はてなキーワード: 催眠とは
クラスの清楚で真面目な感じの女の子が、チャラ男に「そういうこと試してみない?」と言われて、好奇心で部屋までついて行ってさ。
部屋に入ってからも、「嫌なことあったら言ってね。すぐ止めるから」と言いながら、ゆっくり服を脱がせる感じで。
脱がせるときも、服がシワにならないように、下着が傷んだり、汚れたりしないように気をつけててさ。
そういう「女慣れしてて不快なことはしないな」という安心感で、真面目そうな子がどんどん好奇心だけで先に進んじゃうの。
で、別にそのあともふたりは付き合うでもなく、何か人間関係がこじれるでもなく。
こんな感じのシチュエーションが好き。
催眠や脅迫でのNTRじゃなくて、単に主人公が女慣れしてなくて、女の子の好奇心に上手く気付いて乗れなかったから結果的にNTRちゃいました、BSS、みたいなの。
「セックス依存症になりました」とか「男が痴漢になる理由」とかを読むと、性依存症患者の治療プログラムはもう確立されていて、クリニックでのカウンセリングや自助会(海外ドラマによく出てくる椅子を円形に並べて座り話し合うやつ)は結構有効だというのが、内情交えて色々解る。(ただ治療の道のりは簡単ではないっぽい)
現状では専門クリニックが都心部にしか無いのと、性依存症そのものの存在が周知されておらず治療にアクセスする犯罪者がそもそも少ないらしく、根絶に繋がってないのが問題視されてて、関係者が一生懸命メディアで広めてる。
是非広まって欲しい。
ちなみに治療そのものも長い時間を要するっぽいけど、自助会で依存症患者同士で話をしている内に、他者の認知の歪みに気付き、芋づる式に自分の認知の歪みにも気付いて解消される瞬間はやってくるらしい。
専門家によると逮捕そのものは全く性依存症治療にならないらしい。
逮捕されただけでは駄目で、その後に専門治療を受けずに社会に出ると、トリガーだらけの空間に再び放逐されるようなものらしい。
トリガーというのは性依存が発症しちゃうスイッチの事。車の通る音とか風の吹く音とかでスイッチが入ったりする。
あるいは電車に乗って「あ、この混雑具合と時間帯とこの角度なら絶対バレずに痴漢できる」と長年の勘でピンと来たら自動的にスイッチが入るとか。人によって色々らしい。
ちなみにクリニックに来た性犯罪者をカウンセリングの催眠治療などで調べていくと、半数以上が幼少期に性犯罪の被害に遭っていたり、虐待に遭ってたりするらしい。(前述の著書参照)
つまり、性被害に遭った被害者が大人になってから今度は性犯罪者になったりする。そういう悲しい連鎖がある。(特に男児の被害者が成人した場合)
もちろん全員ではない。
今更そこに同情しろとは言わないが、とにかくただただ悲しいのでこれ以上起きて欲しくない。
タイトルへの返答だけでもいいので、何か建設的な意見くれるとうれしい。
プーチンも側近も、ある程度、大衆の支持がないと政権を維持できないのだから、
核や経済力に匹敵するレベルで、「大衆心理への訴求力」が大きな「戦力」になる。
原始時代からそれは根源的な戦力源だっただろうけど、ネット時代で個々人の発信力が増してきた。
ともかくは目下のウクライナ侵攻。
ロシアに関しては、まず西側の情報に触れている若い人達は「まとも」な人が多い。
「まとも」というのは、
という最低限の状態を指す。
プーチン支持派はこれ以外の組み合わせで、
A.①✕②○ 大嘘に気付かないか、信じたい集団催眠状態で、真実に目覚めたら反戦に回る。
そのためには戦争肯定派の心理の型を徹底的に知らないといけない。思いつくだけでも以下が挙げられる。
・近視眼型 戦争のデメリットが見えない。経済制裁や国際不信の影響を軽視している。
・愛国心型 損得で動かない。団結の一体感で超強力な快感を得ている。敵の脅威を植え付けられることで、
その団結感が一層強まる。「生まれ育ち」という長い記憶に基づくので、愛国心自体は変えられない。
→対策:愛国心はしっかり肯定してあげる。脅威も理解してあげる。「敵」である我々の人間的面を見せる。
抽象的な「敵」を、具体的な「友」に変えて、団結の輪に含まれるようにしていく。
・サイコパス型 共感能力が無い嗜虐的なクズ個体。弱者をいたぶるのが好き。どの社会にもある程度の割合でいる。
→対策:集団の力で無力化するしかない。早期にサイコパス個体の芽を摘むこと。
プーチン支持派ABCは、上記のすべてが一個人の中に混在している状態。
なのでサイコパス性が高い個体を除いて、すべてのアプローチを込めて情報を作成した方が良い。
その点、シャワちゃんの動画は、かなり練られている。まず個人的なロシア愛を語りまくった上で聞く耳を広げ、
それから真実を提示し、子供・老人・女性が殺されていること、若いロシア兵が利用されていることを説いて心を動かす。
ただしロシア人に植え付けられた脅威への手当ては、別途補足がいるだろう。
プーチンが訴える主な問題、①NATOの東進、②これまでアメリカの侵略戦争、③クリミア/ドンバスの戦闘の実態、
④ウクライナのナショナリスト達の行動、これらを整理し、双方の正当性や汚点を正確に公平に併記しないと、
さらに言えば、ロシアや中国のような権威と平等を表面的にでも重んずる社会の構造を深く理解しないと芯には刺さらない。
地理条件が大衆心理を変えるのか。同じ漢民族でも香港人・台湾人と内陸人の国民性は変わる。遺伝じゃないなら希望はある。
またロシアの国粋系思想家が言うように、欧米の個人主義/資本主義における人の幸せもかなり残念なことになっている。
幸せに対する全人類の根本的な手当てこそが、中露の態度軟化に繋がるはず。
西側内の格差拡大や孤独化問題を放置して、「こっちにおいで」と言っても説得力がない。
いい加減、長くなってきた。プーチン支持派にどうやって伝えるかというメディアの話はざっくりと。
ロシア国内でも若い人ならちょっと調べれば、西の情報や動画自体を落とすことはできるだろう。西側のIT屋達も工夫している。
そこで得た情報を、どう配るか。プーチン支持派がネット見ないなら、反戦派がこっそりチラシ配ることになる(多分、もうやってる)。
メールは使える老人もいるだろう。メールの検閲レベルはどれほどだろうか。記録メディアをばらまくっていう手段は対北朝鮮で聞いたことある。
いずれにしても、聞く耳を広げる構成・心理術が大事になってくる。
たらればだが、こうなる前に、ロシア内の西側企業が、もっと巧妙に大衆心理戦へ加担できたんじゃないかなと。中国はまだ間に合う。
まぁ、50代以上が回答者の61.9%を占める調査の解釈としては面白いかもしれませんね。
憲法改正の必要有無についてのロジスティック回帰の結果でも、30代から50代までの年齢変数がプラスに有意→現役世代は改憲が必要と回答しがちなので、この調査の回答者の多数を占める高齢者が改憲に反対している、という解釈ができますね。
そうだよねえ…確かにそう思うしそう思いたいよね。じゃあ公式にある男女年層別の表を見てみようか。
第11問 憲法第9条は、戦争を放棄し、戦力を持たないことを決めています。あなたは、この第9条は、日本の平和と安全に、どの程度役に立っているとお考えですか。リストの中からお答えください。
男18-29 | 男30代 | 男40代 | 男50代 | 男60代 | 男70以上 | 女18-29 | 女30代 | 女40代 | 女50代 | 女60代 | 女70以上 | |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
非常に役に立っている | 26.4 | 27.5 | 26.8 | 31.8 | 31.3 | 37.0 | 29.2 | 25.3 | 30.2 | 30.8 | 26.5 | 25.7 |
ある程度役に立っている | 52.7 | 56.5 | 51.4 | 45.8 | 49.0 | 47.0 | 60.8 | 61.2 | 56.3 | 51.8 | 56.2 | 49.5 |
「あまり役に立っていない」「まったく役に立っていない」「わからない、無回答」は面倒なので省略。でもこれで十分でしょう?
どの世代でも平和に役立ってると答えている層がなんと最低でも7割はいるわけです。
あと面白いのは女性の中だと70代以上が75.3%で一番低いことかな。「高齢者が改憲に反対している」のにね。まあこれは「わからない、無回答」がずば抜けて多いからなんだけど。
第12問 あなたは、いわゆる「戦争の放棄」を定めた第9条を改正する必要があると思いますか。それとも改正する必要はないと思いますか。
男18-29 | 男30代 | 男40代 | 男50代 | 男60代 | 男70以上 | 女18-29 | 女30代 | 女40代 | 女50代 | 女60代 | 女70以上 | |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
改正する必要があると思う | 20.9 | 29.7 | 36.6 | 32.3 | 36.8 | 26.7 | 16.9 | 19.1 | 26.5 | 21.4 | 22.7 | 13.0 |
改正する必要がないと思う | 65.5 | 56.5 | 53.0 | 53.2 | 50.3 | 63.0 | 62.3 | 57.9 | 57.1 | 58.5 | 57.8 | 57.7 |
例によって「どちらともいえない」「わからない、無回答」は省略。
意外じゃないですか?9条改正賛成派は40-60代に多い、って。「必要がない」と答えている最多が男女ともに18-29代で、「必要ある」と答えている2強が40代と60代。「高齢者が改憲に反対している」はずなのに男性なんて60代が一番賛成派多いんですよ!
ネットでリベラルは高齢化進んでいて若者からの支持を失っていると書かれるわけで、まあそれは必ずしも間違っているとは言えないのだが、しかしそれを何もかもにも応用できると考えて安易に若者は改憲賛成、高齢者は改憲反対って括りにしていると衝撃的なデータなんじゃないかなー。
ただ実は改憲そのものへの賛否と9条改正への賛否は年齢層別の多寡の傾向がまたちょっと違ったりするのでそのあたりも影響してるかもね。
まあそもそも2017年調査での9条改正必要性に関する質問に関しては全体でも25.4%vs57.2%と圧倒的に不要派の方が多かったんで年齢層別の傾向とか言ってわざわざ表にする必要もないけどね。ちなみにロジスティック回帰云々言及してくれた改憲必要性についての質問では全体でも改正派の方が多かったり。でも今回は9条についてだからこっちのデータを参照すべきだよね?
さて、それを踏まえた上でもこんなデータ意味ないと言う方法が無いでもないです。
(1) 2017年は安保法案関連のゴタゴタを引きずってるから参考にならない
これは元増田でもちょっと書いたけどまあ言う人もいるかもね。実際、2021年に行われたNHKの調査では9条改正について必要28%、必要はない32%、どちらともいえない36%という感じだった。だから、2017年はおかしかった。9条が平和に役立つと言うのは日本国民が共同催眠にでもかかっていたに違いない…。って話だけど、一番低い1974年の調査でも66%は役に立っていると答えているのでまあそういうことです、はい。でも今すぐにやったら66%すら切ることができるかもしれないよ!
これ個人面接法なんだよね。つまり前回の衆院選と同じことが言えるってワケ。対面の世論調査に保守派は非協力的、リベラル派は協力的。で、結果的に偏りが出るってやつ。ただ、あそこまで世論調査が乖離したのは前回の衆院選が初めて(?)だし果たして2017年の調査に対しどこまで適用できるものなのかって問題は残るよね。もちろん衆院選より前からもそういう現象があることは知られていたらしいけどもあそこまで大外ししたのは珍しいからね。
少なくとも9条改正の質問については「『戦争の放棄』を定めた」と書かれていることで侵略戦争否定部分まで改正する質問だと勘違いされたのではないかという言い方もできなくもない。個人的にはさすがにそれはって思うけれども…。でも例えば同じく2017年の調査にも関わらず憲法9条に自衛隊明記することへの賛否を問うと基本的に賛成派が多くなるのですね。まあ、「わからない」って項目を入れた毎日の調査だと反対派が多くなるけど拮抗してるよね。おかしいなあってなるよね。勘違いというのはさすがに国民を馬鹿にしているかもしれないけど印象の違いでコロコロ意見が変わる人が多いのかもしれないし、単に同じような答えを選択するにしてもニュアンスが違うということなのかもしれない。これだから世論調査って扱いが難しいし、国民に確固たる政治信条があると考えると陥穽に嵌るんだよなっていう。
ただ、平和に役立つか否かの質問についても質問の仕方がおかしいってなるかというと別に…って感じはあるよね。今の話題は9条改正の賛否よりそっちだからなあ。
小さい頃はほぼ毎日悪夢にうなされており、寝るのが恐怖だった。押し入れで寝てみたり、ぬいぐるみと寝てみたり、友だちが旅行土産でくれたリーンと澄んだ音が鳴るペンダントを着けて寝たり、色々試したが悪夢からは逃れられなかった。恐怖のあまり夢の中で気絶して目が覚めるため、ぐっしょり寝汗をかき、恥ずかしながら夜尿症もあった。悪夢が避けられないなら、なんとかして夢から脱出するしかない。夢の中で「これは夢だ!これは夢だ!」と念じながら目を閉じて開いてみる。ひたすら訓練していると、全然ダメなときもあればただ違う悪夢に移行することもあったが、中学に上がるか上がらないかの頃には、7〜8割くらいの確率で成功するようになった。成功率を上げるコツは、寝る前に、天井や部屋の風景を記憶すること。夢の中で目を閉じ、それらの風景を思い浮かべながら目を開けると、成功することが多い(と思っているだけで、実際はとてもリアルな風景の別の夢に移行している可能性はあるが、悪夢から脱出できているなら成功とカウントする)。
高校卒業後、一人暮らしを始めた。歳を重ねたことで精神が安定したのか、勉強してバイトしてどっと疲れて深い眠りにつくようになったからか、気楽な一人暮らしでリラックスできたからか、悪夢を見ることは大幅に減っていった。当然ながら憂鬱な夜もあり、その日はほぼ確実に悪夢となるが、この歳にもなると慣れてきたもので、9割ほどの確率で悪夢から目覚めることに成功する。そこで気づいたのだが、眠るのは楽しいというか、幸せだ。目が覚めるとよくわからないが頭がスッキリしている。パソコンの不調が再起動で直るのも人が眠るのも同じ仕組みなんだろう。布団に入り、あとは寝るだけだと思うと、ほとんどの日は楽しい。しかし、残念ながら楽しい夢から”覚めてしまう”ことも増えてきた。夢から覚める訓練をしすぎたからか、夜通し眠れた試しが無い。えちえちな夢にて、いざ…と思った途端に、後頭部が天高く吸い上げられるような感覚に襲われたが最後、目が覚めてしまう。そのときは、悔しくて悔しくて、何度も歯を食いしばった。
その日も、えちえちな夢の最中に天へ召される感覚があった(”昇天”していないにもかかわらず、だ)。完全に意識は覚醒してしまったが、あまりに悔しくて目を閉じたままえちえちな夢の続きを妄想していた。この状態を”夢うつつゾーン”とする。ここ夢うつつゾーンでは、意識は一応覚醒しているので妄想は続いており、身体も動かせる…と思っているのだが、実際には身体は眠りについているようで、”意識の中で体を動かしている”状態になる。具体的にいうと、実際にはちんちんに触れていないのだが、触っている(触られている)と脳が勘違いしており、その感触も非常にリアルである。しかも、実際に触る(触られる)よりも遥かに感度が高くなっており、異常に気持ち良い…あれ…これヤバイかも!?……と目が覚めると、あれこそしていないものの、我慢汁がすごいことになっていた。童貞時代にこの夢うつつゾーンの快感を覚えたことでしばらくどハマりし、初の対人行為の機会に恵まれた際、「良いは良いけど、期待してたよりは…」と勝手に失望してしまった。相手に申し訳ない。
数年後、そういったことをする相手もおらず、Twitterで素人のハメ撮りを漁っていたら「脳イキ」している女性を見た。そういったジャンルのAVがあるのは知っていたが、白目とか絶叫とか全く興味が無いので完全に無視していたジャンルだ。しかし、その動画はそれらのイメージとはあまりにも違っていた。俺が夢うつつゾーンでえちえちタイムを楽しんでいるときの感覚と、その女性のイキ方が、妙にシンクロするというか、親近感しか無いのだ。動画では、散々イカされた後、簡単な催眠術のようなものをかけられた女性が、おもちゃも何も無しにしばらくイキ続けていた。催眠術(笑)演技(笑)と、大半の人が思うだろうが、あれはおそらく本当というか、俺の知っている夢うつつゾーンと同じ…。いつものあれが、まさか脳イキと呼ばれるものだったとは。とゆーか、夢うつつゾーンにいながらも他者の性的介入がある状態なんて、そんなものは、気持ち良すぎるのではないだろうか?羨ましくて羨ましくて、歯を食いしばりながらシコった。
この経験を踏まえ、今自分が覚醒しているのか夢うつつゾーンにいるのかきちんと把握したいと思うようになった。夢うつつゾーンギリギリの所で実際に手を動かしてシコれたら、さぞ気持ちいいだろうからな。目を閉じてうとうとしつつ妄想しつつ全身に神経を張り巡らせていると、眠りにつく前はまず四肢の感覚がなくなると気づいた。この状態で手を動かす(と思い込んでいるだけで実際には動かせていない)。ちんちんに触れると───感度3000倍。というのは言いすぎだが本当に気持ちよくて仕方がない。もうこのまま目が覚めなくてもいいとすら思ってしまう。この、四肢の感覚がなくなったかのような感触に気付けると、脳イキへの道は近い。電車で疲れていつの間に半分寝てた!なんてときがあるが、俺調べだとあのときは結構四肢の感覚がなくなるくらい気持ちよく半寝できているので、ぜひ一度意識してみてほしい(当然だが電車で脳イキ試すのはやめてくれ)。
昔はよくうさんくさいテレビ番組で芸能人が催眠術にかけられていたが、多忙で睡眠不足な人が催眠術にかかりやすいというメカニズムは今となっては理解できる。ああいうのの中にも、マジで一瞬かかってる人は案外いるのかもしれない。つまり俺が言いたいのは、脳イキを手伝ってくれる店があれば教えてほしいってことと、同じようなことをしている同士とか睡眠不足の人とかは催眠術かかりやすいだろうから気をつけていこう、ってことだ。
なんにも頑張らなくても自然と地元で最も優秀とされる国立大には38度の熱が出てても受かる程度の学力があった。知識を得ることが好きだったので自然にそうなったのだ。
だが自分と同じように当然そこに進学するであろうクラスメイトたちの纏う、うっすらとしたカーストの雰囲気がとにかく嫌いだった。
事業に失敗して家を貧しくしたのに、拗ねながら母や私の前で偉そうに振る舞う父が醜くて嫌いだった。
こいつらを全員ギャフンと言わせてやりたいと強く思ってた。
東京に行けば、東大生になってしまいさえすれば、最高の友達が出来ると思ってた。
絶対に自分の好みの女子東大生がいて、つきあえて、青春を10倍にして取り戻せる確信があった。
無理矢理信じたというか、自分を盛り上げたというか、それで知識やパズルを貪って無理矢理負荷をかけて筋肉を育むみたいに能力を鍛えた。
今振り返ってみると、あの自己催眠みたいなのがなかったら早慶止まりだったと思う。
東大生になったあとは、それ以前の願いは全部成就させた。院に進むほど真面目にはなれなかったが、ベタな就職をしてベタな辛酸を舐めてベタな結婚をした。結局東大生としては相当下の方だということはよくよく味わったが、身の丈にあった幸福と恵まれた人間関係を享受している。
学力課金とかよくわからない。大学生活への夢とか渇望とかの問題だと思う。行きたくないなら行かなきゃいいし、知りたくないなら知らなきゃいい。勉強が嫌いならやらなくていい。向いてないことさせても仕方ない。鬼なんか狩らずに炭を焼いて暮らせばいい。
ただ、受験ってのはルービックキューブみたいにコツがわかると飛躍的に面白くなり、ルールが試験官のものでなく自分のものになるので滅多に不合格にならなくなる。そんなことは大抵の東大生は容易く気づいてることだが、私の場合、人生を丸ごと賭けるような気持ちで取り組んでようやく掴めたことだった。
自分で人生を変えてみたかったんだよな。で、実際に変えることができた。自分は馬鹿な東大卒だが、あの体験はいまだに自分を助けてくれる。生涯奪われようのない財産だ。馬鹿だったからこそ得られた体験のおかげで、だいぶ枯れてきた今でもロマンチストでいられる。
[ネフサパリスの森]
ワルデリア王国の西の辺境に位置する森林地帯でありその背後にはシュクラムヌ山脈がそびえ立つ。森の中には主に緑色の皮膚をした凶暴なシャブラリル族のゴブリン、シュメイトル精霊体、豪甲虫、キメラサーペントなどが多数棲息している。妖精なども棲息しているが、その性質や行動態様は魔族に近い。辺境の村人はこれら危険な種族の溢れた森に近づくことはない。野盗や近くの村からはぐれた人間が迷い込むことはあるが、この森へ奥深く入って戻って来ることは稀である。この森を支配しているのはデベロア・セルテックであり100年ほど前に住みついた中の上程度の魔族である。姿は人間にすれば四十半ばの痩せ型であり黒いタキシードの上に金縁と金の装飾の施された薄手の赤いマントを纏っている。片眼にはレンズ状の術具が嵌められていふ。彼は10人程度の下僕と共に三日月型の森の中央からすこし西に位置するセルテック城を塒にしている。催眠系の術や生体改造を得意とし森の各種族はみな彼を恐れた。彼は自らに逆らうものや森の中で勢力を拡張しそうな存在や気まぐれに選んだものを生体兵器化し城の武装にすると共に晒しものにしている。彼の目的は一説には現魔族の帝王の即位六千年祭における祝福のための献上物を作り上げことだといわれている。ワルデリア王国には度々近隣の村から魔族征伐の嘆願がなされているが、軍部隊や傭兵団を数度送り込んだが一人だけが無惨な姿となって帰還する、全滅しなんら音沙汰がないなどの結果に終わって以後はこの森に手出しすることはなくなった。