はてなキーワード: 江田とは
後出しになるけど立憲民主党の政見放送(小選挙区用)を見て思ったこと。
立憲民主党の政見放送は枝野の「コロナ禍で経済的に困窮している人たちがいる。」という話から始まった。
コロナ禍で経済的に困窮している人たちを助けなければいけないという話。まあ普通だよね。極めて普通だけど妥当だと思った。
一方の後には、その前の話の反対の方向の話を持ってきて対比させるのが普通だろう。
「コロナ禍で経済的に困窮している人」と「森友・加計・桜問題で責任をとらない人」を対比させるべき人とは多くの有権者は思わないだろう。
立憲民主党が最初に発表した「衆院選で政権獲得した場合にすぐ着手する7つの公約」の
というのは上の方と下の方で並列に掲げるのはおかしいとか色々と言われてたけどきっと立憲民主党の執行部にとっては本心から並列に語るべきだったのだろうと思えて興味深かった。
「一方」と言ったら次に普通は逆の人たちの話をする。普通の感覚から言ったら「コロナ禍で経済的に困窮している人」に対比させるのは「コロナ禍でも経済的に困窮していない人」もしくは「コロナ禍で経済的に裕福になった人」だと思う。
こういう対比をしたら政策としては「経済的に困窮している人」を救うために「裕福な人」に課税しますになるのが自然な流れだろう。でも政権奪取を目論む政党の政見放送で課税強化しますなんて無闇に言っちゃだめだと思う。
言えないということは立憲民主党執行部もわかっていたしそれで言わなかったんだろうけど本当は言いたかったのではないか。だから「一方」という言葉が残ってしまったし、江田がNISAに課税なんて発言もしてしまったのではないか。
TBSラジオ「荻上チキ・Session」の各党インタビューに江田憲司さんが出演。荻上さんが、NISAに課税と話題になったプライムニュースでの発言についても質していたので、その部分を書き起こします。
他の党のインタビュー(自民党は片山さつきさん)もあるので、投票の参考にしてください。radiko、ラジオクラウド、Spotifyで聞けます。
江田:これは率直にお詫び申し上げますけれど、???がごさいまして、質問を私が誤解してですね、それ(NISA)にもかけると受け取られる発言をしてしまったので、大変あのーー、ご迷惑かけたと申し訳なく思っています。
荻上:確認しますが、NISAは少額投資非課税制度、非課税を前提とした制度ですけどこれに課税するということではないということですか?
江田:それはあり得ません。我々は超富裕層や大企業に応分の負担して頂こうと訴えておりまして、低所得者や若者の将来の年金不安の解消になるようなところには税金をかけないし、党の政策集にありますようNISA、つみたてNISAについては投資の上限額とか、非課税の期間を拡充していこうというのが我が党の政策でして、それに対して誤った発言をしてしまったのは心からお詫びしたいと思っております。
荻上:枝野さんが、一部幹部の発言が誤解を招いていると投稿されたんですが、誤解を招いたというよりは、間違って発言してしまったので多くの疑惑を招いたということになるわけですか
江田:そうですね。私の不明の至りで、要は発言を聞き違えてしまいまして、脈絡としては1億円を超える部分を主題にしていたつもりだったんですけど、聞き取りづらいところもあって、私の誤解という云々じゃくて、誤った発言をしてしまったということで率直にお詫びを申し上げたいと思いますし、ご迷惑をかけて申し訳ありませんでした。
荻上:改めて、NISAが非課税制度というご認識は当然あるわけですよね。
江田:勿論ですそれは。
私の感想ですが、一応はしっかり謝罪していると思います。ただ、NISAは別としても現行の制度のまま30%に引き上げると富裕層だけでなく小口の個人投資家の税負担も増えるのは事実ですし、立憲民主党の政策にあるように将来的に総合課税制度にしたら負担が増える場合もあり得るので、そこは制度設計で高所得者だけ増税になるようにするのかどうかが気になります。
あと、江田さんを擁護するわけではありませんが、これに烈火の如く政治家として失格の烙印を押して政党ごと支持できないと憤慨している人は、安倍さんの国会での嘘だったり、江田氏以上の失言・失策に対してはどう反応しているのかも気になるところ。
要するに立憲が一つにまとまってないってことじゃないの?
大雑把に書けばこういうやりとりやろ。
江田「それはぜんぜん違う話だろ」
反町の一つ目の質問と二つ目の質問を「分けて考える」か「繋げて考えるか」という話で、
普通に読めば、これは分けて考えるべきやし、江田もそう考えて、
「非課税と決まってるNISAは非課税のままが当然」「全体では所得に応じて税率を変える考えはない」
と答えたにすぎへんわけや。
実際、反町の二つ目の質問にはNISAという単語は出てきてないわけで、
元の動画 (https://www.fnn.jp/articles/-/261059 ) で言っていること
反町「それはNISAとかそういう少額で低所得者の人たちが積み立てているその株式運用に対しても30%」
江田「(発言遮り)いやそれは全然グラフ見ていただければ一億円を超えるあたりから急速に株の取引量が増えている」
反町「もちろんそうです、ただ低所得者とか中所得者のみなさんも積み立て積み立て積み立てて運用してっていうその部分に対しても同じように30%かけるんですか?」
これが三浦瑠麗氏( https://twitter.com/lullymiura/status/1453861184587780098 )が引用しているツイート( https://twitter.com/BLTplz/status/1453740134742913031 )によると、
三浦「民主党時代からの“貯蓄から投資へ”は何だった?所得税が引かれた後のお金で運用した儲けに課税するのは投資のインセにならない。立憲のやることは懲罰的だ」
こうなる。
例のアカウントは倒れてもその志は受け継がれていくのだ…
https://anond.hatelabo.jp/20211029050712
枝野代表が自分の結論通り、課税することはないと否定しました。
https://twitter.com/edanoyukio0531/status/1453900019837272068
追記:一時間前に江田さん本人がfacebookに説明を投稿していました
https://m.facebook.com/permalink.php?story_fbid=4650753978374830&id=367279410055663
1回目の回答は突然振られたのもあるとしても、これはダメじゃん。
https://www.fnn.jp/articles/-/261059
4:53あたりから
反町「それはNISAとかそういう少額で低所得者の人たちが積み立てているその株式運用に対しても30%」
江田「(発言遮り)いやそれは全然グラフ見ていただければ一億円を超えるあたりから急速に株の取引量が増えている」
反町「もちろんそうです、ただ低所得者とか中所得者のみなさんも積み立て積み立て積み立てて運用してっていうその部分に対しても同じように30%かけるんですか?」
会話の流れとして焦点になってるのは「低中所得者の運用益」だから、NISAじゃないぶんのそこにはかかるだろうとは思うよ。
ただ最初の質問に対する答えがずれてるし、「NISAはちょっと違いますけど」みたいな前置きがないので揚げ足取られる隙はあったかもしれない。
NISAを例に上げると話が混乱するから不適当だったのではと思うけど、少額投資として広まっているものでもあるから、そこはフォローできるとよかったとは思う。
昨日のプライムニュースで立憲民主党代表代行の江田憲司さんが、「NISAに30%の金融所得課税をする」と発言をしたと批判が一部で広がっています。
公式のハイライトムービーに該当部分がありましたので、書き起こします。https://www.fnn.jp/articles/-/261059
江田:岸田さんがやっと取り上げた一億円の壁。ご承知のように1億円から見事に下がるんですよ。これを我々は国際水準並みの30%にしていきます。
江田:同じようにかけます。いや、それは申し訳ないですけど、こちら側のことを捉えておかしいと言うのはおかしいと思いますよ。こちらの大所のところが全然払ってなくて、バイデン大統領もこれを39.5(正確には39.6)にすると言ってるわけです。安倍さんの時代に、まあこれは民主党政権で決めたらしいんですけど、10から20に上げてるんですよ、分離課税。それをヨーロッパとかアメリカのようにすると、そんな過大なことを言ってるんじゃないですよ。
以降、三浦瑠麗氏が日本の法人税は高い、投資や株価に悪影響がうんぬん、日本の経済人はみんな反対してると反論。内部留保の話へ。
個人的には、なんで反町さんはNISAを挙げたのかよく分からないし、江田さんはNISAの部分を無視して(理解してないという受け取り方をしている人も)返答している印象で噛み合っていない気がします。そもそも、立憲民主党の公約にはなんて書いてあるかというと、
所得税の最高税率を引き上げ、現在、分離課税になっている金融所得について、将来の総合課税化を見据え、国際標準まで強化します。
とあり、NISAについては
若者世代にとって深刻な老後の不安の解消のための選択肢として、NISA、つみたてNISA等を拡充します。