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2019-08-22

アクティブラーニングは実際に成果を上げている

こんな記事↓が話題になってたけど、実際のところアクティブラーニング学校教育子供学習底上げするメソッドだというのは明らかになっている。

公立小学校のアクティブラーニング実態に疑問の声「声のでかい子が全部やる」「二極化する学力」新時代の教育方法に賛否両論 - Togetter

ただし、超トップ校と超底辺校で。

トップ校では、優秀で意欲も高いお子さんたちが集まっているので、アクティブラーニングもうまくいき、子どもたちの学力も向上する。当然の結果だろう。

底辺校では、そもそも子どもが授業に参加するようになっただけで誇るべき大戦果である。それまではそもそも授業の体をなしていなかったのだから。ゆえにアクティブラーニング実態が単に愚にもつかない考えをダベるだけの場であったとしても、それは子どもたちの学習意欲とかそういうものが向上したという結果だとみなされる。

よって、アクティブラーニングはたしかに実績のあるメソッドなのだといえる。

普通公立校で導入してよいメソッドではないというだけで。

2019-08-21

よく「景気対策にお札をいっぱい刷ればいい」って聞くけどさ

この案自体賛否両論だということ自体は知ってるんだけど、

そもそもお札をいっぱい刷るとそのお札は誰のものになるの?

20代後半新婚、エロくなる方法を教えて下さい

性的な生々しい表現が一部あるので、不快な方はごめんなさい

1.増田夫婦スペック

2.具体的な悩み

3.今まで試したこと現在進行含む)

4.旦那に直接聞いたこ

5.これから考えていること

6.今後の目標

7.〆

当方、かなり深刻に悩んでいるので、男性目線女性目線わずアドバイスをもらえたらとても助かる。

スペック

20代後半女、旦那と2人暮らし結婚半年

・私は軽めのASDで、人の気持ち(言外の意味空気)を察する事がピンポイントですごく苦手。

時短勤務(旦那公務員

・私が月々自由に使えるお金は4〜5万円くらい

・BMI21なので18くらい目指して緩い筋トレ中(追記登山でがっつり有酸素運動するので、怪我予防や体力作りを目的としてやっています

趣味ゲーム登山、食べ歩き

増田趣味時間は大切にしたいが旦那への奉仕精神は多分強め。

旦那中学時代同級生。軽いS気質。超絶マイページ自分主義なところが玉にキズだが許容範囲。基本優しい。

・子無し(予定も無し)

私自身、セックスは好き。でも旦那以外とのセックス気持ち悪いので考えられない(相手が男女問わず

セックスは週1〜2くらい。子作りではなく、趣味運動範囲(※あくま増田側の認識

スカトロとかハード系以外はいけると思うが、お互い甘々系が好き。

旦那は尻、太腿フェチ。痩せ型より多少肉付きが良い方が好みぽく、コスプレ制服水着などの反応が良い。

旦那、超暑がり。増田、超寒がり(夏冷え)

○悩み

増田は元々おんなのこ♡って感じではなく、友達は男も女も同じくらいの自虐系。化粧とかの女子力は中の下〜下の下レベル趣味と胃袋掴んでの入籍だった)

バンギャ、昔はゴスロリパンクス・ユニセックス系(今はフェミ系)

旦那とは付き合いが長く、部屋着が結構ずぼらでゲーマーなのは完全にバレている。加えて、私自身も察してるが、中高生の頃の服や旦那古着を寝間着にしてるのがあまりよくない気がする(のだが、旦那古着パーカーの着心地や素材が気持ち良くて手放せないでいる)

最近、私の湿疹が酷くて色々と萎える原因になっているのではと不安

○今まで試してみた事

エロ勉強男性向け同人誌FANZA中心。即売会からは離れ気味。腐女子引退気味。最近女性向けもいくつか読んでみたが、あまり参考にならなかった。

AV気持ちが悪くて見る事ができない

・膣トレ、腹筋、骨盤内底筋を鍛えつつ、柔軟性を高めるストレッチ毎日してる

・膣トレ用玩具はあり。時々こっそり使う。バイブやは微妙。電マの方が好み(しか旦那はこの辺の玩具を滅多に使わない)

フェラには抵抗がない。精飲も平気(口に溜めて、見せてからごっくんするやつは軽く引かれた)

騎乗位が多いので、なるべく動く

自分からセックスに誘う→ニコニコ動画の実況に連敗中(誘い方が悪い?)

旦那自分がヤりたいときにヤるので、寝てたら入れられていたとかは多い。私が同様の事をすると機嫌が悪くなりがちで、誘うタイミングの見極めが非常に難しい(※一番深刻)

旦那に直接聞いてみた

Q.増田に足りないこと

A.色気。尻は(枕としてしか)役に立たない。積極性が皆無。もっと誘ってほしい。

Q.誘うタイミングがわからないのでアドバイスがほしい。

A.その日の気分によるので何も言えない。

Q.Twitterはてなでは「朝にフェラで起こされること」に対して男性側に賛否両論があるが、どう思うか。旦那は嬉しいか

A.その日の気分によるので何も言えない。嬉しい時は嬉しいが、眠いときはウザい。

Q.エロい服や勝負下着を着てみたのだが。

A.その日の気分によるので、何も言えない。気が乗らない時は脱いで良い。

Q.私自身はお酒を飲むと積極的になれると思う。

A.男はアルコールが入ると立たない生き物(または射精にかなりの努力必要である

○これから考えていること

・膣トレ、筋トレ、柔軟の継続

・モコモコ系パジャマネグリジェ的なものの購入?チュチュアンナとかジェラピケ?

Tバックとかエロ下着の購入?

媚薬的なものの購入?

・誘い方の勉強をしたい(※参考書がわからない)

テクニック勉強をしたい(※参考書がわからない)

旦那が2回くらいいけるようなもの(?)を夕食に混入(アルコール以外)

増田自身がもう少し痩せる

・なるべく可愛いブラやショーツを購入する

優先順位がわからず迷走している

○今後の目標旦那が疲れマラでも抱きたくなるような増田になる。

○〆:最後まで読んでくれてありがとうございました。これ優先がよい、これが参考になった、こうされると男は嬉しい、私はこうしたなど、あれば教えてもらえるととても助かります

旦那セックス好きな人なので、まだまだ下手くそですが、可能な限り満たしてあげられる、旦那が「(色々込で)結婚してよかった、幸せだ」と思えるようなエロい女になれるよう、引き続き勉強努力していきたいです。

もし良い同人誌参考書などご存知であればぜひ教えて下さい(キュレーションメディアは具体例に乏しくてあまり役に立たないので)

2019-08-11

ドラクエ映画の事

最初から全開で否定していくけど、この映画を見て欠点が一つもないようなそういう絶賛しかしない人は

きっと普段から全く内容の無い薄っぺら作品しか見てない読んでない聞いてない人だと感じる。

今回賛否両論話題になったドラクエ映画は絶賛できるレベルでは決して無かったと言える。

なんでかっていうと、尺が短すぎた点、主人公石像になり伴侶が石像になりという部分も表現が簡略化しすぎた。

その後の季節的な流れていくシーンは良かった。ここは評価する。

しかし、ドラクエ5を選んだのだからもっとドラマがあっても良かったんではないかと感じた。

挙句の果てには、ラスボスが○○○○という流れだ。全て台無しだ。

ファンタジーアドベンチャーなら、ずっとファンタジーで良かったんだよと。

自分主人公だという認識ストーリーが終わってスタッフロールが終わった後にでも、

自身の部屋とTVゲーム機を映すなりしてTV画面に「Fin.」とでも表示させておけばよかった。

それをなぜか作られた世界がどうたらこうたらとファンタジーをぶっ壊してどうする。

今回、担当した監督自体問題があったというのが一番の問題だったのだが、

ここまでドラクエ台無しにしているにも関わらず

絶賛している人たちはラストが熱かった、ラストの展開が面白いなどと分けのわからない絶賛をする。

挙げ句にどこにも欠点はない名作だと言う。

ぶっちゃけ欠点だらけだよ。

絶賛してる人らの中のドラクエって常にあんな展開なのか。

いきなり現実に引き戻されるような分けのわからない展開が面白いのか。

最初にも言ったが、一切の不満をもたないで名作と言い切っている人は

普段から中身のないものしか面白いと思えないレベルなんだろう。

絵本でも読んで、もう一度幼児期からやりなおしてみたらどうなんだ。

絵本の方がよっぽど内容が深いぞ。

あれを絶賛する人の頭の中は常にお花畑なんだろうな・・・

天気の子2回見た雑感

君の名は。」旋風が落ち着いたころに自宅で見て、

最近アニメすごいな、流行るだけあるな」と思った。そういうレベル人間視点

セカイ系とかは知らない

ネタバレは多分少しあり


一回目(ひとりで)

面白かった、けどストーリー上ひっかかる所は多く感じた

映像美に見入った、雨の描写の大変さは素人でも想像に難くない

・気になったのは

 「ホダカ無茶苦茶しすぎで正直引く問題

 「キャラの背景描かれなすぎで厚みない問題

 「なんだかんだご都合主義蔓延ヲタク臭プンプン問題

・総じてネットでよく言われてるやつ。まあ「そういうもんだし」で片付くので大きな問題はない。

・あえて悪い言葉でいえば「幼稚」な印象をもった

・でも抗えない魅力があった。男の子女の子が互いの名前を叫べばそれだけで立派な物語だ。

 いわゆる「ボーイミーツガール」のエモの強靭さを思い知る。

抗えず二回目(ひとりで)

おしっこしたくてたまらなかった

・開始前にトイレ行ったのに、少人数+冷房のパワーで思考キャパ尿意によってみるみる浸食されていった

夏美コーヒーやらビールやらごくごく飲む頃にはすでに漏れそうだった

・でも頑張った。同じ映画を二回見る経験なんて初めてだから、なんとしても失敗するわけにいかなかった

・それがもう失敗であった。エンドロールが始まるや、慎重にかつ速やかにおずおずと情けなく退出したのは私です

陽菜かわいいよ陽菜

 一回目の視聴では「いやいや、出会ってからホダカがなんで陽菜に恋したかが貧弱すぎて感情移入できねー」と

 思っていたが、冷静に考えればこれほど魅力的な女の子日常に現れたら好きにならないはずがないのだった。

 君じゃないとないよ、意味は一つもないよ、と。そういうこと。

 二回目ってことで「陽菜はいから自分の体の変化を認識してたのだろうか」という視点が持てた。

 太陽に手をかざす描写がこれでもかと出てくるんだけど、一回目と意味合いが全然違って見えてくるのね。

 あとあんまり喋ってない気がするんだよね陽菜。気のせいかセリフ少ないと思う。もっといろんな声聞たかった。

 陽菜最後最後、どういう感情だったのか、これがもう少し描かれていてほしかった気はする。

 当事者として彼女葛藤は誰よりも大きいはずなのに、基本的にホダカ視点からなこの映画

・凪、かわいいよ

 言わずもがなの、センパイ然とした大人顔負けのサービス精神子供の無邪気さが共存する魅力的なキャラ

 一回目の視聴では釈然としない部分に気を取られてかそこまで感動しなかったけど、

 二回目は凪先輩のパンチライン「姉ちゃんを返せ!」で涙を流させていただきました。

 でもなんで凪先輩はあのビル来れたんだろうね

 あとこのキャラは抜群に声がいいと思う。声優とかわからんけど演者の方もっと評価されるべき

・声がいいといえば、ホダカ。これはすごいことだ。

 序盤の「帰りたくないんだ」で見せる弱さは胸を突くし、なにより終盤の叫び連発に込められたエモさはヤバイ

 叫びってのは基本的には耳障り悪いはずなんだけど、ホダカの叫びは淀みない真っ直ぐな感情が乗ってて

 聞き手の心をぐいと動かす力がある。最優秀ボイス賞。

 一回目は「いやリーゼントとかあり得ないし」と冷めた部分もあったが、この良質な叫びのおかげで二回目は変に引くことなく楽しめた。

・総じて二回目は話の流れがわかってるだけに、キャラ感情の動きに注目して見ることができた。

 (これはこの作品に限らず、そういう楽しみ方があるという発見

 スガさんとかね、「実は奥さん晴れ女だった」考察話題になってたけど、そういう視点で見るとなかなか面白かったり。


さすがに三回目はないけど、機会あれば見たいし誰か誘ってくんねーかなくらいに思ってる

言うほど賛否両論ではないと思う

好きな人と見るよりは、見たあとで好きな人のもとに全力で駆けつけて、もう離さない!とかしたくなるそんな映画

2019-08-07

anond:20190806221529

賛否両論あるであろう慰安婦像なんかじゃなくてモルゲッソヨを飾っておけばよかったのに。

2019-08-06

与党支持者への質問

与党政策の中で特に理解できないものがふたつあって、

どうみても悪い政策なんだが、

これをどういう理屈で押し通してるのか想像もできないので教えてください。


ひとつ大企業のほうが税率が低いこと。

どうして中小企業よりも低い税率なんだよ?

逆ならわかるんだよ、中小企業を助けようって政策ならわかる。

でも大企業ほど税率を税率を下げるって、どういう理屈なのかわからない。

国会で「私たち金持ち優遇策をやります」ってどうどうと宣言して、こういうことをやってるのか?


もうひとつ公文書を捨てること。記録を残さないこと。

短い期限で捨てる法律を作ってまでして捨ててる。

自分にはこれがとてもつらい。

記録は失われるとどうしようもない。

どんな口実で捨ててるんだ?

自分たちに都合の悪い記録を消すために必要であります」ってどうどうと言ってるのか?


政策には賛否両論はつきものだけど、このふたつは、どう考えても擁護できないと感じるのだが、

与党支持者の方々はどう考えて納得しているのか知りたい。


追記

野党ちゃんとしてない(からしかたない)

公文書官僚問題


こうやって支持者たちは自分を納得させているのか、なるほど。

これすべての問題に使えて便利だ。

2019-08-04

ネタばれドラクエ映画の目指したもの

賛否両論より批判の方が多く見えるのは

ネット特性上致し方ない。

映像は悪くなかった。

ラストバトルでいきなり明かされる設定

ハッカーによってラスボスがハックされ語られる

ゲーム世界記憶を消して現実世界から参加している事」

が、ノイズ過ぎて、そこで言われるセリフが、

この作品評価を滅茶苦茶にしてしまった。

ただ強い言葉がとても悪い「大人になれ」

これは強すぎる、それに対する答えを明確に出さなかったことが

今回の演出の失敗だと思われる。

そもそもノスタルジー煽りたいならCパート作って、

この世界を終了しますか?見たいな選択しだして、

涙ながらに終わらせる絵でも挟めば済むのに

態々、現実を見せたのである

これを成立させるのに必要演出可能だろうか?

ラストバトルで強いセリフを吐いたあいつに対して

アンチウイルスで対抗することは、肯定にも近い違和感を鑑賞者に残したのではないか

僕が演出するなら「僕は子供で居たい」位のセリフを吐かせたのではないだろうか?

もしそんな気持ち監督になかったのなら、そのままの言葉視聴者に投げかけたのだから

恐ろしいが、あったとしても伝わらない演出だったわけで、これが失敗の原因だと思われる。

これが伝わっていたなら反応は少し変わっていたのではなかろうか?

すべてを見て思ったのは、比べたくないけど「レディプレイヤーワン」がやりたかったのかなと

やりようによっては化けたかもしれないかもったいないである

2019-08-03

久美沙織DQ5映画を訴えた件

DQ5主人公名前って、今は公式アベルデフォになってるはずだが

何でわざわざリュカを使ったんだろう

リメイク版知らない世代がメインターゲットだから、かもしれないが

あの小説版賛否両論って感じでさほど人気あるわけじゃないのに

2019-08-02

ドラクエ映画見てきた

賛否両論ある内容だとは思うけど、非常に面白かった。

ドラクエ5ストーリーが好きで、内容を覚えてる人であればあるほど最後最後に、なるほどねって納得できて面白いと思う。

正直、終盤まではちょこちょこ面白いけど、ただのファンアート二次創作レベルだなぁ、って感じだった。ビアンカかわいい

なんであそこカットするの?とか、不幸度足りなくない?とか、ドラクエ5好きだったらそこ削らんだろとか、主人公キャラ違うとか、とか不満点多数で。ビアンカは可愛かったけど。

すごい陳腐だなー、って思いながら見てたら最後最後どんでん返し

前半のチープさ、カット、都合のいい感じ全部納得した。

そりゃ、そういうチープな感じにあえて描くわ、なるほどな、っという感じ。

まあ、もう一回見るかと言われればみないと思うけど、初見殺し的な内容なのは非常に面白かった。ビアンカも可愛かったし。

いじょ。とりあえず、子供時代大人時代前半・大人時代後半の3部作でしっかりドラクエ5再現したのも出してほしい。

anond:20190802155049

何でもそうだけど賛否両論あって人を選ぶと思うので、見てみないと判断できないと思う。自分は見事に「いい意味で裏切られた」けど、「肩透かしを食らった」って感じる人もいるんじゃないかな。

確実に言えるのは、子ども中高生が見ても、たとえDQ好きでもそこまでおもしろいという感想は出ないだろうなと思う。アクションシーンの映像スペクタクル的には迫力あってカッコいいかウケると思うけどね。

表現不自由展」、写真投稿ダメ 「炎上」の波及懸念朝日新聞デジタル

https://b.hatena.ne.jp/entry/s/www.asahi.com/articles/ASM705T2FM70OIPE012.html

twitter芸術作品無用糾弾を受ける風潮を見ると、この措置英断しか言えない。

一方で、今回の展示で注目されている彫刻作品については、あくま政治的意味を持たない芸術祭の展示物ということなので、賛否両論を狙いとした会田誠作品などと同様に、否定的評価を含む自由闊達批評が行われることを期待したい。

2019-08-01

もしも小説採用されてアニメ化してたとして

もしも京アニ放火犯が才気あふれるクリエイターだったら?

どこかに小説投稿し順調に評価されてアニメ化されるとしよう。

アニメ化にたどり着けたものワナビーの中でも勝ち組だろう。

アニメ化を望んで、それでもたどり着けない人間は無数にいる。

だがアニメ化された時点でエンドロール流れるわけでもない。

アニメ化は失敗して駄作に終わるかもしれない。

賛否両論にさえ至らず誰にも見られず語られず終わるパターンだ。

最初のチャンスで失敗すれば二度と次のチャンスは与えられない。

そして成否は個人の才能だけでどうこうできるものではない。

よしんば運に恵まれアニメがヒットしたとしよう。

次は「それ以上」を求められる。

その次は「さらにそれ以上」を。

そしてその次は「さらさらにそれ以上」だ。

要求は際限なくエスカレートしていく。

一休みして力を蓄えることも許されない。

現代時間の流れの速い時代だ。

走るのをやめたら、あっという間に忘れ去られる。

短いスパン作品を発表し続けなければならない。

アニメオタクは恩知らずだ。

少しでも気に入らないことがあればすぐこき下ろす

クリエイターは毎回綱渡りを強いられる。

一度でも失敗すれば「落ち目」とされる。

一度落ちればあとは落ち上がる一方だ。

失敗すれば、どうなるか?

小説家などの個人責任を負わされ会社追放される。

穢れは祓われ会社は存続する。

才能がなかったか逆恨み放火した?

結局、どんなルートを迂回しても終着点は同じだったのかもしれない。

アニメ業界構造自体憎悪を生むのではないか

2019-07-29

Fateに見る那須きのこが抱える女性像の気持ち悪さについて

Fateという作品が非常に気になっていたので、ここ数年Fate関係をずっと漁って、Fate/Staynight → Fate/ZERO → Fate/UBW → Fate/HF → Fate/Extra(アニメ) → Fate/プリズマイリヤ1,2,3 → Fate/Apocrypha → Fate/Extra(ゲーム) → Fate/Extra CCC → Fate/Extellaという順番で消化し続けてきた。途中Type-Moon世界観が共有されているとのことなので、空の境界OVAを6作見てみたりもしてみた。そしてその結果として、言いようのない気持ち悪さを覚えたのでここに書き散らす。ぶっちゃけると奈須きのこ、てめえは駄目だ。人間ってもんがぜんっぜん書けてねえ!!

Fate気持ち悪さをざっとまとめると以下に集約できる。

(1)Fateヒロインはみんなちょろい女

Fateヒロインって奴は、というよりType-Moonの主要ヒロインは以下にまとめることができる。

 ・青セイバーアルトリアペンドラゴン

 ・遠坂凛

 ・間桐桜パッションリップ

 ・赤セイバーネロクラウディウス

 ・玉藻の前

 ・アルテラメルトリリス

 ・エリザベートBB

 ・アルクェイド

 ・ルーラージャンヌ・ダルク

 ・赤のキャスターセミミスApocrypha

 ・イリヤスフィール・フォン・アインベルン

 ・クロエ

 ・美遊

まあだいたい出てくるヒロイン枠はこんなもんなんだが、ぶっちゃけエロゲと同じでわりと単純で簡単類型化できてしまう(どうして簡単にかつ単純に類型化できるのかは実は一言表現できるのだが、それは次のチャプターで話す)要するに以下のタイプしかいないのだ。

 Type-A.青セイバーアルトリアジャンヌ・ダルク
    ・クールビューティ
    ・使命優先で感情を捨ててきましたエピソードが多い所が特徴、そのくせ不器用型女で大抵食い意地が張ってる場合が多い
    ・主人公に使命感から干渉する内に主人公を好きになっちゃいました
   ※Type-A変形:アルテラ
    【落とし方】

    ・食い意地が張ってるので、基本は食事で胃袋を掴む

    ・使命感を捨てて恋に生きるよう説得するため、とにかく女の子扱いする

    ・不器用生き方のもの肯定し、過去の傷を舐めて肯定してやる

    【NG

    ・チャラい、不真面目

    ・成金傲慢勘違い

   ※要するにギルガメシュ

 Type-B.ツインテール遠坂凛エリザベートメルトリリス
    ・ツンデレ
    ・主人公に余計なお節介をしたりなど、ツンなのに甲斐甲斐しい所が特徴、大抵どこか残念ポイントがあってそこを突かれると弱い、ムキになる
    ・最初主人公下僕程度にしか思っていなかったのに、残念ポイントを突かれたり、心の隙間に不意打ち喰らう内に主人公に執着して好きになっちゃいました
   ※Typa-B変形:イリヤスフィールクロエなど
    【落とし方】

    ・基本は頼って相手自尊心を満たしつつ、隙を伺う

    ・チャンスを見て、心のSGを暴いたり、心の中身を覗き込んで一旦丸裸にした上で従順にさせる

    ・たまに大真面目に褒めると照れるので、褒めのジャブを入れつつ、好意ストレートに打ち込むと何故か落ちる

    【NG

    ・間桐シンジ

 Type-C.肉食女(玉藻、ネロアルクェイド
    ・逆セクハラ枠、本妻アピール、ど直球エロ
    ・性的露骨発言をしたり、直球アピールが多い所が特徴。途中からType-BとType-Cのバトルが起こったりして、BとCの境目が無くなったりする。
    ・何故かは分からないけど最初から主人公のことが好きでした
   ※Type-C変形:メディア
    【落とし方】

    ・真面目な朴念仁で、目的のために愚直に突き進む優男タイプに弱い

    ・ド直球に大してド直球に返す、沈黙沈黙を返して誘い受けする、これを繰り返していると勝手相手が落ちている

    ・倫理にもとる行為をしても基本的には立ち位置を信頼モードにして「何があっても一緒だよ」「過去どんなことがあっても俺は気にしないよ」と言い続ける

    ・意外と寂しがり屋だったり、わりと物事を達観してる節があるので、そういうとき包容力を見せるだけで落ちる

    【NG

    ・こいつら自身が裏表があるタイプなので、裏表が通用すると思ったら間違い

    ・下手に策を弄するよりも天然を地で行くタイプに弱い。本人たちもそこがわかってるから冗談交じりで愛情ストレート表現してくる。

 Type-D.ef系(間桐桜パッションリップBB
    ・精神的な脆さとそれを抱える原因となった闇、もしくはそれに相当する何らかの因果があるヒロイン
    ・いわゆるヤンデレではない。純粋精神的におかしいのに主人公存在正気を保ってるところがポイント
主人公のことを神とか太陽とかずっと思って憧れながら、影でおっさんの太い肉棒に貫かれてました系ヒロイン
   ※Type-D変形:美遊
    【落とし方】

    ・とにかくこいつらは寂しがりで承認欲求が強いので、友達とか絆とか特別というキーワードに弱い

    ・特に精神的な繋がりを重要視するだけで、それを与えるだけで生きる目的にすらなっちゃ

    ・精神的な闇の部分も含めて「お前が特別」を与えてやるだけで落ちる

タイプ共通する欠かせない要素

   ・全員主人公男のことが初見で好き。

・必ず嫉妬を見せる(全員嫉妬する表情が同じ)

・必ず不器用な一面を見せる

・必ず精神的に脆くて押されると弱い恋愛スイッチがある

・必ず料理エピソードがある

 アホかってくらいみんなこれに該当する。そのせいで(2)Fate主人公全般に見られる妙な脱個性&表面的素朴化が起こってる。

(2)Fate主人公全般に見られる妙な脱個性&表面的素朴化、ふいに現れるヲタノリ、かつ妙な包容力と行動力

Fateというか、Type-Moon系の主人公格はほぼ以下の五人に集約できる。すなわち黒桐幹也衛宮士郎ジーク、岸波白野、藤丸立香の五人である。これは女ヒロインがType-A~Dの四種類に集約でき、かつ変形種まで存在することから考えると驚くほどに単調で少ない。とはいえ一応五人はいるのだから、五人を一人ずつ分析していってもいいのだが。ぶっちゃけるとこの五人、精神分析するまでもない。細かい差異はあれど以下の一行に簡単に集約できてしまう。

Type-Moon.(黒桐幹也=)岸波白野=藤丸立香
   ※Type-Moon.変形:衛宮士郎ジーク

マジでこれは異論は認めない。ぶっちゃけTypeMoon系の主人公(男)ってやつはどいつもこいつも女に対しておんなじアピールしかしてない。驚くくらいこれがまったく変わってなくて驚きを通り越して笑えてくる。マクロスフロンティアMay'nが歌うノーザンクロスに「君を掻きむしって濁らせた、なのに可憐に笑うとこ、好きだったよ」という歌詞があるが、まんまこれである。すなわち「お前の本当の姿は可愛いんだろ?そんなお前を俺は知ってるZe!放ってなんかおけないZe!」「僕を傷つける君でも、俺はお前を好きだZe!放ってなんかおけないZe!」のどっちかを繰り返して女の子を包み込んでいるだけなのである。その証拠に各々のメインヒロインFate/StaynightシリーズFate/Extraシリーズを用いてざっくりどうやって各主人公が落としてきたかを振り返ってみよう。

 ・青セイバーアルトリアペンドラゴン

「士郎は卑怯です、私の過去を知って、何度も私の中に入ってきた(性的に)」

→「惚れちまってんだから仕方ないだろ、俺はお前をこのまま放っておけないZe!」→「俺はお前を救いたい」→陥落

 ・遠坂凛

「(アーチャーが私を裏切った…!?そんな…っ)士郎、今日疲れたでしょう、もう休みなさい」

→「お前の方が辛いはずじゃねーか、俺はお前をこのまま放っておけないいZe!」→陥落

 ・間桐桜

「先輩、私綺麗じゃないんです、もうずっと前から汚れた女なんです」

→ 「そんなお前をこのまま放っておけないZe!俺は女としてのお前を求めたいんだZe!」→陥落

 ・赤セイバーネロクラウディウス

「奏者よ、本当の私は悪名によって星に刻まれ為政者なのだ為政者としての余は完全に間違いばっかりなのだ

    → 「そんなお前の姿が俺には眩しいZe!」

 ・玉藻の前

「私は傾国の姫君、私は人とは一緒にいられない、一緒にいてもどうせ不幸にしてしまう、」

→ 「そんなお前が俺との何気ない日常を選んでくれたことが俺はうれしいZe!俺はお前を信じていたZe!そんなお前を俺は好きだZe!」

 ・アルテラメルトリリス

「私は破壊の王、命を奪いたくは…ない、私は、その意味をまだ知らない。だが私には、破壊しかないのだ。他には…何もない。だから…」

→ 「お前の本当の姿は可愛いんだろ?そんなお前を俺は知ってるZe!放ってなんかおけないZe!」

ほらな?

 ぶっちゃけFate/Extra、Extellaなんてのはストーリーメチャクチャ単純で、主人公の事を好きな味方(サーヴァント)を連れて聖杯戦争を進んでいく内に主人公の事を好きな敵が現れて、その敵から主人公が逃げたり逆にその敵を救おうとして失敗してを繰り返しながら、ラスボスとの戦いで主人公を好きな味方と敵の全員が力を合わせ、最後ラスボス大団円で倒した後に、切ない別れが待っている、以上。もうぶっちゃけこれだけであるFGOほとんどこれを繰り返してるだけ。(※この系譜に当てはまらないのはせいぜいがFate/ZeroとFate/Apocryphaくらいのもんで、しかもこの2つは両方ともメインライター那須きのこじゃなくて虚淵と東出)那須きのこの描く女性像、特にヒロイン像ってヤツがいかに偏ってるか、いい加減気づいた方が良い。こいつにとってヒロイン女ってのは精神的脆さという名前恋愛スイッチ存在していて、そこを押しさえすれば女はみんな落ちると思ってる。でもってそのためには男は全員器が謎に広くて天然朴念仁でありながらストレート女性を褒めることも出来て自分ピンチにも泰然自若としている肝っ玉のある男じゃなきゃいけないわけだ。

 このヒロイン像に対比する形で生まれ男性像が顕著といえるのが<空の教会>の黒桐幹也くんである

両儀式」に殺されかかりながらも彼女に惚れてる黒桐幹也くん

 筆者は空の教会の「殺人考察(前)」編で両儀式から殺されかけて逃げながらも彼女を何度も振り返って見つめ合う黒桐幹也になんだかシュールものを感じてしまって半笑いになってしまったのだが、とにもかくにも那須きのこヒロインを救う主人公ヒーロー像)ってのはこのときからまったくといっていいほど変わっていないことが伺える。この異常なヒロインをそれでも愛するヒーロー男性)というのはFateにも結構登場していて、藤丸立香や岸波白野だけじゃなく、メディアさんの恋人ポジションである葛木先生なんかはモロにそのポジションだったりする。特に岸波白野くんの包容力演出の異常さに関してはメルトリリスパッションリップエピソードでも充分に語られているから分かるだろう。基本的那須きのこ氏の作品に登場するメインヒロインたちは絆や深い関係を作るために何らかの精神的ウィークポイント存在しなければならず、そこを無意識に突くことができ、かつ人格的にも不安定彼女たち(意図的男性の手の中に転がりやす存在として貶められている彼女たちの人格)を包み込んであげるためには、ヒーローたる男性は極端なまでに懐が広くて朴念仁でお人好しでなければならないというわけだ。

Fateに見られる那須きのこヒロインとヒーロの構造には根深病理があると見た

 これって西尾維新とかの物語シリーズにもよくあるんだが、とにかく女性という存在を何かと欠陥のある存在にしたがっている。「欠陥のある存在にしたがる」というのは要するに、手触りがあって男の手の中に何となく収まってくれそうな存在に押し込めたがる傾向がある、という意味だ。早い話が心に隙間のある人間に仕立て上げることで、弱点スイッチを作っていることだと言っていい。そしてそこを上手に押してくれる男性ヒーローと仕立てあげる構図を作り上げている。これは病的なまでにすべてのヒロイン共通して言えることである。例えばFate/Extellaに登場するアルテラは1万4千年前の世界を滅ぼした遊星の尖兵たる巨神そのもので、その気になればサーヴァントたちのみならず神級の英霊をも下すこともできる超弩級危険人物なのだが、どういうわけか主人公に惚れていて何故か必要もないのに彼にプログラム世界であるにも関わらず料理を振る舞ってみたり、甲斐甲斐しく抱きしめてみたりする意味の分からないエピソードが大量に存在する。そしてどういうわけか主人公の昔の英霊パートナー嫉妬したり、主人公と会話をしたがるも話すことが見つからなくてじっと見つめてしまったり、逆に見つめ返されて恥ずかしがったりしてしまうのである

(3)奈須きのこの抱えるヒロイン像の病理とはすなわち「女の子男の子の手のひらに収まってる存在である」という願望の押しつけである

この一言に尽きる。だから女性ヒロインにわかやすテンプレを付けすぎて、しかも毎回それを使いまわしすぎる。そして男性ヒーローに対して、女性を救う存在とさせすぎる。一言で言えば、女を舐めすぎだ。この辺は主人公(男)がしょっちゅうヒロイン(女)をからかったり弄ったりすることからもよく分かる。その弄り方のほとんどがどうにもこうにもヲタ臭いのだ。

別に人間なのだから、弱点を押されれば弱いのは分かる。精神的な脆さや寂しさが女の魅力になることも分かる。

でもそれに頼りっきりかっつー話である。いい加減恋愛スイッチのあるヒロインヒーローが助ける構図をやめてみたらどうなのか、と。例えば歴代の有名ヒロイン綾波レイ恋愛スイッチがあったかガンダムララァ恋愛スイッチがあるのか?ヒーローはいだってヒロインに愛されていなければならないのか?そうだとしても、それは常に恋愛という形である必要があるのか?ときにはヒーローこそが、心理的に成長する物語を描いたっていいんじゃないか?Fate作品ヒーロー男性)が画一的で単調なのは、決してヒロイン女性)を魅力的に描く上でそれが必然からなのではない。単純にヒロイン女性)をきちんと描けていないから、その対存在であるヒーロー男性)が対応する形で単調な存在になってしまうのである

那須きのこ氏の課題は、これまでとは異なる男性ヒーロー像を描くことである

ポケモンレッド.hackカイトのような、没個性的な男性を主軸に置くことを続けていくことは否定しない。しかしあえて言おう。真の意味での没入感や共感視聴者が得るためには、登場人物には哲学や主張が存在しなければならない。中庸をいく存在であってはならないのだ。極端に何かを主張する存在でなければならない。それでいてなお、視聴者好意を射止める存在でなければならない。そしてそれに共感するか否かは、すべて視聴者に委ねるべきなのだ

 この点を非常にうまくやったのは間違いなく虚淵であるFate/Zeroの主人公たる切嗣は、主人公としては実に賛否両論だろう。この主人公に対して感情移入できたのかどうかは実際のところ評価の別れるところだし、正直行って那須きのこ氏が展開する没個性型の主人公とはまったくもって一線を画す、主義主張の塊のような漢だ。しかしどうだろう。不思議切嗣を憎めない。また那須きのこ氏がヒロインヒーローにばかり話の焦点を当てるのに対し、虚淵氏が上手いのはヒロインヒーローが絡むメインテーマに対して、ヒロインヒーローとは異なる視点におけるサブシナリオをきちんと描いてメインテーマに関連付けさせるところだ。衛宮切嗣に対して言峰綺礼をきちんと置くし、セイバーに対して、きちんとウェイバーイスカンダルそしてギルガメッシュを置く。(※この違いはなんのかというと、要するに虚淵氏が単にラブコメ恋愛あんまり書くつもりもないかなのだが)

 したがって、那須きのこ氏がこの課題クリアするためには、まず安易ラブコメ恋愛スイッチヒロインを描くことをやめるところから始めるべきだろう。もっと多種多様人間感情模様を描くべきだし、そしてもしそれがきちんと出来ていれば、主人公(男)があれほどまでに没個性的で妙なヲタのりをする奇妙な包容力のある人物になるわけはないのである

 結論としてこうなる。Fateに感じる気持ち悪さは、那須きのこ氏が人間を描けていないからだ。

2019-07-27

DQ11switch版、そういやフルボイスなんだよなと思ったがどうも賛否両論らしく

勿論嫌がる人の大半は「DQに声ありなど許せん」という原理主義者なんだが

(今更だろ?と思うけど「外伝作品だけならまだしもナンバリングで!」派がいるらしい)

それ以外の理由として「主人公が女声優から(男声優なら声優ネタでもBL妄想できるのに女じゃ出来ねー!)」ってのもあるのを知って

腐女子本当にアホだな…と思った

個人的にはとりあえずしょこたんがいなけりゃいい

2019-07-26

CoCエモいうちよそが嫌いだ

タイトルの通りである

私がTRPGというものに触れてから、もう8年近くが経とうとしている。

元々幼少期から存在自体は知っていたものの、それはダンジョンアンドドラゴンズなどに代表されるファンタジーのものだった。当時愛読していたライトノベルフォーチュン・クエスト」の影響もあるのかもしれない。

だが、ニコニコ動画クトゥルフ神話TRPG(以下CoC)のリプレイ動画が莫大な人気を博したあの瞬間、それまで見向きもしなかったであろう層が、斜陽であったTRPG界に一斉に興味を示した。

それはとても素晴らしいことだと思う。前述のとおり、私もその流れに乗って本格参入したクチだ。消費税が8%になる直前にはいろんなシステムルールブックやサプリを買い漁った。

発展したインターネットTRPGの相性もすこぶるいいもので、遠く離れた人ともツールを使えばリアルタイムにロールプレイしあえてダイスの結果を共有できる。冬の時代を現役で感じていない私のような若輩者が口にするのは何様だともなるが、いい時代になったなと今でも痛感する。

とりわけメインで参加しているシステムはやはりCoCだ。人智を超えた生命体への恐怖という題材が好きというのもあるが、それよりも大きな理由は「プレイ人口が多いから」だ。界隈が違えばまた変わってくるのかもしれないが、私の周りには大体みんなCoCを知っていて、それ以外のソード・ワールド2.0ピーカーブーなどに目を向けるとプレイ人口冗談抜きで半分を下回る。なんなら「CoC以外はやりたくない」と言う層もいるので、布教すらさせてもらえない。チャイム越しに追い返されるセールスマン気持ちがなんとなくわかるような気がした。

そんな弊CoC村だが、ここ数年でやたらと所謂うちよそタイマン流行りだした。KP側の作成したPCと、PLが用意したPCが濃密な関係を組み、愛と勇気の力で宇宙的恐怖を退けるアレだ。

TRPGの遊び方というのは千差万別、卓の数だけ物語がある。それは重々承知しているつもりだ。

けれど、私にとってのCoC本来特別な力を持たない(ほんの少しだけ生業への専門知識を持っているかもしれない)ただの人間の探索者が知恵を絞り不可解な謎に挑み、その先で神と呼ぶのもおぞましい存在に圧倒され自らの矮小さに慄くシステムだと自己解釈しているために、どうも首をひねらずにはいられない。

pi●iv製のシナリオを見てみると「突然意識を失い、目が覚めたら見知らぬ空間にいて、そこには囚われたor記憶を失くしたKPCがいた。脱出するにはKPC犠牲にしなくてはならないが謎を解き明かせば二人揃って無事に生還できついでに二人の絆を証明するアーティファクトが手に入る」的なものが5件に1件くらいの確率ねじ込んである。その中でもシナリオ背景に「ニャル様が暇つぶしに二人を試しました☆」だけしか書いてないものを目にしたときは頭を抱えた。

いやもうそクトゥルフ神話要素ほとんどないやん????バッドエンドで視界暗転する瞬間に「やれやれ、君たちにはがっかりだよ。さて、次のおもちゃを探しに行こうかな」だけ言い残すニャルラトテップ御大化身だけでは???

いやそれだけでも出てくるのならまだいい方だ。中には「自作世界観再現したので神格宇宙的恐怖も一切関係ありません」なんてシナリオゴロゴロ転がっている。それなら“クトゥルフ神話TRPG”のタグを付けないでほしいし回すKPも事前に告知してほしい。こっちはいあいあしにきてるのだから

なんだか本題からずれてきている気がする。

うちよそ自体否定しない。最初はそのつもりじゃなくても幾度か同卓をして交流を積み重ねた結果恋仲や相棒になったPCたちもいることだろう。

ただ、うちよそありきでキャラメイクをしシナリオを選びとなると正直もっとうちよそに適したシステムは世の中にごまんとあるわけで、ただでさえロスト率や後遺症を貰ってくる確率の高いCoCに向いた遊び方ではないと思ってしまう。

例えばネクロニカやダブルクロスなんかはPC同士でロイスや未練といった感情を伴った絆を結ぶことでクソデカ感情生成システムを生み出している。これらはファンタジー色が強すぎるが、現代日本ステージであるならばインセインPCそれぞれに「秘密」が割り振られ、その内容がPC同士密接に絡み合っていたりする。

これら以外にも、もっとうちよそに向いたシステムがあるのに彼女らは尚もCoCに拘っている。神話成分が微塵も残っていない話でオタク好みする都合のいい展開にエモいエモいと泣いて有難がっている。億が一ロストの道を辿っても、今度は「ロスト探索者専用シナリオ」を用意してきて死の淵から蘇ってきてまでうちよそをしようとしている。もはや執念だ。

結局のところ、システム二の次なのだと思う。感動的なロールプレイをしたためたいだけなのだ。そこまできてしまったのなら、もう“テーブルトークRPG”というジャンルよりも“なりきりチャット”の方がいいだろう。私も中学生の時にオリキャラなりきりチャット掲示板で長ったらしい割にはわかりづらいロルを回してはよその子交流を深め恋愛関係を結ばせていただいたことが何度かある。あちらにはほぼ“判定”というものがない分、よりPLにとって都合のいい展開に持ち込めていいんじゃなかろうか。

ここまで書いて、ただの自分好き嫌い解釈違いというだけのクレームまがいな文章になっていることに自分で引いた。

タイムラインに流れてくる「CoCタイマンしてきた〜♥恋仲になりました♥」と心底嬉しそうな報告ツイートに、ふぁぼも祝電リプも送れない意地悪な自分に嫌気が差すし、かといって界隈から離れるには横の繋がりが多すぎて村八分状態になってしまうのが寂しいと抜かす、ただのかまってちゃんで我儘なプレイヤーだ。

追記

あれからすっかり参ってしまって、TRPG用のアカウントログインしない日が続いていたら10月頭あたりに学級会になってたらしくびっくりです。たいたい竹流さんまで言及する事態になってるとは…。

2ヶ月越しに意見を漁りまくってたんですが、賛同理解を示してくれる人もいれば口出しせずに放っといてくれって人もいて賛否両論でした。そりゃそうだ。タイトル攻撃的だったのが燃え広がった原因なのかな?

「合わないなら離れればいい」という意見をとても多く目にしたのですが、当記事言及ぶら下げてくださってる方が仰ってる「居場所侵蝕されたがそれだけを理由に切れるような浅い間柄ではない」ってのがまさにその通りで、だからこそ苦しかった。こんなグチグチした恨み言を書くような性格してるから必然的友達も少ないし、その少ない友達がそんなことになってさら孤立してしまったような気分になってしまったというのが本当のところで。

一度恨んでしまえば対象が何を言っても気に障ってしまう性分で、そんなタイムラインを見続けるのも精神衛生上良くないと思ってひっそりミュートしてたら今現在その界隈とは疎遠になり、晴れてぼっちになりました。万歳!!

いやね、元から書いてたんですけどシナリオを経た結果うちよそに発展するのは全然いいと思うんですよ。それも一つのロールプレイだと思ってますし、なんなら私にもそういうルートを辿ったPCがいます

過激派繊細ヤクザすぎて言語化がひどく難しいんですけど、うちよそすることを大前提キャラメイクしたり、ただダラダラと中身のない会話をするだけで生還報酬1d10貰ったり、初対面から仲良くなり喧嘩したりなんだりで段々と惹かれ合い告白し愛を深め身体を重ね合わせプロポーズして結婚式!って流れを全ッ部「クトゥルフ神話TRPGシナリオ」にして経験してて、お前は24時間365日神話事件に巻き込まれてんのか?っていうようなやつが本当に本当にダメで…そこまで神格に寵愛を受けてるのなら今頃ドリームランドか外宇宙へご招待されてるのでは?ってなってしまうんですよね。

言ってしまえばこれもただのいちゃもんです。私が嫌いだから見たくない!っていう近頃流行りの“お気持ち案件”です。当時元身内たちに言いたくても言えなかったフラストレーションが積もり積もってキレ散らかしながら書いた散文だし、こうやって拾い上げられて学級会の議題に据えられることなんて想定してなかったし。

けど、こうやって苦しんでたのが私だけじゃなかったことがわかったことはちょっとだけ安心しました。

書かれそうだから先に書いとこう

今日も女は面倒くさい 師走も女は面倒くさい

2019-07-22

天気の子は曇り空から漏れ出す一筋の光のような作品

天気の子を見てきた。ネタバレ注意。































感想としては面白いけど悪くはないって感じだった。

フォーマット君の名はと同じ感じな印象を受けたのと、帆高の無鉄砲さが気になってしまった。

まあフォーマットについてはほかの新海作品もそうかもしれんから別にいいんだけど、

帆高の無鉄砲さは意識して作ってる感がある。

線路走るシーンや警察との対立するところで社会対立し、

たとえ東京を沈めても大切なものをとるという選択肢の尊さを描く。

RADの曲ってそういう曲を多いしRADに寄せすぎでは?って気分になった。

(ただ、曲もシーンもよかったか批判することはできない)

そういう意味では東京を沈めたことの描写が生ぬるい点は中途半端だったと思う。

最後大丈夫というセリフはいいんだけど東京犠牲になってんのかなってないのかよくわからん状態だと

本当の意味賛否両論にはならないよね?ってなる。

かといって、ハッピーエンドにするにはあえて悪影響の部分は見せないようにしなきゃならんから難しいね

基本バッドエンドだったけどぎりぎりハッピーエンドにしたのが、

一筋の光のように感じた点かもしれん。

でもこれだったらおもっきし曇り空にしてもよかったのでは?てなる。

でもそれはきついしなーってなる。難しい。

書き忘れていたことを追記

・見る世代によって感想は大きく変わると思う。特に10代なら主人公感情移入できると思う。

キャラや展開がエロいホテルのシーン最高だったと思う(エロ抜きでみてもいいシーンだけど)。

・瀧くんとか雪野先生みたいにちょい役で出るかなと思ったら前作主人公みたいな強キャラ感だしてでてきたのはすげえ面白かった。

2019-07-20

『天気の子』を批判している人たちへの反論(1)

ネタバレあるので、まだ観ていない人は右上の×を押してください。

そもそも新海誠薄っぺらいじゃないか

 新海誠監督の最新作『天気の子』を観てきました。「ヤフー映画」の感想とかを見ていると、新海監督が公開前に言ってたように「賛否両論」の様子。……しかし、否定的評価をしている人たちの感想を見てみると、「賛否両論以前の問題」で、人物描写薄っぺらさを指摘している意見の多いのが印象的だった。

 だが、待って欲しい。「人物造形が甘い」とか「人物描写薄っぺらい」という批判新海誠にするのはいかがなものか。そもそも、新海作品にこれまで重厚人物描写などあっただろうか? 薄っぺらくない人物なんて一人としていただろうか?

 まず、大ヒット作『君の名は。』で考えてみよう。瀧君も三葉も奥寺先輩も、ラノベ並みの、いや、そういう言い方はラノベに失礼なくらい、ペラペラの薄さだったと思いますよ。三葉の悪口を言ってた同級生たちなんか、当社調べでは0.01mmの薄さで、わが日本が誇るコンドーム会社オカモトが対抗意識を覚えるくらいの薄さじゃないですか。

秒速5センチメートル』も同じ。主人公遠野君)は半年前に転校したメンヘラ気味の女の子に会うために、東京から栃木電車で向かう。しかし、大雪のために途中で電車は大幅に遅延する。その時の主人公遠野君)のモノローグを皆さん覚えていますか?

「たった一分がものすごく長く感じられ、時間ははっきりとした悪意を持って、僕の上をゆっくりと流れていった。」

 ごめん。最初『秒速5メンチメートル』を見た時、私はここで腹痛くなるほど笑い転げて、逆に何度もここを再生しましたよ。もうね、ほんとリアル中学二年生でもこんなポエムを呟かないですよ。時間は君に悪意を持つほど暇じゃないと思うんだよね。たんに大雪のために電車が遅延してるだけやん……

 未見の方いたら、すみません。この電車の遅延、単なる一つのエピソードじゃなくて、『秒速』のなかでは、物語の要となるようなエピソードなんです。

 意味不明自己満SF雲の向こう、約束の場所』、ジブリを真似た結果盛大にコケた『星を追うこども』。これらも、人物描写書道半紙なみの薄さです。

言の葉の庭』も、ストーリー人物描写の甘さについては微笑せずにはいられません。ユキノ先生いじめられてる理由とか、いじめてる生徒の描写とか、これ薄っぺらくないと思う人いるの……?

まあ、いるんだと思う。それはそれでいい。私が言いたかったのは、『天気の子』が「薄っぺらい」という理由批判されるのは不合理だということである。初めっから薄っぺらいし、中二病だし、セカイ系だし、自意識過剰のウィスパーヴォイスがうざいし。そんなこと、分かり切ったことじゃない。それを今更批判したってどうしようもなくない?

 というわけで、『天気の子』もただひたすらに薄っぺらいわけです。ストーリー人物描写説得力かには期待したらダメリアル中学生でも、もう少し人間に対する洞察力をもった人は五万といる。そのレベルです。主人公はどうやら「神津島から家出をして「東京」フェリーでくるわけですが、家出理由、とくになし。至って普通の家庭で、酷いイジメにあっていたとかでもない。なんとなく嫌だったから、くらいのノリ。いわゆる反抗期? なんとなく盗んだバイクで走りだしたい気分? サリンジャーの『ライ麦畑でつかまえて(The Catcher in the Rye)』を持っていたけど、まさかサリンジャーに感化されて?(笑) いや、笑いごとじゃなくて、マジで新海はそのレベルでなんとなく家出をさせてOKだと思っている人なんですよ。

じゃあ、なんでそんな薄っぺら新海作品はこれまで評価されてきたのか? とくに『君の名は。』の歴史的ヒットはなんだったのか? 問題はそこにいたる。

美しい背景描写

 第一に挙げなくてはならないのは、美しい背景描写だろう。カメラレンズを強く意識して、超広角レンズや逆光、望遠などが多用される。しかし、実際のカメラではあんなに綺麗に映ることはない。細かいファンタジック「嘘」がそこかしこに散りばめられている。ありえそうだけどありえない風景。新海が描き続け、そして観客を魅了しているのは、そうした風景にあるんじゃないのか。もっとも、この美しい風景も、セカイ系の、センチメンタル自意識過剰の、中二病ポエムではないのか、と反問されるだろうが、それについて私は次のように答えるしかない。「いかにも、その通り」

 で、そこから新海誠童貞」のような公式がでてくるわけだ。「たぶん新海さんは楽しい恋愛高校時代したことがないんじゃないですか」(石田衣良)という言葉が出て来る所以であろうが、これについては一言。たしか新海誠自意識過剰中二病ポエマーであるかもしれないが、全ての童貞自意識過剰中二病ポエマーであるわけではないし、またその逆もしかである童貞に対して失礼である石田衣良には猛省を促したい。

君の名は。』のカタルシス

 さて、『君の名は。』ヒットの理由について語るのは当然のことながら難しい。だが、これを見た人の多くが「東日本大震災」を想起したこと無視できるものではないだろう。『君の名は。』は、良くも悪くも「震災芸術」であり、『君の名は。』の賛否両論根底にあるのも、「震災をなかったことにしてもいいのか」というこの作品についての疑問から生じているだろう。

 『君の名は。』には、カタルシス浄化作用)がある。瀧君と三葉の恋物語以上に、この映画で「主役」となっているのは「彗星」であり「隕石である。突拍子もないことのように思われるかもしれないが、これは演出上も疑いを得ないことである。このことについては伊藤弘了という人が「恋する彗星──映画君の名は。』を「線の主題」で読み解く」という卓抜な評論を書いているので一読を勧めたい(http://ecrito.fever.jp/20170123213636)。

 少しだけ説明する。「糸守湖」が出来たのは劇中でも語られるように、1200年前にここに隕石が墜落したことにするものだ。瀧君と三葉は三年の時間差を越えて出会いを果たすわけだが、その奥には1200年という長大時間を経て、同じ彗星が墜落するわけで、あの惨劇を生み出した隕石は、それ自体隕石恋物語でもあったというわけだ。瀧君と三葉の悲恋は、その運命を受けいれて、むしろその「運命のもの」に同化するような形で、自己を超越した恍惚体験へと昇華する。これが、『君の名は。』のインパクトである伊藤は言う。

観客は人智はるかに超えたティアマ彗星の壮大な恋物語のうちに自らの似姿を見出し、同時に自己自身を超越する感覚を疑似体験する。これが本作の記録的大ヒットを支えた一因である

この伊藤の読みは、それ自身、私も正しいと思う。ちょうど隕石地球を目がけて猛烈ないきおいで突進してくる際に流れるRADWIMPSの「スパークル」の歌詞をここで引用しておこう。

運命だとか未来とかって 言葉がどれだけ手を

伸ばそうと届かない 場所で僕ら恋をする

 いわゆる「サビ」の部分がはじめて出て来るのは、隕石墜落のシーンなのである彗星隕石と化して「いまだかつてないスピードで君のもとへダイブを」するわけである。観客はかくして、瀧君でも三葉でもなく「隕石」に感情移入をすることになる。それによって、運命を超越した運命とでもいうべきものに同一化し、「自己自身を超越した感覚を疑似感覚」させるのが『君の名は。である。ちなみに言っておくと、これは何も新しい話ではなく、ギリシア悲劇古典的パターンであり、「悲劇」の快楽のものである。この点についてはニーチェの『悲劇の誕生』を参照して欲しい。

悲劇忘却

 要点のみを記す。1200年前に糸守町に落ちた彗星は偶然の産物である。劇中で墜落する彗星の《片割れ》もまた偶然の産物である。その偶然をしかしながら運命的なものにするのが『君の名は。』のドラマである隕石は、人間視点からはどうしようもない《偶然的=運命的》なものであり、それが世界に災厄をもたらす。それは《悲劇であるニーチェが述べるように、悲劇とは一方では自身運命翻弄され自身の非力さを痛切に認識した上で、他方ではそうした小さな自己を超越し運命のものに一体化する感覚のあるところに《悲劇》の快楽があるのだとすれば、『君の名は。』における悲劇とは、次のようなものである。(A)それは自己意志の無力と運命の強調という形で行われるのではなく、(B)確かに一方では自己意志の無力さを痛感させられるが、星の動きはたんに災厄をもたらす運命だけではなく、同時に強烈な人間的な意志でもあるのであって、運命から逃れていく偶然の力として描かれるのである。ここにおいて、まことに《運命=偶然》という奇跡的な場所での物語が描かれるのであって、その強烈さに私たちは感動をするのである

 震災を《運命=偶然=意志=恋》と化すことにより、現実震災美的昇華してしまうのが『君の名は。である。『君の名は。』は過去タイムトラベルすることで「震災をなかったこと」にするだけではなく、上に書いたように、情動レベル震災というトラウマを「昇華」させて、フロイト流にいうならば「喪の作業」を遂行することを促進するのである。「昇華」とは、「忘却」の別名である

 こうしたところが、『君の名は。』の慧眼な人々に批判される所以であるだろう。

 だが、どうだろう。《忘れない》ことが一つの倫理であることは疑わないが、《忘れる》ことも一つの生き方として否定されるものではないのではないか。また、《忘れさせる》ことを描いたものが《覚えられる》ということ自体が、完全な忘却からは救うはずだと私は考えるが、いかがだろうか。

──ライトな語り口で始めたのに、全然そうではなくなった。そして、肝心の『天気の子』にまだまだ辿りつけていない。次回、『天気の子』の内容に踏み込んでいきます

「天気の子感想

他の人の感想批評を目にする前に、見たばかりの自分が感じたことを雑に書き留めておく。雑に。

結論からいうと面白かったし、楽しめた。

君の名は」のような複雑な構造をもたない、テンプレ的な物語を新海なりの作画演出で見せる映画

良い意味で頭の悪いボーイミーツガール

新海誠自分のことを利口に見られたいタイプかと思ったけれどそうでもなかった。

とくにこじらせている感じもすかした感じもしない少年少女の恋の物語

不思議少女出会う、その少女不思議な力を使うことで一時の幸せが訪れ2人は惹かれ合う、

しかしその少女が力を使いすぎたせいで悲しい別れが訪れる、

少年童貞力でミラクルを起こして少女との再会を果たす。

本当にどこにでも転がっているような話。

君の名は」がヒットしすぎて次回作ゆっくり練っている間もなくて

開き直って小細工なしの王道勝負しようと新海誠が思ったのかどうか知らないが、

個人的にはその試みは成功していると思う。

クライマックス、再会を果たした少年少女が2人で空から落ちていくシーンにはけっこうじんと来るものがあった。

どうやって着地するつもりなんだとはらはらもしたがカメラ変わったら廃ビル屋上鳥居の前にちゃんと戻されていた。

いいんだ、この映画は頭の悪い恋愛ストーリーなんだ。

帆高が家出をしないといけなかった事情だとか、

母親病気で死んだぐらいしかからない姉と弟の2人暮らしとか、

誰でも好きに侵入できる廃ビルなんか東京のど真ん中にあんのかよとか、

東京に雨を降らし続けている謎の存在の正体だとか、

なぜ晴れ女が人柱になったら雨がやむのかだとか、

とくに説明はされないけど、時間がなかったのかやけくそなのか前作で意図したことがちっとも客に伝わってなかったからなのか、

理由はともかく削ってよかったと思う。

空っぽにして作画演出の美しさを楽しむことができた。

ひなさんかわいいですね。ブヒ

公開前に新海が賛否両論になるといったのは、

帆高と陽菜が雨を止ませることよりも自分たちの幸せを選んだことについてだと思うんだけど、

それはべつに賛否を呼ぶようなことでもないような。

世界を敵に回しても僕は君一人を救うことを選ぶ、みたいなのセカイ系でさんざん見てきたんで

それに比べたらこんなのぜんぜんマシ、常識範疇

秒速5センチメートル」でも「君の名は」でもない、

童貞力はそのままに批評余地もあまりなさそうな頭悪いエンタメに走った新海についてという話なら

それは賛否両論あるだろうなとは思うけれど、自分としては楽しめたからよし。

前作が売れたからと個人的趣味に走って退屈な作品になりさがるようなのよりかずっといい。

もっと身悶えするような気持ち悪い新海が見たいという需要もわからないではないが。

2019-07-17

40歳おっさんトイストーリー41人で見に行ってきた

先週末、トイストーリー4見に映画館へ。

まだ見ていない人もいるだろうから詳細は伏せるが、これまでトイストーリーを見たことがある人もない人も満足できる内容。

後になってネットを見てみるとトイストーリー4、賛否両論あるみたいだ。

でもトイストーリーは1の時から劇場で見ている私にとっては大満足。

周りは子供が多くてちょっと気が引けたが、他にも見ているおじさんがいたので心強かった。

子供歴史も知らず思い入れもないだろうからこちらにはアドバンテージはあると言う自負がある。

純粋作品を楽しんでいれば周りの目は気にしなくても大丈夫みたい。

是非みなさんも映画館へ。

2019-07-14

悟空の声って、お婆ちゃんだよなあ。

野沢雅子がお婆ちゃん役やってると、しみじみ思う。

悟空イメージが強すぎるけれども、客観的聴くと超お婆ちゃんボイス。

中の人がお婆ちゃんなんだから当たり前ではあるんだが。

筋骨隆々とした男の声がお婆ちゃんボイスで世間に定着してしまったのって、客観的に考えてみると変な感じだよな。

少年時代悟空ならあの声でもまだ分かるんだけど、大人時代でもアレだし。

当時のスタッフは、悟空大人になっても同じ声優を使い続ける判断をしたってわけで、ようやるわホント

ああ、そういえば。

欧米とかでは日本悟空ボイスは賛否両論らしいな。

あっちでは普通に男性が声を当てているし、それを聴いて育ってきた人も多いか違和感が強いんだろう。

逆に俺たちからすると、そっちの方が違和感を覚えてしまう。

だけど客観的に考えれば、野沢の声が筋肉モリモリマチョマンの声に合っているかというと……まあそれで定着してしまったし。

なんというか、最初に何を聴いて育ったかって割と重要な要素なんだろうなあ。

2019-07-13

海獣の子供

上映が終わりそうになっていたので、慌てて品川で観てきた。

主人公ルカと共に、何度も息を呑み、呼吸が止まり

まるで海のように苦しかった。

これだけの作品話題になっていないのは、おかしいよ。

ファンとかステマとかではないんだけど、謎の使命感で書き殴っている。

業界のことは分からないけど、作品に携わったクリエイターの方々がちゃんと報われてるのだろうかと心配になって、映画の途中ですっかり気が散ってしまった。

こんなに話題になってなくても、興行として成立するものなの!?

賛否両論なのも理解できるけど、それにしても話題にならなすぎではなかろうか?(はてブ観測しかしてないけど)

届くべき人には、届いているんだろうか、いらぬ心配

劇場を出たら、すぐに売店へ向かった。

パンフレットでも、海獣くんフィギュアでも、なんでも買ってやるぞという気持ちだったけど、パンフレットは残り1冊だった。

海獣くんフィギュアは無かった。

パンフレットは超デカサイズ

しばらくは部屋に飾ろう。

原作も買おう。

んーーー!!

んーーー!!

んーーー!!

この作品を家のテレビで観ても無意味から!!!

大切なこと言葉にならないんだよ!?

とにかくスクリーンの大きな映画館を今すぐ予約して観にいきなさいこ連休!!!!!

もうすぐ海の日だし!!!!!

2019-07-12

昨日の夢で見たラジオスター映画未来のミライ」評

前の週にランダムに決まった映画を私が自腹で映画館にて鑑賞し、その感想20分以上に渡って語り下ろすという、友人やゲストであっても忖度しない型映画評論コーナー。それでは、今夜評論する映画こちら!

未来のミライ』!

山下達郎ミライテーマ』♪)

はい山下達郎さんのこの主題歌、やっぱり沁みますねー。かの名作、アニメ版時をかける少女』『サマーウォーズ』『おおかみこどもの雨と雪』『バケモノの子』などを手掛けた、言わずと知れたヒットメイカ細田守監督原作脚本監督を務めたアニメーション映画

これは後ほどの僕の評で触れますけどね、どうも細田監督脚本外注するタームに一旦戻した方がよいんじゃないか僭越ながら思います。というのも、フィルモグラフィを踏まえると、細田さんが脚本に絡めば絡むほど逆にダメさが際立っているのが歴然となるという(笑)

さて、『未来のミライ』、どんな話かと申しますと、甘えん坊の4歳の男の子くんちゃんは生まれたばかりの妹・ミライちゃんと仲良くできず、両親を困らせてばかり。そんなくんちゃんの前にある日、少女が現れる。声の出演上白石萌歌さん。『君の名は。』のヒロイン、三葉を演じた上白石萌音さんの妹さんだそうで。これなんかは、僕、勉強不足で申し訳ない。存じ上げませんでした。それと、黒木華さん、麻生久美子さん。スーパースケベタイムこと星野源さんなんかもね、声を当てております

ということで、この『未来のミライ』、見ましたよ~というリスナーの方から監視報告結果をメールでいただいておりますありがとうございますメールの量は・・・多め。まあ、そんなもんですかね。注目度は高いでしょうからね。ただ、賛否比率が今回、賛のメールが3割、否定的メールが4割、そして普通が3割といった感じで。あらそうですか。まあ賛否両論というか、まあ世間的にも今回は否がちょっと多めな感じですよね。

多かった否定的意見としては、これなんか僕笑っちゃったんですけど、「未就学児にアナルプラグってどうなんですか(笑)」「クソガキにひたすらむかついた」「リアリティラインがずっと迷子演出が全て茶番」とかですね。みなさん手厳しいですね。一方褒める意見としては「まさに子育て中の自分にとってはくんちゃんの言動が“子育てあるある”でつい笑ってしまった」、「あの東京駅の造形は素晴らしい」、「全く予定調和ではない、ほとんどカルト映画のような展開に細田守のすごみを感じた」--最後のこれ褒めてるのかな(笑)--といったところがございました。

リスナー代表意見省略)

ということで『未来のミライ』、私もTOHOシネマズ日劇バルト9で計2回、見てまいりました。正直日劇の方はちょっと寂しい、イマイチの入りだったんですけどね、バルト9の方は、休日ということもあったのか、子供連れのお客さんが多い雰囲気でしたね。おちゃらけたシーンでは子供の笑い声があったりしてね。これ僕意外だったんですけどね。

それで、細田守さんの細かい説明、はもういいかな。もういいですよね?

ニッポンの夏と言えばもう細田作品、となりましたね。春はドラえもんしんちゃんコナンくん、そして夏は細田作品というね。改めて振り返るとですね、あの押しも押されぬ名作『時をかける少女』以来、なんとキッチリ3年ごとに細田監督劇場用新作長編アニメが天下の日テレをバックにつけて全国のシネコンでがんがん流れされるという。この光景果たしてユートピアなのかそれともディストピアなのか(笑)!・・・といった風情でございますが、“ポスト宮崎駿”という形容が正しいかどうかはひとまず置いておいて、現在日本アニメーション代表する監督のお一人であることは間違いございません!一方ですね、これだけ大メジャーになっても、細田さんの作品は、毎回変なんですよ、はい

日テレがバックにいます山手線にも全面広告出してます、たくさんの有名どころの芸能人が声あててます主題歌山下達郎です、で、騙されちゃいけませんよみなさん(笑)!“変”なんです。これも後で触れますけど、残念ながら悪い意味で、ですけれども。

細田さんなりの意識としてはね、今回はこれを描こう、これがテーマだというものがあると思うんです。そして大出世作時をかける少女』を除けば、特に細田さんのオリジナル作品には、ドーンと太い幹のテーマとして、「家族」たるもの、そのあり方、に明らかにオブセッションがありますよね。ジャンルも角度も全く違いますが、大枠のテーマ設定自体是枝裕和監督共通してる、ともいえます。両者とも相手作品のことは苦手そうですが(笑)

そして今回は最もそのテーマがわかりやすく出ているからこそ、これまで周辺の諸々で覆い隠せていたダメさが際立ってしまってるという。

これねえ、細田さんのホント悪い癖だと思うんですけどねえ。実生活作品に反映させすぎてるんですよ。

もちろんですね、ここは誤解しないでいただきたいんですけど、私も含めてですが、まずリアル生活があって、日々作品クリエイトしているわけでございますからそのことを安直かつ一概に悪いというつもりは毛頭ございません!我々の業界でも、それはそれはまあ古今東西のあちこちで「リアル」か「非・リアル」か、ということが作品、ひいてはクリエイターとしての評価軸として語られてきた闘争歴史があるわけでございます。まあここらへんの話はし出すと切りがないからやめときますが、また別の機会に特集でやれたらなと考えています

ただね、これ、我々とも共通しているんですけど、決して間違えちゃいけないのは、「リアル」だから偉いんじゃないんですよ。そして「非・リアルイコールダメじゃないんです。“リアル生活があってのクリエイト”の裏っ返しとして、作品ウンコなら、いくら本人的にリアルものであってもダメダメなんです。まあ当然の話ですけどね。言い換えると、てめえ創作をなめてんじゃねえぞ(笑)!というね。どういうことかというとですね、僕が常日頃から大変尊敬しております、故・藤子・F・不二雄先生のですね、こちらも大傑作『エスパー魔美』にですね、こんなエピソードがあります。大変有名なエピソードなのでご存じの方やこの流れでピンと来た方も多いとは思いますが改めてここで引用させていただきます

主人公魔美に対し、画家である魔美のパパの絵を酷評した評論家がこう言い放ちます。曰く「芸術は結果だけが問題なのだ。たとえ、飲んだくれて鼻唄まじりにかいた絵でも、傑作は傑作。どんなに心血をそそいでかいても駄作駄作。」と。さらに、魔美公の「父の絵が駄作だと・・・!?」という問いに対しても、件の評論家曰く「残念だが・・・・・・」と。

「くたばれ評論家」というタイトルの話ですけれども、前後も含めて気になる方は是非全編読んでみてください。文庫版第1巻収録でございます。これ、我々クリエイターにとっては誠におっそろしい、喉元に切っ先をつきつける真実言葉ですよ。作品内の一エピソードとはいえ、これを自作評論家に言わせるF先生のすごみってのが改めて感じられますけども。

これを今回のリアル/非リアル問題に引き直しますとね、こうなりますはいドーン!!

「結局、創作においては作品が全てなのだ。たとえ、童貞くんや処女ちゃんが作るAVでも傑作は傑作。ヤリチンビッチがその経験を総動員して作るAVでも駄作駄作。」

はい、そういうことでね(笑)、まず『未来のミライ』、何が一番ダメか、というと、これ、あちこちインタビュー細田監督自身がね・・・これホントダサいよなー・・・言い訳がましく語っているところでもありますが、4歳の男の子主人公なんですね。で、彼の視点で基本話が進んでいくんですけども、監督曰く、同じ4歳でも、女の子じゃなくて男の子がいいという。そんで、監督女の子男の子の二児をもった経験をそのまま持ってきているという。

これねえ、頼んでもいないのにてめえで勝手に4歳男児主人公にしといてね、4歳男児からね!彼の目線から!そういう体で!大目に見てよね!って言い訳にしてもクソダサいにもほどがありますよ!細田さん、昔はそんな人じゃなかったでしょ!?

なんでてめえんちの、オチもかわいげもないクソガキのホームビデオを延々と見せてんだ!っていう(笑)。一億万歩譲ってですね、ホームビデオだとしてもいくらでも演出のしようがあるだろ、と。こっちは先週ガチャが当たったおかげでクソガキのホームビデオ鑑賞に1800円の2回、合計3600円自腹で払ってんだぞ(笑)!っていう(笑)。まあ、最後のは僕だけの事情ですけど(笑)

別にね、幼児を主役にすんな、ホームビデオ劇場で流すな、ってそんな単純な話じゃないんです。北野武監督の『TAKESHIS'』『監督・ばんざい!』『アキレスと亀』のいわゆる芸術3部作ね。僕なんかは敬愛を込めて“偉大なる失敗作群”と呼んでますけど、あれらだってフェリーニの『8 1/2』方式といえばよいんでしょうか、意地悪な言い方すると豪勢なホームビデオっちゃあホームビデオですよね。それでもK.U.F.Uややり方次第で、いくらでも幼児ならでは、ホームビデオならではの特性を生かすことはできるんですよ。

これ、他の幼児キャラと比べるとはっきりわかると思うんですけど、みなさんご存じ“嵐を呼ぶ園児野原しんのすけ!これはまあちょっと特殊な例ですけど、もう少しリアルよりのちょっぴりわがまま幼児といえば『トトロ』のメイちゃんなんかもそうですね。あと、変化球としては、F先生オバQだってその言動だけ捉えたら幼児的な異物といえます

どういうことかと申しますと、もう名前も言いたくないな(笑)、今回のこのクソガキ様の挙動ビタイチ、ホンットビタイチおもしろくもない、かわいらしくもない、ムカツクだけ。“好きくない”?はやんねーしはやらせねーぞ。

要するにですね、このガキ、いや、おガキ様、ほぼ全編に渡って、人間のむき出しの感情欲望を、アクセル踏みっぱなしで発散しまくる、という非常に独特かつ個性的キャラクターであらせられ、たてまつられ候なわけなんですね。で、ここを「面白いかわいい!」と思える大変奇特な方も世の中には一定数いらっしゃると思います、あるいは、残念ながら僕のように「このクソガキ!」っていう風にやっぱり、拒否反応を感じてしまう方もいらっしゃると。これはねえ・・・もうしょうがない!

いや、実はしょうがなくはないんですけど。僕なんかはね、僕は自分の子供もおらず、あと僕自身末っ子なんで弟感、妹感ってのがイマイチからないですけど。でもね、その人の実生活上の“あるある”なんぞに頼らざるをえない時点で作品としてはその時点で“負け”なわけなんですよ。

どういうことが言いたいかというとですね、先ほどの例であげた『トトロ』のメイちゃんね。これ、宮崎監督さすがだなあと思うんですけど、ダダをこねるシーン、グズるシーン、いずれもひじょーにロジカルに「何故彼女がそういう行動に至ったか」というのが、お父さん、さつきちゃんとの関係性も含めてストンと腑に落ちる作りになっている。しか説明的なセリフほとんどなく。

さらに悪いのはですね、クソガキのダダこねに対してお父さん、お母さん--こち星野源さん・麻生久美子さん自体は好演だったと思いますけど--が突如ですね。表現過激申し訳ありませんね。白痴になられる(笑)。要はキャラクターとしての一貫性がないんですよ。

どういうことか。産休明け出勤時のお母さんは目の前に居る4歳児の甘え要請をガン無視(笑)。いやいやいや・・・(笑)。第二子が生まれとき第一子のフォローって別に特別知識経験がなくたって、“人として”ちゃんとやってやんないとヤバいのは直感でわかるでしょう?

そんで、自宅で仕事をしているとはいえ、4歳の幼児新生児をかかえてワンオペ育児父ちゃんの、千と千尋父ちゃんちゃんにも匹敵するレベル無慈悲既読スルー(笑)。『風立ちぬ』の堀越二郎だってもう少し周り見えてたぞ(笑)マジでこいつらサイコパス夫婦なの?何か目に見えない妖怪的なものに取り憑かれているとかそういうこわい系の話なの、これ?というね(笑)。他の作品でこんなの見たことあります?っていう感じですよね。僕、見たことないです。

あとねえ、僕個人的に一番許せないのがね、劇中、クソガキがミライちゃんとあるひどいことをします。この“ひどいこと”自体も、「ためにする」展開の脚本しかないんで、ただただ単に不快なだけなんだけど、その現場を見ていないはずのサイコちゃんが「何で仲良くできないの!仲良くするって言ったでしょ?!」と頭ごなしに怒るんですよね。僕、子供いなくたってわかりますよ、一番やっちゃいけないっしょこれ。これもねえ、怒る前に母ちゃん些細なイライラエピソードを入れるとか、クソガキが所在ない感じを示唆するとか、怒ってしまった後の後悔の瞬間をちらっといれるとかだけでも相当違うと思うんですよ。もちろん説明セリフじゃなくてですよ?少なくとも映画における省略技法ってこういうことじゃあないと思うんだけどなあ(笑)

(続く)

2019-07-11

[] ビハインド・ザ・シート

Behind the Sheetは「現代産婦人科学の父」と呼ばれ米国医師会長も務めた婦人科医、ジェームズマリオン・シムズに関する実話を

基にしたオフブロードウェイ舞台脚本シャーリー・エボン・シンプソン。

  

シムズは出産で膣に穴が開く膀胱腟瘻(フィスチュラ)の治療法を確立した。

しかし、南北戦争前、奴隷貿易の中心地であるアラバマ州モンゴメリー開業していたシムズは、奴隷アフリカ系(黒人)女性の体を

治療法の実験に使っていた。近代的な麻酔技術は開発されたばかりで、使われなかった。

現在でもシムズの功績には賛否両論がある。

http://www.theaterscene.net/plays/offbway-plays/behind-the-sheet/mark-dundas-wood/

https://gigazine.net/news/20180713-absolutely-evil-medical-experiments/

https://en.wikipedia.org/wiki/J._Marion_Sims

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