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はてなキーワード: フリーターとは

2022-08-02

年寄りほど安倍国葬に反対する理由若い頃に反体制ってかっこいいと刷り込まれたか

年寄りが若かった頃、60年代から80年代にかけての日本が豊かだったので

反体制運動とかヒッピーとかフリーターとか、サヨクっぽいアンチ体制派自由に生きる俺みたいな生き方説得力ちょっとだけあった

当時そういう価値観かぶれていた連中が頭が良いとか、正しいとか、実力があったとか、自立していたとかではなく、

適当なことやってても社会に溢れる豊さが回ってくるのでなんとなく成立していただけなのだが、

年寄りはその事に自覚がないので、俺らの価値観は正しかったと思っていて、今だに若い頃かっこよく見えた反体制価値観

国葬とか政治的な大イベントアレルギーで反対しているだけだから、本当はちゃんとした理由などないのだ

俺らの価値観に沿わない、気に食わないからやめろと言ってるだけで、口先から出る理由は全て適当な付け足しだ

2022-08-01

婚活中29歳女のスペック相手に求める希望スペック

私のスペック

・29歳

千葉県出身かつ在住

身長155

学生時代あだ名は「丸太」と「土偶

恋愛経験なし(処女

部活スポーツ音楽などの経験なし

趣味YouTube

高校卒業現在ドラッグストアフリーター

男性に求める理想スペック

・25歳から29歳

アメリカ東海岸出身かつ在住(内陸や南部は無理)

身長185以上

イケメン

国務省司法省FBI連邦巡回控訴裁判所のどれかに勤務していること

学生時代アメフトボート選手だったようなスポーツマンであること

ホワイトハウス研修生であったこ

大学ではファイナルクラブ所属していたこ

・T14ロースクール卒(祖父父親アイビーリーグ卒かT14卒なら尚よし)

・メイフラワーに乗ってやって来た清教徒の子であること

宗教メソジスト支持政党共和党

20代で初婚の女だしもうちょい相手希望あげれるかな?

2022-07-30

高校卒業後2年ニート。もともと友達いなくてFラン私文に潜り込んだ。

しばらく人と話していなかったので入学からSNSでつながっておく文化なんて知らず、大学1年生での友達はほぼおらず。

大学2年から入れるサークル探してどうにかしようと思った矢先にコロナ禍に突入現在4年。

少なからコミュニティとしての機能に期待していたのに、もうこれフリーターでも変わらんかったなってなってる。

お前ら何処でつながってるんだよ。。

2022-07-29

三十路時給1000円フリーター僕、貯金代わりに3か月前からS&P500に毎月5万円積立て始める

現在5000円の儲け✌

4年前からやってる積立NISAはS&Pじゃない別のアメリカ株メイン投信だけど50万儲かってる✌

バイト日記

 女子フリーターアルバイトさんとのシフトだと思って出勤したらオーナーがいた。交代の時にシフトリーダーに、

女子フリーターアルバイトさんと一緒に仕事かと思ったらオーナーがいたからびっくりしました」

 と言ったら、

「あたしもー。出勤したらオーナーいるから『えっ?』ってなったわ。なんでも、『急遽』オーナーが出ることになったみたいですよ」

 と、シフトリーダーは『急遽』という単語に強調と含みを持たせていう。どうやら女子フリーターアルバイトさんはまたしても仕事ドタキャンしたようだ。

 なんか……女子フリーターアルバイトさんはもうダメかもしれないなあ。本人も最近オーナーへの不信感をこじらせていて、自分がこれまでやらかしてきた否のことは忘れて「私悪くないです! 悪いのはオーナー!」っていう他責思考で、悪い奴に対して何をしたって文句を言われる筋合いじゃないとばかりに、やってはいけない事をやるようになった。気に入らないから出勤しないというのは、コンビニバイトで一番やっちゃいけないことなのだが。

 オーナーだってもはや女子フリーターアルバイトさんを信用していないし、彼女ドタキャン煽りを食う私ども他の従業員も、もしかしたら今回は本当に出られない事情があるのかもしれないという好意的解釈はし難くなっている。自分自分の首を絞めているだけだって、本人は思ってもいないだろうし、いよいよ居づらくなったら「もう来ません!」って仕事投げ出して帰って音信不通キメればいいと思ってるんだろうな。以前、やりたい限りのワガママ八つ当たりをやりまくってオーナーと大喧嘩して辞めていった、意地悪パートさんと同じ道を進み出している。女子フリーターアルバイトさんを止められる者はもはや誰もいなさそう。

 従業員ドタキャンにより休み返上で出勤させられるというのはオーナーにとってはかなりのムカつきイベントのはずなのだが、昨日は夜勤にAさんが入っているのと、激しい雷雨で客足が疎らだったおかげで、オーナーはかえってご機嫌だった。オーナー台風の夜にテンション上げてくる子供と同じマインドの持ち主だし。

 当店のあるエリアはなぜかよく停電するのだが、昨日も雷のせいで停電した。私はコンビニバイトになって五年目にして初の長時間停電経験した。店の電気は、電源が別になっている常夜灯レジと防犯システム以外全部落ちてしまった。冷蔵庫冷凍庫までストップしてしまう。

 バチッという音と共に停電した一瞬、異様な静寂が訪れたが、すぐに防犯システムがビービー鳴り出して煩くて仕方なくなった。どうやら、防犯システム的には店のセキュリティが破られて金品が強奪されることと停電は似たような扱いをされるっぽくて、軒下のパトランプまで点灯し、警告音声がガンガンにかかった。

 そんな中でもパラパラと来客があったのだが、「大丈夫ですか? 本当に大丈夫ですか???」としつこく聞きつつも買い物をしていくんだから心が強い。特に荷物の発送をしに来た人と電子決済利用の人は「本当に大丈夫なの?」と疑いまくるのだが、そこまで信じられないんなら明日にすればいいものを、それでも荷物を預けたり電子で払うんだからすごい。まあ、電子決済が失敗しても負担は店に行って自分は得はすれども損はしないと思っているのかもしれないが。でも、荷物の方は、もし手続き不良で荷物行方不明になったらどうしようとか、思わないのだろうか……。

 レジは非常電源に切り替わって三時間くらいは保つらしいけれど、それでも停電が長時間に及ぶようなら店を一旦閉めるとオーナーは言い、せっせとブラインドを閉め始めた。うわぁ、もしそうなったら、台風の夜の小学生みたいにテンションの上がったオーナーと二人きりかぁー、面倒臭ぇーー、と思いつつ、暇なのでカフェマシン掃除からやってというオーナーの指示により、粛々とカフェマシン掃除に打ち込んだ。

 エリア一帯が完全に停電しているので、すぐそこの交差点信号機も消灯しているのが窓から見えた。普段からよくド派手な交通事故が起こり、車が路上に仰向けに転がったりしているような所なのだが、さすがこんな緊急事態でも、通る車全体に譲り合いの精神が乏しく、ごちゃごちゃと車が行き交うのが窓から見えた。

 台風の夜の小学生マインドをお持ちなのはオーナーだけでなく、お客様にもおられて、なんかただ喋りに来ただけなのかな? って感じで、飲み物一本だけ買って停電すごいね、もう何分停電してんの? とか話しかけて来る。女子フリーターアルバイトさんが予定通り出勤していたとしたら、ここぞとばかりに彼女に話しかけようとするお客様がいっぱいいただろうなと思う。女子フリーターアルバイトさんがいないから、誘蛾灯に惹かれる虫状態になって彼女に吸い寄せられていく客ばかりという壮観な光景は見られなかったが、オーナーがいたので、どうしても停電が復旧しないようなら店を閉めるという選択があるのは(オーナーが面倒臭いとはいえ)よかったかもしれない。

 これはひょっとして明日の朝まで停電が長引くコースかなと思ったが、あっさり復旧。すると、今まで暇だったのに急にぞろぞろと客が来ていつもの当店に戻る。いつもだったらもっと早い時間に来るお客様達まで続々とやって来た。夕方コンビニで買い物をする人というのは、何があっても平常通りコンビニに来て買い物がしたいんだなあ。そういう人達の買う物もまたいつも通りで、別に今買わなくてもいいし近場のスーパーで買った方が安いという物ばかりであるコンビニでの買い物が人生の一部に組み込まれているようだ。そうしないと調子が狂うのかもしれない。

 停電が復旧すると、一アルバイトにとっては意外な事が起こる。というのも、ひっきりなしに電話がかかってくる。それは殆んど当店の設備保守点検担当している業者さんからで、それが何社もあるのだからオーナー対応で長時間手が離せなくなる。同時に来客数も増えるので、忙しい中私は一人でレジ対応に追われ、お客様からはこの悪天候のなかワンオペをし続けた可哀想店員だと思われて憐れまれる。

 すっかり雷雨が収まった頃にAさんが出勤。オーナーはその10分前には帰ってしまった。そもそもAさんは女子フリーターアルバイトさんが普通に出勤していたものと思い込んでいたので、私が一人で店番をしていたのを見てとても驚いていた。

 Aさんに本日の経緯と、女子フリーターアルバイトさんはもうダメかもしれんという話をしたら、Aさんはまた驚愕していた。

彼女、昨日は普通に出勤してたんですけどね」

「それ自体おかしな話なんですよ。一昨日に私と一緒にシフトに入った時には、彼女自分で『もう他の仕事が見つかったから、今週からは週一しかシフトに入らないです』って自分で言ってたのに、シフト表は今まで通りになってるんだから

 私がそう言ったら、Aさんはシフト表を見て、確かに女子フリーターアルバイトさんがいつも通り週4でシフトが入れられていて実際もう2回出勤したというのを確認して、もしかして彼女的はもうノルマを果たした気になっていて、今日ドタキャンなのか? と首を傾げた。

 もしくは、オーナーの方が、先日女子フリーターアルバイトさんと口論して色々嫌になったりとか、今夜は雷雨だという予報なのにドタキャンされたら大変な事になると思ったりとか、そういう理由女子フリーターアルバイトさんをシフトから外したのかもしれない。

 最近は夕勤人材が乏しくて、私と女子フリーターアルバイトさんしかいないという情況からオーナーはいくら女子フリーターアルバイトさんに歯向かわれても我慢して通常のシフトを組もうとするんじゃないかと思ったが、ついに我慢限界が来て、従業員自主退職に追い込むためのいつものムーブに切り替えたのかもしれない。オーナーは本気で腹を立てると、その従業員に対して急な変更といってシフトを休ませるのを数回繰り返したあと、月に二、三回しかシフトを入れさせてやらないという嫌がらせをする。

 あるいは、オーナー女子フリーターアルバイトさんの間でコミュニケーション齟齬が生じていて、オーナーは今週もいつも通りのシフトでいいと言われたつもりでいるが、女子フリーターアルバイトさんは今週から週一で働くつもりでいたのかもしれない。

 AさんはDさんを通してオーナー女子フリーターアルバイトさんが最近揉めている事は知っていたが、そこまで酷いことになっているとは知らなかったといった。女子フリーターアルバイトさんのお母さんが辞めたのも、単にオーナーが忙しい最中にあまり考えずに女子フリーターアルバイトさんのお母さんに暴言を吐いたのが原因だと思っていたとAさんは言った。そして、Dさんが「女子フリーターアルバイトさんのお母さんは、オーナー夫妻が自分のことを娘と同等にあつかってくれないのが不満だと思ったようだ」と言っていた、その言葉意味がよく飲み込めなかったのだが今やっとわかってきたという。

 結局のところあの母娘は当店では特別待遇を受けるに値すると彼女自身は思い込んでいたのに、現実としてはそうでなかったので辞める(しかも店に打撃を与えるやりかたで)と騒いでいるということだった。

 Aさんがいうには、Dさんも女子フリーターアルバイトさんの思い込み誤りだと嗜め言い聞かせたらしいが彼女には全然理解してもらえなかったという。先日、私も女子フリーターアルバイトさんに「早朝勤の忙しい時間帯でいっぱいいっぱいになってるオーナー夫妻に、新人のお母さんに女子フリーターアルバイトさんに対するような親切対応を期待するなんて無理だよ」と言い聞かせたのだが、全然納得していないみたいなだったとAさんに話した。

 まあ結局、女子フリーターアルバイトさんが当店を辞めてガールズバーで働くと言い出して、シフトリーダーやDさんは止めもしないという謎は全然謎じゃなくて、彼女に何を言っても自分の都合よく解釈しては失敗は他人のせいにするだけなので、余計な口出しをしても悪化することはあれども好転することは何もないから口出しするのは辞めたというだけのことだった。結局自分で痛い目を見てもらうしかないのだ。

 まああれだ、自ら好き好んで悪い道を選んで選んでここまで来てこれから先もそうしていく気満々でいる人を止めることは誰にも出来ない。

 8月になったら新人高専五年生がテスト期間が明けてまたシフトに入ってくるので、彼がちゃん仕事を覚えてくれれば、女子フリーターアルバイトさん無しでも当面夕勤夜勤は支障なく回りそうだからいいんじゃないだろうか。

 21時にとあるお客様少年ジャンプを買って行かれたのだが、表紙にルフィ名探偵コナンのなんか人気のキャラが載っていたので、ちょっと驚いた。少年ジャンプ、売れるためならなりふり構わなくなったのか……。一方的サンデーの表紙にはゾロが載っているとAさんが教えてくれたので、はわわってなった。

 そういえば私の推し小説家がこの春ブログで、安室目的でン十年ぶりにan・anを買ったと書いておられたが、今週はやはり同じ目的ジャンプを買いに本屋に走って行かれたのかなあ。昔から俗なものが嫌いだから世代カルチャーすらあまり記憶にないと公言していた孤高の小説家をも狂わせてしまう、安室透おそるべし。

2022-07-28

anond:20220728053638

当事者からこそ言わせてもらうよ

オペをすればいいじゃん。

お金がない?貯金するなり借りるなりすればいいでしょうよ

(医療向けローンがある銀行もある)

私は地方在住でお金もないのに身体性別就活するのが死んでも嫌だったか派遣フリーターやってたけど、普通に返済できる利率で借りられたよ

親の理解がないからって手術できる(成人してる)歳で親に従いっきりの人って何なの?

子供のこと理解してくれないそんな毒親、縁切っちゃえばいいんだよ

あと知ってます

当事者って安いか海外に行くんじゃなくて、タイとかの方が手術のスキルが高いから選ぶ人がほとんどなんだよ

性別適合手術に関しては海外の方がレベル高いの知らないのに適当なこと言っちゃダメだよ

ちなみに私は20代だけど百数十万円払って国内で手術した。

それでも満足してるし、借金だって5〜6年あれば返せる額だ

軽自動車1台買うぐらいの値段だよ?

本当に苦しんでるならしない選択肢がない

もちろん、体質的理由で手術ができない人は、特例でそういう風に救ってあげても良いかも知れないけどさ

極論、手術する予定もするつもりもなくて平気で、自分意向だけでそういう選択をするのなら、

大多数の人がその人を身体性別で扱うのは仕方ないことだと思いますけどね

2022-07-27

バイト日記

 今日バイト希望高校生面接に来たというのに、オーナーの機嫌がすごく悪かった。オーナーはいきなり事務所から出て来て、女子フリーターアルバイトさんに怒鳴った。

「お母さんに送ったLINEがいつまで経っても既読にならないんだけど!!」

 二人の会話する声がやたらでかいので全部聞こえてしまった。女子フリーターアルバイトさんのお母さんはつい最近早朝勤で働き出したのにもう辞めてしまったらしく、「辞めます」と言って出勤しなくなってからというものオーナー電話LINEをしても全然連絡がつかないし未読無視だという。一週間もその状態が続いているとか。

「いったいお母さんはどうしちゃったの?」

 とオーナーが聞けば、女子フリーターアルバイトさんは

「私知りません! 私だってお母さんと喧嘩たからもう一週間もお母さんと口きいてないもん!」

 と言い返す。

仕事をもう辞めるのは分かったけど、でも働いたぶんの給料の受け渡しとかまだ用事があるから連絡がつかないと困るんですよ。お母さんはなんか連絡を出来ない理由とかあるんですかね忙しいとか病……」

お金なら銀行に振り込めばいいじゃないですか!」

「振込っていわれたって、まだ試用期間の退職から給料は手渡ししないとだからね、直接」

「じゃあ私がお母さんn」

「いや、あなたがじゃなくてね、社会人として自」

「じゃあ私お母さんにオーナーLINE読んでってお母さんにLINEしましょうか!?

「だーかーら、あなたが何するとかじゃなくてね、普通自分が辞めるんだから自……っあいらっしゃいませー」

 なるほど。女子フリーターアルバイトさんのお母さんはもう辞めますと言ってから本当に仕事に出て来なくなり、オーナーとの連絡を経った。オーナー社会人としてそれはおかしいんじゃないの? と腹が立ったが、試用期間中でも給料ちゃんと発生するから現金で直接渡すし、あとユニフォームと名札を返して欲しいと思っているらしい。

 まあ、社会人として自分の始末を自分で着けるのは当然で、同じ職場にいる娘をメッセンジャーにしようなどとは言語道断からちゃんLINEに返信して店に顔を出せよというオーナーの主張は最もだけど、そんならオーナーだって女子フリーターアルバイトさんのお母さんへの不満を女子フリーターアルバイトさんにぶつけるのはおかしい。女子フリーターアルバイトさんは激昂して

「私なにも悪くありません!! 私なにも悪くありません!!」

 とオーナーに怒鳴り返した。

 しかし、オーナーのいつもの言動からして、オーナーが言いたかったのは女子フリーターアルバイトさんがお母さんをどうにかして店に顔を出すよう説得すべきということではなくて、単に「LINE通じないんだけどなんか病気怪我で寝込んでるとか事情があるの?(それなら治るまで待つけど)」ということなんだろう。

 そんな言い合いを聞いてから時間くらい経った後、オーナーがまた突然事務所から飛び出して来て私の方を見ているようないないような角度でこっちの方に顔を向けながら、

「そろそろドリンクの補充にちょっと入ってください!」

 というので驚いた私はうっかり、

「私ですか?」

 と言い返してしまオーナーイライラの火に油を注いでしまった。

「私ですかーじゃなくてどっちでもいいか相談して今すぐドリンクの補充!!!

 とんだウッカリかまししまった。オーナー命令には余程の事でないかぎり「反論」は禁物。私は確認のつもりでもオーナー的に反論という名の「不平不満」に聞こえてしまうのでダメなのだ。この時には女子フリーターアルバイトさんが「じゃあ私がすぐ行ってきます!」と言ってレジカウンターから飛び出してウォークイン冷蔵庫へと走って行ったので、オーナーはさっさと事務所に戻っていった。

 上着も持たずに冷蔵庫に入ってしまった女子フリーターアルバイトさんは、短時間で寒さに負けて戻って来たが、その15分程度の間に大体の補充は終わったという。

 女子フリーターアルバイトさんに、「なんか今日オーナーの機嫌、かなり悪いね」と言ったら、

「ああそれ私のせいですー」

 という。それはさっきのお母さんが仕事を半ばトンで音信不通の件ではないらしい。女子フリーターアルバイトさんがわざわざDさんが今月末までで円満退職するのに合わせてバイトを辞めたいとオーナーに打診し、渋られたのでシフトを減らすと言い張って、週1の出勤ということで押し通した。それが原因でオーナー女子フリーターアルバイトさんの顔を見るだけでイライラしているんだと思う。と、女子フリーターアルバイトさんは思っているそうだ。

 いやまあ、辞めるという通知は1ヶ月以上前にする事っていうのは就労契約書に書いてあったので、それを一方的に破り、あまつさえ自分の都合のいいシフトを組むように圧をかけるとか社会人としてというかそれ以前に人としてどうなの? って感じだが、19歳のお子さまは万能感に溢れまくっててわからいか……。

 私は女子フリーターアルバイトさんに「へぇ。」と言った。女子フリーターアルバイトさんは、他の仕事を始めるから週1しかシフトに入れないし、本当は当店を完全に辞めて新しい仕事本業にしたいんだという。

 その本業にしたい新しい仕事とは、先日Aさんから又又聞きしたガールズバーバイトに違いない。ガールズバー自体は悪いとも危ないとも言えないが、勧誘された経緯が胡散臭くてほのかヤバい臭いがする。女子フリーターアルバイトさんはシフトリーダーとDさんにだけ話したのだが、Dさんは自分女子フリーターアルバイトさんに苦言を呈する訳でもないのにAさんにそれをリークし、面白がりつつヤバくね? と思ったAさんが私に全部喋った、という流れで私は皆まで知りつつ、何も知らないふりをして、

「何かもっと良さげなバイトを見つけたん?」

 とかまをかけたが、女子フリーターアルバイトさんは完全にスルーして、

だってオーナーが悪いんです」

 という。オーナー何が悪いのか? オーナーは確かに欠点だらけでお世辞にもいい人とは言えない人だが、給料ちゃんと払いボーナスもくれ、セクハラはしない……が、パワハラはたまにする……のでまあ、恨まれどころは沢山ありそうだなとは思うが、女子フリーターアルバイトさんもこの二年弱の間に何度も仕事ドタキャンして信用は地に落ちていて、そんなベースがあるところへ今回、親子揃っての不義理騒動を起こしている訳で。

「私は何も悪くないです」

 と女子フリーターアルバイトさんはまた言った。

オーナー奥さんがお母さんに酷い事を言うから

「ほう、酷いこととは」

「こんな所じゃ言えないから言いませんけど、とにかく悪いのはオーナーなんで」

 女子フリーターアルバイトさん的には全面的オーナーが悪く、これまでの二年弱の恨み辛みがあるからして、従業員から雑な退職をされるのはオーナーの業だから当たり前だってことらしい。

「まあさ、早朝勤って死ぬほど忙しいでしょ。そんな時間帯にキリキリ舞い状態で、ただでさえあまり人柄のいいとは言えないオーナー奥さんが、新人バイト新人からって多目に見ることは出来ないし、むしろ八つ当たりの的にするでしょ。オーナー夫妻が新人を中々信用しないでイライラの捌け口にするのはいものことだし。だから、お母さんは悪くないんだよね。それはわかるよ。早朝勤でオーナー奥さんと上手くやれる人はいいからさ、まあ、しょうがないんだよ」

 と私は女子フリーターアルバイトさんに言った。ところでそういえば、女子フリーターアルバイトさんはここ一週間お母さんと全然口を利いてないって、オーナーとの口論最中に言っていたなあと思ったので、

「お母さんと喧嘩なんて珍しいじゃん。仲いいんでしょ?」

 と言ったら、女子フリーターアルバイトさんは、

全然。こんなのよくあることですよ。てゆうか今回はまだマシなんです。1ヶ月も口利かなかったこだってあるんだから

 という。

「えーっ、前は仲良いって言ってたよぉ。お母さんのこと好き好き大好きって言ってたじゃん」

「私、そんなこと言ってません! 全然仲良くないし、お母さんのこと好きなんて言ったことないし絶対言いません!」

 なんか冗談じゃなくガチで言うからちょっと怖くなってきた。えぇ……記憶めちゃめちゃ改竄されてね?

「で、今回はなんで喧嘩になったん?」

「これも私は何も悪くないんです。私はなにもしてないのに、お母さんが急に口利いてくれなくなったんだもん!」

 おま、さてはお母さんにストレートに「私、ガールズバーで働くことにした!」って言ったな……?

2022-07-25

バイト日記

 私が出勤してから5分後くらいに出勤してきたAさんが事務所に入って来るなり、部屋中に新商品の某炭酸飲料臭いが満ちた。最近Aさんは某炭酸飲料ハマっているそうで、この間のシフト中にこっそり某炭酸飲料をお買い占めしていたほどなんだが、毛穴からフレイバー臭いが出るほど飲むとは。某炭酸飲料がとても美味しいとAさんが言うから、先日私もそれを買って飲んでみたが、強烈な臭気のするゲロ甘い炭酸飲料だった。強炭酸水で三倍稀釈してやっと飲める味になったが、稀釈しても臭いの勢いが衰えないのに辟易した。

 Aさんからチェンソーマン』をごりごりにおすすめされたが、「見ないです。」の一言でぶったぎった。『ルックバック』で藤本タツキは not for me とわかったので要らないです。

 五時間シフトのなかで前半三時間は忙しかった。コロナ感染者数が過去最多なんてニュースも、もはや人流を変えることはできないんだな。でも、マスク使い捨て手袋装備で買い物に来ていた慎重派の常連さんたちは来なくなった。

 Aさんの休憩中に一人で店番をしていたら、ある家族連れの客が店の出入口にしゃがんで大騒ぎ。なんか、虫でも落ちていたのだろうか? 当店には時々クワガタが落ちている。その時もクワガタがいたんならその騒ぎもわからなくもない。母親父親に何か指示を怒鳴り、子供達(小6か中学生くらいでなかなかに体格がよかった←普通店の中で走り回る歳じゃねえだろの婉曲表現)が凄い勢いで駆けつける。ギャーギャー騒ぎながら床に落ちた何かにスマホを向けて写真動画を撮っていた。他に客のいない時だったのでほっといた。

 今日は来客数は多かったが飲み物しか買わない人が多くて、おにぎりサンドイッチ惣菜パンもものすごく沢山売れ残った。なのに辛い味のFF商品カップラーメンはよく売れた。

 とある常連お客様最近ビールと一緒にトマトジュースをよく買って行かれるのを見て、

レッドアイ自分で作るのにハマっているのかなあ」

 と言ったら、Aさんがレッドアイって何ですか? というので、ビールトマトジュースで作るカクテルって答えたら、なんか尊敬の目で見られた。Aさんはお酒を一滴も飲まないので、カクテルの作り方を知ってるというだけで異世界の住人に見えるらしい。なお、私もお酒を飲まないのだが、レッドアイを知っている理由はといえば、トマトジュースは大好きでビールは大嫌いなので、レッドアイを初めて見た時にビールトマトジュースを入れるなんて最初に考えた奴は頭がおかしいと思ったせいで強く印象に残り記憶したってだけである。そうでもなければ、カクテル名前なんか現物を見ても秒で忘れる。

 月曜からシフトが大変なことになっている。というのも、今月一杯でバイトを辞めるDさんが、今週からすでにシフトにほぼ入らないからで、そして女子フリーターアルバイトさんもシフトを半分に減らしたからだ。

 女子フリーターアルバイトさんは本当は辞めようと思っていたらしく、オーナーに辞めますLINEを送ったのだが、オーナーが「死んでしまます」とくそ重い返信をしてきたので踏み止まった……のではなく(オーナーの返信がクソ重かったのは本当)、シフトリーダーに辞めない方がいいとアドバイスされたので考え直したらしい。

 で、女子フリーターアルバイトさんが何でバイトを辞めようと思ったのかというと、ガールズバースカウトされたからだった。大分から女子フリーターアルバイトさんがガールズバーで働きたがっていたのは私も知っていて、シフトリーダーがいいじゃんやっちゃえよと背中を押しまくっていたのも知っていたけれど、まさか本当にやるとは。シフトリーダーは、女子フリーターアルバイトさんに「ガールズバー一本だと車とかのローンを組む時に審査下りいから、コンビニバイトと掛け持ちでバイトしたらいいよ」とアドバイスしたそうだ。そんなこと、オーナーにバレたら女子フリーターアルバイトさんは即クビになるだろう。

 AさんがDさん経由で聞いた話によれば、ガールズバーに「スカウトされた」という経緯がなんかおかしい。正しくは、「親切な人の紹介で(県内一の繁華街にある)ガールズバーで働くことになった」というのだそうだが、どうもそのとても優しいという「親切な人」が夜の繁華街跋扈しているスカウトにしてはなんかおかしいのだ。そもそも、このご時世にガールズバースカウトなんかがそこら辺にいるのかというのも謎だけど。

 ともかく、女子フリーターアルバイトさんは優しい親切な人が紹介してくれたガールズバー体験入店に、嫌がるDさんを伴って行ってきたのだが、駅からその店に行く途中で二人組の男達に声をかけられた。女子フリーターアルバイトさんとDさんは「今出勤するとこなんで」と言って断ると、二人組の男達は女子フリーターアルバイトさんに名前は? とか、勤め先はどこ? とか、個人情報を聞き出そうとしてきて、それに女子フリーターアルバイトさんは全部素直に答えてしまった。

 それからガールズバーに着いて体験入店をした訳だが、体験入店開始すぐに例の二人組が来店して女子フリーターアルバイトさんを指名した。そこから客が途絶えることはなく指名をいくつももらって、沢山の給料をもらった。女子フリーターアルバイトさんは、ただカウンター越しに客とおしゃべりしているだけで指名が取れて、自分の飲み代はぜんぶ客持ちで、基本給の他に指名料ぜんぶ貰えて、しかも待機時間も時給が貰えるというし、世の中にこんなにいい仕事があるのかと大喜びで、もはや完全にその気になっているらしい。

 しかし、ガールズバーの全てが悪い訳ではないだろうけど、その店は本当にいい店なのか? というかそもそも、本当にガールズバーなのだろうか? 実はガールズバーの皮を被ったパパ活斡旋業者実態はただの管理売春)だったりしないか? と、私は大いに疑問に思った。そもそも、優しくて親切な人が本当に優しくて親切だったら、10代の女の子にお水風俗仕事を紹介したりはしない。

 シフトリーダーは昔ガールズバーで働いていたことがあるらしいのだが、シフトリーダーや私の若い時代ある意味平和からよかった。そういう所に来る客は所詮普通の男達ばかりであり、普通の男達は本当に「普通」だった。ところが今はどうだろう。普通の男達の間にも普通ではないやり方が共有されている。例えば、女の子のグラスに薬物を混入させる方法とか。そういうのがまるでよくある事のように広まっていて、被害に遭った女の子達の体験だってネットに書き込まれている。

 私だったら若くても今なら絶対そんな仕事はしたくないから止めるけど、シフトリーダーはなまじ自分がそれで痛い思いをしたことがないので、やればいいじゃんカッコいいじゃんと勧めまくってしまう。ま、モテる事が人生価値だと思っているような人だからなあ。

 女子フリーターアルバイトさんが勤めようとしているガールズバーがまともな店であったとして、そんな所に入っても見た目の可愛くてしかもデキる女の子は掃いて捨てるほどいるというのを思い知るだけなので、見た目への拘りとコンプレックスが強すぎる女子フリーターアルバイトさんは、病むだけだろうなと思うが。まあそういうとこがあるから変なのに狙われるのか。

 という話を帰宅後に夫に話したら、そんなん、堕ちる奴は誰が止めようがわざわざ自分で堕ちる道を一々選んで堕ちて行くんだからほっとけば? と鼻で笑われた。

そもそも、そんな話を直接でなく又聞きしてる時点でお前はもうその子に何か言う資格のある奴じゃないし。彼女に言えるのはシフトリーダーとDさんだけだって彼女自身が選んだんでしょ?」

 結局、私がムキになっているのは嫌いなシフトリーダー若い子に選ばれたからで、もう既に敗北してるんだから、醜く嫉妬拗らせてないで、そんな下らないことはさっさと忘れてしまえっていう。軽率に夜の仕事に片足突っ込んでも負け知らずのシフトリーダーの事が妬ましくて、若い女の子が美貌で大金稼ぐのが憎らしいだけないんでしょ? はいはい、オバサンの嫉妬乙。あー、醜いねぇ。

2022-07-23

底辺フリーターだけど家を買った、みたいな話

家に限らず、海外に行くとかでも良いけど

ある程度まとまった貯金ちゃんとあるんだよね、貯金できる人なわけ。

その時点で優秀だよね

それができないからみんな底辺なのである

2022-07-20

anond:20220719145503

オレの母親占いサイトにハマって課金しまくって自己破産したよ。

出会い系サイトの亜種みたいなやつで、たぶんフリーターバイトテンプレで返すようなやつ。

最後まで送ると数億円が振り込まれます!…みたいな。

占いダメなんじゃなく、占いを信じちゃう、わらにも下がりたくなるくらい困ってる人をスクリーニングできるから危険なんだ。

無論、そういう人はカルトにとってはカモでしかない🐓

バイト日記

 天気がいまいちなせいで昼間からとても眠かったので、眠気のせいでバイトで凡ミスして客からキレられたら嫌だなと思って、昼寝した。低気圧夕方っておかしな客ばかり(しかアラフィフ女性がとても多く、なんか怒りを爆発させるネタを探しに態々出かけて来てるんじゃないかなって感じだ。気に入らない事へキレる反射神経が光速に追い付いてる。)よく来るからなあ。つまんないミスで店じゅう響き渡る金切声で怒鳴られたくはない。

 と、昼寝をしたらすごく生々しい夢を見たのだが、あらすじを文章で表すと、地味に荒唐無稽っぽいだけのつまらない話になる。

 どういうストーリーだったのかというと、レジ仕様がまたマイナーチェンジされて、店員側のタッチパネルが常にインターネットに繋がっている状態になったというものレジ対応一回やるとタッチパネル広告の画面に切り替わり、5秒以上の短い広告動画を見なければいけないというタスクが発生するし、レジ対応最中にも広告ポップアップが画面に出て来て仕事邪魔をするのである

 なんだこの鬱陶しい広告本部の奴らは何を思ってこんな糞みたいなシステムにしたのだろう? と思いながらも21時まではトラブルがなかった。ところがだ。老人とチンピラみたいな若者の二人組がレジに来てアメリカンドッグ二本を注文してきた。それで私は、他に店内に客がいないからと言って横着をして……レジに注文を入力する前に商品を取って来て、それからレジを打とうとした。ところが、レジタッチパネルの「フライヤー」の所に金貸し屋の広告バナーかぶっていて、何をどうしてもフライヤー商品入力が出来ないのである。私は焦りながら試行錯誤をするのだが無理で、その最中客二人組が早くしろこの能無し! のろま! アメリカンドッグが冷めちゃうだろ!! と罵倒してくる。万策尽きたと思った私はオーナー電話で聞くしかないと思い、

申し訳ございません! 今、オーナー電話確認しますので、もうしばらくお待ちいただけますか?」

 と言ったが、客二人組はもういい!といってレジ横の電子タバコの立体広告を蹴飛ばして店を出ていった。

オーナーオーナー! 広告がぁー!」

 と唸っている自分の声で目覚めた時、まだ午前10時5分だった。寝ようと思ってから時間も経っていない。あまりにも鮮明な悪夢だったので、ぼんやりした頭でこんな場合はどう対応すればいいのかオーナーに問い合わせのLINEを送ろうと思い、真剣に文面を考えていたらその間に寝落ちしたのか、それもまた夢の一部だったのか、よくわからないが気づいたらまた夢の中にいた。

 出勤したら更衣室の場所が変わっていて、事務所の片隅ではなくトイレの横になっていた。で、新しい更衣室に入ったら、三つの従業員ロッカーがあった。その一つ一つが充分な大きさがあるし、女子のぶんだけで三つあるってことは、シフトに入った相手と共有しなくて済むし、広々と使えるなぁ、やったー! と思ってそこに荷物私服を入れた。

 そして、上がりの時間の十分前にトイレ掃除をしようとしたとき、交代のバイトが出勤してきたのだが、一人はDさんでもう一人は見たことがない人だった。新しい夜勤バイトだという。それで挨拶をしようとしたのを新しい夜勤バイトだという人が遮ってきて、

ロッカー荷物、さっさと退けてくれないですか? それ、正社員用なんですけど。っていうか、どうしてただのバイトの分際で個人ロッカーが与えられると思ったの? 笑けるんですけど。ほら、てめえのような下賎の者の荷物置き場はここだよ、クズ

 と、更衣室の隅っこ似合った廃材一歩手前の朽ちかけの下駄箱のような物を指指した。

 新しい夜勤バイトだという人が更衣室を出て行ってから、Dさんがこっちに来て言った。

ちゃん説明されないとわかんないよねー。私もさっきあの人に言われるまで、新しいロッカーやっほーって思ってました。なんかね、オーナー最近クトゥルフ神話にハマってて、それで占い師正社員を雇って大事しろって言われたらしくてー、すごい豪華な仮眠室作ったりとか、トイレ特別改装したりとかして。あ、ちなみにうちらバイトの専用トイレも作って貰えたんだけどこれです」

 Dさんは更衣室の片隅を指差した。そこには何の仕切りも目隠しもなく、蓋がなくてしかも小汚なくアンモニア臭様式便器がぽつんと設置されていた。ケツはお花紙で拭けと。そして、トイレの背後が窓ガラスの填まっていない窓があって、そこが何でか客用トイレの個室と繋がっている。

オーナーオーナー! 何でクトゥルフ神話なぞ……」

 と唸っている自分の声で目が覚めた。午前11時45分だった。

 今日仕事は暇な時期の日曜日くらい暇だった。Aさんは今日休みで、オーナーシフトに入っていた。暇過ぎてオーナーが話しかけて来るのだが、一々距離が近い。以前は2レジにいる私へオーナーが1レジからクソデカボイスで話しかけて来ることが多かったが、それは私がまだオーナーにあまり信用されていなかったからだ。最近は私が「はい」「わかりました」とキャバ嬢さしすせそくらいの事しかわず淡々仕事をしているせいで、信頼度が上がったようだ。オーナーは心の距離()がすぐ物理距離なっちゃう質らしい。それで老若男女関わらず、信用している従業員には至近距離で話しがち。

 20から新人高専五年生がトレーニングに入った。とっくにAさんが詰めこみ教育したことを、オーナーはまるで初めて教える時のように教え込んでいた。高専五年生は大人しく聴いて、言われた事を黙々とやっていた。

 だが高専五年生は、事務所バックヤードからフロアに出る時に「いらっしゃいませ」と言うという決まりを、何度オーナーに言われてもちゃんと出来なかった。あまり愛想の良い性格じゃあないのかな。でも話しかければ普通に応じてくるので、全くの無愛想でもない。ただフロアに出るというだけで「いらっしゃいませ」という意味がわからいから言いたくないのだろうか。しらんけど。

 まあでも、夜勤若い男子が無愛想でもほとんどのお客様全然気にしないから、いいんじゃないだろうか。私だて今までの半生のなかで、気さくで若い男性コンビニ店員なんかたった一人しかたことがないしなあ。

 当店に勤め始める前に私が働いていた同系列他店の夜勤だった、イケメン正社員氏がその唯一の気さくで若い男性コンビニ店員だった。彼は恐そうなおじさん達にとても好かれていたので、男でもそういう性格で損することはないのだろうなと思う。でも別に、無愛想だからといって無闇やたらと因縁をつけられる訳ではない。だが女の場合接客業なのに無愛想だとわりと致命的だ。時には暴力沙汰にまで発展してしまうので、元が根暗だろうとなんだろうと、仕事中だけは明るくちゃきちゃきしてる振りをしていた方がいいみたい。

 21時頃だったかに、久しぶりにセクシャリティ服装表現しまくるタイプゲイお客様が来店。いつものタバコを買っていかれた。左耳にだけピアスってことはタチなんだなこの人……あ、そういえばJUDY AND MARYの『そばかす』の歌詞に「思い切りあけた左耳のピアスには」ってあったけど、女子が左耳にピアスを開けるとなんか別の意味あったりするんかな……と思いつつ見送った。

 当店には行楽シーズンかに、なぜかよくセクシャリティ服装表現しまくるタイプゲイ人達が立ち寄るのだが、近くに何か会合でもあるorあったのか、時間微妙にずらして同じような服装の屈強な男達が続々とやってくるのだ。なんか、平成時代JK並みに同じ服装をするのが好きなんだな。

 もちろん、そういう服装じゃない系のゲイお客様もいて、パートナーと手を繋いで買い物をしているのを時々みかける。

 そういえば、去年の年末だったか……歌舞伎町から車で友達の家に行く途中に寄ったというゲイお客様が来店したことがあって、そのお客様はAさんを見て、

「あら、あんた良い男じゃない?」

 と一目で気に入ったらしかったが、でもお会計の時にAさんに対してなんか意地悪にネチネチと絡んできたらしくて、後でAさんが、

「気に入ったなら優しくしろよな!」

 と荒れていた。まあでも、せっかく顔を誉められたのに平常通りクソみたいに雑な接客をしたからだろっていう。

 そんなこともあった。

 仕事上がりに事務所の隅っこの更衣室で着替えている最中に、ふと壁に着いている姿見がロッカーの扉の内鏡と合わせ鏡になっているのに気づいた。まあでも普段からその二枚の鏡で自分の後頭部を映して後れ毛のほつれチェックなどをしてはいるのだが、うまく距離を取れば小さな内鏡にも腰の辺りまで写せるということには今日初めて気づいた。自分背中を、無理な体勢にならずに見たのって人生で初めてだが、私って本当に姿勢がいいんだな(この間、女子フリーターアルバイトさんに言われた)ってなんか感動した。

 

2022-07-17

現役ADHDから発達障害扱いされるギリ健だけど

・人の話が理解できない(音は聞こえるけど情報として頭で処理するのに時間がかかる)

集中力がない(家で飯食ってる時に思い出したことあったら席立って別の事始めるレベル外食中は流石にしないがそれ故に外食はひどく疲れる)

上記により勉強が集中できない。勉強しようと意気込むだけで眠くなったり、参考書1p読み終わると別のことをしだす。

10年ほど前に働き始めてから、俺は上記のような無能なので、ADHDの友人と、その友人の友人(彼女ADHDから絶対発達障害から精神科で一度見て貰ったほうがいいよ」と言われて、予約3ヶ月待ちを経てWais-Ⅲとアスペルガー検査を受けた。

結果、異常なし。知能に凹凸なし。言語IQ動作IQに大きな差異はなく、なんなら平均IQは110ぐらいあって、The平均な脳みそをしていた。そして発達障害ではなく社交不安障害と診断された。これでようやく、投薬でようやく人並みの社会生活に近づけると思った矢先、奈落の底に突き落とされた気分だった。

その当時俺は仕事に行くのが毎日不安で、夜はひどい動悸で2時間おきに目が醒めるような生活を送っていた。こんな俺に処方された社交不安障害ワイパックスは相性が最悪で、仕事前に酷い不安を感じて頓服すると日中の眠気が増すのだ。俺は仕事ができないオドオドした無能カスから仕事ができずオドオドしてる癖に、仕事を教えてもらってる時にウトウト眠る頭がおかしカスランクアップした。そしてある日、とうとう耐えきれなくなって仕事をやめた。人と会話が出来るような精神状態じゃなくなっていた。辞めたというより、飛んだ。

それからフリーター派遣社員を経て、三十路を超えて辛うじて社会復帰できた。

ここまでが前置き。

今の仕事を初めてから資格取得の勉強をはじめたんだが、なんせ集中力が持たない。そこで煙草に手を出したら、集中力が爆上がりした。おそらくは副交感神経が優位に働くことにより、頭のごちゃごちゃが静まり勉強フォーカスを当てることが出来るようになった。勉強に集中出来る手段を見つけたのは良いが、吸いながら勉強できる場所が限られていて、そもそも煙草身体に悪い。今は休みの日に個室ビデオ喫煙席に籠もってタバコを吸いながら資格勉強をしている。

日頃吸わないくせに、勉強中は一日で3箱ぐらい吸うので(その間ずっと勉強できる)、流石に煙草以外の勉強集中ツールが欲しい。

かい方法ないだろうか。

2022-07-15

anond:20220715152838

今の若者10歳くらい上まで見るとリーマンショックから民主党政権を見ていた世代で、

氷河期世代10歳くらい上まで見るとバブル世代、「フリーターは新しい生き方!」の世代だもんな

世界の見え方が違いすぎる

バイト日記

 やっと夜勤に人が増えた。女子フリーターアルバイトさんが、その人が面接にやって来たときに丁度シフトに入っていて、その人を見てたそうで「高校生くらいの男の子」だったと言っていたが、実際は高専の五年生だった。女子フリーターアルバイトさんにかかると35才以下の男はみんな「高校生くらいの若い男の子」になってしまう。自分とほぼ同くらい見分けてくれ……。

 女子フリーターアルバイトさんは「高専」というものそもそも知らなかったらしく、「それって高校専門学校のどっちなんですか?」というから、「中学卒業した後に入る、もっぱら理系ばっかりの専門的なことを勉強する学校」とざっくり説明したら、

「なんだぁー専門学校かぁー。よかったぁ」

 と何がいいのかよくわかんないなと思いつつ、

高専っていったら、理系のすごく頭がいい奴が行くところだよ、少なくとも私の地元では」

 と言ったら、女子フリーターアルバイトさんはすごくショックをうけていた。

「えぇー。うちすごい馬鹿から、そんなに頭のいい人とは話が合わないかもしれない。どうしよう……」

 と深刻な顔で言う。まあ、大概の男は女子の頭の中身がいかほどであるかなんてきにしてないか大丈夫じゃね? しらんけど。

 私の地元では高専天才の行くところだが、こっちでもそうであるかは知らないと言った事により、女子フリーターアルバイトさんは初めて私が地元民ではないことを知ったらしい。あんまり気にした事がなかったが、私、女子フリーターアルバイトさんの前で自分の事を何一つ話した事がないんだそうだ。そういえば、以前に女子フリーターアルバイトさんから年齢と子供の数とその年齢を聞かれて答えたくらいしか話した事がなかったかもしれない。実家は何県のどこなのかとか、学生時代何部だったのかとか、事細かにプロフィールを聞かれた。

 新人高専五年生が出勤してくるのは20時30分で、女子フリーターアルバイトさんの上がりの時間20時なので、女子フリーターアルバイトさんは残念がっていた。棲む世界の違ってそうな人でも、同い年の男なんて日常生活でお目にかかる機会が今や滅多にないから貴重で、やっぱり会えるもんなら会いたいんだとか。

 高専五年生は火曜日が初出勤だったのだが、いつもは新人初日には必ず居るオーナーがその日は休みだった。オーナー新人教育をAさんに丸投げした。

 新人はたいてい入って二週間はトレーニング期間で、その間の働きで本採用かどうかが決まる。だがオーナーは何を思ったのか、高専五年生を今週3日連続シフトに入れて、来週に「見極める」とAさんに電話で言ったそうだ。雑用の類いを教えるのはAさん任せにして、重要仕事オーナーが自ら教えるのだが、来週はその仕事を教えて大丈夫かどうか「見極める」っぽい。

 だがAさんはこの三日間で高専五年生を仕上げないと本採用にならないと頭から決めてかかっていて、短期決戦で全部完璧にするという。目の色が変わってるぜ。

 とりあえず今週はレジ打ちは教えなくていいというオーナー命令により、Aさんが高専五年生を教えている間、私はレジ打ちや細々とした事をすることになった。そしたらAさんは本当に高専五年生につきっきりになってしまったので、夜ももうたいがい遅いというのに、レジに長蛇の列が出来てしまう。

 やっとお客様がみんな帰っていった後、Aさんが高専五年生に教えているのを盗み聞きしたが、そんなに説明することってあるかというくらい延々と講釈を垂れており、高専五年生は真面目にメモを取り続けていた。大丈夫だろうか。メモを取らせるのはいいとして……、やってることは家事と変わらない。バット食洗機にかけるとか、フライヤーから油を抜いて掃除するとか、大概の人間は見て実践すれば覚えるのではなかろうか。

 米飯サンドイッチパン検品・品出し作業は、私が米飯パンアイテム数がとても多いから)を担当し、高専五年生とAさんがサンドイッチ担当した。私は自分作業に集中しているふりをして、二人の様子をチラ見していたのだが、Aさんはまたしてもずっと説明をしている。高専五年生はずっとメモを取っている。作業はAさんが説明をしながらやっていて、高専五年生はそれを立って見ている。検品作業は専用の機械の使い方を覚えなきゃいけないけれど、品出しは手を動かすだけの作業で、覚えることといったら古い商品を前に出して新しい商品を奥につめこむことくらいしかない。そこまで説明することってあるのだろうか。

大丈夫ですか? 初日からこんなにとばして」

 私は仕事の合間にAさんに何度か言ったのだが、Aさんは、

「来週にオーナーの見極めがあるから、この三日間で全部の仕事を出来るようになってもらわないと」

 と繰り返すばかりだ。ただでさえ募集しても人の来ない夜勤の貴重な新人なので、そう容易くクビは切られないだろうし、むしろ普通新人よりもずっと大切にされると思うのだが。

 そんな火曜日だった。

 水曜日は私は休み。でも水曜はDさんもシフトに入るので、Aさんがなんかやり過ぎたりしていたら、私よりもよほど直球に文句を言うから大丈夫だったんじゃないかなと思いたい。

 そして木曜日高専五年生は初日のような生彩がなくてしか猫背になっていた。Aさんは、

「昨日で全作業を教えて彼もよく覚えたように見えたから、今日で仕上がると思います

 と言いながら、なんでかフライヤー棚のバット自分で片付けているので、

「……で、それで何でAさんがそれを全部やっちゃうんですか? 時間が許す限り彼にやらせて下さい。いくら頭に知識として入っていても、オーナーの前で再現できずにまごまごしたら、何も覚えていなかったのと同じですからね」

 と私は言った。こんなに強い口調でAさんにものを言ったのは初めてだったが、Aさんも私がイラッと感を顕にするとこなんか見たことがないのでビビったらしく、「あ、はい」と反論してこなかった。

 オーナーがどういうつもりで「見極める」という言葉を使ったのかは、本人に聞かない限り真意はわからないけれど、いつものパターンだと言うほど大した事じゃないので、この三日間で本採用にするかしないか決まるって事はないというか、よっぽど最悪のやらかしをしなければ、高専五年生はずるずるといつの間にか本採用になっているだろうなと思う。ので、オーナーお気持ちなんかけっこうどうでもよくて、一方、どうでもよくないのは高専五年生当人気持ちだ。この三日間で、難しいなとかやっていけなさそう、割に合わなさそう……なんて思われたら採用を辞退されてしまう。そうならないで欲しいんだけど、この三日間の詰め込み学習っぷりに高専五年生は何を思ったのだろうか。作業に手を出せば最後までやらせて貰えず、しかもやったそばから手直しをされることでフラストレーション溜まってないかなあ。

 上がりの時に挨拶がてら高専五年生と話す。なんか女の子大好きそうなので、夕勤に高専五年生と同い年の女の子がいて、何れシフトが一緒になると思うよと言ったら案の定食いついてきたのだが、

「えっどこの大学の子ですか!?

 そこなの? と思いつつ、

「うん? フリーターだよ」

 と答えたら、「そうですか……」と高専五年生はあからさまテンションが下がった。大概の男は女子の頭の中身がいかほどであるかなんてきにしてないか大丈夫じゃね? と想ったらだいじょばなかったかもしれない。しらんけど。まあ、高専男子なんて今を逃したら一生付き合えないと思うので、女子フリーターアルバイトさんがんばれって思った。

 

2022-07-12

40オーバー新人派遣さんが入ってきた。

自己評価が高いのに仕事できないし日本語おかしいと思って経歴聞いたら認知歪んでてやばかった。

というか自分も見本として簡単な経歴を5分~10分ぐらいで喋ったんだけど、派遣さんは30分ぐらい仕事の詳細と自分が感じたことという日記のような内容をだらだら喋ってた。

非正規自分語りおっさんってこういう感じなのか?

活躍してた会社倒産しちゃって~って言ってた会社は調べたらまだあったし、今まで同じ職種が長続きしてないし、自慢調で話してる内容大したことないし、常に主語でか。

一々突っ込んだらきりがないかスルーしてたけど、言ってる内容が明らかに間違ってるなってのもいっぱいあった。

というか非正規から正社員の打診されたことないっぽいんだよな。大企業での派遣を自慢調で話してたけど一社だけだし。

俺もフリーター長くやってたけど正社員打診とかリファラル何件かあったぞ。東京じゃ大企業派遣求人なんて珍しくないし。

今までテレビ関係とか出版関係で色んな変わった人と働いたけど、認知が歪んでる人は初めて出会ったわ。なんかもう怖い。

経歴で評価上がったと思ってるんだろうなー下がったけどなー

2022-07-11

集合的言葉遣い、いわば

言霊(ことだま)が行動に影響するのは同意する

anond:20220711141600

https://anond.hatelabo.jp/20220713095757

■やっぱりアベガーのせいじゃね?

https://news.yahoo.co.jp/articles/57ddc39041688a913772ff293aa609fa8ce51941

岸信介元首相も敵視か「宗教団体日本に招いた」 安倍氏銃撃容疑者

これを読んでの話です。

※ごめんねn=1の話です。

簡単自己紹介

母親統一教会

酒鬼薔薇世代

最高偏差値75

母親教会お金を使いすぎたせいで大学いかず専門へ

父親はすでに他界

父親保険金ほとんどが教会

専門卒業フリーター派遣正社員現在は&副業

会社給料は平均よりちょっと

妻子あり

持ち家建築

座右の銘「人事を尽くして天命を待つ」「誰かが困っていたら 助けるのは当たり前!」

政治的思想特になし。ちょっと右よりかな。

選挙では、選挙区は与党、比例は野党当落線上の人に入れる

ちなみに母親からは、毎回自民党の誰それに入れてくれと連絡が来る。


最近2018年くらいかな?)の教会我が家トラブルは前に増田に書いたところ250?300?くらいブクマしていただいた記憶

あのときテンションが高かったですけども。だってあてにしてた1000万円が消えてたんだから

思い出したら腹たってきた。クソ。

まぁそんなこんなで、個人的にも教会への憎しみはそれなりにある。

だが、現在実の母は遠方で一人暮らしであるが、

今の教会はもはやどちらかと言えばデイサービスだ。

若いはいいから、老人共の寄り合いである

そんなところを恨んでも仕方ない。

しろ母親の世話をよろしく頼むというくらいなもんである。そのために教会の人ともしばしば話はする。

エリアの長だったり、教会のご友人だったりなどなど。

※母はまだまだ自活してます仕事もしてるし。色々ガタがきはじめたけど。

そんな俺からすると、統一教会安倍元総理関係性なんて全くどうでもいい。

もちろん仲がいい?のは随分前から知っていた。

母親にも教会安倍元総理関係については聞いたことはある。世間話の一貫で。あんまり覚えてないけど。

だけど、岸信介氏が教会日本にどうのとかなんて今回はじめて知った(以前も見たかもしれないけど記憶には残らない程度ということ)。

その情報を知り、鵜呑みにし、殺人を決行するに至るのは、

教会への恨みももちろんだが、本人がアベガーに近い属性だったからではないか

教会幹部から安倍元総理に標的を同志諸君が喜ぶと思ったからではなかろうか。

なぜなら、山上容疑者ほどひどくは無いとはいえ、似た境遇で育ち、同じく教会ふざけんなと思っている俺が、教会への復讐安倍元総理を標的にするとか、一ミリ理解できないかである

ごめんねn=1の話です。(二回目

仮に俺が教会復讐するとしたら、何をどう考えても、母親脱会させたあとで裁判という普通の流れ。

ただまぁ高齢者から信念とデイサービスを奪い取るのは得策ではないと思う(ので放置)。

もちろん、俺は家族に恵まれているということもあり、復讐にとらわれるなんてことはない。

まぁ俺的には、サバイブに失敗した酒鬼薔薇世代のアベガーによる暴走という風に見える。

我らが世代はやることが派手でダメだよね。

恥ずかしい。

なお俺らくらいだともう氷河期も終わりかけなので、あんまり氷河期世代ヅラはしない。というかそう言われることに違和感

余談というか個人的感想だけど、自衛隊入ったのはいつかこうなる日が来ることを想定してたんじゃないかなと思う。

偏差値65以上で就職先に自衛隊がちらつくことってあるんかな?っていう単純な疑問。

少なくとも元同志社というだけで働き口なんていくらでもある中で、敢えて銃が撃てる場所を選んだっていうのは、まぁそういうことじゃないかな。

=== 追記 ===

ブコメより

「そんな俺からすると、統一教会安倍元総理関係性なんて全くどうでもいい。」お前はな。奴はそうじゃなかったんだわ。

→ うんまぁだから、そうなったのはアベガーの影響でしょっていう話なので。少なくともアベガーが発信し続けた情報鵜呑みにしたんでしょってことです。

  俺は右も左も極端なやつは嫌いだし、口が悪いのも嫌いなので、教会からといってもアベガーの発信する情報は追いかけていなかったかな。






=== 再度追記 ===

やっと過去増田見つけた

オレオレ詐欺なんて可愛い

https://anond.hatelabo.jp/20191231002144

やっぱりアベガーのせいじゃね?

https://news.yahoo.co.jp/articles/57ddc39041688a913772ff293aa609fa8ce51941

岸信介元首相も敵視か「宗教団体日本に招いた」 安倍氏銃撃容疑者

これを読んでの話です。



※ごめんねn=1の話です。

簡単自己紹介




最近2018年くらいかな?)の教会我が家トラブルは前に増田に書いたところ250?300?くらいブクマしていただいた記憶

あのときテンションが高かったですけども。だってあてにしてた1000万円が消えてたんだから

思い出したら腹たってきた。クソ。



まぁそんなこんなで、個人的にも教会への憎しみはそれなりにある。

だが、現在実の母は遠方で一人暮らしであるが、

今の教会はもはやどちらかと言えばデイサービスだ。

若いはいいから、老人共の寄り合いである

そんなところを恨んでも仕方ない。

しろ母親の世話をよろしく頼むというくらいなもんである。そのために教会の人ともしばしば話はする。

エリアの長だったり、教会のご友人だったりなどなど。

※母はまだまだ自活してます仕事もしてるし。色々ガタがきはじめたけど。


そんな俺からすると、統一教会安倍元総理関係性なんて全くどうでもいい。

もちろん仲がいい?のは随分前から知っていた。

母親にも教会安倍元総理関係については聞いたことはある。世間話の一貫で。あんまり覚えてないけど。

だけど、岸信介氏が教会日本にどうのとかなんて今回はじめて知った(以前も見たかもしれないけど記憶には残らない程度ということ)。

その情報を知り、鵜呑みにし、殺人を決行するに至るのは、

教会への恨みももちろんだが、本人がアベガーに近い属性だったからではないか

教会幹部から安倍元総理に標的を同志諸君が喜ぶと思ったからではなかろうか。

なぜなら、山上容疑者ほどひどくは無いとはいえ、似た境遇で育ち、同じく教会ふざけんなと思っている俺が、教会への復讐安倍元総理を標的にするとか、一ミリ理解できないかである

ごめんねn=1の話です。(二回目


仮に俺が教会復讐するとしたら、何をどう考えても、母親脱会させたあとで裁判という普通の流れ。

ただまぁ高齢者から信念とデイサービスを奪い取るのは得策ではないと思う(ので放置)。



もちろん、俺は家族に恵まれているということもあり、復讐にとらわれるなんてことはない。



まぁ俺的には、サバイブに失敗した酒鬼薔薇世代のアベガーによる暴走という風に見える。

我らが世代はやることが派手でダメだよね。

恥ずかしい。

なお俺らくらいだともう氷河期も終わりかけなので、あんまり氷河期世代ヅラはしない。というかそう言われることに違和感

余談というか個人的感想だけど、自衛隊入ったのはいつかこうなる日が来ることを想定してたんじゃないかなと思う。

偏差値65以上で就職先に自衛隊がちらつくことってあるんかな?っていう単純な疑問。

少なくとも元同志社というだけで働き口なんていくらでもある中で、敢えて銃が撃てる場所を選んだっていうのは、まぁそういうことじゃないかな。


=== 追記 ===


ブコメより

「そんな俺からすると、統一教会安倍元総理関係性なんて全くどうでもいい。」お前はな。奴はそうじゃなかったんだわ。

→ うんまぁだから、そうなったのはアベガーの影響でしょっていう話なので。少なくともアベガーが発信し続けた情報鵜呑みにしたんでしょってことです。

  俺は右も左も極端なやつは嫌いだし、口が悪いのも嫌いなので、教会からといってもアベガーの発信する情報は追いかけていなかったかな。








=== 再度追記 ===

やっと過去増田見つけた


オレオレ詐欺なんて可愛い

https://anond.hatelabo.jp/20191231002144

日本絶望する気持ちはわかるんだけどさ

さすがに社会のせいにしすぎじゃね??って人が多すぎる気がするんだよな

何もやりたくない、努力したくない人が国のせいにしてどうせ頑張っても…って言い訳してる

Twitterでギャーギャー騒ぐけど自分ニートフリーターとか笑えるよ

2022-07-07

人生つん

今年で29歳になる

高卒新卒社交不安障害をこじらせ投薬も合わずレールから外れた

その後、人と関わらない仕事を怯えながら続けて気づけばスキルなし職歴ほぼなしフリーターの完成

来年三十路とか流石に怖くなってきた

自信が欲しい

2022-07-05

80年代バブル時代東京テーマにした遊園地があればいいのでは

そこはフリーターでも余裕で生きていける別天地(遊園地だけどな!

気付いたら自己肯定感激高男になっていた

30まで童貞フリーターで、そのこと自体コンプレックスではあったんだけど、

逆に言えば一人でも別に寂しくないし、彼女はいないけど男友達はいるし、一人なら低収入でも生きていけるという自信はあった

そこから一気に就職が決まり彼女ができ、スピード結婚から第一誕生で、1・2年くらいで環境がガラッと変わった

そのことで常に心のどこかにあった「まぁ、生きてりゃなんとかなるっしょ」という楽観的思考が全肯定されてしまい、

「俺は間違ってなかった。適当に生きてきても人並みに社会的責任果たしている俺すごい」と、謎に自己肯定感が高まってしまった

でもよく考えたら何とかなったのはそれなりに俺が頑張ったからだし、頑張れる能力環境で育ててくれた親にも感謝してる

特に小学校から公文式に行ってたのがよかった

 

やっててよかった公文式

2022-07-02

バイト日記

 最近、毎回目の回りそうな忙しさだ。帰宅してふらふらと茶の間に座り込むと、しばらく何も出来なくなるくらい。物価がどんどん上がってるから暇になるかなと思ったらとんでもない。コンビニ通いが日常お客様達はそんな事では行動を変えない。ここの所の酷暑金銭感覚蒸発してしまたかのように、ドリンクと冷たい麺とタバコを求めて沢山のお客様が来店する。

 電力不足停電危機ということで、本部から節電要請が来た。当店もさっそくサインポールコンビニロゴのでっかい電灯)等、外回りの照明を消灯。

 たぶん、どこのコンビニでもサインポール等をつけなくていいとなれば喜んで消灯するんではないだろうか。コンビニで最も電気を食うのがサインポールだし。店の外がだいぶ暗くなってしまい、ゴミ出しをする私ども店員には不便だしちょっと怖いんだけど、外が明るかろうが暗かろうが、案外客足に影響はなさそう。

 数日前、オーナー節電で夜のフライヤー商品販売もやめちゃおうかなぁ、と言っていた。どうせ暑くて売れないだろうし、と。だがしかし梅雨が明けて以来、当店では夕方から夜にかけて、フランクフルトアメリカンドッグがやたら売れている。なんでだろう、お祭り気分を感じるメニューからだろうか。だが、菓子パン惣菜パン全然売れないので、それとこれとで差引き0が少しマイナスだったりするのだろうか。

 女子フリーターアルバイトさんの家のエアコンが壊れたらしく、でもお金勿体無いから買い換えたくないとお母さんが言ったとかで、女子フリーターアルバイトさんは我慢の日々を送っているそう。暑いけどミネラルと水分補給をすれば生きれるとかって。

「いや君は若いから平気なんだろうけど、中高年すぐ死ぬからお母さんの為にエアコン買った方がいいと思うよ」

 私はそう言った。

 忍耐強いらしい女子フリーターアルバイトさんのお母さんが、早朝勤のバイトに応募。面接にやってきた。お母さんが来店した途端に子どもモードになる女子フリーターアルバイトさん。お母さん大好きって本当なんだなあ。

 事務所用事があって入室したら、女子フリーターアルバイトさんとそのお母さんがいた。

「ねーえ、○○ちゃん。お母さんにはダブルワークはもしかしたらちょっと無理かもしれないわ」

 とお母さんが女子フリーターアルバイトさんに言う言い方がすごく優しいので、こういうお母さんだから女子フリーターアルバイトさんはお母さん大好きって言うんだろうなあと思うと同時に、私自の子供達への語りかけが冷たくないだろうかと内心反省した私だった。

 女子フリーターアルバイトさんのお母さんが採用されたかどうかは不明。当店の早朝勤は苛酷なので、不採用なら不採用で、良いんじゃないかという気もするが。

 夜勤23歳の女性が応募してきて、オーナー採用したという話をAさんから聞いた。オーナー、一体どういう風の吹きまわしでそんな事を!? どうやら最近募集をかけても本当に人が来ないらしく、外国人労働者すら応募して来ないので、オーナーは遂に妥協したようだ。

 オーナーでも人選に妥協することがあるんだ……と思いつつも、まだ20ちょっと越えたばかりの若い女性を、替えの利かない時間帯に雇われると一緒にシフトを組まされる我々は大層困るので、ちょっとなぁと思った。

 それくらいの年齢の女性は突然の体調不良生理痛)で仕事ドタキャンせざるを得ないことがしばしばある。昼勤なら代打で出てくれる人がいるけど、夜8時~深夜のシフトはAさんとオーナーしか代わりがいない。オーナー普段10時を過ぎるとお酒を飲んで寝てしまうらしく、連絡がつかない事も多々ある。Aさんは自分で決めたシフト以外の緊急出勤はあまりしたくないので、休みの日はバイト用のスマホの電源をOFFにしているとか。

 そんなんで、もしその若い女性が出勤時間ギリギリまで欠勤の連絡をくれなかったりとか、無理して出て来たはいいがどうしても体調が悪くなって帰りたいと言い出したら、どうなるのか。可能ならば夕勤の人が上がらないで夜勤帯まで店番をするしかない。だが、夜勤仕事っていうのは夜勤以外の人が知らないものが膨大にあるので、代わりにやるのは難しい。店番だけしていればいいなら何とかならなくもないかもしれないが。

 若い女子だけで店番をする事が防犯上あまり良い事ではないのもある。強盗に入られなかったとしても、ストーカーとか酔っぱらいのウザ絡みとかもある。

 そういった懸念があって、夜10時以降に若い女性は雇わない方針だったようなのだが、遂にオーナー、なりふり構えなくなったのか。私どもバイトにはオーナーの決定には逆らえないので、いざって時の為に夕勤のメンバー夜勤仕事でどうしても外せないものは覚えておくべきだろうか。そんな事をAさんと話しあった。

 だが数日後、オーナーはやっぱり心配過ぎるといって、一度は23女性採用と言ったのにやっぱり不採用と連絡したとのこと。

 ところで、オーナーはあと数年で店を畳むつもりであるらしい。夜勤と早朝勤が人手不足過ぎて辛いというのと、もう十分稼いだので余生は遊んで暮らしいかららしい。私ども店員はあと数年で全員解雇だ。しかし、当店は他店に比べて時給が100円以上高い店なので、同じ条件で他のコンビニに移るなんて無理だし、同じ仕事低賃金でやるのは馬鹿らしくてちょっと無理な気がする。

 私ももう若くないし、更に歳を取った数年後に職探しをするのは辛いので、そろそろもっと長く勤められそうな職場を探さなければならないだろうか。

 近所のスーパーに買い物に行ったら、その店の系列店が少し遠い所に新しくできるらしく、オープニングスタッフ募集していた。パートで時給900円~。魅力的だが、家から遠いので、ガソリン代のことを考えるとそんなに得でもないかもしれない。

 しかし、スーパーレジ打ちのパートでも時給900円を出してくれる所があるのか……。やっぱり真面目に仕事を探そうかな。

 

 

2022-07-01

エロマンガを描いて生きている 3/3


年貢の納め時がきた。次の年だ。

人生で初めて確定申告をした。凄まじい税額に衝撃を受けた。あれだけ必死で描いて稼いだというのに、国が四割近くも持っていくのはおかしいのではないかお上の取り分が多すぎる。ずるい。

クリムゾン先生みたいに法人化すればいいのかもしれない――と、税務署まで確定申告の用紙を出しに行った帰りに考えていた。

二週間ほど経った頃だった。父から台所で声をかけられた。「確定申告したのか?」という、いたくシンプルな問いだった。なんで知ってるんだと思った。カチコチに固まってしまって、しどろもどろに声を出そうとしていたところ、父から助け舟が出た。

税理士から電話があった。うちの確定申告の用紙を税務署に提出したところ、息子さんも確定申告をしているようだと。一世帯でひとつの申告になるから、お前のをこっちにくれ。やっておく」

という事情だった。

そうか、そうだったんだな。一世帯でひとつなんだな(追記扶養家族一定以上のお金を稼いだ場合はこうなるそうです)。父さんはずっと前から工場主で農場主だからな、と頭を真っ白にして……二階に昇って、申告用紙をもう一度プリンタ印刷して、父のところに持って行った。「はい、どうぞ」みたいなノリで手渡した。

それで風呂に入ろうとしたところ、「ちょっと待て、この金額は?」と当然の質問が飛んできた。嘘をつこうとしたが、やめておいた。

漫画を描いてる。売って稼いだ」

それだけ言って風呂場に行った。父の、眉間にシワを寄せた顔が記憶に残っている。

「頼む、これで済んでくれ」と祈りながら風呂に入って、湯冷ましの散歩に行って、また二階に上がってペンタブちょっとの間だけ握って、マットレスで寝た。



翌日だった。家族会議が開かれたのは。父が、母と妹の前で確定申告の用紙を出して、厳しい問いかけを続けた。

「なぜこんなにお金を?」

「どんなものを描いてる」

「どうして言わなかった」

おおよそこんな内容だったと思うが、正直に答えていった。将来が怖かったこと、何をやっているか恥ずかしいから言わなかったこと、でも漫画を描くのが好きなこと。

父は、手元にあった湯飲みを手に取った。グイっと飲み干した後、急に笑顔になって言うのだった。

「一人立ちできたんだな。おめでとう。どんな漫画を作ってるんだ、見せてくれ。父さんな。若い頃に読んだ三浦先生ベルセルクが好きなんだ」

自分作品主人公は、ある意味ベルセルクだ。性的な意味でガッツもある。男らしさはあまりない。催眠アプリを使って、同じクラスのいたいけで可憐女の子セックス漬けにしたりする。

母も期待のまなざしを向けている。滅多に見せない、期待感で高揚している時のあのまなざし気持ちが悪い。

さて。自分電子書籍コンテンツを売っていたのだが、たった1冊だけあった。紙の本が。以前、人生で一度くらいは紙の本を出してみたいなぁと考えていた。それで出版社の依頼を受けて、紙書籍で出させてもらった本があった。

それ(女戦士レイプ凌辱もの)を二階から持って降りて、あとは一番最初DLsiteで出した電子書籍(妹ものライト強姦アンソロジー)を記念碑的に印刷しておいたものを、一緒に台所に持って行った。

「これ、俺が描いた作品!」

台所テーブルの上に置いた瞬間、母と妹がのけ反った。明らかにビクッとなっていた。

そこに置かれた1冊(女戦士レイプ凌辱もの)を手に取った父は、まじまじと表紙を眺めていた。やがて、椅子から立ち上がると、クリップ留めの一綴り(妹ものライト強姦アンソロジー)を何枚か手に取って、また眺めた。首を微かに振っていたかもしれない。

沈黙があった。自分は瞬きをしていた。くしゃ、という音がした。クリップ留めの一綴り(妹もの~)にみしみしと皺が入った音だった。

馬鹿野郎!!」

父の手元にあったはずの湯飲みが額にぶつかって、「やろう」まで聞こえなかった。痛みで聴覚が鈍ったあの感じ。二度と体験したくない。

まりの痛みに膝を崩して、床に崩れ落ちたところで、父の蹴りが飛んできた。また頭に衝撃が走って、それから床の上から何十回も肉体を踏みつけられた。

母も妹も止める様子はなかった。ただずっと、父から暴力を受けていた。痛かった。苦しかった。呼吸ができなかった。息を吸うためのエネルギーを体が回復力に転化しているのだな、と感じた。

なんで、どうして自分あんもの家族に見せたのだろうか。認めてもらえるとでも思ったのだろうか。自分は愚かだ。父がぶっきらぼう台所を出て、工場の方に向かうと、自分は立ち上がって妹の方を見た。母親の泣く声が聞こえたが、見ないことにする。

妹は、放心した様子でクリップが外れた一綴り(妹ものライト強姦アンソロジー)をじっと眺めていた。微動だにしていない。人は、本当に驚くとこうなってしまうらしい。

その場を離れて洗面台に行って自分の顔を見ると、額がパックリと割れて血が出ていた。後ろを向くと、床に血が滴り落ちている。

馬鹿だなー、お前。アホが。ゴミクズのどちらかだな。死ね

タオルで傷を覆って、自分に対する悪口を連ねた。気分は暗かった。鼻水と涙が出てきて、そのまま二階に上がって、傷は痛いままだったけど、マットレスで寝た。



翌日は全くの無言だった。父とも母とも妹とも会話をしなかった。以後もほとんど話さなかった。

自分は、稼いだお金ですぐに引っ越しをした。引っ越ししたことはなかったけど、インターネットとか、出版社の人に電話相談したりしながら、どうにかやり遂げた。

自分実家を出た日のことだ。あの時の二つの漫画を妹の部屋の前に置いていった。なぜかはわからないが、その方がいい気がした。

ワンルーム4.5万円の、都内にあるボロアパート引っ越した。以後数年間、ひたすらに漫画を描いて、描いて、描きまくって、今ではこの界隈で一定地位を築いている。

父とは最近、話ができるまでに関係回復した。前よりも気持ちよく話ができる気がする。心が通じ合っているというか。

母親はまったくだめだ。何を言っても聞いてくれない。正月実家に帰った時、「おせちできてる」「風呂が沸いた」くらいは言ってくれる。

妹には、今年の正月にようやく謝った。あの台所の四角い卓に座って、斜めの角度で一緒に食事をしている時だった。

「ごめんな。あん作品を作ってて。本当にごめん」と謝罪をした後、妹からは、「もういいよ。兄ちゃんお金持ちになれてよかったね。私もごめんね。ずっと辛く当たってた。本当にごめん」と返ってきた。

鼻をすすって、ちょっと涙目になっていた。肩をちょっと撫でてやると、涙が指に零れてきた。

実際、妹は許してくれたのだろうか。そこが気になっている。

あくま想像なのだが、妹はショボい兄が許せなかったのではないか不登校になって、社会的に低層にまで落っこちしまって、それが許せなかったのではないか。その現実を受け入れるために、自分に対してひどい扱いをすることで一貫性を保っていたのではないか

自分実家を出た日、あの時二つの漫画を妹の部屋の前に置いていった理由、それは多分、妹に対する感謝気持ちがあったからだ。

からひどい仕打ちを受けた。通りすがり悪口を言われたり、存在に耐えられない軽さの空気みたいに扱われたり、完全に下の存在として見下されたり。いろいろあった。

しかしだ。ムカつきはしたけど、ああいった体験がなかったとしたら自分は今の立場にはない。あの妹がいたから、あの作品が世に出ることになった。それで読者が喜んだ。

そうでなかったら、今でもフリーターとしてマックかどこかでアルバイトをして、ただ何となく若さを消費するだけの毎日を過ごしていた可能性が高い。父が、母が、特に妹が、自分という存在に手痛い一撃を加えてくれたから目覚めたのだ。

家族には感謝している。あの当時は畜生だと思ったけど、今では感謝の念が強い。最後になるけど、ありがとう自分という存在をここまで高めてくれて。今の自分に暗い怨嗟気持ちはない。午前八時の太陽のような、ほんのりと暖かい気持ちが込み上げている。

昔の自分に伝えたいことがある。諦めないでくれてありがとう

エロマンガを描いて生きている 1/3 


pixivに初めて投稿したのは約八年前になる。

それから長い時間が経って、今は野良プロとして漫画を描いている。特定組織には所属していない。ごく稀にR18雑誌寄稿したりもするが、基本はずっと一人だ。

今回、こうしてエッセイみたいなのを増田投稿しようと思ったのは、感謝の念が芽生えたからだ。

ずっと、社会に恨みを抱いて生きてきた。子どもの頃からストレスが多い環境にいたせいだろう。最近、ようやく周りに感謝ができるようになった。以前は、作品を認めてくれるファンの人だったり、SNS意見コメントをくれる人だったり、本気で叱ってくれる人にしか感謝できなかった。

最近になって、子どもの頃から散々な目に遭わされた家族とか、昔々の、辛い状況でも諦めなかった自分感謝ができるようになりつつある。ちょっと長くなるけど、自分語りをさせてほしい。



見た目があまりよくない。いじめに遭うことが多かった。

虫取り網を叩き折られたり、廊下を歩いていると後ろから蹴られたり、みんなで遊んでいる時も置いてけぼりにされたり、自分の家で遊んでいる時は貯金箱からお金を盗まれたりした。

イジメから助けてくれる先生はいたが、見て見ぬ振りをする先生も多かった。中学に上がってからは、暴力ますます激しくなって、週に1,2回くらいしか学校に行かなくなった。保健室通いというやつだ。

学校だけじゃない。家族もそうだった。自営業工場主兼農場主)をしている父はただ黙々と働いているだけだったが、母(介護福祉士)がとにかく理不尽だった。小四くらいで整体マッサージを覚えさせられ、母が夜ドラマを観ている最中、足や背中をひたすら揉まされた。

数学テスト20点を取ったり、ワイシャツ洗濯に出さなくて洗濯機で汚れが落ちなかったりすると、決まって布団叩きで頭をぶん殴る。その後は決まって反省文の提出と朗読がセットで付いてくる。

一番ムカついたのは妹(現在イラストレーター女性誌挿絵とかリクルート雑誌4コマ作ってる)だ。3つ下だったが、自分中学一年生の秋に不登校になり始めてからは、ひたすらバカにしてきた。

母と一緒になって、「役立たず」「頭が悪い」「人間性問題がある」「兄ちゃんのせいで学校で嫌な思いをする」「早く家から出て行って」など言いたい放題だった。

中学卒業して偏差値52の公立高校に通った。イジメに遭いそうにない環境生き方必死で探したおかげか、陰キャラとして3年間を過ごすことで平穏無事に高卒肩書を得た。

人間としては全然ダメだった。今でもそうだ。青春期に、部活とかボランティアとか、人と関わる活動をしてこなかったせいか社会性に問題がある。クリエイターを目指す専門学校に入っても変わらなかった。マックアルバイトを始めたけど、根本的なところはいっしょだった。

自信がなかったのだと思う。自分自身の生き方に対する信仰、というか。それが社会性のなさに繋がって、いつまで経っても結果が出せなくて、それで自信を失っての悪循環だった。

普通20代前半くらいの人間だったら、「お前はすごい」と言われたことがあるはずだ。自分にはそれがない。もどかしい気分になったけど、当時は鬱蒼鬱屈(教えてくれた人サンキューです笑)とした気分で街を歩くしか手段がなかった。

ちょっと前に、マクドナルド面接に出かけて、遅刻して店長に怒られて逆切れをした人のはてなブログがバズったことがあったはずだ。まさにそんな気分だった。あれは自分だった。もう一人の自分。今思えば愛おしい。



専門学校入学してすぐだったか。あるまとめサイトを見たのは。

絵師の上達みたいなタイトル2ちゃんねるスレッドだった。いろんな神絵師の上達していく過程が何枚かの絵を抜き出すことで説明されていた。ところで、自分シナリオ学科だった。イラストとは縁がない。けど感動したのは覚えている。

ある神絵師最初イラストは、東方チルノだった。最初小学生が描いたみたいなシンプル鉛筆書きみたいなノリだったのだが、年を経る毎にどんどんうまくなっていって、最後イラスト神輿と一緒に映っているチルノはまさに圧巻だった。

この時になって思い出した。小学生の頃は、授業中のノートに絵を描くのが好きだった。当然、大したことはない。まさに子ども落書きだ。中学生になる頃には一切書かなくなっていた。

自分イラストをやってみたいと思った。確かな感情だった。自分が好きなアニメイラストを描いてみたい。あの時、確かにそう感じた。

まずは自由に描いてみた。

一番最初に描いたのは実家で飼っていた猫だった。灰色のやつで、自分と妹が小学生の時に拾ってきた。自分達が近付くと、「ヌアァン」と鳴いて田んぼ稲穂の中に入って行った。

出てくるまでに20分はかかったろうか。「いつまでも一緒に待つんだぞ」と妹に提案して、出てきた猫を妹が抱えて家に持って帰ったんだっけ。父には反対されたけど、母を味方に付けることに成功した。

そんなこんなで初めて描いた猫は、猫ではなかった。よくわからない物体だった。耳がへなっと折れていて、ほわほわとした毛並みを表したはずの鉛筆でのなぞり書きは、角が折れたトーストの上に浮かんだような暗黒物質を生み出していた。小倉トーストだった。

二番目に描いたのは、好きなアニメキャラだった。アイカツ!星宮いちごを描いてみた。二次元だったら何とかなるかと思ったが、ぜんぜんそんなことはなかった。一応人間にはなっていたが、こっちの方がまだ猫に似ていた。

三番目は、風景に挑戦した。上で田んぼと書いたが、当時は関東圏でもそれなりの田舎に住んでいた。実家の近くに小高い山があるのだが、そこに昇って、自分が住んでいる町を見下ろしてスケッチをしてみた――結果は燦々ではなく、散々とした出来だった。透き通った空気の中に浮かぶ田畑が並んだ一帯を描くはずが、自室の襖に飛び散ったとある黄ばんだ一角のような、痴態のようなものしか描くことができなかった。

独学で学んでいるかダメなんだと思い、ネットで上達方法を学んでみた。といってもツイッター検索だが。「とにかく量をこなせ」というメッセージが心を掴んだ。

次は書店で本を買い、何周も読み返して基礎的な人体の描き方を頭に叩き込んだ。新しい何かが開けた気がした。

そんなこんなで、何を描いたのか判然としないようなモノを1週間につき1枚のペースで仕上げていった。努力しただけあって「ヘタクソ」の領域に到達することができた。

これでいい。あとはpixiv投稿しさえすれば、絵描きへの第一歩を踏み出せる。ここまでに約二ヶ月かかっている。今までのpixivの使い方はといえば、好きな漫画アニメイラストを見たり、さあ寝るかと思った時に、より深く就寝に至るための聖なる行為(SeaCallと呼んでいた)をするためだった。

それが今、人生で初めて本気で描いたアイカツ!キャラ絵を投稿しようとしている。色々と入力していって、最後に「投稿する」ボタンを押すと、ブラウザ画面がぐるぐると回って投稿が終わった。

最初ブクマ数は、3時間で「5」だった。閲覧数は70くらい。コメントも付いた。テンプレだったけど。

しかった。自分イラストを気に入ってくれる人がいたのが嬉しかった。この時が絵描きとして人生で一番最高の瞬間だった。この時以上に嬉しかたことはない。

ところで、検索で一番上に出てくる上位勢とは月とすっぽんだった。それくらい画力に差があった。子どもの頃に観ていた夜ドラマで喩えると、彼らがお空に浮かぶお月様だとしたら、自分味噌汁出汁に使われる煮干し様だった。彼ら彼女らを引き立てるための数多のヘタクソの1人。それが当時の自分だった。

今の自分は、漫画的な儲けであれば、彼ら上位勢のほとんど全員に勝っているだろう。もしかすると、pixiv出身の若手作家という括りでは自分歴代一位かもしれない。いや、多分そうだ。

しかしbut。あいつらの画力には到底及ばない。あれは常人が至れる領域じゃない。努力できる天才けがあそこまでいける。

当時は、気が狂ったようにイラストを描いた。専門学校の授業が終わると、真っ先に家に帰ってイラストを描いた。アルバイトは当初週4でシフトに入っていたけど、週2に減らした。

ここでいったん筆を止めて、pixivマイアカウントを眺めてみる。過去に描いた作品時系列に巡ってみたのだ。すると、端的なある特徴が出てきた。割とすぐに一般からエロ主体に移行しているのだ。もっと遅いと思っていた。

今の自分は、一応プロだ。エロ絵で生きている。絵の初心者だった当時は、そんな未来は全く想定していなかった。自分が描いていて楽しいものを作っていただけだ。自分はおそらく、エロに興味がある人間だったのだろう。

とにかく、たくさん投稿していた。週に2~3つ上げていたこともある。今だと月に1枚が限度だ。暇な時間がなくなってしまって、好きなキャラ絵を描く時間も体力も気力もない。専門学校卒業する頃には、200本以上のイラスト漫画をアップしていた。子ども向け~若者向けのアニメが多い。アイカツ!とか、プリパラとか、ポケモンとか、ラノベ作品とかそんな感じだ。

すっかり絵描きになっていた。マックアルバイトで貯めたお金ペンタブを買ったりした。今でも使っているお気に入りのやつだ。

絵を好きになれたのはよかったが、専門学校卒業しても就職しなかった。シナリオ勉強は存分にさせてもらったけど、別に脚本家になりたいわけでもなし、ゲーム制作の実績があるわけでもなし、就職活動コネ作りなど当然しているはずもなく。文章を書くのは好きだったが、小説書きには興味がない。そんなことより絵が描きたかった。

いや、違う。専門学校に居た時、違う学科同士でグループを作ってゲーム制作したことがある。途中で抜けることになったが。コテコテRPGだった。

ツクール制作を進めていて、魔法名前を考えている時、自分が水属性魔法として「シーコール」を提案したのだ。それで、3人居た仲間の1人が噴き出した。また別の子が、「海をイメージしてるんだね。きれいな名前だね」と言ってくれた。それで、「発展形はどういう名前になるの?」と聞いてきた。

「ゼンイン・シーコールというのはどう?」と自分がいうと、さっき噴き出した奴が机に突っ伏していた。「それは、どういう描写イメージしてるん?」とさっきの女の子が聞いてきた。

「みんなで力を放出して集めたやつを、その聖なるやつをさ、敵に流し込んでやるんだ。思い浮かべてみて」と言ったところで、また別の人が「お前はふざけているのか。帰ってくれ!!」と憤った。

以後は、それなりのペースで開発は進んだ。順調だったように思う。上の女の子が、みんなをうまくリードしてくれた。自分にキレた人も、開発の途中から冗談を言うようになっていた。

増田君、いいシナリオが思い浮かばない? じゃあ、この主人公がトツゼン・シーコールをするのはどう?」

冗談を言ってくれるようになった。

懐かしい記憶だ。ちなみに、シーコールきれいな名前だと言ってくれた子は、卒業後にガンホー入社した。当専門学校では一番の出世株だ。同窓会ではスマホゲームを開発してると言っていた。参考までに、マジメに考えた技や魔法も一応提出した。

グランドアクセラレーション攻撃ではなくて地属性のバフ)

イモータルブル-(水属性のバフ的なやつだったと思う)

・赤薔薇の檻(どくどくみたいな感じ。味方にかけると回復

・無窮動(ペルペトゥーム・モビーレと読む。それ以外は亡失)

規律ある発狂状態(ディシプリナ・インサイアと読む。それ以外は亡失)

・全領域侵食(この名前以外は記憶にない)

夜明けの羽ばたき(〃。たぶんミネルヴァの梟から取ったのだろう)

こうして自分は、絵を描いていたいがあまりフリーターとしての道を選んだ。父や母から馬鹿にされ、軽んじられた。当然、妹からも。

当時の妹は、実家台所自分存在を認める度に、ごみを眺めるような感じで素通りした。なんというか、存在認識していないのだ。あいつも高校を出てすぐに入った会社で嫌なことがあって、1年ちょっとで辞めてしまって辛かったのかもしれないが、とにかく目線が冷たかった。

自分フリーター身分なので、家族内で大したことは言えなかった。母にはよく「役立たず」「プーの分際で」「一生トイレ掃除でもしてなさい」など冷たい言葉を吐かれた。

フリーターだった頃の自分は、何を思っていたのだろう。「見返してやる。世の中で絶対成功してやる」などと思っていたのだろうか……いや、そんなことは思っていない。自分がやりたいように、やりたいことをして生きていきたい。そう思っていた。それだけだった。



マックで週2~3回のアルバイトをして、家に帰ったら小学校に上がる時に買ってもらった児童机に座り、ペンタブを握って作業に没頭した。傍らの床には、スケッチ帳を破って放り投げた下書きが何十枚も落っこちている。そんな毎日だった。

できた、できた、できた!! 作品を完成させた時のあの感覚自分がまるで神にでもなったかのような、いま過去最高を更新し続けている、今この瞬間の自分過去のどの自分よりも優れている――という、あの頃の高揚感にはもう戻れない。あの日々、俺は俺で満たされていた。我を忘れるほど。自分が決めて進んでいた道のなかで。

成長しすぎてしまった。10ヵ月以上かけて長編作品を完成させたとしても、喜びはあまりない。それよりも、ホッとした、安心したという感情の方が強くて。ある時期を境に、自分は作者として堕ちているのか、このままで大丈夫なのかという疑問が湧いてきた。一方で、FANZADLsiteで多くの人達が楽しんでくれているのを観ると、やはり絵描きをしていてよかったと感じる。

DLsite長編作品投稿しようと思ったのは、ある夏の日のことだ。アルバイトが終わり、家に帰って夕食を食べていた。すると、台所の四角い卓の斜めに座っていた妹が、「ん」と親指を床に向かって指した。そこには、おそらく何日か前のご飯の残りカスみたいなものが落ちていた。妹は、ウザそうな顔で「拾え」というジェスチャーを繰り返した。

しぶしぶ右手を屈めて拾ったのだけど、それから時間か経って、自分が相当馬鹿にされていることに気が付いた。あれはそもそも自分が落とした残りカスだったのだろうか? 違うんじゃないのか。とにかく馬鹿にされていたのは間違いない。怒りが込み上げてきた。許せないという気持ちが何日も続いた。

ある日、ようやく思い立った。自分の思いに決着をつける方法を。解決になるかはわからなかったが、とにかくやってみようと思った。

R18作品を扱っている販売サイトを見て廻った。それで、処女作DLsiteに捧げようと思った。これまで同人作品同人ゲームを購入したことがあるというシンプル理由だ。「此処で作品を売ろう」と思ったら判断は早かった。すぐにpixivマイページを開いて、これまでに投稿した約250作品ひとつひとつクリックしていった。読者の反応を観るためだ。

長編作品と向き合うにあたっては、自分の強みでとにかく突き抜けようと思った。専門学生の頃に、ヒルティという人の『眠られぬ夜のために』を読んだことがある。あまりに感動してしまって、つい何篇かの言葉メモ帳に書きつけていた。

突き抜けよ。この短い言葉は、内的生活の多くの危機に、ほとんど魔術的な効果もつものである

195ページ

あなた義務を行いなさい、できるならば楽しい気分で。できなければ、そうした気分なしでもよい。この方が一層ほむべきことであり、一層大きな実りがある。

211ページ

まこと人生の楽しみを得ようと思うならば、なによりもまず、その楽しみがいったい何にあるかをはっきりさせ、それを妨げるすべてのものを、断然さけなければならない。

237ページ



今でも好きな本のひとつだ。

とにかく、突き抜けてみようと思った。頭に閃いた何かを形にするために、これまで作品お気に入り登録してくれた人達意見を集め、この試練に立ち向かうのだ!

スケッチ帳への下書き(追記 専門用語でいうネームから始めて、セリフを付けて、大まかに色を塗って(追記 色鉛筆でザザッと塗るだけ。難しい場合は✓で表す。自分場合は一度紙で表現しないとデジタル作業に移ることが難しい)、効果音のイメージを書いて……いや、大事なことを忘れていた。基礎設定はできていたのだが、キャラクター同士の人間関係をまるで作っていなかった。これでは駄目だ。というわけで、もう一度スケッチ帳への下書きからやり直した。「うん、これでいい。やっぱりやり直してよかった」と、当時の日記に書いてあった。

今でもそう思う。キャラクター間の繋がりが何よりも大事だ。特にR18コンテンツにおいては。「男性カタログシチュエーション萌え女性物語関係性に萌える」のだから

粉骨砕身の末、三ヶ月以上かけて初めての長編作品ができた。50ページ近くはある。誰に対しても胸を張ることができる妹凌辱ものだった。

精一杯、想いを込めて突き抜けた作品だった。2022年6月現在インターネット掲示板での自分は、近親相姦ジャンル大家として知られている。恋人たちの予感がするほど、そんなラブラブ作品は作らない。ガチ凌辱とかではなくて、『ライト強姦』とか『ソフト凌辱』とか言われるコンテンツになる。



自分場合は七千字ちょっと文字数制限のようです。

以下に続きます

https://anond.hatelabo.jp/20220701210745

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