はてなキーワード: オファーとは
いろいろ有って2年ほど努めた会社を離れることになった。職種はWEBエンジニア。主にフロントエンド担当、ポジションとしてはリーダー格。所属会社はいわゆるWEB系ベンチャー。
何社も経験しているジョブホッパーだが、スキルや経験はこの会社で一番貯めることが出来たし、一緒に働いてきた仲間はいい人たちだったので感謝している。しかし事業の方向性と自分の方向性がずれ始めたので会社を離れることになった。
この会社では採用も担当することが出来、そのおかげか今回の転職活動は人生で最もスムーズで、かなり質の高いオファーを複数もらうことが出来た。どこも魅力的な会社で高い評価を頂いているので、辞退する会社には正直申し訳なく思う。もちろん超売り手市場の超売り手職種ということもあり、自分の実力以外の側面も強いのだが。
そこで2回に渡ってありきたりだけど、転職について書きたいと思う。今回は採用側としての視点で書く。
※自分の身バレ以上に応募者のプライバシーのほうが問題なので、ある程度ぼかして書いてます。
100名近く会って実際に通したのは5〜10程度。一次通過率厳しすぎじゃね?って思われるかもしれないが、自分としてはできる限り通すつもりでやった。それでもこの結果だった。
フロントエンドエンジニアということなので、最低限「HTML/CSS/JavaScriptでコーディングできる人」「Gitを使った開発ができる人」という観点でだけしか見ていないのだが、それすら至っていない人が多かった。
「職業訓練校で習ったので、AdobeとHTMLとCSSは出来ます、jQueryプラグインは設置できます。Gitってなんですか?」とか「制作会社でLPを量産してきました。Reactってなんですか?」とかそういう人である。
いくら売り手市場とはいえ、Webアプリ開発者を求めているので、このレベルの人を採用して教育するほどの余裕はない。最低限学習意欲や、キャッチアップする能力があればいいのだが、こういう人に限って「これから頑張ります」という感じなので、正直お断りしていた。
こういう人は本来であれば書類でスクリーニングすべきなのだが、会社自体が有名ではないせいか応募母数が多くないので、こういう人も書類は通していた。
逆にSIerや社内SEからの転向組の方も多かったが、「JAVAで基幹システム作っています、バージョン管理はSVNです。Angularってなんですか?」とか「社内システム開発でベンダーコントロールしてました。希望年収は現職と同じく700万です」とか。もちろんGitHubアカウントなど持っていない。なぜ弊社に応募してこようと思ったのか謎である。
恐らく流行のモダンフロントエンドとRailsでGitHubでPR開発という、ベンチャーによくあるキラキラした部分に惹かれてきたんだろうけど、それにしても準備しなさすぎじゃないですか?この手の人に少し技術的に突っ込んだ質問をすると、大体とんちんかんな回答が返ってくる。
そもそも、いくら応募母数が少ないとはいえこういう人を書類通過させるのもどうかと思う。もうちょっと書類でスクリーニングしてくれと言ったが、自分の意見は通らなかった。ちなみにその上司ももう会社にいない。
上記に書いた社内SE氏もここに含まれるだろうが、それ以外にもこういう人がいた。
「43歳で現在雑用アルバイト。会社のホームページ担当を片手間でやってます(一応paizaではS判定)。ところどころ空白期間あり(聞いたらガチニートだった)。Gitってなんですか?」とか「38歳でコンサル会社でマーケティング担当ですが、技術的スキル手に入れたいのでキャリアチェンジしたいです。スクールでWEBコース勉強してます。Vue.jsってなんですか?」とか。
どちらも普通なら書類落ちレベルだが、前者の方はpaiza経由なので面談確約だし(paiza経由でGit知らないとかギャグかと思った)、後者の方もポテンシャルによっては通してもいいのだが、年齢の割にちょっとキャリアに考えが甘すぎると思ったのでお断りした。
正直なところ、自分もジョブホッパーだしあまり性格がいいとは言い難いし、実はそこまで人柄は見ていないのだが(どんな人にも長所短所はあると思うので)、それにしてもちょっとこの人とは働きたくないなと言う人はお断りした。
具体的には「前回面談で日程勘違いですっぽかしたにもかかわらず、再設定された面談で一切謝罪もなかった」とか、退職理由を聞いたら「上司や同僚とうまくいっていない、自分にはもっとふさわしい職場がある」とか、技術的に少し乖離がありますが大丈夫ですか?と聞いたら「そんなの調べれば出来るし、大した問題ではない」と逆ギレ的に回答してくるなど。
ちなみにこれは全部同じ人。あまりにもひどいので速攻でお帰りいただいた。エージェント経由だったので、一応人柄でこれは駄目でしょ的なフィードバックを返したけど、多分こういう人は改まらないだろう。そもそもすっぽかした人を再面談なんてありえないと思うんだけどね(これは会社批判)。
ジョブホッパーの自分が言うのもアレだが、こういう人は次の職場でも同じ問題で離職することになるだろう。まずは自分を客観視することからおすすめしたい。
その人はもともと難関大学と出て難関資格を持っていて、それなりに高い給与をもらっているハイスペックな人だったが、WEBエンジニアになりたいということで海外にエンジニア留学したといいう人である。
と、ここまで聞けばポテンシャルだけでも一次通過でいいような気もするが、肝心のGitHubの成果物がいわゆるスクールで勉強したものそのままという感じで、あまりクオリティが良いものではなかった。
聞いてみると、その成果物もスクールの仲間で作ったもので、実装は他の人がやっていて、自分はプロマネポジションをやっていたということである。
年齢も若い人だったので「弊社みたいな有名ではないベンチャーではなく、いわゆるメガベンチャー的なところとか受けなかったのですか?あなたならそこでも活躍できそうですよ?」と聞いてみたところ「そういう大きなところでは、自分で手を動かすことが出来なさそうだから考えてないです」とのことである。言ってることとやってることがちぐはぐである。
こういう人に必要なのはスクールに行くことではなく、まず自分がやりたいことを明確化して、実際にそれを実現するには何が必要かを考えることではないだろうか。
正直なところ、無理にエンジニアになるよりも大きな会社で、プロデューサーポジションとかに行ったほうが幸せな気がする。ただそういうところも「意識高い系」はいらんだろうけど。
通した人は母数があまりに少ないのだが、だいたい同じような傾向である
年齢や経歴はバラバラだけど、方向性はだいたい一緒である。正直なところ、実はそこまでハイスペックな人を求めているわけではないし、有名ベンチャーみたいにアウトプット原理主義というわけでもないのだが、ハイスペックな人はだいたい上記が当てはまる。
さてこれだけ頑張って一次面接通しても、最終的に採用に至ったのは2名である。経営者と現場の判断はまた別なんだろうし、うちで欲しい人はよそでも欲しいので辞退もそれなりにあった。
エンジニアはエンジニアリング以外したくない、自分の業務以外はしたくない、という人も多いだろうが、採用に参加するのは自分にもメリットがあるのでおすすめである。
チーム作りとかそういう意識高い的なことでもなく、ひたすら自分の他メリットとして考えても十分有用である。実際に自分の面接官として苦労した話をすると共感を得ることが出来て、非常に有効だった。
id:xlc 人が集まらないのはあなたの会社に魅力がないから、という前提を忘れているんでないかい?
まさにそのとおりで、だからこそ採用に苦労するし、それどころか自分を含めて次々と離職している。ただ今回は自分の採用視点でのナレッジを活かしたいからこういうのを書いた。
リファラルがどうのとマネージャーが言ってきたときは「うちの会社にリファラルで人を採用できるような魅力あると思う?」と言ったらぐぬぬとなっていたw。
採用手当以前に、まずは作っているプロダクトと労働環境を魅力的にしろと。
M社の例の怪文書は採用強者側の視点で、自分が書いたのは採用弱者側の視点。強弱にかかわらず最終通過率が殆ど変わらないのが興味深いと思う。
id:thesecret3 100名も会って採用1~2名なら人材紹介か社長の一本釣りのほうがよくないか?
社長はエンジニアの実務層への伝手はほぼ皆無だし(ビジネス出身だし)、人材会社はエージェントを使ってたけどほとんど効果なかった(M社と同じ感想)。いわゆるヘッドハンターを使うほどの金はないし。エグゼクティブではない実務レベルの人をヘッドハンティングするのは。。。これに関しては求職側編で書く。
http://b.hatena.ne.jp/entry/s/news.yahoo.co.jp/byline/sendayuki/20181003-00099158/
のコメント。
まいにちのどをかきむしってそう
どうやってもなっとくするつもりなんかないよね。
x142857 キズナアイのような萌えキャラ・性的なキャラが適役と思っている人は、たとえ男性キャラがピチピチのパンツ着て男性器を強調して、ノーベル賞をNHKで解説しても問題ないと思ってるんですかね?
偏見だけどこの人美男美女金持ちしか出ない韓国ドラマとかすきそう
kusigahama まあ衣装はともかく、相槌係なのはだいぶ気になったな... 男性が解説して女性が学ぶ側なのばっかりなんだよなーほんと
pptppc2 アイちゃん基本的にアホアホだからノーベル賞に招かれるのナンデ?って意味ならまあ…。じゃあどのVtuberが適任かと言うと…うーーんVtuberアホが多いから(失礼)な。ファイ博士とか?電脳サイエンティストだし。
賢い女性が男性と対等に高い技術レベルで話し合う番組作ったら、女性がそれを見るんだったら、とっくにそういう番組たくさん作られてると思うよ。
実際にはそういう番組をみないでドラマとかワイドショーばっかり見てるのに、こういう時だけ文句言ってるならダメだと思うよ。
「私は***という番組が好きなので、もっとこういう感じにしてほしい」とかを提案すると良いよ。
あと「キズナアイの台詞を引用した部分は悪意ありすぎ。サイトを見ればわかるが、けっして相槌ばかりではなくちゃんと受け応えもしている。」ってことらしいので、この人の記事を鵜呑みにしてる時点でリテラシーが。
疑義が全うなら炎上してないことを炎上ってまとめサイトみたいな捏造しても許されるのかな。都合の悪いところは見てみぬ振りすると信用なくすよ
cleome088 キズナアイちゃんは男が見ると中身が少年なので気の合う友達だが女が見ると女のなりなのに落ち着きがなくてデリカシーないキャラ付けがされてるんだから女は嫌うだろうな、って言う感想。
知らんがな。
hal9009 適任か、と言われるとうちの親父やお袋が見てたら「自分向けの番組ではない」と思って即テレビ消すだろうなwまぁ逆に落ち着いた番組風にすれば同じことは必ず起こるのでそれを決定できるのがマジョリティかw
わかる。でもこれってNHKのTV番組じゃなくて特設サイトとかじゃなかったっけ?
労害乙とか言われたいですかねこのトンチキは。レベル0だけどこういうやつが一番むかつくわ
大多数の人の意見
takhasegawa この理屈だとグラビアアイドルやセクシー女優が担当しても"不適切"ということになるけど、それこそ身体的特徴をあげつらった差別なのでは
プログラマとして働く15年のキャリアの中で5回ほど就職活動をしています。5回の内訳はといいますと、1回目は普通に就活、2回目はエージェントを利用した転職+自分での就活、3回目はコネ、4回目はスカウト、5回目は自分で就活といった流れになります。これまでに合計で34社との間で面接に臨ませていただいていますが、26社から内定を頂いています。【追記】初めての転職は待遇の問題で、2回目は企業の事業からの撤退に伴っての会社事情での退職で、その時の上司のコネで共に転職。3度目は、その上司の転職後にオファーを頂いて行く事に決め、最後にやりたい事が出来て4度目という流れになります。自分ではジョブホッパーとは思わないですが、コメント頂いたように多いかもしれませんね。
就職活動の際は、10/16 でした。初めての転職では、8/10 でした。2度目、3度目の転職は、1/1 です。直近の転職では、6/6 でした。
スコアとしては悪くはないでしょう。正直なところを言うと、断るのが面倒ではあるので、あまり数を受けたくはないんですが、コネやハントされて就職するのでもなければ、どの様な会社かを自分で見て判断せねばなりませんから、この様な結果になってしまっています。
もちろん私の持つニッチな専門知識と技術力の訴求力があってのことではあるのですが、私の中では面接そのものに対する絶対的な自信があります。
面接というのは、企業が自分を見る場というだけではなく。我々求職者が、企業を見極める場でもあります。自分を見てほしいという視点は捨てて、自分が幸せに働ける企業だろうか?という視点を持つべきでしょう。そういう視点があって初めて、企業に対して聞きたいことが出てくるはずです。
私が業務経歴書を書く際に意識することは、この書類を用いて面接者が何を自分に聞いてほしいか?を明確にイメージすることです。この段階で、私は面接官の意識を誘導して自分の能力をアピールできる方向に持っていきます。例えば、学生だと、自身の修士などでの研究についてアピールしたい項目がある場合は、実際に業務で利用されている同様の技術の課題や問題点を指摘しつつ自分が何を解決したかを、「大雑把に」一言添えておくなどの工夫をします。論文要旨から実際の問題に落とし込む手間を相手に払わせない事です。だいたい理解出来ていると思うけど、少し突っ込みたい事がある場合には絶対に近い確率で聞いてきます。そういった点を複数盛り込んでおけば、面接全体を自分のペースで支配できるでしょう。
というような順序で話を構成していくべきです。
どんな技術を修めて来たか、その技術を用いてどんな仕事をしたいと考えているか、その仕事が対象企業のどんな業務内容とマッチすると考えているのか、その業務に着けた場合、どの様な達成目標が考えられるか。
ここまで話せておけば問題ないでしょう。辞めた動機は悪口にならなければ、構わないと思います。
私自身は、そこはごまかさない様にしています。例えば、ある業務を提案したけど許可がおりなかったし実現の可能性がない、御社では既に同様の業務があり可能性があると考えたというような感じですね。自己PRは、実際とても大事で、その後の面接の方向性を決定する事になります。ですから、最初の時間はうまく使ってください。
技術的な質問は既に誘導を仕込んでいるレジュメに従って出てくるはずです。それに関して、アピールしたい内容を答えると同時に、相手の知識を問うような質問を発しましょう。これから働く可能性がある同僚のレベルをしりたいのは当たり前のことですから、ガンガン逆質問を入れつつ議論を深める方向にもっていくべきでしょう。例えば、今話題となっている演算処理について何か致命的な問題があると仮定しましょう(誤差、処理時間など)、それに関してどの様なアプローチで解決してきましたか?というような質問は適宜しておきたいところです。
また、仮に自分が職場にアサインされた場合、どの様な業務が想定されているのか?自分のレジュメの何に興味を感じて呼んだのか?というような質問は、最後の質問時間ではなく、この段階で議論を深めておくべきだろうと思います。
例えば、自己PRを終えた直後に、「今回、この様なチャンスを頂けたのは、私のどのような点に興味をお持ちいただけたからでしょうか?」と言っておけば、自身の専門領域に関して興味を持ったというような回答が出ますから、やりやすいペースが作れます。「そこに関して自分がどの様な問題の解決能力を持っていれば、御社で働くに値するか?をご判断いただける場にしたいです。お願いします。」といったような感じですね。自己PRがいかに大事なものか?わかっていただけると思います。
企業は何か必要があって採用活動をしているのですから、ベストマッチってものがあります。自分がベストマッチであれば互いに幸せになれますが、そうでなければ不幸でしかありませんので、ベストマッチであるかどうかを見極める「お見合い」が面接と考えましょう。
というような事は最低でも抑えておきたいところです。そこに「自分が得意な仕事」「やりたいと考えている事」がマッチするようであれば、お互いにとって幸せな結果になります。私の場合は、明らかに相手企業には合わないと判断した場合も内定頂けたりして困惑したりしますが。
特に要求されるかに関わらず、私は自身が発表した論文や所有する特許技術を添付して教えておきますし、必要ならコード(github)も添えます。 そして、それを見てくれた上での質問を求めます。そこで質問が出ないような企業では働く価値はありません。私の場合は、回答は求められる以前にホワイトボードやノートPCを用いて説明をしていきます。
既存の技術の問題点を列挙しつつ、それを(過去に)どの様に解決したか、あるいは、(今後に)したいと考えているか、出来ると考えているか、を説明していくことで、アサイン後の可能性も提示できますし、議論の中で先方の能力も分かってきます。
あまりお勧めしません。エージェントの能力が低すぎて技術を理解できない場合、自分が何をアピールしたいか?を企業に伝えられない恐れが出ます。なので、私はかなり詳細にレクチャーした上で書類をチェックして作りこんでもらいました。いい案件をもっているのは確かなので、そこは魅力なんですが、いかんせん手間がおおきい。自分でやる方が話が早いですよ。
近年、自分が面接官を務めるようになって、面接が下手な求職者が多いなと思いました。面接はお見合いの場ですから、自分が企業を見極めて判断しているという視点を持ってない求職者は記憶に残らないし、一緒に仕事できるイメージがもてないものです。互いに一緒に仕事をしたいと考えて終えられるように、訴えるべきこと、知りたいことを整理してから臨んでください。
上手くアピールできたなという手ごたえがある場合には、社長さんなどから「この場で内定受諾してくれる条件は幾らですか?」と聞かれたりします。私は、条件面では下限と上限を設定して提示しますが、時に上限を超えるオファーもあります。このような場合は、お断りするか上限値に収めて頂く事にしています。それ以上の価値を出せる自信がない、という事は素直に伝えたい所です。自分の市場価値をある程度は見極めておくことも大事かなと考えます。
文系の方には参考にならないとのコメントがありました。すみません。確かに、この記事はプログラマの就職活動によっていますが、思うに、文理関係ない所もあるかと思います。私が業務を多少なりとも知っている文系の仕事は技術営業があります。
これまでに自分が売ってきた製品から得た知識、技術的な情報の、今後扱う事になる製品との間の互換性
と言ったことは、伺っておきたい点だと思います。自分がアピール出来る強みが、対象となる企業のどこに符号していて、自分の今後の展開をどう捉えているかを論理的に説明できているかどうかは、文系でも重要な内容ではないかと考えます。経験の深さやアピールポイントの寡多も関係なく、自身の武器と対象の理解が重要と言う事です。あまり参考にならず、恐縮ですが、この点考えて頂けると面接の場が有効に活かせると思います。
面接の技術というよりは、ちゃんとアピールできる引き出しの数が多いからだよ。今面接で困ってる人はこんだけ持ってるものがないから困ってる
http://canisterism.hatenablog.com/entry/2018/09/11/201006
リンクの記事を対象に、古株エンジニアの私ならどうしたか?を考えます。
私の学生時代は当然ですが業務経験などありません。ブログの筆者さんと変わりはないでしょう。そしてある業界で仕事をしたいと考えていたのも共通をしています。私は、その業界の中のどんな製品・技術・仕事に興味があるかを分析しました。その上で、その業務を実行するうえで必要となる基礎技術を勉強して、なおかつ、業界内で今後の可能性がどの様なものになるかを考えたという感じですね。Web系のエンジニアではありませんので、その辺り具体例は出せませんが、流行の技術について学んで、今後の発展性について考えると同時に、研究や勉強で評価できるアウトプットを出すという事です。何かの言語を勉強した、という程度では、継続的に勉強できる努力しか示せていません。自分が何がしたいから、どのような必要性があって、どのような技術を学んだのか?習得したのか?を説明出来た方が良かっただろうという事です。
例を出すと、この増田を書くにも日本語変換に失敗する事があります。第一候補が悪い。これを改善する様な仕事をしたいと考えた時に、個々人の語彙に応じた変換を実現したいと思えたとしましょう。それを実現する一つの方法として、深層学習を勉強して、そういう研究なりアウトプットを出して、今までは未知だった新しいプログラム言語や、コード管理のツールも使ってみたという様なアピールが出来ればいいのです。その人が普段読んでいるWeb上のテキストや書いている文章を学習すれば~という様な目的があって勉強するはずです、Web系の企業に入りたいから言語を学んだというのは弱いです。具体的な社名を使わせて頂くと、ZOZOなんかで個人にマッチする服を提案したい、それが今後のスタートアップトゥデイ(スタートトゥデイの間違いでした。すみません。)の可能性になるのでは?と考えたので機械学習を勉強してきた、という様なアピールはあると思います。(ZOZOさんで服を買わせていただいていますので、ご容赦を)実際に、ZOZOの研究所では、その様な方向に進もうとしている様ですし、伝わるものがあるでしょう。私の専門領域について例を出したくなかったので、薄い知識しか持ってない機械学習を例に出しましたが、分析→出力の過程があれば、経験の少なさは問題にならない事は多少なりとも伝わっているかと。
この場合、学生には実績はありません。自分自身の夢や目標と対象となる企業への分析があり、それにそった努力が出来ているという事です。似た様なアピールで十分以上に伝わるはずです。
余談ですがスタートトゥデイ研究所のカッコいいを分析するミッションというのは面白いでしょうね。イケメン分析の結果、中間顔が最もイケてるという様な研究結果はありますが、ある人にとってカッコいい服をどう捉えるかというのは難しい課題です。何を学習して何を出力するか、というテーマもそうですし、個々人の体形に応じた似合う似合わないという問題もあります。機械学習だけでなく、画像認識やら、形状解析など多岐にわたる知識と技術が必要になるでしょう。そんな風にある人にとってのカッコいい服を表現できるディスクリプタ―なんて聞いたこともないですから、良い論文になるでしょうね。ZOZOさんには期待しています。私は畑違いですが、専門領域が被ってる人は話を聞いてみてもいいんじゃないでしょうか。
パイザ転職の中で「プログラミングスキルチェック」なる問題集がある。
これに回答することで会社から「素晴らしいコードです、うちで働きませんか?」とオファーが来るらしい。
しかし、
は?
2人で顔を見合って固まってしまった。
俺はせいぜいシェルが書けるぐらい。
彼女はフロントからエンドまで一通りかけるし、問題も多く回答できていた。。。
なぜなのだろうか。
若くて女だからとかそういうことなの?とか考えたけれどわからなかった。
たしかに俺にとってはそっちの方が都合の良い時がある。
赤羽のピンサロで五千円1枚で若くてピチピチの肌をむさぼりながら、DKしたあと可愛い顔面見ながら口内射精をキメる。
しかし、そのような利己をむさぼり過ぎた結果、本当に優秀な若いエンジニア、とくに女性が不当に搾取されているのだとしたら私は許せない。
はい、どーも!
今日は、楽しくサマータイムをエンジョイしちゃおうということで、オファーもないのにサイマータイムのテーマソングを作ってしまいたいと思います。
それでは、いってみよう!
1年分の雨が1日で降ったよ、夏の異常気象
適当に作曲してみましたが、なんだかだんだんと愚痴っぽくなってきたので、専門家に頼みましょう。専門家。
サマーといえば、夏。夏といえばTUBEさんです。なんかもう作らなくてもありそうな感じがしてきました。そこで、グーグル先生に聞いてみたところ、すでにTUBEさんがサマータイムという楽曲を作っていましたー。
https://ja.wikipedia.org/wiki/SUMMER_TIME_(TUBE%E3%81%AE%E6%9B%B2)
2015年にリリースしているー、先見の明がありすぎますね。さすがはTUBEさん。サマータイム特需を予見していた!
ということで、日本政府のサマータイム関係者のみなさん、見てますか。サマータイムのテーマソングをこれから作るなら、すでにあるので、TUBEさんにお願いしよう。そんじゃーねー。
職場の自分「死にて~~。生きてる価値無さすぎて死にて~~。空気吸ってるのや給料もらってるのがとにかく申し訳ね~~。来週の土日辺りに首吊ろ~~」
↓
家の自分「うほ~~人生楽しすぎる~~。給料泥棒とか言われてもいいから生き延びて~~」
↓
家で将来について考える自分「死にて~~仕事辞めたいとか言いつつ転職活動しようとすると面倒臭さに押しつぶされて勉強すらしてねえとかクズすぎて死にて~~就活サイトに登録してもこんな自分にオファー出させるのが申し訳ね~~」
↓
家で全てを忘れて楽しむ自分「うひょ~~~肉うめ~~野菜うめ~~お菓子うめ~~映画おもしれ~~漫画たのし~~衝動買いした本あんまり面白くねーけど1000円程度だからセーフ」
↓
職場の自分「早く死にて~~。今持ってる貯金でニートしてから死ぬのもありかと思ったけど、ニートする前に仕事辞めるのが面倒くせ~~。全部面倒くさいからさっさと死にて~~次の連休にでもヘリウムガスで安楽死しよ~~」
うーんこの変わりよう。
共通点があるとすれば「自分の人生において他人にとっても価値のある何かを積み上げているという実感が全く無く、刹那的な楽しさと辛さに振り回されている状態であり、長期的なビジョンは全て真っ暗闇であり、その中にポツポツと刹那的快楽が街灯のように瞬いておりその明かりを希望にして生きている状態である」って所かなあ。
脱出方法は「自分の人生において自分にとっても他人にとっても価値のあるものを積み上げているという実感を持つこと」なんじゃねーのかなっと。
それとは別に「そんなもの必要なくて犯罪さえやってないなら自分さえ楽しければセーフだし堂々と給料泥棒して死ぬまでダラダラ暮らすのもあり」と心の底から割り切るっていう方向もあるんだろうなあ。
さて、どっちに進むかだなー。
思考力が残っているうちにカウンセリングを受けて西洋医学に全部なんとかしてもらうってのもありな気もするけど、精神病の薬による薬効は思考力を取り戻すことであって、思考力は残っているが行動に移すためのビジョンが見えていないってのはどうしようもない気もするんだよなー。
あーでもそれを聞くためにカウンセリングを受けるのもありかな……いやでも精神科医は医者の先生であって人生の先生ではないからそういうのを期待するのは見当違いな気もするわ。
近頃話題の某声優ラップバトルジャンルについて、二次創作が規制されるのではないかという件が話題になった(それも営利非営利問わずTwitter上、pix○v上へのアップロード自体も含まれるのでは?という情報まで流れている)。公式のエゴサ案件もあり検索避けにあれこれ手を巡らせる絵師が増えたように思う。
本件にあまり詳しくない外野の腐女子の情報なので、上記の問題に関してはズレがあっても許して欲しい。
しかし、ぶっちゃけ私はこの件において当該ジャンルにおける二次創作は、むしろ同人誌よりもインターネット上、そして「BL」が主に注意すべきなのではないかと思っている。
決してごちゃついたモラルとか治安とか、そういうインターネットおじさんの説教話ではなく、"実害"についての話だ。ついでに法律とかそういうややこしい話でもないので、ぜひ頭の片隅に留めてほしいと思っている。
当該ジャンルが本格的なラップコンテンツで有り得る大きな理由のうちの一つは、メジャーシーンでも活躍している大物アーティストの作詞/作曲だろう。特にハマなんか凄い、ほんとにすごい、どれぐらい凄いかっていうと尾田○一郎と岸本○史と冨○義博が漫画全然関係ないぽっと出の新人アーティストのジャケ写描いたよみたいな雰囲気(ここに関してのツッコミはいらない)。パーフェクトヒューマンじゃない方なんかはもう言わずもがなだ。アングラ寄りのラッパーからコメディアンまで、「新時代のヒップホップを作る」って理由で呼び寄せてしまっているのだから、尋常じゃない。
そして、新譜でもその流れが続いていることを考えれば、この先も同じように楽曲提供を求める流れになる…と考えるのは自然だろう。
ラッパーだって、突然「曲ください!」なんて言われたって困るのである。それも所謂、"オタクコンテンツ"からのご依頼だ。
ヒップホップアーティストってやつはそりゃもう面子を気にする。というか、気にしなければならないのだ。ジャンルにはジャンルの風潮があるのは当然で、ヒップホップにおいてはかなり顕著といえる。ポップアーティストとのコラボ1曲でどんな曲とか関係なしに「媚び」「落ち目」「ダサい」と言われることなんて日常茶飯事の世界。
そこで、この仕事を受けるか、受けないか、企画書に目を通したあと出来ることと言えば、インターネット検索ぐらいのものである。
この仕事を受けて、なにかメリットはあるか。業界内でデメリットがあるか。そして、どちらを取るべきか。そのコンテンツの評判や世間からの印象、そして実情を探るために、おそらく多くのケースではインターネット検索が利用されていると考えるべきだ。
では、当該ジャンルにおけるインターネット検索の結果はどのようなものなのであろうか。
(以下、考察ではなく検証結果になりますので、サクッと目を通したい方はスルーしていただいて結構です)
当該ジャンルをタイトル名で画像検索すると、もちろん上位に来るのは公式の情報だ。しかし、その中にさりげなく、某企業主催のオンリーイベントポスターが出てくる。
さらに、特定のキャラ名を検索ワードに追加してみる。チームごとに主観で「よく二次創作で見るキャラ名」を入れた結果は、
赤…二次創作イラスト(単体)、コスプレ、BL同人誌通販サイト
R-18イラストは含まれなかったものの、同人誌通販サイトに関しては当該ジャンルR-18作品の取り扱いがあった。また、灰色のキャラに関しては検索結果で公式よりも二次創作が多いという衝撃的な結果となった。
さらに、検索予測では「該当ジャンル名(スペース)キャラ名一文字目」でBLカップリング名が出現。名前を組み合わせたコンビ名称はアイドルグループだったりするとただのコンビとして認識されていることが多いが、検索結果ではほぼすべてが二次創作のBLイラスト、さらにR-18描写を匂わせる画像が見つかった。
とてもではないが、"本格的"な"ラップコンテンツ"とはかけ離れているといえる(二次元コンテンツ的には決して珍しいことではない)このような結果を見れば、もちろんアーティストは自らのファンが検索することを懸念するだろう。
今まではよかったものの、あまりに度を越した二次創作が目立つようになれば、どうなるかは想像に難くない。そして、既にオファーを断っているアーティストがいたとしても、それを私たちが知ることは出来ないのである。
昨今の二次元コンテンツ業界において、二次創作は非常に一般化している。二次元コンテンツのみならず、あるドラマはイラストコミュニケーションサイト上で二次創作イラストを募集したことでも話題になった。
しかし、まだまだ多くの人たちは「二次創作」ましてや「二次創作のBL」のことは認識していない。今回の問題でも議題に上がっていたことだが、すべての二次創作は「非営利」であることを理由に「グレーゾーン」扱いされている状況だ。正直なところ、腐女子層は二次元コンテンツ(特に女性向けとして展開されているもの)にとって重要な購買層である。それを自ら規制するのは、なにも「不愉快である」とかそういう理由ではないように思えるのだ。
公式のエゴサ、そしてRT。これは、「公式がすぐに検索した情報で引っかかるようなイラストは監視されている」という合図なのではないだろうか。
もちろん、公式の意図などはすべて推論に過ぎない。しかし、確実な点として言えることは、「我々は監視されている」のである。
また、公式がどう考えているかはともかくとして、「絡みなし、公式準拠」のイラストにそこまで過敏になる必要があるかどうかは……個人の判断に拠るだろう。
ついでに、先程からイラスト中心の話になってしまっていたが、キャラ名のGoogle検索ではTwitterの文字だけのツイートもピックアップされてしまう可能性があるためあまり際どい話は鍵垢ですることが推奨される(これはどのジャンルでも共通して認識されるべきではある)。
さて、そろそろサクッと読める文章とは言えない文字量になってきてしまったので考察を終了しようと思う。筆者のTwitterアカウントはやむを得ない事情で鍵を外せないため、誰かがリンクツイートをしてくれれば、多くの方に読んでいただけるかもしれないと考えている。
どうも僕です。お風呂にタマゴお姉様と一緒に入ってお湯の1/3が一瞬で無くなったのを見たり両足肉離れしたりとなかなか貴重な経験をした僕です。
なんか僕の家からちょっと離れた土地で竣工待ったなしの建築現場が黒く燃え盛っているそうで。唐木田は燃えているか。
そうそう、建築といえば…僕ね、昔、日雇い労働したことあるんだ。
これも相当な経験だったので、書いてみたいと思いまする。長いけど。
あれは37万…もうこれはよそう。
僕がWEBクリエイターという「このままホームドアを乗り越えたら誰かこの案件仕上げてくれるよな…」と思ったぐらい忙しかった地獄から足を洗った、その3ヶ月後のこと。
最初のうちは辞める数ヶ月前からハードラック(精神系疾患)とダンス(3つ同時併発)っちまったのが災いし、家どころか部屋からも出られないような有様だったのだが、それでも退職してから1週間、1ヶ月と経過すると次第に、街に出たくなってきた。ちょうど屋敷に住むお嬢様がこっそりと街に繰り出す…そんな感じの冒険心がムクムクと立ち上がって来たのだ。
とはいえ、平日の真っ昼間にいい歳こいた白髪交じりのオッサンがですよ、まだハードラック(頭の中の妖精さん)とダンスしてる最中に、どこ見てんだかも分からないような目線で駅のベンチとかにいたら、そらもう通報待ったなしです。
それなら何かこう、身体を動かして、ついでで金貰うって感じで行こう。作業中に妖精さんが話しかけて来て、僕がブツクサ言っても何ら問題ないでしょ。
そう思いながら、地域バイトの情報誌をぼんやりと見ていたら「日給1万2000円!」「勤務時間外に残業代出ます!」「早く終わったらプライベートも充実!日給保証!」という求人を見かけたのだ。
ちなみに、僕のWEBクリエイターだった頃の日給は1万円ちょっと。残業代が出るってことは僕が血走った目でカタカタとキーボードを叩くその間にちょっとしんどい思いをすればもう月給を超えてしまう計算になる。
事務所住所を見たら、武蔵小杉という、僕の家から電車で10分程のところに事務所があるらしい。
事務所にノンアポで行き、履歴書のようなものを書いたら「書類確認しました。何も問題ありませんね。じゃあ、今日から宜しくお願いします!」…採用決定。マジかよ。トントンすぎねぇか。
それから3日後、電話が鳴り、紹介できそうな案件がありますがどうですか、というオファーが来た。
クリエイター時代にも何回かこういう電話があったが、スピード感がまるで違う。
まぁクリエイター時代に比べたら背景とか何も考えることもない。断る理由も特になかったので案内図等々をFAXしてもらい、いざ当日。
勤務先場所は神奈川県横浜市神奈川区。京急本線の花月園前駅から徒歩5分くらいのところにあるマンション。
なんでも「業者が置いていったゴミをトラックに載せてほしい」という依頼らしい。「おそらく昼前に終わりますよ!良かったですね!」って言われたので、もう既に横浜のと○のあ○で薄い本を買う算段をつけていた。
当日朝8時から勤務開始。朝礼とか準備運動とか一切なく、いきなり「あそこのブルーシートからここのブルーシートまでのガラ(産業廃棄物)をあのトラックにバーンと乗っけて」とだけ依頼業者から言われ、作業開始。
ゴミって40Lのゴミ袋とか、そういうレベルじゃねぇのか!?何か嫌な予感がする。
ちなみにゴミのサイズは、3.11や先の集中豪雨で出たガラを3人がかりで運び出している画を想像してほしい。
あれをたった一人の2本の腕で運べというのである。そりゃあもうテコでも何でも使わないと日が暮れる。話違くねぇか。
○らのあ○が遠のく。オカズが遠のく。そんなことを思い、二次元嫁のことを思いながら無心に運ぶこと3時間30分。
午前11時30分。最後のガラを載せ、トラックは走り去って行った。
つまり、今回のミッションは遂行できたということに他ならない。
後は作業証明書にサインかハンコをついてもらい、電話一本入れたら横浜直行だ!
なんてことを思っていたら、依頼業者が「それならアレもやってもらおうかな」と言い始めた。
程なくして渡された雑巾と割り箸が入ったバケツ。なんだ、芸でもしろってか?
「悪いんだけど、マンションの格子の間に溜まった泥を全部水で流してほしいんだ。ザーッとでいいからさ。」
…契約外だ契約外、ザッケンナコラーと思いつつ、とりあえず「今日の作業内容以外の作業になると思うので、事務所に確認してもいいですか」と伝え、事務所に電話。
「いいですよ、やっちゃってください!」
お前は矢沢のアニキか。
茶番を経て、第二ラウンドが始まった。
「ま、まだここからなら昼飯食ってからでも十分出来るさ!」…冒険心なんてどこかへ飛び、ハードラックが狂乱し始めていたがそれでも作業箇所は多い。
そもそもペンキや泥なんてついたら水ごときでそうそう取れるもんじゃない。養生シートを貼ってそこから作業なのになんであんたらそれやってねぇんだよ。
今度は怒りに似た感情が沸いてきた。
昼飯もすっ飛ばし、13時50分。
たった一人で5フロア、60枚近い窓のスキマに詰まった泥を流し終わったのだ。
これで帰れるよね?俺は東京に帰れるよね?
作業内容を書き足し、千切った作業証明書を握りしめながら必死の形相で「お願いします!」と言い、業者に作業証明書を渡した(本日二回目)。
すると、業者の若い兄やんがおもむろに軍手を脱いだかと思ったら、手でスーッと窓をなぞり、
「まだ汚いですね」
お前は舅(しゅうと)か。なんだその「まだ契約時間内だから使い倒せるだけ使い倒そう」って言う露骨な姿勢は。
この頃には汗がすっかり引いて、歯がガチガチと鳴り出し、止まらない。明らかな低体温症になっていた。
それでもまだサボっていたかったらしく、「後もうちょっとだけお願いします」というありがたーい一言と共に、業者はあったかーい自分たちの車へ引っ込んだ。
なんとパトロールと称し、事務所のトップとNo.2がわざわざ僕の震える様を見に来たのだ。
アイフルのCMに出てくる子犬のように小刻みに震え、死を予感できるぐらいの声量で「これって契約外ですよね?」と訴える僕。
トップは「これは正月とかに家族の大掃除とかでやるやつだなぁ」と言いながら苦笑い。No.2は元々そういう業者なのを知っていたのか、無表情のままである。
彼らは何か手伝うわけでもなく、何かを業者に伝えるわけでもなく、数枚写真を取って、車で去っていった。
そして結局、夕方18時頃、暗くなってきて住民も一定数帰ってきたことから「まぁ仕方ない。後は明日以降やるんでいいですよ」といってタイムアップとなった。
何が昼前だ。何がやっちゃってくださいだ。
「嫁とかもう…ええわ…お前らのせいでもうグチャグチャや…」
そんなことを思いつつ、花月園前駅まで歩き、電車3本を乗り継ぎ、どうにか地元まで戻ったのである。
もう完全に「街に出たら悪者に拉致されて肉○器にされるお姫様」になっているじゃないか。
シンデレラよりひでぇや。
そして次の日、寒気が止まらないので体温計を脇に挟んだら39度8分出ました。
増田へ
「仕事を依頼したい人」と「仕事を受注したい人」をマッチングしてくれるサイトだ。
仕事内容はサイトのカテゴリーに分かれているので、自分の出来そうな仕事があるか見てみるといい。
例えば、
などがある。
受注する時のコツは、淡々と解決策を提示すること。メッセージはシンプルに。長文は書かないこと。
ただし、増田の誠実さが伝わるこの日記はとても良いので、文末に誰でもいいから病人の僕を雇ってほしい、ほんとお願いします。へのリンクを付け加えるのも良いと思う。
余談だが、俺が最初に受注した案件は3時間300¥で、パソコン操作を教える仕事だった。
それから、低単価かつプロが参入してこないコスパの悪い案件をこなしていくうちに、徐々に単価も上がっていった。
増田の体験は稀有だ。増田の働く意欲、20代を諦めたくない想いを応援する。
頑張れ。
以前こういう増田を書いたが、それから随分経って、新曲だったり関係者の発言だったりとネタが溜まってきたので、また追加で書いてみたいと思う。
ちなみに、ここは今はスパム対策でURLがたくさんは貼れない仕様になっているため、動画リンクを直接貼れない。
代わりに、ファンの方が個人で制作したWebサイト「AIKATSU!.MV∞」を紹介しておきます。
アイカツ!シリーズの楽曲の9割近くはYouTubeの公式チャンネルにMVがアップされていて、その公式動画をまとめて見るのに便利なサイト。
リストの共有もできるため、ここで挙げた曲のリストも一応貼っておきます。
http://aikt.fr-br.com/mvi/?93oYUiyirq
あと、アイカツ!の楽曲がついに各種配信サイト&サブスクリプションサービスで配信開始されました。
ついでにここで挙げた楽曲とかをまとめてSpotifyでプレイリスト化してみたので、興味があったらどうぞ。
アイカツ!楽曲とその元ネタ探し
音楽は多様性豊かなものなので「これが元ネタだ!」とズバリ名指しするのは難しく、野暮にもなりかねないので、あくまで「参考曲」としてとらえてください。的外れなものもあります。
それでは本題。
まずソースがあるものから。
1年目後半のEDで、作中で結成されたSTAR☆ANISの8人が歌う曲。
アイカツ!2クール目のEDを作るときに、作中ではあまり描かれないであろうシビアさを込めたくて、その時、参考したのがこの曲でした。今聞くとメチャ影響出てる(笑) あともう1曲参考にした曲もあるんです。
SUPER☆GiRLS / 赤い情熱(Promotion ver) ttps://t.co/3GVnF3rOn5 @YouTubeより - 水島 精二 (@oichanmusi)
ttps://twitter.com/oichanmusi/status/1010875151112474624
それがこの曲。どちらもその世界感とメロディの強さがが素晴らしくて、今でも大好きです。グループアイドルの合唱って刺さる!
MAMORE!!!/アイドリング!!! ttps://t.co/cKaBDaZIhC @YouTubeより - 水島 精二 (@oichanmusi)
ttps://twitter.com/oichanmusi/status/1010875664273031168
次は、onetrapが楽曲制作に参加してからアレンジを多く手掛けてきたIntegral Cloverのツイッターから続けて3つ。
ちなみにサブスク配信を機に、元ネタ楽曲と併せたアイカツ楽曲のプレイリストをSpotifyで公開している。
配信で聴くアイカツ
始まったそうです!! https://t.co/leCLT7JYMb #NowPlaying - Integral Clover (@Integral_Clover)
ttps://twitter.com/Integral_Clover/status/1017008646192951296
アイカツ楽曲アレンジの思い出「永遠の灯」
元のDEMOに、EDMとゴシック要素を足してほしいという発注だったと思います。deadmau5とネオクラシカルメタルと、3%くらいMELL「Red fraction」の要素が(好きなだけかも)。頭のキメが気に入っています。 - Integral Clover (@Integral_Clover)
ttps://twitter.com/Integral_Clover/status/968970666106998785
deadmau5 feat. Rob Swire - Ghosts N Stuff
ttps://youtu.be/h7ArUgxtlJs
Yngwie J. Malmsteen - Rising Force
ttps://youtu.be/k3u3Kaveh0g
Black Lagoon OP
ttps://youtu.be/T9GfkiZPnm8
ダンスが得意なアイドル、「踊るイナズマ」こと黒沢凛が歌う楽曲。
アイカツ楽曲アレンジの思い出「MY SHOW TIME!」
D-Train「You're The One For Me」Michael Jackson「Smooth Criminal」等のエレクトロ・ファンクを参考に作りました。シンセソロはZAPPを意識したのですが、ヴォコーダーが無かったのです。。 - Integral Clover (@Integral_Clover)
ttps://twitter.com/Integral_Clover/status/968970870306750464
D Train - You're The One For Me
ttps://youtu.be/aXl7f757gqI
Michael Jackson - Smooth Criminal
ttps://youtu.be/h_D3VFfhvs4
4thシーズンのEDでアイカツ!では最後のED曲。
本編では、北海道出身で幼馴染のアイドル2人、白樺リサと大地ののが歌う曲。
アイカツ楽曲アレンジの思い出「lucky train!」
元からあった参考曲に、Graham Central Station「Pow」を追加して作りました。また、曲名の由来はアメリカのTVショー「Soul Train」から来ているのでしょうか?だとしたら素敵です!! - Integral Clover (@Integral_Clover)
ttps://twitter.com/Integral_Clover/status/968971391985860608
Graham Central Station - Pow
ttps://youtu.be/Z1IuD6F3R5I
2ndシーズン前半のED曲で、カレンダーガールをアップデートしたような楽曲で、かなりファンキー。
また「カレンダーガール」みたいな曲を作ってくださいと言われて、自分でもその系譜を引く曲として作りました。 - 田中秀和(MONACA)
(学研「アイカツ!オフィシャルコンプリートブック」より)
2018年7月11日に開催されたイベント「サンライズフェスティバル2018 おんがく!!~アイカツ!編~」にて田中秀和氏が「Earth, Wind & Fireのオマージュを入れている」という発言をしている。
ちなみに、ED映像で「Earth」の文字が出るが、そこは特に意識していなかったらしい。
Earth, Wind & Fire - Getaway
ttps://youtu.be/xN_3nib4r3Y
2ndシーズンでいちごが歌うソロ曲で、オールディーズな雰囲気。実は男声コーラスはMONACA代表取締役・岡部啓一。
【告知】DCDアイカツ!2014シリーズ第2弾新曲「Dance in the rain」の作曲・編曲を田中秀和(MONACA)が担当させていただきました。Oldies風味な雨の日ソングです。是非チェックしてみて下さい! - 田中秀和/Hidekazu Tanaka (@MONACA_tanaka)
ttps://twitter.com/MONACA_tanaka/status/419096554738180096
タイトルと歌詞から、「雨に唄えば(原題:Singin' in the Rain)」が連想されるが、曲調の感じでは、ウォールオブサウンドっぽい。
ウォールオブサウンドとは、1960年代から70年代にかけて活躍したアメリカの音楽プロデューサー、フィル・スペクターの音楽制作手法で、多重録音やエコー処理によって音の壁のように聴こえる重厚なサウンドのことをいう、らしい。
The Ronettes - Be My Baby
ttps://youtu.be/jrVbawRPO7I
ちなみにロネッツには「Walking In The Rain」という曲もある。
(承前)「Dance in the rain」は実は「アイカツ!」プロジェクト自体のかなり初期に作られていた楽曲で、アニメやゲームで公開されたときには「やっとお披露目できた!」という想いでした。 - 田中秀和/Hidekazu Tanaka (@MONACA_tanaka)
ttps://twitter.com/MONACA_tanaka/status/438532735351521282
また、かなり初期の曲ということで、スーパーバイザーの水島氏が何か参考曲を出したのかもと想像して、ウォールオブサウンドに影響を受けた大瀧詠一のナイアガラサウンドなんかももしかしたら参考に上がっていたかもという妄想も出来る。
渡辺満里奈 - うれしい予感
ttps://youtu.be/ktDOkb6owHg
振付のツイストといい、サウンドといい、とにかくロカビリーな曲。
代表的なものといえば、ビル・ヘイリーの「ロック・アラウンド・ザ・クロック」やエルヴィス・プレスリーの「監獄ロック」が思い浮かぶが、この曲はむしろロカビリーよりも1980年代に流行したネオロカビリーに近い。
ストレイ・キャッツを聴くと、わりとそのまんまである。
Stray Cats - Rock This Town
ttps://youtu.be/SwUpXK37OGs
「おしゃれ探検隊クールエンジェルス!」(第70話)で流れた「ミトレジャーノ!」は、すごく苦労した記憶があります。「映画音楽みたいな、冒険している感じの音楽にしてくれ」と言われて。「え、それを『アイカツ!』で歌ものに!?」とびっくりしました。(中略)「大マジメにかっこいい感じに、かつ元気よく冒険感を出す感じで」と言われて、「どうすればいいんだ!?」となりました。(笑) - 帆足圭吾(MONACA)
(学研「アイカツ!オフィシャルコンプリートブック」より)
第70話は、ドリームアカデミーの4人が昔人気のあった冒険アクションドラマの新シリーズのオーディションを受けるお話。
映画音楽・冒険ものというキーワードで、思い浮かべるのは『スター・ウォーズ』『インディー・ジョーンズ』などで知られる巨匠・ジョン・ウィリアムズ。
Indiana Jones Theme Song
ttps://youtu.be/-bTpp8PQSog
紅林珠璃の初登場回で流れる楽曲で、ドラマ「アイカツ先生」のオーディションステージ曲。
「ラブリー☆ボム」は女の子ヒーローもののパロディ的なアプローチを試みました!独特の楽しさがあって面白い曲になったなと思っています。 - 木村隆一
(「TVアニメ/データカードダス『アイカツ!』COMPLETE CD-BOX」ブックレットより)
変身ヒロインもののいろいろな曲を参考にしていると思うが、色濃く感じるのはやはり『キューティーハニー』か。
キューティーハニー OP
ttps://youtu.be/fMUkByexGYw
新条ひなき・紅林珠璃によるユニット「情熱ハラペーニョ」、紅林珠璃・黒沢凛・天羽まどかによるユニット「バニラチリペッパー」、そしてスターライトクイーンカップでの紅林珠璃のステージと、1~3人の異なる人数で3回披露されている楽曲。珠璃の印象が強い。
フラメンコギターということで、ジプシー・キングスを挙げないわけにはいかないというのは、安直だろうか。
Gipsy Kings - Volare (Nel Blu Di Pinto Di Blu)
ttps://youtu.be/aV3AC2POkJg
そして、印象的なリフは、おそらく「エスパーニャ・カーニ」から。スペインの闘牛や、社交ダンスの「パソドブレ」などで用いられる定番曲。
Espana cani - Spanish Gypsy Dance (Paso Doble)
ttps://youtu.be/vrbkcUdDSyQ
爽やかなジャズ/フュージョンっぽい楽曲。というのも、この曲を歌う大空あかりが朝の情報番組のお天気キャスターだからだろうか。
フュージョンという音楽は、天気予報のBGMとして多く使われてきたという歴史がある。
朝に聴く爽やかなフュージョンとして有名どころを挙げるとしたら、カシオペアの「ASAYAKE」、吹奏楽の定番曲にもなっているT-SQUAREの「宝島」あたりか。
作編曲の広川恵一氏は他にもフュージョンライクな曲を作っており、この曲が気に入ったらぜひI-1clubの「止まらない未来」も聴いてみてほしい。
Casiopea - Asayake
ttps://youtu.be/GZ301XErfyQ
TAKARAJIMA - T-SQUARE
ttps://youtu.be/kRRmA1I3UNY
アイカツスターズ!第34話からのOP曲。主人公の虹野ゆめが大きな壁を乗り越えた後に披露される曲でもあり、疾走感のある軽快なピアノロック。
この曲を聴いたとき、まず思い浮かんだのがSUEMITSU & THE SUEMITH。
SUEMITSU & THE SUEMITH - Allegro Cantabile
ttps://youtu.be/H0r9hdTLE6c
ほんの少しだけQUEENっぽいところも感じなくもなくもない。
Queen - Don't Stop Me Now
ttps://youtu.be/HgzGwKwLmgM
アイカツスターズ!2年目(星のツバサシリーズ)で二階堂ゆずが歌う曲。この曲のステージであっさり星のツバサを手に入れたりする天才肌自由人。
「フレーフレー」という歌詞からわかる通り、チア曲といった感じ。
ギターのリフなど、トニー・バジルの「Micky」を連想させる。「Micky」は日本ではゴリエでもおなじみ、世界で最も有名なチアリーディング曲のひとつ。(元はRaceyのKittyのカバー)
TONI BASIL - Mickey
ttps://youtu.be/3E-Zrg9CB_Q
先日惜しまれつつもサービス終了したスマートフォン用アプリゲーム「アイカツ!フォトonステージ!!」略してフォトカツ!用に制作された楽曲。
アニメ本編ではソロ曲がなかった一ノ瀬かえでの待望のソロ曲で、歌詞は監督自ら手掛けた。
聴くと、ジャクソン5の「I Want You Back」のオマージュとすぐわかる。
かえでは幼少期からアメリカのテレビ番組で活躍していたエンターテイナーなので、大いに納得のチョイス。
I Want You Back - The Jackson 5
ttps://youtu.be/s3Q80mk7bxE
歌手・女優の清浦夏実と、元Cymbalsの沖井礼二によるバンド、TWEEDEESからの提供曲。
元ネタというか、この曲はTWEEDEESの既存の楽曲「BABY, BABY」を下敷きにしている。というのも、この楽曲がオファーのきっかけだからということらしい。
ありがとうございます。サンライズの方はまさにTWEEDEESのBaby,Babyを聴いてオファーを下さったので。にやり。 - 沖井 礼二(TWEEDEES) (@okiireiji)
ttps://twitter.com/okiireiji/status/847443886607785984
流用と言うと聞こえが悪いが、アレンジはかなり変えてあるので、ぜひフルで聴き比べてほしいところ。
BABY, BABY / TWEEDEES
ttps://youtu.be/tG0EjpL1JX8
アイカツ!シリーズ5周年と日本武道館公演の記念、そして、歌唱担当の卒業ということで最後の集大成として制作された楽曲。
過去の楽曲の要素が多く盛り込まれている。
余談ですが「AIKATSU GENERATION」は「SHINING LINE*」のメロのモチーフから始まっています。その辺りも楽しんでいただけると嬉しいです
MVも公開されましたので是非チェックしてみて下さい! - 石濱 翔(MONACA) (@MONACA_ishihama)
ttps://twitter.com/MONACA_ishihama/status/963750187867893762
それともう一つ余談なんですが、メロのモチーフは「SHINING LINE*」で、曲のキーは「START DASH SENSATION」と同じにしました。 - 石濱 翔(MONACA) (@MONACA_ishihama)
ttps://twitter.com/MONACA_ishihama/status/963751118151958528
さらにさらにもう一つ余談ですがそんなメロのモチーフとキーを意識しつつ、テンポ感や雰囲気は「アイドル活動!」でまとめ上げるイメージで作りました。以上です! - 石濱 翔(MONACA)(@MONACA_ishihama)
ttps://twitter.com/MONACA_ishihama/status/963752856934207488
最初のギターの音で、これは!と思ったのはCymbals。
Cymbalsのファンであるという発言を見たことがあるので、偶然というよりは、ある程度意識していると考えてもいいかと。
余談だが、作曲:石濱翔、作詞:こだまさおりというアイカツ!な布陣で制作されたNegiccoへの提供曲「キミはドリーム」は、さらにCymbals感の増した楽曲になっている。
show business - cymbals
ttps://youtu.be/OxAc55GY11I
以上。
就寝前のお供に
昨今の邦楽事情はてんでわからない。ロックの何たるかを語るだけの知識も素養も持ち合わせていない。だがしかし、一つの時代がまもなく終わる、と言っても過言ではなかろう。
来月をもって、チャットモンチーというロックバンドが「解散」する。本人たちは解散を「完結」と称している。当初はこの表現にうすら寒さを覚えた。なにカッコつけてるんだよ、脂がのってきたのになんで辞めちゃうんだよ、という憤りが先走り、サムいと思った。
それでも、彼女らの系譜をたどり直し、彼女らの音楽を改めて聴いてみた。すると、今回の件はまったく「完結」としか言い表せないこと、さらには「チャットモンチーは既に終わっている」としか解釈できないことがわかってきた。
チャットモンチーへの弔辞と、メンバーへのはなむけの言葉として、思うところをつらつら書いてみる。
昨年1月、松居大悟監督の映画「アズミ・ハルコは行方不明」を観た。地方都市の倦怠に呑まれながらも強かに戦う女子たち。その生き様を暴力的な鮮やかさで映してみせた傑作だった。大都会トーキョーで漂泊していた俺には特に身に刺さるところが多く、新宿武蔵野館で悶絶したことを覚えている。
この映画の主題歌が、チャットモンチーの「消えない星」だった。https://www.youtube.com/watch?v=EUin6rB1Yxw
”不安を言葉にかえて 言葉をくちづけにかえて 夜の永さ 見ないように 待つことにした”
チャットモンチーというのが、かように豊饒な言葉を紡ぐバンドだとは知らなかった。松居監督のオファーを受けて書き下ろしただけあって、女の子の儚さと逞しさを描いた映画を締め括るのにふさわしい曲であった。シビれた。
それからYouTubeでチャットの曲をザッピングし、程なく「シャングリラ」をヘビロテするようになった。
それまでの俺の中でのチャットのイメージは、「数多くの流行りのバンドの一つ」であり、言うなれば「あっち側」の存在として勝手に押し込めていた。おそらく、「風吹けば恋」の(表面的には)爽やかな印象が無意識のうちに刷り込まれていたのだろう。2008年だから俺が中3のときだ、この曲が制汗剤のCMに使われて流行っていた。
”走り出した足が止まらない 行け! 行け! あの人のところまで”
俺にはほぼ縁がなかったピュアピュアな恋愛に胸を焦がす、爽やかな汗が夏空に飛び散る、隣のクラスが運動会の応援歌に使う、スクールカースト上位層の女子たちがカラオケで歌ってやがる……
ここまで読んでピンときた方もいるだろう。中学の時分といえば、流行ものに必死に抵抗するイキった奴がクラスに一人はいたものだ。ちっぽけなアイデンティティーを保つため、そして劣等感を秘匿するために。そいつが俺だった。
ましてや小学5年以来の筋金入りの中島みゆき信者ときたら、もう手の施しようがない。ステージ4の中二病末期患者である。かくして俺はチャットモンチーなぞに目もくれず、ポータブルMDプレーヤーで「旅人のうた」を再生して感傷に浸るのであった。
それから10年を経て、チャットモンチーへの偏見が解けることとなる。件の「風吹けば恋」を聴いてみよう。のっけから衝撃的な歌詞である。
“はっきり言って努力は嫌いさ はっきり言って人は人だね”
スポ根とか精神論は俺が最も嫌うところだ。かつ、そんな奴らへの醒めた目線。メラメラやキラキラを放擲すれば、ひとまず自我は保たれるし、自我の肥大化に慢心もできる。しかし歌詞はこう続く。
“だけどなぜ窓ガラスに 映る姿気にしてるんだ? だけどなぜ意地になって 移る流行気にしてるんだ?”
そう、そうなのだ。「これでいいんだ文句あっか」と居直るには、まだあまりに青すぎた。情熱や栄光を諦めるには、まだあまりに若すぎた。後半の歌詞は、「多少無理してでも流行へのアタッチを試みる」とも、「意地張ってるけどやっぱり流行ものは気になる」ともとれる。いずれにせよ、羨望と嫌悪がないまぜになることはしばしばある。冒頭十数秒でこれほど揺さぶりをかけてくる音楽があるだろうか。
この葛藤をくぐり抜けた先に、前掲のサビが拓かれるのだ。故に、サビだけ切り取って堀北真希を先輩のところに走らせるあのCMは罪深い。「でもやっぱり」を捨象して、さも純情な青春ソングであるかのように仕立て上げている。
さて、資生堂への怒りとともに考えた。お前はどうなんだ。「走り出した足が止まらな」くなることはなかったのか?いやあっただろ!恋に恋していただけだったとしても、どうしようもなくどうしようもないことをしていた。肥大する自我に執着しつつも、何か圧倒的な他者の介入によって自我が瓦解することを待ち望んでいたのではなかったか?
ある種の歴史認識が転換された。勝手に頭の中で理屈をこねくり回してあの不可解な時期を言語化してるきらいは否めない。それを差し置いても、俺のパラダイムシフトを惹起するだけのパワーを与えてくれたのが、チャットモンチーだった。(自己史認識の転換を迫るという点では、「majority blues」も凄まじい。こちらは橋本江莉子作詞。“みんなと同じものが欲しい だけど みんなと違うものも欲しい” https://www.youtube.com/watch?v=xVi0jwNXe3A)
中学ン時、誰か無理やりにでもこの曲を通しで聞かせてくれる奴がいればよかった。チャットモンチーそのものはもちろんのこと、「風吹けば恋」を作詞した高橋久美子との邂逅がえらく遅れてしまった。
後に俺は、10年間のすれ違いをひどく悔やむことになるのだった。