はてなキーワード: 「秘密」とは
いわゆる前職(?)でも配信をやっていた人が(声でほぼバレるにも関わらず)素性を明かさないまま新たにVTuberとして再出発することを「転生」という。
これ自体は今や全く珍しくないどころか、古くはニコ生やツイキャスで人気だった配信者を取り込んだ結果、現在の大手事務所(ホロライブ、にじさんじ)の主要構成員ないしコアメンバーになっているのは、公然の秘密だったり。
しかしながら、元企業所属配信者(いわゆる企業勢)が、数年の時を経て今このタイミングで個人Vとして転生というのは珍しいかも?
一説によると、古参企業Vで「中の人」が交代した子の、交代前の魂なのだとか。
あくまで公然の「秘密」なので具体的な名前は伏せるが、確かに喋りも歌も新人からかけ離れた実力であることが、少し配信を見ただけですぐ理解できるレベル。
ガワのデザインも男性ウケ中心に据えつつ、女性ファンからもとっつきにくくなさそうという絶妙のバランス。
(胸を強調せず、かつJKっぽさをコアにしつつ、あくまで辛口フェミニンコーデに落とし込んでいる)
おまけにデビュー早々の初コラボから、絶好のタイミングでの高品質なMV投下に続いてライブ告知と、巧みな戦略を目の当たりにすれば、少しでもVをかじったことがあるリスナーは転生組だと早々に気づくだろう。
更に何回目かの配信で「今年中に登録者30万、今月は4万いく!」と宣言し「毎回耐久配信」状態。
これは「達成するする詐欺」にならないよう、様々な仕掛けを繰り出せる自信がなければ到底できない芸当だが、今のところ実現可能なレベルで登録者数がうなぎのぼりなのだから恐ろしい。
しかしもっと驚きなのは、個人勢ではとても考えられない、異常なレベルの額であることが容易に想像できる初期投資。
にじさんじが定着させた「最初はLive2D→ブレイクしたら3D」ではなく、「最初から3D」なのだ。
さらにその3Dをダンスにフル活用し、エフェクト効かせまくったMVを何本も作成と来ている。
パッと思いつくのは
くらいだろうか。
まあ現実踏まえれば、V経験者とV運営経験者がタッグを組んだ系の、ステルス企業勢なんだろうとは思う。
しかし企業であってもそれなり以上の規模じゃなきゃそこまでとんでもない投資はしにくい…と思ったらあおぎり高校もデビュー時から全員3Dか。
はい、ということで企業勢疑惑ってことにしとくけど、それ踏まえても久々に応援したくなったVのお話でした。
てか、あえて華奢な体型にしたうえで、ショートブルゾンを羽織った銀髪赤眼モノトーンセーラー+赤スカーフにハイウエストな黒ミニスカ黒ニーソの出で立ちで、LiSAやAdoの楽曲を軽々歌いこなすとかヤバいんよ。
これか
たとえば、同僚が使っているロッカー。
番号式のロックがある。
この番号を知ること、かぎつけること、暴くこと、犯罪者にとってこれ以上の美食はない。
ハイエナがうまそうに屍肉に食らいつくのと同じ。
犯罪者の人生とは、「仲間」を探し当て、世の中の治安を乱すことが最終目的だからだ。
仲間とはもちろん、「心にうしろめたいもの」を持った人間である。
「ああ、このために生まれてきたんだ」と思える。
つまり他人の秘密とは、彼らにとって最高のステーキであり、人生を満腹にするためのライフハックなのである。
「ああ、生きている!」と感じるだろう。
あれと全く同じである。
■【悲報】弊社の基幹システム、バックアップ先が同じHDDのDドライブ((笑))
それでもやってないよりはマシなんかな🤔
Permalink | 記事への反応(1) | 言及する | 10:25
https://megalodon.jp/2022-1023-1143-51/https://anond.hatelabo.jp:443/20221023102510
これか
たとえば、同僚が使っているロッカー。
番号式のロックがある。
この番号を知ること、かぎつけること、暴くこと、犯罪者にとってこれ以上の美食はない。
ハイエナがうまそうに屍肉に食らいつくのと同じ。
犯罪者の人生とは、「仲間」を探し当て、世の中の治安を乱すことが最終目的だからだ。
仲間とはもちろん、「心にうしろめたいもの」を持った人間である。
「ああ、このために生まれてきたんだ」と思える。
つまり他人の秘密とは、彼らにとって最高のステーキであり、人生を満腹にするためのライフハックなのである。
「ああ、生きている!」と感じるだろう。
あれと全く同じである。
■Firefoxの履歴右クリックサイト削除がサイトのアカウントパスワードも消すようになっててすごく不便
この操作は google.com に関連する履歴、パスワード、Cookie、キャッシュ、コンテンツの設定を含むすべてのデータを消去します。
本当に消去してもよろしいですか?
まさか記憶させてたGoogleのユーザー名とパスワードが消されてログインできなくなるとは思わないだろ
いやちゃんと消すよって書いてあるんだけどさ
これまではパスワードマネージャに入ってるような情報は消さなかっただろ履歴やキャッシュやクッキーしか消さなかっただろ
いやちゃんと消すよって書いてあるんだけどもさ
マクドナルドをどう略したらマックになるのか。頭悪いんだろうか。
まぁそんな事はどうでもいい。
WiFiに繋がらない。
Pixel4aを使ってる、先日まで繋がっていたのに繋がらなくなった。
僕はなにもしてないのに。
設定で接続の様子を見ているとアクセスポイントに接続するけど非インターネット回線と判定して自律的に切断。
そして再接続をトライ、これを無限に繰り返している。頭悪いの?
マクドWiFiは接続後に画面上で認証してやらないとインターネット側にパケットを流さない。
だからインタネットに繋がってないWiFiと判定してるんじゃないかと考えてる。
セキュリティ的には正しい。
ザルに繋いで繋ぎっぱなしだと偽SSIDで接続させて通信を盗み見するような事もできちゃう。だから怪しければとっとと切断するのが正しいのはわかる
昔、スタバとかザルWiFiのところで同じSSIDでテザリング開放するとたくさん繋がってきて楽しかった。
人としてやっちゃいけないことなのでやらなかったが。
みんなよくこんなもの平気で使えるなぁと感心した。
ちなみに俺は必ずVPNを通す。
ところで泥が事前共有キーを使ったL2TP/IPSecを排除したのは許せない。
あのなぁ俺は国防機密情報なんて扱ってねぇの、最悪見られて構わない通信なんだよ。面倒クセェ
WindowsはVPNの対応遅いし、ルーターも対応バラバラだし、
唯一足並み揃ってたのがL2TP/IPSecじゃん、なんでGoogleははしご外すの?
そんな事はどうでもいいんだけど
とにかく、吾輩マクドには週3行ってるのね、WiFi無いと困るの
先日は隣のうどん屋のが飛んできてたからそっちに繋いでやったわ、一度も行ったこと無い店だけど
安全に使うこともできるが調べて分かったやり方に従うレベルの猿真似じゃ安心とはいえん
結局ハッカーと同等レベルの技術的理解と新技術へのキャッチアップ習慣がないといつか痛い目を見る
これか
たとえば、同僚が使っているロッカー。
番号式のロックがある。
この番号を知ること、かぎつけること、暴くこと、犯罪者にとってこれ以上の美食はない。
ハイエナがうまそうに屍肉に食らいつくのと同じ。
犯罪者の人生とは、「仲間」を探し当て、世の中の治安を乱すことが最終目的だからだ。
仲間とはもちろん、「心にうしろめたいもの」を持った人間である。
「ああ、このために生まれてきたんだ」と思える。
つまり他人の秘密とは、彼らにとって最高のステーキであり、人生を満腹にするためのライフハックなのである。
「ああ、生きている!」と感じるだろう。
あれと全く同じである。
これか
たとえば、同僚が使っているロッカー。
番号式のロックがある。
この番号を知ること、かぎつけること、暴くこと、犯罪者にとってこれ以上の美食はない。
ハイエナがうまそうに屍肉に食らいつくのと同じ。
犯罪者の人生とは、「仲間」を探し当て、世の中の治安を乱すことが最終目的だからだ。
仲間とはもちろん、「心にうしろめたいもの」を持った人間である。
「ああ、このために生まれてきたんだ」と思える。
つまり他人の秘密とは、彼らにとって最高のステーキであり、人生を満腹にするためのライフハックなのである。
「ああ、生きている!」と感じるだろう。
あれと全く同じである。
■
電源が入らなくなったWindows 10のノートPCからSSDを取り出してケースに入れて他のPCにUSB接続したんだけど
デスクトップのWindows 10だとユーザーフォルダにアクセスできなかった
検索するとフォルダのプロパティでセキュリティタブから所有権をどうたらとか書いてあって
別のWindows 11のノートPCに接続してフォルダをダブルクリックすると
これか
たとえば、同僚が使っているロッカー。
番号式のロックがある。
この番号を知ること、かぎつけること、暴くこと、犯罪者にとってこれ以上の美食はない。
ハイエナがうまそうに屍肉に食らいつくのと同じ。
犯罪者の人生とは、「仲間」を探し当て、世の中の治安を乱すことが最終目的だからだ。
仲間とはもちろん、「心にうしろめたいもの」を持った人間である。
「ああ、このために生まれてきたんだ」と思える。
つまり他人の秘密とは、彼らにとって最高のステーキであり、人生を満腹にするためのライフハックなのである。
「ああ、生きている!」と感じるだろう。
あれと全く同じである。
2022-07-28
異性の裸や下着はめったに見れないからこそ興奮するとこ、あると思います
生理なんてあんなの、ただの体調不良で排泄行為なわけですが、現状アンタッチャブルな感じになってるせいで無駄にエロに分類されている感じがする
大変だから配慮してくれ、という下心はなきにしもあらずだけど、そんなことよりも生理への幻想を打ち砕きたいというか
何ならいまの、「生理の話をするのはセクハラ」という価値観すら塗り替えたいんだよね
下痢とかと同等にしたい
大っぴらに話すのはデリカシーがないけど、話したらこまめにトイレ休憩作ってくれるくらいの
ただ、セクハラ告発リスクってのが現状相当あるのは確かで、そこは本当に申し訳ないんだけど過渡期の痛みかなあ
そういう社会に対して私一人で何ができるわけでもないが、私自身はセクハラと感じたことがあっても相談窓口に行く前に本人に忠告するようにしてるわ、言って通じる相手なら人生潰すつもりはない(言っても聞かないセクハラオヤジのほうが辞めさせられない重要ポストだったりして嫌になるけど)
実際に世の中が変わってくるのは「生理をオープンに」派が産んだ子どもが社会人になる20~30年後かなと思ってる
ただ今急に思ったけど「生理をオープンに」派の人って「生理不可侵」派の人より育児欲求低めだったりする?
だったらまだしばらく変わんないかなあ
2022-07-23
Q.【セキュリティUSBメモリ】【情報漏洩対策USBメモリ】 「パスワードを5回間違えてロックがかかってしまいました。本製品内のデータを取り出してもらうことはできますか?」
【回答】
なりすましで依頼を受けるケースも想定されるため、お受けしておりません。
管理者用ソフトウェア対応型番であれば、管理者用ソフトウェア(有償)を使用することでデータを救出することが可能です。
(予めデータレスキュー機能を設定しておく必要があります。事後の設定はできません)
http://qa.elecom.co.jp/faq_detail.html?category=&page=1&id=4977
↑
これ読むと、例えば警察とかの政府機関からの要請があった場合はロックされたUSBからのデータ抽出依頼とかしそうな気もするんだけど、そうすると絶対安全とは思えなくて不安になる
これか
たとえば、同僚が使っているロッカー。
番号式のロックがある。
この番号を知ること、かぎつけること、暴くこと、犯罪者にとってこれ以上の美食はない。
ハイエナがうまそうに屍肉に食らいつくのと同じ。
犯罪者の人生とは、「仲間」を探し当て、世の中の治安を乱すことが最終目的だからだ。
仲間とはもちろん、「心にうしろめたいもの」を持った人間である。
「ああ、このために生まれてきたんだ」と思える。
つまり他人の秘密とは、彼らにとって最高のステーキであり、人生を満腹にするためのライフハックなのである。
「ああ、生きている!」と感じるだろう。
あれと全く同じである。
■
これか
たとえば、同僚が使っているロッカー。
番号式のロックがある。
この番号を知ること、かぎつけること、暴くこと、犯罪者にとってこれ以上の美食はない。
ハイエナがうまそうに屍肉に食らいつくのと同じ。
犯罪者の人生とは、「仲間」を探し当て、世の中の治安を乱すことが最終目的だからだ。
仲間とはもちろん、「心にうしろめたいもの」を持った人間である。
「ああ、このために生まれてきたんだ」と思える。
つまり他人の秘密とは、彼らにとって最高のステーキであり、人生を満腹にするためのライフハックなのである。
「ああ、生きている!」と感じるだろう。
あれと全く同じである。
小学生の頃「宝物とは「命」だ。夕焼けを見れるのも生命があってのこと。死んだらもう夕焼けが見れないという話なんだ」
中高生の頃「宝物とは「秘密」だ。自分だけがあの夕焼けの美しさを知っているのではないかという気持ちが夕焼けを宝物にしているんだ」
大学生の頃「宝物とは「気持ち」だ。自分があれを宝物だと思っていればそれが宝物になるんだ」
新社会人の頃「宝物なんてないんだ。自分だけの宝物があって欲しいという願望があれを宝物だと言わせたんだ。言ってしまえば「アイデンティティ」こそが宝物なんだ」
目が悪くなってきた頃「宝物とは「体」だったんだ。目がちゃんと見えなければ夕焼けは見えない。そもそも山道だって歩けない」
NOW「宝物とは「感受性」だ。夕焼けを見て美しいと思えるような感覚を持っていることこそが宝だったんだ」
何度でも噛めるガムかなんかか?
教科書に選ばれるだけあるわ。
・「エロゲ」という作品群に対して自分たちだけの「秘密の物語」を感じていた主人公たちがその「秘密」の不在を知って「エロゲ」を卒業していく
・主人公の1人は20代もしくは30代
・もう1人は40代もしくは50代下手すると60代
・その昔「エロゲ」が持っていた特殊な立ち位置にあてられて「エロゲ」をプレイし続けたことに謎の自負を持ってしまった奴らの物語
・ある日主人公の1人が「エロゲってじつは在り来りな話なんじゃね?」と気づいてしまう
・同じ頃にもう1人の主人公は「じゃあ俺たちがなんでも「エロゲじゃん」と思ってしまったのは単なるポロロッカでさえなかったのか?」と気づいていく
・それでも「エロゲ」に対していい知れぬ憧れを持った時間が今の自分たちを作り上げてきたことについてふつふつと語っていく
・名作を1000本遊ぶよりも自分の人生を生きるべきだったのだと悩む
・「エロゲ」を遊び続けてきたことこそが嘘偽りない自分たちの人生だったのだと受け入れていく
内容も全然間違ってるかも。
でもたかしにあったはずなんです。
最近の少年/少女少年漫画の話題にあやかって。少年少女というか、男性・女性漫画家の話だが。
https://somethingorange.biz/archives/8717
このブログを見て、そういや清水玲子読みたいんだったと思い出し「秘密」を購入した。
で、読んでいて感じたのが標題の件である。あ、秘密はとても面白かったです。全巻一気に買いました。ご紹介ありがとうございます。
本題。
ジャンル問わず少なからず漫画を読んできたが、男性漫画家の描く子供、ないし子供絡みの物語は大なり小なり希望を感じさせる。子供絡みだけは「守られている」。悲惨な事件でも子供だけは無事であったり、痛ましい結果に終わっても最後は多少の救いが残されている。ことが多い。気がする。統計取ったわけじゃないけど。どことなく前向きに終わるというかね。
一方で女性漫画家の場合は、希望も描かれるし絶望も描かれる。そしてその強度、コントラストがとにかく強い。子供への愛情を表現するコマは、まるで神の子を授かったかのような神々しい光を放つ(清水玲子を含む一部の漫画家の場合、同時に酷く生々しい印象も受けるのが凄い)。対して、子供を喪失した際の憎悪や悲しみは、コントラストに強いとされる有機ELテレビ(最近買った)でも表現できない黒だ。前なんか一切向かない。後ろも向かない。どこにも向かわない陰だけが描写される。
男性漫画家は子供に対して希望・絶望の軸で展開するのに対し、女性漫画家の場合は愛・憎で展開する、というのが自分としてはしっくりする理解かも知れない。
私も最近子を持ったが、妻と私では大分、我が子への愛の形が異なる気がする。もちろんそこに優劣はないけれど、こういう差異を感じさせてくれる表現に出会えるのが、少女漫画・少年漫画というジャンル分けのメリットなのかもね、と感じた次第です。
その政令がくだされたのは、なんでもない平日の午後のことだった。
昼休み、うちのクラスの担任である佐藤先生が慌てた様子で教室に駆け入ってきて、突然教室のテレビを点けた。
教室のテレビなんて、そうそう使われることがないから、点いてる様子を皆が興味深そうに眺めていたら、画面に写った知らない政治家のおじさんがそう言ったのだ。
◆
何故同性愛を認めないのか?なんてことはない、理由は知らない政治家が語った。
ここ最近、何度もニュースで聞いたような、ありふれた馬鹿らしい理由だ。
「ここ、足立区では同性愛を赦してしまえば、神の裁きが下り、滅びてしまいます」
◆
神の裁き?ばかな話だ。
ばかな話だけれど、どうも大人たちはそんなばからしい話を真に受けているようで、足立区からはここ数年で随分と人が消えていった。
3年ほど前、政府の生み出した『ホモヘテロセンサー』というムズかしい機械は、同性愛者になりうる遺伝子を判定しているらしい。
そんな機械の普及と共に、同性愛者への差別はトントン拍子で激しくなっていった。
挙げ句の果てに、ここ1年では本格的に疑わしい人間は次々に追い出されてしまった。
"遺伝子レベルの判定"だから、血縁者に一人でも疑わしい人間がいれば家族でまるごと追い出されることになる。
中学まで仲が良かった夏美ちゃんも、この夏休みでどこかに消えてしまった。
◆
一度、現国の田中先生に「どうして足立区だけが同性愛者を許してはいけないんですか?」と聞いたことがある。
別に、同性愛に憧れがあるだとか、やましい気持ちがあったわけではない。
ふと、なんとなく疑問に思って聞いてみたくなったのだ。
田中先生は数秒、床に目線をやりながら顎に手を当てて考え込んでから、少しだけ笑って答えた。
「足立区って、"アダム"って言葉に少し、似ているでしょう?」
先生の言葉は、私にとって突拍子もない言葉で、思わず聞き返してしまった。
私の問いに先生はただ「えぇ」と言って首を縦に振った。
◆
「確かに、春香さんの思う通り、この地、足立区にはアダムとイブなんてえんもゆかりもありません」
「それでも、この世界には"言霊"というものがあります。アダチ、アダチ、と呼ばれ続けたこの地に、もしもなんらかの神や仏が宿るならば、音を因果に引き寄せられてもなんら不思議ではないのではないでしょうか」
◆
「事実、この足立区には昨今、神からの伝令が届いてるとの噂です。そろそろ、"期限"も近いのでしょう。『仏の顔も三度まで』と言いますからね。──神様の顔が何度まであるのか、私は知りませんが」
「春香さんも周りに同性愛者のような人がいたら先生にこっそりと教えて下さいね。私も、まだ死にたくはありませんから」
私はただ「無宗教なのになんでこんなことになるのかな」なんて、そんなどうでもいいことを考えていた。
やっぱり、神の裁きなんてばかばかしい。
勿論、同性愛が芽生えたからって世界……じゃなくて足立区が終わるわけなんてないだろうけれど。
◆
──そんなことを思い出しながら、手元の牛乳パック、いちごオレに刺さったストローを吸った。
「神様って、いると思う?」
隣でお弁当を食べている秋穂にそんなことを問う。……購買で買ったパンを食べている私とは対象的だ。
「ひゃあ、ひょうひゃろね」
少しオーバーな仕草でごくん、とたこさんウインナーを飲み込んで、でもちょっと飲み込むのが大変だったのか苦しそうな秋穂にそっと手元のいちごオレを差し出した。
秋穂は差し出されたいちごオレのストローをちゅー、と吸ってから舌をべーっと出した。
「文句言うな」
「そもそも春香はすごいよね。いちごオレに、メロンパン。よく甘いのと甘いのを食べられるよねー。私ならコーヒー飲んじゃう。あまあまにあまあまで、女子力だ!」
「甘いと女子力なの?」
「なんだったっけかなー。古い音楽なんだけどね。女の子はお砂糖とスパイスと素敵ななにかでできてるらしいの。お砂糖いっぱいは女子力なのです」
えへん、と秋穂は何故かドヤ顔で、大きな胸を張りながら語る。……いろんな意味で、ちょっとだけ羨ましい。
「じゃあ今度はカレーパンにしようかな」
「ほへ?なんで?」
「……女子力だ!」
「素敵な何かはどこに売ってるのかな」
「私との時間だよ!」
秋穂はそう言いながら両手を高く掲げる。彼女の仕草はいつだってオーバーだ。
私は少し笑いながら、すぐにお米とブロッコリーの間で箸を惑わせはじめた秋穂の横顔を眺めていた。
◆
秋穂は、重力に負け、垂れて邪魔そうな長い横髪を耳にかけながら私に目配せをする。
「ねぇ、どっちがいいかな」
上目遣いの彼女の視線──に、私の目線が重なることはなかった。
彼女の長くて黒い横髪がかきあげられて、あらわになった耳に、いくつもついたピアス。
私の目線は、そこに釘付けだった。
端的に言えば、意外だった。ギャップだった。
性格がゆるふわで、ほわっとしてて……見た目だって黒髪ロングで、あとさらさらで。
育ちが良さそうな──お嬢様っぽい、秋穂の耳にいくつも並んだピアスは、私にとってそれなりの衝撃だったのだ。
◆
私の目線に気がついた秋穂は「あっ」と小さな声を漏らした後、顔を赤くしてすぐに横髪を手ぐしで下ろした。
横髪を一通り整えた後、なんの関係もない、綺麗に切りそろえられた前髪を少しくりくりと弄りながら、悪戯な笑顔を私に向けて。
私は、その表情に見惚れt
そういえば社会科見学でこの音楽聞いてる時にバスで通路挟んで隣になった巨乳女子のブラチラみれたんだなって思い出が蘇ってきた。
もう35歳。ブラチラなんかで抜けない年。でもそのブラチラは高校で彼女ができるまで毎日のおかずだった。
子供もいるし、こんな話増田にしか書けねーし、でも話したかったんだよね。
それであのブラチラの情景を思い出した瞬間に中学生の頃のように幼いが力強い脈動を感じる勃起をしたのよ。
35歳の男が、昔のおかずを思い出してだぞ。
嫁は子育てで忙しくてさせてくれない欲求不満もあったし、実際欲求不満で狂ったように巨乳物で抜いていても満たされなかった俺がブラチラ情景で勃起をしている。
「なんか、行ける気がする。」
明らかに違う。今まではギュッと力を入れて握ってやらないとなかなか発射体制にならなかったのに、擦っているだけで油断したら逝きそうになるような感覚が全身を駆け巡る。
一瞬普段と同じく乳首に手を当てるが脳が言う。「信じろ」と。それは自分の勃起した物を見ると真の言葉だった。俺は乳首に当てた手をおろし、ソファーの肘掛けを握る。
今までは無理やりハイオクを入れて走らせていた俺のバスがたった一つの思い出で暴走をした。
一瞬静寂が訪れる。終わりの静寂か?
否、これは高速道路に乗るためETCを読み取らせるための減速だ。
再びエンジンに火が灯る。大きくカーブを曲がり、タイミングを見て、高速にのる。高速に乗った瞬間に俺はハンドルを強く拘束し目を瞑る。
情景が浮かび上がる。
決して派手ではない白いブラ。それを突き破らんと蠢く2つの獣。
口ずさむ。
「もう一度僕を歩かせてくれ」
すると心から声が聞こえてくる
それを手にする力が情熱
小さく震える手にはマッチ
僕らが僕らに呼びかける 声
やっと気付いた。
燃えるような情熱がないのを妻との性生活に押し付けていたんだということを。
妻も俺に情熱の火が燻りだしたのを見抜いていたのかも知れない。
見ろ。
行為を終えた俺の心は晴れやかだった。
なんとなく「年をとったら落ち着かなきゃ」「落ち着くべき」「君はもう35歳なんだぞ」そんな言葉を投げかけられているようで35歳の自分を演じていた。
聞く音楽も大人らしくJazzだったり、クラシックだったり、そういうのばかり聞いていた。
演じていた。35歳の俺を。
「あれ?なんかスッキリしてるね。」
妻が問う。
「うん。昔好きだった音楽聞いてたら昔を思い出してね。」
AppleMusicは良いサービスだと思う。
古いから手に入りにくいかな?とか、CD買ってもどこにおいておくのか…なんて悩みはない。
もう困らない。そう、iPhoneならね。