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2024-08-13

取締役辞任→新取締役就任→増資発表→(外部通報)→増資完了調査委員会設置→退任

ここまでたった3ヶ月

+40億の国費

調査費5億はどこから出たのか

監査法人なのかな

2024-08-05

anond:20240805145106

最近、某企業上場廃止について著名な監査法人先生が「日本的な真綿で首を絞めていくようなやり方はどうなのか?」というようなお話しがあった。外部要因での柔軟なルール変更は混乱を招くだけなのかもね。

2024-05-10

政治資金規正法って謎よね

一般会社で収支不明ですウフフとかやったら大問題だし

え?そんなの社長が知りませんでしたーは許されないのに

連座制いかがでしょう?とか

改正するとかしないとか

それ以前の問題な気がする。

普通に監査法人入れたり決算書作ればいいのに

2024-04-08

Big4に新卒から勤めてるんだが、もう俺は限界かもしれない

はじめに

Big4とは

ここで言うBig4とは、世界四大監査法人グループの中でコンサルティングファームを展開する以下4社を指す。

 ・ デロイトーマツ コンサルティング

 ・ PwCコンサルティング

 ・ EYストラテジー・アンド・コンサルティング

 ・ KPMGコンサルティング

ちなみにだが、よく類似ファームとしてアクセンチュアも挙げられるものBig4は会計系の母体を持つ点が特徴である

したがって、アクセンチュアを含めたBig5とはならない。

増田スペック

増田新卒上記いずれかの某ファームに潜り込んだ入社n年目の20代シニアスタッフである

入社してからなぜかとある業界と縁があり、大体その業界クライアントに対し業務改革組織再編など割と幅広い案件経験してきた。

限界理由

2024-03-30

SPCスキーム監査法人の指摘により発覚した某企業

キーマンとされる人物処遇が気になる

直前に増資があっただけにやばそう

2023-12-29

anond:20231229120832

ジャップランド実質的社会主義国です。東証1部企業の8割にあたる約1830社で日銀筆頭株主だし、日本製造業他国に比べて雇用率が高い

NISAだってまぁ若者米国株買うでしょうけど、日本の株買ってねって意図は見て取れる

あとコロナ配慮

Yusaku Maezawa (MZ) 前澤 友作

こんなことするならマーケット止めたらいいのに。これが許されるなら個人追証も許されるべき。これはおかしい。。。

https://twitter.com/yousuck2020/status/1245684799743770624?s=21

日本経済新聞】株安による減損、見送り一部容認 金融庁コロナ配慮

https:///www.nikkei.com/article/DGXMZO57569350S0A400C2MM8000

上記ブクマカ

https://b.hatena.ne.jp/entry/s/www.nikkei.com/article/DGXMZO57569350S0A400C2MM8000/


金融庁新型コロナウイルス感染拡大による株安を受け、企業政策保有株(持ち合い株)の減損処理を見送ることを一部容認する。取得価格から50%程度までの下落の場合企業監査法人が新型コロナが影響した一時的な下落だと判断すれば、処理しなくてもよくなる。企業の柔軟な判断を認め、上場企業による発表が本格化する決算への影響を和らげる。


株式の減損は企業保有する株式資産価値が大きく下がった場合決算に反映させる仕組みだ。日本会計基準では持ち合い株や子会社株、社債などについて、取得したときに比べ期末の価格50%程度以上下落すれば、原則として減損処理が必要と定める。


一方で株価が30~50%下落した場合は、約1年以内に時価取得原価に近い水準まで回復すると見込めれば、減損処理しないことを認めている。


金融庁はこれに加え、30~50%下落した場合でも、企業監査法人が株や社債価格の下落を新型コロナによる一時的な要因と判断すれば減損処理しないことを認める方針だ。「会社ごとの合理的基準に沿っていれば訂正は求めない」という。


金融庁企業監査法人が現行ルールで認められている解釈あらためて確認する。売買目的保有する株式対象外となる。


なお、

『?』とかつけてくる なぞなぞ増田がおるので先に書いておくと、





 

 

資本主義敵対的姿勢は置いといて

日本平等を重んじる精神は素晴らしい。ジニ係数上がっているので賃金格差なんとかしよう

お互い様精神大事

2023-10-15

anond:20231015183026

俺は逆パターンだわ

浪人留年ニートを経てから公認会計士に受かって監査法人から外資コンサルで働いてる同級生いるけど未だにニートいじりしてる

年収は向こうのほうが高いけど、現役で大学いってストレート卒業して新卒市役所に入って一度も空白期間がないことをプライド根拠にしてる

2023-09-28

レポート株式会社オウケイウェイヴ24定時株主総会

筆者 = 反・旧経営陣の立場

質疑について少しの公益性があると考えて掲載

この記事一定期間が経過後、削除する可能性あり

概略

新宿区新宿文化センターホール

2023年9月28日(火)朝10

この企業はQ&AサイトOKWAVE運営している

そのほかの企業情報企業としての公式サイト参照

集まっていた株主30人程度

会場の外・建物通路では佐藤氏の主張を記載した文書を配布する人あり(カジュアル服装若い人たち

佐藤氏の主張文書はこちら

業績・議決事項説明、質疑、議決役員紹介のうち、質疑以降をレポートする

筆者の認識

きたる10月に管理銘柄の解除に向けて名古屋証券取引所から審査があり、ここで不合格となれば上場廃止となる

オウケイウェイヴには資金の安定やガバナンスの向上が求められており、今回の議決内容はこの両方を合格水準に持っていくために必要な内容だ

 

大株主佐藤氏による訴訟などもあり、総会の少し前にアクセスジャーナル、前日にダイヤモンド東洋経済からそれぞれ報道があった

 『ウルフパックの標的?Q&A投稿サイト経営騒動 OKウェイヴ経営陣と敵対、謎多い7人の個人株主東洋経済2023/09/27

 https://toyokeizai.net/articles/-/704523

 『オウケイウェイヴからウルフパック疑惑」をかけられた筆頭株主が猛反論株主提案なき暗闘【独占インタビュー・前編】』ダイヤモンド2023.9.27

 https://diamond.jp/articles/-/329779

 『経営再建中の「オウケイウェイヴ」、ウルフパック戦術の標的にされたか!?』アクセスジャーナル2023.9.20

 https://access-journal.jp/73748

 

議決内容及び召集通知

 https://pdf.irpocket.com/C3808/cEro/ZYe0/bMfI.pdf

株式会社オウケイウェイヴIRサイト

 https://www.okwave.co.jp/ir/news/

質疑

質問者用のマイク中央通路にあり、ナンバー名前を告げて質問する形式

すべての回答者は杉浦代表だったため省略するが「A〇」という記載議長である杉浦代表発言となる

Q1 売上の内訳について(佐藤氏)

サービス別売上の中にグラティカの利用社数がある。最近件数が増えた。その内訳は、新規既存無料ユーザーとどちらなのか?

A1

両方

Q2 売上の内訳について(A氏・反現経営陣とみられる)

さきほどの回答はわかりにくい。ちゃん説明してほしい

A2

24期の90社は新規無料からリプレースの両方

Q3 売上の内訳について(佐藤氏)

経営陣が集めた過去から利用者なのか、来期見込めるかということで、新規過去から利用者かの内訳を教えてほしい

A3

内訳は回答しない

新規過去から利用者では同様と考える

議案についての質問限定してほしい

この答え方についてA氏も不満な様子

筆者の評価

70点くらいの回答ではないか

答えに注力するだけでなく、なぜその答えなのかという情報最初から足されていてほしい

例えば「企業無料を有料に切り替えるためには、その企業に対して相応の働きかけが必要なので、ほぼ新規と同等である」「新規は〇割くらいです」などの答え方があるはず

Q4 直前に辞退した取締役候補について(B氏)

当初議案にあがっていた社外取締役候補立川光昭氏が辞退した。彼は仕事ができそうだ。不安だ。説明をしてほしい。

A4

一身上の都合というのは、開示している通り

セールスマーケティングで力を発揮してもらうこと、助言・けん制機能をはたらかせたいと期待していた

今後コンサル契約をする予定

Q4のB氏のリアクション

社外取締役執行できないのは常識から、実務にかかわる意向ならよし

Q5 立川さんと話した内容について(佐藤氏)

立川さんと私のLINEがあるのでこれを今皆さんに配布する。あとでインターネットでも見られるようにする

まず、数日前、杉浦さんは立川さんに呼ばれ、私はオオハラさんに呼ばれたということで間違いないか

経営陣で経営状態が良くなったと思えない。立川さんはなんで辞任したのか。

A5

配布をやめてください

そのLINEの公開は立川さんも了承していますか?

Q5

資料ここに置きますから、欲しい人はとっていってください(佐藤氏のアシスタント?が床に置く)

(公開については)はい

訴訟なりなんでもしてくださいということで

立川さんは「間違いない」「佐藤さんは正しい」と言ってくれたし、「辞めざるを得ない」と言った

A5

ここは株主意見見解を話す場ではありません

不規則発言が繰り返される場合指名をやめます

Q6 ガバナンスとは?(佐藤氏)

杉浦代表にとってガバナンスとは?

A6

招集通知記載したように、前経営陣の体制不祥事があった

今はガバナンスが効いている状態

Q7 取締役に何を期待するか(VCN柴田氏)

業績回復してもらわないと困る。取締役に何を期待するか説明してほしい

A7

招集通知に推薦理由記載がある

工藤平氏 IT会社執行役員など、動画メディア事業経験IT統制に期待したい

山本峰義氏 厳しい状況からここまで多大な法律アドバイスをもらっている。バランス感覚がある。今後も期待。

関常芳氏 監査法人経験ファンケル社外取締役

中村真広氏 経営全般へのアドバイス人材開発など

Q7

ありがとうございます。大変期待します。

Q8 二号議案について、資本金・余剰金についてどんな効果?詳しく知りたい(C氏)

A8

資本の柔軟性向

資本金税金が安くなる税務上の効果がある

Q9 関氏がJC証券監査役をしていたことについて(佐藤氏)

A9

コンプライアンスチェック、外部機関によるチェックをしている

本人は関与していない

適任ということで選任した

Q10 関氏についての検討をもう少し具体的に(D氏)

JC証券というのは、政治家細野豪志・元大臣・元民主⇒現自民)にお金が流れたことだったと思う

検討結果をどう考えたのか、もう少し具体的に教えてほしい

A10

先ほどの回答の通りです

筆者の評価

基本的質問された場合に追加で出せる情報が用意されていない印象

端的な回答を繰り返すと「答えていない」という風に受け止められる懸念がある

ファンサービスのための場ではないが、消費者としても好感を持っている場合は参加したお得感が少なくなる

ただ開示資料が多く詳しく分かりやすいので、そこまでで力を出し切ってしまっているかもしれない

まり最初から出す情報が素直で良い情報になるよう努めている結果、質問された場合の答えが少なくなるのではないか

Q11 立川さんが辞める経緯について(A氏)

株主には情報知る権利がある!

書類記載の)決まってるところだけでなく答えてください!

立川さんが辞める経緯について。不信感がある。

A11

立川さんの辞退理由は先ほどの通り

質問はあと2つにしま

Q12 今後、レダからの増資予定はある?(佐藤氏)

関さんは先日までレダ関係者だった。

無いって言うと思うけど、今後、レダからの増資予定はありますか?

A12

ないです

Q12

こんな状態では野崎福田と同じでしょ!

議事録とって!

A12

不規則発言しま

席に戻ってください

Q13 杉浦代表ジュピタープロジェクトガバナンス担当をしていたことは問題ではないか?(佐藤氏)

ガバナンス面で5人中2人(杉浦氏・関氏)がおかし体制

A13

問題ないと考えています

充分に審議はつくしました

議決役員紹介

議案1を読み上げている間に

A氏がマイクのところへ行き、抗議をする

このとき、会場では議決に対する拍手が起きる

議長、A氏に退場を求める

佐藤氏退席

取締役5名の承認議決権を含めて過半数で可決

A氏話す

だいぶ経ってからスタッフが近寄る

A氏「さわらないで」

スタッフマイクをOFFにする

議長、A氏に繰り返し退場を求める

ほかの株主株主あなた一人ではない」

議案2も読み上げ、拍手

議決権を含めて過半数で可決

A氏は「拍手少ない」等言いながら、徒歩で退場

杉浦氏より事前のお願い(議決権行使、多大な株主の協力)などについてお礼の言葉

閉会の宣言

取締役の紹介

終了

筆者の評価

2人が議長から退場を命じられる激し目の内容だった

ただし議長が本人に退場を促し、応じないからといってマイクを切る程度で、基本的には当人が徒歩で退室するまで待つという安全対応だった

過去松田時代)には力づくで株主を外に連れ出すようなこともあったので、文化的背景の違いを感じた

 

筆者は佐藤氏の意向は、DESレダ社を含まない形で再構成された時点で反映され、ありがたいと考えている

そして、今日のことは佐藤氏の情熱の発露だと思う

今日佐藤氏の活動必然性のあることであれば、もっと周到に準備して臨む必要があったと考える

 

議決がなされてほっとしている

レイジングブル、アップライツの件の解決(約45億円の返還)、旧経営陣への責任追及、再建を通じた株価向上を望む

2023-07-28

私の父について触れておこう。

私の父は県立高校教師をしながら祖父とともに清酒用の米を作り、休日には空気銃で鴨を撃つのどかな人間であった。

中学3年生の私にタバコと酒をすすめ、共に甲子正宗を飲むような人間でもあったわけだが。

母は現在千葉市緑区出身中学音楽教師であり、米農家に嫁ぎながら遂に田んぼに足を踏み入れることを拒否したまま生涯を終えた。

私は何事も起きない小さな町で生まれ育ち、何事も起きないまま酒々井町酒々井小学校酒々井町酒々井中学校、千葉県佐倉高等学校へ進んだ。

父は私に農家を継がせることを嫌がり、東京大学へ進学して霞ヶ関役人となることを求めた。私が代ゼミの寮で心変わりを起こし一橋大学商学部に進学すると、少し落胆したようであるが、公認会計士合格しいずれは叔父税理士事務所を継ぐように求めた。

私は親に反発するほど自我の強い子供ではなかった。父の言う通り、一橋大学商学部で学び公認会計士となり、監査法人での勤務を経ていずれは叔父事務所を引き継ぐものだと考えていた。そして、共に酒々井中学校で学び千葉県立成東高等学校から日本女子大学に進み管理栄養士を目指していた当時の彼女結婚し、酒々井町にて父と同じように家庭を築くものだと。

私が目覚めたのは留学中であった。ゼミナール指導教員に薦められるまま、ストックホルム商科大学留学した。そこで財界人の子息達と知り合い、招待されたローベン島離宮パーティーストックホルム貴族達と彼らの思惑を知った。思惑について詳しく知ったのはチェコストックホルム貴族達やリヒテンシュタイン家の人間達と鹿猟に興じている時であったが。

私は日本に帰り、一橋大学商学部卒業すると叔父事務所居候しながらこそこそと勉強神戸大学医学部医学科に進学した。

今までの私の歩みを見ていれば、私が公認会計士となり父と叔父の願いを果たすのは自明であったろう。しかし、私の瞳の怒りの炎を感じ取ったのか、父は怒るでも小言を言うでもなく、神戸へ送り出してくれたのだ。

私が医局から追放され、とある田舎サナトリウムに拘束されて以来父とは縁が切れてしまったが、慣れ親しんだ酒々井町の自宅で生涯を終えられたことは知人から聞いた。

2023-07-01

BIG4といわれる4大監査法人の一つに勤めている。非監査部門

監査法人うんざりすることを書く。他の監査法人はわからないが、当監査法人ならたいてい皆同じようなことを感じているのではないかと思う。

うんざりすることの大元には、リスク管理(最優先)>>>>>>>>>>>>職員業務遂行効率性(ほとんど考慮されない)の体質がある。

① 守れない所内ルールの乱発

 所内ルールが多く、乱発される。

 多くのルールの中には、「ルール通りにすると業務に支障がでる可能性がある」、「ルール通りの実施理論的にはできないわけではないが、膨大な手間がかかることになり現実的には不可」というものが出てくる。

 そういうものは皆、適宜、ルール無視してやっている。

 もちろん「これは絶対守らないといけない」というものは守らないといけないし、守らなければ問題になるが。

 細々としたところは自己責任ルール無視してやらざるを得ないというのは、今まで、基本的ルールを守って真面目に生きてきた身としてはストレスに感じた。私自身は転職監査法人以外の職場4社経験しているがこんなことはここだけだ。でも皆そうしている。

 法人としては、法人を守るためにルールを張り巡らせておいて、何か問題が起こった際に「法人はこのようなルールにしているのに、該当職員ルールを守っていなかった」と職員のせいにできるようにしているのだろう。

② 遅い、使いづらいシステム

 遅い。使いづらい。同じリスク管理、同じ対策でも、もっとスマートに使いやす方法、速くすることもできるだろう。職員の使い勝手業務効率性は二の次、三の次と思われているのだろう。

③所内手続きが異常に多い

役所も真っ青な、硬直した煩雑手続き

監査法人職員は重い鎖をつけて走らされているようなものだ。

でも、給料はよいか我慢しよう。

 

2023-04-06

おめでとうが言えなかった

高校時代同級生の話。

そいつ陽キャで俺は陰キャだったが、席が近くなったことがきっかけで絡まれるようになり、部活のないテスト期間の放課後によくそいつと同じクラスの奴らと数人でカラオケに行ったり飯を食いに行ったり服を買いに行っていた。ファッションや遊びのことなそいつから学んだことは多いが、俺はなんとなく苦手意識があった。プライドを持って入学した高校だったが成績では上位層に敵わず恋愛にも縁がなかった(今でもだが)ため、彼女持ちで誰とでも仲良くなれる陽キャそいつ劣等感を持っていた。

大学受験は頑張ったもの地元駅弁MARCHしかからなかった。そいつは成績下位層だったが、国立教育学部国立医学部国立工学部を狂信的に崇拝する教員たちを無視し2年の終わりには3科目にとっとと絞って早慶に進んだ。

そいつとは大学時代はたまに複数人で会うくらいの関わりしかなかった。ゼミサークルで少しだけ話した可愛い女の子勝手に舞い上がり、デートや付き合った妄想などをしては飲み会にて友達経由でその子の色恋沙汰などを聞き勝手に撃沈するということを繰り返していた俺にとって、早慶看板学部記載があるプロフ可愛い女の子が何人も登場するそいつTwitter劣等感を強く刺激した。

そんな俺も中堅企業総合職内定を貰い、大学卒業して社会人として働き出した。就職して数ヶ月後の頃に高校の集まりそいつと会った際、「遊び過ぎが祟って留年したわ」と聞いた。

新たな人との出会い、安定した収入、行動力の広がりなどによって自己肯定感の高まっていた俺は「マジかよwwさすがだわww」などと言っていたが、内心では「こいつに勝ったわ」と思い見下していた。

それからしばらくは連絡を取っていなかった。2年後に共通の友人からそいつそれからさらにもう一年留年就職先がないまま卒業した、という話を聞いた。仕事にどんどん慣れ、車も買い、両親を母親が行きたがっていた旅行先に連れて行ったばかりでもあった俺はそりゃもう優越感に浸った。「結局お調子者は失敗する。最後に勝つのは真面目なやつだ」という内容のエントリ増田にあげた。

それからさらに数年経ち、部署異動による激務で俺は体調を崩した。仕事やりがいが感じられなくなり辛くなった。同期や友人がどんどん結婚したり結婚前提で同棲し始めたのに、自分彼女いない歴=年齢。さらにちょくちょくご飯に行ったり2人で遊びに行き「イケる」と思っていた同期の女の子から彼氏が出来た」という話も聞かされ自尊心砕けた環境を変えようと転職を決意して調べたりエージェントを頼ったが、安定に胡座をかい自己研鑽資格取得を怠ったことや日系企業総合職ゆえ専門性の面で難があり、どう転職しても年収待遇は下がるということを知っただけだった。

仕事疲労人生の虚しさで不眠になり辛い夜を過ごした。そんな時久しぶりにTwitter徘徊していると、数年前から全く稼働しておらず同級生の中で行方不明説まで出ていたそいつツイートが表示された。公認会計士公務員試験などで有名な大手資格予備校ツイートリツイートしたもので、そいつ公認会計士試験合格体験記が載せられていた。リンク先を開いて詳しく見た所、フリーターだったが将来に不安を感じて予備校の講座を受講し始めたらしい。その時既に俺たちは20代終盤だったが、大手監査法人への就職も決めていた。年収を調べると一年目の年収で既に俺のその時の年収より若干低いくらいの差しかなかった。

ツイートを遡ると合格報告のツイートもあり、高校同級生も何人か「おめでとう」と返信していた。俺もおめでとうと送ろうと思ったが、指が動かなかった。「おめでとう」なんて思えなかった。お調子者で陽キャで要領もよく、可愛い歴代彼女が何人もおり、早慶卒業しているそいつ公認会計士合格監査法人への就職を決めていることなど知りたくなかった。人生転落していて欲しかった。仕事生活で辛いことがあり劣等感を感じた時に、そいつ実家で引きこもって親に養ってもらっているらしい、なんて話を共通の友人から聞いて慰めにしたかった。優越感を持っていたかった。

30代になりしばらく経った今、既に俺の年収は抜かされているだろう。SNSは見ていないが、おそらくそいつには可愛い彼女がいるんだろう。俺には何もない。資格仕事へのやりがい彼女も。俺はなんて醜く惨めでどうしようもない人間なんだ。

2023-03-05

それで日本公認会計士協会は矢崎 芽生とか処分して資格剥奪するよな?

矢崎 芽生 (ヤザキ メイ). 公認会計士税理士 慶應義塾大学商学部卒。監査法人に勤務し、その後独立認定NPO法人NPO会計税務専門家ネットワーク(略称:@PRO)の理事の ..

はい不正受給が発覚したわけですが、矢崎とかいインチキをやった連中はまとめて資格剥奪するしかない。

NPOサポートって帳簿を偽造して税金泥棒するスキームしかない。

そういう連中を公認会計士税理士としてのうのうと生かしておくわけないだろう。連帯して首にするしかないです。

ネットワークかい責任は取らない組織を作るのは公認会計士税理士に対してイメージ悪化します。絶対処分しないとだめ。しか資格停止は永久以外ないですね。

https://npoatpro.org/about.html

役名 氏名 備考

理事長 脇坂 誠也 一般社団法人全国レガシーギフト協会理事税理士東京

専務理事 板倉 幸子 東京地方税士会特命委員特定非営利活動法人税理士による公益活動サポートセンター副理事長、税理士神奈川

理事事務局長) 瀧谷 和隆 税理士北海道

理事 成田 由加里 東北大学会計大学教授公認会計士宮城

理事 深谷 豊 日本公認会計士協会埼玉幹事公認会計士税理士埼玉

理事 加藤 俊也 全国NPOバンク連絡会常任理事公認会計士税理士東京

理事 奥田 よし子 税理士東京

理事 馬場 利明 税理士社会保険労務士東京

理事 矢崎 芽生 公認会計士税理士東京

理事 高橋 あづさ 税理士東京

理事 金子 良太 公認会計士大学教授東京

理事 河村 浩靖 公認会計士税理士東京

理事 駒田 和也 公認会計士東京

理事 中尾 さゆり 特定非営利活動法人ボランタリーネイバー理事長、税理士愛知

理事 橋本 俊也 非営利法人研究学会理事税理士愛知

理事 中山 麻衣子 税理士大阪

理事 岩永 清滋 税理士兵庫

理事 荻野 俊子 全国NPO会計担当者ネットワーク運営委員代表兵庫

理事 秋岡 安 税理士和歌山

理事 弘末 眞子 税理士愛媛

理事 白石 京子 NPO会計税務支援福岡NAS副代表税理士福岡

理事 上原 優子 USCPA大分

理事 川崎 清廣 特定非営利活動法人NPOながさき代表理事税理士長崎

監事 中川 直政 NPOのための弁護士ネットワーク理事弁護士ニューヨーク州弁護士公認不正検査士:東京

監事 吉澤 寿朗 特定非営利活動法人税理士による公益活動サポートセンター理事税理士神奈川

2023-02-24

人生を終わらせてしまった

26歳。早稲田文系卒業大手印刷会社総合職として新卒入社した。大手なだけあって福利厚生給与も良いが、なんとなくボケっと先輩の真似して生きてる人生が嫌になった。給与だって年功序列だし、技術職と異なり目に見える成果もあげにくい。上司や先輩をみてると自分人生の先がわかる。人生を変えたくなって知恵袋で色々質問してみた。

から公認会計士になれますか?

簿記も持ってない人が仕事しながら勉強して何年かかるやら…。受かる頃には年齢で監査法人落とされますよ。

から弁護士になれますか?

法科大学院を考えていない場合、予備試験は相当な難関です。仮に予備試験司法試験を働きながらパスしても30を過ぎているでしょう。任官も不可で事務所への就職は厳しくなります。悪いことは言わないので辞めましょう。

から漫画家になれますか?

絵の練習ネーム作成もその歳までしたことない人間が独学でプロと戦えると思ってるんですか?誰がそんな人の作品お金払うんですか?無理に決まってます。甘いこと言わないでください。

からエロ漫画家になって稼げますか?

絵の練習ゲーム作成も(以下略

漫画イラスト系の質問に対する回答が一番手厳しくて言葉もきつかった。選ばれし人たちの領域なんだと実感。

から独学でゲーム作って稼げますか?

無理。インディーゲーム供給過剰で飽和状態技術がなくても面白いようなコンセプトやアイデアゲームは出尽くして、稼げてるのは元々ゲーム制作に携わってた元プロとかだけ。

から外資系転職できますか?

英語しか武器が作れず、文系専門性も少なく、日系大手総合職などでしか職歴がない場合専門的な実績が示し辛く門前払い殆どでしょう。外資報酬も良い企業雇用不安定ですし日系より厳しいです。

結論

結局、俺は知らない間に人生可能性を潰してしまったらしい。怠けて生きてきたつもりはなかった。小学校では良く遊び、中学高校ではサッカー学校行事に明け暮れ、受験期には一生懸命勉強し、大学でも授業はサボらなかったし思い切り遊んだ就活だって頑張った。でも結果的に俺がやってきた遊びや勉強就活は周りの大多数の人がやってることをトレースしてるだけだった。大人になってから面白い生き方をしている人たちは、クラスのみんなが遊んでる放課後も遊ばず必死勉強習い事をしてた人、みんなの輪に入らずクラスの影で漫画を描いたり作曲をしていた人、学校を休んで芸能活動してた人とかみたいに「10代の時にみんながやってることをトレースしなかった人」なんだよなあ。

10代の時に尖った生き方が出来ず、親や教師の思う「理想的学校生活」をしてしまったが故に人生可能性が「社畜として賃金を貰い続ける」以外にゼロになった。

せっかく一度きりの人生なのに、せっかく日本という国に生まれてきたのに、可能性を潰してしまった。虚しい。悔しい。悲しい。

明日仕事がんばります

2023-01-30

男が一般職に就くことは事実上不可能という現実というエントリを見て

どうも正社員事務職経理)のアラサー増田(男)です


正確に言えば一般職じゃないし、専門職としてのプライドはあるけど

よく事務の括りでカウントされるから世間一般的には事務一般職)なんだと思う

経理って女性しか採用されないの?と聞かれたら、そんなことはない

男だらけの経理課(部)は珍しくないし女性だらけの経理存在しているらしい

監査法人税理士法人を見ていても女性男性比率は同じぐらいなので、自分観測範囲では性別特に関係ない

コネなの?と聞かれたら、コネでもない。経験者枠に応募し続けて大体120社ぐらいで採用されただけの一般アラサー増田

どうせITに淘汰されるよって言う人居るけど、一部は合ってる

簡単仕訳なんかは既に自動登録してくれたりとか色々便利になってる

から人手が少なくても良いのは事実なんだけど、一方で結局人間必要なシーンが多いのも経理

イレギュラーもそうだけど、監査法人税理士法人、その他色々な業務がある

道具はどこまで便利になっても道具に過ぎないので、結局のところそれを使う人間必要になる

ちょっと前までよくあった、領収書から仕訳を切るだけの簡単お仕事っていうのは確実に淘汰されるけど

そういうのって慣れてくると単純に煩わしいだけの業務から無くなる分にはむしろ歓迎なんだよね

銀行も全部インターネットバンキングで済めばいいのにと思う。都内だって未だに対応してない銀行あるんだからヤバい

2022-12-16

anond:20221216172344

お前の会社でも監査部と監査法人と監査役では見解がわれるだろ

そういうことだぞ

2022-11-29

公認会計士監査法人)って仕事として何が面白い

粉飾決済を見抜けるかのクイズみたいな?

大企業の偉い人がペコペコしてくるのが快感

2022-08-27

AOKI日野自動車共通点 PwCあらた有限責任監査法人不正守護

AOKI贈収賄日野自動車不正隠蔽。実はこれらは前からよく知られていた。知っていたのはPwCあらた有限責任監査法人。そう監査である

AOKI監査人は天野祐一郎、日野自動車市原順二であり、双方とも会社不法行為を知りながら隠蔽に加担していた。

監査法人は本来不正対処すべき機関であるしかし目先の監査報酬につられてPwCあらた有限責任監査法人は両社の不正行為をずっと見逃し続けていた。

この件について金融庁はだんまりである。なぜなら不正会計ではないから。

監査人は監査過程不正に気づいた場合、その報告をする義務があるが、監査報酬に目がくらんだ天野市川はそれを怠った。

しかも、このことは上司である塩谷岳志、井野貴章もよくしるところである

PwCあらた有限責任監査法人パワハラ職員自殺に追い込むブラックで有名であったが、いよいよクライアント不正加担にも力を入れるようになってしまった。

この件に関しては私、高羽渉が責任をもって追求していきたいと思う。

2022-08-17

いつになったら辞められるのか

しょうもない中小企業で働いている。女性はすぐ辞めるからという社長見解により男女比率が5:1くらいの会社で、私は女性社員で、事務職として働いている。

幸いなことに私はわりあい仕事ができる方で、ありがたいことに上司性別関係なく仕事ができる人間を昇進させようとする人間だった。私は女性の中では出世頭となり、規模が小さいなりに細く長く存続する会社で初めての女性管理職になった。

経験だが簿記2級を持っているというだけで採用され、前任者は私の入社後3ヶ月で退職したため、がむしゃらに働き、経験はなくとも度胸だけは一人前にあったのでなんとか監査法人による会計監査税務調査を乗り切った。当時なんら役職をもたない未経験人間によく監査法人対応を任せたものだと思うし、監査法人もよく受け入れたものだと思う。

そのように働いていたため、とんとん拍子に出世したのは正直自分でも当然のことと思っている。

何年も前から会社を辞めたいと思っていた。会社業務に対し、身を粉にするほどの価値を感じられなかった。他社の同様の業務をする人間より年収が100万ほど低いことは耐え難かった。ただ、辞めたい気持ちピークに達する度私は昇格または昇進し、このタイミングで辞めると社長がほうらやっぱり女は辞めると言い出しかねず、辞めるに辞められなかった。ようやく他部署でも女性出世するようになってきたのに、水をさすようなことは私にはできなかった。

たとえ小さな企業であれ、女性社会進出という面では私も幾ばくかは貢献できたところもあるだろう。ただ、自分幸福を追求できたとはどうしても思えない。転職したほうが自分にとっては良いのだろう。が、私の退職による他の女性社員への影響を考えるとどうも踏ん切りがつかない。雁字搦めになってしまっている。

昨日女性の部下と面談を行った際に、上司増田さんだからこれまで仕事を続けられました、と言われ、印刷した退職願をどうしたものかと迷っている。

2021-11-17

インボイス制度に関する増田を読んで、税理士が思ったこ

anond:20211116103238

自己紹介など

20年弱ROM専門でしたが、自分仕事に関連するので書いてみようと思います

私はフリーランス公認会計士税理士をしている30代半ばの男性です。

監査法人税理士事務所/税理士法人には所属しておらず、いわゆる「独立会計士」「ひとり税理士」というやつです。仕事仲間はいますが、上司や部下はいません。事務員雇用していません。

20代のとき会計士試験に受かって監査法人就職、その後転職を経て、独立する際に税理士登録しました。税理士試験合格組の税理士先生に嫌われるタイプの「会計士税理士」です。

一通り書いてから読み返したら、インボイス制度結構序盤で関係なくなっちゃったので、その点ご容赦いただけます幸甚です。

免税事業者に関する雑感など

私も独立してから(給与所得から事業所得に変わってから)2年間は免税事業者でした。

この2年間はボーナスステージみたいなもので、これを前提に事業計画生活の予定を組み立てると、3年目から苦しくなるなと思っていました。

(また同時に、3年目も免税事業者だと、1年目が儲かってない(売上1,000万円未満)ということなので、それはそれで困るな…と思っていました。)

いまは(幸い)課税事業者です。細かく言うと「簡易」の方の課税事業者です。5,000万円超売上立てたいです。

フリーランスのほうが儲かると予測サラリーマンを辞めた方に対する雑感

私はこの立場です。

会計士税理士が他の多くのフリーランスの方々と比較して稼ぎやすいのは間違いないと思うので、こういうことを書くとお叱りを受けそうですが…。

多くのフリーランスは、

①高い時間単価で

②いっぱい働く

ことで収入を増やすものだと思います

①に関する施策としては、腕を磨く、勉強する、(お客様価格交渉でハッタリをかます…)などがあり

②に関する施策としては、ハードワークする、他人やらせる(自分元請けになって下請けやらせ中抜きする)などがあるかと思います

①・②の施策実施してもなお/実施したにも関わらず、十分な収入が得られないのであれば、これは端的に実力不足(もしくはそもそも需要がないの)であり、事後的に見れば、独立すべきでなかった・サラリーマンのままで毎月一定額安定して稼得できる立場のままでいるべきであったということになろうかと思います

時間単価(チャージレート)も労働時間自由に決められ、稼ごうと思えば青天井。そんな自由度の高さが独立の魅力であり、サラリーマン時代に憧れを抱いた姿なのではないでしょうか。

ただしその自由は、自分提供する商品/サービスお客様評価しない場合にはキャッシュ・イン・フローが低くなる/最悪ゼロになるリスクを抱えることの裏返しに得られるものです。

サラリーマン独立する主因は、ある程度自分マーケット提供する価値に自信があり、「会社看板」がなくなることやバックオフィス業務自分でやることになってもなお、

会社に「中抜き」されずに自分を直接マーケットに売り込んだほうが実入りが多いと考えるからではないでしょうか。

もし、自らの意思独立したのであれば、値決めも思うようにできない弱い立場に置かれているのはご自身責任であると思います

「勝ち目があると思って賭けに出たが負けてしまった」というだけだと思いました。

もし好きでフリーランスをやっているのであれば、「自業自得」という他ないと思いました。

インボイス制度の導入前「懐に入れていた消費税」が、導入によりなくなってしまい、立ち行かなくなってしまう程度の零細事業者に関しては、そもそも独立すべきではなかった、ということになろうかと思います

免税事業者ボーナスタイムが終わって来年から消費税納税しないといかんのか…嫌だけど、まあしゃあないな、と思えるくらいには稼いでいないと、フリーランスとして生活していくのは厳しく、もし可能であれば、給与所得者に戻るのがよかろうと思います

(私の感覚ですが、資金繰りの苦悩やいつ取引から切られるかわからない不安を抱えて眠れない日々を過ごすには、売上1,000万円程度ではとてもとてもペイしないと思います…。)

フリーランスとして働くことを(実質的に)強制されている方に対する雑感

一方で、ご自身の育ちや外部環境当人の向き不向きから給与所得では実現できない仕事に就くほかなく、やむを得ずフリーランスをしているのであれば、彼らを救うのは政治課題であると思います

フリーランスの方におかれましては自身を守る術を知ること、

フリーランス業務委託する企業等においては下請法などの各種ルールを守ること、

行政においては企業等にルールを守らせること、

司法においてはフリーランスvs企業等の紛争において正しく判断すること、

そして立法においては元増田様が書かれているような実態に鑑みて、保護すべきフリーランス(freeが「貧乏自由」になってしまっている方)をすくい上げるような法を整備することが求められると思います

経済産業省から出ているガイドラインなどは、ひとつの好例かもしれません。

https://www.meti.go.jp/press/2020/03/20210326005/20210326005.html

もし元増田がこういった方たちを厚く保護すべきということであれば、(せめて気持ちはわかってよ!ということであれば、)全面的に賛成です。

さいごに

まとまりがなくなってしまいました。すみません

フリーランス」と「サラリーマン」とが分かり合えない理由ひとつに「フリーランス」を十把一絡げにしている点が挙げられるかなと思って書きました。

サラリーマンやってるなんてアホやwwうぇーいww」と言っているのは、好きでサラリーマンを辞めて、がっぽり稼いでいる方(のごく一部)であり、

元増田様の訴える、インボイス制度導入により立ち行かなくなる「フリーランス」とは分けて捉えるべきだと思います

また、そういった窮状に陥ってしまう方を、聞こえの良い「フリーランス」と呼ぶのはやめ、別のしかるべきタームで呼び、建設的な議論特に立法行政による保護をしていくべきではないかと思いました。

2021-11-13

anond:20211113134204

否定的意見が多いようなので、そうでもない参考意見を。

俺は大学生の頃に会計系の勉強サークルに入っていたけど、在学中に受かったやつはほぼ全員がTAC等の専門学校に通っていた。

社会人になってから勉強を始めて受かったやつも、知っている範囲ではみんな専門学校通信教育を受けていた。

俺の直接の知り合いに限って言うと、まったく専門学校と無縁な独学で2年以内に合格したのは1人しかいない。(合格後は大手監査法人。)

なお、(大学生でも社会人でもなく)専門学校だけに通う人は、いてもおかしくはないとは思うけど、俺の直接の知り合いにはいなかった。

30万円くらいだったかなあ、と思いながらTACサイトを見てきたら、その倍以上だった。

ただし、少なくとも昔は、黒板消しくらいの簡単雑用アルバイトをするだけで学費の半額/全額免除というのはあった。

俺の場合大学入学直後に会計系の勉強サークルに入ったけど、この時点では特に会計士を取るつもりはなく、単に雰囲気が気に入っただけ。

周りの学生も同様。

とはいえ、みんな先輩が教えてくれる勉強会で勉強したりして、春先の簿記3級の試験に受かったり落ちたりする。

落ちたやつでも「これは自分の好きなタイプ勉強だ」と思ったやつは専門学校に入って、最初の数か月で簿記1級を取る。

(「会計士のコース」とは銘打っていても、最初は「簿記1級のコース」と同じ授業の専門学校が多い。)

こっちの試験は、その後も会計士を目指すやつはほとんどが受かっていた。(ここで受かったやつでも、在学中に合格できなかったやつはいた。)

  • 教育ローンを受けていたやつは、おそらくたくさんいたと思う。

学生支援機構大学地方公共団体の貸費奨学金と、大学が利子だけ払ってくれる銀行教育ローンがあって、これらは申し込めば少なくともいくつかは通った。

使い道は特に指定されていないので、まとまったお金が欲しくて親が金持ちでないやつはだいたい何かしら借りていた。

(俺も、専門学校には行かなかったけど、高校から借りていたので学部の時点で数百万円の借金になっていた。)

 

 

以上の点を踏まえて、個人的おすすめを言うと、連帯保証人になるのに気が乗らないなら、とりあえず会計士のコースがある専門学校簿記1級のコースを受けさせればいいと思う。

簿記1級はそこそこレアなので、これに受かれば100万円くらい返すのは何でもない仕事に就けるだろう。

逆に、専門学校に行っても簿記1級も受からないようなやつは、別の生き方を探した方が良い。

2021-10-06

なぜ田端信太郎情報商材をはじめたのか

悲しいくら話題になっていないが、田端信太郎氏がこんなものをはじめたらしい。

https://boot-camp.tabata-univ.jp

最速で年収をアップさせる

LINE時代には給与所得1億円突破

など勇ましい文字列がたくさんある。30万円で転職相談が受けられるらしい。

LINE時代には給与所得1億円突破も」が一年なのか在籍期間なのかわからないが、あえて「年収」といわないあたり、SOを行使したときのものと思われるが、そういう細かいテクニックはどうでもよい。

田端氏は今、何を発言しても炎上しなくなってしまい、目にすることも少なくなってしまった。はてブユーザーももはやほとんど忘れてしまっているのではないか

炎上するやつを取り上げるのは利するだけだから無視をしたほうがいいとはよくいわれるが、実際にはなかなか難しい。人はどうしても反応してしまうからだ。しかし、いよいよ本当に無理されるようになるとかなり悲惨だ。好きの反対は無関心ではないが、本当にいないものとして扱ってしまう。

田端氏に関する話題を久しぶりに見た、しばらく本当に頭から消えていたという読者も多いと思う。

この記事ではLINEZOZO時代ブイブイ言わせていた彼が、どうしてこのような情報商材オンラインサロンをやるようになってしまたかだ。その理由について考えてみたい。

なお筆者は田端氏のことは優秀なビジネスマンだと考えており、度重なる炎上発言には否定的に思っているものの、評価に値する人物だと思っていた。しかしここ最近では、大きなビジネス活躍するのでなく情報商材屋の方向に向かっているように感じ、少し残念に思っているという立場だ。

なぜこうなってしまったの理由だが、一つはやはりとあるベンチャーキャピタルに在籍している女性社員への誹謗中傷問題になり、顧問をしていた会社から処分をくだされ、役員をやめさせられてしまったのがある。あの件で、一部の投資家監査法人から危険人物扱いされてしまった。

とある筋の情報だが、田端氏が反社だという投稿があり、それが問題だというものもいた。見てみると

○○○○○さんは田端太郎さんと一緒にいます

2019年9月7日 ·

たまたま北新地で遊んでたら、偶然、某田端氏と会った。

久々に会ったので「祝儀や」と5万円渡したら、わしが反社勢力だと知りながらその金を慣れた手つきで懐に納めていた。

https://www.facebook.com/permalink.php?story_fbid=941970239487694&id=100010241796353

○○○○○さんが過去の思い出をシェアしました — 田端太郎さんと一緒です。

9月7日 7:21 ·

この日初めて田端反社の金に手を染め、その旨みを知り、ZOZOを辞めていった。

https://www.facebook.com/permalink.php?story_fbid=1501798990171480&id=100010241796353

というものだった。

これはさすがにジョークだとわかるものだが、まっとうなビジネスマンなら冗談でも反社との取引があるというのはご法度である。もしも本当につながりがあった場合言い訳ができなくなるからだ。なので、たとえ誰でもわかる形だとしても反社取引があることを匂わせる投稿を、フェイスブックタグ付でしてしまうのは問題はある。

かといってこの投稿を元に田端氏を反社だというのはさすがに無理がある。LINE上場時に問題にならなかったこからもありえない。

しかしながら、彼の度重なる炎上顧問先をやめさせられたという事実などが重なり、ベンチャー会社顧問などをすることが難しくなってしまった。会社としてリスクが高すぎなのだ。先の投稿などで反社だというのは単に言い訳であり、炎上可能性がある人物投資時や監査時などに排除をしやすくするためのものであろう。

明らかな証拠もないのに反社扱いをしてしまうことは極めて人権侵害なのだが、田端氏に依頼を検討するベンチャーからしてみれば、単に依頼をしなくなるというだけだから質が悪い。東証審査基準を明らかにしない以上、何がひっかかるかわからない、だから少しでも問題があるという噂が出回っているだけで顧問として依頼することが難しいという状態になってしまうのだ。

そして、彼がやっているYoutubeもあまりうまくいっていないのも原因ではないか日常的にはせいぜい1万再生だ。これでは1回に収益は2000円程度だろう。数少ないヒットした動画電通を標的にしているものだが、あの動画のせいで大手広告代理店激怒しているという話もあり、ビジネスマンとして適切だったかはわからない。

オンラインサロンはかなり数を減らしており、現在121人まで減ってしまった。1万円近くするため120万円以上の収益があるとはいえ炎上ほとんどしなくなり、その他のメディア特に伸びておらず、ビジネスマンとしての実績をこれ以上重ねることができなくなっている今、ジリ貧だろう。

こういった状況から転職相談をする情報商材を売る形になってしまったのではないかと推測する。

炎上芸人として名をあげ、その知名度オンラインサロンYoutubeで稼ぎ、情報商材で稼ぐ、というある意味では王道行為をしているが、この方向で果たして本当に幸せなのか、というところは疑問だ。

Twitterはやめて、LINEZOZOでまっとうに働いていれば、多くの成果を出したであろう人物だろうに、勿体ない。

2021-09-12

田端信太郎氏の失敗で人生に悩んでしまった

田端信太郎氏の最近の流れを見ていると、一人の優秀なビジネスマンだんだん詰んでいく状態を見ているようでつらい。

俺の中で田端氏はロールモデルであり、著書も熱心に読んでいたファンであるからメンタルに来てしまっている。心の整理のためになぜこうなったのかを書くが、誰か真剣アドバイスがほしい。なお、本人が読めば誰が書いたか予測できてしまうため一部虚偽を混ぜている。

まず田端氏のやり方はシンプルであり

名前のある企業に勤めつつSNSでは好きにふるまう

である

そのギャップが人気の秘訣であり痛快だった。それを『ブランド人』と表現したのはかなりすごいセンスだと今でも思う。

大手企業要職渡り歩き知名度をあげていき、さらに好きに振る舞う。一介のサラリーマンからしてみると憧れる対象であり、かっこよくみえた。

しかし、ゾゾタウンをやめたあたりから様子がおかしくなる。田端大学というオンラインサロンをはじめたあたりまではよかったが、Youtubeにも手を出し、インフルエンサー本業になった。

それでも彼本来の人気とキャラクターで人気が落ちることはなかった。しかし、Twitterでは攻撃性が高まりYoutubeでも電通を標的にするなど、段々とおかしな方向に向かっていった。

結果として、炎上すら起きない人物になってしまった。有名企業にいた時はニュース性があったが、今では弱小のオンラインサロン主催者ユーチューバーにすぎず、過激なことをいってもその他大勢と同じ扱いをされる。はてなーからみたらもはや過去の人で、田端氏の最近発言を目にすらしていない、という状態なのではないだろうか。

そして、今回の件である。詳細の解説は省くが、今回は相当まずいことになっている。病気女性揶揄しただけでなく、ANRIに対して粘着をし続けており、あの行動がかなり業界問題視されてしまっている。

田端からしてみると、今までやった炎上に比べて、小規模であり問題は小さいと感じているようだが、SNS上の炎上ではなく、実際のビジネスの場で問題になっているのが危険だ。

まず、監査法人と、その周りにいる人物から危険人物だと認識されてしまったのは大きな痛手であるとある監査法人メンバーが集まるメッセージグループでも話題になってしまった。一言でいうと「田端氏が顧問企業には要注意」である

上場審査の際には、株主キーマンはよく見られる。人物次第では上場申請が通らないが、東証が明確には基準は明かさないため、危険可能性がある人物敬遠されだ。堀江貴文氏と同じカテゴリにいれられてしまった。

ベンチャーキャピタルの間でも、今回の件でかなり怒りを買ってしまった。一部のベンチャーキャピタルだけならともかく、少なくない会社でなるべく距離をとりたい人物だというイメージになった。

又聞きなので本当かどうかは定かでないが古巣LINEゾゾタウンの中でも「田端を雇っていた」ということで一部から攻撃されているようで、かなり迷惑に思っており、役員などは怒っていると聞いている。

波及して、広告業界でも評判を落とした。Youtube電通攻撃したこと再生数が大きく稼げたことを誇りに思っているようだが、電通はこういった自分たちに敵意を向けた人物は長く忘れないため、完全に虎の尾をふんでしまったといえる。

結果として、田端氏が会社顧問投資業をすることが難しくなった。リスクが高すぎるからである。まともなビジネスの場に出してはいけないというイメージになってしまった。このままいくと、イケハヤと同じ、上辺のビジネス論を語り再生数を稼ぎ、SNSで人を攻撃し、過激なことを言って炎上し、信者を集めて集金するポジションになっていくだろう。

俺は個人名前仕事が舞い降りてくるブランド人という考え方に憧れた。組織の中の一人ではなく自分名前仕事をできるようになりたかった。しかし行き着く先がこういう形なのか。

俺もしばらく前にやめてしまったが、田端大学の受講生も随分と減っていってしまっている。イベントにもいったが、ゲストも素晴らしく、知的でとても満足いくものだった。横のつながりもできた。ああいイベントも今となってはもう実施できないだろう。Youtube再生数は未だ低くほとんど影響力がない。

他にやり方はなかったのだろうか。今から田端氏がまともなビジネスに戻る方法はないだろうか?

ロールモデルが失敗したときに、自分はどうすればいいだろうか?

2021-06-25

ベンチャー企業で働くということ

ベンチャー企業で働いているとよく思うこと、巷でよく言われている事をまとめておく。

カオスを楽しめる人」が向いているとよく言われるベンチャーだが、具体的にどういう状況がカオスなのかを一度見直してみたくて書いた。

ヒアリング対象は主にエンジニアで、多分に主観的です。

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給料が上がらない

会社お金評価制度もないため、こんだけ成果出してるんだから給料上げてみたいな話にそもそもならないし、なっても通らない。創業メンバー業務領域が被らない場合特に大変。

創業メンバーとうまくやれることが大事

評価制度がないため、周りからどう思われるかが一番大事特に創業メンバー個人的つながりのある人(大学の同期など)から構成されている場合情報格差や居心地の悪さなどを抱えないためにもコミュニケーションを密に取るか、もしくは可視化できる圧倒的な成果を出す必要がある。一方で、そういう「お友達的なコミュニケーション」を「風通しの良い会社」と表現するのもまた特徴。

難しいのは、ベンチャー企業創業メンバー活躍している人たちというのは、大企業に不満があって会社を作っていたりすることが多いということ。「自分がやりたいことをやるために」大企業キャリアを捨ててそこにいることがよくあるので、ついていけない人は馴染みづらい。結果として組織としてのあり方について考える人がいることは稀で、縁の下の力持ち的な人はいいか、いてもすぐにやめていくことが多い。これは「マネージャー」のポジションで人を採用し始めたフェーズでもあまり変わらず、初期に「マネージャー」というポジションを作っても、社員モチベーションを上げる事に対する情熱がある人が入ってくることは稀。おそらく今後の市場価値を上げるために組織を作る経験をしてみたいとか、肩書きとかSOみたいな条件面とか、何か自分のためになる他の条件を考えてのことなのだろう。実際に組織が中長期に渡って有機的にワークするよう全体を見ようとする人が現れ始めるのは、人がやめまくって会社が本当に困ったとき

最初10人以内くらいで参画しない限り、SOを期待するとツラい事になりがち

社員1%とかもらえるわけではないので、結局のところどんだけ早くても10年勤めて多くて数千万円もらえるかもらえないかそもそも大半のベンチャー上場しないので、その場合SOは1円にもならない。社内では「監査法人既存投資家と話してる」などそれっぽいことを言っているが、なんやかんや状況が変わらないまま5年が経過みたいなことも普通にある。

長期的な視点犠牲にしたスピード重視

初期であればあるほど事業が流動的なため。

この要素があるために、小さいアプリを作ったり大企業パクリみたいな制度を作ったような初期メンバーものすごく実績を出したように見えることもよくある。本来ベンチャーは小回りが効いて浅く広いスキルを持つ人の方が重宝されやすく、会社が大きくなるにつれて徐々にスキルの深さを持つ人が入社する。特にビジネス職に関しては、大してその職種経験もない社員が、新卒もしくは学生突撃営業雑用っぽいことをやらせて「成長」とか「裁量」とか言ってたり、そういう会社社長クラスの人がミートアップで学生アピールしている風景もよく目にする。

体力勝負になりがち

タスク無限にあり、職種を超えて降ってくる (エンジニア採用イベント企画もやる、バックオフィス業務全般を一人でやるなど)。

言ったもん勝ち

良くいえばチャンスはたくさんある。が、逆に大企業に慣れている人から見ると明らかに間違っていると感じることがすんなり通ることも多い。それをチャンスの模索がゆえの行動だと捉えて賛同できない場合しんどい

また、誰かが会社ビジョンミッションバリューを持ち出して自分意見正当化する場面に少なからず遭遇しがち。結局のところそれらは会社の一体感を醸成するためのものなので、理屈として正しいかどうかは関係なく割と思考停止して周りを納得させるために使われる。結果としてビジョンミッションバリューの意味現場レベルにおいては流動的で、形骸化しがち。

優秀な人が多いわけではない

社員地頭が良いとか優秀とか言ってる会社でも、実際にはそうでもないことがよくある (上述の通り、求められるスキル大企業と異なることも影響しているかもしれない)。優秀云々の前に、ミーティング時間を守れなかったり、準備しないで参加する人もたくさんいる。さらに、多様性とか実力主義とか主張していても、実際には超有名企業出身キラキラした経歴の人を採用するとなるとSlackがざわつき、日頃の言動は憧れの裏返しなのかと思えるほど態度を変えてくる人が見られる場合も多い。結局のところ、ベンチャー企業はいかに社員モチベーションを (低い給料で) 高く保ち続けるか、そういう虚構世界だと考えると色々と辻褄が合う場面がチラホラある。

例えばその会社のコアとなる技術を担っているエンジニアなど、一部のスタープレイヤーがずば抜けている場合などは特にスタープレイヤースタープレイヤーを崇拝する普通の人、みたいな構図になることもある。この場合厄介なのは、「普通の人」が入社した場合業務内容が事業から離れていったり、業務が流動的であるがゆえに本来やりたかたことができなくなったりすることもある。その場合、一度モチベーションを下げてしまうと上げることが難しいのも特徴。組織が小さいため異動などがしづらく、また異動できたとしてもどこのチームでも状況は変わらない場合が多い。

2021-03-12

あの日浜松町で君と出会った

「あの、お話を聞かせて頂けませんか」と断られても無視されても声を掛け続ける彼女

その場には彼女以外にも新聞社やらTV局やらの人たちが居て、皆情報を得ようと片っ端から声をかけていたのだが、スーツ姿の集団は誰一人立ち止まる様子もない。

自分上司である調査役と共に浜松町の駅まで歩き、改札を抜けた所で「もう1社別のところに顔出して帰るから」と言われ上司と別れた。

とりあえず帰社して今日報告書作成しようと思ったのだが、先ほどの彼女のことが何故か気になって仕方がない。

少し時間が経っているしもう居なくなっているかもしれないな…と思いながら先ほどの場所に戻ると彼女はベンチに腰掛け空を見上げていた。

「少しだけならお話を聞かせてあげてもいいですよ」と声を掛けると、彼女は「いいんですか!?お願いします」と頭を下げてきた。

そのとき彼女笑顔は未だに自分脳裏に焼き付いている。

話の発端はそこから更に2年前の5月に遡る。自社取引である企業決算がどうも怪しいらしいという新聞報道が出た。

(以下、企業名は初芝(仮名)と表記します。私が千葉ロッテファンなだけで、ネーミングに一切他意はありません)

当初はまぁちょっとした決算処理の誤りなのかと思っていたが、その後決算公表が2ヶ月程度遅延するという自体になり、そこそこに炎上した。

ただ大幅な下方修正に至ったもののとりあえずは鎮火した…と思われていた。

その後は選択と集中という名のもとに売却出来る事業を次から次へと手放し、事業体制の再構築に着手。

決算事業会社としては過去最大となる数千億円単位赤字を計上したが、ここから再生目指して再スタートをきる…はずであった。

取引先への年末挨拶回りも終え、さあ仕事納めだなと思っていた12月末にとある経済新聞が恐ろしい爆弾をぶっこんできた。

初芝アメリカ子会社1000億円超の減損の恐れ」

そして報道の都度減損額は膨れ上がり、1000億超?⇒3000億超?⇒5000億超?⇒7000億超?と倍々ゲーム様相

これまで初芝管理支店マターであったが、さすがにこれは面倒を見切れないということとなり本部債権管理チームへ移管されることとなった。

絶賛大炎上中のプロジェクトに急遽担当として放り込まれることとなった私は「なぜ自分が火中のクリを…」と嘆きながら作業にとりかかった。

年明け以降私は初芝とのコンタクトをこまめに取ると共に、不定期に開催されるバンクミーティングにも担当として出席した。

ミーティング開催日ともなると、浜松町からスーツ姿の慇懃無礼な人たちがわらわらと本社ビル目指して歩みを進める。

私もその中に混ざりエントランスで受付を済ませると、一番端に臨時に用意されたミーティング参加者専用のエレベーターへと乗り込んだ。

さすが天下の初芝エレベーターだけあってスピードが異常に速く、1階から会議室のある39階まで30秒ほどで到着。

参加者は約200名ほどで、株主総会ばりに最前列を主力3行(メガバンク2行+信託1行)の一同が固めている。

そして議事が進むとこれまた駄目な会社株主総会ばりに初芝側に対する厳しい指摘が飛び交い続けた。

当初1時間の予定であったが、質疑応答が終わることなく続いたため2時間近くたってようやく会合は終了。

その間ひたすら報告書用の議事録を取り続けた私はくたくたになった状態ビルから出ると新聞記者と思しき人たち達が纏わりついてきた。

そしてそこで出会ったのが彼女だった。

本社ビルの前で立ち話をするわけにもいかないので、近くの喫茶店に入り名刺交換をした。

「他社の人たちは大学同級生銀行に居るとかでそのツテで取材してるみたいなんですけど、私は地方国立なのでそんなツテもなくて…」と頼み込まれては断ることも出来ず、私は本日ミーティングでのやりとりを一通り説明した。

「今後も引き続き情報交換お願いしますね」と言われ携帯番号とアドレスを交換した私は報告書作成のため自社へと戻った。

帰りの電車の中ではミーティングが終わったとき疲労感はどこかへ消え去ってしまい、何かデートを終えたあとのような気分になっていた。

その後も初芝炎上は留まるところを知らず、東証の45日ルール無視し二度に渡って決算短信の公表を延期した際のミーティング地獄と化した。

米子会社の減損はいくらなんですか」「2/14には公表します」

「2/14になりましたよ」「減損額は確定したけど監査法人OKしないので決算短信は1ヶ月後になります

「3/14になりましたよ」「決算不正圧力がかけられた可能性があるのでやっぱり公表出来ません」

などという茶番を繰り返した挙げ句ミーティングなので参加行のストレスゲージは完全に振り切れている状態

特に初芝場合取引銀行100行近くあり、直接やりとり出来る主力行とシンジケートローンのみの取引初芝と直接コンタクト出来ない下位行との情報格差があまりに大きい点もストレスを増大させる理由となっていた。

「現時点では決算公表出来ておりませんが、融資取引については引き続きの延長をお願いします」と頭を下げる初芝経営陣。

「あのさあ、こっちは今日このためだけに飛行機乗って九州から来たんだよ、何の説明にもなってないでしょうが!」

「何の判断材料も無しに延長しろって言われてもどう判断したらいいんですか、材料を下さいよ材料を!」

銀行はどこも今月末が決算月なんですよ、御社債務者区分どうしたらいいんですか、引当金をどうやって計算したらいいんですか。御社とちがってうちはちゃんと期限通りに決算しなきゃいけないんですよ!」

から次へと飛び交う罵声

質疑応答開始から1時間経過したところで、初芝の司会担当が「1時間経過しましたので、時間の都合で質問を打ち切らせて頂きます」と言った瞬間、場は更に紛糾した。

「何考えてんだよ、ここお前の会社会議室だろ、なんで時間の都合があるんだよ。この場以上に重要会合あんの?」

「みんな期末で忙しい中わざわざ足運んでるんだ。ちゃんと全部質問に答えろ」「本気で銀行団の同意取り付ける気がある?失礼にもほどがあるわ!

など怒号があちこちから飛び交い、質疑応答時間制限で行われることとなり、最後質問が終わったときには開始から3時間ほどが経過していた。

ミーティング終了後、携帯を見ると彼女から「終わり次第連絡ください」とメールが来ていた。

私は彼女とお店に入り今日の出来事を面白おかしく伝えた。仕事的には一番辛かったが、個人的には一番楽しい時期でもあった。

その後初芝保有する不動産有価証券を全て銀行担保として差入する一方で、保有するメモリ事業ファンドへの売却交渉を進めた。

米国子会社チャプター11申請したり、監査法人意見不表明のままの決算公表したりとなんやかんやありながらも、メモリ子会社の売却は完了初芝はなんとか銀行借入を返済することが出来た。

当社も数十億円ほどあった初芝向け融資を無事に全額回収することができ、私もようやく重い荷を下ろすことが出来た。

いつもは取材からといって彼女に奢ってもらっていたが、今回はお祝いもかねて私が彼女にディナーを奢ろう、そう思い彼女メールを送った。

待ち合わせの時間10分ほど遅れて彼女喫茶店にやってきた。

「すいません、別の取材が入っちゃって。今日はまた何か新しいネタがあるんですか」

「いや、そういうのはないんだけど。うちの債権が無事回収出来たんでお祝いも兼ねてこの後夕飯でもどうかなと思って」

「あ、そうなんですか。でもごめんなさい、今日夜はまた別の件で打ち合わせがあるんで。本当にごめんなさい」

彼女は注文したカフェオレを飲み干すとこれまで本当にありがとうございましたと頭を下げ、そそくさと店を出て行ってしまった。

最初から自分独り相撲だったわけか…。途方に暮れた私は駅までの道をとぼとぼと歩き浜松町山手線に乗った。

電車の中で外を眺めながらこれまでの彼女との会話をずっと思い出していた。もう彼女あんな風に楽しく話すことは二度とない。

「次は鶯谷鶯谷~」 気が付くと電車本来降りるべき駅をとっくに通り過ぎてしまっていた。私はあわてて電車を降りた。

どうせ帰宅したところで何もやる気にならない。仕方なく私は駅前に立ち並ぶラブホテルに入り、デリヘルで気晴らしをしていくことにした。

30分ほど待つと彼女ほどではないものの、若くてかわいい子がやってきたので少しだけ気が紛れた。

部屋の照明を暗くし、彼女の顔を脳裏に思い浮かべた状態で舐めてもらったこともあってあっという間に私は果ててしまった。

ちょっと、イクならイクって言ってよ」と少し咽ながら怒る女の子

私は笑いながらこう答えた。「出すよ出すよって言いながら一向に出さないお客さんよりはマシでしょう」

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