが)、大阪にもいるでしょう。必ずしも人々の間を自由に生きたり歩き回ったりするわけではありませんが、ヨーロッパ使者グループの一員であることは確かです。おそらく、2024 年版のショーグンは今後のエピソード画期的な展開となり、1980 年には登場しませんでしたが、当時存在していた黒人も登場するでしょう。描かれている日本人にはさまざまな色合いがあります。おそらくそのうちの一人は黒人であることが判明するでしょう。今後、日本の船とヨーロッパの船を戦わせる海軍のシーンがいくつかあるため、黒人船員の一部が歴史的な正確さを反映することが期待されています

https://www.levelman.com/where-black-people-fx-shogun

2023-11-30

[][]最近ランチ

和食定食

鶏肉居酒屋さん

親子丼竜田揚げサラダ豆腐みそ汁がついていてバランスがいい。

四季メニューがあり、夏は汁なし担々麺、冬には麻婆豆腐が出る。→麻婆豆腐は去年のみ。

カツ丼屋さん

新潟風にヒレカツエビフライが米の上に乗っている。

サラダみそ汁漬物からしがついている。

職場前の定食屋さん

ストリップ小屋の跡地にできていて、QRコードで注文する。

このご時世で1000円以下はすごい。定食が気分じゃないときパスタカレーもある。

職場前の肉寿司屋さん

ここも1000円。おいしいが、生で食べて大丈夫なのかなという気持ちはぬぐえない。

それ以外の肉料理を今度頼んでみよう。サラダスープデザートもついてたし。

立ち食い寿司屋さん

野菜が無いのが残念だが魚が無性に食べたいときに重宝。

他の寿司屋もおいしいのだが、ついついここに足を向けてしまう。

裏通りの定食屋さん

1300円。おいしくて雰囲気が良くて、コーヒーがおかわりできる。でもちょっと高い。

蕎麦

田舎蕎麦屋さん

太い麺と濃いめんつゆが特徴。相変わらずちくわ天ぷらそばを頼んでいる。

値上げの影響で、トッピング大根おろしと卵を乗せただけで1000円を超えてしまうが、これもご時世。

坂の上のおそば屋さん

おいしいんだけども、そばと丼のセットは炭水化物ばかりで辛い。

その他立ち食いそば屋さん

おいしいんだけど、最近ゆっくりと腰を据えて食べたい。

うどん

讃岐うどん屋さん

なんだかんだで1年以上行っていない。

自宅の近くの支店には行った。麻婆うどんおいしかった。

ラーメン

とんこつラーメン屋さん

全然行ってない。最近ラーメンという気分じゃなくなりつつある。

血糖値スパイクのせいか食べ終わってもお腹が減っちゃう

家系ラーメン屋さん

同僚から醤油じゃなくて塩がおいしい」と言われ、試したが確かにそうだった。

とはいえ、前述の理由からまり食べていない。

九州ラーメン屋さん

おいしいのに1年以上行っていない。

中華料理

パンダ印の中華屋さん

おいしい。定食が日替わりなので足を運ばないと何があるかわからないのが難点か。焼きそばとかもおいしいし、つゆそばもおいしい。ひょっとしたら中華料理屋のラーメンに好みが変わってきているのかも。

タイ料理

表通りのタイ料理屋さん

汁なし麺がおいしい。ただしキクラゲサラダトウモロコシ入りのデザートはそこまで好きではない。トムヤムクンスープがおいしいが、エプロンがないので服を汚しやすい。

裏通りのタイ料理屋さん

おばちゃんの愛想がいい。米がちょっと多すぎ、デザートが甘すぎるのがご愛敬

ここの米麵もおいしいく、ラーメン屋さんから足が遠ざかっているのもこれが理由か。

残念なだが好物のマッサマンカレーランチメニューからなくなっている。

虎印のタイ料理屋さん

臨時休業。残念無念。

地下のカレー屋さん

タイ料理も出すのでここに記載。詳細は後述。

ベトナム料理

フォー屋さんその1

牛肉フォーがおいしいし、生春巻きもおいしい。ただしちょっとしょっぱい。

バインミーベトナム風サンドイッチ)が結構おいしい。

ただし職場から少し歩く。

フォー屋さんその2

田舎蕎麦屋さんの隣でバインミーもおいしい。おかずを乗せる皿が小さいので味がちょっと混ざる。

カレー

2階のカレー屋さん

おじさんが少しシャイ。少し遠い。

地下のカレー屋さん

タイ料理も出すが、決して味はいい加減ではない。

タンドリーチキンビリヤニシーフードカレーもある。

ここも1000円に抑えられている。

ネパール料理屋さんその1

郷土料理のセット(ダルバート)が食べられるのはポイントが高い。ラムカレーもヤギカレーもおいしい。

セットだと豆のスープお替り自由。数少ない欠点祝日休みだが(自分は土日休みだが祝日休みではない)、そういう店は結構多い。

ネパール料理屋さんその2

リニューアルした。

ランチから中東揚げ餃子シシカバブがなくなってしまっている。

ちょっと普通の店になってしまった。

大通りむこうのカレー屋さん

古き良き欧風ビーフカレーがおいしい。だがいつも並んでいるので1年近く行っていない。

昭和歌謡流れるスリランカ風カレー屋さん

カレーの周囲にいつも南アジア風の漬物がついているので味に変化があって飽きさせない。

日替わりカレーがあるのも嬉しいが、なんだかんだで定番ラムカレーか魚の出汁チキンカレーばかり頼む。

ここもビリヤニがあるが量がランチにしては多すぎる。

その隣のスリランカカレー屋さん

ここもおいしい。ただし上の店より数百円高い。

アーユルヴェーダか何かに従ってぬるめで出してくれるのだが、結構おいしい。

韓国料理

坂の上の韓国料理屋さん

おいしい。ビビンバスンドゥブにヤムニョムチキンサラダをつける贅沢なランチができる。店の中ではずっとKポップが流れていてちょっとうるさいが、活気があるとも言える。韓国音楽よりも小説に興味がある。

地下の焼肉屋さん

焼肉が食べたいときはここ。もう片方の店はつぶれたし、立ち食い焼肉ランチ営業を取りやめた。

イタリア料理

格安パスタ屋さん

おいしいが混んでいるので1年くらい行っていない。

歩道橋脇のパスタ屋さん

おいしい。サラダドレッシングが好きなのと、食後の紅茶コーヒーがつくのが高評価。同じメニューでも時間差で出してくれると昼からコース料理を食べている贅沢な気分になって幸せ。ただし結構混んでいるので入れるかどうかは運しだいである。

図書館の下に監修している別の店があるが、そこまで行くのはちょっと遠い。

サンドイッチ

チェーンのサンドイッチ屋さん

野菜たっぷりサンドイッチが食べられるが、タンパク質が不足しがちなので牛乳も頼む。

長居できるが最近学生が戻ってきて並んでいるだけで20分くらい平気で経過する。

もう一つ近くに支店があるからそっちに行くか。

なお、ここは祝日も安定して営業しているので助かる。

カフェサンドイッチ屋さん

高級でおいしいんだが、飲み物なしで1000円を超えてしまうのはつらい。

パン屋さん

パン屋さんと近くのサラダ屋さんでお惣菜セットにすることもあるが、短い昼休みに二か所の店をめぐるのは面倒くさい。

その他

ハンバーガー屋さん

どうしても食べたいときに。

牛カツ屋さん

トンカツのほうがおいしいし、高い。2年近く行っていない。

薬膳料理屋さん

量が足りない。

スペイン料理屋さん

パエリアはおいしいが量が少ないのと、妹が作っているやつのほうがおいしい。

筋肉食堂

おいしかったけれども遠いし、ささみばっかりなのはつらい。

国道沿いのお寿司屋さん

おいしかったけどものすごく値上げしてた。

開拓予定のところ

駅ビルラーメン屋さんや定食屋さん、それからカフェのお昼営業。あとケバブ屋さんができたのでそこも。

2023-11-28

フィスドゥジョワを久しぶりに試した

1、2度試して苦手だった記憶ははっきり残ってるので足首に

ちょっと距離があるおかげで香りも多少柔らかに感じる

まあ、嫌いじゃないな 大好きとかでもないけど

fragranticaのレビュー翻訳で読む

レビューは9割方は高評価 もう少し高いか

レビューなんかは好きな人が書くから、書かれたものだけ見れば高評価に決まってる…と思ったが、ポワーブルノワールの評価を思い出して、いや決してそうではないな、と考え直した

アイコンニックネームではどこの国の人のレビューなのかは分からないが、出身国地域に絡めたレビューもちらほら

南アジアの人のレビューが謎だけどおもしろかった

「もしあなた南アジア出身で、ノートピラミッド掲載されている夜に咲くジャスミンファンなら、あなたは死んですぐに天国に行ったばかりです」。

なんだそれ笑

元の英語は読んでないので、何がどう訳されたのかは分からないけど、不思議と納得する感覚もあった

夜に咲くジャスミンイランイラン蜂蜜

なんかこう、涅槃的な雰囲気?分からないけれど

そう思いつくと、なんか本当にそんな感じに思えてきてしまった

香水タイトル訳は喜びの申し子、娼婦をもじったネーミングらしい

セクシーで美しくうっとり酔うような、というのが大半のレビュー香水なのに、白い花で飾り立てられたブッダの棺、みたいな雰囲気も何かしっくりくるような…いや勝手想像だが

使い勝手の思いつかない香水だったが、このイメージなら使えそうな気がしてきた 瞑想とか、なんかこう心を落ち着けたい時に

2023-11-22

JavaJavaScriptはインドインドネシアくらい違う」ってよく言うけど

JavaScriptJavaあやかって名付けられたけど、インドネシアインドあやかってんのかな。

と思って調べてみたら、

という流れのようなので、どっちかというとC++Objective-Cみたいな感じか。

2023-10-02

やばいのは日本だけ

やばいのは日本だけ。

中国未来がある。

アメリカもZ世代希望が持てる。

フランスはまだまだグランゼコール出身者が頑張れる。

イタリアブランド文化遺産で安泰。

スウェーデンノルウェーデンマーク過去現在未来も素晴らしい国。

ベネルクスも手堅く安泰。

イギリス日本よりマシ。

東南アジア南アジアアフリカ新興国には未来しかない。

ロシア紛争さえ終われば元々の国力がずば抜けてるのでなんとかなる。

日本けがやばい

人なし、教育なし、文化なし、経済力なし、軍事力なし。

そろそろ目を覚ませよ。

日本脱出して生きていける奴らは頑張れ。

そうでない女性は頑張って欧米中国の男を捕まえて移住しろ

男の場合外国人女性を捕まえるのは不可能なので、脱出できないならせめて今から自給自足生活して「足ることを知る」ことを目指せ。

2023-10-01

anond:20230925193837

黒人」ばっかり注目するアメリカ中心主義にはもうウンザリだ。

アメリカポリコレで「黒人」が重要なのは人口の1割以上を占めていて、かつて奴隷制で無理やり連れてこられた過去があり、今でも黒人というだけで警察官から怪しいと疑われるなどの露骨差別があるからだ(ゴミを捨てにいっただけの黒人少年が逮捕された事件なんかを見ると、差別が薄まってこれなのか……という黒人の置かれた状況の苛酷さがわかる)。

でも、日本にいる黒人人口比でいうとごくごく少数であり(地方都市では黒人を一度も見かけないとか、普通にあるでしょ)、かつ全て自発的日本に来た人々とその子である。もちろん差別はいけないが、アメリカにおける黒人と同等の配慮をすべきとは思えない。人口比や歴史的経緯でいえば、黒人より先に東南アジア系に配慮すべきだろ、どう考えても。日本黒人奴隷を使役したことはないが、東南アジア侵略したことはあるわけで(まあ、日本でいう褐色キャラは、たいてい黒人ではなく南アジア系や東南アジア系だったりするわけだが……)。

本当に日本における人種的ポリコレを追求するなら、朝鮮系描写だろう。彼らは日本におけるマイノリティの中では中国系の次に数が多く、また日本による植民地支配犠牲者でもあり、在特会のように露骨差別を浴びることがあって、そして、中国系に比べてアニメに出てくることは少ない。中国系キャラが出てくる萌えアニメはいくつも挙げられるが(『ラブライブ!スーパースター』とか。クゥすみいいよね……)、朝鮮系キャラが出てくる作品と言われるとなかなか思い浮かばない。

日本系・沖縄系・アイヌ系・中国系朝鮮系がメインを占める日本多様性は、白人黒人アジア人のように違いが目に見えるアメリカ多様性とは違う。パッと見で違いがわかりづらいが、違う文化独自歴史を持っていて、独自アイデンティティを持っている。それなのに、目に見える多様性がない、目に見える多様性を増やせ、と言い出すのは、アメリカ多様性だけを真の多様性とみなすアメリカ中心主義にほかならない。多様性のあり方だって、多様であるはずなのに。

っていうか何よりもまず、世界人口の何割は黒人なんだから日本アニメにもそれ相応の黒人を出せというなら、世界人口の何割かはアジア人なんだから、まずはアフリカ映画や『ブラックパンサー』の登場人物の何割かをアジア人しろよ、ワカンダに全然アジア人がいないのおかしくね? っていう話になるはずなんだけど、そういうと「黒人文化に口を挟むな!」とか「ホワイトウォッシュだ!」とか言われるんだろ? それなら、アジア人アジア人のために作った映画黒人が口を出してくるなよ、くらいは言っていいんじゃない? ファッキンジャップくらいわかるよバカヤロー。

2023-09-26

万物黎明』は人類歴史を誤解している・続きの続きの続きの続き

国家に反対すること

フラナリーやマーカス、スコットらに倣えば、最近まですべての階級社会における中心的な政治闘争は、誰が土地を耕し、誰が食料を手に入れるかをめぐるものだった。グレーバーとウェングローの見方は異なる。彼らにとって中心的な問題権力であり、中心的な敵は国家である。そのため、彼らはいくつかの点で階級無視している。これは彼らがアナーキストからではない。ほとんどのアナーキストは、常に階級権力を同時に重視することができる。

しかし、『万物黎明』における省略は重要である。グレーバーとウェングローは、合意的で参加型の集会を支持する議論推し進めようと躍起になっているように見えるが、そのために私たちに一連の謎を残している。4つの簡単な例を挙げれば、その問題がよくわかるだろう。

著者たちは、都市における国家に先行することが多い、村落における階級格差の拡大には関心がなく、その文献を否定している。また、小王国領主爵位にも興味がない。中央集権的な大国家が存在しなければそれでいいのだ。私たちは、複雑な採集民に関する彼らの説明の中に、このような紆余曲折をいくつか見てきた。このようなことは、他の多くの例にも現れている。

インダス

インダス川沿いの古代都市モヘンジョ=ダロでは、約4万人が階級的不平等国家もなく暮らしていた。

そして彼らは、ヒンドゥトヴァ派の歴史家たちと同様に、モヘンジョ=ダロは実際に南アジアカーストに沿って組織されていたと示唆する。しかし、グレーバーとウェングローは、これは平等主義的なカーストであったと言う。最初は驚かされるが、彼らが言いたいのは、王のいないカーストの不平等容認できるということである[11]。

ナチェス

彼らは一貫して伝統的な王権の力を最小限に抑えている。ミシシッピ川流域のナチェズ王国がその好例である。グレーバーとウェングローは、太陽王権力凶悪な残虐性は彼の村の外には及ばなかったと言う。しかし実際には、ナチェズは白人プランター奉仕する奴隷貿易における主要な地域勢力であった[12]。

人間犠牲

グレーバーとウェングローは、残酷人身御供祭り世界中の初期の州で見られるという重要事実を正しく強調している。数十人から数百人が生け贄にされ、その多くは戦争捕虜若い女性、貧しい人々であった。

彼らは当然憤慨している。しかし、これらの生け贄の目的は、敵である他国の人々を恐怖に陥れることであったとも感じている。それとは対照的に、私たちは、流血の主な目的は、流血の実際の聴衆である残酷地方国家臣民を恐怖に陥れることだったと考えている。

実際、このような残酷さが、それぞれの国家の初期の歴史に特徴的なのはそのためだろう。国家正当性がまだ弱く、恐怖が最も必要とされていた時代である国家権力が強化されるにつれて、戦乱や敵対は続くものの、壮大な犠牲が消えていくのもそのためだろう。

集会

集会のもの重要最後の例である。グレーバーとウェングローは、古代メソポタミア王国国家における都市集会の力を極めて正しく指摘している。彼らは、これは王がすべての権力を持っていたわけではないという証拠だと言う。これは正しい。これらの王国階級闘争が止まっていたと考えるのは、よほどナイーブでなければならないだろう。

しかし、グレイバーとウェングローは飛躍する。彼らは、これらの都市議会は、参加型民主主義を掲げる「占拠せよ!」やその他の社会正義運動集会に似ていると指摘する。

古代メソポタミアでは、参加型民主主義いかなる形態についても、これといった証拠はない。しかし、他の階級社会における都市全体や全国的議会については、膨大な証拠がある。そのどれもが、富裕層や有力な一族によって支配されていた。古代スパルタでは地主支配していた。ローマ元老院も同様だった。ジョン王や男爵家もそうだった。そしてごく最近まで、ヨーロッパのすべての議会有権者富裕層に限られていた。

この近視眼は重要である。他の多くの人々と同様、私たち王国国家を、不平等社会における支配階級ルールを強化し、強制するために集まる方法として理解している。『万物黎明』では、そのプロセスは目に見えない。

* *

グレーバーとウェングローは怒っている。この怒りには、私たちのようにグローバルな不平等絶望し、グローバル・エリート政治を憎み、気候の混乱を恐れる読者を喜ばせるエネルギーがある。

多くの点で、彼らの本は新鮮な風を吹き込んでくれる。そして私たちは、既存のすべての国家に対する敵意を共有している。しかし、今後、気候変動を食い止めるためには、階級環境の中心的重要性を含む人間の条件に関する理解必要である

脚注

[1] Fredrich Engels, 1884, The Origin of the Family, Private Property and the State. The book was revived as a key text by socialist and Marxist feminists in debates about women’s liberation. Pace the 19th century social Darwinism which clearly took a lead from the Old Testament, it is now quite clear that both pastoralism and slash and burn agriculture appeared after, and not before, the advent of settled agriculture.

[2] Franz Boas, The Mind of Primitive Man, 1911; Claudia Ruth Pierpoint, ‘The Measure of America’, 2004; Ned Blackhawk and Isaiah Lorado Wilner, Indigenous Visions: Rediscovering the World of Franz Boas, 2018; Rosemary Lévy, Franz Boas: The Emergence of the Anthropologist, 2019.

[3] Very good examples of this work include Sara Hdry, Mothers and Others: The Evolutionary Origins of Mutual Understanding, 2005; Elizabeth Marshall Thomas, The Old Way, 2001; two articles by Steven Kuhn and Mary Stiner: ‘What’s a Mother To Do’, 2006 and ‘How Hearth and Home Made us Human’, 2019; Loretta Cormier and Sharon Jones, The Domesticated Penis: How Womanhood has Shaped Manhood, 2015; a key paper by Joanna Overing, ‘Men Control Women? The “Catch-22” in the Analysis of Gender’, 1987; two books by Christopher Boehm: Hierarchy in the Forest and the Evolution of Egalitarian Behavior, 1999, and Moral Origins, 2012; every book by the primatologist Frans de Waal; the two chapters by Brian Ferguson in Douglas Fry, ed., War, Peace and Human Nature, 2013; Richard Wrangham, Catching Fire: How Cooking Made Us Human, 2010; and two books by the trans biologist Joan Roughgarden: Evolution’s Rainbow: Diversity, Gender and Sexuality in Nature and People, 2004, and The Genial Gene: Deconstructing Darwinian Selfishness, 2009.

[4] Our favourites among the ethnographies of our near contemporary hunter-gatherers are Marjorie Shostack, Nisa: The Life and Words of a !Kung Woman, 1981; Jean Briggs, Inuit Morality Play: The Emotional Education of a Three-Year-Old, 1998; Phyllis Kaberry, Aboriginal Women: Sacred and Profane, 1938, Karen Endicott and Kirk Endicott: The Headman was a Woman: The Gender Egalitarian Batek of Malaysia, 2008; Richard Lee, The !Kung San: Men, Women and Work in a Foraging Society, 1978; and Colin Turnbull, Wayward Servants: The Two Worlds of the African Pygmies, 1978.

[5] Kent Flannery and Joyce Marcus, The Creation of Inequality: How Our Prehistorical Ancestors Set the Stage for Monarchy, Slavery and Empire, 2012; and James C. Scott, The Art of Not Being Governed: An Anarchist History of Upland South-East Asia, 2009; Scott, Against the Grain: A Deep History of the Earliest States, 2017. Martin Jones, Feast: Why Humans Share Food, 2007, is also very useful.

[6] Edmund Leach had made a similar argument in 1954 in Political Systems of Highland Burma, and radically changed anthropology. For a brilliant ethnography of one group of anti-class hill rebels at the end of the twentieth century, see Shanshan Du, Chopsticks Only Work in Pairs: Gender Unity and Gender Equality Among the Lahu of Southeastern China, 2003. For Scott’s recent extension of his argument to ancient Mesopotamia, see Against the Grain.

[7] This is all succinctly described in Brian Hayden, ‘Transegalitarian Societies on the American Northwest Plateau: Social Dynamics and Cultural/Technological Changes,’ in Orlando Cerasuolo, ed., The Archaeology of Inequality, 2021.

[8] Start with Philip Drucker and Robert Heizer, 1967, To Make My Name Good: A Reexamination of the Southern Kwakiutl Potlatch; and Eric Wolf, Envisioning Power: Ideologies of Dominance and Crisis, 1999, 69-132.

[9] Jeanne Arnold, ‘Credit where Credit is Due: The History of the Chumash Oceangoing Plank Canoe’, 2007; and Lynn Gamble, The Chumash World at European Contact: Power, Trade and Fighting among Complex Hunter-Gatherers, 2011.

[10] On the Calusa, see The Dawn, 150-2; Fernando Santos-Cranero, 2010, Vital Enemies: Slavery, Predation and the Amerindian Political Economy of Life, 2010; and John Hann, Missions to the Calusa, 1991.

[11] Rita Wright, The Ancient Indus: Urbanism, Economy and Society, 2010; and Andrew Robinson, The Indus: Lost Civilizations, 2015.

[12] Robbie Ethridge and Sheri M. Shuck-Hall, Mapping the Mississippian Shatter Zone, 2009; and George Edward Milne, Natchez Country: Indians, Colonists and the Landscape of Race in French Louisiana, 2015.

2023-09-24

白人少子化東アジア人も少子化

なんでアフリカ南アジア中東の色黒い醜いののばっかり子孫繁栄するんだろう

ゴキブリと同じなのかな

2023-07-22

またドレッドなのかよ!!

ディズニー100周年記念作品の『ウィッシュ』。

以前に見たキービジュアルではヒロインビジュアルは確か

褐色の肌に黒髪ストレートロングで紫のドレスの、

ラプンツェル色違いバージョンみたいなのだったと記憶していて

へー、普通に良さそうじゃん?と思っていた。

で、遥か昔の世界舞台って情報しか聞かされてなかったから、話の舞台古代中央アジアとか中東とか、インドとかエジプトとかその辺で想像していて

ヒロイン人種南アジア系や中東系で想像してたんだけど。

最近新しくチラシを見たらどうやら、ヒロインの「アーシャ」の髪がドレッド…。

えー、またドレッドなのかよ。実写のリトルマーメイドドレッドヘアーヒロインには微妙な気分になったのにまたドレッド……

チラシにはヒロインの髪が風に靡いている絵もあるけれど、ドレッドだと重くてああはならないんじゃね?と思ってしまう。

何かもう見る前から気分が萎えている。

せっかくの100周年記念作なのになあ

普通ストレートロングじゃ駄目な理由でもあるんだろうか?

2023-06-06

バックパッカーが燃やされている

誰かがリツイートした暴露ツイッタラーツイートが目に入ってきた。


ツイートの内容はこうだ。


彼女と二人で世界一周旅行中のバックパッカー男性が「バングラデシュ友達がたくさんできました」とツイートしたのに対して、とある女性が「その写真に写っているバングラデシュ人は君の彼女を狙っている(※暴露ツイッタラーは「目的日本人女性レイプ」と意訳して表現)」と批判し、さらにその女性意見賛同する声が多数上がっているというものだった。


これを見て、私はてっきり女性(とその賛同者)が炎上していると思った。

現地で良くしてもらった友達(およびその国全体の男性)を性犯罪者予備軍呼ばわりするのは、失礼どころの騒ぎではない。

明らかな差別であり侮辱だろう。


しかし、そうではなかった。

燃えていたのはバックパッカーの方だった。


彼は、批判してきた女性とその賛同者に対して「批判してるのは“やったことがない人”」と反論をしてしまっていた。


なるほど、見下すのは大好きだが、見下されるのは死ぬほど嫌い。そんな我々にとって、その一言はよい着火剤になるだろう。

だが着火剤が良くとも問題は燃料の方である。今回はそれほど可燃性に優れた燃料なのだろうか?


彼女やその賛同者は口々にこういう。

「バックパッキングヒッチハイクリスクがあり(性犯罪対象となる)女性同伴なら慎むべき愚行だ。」


かにバックパッキングリスクがあるというのは一般論だ。一般的旅行比較すれば、未知の土地で、しか自己判断で行動をとるため、想定外事態に直面することがよくある。痛ましい事件に巻き込まれて命を落とすことさえある。

しかし、だからといって安易に慎むべき愚行と断罪して良いものだろうか?

これが仮に自己判断ができない子供を連れてだったら炎上するのも頷けるが、同伴している女性は成人である


外務省が発表しているバングラデシュ危険レベルは1 「十分注意してください」(一部地域を除く)

ちなみに同じレベル1では インドネパールインドネシア・カンボジアフィリピン(同じく一部地位を除く)などの国があがる。

(本件で「イラク日本人人質事件」を例に挙げる人がいるが、イラク危険レベル4 退避勧告がされている。レベル1のバングラデシュを同列で語るのは流石に乱暴と言わざるを得ないだろう。)


もちろんバングラデシュ安全とは言わない。その治安先進国比較すれば雲泥の差だ。殺人発生率も日本の10倍ほどある。

それでも危険レベル1のエリア渡航合法的な行いでリスクを負う分には、自己責任の範疇に入るのではないだろうか?また部外者が「彼はリスク理解していない」「文化理解していない」と少ない情報から決めるのは如何なものか?と問いを皆に投げかけて本投稿は終了したい。


余談ではあるが、いま話題のChat-GPTに両者のツイートの原文を入力して「バックパッカーAさんと批判してきたBさん。どちらが炎上したと思うか?」を問うたところ以下の様な回答が得られた。


『このケースでは、Bさんが炎上している可能性が高いです。その理由は以下の通りです。

ステレオタイプ偏見:Bさんのコメントは、バングラデシュとその他の南アジア男性全体を一律に決めつける偏見ステレオタイプを広めています。これは、特定人種国籍宗教、または社会的グループ全体を一概に評価することは公平ではなく、誤解を招きやすいため、問題となります

文化的な無知と誤解:Bさんのコメントは、バングラデシュ南アジア文化宗教社会構造についての誤解と無知を示しています。例えば、彼女の主張は、特定南アジア宗教文化女性を物として見るという偏見を広めています。これは無知見方であり、炎上の元となります

恐怖の拡大:Bさんの投稿は、バングラデシュ南アジアを訪れる女性たちに無用な恐怖を植えつけます。これは不適切情報拡散であり、特定地域を訪れることに対する恐怖心を煽るため、炎上する可能性があります

以上の理由から、Bさんのコメント炎上している可能性が高いと考えます。』


一方Google Bardは『私は大規模言語モデルとしてまだ学習中です。そちらについては、理解して対応できる機能がないため、すみませんがお手伝いできません。』と答えた。


結論Google頑張れ!

2023-05-18

anond:20230517020950

スリランカに限った話じゃないが東南・南アジア系は「でかい声でわめいて相手を根負けさせれば約束法律もチャラにできる」って文化があるんで、それに何日も付き合わされた精神状態だったんだろう

2023-03-20

anond:20230320233557

んなもん、東アジア南アジア辺りは血族保証を優先してるから世襲政治家が多いんやで。

どこの馬の骨とも分からん奴よりは凡凡嬢嬢でもしっかり身元が分かる人間を優先する。

日本から離れたインドでもガンディーとネルーの血族が厚く信奉されていると聞いた。

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