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2024-01-25

anond:20240125214431

そんな0100でとらえなくてもというか増田もだいぶ強めに受け取ってると思うけどなあ

大人が止めるほどひどい発言にも別に見えなかった…まあ私がそこまで彼女のことを知らないからかもしれんけど

彼女百戦錬磨45歳くらいのベテランアーティストだったら増田の言うこともわからなくもないけど

Adoさんはそれこそ「あいつはけなした、僕は怒った、それでこの一件はおしまい」のよくネットで見る言葉元ネタリアルタイムで知らないくらいの若い人でしょ

創作者やアーティストである以前にまだたくさん経験することがこれからある人間としてあのくらい感情が迸っても仕方ない醜い発言たくさん見たのかなって少しわかってあげてもいい気がする(若いファンの人びっくりするほど過激なこと書く人いるしね)

何か言えばすぐ大きな話になってアーティストとしての矜持や凡百の創作論みたいなものが(こっちから可視化できないけどたった一人の人間にいっぺんに何千何万分)ぶつけられるのネットって本当に不自由だと思うわ

彼女が何を言ったところで実際には増田が例に挙げたそれらすべての発言今日から全部しちゃだめです!にもならないし、はいわかりましたやめます!ともなるわけないんだし

言いたいやつは誰に言われたところで言うしそこまでの力はAdoさんにも誰にもないんだから

増田が箇条書きにして書いた最後のことが一番言いたかたことなんじゃないのかな

もしそうなら、で例に挙げてるようなことはだいぶ拡大しすぎて捉えてると思うよ

「これはよかった」「これはおもんなかった」を言うなとは全然書いてないと思うんだよね…受け取り方かなあ

まあ私も増田の言うような世界がいいと思ってる人間ではあるよ

からAdoさんもその中の一員ってことだと思ってる

Adoお気持ち表明内容に違和感を覚える(末尾に追記あり)

んだけど、私の考えは少数派かなと思うのでここに書く。(多数派攻撃されないかと怖いから)

事件概要としては、Adoが他の歌手コラボしたことについてSNS上で否定的リアクションがあったらしい。

具体的にどれのことなのかは分からなかったけど、Adoコラボ相手釣り合ってない(コラボ相手の方が格下?)から嫌だみたいな意見があったのかな。

それに対してAdoお気持ち表明していて、主張を要約すると概ね以下だった。原文はまあSNSを見に行ってもらえると。



まあ要するに、「マイナス意見SNSで言うんじゃあねーよ」って趣旨なのかなと思った。

言うにしても言い方考えろや、みたいなニュアンスというよりは「マイナス意見SNSで言うのは邪悪な人でなし」「言うな」という主張なのかなーという感じ。

気持ちは分かる。

せっかく楽しんでもらいたいと思ってやったことが楽しんで貰えなかったり、自分ならまだしもコラボ相手を悪く言われるのは辛いよな。

だけど、クリエイティブエンタメをやってる側が「マイナス意見は思っても言うな」っていうのはひどく身勝手だなーって思っちゃったんだよな。

わざわざリプライして攻撃するとか、これみよがしな当てつけとか罵詈雑言はさすがにねーわと思うよ。

そういう明らか悪意でやってんのは限度超えてるけど、「あのひとは好きだけど今回のは残念だったわ」とかつぶやくのもダメなのか?

もしそうなら、FF14は好きだけどあのインフルエンサーは起用してほしくなかったわ、みたいなことを言うのもダメってことになるじゃん。

もしそうなら、パルワールドキャラクターデザインには本当に不愉快にさせられた、みたいなことを言うのもダメってことになるじゃん。

残念だった、嫌だった、期待外れだったみたいな感想を言うのは「想像力も優しさも配慮もない無神経」なんだろうか?

それに、クリエイティブを世の中に公開したときマイナスの反応が出ることを押さえつける、否定するのって提供側としてあるべき姿なのか?

クリエイティブやってれば思ったとおりに受け取ってもらえないことや、逆に迷惑に思われちゃうことだってよくあるじゃん

表にアウトプットを出す以上、そういう反応が出ることもひっくるめて覚悟キメる必要があるんじゃないかなーって思った。

さよなら絵梨でも主人公父親が言ってたじゃん。創作やってれば自分が傷ついちまうこともあるって。私はこの感覚価値観大事だなあって思うんだよな。(今回は創作自体というよりコラボについてではあるけれど)

なもんだからクリエイティブをやってる側が「私が正しい、お前たちが間違ってる、正せ」ってよう言えるなあって。

自由意見配慮に欠けた言葉として区別して、攻撃された傷ついた、傷つけた人間は悪、ってドツボにハマってるのはAdoの方なのではと思ったりした。

あいつはけなした、僕は怒った、それでこの一件はおしまい」とか、畜生ムカつくなあ今に見てろ、みたいなマインド大事というか。

「私は嫌だからブロックする」っていうのと「こんなやつはブロックされて当然の人でなしだからブロックする正しさが私にはある」ってのは全然違うというか。

もちろん何を言われても我慢するべきって言いたいわけじゃないよ。中には行き過ぎた、腹に据えかねるコメントもあったんだと思うよ。

なら「こういうのはやり過ぎ」って話を限定するなりがよかったんじゃないかなあ。

あのお気持ち表明に周りの大人もだれもフォローしなかったのか? って思った。

もし本当に「SNSマイナス意見を言うのは悪」「マイナス意見がない状態があるべき正しい姿だ」って思ってるんだとしたらかなりヤバいし怖いな、って思った。

世の中の風潮としても、マイナス意見絶対悪みたいな流れがある気がしてよけいに怖さを感じるんだよな。

私は「これはよかった」「これはおもんなかった」みたいな色んな意見が言える世の中がいいよ。

まあそんな感じ。

追記

気がついたらトラバブクマがたくさんついていた。色々な意見・反応をしてくれてありがとう、たぶん全部読ませてもらった。

中にはちゃんと読んでから書いたのか疑問なものとか、私がうまく伝えられなくてすまないと思うものとか、あるいは当てこすりだったり暴言だったりするなーとか思うものもあったけど、なるほどと思うようなものやそういう見方もあるんだなと膝を打つようなものもたくさんあった。

なんにせよ、疑問だなあと思って書いたものに素直に反応してもらえるのは本当にありがたいし、全員に感謝したい。

もらった反応のうちいくつかピックアップしてコメントしたいなと思う。せっかく書いてもらったのに全部に反応できなくてごめん。

あの文は

A「公開アカウントコラボについてマイナス意見を言う人間否定している」

B 「公開アカウントコラボについて暴言を言う人間否定している」

C「公開アカウント引用rtリプライDMなど本人に届けるかたちでコラボについてマイナス意見を言う人間否定している」

D「公開アカウント引用rtリプライDMなど本人に届けるかたちでコラボについて暴言を言う人間否定している」

のどれかわからないのがモヤモヤさせる原因だと思う。

Dに対して彼が怒るのは真っ当。CとBもまあ理解できる。

ただこれがAに対しても怒っているとなるとそれはいかがなものだろうかと思ってしまう。

これは私の感覚に近いと思った。

Dはさすがにないだろと思うし、BやCも発言する前にちょっと考えたほうが良いんじゃないかと思う。

私はAも含意されてるのかなと感じて、だとしたらそれはとても恐ろしいことだと思った。

この意見は私の思ったことをよりクリアに指摘してくれたと思う、ありがとう

如何も何もアーティストエゴサを当たり前にしていてそれが周知されてる時代に、公開でツイートするのって結局暗に見せるためにやってるんじゃないの?

まともな奴はそこを大前提に鍵引用とかでネガっとるんや

別にadoだけでなく配慮して鍵でやってる奴らも、オープンにやってる奴らに対して「ああ攻撃するためにやってるんだなあ、鍵かけろやボケ」って思っとるぞ

法的に攻撃にあたるかではなく、ファンコミュニティにおけるマナー問題

これは一個前の引用についてたトラバ

「結局暗に見せるためにやってるんじゃないの?」には私は同意しないなあ。見せる意図なしにSNSに書き込むは普通にあると思う。

「まともな奴はそこを大前提に」っていうのも、何がまともかの線を引くにはちょっと勇み足領域じゃないかなあ。

もちろん、だからといって何でも言っていいわけじゃないよね。言葉遣いや書き方をよく考えるのは必要だと思う。

前提となるコンテクストひとつじゃなくて、前提が違うと受け取り方や判断が変わってくることもあるなと思った。ありがとう

お気持ち自由/好きすぎてコラボ相手を下手くそ呼ばわり、はコラボ相手を傷つけるから怒ったんだろう/大人目線だと「好きすぎて周囲を傷つけて回るファン」はショーバイ邪魔になるファンだとも言える笑

商売邪魔になるファン(と言っていいのか微妙だけど)を遠ざけるとか、ファン教育コントロールする意図っていう場合もあるんだね。

そういう発想はなかった。確かにそういう見方もあるかもしれない。ありがとう

否定的意見を書く自由もあるし、Adoファンを選ぶ自由もあるのでは。Adoに対して「どんなに不服でも不愉快でも客扱いしろ」と遠回しに要求している自覚はある?

「どんなに不服でも不愉快でも客扱いしろ」には私は同意しないな。

自分が嫌だから」客を選ぶのは自由だと思う。「こいつは排除していいやつだ」は違うかなと思った。

ファンの側も、出されたものに対して「これは嫌だった、面白くなかった」って言うのは(言い方はあるけど)自由だと思う。「これはダメものから引っ込めろ、やるな」は違うかなと思う。

お互い自由だよね、はそうだと思う。ありがとう

あれはニコ動とかでよく見た古のオタク仕草では。コラボさせていただいてるんだから私を理由相手方に迷惑をかけるなよ、っていう。//コンテンツ批判は良いがAdoを叩き棒にしてコラボ相手を殴るのはどうかと思う。

コラボ相手のことを悪く言うなよっていうのが動機として大きいんだろうなあとは思った。心情的にもビジネス的にも。

一方で、コラボコンテンツだとしてもプラスマイナスどちらの感想も出てくるものじゃないかなとも思う。言い方かなあ。

Adoの書いた内容は個別事例を起点としながらも一般論として述べちゃった(と私は感じた)点で齟齬が生じてるような気がしなくもない。

コラボって観点についても重要だなあと思った。ありがとう

そんな0100でとらえなくてもというか増田もだいぶ強めに受け取ってると思うけどなあ

大人が止めるほどひどい発言にも別に見えなかった…まあ私がそこまで彼女のことを知らないからかもしれんけど

彼女百戦錬磨45歳くらいのベテランアーティストだったら増田の言うこともわからなくもないけど

Adoさんはそれこそ「あいつはけなした、僕は怒った、それでこの一件はおしまい」のよくネットで見る言葉元ネタリアルタイムで知らないくらいの若い人でしょ

創作者やアーティストである以前にまだたくさん経験することがこれからある人間としてあのくらい感情が迸っても仕方ない醜い発言たくさん見たのかなって少しわかってあげてもいい気がする(若いファンの人びっくりするほど過激なこと書く人いるしね)

何か言えばすぐ大きな話になってアーティストとしての矜持や凡百の創作論みたいなものが(こっちから可視化できないけどたった一人の人間にいっぺんに何千何万分)ぶつけられるのネットって本当に不自由だと思うわ

彼女が何を言ったところで実際には増田が例に挙げたそれらすべての発言今日から全部しちゃだめです!にもならないし、はいわかりましたやめます!ともなるわけないんだし

言いたいやつは誰に言われたところで言うしそこまでの力はAdoさんにも誰にもないんだから

増田が箇条書きにして書いた最後のことが一番言いたかたことなんじゃないのかな

もしそうなら、で例に挙げてるようなことはだいぶ拡大しすぎて捉えてると思うよ

「これはよかった」「これはおもんなかった」を言うなとは全然書いてないと思うんだよね…受け取り方かなあ

まあ私も増田の言うような世界がいいと思ってる人間ではあるよ

からAdoさんもその中の一員ってことだと思ってる

増田が箇条書きにして書いた最後のことが一番言いたかたことなんじゃないのかな」っていう趣旨の反応をくれた人が結構いた。

私はAdo書き込みを「本来マイナス意見は言い方に関係なく言ってはいけないものだし、言う人間想像力も優しさも配慮もない無神経」って趣旨が含まれいるかなと思った。

言うにしても言い方考えろっていう観点については同意。そりゃあそうだよね。

同じような意見をくれた人は多かったけど、この意見は順序立ててあって書き方も丁寧だったかピックアップさせてもらった。ありがとう

コラボ相手に見えてしま場所」のレベルが個々人の受け取り方で違う

あと「配慮に欠けた言葉」も多分、一人一人で思ってるレベルが違う

Adoがどこを指してるか分からんが、自分

コラボ相手に見えてしま場所」→引用ポストAdoポストへの返信ぐらいのレベル(→コラボ相手エゴサまでして見に行ったら知らん)

配慮に欠けた言葉」→タヒねや引退しろレベル(→「私には合わなかった」「残念だった」レベルOK

ぐらいだと勝手想像してたよ

からお気持ち表明は「フンフン、そうだよね」って読んだ。

増田センシティブに受け取り過ぎでは?

もらった色々な意見を見ていて、これだろうなあと思った。

私は

コラボ相手に見えてしま場所」→パブリックに参照可能だけれど特にリプライはしていないSNSつぶやき

配慮に欠けた言葉」については、配慮というよりもマイナス意見全般について問題

って言ってるのかなと感じた。

書いてくれたもので例示されている内容に基準を置くと、わたしもフンフンそうだよねって思う。

この観点において、どう受け取るか、またどこにラインを引くか、が人それぞれで結構分かれるんだろうなと思った。

この意見趣旨が同じ意見もたくさん書いてもらっていたんだけど、観点を分類・例示してくれて理解やすかった。ありがとう

https://anond.hatelabo.jp/20240126111326

長文だから引用しきれないけど、上記トラバは後半ちょっと関係ないというか牽強付会議論かなとおもったけど、前半の「トキシックイエスマン」という概念を用いて困ったファンっているよな、という話をしているのが興味深かった。

ありがとう

お前みたいに率直な意見を「お気持ち表明」のように揶揄する奴の言葉遣いや態度が人を不快にさせるんだよ

SNSはそんな奴が大半だからAdoイライラした。ただ、それだけの話

お気持ち表明って揶揄なの!?

発言、くらいの意味普通に使うプラスでもマイナスでもない語彙かと思ってた。

ちょっと使われ方を調べてみたほうがいいのかな。ありがとう

2024-01-22

任天堂信者さん、お気持ち表明

はじめはい任天堂に訴えられるかなあ

とニヤニヤしていた信者さんたちだったが

パルワールドの勢いが止まら

法律方面で攻めることも難しい模様

信者さんたちはついにお気持ち表明で対抗するフェーズ突入した

たとえどれだけ面白くともこれほどまでにモラルのないゲーム非難され滅びなければならない、というのが僕の感覚。こんなん許されたら業界の終わりだよ。法的にやれるかどうかはともかく、ボロカスに言っていきたい

https://b.hatena.ne.jp/entry/4748169505421516879/comment/Oteu

Steam黒歴史になるし、日本の恥。早く消えて欲しい。

https://b.hatena.ne.jp/entry/4748169505421516879/comment/tomoyarn

おれの胡散臭レーダーが反応している。ポケモン云々レベルじゃない問題を抱えている予感がする

https://b.hatena.ne.jp/entry/4748169505421516879/comment/mogitatec

プレイ動画見た感じnot for me だったからやらない。デザインリスペクトしてればいいとかそういう問題だとは思わないので訴えられてもブー垂れないでほしい。

https://b.hatena.ne.jp/entry/4748169505421516879/comment/diesis

筆者ほどの強いお気持ちはないけど、たぶんこのあとゲームデータの解析からポケモンをパクった"証拠"をお出ししてくる人がいると思うので、そのときにどうこの制作会社が反応するかは見ておきたいなーと

https://b.hatena.ne.jp/entry/4748167414845172047/comment/lochtext

倫理観ぶっこわれた連中がいよいよゲームコンソール業界で結果出しちゃったことが問題若い世代はもうこういうの気にならないとなると、悪貨が良貨を駆逐していくんだろうね。

https://b.hatena.ne.jp/entry/4748167414845172047/comment/ucue

--------

追加

あくまで俺の個人的な購買行動の話をするならば、俺はこういう会社大嫌いだから買わないよ。法的に問題あるかは裁判やれば結論出るだろうし、やらなきゃ永久に答えは出ないよ。それと俺の購買行動は一切関係ないよ。

ttps://b.hatena.ne.jp/entry/4748167414845172047/comment/Falky

自分嫌悪感しかないな。モデル元のキャラが頭に浮かび続ける時点で気色悪く感じる。ゲーム性は面白いと思うし法的に正しいのだろう。ただポケモンIPは大きく呪詛としては残り続けると思う。

ttps://b.hatena.ne.jp/entry/4748167414845172047/comment/lifehackcat

前がゼルダパクリからな。ビジョン表現したいこともクリエータ矜持もないようなのが、マーケタイアップゲーム売っても碌なことにならん。「アイデア価値はない」を信じる無能が金使うとこうなる例

ttps://b.hatena.ne.jp/entry/4748167414845172047/comment/businessart

ものを作ったことがないために著作権似非著作権区別がつかない層に届くほど売れたんだなという感想

ttps://b.hatena.ne.jp/entry/4748167414845172047/comment/flont

擁護側の開き直りが酷いな。モラルのないゲームにはモラルのないユーザが付くというのがよくわかる。

ttps://b.hatena.ne.jp/entry/4748167414845172047/comment/tzt

2024-01-21

保身とかメンツのために金も力もない方を叩くマスコミムーブ、そこに矜持はない。影響力あるから社会にも大迷惑。くっそはらたつ

2024-01-16

anond:20240116192031

毎日新聞弱者を救うためなら何でもすると思うけど。

それくらいの覚悟がなきゃジャーナリズムなんてやってられないよ。

TBSも、文春も、沖縄タイムスも。

みんな矜持を持って報道してる。

2024-01-10

夫婦で乱パに出席したことがあるのだがそのときの妻の嫉妬の仕方が半端なかった

その乱パには、自分たち意志で参加したわけではない。

仕事上、最も重要ビジネスパーソンから誘いの声が掛かってしまったのだ。

断ってくれてもいいが、という前置きは枕詞意味合いしかなかった。

これは命令なのだ

でも拒絶するべきだ。

妻が他の男に抱かれている様子など見たら発狂する。

しかし、しかし断ればどうなるのか?

さなさな人間関係の中で築き上げた生業

そこに生きる私達夫婦。

断ればその世界から弾き出されることは間違いない。

二人に子供は居ない。

結婚11年目。

セックスレスではないが交渉は少ない。

年に2、3度ホテルに行く。

それだけだ。

から求められることはない。

常に私の方から

最低限の夫婦交渉がなければ、ふたり関係が消えてなくなるんじゃないか?と不安かられて。

普段の私の性欲処理は、自慰風俗か。

外に女をつくったことはない。

(見た目だけ)きらびやか世界に寄り集まる美しい人たちは多い。

その中から都合のいい女性を選べないわけでもない、と自惚れている。

しかし、結婚以来誓ってそんなことはしたことがない。

妻は私が外で遊ぶことを容認している。

というか、私に対しての興味が薄い。

関心がない。

ひょっとしたら、もう私に対して愛情がないのか?と思うこともある。

ただ商売をする上でお互いにお互いを補完しあうスキルが貴重すぎて手放せない、

夫婦というよりもビジネスパートナーと思っているのかもしれない。

そんな風に考えていた。

から乱パに行かなくてはならなくなったことも、

ビジネスとして仕方がないと最終的に割り切れてしまった。

妻が他の男に抱かれているところを想像するのは苦しい。

しかし、仕方がない。

これをしなければ商売は続けられないのだ。

それに今の生活を捨ててでも守るべき矜持などというものは、とっくの昔に捨て去ってしまっている。

妻も、もともとは生き馬の目を抜く業界営業第一線で働いていた女だ。

枕営業ひとつやふたつ、軽々と乗り越えてきたはずだ。

そして重要なことだが、一度参加すれば二度と三度と抜けれない蟻地獄のような誘いではなかった。

その乱パは参加人数は10人程度。

そのうちの半分はセクシービデオに出演している方々を高額の報酬で招いている。

主催者が見たいのは、素人女性が初めてプロ男優に責められて狂う様子とそれをみて苦しむ夫。

そして夫が自分より若くきれいかわいいセクシー女優とセックスするのを見て嫉妬に駆られる妻、

という構図だ。

から一度参加すれば、次回、また次回と参加を強制される性質のものではない。

なぜなら何度も参加して慣れることで夫婦感情の揺らぎがなくなるからだ。

主催者が見たいのは「セックス」ではなく「心のゆらめき」なのだ

パーティ都内の某所、邸宅というより要塞と呼ぶ方が相応しい分厚い塀に囲まれ建物の中で行われた。

参加者10人。

そのうち6人はセックスプロ(男女各3人)。

2人は素人(このパーティには常連の仕切り役の夫婦(今回私達がこのパーティに参加しなくてはならなくなったのはこの2人の誘いによる))、

そして残る2人が今回のメインである私達夫婦である

2024-01-09

anond:20240108235945

続き

苦情処理委員勧告

2022年4月県民からの申立を受けて、2023年8月30日苦情処理委員が県教委へ提出したもの

県民の申立についてと、これを受けて苦情処理委員調査に基づいて県教委へ勧告した内容が記されている。

平成13年勧告

勧告書には、平成13年度(2001年度)に同様の勧告があった経緯についても記載されている。

これに対する当時の県教委の報告書における「今後の方向性」は以下のものであった。

教育委員会としては、 将来にわたって共学化を進めていくという立場に立ちながらも、 本県の数少ない別学校は、 多くの県民の強い支持があること、 各学校主体性尊重する必要があることなから、 早期に共学化を実現するという結論には至らなかった。

女子差別撤廃条約とは

女子差別撤廃条約

https://www.mofa.go.jp/mofaj/gaiko/josi/index.html

女子差別撤廃条約は、男女の完全な平等の達成に貢献することを目的として、女子に対するあらゆる差別撤廃することを基本理念としています。具体的には、「女子に対する差別」を定義し、締約国に対し、政治的及び公的活動、並びに経済的及び社会的活動における差別撤廃のために適当措置をとることを求めています

条約は、1979年の第34回国連総会において採択され、1981年に発効しました。日本1985年に締結しました。

条約全文

https://www.gender.go.jp/international/int_kaigi/int_teppai/joyaku.html

勧告根拠としている箇所は以下。

10

締約国は,教育の分野において,女子に対して男子平等権利を確保することを目的として,特に,男女の平等を基礎として次のことを確保することを目的として,女子に対する差別撤廃するためのすべての適当措置をとる。

(c) すべての段階及びあらゆる形態教育における男女の役割についての定型化された概念撤廃を,この目的の達成を助長する男女共学その他の種類の教育奨励することにより,また,特に,教材用図書及び指導計画改訂すること並びに指導方法を調整することにより行うこと。

内容についての所感

勧告要旨の1点目について、確かに条文では男女共学奨励しているが、その目的は「教育の分野において,女子に対して男子平等権利を確保すること」とある

半世紀前の世界女子教育機会が限られていた時代の条文であり、県内外に共学別学さまざまな選択肢がある現代埼玉県において、この条文を根拠目的が達成されてないと主張するのは無理があるように思う。

勧告要旨の2点目について、管理職教職員の男女格差是正必要だが、共学化に結びつける論拠には乏しい。

男女別学との因果関係はあるかもしれないが、この目的で共学化を主張するのは論理が飛躍している。

他にも勧告の詳細では他県の状況などを列挙しているが、いずれも共学化の主張を補強するに足るものではないように思う。

市民団体「共学ネットさいたま」(清水はるみ代表

埼玉県高校の共学化を推進する団体

埼玉県男女共同参画推進センター主催するイベントに毎年出場しているらしい。

紹介文を見るに20年以上の歴史があるようだ。

第21回 With You さいたま フェスティバル出展参加団体紹介

https://www.pref.saitama.lg.jp/withyou/event/report/r4/21th_fes_dantai02.html#kyougaku

代表者氏名 清水はるみ 会員数 100人 所在地活動拠点) 鶴ヶ島市

2001年9月私たちは「埼玉県内のすべての公立高校男女共学に」をめざして、「共学ネットさいたま」を設立しました。

2000年3月に「埼玉県男女共同参画推進条例」が施行され、「男女混合名簿使用」と「別学校の共学化」を求める市民からの苦情申し立てがなされたのを契機に、共学化の運動を推進していく市民運動母体として、様々な活動に取り組んできました。


前述の平成13年勧告が契機だという。

WebサイトSNSアカウントなどは存在しないようで、どういう論拠をもって共学化を推進しているのかはわからなかった。

10月12日に提出したという要望書も見つからず、公開されていないと思われる。

団体名・代表者名で検索すると、ジェンダー平等の各種活動への賛同者として登場しており、苦情処理委員への申立者と同じ論拠で共学化を推進しているように見受けられる。

他に共学化推進の活動をする団体情報は見当たらなかった。

浦和高校同窓会意見書

12月1日大野知事日吉教育長に提出されたもの

7項目に渡って勧告書の問題を指摘し、主にダイバーシティ観点から別学の意義を主張している。

5番目の項目では勧告書の矛盾恣意性を指摘している。

女子別学を肯定するのか否定するのか、文脈が判然としない記述である

勧告書の共学化勧告は、私学にも向けられる内容であり、少なくとも触れられて然るべきである

しかし、本勧告書はこの点に目をつぶる。私立の別学までは関知しないという姿勢だろうが、首尾一貫しない主張に見える。

7番目の項目は簡潔に一文のみで、勧告書の無茶な主張を一蹴している。

最後に、埼玉県高校管理職教職員格差等については、県教育行政問題であり、今回の共学化とは趣旨を異にするものである

内容についての所感

勧告書の問題点を指摘し、別学の意義を理路整然と説明しており、おおむね納得できる内容に思える。

ただ部分的には根拠に疑問があり、特に6番目の項目はやや感情が先走っているようにも見受けられた。

別学出身者とりわけ男子は、社会に出ると、定型化された男女の役割という概念から抜け出せず、社会生活に支障を来す、あるいは四囲に悪影響を与える等、問題が生じるとでもいうのであろうか。もちろん、そのような調査結果などはなく、そのような実情にもないというのが一般人感覚であろう。

今日においてこそ、高校教育における別学の有用性が認められ、再評価されるべきである。別学の存在意義は誠に大きいものといわなければならない。

オンライン署名

12月20日に開始。発起人は浦和高校関係者在校生卒業生とそれらの保護者)有志とあり、県内の別学・共学の高校がずらりと参画メンバーに名を連ねている。

この署名趣旨は以下の2点のようだ。

現在1月8日)時点で1万5千を超える賛同者が集まっている。

Change.orgサイト内とX上で賛同者のコメントを見ることができるが、対象の別学在校生卒業生以外にも、共学出身者や県外出身者など広い層から賛同を得ているようだ。

内容についての所感

特に2点目の情報公開については強く賛同するところだ。

賛同者のコメントの多くは当事者および社会への影響を懸念するものであり、理知的ものであるように見える。

特に関係者以外からコメントは実感のこもった真摯ものが多く感じた。

一方で首を傾げるコメントもそこそこ見られるのが気になった。

勧告書の内容や経緯を誤認しているもの卒業生個人的な思い出のみを根拠感情的に反対を叫んでいるものなど。

中には何故かLGBTQやフェミニストを敵視・蔑視対立を露わにするものもあり、ナンバースクール出身品位矜持もないものかと残念に感じた。

そもそも議論の出発点や経緯が共有されてないようにも思えるので、署名説明勧告書と意見書リンクでもあればいいのにと感じた(今回私がこの記事を書くことになった動機)。

全体所感

勧告書の主張は根拠に乏しく、到底賛同を得られるものでないように思える。

しか勧告書が提出され議論俎上に載せられた以上、正しく議論が行われるべきである

浦和高校同窓会の提出した意見書、およびオンライン署名活動は意義あるものだと思う。

署名が受け入れられて議論が公になり、理性的で公正な判断がなされることを願うばかりだ。

また今回の運動は他県の共学化にも影響することとなりうるので、特に他県別学校関係者にも注視してもらいたいと思う。

2023-12-29

日本のメシを外国人観光客に食わせて日本アゲするyoutube動画見てると日本の衰退を感じる

こんなことでしか国民としての矜持を保てなくなってんのかみたいな感じの感情になるよね

anond:20231229022720

柿沢議員28日にも逮捕 江東区長選、買収疑い 東京地検

https://www.sankei.com/article/20231228-PIBNDSBNLNNIPH64N7BCII73QM/

https://twitter.com/aoi_mokei/status/1740150133449449942

この人、大の銀英伝ファンで、自分政治活動銀河帝国と戦うイゼルローン共和国ユリアン・ミンツであると称していたけど、最終的に自民党鞍替えした挙げ句のこの体たらく、完全にトリューニヒトである



維新の党柿沢未途幹事長 310kakizawa 、自分ユリアン・ミンツになぞらえる。

https://togetter.com/li/835398

柿沢未途 衆議院議員江東区東京15区自由民主党 @310kakizawa

自公320議席超の圧倒的勝利の中で、渡辺代表江田幹事長浅尾政調会長に続く小選挙区の4議席目、東京でたった1つの第三極の旗を江東区から高く掲げる事ができた。分かる人にしかからない例えで恐縮だが、ローエングラム王朝に対するイゼルローン共和国にも似た感慨がある。これからだ。

「イゼルローン柿沢」と言われ、毒喰らわば皿までの心境で書くが、銀英伝の終幕にさしかかりつつあるところでロイエンタールの反乱の章がある。帝国軍双璧のミッターマイヤーが討伐する切ない場面が展開する。その章の名がとても良い。「叛逆は英雄特権」。守りに生きない矜持を感じさせる。

ネット上で私の事をフェザーンだろうとか、いやアンドリュー・フォーク准将だとか、好き勝手に言っている人がいて、怒り心頭に発している。ふざけた事を言わないでほしい。この際、亜麻色に髪を染めてみようかと思うぐらいだ。それにしても銀英伝の読者は多いんだなあ。

2023-12-28

anond:20231227230954

政府が金を使って世論誘導しようとして、それに乗っかる矜持のない人間組織単位で現れる時代になった」

みたいな書き方をすれば賛同してもらえるよ。

「手先」とかマンガアニメ世界みたいな解像度で語るから陰謀扱いされちゃうんだよ。

2023-12-27

叔父に裏切られ、叔父を裏切った人生

少し自分語りになる。特定されぬ様少しフェイク入れる。


俺は叔父会社で働いていたんだが、俺には親が早くに亡くなり居らず、

叔父も実子が居ない為、何れは俺に後を継いで貰う、と常々言ってくれていた。

両親を亡くし孤独となった俺を親代わりに育ててくれた叔父を、父の様な存在だと思っていた。



会社の方で大きなプロジェクトに取り組む様になり、俺もそれなりの大役を任された。

もしこのプロジェクト成功すれば、名実共に俺を叔父の跡継ぎにしてくれると約束してくれた。


しか叔父は、良くも悪くも「実利」「効率」よりも

「(会社としての)体面、矜持」「社会的な意義」等を重視する人だった。

また、自身が一番働くタイプトップだった為、部下らにもハード労働を半ば悪気なく強いていた。

ブラック残業で部下が潰れて討ち死に状態になっても「(会社としての)大義の為ならば仕方が無い」というスタンスだった。

昔はそんな一本筋の通った叔父尊敬もしていたが、叔父懐刀となって働く内、段々疑問が芽生えてきた。

「本当にこれで良いのか?」と。

付いてくる同僚、部下達を、会社大義の為に使い潰して良いのかと。


疑問は確信に変わり、従来のやり方を革新する方向でどんどん仕事を進めて行った。

同僚、部下の配置は適材適所

競争相手である外資系企業は強引な商売をする事もあったが、

それを逆手に取り更にこちらが有利になる様に取引を進め、相手企業利益シェアを削り、こちら側のシェアを増やして行った。

人心掌握術、営業、切った張ったの駆け引き等、やれる事は時には強引に何でもやった。

そうして、ようやく自社がシェアに大きく食い込み、プロジェクトの成果も目に見えて上がってきた。


しかし、叔父は俺のやり方を認めず「邪道」「真っ当な道に反する」と反対した。

だが俺も、叔父が今まで切り捨てて来た部下の為にも、このプロジェクト成功させないと必死だった。

叔父との対立は激化していき、部下らにも知られる程ともなったが、とある相手企業との取引において、

相手企業の知り得た内部情報を上手く活用し、内部での混乱に乗じる形で取引を有利に進めた。

それが遂に叔父逆鱗に触れ、俺は後ろから撃たれる形で叔父会社を追い出された。


不幸中の幸い、俺に付いて来てくれる同僚・部下達もおり、

後で彼らと新たに集めた仲間で会社を立ち上げ、

叔父と時には対立、時には協力する形で、他社としてプロジェクトを進めて行った。

そして…叔父と、叔父会社の悲願だったプロジェクト成功したが、俺の強引なやり方のせいか

叔父の真っ当な仕事人としての名誉は穢れてしまった。叔父意気消沈し、自ら責任を取った。

結果的に、俺は叔父に引導を渡してしまった……



今は俺も会社を畳み、フリーランスの様な仕事で糊口をしのぎながら、

小さいながらもマイホーム趣味を細々としてささやかながら楽しく暮らしている。

元部下で、今も仲が良く俺なんかの世話を焼いてくれている女友達もおり、孤独でも無い。


しかし、今でも思う、もし俺が積極的に行動しなかったら、叔父主導のプロジェクトは失敗に終わり、会社悲惨な事になっていただろう。

叔父引退したが、会社は残り今でも残った者達だけで頑張っている。

だが、親父代わりだと本当に思っていた叔父を追い込み、叔父は息子だと思っていた俺に引導を渡された。

俺はこの先、何を思い生きていけば良いのか……

叔父への贖罪の為、自らも身を持ち崩すべきか。

それとも、細やかながらも家庭を持ち、静かに暮らしていけば良いのか。


こんな日は午前6時眠れなくて、朝方まで考えても、答えは出ない……

2023-12-16

ダセえファッションでいようとしてるところがある

流行りのファッション(これって冗語か?)、お洒落な格好、みたいなものに反感があって、俺は逆にお洒落度の下限、逆ファッションリーダーになるぞっつう気概を持って生きてる

こう思うようになったのは、大学時代友達が受けた講義教授が言っていたらしい言葉きっかけだ

ファッションに気を遣わないのでは、獣と同じですよ」 だいたいこういうニュアンス

ファッションに気を遣うのは人間だけ、人間らしさの大きな要素にファッションがある、そういう話だと思う

ぶっ殺すぞ

俺の実家で飼ってたネコは日がな一日自分身体をベロベロやって毛並みを整え、たまに毛玉を吐いていた

コイツ、おのれの身体を舐めて毛並みを整えるくらいしか娯楽がないのか?なんて矮小生命なんだ、と俺は思っていた

何に見せんのかもよくわからん(去勢されてたし…)のにずっと毛並みを気にしているネコの姿は、高校時代休み時間の半分くらいを男子トイレの鏡に向かって髪を整えるのに費やしていた長髪のヤンキーに通じるものがあった

ああファッションってネコの毛繕いと本質的に同じなんだな、というのが俺の至った結論で、俺はこの結論にけっこう満足していた

それがなんだ ファッション人間にのみ許された特権なんですゥ〜? フザけんなよ むしろ逆だっつうの

砂の城を築いて壊す、みてえなことをやってるほうがまだマシだ 万物の霊長としての矜持がすこしは感じられる

身体に巻く布の色や形を変えて喜んでるのは、ネコの毛繕いと同程度の営みで、魂のレベルが低い

Tシャツと短パンで出かけるべきなんだ すべての場所に 

冬は毎日同じダウンジャケットを着て、下に着るのは中学生の時から着てるダルダルトレーナー

それが人間らしく生きるってことだ

着飾りたい その気持ちに蓋をして、逆に着飾らないこと どうすれば一番着飾らないでいられるかを考える いや、考えない

なにも考えないってことなんだ

気候に合っていて肌に不快感のない服を着る それだけだ

あっでもこれ逆に快不快しか判断基準がない下等生物っぽさがあるな

やっぱ、考えましょう

どうやったら着飾らないでいられるかを考えるってことだ

これは、「着飾らないオレを見て!」とか「ありのまま自分評価してくれる人がいるハズ!」みたいな話ではない

逆だ

着飾らないことで、よりモテなくなる

繁殖本能の逆を行く 何の意味もなく逆を行く

そのまったく無意味営為を、確かな意志自我をもって完遂することで、ひとつ万物の霊長としての矜持を貫くことができる

俺はそう信じています

教育委員会最後に取り組んだ課題 <其の五>


(前part)

https://anond.hatelabo.jp/20231216182406

6.社会教育課の放逐

このトピック最後である。そんな不愉快出来事が、私が指導課長として勤めていた三年間ずっと続いた。多い時だと、週に二度も三度も、人間としてあまりレベルが低い言動を間近で見ることになった。これなら中学生の方がまだマシだと思えるほどの。

三年目のことだった。腹に据えかねた私は、教育長教育局長も交えての会議の折に、別件として提案したのだ。「社会教育課を本庁部局移管できませんか?」と。2人とも賛成のようだった。だが、案の方は当然ながら私の方で考え、提示する必要があった。

次の人事異動を見据えると、部局レベルの人事案は秋までに固まる。それまでになんとかする必要があった。時間の合間を縫って、休日にも出勤して、社会教育課を教委事務局から出すための方策を考えた。

本来、こんなことをしている時間はない。本当にやらないといけない教育行政上課題はいくつもあった。学校の統廃合案を考える必要があったし、文科省に上申すべき学校教育の新制度のこともあった。

そんな中、校内暴力という至急の案件が生じた。特に時間を食わされた。

あれは秋頃だった。全校集会の際、体育館の中で男子生徒同士が喧嘩になった。片方はいわゆる不良タイプで、もう片方は学級委員を務めるなど真面目な子だった。

後者の子が、整列の仕方や身だしなみについて注意をしたところ、不良タイプの方が激高してしまい、取っ組み合いとなった。そして、顔を蹴って下顎を骨折させたという。その場で教師が止めに入り、ケガをした子は病院に運ばれ、不良の方は別室に隔離して事情聴取をしたという。

ただ、そのケガをした子の父親が、「どうして警察を呼ばなかったのか?」と教委事務局の窓口に苦情を申し立てた。窓口で話を聞いた一職員対応できるはずもなく、私を含めた指導課の数人で親御さんから話を聞くことになった。

相手方の主張は以下のようなものだった。

・うちの子被害を受けた。絶対に再発させないでほしい

・校内暴力について、学校として警察通報する基準を教えていただきたい

・再発防止策を教えてほしい

・納得できなければ警察被害届を出す

親後さんの主張は尤もだった。私はこの手の問題対処したことがある。この案件においても、誠意によって説明した。私個人手帳メモが残っている。

「この度はこのようなことになって申し訳ない。お子さんには全力でフォローします」

「どうして警察を呼ばなかったの? 傷害事件なのに」

教育活動の一環だからです。なぜ暴力という罪を犯してしまったのか、保護司スクールカウンセラーなども交えて加害生徒と話し合い、正しい方向に導くことが第一です」

「でも、犯罪ですよね。公務員には通報する義務があるんじゃ?」

警察というのは、犯罪捜査するための組織です。学校内でのことは、犯罪以前の段階であると考えます。まずは学校が、教育者という立場解決に当たるのが本来の姿です。T区の警察の方とも、過去にそのような認識を共有しています

「じゃあ、私が校内暴力を見たら警察を呼んでいいの」

「呼んでいただいてもかまいません。ただ、家庭裁判所への送致必要な、いわゆる少年審判によらねば収まらない案件でない限りは、警察教育現場に介入しません。私たち解決を委ねます経験上はそうです。当方しましても、警察への通報というのは、学校教育理念に基づいた人間教育を怠ることだと考えます暴力という結果だけで法律適用し、犯罪事件として生徒が裁かれることがあってはなりません。2人とも、当校の生徒なんです」

「今後うちの子は、加害者はどうなる?」

絶対に、以後このようなことがないよう、加害児童への指導を徹底します。お約束します。お子さんには誠心誠意、教育専門職による面談フォローします」

絶対に、再発だけはさせないでよ」

お約束します」

※ここで親御さんが退席

要約こそしたものの、この話し合いは午後八時~十時に及んだ。

お約束します」と言ったが、むろん約束などできない。だが、ああ言わねばならなかった。教育者としての、教師としての『矜持』の問題である

上の話し合いだけではなく、それに付随する学校への聞き取りや報告用の記録作成など、業務は多岐に及んでいた。事件から三週間が経つ頃には時間外勤務から解放された。あのような月日は久々だった。トラブル対応に心は踊って燃え上がるが、残念ながらこの齢になると身体がついていかない……。

しかし得られた成果もあった。社会教育課を放逐することについての気づきを得られた。事件である事件性があれば本庁人事部局も動く。それこそ、新聞沙汰やニュース報道されるほどのリスクがあると人事部局が認識すれば、事は進むに違いないと感じた。一般的に、社会教育というのは教育委員会にあるべき事務分掌である。覆そうと思えば大きな何かが必要になる。

それから時間は経ったが、二方向からアプローチを採ることで教委内の意思形成が図られた。一応は、社会教育課にも本庁移管について話を通した。本庁の人事部局にこのような提案をしようとしていることを社会教育課長協議したところ、「それで問題ない。私も基本的には賛成である。ほかの課を観察していても、ウチの課は異常である。残念なことだが……今の構造では、なにをしようが変わらない」という答えがあった。個人的な範囲であれば、協力もしてもらえるという。

アプローチ1】

これまでの社会教育課の問題行動およそ30点ほどを報告にまとめる。趣旨は「教委事務局というのは、良くも悪くも縛りや監視が少ない。社会教育課を管理統制の取れた本庁に移すことで問題の芽を摘むべき」

アプローチ2】

全国の自治体の例を調べたところ、社会教育に関する業務首長部局移管している例が見られた。学校教育以外の教育活動については、市長の指揮の元、自治体が一体として取り組むべき~という観点から全国的トレンドになりつつあるようだった。社会教育課長から応援もあり、こちらの方向をメインに据えた。

残念ながら、私が教委から異動して学校現場に戻る方が早かった。それから一年後、社会教育課は今時風の部署名になって市長部局移管された。

望みが叶った。教委事務局にとっても、本庁にとってもこの方がよかったに違いない。それから何度か、本庁に寄って元社会教育課を眺めたことがある。心なしか、以前に比べると雰囲気が違った。いい意味でピリッとしていた。

周囲の監視の目があると違うということか。教委事務局庁舎には、あまり多くの人が来ることはなかった。職員が伸び伸びとすることができるが、反面やりたい放題ということでもある。



相当の文量になった。これを書くのに丸一日かけている。始めは、この記事を書こうか否か迷っていた。当方は、40代の頃からはてなブログサービスを利用しているけれども、このような内容は個人ブログで書けるものではない。書くとしたら、このはてな匿名ダイアリーしかなかった。

気分を害された人もおられただろう。申し訳ない。その場合は、容赦なくコメントにて叱責をお願いする所存である。ここまでお読みいただき感謝する。

2023-12-15

安倍晋三かいう腐敗の真っ只中にいながら潔癖を護り続けた男

あれだけ周りが真っ黒な中であらゆる疑惑に対していつも清廉を貫いた安倍さん矜持尊敬すべき。

2023-12-13

教育委員会最後に取り組んだ課題 <其の二>


(前part)

https://anond.hatelabo.jp/20231212192423

2. 士気が低すぎるAさん

一人目の職員である。この人は女性だった。勤務態度は、ありていにいえばやる気がない……ということになる。社会教育課は、当時約15人ほどの部署だった。T区の社会教育に関する機能がこの一部署に集約されている。

ところで社会教育というのは、「学校・家庭以外の広く社会で行われる教育」をいう。身近なところだと、公民館でのサークル活動生け花カラオケ教室絵画体験パン作りほか多数)や、少年自然の家などの公共施設での活動講座や、大学で行われる公開授業、民間企業による通信教育カルチャースクールこちらの仲間だ。

Aさんは、そういった社会教育活動のうちスポーツを主に取り組んでいた。児童向けの運動体験教室や、レクリエーション行事、各体育協会と共催するイベントを担っていたという。体を動かす仕事である

Aさんは高齢だった。50代半ばほどか。過去スポーツ経験はあったというが、足腰が弱っている印象があった。私の視点だと、彼女には体育活動の振興とでもいえばいいのか、そういう仕事に適性はないように思えた。

熟練増田読者であればおわかりだろうが、人事部局としてはAさんが早期退職するように仕向けている。

それにしても、Aさんは士気が低かった。私やほかの仲間が仕事に集中している時でも、Aさんの上司である係長とやり合っている声が聞こえた。ひとつだけ挙げるとしたら、Aさんが仕事が間に合わない旨を述べた場面だ。当時の手帳に控えている。口調は文語とする。

Aさん「イベントの準備が間に合わない。だが今日は帰らないといけない」

係長「状況はわかった。それでどうする?」

「私は午後6時に家に帰らないといけない。何とかしてほしい」

あなた仕事である時間外勤務をしてでも、休日に出てでも終わらせる必要がある」

「定時になったら帰る。休日も出られない」

「何か理由があるのか」

「私もこの年だ。介護必要家族がいる」

関係ない。残って仕事をしなさい」

「断る」

「そんなことができると思っているのか。これは上からの指示である

関係ない」

「何が関係ないのか」

自分責任で帰る。干渉しないでほしい」

公務員上司命令に従う義務法律で定められている。そんなことも知らないのか」

夜と霧、という小説を知っているか

「知っているが、今この状況と何か関係があるのか?」

「たとえ頭に拳銃を突き付けられても、人には抗う自由がある(※1)。私は自分責任でそうすると言っている。どうしても家に帰らないといけない」

「そんなもの屁理屈である。これから課長にも相談するがいいか?」

「どうしてもと言うなら、(労働組合相談する。組合女性部に言って、あなたのことを組合新聞記事にしてもらう。不当労働行為は許さない」

「好きにしろや、ボケッ!! 我儘言うならさっさと辞めろ。この職場から消え去れや。人間の屑が」

労働者の権利である。次にそんなことを言ったら、組合あなたを許さない(※2)」

※1…夜と霧の著者であるヴィクトール・E・フランクルアウシュヴィッツ強制収容所にいた時の矜持ひとつ。頭に拳銃を突き付けられて、「殺す」と脅されている状況でさえ、人間には命令拒否できる(運命抗うだけの)意思自由がある、という崇高な喩え話。

※2…Aさんは労働組合女性部の役員だったらしい。

係長が口汚い言葉を発した直後、ほかの女性職員が間に割って入った。その人は、係長とAさんの間を取り持つことに成功したようだった。社会教育課の数少ない『良心』だった(Aさんの仕事はこの女性が片付けた)。この人のおかげで、教委が恥をかかなくて済んだ場面がいくつもある。今でも感謝している。

あの連中は、指導課が普通に仕事をしている時も、オープン協議机で話をしている時も、小中学校校長教頭が来庁している時ですらも、あんなやり取りをしていた。

Aさんに限らず、ほかの職員もそうだった。社会人とは思えないほど粗暴な物言いだった。職場人間関係は悪かった。目の前の来庁者に対して申し訳なくなる。

実際、あなた標準的はてな民である仮定して、公務員にはどんな人がなると思うだろうか? 「焼酎学校の中でも真面目だった人がなるのでは……」といったところか。

国や県の職員場合はそれで合っているが、例外がある。市区町村場合は、いわゆる不良やヤンキーチーマーといった類の人間公務員試験に合格することがある。筆記試験ボーダー点数が低いのと、地元出身者優先という原則があることによる。地元思い入れのある人ほど内定を取る構造がある――と、T区の幹部職員から酒席の場でうかがったことがある。

Aさんのほかにも、50代後半の男性職員社会教育課にいた。その人は、Aさんと比べると人格はしっかりしていた。が、数年前に脳の病気になってしまい、体の右半身があまり動かず、常に足を引きずるようにして歩いていた。認識も少し弱っている。元はちゃんとした働きをする職員だったらしいが、人事部局としても扱いに困ったのだろうか。早期退職制度を使って早く辞めてほしいとばかり、このような部署に異動させることになった。あくま想像に過ぎないが。

この男性職員は、どこの方言かよくわからないしゃべり方をする(おそらく関西の何処か)。彼は、教委事務局に毎週出入りしているヤクルトレディがいたのだが、いつもその人から昼食の一部を買っていた。彼は右半身の一部が動かないので、財布からうまく小銭を取り出せないのだが……そのヤクルトレディは、彼をうまいこと補助しているようだった。

ある日の正午、社会教育から私の方に聞こえてきた声によると、彼はカップヨーグルトを買ったようだった。いつものように、左手を使って小銭入れの中を仕事机にばらまくと、ヤクルトレディ必要な額を持っていった。その後のやり取りは、こんなだったか

「おいAさん。俺、さっきのヤクルトの人からヨーグルト買ったんだけどの~」

「なんかあった?」

ヨーグルトにのう、ストローを付けよったんよ! スプーンじゃのうて」

「え、ストローを。それは、聞いたことない」

「なんで、こないなことをしよったんじゃ、あいつは。わからんのお」

「まあ、飲んでみたら。どうなるかは知らないけど」

「なんでじゃ。なんで、こんなことをしよるかのう。非常識なやつじゃ。で、このストローヨーグルトに刺して……こういう風に飲むんかのう、面倒じゃのう。どうしてあのヤクルトレディはこんなことを……うん、これが……」

ズズズズズ……

うまいんじゃのう!」

「え、おいしいの?」

うまい!」

「どんな味?」

デザートを飲んどるようじゃ」

「へえ~!」

「やるの~、あのヤクルトレディは。ほんまにやるのう……今度ほめてやろう」

ヨーグルトストローを刺して飲むとおいしい、というのは私が教育委員会で得た知見のひとつである。あれは確かにおいしかった。

実際、彼は漢だった。若い頃の努力は老人になって出る、という言葉がある。それを地でいっている。顔に刻み込まれた皺が、地方公務員としての歴戦を物語っていた。脳の病気にさえならなければ、本庁のどの部署出身なのかは知らないが、今でも活躍していただろうに。

実際、この人は可哀想だった。上司からは腫れ物に触るかのように扱われていたし、若い職員からは、わざと聞こえるような声で、「役に立たない」「障害から仕事が出来なくても許される」「人事課もちゃんと引導を渡した方がいいのでは」などと噂をしていた。

体が動かないから、活躍しようにもできないのだ。その人がびっこを引きながら廊下を歩いている時、すれ違いざまに「無理しなさんな。あんたも早く辞めればいいのに」~と声を出す職員もいた。

私は、ここまでひどい連中でも――この区役所採用をしているのかと、むなしい気持ちになった。T区役所がひどい連中を採用しているのか、それともまともな人間が入庁後にひどい連中に化けてしまうのか、そのどちらかだろう。

なんというか、社会人というか、同じ人間として情けなかった。なお、私は都道府県の教委に採用されて給料をもらっていた者である。T区役所に対する直接の恩義はない。当時感じていた義憤については、何の遠慮もなく吐き出させてもらう次第である



さて。上のような劣悪かつ悲惨な状況について、誰が悪いのか、誰に責任があるのか? 組織レベルでいうとT区役所人事部である問題のある職員特定部署に集めるという作戦を採っている。だからこうなる。一番迷惑を被るのは区民だろうに……。

蛇足になるが、いわゆる問題職員というのは――汗水を流して働く部署や、窓口での市民折衝がある部署に集う傾向があるという(建設農業、体育、福祉、収税、環境、支所など。私が直接見知っているわけではない)。真に優れた職員は、企画や調整を担う部署に配属される。これは、学校教育を司る立場である教育職でも同様である

私の見立てでは、このT区役所における社会教育課約15名のうち、少なくとも5名が問題職員番付とでも呼べばいいのか、そういうリストに入っている人間だった。ただし、そんな人間ばかりでは仕事大事故が生じる可能性がある。よって、上の『良心』のような人も1,2名ほどは配置してバランスを取っている。

Aさんについては、その後もトラブルが続いた。

本人は、なにしろ仕事に対するやる気がない。区民が窓口にやってきても、朗らかにはしているが、できるだけ手間のかからない方法を取ろうとする。そのために、ルール上は出来ることを出来ないと言うこともあれば、反対に、出来ないことでも出来ることにして通したこともある。

Aさんのようなタイプは、私が知る地方公務員の中では一般的な部類である(数はそれほど多くないが、見渡せば普通に存在している)。確かに社会教育という行政分野は人を選ぶ。向いている人はとことん向いているし、向いていない人はとことん向いていない。

かくいう私も、別の市区町村の教委に配属された折、社会教育課(※便宜上の名。T区とは違う名称)に二年だけ居たことがある。主査主幹ほどの立場で、絵画展や音楽演奏会など文化芸術方面仕事に携わった。

スポーツ仕事も少しだけやっていた。大雨が降る中、区営の陸上競技場で泥んこ塗れの陸上競技会を開催したのは今でも記憶に残っている笑

私もそこまで社会教育に向いている方ではなかったが、それでもやっているうちに楽しくなってきたものだ。Aさんには、その姿勢があるかも怪しかった。すなわち、気が向かなかったり、やったことがない仕事に対しても、真摯に、愚直に向き合って、その業務を好きになっていくという姿勢である

ただ、彼女は人柄が悪いかといえば、そういうわけでもない。スポーツ団体取引業者との人間関係問題はなさそうだったし、実際に話し方を見ても朗らかだった。私も、職場飲み会では何度か雑談したことがあるが、異常性は感じない。普通の人だった。

Aさんは結局、それから約七年ほど社会教育課にいたらしい。私が教委から異動して中学校長になった後も、職場で働いている姿を見ることがあった。昔のように声をかけてみたが、どうやら元気がない様子だった。疲弊しているのだろうか。明らかに健康だった。心も体も弱っている様子だったが、それでもゾンビーのように働き続けていた。職場には、おそらく這うようにして出勤しているのだろう。

定年後はどうしているかからないが、それでも数年間は一緒の事務所にいた仲間だ。多幸であることを祈っている。



追記

明日は午後日中投稿します。

金曜日は終日外出先のため、土曜日に2本を投稿して〆とします。

(次part)

https://anond.hatelabo.jp/20231214132432

2023-12-12

生成AI撲滅派の話をさせてくれ

ここ1年くらいChatGPTやお絵描きAI面白くて触っている。

その中で故あって知る事があったので聞いてくれ。

イラストAI界隈では、イラストレーターがAI画像生成を滅ぼそうと、AI絵師叩きが行われている

Twitterで追いかけていると、AI絵師として熱心に調べては情報発信をしている様な人は、無償興味本位にやっている人であっても、誹謗中傷で消耗している様子だった。

AI絵師側の感想としては

あいつらは理屈が通じない

論破しても論破しても、無限湧きしてくる

と、何度も対応しているうちに、消耗して感情的になっているように見えてき始めている。

そこで、どういう状態なのかちょっとTLを追いかけてみたけど「確かになぁ…」と思った。

まず、ここからの話をする前に、お絵描きAIモデルを作るも公開するのも、法的に基本的問題はない。

著作権だと、著作物を多数集め情報解析することが法律で認められているのでモデル合法的に作れる。

そして、出てきた画像に関しても、AIの生成結果を著作権でどう扱うかは人間に準ずるのが国の方針なので、「人間がやったらダメレベルものAIやらせても駄目」になる。

例えば、誰かの肖像権に触れたり、あからさまにトレスにあたるようなものはアウトになる。

これに関して、法律を変えようと動いている絵師もいるのだけれども、結局は

1.翻訳AIなどで既に行われている様な収集活用が、お絵描きだけで何が違うのかを説明し、世間に納得させる

2.各手団体連携して、既に活用されているAIも含め、全ての学習禁止させる様動く

このどちらかをするしかない。

そして自分には、そのどちらも無理筋議論に見えた。

一縷の望みをかけて勝負をしてもいいけど、基本的にこの議論は決着しているのだと思う。


ただ、今回言いたいのはその事ではなくて、何故、翻訳AIやChatGPTなどではそこまで見かけないような過激AI排斥論議が、イラスト界隈では1年以上たった今でも燃え続けているのか。その点であったりする。

TLをある日追いかけて、自分なりに2、3晩うんうん唸って考えてみたけれども、

これは、結局は「絵を書く事はとても楽しい」という事に尽きるのだという結論に至った。

例えば他の分野だと、「翻訳」を仕事にしていた人等というのは、翻訳という行為が一番好きなのではなくて、実は「違う国の言葉で違う国の人とコミニュケーションだ取りたい」のが一番したいのだと思う。

そして、その中で自分が覚えたスキル仕事に生かしたいと思って翻訳仕事にする人が多いのだと思う。

でも、イラストは、イラストが描きたい人が割合として多い。

そして文章音楽と違って、出てきたものが良いかいか判断が一瞬で出来てしまう。

そういう中で、長年憧れてきて、仕事にしたいと夢見た業界の席が、今急速に萎んでいく様に見えるのが耐えられない。

それが、既に仕事にしている人であれば危機感はそれ以上だ。


そういう人達が、AIクォリティ絶望して、ついに誰かや何かを悪者に仕立て上げないと精神の均衡を保てないで、

青葉容疑者の様な精神状態になってしまって

特定の悪例だけど抜き取って技術のすべてを悪と断じるような、

あらゆる画像生成AIを撲滅する活動SNSで行って悪目立ちする状態になってしまっていたりする。

※ 単に絵描き社会性の低い人の割合が高い部分もあるだろうけど、先述の理由は越えないと思うので触れないでおく。

大変のイラストレーターは将来に戦々恐々としながらも、正当な技術の発展であれば受け入れていくべきだと考えているのだろうけど、

直面した危機感の前に、理屈も何もなく暴れる人が出るのを攻めきれない感情もある。

自分も少しは絵を書いてみた経験はあるので、仕事としてやっていけそうな所まで磨いた腕への矜持想像は出来る

けど、だからこそ、反転して魔女化してしまっているのは、なんというか、見かけるに、辛い。

なので、現状を吐露したくて文章にしたためた。





※ 余談だけど、個人的に触った感想としては、結局イラストAIは一流の人の技能に追いつく目途は経っていないので、ゲームであればキャラデザをやる様な人達仕事がなくなるような事は無くて、その人の下の方で色んな変化があるんだろ思う。

ただ、AIポーズ違いが量産できるようになれば「このウェイトレスヒロイン。街で合った時も文章で走っているってあるときも、右手お盆パフェ持ってるよな」とか「本当は遊園地デートのシーン入れたかったろうけど背景用意できないか時間ワープしたんだろうな」とかが無くなって、ディレクターシナリオライターがよりやりたかった形でゲームが作れる様になって、それでゲーム面白と感じるようになるなら、それが世の中が良くなるって事なんだと思う。

活投してみて、有効局面活用されて、やっぱり人の手で書いた方がいい部分は奇麗に残る様になっていくと思う。

あと生成AIは誰でも覚えられるとは言わないけど、現状の難易度は、HTML手書きで書いてホームページを作れるようになるくらいの難易度で、ControlNetなども含めて使えるようになっているし、イラスト技術的成長に関して割と天井が見え始めている。

生成AIでも、一番鍛えるのが難しいのが何がおかしいかを見抜く「目」なので、手書き修正可能スキルも含めて考えて、グラフィック担当の人の大部分の雇用は守られていく様に見えている。

ただ、一枚絵をSNSにあげていた人は、これまでのやり方では厳しいので、連作ストーリーを出したり、動かして見せたり、AI活用しつつ次の価値を見せないと難しくなるので、そういう人達AI撲滅に熱心な層の柱になっているのだろうと思う。

※余談2

ちなみに、特定の悪例というのが

実名女優のLoRAを作って公開

AI生成のフェイ画像を公開

等の事だ。

ただ、私も問題と思うようなこのような目に余る例は、現行の法律裁判をしたら勝てるものであったりする、なので現状の国の方針で概ね正しいのだろう。

あとは誰か通報して裁判判例を通じてはっきりと境目が出てくることになると思う。

2023-12-10

2023年12月8日 田中真紀子記者会見文書き起こし 1/2

皆様こんにちは田中真紀子でございます

11年ぶりの永田町の印象は、暗い雰囲気、そして住人にそぐわない議員会館の立派さだ

11年ぶりに永田町の土を踏みました。

まあ、なんか空気が相変わらずよどんでいるし、きな臭いし、

なんか暗い感じがするなというのが第一印象でした。

で、こんな立派な、私初当選の時にはですね、あの古い議員会館だったんですけど。

こんな立派なね、議員会館ができて。人間がなんかみんな姑息になっているのに。住人が。

関係者がおられるから・・・呆れた顔しておられるけど・・・

議員にふさわしくないほど立派な議員会館ができているなという印象も持ちました。

国民政治に飢えている

で、上田先生上田清司参院議員)が今おっしゃってくださいましたけれども、

私あの、安倍内閣が出来たこからですね。これはちょっと日本危ない方向に行くかもしれないし

国際情勢もたいへん厳しくなってくるということの見通しもついていましたので、

あのこれ、政治改革かなり具体的にやらなきゃいけないんじゃないかなとずっと思っていました。

で、その、勉強会もいたしましたが、その前にですね。

あの、父が書きました、これ51年前に出版いたしました日本列島改造論。

これの復刻版を出すことにいたしました。

なぜかと申しますと、あの、刊行してくださった日刊工業新聞の井水社長さんがですね、

「これ出しましょう、出しましょう、世間から要求がありますよ、かなり希望があります」て

お話があったんですが、もう今さら田中角栄でもなかろうと私思ってたんですけども。

この過去10年間ぐらいの政治を見ていまして、与党とか野党とかという政党の話じゃないんですね、

日本政治国民の、政治に対する意識投票率の低さ。

それから世界がこれだけ複雑に動いていて、その中で日本は立ち竦んでいるというかですね

はぐらかしばっかり言ってるんですよね、はっきり言うと。

これは大変なことになると思いまして、こちからお願いをいたしまして

日本列島改造論、51年前の本を復刻いたしました、この春。

おとといでしたか、あの販売担当者の方に聞きましたならば、

当時は92万部か何かでベストセラーだったんですね。当時大変な政治家の本としては売り上げであった。

現在はですよ、これだけ時間が経っているのに、1か月に全国の書店から平均400部の注文が来ていると。

間違いなく、初版から行くとミリオンセラー100万部になるという話を聞きました。

それどういうことかと言いますと、政治にみんなが飢えているってことです。国民が。

投票率が低いというよりかも政治に期待できない。

それは困るんですよ。

私は政治の素晴らしさを信じている

私は本当に政治ってものはすごいものだと思って育ってきているんです。

今もそう思ってます政治は一番チャレンジングでやりがいのある仕事だと思っています

現実を夢に非常に近づけられるのは政治なんですよ。夢を実現することもできるんですよ。

これが政治でしょう。こんな素晴らしい職業ないと私は信じています

しかし夢のない、人として終わってしまった人たちがポストを握っている

であるにも関わらず。

どこの議員がどうだとか、何党がどうとかそんなこと言う気はないんですけど、

とにかく意識がみんな下がってきて。

で、友達も、あるいは何かの対談とかプロの方にお会いするときも、みんな聞くと、

政治ダメだ」「期待できない」

なぜかというと、「国会議員面白くない」「ヘナチョコばっかりだ」

みたいなこと平気で言うわけですよ。

本来国会議員ていうのは尊敬されてですね、みんなから憧れられるような存在じゃなきゃいけない。

政治家を志す人たちが、色んなルールも変わってきていますけど、やっぱり夢がないでしょうね。

天下国家に対する矜持が無いと言いますかね。そういう人たちが平気で議員になっているということで

私はおかしいと思ってますし。

その、安倍さん以降、彼も含めてですけど、

安倍さん同期だから私仲良しだったんですけど、客観的に見てですね、やっぱりもうあの、

人としてなんかこう、全て終わってしまったというか、賞味期限が切れたと言いますかね

そういう人たちが総理になり、閣僚になり、議員になっているんですよ。

活力が充実してて、やる気満々で、「どんな批判があっても自分の夢は実現したい」

ていうような人たちがポストについていないってことなんです。

まあ言ってみれば、このあいだも、最近今日まぁなんか1番ピークですね、

官房長官が大変なお金をなんか取ったとかなんとかって、もう毎回毎回そんな記事

今日は偶然ちょうどいいタイミングというか、世間が盛り上がってるときに偶然なったんですけど。

そして政治家たちは役人に軽んじられている

ずっと私11年間ずっと見てきていて、なんか政治家、特にこのあい

1か月間に3人も副大臣クビになりました。

消耗品じゃないですか。使い捨てですか? 国会議員は。副大臣ですよ。

役人とも、昨日も外務省役人ご飯食べました。その前は科技庁、文部省役人ご飯食べました。

このあともまた若手と食べます。みんな、

なんであなたがたそんな優秀なのに役人になったのかと聞くと

「僕は役人になる前に、学者にもなれたし、研究者にもなれた。

 研究者にならずに役人になった理由は、僕の国家に対する思い、能力、それを全て反映してほしい。

 国民還元したい。だから僕はなったんです」

どの役所のひとも言うんですよ。

今どう?て言っても、

──ところで今の大臣文部大臣誰?

「誰だっけ?」

て言うんですよ。

──外務大臣は?

「男?女か?男、あ、また女だよね女か」

なんて言うんですよ。失礼な話じゃないですか。

現職の役人たちですよ。ついこないだまで、事務次官局長やっていた人がそういうこと言うんですよ。

それで役人仕事しますか?

政治家の熱量を取り戻すため、私たち勉強会を開いている

やっぱり熱がなきゃダメなんです、熱がなければ。

で、そういう人を集めるためにはどうすればいいかという勉強会を、

ここの永田町には来なかったですから国会図書館のなかの議員閲覧室で、

主人や上田先生郷原先生郷原信郎弁護士)もそうですし、

他の知識人たちとずっと勉強会をしてきました。

今日ご都合が悪くて来られなかった方もおられますけれども、

とにかく国会が閉まらないうちに我々の声をあげたいと思っています

これはあの別に私たち売名でやろうなんて気もありませんし、

新党を作って頑張ろうとかですね、そういう、あの、愚かな考えも持っておりませんけれども。

つづく

2023-11-22

帰りのスーパー

半額弁当が二つあった。

正直テンションが上がった。

俺は貧乏からだ。

万年給料は変わらず、昇給なんて夢のまた夢。

ボーナスも出ない。

赤貧状態暮らしているが、それでも意地はある。

半額弁当は一つしか買わなかった。

それは二つ買うのが厭らしいからじゃない。

俺と同様に困っている奴のために残しておいたんだ。

貧乏人にだって貧乏人の矜持がある。

anond:20231121214054

周南記者逆切れコメントがみっともなさすぎる

田舎者からわかりません」

田舎者バカにするな」

ジャーナリスト名乗るなよ、としか言いようがない

ミニコミフリーペーパーライターだってもう少し矜持があるぞ

2023-11-16

陰キャの次は何かな

俺は暗いとか理屈っぽいとか顔がキモいみたいな意味で、オタクと呼ばれてた世代である

オタクって言葉にはなにかに精通した人という原義もあった。たとえ込められた意味としては「キモイ奴」だったとしても、「オタク」にはオタクなりの矜持があったし、そこに守られていた部分もある。

ところがアニメゲームといった趣味ますます一般的ものになり、オタク意味は拡大されていき、人類オタク時代になった。「マジで!私も超オタクだよ!ワンピ読んでるし!」というリア充キモい、みたいなのが最初流行ったのは、もう10年ぐらい前だろうか?アプリ無料漫画を読み、スキマ時間ソシャゲを消化し、、小学生深夜アニメの鬼滅や推しの子を見る時代である。いまではすっかり、ジャンプを読んでる程度の奴も立派に「オタク」になってしまった。

で、オタクの座を乗っ取りにきたやつら、自分達がオタクなっちゃったもんだからキモイ奴の呼び方を失ってしまった。バカだよな。

で、奴らが発明した言葉が「陰キャ」だ。この言葉には直球で「暗い奴」という意味しかない。こんな言葉を使われる最近の若者にはマジで同情する。これはマジで悪口だと思うよ。

陰キャという言葉発明によりオタクオタクの座を追われ陰キャになった。ところが陰キャという言葉セルフハンディキャップに使うにはぴったりすぎらしく、空気の読める陽キャはなぜか陰キャを名乗る。。「私超陰キャなんですよー!」という女の子を見たことがある。嘘をつくな。陰キャ他人と一瞬で仲良くなって雑談したりはしない。まだ陽キャを名乗ってくれたほうがいいってもんだ。

そうなると、遠からず、人類陰キャ時代がやってくる。キモい奴らを呼ぶ言葉を失った彼らはまた、キモイ奴だけを指す言葉発明するはずだ。なんだろうね?「チー牛」はかなりそれに近いが、チーズ牛丼に失礼すぎるから流行らないだろう。食い物に罪はない。

ブサイク」とか「生理的に無理」かな。直球で。

2023-11-08

anond:20231108080508

頂き女子は、賃金格差という男女差別の酷いこの社会において、

貧しい女子が男どもに逆襲する革命家みたいなノリだったんじゃないかな。

彼女自身が単に金稼ぎしたいだけなら、わざわざ自分の獲物を減らすような行為はしないと思うんだよね。

他の女性にやり方を教えるほど、ターゲット男性は減ってゆくわけですし。

商材を買った女性へのサポート献身的だったこから、本当に多くの女性に稼いでほしいと願っていたんだと思う。

そういう矜持があったからこそ、世間公表できたのでは。

2023-11-06

anond:20231106131731

単に「矜持を維持したことで、信用を毀損している」のを立派だって言うなら、十分なバカだろ。

フェミ活動は「運動」なんだよ。

同意と発展」があって初めて「社会改革」になるんだよ。

単にお慰みのご自愛じゃねぇか、オメーの言葉は。

運動」による「社会改革」ってのはもっともっとドライであるべきなんだよ。

他人の「価値観を変革する」んだからな。

救えない女子供弱者がいていいんだよ、それを犠牲にして前に進めるんだったら全然問題ないんだから

それぐらい「マジョリティ価値観ってのは堅牢」なんだぞ。


もし、オメーの言うのがまずは大事だっていうならな、俺が批判し続けてる共産党オルグシンパ共の「革命ごっこ」の一部で、単なる自己承認装置の集金ごっこ(公金チューチュースキー(笑))ってなるんだよ。

分かってるか?「社会改革」ってのはお気持ちじゃねぇんだよ!

フェミニスト活動弱者男性の優しさ

あくま個人的意見として聞いてほしい。俺は草津事件について、むしろフェミニストの行動は立派だと思った。冤罪の発覚後、謝っていないことばかりが取り沙汰されているが、事の本質はそこではない。

今回の件でよく分かったのは、フェミニストあくま女性の味方だし、その姿勢を崩さないってことだ。確かに新井元町議は最初からしかった。普通の人なら話を間に受けなかっただろう。

でも、フェミニストは傷ついた、被害に遭ったと主張する彼女を受け入れて信じて連帯した。あくま女性の味方であることを守り続けた。俺はフェミニスト活動や意義と言うのは本来そういうものだと思っているので、むしろその部分を裏切らなかったことに感銘を受けた。

その後、冤罪が発覚しても謝らなかったことでフェミニスト特にTwitterで酷い暴言を受け続けた。それでもフェミニストが折れなかったのは、あくま個人的な考えだが、自分たちのしたことに対する矜持の現れだろう。いついかなる時でも女性連帯する。その信念は間違っていないからこそ、フェミニストたちは明確に頭を下げなかったんだろう。

これについては意見の分かれるところだ。確かに、当時の草津に対するバッシングは行きすぎたところはあった。でも俺はフェミニストの行動指針としては納得できるものなので、下手に謝るよりはこれでよかったのではないかと思っている(もちろん、行きすぎたバッシングに対する諫言は甘んじて受ける必要はあるとしても)。

そして、もう一つの論点として、普段「優しい」を主張するはずの弱者男性に対して、草津の件はかなり自らの首を絞めることになったと感じている。

彼らの多くは、草津町の疑義が生じた段階から新井元町議に対して嘘の証言をしているというバッシングを始めていたことを記憶している。彼らに言わせれば、事実関係が怪しいのだから疑うのも当たり前だという話なのだろうが、それは本当に被害があった場合、それはセカンドレ◯プにしかならない。

結局のところ、彼らは自分自身から「優しくない」ことを示してしまったのだと思う。事実関係が整理されるまで連対しない、というだけでなく、本質としては悪者を叩き潰したいという欲求があり、それを「優しい」と勘違いしていただけなんじゃないか(思えば、ジャニーズ問題話題になり始めたときも、男の一部は「注目を集めるための嘘だ」と主張して、被害男性を黙らせようとしていた)。

そして、その同じ延長線上として、弱者男性フェミニストに対する誹謗中傷を行っている。被害者が声を上げたとき、断固信じずに連帯しなかったくせに、事後で冤罪が発覚すると、発言者連帯者もぼこぼこにする。この行為には「優しさ」の欠片も存在しないだろう。

弱者男性アンチフェミの多くは、自分たち勝利したし、フェミニスト誹謗中傷する機会を得たと感じているだろう。でも、今回はたまたま冤罪だと分かりやす事件だっただけだ。事実不明瞭だった場合立場が全く逆になっていた可能性は十二分にあるのだ。

俺みたいに感じている人もいることは覚えておいてほしい。少なくとも、俺だけじゃない、割と少なくない人間が同じ思いを持っているのではないか

2023-10-25

anond:20231025095246

金持ち自分を格下だとバカにしてるから叩く」という意見に「それは妄想だ」と返すなら(妥当性はともかくとして)まだ分かるけど

「だったらせめて矜持を持ってやられてもやり返すな」ってのは何言ってるか理解できない。何が「だったら」「せめて」なんだ

2023-10-24

anond:20231024115730

どんなに見え見えの釣り針にも食いつくのがはてな民矜持だぞ

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