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2024-03-16

いい加減、為替先物で勝ちたい

いくつかプランがある

 

一つはファンダ、米利下げに乗っかる

去年は乗れなかった、去年って利下げしてないしノリで下げただけなんだよね、乗れんわそんなん

今149円戻ってきてくれてよかった、このまま上げ続ける可能性もあるけど、どっかで巻き戻るだろうからS目線継続しとくだけで勝率上がると思う

 

米国が利下げしたら、2、3ヶ月待って今度はユーロ円、ポンド円のショートチャンスが来る

ECBFRBの後に利下げすることが多いか

 

イールドが解消したら少しずつS&P500、ダウ、ナスを売りたい

あと欧州株も上がりすぎだから気になる

日経平均わからん、やるかやらぬか、あまり増やしたくはないから2、3種くらいにする

 

あとゴールドを少しずつ買っとく、ドル建てで

 

株がいい感じに下がったら少しずつ買いたい

今回どのくらいの深さかが分からないけど、ピーから25%落ちたら買う感じで

 

ドル円は定期的に大きくリバるだろうから、S入れつつ上がりそうなら両建て短期Lしたい

最悪150円戻っても死なないように

 

あとたくさん作ったオリジナルインジケーターのうち

収束からバンドウォーク発散がいい感じだったので、使っていきたい

 

こんなところかなあ2025年まで

目指せ無理せず100倍

2024-02-14

anond:20240214135908

JIS X 0208だろ分かるわ

本当はJIS X 0213にしたいけど後方互換性がな

メートルキロ法とインチポンド法の混在が悪なように、文字集合の混在も悪や

2024-01-25

anond:20240125094019

そう思って足とか尻の肉1ポンドかと思ってたら胸の肉を請求されるんだよ

2024-01-11

富士通巻き込まれ事故で草

今回のイギリス郵便事業冤罪殺人事件富士通システム不具合が原因ってことが報道されてるけど

実際に1996年契約を結んだのはICL Pathway Limited(後のFUJITSU SERVICES (PATHWAY) LIMITED)なんだよね。開発もICLが行ってる。

ICLは1998年富士通が株を100%取得して2002年社名変更してる。

 

で、ICLの開発はハチャメチャにドンづまって社会問題になるレベルだった。

 

以下、2000年に現地で書かれた記事日本語訳引用

1996 年 5 月: ICL が IBM および Unisys や Barclays を含むコンソーシアムとの競争に打ち勝ちました。福利厚生システムを最新化し、18,500の郵便局自動化する10ポンド契約を締結

 

1997 年 2 月: ICL、郵便局給付金庁が改訂された時刻表合意

 

1997年8月: DSS大臣らは財務省に対し、遅延について「非常に懸念している」と語った。

 

1997 年 9 月: PA Consulting は、「一貫した慢性的納期の遅れ」を受けてプロジェクト見直しを依頼されました。

 

1998 年 1 月:貿易産業委員会は遅れを懸念

 

1998 年 3 月:閣僚は、エイドリアン・モンタギュー率いるプロジェクトに関する第 2 回独立報告書要求

 

1998 年 4 月:貿易産業省は問題否定し、試験が「無事完了すれば」「全国展開は 1999 年 4 月に開始され、2000 年末までに完了するだろう」と述べた。郵便局回線管理を引き継ぐ

 

1998 年 7 月: PA Consulting の調査結果を裏付けるモンタギュー委員会報告書。同プロジェクトは、2001年末までにプロジェクト完了できる可能性があるとしている。しかし、管理改善と「不確実なコスト」がないわけではない。

 

1998 年 9 月:独占・合併委員会副委員長であるグラハム・コーベットトラブルシューターに任命される。彼は3回目の報告書作成するよう命じられた

 

1998 年 10 月:システムライブトライアルの期限が過ぎた

 

1998 年 11 月: DTI 国務長官ピーターマンデルソン、遅れを認める。同氏は「期限は守られると確信している」と語った。

 

1998 年 12 月:郵便局窓口と ICL は、双方が損失を分担する形でプロジェクトの再構築に合意しました。政府はモンタギュー報告書調査結果と矛盾するとして協定を阻止した。イアン・マッカートニー大臣通商産業特別委員会に対し、磁気ストリップカードプロジェクトは「郵便局の将来にとって非常に重要である」と語った。

 

1999 年 1 月から 5 月: ICL はプロジェクトの開発を続けます給付庁は政府に対し、自動口座振替に直接移行したいと伝えています財務当局者が代替案を検討

 

1999 年 5 月 25 日:スティーブバイヤーズは、2003 年から銀行を通じて給付金を支払うことを支持し、支払いカード制度の終了を発表しました。ICL は新しい主任契約署名しました。改訂された計画の一環として、ICL は安全スマートカード対応電子小売プラットフォームをすべての郵便局提供します。かつてPathwayの顧客だった福利厚生局は契約を完全に打ち切られる

 

1999年9月:コモンズ委員会報告書は、プロジェクトが「最初から失敗した」と結論付け、間違いのカタログを列挙した。

 

これさ、1999年福利厚生局はもう間に合わん、もう知らんつってICLのシステムから完全撤退してんだよね。

まさかこんなことになるとは思わんかっただろうけど、今頃撤退決めた奴、めっちゃドヤってんだろうなw

2023-12-27

イギリスロンドン物価はそんなにやばいのか?

https://www3.nhk.or.jp/news/special/international_news_navi/articles/feature/2023/12/26/36861.html

 

調べてみたけど

家賃けが飛び抜けて高い感じがする

他の生活コストは「東京より少し高いかな」くらい

以外だったのは人件費がかかりそうなもの商品なんかも東京と大差ない感じがすること

 

まりロンドン市民家賃だけで逼迫している

逆に言えば持ち家の人は結構余裕ある暮らしができてそうとも思った

 

一人暮らしほとんどシェアルームが前提になっていて

700ポンド為替によるが10万〜12万程度)になっていた

 

しろシェアルーム前提になってるから高いのでは?という気もする

 

イギリスの一人あたりgdpは4.5万ドルあたり

最低賃金10.5ポンド為替によるが1350〜1900円)

と考えると、「シェアルームを使うのなら東京に住むのと感覚は大差ない」と思った

地方分からん

 

いうて日本シェアハウスは成長して言ってるから似た状況ではあると思う

日本は1人用うさぎ小屋物件が多いか事情が違うのかもしれない

向こうは古い物件が多いしね

 

____

 

Youtubeとかで調べると大体のこういう話が「メディアが言うほどではない」から

あいつらの言う事を割り引いて見ないとダメだね

物価についてはYoutube見れば現地の人が発信してるから

2023-12-05

anond:20231205102830

まず大体に於て、人間空想も、一九四五年八月六日のバクダン以前までは、科学とトコトンのところまで、行っていた。

我々の祖先無限空想力といえども、その魔法神通力忍術のすべてをあげて、八月六日のバクダンを夢みてはいないのである

夢みることができなかったのだ。

このバクダンに至って、そのエネルギーは、ついに空想ハミダシ、空想限界を超えてしまったのである

筑紫なる梅のオトドが雷となって落ちたところで、せいぜい千ポンドバクダンぐらいのことだろう。

筑紫一国、山の狸も、池のミミズに至るまで、ピカドンという一瞬に焼けてなくなるなどゝは、誰一人、夢想することも出来なかった。

空想限界を超えるに至っては、これはもはや人間のものではなく、まさしく悪魔の兇器である

それのもたらす被害は、当然利益よりも甚大であり、今日まで戦争がもたらした効能も、

この悪魔バクダン以後は、ついに被害を上廻ることは出来ないであろう。

戦争論 坂口安吾

https://www.aozora.gr.jp/cards/001095/files/43143_31893.html

2023-11-30

英語をいちいち頭の中で日本語翻訳しなくても読み聞きできるようになってきたけどさ、

数字だけはいまだに日本語日本円に変換しないとピンと来ないわ。

$10 billion という字面を見て、

まず billion10であることを認識して、

さら10 billion100億になることを認識して、

ドルから 1000億、1兆、と2桁追加して、

為替に応じて 1.5兆円 と換算して、

やっと感覚を合わせることができる。

まぁ、為替についてはヤードポンドとかも同じでしゃーないんだけど、thousand million billion trillion を、千万億兆が頭によぎりもせず感覚で捉えられるようになるのは、相当難しそう。

2023-11-07

フルリモート仕事してもうすぐ3年たつ

コロナきっかけにUKスタートアップjoinした。

事前に聞いた話では、UKITはだいたい年収相場10ポンド前後ですねと言われてたので、日本に住んで外国給料稼げるのめっちゃ得やんけ!と思ってた。

でもいざ内定もらって交渉してみると、住んでる地域ごとに適切な年収になるよう割合減らされるんだな。税金の都合上どの企業もそうっぽい。

UK給与を1.0倍とすると、USは1.118-1.125倍あたりだし、日本は0.8-0.9倍あたり。

日本円で1500万なので高いと思うかもしれないが、海外joinすると健保年金といった社会保障は属地の契約になるため実際はしょぼい。

日本でJTC1000万のほうが生涯獲得賃金期待値は高い。まぁこっちはESO握れるだけ上場ゴールの夢があるけど、株なんてJTCでもできるしね。

意外と働いてみなきゃわからんもんだね~

2023-10-08

anond:20231008161235

なんで日本は持ってて、その辺の弱小国は持ってないのか

どこが権利認定してるのか

これは国による。

ユーロ国はEU設立時に共通通貨にすれば戦争を防げるという理屈に基づいて通貨発行権をヨーロッパ中央銀行に移乗したし(イギリス通貨発行権放棄するのはやばいと気づいていてポンド使用し続けたが)、フランスの旧植民地諸国独立と引き換えに通貨発行権放棄を迫られたし、ジンバブエ自国通貨価値の貯蔵手段として機能しなくなったので法定通貨外国通貨に設定せざるを得なくなり実質的通貨発行権を放棄したし、通貨発行権の有無の事情は国の歴史的経緯によって異なる。

通貨発行権自体条約での縛りとかないならその国々が自由独自通貨発行するかどうか決めればいいだけだが、実際にそれが通貨として機能するかというとそれはまた別の話になる。通貨通貨として機能させるために金本位制だったりドルペッグ制だったりを導入して他の既に価値があると見なされてるものと紐つけたりする。

ちなみにMMT的には”租税貨幣駆動する”とか言って、税金を取ることで税という強制的使用目的を作ることで通貨通貨たらしめている、というような説明をしたりする。

MMTに寄ってる人の中でもこの部分はわりと意見が別れたりする。個人的にも通貨導入時に有効手段なのは理解出来るが、税金を取らなくなればその通貨通貨として機能しなくなるという主張は超長期で見ればその可能性もあると思えるが中長期でみればそうなる可能性はないだろう、という意見(ここでの長期とかは相対的抽象化した言い回しで具体的に何年でとかの期間は考えてない)。

2023-10-05

anond:20231005213944

ポンドでも使う。あとkとKの意味の違いはあくまでも国際単位系での話でしょ。(え? 35K円も国際単位系?)

2023-09-30

良いハンターってのは生き物に好かれちまうんだ

ハンターになりたい。

ハンターになって念能力を会得して、カッコよく生きたい。

しかし、職業ハンターと言い張るには、ハントで生計を立てないといけないのである

果たして生活は成り立つのか、調べてみた。

生物金額補足
ハブ3000円奄美大島
ヒグマ10000円狩猟免許必要
ツチノコ100万~1000万円自治体で賞金額はまちまち
八田與一800万円有力情報のみでも可
カッパ1000万円仲良くなって同時出頭のみ
ネッシー100万ポンド(約1億8000万円)存在非存在証明だけで可
雪男ビッグフット200万ドル(約3億円)生死を問わず

捕獲難度と賞金額バランスから言うと、一番のねらい目はやはり八田與一一択ということにならざるをえない。

2023-09-27

2024年為替先物で確実に勝つ方法を考える

免責:私の生涯収支はマイナス

結論ドル円ショート11月12月くらいに。ただし10月ショート禁止

 

ドルについて

2023年末までにもう一回利上げを行う(確実)

2024年に1,2回の利下げを行う(ほぼ確実)

・利下げしないパターンインフレが収まらないケース

 → 現状の材料のみではインフレ収束するのも確実

・現状めちゃくちゃドル

 

2025年まではドルの動きが全てをコントロールする

円の動きもドル円に引っ張られそうだし

 

米株(ダウ、S&P500など)について

リセッションが起こると皆いってたが全然起きていない

・現状横、ドルが利下げすれば上昇が見込めるので最高値更新も見える

中国からの影響による下げ圧が気になる

 

円について

・現状最大限円安

12月4月、秋あたりに、賃上げの上昇を見てゼロ金利解除と利上げを検討するみたいな話があった

・条件を開示していないが、これは円安懸念によるものと思われる(政府から要望?)

2024年に利上げする可能性は高め

 → 個人的には円安もあるのでやらざるを得ないと思う、米国利上げの翌年に日本が利上げをするのは過去の流れでも同様だった

ゼロ金利解除、利上げをしたら期待感から10円、20円のインパクトがあると予想される

・150円台あたりで日銀介入の可能性があるが、「介入期待」と「介入期待狩り」などの思惑でおかしな動きをする可能性が高い

 

日経平均について

ドル円が下がれば当然落ちる

・ダウに釣られて上がる可能性がある

・結果、フラフラしそう

 

ユーロポンドについて

連続で利上げをしてきたが、ここへ来て据え置きになりつつある

インフレ退治は米国ほど上手くいっていないため利下げしづらそうだが、方針の違いもあるため難しい

 → 例えばFRB絶対インフレ退治するマンになってるが、カナダなどはもう利上げをやめている

・なので正直読めない(言語的な壁もある)が、2024年末あたりからユーロポンドドル安になっていくのかなと思う

・対円は非常に難しい動きをすると思う

 

ゴールドについて

・正直分からない、今は三角収束しているが、ここ1年位のゴールドの動きは非常にフラフラしている

 

原油

・当然わからない

 

まとめ、考えられる作戦について

次の1,2年、材料が多少増えようが減ろうが、ドル円が下がるのは確実と言っていい

問題は「ピーはいつ、どこらへんか」と「マイナススワップをどうするか」となるので

それを解決してショートなら行けるんじゃないかと思う

具体的には160円を少し超えても耐えられるレバレッジで、あとは可能ならスワップの付かない方法でが良い

個人的には130円くらいまではいけるんじゃないか

 

不安材料としては、日銀Fedが頑固なパターンだな・・・

でも流石にある程度戻すしかなくないか

2023-09-26

万物黎明』は人類歴史を誤解している・続きの続きの続き

農業の到来

平等から階層へ、男女平等から著しい男女不平等への転換は、一般農業と関連しており、このことはグレーバーとウェングローにかなりの問題を突きつけている。彼らは選択に関心があるため、唯物論的な議論を避けたり、環境が人々の選択を条件づけ、制限する方法について考察したりすることに固執しているようだ。

農業は、約1万2千年前から世界の多くの場所独自発明された。狩猟採集民は食料を共有し、持てる以上のものを所有することはできなかった。しか農民たちは定住し、畑や作物に投資するようになった。そのため、一部の人々が自分の取り分以上の食料を手にする可能性が生まれた。

やがて、凶悪犯やいじめっ子集団が集まって領主になることもあった。窃盗や略奪、家賃小作料、労働力雇用税金、貢納、什分の一など、さまざまな方法でこれを行った。どのような形であれ、このような階級的不平等は常に組織的暴力依存していた。そしてこれこそが、ごく最近まで階級闘争が対象としてきたものなのだ

農民狩猟民族にはない弱者だった。彼らは自分土地、畑を開墾し灌漑するために費やした労働、そして作物の貯蔵に縛られていた。狩猟採集民は離れることができた。農民はそうではなかった。

しかし、グレイバーとウェングローは、農民が余剰を生産し、蓄えることができたからこそ、階級社会搾取国家、そして偶然にもジェンダーによる不平等可能になったのだという、この物語に立ち向かった。

フラナリーとマーカス

2012年考古学者のケント・フラナリージョイス・マーカスは『不平等創造』という素晴らしい本を出版した。彼らは、世界のさまざまな地域農業がどのように不平等をもたらしたかをたどっている。

しかし彼らは、その関連性は自動的に生じたものではないと主張する。農業階級可能にしたが、多くの農民平等主義の社会暮らしていた。農業発明階級発明の間のギャップは、数世紀単位で測られる場所もあれば、数千年単位で測られる場所もある。

フラナリーとマーカスはまた、地元凶悪犯や領主権力を掌握しても、後に打倒されることが多いことを、注意深い実例を通して示している。多くの町や都市では、エリート考古学的記録に現れ、その後何十年も姿を消し、また現れる。事実上階級闘争は決して止まらないのである[5]。

ジェームズ・C・スコットフラナリーとマーカスの壮大な比較研究は、人類学根本的に変えた1954年エドモンド・リーチの著書『ビルマ高地政治制度』や、アナーキスト政治学者であり人類学者でもあるジェームズ・C・スコットの研究において先取りされていた。[2009年、スコットは『統治されない技術』(An Anarchist History of Upland Southeast Asia)を出版した。同書は数世紀にわたる東南アジア全域を対象としている。

スコットは、平原王国の稲作農民の多くが丘陵地帯に逃亡したことに関心を寄せている。彼らはそこで、「焼畑」移動耕作者の新たな民族集団として再出発した。彼らの中には、より小さな階級社会を作り上げた者もいれば、階級を持たずに生活した者もいた。そのすべてが、下の王国国家からの絶え間ない奴隷化軍事的襲撃に抵抗しなければならなかった。

技術

ある意味では、グレイバーとウェングローはリーチ、スコット、フラナリー、マーカス仕事を土台にしている。ウェングローは結局のところ、フラナリーとマーカスが要約している考古学の変化の一端を担っている。そして『万物黎明』には、スコットの影響が随所に見られる。

しかし、グレイバーとウェングローは、一方では技術環境と、他方では経済的政治的変化との間にある、他の著者たちの結びつきを好まない。

フラナリー、マーカス、スコットの3人は、テクノロジー環境が変化を決定するのではない、と注意深く述べている。それらは変化を可能にする。同様に、穀物農業発明自動的階級格差国家をもたらしたわけではない。しかし、それがそうした変化を可能にしたのである

階級関係階級闘争技術環境の変化は、階級闘争の舞台を設定した。そして、その階級闘争の結果が、平等と不平等のどちらが勝利するかを決定した。グレーバーとウェングローはこの重要な点を無視している。その代わりに、彼らは常に、そのような変化を即座に必然的ものとする段階論の粗雑な形式問題にしている。

この生態学思考に対するアレルギーが、彼らが人類進化に関する新しい文献を扱おうとしない背景の一つであろう。

これらの文献はすべて、人類となった動物たちが、自分たちの住む環境自分たちの身体、競合する捕食者、自分たちが発明できる技術生計を立てる方法に対して、どのように社会適応を築いたか理解しようとするものである。偶然にも、彼らはその生態系と状況に対処するために平等主義的な社会を築いた。それは必然的な結果ではなかった。しかし、それは適応だったのだ。

一方、グレーバーとウェングローは唯物論者ではない。彼らにとって、生態系技術について考えることは、彼らが望む選択革命不可能にする恐れがある。例えば、古代メソポタミアに関するスコットの本が、特に穀物農業が不平等をもたらした物質的な理由を強調しているため、彼らが満足していないのはこのためである

これは些細な問題ではない。私たちが今直面している気候危機は、人類が新しい技術と新しい環境適応するために、社会をどのように変えていくかという問題を浮き彫りにしている。平等人類存続のための政治は、今や深遠なまでに唯物論的でなければならない。

ジェンダーの不在

グレーバーとウェングローが環境人間存在物質的基盤にほとんど関心がないことは、これまで見てきたとおりである

同じように、彼らは階級という概念や、階級関係階級闘争についての議論ほとんど宗教的に避けている。グレーバーは確かに、そしておそらくウェングローも、階級関係階級闘争について理解している。彼らは、階級が何をするのか、そして実際、自分がどの階級人間なのかを知っているが、階級関係社会変革の原動力として扱うことはできないし、また扱おうともしない。

これと同様に目を引くのは、グレーバーとウェングローがジェンダー社会的構築に対して関心を示さないことである。彼らはミノア・クレタ島における母系制のほぼバコフェンを再現する一方で、女性は養育者であり、男性はいじめっ子であるという家父長制的なステレオタイプ散見する。

平等は常に私たちとともにあったというのが彼らの主張であるため、グレーバーとウェングローは、人類性別による不平等起源についてほとんど何も語っていない。

男女関係進化については、基本的に3つの学派がある。まず、進化心理学者たちであるが、彼らの主張は非常に保守的であるジャレド・ダイアモンドナポレオン・シャグノン、スティーブン・ピンカーは、不平等暴力競争人間の本性の基本であると主張する。彼らは、男性進化によって他の男性競争するようにプログラムされているため、強い者が女性支配し、より多くの子どもをもうけることができるからだと言う。これは残念なことであり、幸いにも西洋文明はそのような原始的感情部分的に手なずけてきたとピンカーは言う。

偉大な生物学者であり、トランス活動家であるジョーン・ラフガーデンは、こうした考えを『薄く偽装されたレイプ物語』と正しく表現している。このような議論は実に忌まわしいものであり、そのためだけにグレーバーやウェングローが否定したのは間違いない。

非常に長い間、フェミニスト人類学者の間では、第二の学派の考え方が支配的であった。この学派もまた、女性男性の間の差異本質化し、女性男性の間に何らかの不平等があることをあらゆる社会で当然のこととして受け入れていた。

私たちが支持するのは第3の選択である歴史学人類学考古学の記録に顕著な特徴がある。人々が経済的政治的に平等社会暮らしていたほとんどの場合女性男性平等であった。また、経済的に不平等階級社会存在したところでは、そこでも男性女性支配していた。

私たちにつきまとう疑問はこうだ:なぜなのか?

グレーバーとウェングローはこの問いに取り組んでいない。彼らは性差別について何の説明もしないし、男女関係がどのように、あるいはなぜ変化するのかにも関心がない。しかし、彼らは性差別主義者ではない。彼らは何度も女性抑圧の事例に触れているが、それは一過性のものである。彼らの関心事の中心にはないのだ。だから私たちには印象的な一致に見えるが、彼らにとっては蜃気楼なのだ

複雑な採集

グレイバーとウェングローの説明重要な部分は、農耕と階級的不平等、そして国家の出現との関連を軽視しようとする決意のもと、階級的不平等戦争さらには奴隷制さえも存在した狩猟採集民のグループに焦点を当てている。考古学者は彼らを「複合狩猟採集民」あるいは「複合採集民」と呼んでいる。

レバーとウェングローは、先史時代の人々が無国籍平等主義的であったか暴力的で不平等であったかのどちらかであったという証拠として、これらの人々を取り上げている。それは証拠が示すところとは違う。[7]

典型的な例は、フランツボースによって研究されたクワキウトル族と、カナダ西海岸コロンビア川フレイザー川の近隣の人々である。この川と海岸では、莫大な数のサケ遡上していた。限られた数の隘路や漁場を支配する者は、莫大な余剰を蓄えることができた。コロンビア川のギャレスがその一例だ。少人数で10ポンドサケを獲ることができた日もあった。

それは例外的なことだった。場所によって差はあった。しかし、沿岸部河川全域にわたって、サケ資源豊富であればあるほど、考古学や文献記録には階級間の不平等が表れている。富の不平等はしばしば極端であった。また、これらの人々は複雑な軍事技術を持っており、大勢戦士を乗せ、数人で何カ月もかけて作るような大きなカヌーを使っていた。

事実上農民田畑に囚われていたように、これらの人々は漁場に囚われていた。そして農民と同じように、サケ漁師たちにとって貯蔵は不可欠だった。考古学上の記録を遥かに遡ると、彼らの骨や歯を調べると、年間の食生活の40%から60%がサケからもたらされていたことがわかる。サケは数週間しか獲れないので、その食生活の大半は乾燥サケによるものだったに違いない。

農民と同じように、環境的制約と新技術階級社会可能性を開いていたのだ。こうした過程は、『万物黎明』にはまったく見られない。そのかわりに、50年前の学部生がクワキウトル族について語った、浪費的で貪欲ポトラッチ饗宴の民という、お決まり説明がなされている。この説明は、その後の膨大な研究成果を無視している。

天然痘梅毒人口の6分の5を失い、金鉱探鉱者によって征服され、そして蹂躙され、最終的にはカナダ政府によってポトラッチの宴が禁止された人々の中で、あの無秩序な宴は、権力にしがみつこうと必死だった支配階級によって管理された伝統的な生活の祭典であったことが、今ではわかっている。深い物質的な悲劇が、非合理的茶番劇として語られている[8]。

西海岸漁民けが「複雑な採集者」だったわけではない。世界中には他にも例がある。しかし、それがいかに少ないかは注目に値する。さら考古学者たちは、現在より7,000年前より古いものひとつも見つかっておらず、14,000年前より前に戦争があった証拠もない。

複雑な採集民の数が少なく、その起源が新しいのは、技術問題かもしれない。確かにカリフォルニア沿岸のチュマシュ族が不平等戦争を発展させたのは、紀元600年以前に大型の外洋用板カヌーの建造を習得してからである

彼らは「複合型採集民」の第三の例として、フロリダ南部カルーサ族を選んでいる。ある意味では、これらもまた、支配的な首長戦士階級格差奴隷制度、高価な戦争カヌー、海の哺乳類、ワニ、大型魚の漁業依存する漁民であった。

グレーバーとウェングローは、カルサ人を「非農耕民族」と表現している。しかし、彼らが認めているように、カルサの漁民もっと大きな政治の中で支配的なグループであった。他のすべての集団は農耕民であり、カルサ人の支配者に大量の食料、金、奴隷にされたヨーロッパ人アフリカ人捕虜を貢納していた。その食料によって、カルサ族のエリートたち、そして300人のフルタイム戦士たちは働かずに生活することができた[10]。

続き→https://anond.hatelabo.jp/20230926143955

2023-09-25

anond:20230925200829

1880年 アメリカ 安くておいしい改良型のマーガリンが開発される

 ↓

乳製品業界「にせバター死ね規制しろ税金かけろ!」

農業「せ、せやな・・・よくないな・・・

 ↓

政府マーガリン1ポンドにつき2セントマーガリン税を導入するわ」

政府「あとマーガリンの卸と小売を認可制とし、認可料が徴収するわ」

乳製品業界「ざまあ!」

お客さん「マーガリンください」

 ↓

政府マーガリンバターと同じ値段で売ること、安売りしちゃダメ

乳製品業界「ざまあ!」

お客さん「マーガリンください」

 ↓

マーガリン屋「これから国産アメリカ産)の植物油を使うよ!油売って!」

綿花農家「ありがてえwww」

大豆農家「ありがてえwww」

 ↓

農業マーガリンいいやつだったわ 誤解してたわ」

政府酪農大事だけど、もうマーガリン差別をやめざるをえないわ」

乳製品業界・・・

 ↓

医者「正直、バター心臓ぶっ壊す毒です。マーガリンのほうがマシ。」

乳製品業界・・・

 ↓

医者トランス脂肪酸っていうのもある」

乳製品業界「っしゃああああああああマーガリンは毒!マーガリンは毒!プラスチック!」

 ↓

マーガリン屋「製法変えてトランス脂肪酸減らしたよ」

お客さん「マーガリンください」

http://harugaga.blog.jp/archives/24492652.html

2023-09-17

欧米肥満に関するドキュメンタリーにはまってる

アメリカでは今や成人の40%が肥満、それも100kg級や200kg級ゴロゴロいる(日本先進国最低の4%)。

アメリカを蝕む肥満世界を覗いてみよう。

英語動画やけど、字幕をオンにして「⚙(設定)」→「字幕」→「自動翻訳」→「日本語」にすればワイらガリガリジャップでも安心やで。

USA's Obesity Epidemic: Heart Attack Grills, Fat Camps and Plus-Size Beauty Pageants | Documentary

https://www.youtube.com/watch?v=bm-6_0xiQNc

米国肥満流行デブ御用達の超高カロリーレストランHeart Attack Grills、ボディ・ポジティブ運動についてのドキュメンタリー

This Women Weighs OVER 620 POUNDS! | America's Fattest City | Curious

https://www.youtube.com/watch?v=toFrlaOWbDM

280kg超えの女性ドキュメンタリー

コメント欄の「かつて500ポンド超の人を拝むにはサーカスに行かねばなりませんでした。こん日ではウォルマートに行くだけで済みます」がじわじわ来る。

世界的なジャンクフード陰謀

https://www.youtube.com/watch?v=urLsbc2Xp_0

ジャンクフードは如何にして覇権を握ったかというドキュメンタリー

アメリカ人がここまで太ったのには複合的な理由がある。



ここまで肥満蔓延するともちろん社会問題になるのだが、

一方で肥満マジョリティになってきたことで

ボディ・ポジティブ運動という開き直りも盛んになってきていて目が離せない。

2023-09-07

ピートムのことかい増田だけど、ほかにたくさん肉くえるとこさがして南方で降りてTにいって安いほうの1ポンドたべてみたけど、多い肉というのはわかった

やっぱりネット検索してみつかったみたいに肉かってきて家で昆布茶まぶして焼くしかないのかなぁ

(あの甘味のような旨味は何だったんだろう…)

2023-08-10

[] 意外と富豪課税しろという声は当事者からもあったりなかったり

2017年の夏、ジェンマ・マクガフ(Gemma McGough)は失業していたが、英国の上位1%の富裕層の仲間入りを果たしたところでもあった。自らが経営する企業「Product Compliance Specialists」を売却し、大富豪になったため、二度と働かなくて済む境遇になった。

 

19年、マクガフは「Eleos Compliance」を創業し、透明性と社会環境配慮した企業に与えられる「B Corp認証」も取得した。彼女は新会社から給料を受け取ることにしたものの、収入の大半は投資債券賃貸不動産などの資産収入が占めるようになった。

 

すると突然、マクガフのもとに、節税のために法の抜け穴を利用する方法指南する不穏な文書複数会計士から山のように届いた。そこでマクガフは給与所得に課される税率と比べて、資産売却による所得に課される税率が低いのはなぜかなのか分析した。

 

マクガフはふたつの結論を得た。ひとつ英国税制不公平だということ。もうひとつは、自分もっと納税して社会に貢献できるはずだ、ということだった。

 

 

公平性常識を貫くための手段

富豪たちは激しい競争を勝ち抜いて富を手に入れたにもかかわらず、なぜ「富裕層課税せよ」と声を上げるのだろうか? マクガフは、自分は「経済的に困窮している」労働者階級出身なので、いまの資産で「もう十分」と思いがちなのかもしれないと語る。

 

マクガフは16歳で退学して最初仕事に就き、「ノートPC2台と連絡先のリスト1枚」だけで元夫とともに最初会社を立ち上げた。運とタイミングが功を奏し、マクガフのRFコンプライアンス企業成長産業の一端を担うほどになった。そして欧州連合EU出身労働者雇用できたこともマクガフの成功につながった。

 

Patriotic Millionairesのメンバーは、健康教育を受けた労働者人口を維持し、可処分所得がある中間層消費者の双方を支えるためには、富裕税が役立つという経済的根拠を示したいと考えている。裕福な実業家がより多くの税金を支払うことで、社会の安定性も高まるため、彼ら自身のためにもなると主張しているのだ。

 

だがマクガフは、経済格差が拡大し公共サービス劣化している時代に、公平性常識を貫くための手段として富裕税を捉えている。英国人の富裕層の1%は、最貧困層の70%が有する資産の合計よりも多くの資産保有している。「社会全体が機能不全に陥っていても関係なく暮らせる大金を、富裕層保有していることが問題だと思います」とマクガフは述べる。「国は、大富豪しかるべき税負担をしてもらうべきです」

 

富裕層自分たちへの増税を望む理由 | WIRED

https://wired.jp/article/millionaires-begging-governments-tax-wealth/

 

愛国大富豪』の英国支部最近設立され、現在30人のメンバーを擁するまでに成長している。このグループは、「極端な富の終焉を加速させる」ために税制見直しを求めている。

 

メンバーゲーリースティーブンソン(Gary Stevenson)(35歳)は、「税制労働者から基本的にすべてを所有し、税金を納めず、働かない超富裕層シフトする必要がある」と語った。

スティーブンソンはイーストロンドンのイルフォードの貧しい家庭に育ったが、シティバンクトップトレーダーとして数百万ポンドを稼ぐまでになった。

 

彼は、世界が「経済災害」に向かっているという強い信念を持っている。二度と働く必要がなかった彼は、2014年銀行退職し、低賃金と手の届かない住宅に反対するキャンペーンブログ「Wealth Economics」を立ち上げた。

大金持ちには基本的に何も課税されないこのシステムを何とかしない限り、この問題はどんどん悪化していく」と彼は言う。

愛国大富豪は、キャピタルゲイン税を所得税に合わせることを望んでいる。

 

グループはまた、360ポンド以上の資産家に対し、年率2%から始まる「小規模な」累進富裕税の導入を主張している。これは全メンバーに影響するという。また、相続税の「大幅な引き上げ」も提唱している。

これは、できるだけ多くの資金避難させようとする多くの大富豪にとっては忌まわしいものである

 

(中略)

 

もう一人のメンバージュリア・デイヴィス(Julia Davies)は、彼女設立したバックパック会社オスプレーヨーロッパ株式を売却し、数百万ドルを手にした。

 

50歳の元弁護士は、その金の一部を使って環境基金We Have The Power設立した。イングランド南海岸に2人の子供と住むデイヴィスは、昨年『愛国大富豪』に加わった。彼女は、現在税制は、余裕のない一般労働者を直撃していると語った。

パンデミックによって、社会で本当に重要なのは誰なのか、真のキーパーソンは誰なのかが浮き彫りになりました」と彼女は言う。

 

しかし、愛国大富豪が超富裕層を大量に勧誘する可能性はまだ低そうだ

Patriots who abhor extreme wealth or are they just potty? Meet the British millionaires who want to pay MORE tax

https://www.thisismoney.co.uk/money/markets/article-10554643/The-UK-millionaires-want-pay-tax.html

 

 

なお労働階級出身者の富豪女性富豪が声上げてることが多い感じがする

ディズニー相続人アビゲイルディズニー課税を求める声をあげていて女性だね

 

Millionaires ask to pay more tax | BBC

https://www.bbc.com/news/business-60053919

 

 

ある意味課税されて当然の大富豪はおいとくとして、自分自身はいくらあればお金は充分か?の問題、難しいよね

 

ワイくんは運良く日本人に生まれ、なんとなくIT仕事をしているため、給与を貰いすぎている人々のひとりな訳だが、

レールから外れた人生を歩んでるのと、人よりもできないことが多いのと、いろいろあって面倒見ないといけないものが多いのと、

なんとなくIT仕事してるだけで別に何ができる訳でもないので、そこそこお金は稼げるうちに稼いで溜め込んではおきたい

 

贅沢もしたい

また犬飼いたい。フラフラ生きとるから犬や自分自身や身内がどんな状況でも責任持てるか自信無くて飼えんのよな・・・

犬飼う程度の贅沢はしたいけど、週末を過ごすためのセカンドハウスってレベルの贅沢はいらないし理解もできない(目の保養ではある)

海外も行きたい。サンフランシスコニューヨークハワイの3つを2週間くらいで巡りたい

でも高級ホテルではなくていい。安全電気水でトラブル起きなそうならなんでもいい

(ハワイだけはリゾート地からかまぁ無理がない範囲でそれっぽいホテルに泊まれそうなら泊まりたい)

 

完全に不労で湧き出るお金が30万あったら30万で生活できるようにすべてをサイズダウンするけど、

そうじゃない場合はいくらで満足出来るかはなかなか難しい話やね・・・

2023-07-23

anond:20230723161628

ボウリングラインからピンまで18m

砲丸投げ世界記録が23m56

この砲丸は16ポンドからボウリング場で一番重い球のレベル

大きさは違うから多少投げにくいかもしれんが、軽いのにすれば十分届くだろう

2023-07-12

anond:20230712110321

わず真顔になるパナマハットどんなもんだろうと検索すると、

UKの老舗 Lock and Co のモンテクリスティ £1,895.00

https://www.lockhatters.com/collections/men-panamas-hats/products/rollable-superfino-montecristi-panama

今の円ポンド為替相場だと30万円越え。

かに真顔になる。

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