はてなキーワード: 神木きゅんとは
その中のインタビュー記事を読んでいて、ふと感じたことがあるので増田に書き残しておきたい。
新海誠は、アニメ業界出身の監督ではない。手探りでアニメを製作してきた人間である。
これまでの作品のスタッフに、アニメ業界出身者がいないわけではない。
しかし、今回の「君の名は。」では、作画監督に安藤雅司が起用されている。
彼は、スタジオジブリ出身のアニメーターで、いわばアニメ業界の保守本流に属している人間だ。
安藤に対するインタビューの中では、「インディーズ」という単語が度々登場する。
曰く、「君の名は。」は、新海誠がインディーズからメジャーに至る転換点である。
安藤自身は、「君の名は。」の持つインディーとメジャーの二面性に、クリエイターとしての面白さを見出していたようである。
しかし、インタビューの端々に、新海誠がアニメ業界出身ではないことに起因する苦労が見えていた。
新海誠は、アニメ業界の保守本流、メジャーと対峙して、どんな気分だったのだろうか。
私は、安藤や田中のインタビューから、彼らの新海誠に対する「上から目線」みたいなものを感じてしまった。
こいつはアニメがわかってない、みたいな。
それは新海誠の出自を見れば当たり前であり、単純に経験不足であるから仕方がないものでもある。
もちろん、そのことが新海誠の価値を下げるものではないと、安藤と田中は述べている。
しかしなぜだろう、「君の名は。」において、新海誠だけ、一人浮いて見えてしまうのだ。
日本を代表するアニメーター軍団は、新海誠を遠巻きにして眺めている。
旧知のスタッフは、その後ろで新海誠を不安そうに見つめている。
神木きゅんは、狂信者のように新海作品の魅力を語り続け、川村元気が無言で頷く。
興行収入が増えれば増えるほど、なぜか切ない気持ちになってしまうのだ。
私の中の「新海誠」は、この狂騒の中、寄る辺なく漂うしかないのであろうか。
唯一の安息は、雲のむこう、約束の場所にしかないのかもしれない。
追記:
id:cider_kondoさん。確かにそうですよね…。なんというか、新海さんもまさかで安藤さんが作画監督をやってくれるとは思っていなかったのではないかとも思ったり。
id:fusanosuke_nさん。安藤さんから見たら確かにそうなんですが、新海ファンとしてはなんか悔しくなっちゃうんですよね。
id:sgtnkさん。それはすごいですね……。
id:ustamさん。星を追う子供も嫌いじゃないんですけどね……
id:liatris5さん。新海さんも新海さんなりに苦労しているので、本職の方に悪く言われるのは悲しいところですよね。
id:mementm0riさん。そうなんですよね。これまでの新海さんを見てるので余計に。細田さんも素敵ですよね。
私は基本的に「細けえこたあいいんだよ!」というタイプの人間なので突っ込みどころが多くてもさほど気にしない性質の人間だ。
で、本作の評価の多くは(私が見た限りだが)「突っ込みどころは多々あるものの面白かった」という感じになっている。面白い、の熱量も高め。
ぶっちゃけ新海節とか新海が描きたいもんが、今まであんまり自分にしっくりこなかった上に予告を見ても「うへえ」って感じだったんで観るつもりは最初なかった。
でも評価は高い。なら観よう。一般向けに一皮むけた、新たな新海が観られるかもしれん。観に行った。
面白かった、と思う。
が、一晩経って劇場効果が薄れた今、猛烈に文句ばかりが頭に残って、もはや怒りにすらなりかけている。いや、面白かったんだけどね、まあまあ。
以下文句。ちなみにこれは後から湧いた文句というより観ながら気になってて、でも劇場効果でまあいいや、と済ませていたもの。
・唐突なテレビアニメ風オープニングに感情がついていかない。せめて現在進行形の出来事をMV風にみせりゃいいのに完全に本筋と独立したMAD風になってて戸惑った。
・主人公の男女がそろって名前という記号に異常な執着を見せる心理が分からない。
・名前が大事なものであるらしいのに男の名前が苗字っぽくて最初混乱した。わが弟は最後まで瀧を苗字だと思っていた。
・女の名前が「みつは」でめっちゃ発声しにくい。クライマックスで神木きゅんが名前を連呼するとき「ミツハッミツハッ」ってすごい言いにくそうだった。
発声するときのことを想定しない名前をつけるとか、新海さんは何年監督やってるのかな?
・町の危機のさなかにいるかどうかも分からん女に会うために割と遠いご神体のとこに行く謎判断。
・名前を忘れないように、という考えで書いた文字が「すきだ」馬鹿かな?
・案の定名前を忘れた女が彗星が落ちようとする真っ最中に「彼の名前が思い出せないのー!」とか錯乱する余裕をみせる。馬鹿かな?
・こんな感じのせいで「生まれ育った町、家族、友達を守るために頑張るぞ!」という想いをみつはの中に見出せない。
最悪てめえ一人逃げ延びてタキに会いにいきゃいいじゃん、とか思ってしまう。
結局町を救うという行為が好きな男との約束を守る、という以上の意味をなしているようにみえない。
掘り下げれば面白そうな親友二人、土建屋、町長なんかも主人公たちの目的を達成するための装置にしかなっていない。友人らに対する主人公の思い入れを感じない。
・というか、入れ替わり終盤辺りから、この二人には恋愛以外の感情がねえのかよ、とか思ってしまう。
・口噛み酒を「みつはの半分…」とか言ってなんのためらいもなく飲みだすタキ。変態かな?
・ていうか二人とも入れ替わりの途中で三年のラグに気付けよ。普段何をみて、友達や家族と何の話してんの?
・記憶を失ったタキになんで奥寺先輩も司くんも何も教えてあげないの?ていうかタキもなんで訊かないの?記憶の欠落って結構重大なことじゃない?
せめて普段本体が接している友人らから本体の素敵エピソードを聞いて「へーそんな人なんだー…キュン」みたいなのがないと駄目じゃない?
思いついたままに並べたので順番が整理されてないかもだけど、まあ大体こんな感じの文句。以下良かったところ。
ぽっぽとかここさけの野球部みたいなのとかゆきあつとつるこの子どもかな?みたいな司くんとか、結構既視感あるデザイン多かったけど、今まで地味だった新海作品をよく彩ってくれてた。
・作画も良かった。特に口噛みガブーから時間逆行する時の演出。
・奥寺先輩がすごく可愛かった。長澤まさみのお芝居も素敵だった。
・よってタキと仲間たちの飛騨紀行も楽しかった。みつはたちの避難作戦を立案するくだりもここから楽しくなりそうだなあ!と思わせた。(思っただけだった)
以上。
なんかすげえ偉そうな駄目出しばっかりになったけど、本当にそこそこ楽しめたんです。上記の文句部分に疑問を持ちながらも。
新海がいつもの芸風で(オチも含めて)一般向けのエンタメに仕上げたことはとても評価すべきところだと思います。(何様)
少なくとも「バケモノの子」よりは明快なエンタメをしていたし、この夏のアニメ枠を飾るには十分だったのではないでしょうか。…メイン公開時期が初秋になっちまうけどな!
なにがあったのかざっくりとしか知らないんですけど、どうやら色々大変なようですね。
まだまだ若いのに、ご苦労なことです。
ネットでは炎上してしまっているし、事務所にもきっと苦情のなんやらが一杯来ているでしょう。マネージャーさんも、今後の活動に影響が出ないかかなりピリピリしてるのではないでしょうか。是枝監督の海街diaryが話題になっているなかでのこの騒動で、周りの重圧も半端ではないでしょう。でも、もっとも今しんどいのは、自分の芸能人生が左右されてしまうかもしれないすずちゃん自身ですよね。心中お察しします。
そんな広瀬すずちゃんに、今日は提案があってこの文章を書いています。
どうでしょう、すずちゃん。この騒動の間だけでも、私と入れ替わりませんか?精神衛生が良くない騒がしい環境から離れて、一日中ネットに接続してベットの上でダラダラゴロゴロする生活を送ることできっとリフレッシュできると思います。
いやいや、遠慮は不要ですよ。巨漢デブの私でも、すずちゃんの為になるなら何ともないですよ。え?ファンの方にそんな負担はかけられないって?とんでもない、ゼクシィのCMは思わずYouTubeで何度も見ましたが元からあなたの顔はそんなに好きではありませんし、いやいや、美少女だとは思いますよ?でも、好みってものはやっぱりあるじゃないですか。
あ、もちろん、入れ替わってる間もすずちゃんのやるべき事は、私が代わってきちんとやりますよ。
お姉さんのアリスさんとも姉妹らしくイチャイチャしますし、同世代のモデルや女優さんとのキャッキャウフフも任せてください。男とのキスシーンだって、ちょっとしんどいけど神木きゅんレベルのイケメンなら大歓迎です。当然、女子高生としての生活もこなしますよ。自分で言うのも何ですけど、一応国立大出身ですので勉強の方はたぶん大丈夫です。毎日女子高生になった時のシミュレーションは欠かしたことはないですし、学生時代に姉の制服や私服、スク水をこっそり着ていたこともあるので、初めての実践でも支障は無いと思います。手前味噌ですが、こんな頼り甲斐のある人なかなか居ないと思いますよ。
考えてみたら悪くないでしょう?
もし、入れ替わりたいと思ったら、私には時間はいくらでもあるので気にせずいつでも返事して下さいね。
ん?こんな大変な状況を見ず知らずの人に押し付けるのは申し訳ないって?
私はなんとも無いんですが、すずちゃんがどうしてもっていうなら、橋本愛さんの住所と携帯番号、アドレスとLINEのIDを教えてもらえたら嬉しいかな。
ま、そういうことで。お返事待ってますね。
親愛と同情の念を込めて
増田より