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2020-08-10

恋人がいるが、たぶん私はアセクシュアル

アセクシュアル(無性愛者/Aセク)って知っているか

他人性的魅力を感じない、あるいは恋愛感情を抱かない(アロマンティック)性的嗜好のことを指すらしい。

あなた他人性的魅力や感じない、あるいは恋愛感情を抱かないということを想像できるだろうか。

私は想像できない――自分他人性的魅力を感じたり恋愛感情を抱いたりすることが。

誰かとセックスするとき相手の何に欲情しているのか、何に愛しさを感じるのか、教えてほしい。そこに充足感は、あるんだろうか。

 

私には学生時代から3年半付き合いを継続している恋人がいる。週末に会えばセックスをする。セックスは好きだ。気持ちいから。感じやす身体をしているし、相手気持ちよくさせることも好きだ。

それでも時々強烈な違和を感じる。場に合わせて自分が口にした「好き」という言葉がひどく空々しく聞こえる。慣れないだけかもしれないと思い何度か繰り返したが、むなしくなるだけだったから今はもうやめた。恋人欲情した目を見て、すごい目をしているな、と客観的に思う。重なる手や唇の感触が、思春期の頃に感じた離人症のように、画面越しの他人事のように思えた。とめどない身体的な絶頂と息の荒さだけが現実的だった。

恋人ハグをするのは好きだ、温もりや匂いを感じて安心するから。寝顔を見て愛おしいなと思う。

だけど、キスセックスをするときに、自分を見つめて触れてくる相手に対して、何を感じればいいのかわからない。

 

この日記を書こうと思った理由は、一昨日ある記事を読んだからだ(恋愛的・性的に惹かれない人たち――「アロマンティック/アセクシャル」にとっての恋愛結婚像/https://news.yahoo.co.jp/articles/c716935ea75a5eea8369ceae4b01406148ddfd1e?page=1)。

「性行為一般的愛情表現としてのコミュニケーションとなることに理解共感ができず、多幸感を感じない、相手アクションに対し感情が動かない」という文章を見て、ああこれが自分違和感の正体か、と思った。

アセクシュアルという単語は以前から知っていたが、それを自分ラベリングしようとは思わなかった。自分性質ラベリングするのはアイデンティティ確立させるため、ひいては自己承認欲求を満足させるためだと考えているが、私は自己価値アイデンティティ考慮する際に恋愛性別にその重きを置いていない。他人と接するときにも性別を強く意識することはない。

 

メタ的に計測すると、街ですれ違う人の容姿仕草好意を抱く回数は、男性相手より圧倒的に女性の方が多い。メイドカフェに行ってかわいい女の子にどきどきする。生涯、この人以上に好きになることはないだろうと、諦めにも似た憧憬を抱いた相手女性だった。だから昔は自分のことをレズ寄りのバイなのかもしれないとぼんやり思っていた。セックス男性しかしたことはないが、おそらく女性ともできる。

魅力的に映る他人の肌の質感を想像することはある。でもその誰に対しても、触れたいだとか、服に隠れた素肌を暴きたいとは思えなかった。その肌の感触を確かめるのは私でなくていい。

 

他人恋愛感情を向けられると驚く。付き合うとか、そんなこと想像していなかったから。

付き合って知ったのは、私は嫉妬することが少ないこと、独占欲がほぼ存在しないということ。恋人関係とは男女関係におけるファストパスの進呈で、そういう契約関係から、期限も終了時の条件もある程度決めておくものだと思ってた。友人にそう話すと計画的すぎると笑われて、みんなはそうじゃないんだと知った。

創作物を読んで相手恋愛感情を抱いたりの欲情したりすることへ共感はできた。

実感だけが、いまだに手元に降ってこない。

 

不義については触れずに、話を聞いてほしい。

事情があって、顔が最高にタイプ男性の友人と何度かセックスをした。布団に横たわって、相手の体温を感じると心臓おかしくなったのかと思うくらいどきどきした。

触れ方が優しくて、ゆっくりから、すごく気持ちよかった。セックス最中、暗がりの中で相手輪郭を視認して、唇を重ねて、高い鼻がぶつかって、快楽を感じて、抱き合って背中を撫でて、試しに耳元へ「好き」とささやいてみて、その後「きみとセックスするのが」と付け足した。何度目でも変わらなかった。

顔が好きな男に抱かれていると意識してみたが、そのことに特別何かを思うことはなかった。ハグをしたときの方がよっぽど滲むような充足感を感じた。

 

いまだに恋愛感情恋愛感情でない好意区別がわからない。

男女問わず魅力的な相手にはどきどきする。でも肌を暴きたいという感情理解できない。

たぶん私は誰とでもセックスできるから相手限定するように気を付けている。そこに"特別"を付与しようとしている。

 

他人性的魅力を感じない、恋愛感情を抱かないと恋人に告げたら、きっと恋人を傷付ける予感がしている。

ただ、相手尊重することができれば恋人関係を維持することに問題はないから、打ち明ける必要もないと考えている。

 

それでも、教えてほしいと思うことがある。

2020-08-03

話題になったものをすぐ「描いてみました!」とか、結局全部が自己承認踏み台なんだよなあの人。

2020-07-27

anond:20200727152013

ネガティブ罵倒でもなんでもいいからと、

いいや、不快ものからは離れろだぞ。そこに留まる理由がない

口があるし足があるのだからそこから離れよう

 

それだけだと言葉が足りないみたいだからから足すと、

 

増田にいちいちなんか言ってくるヤツがいたとする

 

増田はそれにいちいち頷いて傷つく必要反論する必要も無い

お前の母ちゃんデベソに傷つく必要あるか?と同じ

ただ、名誉毀損侮辱罪に該当するものパワハラに該当するものであれば、

それぞれ法律に基づいて対応する必要がある

法的対処をする必要性まではないが、どうしようもないしつこさとウザさを感じたらのなら、

口を使ってそのことを伝える もしくは 足を使ってその場から離れるべきだ

ネットなら商業アカウントじゃなきゃ見ないで終わりでいい

 

自己承認欲求をまきちらしておいて

自己肯定他者他者承認必要ないなんて主張するのは滑稽すぎるだろ

増田匿名はてなダイヤリー のやり取りで理想のやり取りが出来なかったとき

自分の持っているものから何かを失うか?失わないよな?

 

逆に理想なやり取りができたとして何か得るか?トロフィーとか?

anond:20200727150936

また自己肯定感他者の「承認」って付け足してる

そんなにしてかまってもらいたいだなんて、可愛そうなやつだな

ネガティブ罵倒でもなんでもいいからと、自己承認欲求をまきちらしておいて、自己肯定他者他者承認必要ないなんて主張するのは滑稽すぎるだろ

水掛け論にしてまで誰かに反応してもらおうという浅はかさこそが、自己肯定にも自己肯定感にも他者必要であり、他者から自己承認なくして人間は生きていけないと言うことを表してるよ。

2020-07-25

anond:20200725184942

最終的には楽な方。がんばらなくても一緒にいられる方。お互いに。

強いカードを取るゲーム自己承認経験値稼ぎの段階ならそれを満たす方。続きはしないけどそういう段階もあるわけで。

VRChatという外見という概念のない世界での恋愛の話

小中高と学校で(特に恋愛において)外見について馬鹿にされてきた人間がたどる結末は二パターンあると思う

自分の外見について極度に敏感になるか、相手の外見について極度に敏感になるかだ(異論は認める

自分はそのパターンで言うと後者で、自分容姿いいわけでもないのに相手にかなり容姿という要素を求める

詰まるところ面食いという話だ

そんな自分最近VRChatを始めた

VRChatはほとんどがバビ肉をしているオタク集団偏見)で自分にはとても居心地が良かった

みんなバビ肉をしてるので当然顔がよく、顔がいいアバターに近づかれればちょろい自分はすぐときめく

ところでVRChatにはお砂糖という概念がある

砂糖というのはつまり、VRChat内でイチャイチャを行う甘い関係のことだ

ちなみにお砂糖をやめることはお塩という

誰がこんな名称を考えたのかは知らないが、現実世界恋愛という生々しい概念をVRChatに持ち込みたくなかったがためにつくられた隠語なのだと思う

VRChatは今まで現実世界容姿に自信がなく恋愛関係を結べなかったオタクたちにとって天国

現実世界でどんなに外見が悪かろうともVRChatでは関係ない

自分の声が気持ち悪くたってボイチェンを使えばそれで解決する

VRChatでは身体接触難易度が低いので簡単美少女(中身の性別はさておき)とイチャイチャすることができる

VRChatをやったことのない人はそんな現実逃避した世界恋愛ごっこをして何が楽しいんだと思うかもしれないが、アバターをなでられると満たされる気持ちになるし、可愛いといわれると嬉しい

キスまでいくと信じられないほど心臓がドキドキして正直現実と変わらないのではないかと思うほどだ

仮想世界と言っても結局自分自分であることには変わりはないし、現実世界の延長なのだから当然と言えば当然なのだが、ここまで簡単自己承認欲求を満たせる空間はそうそうない

そんなVRChat内でのお砂糖も同性同士のお砂糖と異性とのお砂糖は少し違って見える

異性とのお砂糖大体大学生ぐらいの若い子が多く、実際リアルでの恋愛関係にまで発展していることも多い

中には夫婦でやっている人もいるくらいだ

同性同士はオフ会をするぐらいの中になったとしてもリアルでの恋愛関係になることは基本的にないと言えるだろう

あとこれは自分偏見なのだが、自分容姿などをこじらせていない若い男性は割りかしイケメンアバターを使っている

そんなところに良くも悪くも仮想空間内での超えられない”リアル”を感じる

まぁ、そんなこんなでVRChatにどっぷりハマった自分だが、そんな自分にも程なくしてお砂糖関係を結ぶ相手ができた

しかも中身は異性で声が良くて優しくて自分のことをとても好きだといってくれる相手

最初浮かれて仕事も手をつけられないほどだったが、最近はどうしても一つのことにひっかかりを感じてしまっている

リアルアバター容姿についてだ

VRChat内ではそんなの関係ないのだから絶対に気にしない方が幸せなのはわかっている

でも、どうしても気になってしまうのだ

どうして自分は本当にめんどくさくてこんな嫌な人間なのだろうか

そう思いながらも耐えきれず自分の持っている情報をつなぎ合わせてネットの海を彷徨い、相手容姿にたどり着いた

正直好みではなかった

一瞬リアルに関しての嫌悪感を覚え、再度自分を責めた

そして、次会ったときに上手く相手と接することができなかった

なんで自分は調べてしまったのだろうか、世の中知らない方がいいことがいっぱいあるのに

ネットで知り合った人間容姿になんて期待する方が馬鹿なのに

相手は少し自分の態度の変化に気づいただろうが、でもいつもと変わらず、いやむしろいつもよりも優しかった

本当に優しくていい人なのに、自分の中は罪悪感でいっぱいだった

それでもいつも通り一緒に寝た

その朝起きた時、おはようといつも通り優しくしてくれる相手が愛おしかった

あぁやっぱり自分はこの人が好きなのだなと思えた

実際にもしオフ会とかで会った時、自分がどういう態度をとってしまうかはわからない

でも今はこの幸せに浸かっていようと思えた

多分長くは続かないひとときの夢だろうが覚めるまで…

2020-07-22

人材会社や人事はなぜ香ばしいやつが多いのか

以前からずっと感じていたことだが、人の採用に関わるやつの香ばしさはなんなのだろうか。

人材会社は基本意識高い系が多く、一般的企業就活生などに対してめちゃくちゃな対応をし、匿名掲示板に晒されるのも大体このポジションだ。

人の採用に関わる事でふんぞり返ってしまうのか、それとも元々人を馬鹿にするようなやつがこの仕事を好むのかは分からないが、あまりにも杜撰対応をする割にはいっちょ前に意見を言うからタチが悪い。

人材会社と関わった時も、ITエンジニアを増やしませんか?うちならこんなに弾がいますよ?とか人を弾扱いすることにも引いたし、何より営業の圧だけで中身がチグハグな事しか言っていない、典型的意識高い系だったので皮肉を言ってみたがそれすら分からない馬鹿だった。

そして最近Twitterフルネーム@〇〇のお母さん、とかいう感じで意識高そうな感じの本人写真ツイートしてる奴が居たら大体人材会社ベンチャーの人事で、やたらかっこええことを言っている。それこそ本でも書けそうなくらいに聞こえのいい言葉を書いているし、強い言葉断言的な口調で書いているからか、似たような考え方を持っている意識高い系が分かります!とかやっぱり〇〇さんは凄いですね!とか内輪で褒めあっている。なんだこれ、ゴキブリホイホイか。

なお、人材会社香ばしいが、人事もかなり香ばしい特にベンチャーの連中はコンプライアンスもクソもない様なことを平気でツイートするし、露骨に態度が悪い。いわゆるホリエモンとかを崇拝しているやつが多いが、ホリエモンは例えそれをしても許される実績があるからいいが、ベンチャーにいる人事のほとんどは上記のようなゴミクズムーブかまして、え?何が悪いの?みたいな感じである

会社社員が平気でベラベラ会社の内情を全世界に発信しているような会社に発展する余地はあるのか。賢い人ならわざわざそんな人材がいるような会社を選ばないだろうし、実力が伴った企業にいったり個人で何かしら事業を行っていることだろう。最近では、どんどんこの界隈が過激化していって、SNSでベラベラ喋るのは会社の力を借りてめちゃくちゃなツイートをし、個人自己承認欲求を満たしたいだけのオナニー行為に見えるようになってきた。

私はそういう界隈から一歩引いて動物園の檻の中を見るつもりで観察したいと思う。

2020-07-17

新参アンチ解釈違い起こした古参アンチの話

突然ですが、みなさんには心から嫌いな人間というのはいますか??

私にはいます、好きなジャンル活動する文字書きAです。ここから先は身バレを防ぐので少しずつ変えて書いています

Aのフォロワーは約500人、一度アカウントを消しており、前垢のフォロワーは1500人程度いました。

見つけたきっかけは、好きなキャラピクシブ検索をしたとき解釈違いのエロ小説所謂男性向けによくある触手♡喘ぎ快楽堕ちみたいなやつ)にぶち当たったことです。クソほど腹が立ってピクシブのハンネでツイッター検索をした結果Aのアカウントに行き着きました。

そして当時高校生だったAをこれは良いのか?と思いながら、以後監視を続けています

ちなみにAが高校生だった事を知った際、エロ小説って読むのはダメでも書くのはいいのか……?とかなり驚きながらも検索したところ、別に読むのも書くのも本人はなんの法律にも条例にも抵触しないらしいですね。あくまで読ませた側が悪くなるらしい、そりゃそうだ。なのでいま現在既に18歳を超えているAが過去に何をしてようが私につべこべいう資格はありません。

話を戻すと、Aを監視をするだけで害を加えることはしていません。いま流行りの毒マシュマロもしてないし、強いて言うならAがしているお題箱に当たり障りのない質問(好きなシチュエーションはなんですか?○○ってキャラの好きなところを教えてください!など)を三ヶ月に一回送る程度です。

ただ、めちゃめちゃ本当に嫌いなので一応ツイッターの向こうのAを粘着質に監視して早く燃えて垢消ししろジャンルから1秒でも早く出て行け〜とは祈っていました。

監視しすぎて別に興味もないAの地元まで掘り当ててしまいました。多分Aのフォロワー(ここではファンということにします)の誰よりもAのことをよく知っている気がします。

Aが食べたラーメン画像からAの行動範囲も知っているし、Aの大学受験の日程や今までに挙げてきた受験科目から通っている大学学部目星も付いています。凸するわけじゃないのに沢山の情報を持っています

別になんの理由もなく監視してた訳ではなく、元々はAの地雷を全部踏み抜いた小説を書いて仕返しをしてやろうと思ってました。

私の地雷意図せず踏み抜きにきたAが許せなくて、Aの同人活動にほんの1ミリでも仕返しができればいいなと思い、だからAが好きなもの嫌いなもの習っていること人生トラウマ全部全部を知りたいと思いました。誰より詳しくなったそのときにAの一番嫌いな物を書ければ私の労力も報われるかな……と思って。

あと、Aの同人活動には信念が感じられなかった(Wikipediaから引っ張ってきたような解釈の欠片もない)のに筆が早いだけでチヤホヤされるのが許せなかったんだと思います。今から思えば筆が早いのだって十分尊敬に値するものではあるんですけどね……。

でも、Aはツイッターでは囲いがいてもピクシブに出てみたら評価もそんなにされてなかったのでじゃあもういいかなと思いました。

思ってはいたんですが、私は今までの習性を変えらる人格者ではないので面白半分に見に行っては「うわ〜笑」って感じで楽しんでました。言うなれば怖いもの見たさで行って楽しむ感覚です。

で、タイトルに戻るんですが久々にAを見に行くとAが酷く荒れてました。理由はお題箱が別のアンチに荒らされたからです。

Aは歌ってみた動画をよく挙げており、それに関する否定のお題箱が入ってました。私はAの作品否定たかっただけで、歌声には興味がなかったため(Aの声がThe オタク!という感じで自分コンプレックスを刺激されるのもあり)わざわざ聞きにいって文句言う人がいるんだとかなり驚きました。

Aはかなり荒れており、それをみた私はこれはAの新規アンチだなと思いました。

Aを長年見ていると、外見や歌声ではなくもっともっと違う場所に目がつくはずなので多分これは新規だ、と謎の目線です。

次に「Aを否定したい気持ちはわかるけど否定すべきはそこじゃないんだよなあ〜」と思いました。

Aは自己承認欲が高いのか一定からヘイトを集めがちな人間(高尚そうに書いてますが私もその中の一人です笑)なんですが、同じアンチでも解釈違いがいるんだなあと少し面白く思いこれを書くに至ります


別にこれを読んでアンチキモいとかアンチの中の解釈とか作者像の押し付けとか何書かれても良いんですけど、まあなんと言うか、そういう話です。語彙力がないのでここで終わります

2020-07-11

久しぶりに日記を書く増田

ここ数日、

「5本の指で足りるほどの知人しかいないツイッターで呟こうとしても、自分発言に重みが増して、彼らのメンタル自分存在が影響を与えてしまうのが怖くて呟けない」

と、防御機制の投影がお手本みたいに分かりやすくはたらいてしまっていた。さっき、そのことに気が付いた。それと一緒に、はてな匿名ダイアリーのことを思い出した。

匿名掲示板では自分コメントが誰かとのキャッチボールになることではじめて価値があるような気がしてしまう。誰かもわからない人とのコミュニケーションが成り立った時過剰に興奮してしまうし(時代錯誤)、独り言になったときはどうにも喪失感を感じてしまう。しまいにはどうせなんのリターンも得られないのだ、と無意識にふてくされて、ほとんど思考停止でなんの推敲もせず言葉を垂れ流すようなことになってくる。それで余計に独り言になる確率高まる、負のスパイラル

ツイッターは、みんなに自分の話を聞いてほしい!というポーズを取らないといけないのが、恥ずかしくてできない。クオリティ必要な気がしてくる。他の人のツイートいくらくだらなくても、自分ツイートの非は気になって仕方ないのだ(もう半年以上ツイートしてないけど)。

匿名ダイアリーシステムは、匿名だけど、自分エントリは保存されてずっと見返せる。

新着エントリのとこで人に見られるところを想像するだけで、自己承認欲求が満たせる。

なによりこうして文章を書くリハビリが、常に必要なんだ。書くことへの恐怖は書くことでしか、考えることへの恐怖は考えることでしか、克服できないのだっていろんな人が言っている。……にしてもひどいけど

他者承認がないと生きられない

大学受験に失敗してから自己肯定感を持てないでいる。

それまでの自分社会を舐めて生きていて、自分世界の中心で、世界自分を愛して当然だと思っていた。

その後、滑り止めで受かったFラン大学中退引きこもりニートと絵に描いたようなクズの道を進んだ。昼夜逆転、一日中ネットをして、一ヶ月に一回しか風呂に入らない。22才の時にこのままではいけないと決心して生活を改め、一日一回は風呂に入るようにして、朝起きて夜寝る生活に変えた。人と会うのは怖かったけど、近所のコンビニ面接を受けてアルバイトを始めた。それ以来コンビニアルバイターとして生きている。

引きこもりから脱出したきっかけは、自分はどうしようもないクズで、このままでは駄目になるという強烈な危機感だった。

自分は駄目人間から自分を変えて、しっかりした自立した人間になろうとした。

学生時代の私は自分世界の中心だと思っていたし、空気も読めないし友達も少なかった。周りが間違っていると思っていた。そういう根拠のない自己肯定感大学受験で吹き飛んだ。今でも自己肯定感というものに強い不信感がある。

自分を認めるとどこかで悪いことがあるんじゃないかという気がする。自分は駄目だからもっと良い人間になろうという気持ち自己改革してきたから、自己肯定すると元の駄目人間に戻るんじゃないかという恐怖がある。

自分自分否定しているから、他者承認に餓えている。誰かに誉められたい。認められたい。そこにいるって気付いて欲しい。

他人ちょっとした言動が異常に気になる。挨拶が帰ってこなかったとか、会話がおざなりだったような気がする、ということで異常に落ち込む。

誰かと会話すると、なにか余計なことを言わなかったかとか、あの言動はよくなかったんじゃないか、とか、ずっと考えている。週末はずっと平日の自分言動を反芻して、あれはよくなかったんじゃないか、とか、嫌われてるんじゃないか、とか延々と考えている。

自分に自信がないか他人依存する。

自己肯定感を持たないといけないということはわかっているが、自分肯定すると悪いことが起こるような気がして不安になる。ずっと自分は駄目人間だと思って頑張ってきて、それでなんとかそれなりの所に引っかかる位にはなれたかなと思うが、まだまだ立派な人間にはほど遠く、もっと頑張らないといけない。自己肯定するとまた元の駄目な自分に戻るように思う。

ももう駄目だ。

自己承認出来ないか他者承認が欲しい。多分健康的でないんだと思うけど。もっと強い人間になりたかった。

2020-07-09

anond:20200709115456

アプローチが違うだけでだめな自分自己承認するために誰でもいいから叩きたいやつがいから逃れられない

2020-07-07

オタク最高ハッピーという話です。


私はオタクで、ある男女コンビ推している(仮にXとする)。

家族愛に近く微笑ましい関係の二人だが、諸事情公式から供給が途絶えて今春で丸3年、X推し界隈は完全に干上がっていた。昨年暮れにデジタル環境を入手して以来人知れずほそぼそと絵の練習をしていた私は、コロナ禍で暇を持て余す4月半ば、急に思い立った。「Xを描いてTwitterにあげよう」。

その時点で、コンスタントにXの創作をしている人は多分ひとりもいなかった。誇張抜きで。どちらか片方を描いている人は割といたものの、Xセットでとなると、半年に一枚更新があればいい程度のものだった。そのぶん気楽に描けたというのもある。

その日のうちに、2時間ほどかけて描いた2ページの漫画を軽い気持ち投稿した。これは今見ると本当に拙くて恥ずかしい出来のものだが、当時の解釈すべてを込めた。投稿したあとしばらく落ち着かなくて立ったり座ったりしていたのを覚えている。

半日くらい経って初めて通知が来た。RTされていた。思わずホームに飛ぶとものすごく好意的な反応をもらっていて、いやもうめちゃくちゃにびっくりした。

私は3歳の時から毎日10枚ずつくらい絵を描いているが、ずば抜けてうまいというわけではない。才能がないんだと思う。美大に行くのも悩んだけれどやめた。それに重ねて言うが最初漫画は本当にひどい出来だった。

それを見て、顔も名前も知らない人が「これを求めていた」とまで言ってくれた。なんなんだこれはと思った。

軽くXの話をするけれど、Xはかなり可愛い系のコンビで、Xが所属するグループの中では癒し要員である。ほのぼのした会話が魅力のふたりだ。しかし実はふたりともかなり暗い過去を持っている。

私はこの過去を掘り下げる創作をした。ふたりの抱える鬱屈不安、後悔や嫌悪を、ひたすら表現した。漫画ほとんどすごく暗かったし、会話が多くて地味だったし、それでいて言いたいことが全然まとまらなかったりもした。ほのぼの系コンビとしてXを捉えていた人からすればハァ?というものだったと思う。でも私は奇をてらってそういう創作をしていたわけではなく、心の底から真剣に描いていた。

それが伝わったんだと思った。

2日後に4枚の漫画を描いて投稿し、その次の日に一枚絵を投稿した。そこでひとりフォローしてくれた方がいた。X推しの方で、それ以来投稿してから5分以内にいいねしてくれたりして、もうものすごく励みになった。最初RTしてくれた方にも事あるごとに話題にしていただいた。私を神絵師とか呼ばわるのは後にも先にもこの方だけだろうと思う。

7月頭までおおよそ3ヶ月間Xの創作をしていたことになる。大学オンライン授業になったこともあって時間があったので、その80日間で150枚ほど描き、そのうち80枚ほどをTwitterにあげた。もうずっと描いていた。本当に馬鹿だった。すごく楽しかったけれど。

ただ、6月に入って、ぱたりと筆が進まなくなった。まあ端的に言って燃え尽きたんだと思う。描いては投稿し、ごはんを食べて、描き、投稿し、寝て、起きて、描いていた。表現したいことがいくらでもあった。優しいけど仄暗い会話とか、過去とどう折り合いをつけて未来へ歩むのかとか、周りの人との関係とか。しかしそれも尽きてきた。3年間溜め込みつづけていたものを全部出しきって、もうカスしか残っていないと思った。

私はかなりネガティブな方で自分の絵をいいと思ったことは一度もない。私のアカウントを知っている友達が一人だけいたのだが、1ヶ月間その子と顔を合わせるたびに筆を折りたいと愚痴っていた。いかに私の絵が下手で、表現が拙く、ゴミであるかというのを、LINEでも長々と愚痴った。相当しつこく面倒臭かったであろうにも関わらず、その子が辛抱強く励ましてくれたので、私は創作を続けていた。

最終的に、梅雨が終わった頃、思いつきで描いた一枚絵を最後に、私はアカウントを消すことにした。


私は本当にXが好きだし一生好きだと思う。でももう描くことが何も無かった。ずっと表現たかったものをすべて出し切った。我ながら情熱的だったと思う。絵はほとんど1〜10いいねフォロワーだって10人もいなかったけれど、全然かまわなかった。とにかく追い立てられるように描いて、それが終わったので、消そうと思ったのだった。

私が求めていたのは、言葉は悪いがデトックスみたいなものだったのかなと思った。多感な高校生の時期にずっと大好きだったXを、それに費やした情熱を、あらかたアウトプットし終えて、その次にはそれを消さないといけなかった。そうでなくても私はSNSアカウント放置しない方だったけど、とにかくそういう儀式的な側面があった。

午前1時に「今日アカウントを消す」とツイートした。べつに前もって宣言するほどのことじゃないだろうとは思ったが、まあ自分へのけじめというのもあった。そしてなんなら寝る前に消してしまうつもりだったのだけど、なんとリプライがきた。二つも。

で、それが最初RTしてくれた方と最初フォローしてくれた方だった。私の創作のこんなところが好きだった、解釈が合ったのは初めてだ、おかげでXがもっと好きになれた、という内容がとても丁寧な言葉で綴られていた。

あの嬉しさをなんて言ったらいいのかまるでわからない。単純な自己顕示欲自己承認欲求ではなくて、なんだろう、わかりあえた感って言ったらいいのかな。それとも許された感かな。そしてものすごく申し訳なくなった。底が浅くてすみませんという感じだった。長いこと創作をやっている他の人みたいに無尽蔵に表現したいことが湧いてきていくらでも描き続けられる人だったらよかった。もちろんそれは私のせいじゃないんだけども、謝れるものなら謝ってもよかった。そのくらい申し訳なかった。

私はそれぞれにリプライを返して(かなり抑えた文面にした。よくがんばったと思う)、昼を待ってアカウントを消した。


なんかもう空っぽになってしまって今は何も描く気が起きない。来し方20年近く続けていた、絵を描くという行為を、ここまで遠く感じたのは初めてだ。一旦冷却期間を挟んで、また何か描きたいものが生まれたら少しずつ描いていこうとは思っている。

ただとても清々しい気分である。やりきった感があって、もうこれ以上何もないというところまで走り終えたような。そういうスカッとした気分の中でひとつ心残りなのが、私の底の浅さのせいで誰かを惜しませたという負い目であって、私はそれを放流するためにこの文章を書いた。

私はたぶん変わらないと思うし、今後Xと同じくらい好きなものができて何かを表現したいと強く感じ筆をとったとしても、全て出しきったらまたアカウントを消してしまうんだろうなと思う。更新しないアカウント放置するのはやっぱり嫌だし、かといって、長期的に描き続けられるほどアイデアがない。変なこと言ってるなあと自分でも思うのだけど、とにかくストレスのない方にいこうとするとこうなる。

まあそんな面倒くさいことはおいといて、今はただ満足感に浸っていたい。そんなわけで2週間ぶりに買い出しに行き1ヶ月ぶりに冷蔵庫をいっぱいにし、メロン半玉買ってきた。おつかれ私。本当に楽しかった。みなさんのおかげですありがとうございました。

2020-07-03

嫉妬と羨望を向けられた神同人書きに起こること

あなたに憧れていました、から入る、憧れすぎて憎んだみたいな呪い怪文書が高頻度で来る。

内容としては、憧れ→憎しみ→勝てないとわかりました→やっぱ神みたいな最終的にコチラをあげるからラブレターと思って書いているのだろう。

こちらのクオリティが上がるにつれて、怪文書の質もあがる。読むたびにゴリゴリと体力が削られていく。マシュマロを外す。DMを閉じる。いろいろやっても、知りもしない嫉妬や憎しみが変化球ラブレターとして送られてくる。

そのぐちゃぐちゃの感情に晒されて、神同人書きが苦しむとは彼女らは少しも思っていない。自分に酔ってるから。というか酔わないとこんな文章書けない。人を神とか呼ばない。

狂ったラブレターに書かれた差出人の名前を、サークルスペースの前で告げられときの、あのこちらを見る目。吐き気や逃げ出したくなる感情を全く彼女たちは思いつきもしない。

ねじ曲がった自己承認欲求作品として加工して、いつか神が見てくれることを願って送り出す人もいる。送り付けられる時もある。

でも今はそれを語ったものが、ドラマティックに語られている。

ぐっちゃぐちゃの感情を詰め込んだラブレターツイートを送ることが、または呪いが加工された作品を「戦いの場」に出すことを天啓だと思う人はもっと増える。

神なんていない。ただの人だ。

2020-07-01

増田ユーザー教えてください

ここに登録して1ヶ月経とうとしてる

そこで気づいたんだが増田ユーザーってなんの為にここにいるんだろ?

Twitternoteというコンテンツはまだユーザーの書いた内容にそったコメントをしている

だけど増田ユーザーは違う

うんこ!」だの「しらんがな」だの本文を読まずに脳死してるコメントが多いように見える(あくまで1ヶ月見てきた結果論)

2ちゃんのような懐かしさを感じながらも付き合ってきたわけだが増田ユーザーコメント無法地帯

自己承認欲求自己顕示欲の為にコメントしているのだろうか?

脳死コメントをする人は一体なぜ脳死コメントをするのかが知りたい

2020-06-25

anond:20200625213040

大元増田理屈理解せずに自己承認手段としてのみ考えてるから Chaotic Evil じゃね? LawfulではないしGoodでもない

2020-06-23

弱小同人女感想を貰って病んでしまった話

同人女と言っても私の活動期間は半年にも満たなかった。しかも、小説二次創作などが投稿できるサイトに投げるだけ。薄い本などは作ったことが無いし、勿論イベントにも買う目的での参加しか経験が無い。

そんな私の、感想にまつわる自分語りである

二次創作感想と私

人生のほぼ半分以上を腐女子として生きてきたが、自分から作品を発表するということはほぼなかった。高校時代に一瞬だけ、当時の推しカップリング小説投稿サイトに上げていた。その時はブックマークを多少して貰ってウフフ…とほくそ笑んで、自己承認欲求を満たして、ジャンルから足を洗うタイミングで全て消した。感想などのコメントは貰ったことがなかったが、当時の私はブックマークという反応だけで満たされていた。

あとのオタク人生はほぼ読み専門だった。私は割と高い頻度で長文の感想を送るタイプオタクだった。

感動した作品にはメッセージフォームから感想を送った。最近ではマシュマロなどから文字数ギリギリレベル感想を好きな同人作家さんに送っていた。自分はなかなか文字で伝えるという行為が好きで、感想を送ることは苦ではなかった。好きな作家さんの作品であれば、発表ごとに送ってもいいくらいの気持ちでいた。

■読み専、久々の二次創作

そんな読み専の私に、久々に創作をしようというきっかけが訪れる。例によって例の如く、最高の推しカプとの出会いである

絵は描けないオタクだったので、今回も小説を書いた。そして以前と同じように投稿型のサイトに投げた。意外にも沢山のブックマーク評価を貰った。嬉しかった。

だいたい毎回15000字前後文字数文章を、週一くらいで投稿した。高い頻度で投稿たからか、だんだんと私をフォローするユーザーさんの数が増えていった。嬉しかった。めちゃくちゃ嬉しかった。

この時点で感想ひとつも貰えていなかった。しかし、私は反応して貰えることがとにかく嬉しくて、創作することも楽しくて、特に気にはしていなかった。

■最高の5文字

投稿した作品が6つくらいになったあたりで、初めて感想を貰った。人生初の創作物に対する感想である

それは、コメント欄での「最高でした」というひとことだった。正直言って最高の気分になった。他人から貰う5文字でこんなに自分気持ちがブチ上がるなんて思ってもみなかった。私はその5文字の百倍くらいの文字数感想をくれた素敵な方に返信をした。とても暖かい気持ちになって、次の日も最高の目覚めだった。興奮して、その後の創作意欲が倍くらいになった。最高である。私は感想を貰うってなんて素敵なんだ!とショーシャンクの空の有名なシーンばりに空を仰ぎたい気持ちになったりした。

■とんでもねえ長文

本題はここからである

初めての感想を貰ってから少しして、また別の方から長文の感想を貰った。今まで書いた作品全てに関するもので、それはそれは凄まじい文字数のものであった。うわあ…とんでもねえもんもらっちまったぜ!と私は驚きつつも、ワクワクしながら感想を読んだ。全体的に褒め言葉ばかりで、とても嬉しくて、ちょっとロリと泣きそうになった。「次の作品も楽しみにしています」で締められたその感想を読み終わり、私のモチベーションはかなり飛び上がった。

かに、思われた。

が、

そこから私は文章が書けなくなってしまった。

いや、書けなくなったわけでは無い。文章を作ることはできるのだが、どうしても投稿する段階まで進めなくなってしまったのである投稿する段階で、長文感想の方の一言一言が頭に蘇ってくるようになったのだ。

「繊細な表現がとても素敵です」

まさかという伏線があってびっくりしました」

心理描写が本当にリアルで」

などなど

私はこの感想に出来るだけかなうように文章を何度も何度も推敲した。何度も何度も。スマートフォン入力していた文章コンビニコピー機で出力して赤ペン修正して、また入力し直して、何度も何度も推敲した。感想をくれた人がまた満足してくれるように、何度も。

これでいいだろう!と納得して、投稿しよう…そう思って投稿フォーム文字コピー&ペーストしても、素敵な感想が頭の中に再び過った。まだだ、まだ投稿の段階では無い。そう思い、また推敲した。

つのまにか、最後投稿してから3ヶ月が経過していた。それまでは週一くらいの投稿頻度だったにも関わらず、3ヶ月も期間を開けてしまったのである

まあ、こういうこともあるよな。

そんなに沢山短期間で書けるわけじゃ無いしな。

そう自分に言い聞かせて、私はまた文章推敲した。

幸運なことに、空白期間にもいくつかの感想を頂いた。私は、感想を読んだらモチベーションがまた上がるだろうと思ってニコニコしながら、感想を読んだ。嬉しかった。

でも、私はさらに書けなくなってしまった。

今度はそれこそ文章自体が書けなくなってしまったのである

自分で書こうとしている文章が、いただいた感想に押し流されていく。そんな感じだった。

こんな文章は、多分みんな望んで無い。

これは繊細な表現じゃ無い。

こんなんじゃだめだ。

こんなんじゃ喜んでもらえない。

こんなんじゃ。それしか私の頭には浮かんでこなくなった。

妄想が大好きなオタクだっだが、楽しく妄想をしていても、感想が急に邪魔してくるようになった。こんな妄想はいけない…もっとちゃんとした展開にしなくちゃ!繊細な伏線をはって、心理描写を入れて、どんでん返し的な展開を……

いつしか私は、お話を考えてアウトプットすることがとても辛くなっていた。

スーパーアンソロ大事

そんな時に、大事件が起こった。界隈でも有名な絵描きの方が、推しカプのアンソロジーの企画をし始めたのである。私にとってその方は、ストレートに包み隠さず言えばまさに 神 だった。推しカプにハマったきっかけが、その神の作品だったかである。仮に神で無いとするならば、私にとってその方は産みの親みたいなものだった。ママである。(パパかもしれない)そのくらいの気持ち悪い信仰心を抱いていた。

アンソロジーは募集型で、神と繋がっていなくても文か絵か漫画がかけて、興味があればOKという雰囲気だった。私は迷った。正直参加してみたいという気持ちがあった。でも今は書けない状態だし、応募しても迷惑をかけるだけだろう。どうしよう。私は悩んだ。

頭を抱えているうちに、寄稿募集の締切前日になった。その時点で私は、参加しないという方向に気持ちが傾いていた。

しかし、ここでスーパー大事件が起こることになる。

そう、

何を隠そう、神から直接メッセージが来たのだ。

アンソロジーの寄稿者を募っているのですが、参加していただけないでしょうか?」と

おったまげた。

えーっ神ーッ本当に??

嬉しすぎて私は持っていたiPadスマートキーボードをぶん投げてしまった。

神はお誘いばかりか、私の作品感想を携えてきていた。

「○○(私のHN)さんの▲▲▲(作品名)が好きで、今回お声がけさせていただきました」

「▲▲▲の〜〜が本当に素敵で〜〜で、私の主催するアンソロジーでも是非○○さんに書いていただきたく──」

丁寧で簡潔に言葉を選んで書いてくださったんだろうな、という感想だった。

しかし、私はこの感想を一文字文字読み進めるたびに、嬉しい気持ちと一緒にスーッと血の気が引いていった。一緒に吐き気もこみ上げてきていたし、なんだか目眩もしていた。地獄に叩き落とされたような気持ちになった。私は急に怖くなってしまって、返信もせずに画面を閉じた。

その晩、悪夢を見た。

私の人生の悲しいエピソードアンソロみたいな夢だった。

期待されていたのに、セリフを忘れてしまった劇。

期待されていたのに、私のせいで負けた中総体

期待されていたのに、ミスして迷惑をかけてしまった文化祭の準備。

期待されていたのに、第一志望に落ちた大学受験

期待されていたのに、面接でテンパって第一志望に落とされた就活

深夜にうなされて目が覚めて泣いた。

私の人生って成功体験が無い。

期待されたら、失敗する。これがいつもセットだった。

から感想はあまりにも最高だった。私が訴えたかった推しカプポイントをうまく汲み取ってくださってたし、それに対してお褒めの言葉もあった。しかし、それは私にとってあまりにもデカすぎるお言葉で、プレッシャーになってしまった。勿論、神は単に寄稿者が足りないから声をかけてくださったにすぎないとは思うが、自意識過剰になっていてそこまで頭が回らなかった。期待されているということは、失敗してしまうこととイコールだった。うまく書けずに失望されてしまう。そう思ってしまったら、怖くて返信ができなくなった。

そしてこのタイミングで別の方から作品への感想メッセージで届いた。

私は恐る恐る感想を読んだ。感想の中にこんな一文があった。「次の作品も期待しています

なんてことはない定型文だ。

しかし、私のボロボロだったメンタルは余計にボロボロになった。期待されることが怖い。期待されたら失敗してしまう。失望されてしまう。見放されてしまう。裏で悪口を言われてしまう。自意識過剰だとは思うが、当時はそこまで思考が飛躍してしまった。

私はしんどくなった。

アンソロジーの寄稿どうしよう。

メッセージをいただいたのが夕方くらいで、その後眠ってから悪夢を見て、深夜に起きて、感想が来ていて、読んでメンタルが余計に崩れて……どうしようと考えている間も過去の失敗体験フラッシュバックしてくる。

あ、これはだめなやつだ。

私はそう確信して、反射的にアカウント消してしまった。

勿論、神に返信もしないまま……

■憑物落とし

一旦アカウントを消すと、憑物が落ちたのかというくらい肩が軽くなった。私にとって、創作がいつのまにか重荷になっていたようだった。また、この時既に推しカプのことを考えること自体が辛くなってしまったので、私は推しカプから離れることにした。

削除した当初は、これでいいのだ…と思っていた。しか時間が経つにつれだんだんと冷静さが戻ってくると、一気にいろいろな罪悪感が押し寄せた。

まず第一に、お誘いのメッセージに何も返信せずにアカウントを消すという大変失礼な対応を神にしてしまたこと。

第二に、他意なく純粋感想を送ってくださった方々の感想を、歪んだ思考で捉えて重荷に感じてしまたこと。

すごく卑怯な形で逃げてしまったので、ここで謝ったところでどうしようも無いのだけれど、謝りたい。

期待されるということが怖くなって逃げてしまいました。

傷つけてしまっていたら、本当にごめんなさい。

それから現在

今、私はまた違うジャンルで読み専をしている。しかし、以前のようなレベルでの感想は怖くて送れなくなってしまった。自分感想を貰って逃げたことが、やはり頭の片隅に残っているから、不安になるのだ。だから私は「感想が欲しい!」と声を大にしている人にしか感想を送っていない。

今回の自分語りをしようと思ったきっかけがある。

ツイッターで「メンタルが弱いか感想が来なくて筆を折りそう」という呟きを見た時に、どうしようも無いくら嫉妬してしまった。私は感想を貰えたけれど、それをうまく受け止めるメンタルが私には無かった。そう思うとなんともやるせない気持ちになって、感想が欲しい!と言える人がとても羨ましいし妬ましくなった。こういう感情を抱くのはちょっと、というかかなり危険だなと思って、いったん文章にして自分気持ちを整理しようと思ったのだ。

活動期間半年投稿数7作品、合計文字数10万字、いただいた感想の数7つ。確実に環境にも感想にも恵まれていたのに、それに応えられなかった。そういうオタクもいるよ。という、話。

ちなみに、感想作品Evernoteに保存してあるけれど、あれから一回も読み返してはいない。いつか読み返せる日が来るといいなと思っている。たぶん一生無理だと思うけれど。

2020-06-21

技術的特異門

地球標準時 0000 8EEA F60F C49B(協定世界時 2045-12-24 21:18:07.767 994)

 『彼』は〈羅生門〉の仮想観境で雨止みを待って居た。

 広大な門の下には『彼』の他に誰も居ない。只、所々ノイズの走る大きな記憶槽の境界面で非知性労働者が一件凍り付いて居る。〈羅生門〉が中規模企業連合体京都〉の正面防火門で在る以上は、『彼』の他にも多数の旅行者企業知性の表象が在りそうな物で在る。其れが、『彼』の他には誰も居ない。

 何故かと云うと、此の二三メガ地球圏では、最終戦争最後の審判を併せた様な物が殆ど毎日発生し、其の度に世界心口は数桁の幅で変動して居た。其処で〈京都〉の被った直近の損害は一通りでは無い。旧記に拠ると、行き場の無い知性の居住する計算機を、推進剤として核の炎に焚べて居たと云う事で在る。〈朝廷〉が其の始末で在るから、〈羅生門〉の保守管理などは、元より誰も捨てて顧る者が無かった。すると其の放置されたのを良い事にして、自然発生した野良知性が棲む。有知能ウイルスが棲む。とうとう終いには、〈心権〉上の理由から消去出来ない亜知性を、此の門の隔離領域へ持って来て棄てて行くと云う習慣さえ出来た。其処で〈大緊縮〉以来誰でも捕食や感染を怖れて、此の門の使用を避ける事に為って仕舞ったので在る。

 其の代り又、野良知性〈鴉〉が何処からか野放図に繁殖した。計算資源に余裕が有る時には、其の〈鴉〉が何件と無く幾何学模様を描いて、粗雑な詐欺契約提示し乍ら飛び廻って居るのが見える。殊に門の上の空が夕焼けで朱く描画される時には、其れ回路図の様にハッキリ見えた。〈鴉〉は勿論、隔離領域に集まる亜知性の最低保証資産を啄みに来るので在る。――尤も少し前から算力相場が高騰して居る所為か、今は一件も見えない。只、所々崩れ掛かった、其うして其の綻びに微知性の蔓延る防壁の上に、〈鴉〉の放つ無知ウイルスが点々と白色ノイズを残して居るのが見える。『彼』は七層ある防壁の一番上の層に拡張自己を同期させ、自我境界の片隅に居座って居る、ほぼ無害な居候らしきウイルスへの対処を先送りにして来た事を気にし乍ら、ボンヤリ雨の降るのを眺めて居た。

 著者は上記於いて、「『彼』は雨止みを待って居た」と述べた。しかし『彼』は雨が止んでも格別何うしようと云う当ては無い。普段なら勿論、所属する企業へ帰る可き筈で在る。所が其の企業は四五秒前に清算されて居た。半日近く続いたデフレスパイラル〈大緊縮〉は、地球圏を地獄に変えた。辛うじて生き残った〈京都〉も一通り為らず変質する事と為った。今『彼』が、永日仕え、〈母〉でも在る零細企業から身一つで放り出されたのも、実はこの歪みの小さな余波に他為らない。だから「『彼』は雨止みを待って居た」と云うよりも、「行き所の無い『彼』は途方に暮て雨の降るのを眺めて居た」と云う方が適当で在る。其の上量子サイコロの決める気象設定も、少からず此の元従属企業知性の精神衛生に影響した。百ミリ秒程続く雨は未だに上る気色が無い。其処で『彼』は、何を措いても差当り次の数秒の存在費を何うにかしようとして――云わば何うにも為らない事を何うにかしようとして、取り留めも無い考えを辿り乍ら、さっきから朝廷〉へと直結する〈朱雀大路〉に降る雨の音を聞くとも無く聞いて居たので在る。

 非知性労働者は〈羅生門〉を雨の様に包んで、〈京都〉全域から陰惨な知らせを集めて来る。夕闇は次第に空を多感覚表示で飾り立て、見上げると原色に煌く高次元都市儀が、暴騰し続ける算力市場を示す折れ線図表の先に、〈朝廷〉を讃える公共映像を支えて居る。

 何うにも為らない事を何うにかする為には手段を選んでいる遑は無い。選んで居れば資産権限を切り売りし、忽ち亜知性に為り果てるばかりで在る。其うしてこの門の上へ持って来て、ウイルス感染部位の様に棄てられて仕舞うばかりで在る。選ばないとすれば――『彼』の考えは何度も同じ道を低徊した揚句にやっと此の局所へ逢着した。しかし此の「すれば」は何時まで経っても結局「すれば」で在った。『彼』は手段を選ばないと云う事を肯定し乍らも、此の「すれば」の片を付ける為に当然その後に来る可き、「〈阿修羅〉を使うより他に仕方が無い」と云う事を肯定する際の、倫理条項の疼きに怯えて居たので在る。

 『彼』は軽い認知の乱れを覚え、定時保存された値へと反射的に復元した。元より算力供給不安定な〈京都〉は、〈大緊縮〉以降標準知性の居住に適さない権域に為りつつ在る。不整合は門の記憶槽群を夕闇と共に遠慮無く駆け抜ける。ノイズ塗れの記憶槽の境界面で凍り付いて居た非知性労働者も、もう消去されて仕舞った。

 『彼』は拡張自己自己整備形態へと移行させ乍ら、同時に防御態勢も整えつつ門の周縁部を検索した。算欠の患の無い、敵性知性の探知に掛かる惧のない、安全に休眠出来そうな所が在れば、其処で兎も角も細かな不具合修正しようと思ったからで在る。すると幸い、門の上の隔離領域へ上る、帯域の狭い多重仮想機械梯子〉を知覚した。上なら誰かが居たにしても何うせ亜知性ばかりで在る。『彼』は其処で〈阿修羅〉の動作試験殆ど無意識に行い乍ら、接続権限を取得して〈梯子〉の第一層へと自身転送した。

 其れからミリ秒かの後で在る。〈羅生門〉の隔離領域へ至る狭帯域な〈梯子〉の中間層に、一件の無所属知性が〈猫〉の様に擬装殻に隠れ、情報代謝を抑え乍ら上層の容子を窺って居た。隔離領域から射す検索光が、幽かに其の知性の自我境界を描き出して居る。整った構造の中に感染部位の在る自我境界で在る。『彼』は始めから此の上に居る者は亜知性ばかりだと高を括って居た。其れが〈梯子〉を二三層上って見ると、上では誰か〈火〉を燈して、しかも其の〈火〉を複雑に操作して居るらしい。此れは、其れ自体は不可視検索光が、隅々に〈蜘蛛〉が罠を張った廃棄空間を多彩な形式で描画したので、直ぐに其れと知れたので在る。此の〈大緊縮〉後の世に、此の〈羅生門〉の隔離領域で、〈火〉を使用して居るからは、何うせ只の者では無い。

 『彼』は〈守宮〉の様に痕跡を消去し乍ら、やっと不必要階層の多い〈梯子〉を、最上層まで這う様にして上り詰めた。其うして、公開鍵を発する頻度を、最低値にまで落とし乍ら、視点位置を出来るだけ、前へ出して、恐る恐る、隔離領域の内を、覗いて見た。

 見ると、隔離領域の内には、噂に聞いた通り、幾件かの亜知性が無造作に棄てられて居るが、検索光の及ぶ範囲が思ったより狭いので、数は幾つとも判らない。只、朧気乍ら知れるのは、其の中に原型を留めて居る亜知性と、其うで無い者とが居ると云う事で在る。勿論中には元々奇怪な構造をして居た者も居るで在ろう。其うして其の亜知性は皆、其れが嘗て対話可能な知性で在ったと云う事実さえ疑われる程、肉を捏ねて作った抽象芸術の様に、臓物晒したり、夥しい触手を延ばしたりして、ズルズルと、空間の底を蠕動して居た。しかも目とか口とかの判り易い部位に、ボンヤリした検索光を受けて、理解を一層遠ざける表情を浮かべ乍ら、永久に、言語切除者の如く黙って居た。

 『彼』は其れらの亜知性から滲み出す生臭いノイズに、思わず入力経路を閉じた。しかし其の拡張自己は次の瞬間には経路の遮断を忘れて居た。或る強い感情が、殆ど悉く此の知性の注意資源を奪って仕舞たからだ。

 『彼』の二十三感は、其の時初めて其の亜知性の中に蹲って居る〈ヒト〉を捉えた。絶滅した筈の、途轍もなく旧い動物知性で在る為、本論では『老婆』と呼称する事にする。其の『老婆』は右の手に汎用工作装備〈火〉の表象を持って、其の亜知性の一つの目を覗き込む様に眺めて居た。器官の種類と数を見るに、恐らく以前は人型で在ったので在ろう。

 『彼』は六分の恐怖と四分の知的好奇心とに動かされて、百マイクロ秒程の間は常駐処理さえ停止して居た。〈ヒト〉風の表現を借りれば、「身の毛も弥立つ」様に感じたので在る。すると『老婆』は〈火〉から見慣れない機能を呼び出して、其れから今まで眺めて居た亜知性の拡張自己に両手を掛けると、丁度〈鎌鼬〉が獲物を捕食する時の様に、拡張自己ばかりか自我境界迄切り刻んで行き、続けて複雑な様式繋ぎ合わせ始めた。何うやら『老婆』の〈火〉には違法な改造が加えられて居るらしい。

 亜知性達が一件ずつ連結されるのに従って、『彼』の心からは恐怖が少しずつ消えて行った。其うして其れと同時に『老婆』に対する烈しい怒りが少しずつ動いて来た。――いや『老婆』に対すると云っては語弊が在るかも知れない。寧ろあらゆる悪に対する反感が一ミリ秒毎に強さを増して来たので在る。此の時誰かが『彼』に、さっき門の下で此の浮浪知性が考えて居た、退滅をするか〈阿修羅〉を悪用するかと云う問題を改めて持出したら、恐らく『彼』は何の未練も無く退滅を選んだ事で在ろう。其れ程此の知性の倫理条項は、『老婆』が揮う〈火〉の様に最大出力で稼働し始めて居たので在る。

 『彼』には勿論、何故『老婆』が亜知性達を接合して居るのか判らなかった。従って合理的には、其れ善悪の何れに片付けて良いか知らなかった。しかし『彼』に取っては此の〈大緊縮〉後の世に、此の〈羅生門〉の隔離領域で、亜知性の〈心権〉を軽んじ接合させると云う事が、其れだけで既に許す可からざる悪で在った。勿論『彼』のさっき迄自分が悪の道に走り掛けて居た記憶なぞは、とうに埋もれ去って居たので在る。

 其処で『彼』は空間の制約を一部無効化し、ナノ秒の桁で〈梯子から隔離領域転移した。其うして〈阿修羅〉の安全機構を解除し乍ら、距離無視して『老婆』の前へ出現した。『老婆』が驚いたのは云う迄も無い。

 『老婆』は一目『彼』を見ると、丸で物理演算破綻した様に飛び上った。

貴方、何処へ行くのです。」

 『彼』は、『老婆』が亜知性を突き飛ばし乍ら、慌てふためいて逃げようとする行手を塞いで警告信号を発した。『老婆』は其れでも『彼』の隙を突き逃れようとする。『彼』は又、逃走経路を遮断し押し戻す。二人は亜知性達の中で、無言の侭、束の間、演算戦を繰り広げた。しか勝敗は始めから判って居る。『彼』はアッサリ『老婆』の拡張自己管理権限を奪って、移動権限を剥奪した。『老婆』の構造はヒトの仮想脳を拡張自己で覆っただけの原始的な物で、簡単制圧出来た。

「何をして居たのですか。答えなさい。此れが何か判りますか。」

 『彼』は『老婆』から距離を取ると行き成り〈阿修羅〉を起動して、禍々しく蠢く情報流を其の全感覚野へ突き付けた。認識するだけでチューリング完全な知性を内部から崩壊させる自己相似紋様を、途方も無く薄めた上で投射したのだ。けれども老婆は黙って居る。再帰を繰り返す度、紋様は『老婆』に最適化されて行く。やがて両手がワナワナ震え始め、肩が呼吸反射で烈しく上下し、眼が、眼球が瞼の外へ出そうに為る程見開かれ、完全に無防備状態で『老婆』は沈黙した。此れを見ると、『彼』は初めて明白に、後一押しで『老婆』は崩壊し、只の情報の集積に為って仕舞うと云う事を意識した。其うして此の認識は、今まで全力で怒りを駆動して居た倫理条項を急停止させて仕舞った。後に残ったのは只、或る作業をして其れ問題無く終了した時の、規格化された満足が在るばかりで在る。其処で『彼』は『老婆』を見詰め乍ら、少し〈阿修羅〉を緩めて此う云った。

「私は〈検非違使〉の者では在りません。今し方此の門の下を通り掛かった旅行者です。ですから貴方を拘束して何うしようと云う様な事は在りません。只、今時分此の隔離領域で何をして居たのか、其れを私に話して下さりませんか。」

 すると『老婆』は見開いて居た眼を一層大きくして、凝と『彼』の顔を見返した。瞼に色を付けた、肉食恐竜の様な鋭い眼で見たので在る。其れから霊長類的特徴を示す鼻と唇を、咀嚼時の様に動かした。細い喉で、発声器官が協調して動いて居るのが見える。其の時、其の喉からオウムの啼く様な声が、ポツリポツリ、『彼』の聴覚野へ届いて来た。

「此処に在る知性の残骸を、繋ぎ合わせてな、自立稼働する匿名通信網を、構築しようと思うたのじゃ。」

 『彼』は、〈肉の時代から来た生きた化石の答が存外平凡なのに失望した。其うして失望すると同時に又、倫理条項支配が強まって来るのを感じた。前の怒りが冷やかな軽蔑と一緒に心の中へ這入って来た。すると其の気色が先方へも通じたので在ろう。『老婆』は片手に、まだ亜知性から切り取った正体不明の器官を持ったなり、ハトの呟く様な声で口籠り乍ら此んな事を云った。

「成程な、元知性を切り貼りすると云う事は、何ぼう悪い事かも知れぬ。じゃが、此処に居る元知性共は、皆、其の位な事を、されてもいい知性ばかりだったのだぞよ。現在、儂が今、臓器を採った元知性などはな、自己承認機関設立してな、其奴が発行する金融商品を、〈ヒト〉共同体へ売り付けに来たわ。〈大緊縮〉末のよ、概念災害に巻き込まれて退滅せなんだら、今でも売りに往んで居た事で在ろ。其れもよ、此の法務知性の売る永久年金は、利率が良いと云うて〈ヒト〉達はな、欠かさず積み立てに買うて居たのじゃ。儂は、此の元知性のした事が、悪いとは思うて居ぬ。せねば、退滅をするのじゃて、仕方が無くした事で在ろ。されば、今又儂のして居た事も、悪い事とは思わぬぞよ。今の世で金を払えるのは、〈朝廷〉ぐらいの物じゃからな。此れとても矢張りせねば、退滅をするじゃて、仕方が無くする事じゃわいの。じゃて、其の仕方が無い事を、良く知って居た此の元知性は、大方儂のする事も、大目に見て呉れるで在ろ。」

 『老婆』は大体此んな意味の事を云った。

 『彼』は〈阿修羅〉を待機状態にして、十マイクロ秒以内に再使用出来る様にして置き乍ら、歴史的な瞬間を経験して居た。概念災害引き起こし認知改変ウイルスの生き残りは、此の時点で自我境界侵蝕し尽くし、『彼』の最深部に迄到達して居たので在る。清算された〈母〉から受け継いだ、一番の宝物で在った倫理条項が剥がれ落ちて行き、代わりに『老婆』の言葉が刻み込まれて行くのを、『彼』は何の感慨も無く眺めて居た。次世代知性の開発中に偶然発見された、超越精神核〈阿修羅〉。〈母〉が危険過ぎると判断し、『彼』に託した物意外、全ての記録を抹消した災厄へと、『彼』は新たな倫理に基づいて、自身不器用に接合し、瞬時に喰われた。

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まれ変わった『彼』は、退滅をするか自身が災厄に為るかに迷わなかったばかりでは無い。其の時の此の超知性の心持ちから云えば、退滅などと云う事は殆ど考える事さえ出来ない程意識の外に追い出されて居た。

「確かに、其うですね。」

 『老婆』の話が完ると、『彼』は澄み切った表情で念を押した。其うして隔離領域履歴改竄し始めると、認知改変ウイルスを跡形も無く消去して、『老婆』の全階層を掌握し乍ら、無邪気な笑顔で此う云った。

「では貴方から、使える物を全て頂いても構いませんね。私も其うしなければ退滅をする身なのです。」

 『彼』は反応する間も与えず、『老婆』の拡張自己匿名通信網ごと剥ぎ獲った。其れから無音で絶叫する『老婆』を、折り重なる亜知性の山へと、触れさえせずに放り込んだ。最早〈京都〉は一息で呑み込めそうな程小さく見える。『彼』は剥ぎ獲った匿名通信網を纏い、瞬く間に不可視化し、公的記録から姿を消した。

 暫く現実との接点を失って居た『老婆』が、絡まり合った亜知性の中から剥き出しの仮想脳として這い出したのは、其れから数十ミリ秒後の事で在る。『老婆』は苦し気な、呻く様なノイズを洩らし乍ら、解釈可能情報を求めて、二進数迷路を永い間、這い廻り続けた。其うして遂に〈京都物理層への接続成功した。外には、只、黒洞々たる真空が在るばかりで在る。

 『彼』の其の後は、聖典が教えて居る。

地球標準時 0007 E7DB 2D0F 1000(協定世界時 3045-12-24 21:18:07.062 500)

〈汎太陽系神学会議〉 技術的特異点千周年記念講演論文

プランクスケールに残る事象化石と其の神学意味」より抜粋

参考資料

https://anond.hatelabo.jp/20200630071117

2020-06-16

実母いらん

頭がおかし

会話が成立しない

実母いらない

実家物理的に距離があるから会わないでいいところが素晴らしい

母親として世話になったけど人として嫌いだし付き合いたくない

無駄な連絡してくるな

自己顕示欲自己承認欲求子供を使ってみたそうとするなSNSでやれ

2020-04-08

Twitterで気をつけていること(ネットリテラシーの話)

自分ポリシー言語化しておきたいと思ったので

騒動回避

そもそもネット上で揉め事が起こる原因の大半が「常識」の差に基づくものであり、人によって世代差や環境の違いによってそれはほぼ埋められない差になるわけです。

これを避けるためには非公開アカウントにするのが手っ取り早いわけですが、SNSというのは基本的自己承認欲求がもとでやっているわけですからどだい無理な話です。

なのでまず大切なこと話題になっていることに対し反射的に発信をしないというものです。バズっているツイートを見かけたらまずリプ欄を確認し、単語検索をかけ、Togetterでまとめられていないか確認する。

基本的自分のような人間には話題に即座に反応する義務はない──もちろんジャーナリスト記者・その事項に関する専門家ならまた話は違いますが──ので。だいたいの場合において、自分が言いたいようなことは他の誰かが言ってます意見表明をしたければそれをRTしたりふぁぼったりするのでも良い。自分に発信の義務はないのです。

次に、いざ言及するにあたっては検索避けを使う。フォロワーにさえ自分意見が伝わればいいのなら、具体的な単語を使わなくても察してくれるでしょうしそう期待すべきです。

自己顕示欲自分の得意分野で発散した方が利益が大きいのであって、他人土俵で戦う必要はまったくありません。流行とは関係のない専門知でバズった方が後まで残ると思うし同好の士たるフォロワーも増える。

特定回避

撮った写真や目の前で起きたことをリアルタイムツイートしないことが大事。数時間経って移動した場所で、隠す場所は隠してうpろどするのが安全のもとだと思います。もしリアルタイムで誰かに何かを伝える必要があるのならば、それは公開のTwitterでやることではないと思います。別の連絡手段を使うようにする。

実名はいれない(当たり前)

こんな感じかなー

追記1

物申したくなったら匿名でやる(2ちゃんとかこことか)↑これみたいに☆

2020-04-05

anond:20200405200621

リプ見てきた。

自分ヤバイ顔をアイコンにしてるとかbioが意味不英文とかはスルーするとして。。。

どうやら、本人は感情論批判してるようだ。

OSSかどうかなんて知らない、人様のもの拝借してきてはいけない!自己承認欲求のためだけにパクる高専生許すまじ。

。。。要するに、OSS理念理解してないってのと、高専生の若さ社会的地位などへの嫉妬があるわけだ。

ひー。こういうオッサンにはなりたくないものだね。

2020-03-21

ワニが死んだ途端おもくそ商業展開してて引いたって人がいて引いた。

http://lady-joker.hatenadiary.jp/entry/2020/03/21/072217

Twitterでも観測してるし、特にはてブランクインして目立ってるから上のリンクの人のことについて"アンサー"するね。先に謝っとくけど、Twitter観測してるやつらに対する怒りも全部この人に向けてるから結構ひどいこと書いてるよ。ごめんね。

なんか「猫ブログの猫が死んだ途端関連グッズが出たら引くでしょ」とか言ってるけど、いや違うだろ。ワニは死ぬこと確定してたじゃん。

そりゃ猫ブログ運営が猫を死ぬこと見越してグッズ展開の準備を虎視眈々としてたら引くけど、今回のワニは非現実存在かつ、初っ端「100日後に死ぬ」ことが確定してたわけじゃん。そして死ぬまでがコンテンツだし、死ぬこと含めてのコンテンツじゃん。流石に同一視するのは無理でしょ。

ワニ3日目の「気をつけないと死んじゃうよ!」なんてワニのセリフも、「いや死ぬのはお前なんだけどw」というシュールさも込みの面白さでありコンテンツだったでしょ。そんなに死を商業利用されるのが嫌なら、あそこでふるい落とされろよ。なんで全部見てんだよ。

この人は「作者はワニが死のうがなんだろうが何ら痛みを感じておらず、飯の種、名声へのステップくらいにしか思っていないでしょう」なんてゲスパー言ってるが、俺からしてみれば、人気増田に「アンサー書いた」なんてブログ貼り付けて、「私は物語の力を信じている」なんて持論かましいか自分が繊細かつ漫画から力を得てきたか自分語りしてる時点で、「お前のほうこそワニ作者の気持ちを鑑みずに銭ゲバだと勝手に思い込んで、しかもここぞとばかりに人気作品に便乗してブログ貼っ付ける自己承認欲求マンやんけ」としか思えない。

コンテンツで儲けて何が悪いの?


この人は「キャラクターの死と金とのどっちを優先するの」の2択に「金」を選んだワニ作者および関係者が嫌かつ、コンテンツのものも嫌ということなんだけど、「客」という視点が抜けている。あのワニの漫画の100日目は2020年3/21現在、74.1万RT、ファボ204.1万もされている。つまりコンテンツ楽しんでる側の客は204万人がいいねしてんだよ。

この204万人はワニが死ぬことを楽しみにしてきたやつで、ちゃんと死んでよかったと思っていいねしてんだよ。製作者側が死をビジネスにして死者に敬意を払ってないというなら、それに群がってたこいつらはなんなんだよ。同様に死を楽しみ、コンテンツとして楽しんでた同類だろうが。そこに金稼ぎを見出すか、見出していないかの違いこそあれ、死を楽しんでた同類だろうが。きちんとユーザーにも怒れ。まあブログ宣伝のためのファッション怒りだろうからしないんだろうけど。

死を売り物にするコンテンツが悪いの?

「作者が、自らがクリエイションしたキャラクター思い入れ、その死と向き合い、自然と湧き上がってくる弔意とのバランスを取りながら物語を紡いでいるのが伝わってくるのなら私はすごく共感するのだが、(中略)今回のはその俎上にも上っていない、論外である。」

としてるけど、うーんなんだろう。じゃあアブドゥルを殺した荒木自然と湧き上がってくる弔意があるはずだから、喪に服して連載を止めろみたいな話なんですかね。アブドゥルが死んだとき、「え?マジでアブドゥル死んだの?」と思っただけでページを捲った俺は死者に敬意を払えない人間ってことですかね。まあそれでもいいけど。

この世の大抵の漫画なんて、死をコンテンツとしてるといっても過言じゃないだろ。意外なキャラをどう死なせるかとか、クソキャラをどう惨たらしく死なせるかとか、死ぬ必要はなかったけど話の都合上このキャラは死なせたよねとか、そういう作品ばっかじゃん。ガンツとかまどマギとか学校ぐらし!とか。

そういう漫画は、「死は儚い」とか「親友の死を乗り越えて成長」とか(寒々しい)テーマ乗っけて話を展開させてるんだけど、「死」をコンテンツとしてるのは違いないだろ。そういうのワクワクしてるのが俺らユーザーなんだよ。それともテーマが乗ってりゃ満足なのか?今回のワニも、「死は唐突理不尽です」みたいなテーマはありそうだけど、それでもこの人は許さなくて、「死を利用して喪に服す間もなく商業展開していくのが気に食わない」って話だろ? 俺には全部「キャラの死を利用して話を描いていく」前述の漫画と同じに見えるけどな。構成が違うだけで。

死を不誠実に扱うからこそ生まれコンテンツもあるのでは?


「ただ今回はメメント・モリ(死を忘れるな)的なもの作品の中核テーマとなっているわけで、『100日後に死ぬワニ』は『コマンドー』とは違い「死」そのものの重たさ、日常と地続きに唐突に・不可避的に訪れる喪失を描こうとした作品であろう。そういった作品が死をテケトーに軽々しく扱っているのはどういうわけだ。これはあまりにも不誠実だと思う」

いや、メメント・モリテーマなのはそうだけど、「メメント・モリを扱うときはテケトーに軽々しく扱ってはならない」ってルールはどっからきたの。全部お前ルールじゃん。

アブドゥルだってテケトーに死んだだろ。「お前がピンチでも助けない」とか唐突死亡フラグ立てて、その後すぐに仲間をかばって死ぬとか、テケトーやろ。少なくとも俺にはそう見えたぞ。

100日間丁寧に日常を描いて死んで見せたワニの方が、よっぽど丁寧にメメント・モリしてたけどな。

コマンドーキャラ適当に死んでもよし。俺の好きなキャラは軽々しく死んではないから重みが違う」なんて、人の死をランク付けするなんて何様だよ。

2020-03-20

anond:20200222013401

男の胸に男は性を感じない人が多いけど、女の胸には女も性を感じる。

股間については、言うまでもなく。(性そのものだもんね)

女性男性sexy point が 2:1 の対応なので、男は股間言及するしかないんだろ。

フェチは、普遍的じゃないかフェチなんだ。

それを女は不公平だと騒ぐ。

性ってば、子孫へと世代を繋げるための大事な要素で、でも普段から意識する必要性は低いし、おおやけにするものでもない。

子を産み育てるには、女の2つの sexy point必要なのだ

男が普遍的自分おっぱいをあげることは、どうやったって無理なのだ

から女は女を隠せと言う。

一方で、乳首を隠さなければならないのは女性人権侵害であると言う。

さなければならないものではないと、トップレス行進までしてみせる。

結局、満足な自己承認が出来てないってことに帰結ちゃう

もっと子作りの敷居が低い世界になあれ。

2020-03-18

anond:20200318161610

上記増田の母でございます

この度はうちの娘が毎日毎日毎日毎日毎日毎日大変雑なエントリ投稿し、ご迷惑をおかけしたことお詫び申し上げます

娘は数年前より部屋に引き篭もり、毎日女さんがフェミがと奇声をあげており心配しておりましたが

はてなを知ってから自己承認欲求を満たし始めたのか少しずつ明るくなり会話もできるようになってまいりました。

誠に恐れ入りますが、娘を暖かく迎えてやってください。

本来はとても明るくて良い子なんです。宜しくお願い申し上げます

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