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2016-11-05

コミュ二ケーション障害」「コミュ障」に対する勘違いを何とかしたい

まず書いた人の前提


  • 【失体感・失感情
    • これも勘違いされやすいので書いておきたかったんだけど、感情が"無い"んじゃなくて、自分がどういう感情を抱いているか分かりにくいので、ストレスに感じる作業を気にせず続けてしまったり、自分に敵意やよから感情を持っている人とも仲良くしてしまう。失体感はこれも"無い"んじゃなく、暑すぎる・寒すぎる・体の疲れなどを認識しにくいということ。ちなみに同じASDでも症状は様々なのでこの症状がある人もいれば無い人もいる。

ASDと診断された、と言ってもうつ病の薬をこれ以上飲まないために検査を受けただけで、世間一般に言うほどめちゃくちゃ人間関係に困ってる、ということはない。

感情が原因かもしれないが"生きづらさ"みたいなのはないし、子どもの頃から変な部分も「特性である」と理解してくれる友人に恵まれイジメとかも受けたことがない。

学生時代ステージでの活動時代錯誤校則を変える活動なんかをしていて、実際に校則を変えたし、部活動でも優勝経験がある。

今のところ人生順風満帆である

コミュ二ケーション障害とは

まず上の前提を読んで「IQ120とか自慢かよ」「結局自慢かよ」「ナルシストかよ」と思った人がいるかもしれない。

その気持ちは大切にしてほしい。それが「普通の人」の感覚

私は事実を脚色なく述べたまでであって「自慢をしよう」「他の人にマウントを取ってやろう」という気持ちで書いてるわけではない。

実際に指摘されたことがあるので、今は「ああ、これは自慢に見えるんだな」と思うことができる。

ASDや失体感・失感情イベント主催したりする上で障壁になるため、告白したところよく知らない人に「病気自慢かよ」と言われたこともある。

私も「コミュ二ケーション障害」と聞いて「普通に会話もできるし、一般的に"コミュ障"って言われてるようなことはないから、当てはまらないな」と思っていた。

でもそれだけじゃない。

こういう「これ書いたら自慢に見えるかな?」と思うことができない「他人から自分発言がどう見えるか?」が分からないこともまたコミュ二ケーション障害らしい。

対面での会話時は逆に表情やジェスチャーが加わるので、誤解されることが少ないと思う。こちらもまた誤解することも少ない。

先の「それ取って」(http://anond.hatelabo.jp/20161104204321)なんかは日常生活では問題なく分かるし会話にも困らないけれど、私にはコミュニケーション障害がある。

一般に言う「コミュ障」はただの口下手であることが多いと思う。実際にはそれよりも広い意味があると理解してほしい。

結局何が言いたいか

コミュ二ケーション障害」「コミュ障」は会話によるコミュ二ケーションが困難なこと、も含まれるがそれだけではないということ。

「私コミュ障でさー」とカジュアルに使われるほど一般的になっているけれど、そういう時に言う「コミュ障」と実際の「コミュ障」は別物であるということ。

先にも述べたようにだいたい「口下手」か「人見知り」に置き換えられると思う。それは「コミュニケーション障害」じゃない。

もし「いつも喋ってると言いたいことと違った風に解釈されて困る」っていうならコミュニケーション障害を疑ったほうがいい。

あとがき

私のように自閉症特性は強めだけど、何も困っていない(実際は眠る時間がまちまちだったり、偏食があったり、感覚過敏があったり、前述の失体感で慢性の肩こりがあって突然倒れたりもするけど、まあ困ってない)人もいるんだし、もうちょっとカムアウトしやすい風潮になるといいな、と思った。

いつか自分ブログに載せたいな、と思っていたけど「病気自慢かよ」がネックになってアップできないでいたので、便乗してここに書いておく。

そういう心配なく、自由に「自分はこう思ってたんだけど、世間一般的にはこれが正しいらしい!」とか驚きを感じたことが書きたいなあ、と常に思ってるんだけど、元々趣味方面で目立ってしまっているので、最近自粛してる。

これもひとつ特性らしいけど、みんな仲良くしたほうが誰に取っても得だと思うので、誰かの特性を指差して笑ったり、さげすんだりせずにいてほしいなと思う。

最近特に思うけど自分の気に入らないことを見つけて「なんだとー!」って怒るのは、怒ってる方も疲れるんじゃないかな。

最後に診断してくださった先生が言っていた言葉を書いておく

自閉症特性は治すものではないので困ってないなら病院に来なくてもいいですよ」

困ってる人は病院へ行こう。

追記諸々


※追記

これも勘違いがあるけど、一般的に「コミュニケーション問題がない」と言われているのは、自閉症スペクトラムの中でもアスペルガー症候群の人であるということ。当事者の人も勘違いしてることが多い。

なぜなら言語IQが高いのがアスペルガーの特徴で、動作IQが高いのが高機能自閉症の特徴だから

これも広く知ってほしい。よって口下手な人や人見知りの人に向かって「アスペかよ」というのもまた違う。

(もちろん症状は様々なので、コミュニケーション問題があるアスペルガーの人"も"いるとは思う)

個人的意見だけど、実際に会ったことのあるアスペルガーと診断されてる人は外国語ペラペラだったり弁がたつ人が多い気がする。

※追々記

困ってないカジュアルASDは黙ってろっていう風潮もよくないと思う。同じASDなら仲良くしよう。

困ってるか困ってないかの分かれ目は、自己肯定感の有無だって聞くよ。

ASDメンタル病気じゃないので、メンタルヘルスを病まないように心がけよう。

瞑想睡眠運動野菜350gだっけ?やってないけど。

ちなみに「対人関係で困らないように生活する努力」は子どもの頃からしてる。自分場合は反発も多いけど、親の躾が厳しかったのも功を奏してる気がする。(就活転職アルバイト面接でも落ちたことがない)

困ってないASDを見て「楽しやがって」って怒るのは違うと思う。それはうらやましいからだよ。

全然楽じゃないけど、何かを頑張って結果が出ると嬉しいから色々試行錯誤する。

うらやましいと思うなら頑張ろう。私は今困ってないのはその分頑張ったからだと思ってる。

「生きづらさ」がもし社会的チケットに起因するものなら、頑張って身につけるべき。

アンガコントロールだってできる。視覚過敏も聴覚過敏も対策できる。

それ以外は適当でも構わない。頑張りすぎるのが我々の特性でもあるんだから

11/06 11:23 追々々記

IQが高い=頭が良い」というのも勘違い。世の中の「これが解けたらIQ○○以上!」っていうのに毒されすぎだと思う。

IQっていうのは器用さみたいなもんで、普通の人が普通にするようなことができないから、それを補うために上がってるらしい。

から標準が最善と考える私にとってはIQが高いのは恥のような感覚がする。

学歴だけの話をすれば、数字が上手く記憶したりできないからめちゃくちゃ頭悪いよ。

普通に生活できるならそんなもの必要ないと思うし、何か恩恵を受けたこともない。

余談だけどIQを上げる塾、みたいなのも世の中にはあってIQだけ上げたいなら訓練すれば上がるらしい。同じようなテストを受けたことがあるかどうか聞かれるのはそのため。

あと全発達障害者や全ASD人間関係に困ってないといけない、みたいなのやめよう。

(これを自分の中で「かわいそうマウント」と呼ぶことにしてる。かわいそう、かわいそう、と言いながら相手が困窮してる状態を望んでいる様。)

繰り返しになるけど、困ってるのなら病院に行くこと。

「生きづらい」と思うことがまず普通状態でないということを知るべきだし、まずメンタルを治してから生活習慣を身につけたり何やりするべき。

家族が苦手なら一人暮らしを推奨するよ。

自分の居心地のいい環境を作ることは普通の人と違う異常なことじゃなく、ASDにとっては「普通」と思うことが大事

普通の人と同じことが出来なくても気にしない。

人に話しかけられたらニコッと挨拶するとか、行儀礼節をわきまえるとか最低限のマナーを守るぐらいでいい。

上に書いたみたいに、突然倒れたりすることがあるから特性を周りの人に知っておいてもらいたいのに、なまじ普通に見えるおかげか言ったところであまり正しく理解されない。

発達障害ASDに対するイメージが悪すぎると思う。

最近流行りのASD発達障害家族コンテンツにした当事者以外の人によるイメージ操作もある気がする。(特別視しすぎ・失敗をネタにしすぎ)

もうちょっと発達障害者ASDに優しい世の中になってもいいんじゃないだろうか。

シロクマ先生言葉を借りると

シロクマ先生言葉を借りれば「よく発達した発達障害の人」といえるのかもしれない。

「よく発達した発達障害」の話 - シロクマの屑籠

http://p-shirokuma.hatenadiary.com/entry/20161018/1476751839

11/07 0:23 こっちも書いたので読んでほしい

http://anond.hatelabo.jp/20161106231140

2016-10-27

http://anond.hatelabo.jp/20161027215348

日本ではうどんそうめんラーメンは音を立てて啜っても問題ないけど

西欧ではものすごく嫌われるでしょ。視覚聴覚だそんなのは関係ない。

文化によるんだよ。

 

咀嚼音を嫌わない文化があるかどうかは寡聞にして知らんけどな。

http://anond.hatelabo.jp/20161027153401

そうでもない。箸の変な持ち方と大きな咀嚼音は性質が違う。

箸の持ち方は本人の食事方法問題しかなく、真正面に座っていなければ視界から外すのも容易。

それから人間視覚認知特性上、正面に座っていても他のもの注視していれば視界に入っててもさほど意識に入ってこない。

 

一方、匂いや音はそうではない。その場で食事する全員にとっての食事環境問題である

視覚と違って嗅覚聴覚は、随意選択的に排除するのは非常に困難である

特定匂いや音に注意を集中することは可能でも、特定匂いや音だけを意識して嗅がない、聞かないというのは基本的不可能

 

そういうわけで、大きな咀嚼音は箸の妙な持ち方よりも遥かに罪が重い。

2016-10-16

非コミュになる先天的身体的特徴

ってのがある気がする。

視覚的に存在感が薄くなる。

  • 声が通らない

大勢の中で発言しても無視されがち。

相手発見認識できない、声かけ積極的になれない。

  • 耳が悪い

相手の話が聞き取れない。会話が面倒臭くなる。

以上、一生懸命言い訳を考えました。筋は通ってると思うので賛同者求む。

2016-10-14

誰にでも効果がある3D酔い軽減方法

PS VR発売おめでとうございます

皆さん覗き込んでますか?

さて、先日増田にて3D酔いの克服方法記載しましたが、それよりも簡単に、それでいて且つ誰にでも効果のある3D酔い軽減方法発見したので知見を共有したいと思います

と言っても、これは一部のVRに効果のあるもので、通常のモニタで行なうFPSなどのゲームに対する克服法は前回の増田から方法だけを抜粋してあとで記載します。

本題。

3D酔いの原因は、視覚情報の揺れと実際の身体の揺れの差異に生じるバランス感覚の狂いにあると言われています

簡単に言うと、視覚が揺れているのに身体が揺れていないから、三半規管バランスを取れずに酔ってしまうということです。

止まっているエスカレーターを歩こうとするとき違和感や、電車のドアが閉じてからなかなか発車しないと身体が傾いてしまうのは、全て視覚(や聴覚)の情報をもとにしたバランス感覚が起こすいたずらです。

では最も効果的な対策は何でしょう。

それはとても簡単なことです。単純に目を閉じればいいのです。

でも全てにおいて目を閉じていたらVRの意味がありませんよね。

ならば、特定の場面に限り目を閉じるように心がけてみてはどうでしょうか。

3D酔いが起こりやすい場面

激しい上下

著しい落下、上昇

激しい左右の揺れ

激しい前後の加速

酔いの主な原因は、とにかく加速度と揺れです。

VR内でこうした動きが起こりそうな場面で数秒目を閉じているだけで、3D酔いはかなり緩和されます

ちなみに、ダイバシティのVR体験施設にて友人数名と実践したところ、全員で酔いの緩和を実感できました。

そしてさらに、自身体験して見て最も酔いやすいと感じたプレイ方法発見しました。

というかそれが原因で半日気持ち悪くなりました。

それは、移動の伴う場面で下ばかりを見ていることです。

ぐるぐるバットの要領かと思われますが、下向きのときに移動や回転を知覚(実際に動いていなくても)するとかなりの短時間で一気に酔います

下方向の確認は最短で行い、視点を送るときには目を閉じるなどするのが良いでしょう。

尚、頭を激しく動かす限りではあまり酔いは感じませんでした。

恐らくそれは、運動視覚情報が伴っているからと思われます

ただ、その場合は外部モニターを眺めている人が酔う可能性があるので注意です。

おまけに、以前書いたFPSなどの3D酔いを克服する方法です。

それは、視覚情報に合わせて肩をゆらすというものです。

FPSほとんどは臨場感演出する為に移動に揺れを伴います

その揺れに合わせるように肩を上下するだけで、かなり酔いは緩和されます

また、左右の激しい動きに対してもそれに合わせるように肩を左右に振ると良いでしょう。

首は正面のままで構いません。

あくまで、身体が取ろうとするバランス中和させることが目的です。

まりこの理屈で言うと、車酔いする人は揺れに逆らおうとするのではなく、むしろ委ねるほうが酔いにくくなるということになります

車の場合さらに座っている位置によって視覚情報も変わってくるので、いわゆる一般的方法であるできるだけ視覚が揺れない正面の遠くを見るのが効果的といえます

尚、筆者である増田は乗り物酔いにはめちゃくちゃ強いです。

文字の細かい小説を小型船の客室で読んでも酔いません。

しかしたらそういう人の方が、視覚情報に順応しやすいことが原因で3D酔いになりやすいのではないかと思います

それでは快適なVRライフを。

でも、覗き込むのはほどほどにね。

2016-10-03

鉄道オタク発達障害自閉症気味だとは有名だが、

時計オタク自閉症スペクトラムっぽい奴が多いんだよ。

時刻の規則性、未来確定性が彼らを魅了するんだろうね。

また腕時計価格や性能などにこだわり、腕時計人間価値が決まると考えるあたり、イマジネーション質的障害のものだね。

腕時計がなくてもよい」という他者判断理解できず、推察も感性も未発達だと思うわ。

-

発達障害者ウェアラブル端末って、実はかなり相性がいいんじゃないか? http://hattatu-matome.ldblog.jp/archives/43747296.html

ADHDアスペ時計へのこだわりと視覚での認識 http://ameblo.jp/adhd-asp/entry-11944792249.html

アスペルガー症候群 宿命の腕時  http://rfwjlq.exblog.jp/18408934/

2016-09-26

なんで男の人って

顔にかけたがるの?何か視覚的にぐっとくるものがあるの??

2016-09-19

本命彼でも、やって欲しくない性技一覧

こんにちわスーパーサセコ増田です。風俗嬢じゃないです。

前の増田記事女性向けに書いたのに、

男性からブコメをたくさんいただいていて、

ああやっぱり私は女子には人気ないんだなあ。と思ってました。

せっかくなので男性向けに気持ちいいセックスのために、

やってほしくないことを書いてみます

(やってもらって気持ち良かった事よりも

やって欲しくない事の方が個人差が少なく共通点が多いと思うので)

・やたら力を込めて強く揉む/触る やめてほしい度120%

もう、最初にこれを一番言いたい。強く触るのダメ絶対

おっぱいとか強く揉まれると痛い。乳首とかあそことかを

ぐりぐりされるのも、とても辛い。優しくないのは傷害罪

避妊しない/生理中に求めてくる 人間のクズ度120%

これもマックスやめてほしい。人としてどうかと思う。

持ってなかったとか、サイズ合わないとかいう男のために

S〜LLサイズまでコンドーム持ち歩くようになりました。

・ベロベロと唇にキスをする。 やめてほしい度80%

口の周りを唾液でベタベタにするキス気持ち悪い。

唾液が乾いてきて口の周り臭くなるの嫌なんだよね。

エロくないから。気分だいぶ滅入ってるから

あと、ディープキス雰囲気乗る前にやられるの嫌。

・顔射/飲ませたがる やめてほしい度60%

自分がされたら嫌な事は、人も基本嫌となぜ思わないんだろう。

顔は1回目に入って大騒動になってから絶対逃げてる。

飲んでってのも、無理だから。美味しくないから。

ちなみに人によって甘い、しょっぱい、苦いと3種味があるんだよ。

・感じる前に激しく腰を振る。 やめてほしい度40%

激しく腰振れば振るほど気持ち良いというものじゃない。

とくに身体がちゃんと、そういう腰つきに順応する前に

激しく腰振られると痛い。あと痩せてて骨あたると痛い。

気持ちよかった?と聞く やめてほしい度20%〜80%

これは、ほぼ全員が聞いてくる。聞かなかった男がいないくらい。

あれ、社交辞令的に良かったとしか言わないか意味がない。

どこがよかったの?とか聞かれ始めると相当めんどくさいのでやめてほしい。

本当に良かった時は、こっちから言うよ。

電気つけたがる/明るいところでしたがる やめてほしい度30%

明るいところだと、気が散るしエッチ気持ちにならない。

セックスって私の場合視覚情報がお互い減ってる方が興奮する。

呼吸とか肌の感触とかそういうの感じたくないのかな?と思ってしまう。

・耳元で下手な言葉攻め やめてほしい度20%

これは、語彙力とかある人はいいけど、ない人だと気分が萎える。

関西の人から「ほら、ここええのんか?」って言われた時は引いた。

言葉攻めするよりも、「好き」とか「(自分が)すごい気持ちいい」とか

そういう方がずっと興奮する。

・上手なマッサージ やってほしい度120%

女の子気持ち良くさせたいなら、とにかくマッサージの腕あげてください。

痛くなくて、本当に気持ちいい上手なやつ。

全身ほぐされて、ほぐされて、ほぐされて、

いくうちに段々サワサワと触り始めるセックスが最高です。

男性の人はマッサージ料理したらいいと思うよ。

2016-09-17

http://anond.hatelabo.jp/20160917111632

人の脳って、複雑で、人によって視覚優位とか聴覚優位とか得意な学び方で学ぶのが良いと思う。

TEDニコ動なんかの動画で学んだり、アプリで学んだり、ブログで発信してみたり。人の話を聞くこともありだし。

2016-09-12

へんな夢をみた

せっかく早く寝たのに、へんな夢をみてびっくりして起きてしまった。

 

ところで「夢をみる」ってみんなどの字を使う? オーソドックスに「見る」? それとも「観る」? 私は「視る」っていう字を使います幻覚を「視る」。白昼夢を「視る」。透視の視の字ですね。現実世界とはちがう、脳が作り出したものとか、視覚とは別の感覚を使って「みる」ときは「見る」じゃなくて「視る」って感じがする。

 

漢字の使い分け方ってその人の人柄や性格が出てておもしろいよね。私の尊敬するライター男性は「聞く」と「聴く」の使い分けについて、「真剣に『きく』ときは『聴く』を使う」というふうに話していた。電話のあと「増田ちゃんの話を聴いて思ったことがある」って連絡をくれて、その「聴いて」っていう文字がやけに嬉しくて思わず画面に見入ってしまったこと覚えています

 

さっき視た夢はなにか漢字関係したもので、上述のライターさんにもかかわる内容だったと思うんだけど、ここまであれこれ書き並べているうちにすっかり頭から抜けてしまった。ところで「じょうじゅつ」ってすごく言いにくいね、どうしてもうまく言えずに「じょーじゅちゅ」ってなってしまう。若干滑舌が悪いのがコンプレックスで、まあ安倍総理よりは明晰に日本語を喋っているという自負はあるんだけど、あの、安倍総理ヤバいね。たぶん特定の子音について舌の動かし方が間違ってるだけだから毎日ちょっと練習すればもっときれいに喋れるだろうにと思う。もったいない安倍さんネクタイの色とか細かいところまで第一印象に気を遣ってるらしいけど、滑舌も案外大事ですよって教えてあげたい。とにかく電話聞き取りにくかったら困るので、もっとはきはき喋れるようになりたいです。私が視たへんな夢に興味を持ってここまで読んでくれた人は「夢の内容を忘れてしまった」という記述を見てさぞがっかりしたことでしょう。私がいちばんがっかりしているのであまり責めないでください。

 

さあ、週のはじまりです。こんな早朝から増田なんて眺めてる場合じゃないよ! もうすこし二度寝して体力をたくわえましょう。さっきの夢の続きが視られますように。みんなもいい夢を。おやすみなさい!

2016-09-07

プログラミング言語の速度比較を行う記事怖いよ

ブログとかで公開されてる「プログラミング言語比較してみました」系記事は速攻でコメントついて指摘が入るから怖いよねえ。

プログラミング言語の速度比較を行う記事は、ど素人面白半分で公開しちゃいけないと思うんだあ。コメントにグサグサ刺されて辛いだけだと思う。

それよりも、ボトルネックになっていたところをこう改善したら何パーセント速〜くなったとかの記事の方がいいと思うんだあ。ど素人興味本位で書く言語比較記事なんて所詮ひな鳥の餌なんだから

例えば、「言語AのフレームワークBを使ってたんだけど、モデルトランザクション処理を書き換えたら、めっちゃはよなった」とか、「言語Aはとろかった。フレームワークCも試して見たがあんまり変わらなかった。そこで言語DのしかもフレームワークEを試したら爆速改善された!!」とかの記事を書いて欲しいよね。


てかそもそもベンチマークの結果をコンソールに出力したやつは数字から視覚に訴えて来ないんだよねえ。

せめて、適当グラフ作って視覚に訴える記事を書いて欲しいなあ。

秒速5センチメートル」という作品を見て。

知らない世界を見てみる、というのは多分何かを期待したいっていう無自覚意図があるからなんだろう。

アニメ全般的に嫌いなわけではないが、最近アニメほとんどは嫌いである。理由を上手く説明できないので生理的というしかないが、多分アニメのものが嫌いなのではなくて、なんていうかそこにある空気、ノリみたいなものが性に合わないのだ。生まれつき、徒党を組んだり、人の輪の中に入ったりすることがどうにも苦手で、孤独であることを選択してきたようなところがあるし、多分私は遺伝的にどこかおかしいのかもしれない。だからか、知らない世界に対する興味が人一倍大きいところがある。孤独は広い一つのこの世界を極端なくらい小さな世界と大きな世界に分断し過ぎてしまうからだ。そして、無自覚的に本能的に避けてきたそういう私の知らない世界に入ってみると大抵の場合、痛い目に合う。そもそも私には無理な世界なのだ。私の世界の外に出てはいけなかった。

 

そんな作品が『秒速5センチメートル』だった。

 

もう結構な歳だから、おそらく若い世代向けの作品だろうし、そもそもこの映画アニメタイトルすら知らなかった。いつ頃からか、ネット配信で色々と見るようになってたから、作品リストに入っていれば視覚を通じて脳の中に勝手にそのタイトルインプットされてしまう。で、「君の名は。」が現在大ヒット中で、新海誠って名が結びつけられてしまい、興味を惹かれてしまったのであろう。こういう流れで成功したのは、あのエヴァンゲリオンくらいだ。私はそもそもエヴァ的なムーブメント反吐が出るほど嫌いだったのに、何かのきっかけでふと見てしまいその漆黒ブラックホールから抜け出ることは永遠に叶わなくなるほどの体になってしまった。

 

今回は正真正銘大失敗だ。この、度肝を抜くほどの「誰にだってそんな経験はあるだろう?」「誰もが感じたことあるだろう?こんな感じの切ない経験」感たらありゃしない。これほどまでに押し付けがましい作品を私は見たことがない。ええ、私にだってありましたよ、こんな感じの青春恋愛物語。だけどね、私の場合思い出すのも憚られるほど自分が嫌になるちっとも綺麗な思い出じゃないんです。かつて、いや今も私は最低下劣人間から自分過去が美化など出来るわけはない。だからえげつないことに旧劇場版エヴァシンジアスカの前でオナニーして「俺って最低だ」ってところで「こ、これは俺だ、俺自身だ」って一番見たくもないものを見せられて吐きそうになったんです。心底大笑いしましたね、あの時は。

 

「秒速5」を見た人ならわかるはずです、涙した人ならもっとわかるはず、喩えようもないほどこの作品が描いた世界は美しい世界だった、って。このタイトルが示す、桜の花びらが大気圧下で重力落下する速度が秒速5センチメートルだっていう表現の綺麗さったらありゃしない。最初から最後まで徹底的に美しい。その美しさをね、嫌という程こっちに押し付けてくるんです。シンジである私にこれが受け入れられるはずはない。ええ、どんなに必死こいてミサトに説得されたって私はエヴァには乗りません(笑)

 

というわけでごめんなさいです、「秒速5」は駄作です。だから、もう二度と新海誠に近づくことはないでしょうね。私は虚飾の世界うんざりなんです。それが綺麗であるかどうかは私が決めることであって、そこにある世界の方ではないのです。

2016-09-02

http://anond.hatelabo.jp/20160902031012

本を読むだけが勉強法ではないのだよ。

VAKと言って,視覚聴覚体感覚のどれかにだけ向いている。向いている人の割合は全て同じ。

勉強法をそれぞれに対応させると,「本・セミナー動画勉強会」みたいな感じ。

なので,本での学習が辛いのであれば,YouTube見るとか,ドットインストールを見ればよろし。

あとは,どっかの初心者向けの勉強会に出てみるとかね。

自分も本での学習が苦手で,勉強会に通い始めたら,どんどん出来るようになって,独立できたよ。

と言うわけで,自分に向いた学習法をみつければ良いのです。

2016-08-24

青木まりこ」現象の解明に迫る

http://www.dangouwasa.com/entry/bookstore-excrement

本屋に行くと便意をもよおす「青木まりこ現象」について、原因は不明」という記事が上がっていた。

 

わたしは「青木まりこ現象」について、以下のプロセスだろうと解釈している。

 

1 本好きの人が書店へ行く

2 大量の本がある

3 リッラクスし、アセチルコリンが分泌される

4 アセチルコリンにより便意をもよおす

 

これを、「1 よく映画レンタルする人がゲオに行く」→「2 大量のDVDブルーレイがある」

「1 文具好きが文具店へ行く」→「2 大量の文具がある」などに置き換えても成立すると思う。

重要かは不明だが、「自力で入手できる」かどうかはポイントになりそう。

例えば子どもおもちゃ屋に行く場合、親にねだるしかない時と、お年玉を握りしめて行った時では、後者場合に便意をもよおしそう。)

 

特に書店について、この現象が取り上げられることが多いのは、大量の本(視覚)に加えて、新刊本のインクのにおい(嗅覚)も作用するからではないだろうか。

 

 

ということで、完全に解決済みだと思っていたので、むしろ未解明なことに驚いた。

2016-08-23

それは違うでしょ

品川くんの前を横切る老人たち

あれは、攻撃目標の側に民間人がいた場合でも自衛隊攻撃できるのかっていう演出なので

演出意図はわかってるがあまりにもご都合主義だったんでな…

http://anond.hatelabo.jp/20160823115734

いやいや、お二人ともそれは違うでしょ。「品川くんの前を横切る老人」は、まさにそこを横切ったか可視化されただけであって、実際は他にも見えてないだけで逃げ遅れの人は多数いてるということを視覚的に表現しとるんでしょ。その直前の「【危機管理官】避難完了しました」「【総理】それは確かなのか」「【危機管理官】私は、部下の報告を信じるだけです(キリッ」というやりとりを踏まえてのあのシーン(※1)。ほんで、人がいるって報告聞いてずっこけた総理は、『なんや人おるやんけ!こらアカン。信用できん。中止や中止!…』となったわけやね。

会議室の面々はここまでいかにも頼りがいありげに偉そうに振る舞ってきたが、現場を含めた行政の連絡・報告は残念ながら有効機能していないことがこの辺りからどんどん明らかになっていくんやね。逃げ遅れてるのが、いわゆる「行政支援からすっぽり抜け落ちてそうな老々介護夫婦(?)」みたいな二人だったのも実に象徴的で「こういう人は行政的には『見えない』人になってるのですね」というNHKクロ現的な視点も含め、これは今の都会の下町にはこんな人がいっぱいいるんやろなあ(※2)というリアルを描いたんやと思ったで。むしろあんな状況であんな程度の人員であれだけの時間で「完全避難」がもし実現しましたよという話なら、そっちの方があまりにもリアリティなかったやろ? だから、分かりやす演出ではあっても決してご都合主義ではないと思うで。

http://anond.hatelabo.jp/20160823115734

トラバの指摘受けて注

※1…危機管理官の「部下の…」はタバのときやったかの。すまんな。でも「避難完了しています」って報告は確かあったように記憶しとるで。それを受けての武器使用許可からの「住民がいます」→総理の表情の「話が違ゃうやんけー」感、という流れは確かにあったやろ。

※2…「いっぱいはおらん」と言われたらそうかいな、と。これもすまんな。でも「確実に一定数はおる」という感覚はあるな。去年地元自治会仕事したんやが、一見普通に暮らしとるように見えてた老夫婦がいつのまにか「爺ちゃん不整脈アンド半身麻痺気味」「婆ちゃんかなり認知症進行アンド耳遠い」となっててうすら寒かったんやで。どう考えてもあの夫婦地震火災ゴジラ来たら逃げ遅れてしかも気付かれへんな、と映画見ながら重ねて考えてたもんでな。

2016-08-19

http://anond.hatelabo.jp/20160819054903

女性って意外に誤解しているけど、大抵の男はプライベートな箇所に毛が生えていると視覚的に興奮するんだよ。

最近の異常潔癖男たちなら無毛を喜ぶかもしれないけど、そんな面倒なヤツらに好かれたくないだろう?

2016-08-17

http://b.hatena.ne.jp/entry/www.tokyo-np.co.jp/s/article/2016081790070450.html

「(視覚障害がありそうな人を見かけたら)声を掛けて欲しい」という今すぐに(ほぼ)誰にでも出来る事が締めに書いてあるのに、「これからは声を掛けるようにする」じゃなくて、評論家ぶった皮肉を言ったり、誰かを非難して責任追及したり、悲観にくれたりするコメントばかりなのが、いかにもはてブらしい。

筆を折りたくなった時の話

筆を折りたくなった時の話

 自分エロ小説書きである。自負するのもなんだが、書いているものが悉く18禁なのでそう表すしかないのであるSNS投稿し、同人誌を作ったりしているどこにでもいる同人者だ。割と評価はされている方だし、自分小説を好きだと言ってくれる方もいらっしゃり、恵まれている方だと思うし、自分でも今の環境はとても幸運ものだと思っている。

 でも時々とても筆を折りたくなる時がある。何もかも投げ出しもう二度と書くものかと喚いた夜もある。だがそんなことがあってもやっぱり書きたいという気持ちが勝って粛々と文書作成ソフトとにらめっこする状態に戻ってくるのだが。しかし筆を折りたいと喚いている時は心の中で暴れているだけなのでストレス発散のようなものだと思っていただきたい。見苦しいことこの上ないが別に毎度毎度外に向けて発信している訳ではないので許して欲しい。

 で、何故時々筆を折りたくなるのか。多分自分承認欲求が強いし、自分の書いた性癖全開の小説を読んで、他者共感して欲しいという気持ちが強いんだと思う。この性癖萌えるよね、興奮するよね!みたいな同意が欲しい。

 しかし悲しいかな、世の中的にはエロ書き、というかエロのものは下に見られる傾向が多い。「そんなことないよ!」と仰る御仁もいらっしゃるのは分かっている。だが世の中の極めて『普通』で『倫理的』で『一般的』な常識に照らし合わせてみると、エロとは恥ずかしくて汚いもの教育上宜しくないものである認識されている場合が多い。多いっつーか多分そう。いや実際特殊性癖やエロのものに関しては他人不快感を思わせるもの殆どなのでその辺は否定はしない。まあね、人を選ぶよね。なのでエロを書いている=エロしか書けない底辺みたいに思われることもあったりする。とどのつまりエロしか書けないくせに調子乗ってんじゃねーぞ』とかそういう感じ。匿名メッセージで『お前が評価されるのはエロのお陰、エロ書いてりゃ評価されるのは当然、それ以外は底辺!このズル野郎!』みたいな暴言を吐かれることも時々ある。流石にこんなに直接的な伝え方はされたことないけど。丁寧に失礼に遠回しにってのはある。それ逆に失礼じゃね?

 えー、話がずれたような気がする。つまり結構な方がエロいものは見たいけどそれは秘密にしておきたい。性癖を公開して他人から変態扱いされたくない、って心の底で思っていると感じるんだな。だからこそAVグラビアは今でも廃れずに商業一角を担ってる(って書くとちょっとおおげさかもしれないけど)訳で、今でも続々と新しい企画が生まれている訳でね。人間エロなくして発展・繁栄はしないから。そんなことない?いやいや自分が産まれてきたのは父と母が性欲をぶつけ合った結果でしょう。交尾の為に性欲がある。だから動物発情期がある。性欲がいらないものなら人間の三大欲求のひとつに充てられることだって無かった訳だし。

 ので、エッチなことに興味がある、好きだと思うことはごく自然なことだし(無いかおかしいってことでもないけどエッチものが好きということが異常な訳ではない)、それを突き詰めていった結果特殊性癖というものが生まれた訳で、本来なら人様に迷惑をかけないのであれば自分がどんな性癖を持っていようが別に構わないってことだ。しか人間はそれを隠したがる。まあ受け入れて貰えるかどうか分からない以上隠しておくのが当たり前でもある。

 しかし、しかしだ。エロ小説エロ漫画を読んで某かの評価を感じているにも関わらず、それを恥として隠してしまう方が多い。分かりやすく言うと「このエロめっちゃ興奮したけど宣伝すると自分変態みたいに思われるからしないでおこう」ってやつである。何を言う興奮した時点で変態ですがな。自分と同じ変態ですがな。

 「これは全年齢だし萌えるから宣伝するけど、これは萌えるけどエロだし自分変態だと思われたくないか宣伝したくない」っていうのがSNSを漂ってると割と顕著に感じられるんだなあ……。無意識の見下しというか、なんと言うか。

 全年齢絵>全年齢小説エロ絵>エロ小説みたいな雰囲気ある。エロでも視覚に直接訴えられる絵や漫画の類いはまだいい……ような気がする。いやこれ完全に主観から間違ってるかもしれないけど。ただの嫉妬かもしれないけど。いや嫉妬も入ってるな。やっぱり視覚で直接感じられる絵や漫画には敵わない部分あるもんな……。

 で、そういうのをつらつら眺めていると情けないことに段々書くのをやめたくなってくるんだな。同ジャンルの他の全年齢小説バンバン宣伝されて「すっごく良かった;;;;皆も読んで;;;;」ってなってる中自分作品はちーっとも宣伝されていない現状を見るとめちゃくちゃ泣きたくなってくる訳ですよ。でも評価はそこそこ貰えるんですよ。なんか萌え製造機みたいに扱われている気がしてくるんですよ。いや萌え製造機はただの妄想なんだけど。勝手にそう感じて悲しくなってるだけだけど。

 いやね、「それ以前にお前の文章構成能力が無いからだろうがよ、実力無いだけだろ」って言われたらそれまでなんですけどね。別に宣伝して欲しいって訳じゃないけど、自分以外の方の作品がばしばし宣伝されてる中自分作品だけなーんも宣伝されなかったらそりゃ思うこともありますって。所詮エロは消費されて当たり前の扱いか……とかふさぎ込みたくなりますって。

 まーそんな風に落ち込んでも最終的には「でもやっぱエロ書きたい……」ってなるから生産することを止められないんだけどね。キャラ崩壊だのオリジナルでやれだのエロしか書けない底辺だの言われても自分が書きたいから書いちゃうんだけどね。でも共感ひとつくらい、欲しいよね。

 これさーほんっと無様で情けなくて格好悪くて性格悪くて承認欲求ハンパない馬鹿な呟きなんだけどさー、読んでくれた方からの反応がモチベーションに繋がる同人者にとっては結構死活問題のような気もするのよ。というか誰の中にもこれと似たような気持ちがあると信じたい。

 なんかもうぐだぐだ過ぎて結局何が言いたいのかっつーとさ、作品読んで気に入ったのに「全年齢は宣伝するけど、エロだし自分変態だと思われたくないか宣伝しない」っていうのは時として創作者の筆を折るかもしんないよ、ってことです。結局喚くだけ喚いて折ってない自分が言うのも説得力無いんだけどね……。

 好きなものは好きでいいじゃないの。人間誰しも変態なんだから……。

 色々書いたけどこれ要約すると「宣伝されて感想貰えるの羨ましい!!!!!」ってことだな……はっはっは。自分心狭いわー。

2016-08-15

http://anond.hatelabo.jp/20160815220454

ランカーらしく、

見た目が可愛すぎて視覚オーガズム誘われる。

匂いがえろくて嗅覚オーガズム誘われる。

声がかわいすぎて聴覚オーガズム誘われる。

肌がきめ細かくすべすべとしていて、

クチビルもぷるぷるの舌先で口の中も外も愛撫されて、

触覚でオーガズムを誘われる。

唾液がうますぎて味覚でオーガズム誘われる。

逝った。

我慢できん。

ゾーニング

プリキュアのオッサンコスプレエリアから排除すべき? 

子連れはオシャレカフェに入ってはいけない? 

タバコはどこでも吸ってよい? 

心理的ダメージを与える視覚要素(死体卑猥)もオープンであるべき? 

コンビニ雑誌からエロ誌を排除すべき? 

2016-08-14

http://anond.hatelabo.jp/20160814192931

はっきり言って巨乳は力なのでデカいほうがモテる。そこで言葉を飾っても仕方ないので、それはもうしょうがない。

でも一方で、巨乳ってのは(基本的には)隠しづらい飛び道具なので、モテたくない時でも、相手を選ばず誘引するという特徴があって、トラブルも招くし、必ずしもいい相手だけを選別できるわけではない。ありていにいうと、ウザい。巨乳がわかる服を着てると頭の軽いやれる女性だと見るDQNがよってくるし、巨乳を隠す服装をしていると「ボクは理解しているよ」みたいな態度のオタクが近寄ってくる。

しかし目を付けた意中の一人を撃墜したいとすると、巨乳はそこまで武器にならない。その相手に対して、最初デートとか好奇心を持ってもらうというときには、巨乳は確かに役に立つのだが、完全に撃墜する、そういう気持ちになってもらうには、案外巨乳は役に立たない。所詮視覚情報なので、ある程度距離が離れてる状況のほうが有用性が高いためだ。距離センチクロスレンジ戦闘を行う場合には、清潔感とか、温度とか、肌の触れ合う感触とかのほうが興奮を誘うという意味では、頼りになる。精神的に安心してもらったり、ぐっと来てもらうには、言葉話題選択であるとか、生活信条合致こそが武器だ。(女性がいいかなと思う、というハードルを越える)男性の多くは案外まともで誠実なので、胸のサイズだけで越えられるハードルはそんなに多くない。

まり何が言いたいかというと、もし巨乳ならば投網漁のように、ある程度がバット数を抑えてそこから選別する戦術有効だ。しかし、胸が小さくても絶望することはなく、目を付けた男性狙撃手のように撃墜していけばいいのだ、ということだ。恋愛演出なので、男性ロマンに付き合える娘が、最終的な強者になる。そして、十人単位ラブロマンスを楽しみたい女性なら、巨乳のほうがいいと思うが、旦那一人を捕まえるだけならAAでも支障はない。

2016-08-13

http://anond.hatelabo.jp/20160807180951

(つづき)

三ツ目が発射した「超クリック音」を、まともに食らってよろめいたところへ、突進してきたオーシャン・ハチェットに激突されて気絶、水面を漂うゴジラ。象用の麻酔弾を打ち込んだうえ、二艘トロールで回収するG国。

 航行不能になった船舶も曳航されていく。無人デバイス2機を帰投させ、落雷機やハイロメデューサも回収して後を追うオーシャン・ハチェット。海軍巡視艇の乗員を全て救助し、最後尾を勤めるMYキャニー・ロデル

 資源探査用の大型トレーラーが用意され、クレーンで載せられて、ガリバー-in-リリパット状態に縛り付けられるゴジラ軍用車両前後を固められ、首都へ向け搬送されていく。

 港から見送る、三ツ目とシー・リカオン達。


「三ツ目たちとしては、本当は引き渡して欲しいんだよな?」

『ヒトの領域なので無理強いはできない、と言ってます。』

「随分ものわかりがいいな?」

『ヒトのルールでやってほしい、と』

「……え、何を?」

実力行使でない、争い……の解決?』

「は…?」

もしかして裁判?……してほしいのか?」

「オルカが、訴訟を提起しましたよ…」

「ええ~?今、中継してませんよ。嗚呼、しくじったぁ。」

「待ってくれ、それだと俺たちも当事者になるんじゃ?」

「そうだろうな。お誂え向きにも、全員そろっている。」

「シンユウマルもか?」

公海上だったろ?……どこで裁判やるんだ。」

協定違反を罰するときは、両方の種族?…の代表がいないとダメ、と言ってます。』

「三ツ目が代表者なのか?」

ゴジラ側の代表がいないじゃない。」

『既に呼びかけをしている、だそうです。』

「はー。貴方も、こっち来た方が良くない?」

 


逆叉側に訴訟提起の意向があることは、翌日シー・リカオン本部からG国へ伝えられた。しかし、G国が原告をやるとしても、ゴジラ被告として認めることは、被告の「不法行為地」が国外であることだけでなく、CBD名古屋議定書でいう遺伝資源ゴジラは該当しない…と解釈する余地が生じる。だから環境NPOの間では「G国は認めないだろう」という予想が大半であった。それに…


そもそも、都合が良すぎんだよ。」

何となく馴染めない朝食を頂きながら、シンユウマルの乗員も、この話題に乗ってきていた。港のシー・リカオン達とは離れて、首都ホテル提供されており、軟禁されていた砲手長たちとも合流していたが、後者グループは「大使館へ行かなくては」「修理の手配とかあるから」と早々に外出、ホテルの朝食には出てきていない。


「何の都合?大鯱の側は八つ裂きにしたいの我慢してるんだろ?」

「あれは、シー・リカオンが飼い慣らした鯱だろうが。普通そう思うぞ?」

あんなでかいの、どうやって連れてきたんだ?」

「鯱の言ったふりをして、どうぶつ団が訴訟をしたがってる?何でだ?」

「だから人間通り魔とかと同じ扱いにしてやりたいんだろ?」

「なるほどな、ゴジラが鯨だからか。シー・リカオンの都合で訴訟をするというわけだ。」


オーシャン・ハチェットの甲板で、朝食をとっていたシー・リカオン達の間でも。


本部が乗っかるとは…」

「でも、確かに。よく考えると、うちとして他に選択肢がないな。いかに暴れたとして野生動物。G国の”財産”を収穫してあげました、というわけにもいくまい。オルカ側の権利主張も無碍にできないしな。」

「でも、この構図まずくありませんか?」と記者

「なんで?」

最初から裁判をしたがっていたのはシー・リカオンだ…という話になりはしないかと。オルカの言うこととは信じられないでしょうから。」

「え?…だって、あの”通訳”はうちじゃないぞ?」

「そうだったんですか?でも、外から見れば一緒でしょ?」

「……」

「………。」

「あれ、急に無口に?何でです?何か、あるんですよね~」

「それはそうと。三ツ目の奴、ええかっこしいじゃねえ?」

「…何でです?」

若いオルカの素行の悪さ。うちにいるとよく聞くだろ。ちょっとしたギャングみたいだってあいつらがルールとやらに従ってると思うか?相応の罰をもらってると?絶対そんなことない。」

「異種族尊重するように見せて、足下?はボロボロだと。」

「他のオルカも、ゴジラの扱いを聞いたら頭にくる奴もいるんじゃね?」

「まあ、そのあたりも含めて人間ぽいところだな…」

「オルカのことはまあ。それより、シンユウマル感謝の意を示すというのがな…どうなっちゃったの本部は?」

「”ゴジラによるIUU”を協力して阻止した…という理屈らしいぞ。」

「でも、シンユウマルが自ら”囮”になってくれなかったら、捕獲できなかったろうからな。確かに、そのあたりが落としどころだろう。」

「それにしてもG国の方は…”ゴジラ遺伝資源ときたか。」


シー・リカオン本部はともかく、MYキャニー・ロデルやオーシャン・ハチェットなど現場側は、G国の目当てが「遺伝資源」の権利であると思っていなかったので、まんまと利用されたのが非常にこたえていて、その点でも裁判をやる方に傾いていた。


意外なことに、G国は裁判を認めるという。

要は、国際社会が納得するまで、ゴジラ処分を控えるということらしい。


三ツ目の側は、個別傷害事件ではなく、あくまで「国家」として訴訟をすることを主張。「協定」に基づいてゴジラ側に呼びかけを行っているとのこと。


『一ヶ月前からだそうですね』

マリナワールドが襲われる前からか…」

『今は裁判場所を伝えるように、あちこちの……ハブ?……に交代で赴いてるとのことですが、まだ接触できてないようです』

「そのまま接触できないと、どうなるんだ?」

協定では……30日間応答がなければ、代表者抜きでやれるようになってる、と言ってますね』

「ふーん、じゃもうできるのか。」


港にて三ツ目との会見を行うG国大統領。

貴殿、オルカの国を代表しているというお話ですが、その証拠はありますかな?」

『お見せしても良いが貴殿の許しが要る、と言ってます。』

「?…かまわんとも。」


海洋学者が自前のシステムで了承の意を水中音声にした瞬間、見えない影が沖合にすっ飛んでいったような…

「何だ?今の。」「忍者オルカ?」


待たされて苛つき始める大統領。三ツ目に厳しいことを言おうとした瞬間、海面に異変が生じる。無数の三角形海上でひしめきあっている。鳴き声などはいっさい無く、黒い体に波の音すら黙らされる。静寂が、かえって恐ろしい。


しばらく絶句していた大統領


「すごい…数……ですな。」

『ほんの一部、だそうです。公海で待機している者たちの。』

「なんと、EEZ境界がわかると?……まあ、いいでしょう。国連などの見解も同じだといいですな。」


 そのころ、大使館へ来たシンユウマル船長から電話で報告を受けている鯨研内では、現場よりも強い危機感が生じていた。


ゴジラから、訴えられるかも…ということで?」

「そんなのはどうでもいい!公海上のことだ。訴えられても、受理しなければいい。」

「では、何が?」

ゴジラでも鯱でも、訴訟当事者になれるとなれば…どうなる?」

「あっ……!」

「我々は終わりだよ。すぐにUNCLOS加盟国筋へ働きかけねばなるまい…」

しかし、あの……ITLOS行きは避けられても、ICJのほうへ来たらどうなるんで…」

「うるさいぃ!!」



結果から言うと、鯨研側の心配杞憂に終わった。「通訳である海洋学者が”失踪”したのである。おそらく原因はスキャンダル。シー・リカオン海洋学者との過去因縁ネットニュースで「暴露」されたのだ。

金銭のつながり等ではなく、その真逆大学研究予算や優秀な学生達を奪われたのどうので、かなり争った過去があり、今でも犬猿の仲だというのだ。


「有名な話だと思ってたんだが…昔のことだからな。」

「知りませんよ。でも、道理で…いくら誘っても、来てくれなかったわけです。」

「というか、よく今まで協力してくれたなあ。」

「うちじゃなくて、”三ツ目に”協力してたんだろ。」

「まあ、オルカ達には、ヒトのシステムなんかなくても、勝手に争ってもらえばいいわけだしな。」

「G国としては、よくないだろ。」

「あっ、そうか。」


当の三ツ目はといえば、人間側へ何ら挨拶もなくスパッと立ち去った。それを知った記者の落胆ぶりは気の毒なほどで……とまあ、色々あったが。シー・リカオンとしても本件から手を引く理由ができたし、G国とは本来の協力関係に戻ろう…という方針になった、そのときであった。


ゴジラ最後闘争を開始したのは。


突然。厳重な拘束にも関わらず、自らが縛り付けられていたトレーラーを「背負い投げ」し、丁度観察に来ていた政府要人たちを「ぺちゃんこ」にしてからボロボロになった前脚を戦利品よろしく掲げた軍人たちの写真公表されるまで、12時間ほどを要した。

首都居住者たちがアップロードする映像からゴジラの「足取り」を再構成するのがネット上で流行したが、それで視覚化された被害も恐ろしいものであった。

陸軍からは「意外とあっけなかった」との談話公表されていたが、炎上する基地を背景に、横転した戦車や、降着装置まっぷたつにされてつんのめっている航空機写真などが出ていると、やせ我慢しか見えない。

後脚にもナイフが仕込まれていたのを見落としていたのでは?武装テロが仕掛けられたのでは?前脚の写真しか公表しないのは、ゴジラ戦闘力軍事的価値が生じたためではないか?…と、色々な憶測も呼んだ。

もっとも、環境相が真っ先にトレーラーの下敷きになっており、遺伝資源としての価値を主張する者がG国に居なくなったというのもあるのかもしれない。


三ツ目たちの呼びかけに応じる者が現れなかったというのは、要するに…あれが最後ゴジラなのだろう。


大型種の最後。「協定」の当事者たる種族消滅した。三ツ目達の引き際は、そういうことなのだろう。そして。

ゴジラが現れなければ、キラー・ホエール…すなわち逆叉と”話”をする機会もなかったというのも、また真実であろう。」


記者は、そのように終えて。原稿を「送信」した。

2016-08-07

シン・ゴジラ見た。

 テンポはとてもいいんだけど、細かいところが気になっちゃって、今一つ嵌れなかった。

 

 まあそうはいっても、正直なところ「原子力(微)生物」ってどんな描写にしたらいいのか想像つかない…。

 自分で考えようとすると、「原子力」抜きでエメリッヒ版みたいな「ありそう路線」になってしまう。











↓こんな感じ

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グリーンランドバイキング居住地遺跡。逆叉の骨が大量に散らばる中に、奇妙な足跡発見される。

氷河期の巨獣たちが生き残っていたのか? バイキングは何のために逆叉を、危険を冒してまで捕っていたのか?

…訝る学者達。

(生き物としての逆叉の凄さが語られる)


そのころのカナダ

逆叉の「聖地」で、鯨類の研究……特に、逆叉の「会話」を傍受・研究してきた海洋学者が、パニックを起こしていた。


「とにかく、様子が尋常じゃないんだ!」

…と、報道記者やDFO、さらにNOAA必死アピールするが、禄にとりあってもらえない。


「減ってるって言うけど、ここから移動したのかもしれないでしょ」

「オルカに迫る危機…って線なら良いと思いますが、”人類への脅威”みたいな言い方は疑問ですね。恐れながら、入れ込みすぎでは?」

「オルカと人類を同一視しておられる様に見えますよ。」


しかし、すぐに。「北大西洋では、逆叉の個体数は急速に減少している」との見解を、別の科学者も示す。

明らかに何らかの異変が起きている。学会NGOなどに緊張が走るなか、さらに身近なところで事件が起きる。海洋娯楽施設マリナワールド」のスターである逆叉達が。一匹、また一匹と、痕跡も残さずに飼育プールから「消えて」いってるというではないか


通報を受け、マリナワールドに張り込むTV局や警察の目前で。10m以上に及ぶ“何か“が「突入」してきて、最後の逆叉が瞬時に両断される。その様子や、警察ライトに驚いて?凄まじいスピードで逃げる「何か」の不明瞭な映像が放映された。

こいつは一体何だ? いったいどうやって海水導入溝の多段鉄柵を越えているのか? 全世界の注目を集め、前後まっぷたつにされた逆叉や現場の遺留物から、様々な「正体予想」が氾濫する状況に。

そして、報道学者環境保護団体「シー・リカオン」などが州軍とともに詰めかけるのをあざ笑うかのように、100km以上南にある別のマリナワールドが襲撃される。今度は一夜にして12尾の逆叉を全滅させ…たのみならず、施設の大規模な損壊火災行方不明者を出す事態


キラー・ホエールキラー州軍迎撃陣の裏をかく!」

「KWK、ヒトの味を覚えたか?」

 騒動が大きくなって、最初海洋学者に再びスポットがあたるが…。

「頭おかしくなっていたんだ、きっとそうだ…だって、ありえないんだ!」

「どういうことです、あなたは何を見たんです?」

「うぁあっ…勘弁してくれ!」


幸いというのか、北米犠牲はそこまでであった。

今度は、西南アフリカ…。とあるマグロ密漁船が、環境保護団体シー・リカオンのIUU監視阻止船「MYキャニー・ロデルから逃走中に突然、沈み始めたのである。余りに速く沈んでいき、誰も浮かび上がってこない。

マリナワールドからは余りに遠く、KWKと結びつける材料もなかったので、現地国家「G国」海軍に対鑑武装を疑われるMYキャニー・ロデルの乗組員たち。調査で乗り込んできた軍人たちの目前で、軍艦のほうが襲われる。船尾の舵が壊されたのち、水中から飛び出して甲板に跳び乗ってきた”それ”は、あの特徴的な背鰭と禍々しい皮膚を備えていた。

「あれは?…あの、KWKじゃないのか?……しかも、脚があるぞ!」


軍人達は銃撃を浴びせるが殆ど利いてない。シー・リカオン側の船長は、とっさにMYキャニー・ロデル封印装備…「爆発電気銛」を使い、KWKを追い払う。そうこの船は、嘗てノルウェー捕鯨船だったのだ。シー・リカオンとして決して使ってはならない装備を……苦悩する船長


そのころ、マリナワールド遺留品調査していた学者達は驚くべき事実を突き止めていた。DNA解析によれば、KWKに最も近縁な生き物は、鯨類だというのである

(昔は鯨にも脚や頸があった、現世の鯨類から万年前に分岐した…などの蘊蓄が語られる)


「KWKの正体は鯨類と判明。即ち、キラー・ホエールキラー・ホエール!」

ゴンドウ・クジラ類にもっとも近いとされたこから、米NOAAは”ゴジラ”と命名。」

「遺留物の分析からゴジラの表皮や背鰭には鯨類が放つ声…音波を吸収ないし散乱させる性質があると判明した。つまり、逆叉はゴジラ待ち伏せを探知することができない。おそらくはソナーも…」

ゴジラ待ち伏せ型の捕食者であり、ゼロダッシュの加速は凄まじいものがある。」

「頭部の唾液腺のような器官からは、着火性のある炭化水素類を噴出できると思われる…!」


一気に情報が溢れるなか、口をつぐんでいた海洋学者までが、

「あのとき私が見たのは、陸へ打ち上げられるオルカ…を追って、このゴジラも上がってきて。オルカをあの後脚で押さえつけて、前足から飛び出したナイフで……おおぉお!」


さて当のG国では、EEZ内でも出没するゴジラ正規漁船が入漁を見合わせるなど損失が拡大、洒落にならなくなってきた。他国組織からの介入を強く牽制するが、ゴジラ対応できる改装を行うこともままならない。

一方、シー・リカオンに対しては、G海軍密漁対策連携していた経緯から、またKWKが野生動物と判明したことから、G国政府さらなる協力を求めてくる。

しかし、結果的にせよ”鯨類”に銛を向けてしまったMYキャニー・ロデルは、船長も乗組員も動揺が激しく、身動きがとれない状態であった。


一方。

極東の「鯨類研究所」は、ゴジラを”害鯨”と認定、「調査捕鯨に乗り出す」と公表インド洋上の目視採集船「シンユウマル」が、喜望峰を回って大西洋に入る。衛星の合成開口レーダーで同船の動きを追うシー・リカオン。シンユウマルは、かつて南氷洋調査母船シンニチマルとともに、MYキャニー・ロデル挟み撃ちにして、癒えない傷を追わせた仇敵である

しかし。G国が箝口令を強いているため、シンユウマルは、ゴジラがどうやって軍艦航行不能に陥れているか知らない。


そんな中でG国は、シー・リカオン新造IUU阻止高速船「オーシャン・ハチェット」の派遣正式要請した。

ゴジラはヒトを”密漁”しているのです。それで十分ではないでしょうか? それに、貴団体新造鑑には色々”特殊な装備”があると伺います殺処分なら時間をかければ私達でも、あるいはシンユウマルでもできるかもしれませんが…」


実は、G国は。ゴジラ公海などへ追い出してシンユウマルにしとめられるよりも、EEZ内で”確保”するのが望ましいと考えていた。

CBD名古屋議定書に基づき、ゴジラを”遺伝資源”として研究収益化をもくろむであろうグローバル企業達を呼び寄せ「公正かつ衡平な利益配分」を受けられる、「ゴジラ遺伝資源ライセンサー」としての地位を確固たるものにするのだ。米国などで確保した断片程度の”遺伝資源”よりも、生きているほうが価値が高い。そのためにもシー・リカオンは利用できる、と。


そんなG国の本音を知らないまま。G国沖EEZへと急ぐオーシャン・ハチェットは、ゴジラ捕獲」の任務を果たせるのか?





その少し後。

G国沖、公海上に停泊するシンユウマルを後目に、海軍ヘリに先導され、EEZへ入ることを許されたオーシャン・ハチェットであったが……そのあとを巨大な影が追ってきた。シー・リカオン側がそれに気づいたのは、G国の港湾に入った後であった。

もう、ゴジラに追われていた?…身構える乗組員。既に接岸していた同船が、回頭できなくなるほど近くまで、巨体が寄ってきている。

しかし、「ピヨオウアッ!」…という鳴き声で甲板の緊張が解け、興奮へと変わった。


「オルカだよ!本当に大きい…すごい…」

それは20mにもなるかという巨大な逆叉。シー・リカオン等では、通常の逆叉が子供サイズに見える望遠写真で有名な個体だ。頭頂部にも、目の後ろのアイパッチと似た白い紋様があるため、「三ツ目」というコードが与えられている。


「三ツ目が、一頭だけ?」

「南から、シンユウマルを追ってか?あいつら、オルカの群に何かしたのか?」


から来たオーシャン・ハチェットについてきた筈はないから、ある意味当然の発想であったが。レーダー履歴は、シンユウマルが脇目もふらずにやって来たことを示していた。


「ウオイヨ、ニアァーウイウッ、プペラポポ~」

「やたらとアピールするな…」

「野生のオルカが一頭で港へ来て、こういうのって…とっても珍しいですよね」

「やっぱり、ゴジラのことじゃないですか?」


最後質問をしたのは、同船に同乗していた記者である。既にG国のモバイル通信網を経由して、映像送信を開始していた。

そのわずか5分後。記者スマホに着信があった。例の海洋学からである


『三ツ目が来てますよね?』

「もうキャッチですか…!」あきれる記者

『これ、見せられますか?』


海洋学者は、G国検閲済みゴジラ画像プリントを抱えている。甲板に大型ディスプレイが引き出され、大写しにして、色を少しずつ調整していくと…


「パアアアアアアア!!!」と、すごい大声。


「ほんとかよ。」

「ほら、そうでしょう?」

発音や解析の環境も一式用意していますので、画像を併用すればある程度通じるかと』

「え、ここでやるの?」

『ここまで積極的ですから成功率高いと思います


港へ出てきたG国政府の面々も、この状況に驚いたものの。三ツ目がゴジラ接触したがっていることを、すぐ納得した。


「何で、勝手に探さないんだ?」

一言入れてから、ということなんじゃ?」

『”わたしが囮をやる”と言ってますね…戦闘態勢に入ったオルカには手出ししてこないから、と。』

「何だ、古馴染みなのか?」

『大昔からのつきあいで、協定のようなものがあるそうです。それを破ったのだと。』

「あれだけ狼藉働けば、そうだろう…というか異種間のコミュニケーション、初めてじゃないんだ?」

『北のオルカはエコロケーションに頼りすぎ、だそうです。』

「あの。そういうの、貴方自身見解ではないでしょうね?」


こんな感じで。ディスプレイの中から、図版を沢山抱えた海洋学者が色々言うのに、誰もが半信半疑になりつつ。ともかく大逆叉の意向にそって「作戦」を組み立てることになった。


翌日。MYキャニー・ロデルが舷側に大布を吊し、そこに仮病の三ツ目を「収納」して、囮の役割を担う。かなり距離をとって、「ゴジラ対策」を施したオーシャン・ハチェットと海軍巡視艇2隻が追っていく。誘いを掛けるために、三ツ目は自らの血液までも提供した。


ゴジラ巡視艇の後方から現れた。急拵えの「枠」に阻まれて舵を壊せなかったものの、舷側に前脚を掛けて甲板に飛び乗ってきて、自重でロールを抑える。もう一隻のほうの甲板に軍人達が現れ、速度を落として併走しながら銃撃を加え始める。ゴジラは音もなく跳躍するが、足場になった側の船は強烈にロールしてひっくり返った。

ゴジラは、もう一隻の舳先に「着地」したかと思うと、そのまま海へ走り抜ける。その反動で急激な回頭が生じ、底を見せた一隻目に激突。軍人達も海に落ち、海軍は脱落を余儀なくされた。


「あれ、助けなくていいのですか?」と記者

ある意味、予想通りだろう。後方から救助が来るので、こちらは海岸に沿って遠ざかった方がいい。」

『もう外してくれ、だそうです。』

三ツ目の鼻先、海上すれすれにあるディスプレイの中で海洋学者が「通訳」した。一旦リリースすれば、意志疎通は難しくなるだろう。


「き、来たぞ…?…来たぞォオ!!」

保護布を巻き上げつつ、全速で離脱!」

三ツ目の巨体が音もなく沈み、MYキャニー・ロデルの起こした波だけが広がっていく。


「どうなりましたか?」

「あれ…?」


三ツ目の役割は疲れさせるだけ、の筈だが。水中で決着がついてしまったのか?…と全員が思い始めたときもつれあった巨大な塊が海面から飛び出したのは…


あんな後ろで!」

ハチェット、無視されてるぞ…」

「というか、さっきの軍のほうに向かってる?」

大口叩いてたけど、馬乗りされてなかったか?三ツ目。」


オーシャン・ハチェットは、搭載の無人デバイス類を離鑑させていたが、標的に「無視」されてしまったので回頭を始めていた。


「三ツ目に戻ってくるよう伝えられないか?」

「もう無理だろう」

「こっちに誘導してくれないと、まずいぞ?」


実際、流され続ける巡視艇公海に近づいていた。ゴジラはその「障害物」を巧みに利用して、三ツ目と渡り合っている様子である巡視艇の乗員は救命具でひとかたまりになって、二体の闘争から距離をとっていた。

そして、それを観測しているのはシー・リカオンだけではない。「調査」と書かれたブルーグレーの船体に白いブリッヂ……軍艦じみた奇妙な船の操舵室でも、どよめきが広がっていた。


「わざわざ足場を作ってあげてるとは…」

「何とやりあってるんだ、ゴジラさんは?」

「あれ、鯱じゃないか?」

あんなおおきい鯱がいるかよ!」

「上を飛んでいるのは何だ?どうぶつ団の連中のか?」


既に公海上であり、シンユウマルが接近していた。乗員達があわただしく動き、捕鯨砲の準備を行っている。

その鑑影を見て、シー・リカオン側に殺気が走った。


キャッチャーボート接近。シン……ユウ……マル……あれは"シンユウマル"だ!」

「こっちくんな、ポーチャー。」

「雷落としてやれ!」

冗談でも止めろ。裁判いくら掛かったかと…」


オーシャン・ハチェットから操られる飛行ドローンフリゲートバード」は上空で落雷装置を吊り下げたまま、ゴジラの疲れを待っている。同じく潜水ドローンバスケットスター」も特殊装備「ハイロメデューサ」を解放するチャンスを伺っていたが、目まぐるしく移り変わる二体の戦いに手を出す隙がない。

そこへ、速度を上げたシンユウマルが突進してきた。


「ああ、下がってくれ!」

「無理だ!手を出すなぁ!」

…と、若干芝居がかった嘆き声が響きわたるMYキャニー・ロデル船内。公海に出たので、例の記者がTV中継を開始したためだ。シンユウマルへの罵声は(なるべく)控えている。


「いやぁ、下がりませんとも。」

情報戦だなあ。うちも南アに寄って記者でも乗せればよかったかな?」

「よしましょうよ。」

…と、余裕を見せるシンユウマル側では、少し前に”クーデター”が起きていた。

 共倒れを狙い待機する方針を打ち出した砲手長が、大逆叉に畏敬の念を抱いていることを、若手の乗員達に見抜かれたのだ。

 鯨研の「情報戦」に晒されて育った世代にとって、鯨類へ「食品」や「天然資源」以上の評価を与えようとするのは許し難い裏切りであった。

 そして「鯱」はある意味、シー・リカオン象徴であった。この状況は、シー・リカオンが逆叉を操っているようにも、逆叉がシー・リカオンを操っているようにも見える。

 ゴジラと大逆叉。どちらに銛が刺さっても別に問題はなかろう?…この方針に反対する「年寄り」達は、船底の一室に軟禁されることとなった。


 迷いの無くなったシンユウマルが急速に二体へ接近する。三ツ目は深度をとっているのか、ゴジラはひっくり返った巡視艇の側で小休止している。

 絶好のチャンスに食らいつこうとするシンユウマルは、ゴジラ挑発しようと高度を下げていたフリゲートバード直下に入ってしまい、軽く「落雷」を食らってしまう。落ちた先がライトニング・ロッドではなかったため、諸々のシステムが停止し行動不能になったところをゴジラに襲われ、舵を破壊されてしまうシンユウマル


邪魔をするから!」

「いや、チャンスだ……シンユウマルの向こう側へ”手”を掛けようとする筈。急げ!」

バスケットスターハイロメデューサをパージします!」


 これまでのゴジラ船舶襲撃パターンから、先を読んだ指示が乱れ飛ぶ。水中ドローンから無数の「浮き袋」が密集状態で放たれた。膨らみながら急速に浮上していく。ゴジラ側の選択肢制限し、空中ドローンの「雷」を当てやすくするのだ。しかし…この状況では、またシンユウマルの側へ落ちるかもしれない。


 しかも、ゴジラは先程の「落雷」をちゃんと見ていた。舷側から上がろうとせず、上方を警戒して、すぐ潜行しようとする。そこにハイロメデューサが、相互に繋がった無数の「浮き袋」が浮き上がってきた。このまま押し上げられるとまずい…そう判断したのか、ゴジラはシンユウマルを蹴って距離をとろうとした。


「今だ。」「落雷機、投下ァ!!」


 フリゲートバードは、ゴジラの進行方向をふさぐように落雷機を落下させる。着水間際に相当なショックが走る筈…しかしその所要時間を見切り、逆に加速するゴジラ


「全速かけろ!ハチェット!」

嗚呼これは…間に合わない…」

「光った!落ちたのか?」

ゴジラ、頭を出したぞ!」

畜生…」


 MYキャニー・ロデルに広がる落胆の呻き声は、途中から歓喜の驚きに変わる。


「あそこ、三ツ目が!」

ゴジラ、様子がおかしいぞ?」

「痺れてるな…うまく泳げてない」

クリックアタック、食らわせたのか!」

「ぶちあてろ…ハチェット!!」


 三ツ目が発射した「超クリック音」を

2016-08-06

ゲイアウティング事件について語る

自分LGBTのいずれかであるが、カミングアウトすることには相当な勇気必要なのは理解出来る。

NHKだったり先進的なメディアではLGBTは異常でなく個性であり、分け隔てなく扱うべきというスタンスが目立つ。

それだけを見ているとまるでマイノリティに優しい世界のように見えるが、現実はそこまで進んでいない。

平等に見えるのは企業でもそこそこいいところだけであって、コンプライアンスが昨日していないような会社では平気で差別がある。

 

ましてや学生コミュニティでは(一部大人コミュニティでも)「弱い奴が悪い」という価値観リア充の中に蔓延しており、

もちろん、頭のいい人間が集まる場合部分的に慈悲や思いやりを見せる場合もあるが、それは偏屈コミュニティの中でのパフォーマンスに過ぎず、

本気でそういう人間と関わるのは面倒だから当たり障りのない対応をするというのが基本であり、

関わるほどにマイノリティマジョリティの溝のようなものはまだまだ埋められないと感じるだろう。

だってキモイじゃん」というのが正当な理由として扱われているのが現状なのだ

 

漫画なり動画なりアニメであっても、同性愛者やトランスジェンダーネタキャラキワモノとしての扱いであり、

受け入れられるのはそれをネタにして道化を演じることができるモノのみである

努力・友情・勝利には不要なのか、決してそういうサブキャラクターの辛さについて語られることはない。

自分自分であることの苦痛だったり、正体を隠して生きなければ人狼のごとく批判対象になってしまうという、

まるで亜人のような、B級人間であるかのような感覚普通の人は理解できない。

 

髪や肌の色が違うこと(もちろんそれによって苦しむ人もいるだろうが)とは違い、そうであるが故に尊厳を踏みにじっていい対象になってしまうことの屈辱と辛さは、目の見えない人に視覚を伝えるようなものなのだ

この部分は個人の感受性に大きく影響を受けるため、当人がどの程度それに苦痛を感じるかには個人差がある。

そのため、その苦痛が大きい人ほど、アウティングによるダメージは蓄積していくだろう。

 

彼が弱かったから悪いという意見があるが、それは存在のもの否定するのに等しい。

受け入れられない人間は受け入れられないのだ。

物理的なアレルギーがあるように、心理的アレルギー理解しなくてはいけない。

学生のノリで劣っている人間嘲笑対象にし、優越感を得たいという心理理解出来る。

しかし、それを咎めることができないこの世の中では、こうして裁判になり、世の中に取り上げられ、

人を貶めてはいけないという事実を全員で再認識する必要があるだろう。

 

一部の人間は裁判までするなんてと、裁判をすること自体がおこがましいという意見もある。

それは彼らがゲイ差別しているからだろう。

社会に受け入れてやっているのに裁判までして、たて突くのかと彼らは感じているのだ。

性同一性障害当事者裁判を起こした時の反応もそれに基づくだろう。

結局、彼らはいつまでも弱者のままで、会社に運良く入れてもそういう事情文句が言えない環境にあることが多い。

そういう不遇や不平等を解消するためにも裁判という手段があることを知ることが、弱者にとっての唯一の武器になるのだ。

 

結局、まだまだこの世の中は弱者を叩き、不条理なことをし、不正を働いたとしても、

それを咎めることで自分に悪影響が及ばなければいいやと考える人間で溢れかえる限り変化はないだろう。

そういう見過ごす者たちが責任を取らされる立場にならない限り、何も変わらないのだ。

きっと、普通人間はそのリスクコストから逃げたいばかりで、本当の意味でみんなが過ごしやす社会なんてものは求めていないのだ。

2016-07-31

シン・ゴジラ鑑賞メモ

微妙ネタバレあり。

見て来た!!!!!!!!!

ハンパなく面白かった…!!!!!

時勢的な意味もの凄い時期にもの凄い映画公開されちゃったなって思ったけど、めちゃくちゃ面白かった…!

夏休み時期映画だけど、ちょっと子供向けではないね。きっと読めない漢字字幕役職名など)もたくさんあるので。

から隅まで庵野監督が作ったんだな〜と思える最高傑作でした…。

じっくり何度も行き来して観たいのでDVD出たら絶対買う事決定。

カット割と構図が庵野監督。完全実写以外(庵野監督場合アニメ)の場合だと「カメラ絶対に置けない場所」なんてものはなくて、どんなアングルからでもあらゆる構図が作れるけど、この実写作品でも普通にやってたw

印象づけるために、特別なシーンとして変わったアングルを作ったりってのはあると思うけど、普通にどってことない部分でもそこにカメラ!?みたいなのがいっぱいありましたね。

冒頭、受話器を置くシーンでいきなりそれが始まってめちゃくちゃ興奮した。

戦闘シーンはいわずもがな、それ目当てで観に行った自分としては「やっぱり自分庵野監督戦闘シーンが一番好き」って再確認できました。

ここに関してはあんま言わない。

いやいやそんな手法はって思うかもしれないけど、以前ヘリで水撒いてたの思い出したら「使えるものはなんでも使う」のは当たり前ですよね。

色んな俳優さんがたくさん出てるらしいことは知ってたけど、あの人がこんなところに!とか、えっこの人でてるの!?みたいなのもたくさんあって面白かったw

しか有名人出して話題性出してやろう根性よりもホント適所適材の配役が多くて、こういう立場の人はこういう顔してそう〜とかこういう偏屈そうな性格してそうだよねって思えてとってもよかった。

配役よかった過ぎて誰の話をしたらいいか…。

石原さとみさんほんと素敵だった。最初ルー大柴かな?って思ったけど全然ですわ。あまり(というかほぼ…)彼女の出てる作品観た事なかったんですけど綾瀬はるかさんみたいなあの世代のほんわか可愛い感じの方なのかなって思ってたので驚いた。

「若く、かつ大胆で、セクシーさもあり、賢くしたたかで、それでも年相応に夢見がちで、残酷になりきれない部分がある」これをまとめて一つにして威風堂々と演じてらした。

長谷川博己さんも似合ってたね〜。そこそこ地位の高めの政治家。かつ主役。もの凄いイケメン顔じゃないところがとってもいい。上司竹野内豊さん、部下に高良健吾さんだからね、主役までどイケメン顔にしたらどんだけドリーム映画だよって感じ(政治家こんなイケメンばっかじゃないだろ的な)するし、あっさりさわやか・清潔感たっぷりで「こういう若手政治家いるよね」思える。そして長谷川さんと正反対のもろ政治家顔の松尾諭さんが悪友というか信頼してる仲間議員というこの顔の配役の絶妙さ。これは計算されてないかもだけど、部下の高良さんの方が背が低くて、二人が並んだり前後で歩くシーンでどっちが上役なのか視覚的に感じれるのもとてもいい。

余貴美子さんも凄くかっこよかった。防衛省大臣だよね。そこに女性を置くって配役がまたうまい。ずるいよね〜。硬派な女なんてかっこいいに決まってるわ!

今まで過去ゴジラ関係映画みたことないけど、「現実日本に、ゴジラが攻めて来たらどうなるか?」っていう映画なんですね。

架空の超強力な組織もないし、特別な才能を持った人もいない。学者政治家がそのとき持っている知恵と人脈と能力を糧に未知の生命体に対抗するって話でした。

すっごい考えさせられた。

未知の生命体を侵略してくる仮想敵国歌に置き換える事はできないけど(なぜなら未知ではないから。軍事力はある程度わかるし。)侵略されるってこういうことなんだな、と思った。

そして有事の際に、政治的方面から見ると自分の国はこんなに弱いんだとも思った。

これは映画から、実際はどうかは本当のところはわからないけど、3.11の時、どうだったんだろうとは思った。

もしそういう日が来たら、あ、来ないとは絶対に断定できないだってイラク戦争はたった13年前の話しだし、シリア騒乱は2011年から今でも続いてるし。戦争現実にまだ起こってることだからね。

もしそういう日が来たら、こうなるのかなと思うとホントになんか胸が詰まる思いで魅入ってしまいました。

自衛隊の扱いとかね。政治家は軽く「行け」っていうし、特定の層は抗議活動してるし、それでもまっさきに私たちの為に体を貼って死んで行くのは自衛隊なんだと思うとなんかもうほんとね。たまらない気持ちでいっぱい。

同じ人間で、同じ重さの命なのに「どうしてそこまでできるのか」って気持ちと「親兄弟気持ちを考えると死んでしまったら悲しい」って気持ちと「意志の強さと尊さに感動する」って気持ちと、とにかく入り乱れてなんとも言いようのない気持ちになってはっきりと理由はないけど、途中から泣きながらみましたよ。

またその亡くなる若い命が斉藤工さんなんですよね。モブじゃない配役最高。有事の際には彼のような男が死んで行くって思ったらほんと泣ける。

なんていうんでしょうか。軍人Aじゃなくて、顔もしゃべり方もこんな感じの人柄もなんとなく知ってる人が理不尽に亡くなるってこんな切ない事なのかと痛感したというか。切ない。

小出さんもそうだよね。ああい若者最前線にかり出されるんだなって思った。

凄い考えさせられる。

やっていいルールはあるけど、前例はないか自衛隊を使っていいのかとか、国民が一人でも被害を受けそうなら一切作戦はできないとか。

大義の前に一人の命なんてどうでもいいって意味じゃなくて、ロシアだと普通に人質ごとガス責め作戦実行(モスクワ劇場占拠事件)してたし各国なんだかんだいってそういう風潮あるけど、自国民を守るのが使命っていう信念をどこまでも通し抜こうとするとことか凄いなって思う。

果たして現状、実際の自衛隊にきちんとした立場と栄誉は与えられているんだろうか?有事の際だけ駒扱いじゃないだろうか?悪い意味で日陰者なんじゃないだろうか?

海保消防警察と同じくらい尊敬される職業であってほしいな、と思う。

憲法上の存在云々の問題は色んな思想国際的問題もあるからそのあたりに関してはなんとも言えないけど、実際の実務としてはなくてはならない職業だと実感しました。

と、いう内容を含むので右だ左だ強烈な思想をお持ちの方を刺激しそうな…気もするけど、思想のせいで善しも悪しも語って欲しくないなというのが思うところ。

これは、娯楽だから

あ、エヴァの続編は別に遅くなってもいいです。そりゃ仕方ないよねって思わされる作品でした。

※TOO YOUNG TO DIE!もめちゃくちゃ面白かった!

※次に見たいのはスーサイド・スクワッド

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