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はてなキーワード: 劇場とは

2016-09-03

君の名は。が今年ナンバーワンヒットになりそうな件

最終的にはスターウォーズが今年ナンバーワン映画として輝いてるんだけど

このペースはスターウォーズを上回っている

スターウォーズディズニーディズニー円盤販売のために発売決定と共に上映を打ち切るという潔さを持っている。

どの系列劇場よりもディズニー憎しでディズニー上映を打ち切るのが速い東宝系の君の名は。は、SWより上映期間が長くなりそう

100億は夢物語では無いスピードだし

日本公開でナンバーワンに輝くのが日本映画ということになりそうです。

経過報告終わり。

2016-09-02

咲-Saki-実写化を考える

実写版ちはやふる面白かった。実写化の噂がある氷菓もちゃんと丁寧に作れば面白くなりえると思う。

でも実写版咲-Saki-は何をどうやったら面白くなるのか見当がつかない。

 

例えば、忠実にっつってピンクや赤や紫のカツラをかぶってカラコン入れた超ミニスカート女子が目にCGの炎を浮かべながら麻雀を打つ図というのを想像したら、これはもう何をどう頑張っても寒い

 

個人的な好みだけど、現実的じゃない髪色や髪型キャラ現実世界を歩くのが好きじゃない。ワックスでがっちり固めて原作と同じ髪の形にしたりとかも。

別に髪の色とかを原作そのままにしなくても、そのキャラらしさは出せると思う。漫画アニメから成立するものというのは確かにある。

 

髪や語尾等は突飛な感じを抑えて、部活にかける思いとか仲間との交流とか試合の緊張感の雰囲気なんかを前面に出して、部活青春群像劇として描くのがいいかもしれない。

咲-Saki-本編というよりもシノハユっぽい感じで。けどその場合麻雀試合をどうしたものか。

地味な競技であっても、たとえばポーカー勝負スリリングに描いた名作映画なんかもあるにはあるので、面白く描くのは不可能とは言わないが難易度はかなり高い。そもそも麻雀ルール認知度が低い。花や炎や電気アバターのようなケレン味あふれる演出は、麻雀を知らない人にもどちらが優勢か、どれくらい相手が強いのかを分かりやすく示す役割も大きい。観客やチームメイトリアクションでどうにかなるだろうか。不可能ではないとしても、作る上での難易度さらに上がりそうだ。理想を言うなら、実写版るろうに剣心殺陣くらいのケレン味バランスが望ましいのだけど。

 

あれこれ書いたけどまあ無理だろうなとは思う。きっとコスプレアイドル映画だろうなとも思う。B級映画も嫌いじゃないのでそういう楽しみ方もできなくはないかもしれないけど、原作が好きだとちょっとキツい。

いちおう公式サイトは時折チェックするつもりではいるけど実写版を見るかっつったらたぶん見ません。

実際に見て面白かったりしたら教えてください。

 

終わろうと思ったところで1つ思いついた。ドラマを4話の後に劇場版というのが、4話のドラマがそれぞれ清澄編・龍門渕編・風越編・鶴賀編で劇場決勝戦とかだったらちょっと面白そう。そしたら見る、かも。

感動ポルノが嫌いだった

自分は生まれながらのマイノリティだ。

今でこそ同じような境遇人間が増えたが、当時はまだ少なく、ほとんど理解されていなかったのだ。当然今でも差別は色濃く残る。

自分障害者とではもちろん境遇が違う。だから理解できるとも思わないが、マイノリティに対する世間の反応というのはいやというほど浴びながら育ってきた。

ぼくがマイノリティであることは見た目ではすぐにはわからない。

からうまく紛れることはできたし、必要がなければ明かさなかった。

ただ、その分同じ境遇に向けた反応に対して同調圧力を求められることは何度もあったし、そのせいでノリが悪いスカした人間だと思われたこともある。

学生の、まだ多感な頃の話だ。

仲の良い、信用できると信じていた人間数人に自分の素性を明かしたことがある。

その時涙を流しながら同情する人間がいた。

「かわいそうに。辛かったでしょ。どんな目に遭ってきたの?」

ぼくの肩に手を載せてとても悲しそうにそう言ってきた。

それからも素性が知れる度に、一定数の人間は「かわいそう」という言葉を使った。

意図的に知らせた時もあるが、意図に反して知れてしまうこともあった。

それでぼくは「かわいそう」という言葉が嫌いになった。

勝手に人をかわいそうな人間にしないでほしい。

当然つらい思いも沢山してきた。人よりも苦労は多い自信もある。

だけど、自分にしてみればそれが唯一の人生なのだ

人を羨んでも変わることはできないし、人を妬んでも自分幸せになれるわけでもない。

ましてや、人の不幸を見て噛みしめる自分幸せなんてクソ食らえだと思っていた。

中にはそれが善意だと信じて、周囲の人間配慮するように話して回る人間もいた。

その多くはぼくに対して「かわいそう」という言葉を使った人間だ。

その度に、ぼくはそいつの素敵な人生ストーリーのために消費されたようが気がして気分が悪くなった。

可哀想人間を涙を流して同情する素敵な自分にあこがれているのだろう。

可哀想人間配慮を求める素晴らしい人格者である自分にあこがれているのだろう。

そのためにぼくは消費されていくのだ。

お前らのやすっぽい涙のために、ぼくの人生が軽々と消費される虚しさを思い知らされたのだ。

から感動ポルノが嫌いだった。

アイアムサムを見たことがあるだろうか。

ぼくは不本意ながら上映当時に劇場で見ることになった。

不思議とどうしてそんなものを見ることになったのかわからないが、恐らくは当時付き合っていた相手に誘われて、下調べもなくのこのこと付いて行ってしまったのだろう。

もしそれが障害者映画だと知っていたら、絶対に見ることはなかった。

案の定、ぼくには不快まりない内容だった。

障害者に向けられる周囲の視線は今まで散々に味わってきた苦痛であるし、ハンディを持った人間サクセスストーリーなんてリアリティへったくれも感じなかったからだ。

それを可愛らしい子役と安っぽい感動で塗り固めた、実にアメリカらしい、まさにその国のスーパーで売っているような食あたりしそうな彩りのケーキのような映画しか見えなかったのだ。

映画評価はそれに反して上がっていく一方だった。その様子を、マイノリティは健常者のために消費されていくのがこの世の中なのだと冷めた目で見ていたことを記憶している。

それから時が過ぎて、当然年もとったし周囲の境遇も変わった。

同じ境遇人間結婚して子供も生まれた。

ただがむしゃらに生きてきたし、むしろ生き方にも随分と慣れてきたように思っていた。

そんな時に、レンタルビデオ店でふとアイアムサムのDVDが目に止まった。

世界はこれほどまでにグローバル化が進んでいるのに、未だに歴代名作コーナーに陳列されていることが疑問に思えたのだ。

果たして今これを見たら自分はどう感じるのだろうか。

これでもう一度見てつまらなければ世間が腐っていた証拠だし自分が正しかったことが証明される。

もし何かが変わって見えたら、自分の変化や成長を感じられるかもしれない。

そんなちょっとした好奇心で手を伸ばしてみたくなったのだ。

果たしてぼくは幾度なく号泣させられる羽目になった。

当時の自分がどれだけうがった目で世の中を見ていたかを思い知らされることになったのだ。

何より、子供を持ち、それを守ることに対する思いに何度も涙が流れた。

今もし自分の子供が、世間良識という暴力に奪われたとしたら何を思うのか。

その中で、ハンディキャップを背負いながらも幾多の困難を乗り越えていく姿にひたすら胸を打たれてしまった。

例えどんな境遇であっても諦めずに一生懸命に生きる姿に胸を打たれる。

それは感動ポルノではなく、純粋な感動なのだ

意外なことに、劇中でサムに対して可哀想だと接する人間はいなかった。

皆はむしろ冷たく辺り、障害者が生きていくことの難しさばかりが描かれていたのだ。

そして彼自身も、障害者らしく擁護で固められているのではなく、一人の人間として生き、悩む姿しっかりと描かれていた。

ぼくは当時、その描写を見ることが辛かったのかもしれない。

まだ社会的弱者だった頃の、世の中に対するヘイトがくすぶっていたのだろう。

その時は自分が全うに生きていると信じていた。でも、知らず知らずの間にカルマは溜まっていたのだ。

それ以外にも、この映画はいくつかの問題提起がされていた。

育児放棄女性社会進出ニートやそれに付随する精神疾患問題職業差別貧困

あれから16年の時が過ぎていることに驚いたが、それ以上にいま見ても全く色あせないほどに全ての問題リアルだった。

しろ16年経って尚、それら問題は深刻さを増しているといっていいだろう。

その中で、たまたま障害者主人公だったというだけの映画がアイアムサムなのだ

あの映画の主要登場人物のうち誰に焦点を当てても、どの問題も同様に浮き彫りになったことだろう。

アイアムサムを感動ポルノとして消費した人間も沢山いただろう。

それはそれで良いではないか

それによって潜在する問題認知することにつながったのだから

もしそれが感動ポルノとしてだけ消費されてしまったのなら、障害者たちは真実の姿を表現する努力をすればいいのだ。

それ以上に世の中はポルノで溢れかえっている。

アイドルと呼ばれる偶像が最たるものだし、それこそマスコミ視聴者にえげつなく消費されているではないか

それを自分たちだけ守ってほしいというのはまさに擁護観点であるし、視聴者側も自らの足を使わずして真実を求めようと言うのが間違っているのだ。

感動ポルノがどうした。

楽しみたい人間いるか市場が生まれ必要がなくなれば消えていくだけのもの

ただそれだけのことなのだ。

そもそもが感動ポルノを好きとか嫌いとかいっている場合ではないのだ。

この狂った世の中で道を誤らずに生きていくには、結局は自らの目や耳、手足を駆使して進んでいくしかないのだ。

それを生まれながらに持っていなければ別の手段解決すればいい。

それをしないかぎり、自らがポルノの主役から脱することはできない。

感動ポルノがたどり着く問題の先には、障害の有無は全くもって関係ないのだ。

2016-09-01

モロバレあり「君の名は。感想。主に文句

私は基本的に「細けえこあいいんだよ!」というタイプ人間なので突っ込みどころが多くてもさほど気にしない性質人間だ。

で、本作の評価の多くは(私が見た限りだが)「突っ込みどころは多々あるもの面白かった」という感じになっている。面白い、の熱量も高め。

ぶっちゃけ新海節とか新海が描きたいもんが、今まであんまり自分にしっくりこなかった上に予告を見ても「うへえ」って感じだったんで観るつもりは最初なかった。

でも評価は高い。なら観よう。一般向けに一皮むけた、新たな新海が観られるかもしれん。観に行った。

面白かった、と思う。

が、一晩経って劇場効果が薄れた今、猛烈に文句ばかりが頭に残って、もはや怒りにすらなりかけている。いや、面白かったんだけどね、まあまあ。

以下文句。ちなみにこれは後から湧いた文句というより観ながら気になってて、でも劇場効果でまあいいや、と済ませていたもの

唐突テレビアニメ風オープニングに感情がついていかない。せめて現在進行形出来事をMV風にみせりゃいいのに完全に本筋と独立したMAD風になってて戸惑った。

主人公の男女がそろって名前という記号に異常な執着を見せる心理が分からない。

名前大事ものであるらしいのに男の名前苗字っぽくて最初混乱した。わが弟は最後まで瀧を苗字だと思っていた。

・女の名前が「みつは」でめっちゃ発声しにくい。クライマックス神木きゅん名前連呼するとき「ミツハッミツハッ」ってすごい言いにくそうだった。

 発声するときのことを想定しない名前をつけるとか、新海さんは何年監督やってるのかな?

・町の危機さなかにいるかどうかも分からん女に会うために割と遠いご神体のとこに行く謎判断

名前を忘れないように、という考えで書いた文字が「すきだ」馬鹿かな?

案の定名前を忘れた女が彗星が落ちようとする真っ最中に「彼の名前が思い出せないのー!」とか錯乱する余裕をみせる。馬鹿かな?

・こんな感じのせいで「生まれ育った町、家族友達を守るために頑張るぞ!」という想いをみつはの中に見出せない。

 最悪てめえ一人逃げ延びてタキに会いにいきゃいいじゃん、とか思ってしまう。

 結局町を救うという行為が好きな男との約束を守る、という以上の意味をなしているようにみえない。

 掘り下げれば面白そうな親友二人、土建屋町長なんかも主人公たちの目的を達成するための装置しかなっていない。友人らに対する主人公思い入れを感じない。

・というか、入れ替わり終盤辺りから、この二人には恋愛以外の感情がねえのかよ、とか思ってしまう。

・口噛み酒を「みつはの半分…」とか言ってなんのためらいもなく飲みだすタキ。変態かな?

・ていうか二人とも入れ替わりの途中で三年のラグに気付けよ。普段何をみて、友達家族と何の話してんの?

記憶を失ったタキになんで奥寺先輩も司くんも何も教えてあげないの?ていうかタキもなんで訊かないの?記憶の欠落って結構重大なことじゃない?

・つーかそもそも自分が乗り移った身体の持ち主に惚れるか?

 せめて普段本体が接している友人らから本体の素敵エピソードを聞いて「へーそんな人なんだー…キュン」みたいなのがないと駄目じゃない?

思いついたままに並べたので順番が整理されてないかもだけど、まあ大体こんな感じの文句。以下良かったところ。

キャラデザ田中将賀ー!

 ぽっぽとかここさけの野球部みたいなのとかゆきあつつるこの子どもかな?みたいな司くんとか、結構既視感あるデザイン多かったけど、今まで地味だった新海作品をよく彩ってくれてた。

作画も良かった。特に口噛みガブーから時間逆行する時の演出

・奥寺先輩がすごく可愛かった。長澤まさみのお芝居も素敵だった。

女子力神木きゅんのお芝居も可愛かった。

・よってタキと仲間たちの飛騨紀行も楽しかった。みつはたちの避難作戦立案するくだりもここから楽しくなりそうだなあ!と思わせた。(思っただけだった)

以上。

なんかすげえ偉そうな駄目出しばっかりになったけど、本当にそこそこ楽しめたんです。上記の文句部分に疑問を持ちながらも。

新海がいつもの芸風で(オチも含めて)一般向けのエンタメに仕上げたことはとても評価すべきところだと思います。(何様)

少なくとも「バケモノの子」よりは明快なエンタメをしていたし、この夏のアニメ枠を飾るには十分だったのではないでしょうか。…メイン公開時期が初秋になっちまうけどな!

2016-08-31

シン・ゴジラMX4Dの臨場感ポップコーン台無しにされた話

長年のゴジラファンであり、庵野監督ということもあってとても楽しみにしていたシン・ゴジラ

しかも、椅子が動いたり、風が吹いたり匂いがしたりと臨場感たっぷりのMX4Dで上映なんて、これは絶対見るしかないじゃないですか

そんなわけで、多忙な中仕事も家庭も一生懸命こなし、ようやく開けた時間に数日前から予約を入れました。

MD4Xの上映なので普通映画よりもかなり割高でしたが、劇場中央ベストポジションを確保できました。これは楽しみ!

ところが、当日悪夢が待っていました。

隣の席の観客が、最悪なことにでっかい箱にポップコーンをどっさりと入れていたのです。

MX4Dは座席に仕込まれた様々な演出による臨場感がウリです。

ところが、ポップコーンはその臨場感台無しにするのです。

まず、音ですね。

シン・ゴジラは静と動の切り替えが巧みな映画です。

そのため、特に静かなシーンではポップコーンをまさぐる音、歯で噛む音がとても響きます

他にも例えばゴジラが炎を吐く壮大なシーンでも、ポップコーンを噛む音で隣の観客に意識が行ってしまい壮大感が半減です。

これでは、臨場感どころではありません。

つぎに、匂いです。

隣の観客は、おそらくキャラメルバターのかかったポップコーンを食べていました。

隣の席にも、強烈な匂いが終始流れ続けます

これでは、MX4Dの演出による匂いがまるでわかりません。

石原さとみ香り嗅ぎたかったなあ。

結局、映画に集中するために、その観客の方の片耳と片鼻を 手で塞ぎながら観ることになってしまいました。

誤解があってはいけないのですが、僕が怒りを感じているのは隣の観客に対してではありません。

劇場に対してです。

MX4Dによる臨場感のために観客は高いチケット代を払っているのに、なぜポップコーン販売し、劇中に食べることを許しているのか。

ポップコーン劇場側の収益であることは分かりますが、それは映画館側の都合でしかありません。

せっかく素晴らしい技術を用いていながら、目の前の収益のために台無しにしてしまうなんて、残念でなりません。

少しぐらい多めにチケット代を払ってもいいから、少なくともMX4Dではポップコーン禁止にしてほしい、というのが僕の意見です。

2016-08-30

ハートフルタンクカーニバル

ライブビューイングだけど初めてアニメ系のイベントに行った。

行くのは初めてだったけどDVD等でアニメイベントを見たりはしてた。

なのでおおよその雰囲気想像通りだったけども楽しく過ごせた。

俺が行った劇場は見た感じ7~8割くらいの入りだった。

女性の一人客から家族連れから年寄から若者まで、客層はかなり広かった。

 

問題は隣に座ったやつだ。

グヒヒって笑ったりブツブツスクリーンに向かって早口ツッコミを入れたり

向こう側の隣に座ってる友達と話したり、そういうのはまあいいよ。

映画上映だったら怒ってたけどライブビューイングだし、別にいい。

けどな、風呂にはちゃんと入れ。いやもう本当に。マジで。頼むから

入ってなおそれなら消臭スプレーとかな。頼むから

2016-08-29

http://anond.hatelabo.jp/20160829223547

残りの二つとも見たほうがいいと思う

ただどっちも劇場で観ないと魅力半減な映画

みんな知ってて無視してるのか、そもそも興味もないんだろうし、こんなこと気になっちゃ自分が心底ダメだと思うけど、サイバーメガネと何とかさんの中年メンヘラ性欲劇場がまだ続いているんだよ!2chで。ものすごくおぞましいことになっているから興味がある人は怖いもの見たさで見に行くといいかもしれない。

2016-08-27

東日本大震災で少し被災した特撮ファンシン・ゴジラ絶頂した話

 8月2日にTOHOのレイトシン・ゴジラを観て発狂しそうになった。凄すぎて。そこからもう寝ても覚めてもゴジラのことしか考えられなくなり、気づいたらもうすぐリピートの回数が2ケタになろうとしている。もともと特撮映画大好き人間だったけど、それにしたってこの映画は別格だ。こんなに映画熱狂することは、向こう十年はないと思う。

 とにかく全編渡って大傑作だったんだけど、特に中盤の、夜の東京ゴジラが熱線を吐き全てを破壊するシーンでは本当に気が狂うかと思った。自分でも理解できない膨大な感情の波が押し寄せてきて内面をひたすら揉みくちゃにした挙句、最終的に途方もない歓喜けが残った。もう完全に中毒になってしまって、ちょっとでも間が空けばシンゴジの熱線が見たくなって、気づけば劇場に向かってしまう。なんでこんなにこのシーンに惹かれるのか何度も観て何度も考えて、やっぱり自分震災体験が影響しているんだと思った。それに気づいてから、熱線のシーンを見た俺の感情の詳細が大分分かるようになってきた。

 ここでちょっと自分語りをさせてもらいたい。俺は宮城実家東日本大震災経験した。津波での被害は一切なかったが、それでも色々と滅茶苦茶になり、10日くらい避難所生活を余儀なくされた。当日だか翌日の夜に河北新報号外福島のことを知ったときは本当に世界の終わりだと思ったし、いつまで経ってもインフラが復旧しないので、二度と元の生活には戻れないかと思った。震災の日から夜が本当に暗くなった。町に一切電気が灯らなくなることが、これほど恐ろしく、心細いとは思わなかった。だから、しばらくして、ようやく電気が戻って、夜の街に明かりがついたとき、本当に泣きそうになった。元の生活に戻れると実感して、堪らなく嬉しかった。あの夜の光は、俺にとってまさしく希望だったのだ。

 だが、シン・ゴジラはやってくれた。夜の街を照らす光を、絶望象徴へと塗り替えたのだ。

 タバ作戦を踏みつぶしたゴジラ東京侵入する。夜になる。ゴジラ蹂躙される東京は、当然ながら停電する。暗闇に包まれる中、ゴジラ身体の赤い光だけが街に映える(何と美しい画面!)。日本ではもう為すすべがない。アメリカが出てくる。B-2がどえらい爆弾ゴジラを傷つける。そしてゴジラは光り出す。

 東京火の海とし、数え切れぬ人間虐殺したあの光は、何よりもまず俺にとって冒涜だった。311の際に俺が経験した、夜の光に対する感動と希望を、完全に死と破壊で塗り替えたのだ。被災した夜の街に光が戻っている。なのに、その光は日常の復帰ではなく、二度と日常が戻らないことを告げている。俺があの日感じた希望を、ゴジラは完全に踏みつぶしたのだ。そして次に出てきた感情が畏怖だ。俺の中にある希望記憶すらも完全に蹂躙する圧倒的な厄災。本当に恐ろしく、絶対に敵わない、どうしようもない、まさに神の如き存在だと思った。今までもゴジラはさんざん破壊神だと言われてきたけれど、本当に神様だと思えたのは初代ゴジラ以来だった。そして、そこで全ての感情が一転、途方もない歓喜に変わる。そう、今自分が観ているのはゴジラなのだ。VSシリーズ以降衰退の一途を辿り、FWという怪作(駄作ではないけど、最終作には相応しくない)を最後に息絶えたはずのゴジラが、こうして、紛うことなき神として復活し、震災実体験で得た感情すらも蹂躙し、塗り替えてくれている。そう、今自分が観ているものあくまゴジラ虚構であり、こんな圧倒的な光景すらも、自分は娯楽として享受することを許されている。何という特権!! 観客という立場にいることが、こんなにも幸福であると、今の今まで知らなかった。

 その後のヤシオリ作戦ももちろん良かった。震災時に揺れや津波蹂躙されてばかりの建物電車が、震災象徴たるゴジラに一矢報いるのは痛快だった。そして、ゴジラ災害が終息した後の、避難所女の子が笑うシーン。泣けて仕方無かった。

 でも、やっぱり、あの熱線のシーンは別格だった。あれは本当に事件だった。とてつもなかった。っていうか、これだけ言を尽くしても、あの凄まじさを一ミリ表現で来てないと思う。書いててまた観たくなってきた。また行く。何度でも行く。この映画何度でも観たいし、それ以上に、こんな映画をこれからもたくさん観たい。こんな映画を毎年観れるなら、生きるってことがずっと楽しくなる。そういうレベル映画だ、シン・ゴジラは。

 最後に。以上はあくまで俺個人の感想だ。間違っても被災者の総意でないことは言うまでもない。結構リアルあの日を抉ってくるので、きつい人もいると思う。

【追記:2016/08/29】

 誤字直しました。「ごめんなさい(小声)」。

2016-08-22

シン・ゴジラに対抗しうる最近邦画

最近邦画』というと近頃はすっかり『しょうもないもの』の代名詞みたいな言われようだが、

正直自分邦画くそばっかだから洋画ばっかり見ていたクチだ。

しかしすごい熱量邦画というのに、ばったり出会うこともあるので日本人も侮れない。

シン・ゴジラ面白かった人が見て面白いかどうかはしらん。

でも、なんかやばいものを見てしまったと思うのは、間違いない。


塚本晋也野火2014


巨災対でこぼこトリオのはげたおっさんこと塚本晋也20年かけて自主制作した映画

自主制作といっても8mmは使われていないし、まともな俳優が出てるから安心してくれ。

第二次大戦末期のフィリピンで死にぞこないの日本兵塚本晋也)が地面を這いずり回って芋を食ったりサルの肉を食って地面を這いずり回る話。

映画館体験できる地獄である

未だにアンコール上映やってるから映画館で見るように。

http://nobi-movie.com/



森達也『FAKE』2016


マスコミが取り上げないので誰も話題にしないが、

実は伝説カルトドキュメント映画ゆきゆきて、神軍」より人が入っているというドキュメンタリー映画

この映画たぶん日本一、人を集めたドキュメンタリー映画になるぞ。

公開されてから三か月以上たってから見たが、恐ろしいことに未だに劇場は満員だった。

この映画カルト映画ではない。

社会派の皮はかぶっているが、)社会派ですらない。

恐ろしいことにエンタティメント』ムービーである

おそらく撮ったやつは頭がおかしい。

ドキュメンタリー映画とか詰まんないと思っている人(ほぼ皆)が見に行け。

正直この映画がなければ、シン・ゴジラが私の今年の一位だっただろう。

これも未だにやってるから映画館で見るように。

http://www.fakemovie.jp/





他にはろくな映画はない。

2015年なんかあったっけと思ったが考えるだけ時間無駄だった。

まあシン・ゴジラ並みが毎年あったら困る。

悪いけど中村監督とかは『ウェルメイド』なので良作以上にはなりえないしね。

2016-08-21

今更だけどガルパン劇場版でどうしても気になるところ

ガルパンTV版・劇場版の両方のネタバレを含みます。ご注意ください。

ついに劇場での上映期間が1年を超えることが確定し、留まるところを知らないガルパン人気。

私の周りにも熱狂ファン存在し、もうガルパン劇場版については全肯定で当然といった空気が流れております

実際ガルパン劇場版面白かったです。TV放送からファンだった僕も何度か観に行きました。

まほお姉ちゃん逸見エリカ。最高やな。

しかし、なんというかどうしても気になるところがあるんですね…

本当はちゃんと自分ブログで書くべきなんでしょうがガルパンを全肯定する友人達がとても楽しそうで、それに水を差す勇気も無く、こちらに書くことにしました

大変自分勝手理由でスペースをお借りします。ごめんなさい。

んで、まぁ、その、何が気になるのかというと…

み ん な 軽 々 ス ラ イ ド し 過 ぎ じ ゃ ね ?

劇場版で一番最初にこの手の挙動を見せたのは、エキシビジョンでのクルセイダー。

クルッとスライドしてあんこうチームを追いかけるところなんですが、私は最初見たとき

「え、履帯切れないの????」

と心の中で困惑してました。

TV版黒森峰戦の最後タイマンを思い出していただきたいんですが、

みほ「麻子さん、全速力で正面から一気に後部まで回り込めますか?」

麻子「履帯切れるぞ」

みほ大丈夫、ここで決めるから

麻子「わかった」

このシビれるやり取りのあと、決死スライドで足回り壊しながらティーガーの背後を取り、撃破するわけじゃないですか。

私はこの場面が本当に好きなんです。このときあんこうチームは本当にカッコ良すぎる

もし失敗したら間違いなく撃破されるけど、それを見事成功させて勝利を掴み取るとか最高です。

からこそ、そのIV号よりクイックなスライドをしてそのまま走っていくクルセイダーに最初疑問符を抱きました。

もしかしてIV号は整備不良だった…?

「ま、まぁ最終的にかなり減速してのターンだし、巡航戦車だし、足回りは走行性能定評のあるクリスティー式だし…」

とここは自分を納得させ、続きを見ていきます

その後もちょくちょく気になるところがありましたけど、とにかく一番気になったのは「バミューダアタック」のところです。

だって、パーシングですよ???? 鈍重で現場から酷評されたこともあるパーシングですよ??????

あれがクルクル回りながらなんかやってるんですよね。

ここはとにかく困惑してました。

1. 履帯切れないの? つうか切れろ

パーシングがあんなことして大丈夫なら、どうしてあのときIV号の履帯が切れるの。足回りがぶっ壊れるの

…やっぱり整備不良だったの?????

2. そもそも回転が気持ち悪い

特に予備動作も無く、等速直線運動を続けたまま突然回転しだす姿が気持ち悪かった

整地で助走つけて氷の上に乗り、その勢いで滑りながら超進地旋回したような感じでしたが、いかがでしょうか

ちなみにパーシングは超進地旋回できないはずですし、万が一超進地旋回できてもそんなことしたら駆動系一瞬で砕け散りそう

あの前に何か回転ヨーを生み出す動作確認できるなら、もしくはあの動きが理論可能なら、ご一報ください。謝罪させていただきます

(このバミューダアタックの場面はまだ気になるところありますが、これ以上は触れないでおきます)

この後の最終決戦はドッキドキで細かいことはどうでも良かったので何も言うことは無かったです。

と、まぁ人によってはどうでもいいと思いますが、こんなところが気になってました。

でも、どうしても、これをスルーしてしまうのは黒森峰戦の決死攻撃を軽視してしまうように感じるんですよね…

あくま戦車スライドさせるのは「必殺技」であってほしかった…

最後に改めて述べさせていただきますが、ガルパン劇場版面白かったです。

私が今回指摘させていただいた点なんか、重箱の隅を針金で突っつきまわしてるようなところです。

ここがどうなってようと映画面白さにはさほど影響はないと思います

ガルパンはいいぞ。

2016-08-19

http://anond.hatelabo.jp/20160819145045

中山教習所だと松田さんだっけ、大盛りの牛丼食べてた子がよかった。

野村くんと賀来くんの微妙関係もよかった。

あれが好きならセトウツミもいけるんじゃないかな、と思った。


自分の好きなの、というか、今回のような邦画うんぬん売上うんぬんの話については、

「下衆の愛」が示唆的だったと思う。

インディーズ映画を撮ってるといいながらもうまくいってないワナビ状態主人公渋川清彦と対置するように、

メジャーへ行って大衆受けの作品を撮ってる古舘寛治が出てくる。

しかプロデューサー外国人劇場の入口でポストカードを手渡ししてくれたんだけど、

映画を作ってる側もこういう意識はあるんだなーって思った。

なんの話をしてたのかわからなくなっちゃったな、もうしわけない。

http://anond.hatelabo.jp/20160818164555

邦画を見ない人が邦画批判してると言うけど、邦画を見ない人の邦画イメージっていうのはTV等で広報されているものイメージなので、自分面白いと思っている傑作選とは異なることは当然なのでは。具体的な例を挙げよう。

世間の人の洋画邦画イメージ興行収入ランキング上位と同じだとすれば、2015年洋画

  1. ジュラシックワールド
  2. ベイマックス
  3. シンデレラアナと雪の女王 エルサのサプライズ
  4. ミニオン
  5. ミッション:インポッシブル ローグ・ネイション
  6. インサイド・ヘッド
  7. ワイルド・スピード SKY MISSION
  8. アベンジャーズ エイジ・オブ・ウルトロン
  9. ターミネーター:新起動/ジェニシス
  10. テッド2

であり、あぁ〜2015年洋画って感じがする。

一方で2015年邦画興行収入ランンキング

  1. 映画 妖怪ウォッチ 誕生秘密だニャン!
  2. バケモノの子
  3. HERO
  4. 名探偵コナン 業火向日葵
  5. 映画ドラえもん のび太の宇宙英雄記(スペースヒーローズ)
  6. ドラゴンボールZ 復活の『F』
  7. 進撃の巨人 ATTACK ON TITAN
  8. 映画 ビリギャル
  9. ラブライブ! The School Idol Movie
  10. 映画 暗殺教室

である想像以上にアニメが多くてビックリした。おそらく邦画好きの人の邦画の中にはアニメは含まれないと考えると、

  1. HERO
  2. 進撃の巨人 ATTACK ON TITAN
  3. 映画 ビリギャル
  4. 映画 暗殺教室
  5. ヒロイン失格
  6. アンフェア the end
  7. ストロボ・エッジ
  8. 寄生獣
  9. アオハライド
  10. 図書館戦争 THE LAST MISSION

世間の人の考える最近邦画である

それで最初洋画10個と邦画10個を比べて、邦画ってアレだよね、と話をしているのが増田批判しているイメージである。でも、それって仕方なくない?おそらく洋画好きな人たちだって、こんなハリウッド大作的なものだけを洋画って思ってもらいたくない!って思っているだろうし、日本では興行収入が低く、マイナー作品にも面白い傑作があると思っているに違いない。でも、その人たちはわざわざそういうことを言わない気がするんだよね。マイナー映画の中に傑作があるのは当然で、邦画にもそれが多いことはわかるけど、邦画を見ない人の邦画批判というのは上記のランキング上位の邦画のことを指しているわけである邦画好きな人たちはこのランキング上位の映画のことをどう考えているんだろうか?洋画好きの人たちと同じように、「まぁ大作も面白いけど、他にも面白いものあるよ」と言えるのだろうか。このランキングに内心忸怩たる思いなのではないだろうか。その辺の屈折しているところも含めて、一般の人がなんとなく邦画苦手になっているんだと思う。(状況としては純文学に近いのかも。純文学にも面白いのあるよ、身近だよと言いつつ、本心ではエンタメ作品を下に見てるところとか)

ネットで好きな作品を言って広めることよりも、友人を連れて劇場まで連れて行って興行収入ランキングの上位をきちんとある程度の傑作(お金無駄にした感がないもの)で占めるようにしないとやっぱり邦画ダメだと思う。

2016-08-18

Twitterフォロワーシンゴジラ感想を見て

いつも状況や事情を全く汲み取ってくれない糞リプを飛ばしてくるいわゆる空気の読めない方が「人間ドラマが描かれていない」と書いているのを見てしまって空恐ろしくなった。

一方でリアルでも良い仕事してる人達ゴジラ登場パート人間パートも含めて凄く楽しんでる。

自分普段こういう職業やら学歴やらで階層を付ける論調が大嫌いなんだけど、まさか娯楽映画でこういう人間力(笑)の差をまざまざと見せ付けられてしまうとは思わなかった。

俺はVHSで全作見てデストロイアエメゴジもミレニアムもGMKもファイナルウォーズもギャレゴジも劇場で楽しんで純粋ゴジラの復活作を楽しみたかっただけなのに、どうしてTLで普段ゴジラを見てなかった連中の感想でこんな複雑な思いをしなければいけないのか。

やめろ庵野ゴジラを売れるIPに戻すんじゃない!

2016-08-17

庵野ゴジラの足を引っ張る“邦画

庵野ゴジラは最高だったよ。

最初に出てきた深海魚のような不気味なゴジラは完全体と同一個体とは到底思えないが

今までに見たことが無い怪獣を見れて眼福だったし、ゴジラ放射能を吐くシーンは

かっこよすぎて震えたし、背びれビームも美しかった。庵野ゴジラ神話にしたよ。

 

一方で、ゴジラが街を破壊自衛隊米軍兵器と戦うための口実とはいえ、

人間たちが活躍するシーンは全く退屈だった。

日本役者、どいつもこいつも下手糞だしかっこ悪いしで全然絵にならない。

官邸ドラマの部分は踊る大捜査線のような劇場テレビを思い出させる安っぽさで、

ゴジラの恐ろしくも神々しい佇まいと全然釣り合ってない。

竹野内豊石原さとみエリートの役をやらせちゃいけないと思ったし、

市川実日子いかにもな助演女優で良いと思えなかった。

なんで庵野ゴジラがこんなくだらない奴らに負けなきゃいけないんだよ。

 

夜中にゴジラが初めてビームを放ったときスペクタクルに劣るとはいえ、

ラスト日中の決戦はそれなりに見ものだった。

あれで最後ゴジラ放射能政府関係者らを一瞬で焼き消してくれれば最高だったのにな。

これから見る人にアドバイスだけど、夜に放射能を放ったゴジラが休眠に入った後の

30分はトイレ休憩だと思っていいよ。

 

人間側の勝利には、庵野ゴジラ邦画の引き立て役にされてしまたかのような不快さがあった。

邦画なんてこの世に必要無いんだから、骨のある作り手は邦画馬鹿にして突き放してくれよ。

あの凄い庵野ゴジラと戦うなら、戦う側もファンタジーじゃなきゃ駄目なんだよ。

そういう点ではやはりハリウッド映画だろう。ゴーストバスターズTMNTに期待している。

2016-08-12

サヨクが見たシン・ゴジラ

何かと話題シン・ゴジラサヨクから見ると、え?これ自民党広報映画自衛隊広報緊急事態条項のための煽り?なんなの?と、見えなくはないです。今回は僕なりどうしてそう見えちゃったのか、理由を考えてみたので、それを解説させてください。。。

以下、シン・ゴジラネタばれを含むので、ってそこがメインのトピックではないですが、未見の方はご注意ください。僕の立場性的もの説明することで行を稼ぐので、ネタばれしたくない方は僕がながながと自己紹介してる間に離脱してくださいね

立ち位置

僕は自称サヨク保守派です。政治的信条をいえば、九条は守る派。自衛隊基本的違憲災害出動はありだから自衛隊って言う名前を変えて武装をなくして災害時のすげーレスキュー隊みたいなのにしちゃだめなのかしらって思ってる派です。でも中国尖閣とかどうしよう。

安保アメリカお金を払って守ってくれるんだったら別にいいんじゃね?派ですが、沖縄ばっかりに基地が集中してるのは不公平感が強いから県外に分散させたほうがいいんじゃないかしら?派ですね。

原発に関しては、なくなったほうがいいけど今すぐは絶対なくせないから、今すぐ全部の原発を最新のやつに置き換えて、少しでも安全にして議論時間を稼ごう派です。

まあネトウヨさんに言わせれば、典型的な「頭の中お花畑」の一人でしょう。日教組教育に毒された頭の中お花畑です。あんまり職業として政治家とか官僚とかに興味なくてよかった!

と、まあそんな私ですが、ゴジラに関しては、世代的に平成VSシリーズドンピシャなこともあり、平成VSシリーズをなんとなくカバーミレニアムシリーズ大人だったのでノーケア。どちらかというと今回の映画には庵野入り口です。エヴァンゲリオンどんぴしゃ、序を見ながら映画館で「庵野大人になったな。。。俺も大人にならないとな。。。。」って思いながら号泣するぐらいの庵野フォロワーではあります。なので、それに併せて今回1954のゴジラや1984ゴジラを予習した上で、劇場に足を運んだのでした。

上前置き。

さて、そんな頭の中お花畑庵野フォロワーな私なので、最初シン・ゴジラを見たときは、え。。。これ、アベ政権宣伝・・・自衛隊礼賛・・・?なに・・・?と政治的にぐらぐらして正直あまり楽しめなかったのです。その理由をまとめると以下

今までのまじめゴジラ映画はさよくを甘やかしている

 前提として、今までの作品と若干比較します。過去作も「ゴジラ自衛隊放射能」っていう要素は大きくは違わないにもかかわらず、過去作を見ても政治的にぐらぐらしなかったのに、今作はちょうぐらぐらしたからです。

 ほいで、比較対象は今までのゴジラ映画の中でも「まじめゴジラ映画」です。ゴジラシリーズがわりと大人向けのハード作品としてシリーズを開始しながら、だんだんマーケット意識した子供向け映画になっていくのはそれはそれで面白いんですが、まじめゴジラ映画しか比較しません。

 ファンタジー子供向け映画であれば、どれだけ自衛隊がかっちょよく活躍していても、現実との距離があるのであんまりキドキしないですし、そもそもゴジラ映画の中では、子供向けに舵を切れば切るほど、ゴジラと対抗する人間側の組織がどんどんファンタジック組織になっていきます。これはこれで興味深いけど論旨とずれるのでおいといて、「ゴジラ現実に出現したらどうする?」っていうベースを持っているのは54のオリジナルゴジラと、84ゴジラなのでこの作品二つを本論では「まじめゴジラ」として、この二つとの対比でこの項目では取り上げます

軍事転用を恐れた眼帯が自殺する1954年

 まず54ゴジラはくっそ反戦映画なわけですが、途中よくわかんないヌルヌル三角関係とか出てきて、事前情報なしで見た僕はなかなか衝撃でした。その三角関係必要なのか?で、もー出来立てほやほやの自衛隊が一夜にして高圧電線東京湾岸に引いたり、戦闘機飛ばしたり、なかなか大活躍されるわけです。見方によっては出来立てほやほやの自衛隊宣伝映画。でも、この映画主題は、芹沢博士(眼帯)が自分技術軍事転用されることを恐れて自殺する、という衝撃の展開にあります。非常に九条精神体現した英雄的な行動ですね。

 自衛隊活躍させる(みぎ)けど、眼帯の博士技術軍事転用を恐れて自殺する(ひだりっぽい)。このバランスのとり方がサヨクスポイルさせるのだと思うのですが、この説教くささは1984でも繰り返されます

首相が高らかに非核三原則宣言する1984年

 1984ゴジラも、なんとなく沢口靖子大根)をめぐる三角関係感が見え隠れしなくもない(片方の相手はお兄さんなので正確にはシスコン映画で、武田哲也の怪演が当時話題になったことは否定しがたい名作ですが、まあこのなかでも自衛隊は謎の新兵器を開発したりわりと優秀です。しかも、冷戦状況下において日本とは思えない軽やかな政治判断交渉を繰り返したり、なかなか自民党政権礼賛です。アメリカ大使ソ連大使に当時の首相こんな軽やかに対応できたんかい

 あと、散々首都蹂躙し、西新宿も壊滅させられたのに、なぜか大島火山に沈むゴジラを涙ながらに見送る首相(その涙にはどんな意味が?)とか思ったりしますが、この首相なかなか理想体現する人で、ゴジラへの対処として核攻撃提言する米ソの大使に対して、「日本には非核三原則がある!作らず・持たず・持ち込ませず! だから攻撃などありえない!」と高らかに宣言をされるわけです。

 えー。。。駆除に関する議論をしてるときに、原則論持ち出されても。。。ってアメリカ大使そりゃ怒るよね。こんなときから原則論なのです、ってえーじゃあどうすんのよーってなるよね。

 まあどんだけ自衛隊活躍させて自民党政権が軽やかに外交で振舞う現実離れした宣伝(みぎサービス)があったとしても、首相が頑として非核三原則を曲げない(ひだりサービス)が、あれば、サヨク安心するわけですよ。

 自衛隊活躍しちゃったりすると、どうしても「えーこれお母さんに内緒で見ていいやつかな?」って思っちゃいがちなサヨクの良い子たちに、同時に、軍事転用を恐れて自殺する眼帯とか、非核三原則宣言する首相とか、そういうわかりやすいさよくがお母さんに報告しやすガジェットをしのばせることによって、バランスをとっていたのです。今までのゴジラは!すごい!サヨクにもやさしい!

お母さんに報告しづらいシン・ゴジラ

 ところがそのようなバランスシン・ゴジラではとってくれません。いくつかお母さんが喜びそうなシーンもあるのですが、多分喜びません。

お母さんが喜ぶ可能性が少しでもあるシーン

首相国民自衛隊タマを向けることはできないと宣言

自衛隊のあり方を肯定しているからお母さんは不機嫌になる。

→アベ首相中途半端英雄的なことを言っているだけだからお母さんは不機嫌になる。

○みんなで核攻撃回避するんだ

非核三原則とかそういう理想的なことは言わない

石原さとみが「おばあちゃんを苦しめた原爆をもう一度この国にごにょごにょ

→ここいけそうなんだけどなーなんでだめなんだろう。石原さとみがそもそもお母さんにいいづらいのかな

あ、やっぱりあんまりお母さんが喜びそうなシーンないわ。。。

でもお母さんが目くじらを立てそうなシーンはいっぱいあります

自衛隊員最初品川攻撃へ出撃するシーン「みんな覚悟はできています!」

特攻隊礼賛か!自衛隊礼賛か!

最後のほうの矢口演説自衛隊はこの国の最後の砦です!」

自衛隊礼賛か!自衛隊礼賛か!

SEALDs 的な国会前のデモ揶揄しているっぽい

ゴジラを救え?倒せ?どっちにも聞こえるシュプレヒコールって馬鹿にしてんのか!

あと全体的に手続き時間がかかるとか、そのもどかしさとかは緊急事態条項作ろうとかそう言うこと?!あと、泉が優秀だったり矢口矢口の部下が優秀だったり、自民党のことばっかりホメやがって!!!

ってなる気がする。

と、いうわけで、自分を含めて多くのサヨクは、自衛隊とか自民党政治家とかが出てくると基本的に、それを否定的に描いているかどうか?っていう評価回路(上記でお母さんって言ってるやつね)が自動的に起動して、否定的に描いていなかったり肯定しているのと同じぐらいの分量の左翼的メッセージ内包されていない場合、この作品って右っぽいんじゃない?って思っちゃうわけですよ。だからみんな多めに見て!大目に見てあげて!

蛇足ですが。

 上記より、僕が思っていることは3点、上記お母さん回路は遮断してこの作品を見るべき、サヨク現実との乖離認識するべき、でもこの作品から何が生まれるのかは注視すべき。

の、三点です。

○まずお母さん回路の遮断はそのまま。庵野現実制度スタッフを忠実にトレースして東日本大震災成功パターンを描いただけなので、別にかのことをほめたりする意図はまったくない。国会デモみたいなのも揶揄するつもりではなく、こういうのありそうだよねっていうリアリティのためのガジェットに過ぎない。から、その回路は遮断したほうが映画自体を楽しめる。落ち着け。お母さんはもうお前を怒らないし、庵野にはべつに政治的意図はない。

○2点目、あべ政権くそ死ね自衛隊違憲!って思っているサヨクのあり方そのものものっそい一般からずれちゃってるゥ!そりゃあ選挙負けるわ。っていうのをこの映画見方のズレから認識するべき。野党共闘はある程度機能したとか抜かしてる場合ボケ。ほんとに改憲阻止したいなら生前退位するぐらいの覚悟は見せるべき。

○3点目、わりと負け惜しみっぽい最後ポイントですが、エヴァンゲリオンで描きたかったのはそういうところじゃなかったのに、結果的庵野セカイ系への扉を開いちゃって、その後最終兵器彼女とかほしのこえとかそういういわゆる「セカイ系」と批判される作品群を生み出してしまった。今回のシン・ゴジラもなんかそういう扉を開いちゃうと思うけどそれが何かは注視するべき。 ほんでサヨク的な負け惜しみだけど今回開いちゃう扉は、愛国ポルノ的なもの可能性もあるんじゃないかしら。そこは注視するべきじゃないかしら。

2016-08-07

にわかサブカルくそ女、「シン・ゴジラ」を観る。

ゴジラ名前基本的な設定しか知らない。

から来る怪獣で、なんか水爆実験関係してて、悪いだけのやつじゃないっぽい・・・とか、それくらい。

ガメラは2と3だけテレビでやってたの観たけど、あんまり覚えてない。

庵野監督のことも「エヴァの人」ということはわかるけどエヴァは観たことない。

シンジくんとかカヲルくんとかアスカとか綾波レイはわかる。

使徒と戦うとか、シンクロが云々とか、「逃げちゃダメだ」とか「ありがとう」とか、なんとなくは知ってる。

特撮は日曜朝の戦隊ものをたまに観るくらい。ゴーバスターズは良いぞ。

強いていうならパシフィック・リム映画館に7回観に行った。

(今、私が同じ映画を何度も観たり、映画館に年20回以上行ってるのも、すべてはパシリムがあったから)

シン・ゴジラに関する予備知識はゼロ

てもなんか観ないとヤバいヤバいやつな気がする…。

そんな思いに駈られて、行ってきました、シン・ゴジラ

土曜のレイトショー劇場は8割方埋まっていたように思う。

最後列やや下手より。一席あけて右にはおじさん、左には若いカップル

全体的な客層は男の人が多いような気がした。


シン・ゴジラを観た率直な感想一言でまとめると

「思ってたんと違う!!!!」

これにつきる。

断っておくけど、良い意味で。

良い意味で予想と期待を裏切られまくった。



以下、ネタバレ注意の覚書。

はいもののすでに記憶がかなり曖昧なので、間違ってるところもあるかもしれない。






ゴジラがなんか思ってたんと違う!!!

シン・ゴジラゴジラは、第一形態から第四形態まで「進化」する。

それを全く知らなかった私は、初めて巨大不明生物(=ゴジラ)がその姿を現したとき、驚いた。

なんかもうひたすらキモい

目玉ぎょろぎょろで、エラから赤い液体ドバドバさせて、不格好に地面を這いずる姿は、キモいしか言えなかった。

そして私はそれが最初ゴジラだとは思わなかった。

私の知ってるゴジラ二足歩行で、もっと無骨な、かっこいい怪獣というイメージがあったからだ。

「このキモい変なやつを倒しに来るのがゴジラなのかな」とか思ってた。

そんな私の目の前で、ゴジラは突然「進化」した。前足が生え、直立して、吠えた。

「えっ、何それ・・・すごい・・・

そんな私の想いをスクリーンの中で口にしてくれたのが長谷川博己演ずる矢口だ。

観客である私はゴジラを知っている。

でも、映画中の人物たちはゴジラのことを何も知らない。

進化する未知のゴジラは、そんな両者の溝を埋めてくれた気がする。

あの瞬間の「そんなんありかよ」という気持ちは、間違いなく私と映画中の人々との間で一致していた。

そして完全に「私の知っているゴジラ」になった瞬間に流れるゴジラテーマ!これにはめちゃくちゃ興奮した。

ゴジラだ!ゴジラがやってきた!!!!うおおおおおおおおおおおおおおお!!!!!!

応援上映とか絶叫上映とかなら確実に叫んでた。

というか叫びいからどこかの映画館でやってほしい。やってくれると信じてる。

ゴジラに対する「何だそれ、すごい・・・」の瞬間は、完全体の第四形態になってからも何度も訪れる。

まずこのゴジラめちゃくちゃ硬い。

自衛隊の総攻撃もびくともしない。

完全にノーダメージかつノーリアクションで、なんかもう絶望感がすごい。

いったいどうしたらこいつに勝てるのかまったくわからない。

そんな絶望さらに増すのが、火炎放射からレーザー光線発射のシーンだ。

米軍攻撃が効いた!これでゴジラを倒せる!と思った瞬間、ゴジラは口から火を噴く。

この瞬間まで私はゴジラが火を噴くことを完全に忘れていた。

やはりここでも、ゴジラのことを何も知らない映画中の人々と同じ驚愕絶望を味わうことになる。

パシリムで言うと「こいつ飛べるのか!?」のあたり。

しかゴジラは口からだけでなく背面から無数のレーザー光線を発射。

なぎ倒され爆発するビル群、あっさり撃墜される米軍機、理解範疇を越えた圧倒的攻撃力。

もう東京・・・日本・・・人類おしまい・・・という気持ちになってくる。

思ってたんと違う姿で現れたゴジラは、私が知らず知らずの内に抱いていた「ゴジラってこういうもので、きっとこういう話で、こういう映画でしょ」という先入観を完全に破壊した。

からこそ、新鮮な気持ち物語に入り込めたんだと思う。





破壊シーン、戦闘シーンが思ってたんと違う!

私はシン・ゴジラを、パシフィック・リムマッドマックス 怒りのデスロードを観に行くのと同じような気持ちで観に行った。

ドーンってなって、バーンってなってズダダダドカーンってなるのを楽しみにしていた。

そしたら、全然違った。

シン・ゴジラ破壊シーンや戦闘シーンは、全体的にとても地味だと感じた。

最初上陸した第二形態ゴジラはずるずる移動するだけだし、第四形態ゴジラ積極的に街を破壊している印象はなかったし、対する人間の方にも必殺技秘密兵器があるわけでもない。

というかそもそもゴジラは、そういうアクションがメインの映画ではなかった。

ド派手なアクションで魅せる洋画とは全く違う、上手く言えないけれど、とても「日本映画」だった。

でもそれは決して悪い意味ではない。むしろめちゃくちゃ良かった。

東京に巨大不明生物が現れた。そんなとき動き出すのは巨大ロボでも特殊戦隊でもなく、日本政府

そしてひたすら繰り返される、会議会議会議

でも、それが不思議なことに全然退屈じゃない。

「はやくドギャーンってなるとこ見せてくれよぉ」と思いながらも、堅苦しい言葉と、面倒くさい思惑が飛び交う会議シーンに釘付けだった。

思ってたんと違うけどなんかむっちゃ面白いポイントである

正直、政治には明るくないし、次々と表示される役職名全然頭に入って来ないし、聞き取れなかった台詞もあったが、でも入って来なかった情報はきっとなくてもいい情報だったんだと思う。

たぶん映画作った側も真剣理解させようとしてない。

大事なのは、「今の東京に本当にゴジラ(のような巨大不明生物)が現れたらきっとこうなるぞ」という感覚だと思う。

前例のない事態に混乱しながらも結論を急ぐべく無理やり型に嵌めようとして結局対応が後手に回ったりして、そういう「上手くいかない」「そうじゃない」ってとこも含めて、リアルでとても良かった。

でも、もたもたして見える政治家たちも、みんな事態解決し、東京(日本国民)を救うために全力を尽くしている点は皆同じである

そうして面倒な会議を経て、ゴジラの脅威を一通り目の当たりにして、ようやく立ち上がるのが、巨大不明生物災害特設対策本部通称・巨災対だ。

この巨災対はいゆるオタクや変人の集まり個性派ぞろいなのだが、みんな論理的なことしか言わないのがとても良い。

誰もが自分論理に基づき、ゴジラ真剣に向き合っている。

どのキャラクターもたいへんチャーミンである

きっとこんな事態じゃなければ日の目を見ることのなかった厄介者たちが活躍するロマン

アツいのは現場で戦う者だけじゃないのだ。

からと言って、現場で戦う者たちがカッコ良くないわけがない。

自衛隊の皆さんによる戦闘シーンもアツかった。

前述の通り、この映画必殺技秘密兵器は登場しない。

からこそ、隊列を組んで飛ぶヘリや、次々と持ち場につく戦車のかっこ良さが際立つ。

作戦を練り「確実にやります」と言い切る自衛官や、黙々と遂行する自衛隊員たちのストイックさにも惚れる。

戦闘シーンといえば、私が一番興奮したのが新幹線爆撃と在来線爆撃だ。

無人走行ゴジラ突撃する電車たち。

ここでまたゴジラの有名な曲(曲名思い出せない)が流れるのもアツい。

とくに在来線爆撃は、色とりどりの在来線が同じタイミングゴジラ突撃し、爆発と共に宙を舞うのが最高だった。

リアルを追求した今作の中で、実際にあるものを使ったありえそうな攻撃ながらいったい誰が思いついたんだというこの攻撃

マジで映画内の誰の発案なのか教えてほしい。

戦闘シーンで最も「思ってたんと違う!!!!」のは、ヤシオリ作戦だ。

物語の終盤、核兵器による解決をなんとか回避しようと急ピッチで進められたこの作戦

無人機による攻撃在来線爆撃、ビルの爆破によるゴジラの保定を成功させる流れは堅実ながら華があり、とても良かった。

工事車両(建設機械)が好きな私としては、コンクリートポンプ車の活躍も嬉しかった。

そうしてゴジラ活動を完全に停止させ、ヤシオリ作戦大成功に終わるのだが、何が「思ってたんと違う」かって、この作戦終了の瞬間が地味なのだ

観ている側としては、

「やったーーーーーー成功だあああああああああああああああ!!!!!!

と飛び上がってハイタッチして抱き合いたいくらいの気持ちなのに、映画中の人々は一切そういうことはしない。

静かに作戦成功を噛み締め、せいぜい握手をするくらい。

私のこの気持ちどこにやったらいいの状態

でも、あとから思うと、この映画の中ではそれで正解だったのだと思う。誰もが想像もしなかった巨大不明生物の来襲。大きすぎる被害、多すぎる犠牲者を出しながら、成功するかわからない作戦にかけた結果なのだ

現実感がない中で、静かに「俺たちはやった・・・やりきったのだ・・・」と噛みしめるのが、似つかわしいような気がする。

「倒したぞやったああああああ」は、きっと、ゴジラ虚構だと知っている側の感想なのだと思う。





シン・ゴジラに対して言いたいこと、話したいことはまだまだたくさんある。

豪華すぎる出演陣どこにいたのか全くわからなかった、とか。

秘書高良健吾ヤバい、とか。

石原さとみやっぱりめちゃくちゃ美しい可愛いZARAはどこ?、とか。

巨災対のメンバー活躍だけにクローズアップしてもう2時間観たい、とか。

ラストゴジラ尻尾のアップどういうこと?、とか。

でもまとまらないのでこれくらいにしておく。



そもそもこうして書き殴っているのは、こういうことを話したくても話せる相手が周りにいなかったからだ。

劇場を観たあと、複数人で来ていた人たちが口々に感想を言い合っているのが、とても羨ましかった。

私も映画感想あーだこーだ言いたい!好き勝手話したい!

その物足りなさを埋めるように、今まで封印していたネタバレブログレビューを漁って、それでますます我慢できなくなって、この文章を書いている。

ネタバレブログを読んでいて気になったのが、「万人受けはしなさそう」とか「知らない人はわからないんじゃない?」みたいな意見だ。

とくに昔からゴジラが大好きで、新作公開を待ち望んでいた人たちが、よくこう書いていた。

そんな心配無用だぞ!!!

と、にわかサブカルくそ女は思う。

とりあえず私は少なくともあと2回は観たい。

そして売り切れていたパンフをなんとかして手に入れたい。


何も知らなくても、なんかよくわからなくても、ゴジラはすごかったです。





おわり。

2016-08-05

ネタバレはどんなところからやってくるかわからない。

意識してネタバレくさいところはクリックしないようにしてても見出しでバレが含まれ場合もあるし

こういうとこだと上から斜め読みするだけで目に入っちゃう

商品関連だと「劇場に登場したあの形態まさかの最速で登場!」みたいな形でネタバレが入ってくるし、

もうこうなると逆に公開したその日、見た順にネタバレ書いてもいいんじゃねえの?って思っちゃう

2016-08-03

シンゴジラナディア最近見たんだが、ほかのおすすめ教えてくれ

庵野のというより、日本アニメやら特撮エポックメイキング的なものを知りたい。


ガンダムも、ヤマトも、999も、初代ゴジラも、ガメラも、見てないのよ。AKIRAとかも。


ここ八年くらいでオタクになったから、ガンダムレコンキスタと鉄血しか見てないし、ゴジラメカゴジラやらモスラとかくらい?見た記憶があるだけで、内容覚えてないけど。

エヴァは見た。カリオストロとかジブリは見てる。今監督のは全部見てる。トップも。パト劇場2も見た。ウテナやらナデシコは影響を与えられた作品かな?どっちも凄かった。

一応アニメ見た数は200超えてたんだけど、そういうエポック的なの見てないんだよね。


今年ニコニコの一挙放送コナン(未来少年)とナディアを見たんだけど、ナディアってすごいコナンっぽいよね。で、最後らへんがすごいヤマトっぽいらしいね戦艦でてるからか?エヴァの原型っぽいのも出てるのはわかる。だから、影響を与えたものを見たくなった。


これ凄い面白いから見ろ!!ってものじゃなくて、これ凄い他のものに影響をあたえたから見ろ!!ってものね。スピルバーグカリオストロのカーシーンを歴代トップだ!って絶賛してるみたいに、あの凄い監督に影響を与えている作品とかね。


ガンダム初代、逆シャアヤマト、初代ゴジラガメラ123、とか?パトレイバーもか?

ウルトラマンおすすめとか、特撮の凄いのも知りたい。ああ、ウルトラマンとか仮面ライダーは何のシリーズ特にどの回がおすすめか知りたい。全部見る気力はない。アニメなら全部見れるんだが、、慣れてないのよ。


それではお願いします。

シン・ゴジラ」を絶賛する気持ち悪い人たち

絶賛されている『シンゴジラ』が個人的に58点の映画だったので海に身を投げたい

https://note.mu/ohanhan/n/nb4c6e4657b25

58点ってそんな酷くないよね。

でも「シン・ゴジラ」好きには許せなかったのか

ブコメは筆者に対してけっこう辛辣コメントが寄せられている。

庵野秀明監督からエヴァ」好きアニヲタ

劇場に押し寄せていることは想像に難くないけど

この「絶賛以外は断固拒否」な閉塞感満載の展開は

普通映画ならば起こりえない、やはりオタクコミュニティ特有な気がする。

(そういうお前だって決めつけてるじゃないかっていう揚げ足取りは勘弁ね)

ファインディング・ドリー」がお似合いなんてコメントに至っては

「おめーが『ドリー』の良さをわかってねーんじゃん」と

切り返したい気持ちで一杯になる。

自分に自信があれば「自分は好きだったけどなあ」で済む話。

自分と違う意見ヒステリックに喚き立てるのは

オタク特有劣等感っていうか、自信の無さの裏返しなんじゃないの?

そういうの、傍から見てるとすごい気持ち悪いよ。

2016-08-02

シン・ゴジラ観に行ったけどクソだった

 レイトショーの回を観に行った。

 まずとなりの席に座ってたババアが最悪。

 七対の触手を落ち着くなくうねうね蠢かせて視界を塞ぐし、十七秒間隔で先端からオレンジ色の膿汁みたいなものを撒き散らす。

 ババアを注意しようかしまいか迷ってる内に本編が始まる。

 入場前に持たされた3DLSDを服用すると、光の世界ジャック・イン。


 おれたちはもうゴジラだ。

 東京破壊する黒色の異形だ。

 スカイツリー破壊しよう。

 霞ヶ関蹂躙しよう。

 多摩川突破せよ。


 劇場から出ると東京は滅んでいた。


 それから我々は毎日劇場に集まるようになった。

 アーチ型に列に並べられた、八十ほどあるパイプ椅子のうち、その日使われているのはたった五脚だった。わたしたちは互いに離れて座っていた。わたしたちは一人になるためにここに来たのだ。自己省察、つまりは失われた人生結果論批判したいという欲求。それは宗教信者が抱く祈りへの欲求くらいにやむにやまれものだった。

 シンゴジは昔の大作の映画みたいに、本編上映中に休憩時間が挟まっていて、そのあいトイレにも行かず、ホットドッグを補充しようとしないやつは十五分間のニュースを観させられる。その一コーナーは株式市場報告だった。素人くさい二人の女の子が、熱心にその日の市場の動向を報告するのだ。

 私は見て、聞いた。女の子たちは私の娘だった。オオクニヌシアマツヒコネ、十歳と十二万歳。二人の母親電話でぶっきらぼうに、娘たちがTOHOシンデレラに選ばれてこれこれの番組に出ることになったと教えてくれた。


 二人は画面で無表情にアラブ首長国連邦で急速に進展している状況について報告していた。

キーワードドバイです」

「驚くべき速度で進化し、大陸や海を越えています

「市況は急速に悪化しています

パリフランクフルトロンドン

東京株式市場には深刻な影響は出ていないと政府コメントしています

ドバイ国民ひとりあたりの負債世界一多い」オオクニヌシが言った。「そして、建築バブルもはじけ、もはやドバイ借金を〜〜〜(聞き取れない)へ返せません」

借金の額は五百八十億ドルです」

借金の額は五百八十億ドルです」

「何十億かの誤差はありますが」

ドイツDAX指数

「三パーセント上下げています

王立スコットランド銀行

「四パーセント上下げています

キーワードドバイです」

ドバイの人々はゴジラ上陸を待望しています

負債を負ったこの都市国家は、六ヶ月の返済猶予を諸銀行に求めています

ダウ・ジョーンズが下がった」

ドイツ銀行

「下がった」

ロンドン――FTSE一〇〇指数

「また下がった」

「ホンコンのハンセン指数

「どんどん下がる」

原油イスラム債

「下がった、下がった、下がった」


 以前の人生は毎分のように自分を書き換えていく。四年後にも私はここにいて、この薄暗い客席で悲惨に座って石原さとみルー語を聴いているのだろう。

 自由になった未来などなかなか想像できない。信じられるものなど何一つない。

 スクラップ・アンド・ビルド

 それは神話であり、幻想だ。

 日本は立ち直りなどしない。

 この二十数年、いや、この六十五年間、立ち直ってこなかった。

 立ち直ったのは監督の鬱だけだ。


「恐怖は増すばかりです」

数字の恐怖、拡大していく損失の恐怖」

「恐怖とはゴジラのことです。話題ゴジラです。ゴジラには収益性があります。五百八十億ドル、それとも八百億ドル?」

「速報です。ハリウッドゴジラ製作しているレジェンダリー・ピクチャーズ中国企業に買収されました」

「速報です。エヴァンゲリオンはもう誰も観ていません」

「なぜなら誰もが観ているからです」


 私はサッカーゴジラ映画類似について考えた。

 戦争、休戦、無秩序右往左往する群衆インスピレーションとなってきたサッカーゴジラ映画。どれも世界熱狂的に愛されている。あるオブジェクトを追い回し、草地や芝生や都市で行われ、国全体が高揚や悲嘆に身を悶える。

 もしゴジラアメリカ発明品だったならば、古くから清教徒的な本性に導かれて、マスターベーション禁止という原則にのっとった作品にならざるをえなかっただろう、とヨーロッパ知識人が唱えたりしないだろうか。

 これはいま私が考えていることのうち、以前は決して考える必要のなかったことの一つだ。


 映画が終わると私はオレンジ色の粘液でべとべとになっている。

 肌が音を立てながらが溶けていくのを感じる。

 性器が溶解していくのを感じる。

 それがなぜか妙に心地いい。

 

 

 

  

 

2016-08-01

蓮舫が悪い

振り返ってみると蓮舫出馬が唯一の勝機だった

蓮舫が出てれば元々大して人気のない小池じゃ歯が立たなかった

小池出馬自体無くなってたはず

宇都宮が出てれば鳥越よりはマシだったろうけど、小池石原劇場にはかなり分が悪い

結局蓮舫が悪い

2016-07-31

シン・ゴジラ鑑賞メモ

微妙ネタバレあり。

見て来た!!!!!!!!!

ハンパなく面白かった…!!!!!

時勢的な意味もの凄い時期にもの凄い映画公開されちゃったなって思ったけど、めちゃくちゃ面白かった…!

夏休み時期映画だけど、ちょっと子供向けではないね。きっと読めない漢字字幕役職名など)もたくさんあるので。

から隅まで庵野監督が作ったんだな〜と思える最高傑作でした…。

じっくり何度も行き来して観たいのでDVD出たら絶対買う事決定。

カット割と構図が庵野監督。完全実写以外(庵野監督場合アニメ)の場合だと「カメラ絶対に置けない場所」なんてものはなくて、どんなアングルからでもあらゆる構図が作れるけど、この実写作品でも普通にやってたw

印象づけるために、特別なシーンとして変わったアングルを作ったりってのはあると思うけど、普通にどってことない部分でもそこにカメラ!?みたいなのがいっぱいありましたね。

冒頭、受話器を置くシーンでいきなりそれが始まってめちゃくちゃ興奮した。

戦闘シーンはいわずもがな、それ目当てで観に行った自分としては「やっぱり自分庵野監督戦闘シーンが一番好き」って再確認できました。

ここに関してはあんま言わない。

いやいやそんな手法はって思うかもしれないけど、以前ヘリで水撒いてたの思い出したら「使えるものはなんでも使う」のは当たり前ですよね。

色んな俳優さんがたくさん出てるらしいことは知ってたけど、あの人がこんなところに!とか、えっこの人でてるの!?みたいなのもたくさんあって面白かったw

しか有名人出して話題性出してやろう根性よりもホント適所適材の配役が多くて、こういう立場の人はこういう顔してそう〜とかこういう偏屈そうな性格してそうだよねって思えてとってもよかった。

配役よかった過ぎて誰の話をしたらいいか…。

石原さとみさんほんと素敵だった。最初ルー大柴かな?って思ったけど全然ですわ。あまり(というかほぼ…)彼女の出てる作品観た事なかったんですけど綾瀬はるかさんみたいなあの世代のほんわか可愛い感じの方なのかなって思ってたので驚いた。

「若く、かつ大胆で、セクシーさもあり、賢くしたたかで、それでも年相応に夢見がちで、残酷になりきれない部分がある」これをまとめて一つにして威風堂々と演じてらした。

長谷川博己さんも似合ってたね〜。そこそこ地位の高めの政治家。かつ主役。もの凄いイケメン顔じゃないところがとってもいい。上司竹野内豊さん、部下に高良健吾さんだからね、主役までどイケメン顔にしたらどんだけドリーム映画だよって感じ(政治家こんなイケメンばっかじゃないだろ的な)するし、あっさりさわやか・清潔感たっぷりで「こういう若手政治家いるよね」思える。そして長谷川さんと正反対のもろ政治家顔の松尾諭さんが悪友というか信頼してる仲間議員というこの顔の配役の絶妙さ。これは計算されてないかもだけど、部下の高良さんの方が背が低くて、二人が並んだり前後で歩くシーンでどっちが上役なのか視覚的に感じれるのもとてもいい。

余貴美子さんも凄くかっこよかった。防衛省大臣だよね。そこに女性を置くって配役がまたうまい。ずるいよね〜。硬派な女なんてかっこいいに決まってるわ!

今まで過去ゴジラ関係映画みたことないけど、「現実日本に、ゴジラが攻めて来たらどうなるか?」っていう映画なんですね。

架空の超強力な組織もないし、特別な才能を持った人もいない。学者政治家がそのとき持っている知恵と人脈と能力を糧に未知の生命体に対抗するって話でした。

すっごい考えさせられた。

未知の生命体を侵略してくる仮想敵国歌に置き換える事はできないけど(なぜなら未知ではないから。軍事力はある程度わかるし。)侵略されるってこういうことなんだな、と思った。

そして有事の際に、政治的方面から見ると自分の国はこんなに弱いんだとも思った。

これは映画から、実際はどうかは本当のところはわからないけど、3.11の時、どうだったんだろうとは思った。

もしそういう日が来たら、あ、来ないとは絶対に断定できないだってイラク戦争はたった13年前の話しだし、シリア騒乱は2011年から今でも続いてるし。戦争現実にまだ起こってることだからね。

もしそういう日が来たら、こうなるのかなと思うとホントになんか胸が詰まる思いで魅入ってしまいました。

自衛隊の扱いとかね。政治家は軽く「行け」っていうし、特定の層は抗議活動してるし、それでもまっさきに私たちの為に体を貼って死んで行くのは自衛隊なんだと思うとなんかもうほんとね。たまらない気持ちでいっぱい。

同じ人間で、同じ重さの命なのに「どうしてそこまでできるのか」って気持ちと「親兄弟気持ちを考えると死んでしまったら悲しい」って気持ちと「意志の強さと尊さに感動する」って気持ちと、とにかく入り乱れてなんとも言いようのない気持ちになってはっきりと理由はないけど、途中から泣きながらみましたよ。

またその亡くなる若い命が斉藤工さんなんですよね。モブじゃない配役最高。有事の際には彼のような男が死んで行くって思ったらほんと泣ける。

なんていうんでしょうか。軍人Aじゃなくて、顔もしゃべり方もこんな感じの人柄もなんとなく知ってる人が理不尽に亡くなるってこんな切ない事なのかと痛感したというか。切ない。

小出さんもそうだよね。ああい若者最前線にかり出されるんだなって思った。

凄い考えさせられる。

やっていいルールはあるけど、前例はないか自衛隊を使っていいのかとか、国民が一人でも被害を受けそうなら一切作戦はできないとか。

大義の前に一人の命なんてどうでもいいって意味じゃなくて、ロシアだと普通に人質ごとガス責め作戦実行(モスクワ劇場占拠事件)してたし各国なんだかんだいってそういう風潮あるけど、自国民を守るのが使命っていう信念をどこまでも通し抜こうとするとことか凄いなって思う。

果たして現状、実際の自衛隊にきちんとした立場と栄誉は与えられているんだろうか?有事の際だけ駒扱いじゃないだろうか?悪い意味で日陰者なんじゃないだろうか?

海保消防警察と同じくらい尊敬される職業であってほしいな、と思う。

憲法上の存在云々の問題は色んな思想国際的問題もあるからそのあたりに関してはなんとも言えないけど、実際の実務としてはなくてはならない職業だと実感しました。

と、いう内容を含むので右だ左だ強烈な思想をお持ちの方を刺激しそうな…気もするけど、思想のせいで善しも悪しも語って欲しくないなというのが思うところ。

これは、娯楽だから

あ、エヴァの続編は別に遅くなってもいいです。そりゃ仕方ないよねって思わされる作品でした。

※TOO YOUNG TO DIE!もめちゃくちゃ面白かった!

※次に見たいのはスーサイド・スクワッド

2016-07-29

小池百合子は「東京トランプ

小池百合子は「東京トランプ

小池百合子日本会議会長らと「東京核ミサイル配備」をぶちあげていた! 小池は「東京トランプ」になる?

http://lite-ra.com/2016/07/post-2438.html

昨日、本サイト東京都知事候補小池百合子氏の本質が“極右ヘイト政治家であることを、多くの実例を交えて紹介した。だが、彼女の“危険性”はヘイトスピーチ放置し、歴史修正主義を邁進しているだけにとどまらない。

 小池氏が知事なったら、東京核ミサイルを配備されるかもしれない──。どう考えても悪い冗談しか思えないが、これは小池自身過去に語っていたことだ。小池氏は極右のお仲間と一緒に、なんと、“東京核ミサイルを配備しよう”と得意げに計画していたのである

 2003年保守論壇誌「Voice」(PHP研究所3月号所収の田久保忠衛西岡力両氏との鼎談記事でのことだ。田久保氏といえば現在日本最大の極右カルト団体日本会議」の会長を務めるタカ派言論人。また西岡氏は「北朝鮮に拉致された日本人を救出するための全国協議会」(救う会)の会長であり“対北強硬路線”“反北朝鮮”の世論日本軍事力増強を扇動する右派論客だ。

 タイトルは「日本有事 三つのシナリオ」。内容は小池氏、西岡氏、田久保氏の3名がそれぞれ議題を提示して討論するという企画なのだが、くだんの“東京核ミサイル配備”は田久保氏の「日米同盟か、核武装か」なる問題提起からまり北朝鮮の核保有日米安保がメインテーマになっている。

 そして、このなかで堂々と「東京核ミサイルを」なる小見出しまでつけて、西岡氏が「アメリカがほんとうに利己主義的になれば、彼らはアメリカまで届くテポドンだけはストップさせるが、日本を狙うノドン放置するでしょう」とぶつと、これに応じた小池氏はこう言い放つのだ。

軍事上、外交上判断において、核武装選択肢は十分ありうるのですが、それを明言した国会議員は、西村真悟氏だけです。わずかでも核武装ニュアンスが漂うような発言をしただけで、安部晋三官房副長官言論封殺に遭ってしまった。このあたりで、現実的議論ができるような国会にしないといけません」

 つまり小池氏は、“日本核兵器保有国会現実的議論せよ”と声高に主張しているのである

http://lite-ra.com/2016/07/post-2438_3.html

ちなみに、アメリカではドナルド・トランプ氏がまさにそういった扇情的ポピュリズム手法大統領一歩手前まで駆け上がっているが、そんなトランプ氏を小池氏はこのように論じている。

トランプに関しては、読めないことが多い。もし大統領当選したら、どのような行動を取るのか。どの人種的宗教的マイノリティーや外国に対して、最も侮蔑的振る舞うのか」

アメリカ共和党員は、そしてアメリカ国民全体はよく理解すべきだ。トランプ流の大衆扇動劇場と化した大統領戦は、世界の安定を、ことによると平和をも脅かしかねない(「ニューズウィーク日本版」16年7月5日号/CCCメディアハウス

 警告ごもっとである有権者はぜひ、この論評をそのまま小池氏にお返ししてあげようではないか

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