はてなキーワード: 媒体とは
結局また買って書かないのが関の山なので買わないんだけど、
観ている分では楽しいかもーって思いつつ。
やっぱりちょっと欲しく思ったりなんかして
お休みからおはようまでを見つめるライオン級にそう思うんだけど、
買って満足しちゃいがちな、
結局手帳ってあの多分システマチックな1日1ページの私あのフォーマットが好きなのかも知れないわ!
そう思うようにしたの、
だから
手作りで手帳の1ページの紙のフォーマットを方眼紙を作ればいいんじゃん!って
そしたら年中万年って言うの?
あの1日1ページの下のと頃にあるなんか気の効いた読み物は際限なく再現できないので、
私もしかしたらココ読みたいだけなのかしら?って。
とはいえ、
私も一応はノートの手帳ウィークリーアンドマンスリーを使ってるのよ。
これだとちょっと紙に記入して書いただけでも「を記を記」ばりに何か書いた気分と気持ちになるので、
もちろんこの時期気分と言えば、
おでんの紀文じゃない方の気分でションテンが上がる方の気分ね。
だからちょっと書いただけで書いた!って気になるからいいのよ。
全部の面を書き切れなくて真っ白いチョコッとだけ書いた1日を見ると何も書いてないって空しくなるのよ。
空を見つめながら。
その思いを握りしめるの。
手を広げてみてみたら手の中にはバブ!
いや違う違うそうじゃないの。
今は世界の危機を救うために少女にかけた希望が救えなくて儚く手のひらで消えてしまうようなバブみではなく、
私の手帳への対する思いを綴っているの。
だから
真っ白くなにも埋めることのない私の手帳、
ウィークリーアンドマンスリーだったら辛うじてなんか予定とか1つでも書いて埋めると充実した!
あ!そうだ
充実度がない!って手帳の紙の面が埋まってないとそう思うのかもー!って今気付いたわ。
そうなのかもね。
そんな鰯気になっている場合じゃないので、
まあ一応もう来年のウィークリーアンドマンスリーのノートは買ってあるから
準備的には準備万端なのよ!
そんで、
を記を記ってね。
今年の内に来年の予定を書くと鬼に笑われるっていうじゃない。
今年の汚れは今年のうちにってのはマイペット!
デスクの周りを机の上を少しずつ片付けないといけないわ。
なんか年末になると
そういったことが山積して山積みになるので、
忙しい上に忙しいのが重なるのよね。
まあ
だけどここ数年買ってないので私はこの「手帳好きだけど買わない」って確固たる意志を括弧でくくるぐらい強く言いたい気持ちなの。
でも何かに寄った際は
うふふ。
凄い食べ応えの迫力で大満足よ。
沸かして飲みながら冷ましている時間にいろいろと用事を済ませられるので、
朝方寒くなってきて冷えるからちょうど身体の中からほんのり温めるのもいいしね。
すいすいすいようび~
今日も頑張りましょう!
最近はてなでこれ流行ってるから俺もなんか書きたいなーと思ったんだけど、いざやってみようと思うとなんも書けないのね。
自分は結構いろんなコンテンツが好きな方だと思ってたんだけど、好きなものが点在しているというか。歴史で捉えられるほど知り尽くしてるジャンルや媒体が無いことに気づく。
良くも悪くも現代っぽい感じ。広く浅く。好きなものはそれ単体で好きって感じ。
好きなアーティストがいるけど、全部の曲を聴き尽くしたわけじゃない。
好きなゲームがあるけど、そのシリーズをやり尽くしたわけじゃない。
なんか自分の好きに自信が持てなくなるわ。
ページにアクセスして一番上かわかりやすいとこにドンって政策置いといてくれよ!!
最近の活動報告とかいまはいいんだよ、今回の政策教えてくれよ!
政策に魅力感じたらあなたがどんな人なのか自ずと調べたくなるから!!!
たしかにうちの地域は保守も保守、議員と名のつくものは現職有利でほぼほぼ現職が当選するような地域だけどさあ!
名前と選挙区と政党名でググって一番最初にHPが表示されないのなに!?
こっちはどうせ現職当選だろうなと思いながらも選挙に行く人間としてしっかり下調べしようとしてんのにさあ!
何年も更新してないブログとか載せないほうがマシなんじゃない!??!
100歩ゆずってXで選挙活動した~ってリポストするのはいいよ、でもあなたの政策は一体どこを見ればわかるの!?
こっちも暇じゃないんだけど!
一番わかりやすい媒体が地方新聞の候補者特集ページってどういうこと!?
自ら発信する気はないの?
ハイキューが最終回を迎えた際、Twitterで感想を漁っていたら、「なんでバレーしてるだけなのにこんなに泣けるんだろう」というファンの投稿が目に入った。自分はハイキューで泣けるほどの感受性はとうに持ち合わせてなかったが、そこから数えて24年前にほとんど同じ気持ちを味わっていた。
井上雄彦の作品に通底するのは徹底したリアリズムである。彼が本作で行ったのは、本気でバスケットボールに挑む人間の思考と感情をつまびらかにするだけで面白くなるということの証明と、人気が出なかった時のため不良路線でも行けるような作風を選んだことだけである(当時バスケットボールがマイナースポーツであったことに留意したい)。この結果、フンフンディフェンスを除くあらゆる要素が後世のスポーツマンガにリアリティの基準点をもたらすこととなった。
桜木花道がバスケットマンに変貌するたった4ヶ月の物語は、命のやりとりや世界が終わることよりも一本のシュートの成否の方が遥かに切実で重要な問題になりうることを、今なお我々に伝えている。
講談社は1970年代末期には後発のジャンプにマンガ業界の盟主の地位を明け渡しているわけだが、それを奪い返す最大のチャンスが90年代後半に訪れた。DB幽白スラダンといった作品が終了した暗黒期のジャンプを、金田一はじめの一歩GTOを擁するマガジンは苛烈に追い上げ、ついには発行部数で逆転したのである。
その中で強引に看板作品に祭り上げられ、ジャンプの屋台骨を支えることになったのが本作だ。後に和月伸宏は「次につなげたい」という気持ちで描いていたと語っている。明治という激動の時代の中で不殺の剣士・剣心が刀を交える相手は、旧時代に未練を持つ者や、新しい時代の荒波に飲み込まれた者たちであった。黄金期と暗黒期の狭間で奮闘した本作のありようは、皮肉にもそこに重なって映る。
ワンピナルトが出てくるまでを空白期間にせず、少年マンガ誌の代表というジャンプのアイデンティティを守りぬいたのは同時代の誰も比肩できない功績だ(幕張や封神演義やBOYSにこの役割を代替できたか考えてみてほしい)。現代のジャンプ読者はもっと、もっと本作に感謝すべきだと、佐藤健の超人的なワイヤーアクションを眺めながら思うのである。
連載終盤、もはや燃え尽きる寸前だったといううすた京介は後年、「マサルさんはシュールではなく、ベタをシュールに見せていただけ」と語っている。自分を含め、多くの読者は同意しかねるだろう。彼が未来永劫に参照点となりうる新たなベタを作り上げたことに疑いの余地はないからだ。
本作はギャグマンガでやってもいいことの範囲を大幅に拡大した。キャラクターの行動原理なんてなくていい。話の展開は唐突でいい。絵柄は毎ページ変わっていいし上手くなくていい。読者が知らなさそうなパロディだって入れてよいのである。現代の観点では至極当然と思える要素を2年弱、全7巻に惜しげもなく詰め込んだ。
彼の次回作(ピューと吹く!ジャガー)ですらも、ついにその革新性を更新することはなかった。90年代にうすたに憧れ新人賞に応募した有象無象のワナビー達も誰一人として出来なかったことを考えれば少しは気が休まるだろうけども。
闇の人格を持つ主人公によるダークヒーローものというコンセプトで始まった本作は、ほどなくしてマジック&ウィザーズという架空のTCGを中心にした物語に変化した。この変化が、数十枚の紙束を並べる行為を、玩具・ゲーム業界において最も存在感のあるエキサイティングな遊びに位置付けることになる。
コナミでは社内の遊戯王関連の部署をしばしば「造幣局」と呼ぶそうだが、紙を刷って売上1兆円に到達するコンテンツなど他に存在しないことの証左である。こうした状況に、高橋和希の優れたキャラクターデザイン、ストーリー構成が大きく貢献したのは言うまでもない。ゲームが友情を育むツールになりうると示し、メディアミックスの力を世に知らしめた功績は間違いなく彼のものだ。
世界で最も多く発行された単一作者によるマンガ作品について何か語るべきことがあるだろうか?まだ言及すべき余白が。本作のように自然にカテゴライズを避ける作品というのは極めて少ない。友情、夢、自由、強さという最もありふれたテーマに挑み、ついにそのすべてを超然と飲み込み描き切ろうとする本作を何らかの箱に入れて理解するのは難しい試みに思える。
毎週月曜日にワンピを読んで喧々諤々と考察できる世界に我々は慣れ切ってしまった。30年間マンガ業界の頂点に君臨する男がいるという現実に。一定の年代以上の人間にとって、本作の終わりがジャンプという雑誌の終焉に見える人がいても無理のないことだ(今ワンピの次に長寿連載しているのはハンタを除けば2019年連載開始の夜桜さんである!)。ルフィと尾田栄一郎という二人の男の、幼少期から練り上げた夢の果てを世界中が見届けようとしているのだ。我々がこうした光景にふたたび立ち会えるかは疑わしい。
幽白は極めて質の高い作品でありながら、冨樫義博が抱える巨大なアイデアの数々を収めきれた作品ではなかった。それでも仙水編と、その後に異例の月一で掲載されたレベルEで前人未踏の領域に踏み込んだ彼は、自身4作品目の連載においても既視感のある展開とご都合主義を執拗なまでに避け続けた。彼の描くキャラクター達は自身が取れる最善の選択を積み上げた末に、我々が期待する最善以上のドラマを生み出す。幾度もの休載を挟みながら。
「今週の『HUNTER×HUNTER』は休載いたします」の表記(今はこれすらなくなったが)を昼下がりのコーヒーブレイクと何ら変わらぬ平常心で見られるようになってもなお、自分に限ってはこんな感じであった───「HUNTER×HUNTERの最終回を読める可能性があるというだけで、どんなクソみたいな人生でも生きる理由が生じる」
いまや冨樫は少しずつ体調を取り戻し、我々は一時期とは比べ物にならないほどコンスタントに彼の創り出す世界に触れることができる。何百何千もの作品がジャンプにおいて連載され、本作に近い作品、それ以上のものを期待し続けてきたが、その度に彼の偉大さを突き付けられるだけなのだろう。
前例のないテニスマンガでの成功、女性読者の流入、クールで生意気で強い主人公像、菊丸が分身して以降のテニヌ...といった誌面上で読み取れる新規性だけでは、本作のもたらした文化のごくごく一部しか語りえない。
1000曲近いキャラソン、出役としての役割を求められる声優たち、2.5次元文化の源流かつ若手俳優の登竜門としてのテニミュ...現代における狭義のオタク文化の根を辿れば、必ずテニプリが残した功績にぶち当たる。「推し」という文化が、人間を描くあらゆるコンテンツに侵食して久しいが、許斐剛が生み出した世界は、ジャンプで築き上げられたあらゆるファンダムの中でもっとも複雑で永続的な強度を保ち続ける、史上最も「推す」に値する文化であり続けている。
すみませんほんとに書くことが思い浮かびませんでしたでも世界的にマンガ文化を広めた功績は鳥山に並ぶと思ってますマジで
あまりに多くの言及がこの作品になされ、そのどれもが口をそろえて言う。「描き分けが上手い...絵の引き算が上手い...ルビ振りのセンス...久保帯人は中二病...ストーリーが薄い...」これらすべてはもちろん真実だ。
連載中、ワンピナルトブリーチの三枚看板の最後尾というポジションが崩れることは一度もなかった。果たしてこの評価が妥当だったのかは分からないが、少なくとも我々ネット民は久保帯人のセンスをバカにし過ぎたことに対し大いに反省すべきところがあるのではないだろうか。海賊、忍者のような明確なモデルがいないのに、久保帯人はどうしてあれほどまでに洒落たキャラクターとセリフ回しを無尽蔵に生み出せたのか、系統立てて説明できる理屈は未だ見つからない。もしその答えが彼の脳内にしかないとするならば、我々は本作を源流に大いなる歴史が作られていく可能性を認めなくてはならないだろう。
デスノートという作品は複数の点で極めて例外的な成功を収めた。肉体的攻撃を伴わない心理戦、一切の引き伸ばしをしない、公権力、宗教的崇拝、欠点の無い主人公、ゴシック的キャラ造形、ダークヒーロー、死亡エンド...
本作に散りばめられたこれらの要素は、すべて従来のジャンプ漫画では邪道、あるいは不要とみなされてきた要素であった。このような野心的な作品がメディアミックスにおいても成功を収め、国民の誰もが知る作品となったのは驚異的だ。この作品が出たことは心理戦を描こうとする後世のマンガ家にとっては悲劇かもしれない。夜神月ほど賢く、悪どく、魅力的なキャラクターを矛盾なく作れる人間は大場つぐみくらいしかいないのだから。
2010年代にジャンプを購読していた人間はみな共通してうすぼんやりとした不安を抱えていた。「ワンピの連載終わったらジャンプってオワコンじゃね?」
ジャンプの終わりという、週刊少年マンガ誌という形態の終わりと同義に思える未来を避けるべく、集英社は読者以上に血眼になって後継者を探し求めた。しかし我々の期待も空しく、トリコ暗殺教室ヒロアカソーマブラクロ約ネバドクスト呪術といった平成末期の傑作たちすらも、尾田栄一郎が築き上げた領域には辿り着けなかったように見えた───ただ一つの例外を除いては。
「家族、友人への愛」「困難を乗り越える強さ」という普遍的なテーマにフォーカスした吾峠呼世晴の連載デビュー作は、あらゆる世代へ届く成功を収めた。特に、劇場版『無限列車編』は社会現象化し、国内の興行収入1位を達成するなど、経済的にも文化的にも大きなインパクトを残すことになった。
出版業界の衰退、コロナ禍、趣味の多様化といった逆境の中で、マンガが世界的なムーブメントを引き起こすことがまだ可能であると証明した本作は、令和を生きる日本人の心象風景に残る新たな「国民的マンガ」として、時代に選ばれたのだ。
ひとりのスターの存在がプラットフォームの価値を定義することは古今ジャンルを問わずあることだ。ダウンタウンの登場がお笑い養成所という存在をメジャーにしたように、米津玄師の登場がニコ動の文化をオーバーグラウンドなものにしたように。
2014年に創立したジャンプ+というプラットフォームの目的である「紙とデジタルの垣根をなくし才能を育てること」が名実ともに達成されたのはいつだったのか?それは初めて本誌とジャンプ+両方でスターとなった人間の登場によって定義付けられる。
かつて秋田の片田舎から新都社に「長門は俺だ」という名前で投稿していた少年は、その衝撃的なストーリー展開で我々を魅了する存在となった。ファイアパンチ以降、ジャンブ+はあらゆるWebコミックサイト、いや雑誌を含め、もっとも野心的な作品を読める場所のひとつとして認知されるようになった。
藤本タツキの本誌への到着は新たな才能の鉱脈をインターネットに求める時代の始まりを告げ、媒体の違いというものがマンガの面白さになんら本質的な影響を及ぼすことはないという事実を我々に突き付けたのだった。
ごめん、web漫画の定義ってよくわからないんだけど、最初の発表媒体、あるいは、主となる発表媒体が、紙の雑誌とかでなくwebだったらweb漫画なの?(映画まで作られた「映画大好きポンポさん」とかは?)
既存の出版社の紙雑誌のデジタル版とか、その派生とかから出てきた漫画はweb漫画ではないの?(たとえば今なら「もちづきさん」とかは?)
既存の横開き形態とか縦読みとかじゃなくて、ツイッターで一枚絵のように発表されたのも含む?(たとえば100日後に死ぬワニとか)
……このへんよくわかんないや。誰か教えて。
ガロは書く人も居なさそうなので、元読者の義務感に駆られて書いてみた。リアタイで読んでいたのは80~90年代の一部なのでいろいろ偏っているとは思う。選択の基準としては、漫画史的な重要性や、後世に与えた影響を優先した。バックナンバーや単行本やアンソロジー、関連書籍(が多いのもガロの特徴ではある)などの知識も動員したが、記憶に頼って書いているので誤謬などはご容赦。むしろ先達からの突っ込みが欲しいです。なお、ガロ分裂後のアックス誌の作品にはここでは触れない。
まずはなにを差し置いてもこれ。そもそもガロという雑誌の創刊自体が長井勝一による「カムイ伝」を掲載する媒体を作りたいという並外れた理由によるもので、「ガロ」という奇妙な誌名も作中人物の「大摩のガロ」から取ったものだった。どちらかと言えば現在では「読まれない」作品になりつつある印象なので当時の熱狂を図るのは難しいが、漫画史的には「どうやら漫画という媒体は歴史的・社会的な諸問題を描き得る(と読者に思わせた)」点がエポックだったのではないかと思う。今であればそんなもん当然だろうと思われるかもしれないが、所詮我々はこのような巨人の肩の上にいる。
つげ義春がガロ誌に発表した短編は悉くが傑作なのでとても一本に絞りきれるものではなく、作品の完成度からすればむしろ「ゲンセンカン主人」や「赤い花」ではないかとも思うのだが、後世に与えた影響の大きさを考えればこれを選ばざるを得ない。「見た夢をそのまま描いた」という誤解を受けることも多い本作だが、実のところは多種多様なコラージュや巧みな漫画的技法に満ちていて、きちんとした作為の下に統制して作り上げられた「シュール」の傑作であることがわかる。
若い男女の同棲と破綻の物語と描けば無数の類例が思い浮かぶが、1970年の発表当時には極めて新しかったはずである。なにしろ婚前交渉などという言葉が現役だった時代だ。主人公の職業がアニメーターというのも新しく、しゃれていたのではあるまいか。この作品の画期は、漫画に「俺たちの等身大の青春(あるいはそのように夢想したいもの)」を持ち込んだ点だったのではないかと思う。林静一の洒脱な絵は上村一夫などによる後続作に比べても洗練されていて、今見ても色あせない。
漫画(に限らず表現)とはなにものかを描かなければならないのだというドグマがまだ有効だった60年代、漫画から意味というものを完全に取り去ってしまった佐々木マキの一連の作品はセンセーショナルであったらしい。画風はおそらく杉浦茂の系譜にあるのだが、もはやナンセンスという言葉も不適当だと思われるぐらいに徹底して意味や物語は排除されている。その衝撃は若き日の村上春樹にもはっきりと影響を与えたらしく、のちに佐々木は村上の著作の挿画を担当することになる。
簡素な絵でナンセンス漫画を濫作していた滝田ゆうが、心機一転、自らが少年時代を過ごした戦前の私娼街・玉ノ井の風景をおそろしく緻密な絵柄で描き出した。「三丁目の夕日」的なノスタルジアものの先駆ではあるが、最終回、戦火は玉ノ井の街を焼き尽くして終わる。ここに描かれているものは、卓抜した記憶力と画力により再構築された、失われて二度とよみがえることのなかった風景なのである。
ここまでは疑いなく殿堂入りの作品が並ぶが、ここからは判断に迷う。70年代ガロからは永島慎二や宮谷一彦を外してはいけないかもしれないのだが、活躍のメインはガロ誌ではなかった作家だし、やはり当時の熱狂を現在から嗅ぎ取るのは少々難しい。安部慎一や花輪和一、古川益三(のちのまんだらけ社長)の諸作品も思い浮かぶけれど、ここでは作品の強度と詩情、卓抜した画力を取って敢えて鈴木翁二で。
これも当時の衝撃をいま追体験するのは難しいのかもしれないが、ヘタウマや不条理がどっさり詰め込まれた本作が半世紀近く前のものと考えるとやはり衝撃的だし、こういうギラついた脳天気さは、結局は80年代「軽チャー」の苗床になったのではないかと思わされる。
80年前後のガロにはニューウェーブにカテゴライズされる作家も少なからずいて、例えば川崎ゆきお、蛭子能収、ひさうちみちお、奥平イラなどが挙げられるのだが、個々の作品への愛着はさておいて結局のところ今に至るまで強い影響を与え続けているのはむしろニューウェーブの埒外にいた丸尾末広ではないかと思う。圧倒的な画力は漫画のみならず演劇や音楽にも影響を与えたし、世代を超えたファンも多い。なお本作の初出はガロ誌ではないのだが、代表作として外せないのと単行本は青林堂だったのでご容赦を。
80年代ガロではこの人の名前も外せない。「過激な」作風と言われ「特殊漫画」を自称他称もしている人ではあるけれど、実のところは非常に息の長い物語を紡ぎ出せるストーリーテラーでもあり、日本の近代史や土俗性を容赦なくぶち込んでやるから覚悟しろよというぎらついた野心も垣間見える。その試みがもっとも巧くいった作品の一つが本作。水爆投下とともに発射された精子が自我を持つ話です……と書くと面白そうでしょ?
ガロ最末期の90年代から一人と考えて、古屋兎丸や山野一・ねこぢるなども思い浮かんだけれど、漫画表現の圧倒的な強度に鑑みて本作を選んだ。この地上には存在しないはずなのによく知っている風景がどこまでもどこまでも展開される。いつかうなされながら見た夢が、ここに具現化されているという驚き。「ガロがなければ世に出ることのなかった」作品の一つの頂点であると思う。逆柱作品はどれをとっても傑作なのに単行本の多くは絶版で、とんでもないプレミアが付いてたりする……。
・個人的にはつげ忠男の大ファンで、実際「無頼の街」「河童の居る川」など傑作も数多いのだが、漫画史的重要性を優先して涙を呑んだ。
・赤瀬川原平も言及に迷ったけど、ガロ誌での漫画作品(『お座敷』など)よりも、その外での活躍が多かった人という印象なので選外に。ガロ系の作家ではこういう人も多いのですが。
・「ガロにおける有名作家」という問題もある。水木しげるに矢口高雄に池上遼一といったビッグネームもあれば、のちのどおくまんも一度作品を掲載しており、末期ガロにも吉田戦車のような意外な面々が顔を覗かせる。珍しいところでは、SPA!誌で掲載を断られたゴーマニズム宣言の回を小林よしのりがガロに持ち込んで掲載された例がある。
・ガロ出身で他誌で活躍することになる人も多い。上記の他、新しい世代では花くまゆうさく・福満しげゆき・東陽片岡・古泉智浩あたりか。
・80年代ガロでかなり迷ったのは、トラバでも言及のある久住兄弟や泉晴紀・泉昌之、渡辺和博などの面々。このあたりのナンセンスな作品群はわりと影響も大きかったようなんだけど、作品単体でどうこう言えるものが思い当たらなかったので除外。
・つりたくにこ・やまだ紫・杉浦日向子・近藤ようこといった女性作家たちの極めて良質な作品についても言及しておきたい。特に津野裕子は最末期のガロに、寡作ながら優れた作品を残した作家で、機会があればぜひ一読をお勧めします。
・その他、この10選に選ぶには及ばないけれど間違いなくその人にしか描き得ない作品を残し、ガロという媒体がなければ目にすることもなかったであろう作家たちについても、その名をリスペクトしておきたい。淀川さんぽ、とま雅和、谷弘兒、三橋乙耶、菅野修、等々……。
・90年代ガロは文章ページが(文章ページのほうが……)充実してた感があり、呉智英や四方田犬彦など結構な面々が連載していた。
・投稿ページの「4コマガロ」も相当(雑誌のカラー的な意味で)レベルが高く、ここ出身の有名作家が福満しげゆき。
・同時期にやっていた「ガロ名作劇場」という好企画があって、90年代前半時点では入手困難だった作家を含め、ガロ出身の名作家を回顧的に紹介してくれた。林静一「まっかっかロック」なんてものすごい衝撃受けたし、楠正平や勝又進なんてこんなことでもなければまず読むことができなかった作家だったと思う。
・ねこぢるはやはり入れるべきだったかなーという迷いは今でもあり、代わりに削るとすればペンギンごはんか鈴木翁二か。リアタイ勢だったんだけど初読の際の衝撃は今でも覚えていて、90年代サブカル的にはわりとよくあった「無邪気な残酷さ」が普遍性を持ち得た希有な例だったんじゃないかと思う。(その点では山田花子には自分は少々点が辛い)
・>ビレヴァンいけば売ってる? >なんか漫画系のサブスクはこういうのの乗っかってどんどんセット売りとかして欲しいよな。
これは本当にそう思うところで、ガロの名作群はとにかく作品へのリーチが困難。古川益三の作品なんてマジで読めないし古書には衝撃的な値が付いてたりする。電書にするにしたってタダじゃないのは分かってるけど、なんとかならんかな。
・>「ガロ」はフォロワー・影響度では計れない作家作品が多すぎて。簡単に真似されるような作品はガロ的ではないとも言えるし
これも本当に同感で、孤立峰みたいな作家が多すぎるんだよなー。熱を込めて語られるけれど模倣はされない、って、表現としてはすごいことなんだけど。
当選確率シミュレーター(https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000191.000005993.html)なるものが出たらしく、
「ふーん、当落予想まとめてくれたのかー」と思ったら、がっつり有料で面倒くさくなったので、自分で作ることにした。
ソースが「序盤情勢」なので、今はちょっと変わっているかもしれない。
あと、東京だけなら東京新聞で見れそうっすね。https://www.tokyo-np.co.jp/article/361140
他にも、地域によっては地方新聞や地方テレビ局が情勢だしてくれているところもあるみたいだね。
まあ、僕は面倒くさいので、そこまでやらない。
全選挙区やるのは面倒くさくなったので、有名議員だけ。あと、比例復活の可能性は無視した。
媒体 | 時期 | URL |
---|---|---|
日経新聞 | 10月17日 | https://www.nikkei.com/special/election#map |
読売新聞 | 10月17日 | https://www.yomiuri.co.jp/election/shugiin/20241016-OYT8T50136/など |
時事通信 | 10月21日 | https://www.jiji.com/jc/v4?id=2024shuinsen_josei |
選挙区 | 確勝 | 優勢 | 中立 | 劣勢 | 無理 |
---|---|---|---|---|---|
北海道7区 | 鈴木貴子(自民) | ||||
北海道8区 | 逢坂誠二(立民) |
選挙区 | 確勝 | 優勢 | 中立 | 劣勢 | 無理 |
---|---|---|---|---|---|
岩手2区 | 鈴木俊一(自民) | ||||
岩手3区 | 小沢一郎(立民) | ||||
宮城4区 | 安住淳(立民) | ||||
宮城5区 | 小野寺五典(自民) | ||||
福島2区 | 玄葉光一郎(立民) |
選挙区 | 確勝 | 優勢 | 中立 | 劣勢 | 無理 |
---|---|---|---|---|---|
茨城2区 | 額賀福志郎(自民) | ||||
栃木1区 | 船田元(自民) | ||||
栃木5区 | 茂木敏充(自民) | ||||
群馬4区 | 福田達夫(自民) | ||||
群馬5区 | 小渕優子(自民) | ||||
埼玉5区 | 枝野幸男(立民) | ||||
埼玉14区 | 石井啓一(公明) |
※枝野はなんのかんので勝つんじゃないかというニュアンスの報道もあるにはあった。
選挙区 | 確勝 | 優勢 | 中立 | 劣勢 | 無理 |
---|---|---|---|---|---|
千葉2区 | 小林鷹之(自民) | ||||
千葉3区 | 松野博一(自民) | ||||
千葉14区 | 野田佳彦(立民) | ||||
神奈川2区 | 菅義偉(自民) | ||||
神奈川8区 | 江田憲司(立民) | ||||
神奈川11区 | 小泉進次郎(自民) | ||||
神奈川15区 | 河野太郎(自民) | ||||
神奈川20区 | 甘利明(自民) |
※甘利さんはまあまあ危なそう。
選挙区 | 確勝 | 優勢 | 中立 | 劣勢 | 無理 |
---|---|---|---|---|---|
東京1区 | 海江田万里(立民) | 音喜多駿(維新) | |||
東京7区 | 丸川珠代(自民) | ||||
東京8区 | 吉田晴美(立民) | ||||
東京9区 | 大津綾香(みんな) | ||||
東京11区 | 下村博文(無) | ||||
東京20区 | 木原誠二(自民) | ||||
東京24区 | 萩生田光一(無) | ||||
東京27区 | 長妻昭(立民) |
※海江田さんはちょいわからん。下村さんと萩生田さんはまあまあ危ない。
選挙区 | 確勝 | 優勢 | 中立 | 劣勢 | 無理 |
---|---|---|---|---|---|
新潟4区 | 米山隆一(立民) | ||||
福井1区 | 稲田朋美(自民) | ||||
福井2区 | 高木毅(無) |
選挙区 | 確勝 | 優勢 | 中立 | 劣勢 | 無理 |
---|---|---|---|---|---|
岐阜1区 | 野田聖子(自民) | ||||
静岡1区 | 上川陽子(自民) | ||||
静岡5区 | 細野豪志(自民) | ||||
愛知1区 | 河村たかし(保守) | ||||
愛知2区 | 古川元久(国民) | ||||
三重3区 | 岡田克也(立民) |
選挙区 | 確勝 | 優勢 | 中立 | 劣勢 | 無理 |
---|---|---|---|---|---|
京都2区 | 前原誠司(維新) | ||||
京都3区 | 泉健太(立民) | ||||
大阪17区 | 馬場伸幸(維新) | ||||
大阪18区 | 遠藤敬(維新) | ||||
兵庫2区 | 赤羽一嘉(公明) | ||||
兵庫9区 | 西村康稔(無) | ||||
奈良1区 | 馬淵澄夫(立民) | ||||
奈良2区 | 高市早苗(自民) | ||||
和歌山2区 | 世耕弘成(無) | 二階伸康(自民) |
※二階さんもそこそこ支持があるっぽいけど、いかんせん和歌山2区は広いので、ちょっと苦しそう。
(個人的には世耕さんと潰しあえーと思っているがそう上手くはいかなそう。)
選挙区 | 確勝 | 優勢 | 中立 | 劣勢 | 無理 |
---|---|---|---|---|---|
鳥取1区 | 石破茂(自民) | ||||
岡山3区 | 加藤勝信(自民) | ||||
広島1区 | 岸田文雄(自民) | ||||
広島3区 | 斉藤鉄夫(公明) | ||||
山口2区 | 岸信千世(自民) | ||||
山口3区 | 林芳正(自民) |
選挙区 | 確勝 | 優勢 | 中立 | 劣勢 | 無理 |
---|---|---|---|---|---|
徳島2区 | 飯泉嘉門(無) | ||||
香川1区 | 小川淳也(立民)平井卓也(自民) | ||||
香川2区 | 玉木雄一郎(国民) | ||||
高知1区 | 中谷元(自民) |
※元徳島県知事がなにを思って出馬したのかわからんけど、自民候補と競っていい線行きそうらしい。
選挙区 | 確勝 | 優勢 | 中立 | 劣勢 | 無理 |
---|---|---|---|---|---|
福岡8区 | 麻生太郎(自民) | ||||
福岡11区 | 武田良太(自民) | ||||
佐賀1区 | 原口一博(立民) | ||||
鹿児島4区 | 森山裕(自民) |
※原口さんが受かる可能性もありそうで、世の中わからないもんだなと思いました。
やっぱ知名度があると全体的に強い。
漏れてる人がいたら誰か教えて。
ご指摘のあった間違いを訂正しました。
あと、「拮抗」は優勢でも劣勢でもない=なんとも言えないというつもりでした。
「微妙にどちかが先行している場合に使う表現なのでは?」という趣旨のご指摘を踏まえ、拮抗→中立とします。
なお、元の記事が相対評価なので、それを引用しているこれも相対評価です。
目的が「有名議員の当落」なので、相手候補まで書いてたら、情報量が増えて見づらいと思うよ。
三春充希さんのめちゃくちゃ良いですね。https://note.com/miraisyakai/n/na08a53dcb1de
ご紹介ありがとうございます。
自分にはこれといった趣味がなく、映画も基本はサブスクで、映画館には年に1.2回行くかどうかだけど、何かの媒体で偶然「破墓」が紹介されていたのを見て興味がわいた。
公開されたら映画館に観に行こう、と思ってたんだけど、
https://anond.hatelabo.jp/20240831201535
↑この先輩も観に行ったらしい。
先輩的にはかなり高評価だったらしく、いろいろと感想を話してくれようとしたのでネタバレされてしまっては困る…と思い「自分も近々観に行こうかと思ってて」と打ち明けた。
すると「是非!」と言ってくれたものの「でも…◯◯さん(私)もこういうの観に行くんだね」と。
意外ですか?と尋ねると「うちの職場の人って映画観ない人多いじゃん?観ても邦画とか(笑)」
……と非常に感じの悪い返答が返って来た。
(笑)というか、明らかに(嘲笑)で、周りの人を小馬鹿にしているのが伝わってきてめちゃくちゃ不快だった。
でも、まあ……この時点ではまだ破墓を観に行こう!という気持ちに変わりはなかった。
しかし……
「◯◯さん(同じ職場の別の人)なんか1番最近観に行ったの◯◯(マンガ原作実写映画)だって言ってたし。わざわざそれ観に行くんなら先にもっと観たほうがいい映画あるでしょ(笑)」
破墓がこの人の言う「先に観たほうがいい映画」なのかどうかはわからないけど、自分の中の「観に行こう!」という気持ちは完全に削がれてしまった。
私は、嫌いな人の好きなものには極力関わりたくなくなってしまう。
それがどんなに質の良いものであったとしても、摂取しているとそれを「好きだ」と言っていた嫌いな人の顔が浮かんできてしまって、結局最悪な気持ちになるのがわかっているから。
まだ摂取する前のものなら尚更「じゃあやめとこ」ってなってしまう。天邪鬼(?)だとは自分でも思うけど……嫌いな人の好きなものだと思うと気持ちが萎える。
それ以上先輩の話を聞きたくなくて、適当な理由をつけてその場から逃げ出した。
この一件以来「もう観た?」と顔を合わせる度に聞かれるが忙しくて予定が合わないとか何とか言ってはぐらかしている。
たぶんもう映画館には観に行かない。
在職中は角が立ちそうで中々本当のことは言いづらいけど、いつか、退職する時が来たら「あの映画、先輩の発言で行く気が削がれて観に行きませんでした」って直で伝えてから辞めたい。
週刊少年ジャンプ史上最も重要なマンガ20選 https://anond.hatelabo.jp/20241012181121
上記に触発されて書く。
膨大な量があり、どれがどれに影響を与えたかも把握が難しいので色々補足反論、コメントしてくれると嬉しい。
2002年に九里史生(川原礫)氏により、氏のホームページ「Word Gear」にて発表された。2009年に電撃文庫から書籍化。
先行の類似設定の作品にウィリアム・ギブスン『ニューロマンサー』、岡嶋二人『クラインの壺』、高畑恭一郎『クリス・クロス』がある。
また映画では『マトリックス』、同時期にゲームでは『.hack』などが発表されたが、
いわゆるVRMMOというジャンルがWeb小説界で隆盛したのは間違いなくこの作品の影響が大きい。
2013年発表。以降の悪役令嬢(転生)ものに多大な影響を及ぼした。
恐ろしい更新速度と内容の面白さで「小説家になろう」のランキングを駆け上がった。
そして突然の更新停止で読者を地獄に叩き落した。今も叩き落とし続けている。
当時は男性向けが幅を利かせていた「小説家になろう」の中で、女性向けが人気を獲れることを証明した作品でもある。
少し脱線した語りになるのだが、Web小説は既存の小説媒体と比べて「文字数制限がない」のが大きな特徴だと思う。
SF小説家フィリップ・K・ディックが「短編、中編、長編といったメディアの制約がそのまま物語の制約となってしまっている」というようなことを書いていたと記憶している。
Web小説にはそれがない。なので、キリのいいところで盛り上げたり終えたりする必要がない。
この謙虚・堅実はそのWeb小説の特徴をいかんなく発揮した物語だと感じた。
2005年に魔法のiランドで発表。以降書籍化、漫画化、映画化、ドラマ化と立て続けにされ大きなムーブメントを起こした。
その口語的な等身大の文体には賛否両論があったが、多くの当時の若者の心をつかんだ。
(それにしても、あの頃僕らは魔法のiランドでクソみたいなホームページをたくさん作っていた)
劇場版エヴァ(EoE)の衝撃的な終わりにおかしくなった若者たちは、その情熱を二次創作に注ぎ、いくつもの名作・怪作を生んだ──
エヴァFF(ファンフィクション)の代表として2nd Ringをチョイスさせていただいた。
LAS(ラブラブ・アスカ・シンジ)かLRS(ラブラブ・レイ・シンジ)かでいうと、LRSの王道逆行モノである。
特に転生・逆行・ヘイト(ザマァ)・最強もの的な要素は二次創作からの流れが大きいことが指摘される。
ただ二次創作は広く、深い。To Heart、TYPE-MOON作品などエヴァ以外に盛り上がった作品は多いし、夢小説やBL二次小説までいったらもうお手上げである。
2chのSSが書籍化、漫画化、アニメ化するなんて信じられない。
でもまおゆうはそれをやった。
SSとはショートストーリーの略で、2chにおいてはニュー速VIPなどの板で盛んに制作された物語の形式である。
キャラ「〇〇〇」
当時は2chまとめサイトが多くあり、まおゆうもまとめサイトに乗り人気を博した。
後にゴブリンスレイヤーなどのAA(アスキーアート=文字で絵を表現する形式)スレの書籍化にもつながる影響を残した。
電車男などを入れるかも迷ったが、小説ではないのでランクインしませんでした。
週刊少年ジャンプ史上最も重要なマンガ20選 https://anond.hatelabo.jp/20241012181121
週刊ビッグコミックスピリッツ史上最も重要なマンガ5選 https://anond.hatelabo.jp/20241014232424
週刊ヤングマガジン史上、最重要な漫画10選 https://anond.hatelabo.jp/20241016182953
月刊アフタヌーン史上、最重要な漫画10選 https://anond.hatelabo.jp/20241017235116
月刊コロコロコミック史上、最も重要な漫画10選 https://anond.hatelabo.jp/20241018225514
週刊少年サンデー史上、最も重要なマンガ10選 https://anond.hatelabo.jp/20241021181149
モーニングから10作品選ぶとしたら https://anond.hatelabo.jp/20241016210231
漫画アクション史上、最も重要な漫画10選 https://anond.hatelabo.jp/20241020163403
コミックボンボン史上最も重要なマンガ20選 https://anond.hatelabo.jp/20241017225814
ブームに便乗。自分のブログがあるのでそちらにあげてから転載。昔の作品に疎いのでウィキペディアの週刊少年チャンピオンのページを参考にしつつ、書いてみた。カバーしきれていないので叩き台にでもしてください。コミックボンボンの人くらいのテンション。ちなみに自分は週刊少年チャンピオンを2006年ごろから15年ほど購読していた。
伝説的医療マンガ。週刊少年チャンピオンが瞬間的に週刊少年誌の部数トップになった時代を牽引。漫画家、手塚治虫を再生させる。
有名なホラーマンガ。新聞を媒体にした読者の日常と作品世界の接続が良いと思う。
野球の細かいルールに詳しく、実際の甲子園のプレーにも影響を与えた。
・本気!(立原あゆみ)
ほんきと書いてマジと読むのはこの作品の影響?
ロジカルなギャグマンガ。ネタ出しの過酷さで潰れやすいと言われるギャグ漫画において非常に長命。
女性ファンをチャンピオンに呼び込み、ハリガネサービスや魔入りました!入間くんが人気になる土壌を作った。
誌面の雰囲気をライトに変えた。以降のチャンピオン作品が安定してアニメ化する道筋を作った。
・フルアヘッド!ココ(米原秀幸)
世直しの名のもとに政治家を殺しまくったヤバい作品。今連載したら炎上しそう。同じ作者コンビのニンジャスレイヤーのコミカライズで、ブラック企業やディストピア描写にアクメツの影響を感じることがある。
食うものと食われるもの、殺し殺されの苦しみの解決には至らなかった。そこが描ければ10選に入るのだろうが、ハードルが高すぎる。
・聖闘士星矢 THE LOST CANVAS 冥王神話(作画・手代木史織)
名前は稀によく聞く。
40周年記念の読切掲載で出てきた。「タイマンはったらダチ!」に衝撃を受けた。
みつどもえを描いている時はつい触ってみたくなる女児が描きたいなどとギリギリなことを言っていた。
・阿部共実(空が灰色だから、ちーちゃんはちょっと足りない等)
えぐりこむプロットもさることながら、ハチャメチャな脳内を絵にする能力も凄いと思う。
初の短期集中連載で実姉とのベロチューを描いたことが個人的に衝撃を与えた。独特のエグみがある作風から、技術的に上手いラブコメへのコースが桜井のりおと似ているような……。
・たばよう(宇宙怪人みずきちゃん等)
ガチでヤバいのか、ファッションヤバさなのか、ライン上にあると感じる。たまに作品がブクマを集める。
がきデカを入れて、イカ娘を次点に移動(場当たり的な対応ではダメそう?)
広報やキャスティング的なこと(ぼかし)やってる自分が、気をつけてること。
XとかSNSでプロフィール欄に書いてあったら関わりを注意する。
年単位で見てるとなにかしらやらかしているのでそれなりに意味がある予防線だと思っている。
情報商材や詐欺じゃないにしても興味が"成功した絵面"に寄っているため仕事相手として不適切な場合が多い。
・起業家
社名を調べて1人会社だったり、売却の実績等もない場合は気を付ける。
特に事業についてではなく「何買った、どこ行った、どこに泊まった」のバブリー情報だけの人には注意。
ほぼ確で関わらない。
年単位でみると何かしらやらかしているか消えているか。プロ意識も責任感もない人が多い。(例外の人ごめんね
これは難しいが、何のプロで何をしているのか不明な場合は気を付ける。
たとえば聞いたこともない造語コンサルタントだったり、クリエイティブディレクターと言っているが下積みが不明で自称しているだけだったりする場合は注意。
造語コンサルタントのなかには一部超有名になったりする方もいるが、たいていは出自が大手所属だったりして裏が取れるのでその場合は検討の余地あり。
・〇〇デザイナー
〇〇に入るのは媒体だけじゃなくママとか何々する〜とかいろいろだが自分の成果物ではなくハックやビジネス論に依っている場合は即切り。
以上。
荒川、自分のやり方のどこに問題があると指摘されているか分かってないから、あんなピントのずれた追加分析をやってるんだよな。
多くが未婚の若年層を含んでいるから問題だってだけの話ではなく、そもそも死亡時の年齢の分布だけでは死にやすさの話は導けない、年ごとの出生数の違いや未婚から有配偶への移動により各年齢の人口が単なる死亡で減っていくものとは大きく異なるからこの増田のように各年齢の死亡率を一度求めてから考えないといけない、ということを全然理解していない。
はっきりいって統計を見る素養がなさ過ぎるし、エキスパート枠でYahooみたいな閲覧数の多い媒体で物を書かせちゃいけない人。
情報ありがたい。
増田に書くからには、よその、ブログとかの媒体では書きづらいことも書いてもらえるとなおありがたい。
特に、なぜ40にもなってから不妊治療なのか?結婚が遅かったのか?だとしたらそれはなぜか?
そんな、聞きづらいところを書いてくれると助かる。
◆再追記
anond:20241026155116←皆さんの意見を受けてリライトしました、よかったら読んでみてね
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ランキングではなく、連載開始順に並べただけです
忌憚なき意見、待ってるぜ
黎明期レジェンド枠。サービスエロがジャンプマンガの大きな側面を担っていた事実は否定できないし、そもそもこの作品の売上が無かったらジャンプが存続してたかも怪しいので入れざるを得ない。
黎明期レジェンド枠2。ジャンプ黎明期の売り上げを支えつつ、不良系マンガを一大ジャンルとして確立させた意味で実は物凄く偉大な作品。これが無かったらろくブルも東リべも存在しない。
ギネス記録である40年にわたる長期連載、そしてサブカルチャー全般を積極的に題材として取り入れたことで現代日本の風俗、文化を凝縮したような史料的価値を持つ作品になった点を評価したい。
黎明期レジェンド枠3。売り上げもさることながら、見開きを用いたド派手な演出の数々や、「荒唐無稽な能力バトル」というジャンルを確立させた点を評価したい。(このジャンルのパイオニアはアストロ球団なのだが、後進への影響はこちらが上かなと思う)
リングにかけろが確立したバトルマンガ路線を、当時の少年たちが大好きだったプロレスに絡めることでさらなる高みへ導いた作品。初めてのジャンプ黄金期を作った作品で、キン消しをはじめ一般社会への影響力もすごい。いわゆる「友情・努力・勝利」はほとんどキン肉マンで作り上げられたといっても過言ではない。
勝利や友情といったそれまでのスポーツマンガの王道を抑えつつも、キャッチーな必殺技を取り入れ実際のスポーツ以上のエンタメ性を付与した。マンガ史全体としてはドカベンがこのジャンルのパイオニアだけど、ジャンプで言えばキャプ翼がそれ。海外で人気が爆発したほぼ初めてのジャンプ作品という点も重要。この作品がなければメッシはサッカーやってなかったかも。
80年代のジャンプの象徴といえる作品。創刊以来、ジャンプの主たる系統であった劇画タッチやハードボイルドな男向けの作風の最高到達点。
ラブコメから選ぶならこれ。決して革新的な要素があったとは言えないが、当時のジャンプが唯一苦手としていた王道ラブコメで人気を得たことが重要。ポップ路線を持ち込み、ジャンプ紙面の多様性はより進むことになる。
90年代中盤のジャンプ黄金期を牽引した作品であり、連載が終了してなおもジャンプ、日本のマンガ文化の頂点に君臨する作品。急激な路線変更、無理やり感ある後付け設定と引き延ばしなど、負のジャンプらしさをも象徴している。
国民的作品として定着してきたのはここ数年って感じはするけど、現代の異能バトルマンガはほぼ全てジョジョ3部の影響下にあると思うので入れざるを得ない。
バスケマンガ、いやスポーツマンガ史上の最高傑作。勝利と成長の喜び、敗北と挫折の苦さがこれ以上なく詰まったタイムレスな名作。もし序盤の不良マンガ路線を継続していたら日本のバスケットボールの歴史は(恐らく悪い方に)大きく変わっていただろう。
特筆して後世への影響や売り上げがずば抜けている印象はないけど、DB幽白スラダン終了後ワンピナルトブリーチが現れるまでの柱としてジャンプ暗黒期を支えた世代の代表として入れておきたい。
純粋なギャグ枠から一作入れたかった。ナンセンス、シュールさを主体としたギャグをジャンプ誌上で成功させた最初のマンガ。下品さやエロさを排除した純粋な面白さを追求した点が重要。その影響度は「マネもほどほどに...」という注意書きが当時の新人賞の要項に書かれるほどだったそう。
正直マンガ作品としての完成度は大したことない。だが集英社における映像媒体以外のメディアミックスとして最大の成功例であり、TCGを日本に定着させた初めての作品であり、暗黒期の集英社(とコナミ)に莫大な富をもたらしたことが重要。お金は正義。
大河ドラマ的な作風であったり、連載中であったり、作画コストが高すぎたりで他作品へ与えた影響がまるで感じられない(マネしたくてもできない)点が評価を迷うポイント。それでもなんだかんだ国民的マンガ、ジャンプの看板の地位は譲ってない。幼少期から温めた構想を週刊連載で30年かけてやる人間って歴史上存在しないと思うので、そういう意味では既にマンガの枠を超えた注目度になりつつある。
残酷で先の読めない展開、異常に複雑で難解な設定、それでいて少年マンガ的なシンプルな熱さを持ち合わせた稀有な作品。「続きが気になるマンガ」を描かせたら冨樫以上の人間はいない。ハンタの最終回を読むまでは死ねない。
サスペンスを主体としたマンガとしてこれ以上ない完成度。ジャンプ作品を大別するとバトルものスポーツもの恋愛ものギャグもののどれかになるが、それ以外のジャンルで最も成功を収めた作品。
ワンピース以降不在だった、圧倒的な看板力を持つマンガ。趣味の多様化、出版不況といった逆風を跳ね返し、国民的な作品を生み出す力がマンガにまだあると示した功績がデカい。
今のジャンプがジャンルレス化している最大の要因はジャンプ+の影響であり、その代表格ともいえる藤本タツキを入れないわけにはいかない。まだそこまで顕在化してないけど、今後10年でタツキフォロワーが無限に産まれそうな予感がするので入れておく。
◆追記
ブリーチ→個人的にはリストに入れるべきか一番迷った作品。るろ剣と入れ替えてもいいかも。売上的にも後世の影響的にも入っていいと思うけど、他の超長期連載作品と比べ終盤面白さを保ててなかったところがちょっとマイナス。実際掲載順もどんどん下がってたし
銀魂→人気売上的にはあり、メディアミックスの成功度も高い。ただ銀魂がなかったと仮定した時のマンガ史的影響力があまり感じられないので外した
シティハンター→人気売上的にはあり、ただハードボイルドでもコメディでも上の作品が複数あるように思う
テニプリ→正直候補に入れてなかったけど腐人気の拡大とテニス人口の拡大という意味ではたしかにアリだなと思った。入れ替えるならチェンソかデスノかな
ハンタより幽白→これ言うと公平性を欠いてると言われそうだが、俺は冨樫がジャンプ史上もっとも偉大なマンガ家であるという前提で全作品を評価している。幽白は序盤の人情モノ路線と打ち切りで冨樫の作家性が薄まっているように感じるため、より純度の高いハンタを選出。ただ未完に終わったなら幽白でもいいと思う
リンかけより聖闘士星矢→書いたように能力バトルマンガのパイオニア的存在であることを重視した。1作家1作品縛りなければ入れてもいい
ひばりくん→もともとギャグマンガとして書かれた作品なので評価に迷う。入れ替えるならオレンジロードなんだけど、あえてオレンジロードを入れたのはジャンプでギャグ要素を排した恋愛マンガをヒットさせたことによる後世への影響を重視したからなので...
サーキットの狼→ジャンプ史においてレース漫画の存在感がさすがに薄すぎると思う、必然的に後世への影響力も低く評価せざるを得ない
漫☆画太郎→画太郎のギャグは面白いけど汎用性や他作家への影響に欠ける。なぜなら絵柄ありきで、良くも悪くもマネができないから。俺がうすたのギャグを高く評価する理由は、ストーリーににも絵柄にも下ネタにも頼らない純度の高さ(=マンガにおける笑いの一般化)にある
呪術→はっきり言って候補にも挙げてなかった。同世代のチェンソ鬼滅より明確に格下だし、そもそもコンセプトがジェネリック版ハンタでしかない以上このリストには入れられない。冨樫になくて芥見にはある面白さがあるとするならば俺とは感受性が根本的に合わない
男塾→あれは劇画タッチとバトルものという過去のメインストリームをメタにしたギャグマンガなので、他作品の影響を大いに受けた側。このリストには入らない
2015年、その時期はちょうどCDが不作だったのか、とんでもないタイトルのBLCDが週間ランキング上位に入り話題になった
抱かれたい男1位に脅されています。初回限定盤ロケバス痴漢セット
5年連続「抱かれたい男1位」の実力派イケメン俳優・西條高人がついに首位陥落。
敵意ムンムンの高人に対し、東谷は邪気のないキラキラ笑顔で懐いてきて――!?
「抱かれたい男1位だった俺を抱く? 何言ってんだコイツ!」
大人気【抱かれたい男1位に脅されています。】待望のドラマCD化!
自称攻な生徒会長が2人の超攻に奪われる【ネトラレトライアングル】も同時収録♥
斉藤の報道を聞いて、このロケバス痴漢セットというワードを思い出した
この漫画は芸能界を題材にしており、芸能人の斉藤が興味を持って読み、そして影響されてロケバスで犯行に及んだ可能性が高い
主人公は子役上がりの昔から売れっ子の俳優だったが、最近になってデビューしてきた新人に人気を追い抜かれた上にレイプされてしまい、気持ちよかったのでその後交際してしまうストーリーだ
アニメ化もしているが、アニメではレイプ展開は改変され、嫌がられたので謝罪して途中でやめ、後日両思いになってから初めてラブラブHをするという流れで、ポリコレに屈しただとか当時議論を呼んだ
斉藤は漫画を信じて「無理矢理レイプしたって気持ちよくしてあげれば別にいいんだ」と学習してしまった恐れがある
よく規制論で言われるのは「男はエロ漫画の影響で女に性犯罪するが、女はBLの影響で男にどうこうすることはないからBLは規制しなくていい」というものだ
男がBLを読んで影響されて性犯罪を起こすパターンは想定されていなかったのだろう
作中で描かれるのは男同士ではあるが、ストーリーだけ切り取れば「嫌がる相手をレイプしても気持ちよくすれば許される」という性犯罪者に都合がいいものであり、女性に対して適用も可能なロジックだ