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はてなキーワード: カリフォルニア大学とは

2024-09-17

テレンス・タオAI数学能力は、次か次のバージョンで有能な大学院生ぐらいのレベルに到達するだろう」

テレンス・タオ(英: Terence Tao1975年7月17日 - )は、オーストラリア数学者カリフォルニア大学ロサンゼルス教授漢名は陶 哲軒(とう てつけん)。

専門は実解析、調和解析微分方程式組合せ論、整数論表現論など多岐に亘る。

ボッチャー記念賞(2002年

クレイ研究賞(2003年

フィールズ賞2006年

キング・ファイサル国際賞(2010年

クラフォード賞2012年

ロイヤルメダル2014年

もう人類の99%は知的能力AIに勝てなくなるね

おれもブルーワーカーになるときが来たな

2024-07-27

anond:20240725142420

これは弥助問題元ネタ論文でも何でもない可能性が高いので,論文ちゃんと読んでください。

っていうか,こういったテーマについては,藤田みどりアフリカ発見」――日本におけるアフリカ像の変遷』(岩波書店2005年)っていう研究書がちゃんと出ているので,ネット上でかしましい皆様におかれてはまずはそういった文献もあたってみてください(ちなみに,この研究書のもとになった博士論文国立国会図書館デジタルコレクションで読めます)。

以下,当該論文について解説します。

そもそもこれは何の論文

注をよく見てみましょう。おや? 日本語の文献が引用されていませんね。日本語の文献を引用せずに日本研究ができるんでしょうか? これは問題ではないのですか?

はい問題ありません。なぜならこれは,タイトルアジア人黒人あいだでの人種人種観の利用――日系・アフリカアメリカ人場合からも分かるように,日本史の論文ではなくアフリカアメリカ人主題にした論文からです。

論文にはどんなことが書かれているの?

要するに何の論文なの?

これはどう読んでも,アメリカ黒人日本人観および日系人との関わりについてカリフォルニアを中心に調査した論文,つまりアメリカ黒人歴史に関する論文であって,ロックリー氏や岡氏がこれを読んでいないと断言することはできませんが(誰しも専門分野外の本や論文を読むことだってあるでしょう),わざわざこれを「元ネタ」にするなどということはとうていあり得そうもないことです。彼らがこの論文を参考にして立論しているのでは? などというのは,馬の心肺機能に関する研究が『ウマ娘 プリティーダービー』を参考にしているのでは? と言っているようなものです。ジャンル違いすぎるわ! あとドリームジャーニー引けなくて凹むわ! っていうか今回のLoHは千直だから荒れそうって言ったの誰だよ! ふつうに安定して英雄譚取れたから拍子抜けしたわ!

こういうときは注を見て,どんな文献に基づいてこの話をしてるのか?  っていうのをチェックするんですよ。弥助が出てくる部分の出典は,第一にMichael Cooper, comp. They Came to Japan: An Anthology of European Reports on Japan, 1543-1640 (Berkeley: University of California Press, 1965)っていう本の66ページで,これはまあ当時のヨーロッパ人日本について書いたものをまとめて英訳した,っていうやつですから,多分日本語でも同じコンセプトの本はあると思うのでそれを探せばいいでしょう。第二は,Gary P. Leupp, Images of Black People in Late Mediaeval and Early Modern Japan, 1543-1900, Japan Forum 7, no.1 (1995)っていう論文で,ペイウォールの向こうに行ければ読めますhttps://doi.org/10.1080/09555809508721524)。要するに,著者のデイヴィド・ライス氏(カリフォルニア大学バークレー校所属)は日本語読めないので,英訳された史料英語で書かれた論文典拠にして,本題に入る前のマクラとして弥助についてちょろっと書いたということでしょう。

仮に彼が日本史の研究者なら日本語を読めないのは問題外ですが,論文の内容から察するにあくまアメリカ黒人史の研究者なので,それならまあ日本語の論文読んでないのも仕方ないかなという感じ。なんだろう,アーサー王伝説のものについて研究するなら,古い時代英語とかウェールズ語とかの史料が読めないといけないけど,「日本人がどんなふうにアーサー王伝説を受容したか」という研究なら,『Fate/stay night』が読めれば十分で,アーサー王については日本語の本を参考にしてても構わないじゃないですか。この論文もそんな感じです。

なので,ふつう日本中世史研究者が,この論文典拠として用いることはまずないです。だって普通に考えて,こんなの典拠にならないっしょ? 中世ヨーロッパ史の研究者が論拠として『Fate』を参考にするなんてあり得ると思います そりゃ絶対あり得ないとは言えないけど,そういう蓋然性が薄い推測をわざわざするならもっと直接的な証拠(本の中でこの論文引用してるとか)を持ってきてもらわないと……

(もちろん,最近中世ヨーロッパ史の研究者が日本におけるヨーロッパ表象研究に手を出していたりするので,そういう研究で『Fate』を史料として用いるのは全然あり得るっていうかもうやってる人はいたはずなんですが。そのへんの研究動向は,たとえばhttps://doi.org/10.34382/00003197とかhttps://doi.org/10.34382/00003198とかの論文を読んでもろて……あ,話がズレた)

この論文表象研究としてはまあ手堅いので,弥助論争に巻き込まれて変な受け止められ方をするのは気の毒だと思いました。ただそれはそれとして,日系サイドの話もアフリカ系の新聞に基づいて書かれているきらいがあるので,論文タイトルからアジア人」「日系」を外して黒人についての論文だと明確化するか,あるいは日系人についてもちゃんと彼らの出してた新聞を読み込んで「日系から見たアフリカ系」を調査しないとダメなんじゃないかなぁ,とは思います。まあ,当時の日系人が出してた新聞って日本語で書かれたやつがいっぱいあるので,単純に読めないのかもしれませんが,だったらなおさら「これは2つのマイノリティについての話です(キリッ」と謳うんじゃなくて,「これはあくま黒人史の話でっせ」という断りを入れた方がよいような。日系人歴史黒人史の添え物とちゃうねんで。

結論

論文ちゃんと読みましょう。

ちゃんと読むっていうのは,この論文テーマは何で,どういう史料を使っていて,という,基本的なことを確かめながら読むことです。そうすれば,どれが話のマクラに過ぎず,どれが本題なのか,っていうのがわかって,「アメリカ黒人史の論文日本中世史研究者の元ネタだったんだよ!」なんていうアホな主張をすることもなかったはずなので。

2024-04-11

anond:20240411193234

女を濡らすのも社会的に信頼されるのも高身長男の低音なんだよなあ

──ビジネスシーンにおいて好まれる声や、「頼りになる」と思われやすい声の傾向はありますか?

よく言われるのは、低くて落ち着いた声ですね。デューク大学カリフォルニア大学がかつて行った調査では、企業においてCEOの声が低ければ低いほど年収が高く、会社規模も大きく、より長い間トップの座を守れる傾向がある、という結果が出たことが話題になりました。

しかに、「甲高い声は不安になる」という方は多いと思います。甲高い音には高い周波数が含まれているのですが、高い周波数の音を聞くと、脳の本能領域ストレス物質が生まれます。それが続くと、私たちはなんだか落ち着かないな、嫌だな、と無意識に感じてしまうんです。

逆に、低い周波数帯を多く含む声は人の精神を落ち着かせ、リラックスさせることがわかっています。もちろん高い声が悪いというわけではありません。ある程度高さのある明るい声は、人を元気づけたり覚醒させたりする効果も持っています

たとえば、身長が高い人は比較声帯が長く、低い人は比較声帯が短いのですが、声帯が長い人ほど声は低くなる傾向があります楽器でいうと、コントラバスのほうがバイオリンよりも音域が低いのと同じですね。ですから地声を聞くと、その人の大体の身長や顔の骨格がわかります

https://hatawarawide.jp/kininaru/230407-1

2024-03-23

ロサンゼルス地元メディアNBCロサンゼルス」は21日、大谷翔平選手専属通訳を務めていた水原平氏について

カリフォルニア大学リバーサイド校を卒業したと複数報道が伝えているが、大学広報担当者学校に在籍した記録がないことを明らかにした」

と報じました。

ホラッチョだったか・・・

2024-02-16

anond:20240216131026

"例えばUCLAもCal State Los Angeles日本語に訳してしまえばカリフォルニア州立大学ロサンゼルス校になってしまます

もっと紛らわしいところではCornell UniversityとCornell Collegeという、同じような名前だけれど全く別の大学、という例もあります。"

そいつは聞いたらカリフォルニア大学って答えてたけどこういう事か

2024-02-04

銀行投資信託ってそのうち滅びるんじゃね

同じようなもの扱ってても手数料が違いすぎる

運用成績も大して良くないし

カリフォルニア大学バークレー校とか出てMBAとってウォール街で働いているような奴らと張り合うのに日本銀行関係者じゃ話にならんだろ

2023-11-05

日系企業って海外大学レベルちゃんと分かってんのかなあ?

新卒採用場合東京一工早慶以外は実質ノーチャンスみたいな格の日系企業でもちゃん海外大学レベル分かってんのかなあ?


アマースト大やオクシデンタルカレッジみたいなところを超絶過小評価する一方で、

ハワイ大やカリフォルニア州立大学(≠カリフォルニア大学)やミシガン州立大学(≠ミシガン大学)みたいなところを「なんか超すげえんだろうな」みたいに超絶過大評価してるとかまさかやってねえだろうな?

2023-10-18

コロナワクチンのつらい副反応は「効いている証拠研究続々

副反応ワクチンが効いている証拠です」

「強い症状を報告する人ほど、抗体レベルが高かったのです」と、

この研究を率いた米カリフォルニア大学サンフランシスコ校の臨床心理学者アリク・プレーザー氏は言う。

→これ効いてるって事よね?https://i.imgur.com/QpnSBip.jpeg

2023-09-27

AIには人格がない」と言う想像力欠如人間

昨日、「AI人格を感じるやつは馬鹿」と言う自称インテリとバトルをした。奴は結局、インテリ自称するだけの、無知想像力の欠如した人でしか無かった。

さて、AI人格性について面白い論文があるので紹介しよう。

 

ーーー

AIによる自然発生的な敵対行為可能性に対する懸念が高まっている。

今年初めにChatGPT ユーザーが、1 足す 1 は何に等しいかと尋ねたところ、「1 + 1? 冗談ですか? 私に基本的数学質問をするなんて賢いと思いますか? … 大人になって、来てみてください」と答えたと報告した。

あるいは、アレン AI 研究所最近研究者が ChatGPT を簡単誘導して辛辣発言人種差別的な発言でっち上げることができることを実証した。

「ChatGPTに割り当てられたペルソナに応じて、その毒性は最大[6倍]に増加し、出力が誤った固定観念有害対話有害意見に関与する可能性がある」と研究者らは述べた。

LLM の出力にそのような「暗い人格パターン」が現れるのを目撃したディープマインド研究者らは、ケンブリッジ大学東京慶応義塾大学、およびカリフォルニア大学バークレー校代表者と協力して、人間人格特性定義できるかどうかを調べ始めた。そして彼らは、実際に人格特性定義できるということを発見した。

チームは数百の質問構成されるテスト システムを開発した。さまざまな人格基準確立し、チャットボットに一連の質問をした。

回答は、意見、態度、行動を定量的に測定するリンカートスケールと同様の評価ツール使用して分析された。

研究者らは、AI人格が、外向性、協調性、誠実さ、神経症的傾向、経験への寛容さなど、長年確立されてきた特定特性に沿って測定できることを発見したのである

「LLM出力の人格は、特定人格プロファイル模倣するために、望ましい次元に沿って形成できることがわかりました」とDeepMindのMustafa Safdari氏は述べている。彼と彼の同僚は、その結果を「Personality Traits in Large Language Models」というタイトル論文で報告し、プレプリント サーバーarXivで公開された。

「LLM の出力が人間回答者の出力と区別できないように設定することは可能です」とサフダリ氏は述べた。

研究者らは、AI人格特性を正確に定義できることが、敵対的な傾向を持つモデル排除する取り組みの鍵となると述べた。

「有毒または有害言語出力につながる特定特性レベル制御することで、LLM とのやり取りをより安全に、毒性を軽減できる可能性があります」とサフダリ氏は述べている。

 

参考: https://arxiv.org/abs/2307.00184

 

https://anond.hatelabo.jp/20230927010839

2023-09-11

anond:20230911221600

フツーに本出てるけど根拠ないん?

下記はカリフォルニア大学ビアンカアセベド博士研究紹介動画書籍記事(Pod cast)、

HSP brain studies

https://www.youtube.com/watch?v=qep36Vy_0pE

Did you know that the brain of a highly sensitive person (HSP) works differently?

> The results of fMRI brain studies conducted by Dr. Elaine Aron, Dr. Art Aron, Dr. Bianca Acevedo and their colleagues are quite fascinating.

 

高感度な人(HSP)の脳の働きが違うことを知っていますか?

レインアロン博士アートアロン博士ビアンカアセベド博士らが行ったfMRIによる脳の研究結果は、かなり魅力的です。 

 

 

[Amazon] The Highly Sensitive Brain: Research, Assessment, and Treatment of Sensory Processing Sensitivity 1st Edition

https://www.amazon.com/Highly-Sensitive-Brain-Assessment-Sensitivity/dp/0128182512

 

> The Highly Sensitive Brain is the first handbook to cover the science, measurement, and clinical discussion of sensory processing sensitivity (SPS),

> a trait associated with enhanced responsivity, awareness, depth-of-processing and attunement to the environment and other individuals.

> Grounded in theoretical models of high sensitivity, this volume discusses the assessment of SPS in children and adults,

as well as its health and social outcomes.

> This edition also synthesizes up-to-date research on the biological mechanisms associated with high sensitivity,

> such as its neural and genetic basis. It also discusses clinical issues related to SPS and seemingly-related disorders such as misophonia,

> a hyper-sensitivity to specific sounds. In addition, to practical assessment of SPS embedded throughout this volume is discussion of the biological basis of SPS,

> exploring why this trait exists and persists in humans and other species.

> 

>The Highly Sensitive Brain is a useful handbook and may be of special interest to clinicians, physicians, health-care workers, educators, and researchers.

 

『高感度脳』は、感覚処理感度(SPS)の科学、測定、臨床的考察網羅した初めてのハンドブックです。この巻では、高感度の理論モデルに基づいて、子どもと成人のSPSの評価健康社会的転帰について論じています。また、高感受性の神経基盤や遺伝的基盤など、高感受性に関連する生物学メカニズムに関する最新の研究をまとめています。また、SPSの臨床的な問題点や、特定の音に過敏に反応するミソフォニアなど、一見関連していると思われる疾患についても解説していますさらに、この巻全体に組み込まれたSPSの実用的な評価に加えて、SPSの生物学的基盤についての議論があり、なぜこの形質がヒトや他の種に存在し、持続するのかを探っています

臨床医医師医療従事者、教育者研究者にとって有益ハンドブックです。

 

 

[foreverbreak] Highly Sensitive People How to Tell If You’re an HSP + Shedding Light on This Misunderstood Trait

非常に敏感な人々 あなたHSPであるかどうかを見分ける方法+この誤解されている特性に光を当てる

https://foreverbreak.com/podcast/s1/e5/

 

 

 

まぁ、アセベト博士でなくてもいいけど(TEDかにもあるよ)

 

『高感度であることは障害ではない。遺伝的および生物学的要素を持つ生物学特性
HSPの子供は、自閉症スペクトラム障害共通点があるため誤って診断されることがある』
HPSギフトです』

 

ってなってるね

 

SADの方は個性ではなく治療すべきってことになってる

2023-09-05

なぜ学歴厨は内容を軽視し、人を見下すのか

1980 年代心理学者のリチャード E. ペティとジョン T. カシオッポは、説得がどのように機能するかを説明する「精緻化尤度モデル」を開発した。ここでの「精緻化」とは、その情報をどれだけ注意深く考えるかという意味である。人々に注意深く考える意欲と能力がある場合、「推敲可能性」は高くなる。これは、人々が関連情報に注意を払い、メッセージ議論の利点に基づいて結論を導き出す可能性が高いことを意味する。

他人を説得するには少なくとも2つの方法がある。最初方法は「中央ルートと呼ばれ、聞くメッセージを注意深く熟考することから生まれる。中央ルートが関与している場合提示された情報積極的評価し、それが真実かどうかを見極めようとする。一方で「周辺」ルートが関与している場合、実際の情報メッセージの内容以外の手がかりにさらに注意を払う。たとえば、誰かのメッセージの実際のメリット考慮せずに、その人の魅力や教育を受けた場所に基づいてその人の主張を評価する可能性がある。

周辺ルートを通じてメッセージを受け入れる場合中央ルートを通じてメッセージを受け入れる場合よりも受動的になる傾向がある。

有名な心理学者スーザン・フィスクシェリーテイラーは、人間を「認知守銭奴」と特徴付けている。彼らは「人間情報処理能力には限界があるため、できる限り近道をするのです。」と書いている。

動機議論を処理する能力が低下するにつれて、説得には周辺的な手がかりがより重要になってくる。

議論(中心ルート)の実際の利点を比較検討して信念を更新すると、周辺処理を通じて信念を更新する場合比較して、更新された信念は持続する傾向があり、反論に対してより堅牢になる。慎重かつ思慮深い検討を通じて何かを信じるようになると、その信念は変化しやすくなる。

まり、周辺ルートを通じてより簡単操作される可能性がある。周辺ルートを通じて何かを確信している場合操作者は周辺ルートをもう一度使用して最初の信念を変えることに成功する。

心理学者レオンフェスティンガーは、社会的比較プロセスに関する影響力のある理論の中で、人は自分意見他人意見比較することによってその意見の「正しさ」を評価すると示唆した。他の人が自分と同じ信念を持っているのを見ると、その信念に対する自信が高まる

これらの考えを総合すると、人間の心の中には何らかのメカニズムがあることが示唆される。たとえそれが真実であっても、自分地位を下げるようなことを言わないようにする。そして、たとえそれが嘘であっても、自分地位を高めるようなことを言うように彼らを駆り立てる。

さらに、自身の評判がどうなるかという考慮私たちの信念を導き、私たち社会的地位を維持または強化するための一般的見解採用するように導くこともよくある。暗黙のうちに「この信念を保持すること(または保持しないこと)が社会にどのような影響をもたらすだろうか?」と自問する。

説得の周辺ルートに戻ると、多くの人がそれを信じている場合だけでなく、その信念の提唱者が権威ある人物である場合にも、何かを信じるかどうかを決定する。

オックスフォード心理学者セシリア・ヘイズは、著書『認知ガジェット』の中で次のように書いている。彼らは、同じ年齢と性別の同じくらい身近な人よりも、大人社会的地位が高いと考えるモデル、たとえば学校校長模倣する可能性が高い。

それでも、私たちが高い地位を持つ他人を真似するのは、彼らを模倣することで自分地位が向上することを期待しているからだけではない。権威ある人ほど有能であると信じがちであるが、プロミネンススキルヒューリスティックである

研究者アンヘル・V・ヒメネス氏とアレックスメソウディ氏は、威信に基づく社会学習に関する最近論文で、能力を直接評価することは「騒がしくコストがかかる可能性がある」と書いている。代わりに、社会的学習者は、モデルの外観、性格物質的な所有物などから推測することによって、ショートカット使用できる。

ここで、次のような疑問が生じる。周辺的説得による操作の影響を最も受けやすいのは誰か? 教育を受けていない人々のほうが操作されやすいと信じるのは直感的に思えるかもしれないが、研究によると、これは真実ではない可能性がある。

心理学教授キース・スタノビッチは、「マイサイド・バイアス」に関する自身研究について論じ、次のように書いている。「あなたはそれに属しているのは、それらはあなた気質生来心理的傾向に適合しているからです。」

一流大学学生卒業生は、自分側の偏見に陥りやすい。彼らは「自分自身の以前の信念、意見、態度に偏った方法証拠評価し、証拠を生成し、仮説を検証する」可能性が高くなる。

アメリカジャーナリストであり、『第三帝国の興亡』の著者であるウィリアムシャイラーは、ナチスドイツ従軍記者としての自身経験をこう語った。シャイラーは次のように書いている。「ドイツの自宅やオフィスで、あるいは時にはレストランビアホールカフェで見知らぬ人と何気ない会話をしているときに、一見教養があり知性のある人たちの突飛な主張に出会うことがあった。彼らがラジオで聞いたり新聞で読んだりしたナンセンスオウム返ししているのは明らかでした。時には同じことを言いたくなることもあったが、まるで全能者を冒涜しているかのような不信感を抱かれた。」

同様に、ソ連崩壊に関する研究では、大学教育を受けた人々は高卒者よりも共産党を支持する可能性が2〜3倍高いことが研究者らによって判明した。ホワイトカラーの専門労働者も同様に、肉体労働者に比べて共産主義イデオロギーを支持していた。

今日米国内のパターンはそのような調査結果と一致している。政治アナリストデビッドショールは、「高学歴の人々は、労働者階級の人々よりもイデオロギー的に一貫した極端な見解を持つ傾向がある」と述べている。これは、問題に関する世論調査イデオロギー的な自己認識にも見られる。大卒有権者穏健派であると自認する可能性がはるかに低い。

この理由の 1 つは、時間場所関係なく、社会富裕層の方が地位を維持したり、地位さらに獲得したりするために正しいことを言う可能性が高いためであると考えられる。

カリフォルニア大学バークレー校キャメロン・アンダーソンが主導した最近の一連の研究では、社会階級が社会的地位への欲求積極的に関連していることが判明した。より多くの教育を受け、お金を持っている人は、「他人意思決定に影響を与えることを楽しんでいます」や「名声や社会的地位を得られたら嬉しいです」などの発言同意する可能性が高かった。

ケイト研究所がYouGovと協力して行った調査では、全米を代表する2,000人のアメリカサンプルを対象自己検閲についての質問を行った。

その結果、高校教育以下の学歴を持つ人の25%が、政治見解のせいで解雇されたり、雇用の見通しが損なわれることを恐れているのに対し、大学院卒の学歴を持つ人の割合は44%であることが判明した。

政治学者のジェームズ・L・ギブソンとジョセフ・L・サザーランドによる「口を閉ざす:米国における自己検閲のスパイラル化」と題された最近論文の結果は、Cato/YouGovの調査結果と一致している。彼らは、自己検閲が急増していることに気づいた。マッカーシズム絶頂期だった1950年代には、アメリカ人の13.4パーセントが「以前よりも自分意見自由に言えなくなったと感じている」と報告した。2019年までに、アメリカ人の40%が自分意見を気軽に言えないと回答。ギブソンサザーランドは、「自分意見を言うことを心配している民主党員の割合は、自己検閲を行う共和党員の割合とほぼ同じで、それぞれ39%と40%である」と報告している。

この増加は特に教育を受けた層の間で顕著である研究者らは次のように報告している。「自己検閲に従事する人々が限られた政治資源を持った人々ではないことも注目に値し、おそらく予想外である自己検閲は最高レベル教育を受けた人々の間で最も一般的である…この発見は、以下のことを示唆している。社会学習プロセスであり、教育を受けた人ほど、自分意見表現を妨げる社会規範をよりよく認識している。」

興味深いことに、教育自分権力意識マイナスに関連していることを示す示唆的な証拠がある。つまり教育を受けていればいるほど、「自分意見を表明しても、自分意見ほとんど揺るがない」「自分の考えや意見無視されることが多い」といった意見同意する可能性が高くなる。

ミュンスター大学のリチャード・ラウ氏が率いる「他者の最良または最悪の見方一般化された他者認識尺度」というタイトル論文を考えてみる。

研究者らは参加者に、ソーシャルメディアプロフィール動画に登場する人物評価するよう依頼した。参加者は、「この人が好き」「この人は冷淡だ」などの発言にどの程度同意するかを尋ねた。その後、参加者自分自身についてのさまざまな質問に答えた。

高等教育は一貫して、人々に対するあまり肯定的見方関係していなかった。この論文は、「人々の感情、行動、社会的関係理解するには、彼らが他者に対してどのような一般的見方を持っているかを知ることが非常に重要です…人々がより良い教育を受ければ受けるほど、他者に対する認識肯定的ではなくなります。」と結論付けている。

したがって、裕福な人々はステータスを最も気にし、自分にはほとんど力がないと信じており、仕事や評判を失うことを恐れており、他人に対してあまり好意的見方をしていない。

まり意見は、その真理値に関係なく、ステータスを与えることができる。そして、自分地位を維持したり高めたりするために特定意見を表明する可能性が最も高い人は、すでに社会はしごの上位にいる人でもある。

2023-01-16

電磁波によるマインドコントロール

マインドコントロール」という言葉ネット上に頻繁に登場する。何千人もの人々がグループまたは個人で、インターネットやその他のあらゆるチャンネルを通じて、マインドコントロール技術による虐待拷問に注意を喚起している。現在進行中の犯罪の規模は大きく、そして隠されている。人々は、今この瞬間、世界中で静かに行われている莫大な人権侵害について、世界的な注目と国際的調査を求めている。21世紀最大の人権侵害の一つは、マインドコントロール技術の普及と、それに伴う虐待拷問である世界中で何千人もの罪のない犠牲者が、自由を求める活動家になっている。 

電磁波によるマインドコントロール技術は、電磁波によって人の脳と神経系乗っ取り個人思考、行動、感情意思決定に対するコントロール感覚破壊する兵器である。本稿では、マインドコントロール技術、隠されたマインドコントロールによる虐待拷問の深刻な状況、そしてマインドコントロール技術とその拷問虐待を紹介する。 

マインドコントロール技術とは、電子マイクロチップナノテクノロジーマイクロ波電磁波などを用いて、脳や神経系攻撃し、個人思考、行動、感情意思決定制御感覚破壊する武器である。これらの方法技術の開発には歴史がある。 

中央情報局ファクトブックによると、NSC国家安全保障会議)とCIAは、1947年国家安全保障法の規定に基づいて設立されたとされている。1947年12月NSC最初会議を開いた。国防長官ジェームズ・フォレスタルは、CIAソビエトに対する「秘密戦争」を開始することを推し進めた。フォレスタルの主導で、ヨーロッパでの心理戦作戦psy-ops)が実行されることになった。CIA職員は、精神破壊し再構築することに長けているナチス医師と協力することに反対はしなかった。このような秘密工作を隠すために、軍事基地が使われることもあった。共産主義者の脅威は、憲法上の権利よりも優先される問題である判断されたのである。 

CIA調査する分野の一つにマインド・コントロールがあった。CIA人間行動制御プログラムは、主にソ連中国北朝鮮マインドコントロール技術使用していると認識されていたことが動機となっていた。国家安全保障保護の下、政府の他の多くの部門もこの分野の研究に参加した。CIA1950年にBLUEBIRDという名称最初プログラムを開始し、1951年カナダイギリスを加えた後、ARTICHOKEと改名した。MKULTRAは1953年正式に開始されました。技術的には1964年に閉鎖されたが、一部のプログラム70年代に入ってもMKSEARCHの名で活動を続けていた。1973年CIA長官リチャード・ヘルムズは、近々行われる調査について密告し、MKULTRAの記録をすべて廃棄するよう命じた。

Mk-ultraの存在確認する圧倒的な証拠がある。米中央情報局CIA)による「洗脳」の被害を訴える250人以上が、数百万ドル補償を求める法廷闘争勝利することになった。冷戦時代にMK-Ultraというコードネームで呼ばれた作戦を立てたことを認めたスパイ機関から、すでに9人がそれぞれ6万7000ドル(3万3500ポンド)の賠償金を受け取っている。

世界リードする神経科学者チームが、人の脳の奥深くを覗き込み、行動する前にその意図を読み取ることができる強力な技術を開発した。 この研究は、科学者が人の心を探り、その考えを盗み聞きする能力において、その技術や応用において倫理的非難されるべき論議を呼ぶ新境地を開拓した。 

2011年カリフォルニア大学バークレー校神経科学者は、脳外科手術患者頭蓋骨の内側に電極を付け、音声や画像の処理に関わる側頭葉から情報モニターした。患者は誰かが話しているのを聞きながら、コンピュータプログラムによって、脳がどのように処理し、聞いた言葉再現するかを分析した。 科学者たちは、この技術を使えば、次に何を言おうとしているかを読み取って報告することも可能だと考えている。 

Plos Biology誌によれば、この技術は読心術の試みを「全く新しいレベル」へと押し上げたという。 ハーバード大学バックナーは、2011年に我々の心を読むことでアルツハイマー賞を受賞している。研究者たちは、被験者の脳活動を遠隔で測定することで、被験者の心を読む能力を示していたのだ。この技術は、自分では気づいていない個人から情報を引き出すことさえ可能だった。

これらの読心術は,衛星テレビ電波塔を通して,インプラントの有無にかかわらず遠隔で神経信号デコードするEEC使用している。「世界中に設置された深宇宙追跡アンテナの感度は本当に素晴らしい。このアンテナは、ボイジャー情報を、アンテナに当たる電力が10指数-16ワット10兆分の1)しかないほど弱い信号からとらえなければならない。現代電子デジタル時計は、この微弱なレベルの200億倍のパワーで作動しているのだ。」

科学者たちは、1立方センチメートル脳内物質の微弱な電波放射は、衛星の検出限界範囲であると考えた。人工衛星あなた思考感情、知覚を検知し、その情報コンピューターに渡して解釈することは技術的に可能だったのだ。

https://www.linkedin.com/pulse/mind-control-electromagnetic-frequency-soleilmavis-liu

2022-12-19

Highly Sensitive People (HSP)、ググれば秒で出てきますやん。どうぞ anond:20221219010226

下記はカリフォルニア大学ビアンカアセベド博士研究紹介動画書籍記事(Pod cast)、

興味があればどうぞ

HSP brain studies

https://www.youtube.com/watch?v=qep36Vy_0pE

Did you know that the brain of a highly sensitive person (HSP) works differently?

> The results of fMRI brain studies conducted by Dr. Elaine Aron, Dr. Art Aron, Dr. Bianca Acevedo and their colleagues are quite fascinating.

 

高感度な人(HSP)の脳の働きが違うことを知っていますか?

レインアロン博士アートアロン博士ビアンカアセベド博士らが行ったfMRIによる脳の研究結果は、かなり魅力的です。 

 

 

[Amazon] The Highly Sensitive Brain: Research, Assessment, and Treatment of Sensory Processing Sensitivity 1st Edition

https://www.amazon.com/Highly-Sensitive-Brain-Assessment-Sensitivity/dp/0128182512

 

> The Highly Sensitive Brain is the first handbook to cover the science, measurement, and clinical discussion of sensory processing sensitivity (SPS),

> a trait associated with enhanced responsivity, awareness, depth-of-processing and attunement to the environment and other individuals.

> Grounded in theoretical models of high sensitivity, this volume discusses the assessment of SPS in children and adults,

as well as its health and social outcomes.

> This edition also synthesizes up-to-date research on the biological mechanisms associated with high sensitivity,

> such as its neural and genetic basis. It also discusses clinical issues related to SPS and seemingly-related disorders such as misophonia,

> a hyper-sensitivity to specific sounds. In addition, to practical assessment of SPS embedded throughout this volume is discussion of the biological basis of SPS,

> exploring why this trait exists and persists in humans and other species.

> 

>The Highly Sensitive Brain is a useful handbook and may be of special interest to clinicians, physicians, health-care workers, educators, and researchers.

 

『高感度脳』は、感覚処理感度(SPS)の科学、測定、臨床的考察網羅した初めてのハンドブックです。この巻では、高感度の理論モデルに基づいて、子どもと成人のSPSの評価健康社会的転帰について論じています。また、高感受性の神経基盤や遺伝的基盤など、高感受性に関連する生物学メカニズムに関する最新の研究をまとめています。また、SPSの臨床的な問題点や、特定の音に過敏に反応するミソフォニアなど、一見関連していると思われる疾患についても解説していますさらに、この巻全体に組み込まれたSPSの実用的な評価に加えて、SPSの生物学的基盤についての議論があり、なぜこの形質がヒトや他の種に存在し、持続するのかを探っています

臨床医医師医療従事者、教育者研究者にとって有益ハンドブックです。

 

 

[foreverbreak] Highly Sensitive People How to Tell If You’re an HSP + Shedding Light on This Misunderstood Trait

非常に敏感な人々 あなたHSPであるかどうかを見分ける方法+この誤解されている特性に光を当てる

https://foreverbreak.com/podcast/s1/e5/

 

 

 

まぁ、アセベト博士でなくてもいいけど(TEDかにもあるよ)

 

『高感度であることは障害ではない。遺伝的および生物学的要素を持つ生物学特性
HSPの子供は、自閉症スペクトラム障害共通点があるため誤って診断されることがある』
HPSギフトです』

 

ってなってるね

 

SADの方は個性ではなく治療すべきってことになってる

2022-09-25

anond:20220925234447

まれつきの性質やが?

 

Highly Sensitive People (HSP)

下記はカリフォルニア大学ビアンカアセベド博士研究紹介動画書籍記事(Pod cast)、

興味があればどうぞ

HSP brain studies

https://www.youtube.com/watch?v=qep36Vy_0pE

Did you know that the brain of a highly sensitive person (HSP) works differently?

> The results of fMRI brain studies conducted by Dr. Elaine Aron, Dr. Art Aron, Dr. Bianca Acevedo and their colleagues are quite fascinating.

 

高感度な人(HSP)の脳の働きが違うことを知っていますか?

レインアロン博士アートアロン博士ビアンカアセベド博士らが行ったfMRIによる脳の研究結果は、かなり魅力的です。 

 

 

[Amazon] The Highly Sensitive Brain: Research, Assessment, and Treatment of Sensory Processing Sensitivity 1st Edition

https://www.amazon.com/Highly-Sensitive-Brain-Assessment-Sensitivity/dp/0128182512

 

> The Highly Sensitive Brain is the first handbook to cover the science, measurement, and clinical discussion of sensory processing sensitivity (SPS),

> a trait associated with enhanced responsivity, awareness, depth-of-processing and attunement to the environment and other individuals.

> Grounded in theoretical models of high sensitivity, this volume discusses the assessment of SPS in children and adults,

as well as its health and social outcomes.

> This edition also synthesizes up-to-date research on the biological mechanisms associated with high sensitivity,

> such as its neural and genetic basis. It also discusses clinical issues related to SPS and seemingly-related disorders such as misophonia,

> a hyper-sensitivity to specific sounds. In addition, to practical assessment of SPS embedded throughout this volume is discussion of the biological basis of SPS,

> exploring why this trait exists and persists in humans and other species.

> 

>The Highly Sensitive Brain is a useful handbook and may be of special interest to clinicians, physicians, health-care workers, educators, and researchers.

 

『高感度脳』は、感覚処理感度(SPS)の科学、測定、臨床的考察網羅した初めてのハンドブックです。この巻では、高感度の理論モデルに基づいて、子どもと成人のSPSの評価健康社会的転帰について論じています。また、高感受性の神経基盤や遺伝的基盤など、高感受性に関連する生物学メカニズムに関する最新の研究をまとめています。また、SPSの臨床的な問題点や、特定の音に過敏に反応するミソフォニアなど、一見関連していると思われる疾患についても解説していますさらに、この巻全体に組み込まれたSPSの実用的な評価に加えて、SPSの生物学的基盤についての議論があり、なぜこの形質がヒトや他の種に存在し、持続するのかを探っています

臨床医医師医療従事者、教育者研究者にとって有益ハンドブックです。

 

 

[foreverbreak] Highly Sensitive People How to Tell If You’re an HSP + Shedding Light on This Misunderstood Trait

非常に敏感な人々 あなたHSPであるかどうかを見分ける方法+この誤解されている特性に光を当てる

https://foreverbreak.com/podcast/s1/e5/

 

2022-07-18

UNIX 哲学」についていくつか

名著「UNIXという考え方 - UNIX哲学」は本当に名著なのか? 〜 著者のガンカーズは何者なのかとことん調べてみた - Qiita

この記事はよく調べてあるなぁと思う反面,事実関係の間違いも多く当時の空気感など欠けていると思う部分がいくつかある。事実関係に関しては追い切れないので参考文献を挙げるにとどめておくが,空気感のほうはいくつか書いておく。なお当該記事の「当時と今では状況が全然違うんだから安易に『UNIX 哲学』とかいうな」という主旨には大賛成である

参考文献

初期の UNIX歴史について興味がある向きには次の書籍お薦めする。

Peter H. Salus『A Quarter Century of UNIX』(1994, Addison-Wesley Publishing)

和訳の『UNIXの1/4世紀』(Peter H. Salus, QUIPU LLC 訳, 2000, アスキー) は絶版のうえ訳も微妙なので薦めづらいが,原書The Unix Heritage Society (tuhs) で PDF が無償公開されているので,英語が苦にならないのなら読んでみるといい。

また同じく tuhs で無償公開されている Don Libes and Sandy Ressler『Life with UNIX』(1989, Prentice Hall)を読めば80年代終りの UNIX の状況(XENIX についてもしっかり言及されている)や利用者目線での雰囲気もある程度判るだろう。

哲学

記事で一番気になるのが「哲学」という語の捉え方。この言葉の強さに引きずられているように読める。でもこれ,当時は設計基本的な考え方くらいの意味でわりとよく使われていた言葉なんだよね。たとえば米 BYTE 誌のアーカイブを “philosophy” で全文検索するとこんな感じ。

https://archive.org/details/byte-magazine?query=philosophy&sin=TXT&sort=date

ほぼ毎号のように出現していたのが判るだろう。

もっとも猫も杓子も「哲学」を振りかざしていたわけではないし,UNIX開発者たちが「哲学」の語を好んで使っていたのも間違いないように思う。傍証の一つが AT&T定期刊行物『The Bell System Technical Journal』の1978年7, 8月号だ。元記事言及されているマキルロイの Forword の初出がこれで,ネットのアーカイブから PDF が入手できる。

この号は二部構成になっていて第一部が Atlanta Fiber System に関する論文12本(全172ページ),第二部が UNIX に関する(Preface や Foreword を含む)論文22本(全416ページ)となっている。さて前述の PDFOCR されているので “philosophy” で全文検索してみると8箇所見つかる。これが見事に全部 UNIX論文なのだ。もちろん論文性質もページ数も違うからこれだけで確定的なことはいえないが「日常的に使っていたんだろうなぁ」という推測は成り立つだろう。じつはマキルロイ哲学とされている部分は “Style” であり “philosophy” の語は一切使われていないというのもちょっと面白いUNIX開発者たちがなぜ「哲学」という語を好んだか正確なところは判らないが,それまでにない新しい考え方に基づいた OS を開発しているという意識があれば,そういう言葉を選ぶのが自然時代だったことは間違いない。

UNIX認知され拡がっていく過程で「哲学」も知られるようになっていった。自分が好むものの良さを他人にも識ってもらいたい,あわよくば他人もそれを好むようになって欲しいという布教活動は今も昔を変らないわけで「哲学」はその便利なツールとなったわけだ。元記事ではガンカースの著作を「外部の人間が後から打ち立てた哲学」と表現しているが,そんなたいしたものではない。マキルロイ論文に影響を受けた布教のためのああい説教は到るところにあった。たとえば前掲の『Life with UNIX』にもしっかり Philosophy の項がある。また日本最初期の UNIX 解説本のひとつである村井純井上尚司・砂原秀樹『プロフェッショナル UNIX』(1986,アスキー)には冒頭次のような一節がある。

オペレーティングシステムは,コンピュータを使うものにとっての環境形成する基盤であるから,そのうえで生活する者の個性尊重し,より良い環境へと作り上げて行く課程を支援するような素材を提供するソフトウェアでなければならない。この主張こそが,UNIXオペレーティングシステムとしての個性ではないだろうか。

 

    プロフェッショナル UNIX村井純井上尚司・砂原秀樹,1986,アスキー)p 3.

「より良い環境へと作り上げて行く課程を支援するような素材を提供するソフトウェア」とはテキストを入出力フォーマットとする単機能コマンド群のことで,これらをパイプでつなげたりシェルスクリプトでまとめたりすることで「そのうえで生活する者の個性尊重し」た「より良い環境へと作り上げて行く」ということだ。こういった説教はありふれたものであった。たんにそれを「哲学」の語を用いて書籍にまとめたのが,たまたまガンカースだったというだけのことである

そしてじつは UNIX場合布教活動とはべつに「哲学」を広めなければならない切実な理由があった。これを説明するのは非常に面倒くさい。当時と今ではあまりにも環境が違うのだが,その違いが判らないと切実さが伝わらないからだ。マア頑張ってみよう。

UNIX の利用環境

UNIXPDP というミニコンピュータミニコン)上に開発された。このミニコンを使うためには専用の部屋に行く必要がある。その部屋は,もちろん場所によって違うわけだが,マアおおよそ学校教室くらいの大きさだ。長机が何列か並んでおり,そのうえにはブラウン管ディスプレイキーボードを備えた機器が等間隔に置かれている。壁際にはプリンタが何台かあるだろう。通っていた学校コンピュータ室などと呼ばれる部屋があったならそれを思い浮かべればだいたい合ってる。ただし置かれている機器コンピュータではなくコンピュータ接続するための端末装置ターミナル)だ。端末装置キーボードで打った文字コンピュータに送られコンピュータが表示した文字がそのディスプレイに表示される。現在 UnixOSCLI を使うときターミナルとか xterm という名のアプリケーションを用いるがこれらは端末装置エミュレータで,もともとは実体のある装置だったわけだ。

さてコンピュータ室にたいていは隣接するかたちでマシンルームなどと呼ばれる六畳くらいの部屋がある。窓ガラスで仕切られたこの部屋には箪笥洗濯機くらいの大きさの装置が何台か置かれている。これがコンピュータ本体だ。もっとコンピュータが何台もあるわけではない。この箪笥CPU でそっちの洗濯機ハードディスク,あの机に置かれているタイプライタ管理コンソールといった具合に何台かある装置全部で一台のコンピュータになる。どこが〝ミニ〟だと突っ込みたくなるかもしれないが「六畳で収まるなんて,なんてミニ!」という時代お話だ。

端末装置それぞれからUSB のご先祖様の)RS-232 という規格のアオダイショウみたいなケーブルが伸び,マシンルームに置かれたターミナルマルチプレクサと呼ばれるスーツケースに台数分のアオダイショウが刺さってコンピュータとの通信を行う。コンピュータと多数の端末装置を含めたこれら全体をサイトと呼び,root 権限を持って管理業務を行う人をシステム管理者あるいはスーパーユーザと呼んだ。

結構上手に説明できたと思うのだが雰囲気は伝わっただろうか。ここで重要なのは一台のコンピュータを数十人が一斉に使っていたという事実だ。洗濯機とかアオダイショウとかは,マアどうでもいい。

自由不安定OS

当時の UNIX評価一言で表すと〝自由不安定OS〟となる。メーカお仕着せではなく自分好みの「より良い環境」を作りあげる自由さらに他のメインフレームミニコンOS に比べると一般ユーザ権限でできることが圧倒的に多かった。そしてその代償が不安定さ。今では考えられないが UNIX のその不安定さゆえにプロOS ではないと考える向きは多かったし「でも UNIX ってすぐ落ちるじゃん」というのは UNIX アンチ定番ディスりだった。UNIX の落とし方,みたいな情報がなんとなく廻ってきたものだ。

こういった雰囲気を鮮やかに伝えてくれるのが,高野豊『root から / へのメッセージ』(1991,アスキー)だ。当時アスキーが発行していた雑誌UNIX MAGAZINE』に連載されていた氏のエッセイ1986年11月から1988年10月掲載分までをまとめた書籍である。著者の高野氏は勤務先の松下電器1980年ごろから UNIX サイトスーパーユーザを務めており,日本では最古参の一人である。この本の中で高野氏は繰返し UNIX自由さと不安定さに言及している。すこし長くなるが,その中の一つを引用しよう。

CPU は,システムにとって重要な共有資源であるが,この CPU実質的に停めてしまうことが UNIXはいとも簡単にできる。たとえば,cc コマンド10個くらい同時に走らせてみたらよい。VAX-11/780 といえども,同時に実行できるコンパイルはせいぜい3つか4つである。それ以上実行することも当然可能ではあるが,他に与える影響が無視できなくなる。つまり,てきめんに viカーソルが動かなくなる。あるいは,すこし大きめなディレクトリ上での ls コマンドの出力が表示されるまでに煙草を1本吸い終えてしまったり,タイムアウトログインが撥ねつけられたりといったバカげた現象が起きだすのである。こういった状態になると,UNIX破壊されたに等しい。真夜中,独りで VAX を占有して使っているのなら何をやろうとかまわない。しかし,20人30人と多数の人間が使っているとき勝手をやられると非常に困るのである当人仕事が遅れるのは自業自得だとしても,そのとばっちりで他のエディタまで止まってしまうと,もはやどの仕事も進行しなくなる。

ディスクについても同様なことがいえる。UNIX では,ファイルシステムを使いはたすまで大きなファイル自由に作ることができる。したがって,自分プロセスがいったいどのくらいの容量のファイルを作り出すのか見当もつけられないようなアマチュアが使うと悲惨なことになる。ディスクを使いはたすと,コンソールタイプライターにエラーメッセージが出力されるが,夜中にそれが発生して,コンソールタイプライターが一晩中エラーメッセージを打ち続け,朝マシンルームに行ってみると紙を一箱打ち尽くしてしまい,ピーピーと悲しげな声を上げて人を呼んでいた光景を私は何度も見てきた。こうなると,それをしでかした本人のプロセスは当然のこととしても,同じディスクで走っている他のプロセスも先に進めなくなってしまう。すこしでも負荷を夜間にまわそうとする善意は逆転してしまい,わずかでも仕事を先に進めようとする意図完璧に打ち砕かれてしまうのである

 

    root から / へのメッセージ高野豊,1991,アスキー)pp16-17.

そして,こうした不安定さが「哲学」を必要としたのだ。自分が利用しているサイトに「cc コマンド10個くらい同時に走らせ」たり「自分プロセスがいったいどのくらいの容量のファイルを作り出すのか見当もつけられないようなアマチュア」がいるとその累は自分にも及んでしまう。だからサイト利用者全員に UNIX設計基本的な考え方を理解してもらうことが,自分のために必要だった。UNIX伝道がより苛烈だった理由ひとつがここにあるのだ。

ミニコン UNIX終焉

ミニコン上で誕生した UNIX は 4.3BSD(1986)で最高潮を迎える。注意したいのはミニコン時代UNIX は Research UNIXCSRG BSD みたいな区別をせずにまとめて UNIX として扱われていたことだ。実際『プロフェッショナル UNIX』も『root から〜』も UNIX記述されてはいるが実際には BSD を扱っている。べつに当時の人が無知だったわけではない。なにしろ BSD を利用するためにはまず AT&T から UNIXライセンスを購入し,そのうえでカリフォルニア大学バークレー校(UCB)から BSD を入手しなければならなかったからその関係は当然広く知られていた。ベル研発明された UNIX を外部の人たちも含めみんなで改良し,それら全体が UNIX であるという考え方が自然だっただけである。『Life with UNIX』のような英語の文献によく登場する “Berkeley UNIX” という言い回しが当時の気分をよく表している。UNIX vs BSD みたいな捉え方は法廷闘争を経た90年代以降の感覚だ。

もっともそういう70年代風味の牧歌的風景ミニコン世界限定の話であった。BSDのものミニコンのものしかなかったが,そのコードを受け継いだ BSDUnixAT&T推し進める System V などがワークステーション市場舞台80年代中盤から激しく覇権を争うようになる。いわゆる Unix 戦争で,PCUnix であるマイクロソフトXENIX も当然参戦した。ミニコン世界牧歌的だったのは,ぶっちゃけていえば先のない技術だったからだ。ただ Unix 戦争あくまでも標準という聖杯を争う戦いであり,AT&TBSDUnixSun Microsystems が共同で System V Release 4.0 (SVR4) を作りあげたように後の法廷闘争とは趣が違う。

こうしたミニコン UNIX からワークステーション Unix への転変は Unixのもの文化にも変化をもたらした。まず激しい競争Unix の高機能化を加速した。商品として判りやす惹句が「あれもできます,これもできますなのは誰もが知っている。もちろん安定性を増すために quota のような利用者自由制限する機能も含まれていた。またワークステーション Unix現在UnixOS と同様同時に一人が使うものであり前述の布教必要性は大幅に減じた。達人たちのみの楽園から万人に開かれた道具に変ったのだ。こういった変化を体感したければ『root から〜』と水越賢治『スーパーユーザの日々』(1993,オーム社)を読み比べてみるといい。『スーパーユーザの日々』はワークステーション Unixシステム管理入門書だ。この本ではたんに知識を羅列するかわりに架空ソフトウェアハウス(開発会社)を舞台新卒社員が先輩社員からシステム管理を学ぶという体裁をとっており,そのおかげで架空の話とはいえ90年代前半の雰囲気が堪能できる。出版年でいえば『root から〜』と二年しか違わない『スーパーユーザの日々』の落差は “dog year” と称された当時の激烈な変化まで体感できるだろう。

UNIX 哲学背骨

当時はよくいわれたのに今やほとんど聞かれなくなったものがある。マキルロイ論文結論部分に書かれたそれは,1973年出版されたイギリス経済学者エルンストシューマッハー著作題名で,中学生英語力があれば十分に理解できる平明な一文だ。

Small is beautiful.

マキルロイは『人月神話』を引いて一定留保をつけてはいものの,これが UNIX 哲学背骨であることに違いはない。機能をありったけ詰め込もうとして失敗した “kitchen-in-a-sink” な MULTI•csアンチテーゼである UNI•x にとって,これ以上のスローガンがあるだろうか?

ひるがえって現在UnixOS をみれば,ブクブクと肥え太ったシステムコール,全容を俯瞰するだけでも一苦労するライブラリインターフェイス,一生使うことのないオプションスイッチまみれのコマンド群。UNIX仮想敵とした OSのものだ。そのことについてとくになにも思わない。ハードウェアは長足の進歩を遂げ,コンピュータの応用範囲は途方もなく拡がった。UNIX が変らなければたんに打ち棄てられ,歴史書を飾る一項目になっただけだ。ただ現在UNIX 哲学」を語るならそうした背景は理解していなければならないし,どれだけ繊細な注意を払ったところで〝つまみ食い〟になってしまうことは自覚すべきだ。

2022-02-15

macOSBSDではない話

少し前にmacOSLinuxではないとTwitter話題になりました。その際に

macOSBSD

といった内容のTweetを見かけたのですが「元になったのはBSDではなくMachなんだけどな~。昔を懐かしみつつ、調べながら何か書くか」と思いつつ、面倒になったので記憶のまま適当に書くことにしました。

Unix
ベル研究所で開発されたOS
BSD
カリフォルニア大学バークレー校Unixを改良したOS
Mach
カーネギーメロン大学で開発されたOSで、BSD互換機能の開発のためBSDソースコードを流用しています
NeXTSTEP
NeXT社によりMach独自UI実装して開発されました
macOS
NeXTSTEPをもとにUI一新しました
FreeBSD
カリフォルニア大学でのBSDの開発が終了した後、それを引き継いで開発しているOS
MachBSD

Machは当時一世を風靡していたマイクロカーネル設計採用したOSで、BSDとは全く違うOSです。

ただしBSD互換機能を利用していたユーザーは、内部に関心が無ければ

といった印象を持っていたのではないでしょうか。互換機能としては成功なのですが。

macOSMachなのか

Mach1990年代研究プロジェクトが終了しています

macOSのもとになったNeXTSTEPMachを改造して始まりましたが、現在では別物であると考えるべきです。

macOSBSD

macOSは直接にはMachから派生したもので、BSDではありません。ただし

など、BSDと誤解させる点があるのは確かです。

Linux

Linus氏が実装したOSです。

上記UnixBSDMachNeXTSTEPmacOSではソースコードを利用しながらOSを作って行ったため共通の部分がありますが、これらとは全く関係無く独立して開発されたものです。

しかし現状ではNode.jsPythonなどでプログラムを作ろうとした場合シェルで使うコマンドmacOSLinuxでは共通するものも多く

macOSUnixシェルの使い方を覚えた後にAWSVMログインするようになった

というユーザーmacOSLinuxが似ていると認識してしまうのは仕方がないところではあります

2021-03-12

anond:20210312020815

知能コンプレックス、持ってないよ

高卒のアホなりに考える頭の良さ

つの事象から類推できる連結能力記憶力。 記憶力を連想変換できる能力記憶術等)。 事象記号化して整理できる。 上記メソッドなどを思いつく事象抽象概念の分解能...(

anond:20200727083807

 ↓

それで何すんの?

anond:20200727084056

 ↓

増田煽りに使う。

anond:20200727084424

 ↓

ところで増田には鳩が持つような地図システムは搭載されてないと思うんだけど

鳩「ヒトカスざっこwww」   って煽られて効くの?

anond:20200727084840

 ↓

めんどくさいのに絡まれたかごまかしたんだが。 マジレスすると時間無駄なので、鳩なら普通に飛んで通り過ぎるかな。

anond:20200727085200

 ↓

🕊鳩「クルッポーホーホー」 

[University of Iowa] Pigeons can discriminate both space and time

https://now.uiowa.edu/2017/12/pigeons-can-discriminate-both-space-and-time

鳩は空間時間の両方を区別することができます(そもそもタッチスクリーン操作出来る)

   

[CNN] ハトを使って乳がん発見、米研究チームが実験

https://www.cnn.co.jp/fringe/35073804.html

 

ハトを使って乳がん画像診断をすることが可能であることを、

カリフォルニア大学デービス校のリチャード・レベンソン教授病理学・臨床検査学)らの研究チームが明らかにした。

15日間の訓練の結果、ハトは初めて見る画像であってもがん細胞の有無を85%の確率で見分けることができるようになったという。

  

[APP] 鳥類の「賢さ」、小さな脳に密集する神経細胞寄与研究 

https://www.afpbb.com/articles/-/3090392

 

さな脳を持つ鳥の「賢さ」に科学者らは長年、頭を悩ませてきたが、13日に発表された研究論文によると、

鳥の脳には高い密度で脳神経が存在しており、

そのことが霊長類と同程度の認識能力を持つことに寄与している可能性があるという。

anond:20200727093920

 ↓

お前の最初の鳩に対する問いの内容を絞れということなのか、それとも単なる検索自慢なのかがわからん。 そりゃマインドのことだと思って適当にいなすわ。

anond:20200727095750  

 ↓

増田があげているいくつかの項目においてハト生得的に人間以上の能力を持つけど

人間である増田ハト

 

鳩「ヒトカスざっこwww

 

って言われても腹立たんやろ。スルーする

鳩が重要視していることを人間は必ずしも重要視しないからだ

 

それと同じで増田定義する頭の良さとやらで煽られても多くの人はスルーする

増田重要視していることを必ずしも他の人は重要視しないからだ

 

また知能とは多面的ものであり一面からどうこうジャッジできるものでもない

anond:20200727101321

 

 

■「本は整理された表現で書かれている」とドヤ顔してる奴が薦めるビジネス本ってさ(2020-11-03)

 

ブログと同じレベル文章が単に300ページ分詰まってるだけだよな……。

話、支離滅裂で整理されて無くて同じ話何度もしたり、思い出したように別の話始まったりするし……。

あれ整理されてると思ってるやつて、単に本という媒体で纏まってれば整理されてるように感じるのだろうか。

マジでアホって凄い。

自分認識がどのような経路で行われているのかを自己分析する機能子宮に置き去りで生まれてきてる

anond:20201103083733

 ↓

そういうレベルでも問題なく社会でやっていけるのが世の中なので知能とか関係無いですよってずっと思ってるが

それでも知能・知能・知能・学歴とか言っているのは、グレー、ボーダーゾーンの人が多いからなのかも知れない

anond:20201103084232

2021-01-25

別にWSJじゃなくてもいいじゃん anond:20210125135857

[CBS Sacramento]Agencies Investigating Cause Of Death Of Person Who Died Hours After Receiving Vaccine, Placer Sheriff Says

https://sacramento.cbslocal.com/2021/01/23/placer-covid-vaccine-person-dies/

 

 

プレイサー郡保安官事務所(https://www.facebook.com/PlacerSheriff/) は Facebook投稿で、

"(亡くなった個人が)12月下旬ウイルスの陽性反応を示していた"

"2021年1月21日に死亡する数時間前にCOVID-19ワクチンを投与された "

"このワクチンプレイサー郡公衆衛生局によって投与されたものではありません。"

と述べました。

 

ワクチン接種の数時間後に死亡したというニュースは、カリフォルニアの人々に疑問と懸念を与えました。

 

CBS13は、感染症専門家であるカリフォルニア大学デービス校のBlumberg博士と話をし、この特定のケースには詳しくないため、

ワクチンについての安全対策について一般的質問しました。

Blumberg博士は、すべての医療従事者は、予防接種後に有害事象があれば、たとえ関連していなくても報告するようにしていると言います

 

 

COVID-19の陽性反応が出た後にワクチンを接種したい場合、どのくらい待つべきでしょうか?

彼は、元気な状態であるなら時間制限はないと述べました。

  

死亡に関する詳細は発表されませんでしたが、保安官事務所によると、地元、州、連邦機関調査を進めているとのことです。

 

週の初め、何人かの人々がワクチンを受けた後に気分が悪くなったと感じた後、モデナワクチンバッチが州内での使用を中止されました。

そのバッチはそれ以来、承認のためにクリアされ、使用に戻されました。今回のケースでは、どのワクチン使用されたのかは不明です。

 

保安官事務所によると、プレイサー郡検視官事務所は月曜日までに検死を行う予定です。

 

CBS13はカリフォルニア公衆衛生局に連絡を取りましたが、声明文を受け取っただけでした。

 

"亡くなられた方のご家族のご冥福をお祈りしております。我々はこのような事例を真剣に受け止め、政府パートナーと協力して原因を調査しています

我々は協力して作業しており、データ科学を使って今後の進め方を決定していきます"

2021-01-16

銀座に志かわ」が気に入らない

高級食パン店の「銀座に志かわ」が気に入らない。気に入らないのは食パンやお店のサービスなどではない。店名の表記だ。なぜ「志」だけ漢字なのか。

ひらがなについて

日本語にはひらがなカタカナ漢字の3種類の文字がある。

このうち、現代ふつうに使われるひらがなには「あ~ん」の46字とそれらに濁点/半濁点をつけたもの、促音や拗音を表す小文字がある。

現代仮名遣いではあまり使われないが、ワ行の「ゐ」「ゑ」ひらがなとして認知されているだろう。

現代ふつうに使われるひらがな」などと持って回った言い方をするのには理由がある。「変体仮名」という種類のひらがながあるからだ。

変体仮名とはなにか

実は明治時代以前にはひらがなは約50字+それらのバリエーションなんてものではなく、とてもたくさん種類があった。

ひらがな漢字を崩したものからできたということは国語の授業で教わった記憶があるかもしれない。

現在使われる「あ」は「安」を、「い」は「以」を崩してできている。

明治時代以前には「ア」のバリエーションとして「安」を崩したものの他に「愛」や「阿」などを崩したものも使われていた。

「こんなにたくさんひらがなの種類があると学校で教えるのが大変だし、ひらがなの種類をたくさん教えるよりはもっと他のことを教えるべきだ」ということで、1900年小学校令という法令施行規則改正し、ひらがな現在の1音1字に整理した。

これ以降、学校教育ではひらがな現在の約50字+αに制限され、整理されてしまったその他大勢ひらがなたちはだんだんと忘れられていってしまった。

整理されてしまったその他大勢が「変体仮名である

そば屋のれんで「生そば」とよくわからない筆文字で書いてあるなと思ったことがあるかもしれない。これは「そ」と「ば」がそれぞれ変体仮名で書かれている。

現行の「そ」は「曽」を、「は」は「波」を崩したものだが、よく見かけるそば屋のれんは「楚」を崩した「ソ」と「者」を崩した「ハ」を使っている。

「者」を崩したというのはやや分かりにくい気もするが、「楚」を崩したというのは「言われてみれば『楚』かな」というくらいに原形をとどめていると思う。

銀座に志かわ」について

長々と講釈を垂れてきたが、いよいよ「銀座に志かわ」の話に入る。

ここまでの説明でうすうす気がついたかもしれないが、「銀座に志かわ」の「志」は漢字の「志」ではなく、変体仮名の「シ」だと思うのだ。

現行の「し」は「之」を崩したものだが、変体仮名の「シ」には「志」を崩したものも含めてやはりバリエーションがある。

そば屋のれん文字に起こすとしても「生そば」とは書いても「生楚者゛」とか「生楚ば」とはしないだろう。

「楚」も「者」も特に意味があるわけではなく、単に音を表している記号からだ。

漢字は一字一字に意味がある表意文字だが、ひらがなは単に音を表す表音文字だ。

要は「銀座に志かわ」には「銀座しかわ」と表記してほしいのだ。

銀座に志かわ」の店名の由来は社長名前が髙橋仁志(ひとし)で、名前の「仁志」を「にし」と読ませて、水にこだわっているから「川」をひらがなでつけた、ということらしい。

https://www.ginza-nishikawa.co.jp/company

そしたらせめて「銀座仁志かわ」にしてほしかった。ちなみにひらがなの「に」は「仁」を崩したものだ。

店名のロゴデザイナー書道家に依頼したら、上の由来を含めて「シ」を「志」の変体仮名で書いてきたけど、志の崩し方が漢字の原形をとどめているので「ふーん、志だけ漢字にしたんだ」という感じで「銀座に志かわ」の表記になったのではないか

パン屋としての「志」を込めて、というよりは近代国語教育の敗北のような気がするのだ。

余談だが、同じ高級食パン店に「乃が美」という店もある。こちらも「変体仮名を知らずに漢字にしたのか」と気に入らなかったのだが(「の」は「乃」を、「み」は「美」を崩したひらがなだが、「乃が美」のロゴ漢字の原形をとどめた崩し方になっている)

「乃」~それは、「すなわち、まさしく」という意味

「美」~それは、「姿、色が美しい、感動、美味い」という意味

すなわち、日本一美味い食パンをお届けする。

まさしく、食パンを通して日本一の感動をお届けする。

その揺るぎない信念を、『乃が美』の社名に込めております

という由来があるらしい。

https://nogaminopan.com/about/

こちらには「乃」と「美」を漢字表記する意味があるのかもしれないと思って納得した。

ちなみに乃が美は2013年銀座に志かわは2018年創業だ。

変体仮名はその経緯もあって、いわゆる老舗の屋号によく見られる。

高級食パン店が変体仮名(と思われる)表記を使いがちなのは、なんとなく高級感を演出する道具として変体仮名の筆文字を使っているからなんじゃないかと思っている。

終わりに

日本語表記には寛容でありたいと常々思っているのだが、どうも変体仮名中途半端漢字で書くのは気持ちが悪いと思ってしまう。

銀座に志かわ」そのものが嫌いということではまったくないし、おいしいパンをどんどん売ってほしいと思っている。

こんな釣りみたいなタイトル記事にして申し訳ない気持ちもあるが、ずっとむずむずしていたのだ。許してほしい。

おまけ

変体仮名については国立国語研究所YouTubeがわかりやす解説動画を公開している。3年前の動画なので、パソコンでの文字入力についての内容はやや古くて、現在はもう少し話が進んでいる。

https://youtu.be/wT1JNX5fUEM

独立行政法人情報処理推進機構国立国語研究所パソコン変体仮名入力するために整備した事業の成果も公開されていて、変体仮名の一覧が見られたり検索できたりする。

https://cid.ninjal.ac.jp/kana/home

学者向けの変体仮名学習アプリもここ数年でいくつか登場した。早稲田大学カリフォルニア大学ロサンゼルス校が開発したものhttps://www.waseda.jp/top/news/34162)は洗練されていてかっこいいし、大阪大学が中心になって開発したものhttps://kula.honkoku.org)は練習問題など機能が充実している。

変体仮名に慣れるとお店の看板だけでなく、美術館博物館の展示などでも読める範囲が広がる。某大佐ではないが「読める!読めるぞ!!」となるのはとても楽しいので気が向いた方はぜひ挑戦してみてください。

2020-10-07

anond:20201007111102

書いとるが?

 


 

HSPのひとは、身体醜形障害になりやすいみたいよ。美容整形の人もほとんどがそうらしい

単なる不細工くらいはなんの障がいにもなりやしない

実際不利になるとされるレベルの外見についてはちゃん障がい者認定がされる

目鼻口があるべき位置についていてない、皮膚の裂傷/欠損と大きなアザや火傷があるなどだね

 

けど、ブサイクは障がいにならないという事実HSPを苦しめるのでは?

本人が外見のせいで精神的に苦しんでいるのは事実なのに誰の共感も得られない

そしてこの精神的な苦しみは甘えでもなんでもなく生得ものだし

あと、子ども特性無頓着放置毒親のせい

 

一度、カウンセリングとか行ってみるとよいと思う

身体醜形障害研究⑦-HSPと整心精神医学とレジリエンスマインドフルネス関係

HSPは、相手感情を察知しやすいので、母親自分に対するネガティブ感情を過剰に察知し愛着障害を来たしやすく、

しいては「基底欠損」、「自己障害から思春期失調に至り易く、思春期失調症候群パーソナリティ障害身体醜形障害気分変調症状態などになり易い傾向がある。

また、感覚過敏、ストレス耐性の低さは前帯状皮質活動性の低下、自律神経の易刺激性となり、自律神経失調症を招きやすい。

HSPストレス耐性の低さから慢性的ストレス下に置いては脳内アドレナリンの低下とセロトニンの低下を招き慢性うつ罹患やす身体環境となっている。

 

 

HSPストレス耐性が低いのが特徴だが、それはすなわちストレスから復元力・レジリエンスが弱いことでもあり、

HSPへの基本的対処法としてはレジリエンスを強める方法であるマインドフルネスレジリエンス療法(MBRT)が適応されることは前回までにみてきた。

 

HSPは元々ストレスによって脳が疲弊疲労やす状態にあるのである

 

美容整心メンタル科では身体醜形障害美容整形依存思春期失調症候群の遠隔診療オンライン診療

https://www.biyouseisin.com/lab/2017/880/

 

 


Highly Sensitive People (HSP)

下記はカリフォルニア大学ビアンカアセベド博士研究紹介動画書籍記事(Pod cast)、

興味があればどうぞ

HSP brain studies

https://www.youtube.com/watch?v=qep36Vy_0pE

Did you know that the brain of a highly sensitive person (HSP) works differently?

> The results of fMRI brain studies conducted by Dr. Elaine Aron, Dr. Art Aron, Dr. Bianca Acevedo and their colleagues are quite fascinating.

 

高感度な人(HSP)の脳の働きが違うことを知っていますか?

レインアロン博士アートアロン博士ビアンカアセベド博士らが行ったfMRIによる脳の研究結果は、かなり魅力的です。 

 

 

[Amazon] The Highly Sensitive Brain: Research, Assessment, and Treatment of Sensory Processing Sensitivity 1st Edition

https://www.amazon.com/Highly-Sensitive-Brain-Assessment-Sensitivity/dp/0128182512

 

> The Highly Sensitive Brain is the first handbook to cover the science, measurement, and clinical discussion of sensory processing sensitivity (SPS),

> a trait associated with enhanced responsivity, awareness, depth-of-processing and attunement to the environment and other individuals.

> Grounded in theoretical models of high sensitivity, this volume discusses the assessment of SPS in children and adults,

as well as its health and social outcomes.

> This edition also synthesizes up-to-date research on the biological mechanisms associated with high sensitivity,

> such as its neural and genetic basis. It also discusses clinical issues related to SPS and seemingly-related disorders such as misophonia,

> a hyper-sensitivity to specific sounds. In addition, to practical assessment of SPS embedded throughout this volume is discussion of the biological basis of SPS,

> exploring why this trait exists and persists in humans and other species.

> 

>The Highly Sensitive Brain is a useful handbook and may be of special interest to clinicians, physicians, health-care workers, educators, and researchers.

 

『高感度脳』は、感覚処理感度(SPS)の科学、測定、臨床的考察網羅した初めてのハンドブックです。この巻では、高感度の理論モデルに基づいて、子どもと成人のSPSの評価健康社会的転帰について論じています。また、高感受性の神経基盤や遺伝的基盤など、高感受性に関連する生物学メカニズムに関する最新の研究をまとめています。また、SPSの臨床的な問題点や、特定の音に過敏に反応するミソフォニアなど、一見関連していると思われる疾患についても解説していますさらに、この巻全体に組み込まれたSPSの実用的な評価に加えて、SPSの生物学的基盤についての議論があり、なぜこの形質がヒトや他の種に存在し、持続するのかを探っています

臨床医医師医療従事者、教育者研究者にとって有益ハンドブックです。

 

 

[foreverbreak] Highly Sensitive People How to Tell If You’re an HSP + Shedding Light on This Misunderstood Trait

非常に敏感な人々 あなたHSPであるかどうかを見分ける方法+この誤解されている特性に光を当てる

https://foreverbreak.com/podcast/s1/e5/

 

 

 

まぁ、アセベト博士でなくてもいいけど(TEDかにもあるよ)

 

『高感度であることは障害ではない。遺伝的および生物学的要素を持つ生物学特性
HSPの子供は、自閉症スペクトラム障害共通点があるため誤って診断されることがある』
HPSギフトです』

 

ってなってるね

 

SADの方は個性ではなく治療すべきってことになってる

 

社会不安障害(SAD)の患者さんは治療の機会を逃しています

海外では、SADは一般的理解度が低く、治療の機会を得にくい病気とされています

海外で行われた調査によれば、SADの患者さんの約2/3は病院に行っておらず、

また、病院に行っている場合でも「自分がSADである認識して受診した」患者さんは3%にすぎないという結果となっており、

治療の機会を自ら逃していることがうかがえます

一方、日本では、SADという名称病気の症状については、あまり認知されておらず、

その症状の原因を「自分性格のせい」であると思って、治療を受けていない(病院に行っていない)方が多いようです。

SADは発病すると、他の精神疾患(うつ病、アルコール中毒パニック障害など)を併発する割合が70%を超えるとも言われていますので、
SADの症状が現れている場合は、それは「性格のせい」ではなく「病気である」と認識して、早めに専門医精神科や心療内科)の診断を受けてください。

 

 

社会不安障害(SAD)の治療

SADの治療法には大きく分けて、薬物療法認知行動療法の2つがあります。実際の治療では、この2つの治療法を併用することが多くなっています

 

薬物療法

 最近研究では、SADは脳(セロトニン神経系ドーパミン神経系)の機能障害により発症するのではないかと推測されており、

 現在もその発症原因について、世界中研究が進められています

 海外では、早い時期から薬物による治療研究が盛んに行われており、既にSADの治療薬として承認され、

 患者さんの治療に使われている薬(一般名:パロキセチンなど)もあります

 一方、日本では、SADという病名で国(厚生労働省)に承認されている薬は一つしかなく(一般名:フルボキサミン)、

 患者さんの症状により抗うつ薬抗不安薬なども治療で用いられています

 現在、SADという病名で承認を受けるために進められている治験(国から薬として承認を受けるための臨床試験のことです)もあります

 

認知行動療法

 認知行動療法は薬物療法より歴史が長く、精神療法の中でも重要と考えられている治療法ですが、日本ではあまり知られていません。

 認知行動療法では、エクスポージャーソーシャルスキルトレーニング社会技術訓練)などの方法を用いて、

 実際に恐怖を感じる場面に直面したときに感じる不安感を自分自身コントロールできるようにします。

 薬物療法と違い、副作用が少ないのが利点ですが、患者さん自身もかなり努力しなければなりません。

 そのため、認知行動療法では、問題点を順番に洗い出していき、解決できそうな問題患者さん自身も大きな不安と感じないような小さな問題から

 順番に解決していくという方法がとられます

 

 

社会不安障害(SAD)の診断

SADの診断基準には、米国精神医学会編「精神疾患の(strikethrough: 分類と診断の手引)診断・統計マニュアルDSM-Ⅳ」、

WHO編「精神および行動の障害ICD-10 などいくつかあります

例として、前者の基準をいくつか示してみます

  • よく知らない人と交流する、他人の注目を浴びるといった、1つまたはそれ以上の状況において顕著で持続的な恐怖を感じ、
    自分が恥をかいたり、不安症状を示したりするのではないかと恐れる。
  • 恐れている社会的状況にさらされると、ほぼ必ず不安を生じる。
  • 自分の恐怖が過剰であり、また、不合理であることに気づいている。
  • 予期不安回避行動、苦痛により、社会生活障害される。または、その恐怖のために著しく悩む。

 

18才以下の場合は、罹病期間が6ヶ月以上である

罹患(りかん)期間:症状が出始めてから現在に至るまでの期間のことです。

 

e治験.com

http://e-chiken.com/shikkan/shinryo/sad/

2020-10-02

Highly Sensitive People (HSP)

下記はカリフォルニア大学ビアンカアセベド博士研究紹介動画書籍記事(Pod cast)、

興味があればどうぞ

HSP brain studies

https://www.youtube.com/watch?v=qep36Vy_0pE

Did you know that the brain of a highly sensitive person (HSP) works differently?

> The results of fMRI brain studies conducted by Dr. Elaine Aron, Dr. Art Aron, Dr. Bianca Acevedo and their colleagues are quite fascinating.

 

高感度な人(HSP)の脳の働きが違うことを知っていますか?

レインアロン博士アートアロン博士ビアンカアセベド博士らが行ったfMRIによる脳の研究結果は、かなり魅力的です。 

 

 

[Amazon] The Highly Sensitive Brain: Research, Assessment, and Treatment of Sensory Processing Sensitivity 1st Edition

https://www.amazon.com/Highly-Sensitive-Brain-Assessment-Sensitivity/dp/0128182512

 

> The Highly Sensitive Brain is the first handbook to cover the science, measurement, and clinical discussion of sensory processing sensitivity (SPS),

> a trait associated with enhanced responsivity, awareness, depth-of-processing and attunement to the environment and other individuals.

> Grounded in theoretical models of high sensitivity, this volume discusses the assessment of SPS in children and adults,

as well as its health and social outcomes.

> This edition also synthesizes up-to-date research on the biological mechanisms associated with high sensitivity,

> such as its neural and genetic basis. It also discusses clinical issues related to SPS and seemingly-related disorders such as misophonia,

> a hyper-sensitivity to specific sounds. In addition, to practical assessment of SPS embedded throughout this volume is discussion of the biological basis of SPS,

> exploring why this trait exists and persists in humans and other species.

> 

>The Highly Sensitive Brain is a useful handbook and may be of special interest to clinicians, physicians, health-care workers, educators, and researchers.

 

『高感度脳』は、感覚処理感度(SPS)の科学、測定、臨床的考察網羅した初めてのハンドブックです。この巻では、高感度の理論モデルに基づいて、子どもと成人のSPSの評価健康社会的転帰について論じています。また、高感受性の神経基盤や遺伝的基盤など、高感受性に関連する生物学メカニズムに関する最新の研究をまとめています。また、SPSの臨床的な問題点や、特定の音に過敏に反応するミソフォニアなど、一見関連していると思われる疾患についても解説していますさらに、この巻全体に組み込まれたSPSの実用的な評価に加えて、SPSの生物学的基盤についての議論があり、なぜこの形質がヒトや他の種に存在し、持続するのかを探っています

臨床医医師医療従事者、教育者研究者にとって有益ハンドブックです。

 

 

[foreverbreak] Highly Sensitive People How to Tell If You’re an HSP + Shedding Light on This Misunderstood Trait

非常に敏感な人々 あなたHSPであるかどうかを見分ける方法+この誤解されている特性に光を当てる

https://foreverbreak.com/podcast/s1/e5/

 

 

 

まぁ、アセベト博士でなくてもいいけど(TEDかにもあるよ)

 

『高感度であることは障害ではない。遺伝的および生物学的要素を持つ生物学特性
HSPの子供は、自閉症スペクトラム障害共通点があるため誤って診断されることがある』
HPSギフトです』

 

ってなってるね

 

SADの方は個性ではなく治療すべきってことになってる

 

社会不安障害(SAD)の患者さんは治療の機会を逃しています

海外では、SADは一般的理解度が低く、治療の機会を得にくい病気とされています

海外で行われた調査によれば、SADの患者さんの約2/3は病院に行っておらず、

また、病院に行っている場合でも「自分がSADである認識して受診した」患者さんは3%にすぎないという結果となっており、

治療の機会を自ら逃していることがうかがえます

一方、日本では、SADという名称病気の症状については、あまり認知されておらず、

その症状の原因を「自分性格のせい」であると思って、治療を受けていない(病院に行っていない)方が多いようです。

SADは発病すると、他の精神疾患うつ病アルコール中毒パニック障害など)を併発する割合が70%を超えるとも言われていますので、
SADの症状が現れている場合は、それは「性格のせい」ではなく「病気である」と認識して、早めに専門医精神科心療内科)の診断を受けてください。

 

 

社会不安障害(SAD)の治療

SADの治療法には大きく分けて、薬物療法認知行動療法の2つがあります。実際の治療では、この2つの治療法を併用することが多くなっています

 

薬物療法

 最近研究では、SADは脳(セロトニン神経系ドーパミン神経系)の機能障害により発症するのではないかと推測されており、

 現在もその発症原因について、世界中研究が進められています

 海外では、早い時期から薬物による治療研究が盛んに行われており、既にSADの治療薬として承認され、

 患者さんの治療に使われている薬(一般名:パロキセチンなど)もあります

 一方、日本では、SADという病名で国(厚生労働省)に承認されている薬は一つしかなく(一般名:フルボキサミン)、

 患者さんの症状により抗うつ薬抗不安薬なども治療で用いられています

 現在、SADという病名で承認を受けるために進められている治験(国から薬として承認を受けるための臨床試験のことです)もあります

 

認知行動療法

 認知行動療法は薬物療法より歴史が長く、精神療法の中でも重要と考えられている治療法ですが、日本ではあまり知られていません。

 認知行動療法では、エクスポージャーソーシャルスキルトレーニング社会技術訓練)などの方法を用いて、

 実際に恐怖を感じる場面に直面したときに感じる不安感を自分自身コントロールできるようにします。

 薬物療法と違い、副作用が少ないのが利点ですが、患者さん自身もかなり努力しなければなりません。

 そのため、認知行動療法では、問題点を順番に洗い出していき、解決できそうな問題患者さん自身も大きな不安と感じないような小さな問題から

 順番に解決していくという方法がとられます

 

 

社会不安障害(SAD)の診断

SADの診断基準には、米国精神医学会編「精神疾患の(strikethrough: 分類と診断の手引)診断・統計マニュアルDSM-Ⅳ」、

WHO編「精神および行動の障害ICD-10 などいくつかあります

例として、前者の基準をいくつか示してみます

  • よく知らない人と交流する、他人の注目を浴びるといった、1つまたはそれ以上の状況において顕著で持続的な恐怖を感じ、
    自分が恥をかいたり、不安症状を示したりするのではないかと恐れる。
  • 恐れている社会的状況にさらされると、ほぼ必ず不安を生じる。
  • 自分の恐怖が過剰であり、また、不合理であることに気づいている。
  • 予期不安回避行動、苦痛により、社会生活障害される。または、その恐怖のために著しく悩む。

 

18才以下の場合は、罹病期間が6ヶ月以上である

罹患(りかん)期間:症状が出始めてから現在に至るまでの期間のことです。

 

e治験.com

http://e-chiken.com/shikkan/shinryo/sad/

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