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はてなキーワード: 外交政策とは

2018-10-09

anond:20181009014544

個人的な印象を言うと言語学なんかは何語でやっても比較大衆から信頼されると思うよ。良くも悪くも金にならない学問だし。でも政治思想と関わる社会学なんかはどうやって陰謀論が出てくる。御用学者もいれば、マルクス主義の流れだってある。そんな党派性が当たり前にあるなかで自分大学教員としての学問性を担保できるのは海外査読英語論文だけなんじゃないだろうか。

最初増田でも書かれてたけどさー、言語別の研究蓄積の偏りみたいなのがあって、ぶっちゃけ日本社会に関する研究とかだったら日本語の方が圧倒的に詳しいしむしろ英語圏の研究に偏りがあったりすることがあるんだよな。オリエンタリズムみたいな偏見があるとかさ。

前に英語圏の大学Ph.D.獲った日本人日本史研究者も、日本語圏での研究蓄積をぜんぜん踏まえずにトンチンカンなこと言ってる、って評判になってたな。

英語圏の日本研究にもすぐれた業績が多く、見習うべき点も多いけど、やっぱり日本での蓄積にはかなわないんですわ。ただ彼らの研究には日本出身日本研究者にはない視野がある。そういう意味もっと海外交流しようというのは賛成だけど、別に英語圏が研究最先端ってわけじゃないんだよなあ。

日本には日本バイアスがあるし、英語圏には英語圏のバイアスがある。アルミニウム密度日本で測定しようがアメリカで測定しようが同じだろうし、ドイツ人アイディアだろうがインド人アイディアだろうが数学世界では同じなのかもしれないけれど、人間社会研究する学問ではどの言語研究したって党派性は出てしまうんですわ。だからって開き直るんじゃなく、そういう党派性バイアス存在自覚した上で文献を読み書きすることが必要なんだけどね。学問ってそうやって先行研究批判的に継承した上に自分発見を付け加えていくものだと思う。

日本研究標準語日本語しろアメリカ人だろうがフランス人だろうが日本語論文を書かないと無価値だ、という流れになって、結果的日本語での研究が国際化する、という方向性個人的にはありだと思うんだけど、連中なかなか日本語で書いてくれないんだよなー。日本語の方が研究蓄積厚いのにね。まあそれはお互い様ということで、私らもイギリスドイツについての論文日本語で書かせてもらってますアメリカ人の東洋史研究者がみんな日本語中国語論文を発表し、英語論文を書いてもアメリカアカデミアでちっとも評価されない世界が訪れるなら、私らも現地語で論文書いてないやつは無価値主義転向してもいいんだけどね。

あとついでに言うと経済国際関係絶対英語でやってくれ。自国経済外交政策運営世界の潮流に裏打ちされてないなんて知ったら国民不安になるじゃないか

経済学についてはしょーじき、文系の中でもかなり「理系」的なとこなんで、どうなってるか純粋に人文系の俺にはよくわからんが、こないだ香港頭脳流出してた若手経済学者とかいたから、英語で書いてんじゃね? 知らんけど。

anond:20181008215814

論文を読めない素人さんあるいは専門外の人たちに何をベースに信頼を担保するのかという問題なのでは?

日本学会誌日本語で論文出したよって言っても、著者は偉い先生弟子で、審査委員は全員その先生に逆らえない、あるいは論文の内容に関して政府から圧力が入ったって情報あるいは噂話が入ったら、論文の中身を自分検証できない人は著者を信じることを躊躇しちゃうよね。理系英語誌でもそういう贔屓の問題は起きないわけじゃない(実際米国でのコネが効くといわれている)けど、国際的中立そうな権威から認められた論文のほうが大衆からの信用を勝ち得るというのは事実だと思う。


実際内容検証する人たちからすれば、それこそ全部arXivでいいし(分野によっては無名学者arXiv投稿しても読む人数が少ないのではという問題はあるが)、一つ一つの論文重要性まで加味するなら、そもそも論文や発表の「件数」を数えること自体無意味だよね。で結局は人間同士の信頼の話になるんだけどそれはコネと腐敗の温床であって、文系アカデミアは今まさにその腐敗を指摘されてるんだと思う。


個人的な印象を言うと言語学なんかは何語でやっても比較大衆から信頼されると思うよ。良くも悪くも金にならない学問だし。でも政治思想と関わる社会学なんかはどうやって陰謀論が出てくる。御用学者もいれば、マルクス主義の流れだってある。そんな党派性が当たり前にあるなかで自分大学教員としての学問性を担保できるのは海外査読英語論文だけなんじゃないだろうか。


あとついでに言うと経済国際関係絶対英語でやってくれ。自国経済外交政策運営世界の潮流に裏打ちされてないなんて知ったら国民不安になるじゃないか

言語とか文化はいいんだよ。そういったもの国民はある程度の税金投入の必要性を感じてる。でも対立する社会政策や怪しい経済や国際論争に税金が投入されているのではないか懐疑的になって税金を出すのをやめろという勢力が出てくるのは止められない。「自分たちは正しい」と居座るのでなしに、そういうのに答えていくのも科学者仕事なのでは。

2018-09-16

anond:20180916084900

経済政策

恩恵を受けられたんですね。いいと思います

ただ長期的に見ると国によって株価が維持されている状況なので、市場経済的に健全とは言えません。

明確な出口戦略もないです。

まり国が市場からお金を引き上げようとすると株価暴落する可能性が極めて高いです。

外交政策

安倍さんは対ロ会談で毎度プーチン遅刻されているんですよ。

あと北方領土問題解決しないで平和条約を結べ、と言われています

またトランプ対日貿易関税を追加されています

それに相場より高いお金兵器を買わされていますし。

これは外交が上手なんでしょうか?外交がうまくいっていると思った具体的な理由は?

麻生プーチンの肩を叩いて談笑している写真はいらないです)

憲法改正

私も絶対護憲という立場ではなく、世界平和観点から自衛軍存在を明確に認めることは良いと思っています

しか自民党改憲草案ではそれだけはなく国民人権を縮小・制限する方向で書かれています

自衛軍を持つなら持つで米軍占領排除すると打ち出すべきです。

陰謀論的になってしまますが、国内大手電機メーカー軍需産業としての側面もあり、

それらが衰退しているいま、国家軍拡化は経済界から要望とも見るべきと思われます

飯の種にならない兵器国税が費やされて割りを食うのは庶民ですよ。

森友加計問題では決定的な証拠がいくつも出ていると思うんですが、あれ以上何を求めるんですか?

疑いがなければ公文書隠蔽改ざんする必要もないと思いますが。

あなたの論は全体的にふんわりしているので、なぜネトウヨ(もしくは親安倍)になったのか、もっと具体的な事柄を明示してくれると幸いです。

anond:20180916081855

経済政策

実家が株で儲けた

就職もすんなり決まった

外交政策

この世界情勢の中歴史的外交下手な日本的にはうまくやってると思う

なんにせよ外務省にだけ任せるよりマシ

トランププーチンで言えば麻生の方がやり合えるかも

憲法改正

9条はとっとと改正した方がいい

外交が弱いのも結局武力いからなので

こんな感じかなぁ

森友加計問題に関しては疑惑というには決定的な証拠がないか評価しようがない

2018-07-18

靖国神社国家神道)とオウム真理教

靖國神社明治2年(1869)6月29日明治天皇の思し召しによって建てられた招魂社が始まりで、明治12年(1879)に「靖國神社」と改称されて今日に至っています

明治維新天皇が作った神社なんだね。

 

戦後GHQ1945年12月15日神道指令を発布した。

GHQは、占領間中靖国神社の存続の容認を苦慮している。

信教の自由観点から、慎重に時間をかけて調査している間に、国際情勢が変化し、アメリカは、ソ連を中心とした共産主義国家に対抗することに外交政策軸足を移した。

靖国神社の存続容認に、いわゆる逆コース、もしくは、「日本の非軍事化民主化の促進に重点を置いた政策から日本共産主義国家に対抗するアメリカ同盟国に変える政策」という政策変更が、作用したと見られている。

 

GHQによって、日本戦争に駆り立てた宗教神道)は禁止されたけど、アメリカソ連冷戦で、見直しになった。

GHQ靖国神社OKにした。

外国から見ればA級戦犯でも、日本人にとっては同胞なので、日本人も靖国神社容認/参拝している。

 

オウム真理教事件を起こしたが、信者たちはいまだに教祖尊敬している。

オウム信者と昔の日本人は、似ている部分もありますね?

 

anond:20180718205646

2018-06-27

一度、日本共産党に国政運営させてみたい気もする

低能先生はじめ、40代ロスジェネ世代を今後どうするのかについて、少し考えてみた。

今の日本で一番お金を持っているのは老人と大企業ということになっている。

老人は金を貯め込んだまま何もしないし、大企業は完全に成熟し切った日本市場無視して、海外市場展開のために資本投資し続けている。

もし日本共産党政権を取ったら、これらから金を取り上げて、どうやって再配分するのか、怖いもの見たさで気になるよね。

正直言って、自民党政権財界地方選挙区とのしがらみが大きすぎて、自民党にはロスジェネ世代を救うのは無理だと思う。

そこで、本当に日本共産党政権をとらせてみる。

日本共産党政権を取らせるリスクとしては、内政はともかく、すぐに近隣諸国謝罪賠償を始めて、日米安保条約を廃棄して、日本領土中国共産党に売り渡す可能性が高いこと。

自民党外交政策については国民も認めているので、このままでいい。

から外交政策自民党やらせて、内政については共産党にまかせる(自民党共産党は互いに干渉しない、という形の連立)。

2018-06-09

拉致問題ってそこまで重要か?

北朝鮮家族や友人を奪われた人たちにとっては確かに重要だ。

だけど、国の外交政策上は他にもいろいろ重要論点があるんじゃないのか。

それだけというわけにはいかんだろう。

なんで北朝鮮絡みになると二言目には拉致問題ばかり言っているのだろうか。

それより日本はいまの新しい潮流に乗って、日本国益を最大化すべきじゃないのか。

宥和ムードが出来たほうが、拉致問題だって話し合いやすいんじゃないのか。

2018-03-16

安倍退陣で良いと思う

単一政権が長期に続きすぎるのは良くないので

森友関連で安倍問題があるとは思わないが

これを契機に今の任期終わりで交代することが望ましい

問題は誰に継ぐかなのだけど、今の経済外交政策を引き継げ

かつ総理大臣としての格を持った政治家が思いつかないのが悩ましい

2017-06-11

白紙に戻せぬ遣唐使教科書の読み比べ)

山川出版日本史の何がすごいのか、さっぱり分からない」

http://anond.hatelabo.jp/20170604204919

これの筆者です。

id:netcraft3さんに「このままシリーズ化してほしい」と言われたんですが、そのつもりはないです。歴史学に対してろくな知識もないから恥をかきそうだし、人気の増田国会ウォッチャー)みたいに注目をあびるのは恐ろしいです。

  

なので今回で最後になるかもしれませんが、ひとまず「遣唐使」について見ていきましょう。

山川出版社『詳説日本史』の「遣唐使」という項は、次のように書かれています。全文引用します。

618年、隋にかわって中国を統一した唐は、東アジア大帝国をきずき、広大な領地を支配して周辺諸国に大きな影響をあたえた。西アジアとの交流もさかんになり、都の長安(現、西安)は世界的な都市として国際文化が花ひらいた。

東アジア諸国も唐と通交するようになり、日本から遣唐使は8世紀にはほぼ20年に1度の割合で派遣された。大使をはじめとする遣唐使には留学生・留学僧なども加わり、多い時には約500人の人びとが、4隻の船にのって渡海した。しかし、造船や航海の技術はまだ未熟であったため、海上での遭難も多かった。遣唐使たちは、唐から先進的な政治制度国際的文化をもたらし、日本に大きな影響をあたえた。とくに帰国した吉備真備や玄昉は、のち聖武天皇に重用されて政界でも進出した。

朝鮮半島を統一した新羅とも多くの使節が往来したが、日本は国力を充実させた新羅従属国として扱おうとしたため、時には緊張が生じた。8世紀末になると遣新羅使派遣はまばらとなるが、民間商人たちの往来はさかんであった。一方、靺鞨族や旧高句麗人を中心に中国東北部建国された渤海とは緊密な使節の往来がおこなわれた。渤海は、唐・新羅との対抗関係から727(神亀4)年に日本に使節を派遣して国交を求め、日本も新羅との対抗関係から渤海と友好的に通交した。

これはひどい遣唐使派遣再開が何年だったかという記述がありません。

そもそもこの派遣が再開であるという基礎知識すら、この教科書では把握できません。ページを戻って第2章「1,飛鳥の朝廷」の「東アジアの動向とヤマト政権の発展」という項では、「倭は630年の犬上御田鍬をはじめとして引き続き遣唐使派遣し」たとあるのですけど、その後にしばらく派遣を中断した時期があることは記載なし。

一時期は中断していたからこそ、702年の派遣再開に歴史的意義があります。第1回の遣唐使派遣が630年ですから、何と、まだ大化の改新をやっていない時代ですよ? それくらい古い時代から派遣していたにもかかわらず、多くの教科書8世紀初頭の出来事として遣唐使のことを説明するのはなぜでしょうか。それは再開というターニングポイントを重視しているからです。本書もそれに従って、「3,平城京時代」という単元に「遣唐使」の項を配置しています。それならば、中断・再開の経緯について説明を載せるべきです。

  

ちなみに、他の教科書では、遣唐使派遣再開についての説明が次のようになっています

7世紀前半にはじまった遣唐使は、天武・持統天皇時代にはしばらく中断されていたが、702年久しぶりに難波津を出発した。」

東京書籍日本史B』(日B 004)

「また政府は、8世紀のはじめに遣唐使派遣して、669年以後とだえていた唐との国交を回復した。」

実教出版日本史B 新訂版』(日B 014)

「日本は唐の文化積極的にとり入れようと意欲をもやし、ほぼ20年に1度くらいの割合で遣唐使派遣した。」

山川出版社高校日本史 改訂版』(日B 017)

白村江の戦いののち、30年あまりとだえていた唐との国交が、701(大宝元)年の遣唐使任命によって再開され、以後、遣唐使がたびたび派遣された。それまで、半島から渡来人新羅などに学びながら、ある程度の国家体制を整えてきたが、この年の大宝律令とともに、唐との直接交通を始めたのである。」

桐原書店新日本史B』(日B 011)

律令制度を整えた朝廷も、702(大宝2)年に遣唐使を復活させ、唐の文物制度摂取につとめた。[中略]

こうしたなか、朝廷は新都の造営や貨幣鋳造、国史の編纂などを次々に実行して、中央集権体制にふさわしい国家づくりに励んだ。」

三省堂日本史B 改訂版』(日B 015)

  

引用者注教科書のページを戻って「白村江の戦い国内体制の整備」の項では、白村江の戦いののち、遣唐使が「669年を最後に中断した」という記述あり。]

この中では、桐原書店ダントツに優れていると思います

遣唐使が中断していた理由もわかるし、大宝律令の制定と遣唐使の再開という2つの出来事を結びつけて理解することができます

  

三省堂記述おもしろいです。私は前回、この教科書について、「時代の流れがよくわかる」「時系列にしたがった記述が多い」というようなことを書きましたけど、ここでもその特徴が出ています

大宝律令の制定、平城京への遷都、貨幣鋳造、国史編纂というのは国内政治です。一方、遣唐使新羅・渤海との関係は、外交政策です。普通教科書はこれを別項に分けますが、三省堂はこれを同じ項にまとめて一つの時代様相として語っているのがすごい。

  

東京書籍実教出版も、中断・再開に触れています。その点は『詳説日本史』より絶対にマシです。

  

山川出版社高校日本史 改訂版』(日B 017)は、教科書のページ数が少なくて、内容もぺらぺらに薄いです。『詳説日本史』と同様、これでは大雑把に奈良時代の初め頃だったということしか分かりません。(しかも正確には702年に派遣再開されたので、これを奈良時代出来事と把握すると誤りになります)

  

  

  

東大入試でよくわかる遣唐使

東大入試2003年)は、遣唐使の本質にせまる問題を出しています

次の(1)~(4)の8世紀の日本の外交についての文章を読んで、下記の設問に答えなさい。

(1) 律令法を導入した日本では、中国と同じように、外国を「外蕃」「蕃国」と呼んだ。ただし唐を他と区別して、「隣国」と称することもあった。

(2) 遣唐使大伴古麻呂は、唐の玄宗皇帝元日朝賀(臣下から祝賀をうける儀式)に参列した時、日本と新羅とが席次を争ったことを報告している。8世紀には、日本は唐に20年に1度朝貢する約束を結んでいたと考えられる。

(3) 743年、新羅使は、それまでの「調」という貢進物の名称を「土毛」(土地の物産)に改めたので、日本の朝廷は受けとりを拒否した。このように両国関係は緊張することもあった。

(4) 8世紀を通じて新羅使は20回ほど来日している。長屋王は、新羅使の帰国にあたって私邸で饗宴をもよおし、使節と漢詩をよみかわしたことが知られる。また、752年の新羅使は700人あまり大人数で、アジア各地のさまざまな品物をもたらし、貴族たちが競って購入したことが知られる。

  

設問:この時代の日本にとって、唐との関係新羅との関係もつ意味にはどのような違いがあるか。たて前と実際の差に注目しながら、6行以内で説明しなさい。

これの答えがピンポイントで載っている教科書があります

山川出版社新日本史B 改訂版』(日B018)です。これ以外は、どの教科書も上記引用した『詳説日本史』と似たり寄ったりの内容ですからいくら熟読をしても答案を書くことが難しいと思います。(三省堂のぞく。後述)

8世紀に入ると、日本は20年に1度の回数で大規模な遣唐使派遣した。日本は唐の冊封を受けなかったが、実質的には唐に臣従する朝貢であり、使者正月の朝賀に参列し、皇帝を祝賀した。[中略]

一方、日本の律令国家内では天皇皇帝であり、日本が中華となる唐と同様の帝国構造を持った。日本は新羅や渤海を蕃国として位置づけており、従属国として扱おうとした。

白村江の戦いののち、朝鮮半島を統一した新羅は、唐を牽制するために日本とのあいだにひんぱんに使節を往来させ、8世紀初めまでは日本に臣従する形をとった。やがて対等外交を主張したが、朝廷はこれを認めず、藤原仲麻呂新羅への征討戦争を準備した。一方で、新羅民間交易に力を入れ、唐よりも日本との交流が質量ともに大きくなった。現在の正倉院に所蔵されている唐や南方の宝物には、新羅商人仲介したものが多いと考えられる。[後略]

  

山川出版社新日本史B 改訂版』(日B018)

以上に準拠しながら、私なりに要点をまとめておくと、次のとおりです。

  

(1)は、日本が唐から律令を学び、その中華思想の影響を受けたことを言っています。つまり、日本はみずからが「中華となる」という「帝国構造」を作ろうとしたのです。「日本は新羅や渤海を蕃国として位置づけ」て、彼らを野蛮だと侮蔑し、従属国として扱おうとしました。ですが、唐だけは別格です。あのような大国を敵にまわすと、恐ろしいことになりかねません。そういう遠慮があって、唐のことだけは尊重して隣国と呼びました。

(2)は、「日本は唐の冊封を受けなかったが、実質的には唐に臣従する朝貢」をしていたということです。唐の臣下となって朝貢する国々の中にも、その立場にはランクがありました。日本と新羅はともに唐の臣下だったのですけど、日本は新羅より格上の臣下になろうとしたのです。

(3)は、日本と新羅関係悪化について述べています新羅が「8世紀初めまでは日本に臣従する形をとった」ので、その間は関係がうまくいっていました。しかし、新羅が「やがて対等外交を主張」するようになったから、両国関係はこじれてしまったのです。それが最終的には藤原仲麻呂が「新羅への征討戦争を準備」するくらいにエスカレートします。

(4)は、日本と新羅政治的には対立しつつも、経済的には交流が盛んだったという内容です。「新羅民間交易に力を入れ」ました。「新羅商人仲介し」、日本へ「唐や南方の宝物」をもたらしたのです。それは貴族たちが競って購入したがる垂涎の的でした。現在「正倉院に所蔵され」ている宝物も、そういうルートで輸入したものが多いのです。

  

教科書の読み比べをすることの目的は、なにも入試対応するためだけではありません。

例えば『詳説日本史』には、最初引用したとおり、「日本は国力を充実させた新羅従属国として扱おうとしたため、時には緊張が生じた」とか、「8世紀末になると遣新羅使派遣はまばらとなるが、民間商人たちの往来はさかんであった」という記述があります。この短い記述が伝えようとしていることの本当の意味は、『新日本史B 改訂版』(日B018)のような他の教科書と併読することにより、はじめて正確に把握できるのです。

  

ところで、この教科書の著者は、東大の先生が3人、京大の先生が1人です。本書だけに載っているネタを使って入試問題がつくられたのは、そのへんの事情もあるのかなと勘ぐってしまます

もしくは、これは2003年入試問題ということだから、ちょうど講談社の『日本の歴史シリーズ2000年2003年)が発行されていた時期ですし、そちらの内容を意識しているのかもしれないですね。一応、そっちのシリーズから引用しておきましょう。

国内及び新羅などの諸国に対する時と、唐に対する時とで天皇の顔を使い分けるという、まことにすっきりしない状況でもあった。このような努力・苦心を払って日本が手に入れようとしたのは、東アジアの有力国としては新羅より格が上、という地位の確認であり、また初期の遣唐使が唐の高宗蝦夷を見せたことに示されているように(『日本書紀』斉明五年七月三日条)、日本は隼人蝦夷などの異民族をも支配下にいれた大国かつ君子国であるという評価であった。いわば唐を盟主とする諸国の中での相対的に高い地位を求めるとともに、自らの小帝国であることを唐に認めさせようとしたのである。(石母田正天皇諸蕃』)

  

坂上康俊『日本の歴史05巻 律令国家の転換と「日本」』

さきにもふれたように、「日本国」は唐帝国との公的な外交関係では「天皇」の称号を用いることができず、実際には二十年に一度の使い――遣唐使――を送る唐の朝貢国位置づけられていたと考えられるが(東野治之「遣唐使船」朝日新聞社、一九九九年)、国号「倭」から「日本」に変え、「天」をつけた王の称号を定めたのは、唐帝国に対し、小なりとも自ら帝国として立とうとする意志であったことも間違いない。

実際、「日本国」は「蛮夷」を服属させる「中華」として自らを位置づけ、「文明」的と自任するその国制を、周囲の「未開」な「夷狄」におし及ぼし、国家領域を拡げようとする強烈な意欲を、その発足当初は持っていたのである

[中略]

このように、朝鮮半島に対しても圧力を加えて、朝貢を強要する姿勢を示す一方、「日本海」をこえてたびたび使者を送って交易を求めてきた渤海については朝貢国として扱うなど、「日本国」は自らを「中華」とし、帝国として四方に臨もうとしていた。しか東北侵略を止めた9世紀に入ると、こうした「帝国主義」的な姿勢列島外の世界に対する積極的な動きはしだいに退き、十世紀になれば、ほとんどそれは表に現れなくなっていく。

  

網野善彦日本の歴史00巻 日本とは何か』

日本が置かれている立場としては、唐への朝貢という屈辱外交をやめるためには、遣唐使派遣を中止するしかないわけです。しかし、日本は唐と断交して敵対的にのぞむ国力も、その覚悟もありませんでした。

いっぽう、遣唐使は唐の皇帝から賜った国書日本国王へ勅す)を持ち帰るわけにはいきません。日本が唐に朝貢していると認めることは、天皇の威信を傷つけることになるからです。

こうなると、実際には日本が唐に朝貢していることが明らかなのに、国内での建前としてはそれを否定してみせる必要が出てきます。要するに、「遣唐使派遣は朝貢ではない。天皇が唐に臣従しているという批判は当たらない」という建前をでっちあげ、国内的にはそれをゴリ押しすることで、この矛盾を乗り越えようとしたのです。

  

私がこのエントリ題名に「白紙に戻せぬ遣唐使」と付けた由来は、多分みなさんもご存知の、894年に遣唐使が廃止されたことを指す語呂合わせ「白紙に戻そう遣唐使」です。しかし、日本がほんとうに、この"遣唐使"的なるものを白紙に戻せたかというと、それは甚だ疑問です。為政者国内国外で異なる顔を見せたり、外交姿勢の実態と建前を使い分けているというのは、室町時代に明に朝貢して「日本国王」となった足利義満に、ほとんどそのまま適用できる視点だと思います

それに、このことは現代外交問題についても、重要示唆を与えてくれます。例えば政府国内に向けて愛国心ナショナリズムを煽っておきながら、それと同時に国外に向けて国際協調アピールをするというチグハグな状況は、まさにこの延長にあるんじゃないでしょうか。

あるいは唐側の視点で見ると、日唐関係はこんな見方もできるかもしれません。唐は日本がおとなしく朝貢するかぎり、細かいことに目くじらを立てなかった。唐としては蕃国をヘタに刺激して事を荒立てるより、多少その尊大なふるまいを黙認しておく方がメリットがあった。すなわち唐は日本と妥協しあって、朝貢関係があるとも無いとも、どちらとも言える状況を作りあげた。――こういう分析がどれだけ妥当か分かりませんけど、2国間に争いがあるとき玉虫色の決着をつけ、両国政府がそれぞれ自国民の耳に心地よい解釈で説明をしているというのは、これまた現代によく見かける話でしょう。

  

  

  

教科書の読み比べ

遣唐使についての解説が長くなりすぎましたが、じゃあここから、各社の教科書の読み比べをしていきます

  

実教出版日本史B 新訂版』(日B 014)

遣唐使船はふつう「よつのふね」とよばれ、1隻に100人まりが乗りくみ、多い時で約500人の大使節団であった。

悪くはないですが、遣唐使について普通説明があるだけです。

おもしろい特色がありません。

無理に良い所探しをするなら、「よつのふね」という文学的呼び方を紹介し、その規模がいかに大きかったかを強調していることです。

華々しく飾り立てた大使節団というのは、それを送りだす側も、それを受け入れる側も、両国にとって国威発揚イベントになったと推測できますもっとも、沈没行方不明になることも多々あったので、華々しさとはかけ離れたのが実態だったかもしれませんし、どうなのでしょう?

  

  

  

桐原書店新日本史B』(日B 011)

  

……って、今回はここで文字数制限なのか。

引用をしていると、あっというまに文字数が膨らみますね!

つづきを書きました→ http://anond.hatelabo.jp/20170611234459

2017-04-27

首相動静―4月26日

2017年4月26日22時04分

8時52分、官邸。53分谷内正太郎国家安全保障局長、外務省秋葉剛男外務審議官正木欧州局長

9時31分、今村雅弘復興相。

10時4分、吉野正芳自民党衆院議員。27分、報道各社のインタビュー。57分、皇居。内奏、吉野氏の閣僚認証式。

12時1分、官邸。 11分、吉野氏に復興相の補職辞令交付記念撮影。39分、東京永田町憲政記念館。50分、日本国憲法施行70周年記念式典の植樹式。

13時、同式典の記念式に出席し、あいさつ。17分、官邸

14時1分、谷内国安全保障局長北村内閣情報官、石兼公博外務省総合外交政策局長防衛省前田哲防衛政策局長河野克俊統合幕僚長

15時12分、読売新聞インタビュー。49分、高村正彦自民党総裁

16時29分、北村内閣情報官。53分外務省秋葉外務審議官正木欧州局長

17時8分、鈴木茂樹総務審議官外務省秋葉外務審議官正木欧州局長松島浩道農林水産審議官片瀬裕文経済産業審議官田端国土交通審議官、真部朗防衛審議官武内良樹財務省国際局長

  38分、麻生太郎副総理財務相財務省佐藤慎一事務次官浅川雅嗣財務官武内国際局長

18時48分、東京銀座オーストリア料理店「銀座ハプスブルク」。葛西敬之JR東海名誉会長清原武彦産経新聞社相談役食事北村内閣情報官同席。

21時18分、東京富ケ谷の自宅。

露骨複雑骨折

昭和天皇を引き継いで繰り返される憲法違反の「内奏」

http://blog.goo.ne.jp/satoru-kihara/e/4ab82ffd0fc5504804ceabdb07eba5fd

2016-06-20

http://anond.hatelabo.jp/20160620193541

共産党格差是正に取り組むのは良いが

外交政策(「北東アジア平和協力構想」)

宣伝手法(「市民革命」「アベやめろ」)

が終わっているからな。

2016-05-29

[]0:増田ののぼう

 増田島。モンスーン気候に含まれ大陸東岸位置するその諸島では多くの家が覇を競い、謀略と決戦による離散と集合を繰り返したあげく、十一の家が生き残っていた。

一つ目は増田家。

 増田島の北端部に位置するこの家は北方の豊かな資源を中継する立場にあり、回船によるすいすい水上交易で莫大な財産を築いていた。威信財を重視する家風がもたらす物欲のせいか増田家では内乱が起こりやすく、せっかくの資金力を安定して外征に投じることができなかった。厳しい冬の気候遠征障壁となっている。しかし、大量動員されたとき傭兵軍団の力は本物であり、革新的当主にひきいられて都へ上ったことも何度かある。

 本拠は増湊。

二つ目増田家。

 前述の増田家の南東に位置する増田家では、婚姻外交が盛んであり、周辺諸国や有力家臣のほとんどと血縁関係を有している。送り込んだ夫人とその侍女団によるもはやスパムめいた文通による諜報活動増田家の地位を巧みに保ってきた。反面、他家の内輪もめに巻き込まれることも多く、いまいち地域の主導権を掌握できないでいる。

 結婚はそろそろ分家に任せておけ。戦争せよ。が、新当主モットーである本拠は増谷。

三つ目は増田家。

 増田家の南西、そして増田家の西に位置する増田家は、古代先住部族の血が濃く、やや異質な存在である増田家内部でもその意識が強いため、かえって先進文化を取り入れることに熱心であり、増田海を利用した通商が盛んに行われている。北の増田家とは海上交易権をめぐるライバルでもあり、自分たち土地よりも交易先の港で激しく干戈を交えている。ぶっちゃけ非常に迷惑である。両家の争いは都の外港である増瀬を炎上させたことがあり、そろって出入り禁止を言い渡された。

 前代当主は大の鯖好きであり、そのために港を手に入れた。

 本拠は増浜。

四つ目は増田家。

 入港禁止を言い渡された増田海側北方の二家の縄張りに横から失礼する形で頭角を現してきたのが増田島の背側にある増田である。もともと繊維の有名な産地であったが、一般には無骨武人と思われながら実はトップセールスに優れた一面をもつ当主によって、繊維の染色から加工、納入までもこなす重商国家へ変貌を遂げつつある。

 植物性繊維の染色に欠かせない明礬鉱山帰属を巡って、二つ目増田家の南にある増田家と激しく争っている。

 本拠は増館。

五つ目は増田家。

 増田島最大の平野部を領有する増田南東部増田家は比較的あたらしい家であり、この時代象徴する存在である。高度にシステム化された統治機構と徹底的な遠交近攻策によって平野部を平らげて来た。

 しかし、近年は領土拡大に伸び悩みはじめており、また農業以外の産業育成にも苦戦している。四つ目の増田家と泥沼の戦乱状態にあるが、敵の求めているものいまいち理解できていない( ・ิω・ิ)。

 本拠増戸

六つ目は増田家。

 古くからの名門である増田家は、いわいる主語が大きくなった例としてよく知られる。きわめて機会主義的で行き当たりばったりの外交政策をとって来たため周囲に味方がまったくなく、いままでのツケを払わされつつある。それでも、他家の当主低能とやたら罵倒する。

 増田家が攻め込んできた時だけは、普段はいがみ合う増田家も同盟を結んで侵略者撃退したという。そして撤退する増田軍の背中に塩をまく。敵に塩を送るの由来である

 本拠は増台。

七つ目は増田家。

 商業結節点である増津をおさえる増田家は財政的に非常に豊かであり、宗教と結びつく禁断の政策によってますます富を集積している。本来宗教施設しか使用できない角度とかにうるさい石垣技術をもちいた国境城塞群は難攻不落であり、増田家の富に垂涎する敵の侵攻をにべもなく、はねのけ続けている。女装癖の当主は勤勉で、年中むきゅうで働いている。しかし、増田島を統一する意欲には乏しい。

 長く続く戦乱が武器産業利益をもたらし、彼らが共依存する宗教にも信者獲得の機会を与えているかである

 本拠は増津。

八つ目は増田家。

 都の周辺を押さえる増田はいちおうは天下の号令者の立場にある。だが、前代未聞の宮中脱糞事件を含む不祥事続きで尊敬を完全に失っており、洛書にあざけられない日はない。結果、「都の地方勢力」に堕している。

 支配する人口は非常に多いが文化的な反面、戦争に向かない人材割合が多く、暴力による意志強制にも成功していない雑魚ナメクジである

 本拠は増居。

九つ目は増田家。

 増田島の長く狭い陸橋部を支配する増田家は律令制時代駅長にはじまる豪族の出であり、社禝を守りじわじわ支配地をひろげていった結果、豪族からの二段JUMPで西増田島一の勢力と謳われるまでに成長した。

 彼らが都の増田家を制圧してしまわないことは長年の謎とされている。下手に関わっても火中の栗を拾うだけであり、遷都などすれば柔弱な気質に染まると中興の祖が言い残したことが影響しているらしい。西方には年々攻勢を強めており、完全制覇がなれば都を抑えにでるとの観測もある。

 本拠は増州。

十番目は増田家。

 古代から大陸に対して開かれた湾港都市、増屋を支配する増田家は渡来人の血が濃く、一族の中には毛の色が増田島人一般とは異なる者までいる。大陸から導入した兵器を大量運用することで戦術武勇の不足をおぎない周囲の弱小勢力を打倒した増田であるが、より大規模な九つ目の増田家と十一番目の増田家との戦争では、文明力の差を軍事技術で埋められ、苦戦している。最後の三家の争いを特別増田三国志と呼ぶこともある。

 当主は新来の言葉をすぐに使いたがり家臣に疎まれている。

 本拠は増屋。

十一番目は増田家。

 増田南端位置する増田家は武勇の誉れ高く、それ以上に攻勢を一方向に集中できる利点を駆使して、勢力を拡大してきた。なお、家中新参者に限らず犠牲になる粛清の嵐であり、酒の席はいつもピリピリしていたと言う。大喜利に滑った人間には容赦がない――が大喜利強要する。

 歴代当主の口癖は「舐められたらおしまいだ」である

 本拠は増林。

 さあ以上、十一家の中で増田島の支配権を握るのは、どの家だ!?きみも当ててみよう。

次回

http://anond.hatelabo.jp/20160530121038

2015-06-04

http://anond.hatelabo.jp/20150603221641

亀でスマンが、元増田だけどな、

韓国 米国 外交」とか「韓国 中国 外交」とか「米国 北朝鮮」とか「北朝鮮 粛清」とか「北朝鮮 人事」とかで、期間指定でググってみ

ここ1~2年で、急に緊張感が増してるの判るから

特に米国筋が一昨年あたりから警戒レベル上げてたのが、最近さらに上がってる。

やっぱ三男坊が無茶な人事してるの不気味なんだよ。

どうすんのかだけどな、オマエがどうするのか考える必要があるんだよ。

韓国嫌いから韓国は助けたくないなら、それもアリ。他国戦争に首突っ込むこと無いもんな。

その場合は、集団的自衛権とか論外かつ、アメリカにネゴっとく必要があるから自民党安倍細田派には選挙で票を入れちゃならん。

たぶん、今んトコ共産党一択になって、どちらかと言うとアメリカとネゴる為に、中国寄りの外交政策を支持する事になるはず。

その流れで、平和安全法制とかちゃんと見といて、誰が何言うか確認して、選挙で落としたり票入れたりする必要がある。

逆に、アメリカ抜きの安全保障とか無理筋だと思うなら、自民党に票入れて、かつ、暴走しないように危険なヤツは落とす必要がある。

その場合は、国民感情抜きにして、北朝鮮韓国間で戦争状態に入った時に、アメリカから要請で、たぶん自衛隊が出る。

わりと昔からロシア漁夫の利を狙って高みの見物決めてくるから、そっちも見とく必要はある。

さらもっと具体的に言えば、「オマエ自身」はどうすんのか?って話にもなる。

北朝鮮韓国戦争するのは(アメリカですら無理なのに)オマエには止められねえだろ。

で、今んトコ徴兵制は導入されねえだろうし、戦地に行くことはたぶん無いが、戦場になることは十分考えられる。

(具体的に言えば、近所に自衛隊レーダー基地とかあったら、ミサイル飛んでくるかもな。日本海側なら直接的に脅威に晒されてる)

引っ越しするのか、無駄だと思ってなにもしないのか、何なら国外避難できるように英語スペイン語日常会話ぐらいはできるようになっとくのか。

スペイン語なら日本語発音似てるからアンチョコ片手の日常会話はそこまで難易度高くねえよ)

そういう危機感を持っとく必要があるって話だよ。パスポートなきゃ国外脱出も出来ねえぞ。

自分には「どうにもできない」ってのと「できるのに何もしない」のは、違うぞ。

満州とか台湾とかの引き上げでも、準備してたやつから返ってきてるし、出遅れ人達は、やっぱ悲惨だったぞ。

2015-03-09

http://anond.hatelabo.jp/20150309214200

外交政策聞いたら今なら大半がISIL対策批判しか聞こえないと思うけど?

安倍ぴょんがそれを聞かないように圧力かけた可能性もある。

現に放送局圧力かけた前例があったじゃないですか

マスコミ世論調査って結果ありき

安倍内閣経済政策評価しますか?」は聞くのに、「安倍内閣外交政策評価しますか?」は聞かない。

結果がマスコミに都合悪いからだよね。

マスコミには不信感しかない。

2015-01-22

http://anond.hatelabo.jp/20150122085829

後藤の奥さんに身代金請求してるような連中だぞ

安倍外交政策なんて、連中にとっては何の関係も無く、ただ利用できる事象を利用してるだけ

いくら安倍いであろうが、敵の敵は味方としてテロリストを支持するような奴は、ただの馬鹿

2014-10-21

朝日新聞のオピニオン欄、内田樹のあまりの醜さ

http://digital.asahi.com/articles/DA3S11412485.html?iref=comkiji_txt_end_s_kjid_DA3S11412485/

[前略]「実は、身内にかなり重篤なギャンブル依存がいます

身内に「かなり重篤なギャンブル依存」がいるという「嘘」(と判断する理由は後述)から話を始めて、カジノ理解があるかのように装っています

 ――ほう!

 「優れたビジネスマンですし、他の面ではいたってノーマルな人物なのですが、ことギャンブルとなると熱くなる。若いころは競馬場へ行って1日でボーナスをすってしまうというようなこともありました。海外出張の時はカジノに通っていました。なぜそんなふうにお金無駄に使うのか聞いたことがあります。これで負けたら全財産を失うという時のヒリヒリする感じが『たまらない』のだということでした」

この人は「優れたビジネスマン」なんでしょ。エリートで「ボーナス」を擦っても大丈夫なくらい資産に余裕があるだけじゃないの? それとも本当に「全財産」かけてるの? 「ヒリヒリする」たまらない快感お金を払っているだけなんでしょ? それなりに合理的に生きているんじゃないの? 「かなり重篤なギャンブル依存」のエリート???

 ――依存症青少年地域社会治安への悪影響と並んで反対派、慎重派が最も懸念する点です。やはりカジノはやめたほうがいい、と。

 「僕は別に賭博をやめろというような青臭いことは言いません。ただ、なぜ人は賭博に時に破滅的にまで淫するのか、その人間の本性に対する省察が伴っていなければならないと思います賭博欲は人間の抑止しがたい本性のひとつです。法的に抑圧すれば地下に潜るだけです。[中略]だったら限定的に容認した方が『まし』だ。公許で賭博をするというのは、計量的な知性がはじき出したクール結論です」

このあたりは、まだ事実認定としても、主張としても妥当ではないかと思います

 ――カジノ法案は、政府内に管理委員会を置いて、不正犯罪に厳しく対処するよう求めています。推進派の議員らは、十分な依存症対策も取る方針を明確にしています。それなら賛成できますか。

 「賛成できません。法案は賭博を『日の当たる場所』に持ち出そうとしている。パチンコ路地裏で景品を換金するのを『欺瞞(ぎまん)だ』という人がいるかもしれませんけれど、あれはあれで必要儀礼なんです。そうすることで、パチンコで金を稼ぐのは『日の当たる場所』でできることではなく、やむをえず限定的に許容されているのだということを利用者たちにそのつど確認しているのです。

面白い見解だけど、パチプロもいるし、妥当性があるかどうかははっきりしないのではないでしょうか? 実証研究など知っている人がいたら教えてください。

競馬の出走表を使って高校生確率論を教える先生はいない。

いや、サイコロと違って競馬には不確定な要素が多すぎるからでしょう。確率論教科書には「パスカルの賭け」の話が載っているのを知らないとは!

[中略]賭博あくまグレーゾーンに留め置くべきものであって、白昼堂々、市民生業としてやるものじゃない。

なぜ「白昼堂々」「市民が」「生業として」なんて極端な想定を持ち出すのかな。それに「生業」にできるんならいいんじゃないですか。

法案は賭博をただのビジネスとして扱おうとしている点で、賭博が分泌する毒性についてあまり無自覚だと思います

賭博が分泌する毒性」だって。こういう馬鹿比喩を使うことについて「あまり無自覚だと思います」。依存症メカニズムくらい勉強してよ。 『快感回路』とか。

[中略]

――しか観光振興の起爆剤になり、自治体財政にも寄与する可能性はある。デメリットを上回るメリットがあるとは考えられませんか。

 「安倍政権経済政策武器輸出三原則の見直し、原発再稼働などいかに効率的に金を稼ぐかにしか興味がない。でも、当然ながらリスクが高いほど金は儲かる。

リスク」という言葉をご存知ない? 『リスクにあなたは騙される』なんてことにはなりませんように。あ、それに質問をはぐらかしてますね。・・・・・・というか、仮に内田先生の言うとおり、博打リスクが高いから儲かるのなら、「デメリットを上回るメリットがあるとは考えられませんか」の答えは、たぶんイエスですね。

一番儲かるのは戦争麻薬です。

安倍政権でも麻薬合法化はやらんでしょう。論点のすり替えっぽくなってますね。

それに戦争って儲からないよ。アメリカが儲かっているように見える? これについては『戦争の経済学』もある。知らないんだろうなぁ。きっともう頭の中に「金儲けは悪い → 戦争は悪い → ゆえに戦争は儲かる」というバカ公式が成り立っちゃっているんだぜ。

人倫に逆らうビジネスほど金になる。

ほら! 思ったとおり。

[中略]「為政者の本務は『経世済民』、世を治め、民を済(すく)うことです。

そのとおり。為政者大事お仕事の一つは、内田先生の嫌いなお金儲けの算段、つまり「経(世)済(民)政策」です! まさか経済」の語源を知らないの・・・・・・。

首相営利企業経営者じゃないし、国家は金儲けのためにあるんじゃない。福島原発事故対策震災復興沖縄基地問題の解決の方がはるか優先順位の高い国民課題でしょう。厳しい現実から目を背け、なぜ金儲けの話ばかりするのか」[中略]

なぜ? 原発事故の処理にも震災復興にも基地問題にもお金がいるんだよ!

 ――理想を高らかにうたうのは大切だと思いますが、現実的議論をすることが、成熟した大人の態度と言えるんじゃないですか。

 「それのどこが『大人の態度』なんです? 人間理想を掲げ、現実理想を折り合わせることで集団統合してきた。到達すべき理想がなければ現実をどう設計したらいいかわかるはずがない。それとも何ですか? あなたはいまここにある現実がすべてであり、いま金を持っている人間、いま権力を持っている人間が『現実的人間』であり、いま金のない人間権力のない人間現実理解に失敗しているせいでそうなっているのだから、黙って彼らに従うべきだと、そう言うのですか」

現実を見てもいないくせに「現実理想を折り合わせる」とか偉そうに! 後半、内田先生インタビュアートンデモ発言をしたかのように言いがかりをつけて、自分が正しいかのように見せかけていますね。藁人形論法という詭弁の一種です。気をつけましょう。

 ――理想を語らず、目先の金。嫌な世の中になりました。

 「[中略]有権者独裁的に物事を決めていく安倍さんを『決断力がある』と見なして好感を持った。合意形成時間がかかる民主制より、独裁的な方が政策決定効率はいい。そう思うようになった。

この効率のよさを知らないとは言わせません。チャーチル独裁的に動かなければ、おそらくイギリスナチス占領されたはずです。独裁問題はその先にある。

それならもう国会なんか要らない。安倍さんがどれほど失政をしようと『劇的に失敗する政治』の方が『決められない政治』よりましだ、そういうニヒリズム蔓延しています

そう思っているのは、ニヒリストなのは世間じゃない、あなたでしょう。誤魔化そうとするんじゃないよ。

 ――ニヒリズム……。

 「米ソ冷戦の1960年代、米ソの外交政策に対して日本人は何の発言権もなかった。国内でどんな政策を行っても、ある日、核ミサイルが発射されれば、すべて終わりだった。そういう時代に取り憑(つ)いていた虚無感を僕はまだ覚えています。いまの日本には、当時の虚無感に近いものを感じます

ほらね! あなたは、自分勝手ニヒリズムを、世間責任転嫁して、新聞紙上で垂れ流してるのよ。だらしないこと。

グローバル化によって海外で起きる事件日本運命を変えてしまう。どこかで株価暴落したり、国債投げ売りされたり、テロが起きたり、天変地異があれば、それだけで日々の生活が激変してしまう。自分たち運命自分たちで決めることができない。その無力感が深まっています

せめてニーチェみたいに運命愛を謳いあげられたらいいのにね。

 「『決められない政治』というのは政治家個人的資質問題ではなく、グローバル化によって、ある政策の適否を決定するファクターが増え過ぎて、誰も予測できなくなったので『決められなくなった』というシステムのものの複雑化の帰結なのです。何が適切であるかは、もうわからない。せいぜい『これだけはやめておいた方がいい』という政策を選(よ)りのけるくらいしかできない」

自分が「決められない」意気地のなさを「システム」のせいにしてさ、恥ずかしくないの? 「もうわからない」「できない」と言う前に、勉強しましょうよ。

[中略]

――私たち政治とどう向き合ったらいいのでしょう。

 「民主制のもとでは、失政は誰のせいにもできません。

安倍政権批判を貫徹する勇気もないらしい。というか、民主制を維持しようとする気概もない。つまり、ただただ虚無感に打ちひしがれて、僕、内田樹と一緒に諦めましょう、と。最後まで何のまともな提案もないんですね。新聞に載せることですか?

民主制より金が大事という判断を下して安倍政権を支持した人たちは、その責任をとるほかない。もちろん、どれほど安倍政権が失政を重ねても、支持者は『反政府的な勢力』が安倍さんのめざしていた『正しい政策』の実現を妨害たから、こんなことになった。責任妨害した連中にあるというような言い訳を用意することでしょう。そんな人たちに理屈を言って聞かせるのはほとんど徒労ですけれど、それでも『金より大切なものがある。それは民の安寧である』ということは、飽きるほど言い続ける必要があります」(聞き手秋山惣一郎)

しかに『金より大切なものがある。それは民の安寧である』なんてお題目が、たいそう立派な「理屈」だと思って、それで何かを提案した気でいるんだから、「そんな人たちに理屈を言って聞かせるのはほとんど徒労です」よね。よく分かりました。

(もう正直ね、あまりに腹がたったので、言葉が荒くなってしまったようです。とはいえ、内田樹先生への批判として理屈は書いてあると思いますし、その理屈が本旨です。「あまりの酷さに腹が立った!」ということを伝えるためにも文章は(概ね)そのままにしておきます各自不適切表現を割り引いてくださいませ。)

2014-08-12

戦争悲惨から止めようとすると、戦争になる。

お盆の時期は、思い出したように原爆の話題や戦争の話題が増える。

でも、戦争悲惨さ、被害の甚大さを訴える話題は「だから鬼畜アメリカ製品を棄てよ」とはならない。

「こんな悲惨な状況を生む戦争を、二度と起こしてはならない」と締める。

逆なんだといつも思う。

広島平和記念資料館にあるような、熱線で焼けただれ血みどろになって廃墟の中を逃げ回るような悲惨な状況になったとしても、

絶対に戦争をしない、拳を振り上げないという覚悟必要なんだと思う。

同じじゃないんだ。

悲惨から戦争をしない、じゃない。

悲惨なことになったとしても、戦争をしない。

アメリカ宣戦布告をしてきて、再度広島長崎原爆を落とすと通告してきても、国権の発動たる戦争は起こさない。武力は行使しない。

国際紛争を解決する手段としては、永久にこれを放棄する」というのは、相手が殴りかかってきても対話でこれを解決するという宣言なわけだ。

また広島原爆が落とされ、この世に地獄が現れても、戦争はしない。

また長崎原爆が落とされても、紛争解決の手段として武力は用いない。

悲惨から戦争を止めようというのは、「悲惨な状況が起こるのが目に見えているなら、止めるべきだ」と表裏一体だ。

そして、悲惨な状況が目に見えるから、それを守る、それを起こさないとなる。

感情論経済論と結びつき、容易に「正義」に形を変える。

日本人を守れ、同盟国を守れ、そして「日清戦争が始まり日本は勝った」。

国家主権プライドも、損得勘定も、感情論も、等しく全て「戦争」に結びつく危険がある。

どんなに恥辱に塗れようとも、果てしない損失と機会喪失があっても、凄まじく悲惨な被害があっても、全て無視して一切の武力を行使しない。

これは「悲惨なことになるから、武力を行使するな」とは、真逆意志だ。

「武力を行使しない結果、悲惨なことになっても、受け入れろ」という強い意志だ。

グローバルスタンダードに乗ろうとした、明治維新日本近代国家化。

経済的政治的に、西洋列強からの干渉を防ぎ自国を守ろうとした外交政策

外交から同盟国の「悲惨な状況を防ぐために」日清戦争が起こり、日本は守りきった。

三国干渉を受けながらも空前の好景気を迎え、世の中は良くなった。

そして、「またも悲惨な状況を防ぐために」日露戦争が起こり、同じく日本は守りきった。

そのたびに景気は良くなり、西洋化は進み、戦争をせずに外交努力経済的な進出によって日本は発展、

人種的差別撤廃提案」という正義の法案を廃案にし「移民全面禁止」に踏み切るような狭量な国家は、

暗黒の木曜日」を引き起こし世界恐慌の引き金を引いたにも関わらず、自分たちだけを守ろうとブロック経済を敷く。

その後、日本周辺諸国安全平和の為に絶対に必要石油の全面禁輸に踏み切ったその国は、「米国」と言う。

悲惨な状況を起こさないように対話努力は続ける必要がある。

だが、いついかなるときも、守ろうとする理屈感情正義経済もクソくらえだ。

あなたはこの、『焼き場に立つ少年』の写真を見てもまだ、戦争しょうがないと思いますか?

http://blog.goo.ne.jp/mayumilehr/e/c45f9793732aa7e8116d123f503b3dd9

「焼き場に立つ少年」が発生しそうになっても、決然と無視する。

「焼き場に立つ少年」がまた発生しても、しょうがないと諦める。

どんなに「焼き場に立つ少年」が繰り返し発生しても、絶対に武力は行使しない。

例え世界中から無責任だと非難されたとしても、武力は行使しない。

侵略戦争放棄した国は100を越えるが、まだ国連平和維持活動を行っている。

全ての国家戦争放棄するまで意志を貫くことが、先の大戦で得た教訓となって欲しいと思う。

2014-01-11

日本の将来を明るくするのは簡単

企業経営投資成功して去年40代リタイアしたが、ずっとヒマ。

ヒマにかまけて色々情報収集したが、日本を良くする政策なんて本当に簡単だと思った。

思いついたことを適当に書いてみたけど、これが出来たら簡単に日本未来は良くなる。

しかしみんな分かってるのに実際には不可能。

なぜなら既得権益社会の隅々にまで浸透しているから。

できない事だけ書いても仕方ないので、最後に出来そうなことを書いてみた。

人口政策の強化

結婚しなくても、収入が少なくても、誰でも子供を持てるようにする。

出生率目標を決めて、達成する為にはどんな事でもする。

具体的には、保育園ベビーシッターやお手伝いさん小中学生を預かる場所などを無料で利用できるクーポンを配ったり

大学までの教育費の無料化子供手当の増額、結婚制度の見直しなど。

消費税をなくす

インフレが2%以下の場合消費税ゼロにして消費を促し税収増を目指す。

税収が増えなくても、デフレの今なら、日銀国債を買わせれば良い。簡単。

今年消費税を上げるなんてアホすぎる。

財務省役人は税収を増やすよりも、税率を上げて自分たちが社会に与えられる影響の割合を高めることが目的

税収増に効果がない消費税であっても上げたくてしかたがない。

(ここで反論があったけど前提が「現在日本に問題はない」ということだったので議論にならなかった)

2%のインフレ約束する

2%よりもデフレ場合金融政策を緩和する。

これに関しては現在の路線で問題なし。(消費税増税は論外)

インフレ場合は縮小と同時に消費税増税などで調整する。

相続税100%贈与税の緩和

孫に贈与する場合は毎年1000万円までは無税にし、相続税100%にすることで、若い世代お金を使えるようにする。

不動産贈与税も低くする。

ただし合計5000万円以上の資産の贈与は累進課税にし、極端な不平等をなくす。

生活保護の廃止と負の所得税累進課税

所得税の累進性を現在より上げて、儲かった人からは多く取る代わりに、所得が低い人には最大で月5万円程度分配する。

生活保護による現金支給勤労意欲を低下させるので廃止する。

月額5万円で生活できない人にはフードスタンプ公共住宅提供医療費の補助など、現物支給で。

ここまでした上でなら、正社員解雇規制を撤廃しても失業の恐怖は減り、むしろブラック企業を簡単に辞められるようになり、メリットは大きいだろう。

それと、所得税の累進性を上げると、優秀な人が海外に行ってしまうと言われるが、年収1億円以下の人年収1億円以上の人で、どれだけ優秀さに差があるだろうか?

年収1億円以下の人日本に一生住みたいと思うように調整すれば充分だろう。

公務員の月給を15万円以下にする

月給15万円で雇えない人材専門職として別途外注する。

ちゃんと機能する監査機関を作り情報保護不正の廃止に尽力する。

負の所得税だけでは生活できない人に負荷の低い仕事提供したりもする。

自衛隊警察消防などは別途、特別手当を付ける。

国会議員政策秘書を数十人雇うことができる予算を付けて、立法議員に任せる。

官僚大臣が雇えるようにする。大臣が代わったら、一旦全員クビ。

年金

60歳以上は月3万円、65歳以上は月5万円、医療費無料。ここまでを基礎年金として税金保証する。

プラス国民年金厚生年金で5万円〜10万円。基礎年金と合わせて月額合計10万〜15万円程度になる。

足りなければ、前述の現物支給を申請したり、低い負荷の仕事をする。

これで生きられない人は子供や親戚に頼れ。それでも無理なら死ね

(物価と連動する事が前提)

投資収益所得税にする

年500万円までの利益は無税にする代わりにそれを超える分は所得税とし累進課税対象にする。

損失が出た場合は5年間、税を相殺する権利が発生する。

これによって日本人投資を促しつつ、極端な利益は税収にする事で容易に隠居生活はできないようにする。

放送法の改正

電波使用料を数十倍にし規制緩和して既存テレビ局以外でもコンテンツブロードキャストやすくする。

電波使用料から収益NHK費用に使う。

NHK電波受信料無料にする。

どういう苦情が来ているかログを全て公開する。

クレームを入れた人の国籍、年齢、性別職業居住地などの情報も公開される。

外交政策の見直し

憲法9条を見直して軍隊合法にする。

日米安保条約を見直して、米軍には撤退してもらう。

竹島尖閣諸島を守れる程度には強い日本になることを目指す。

同時に中国韓国以外の国との友好政策を強化する。(中韓とは戦争しないよう努力する程度で良い)

パチンコの廃止とカジノの導入

全国津々浦々にはびこるパチンコの換金を完全に禁止する。パチンコの売上がトヨタの倍とか気が狂ってる。

パチンコ趣味の人はゲーセン健全に楽しめば良い。

ギャンブルを楽しみたい人はカジノで。

カジノに参加するには資格必要にして、多重債務者や反社会勢力の人は利用できないようにする。

健全国民と税収と観光収入の増加を目指す。

 

筆者の知人にも、パチンコにハマって残念なことになっている人が居る。

そういう人は多いと思うが、この事の異常性に気がつくべき。親族がそうなったら目も当てられない。

身を持ち崩す程の賭博に誰でも簡単に参加できるのは非常に問題が多い。

道州制の導入

上記の政策を全国で一斉に始めるのは不可能。

それなら、各州で独自に色々出来るようにして、国民自分の好きな州に簡単に住民票を移せるようにするだけでも良い。

日本全部を道州制にするのが難しいなら、大阪都構想でも良いし、被災大義名分東北特区にして自治を認めるとかでも良い。

せめてこれぐらいは実現して欲しい。

 

 

さあ俺が誰に影響受けたか分かるかな?w

自分でも偏ってると思うので「上記の政策では良くならん」という人は、反対の論を唱える著名人サイトを教えて欲しい。

2013-12-06

http://anond.hatelabo.jp/20131206142748

戦争準備であるという意見の一つとしては、この孫崎享インタビューhttp://wpb.shueisha.co.jp/2013/11/19/23215/)が幾つかの見方を示している。

私はこの記事全体や孫崎享の普段の言動全てに賛同しているわけではないけれど。

リンク貼って終わりというのもなんなので、門外漢ではあるが私なりの言葉で説明してみる。

1:アメリカ(など)の起こす戦争に巻き込まれる恐れがある

特定秘密保護法案を後押しする背景には色々あるけれど、アメリカ意向に従うためというのは大きな要素の一つだという見方がある。

上で貼った孫崎享インタビューはそれを強調した例だが、たとえば比較的中立そうな(という私の言葉鵜呑みにするべきではないが)この郷原信郎の記事(http://www.huffingtonpost.jp/nobuo-gohara/post_6356_b_4388670.html)でも、

今回、この時期に、急いで法案を成立させようとしている背景に、アメリカ意向が働いていることは否定できないであろう。現在の、日本外交政策の下で、外交防衛に関する秘密管理厳格化することは、「対米追従」を一層進め、アメリカとの軍事同盟を強化することにつながる。

という風にある。

相手はアメリカに限った事ではないと私は思うのだが、結局、情報セキュリティレベルを上げないと、世界各国から情報面で信用してもらえず、安全保障上で有用情報提供してもらえない、というのがある。この法律によりセキュリティレベルを上げることでそういう情報をもらいやすくするというのはあるだろう。その、便宜を図ってくれそう・守ってくれそうな中心はやはりアメリカであるが。

しかし、当然外交は、情報をもらって「あざーっす」ではすまない。こちらからもお礼をしなければならない。それが問題だ。

安全保障情報提供してくれるというのは、やはり軍事的な繋がりを強くするということになる。

そして軍事的に強く連携した諸外国日本に何を求めてくるか考えてみれば、それは自国の参加する戦争日本も、自衛隊も参加してくれということだ。

私は、アメリカなどとの軍事的繋がりが強化されるという所までは間違いないと思う。ただ、果たしてこの、戦争日本の武力を提供することを要求されるかという最後の部分はよく分からない。そうだ、とも違う、とも判断しきれない気がする。あいつら、何考えてるか全然わかんねーもん。ただ、懸念としては一理あるとも考える。

ここは、各国と連携を強めることで日本戦争テロ被害を回避する能力を手に入れるメリットが大きいと考えるか、連携に引きずられて戦争に巻き込まれるかもしれないデメリットが大きいと考えるかである

そこに正解はあるのだろうか。


2:政府自分に都合の悪い情報――たとえば戦争準備を進めてるとか――を恣意的特定秘密に指定しうる

法案の修正案(http://www.asahi.com/articles/TKY201311260565.html)の最後の方に、『別表(第三条、第五条第九条関係)』として特定秘密に指定可能な情報が列挙されている。

この辺りについて、曖昧恣意的秘密指定ができてしまう、という批判が多い。

戦争を危ぶむ人は

イ 自衛隊運用又はこれに関する見積若しくは計画若しくは研究

ニ 防衛力の整備に関する見積若しくは計画又は研究

なんかに危機感を持つだろう。政府自衛隊防衛力について目論んでいることが、およそほとんど特定秘密に指定しうる。防衛力、言い換えれば軍事力を過剰に増強して戦争準備をしても、国民はそれに気付けないということだ。

また私としては、

イ テロリズムによる被害の発生若しくは拡大の防止(以下この号において「テロリズムの防止」という。)のための措置又はこれに関する計画若しくは研究

ロ テロリズムの防止に関し収集した【国民生命及び身体の保護に関する重要情報】又は外国政府若しくは国際機関から情報

辺りにも注目したい。

テロ悪用されうる情報特定秘密に指定しうる」ということだが、考えてみれば、悪用した際にテロリズムに結び付かない情報などあるだろうか。国に関する情報というのはほとんどが悪しきものの手に渡れば日本国ダメージを与える事態が想定しうる。つまり、どんな情報だってこの項目に当て嵌めて特定秘密に指定するよう理屈はつけられる。政権に不都合な情報恣意的特定秘密にできる。

もちろん、まともな政府なら、こっそりと極端な防衛力強化などしないし、特定秘密指定の濫用等しない。だが、自民党でも民主党でも他の党でもそうだが、今から未来に渡っての政府に対して常にまともであることを期待するのは、リスクが大きすぎるのではないだろうか。

人は愚かでエゴイスティックだし、権力はいつか暴走するものだと私は考えている。そういう政府権力が生まれた時に、この法案があると危険である

しかし一方で、この特定秘密指定要件は妥当と言わざるをえないとも私は考える。

というのも、安全保障でも外交でも防諜でもテロ防止でもそうだが、それらについて公開するとまずい情報というのは様々なものがあり、ある程度曖昧な要件にして包括的に判断できるようにしておかなければ、この法律を善なる目的のために使おうとした時に困ってしまうからだ。

特定秘密指定は恣意的に出来てしまうが、恣意的に指定する柔軟性がなければ秘密保護有用性を持たないというジレンマがここにはある。

果たしてどうすべきか、多分完璧な正解はない。

ただ、善後策として、あまり秘密指定の濫用がされた場合に、それをチェックする機関を置くという手がある。

だが次項で述べるように、それも不十分であることがこの2の項の不安さを増している。


3:チェックシステムの不十分さ

政府が万一悪用した際に大きな問題が起こる法律でありつつ、その運用のチェック方法が明確でない。

修正案では、

第十八条 政府は、特定秘密の指定及びその解除並びに適性評価の実施に関し、統一的な運用を図るための基準を定めるものとする。

2 【内閣総理大臣は】、前項の基準を定め、又はこれを変更しようとするときは、我が国の安全保障に関する情報保護行政機関等の保有する情報の公開、公文書等の管理等に関し優れた識見を有する者の意見を【聴いた上で、その案を作成し、閣議の決定を求めなければならない。】

【3 内閣総理大臣は、毎年、第一項の基準に基づく特定秘密の指定及びその解除並びに適性評価の実施の状況を前項に規定する者に報告し、その意見を聴かなければならない。

4 内閣総理大臣は、特定秘密の指定及びその解除並びに適性評価の実施の状況に関し、その適正を確保するため、第一項の基準に基づいて、内閣代表して行政各部を指揮監督するものとする。この場合おいて、内閣総理大臣は、特定秘密の指定及びその解除並びに適性評価の実施が当該基準に従って行われていることを確保するため、必要があると認めるときは、行政機関の長(会計検査院を除く。)に対し、特定秘密である情報を含む資料の提出及び説明を求め、並びに特定秘密の指定及びその解除並びに適性評価の実施について改善すべき旨の指示をすることができる。】

国会への報告等)

【第十九条 政府は、毎年、前条第三項の意見を付して、特定秘密の指定及びその解除並びに適性評価の実施の状況について国会に報告するとともに、公表するものとする。】

ということになっている。

要するに内閣総理大臣がチェック機関の役目を果たすということだ。しかしこれは全然チェックの役目を果たさないのではないか

もし将来悪しき政府や悪しき行政が出現したとしたら、行政トップである内閣総理大臣もその悪の側についている可能性が大きい。なのに内閣総理大臣が適性かチェックするというのは、まるで意味をなさない。

流石にこれだけではまずいと思ったのか、

(指定及び解除の適正の確保)

第九条 政府は、行政機関の長による特定秘密の指定及びその解除に関する基準等が真に安全保障資するものであるかどうかを独立した公正な立場おい検証し、及び監察することのできる新たな機関の設置その他の特定秘密の指定及びその解除の適正を確保するために必要方策について検討し、その結果に基づいて所要の措置を講ずるものとする。】

ということも追加されているのだが、チェック機関について検討し措置を講ずるというのは、これから講じますけど具体的に何をどうするか決まってないということになる。

まして、政治におけるこのような検討する・講ずるという言い方は、努力目標のようなもので、実際の対応には結びつかないことが多々ある。

真剣に適正さを確保するつもりなら、「検討し、所要の措置を講じた」上でそれを発表して、改めて法案を通した方が広く納得を得られるように見える。だが現在与党は見ての通り強行採決に踏み切り、それが「本気で適正な運用をするつもりがあるのだろうか?」という不安を煽る。


その辺りをつつかれたのか、昨日の12月5日にこういうニュースがあった。情報保全監察室内閣府に設置、とのことだ( http://www3.nhk.or.jp/news/html/20131205/k10013613641000.html)。

与党側は、5日午前、日本維新の会みんなの党に対し安倍総理大臣内閣官房に設置する考えを示した事務次官級による保全監視委員会とは別に特定秘密の指定の妥当性をチェックする新たな機関内閣府に設置することなどを提案しました。

これについて、菅官房長官は、法案を審議する参議院特別委員会で「法律施行までに内閣府に20人規模の『情報保全監察室』を設置して業務を開始したい。必要場合立法により、できるかぎり『情報保全監察室』を『局』に格上げすることを約束する」と述べました。

そのうえで、菅官房長官は、情報保全監察室担当する業務について「独立性の高い第三者機関を設置する必要があると承知しており、各行政機関による個別の『特定秘密』の指定や解除、有効期間の設定や延長を検証・監察し、不適切ものについて是正を求めていく」と述べました。

情報保全観察室、とかいうチェック機関を置く方向を見せてきました。が、それが具体的にどんなものなのかはまだはっきりしていない。この瀬戸際で出された提案なので当然だが、内閣府に置かれたそれが第三者機関として十分に働くかは細部が分からないので何とも言えない。

これについても、真剣に適正さを確保するつもりなら、ある程度情報保全観察室であるなり、独立性の高い第三者機関設置なりの案を煮詰めてから特定秘密保護法案を議論にかければよい。

だがそうしない。不安である

私としてはこのチェック機関についての議論をもっと充実させてほしかった。

が、ここでもやはりジレンマが発生する。

秘密は知る人が少ないほどセキュリティが保たれるので、チェック機関が大がかりであるほど秘密実効性が薄れてしまうのだ。

それならチェック機関を小規模厳密にすればいいかと言えば、そうすると少人数の意思だけで判断されてしまい、容易に偏ったり腐敗したりしうる。

どうしたらいいのか、私には分からない。

まとめ

戦争準備という論点から外れて個人的な懸念も書いてしまったが。

上記1~3をまとめると、特定秘密保護法案戦争準備のはじまりである理由は、

・諸外国戦争に巻き込まれるリスクを増し、

・実際に巻き込まれつつあっても/または日本単独で戦争に向かい出してもそのことを政府隠蔽できる手段を与え、

・そのような政府の悪行を咎める方法が不十分である

という、複合的な理由によるものではないだろうか。

おまけであり根本の問題:政府国民も信用できないのに、信用できることを前提とした法案である

結局のところこれである

権力は腐敗し暴走する。

政治家は必ずしも清廉潔白ではないし清廉潔白でも判断を誤り得る。

私を含め国民は誰もが賢いわけではないし容易に騙されうる。

行政立法司法、省庁、識者、学者マスコミ主権者たる国民右翼左翼ノンポリ、将来にわたり完璧に信用できる人間集団なんてない。

適正に運用されればためになる法律だって解釈を工夫すればいくらでも悪用できる。

から、強力な力を持つ法律システムには可能な限りセーフティロックをかけておくべきだ。

だが、上でつらつら書いたように、セーフティロックが十分だとはとても言えない。

そこがよくないと私は考える。

諸手を挙げて賛成している人たちは、政府や、自分国民を完全に信用しているのかもしれない。

私には強い不信感がある。多分反対する人たちの多くにも不信感がある。

特定秘密保護法案に限らないのだが、この、根本的な、国や人間のものへの信頼意識のずれをすり合わせないと賛成反対の議論はかみ合わないだろうし、実際噛み合っていないことが多い。

ま、議論したところで、与党めっちゃ圧勝するような国会作っちゃったらあんま意味ないんだけどね。

2013-07-21

選挙に行くのが面倒くさい

FacebookでもTwitterでも「投票だん」とか「選挙に行こう」って投稿ばっかり。

いわゆる「意識高い」人だけじゃなく、意識高い人を馬鹿にしてたような人まで、

こぞって「選挙に行こう」の大合唱

そりゃあ選挙に行くことは大事ですわかってます

でも、正直面倒くさい。

せっかくの休みの日に、各党のマニフェスト読んで、誰に投票するか検討して、

ハガキもって投票所に行くって行為が、

ただただ面倒くさい。

スマホアプリかなんかで、

3行にまとめられたマニフェストを一覧で見れて、

2タップくらいで投票が終わるなら、

間違いなく投票すると思うけど。

けどこんなこと、「選挙行こうぜ」的な空気の中ではなかなか言いづらい。

別に

投票しないことも意思表示!」とか、

自分の1票じゃ何も変わる気がしない」とか、

そんなこと言うつもりはないのだけど。

自分選挙への興味の低さに比して、投票の手間が大きいんだと思う。

別にどこが与党になろうが、消費税が何%になろうが、外交政策がどうなろうが、

決められた通りにしまから

席替えの日に休んでも、

別に文句も言わずに席に着くだけでしょ。

2013-07-07

http://anond.hatelabo.jp/20130707115751

共産党って、綺麗事しか言えないからなー。特に外交国防関係

平和外交に徹せよ。軍事力は行使するな。相手が足元を見てくる? それはお前たちの怠慢と無能のためだ。真に平和を愛する心があれば、相手にも伝わる。日本人にはそれが足りない」ってワタミもびっくりのブラック精神論が、共産党外交政策だし。

2013-02-03

http://anond.hatelabo.jp/20130203025001

 そういう歴史必然性みたいなのもよく聞く話なんだが、実際にはやはり反省意味はある。

 たとえば、第一次世界大戦後の戦後処理。知っているとは思うが、第一次世界大戦後、敗戦国ドイツに対して、フランスを中心とする戦勝国は莫大な賠償金を課した。世界恐慌などの不幸もあったが、賠償金の支払いはドイツ戦後復興を極めて困難にした。当時でも、ケインズなんかはドイツ経済復興を支援すべきだと論じていたが、復讐燃えるフランスを中心とした国々はドイツを徹底的に痛めつけることを望んだ。その結果がヒトラーの台頭だ。対ヒトラーとしては、イギリス宥和政策の失敗なんかが挙げられるが、実際には第二次世界大戦の根っこはそうした戦後処理のまずさにあった。そうした反省の結果、第二次世界大戦後には敗戦国に対して実行不可能な賠償を課すという方針は避けられるとともに、金融不安が生じさせる政治的危機を回避するために国際機関が設置された。

 こういう側面を見ると、歴史反省する意味はあると思わない?日本にしても、昭和16年夏に「日米戦わば必敗」という結論が見えていたにもかかわらず、戦争突入してしまった。それ以外でも、日本の膨張的な外交政策に対する批判は当時から存在していた。「アジア解放」を訴える日本がなぜ中国戦争しているのか、どうしても理解できなかったという回顧も聞く。日本人の多くが中国人朝鮮人に対して差別的な意識を持っていることへの嘆きもあった。にもかかわらず、そうした批判の表明を困難にしてしま空気が生み出された原因は考える必要がある。

 もちろん、当時において個人のレベル歴史の流れを変えることは不可能だったろうが、後に生まれた者の特権として反省はある。その意味でも、歴史は「過去現在の対話」なんだろう(E.H.カー)。そうしたアドバンテージを活かすこともなく「仕方がなかった」で済ますというのは一種の思考停止だと思う。過去から学ぶことを否定する態度のうえにある改憲論はやはり怖い。

2012-12-25

http://anond.hatelabo.jp/20121225164304

共同管理云々は、中国常套手段だよ。ナチスドイツが、戦争を怖がるヨーロッパ諸国の弱みを見計らって、オーストリア併合やラインラント進駐したのと同じ外交政策白樺とか南沙諸島とか。

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