「賃金格差」を含む日記 RSS

はてなキーワード: 賃金格差とは

2023-03-22

anond:20230322000829

男女ともに「好きなようにできる」、これで良いでしょう?

ブコメのこれびっくりしたわ。

例えば男性が主たる稼ぎ手の家庭が一定量存在し続ける限り、

それと同程度、女性が稼ぎ手の家庭がないと賃金格差は縮まらないし、

それって「男女ともに好きなようにできる」をある程度制約するってことだと思うんだけど。

結果の平等志向するってそういうことでしょ。

女性社会進出は今くらいで丁度いいと思っている

みたいなこと言いづらい世の中だけど

今の「男並みに何でもこなせ」って言われてる女性かわいそうじゃね

向いてない仕事危険仕事までやらされてる始末

「やりたいと思った時に性別理由拒否しない」とか「性別によって賃金格差を作らない」みたいな、そこらへんはもっと進めるべきだと思うけど

全員が男化しろみたいなフェミニストの押しつけみたいなのは違うんじゃねーかなと思うわ

anond:20230322142249

そもそも専業主婦専業主夫を望んでる人間が1割程度しかいないのはさておき、もし夫が専業主夫になりたいと言ったらどうするかという調査で、実に3割もの女性が別れると回答している。これで好きなように出来るなんて可能なんだろうか。

前提として男の方が賃金が高く、管理職男性ばかりに仕事を振る現実がありましてね

そんな社会の中で女性が男と同等に稼ぐというのは結果として男より優秀でなければならないのですよ

何が言いたいかというとですね

「男女の賃金格差を無くす」ことがスタートであって、日本スタートにも立ってないってことなんですよ

スタートもしてないのに「女性専業主夫を嫌がる」とか言っても無意味なんですよ

2023-03-21

anond:20230318233133

例えば今、「少子高齢化をなんとかしよう」と主張する者がいたとして、「その声を受けて老人を全員処刑しました」という政治家が現れたら前者の主張が悪いせいなのか?違うだろ

間違っていたのは男側を下げて調整したことであって、男女の賃金格差を縮めるという方針ではない

2023-03-18

anond:20230318232606

えー、男女の賃金格差が!とか言ってたかパートだけで済んでた人までもっと働かされることになってるんだよ

2023-02-27

奢りたい男って、要はぶりっこなのでは?

ぶりっこって、わざと女性らしい言動仕草をして男性の気を引こうとする女性を指すと思うんだけど、奢るよと言う男性も似たようなものだよね。

ぶりっこをすると「かわいい」と思う男性もいる一方、「かわいこぶってんな」と引く男性もいる。

奢る行為も、「頼りになる」と思う女性がいる一方、「かっこつけてるな(私を下に見てるな)」と引く女性もいると思う。

どちらもメリットデメリットがあるギャンブル行為だ。

奢られて嬉しい女性もまだ多数いると思うが、男女の賃金格差が縮まるにつれ、「奢られたくない」と思う女性は年々増えているように思う。

ぶりっこがだいぶ通用しなくなっているように、奢る行為もこれからどんどん通用しなくなっていくんじゃないか

2023-02-26

奢り奢られ論争

こういう話だとはてブにいる左派的な人(いわゆるはてサとかも含めて)は「男女の賃金格差女性の化粧などの金銭負担を考えると男性が出すべき」みたいな意見が多かった気がするけど、今回みたいに当の女性から「奢られたくない」という意見が出た時にどういう反応するのかすごい気になる。女性におもねって日和るのか、初志貫徹するのか。多分前者だと思う。

2023-02-20

データで見る男女の賃金格差の現状 – 問題点解決策」などという尤もらしい記事を書いている人がこれ

https://www.mosumiharuto.com/

有害な女らしさ – 意地悪と自己正当化同調圧力いじめ、男は結婚するな – デメリットばかりでリスクが高すぎる、家庭内で現れる女性暴力性と、軽視される妻から夫へのDV、働かない女性 主婦を許す日本型家父長制の慈悲的性差別外国人男性が「日本人女性とは結婚するな」と言う理由上昇婚志向女性本能日本海外研究統計データ統計情報で見る男性差別 無視され使い捨てられる男性の命

データで見る男女の賃金格差の現状 – 問題点解決策」とか、さも客観的ぶっているけれど、どう見てもただの量産型ミソジニー男性です本当に

ていうか『女性上昇婚志向』をしきりに叩いているけれど、「男は結婚するな – デメリットばかりでリスクが高すぎる」とかいうくらいなら

女が『上昇婚志向』なくらいでいいんじゃないだって女と結婚なんてしたくないんでしょ?

[]全年代男性より女性の方が労働時間が多い

男女の労働時間の違い

雇用形態を問わず労働時間にも男女差がある。これも男女間の賃金格差に直結する。下のグラフは、総務省統計局による令和3年社会生活基本調査[4]のデータを元に、週全体から平均した一日あたりの労働時間雇用形態別・性別にまとめたものだ。すべての雇用形態において、男性労働時間女性のそれを上回っている。

同じフルタイム労働正規雇用者でも、男性のほうが17%程度長く働いているのであれば、男女間の賃金格差もまた男性のほうが17%程度高くなる。

https://www.mosumiharuto.com/gender-wage-gap

これデータの集計が作為的です

「同じフルタイム労働正規雇用者」と書くことであたかも同一条件で比較している雰囲気を出しています

女性が育休によってキャリア崩壊すること等を考慮していません

よってこれを年齢別に見てみましょう

年齢男性労働時間(分) 女性労働時間(分)
15~24 291 305
25~34歳 378 296
35~44歳 435 294
45~54歳 411 281
55~64歳 372 271
65~74歳 260 221
75歳以上 232 197

24歳までの年代では女性の方が労働時間が長いです

若手の頃は女性の方がたくさん働くのに、結婚出産を期に労働時間が減っていき

その分、男性重要ポジションに就き労働時間が延びていくのでしょうか?

では無償労働家事育児など)の時間を見てみましょう

年齢男性労働時間(分) 女性労働時間(分)
15~24 36 53
25~34歳 64 176
35~44歳 70 228
45~54歳 71 247
55~64歳 70 238
65~74歳 85 266
75歳以上 73 243

はい見事に25~34歳から女性無償労働時間が延びています

25~34歳あたりで女性家事育児に割り振られることがわかりました

前回の賃金構造基本統計調査を合わせると

入社してから結婚出産するまでは女性の方が労働時間が長いのに

女性の方が賃金が低い可能性まで出てきました

では、有償労働時間無償労働時間を足して男性女性のどちらが働いているのか見てみましょう

年齢男性労働時間(分) 女性労働時間(分)
15~24 327 358
25~34歳 442 472
35~44歳 505 522
45~54歳 482 528
55~64歳 442 509
65~74歳345 487
75歳以上 305 440

なんとびっくり。全年代女性の方が労働時間が多くなりました

そして75歳以上なのに男性の25~34歳並に労働しているという現実が顕になりました

anond:20230220112930

弱者男性給与の高い産業就職し、長時間労働すれば強者男性になれますもんね

データで見る男女の賃金格差の現状 – 問題点と解決策

結論ありきかつまともなデータを見ない内容で酷すぎたので書く

産業選好の男女の違いは平均賃金の男女格差が起きる要因の一つでしかない

厚生労働省労働統計[2]から月給(総支給額)の産業平均値を取得。ただし第一次産業給与所得者が少ないため除外した。

国勢調査[3]から産業別・性別労働人口を取得。パートタイム労働者や時短労働者を省くため、労働状態を「主に仕事」とした人数に限った。

こんなアホなことする必要ありません

賃金構造基本統計調査を見てください

https://www.mhlw.go.jp/toukei/itiran/roudou/chingin/kouzou/z2021/dl/05.pdf

ここまででわかるように賃金の男女格差が起きる要因の一つは就職先となる産業選好の男女の違いだ。

賃金構造基本統計調査を見ればわかりますが、製造業建設業医療福祉サービス業に至るまで男性の方が賃金が高いです

産業毎に平均賃金は違うので、選ぶ産業に男女差があれば賃金格差が生まれるのはそうでしょう

しかし同じ産業でも男女差があるという事実無視して

女性給与の高い産業就職し、長時間労働する。

結論付けるとは頭がクラクラしちゃいますブクマ風)

また頭のいい人は「同じ産業とはいえ職種が違うのでは?」と思われるでしょう

その可能性はもちろんありますが、そこまで細かいデータはまだないので結論は出せないというのが現状です

そのため政府男女間賃金格差の開示の義務付けを始めたのです

結果が出るのはこれからです

男性が多く働くから男性を雇うのか、男性が長年働いてくれるから男性により仕事を与えるのか

もし仮に、男女でまったく同じ仕事でまったく同じ成果が得られ、しか女性を22.4%オフ給料で雇えるなら、男性を雇う経営者はいなくなる

同じフルタイム労働正規雇用者でも、男性のほうが17%程度長く働いているのであれば、男女間の賃金格差もまた男性のほうが17%程度高くなる。これ自体はまったく正当なもので、女性に対する差別的な扱いによって賃金格差が生じているというのは誤解にすぎないことがわかる。

つの論理矛盾していますが、男性を雇う経営者ばかりなのは労働時間男性の方が多いからと考えられます

これは残業時間だけではなく育休も一つの要因です。

また残業時間が多いのは男性自発的に多く働くからなのか、女性自発的に少ない時間しか働かないのかは難しい問題です。

  • 管理職における男女部下育成の違い

https://www.jiwe.or.jp/application/files/3314/6043/8966/07_chapter05.pdf

という調査結果があります

男性社員女性社員の退社時間の差がある職場と部下育成の熱心さ

退社時間差が大きいほうが男性をより熱心に育成している男性管理職割合が高い。

今回の調査からは、男性部下に対して熱心に育成しているか男性部下の退社時間のほうが遅いのか、

男性部下の退社時間が遅いから熱心に育成しているのか、

因果関係はどちらかはわからないが、退社時間差と部下育成の熱心さには関連があるだろう。



女性部下育成の自信の有無と育成の熱心さの違い

男性管理職では、「ある」と回答した人が 14.0%、「まあある」と回答した人が 59.5%、

「あまりない」と回答した人が 24.5%、「ない」と回答した人が 2.0である

「あまりない」「ない」と回答した人においては、「男性部下をより熱心に育成している」と回答した人が 2.8%、

「どちらかといえば、男性部下をより熱心に育成している」と回答した人が 21.0%

「あまりない」「ない」と回答した人の女性部下を熱心に育成している割合は0.8%です

まり、「女性部下育成の自信がない」と回答をした26.5%の男性管理職は優位に男女差をつけて育成しているということです。

男女の能力差、個人能力差ではなく、性別によって差をつけている現実が浮き彫りになっています

困難な仕事の与え方における部下の性別による違い

男性管理職では、「男性部下により困難な仕事を与えている」と回答した人が 5.1%、

「どちらかといえば、男性部下により困難な仕事を与えている」と回答した人が 26.4%で、合わせて 31.5%が男性により困難な仕事を与えている。



責任の重い仕事の与え方における部下の性別による違い

男性管理職では、「男性部下により責任の重い仕事を与えている」と回答した人が 5.3%、

「どちらかといえば、男性部下により責任の重い仕事を与えている」と回答した人が 26.1%で、

合わせて 31.4%が男性により責任の重い仕事を与えている。



部下に与える仕事の量の部下の性別による違い

男性管理職では、「男性部下の方が多い」と回答した人が 8.7%、「どちらかといえば、男性部下の方が多い」と回答した人が 25.8%であり、

合わせて 34.5%が男性部下に与える仕事の量の方が多いと回答している。



これでもまだ男性自発的に多く働くから労働時間が長いだけという可能性は排除できません

そんなに単純じゃないです。

若手社員からみた仕事の深みを増すような仕事仕事の幅を広げるような仕事の与えられ方

若手社員調査において、「あなたは、仕事の深みを増すような仕事を与えられていますか」と尋ねたところ、

「与えられている」と回答した割合は、若手男性社員では 37.9%に対し、若手女性社員では 28.2%と低く、

「まあ与えられている」を含めると、若手男性社員では84.5%に対し、若手女性社員では 75.0%と 10ポイント近く低かった。

ですが、若手社員から視点でも男女に差がある結果もあります

これが男女の能力差、男女の働く意欲の差の結果であるならば、皆さんの周りでも仕事熱心な若手男性社員がたくさんいるはずなのですが

皆さんの環境ではそんなに男女差あるのでしょうか?少なくとも私はそんな実体験はありません。

したがって解決策もまたシンプルだ。次の2点のいずれかまたは両方を実施していけば、男女の賃金格差は縮小または解消する。

男性給与の低い産業就職し、長時間労働しない。

女性給与の高い産業就職し、長時間労働する。

ただの自己責任論ですからあなたの中ではシンプルなのでしょうね

弱者男性給与の高い産業就職し、長時間労働すれば強者男性になれますもんね

クソカスフェミ女の伝家の宝刀「男女の賃金格差ガー😡」が自ら楽な家庭労働へ逃げ込んでいたせいとバレ始めた

きっと次は「私たち育児させられた😡」とでも言うのだろう

ファクトチェックの結果男女の賃金格差はすべて女の怠け癖のせいとバレたわけだが

指摘される前に自分らで気付けんもんかね

頑なに下方婚せず収入面で大黒柱を担うことを嫌えば男女で同じ賃金になるわけもなかろうに

2023-02-19

男女の賃金格差って女の自己責任だよな

なんで女ってすぐに産む機械になりたがるの?

産む機械になって労働サボる怠け者の女を処罰しない限り賃金格差は縮まらない

育休とか言って仕事サボるなよ

いや分かるよ?女の人生イージーモードすぎるせいで真面目に働く気にならないってことぐらい

でもイージーモード人生を手放そうともせずに賃金格差だけ解消しろとか言っても無理ですよ

2023-02-15

anond:20230215105537

恋愛市場においては男女が不均衡なのは当然なんだよね。

で、当然なんだからそういうものでいいのに「賃金格差がー」とかもっともらしいことを言い出すからよくない

anond:20230215102519

仕事において女の一時間と男の一時間は同価値ではない

から賃金格差って当然だよね

男が男女平等からって言い出すのはダサいよな

過去から現在に至るまで男尊女卑だったし

男女間賃金格差もまだまだ国際的に見て大きい状況にあるのに

有利な立場の方から男女平等って言い出すのはダサい

平等っていうのは不利な立場の人のための言葉だろう

anond:20230214105828

anond:20230214210946

ここではあまり盛り上がらない話題だなと思ったけど、投稿結構あるね。

後で見てみよう。


格差」の検索結果

格差」を含むカテゴリー

格差社会 (7)

格差」を含むキーワード

格差社会 (877)

希望格差社会 (8)

賃金格差 (736)

給与格差 (70)

資産格差 (7)

1票の格差 (7)

格差 (6895)

価格差別 (5)

健康格差 (5)

官民格差 (4)

南北格差 (4)

経済格差 (341)

格差婚 (33)

東西格差 (3)

格差拡大 (252)

格差是正 (236)

意欲格差 (2)

格差問題 (194)

価格差 (189)

教育格差 (186)

世代間格差 (178)

一票の格差 (166)

地域格差 (164)

所得格差 (152)

情報格差 (147)

地域間格差 (13)

内外価格差 (11)

1票の格差 (11)

格差肯定論 (1)

人生格差犯罪 (1)

2023-02-10

https://jp.wsj.com/articles/wage-inequality-may-be-starting-to-reverse-11672388490

インフレ率を上回って賃金が伸びたわずかな労働者層の一つが高卒若い年齢層だったのだ。

大学教育を受けることは依然として大きな投資であるが、かつてほどではないかもしれない。雇用主は、一般的大卒者が就くような本社勤務の職を減らしてでも、最前線の欠員を埋めるために採用学位要件を下げつつある。

>勤時間費用節約でき、育児介護も楽になり、好きな場所に住めるので、従業員リモートワークを好む。当然ながら、リモートワークの需要供給を上回っている。

雇用主はリモートワークより対面で業務を行う職種に、より多くの賃金を支払わなければならない。これは賃金格差が縮小する一因だ。

テクノロジー界の飛躍的な進歩として2022年に最も話題になった人工知能AI)は、物理的な対象ではなく言葉データを扱って生計を立てている労働者価値を低下させ、賃金を圧迫する可能性がある。

グローバル化のもう一つの側面である移民は、2016年以降急激に減少した。老人介護施設トラック運送建設など、労働力を長年移民に頼ってきた業界人手不足悪化し、その労働者(多くは移民)の賃金を押し上げている。

2023-02-03

ノアスミス翻訳記事鵜呑みにして安心ちゃうはてなユーザー

経済学101は非常に素晴らしいサイトで、興味深い記事が多く、よく読ませてもらっていたが、

ノアスミス氏の記事が出て、「ああ、これはBBCの例の記事への反駁として都合がよくて気持ちよくなる人が多くなりそうだ」と思ったら案の定だった。


一方で賢明はてなユーザーも、もちろんいた。


英語の文献引っ張ってくる人は「みんな英語を読まないだろ」と思って都合良く加工してくると思ってつい元を読んでしまう。東京の一人当たりの居住スペースが増えてるのは世帯人数減少によるもの解説が付いてた。」

と、コメントした方や星をつけた方たちのように、なぜか当該のノアスミス記事は、非常に都合のよい「日本は停滞してないよとの結論ありき」のデータの用い方と書かれた方をしている。

日本が停滞なんてしてないと反駁したい人には、すぐに飛びつきたきなるような色んなデータ提示した良い記事だろう。


この問題一見して色んなデータ提示して説得力あるように見えるにはいくつかの手法によるものだ。

たとえば比較対象チェリーピッキングが挙げられる。


かつて日本は数年に渡り一人当たりのGDP世界1位であり、各種製造業世界を席巻し、ジャパン・アズ・ナンバーワンなどと自画自賛かつ他国の一部でもそう言ってる時代もあった。

当然、その時は欧米比較対象だったのだが、興味深いことにノアスミス記事では、少子化問題出生率に関して、東アジアのなかではマシと、先進欧米国との比較ではなく低出生率にあえぐ国との比較を持ってきている。

アメリカイギリスフランスドイツではなく、ことさら出生率の低い東アジア比較してるのである

しかもここでは、日本が長期に渡り出生率が低い状態が続いていることが軽視されている。

出生率問題はまさに長期的な問題なのに、である

仮に今年の出生率が劇的に改善しても、今年生まれた人が生産年齢人口に達するのは約20年後である


台湾韓国も長いこと出生率が低いが日本よりはまだ短く高齢化がまだ進んでいない。

同じ出生率1.3の国でも、日本のように長く低い傾向が継続している(しか欧米のように移民によってその傾向をなんとか緩和するような施策を行っていない)国と、

今まさに日本と同じくらいの出生率になった中国や、日本ほどの長い期間でないにせよ低い傾向の続き日本より低い出生率の記録をだしてる台湾韓国

これからなるであろう東南アジアの国々とは事態の深刻さが違う。

10年低出生率の国と20年の国、40年の国では、データ上同じ出生率でもまったく影響が違うのに、である

日本世界の主要国先進国の中で先駆けて高齢化が進み、他国よりもその状態が長いことそのままの状態・・・まり、まさに「停滞」してるから他所の国より深刻なのである

丙午の年のように単年で出生数が激減したとしても、その影響は長いこと低出生率状態よりもずっと穏やかで、

これから人口ピラミッド日本のようになるかならないかでは大きな違いが歴然とあるのに、

他の国の、しか日本がかつてよく日本自身比較していた欧米ではなく、日本より低出生率世界最低レベル出生率の国々と並べて、

「マシだ」などといっても低出生率が長いこと続いて高齢化が進んでいる日本は、停滞していることに違いないのに。

中国台湾韓国日本のように対策を練らないと日本のような停滞期を迎えるが、逆に言えば日本よりもまだ対策猶予があるといえる。



住居サイズの話はもっと巧妙だ。

賢明ユーザーが「世帯人数減少によるもの解説が付いてた。」と書いたように、東京の、一人当たり換算の住居の広さなのだ。

東京は全国平均を大きく下回る一世帯あたり人数になっており、2020年の国勢調査データでは、ついに一世帯あたり2人を割ってしまった。

世帯平均人数2.27人、東京は「2割れ」 独居・高齢化

https://www.nikkei.com/article/DGXZQOUA24EMY0U1A620C2000000/

ちなみにノアスミス氏が比較したロンドンのある英国全体では、日本全国及び東京世帯あたり人数が減少した2003から2013年にかけて世帯人数が2.36から2.37へと微増しており、

英国の最新のデータによると、

なんと、2021年のロンドン一世帯あたり平均人数は2.5人で、イングランドの中では世帯人数が多い地域になっている。

英国全体では約2.4人なので、大都市ロンドンのほうが全国平均より世帯人数が多いという日本東京関係真逆データになっている。

(最も少ないのは金融街シティ・オブ・ロンドンの1.7である

https://www.ons.gov.uk/peoplepopulationandcommunity/householdcharacteristics/homeinternetandsocialmediausage/bulletins/householdandresidentcharacteristicsenglandandwales/census2021#:~:text=Dividing%20the%20overall%20number%20of,residents%20per%20household%20in%20Wales).


家というのは世帯人数が4倍になれば比例して4倍広くなるものでは決してない。

しろ世帯人数が増えると、世帯で共有する風呂トイレキッチン等々の分、一人当たり換算で狭くなりがちだ

東京学生時代を過ごしたならその頃とかの一人暮らしワンルームもしくは1K、1DKの下宿を思い出してほしい。

あるいは、不動産サイトでそういう単身者向けの住居を見てみるといい。

安い木造アパートとかでも25平米前後あるのを見つけられる。狭くても20平米前後だろう。

しかし、両親と子供二人の4人ぐらしで、25の4倍、つまり100平米のところに住んでいる人がどれだけいるだろうか。

中産階級向けの結構いいマンション就職氷河期あおりを受けた人間は買えないようなマンションでも80平米前後である

家族向けの都営や市営となるより狭いのも多い。

私が現在住んでる地域東京住宅地一戸建てでも二階建てでそんなもんである

安いアパートに暮らす単身者分譲マンションや戸建てを買う人、どちらが裕福かは明らかだが、

家族構成が異なるだけで、一見一人当たりの平米ではマンションや戸建て購入者の子持ち家族のほうが狭くなりがちなのである

経済産業省ロンドンなどと各国の世界都市比較したデータでも、東京一極集中ますます進んでおるとしており、

しか学生やら単身のバイト会社員などが集まり続けて世帯人数がどんどん減っているのだ。

そうすると、一人あたりの住居サイズは広くなるからくりなのである



次に金融資産の話では、なぜか先進国の中で著しく格差の激しい米国中央値比較している。

みなさんも御存知の通り、アメリカ欧米先進国の中でも特に格差の激しい国である

我々日本人ではあまり目にすることのないような貧困街などがあり、youtubeなどでその一端を目の当たりにすることもできる。

当然そこの中央値は下がる。

参照先のデータでは、日本より経済規模の小さいフランスイギリスに負けているが、そことは比較しない。

あえて勝てるアメリカを持ち出している。

アメリカに負けたら今度は韓国あたりを持ち出して、ほら、日本はまだ韓国より金融資産多いよと、言い繕えばいいわけだ。


そもそも日本では個人金融資産が毎年過去最高を更新とか国内ニュース普通に採り上げられているので驚きもなにもない。

日本海外資産世界トップクラスなのも言わずもがなである

しかし、その恩恵に浴してるのは一部である

特に高齢者は平均すると金融資産が非常に多いが、持たざるものが圧倒的に多く、高齢者生活保護受給者はどんどん増えているのが現実である

多くの高齢生活保護受給者は怠けてたわけではなく、長年あくせく働いてきたが、国民年金だけではどうにもならなかった人たちや病気怪我で、などが多い。

その結果、社会保険負担もどんどん上がっているのが現実である


金融資産が増えてる(特に高齢者は一番資産を持ってる世代!)わけだから、どんどん豊かになってるんだし高齢者向けの社会保障関連費は少なくても大丈夫だよね?なんてことになってないのどころか、

現役世代負担は増えつづけてるので、ノアスミス氏がいくら金融資産を持ち出しても、で?それが?って話である



さら外国人労働者が増えてるというが、これはアメリカEU圏内国民化したりしているような移民とは大きく異なっている。

賢明はてなユーザーは薄々気づいているだろうが、そう、これは技能実習生らと資格外活動という名のバイトしてる留学生が上昇率の1位と2位を占めた結果なのである


技能実習生検索すると技能実習生外国人労働者は厳密には違います。と出てくるが、

厚生労働省外国人労働者の現状と呼ばれる資料技能実習生がしっかり含まれており、

ノアスミス氏の当該記事に添えられているデータにも下記のソースにMinistry of Health, Labour and Welfareと厚生労働省と書かれているように、

そのグラフ技能実習生留学生が含まれ厚労省データと一致している。


https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_30367.html

上記サイトの 別添2「外国人雇用状況」の届出状況まとめ【本文】(令和4年10月末現在)[PDF形式:1.6MB]を参照


経済成長を遂げた中国からのそれの伸びが鈍化する一方で、近年はベトナムから技能実習生が急増しており、伸び率も1位、人数でも中国より多くなっている。

そして劣悪な労働環境から逃げ出したベトナム人たちが、かつての中国人のように昨今の外国人犯罪ので多くを占めるようになっている。

技能実習生のみならず、日本語学校問題はてなの諸賢ならご存知だろう。

ノアスミス氏の翻訳記事技能実習生らの大幅な増加によってもたらされたデータが、移民外国人労働者増加として提示されてるのは失笑するしかないが、

おそらく技能実習生という制度や実情をノアスミス氏は知らず、データだけ見て「ほら!日本移民が増えてるよ!進歩してるよ!」って思っちゃったのだろう。

パスポートを取られて管理されたり恋愛禁止とかされてる人らを移民外国人労働者増加の成果にしてしまうのは実に悲しいことなのだが・・・

ちなみに異常な低賃金で働かされる技能実習生らが生んだ低コストなモノ・サービスと競合する日本のまっとうな企業は、

そうした低コストなモノ・サービスとのコスト競争を強いられて疲弊し、

市場から撤退をする羽目になるか、自らもブラック手法に手を染めざるを得なくなるため、まともな日本企業にとっての悪影響が非常に大きい。



最後女性労働者のとこも、ひどい。


ノアスミス氏はアメリカをの女性就労率を上回っていると書いてるが、ノアスミス氏の当該記事はなぜ大事なところを書かなかったのだろう?

参照先の英文記事では、

日本女性はその高い労働参加率に比べて、パートタイム非正規で働く人がはるかに多いことが書かれている。

アメリカ女性より得られる結果が低いことが書かれている。

まり労働生産性が低く、安い労働力として扱われているということだ。

実際に男女間の賃金格差は、OECD平均よりもまだずっと低い。

下記の男女間賃金格差我が国の現状)を参照


https://www.gender.go.jp/research/weekly_data/07.html#:~:text=%E6%88%91%E3%81%8C%E5%9B%BD%E3%81%AE%E7%94%B7%E5%A5%B3%E9%96%93%E8%B3%83%E9%87%91,%E5%88%86%E3%81%8B%E3%82%8A%E3%81%BE%E3%81%99%E3%80%90%E5%9B%B3%EF%BC%92%E3%80%91%E3%80%82


さら女性就労率に関する当該の参照先の記事の終わりでは、(女性相対的にかなり賃金が低いままのためか)女性就労率の上昇に女性教育水準の向上が根底にあるとは見いだせず、

日本公共政策女性労働市場への参加を支援するようになったが、これらの改革女性労働参加率の上昇と明確な関連を見出すのは困難、と結ばれているが、

ブコメではなぜか政権の手柄やよくやってる!というような意見もいくつか散見されるのは興味深いところである



ノアスミス氏の言うようにそら、多少は成長してるだろう。

しかし、世界の平均成長率、あるいは主要国G7内の平均成長率、あるいはOECD加盟国の平均成長率などを大きく下回る成長を続ければ、

他国に遅れをとり、中国のように一気に抜き去っていかれるのは日本人が骨身にしみているはず。それが停滞だろう。


ちなみにノアスミス氏が用いなかった日本人の90年からの約30年の肌感覚に近いデータといえば、世帯所得である

しっかりと、停滞というか減少してしまっている。

金融資産中央値アメリカより多いよ!ってノアスミス氏に言われても、所得がこんな有様である

https://www.mhlw.go.jp/wp/hakusyo/kousei/17/backdata/01-02-01-01.html

また、30代~50代の働き盛り世代所得20年前と比較して100万も減少していることがニュースになったのは記憶にあたらしいところ。

https://www3.nhk.or.jp/news/html/20220303/k10013512681000.html


かつてはアメリカGDPに迫り、ニュースでは日米貿易摩擦問題毎日のように流れていたあの頃、

それが台湾韓国経済技術キャッチアップされ、このまま放置すれば日本以上に深刻な問題を抱えるその台湾韓国出生率らと比較して「日本はマシだ」みたいなことを言ってる時点で、

ああ、上を見るのでなく下を見て安心するようになったか

日本は言うほどひどくないって、そこまでハードル下げられるようになったか、と、

やはりあの90年から日本と比べて明らかに停滞してきた証だなぁと思った。



余談

ちなみにこの手の議論東京だけを抽出して経済成長してるだとか

高齢者女性低賃金労働者を除けば成長してるみたいな意見も時々あって辟易するが、

高齢者東京外地方もれっきとした日本であり、税や社会保障を分担してるのであって、

そこを排除して成長してるように見せかけてもナンセンスである

現実存在する高齢者低賃金労働者がいる結果の社会問題なのであって、実際に税等の負担も増加しているのだから

ログイン ユーザー登録
ようこそ ゲスト さん