はてなキーワード: ソファとは
1人分の岩盤浴のスペースに無理やり2人で寝転んでくっついてるカップルが3組くらいいて、
ハプニングバーかと思った。
どのカップルもヒソヒソ声で囁き合ってるの。
ピチョピチョって感じのヒソヒソ声が、
ごろ寝スペースは、おじさんのいびきが響き渡る中、
仕切りのある2人掛けベンチが何個も並んでるスペースは、
普通の音量で、おしゃべりしてて。
「大学のテストで〜」「バイト先の後輩が〜」とかそんな話が聞こえてくる訳よ。
そんな会話聞いてたら、
インスタ映えしないレベルのスーパー銭湯の岩盤浴でイチャイチャしたり、
悩み相談し合ったり、くっついてみたりさ。ほほえましいよね。
だから、カップル用に狭い半個室的なカップルシートの部屋を用意すればいいなーって思った。
1時間500円くらいで。
異性でも同性でもいいけど、
カジュアルにイチャイチャしたり、くっついたり、周囲を気にせずおしゃべりをしたり。
そういうスペースがあればいいのかなーっと。
これはビジネスチャンスかもしれないですよ!
「後、1万円で本○、出来るよ」
100kgのフクヨかな方に耳元で呟かれた。。
どうしよう...。財布には、一月の家賃を払えるぐらいのお金は入れてきたけど。
実際、こんな所で、風俗童貞?を捨ててもいいのかと、思ってしまった。
『うん、払う』
(払うと言い、財布からお札を出した。途端にふんだくるように立ち上がり、カーテンを払い奥に消えた。直ぐに戻ってきた。)
自分でも、なぜ、そんな無謀なことを話したのか。なぜ、自分の方が、接待プレイをする必要があるのか、みたいな考えは...あったのかな。とにかく、風俗童貞を捨てたくて興味・好奇心が勝った。
(お札を受け取った後の態度の変化にはびっくりしたが)
やってみたことないことをしないと。
ドラム缶というか、ダルマさんのような、巨体を上げて、狭いソファ席の上で、暗闇の中で、座った状態で、向かい合って、上下運動を繰り返す。
繰り返す。
(もう一度、甘い声が出て来た。あん、とか、ハンとか。)
首もとをキューっと吸われている。吸われている。時折、シャンプーの匂いが鼻についてくる。
タイマーが一度、鳴ったのか?直ぐに消えて。いや、タイマーなんてなかったのかもしれない。
終わって、賢者モード。店が、暗くて、良かった。
マトモに前の視覚を見られなくて、絶望を味わうこともなかったから。
すっと一杯、出されたビールを飲み干して、あめ玉をもらって帰る。
コンビニに寄って、水を買って、帰った。その前にトイレにも行ったが、手を洗うときに鏡に映った首元に、赤いアザが出来ていた。あまり嬉しくない勲章だなと、思った。帰り道は、もう、黒服に声を掛けられることはなくなった。だいぶ、夜が更けていたからだろう。
最後の学生生活のお年玉が、こんな風に泡となって消えてしまうなんて。若さって怖い。。
https://anond.hatelabo.jp/20200118002721
たくさんのコメント、少数ながら同意など、本当にありがとうございます。
いくつか質問が寄せられているようだし、これだけ賑わせてしまったからには説明責任はあると思うのでいくつか答えさせていただきたいと思います。
元記事を読んで不快になった方や、謎は謎のままがいいという方はUターンを推奨します。
まさにこれです。この記事にリンクを貼ると万が一バズってしまったときに謎のアクセス集中が起き、総本山(ニトリ)に激震が走らないかという危惧があったのだが、その結果がこれだよ!
そうこれを恐れているのよ。でも今のところネットニュースになったりみたいな騒ぎにはならなかったようで胸を撫で下ろした。
なんかもう1万回再生行ってるが俺が初めて見た3日前はせいぜい2000回だったような気がするけどそれとこれの因果関係は気にしないことにした。
記事への反応の中の指摘にもあるように、おそらくこのYouTubeの動画は時期が来れば消えるだろう。
そうなったあと、CMの内容を知らない人が一体どんなCMだったのか永遠の謎をさまよう事態になり、たとえ真実に辿り着いても、それを知った瞬間の失望を考えるととても哀れになる。
いやどう見てもお姉さんでしょうこれは…間違いない。
いや間違いがあると俺が困る。いろんな形の愛があっても構わないとは思っているが、こんな俺でも開きたくない扉はある。たとえもし間違いだとしてもその事実は俺が墓に入るまで俺の耳には入れないでくれ。
正鵠を射た指摘だ。マネキンを使うのではなく、血の通った生身の人間を人形のように捉えているところが良い。
ソファに着地した瞬間にわずかに体が揺れて人間らしさが現れるところが、頑張って人形してるなと思えてポイントが高い。
なんというか、ほんと、ありがとう…でも無理しないでねホントに。
俺の性癖を振り返ると、現実ではありえない非現実的なシチュエーションに置かれている女性という通底するひとつのテーマがあって、そのシチュエーションが謎であればあるほどツボを刺激されるようだ。
モノによります。たとえばこれなんかすごく良い。
Twitterで時間停止AVというものが流れてきたんだけど、なんか違った。それは、「時間を停止しますよ」と企画として断っているから、なるほどそういう話なのねと脳が納得して完了して冷めてしまう。
それに対しこのニッセンのCMは、何の説明もなく香里奈が停止していたり、香里奈が増殖してワチャワチャしている。この荒々しい世界観が素晴らしい。
同一人物が増殖するというのはフェチとして有名なのでわざわざ触れないが、増殖は特殊なシチュエーションとして非常にポイントが高い。
たぶん例のニトリのCMよりはわかりやすいと思う。ニトリとかニッセンとか家具屋フェチってわけではないよ。これで答えになったのかな。
ラピュタかあ。いいよね。普通に好きですよ。期待に応えられず大変申し訳ないが、特に下半身が反応したりはしない。
こうした質問があるのは当然だと思う。あんなCMでムラムラしたとか言ってたら、女性がふわりと下りてくるのに興奮する特殊性癖と思われても仕方あるまい。
たしかに空から女の子がってシチュエーションは唐突だ。しかし、ペンダントの石が光り輝いたことで空を飛べたというのは絵として十分な説明になっており、話として納得できるので、特に俺のフィルターに異常は起きない。
ちなみにラピュタで一番好きなのはシータをムスカのところから救出するシーンです。無駄な一般の感性アピール。
確かに変形というのもやはり非現実的なシチュエーションとしてポイントが高い。
https://www.nicovideo.jp/watch/sm28454420
このCMで女性がぞうきんをかけているとスーッと掃除機がけに移行していくさまが、妙に機械的な動きをさせられていて実に良い。
これも十分いいのだが、これと別に、細身の普通の女性が掃除機をかけているとぞうきんがけに移行した瞬間モーフィングで力士に変身するというバージョンがあって、その動画が残っていないのが返す返すも悔やまれる。力士のぞうきんがけのようなパワフルさをもった掃除機というコンセプトは理解できるが、女性が自身の体を力士に変身させられるというあまりありがたくはない役回りをさせられているところに強く心を突き動かされたものだった。
さっきから質問の答えになっていない気がしてならず大変申し訳ない。
さっきから例に挙がるものが全部CMだと言われそうだけど、CMはアピールの塊だからそれだけ注目を集めることしてくるからCMは危険よ。
このベッド欲しいな。掛け布団を片しておく空間を用意しないと駄目だけど。
お世話になってしまっといてアレなんだけど、家のスペース的にこのソファベッドは買えないかなぁ。同じ寝る&座るなら俺はコタツ派です。最後にしつこく一般の感性アピール。
sonzincさん
あなたは何も悪くないよ!いつかは貼られると思ってたから気にしてないよ!てか第三者が貼るならともかく俺本人が貼ると必死でキメェなと思ってたからむしろありがたいよ!
職場……それは賃金と引き換えに魂を削り売り渡す場所……飲み会……それは金も出ねぇのに酒の入ったおっさんたちのパワハラに耐え、吐くまで飲まされ、それでいて翌日礼まで言わねばならない苦行……。
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そうやって嘆いていたアタシを救ってくれた白馬の王子さま、ていうかホワイト企業!他人の悪口を聞かなくていいし、同調しなくていい飲み会、たのちぃ……。そもそも(本当の意味での)自由参加だし……。
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土日に同僚と遊ぶとか、それなんて罰ゲーム?と思っていたわたくしですが、今は仲のいい同僚と休日にキャンプやバーベキューをする関係に。これまでの人生で理由なく陽キャを避けていたけど、別にいい人たちなんですね??
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よく遊ぶグループのひとり、Aさんはコミュ力の高い女性。聞き上手で相手の話を聞き出して盛り上げるのが上手い。ちょっと面倒な相手の厄介な発言に対しても、雰囲気を悪くするすることなく指摘ができる。当然、社の老若男女、とくにおっさんからは信頼されている。
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そんなAさんがナンパされているところを見た。
詳細は省くが、職場のメンバーで休日待ち合わせをしていた。自分が待ち合わせ場所についた時、Aさんがひとりでソファに座ってスマホをいじっていた。他の人が来るまでのほんの数分間とはいえ、女子とふたりきりで会話など拙者にはできぬ……けどそっちが気づいて話しかけてくるならやぶさかでもありませんぞwww?という非モテの呼吸・壱の型 “近くにいるけど知らんぷり”を繰り出して彼女の死角に腰かけた。スマホを見るふりをして、彼女の様子を伺うキモオタ仕草。すると彼女のとなりにひとりの男が座った。自然すぎて会社の人かと思った。
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男は「お姉さん、待ち合わせですか〜」みたいなことを言っていたと思う。Aさんは愛想の良いタイプだから、困りながらも応対するだろう。え、俺が割り込むべき?相手の男がタイプだったら、俺こそ邪魔者?と非モテの呼吸・弐の型 “傍観”を使ってアワアワ様子を見ていたが、Aさんはスマホから顔を上げなかった。聴こえてないのか?と思ったが、イヤホンをしている様子もなかった。
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男が何を言ってもガン無視だった。焦れた男がスマホの画面を手で遮った時、やっとAさんが口を開いた。「は?何ですか?」冷たくて低い声だった。
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男は「聴こえてんじゃねーか」とかモゴモゴ言って去っていったが、俺は妙な動悸が止まらなかった。ナンパは迷惑かもしれないが、Aさんがそういった態度をとるのは意外だったし、男が逆上する可能性だってある。怖くなかったのだろうか(俺は怖かった)
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その後、駅で迷ってる同僚を迎えに行って、自然にAさんと合流した。いつも通りの朗らかな彼女だった。でもなぜかナンパを黙って見ていたことを知られているような気がした。Aさんは何も言わないし、そんなそぶりも見せないのだが。
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いつもニコニコして、愛想が良くて、優しい彼女が迷惑な他人にはあんなに冷淡な態度をとる。そのことがすごく強烈だった。自分に親切にしてくれるのも、当たり前だが同僚だからなのだろう。それに気づいて以来、彼女を見るとドキドキしてしまう。これがほんのりとした恐怖なのか、憧れなのか、恋愛なのかはまだわからない。
二日前から家の周りに猫が居つくようになった。
白黒ぶちでしっぽは半分。完全な成猫ではなく若干幼さが残っている。
非常に人懐っこい。こんなおっさんにもすり寄ってくる。しかし首輪はしていない。しかも去勢されていない(タマタマが付いている)
最初は迷子かなとも思ったが、この年齢まで手術をしていないような飼い主である。
放し飼いであれば家に帰るのだろうが、早朝から夕方過ぎまで家の周りにいる。
捨てたのだろうか。ここは住宅街である。せめて誰かに拾われてくれ、とでも猫に言って。
非常に腹立たしい。
週末、娘とその友達が放っとけないようで抱っこしたり撫でたりしていた。
今日は月曜日。娘が学校に行く前に家の周囲を回ると、猫の鳴き声がした。
そのまま一緒に学校まで着いていったのかもしれない。
そこで誰かに拾われ飼われればそれでいい。
しかしもしまた家に帰ってきたら、餌を食べさせなければならない。
家に入れるための準備もしなければならない。
非常に腹立たしい。
(追記)
交番に遺失物として届け出を出す。万が一、飼い猫である可能性があるので。
その際、飼い主が現れるまで自分が預かること、現れなかったらそのまま自分が飼うことを伝えるつもりだが、預かっている間に去勢手術をしてもいいのだろうか。3か月も待てないので。
手術以前に獣医に連れていって必要な予防接種もしなければならないが問題ないのだろうか。
誰か教えて欲しい。
(追記2)
帰りしなに娘にLINEすると、猫はまだいるとのこと。少なくともこの猫に行く当てがないのは間違いない。
とりあえず猫の餌を買って帰り、猫に食べさせた。
その後動物病院に連れていき、診断した結果、超健康優良児であるとのこと。
ノミもいない、寄生虫もいない、エイズでも白血病でもない、栄養も十分足りている。
獣医師さんの見立てでは、昨年の4月か5月頃に生まれたのではないかとのこと。
家の中で飼われてはいなさそうで、例えば工場とかに住み着いてて餌付けされていて、そこを縄張り争いに負けて追い出されたのではないか、と。
ワクチン接種は落ち着いてからまた。その後に去勢手術になるとのことだった。
動物病院の帰りにとりあえずの猫用品を買い揃え、ペット用ウェットティッシュみたいなので全身を拭いてから家に上げた。その位、汚れは無かった。
追加で餌をやり、最初はうろうろしていたが11時頃には落ち着いてソファで横になった。
トイレが心配だったのでことあるごとにトイレの場所を確認させ、昨夜は自分も一緒にソファで寝て、結果朝方に無事トイレに成功してひと安心。
交番に届けるのはやめとこうと思ってる。
早く名前を決めなければならない。
ベッドソファのCMで、ベッドで寝ている女性がふわりと浮き上がり、そのベッドがソファに早変わりし、再び上から女性がふわりと下りてきてソファに座る。ただそれだけの内容だ。
別にゴールデンで流れててもまったく支障のない内容だ。だがなぜか無性にムラムラきてしまった。
ニトリのCMは家具がスーッと移動していろんなレイアウトができますよとアピールするパターンがほとんどだと思う。そのCMに現れる女性は、まるであたかも家具の一部であるかのように微動だにせず、家具と同じようにスーッと音もなく移動する。その女性が楽しげな様子だったら俺も何も感じなかったかもしれない。しかしその女性が物憂げなオーラをまとって、自然の摂理に反してゆっくりと下りてきているそのミステリアスな様子が俺の謎の性癖に刺さってしまったようである。
その女性が、無名で顔もはっきりと見えないところもまた趣があるのかもしれない。ニトリに問い合わせてもその女性の名前など教えてはくれないだろう。遠目からで顔もろくに見えない女性なぞただのアイコンに過ぎず名前を公開するだけの価値を見出していないだろうからだ。その程度の不遇な扱いをされ、ベッドソファの引き立て役としてモノ同然に動かないことを要求されているその悲哀が、俺の琴線に触れたのかもしれない。
ひとしきり事を終え賢者になった俺は自分が恐ろしくなった。こんな普通にゴールデンで流れるような何の変哲もないCMで性欲を煽られるなんて、日常のなんでもない何かがトリガーになって取り返しのつかないことをしてしまわないかと。
正直この記事が出落ちであることは認める。こんなことをわざわざ記事にされてもニトリが困るばかりで正直どうかと思うのだが、自制の意味を込めて、なんでもないものがなんでもなくなる恐ろしさを書き留めたまでである。
せっかく寝たのに、エモーショナルな夢を見て目が覚めてしまったので記録しておく。
俺は両親と何らかの閉鎖環境で暮らしていて(恒星間移民船みたいなSF的なやつ)、細部は思い出せないが、とにかく、居間には高そうな小豆色の革張りのソファ(車輪が付いているらしく自律移動する)がたくさん置いてあって、死期の近づいた人間はそれに乗せられて別の部屋に運ばれて行き、やがて死ぬと部屋が過熱して死体が「消え」てソファだけが生活空間に戻ってくる。たぶん死体はリサイクルされてる設定。
その部屋は、他の部屋と繋がっていて隔離されているわけではなく、入り口からなんとなく中が覗ける。俺は、そうして祖母を乗せたソファが部屋の物陰に入った後に部屋が加熱して、何も乗せていないソファが戻ってくるのを眺めていた。
何とも言えない気分になりながら祖母を載せていたソファを眺めていると、それを見ていた母親が「それじゃソファ拭こっか」と提案してきて、頷いたあたりで目が覚めた。
何でこんなシドニアと未来少年コナンと火葬場が混ざったような夢を見たのか分からないが、これが年老いた親戚に「自分の見ていない所で面倒をかけずに居なくなって欲しい」という深層心理の表れだとすると、我ながら薄情なやつだなぁ、という感を禁じ得ない。一方でその光景に強いショックを受けたのも確かで、人間がなぜ葬式という儀式を必要とするか分かったような気がした。
あと、自分の中の母親が、誰に対しても気遣いを忘れない人間として認識されていることに驚いたりした。正直、普段はその気質を過剰なものとみなしているのだが。
長い間二次元にしか興味がなく、しかし加齢と共に二次元をずっと好きなままでいることもできなくなったのが3年ほど前。
人並みにAVでも見てみるかとコンスタントに見るようにしたのが2年ほど前。
実写でも勃起できる程度になったのが1年ほど前。
40の節目が視界に入ってきた、平成が終わる年になってやっと一度ぐらいは経験しておくべきなのだろうかと思い始めた。
情報収集に関しては5chのソープ板に大変お世話になった。勿論最初は興味半分で実際に行く気は殆ど無かったが、質疑応答や他の童貞の体験談を見ていく内に「自分も案外いけるのでは?」と思い始めた。
幸いにも(存在自体全く知らなかったが)最寄りのソープ街には容易く行ける距離で、大衆から高級まで一揃いある。体験談の傾向から妥協は後悔の元であると考え、店舗は高級店(約120分・6万円程度)に絞り、嬢はランキング掲載がある場合は上位という観点で候補をExcelにまとめ検討。
嬢については名前でgoogle検索という試みも行ったが、後々にこれは悪手であることが分かった("お気に隠し"と呼ばれる行為が世の中には存在する)。
他人様の容姿をどうこう言える資格は無いが、傾向としてAV女優は飛び抜けた方だということはわかった。さすがファンタジーだ。
あれやこれやと聞いたり調べ、ようやく電話する勇気が出た頃にはもう既に平成は終わり令和の時代となっていた。
歯磨き、シャワー、爪切り、鑢掛け、直前に飯は食べない、入念な事前準備通りのはずが、緊張しすぎて降りる駅を間違えた。
ストリートビューで直前に確認した外観が「高級店…?」と不安になるものだったが入ってみるとさして見窄らしさはなく、洒落たバーのような雰囲気の待合室に案内されアンケートを書いたり会員登録の説明を受ける。他の客はいないがやはり緊張しているらしく、出された飲み物と茶菓子の味は全くしなかった。
予定の時間から5分ほど遅れてから名前を呼ばれ、エレベータでご対面して部屋へ。歩きながら何となく廊下の奥の方を覗き込んでみるが角度が悪いのか誘導灯は見えない。部屋は入り口から二手に分かれており、片方が浴槽で片方はベッドとソファの部屋らしい。窓はあるがしっかりと雨戸らしき扉で締め切られている。
ソファに腰掛け再度の挨拶。幸いにも写真(顔出し)とは似ても似つかない別人が出てくるということは無かった。清楚めの印象とは違っていたが、そればかりは仕方ない。
改めて挨拶的な会話な中で、この店が初めてなだけではなく、風俗店自体が、いやもっと言えば一切の経験皆無である童貞であることを告げた。言うべきか言わざるべきかは賛否あるが、選ばなかった方の選択肢の結果は神のみぞ知るのだから言う方が少なくとも自分の気は楽になるし、もしかしたら嬢にとっても気が楽なのかも知れない。
今にして思えば、このときの嬢は童貞の相手をしたことがなく戸惑っていたのではないか。ドン引きというよりは、得体の知れ無さに驚きただ純粋に反応に困ったのだろう。何故を問われても相手はいないしソープに行く度胸もなかったからだとしか言えないし、「えー、、、か、格好良いのに…」と口籠もりながら言われたらいらん気を遣わせてしまってごめんなさいと謝りたくなってしまう。
話しながらいよいよ嬢が服を脱ぐ。触れた素肌は絹のように滑らかで柔らかな感触で、さらに胸には適度な硬さもあり、夢中になる人の気持ちが分かったような気がする。
取り敢えず胸を揉み乳首を舐める。そして?そして、どうするんだ?この後に一体どうしたら良いのかがわからず、かといって会話するようなネタもなく、気を紛らわすように緊張を口に出してしまう。するとやはり気を遣わせたのか、先に風呂の方が良いだろうと誘導されて洗体に。あのソープものAVでしか見たことのない形の椅子が本当に現場でも使われていることの謎の感動を覚えてしまう。
一通り洗ったところで嬢が後ろを向き「入れて」と。心の準備も何も無く、そもそも場所さえよく分かってないのに、誘導されるがまま気が付けばバックで入っていた。分け入るような感触があるのだろうと予想していたので、特に抵抗らしい抵抗もなく入ってしまうと本当に入ったのか自分の目で見ても全く実感がない。想像よりもずっと熱く、ずっとぬるぬるっとした感触はあった。ローションみたいなものを予め膣内に仕込んでおくものらしいので、恐らくはそれなのだろう。ただ、感触はあっても何かに当たるような感覚や刺激らしい刺激は特にないように思える。
一応、嬢はそれっぽい嬌声をあげてくれてはいるが、動こうとするとすぐ抜けてしまいそうになる、抜けると何処に入れるのかよくわからない、何より心の準備がない、といった点から一旦仕切り直して浴槽へ。一緒に浴槽に入ると、潜望鏡をしてくれるという。やはりここでも想像していたような感触らしい感触はない。恐らくかなり弱く、緩くしてくれていたのだとは思うが(ほぼ)童貞にそんなものがわかるはずもなく。
数分にも満たない程度で終えて嬢はマットの準備に。マットは全身を使ったマッサージのようなもので、ソープ名物ではあるのだなと思う。そして全身リップ。乳首を舐められるのってこそばゆいだけで快感とは別な気がする。あと自分が寝転がったことで部屋の天井に鏡がある意味にやっと気付いた。同時に自分が映ってしまうのは何とかして欲しい。
多少落ち着いてきたのか、常に何か喋らないといけないのではみたいな切迫感は漸く薄れてきた(コミュ障は会話が途切れることを悪いことだと考える)。
マットからの流れで背面騎乗位で二度目の挿入。勃起していたはずなのに気が緩むと萎れる感覚があり内心焦り始めていたが、嬢がスピードを上げ始めたと思った瞬間に射精感がこみ上げて無事射精。時間にして1分か2分か、そのぐらいだったと思う。
シャワーでローションを流してもらい、もう一度風呂に入って嬢がマットを洗って片付けてるのをぼーっと眺める。マットの好き嫌いが分かれるというのは、この準備と片付けで時間を使ってしまうからではないだろうか。何かしらのプレイ時間なら未だしも、本当に見てるだけだし。
風呂を上がり、ベッドで飲み物を飲みながら話し、いちゃいちゃの流れに。ベッドでフェラされて、AVでよくある主観構図にはならないこと、そもそも首をかなり上げないと見ることすらできないこと、といったファンタジー特有の嘘を知った。復活したところでバックで挿入となったが、やはり刺激の物足りなさと膝立ちという不安定さ、不慣れな腰振りで全く上手くいかない。嬢が察して背面騎乗位に移行したものの、先ほどとは違い一押しが足りない。暫く試行錯誤してみるも断念し、残りは健全なマッサージとなった。
マッサージを終えると何となく終わりの空気が漂って服を着る流れ。最後にもしよかったらと嬢からLINE交換を提案された。LINEはやっていないのだけど(やる相手がいないともいう)嬢とLINE交換することもあると聞いて、LINEを一応入れてみてはいたがまさか早速使うことになるとは。初めてのLINE交換相手は童卒を手伝ってくれた嬢だとは。
嬢が連絡を入れて退出待ち。
実はこの時ぐらいには、キスをできていことに気付いたものの完全に終了ムードになっている中でどうしても言い出せなかった。エレベータで降りて別れ、外へ案内されて終了。高級店って確か上がり部屋というものがあると聞いたはずだが一見さんは案内されないのだろうか。
いわゆる賢者タイムを迎えると自己嫌悪と虚無感で死にたくなるのではないかと懸念していたが、世の中には幸せな賢者タイムもあるということを知った。
どんな形であれ、自分にも人並みのことが人並みにできたというのはプラスになるらしい。
別にやり直したかったのではなく、もう少し何かを知りたかった。もっと正直に言えばキスができなかったのが心残りだった(ソープ板で聞いたら「今時、高級店でディープキスどころか普通のキスすら無いなんてあり得ない」「口臭乙」と煽られたのを根に持ったのは否定しない。歯科医にスケーリングしに行ったし一生で一番歯も磨いたというのに)。
挿入時の感触・感覚は当然個人差があるそうなので、それを確かめる意味もあり候補に挙げていた別の店とした。対面した嬢は写真と違和感無く、やはり高級店の顔出し写真はそれなりに信頼できる気がする(顔出しなし嬢もいるにはいるが)。ほぼ童貞だということを伝えてみたところ、嬢は何度か経験があるのか上手くできる人もそうでない人もいると。
また風俗業界についても長いのか、勉強になる話も聞かせてくれた。
曰く、
等。
さくっと脱がしてもらいベッドへ。フェラの感じは前回よりも吸われる感覚と感触、舌の接触がなんとなくわかる気がする。乳首舐めもこそばゆいとはなんか違う感覚がありそうでなさそうな。よくわからないが。そして全身リップの過程で、ようやく、やっと、遂に、キスが。それも舌を入れてきて貰えて、これがディープキスとういうものか、と一番感動した。舐るような舌の動きをもっと堪能したかったものの程々のところで騎乗位での挿入に。
入れた直後、思わず声に出そうなぐらいの熱さに少し驚いた。ローション的な感触があるものの、包み込まれる熱さと感触は以前と似てるようで違う。感触が刺激というにはやや弱く、少々不安だったが高速で腰を動かされながらキスをされ無事射精に。動けるのはさっきぐらいの時間が限界、と言われてしまったのでちょっと無理をさせてしまったのだと思う。
洗体後に入浴すると、ホテルにあるような歯磨きを渡され嬢と一緒に歯を磨いてうがいをする。歯は十分磨いてきたが、そりゃ目の前で磨いて貰った方がわからんでもない。でも揃って歯磨きというこの図式は相当シュールな気がする。
入浴後はマットへ。身体が冷えないよう適宜お湯をかけてくれるのが気持ち良い。途中、良い感じに復活してきたので再び騎乗位で入れようとしたものの出し切ってしまったのか硬さが足りない。自分でするときにはこの位時間が空けばできそうなものなのに、またもや二回戦ができないというのはちょっと気落ちしてしまう。聞いてみると二回戦できない人もいるにはいるらしいが。
風呂を上がりベッドで軽く雑談したところでお開き。今回も上がり部屋への案内は無し。そもそも建物内にそんな部屋があるのかすら謎だが。
キスできただけで満足です。
セックスもキスもでき、夢は叶った。何十年も抱いていたコンプレックスの一端は解消できた。
この辺で終わらせてもいいのだけど、「こんなものなのだろうか?」と感じたのもまた事実。そんなタイミングで、初回即ち童卒時の嬢から早速営業LINEが来ていたこともあり、また本指名となることで嬢のサービスが良くなる(こともある)らしいというのでリピートしてみることに。
ところで営業LINEというのはいざ貰ってみると非常に厄介で、来るまでは「自分が何か悪いことをしたのでは?」「面倒なだけの厄介客だったのでは?」と不安になるのに来たら来たで一体何と返せば良いのか一晩悩んでしまう。しかも悩み抜いた返信を書こうとすると、LINEのキーボードが非常に使いにくく文字を打てないのもイラッとする。なんで勝手に絵文字に変換したりするんだあのキーボード。
リピートを決めたのが急だったこともあり、嬢の出勤予定と合わせて平日夜とした。緊張が無かったわけではないが、この時点では楽しみにしていたし期待もしていた。
約一ヶ月ぶりの再会、嬢は名前含めちゃんと覚えていてくれていた。
今回は前回できなかったことをしようと考えていたので、まずは未だに本物の女性器を見たことも触れたこともないという思春期の中学生のような課題を解決することにした。お願いしたら二つ返事だったので、教わりながら恐る恐る舐めてみたけど当然のように味なんて特にしない。爪はできる限り切り詰めてはいるが内臓器官に指を入れるのはまだ怖く、そのままひたすら舐めることに専念した。時間にして5分ほどでも、舌を動かして舐め続けると顎や舌はそれなりに疲れるらしい。途中何度かイッて(くれたフリをして)くれ、上手と言われはしたが何処まで真に受ければいいものなのだろうか。指示通りにしたので悪くは無かったとは思いたい。
クンニとお返しのフェラで良い感じに勃起してきているので、そのままベッドの上で挿入したものの、何かがおかしい。確かに入ったのに心が追いつかないというのか、直ぐさま勃起がなくなり完全に通常状態に。以前にも多少、萎むことはあったがそれでも入れられる程度の硬さはあった。なのに今回は何かが足りない。自分でも訳が分からないまま詫びてマットに移行した。前回気持ちよかったマットならきっと大丈夫だという目論見があった。
マットで全身を触れあわせると徐々に勃起が戻ってくる。丁度いいところで騎乗位で挿入となるはずだったのに、いざ入れようとするとやはりまた入れられない程度に萎んでしまう。何度か試すも同じ。自分も嬢も殆ど混乱状態で、クンニで満足してしまったのかもと言ったらクンニの際に出してしまったと思われたらしい。しかし自分はそんな訂正をする気も起きないほど完全に心が冷めてしまい、もう無理だと悟ってしまった。諦めてしまったらその後はただただ空虚な地獄の時間だった。何か会話をした気がするが殆ど記憶に残らない。フェラをして貰っても今度は全く反応しない。最後はまたマッサージとなったが、別に自分はマッサージを受けに来たわけじゃないんだよなあと考えてしまう始末。
エレベータを降りて別れると、前回とは違い上がり部屋に案内されアンケート用紙を渡された。ちゃんと上がり部屋あったのかここ。今回に関して嬢の側に問題は何も無く、悪いのは完全に自分なので悪くなんて書けるはずがない。相変わらずキスができなかったのは残念だけど、キスは提供されるべき役務に含むものだとも言い切れないので仕方ない。むしろできるかできないかぐらいは聞くべきだった。それどころでは無かったとはいえ。
申し訳なさと気まずさでその後来た営業LINEにも返せず、結局疎遠となった。
ソープ板で見聞きした中折れや遅漏は自分には無関係だと思っていたがそんなことはなかったという。帰り道、一体自分は何をしに来たのかと問いたくなる。
前回をトラウマにするのは避けたいと思い、心機一転、また別の店の候補に挑むことに。自分は何だかんだいって若い子が好きなのでは?という懸念もあってその系統。イベント割引価格を使うため朝8時開始枠、お陰で起床は平日よりずっと早い6時過ぎとなった。
これまでの店がやや暗めの照明だったのに対して、待合室がひたすら明るく白を基調とした内装となっていた。どちらが良い悪いというものではないが、小綺麗なホテルのロビーのようで怪しさが無い分落ち着ける気はする。
呼ばれてエレベータで対面して部屋へ。浴槽とベッドは同室。嬢は写真とほぼ変わらず。むしろ腰回りや手足が写真よりも細く、かなりの小柄に見える。話した感じ、半引き篭もりのような感じでソシャゲしてたり店に来たりだという。全て真に受ける気はないが大丈夫だろうかと他人事ながらやや心配になる。ゲームやるならオタトークがいけるのか…?とやや探り探りに話題を振ってみたが、どうも自分の範囲とは重ならないらしかった。
そんなこんなでトークで30分近く経過。
10分過ぎた辺りからずっと、ここからどうやって服を脱ぐ流れにいくんだっけ?と考え込んでいたわけだが嬢は何もせず、かといって自分からそんなことを言えず、軽い接触止まりで中身のないトークが繰り返されていた。流石にここまでくると嬢は自分からは決して手を出さない受けオンリーだということを理解するしかなく、やや開き直ってようやくクンニにこぎ着ける。パイパンらしいが当然天然なわけはなく、しかし綺麗に手入れされている(と思う)。毛がないと鼻頭あたりでじょりじょりと擦ることがないので舐めやすい気はする。
ふと外陰部の皺の端に白い粕らしきものが目に入り、今日は8時スタートだから前の客との不始末ではない→むしろ今日はまだシャワーを浴びてなさそう?→それじゃあしょうがないね!自分はあまり気にしないが、いややっぱり多少は気にするが、性器周辺で、しかも舐めてるときに見かけてしまうとやっぱり気になるのは否めない。舐める側のことを考えるなら、性器周りは綺麗にしておくに越したことはないことを実感する。自分は一応毎回シャワーを浴びてるが、多分大丈夫と思いたい。
程よいところでベッドへ移動し、キスして良いか確認してキス。本当に唇が触れるだけで、まあこんなもんだよなと。その後にフェラをお願いして騎乗位へ。この一連の流れは自分で誘ったが、性欲に目が眩むと人間は普段絶対無理そうな行動も取れるらしい。
入れてみると今までと違って明らかにキツく狭い感触で驚いた。しかし角度の問題か動きづらく、やや萎えてしまった。内心また駄目なのかと焦ったがフェラで再度立たせてもらい今度はバックで挿入。やはりキツく、抜き差しというより削ってるのでは?みたいな感触で気持ちいのかと言われればいいのか…?と考える間もなく刺激に負けて射精。
嬢が後始末をしてる間、この後は入浴と洗体とマット?かなり時間経ってる気がするけど残り時間は?と気にしつつ聞いてみると、マットはできないわけではないが苦手らしい。苦手な人に無理にして貰うほど拘りがあるわけでもないので簡単に洗体して入浴。冒頭のトークで浴槽内でのストレッチの話があったので、二人でそれをやったりして色っぽいことは特になし。上がって身体を拭くともう良い時間、できるかどうかはさておき2回戦なんて時間も無く軽くトークして終了。この店も上がり部屋があるという情報をネットで見た気がするが案内されることはなくそのまま退出。
今度はちゃんとできた。よかった。おめでとう。
初の受けタイプ嬢で戸惑ったものの、こちらが主導権を握っていくというのも決して悪くはない(最初から分かっていれば)。ただ、時間管理まで同時にやる余裕なんて持ち合わせていないので初心者にはハードルが高い。
尚、これを書いている2019年12月現在、嬢は退店してしまったようだ。
長すぎたので切ります
この文章では、人種差別に関する実体験を綴る。もしあなたがこのような話題にトラウマがある場合、無理に読み進める必要はない。
私は20代の日本人女性である。先日ヨーロッパのとある国の大学院を卒業し、就職活動を行った。
ヨーロッパには、日本のような新卒一括採用システムは存在しない。企業が出している求人広告に応募→書類審査通過の場合のみ企業から直接連絡が来る→面接→採用、というのが基本的な流れである(大学のキャリアセンターを通す場合や特殊な業界の場合は異なるパターンもある)。
私は大手就職情報サイトである求人広告を発見した。その求人は私の大学での専攻と非常に親和性が高い内容だった。具体的な仕事内容については言及を控えるが、小さなスタートアップが私の住む都市で事業を展開することになり、プロジェクトをサポートするスタッフを募集する、という感じ。検索すると普通に会社のホームページも出てきたし、活動記録やネット記事、代表のLinkedInなどもヒットした。私は迷わずに応募した。応募は、その就活サイトを通じて行った。
すると、しばらくしてそのスタートアップの代表本人から連絡があり、面接審査に進めることが決定した。大学卒業後なかなか仕事が決まらなかった私は、このチャンスに少なからず期待していた。
面接が行われたのは中心部にあるシェアオフィスの一角だった。面接は代表自らが行っており、オフィスにいたのは彼だけだった(同じ部屋にもう一軒別のオフィスが入っていて誰かが仕事をしていたが、ドアで仕切られた向こうにいたので話してはいない)。代表の話によれば、この街に越してきたのは先週で、まだスタッフも全く揃えていない状態だという。実際に部屋の中は殺風景で、最低限のデスクやPC、ソファがあるのみだった。代表は40代半ばくらいの白人男性で、ネルシャツにカーディガンを羽織っていた。話し方も落ち着いており、ふつうの人に見えた。
面接は至って普通に始まった。代表は今回のプロジェクトの内容を私に説明し、大学院での専攻内容やこれまでの職歴について質問してきた。しかし、話し始めて30分ほど経った頃、とても腹の立つ出来事があった。彼が、アジア人を侮蔑するジェスチャーをしてきたのだ。少しでも海外経験がある人なら、どんなジェスチャーかピンと来るだろう。両手で目を細めて吊りあげる、あれだ。
アジアについて話し出したとき、彼は無意識のようにそのジェスチャーを行った。話の文脈からいうと私を個人攻撃するつもりではないように見えたが、少なくとも非常に不愉快だ。若い人などがギャグのようにこのジェスチャーを行うことはあるが、まともな常識を持った人ならこんな仕草はしない。このジェスチャーを行った時点で、それは教養ない差別主義者の証拠である。私はその場で危険な雰囲気を察知し、「あとで連絡します」などと適当に話を濁して面接を切り上げてその場を立ち去った。悲しい気持ちでいっぱいだった。
面接終了から1時間後くらいに、代表から再びワッツアップ(ヨーロッパのLINEみたいなテキストアプリ)で連絡があった。「あなたの専門分野に近い領域で仕事をしている知人もいますのでよければ紹介します」といった内容だった。私は、当たり障りのない返事をした。すると彼は、続けざまに日本についての話を始めた。「最近新聞で見たんだけど、日本って・・・」というような感じだ。3、4通に渡って日本経済に対する持論を展開したあと、彼は突然こんなテキストを送ってきた。
ものすごく腹が立った。日本人の私を面接に呼んでおいてこのような態度とは、何だろう?バカにされていると感じ、すぐにこのような返事をした。「私はあなたが想像するとおり、典型的な日本の若者です。残念ながら私があなたのプロジェクトに参加することはありません」
すると、彼の態度は文字通り豹変した。続けざまに、彼からはこんなテキストが送られてきた。
「あなたは面接中とても大人しそうに見えたけど、本性を隠していたんですね」「僕の優しさを攻撃性の欠如だと勘違いしないでください」「私の知人は、日本人は〇〇人に対して最も差別的な民族だと言っていました」「あなたは差別主義者のようですね」「僕はあなたと話して、自分の白人としての誇りが傷つけられたと感じました」
はっきり言って、この男が私に何を言っているのか全く理解できなかった。私は白人に対する差別発言はもちろん、如何なる人種に対しても何の言及も行っていない。ただ面接に行って仕事の話をしただけだ。しかし彼の逆上は止まらず、さらにこんなテキストが送られてきた。
「あなたは最低です」「あなたを差別主義者として警察に訴えます」「僕は差別犯罪を通報するアプリを持っているから、今すぐあなたを通報できる」「あなたをfuckする」
相手は話が通じる状態ではない。私は気が動転する中、彼にひとことだけ「why」と送信した。すると、それに対する相手からの返信は恐ろしい内容だった。
「僕は〇〇(とあるアジア系企業)が大嫌いなんだ」「〇〇人(その企業が本社を置くアジアのとある国)は大嫌い」「〇〇人は、腐った魚ペーストの臭いがする」
背筋が凍った。彼は気が狂っている。まともな人間ではない。明らかに私およびアジア人に対する激しい差別的感情があり、テキストを通じて私を脅迫・攻撃している。このテキストを受け取ったのは彼のオフィスから程近いカフェだったのだが、私はすぐに窓の外を見渡し、奥の座席へ逃げた。まるであの男が窓の外に立ってこちらを見ているような気がしたのだ。
気が動転していた。何より恐ろしかったのは、この男が私のCVを手にしているという点だ。CVとは欧米で就活時に使う履歴書のようなものなのだが、そこには私の名前、メールアドレス、電話番号、住所などさまざまな個人情報が書いてある。もしこの男が本当に私を犯すつもりだったらどうしよう?家までつけて来たら?待ち伏せされたら?
私が真っ先に思いついたのは、警察への通報だった。ヨーロッパでは、この手の脅迫や暴力はヘイトクライムと呼ばれる。もちろん立派な犯罪だ。震える手で警察に電話をしたら、男性警官が出た。詳しい会話は割愛するが、緊急性のない事件だと判断され、「明後日あなたの家に伺ってお話を聞きます」と約束した。
警察への通報後、私は卒業した大学の緊急サービスに連絡をした。健康相談やメンタルケアについて、24時間通話可能な窓口である。とにかく帰り道が不安だったのと精神的に動揺していたので、その旨を早口で話しまくった。窓口の担当者は警察への相談を勧めてくれ、最短で家に着くルートの検索なども手伝ってくれた。幸い私には同居人がいたので、彼女に最寄りのバス停まで迎えに来てもらった。その日はまともな食事も喉を通らず、夜も全く眠れなかった。
警察が来たのは週末だった。男性2人、女性1人が私の部屋まで来てくれた。私はワッツアップの履歴を見せながらことの経緯を説明した。彼らは真剣に話を聞いてメモをとり、証拠としてテキストのスクリーンショットを撮った。また、彼の名前や会社名などを控え、レポートを作成して記録を残した。警察の指示によって私は彼の電話番号、メールアドレス、SNSなどすべてを着信拒否した。また、警察は彼が求人広告を掲載していたサイトに連絡し、広告を削除した。彼の脅迫はとても卑怯だが、これは単に若いアジア人女性を傷つけたいがための悪戯な犯行であり、実際に家まで追ってあなたを襲う確率は非常に低い、というのが警察の見解だった。身の安全を保持するため、私が彼の犯行を警察に通報したということは決して外部に漏らさないことを約束してくれた。彼からその後連絡が来ることはなかったが、私は1か月以内に全く別の場所へ引っ越した。
私は、まさか自分がこのようなヘイトクライムの被害者になるとは想像もしていなかった。しかも就職の面接官、大手サイトで見つけた求人でこんなことが起きるなんて。まるで50年代のような差別的言動、30通を超える言いがかりのメッセージ、レイプを連想させる脅迫。精神的なダメージは計り知れず、しばらく携帯を見るのも怖かったし、SNSなどにこの事件について投稿することもなかった。
普段の私は、とても明るく元気な性格だ。友達もいるし家族との関係も良く、自己肯定感も高いと思う。私の周囲の人も口を揃えてこれに同意するだろう。しかしそんな私でさえ、この事件当時は性格が変わった。「こんな暴言を吐かれるなんて、私が悪いのかも・・・」そんな考えが頭をよぎったのだ。冷静になってみれば、私には何の落ち度もない。ただ求人に応募し、面接に行ったら、面接官の頭がおかしかったという話だ。しかし、アジア人であるという変えようのない事実を理由に差別されたことで、私の誇りはひどく傷つけられた。この男が狂ってるんだ、そう頭では理解していても、感情はしばらくグチャグチャだった。生まれて初めて、ベッドの上で「死のうかな」なんて想像した。本当に、人生の中で最も傷ついた出来事だった。
ひとつめは、「人種差別は犯罪である」ということ。とくに日本人は、この辺の意識が薄い気がする。これは私たちが他者を差別してはいけないということだけではなく、「自分が他者から差別されたときに怒っていい」ということである。私は迷わず警察に通報した。「これぐらいのことで・・・」なんて迷う必要はない。警察はきちんと調書をとり、クリミナルレコードを作ってくれる。とくにヨーロッパでは、この手の犯罪に対し警察は動いてくれる。すぐに逮捕には至らないまでも、記録が残るだけで全く状況は変わる。何より、私は精神的な安心を得ることができた。
今回のケースの場合、面接でジェスチャーをされた時点で彼にもっとはっきり否定的な態度を取るべきだったという見方もあるだろう。しかし、相手のテリトリーであるオフィス内、しかも体格差のある男性が相手だったため、感情的な反応はリスクが高すぎる。脅迫メッセージなども慌てて消してはいけない。あとから、証拠として提出できるからだ。とにかく、自力で解決しようとせず、警察を頼ってほしい。
警察に通報するのが最もおすすめだが、どうしても勇気が出ない場合は大学のホットラインなどでもいい。とにかくSOSを出し、怒り、差別主義者たちにNOを突きつけること。
ふたつめは、自分を責めないこと。差別犯罪に巻き込まれたとき、精神的な負担はあなたが思うよりずっと大きい。自分の国籍、性別、セクシュアリティ、容姿など、自分で選ぶことのできない部分を攻撃することはとても卑怯だ。激しい悪意を向けられた時、人間の心は深く傷つき、自分を愛することができなくなる。私は警察と話している時、メッセージの内容を反芻して頭が混乱し、支離滅裂な言葉で説明をした。あまりに動転していたので、私は思わず警察官に「ごめんなさい、この国の言葉が上手くないから、私の言葉がわからないですよね」と謝った。すると警察官は、「何を言っているんだ。あなたの語学力はとても素晴らしい。何の問題もなく聞けています。私たちは、あなたがどんな被害にあったか理解できているんだから、あなたは大丈夫」と返してくれた。この言葉を聞いて、それまで一滴も流さなかった涙が堰を切ったように溢れた。
悪いのは差別主義者だ。そのことを決して忘れないでほしい。あなたは悪くない。あなたは美しい。他人に何を言われても、何をされても、あなたの心も身体もあなただけのものだ。
私は現在、とても元気に暮らしている。新しい職場にも恵まれた。正直なところ、今も時々あの男の顔を思い出すことはある。しかし、新しい年の訪れとともに、前向きな気持ちで歩き出したい。
予定日を過ぎても一向に中の人が出てこないので、促進剤を打って強制出産する。本当はもう少し様子を見ることもできるらしいが、年末年始を挟むと病院側も色々あるらしい。オトナの事情だ。
妊娠する前、正直に言うと、妊婦なんて腹が大きくなるだけで何でもないと思っていた。
実際になってみると、意外としんどい。
ついでに頭も全く回らない。文章を読んでも一回では頭に入ってこないし、口頭での指示は言われたそばから抜けていく。
動悸や息切れもあるし、腰は痛いし、電車や車で酔う回数も明らかに増えた。
1日外をウロウロすると、あまりに疲れて顔色が真っ青になってしまう。
私は体力に全く自信のない自営業なので、妊娠が分かってからすぐに仕事を減らし、妊娠中はほとんど働かずに過ごしていた。
こんな状態でどうやって働き続けているのだろう。女の人ってすごい。
電車に乗ると、妊娠マークを見てすぐに席を譲ってくれる人がたくさんいた。
ヘロヘロ妊婦だったので、譲ってくれると本当に助かった。譲ってくれた人には、もれなく一生幸せに過ごせる呪いをかけておいた。
でも、面白いことに、席を譲ってくれる人は全員おば様。
若い人や男性は譲ってはくれない。譲ってくれないのか、妊婦マークに気付いてないのか、気付いても譲る必要性を感じていないのかは分からない。
ちなみに私も妊婦になる前は席を譲らない側の人間だった(席を譲ろうと思うほど妊婦に興味がなかった)から、譲られなくても格段何も思わなかった。
逆に譲ってくれたおば様たちは、きっと妊娠中に大変な思いをしたのだろうなぁと思うと涙が出そうだ。
私も妊婦さんを見たら、席を譲るようなオバちゃんになろうと思う。
妊婦は空気を吸っても太る、と聞いていたからビクビクしていたら、なんとびっくり体重が増えずに医者に怒られる、というレアな体験をした。
普段は食べないオヤツを1日2回食べ、カロリー気にせず食べたいものを朝昼晩と食べ、炭水化物を多めに取っても効果なし。
何が腹立たしいって、妊娠する前はこんな生活してたら普通に太っていたという事実である。
胎児、羊水、増加分の血液、胎盤の重さを全て足すとそのぐらいの重さらしいので、産んだら元の体重に戻りそうだ。
戻らなかったらどうしよう。
美味しいお店があると聞いて、父と豚足を食べに行った。
汚い立ち飲み屋のようなところで豚足を食べ、あまりに美味しいのでお持ち帰り。
翌日お持ち帰りを嬉々として食べたら、その日の晩に盛大に吐いた。
1つ言えることは、豚足はおいしいということ。
電車に乗って出かけようとしたら、人身事故の影響で混んでいた。
とりあえず乗った各駅停車。その中で、頭の先から冷たいものが足元まで降りてくる、という初めての感覚があった。
ああこれダメなやつ、と、次の駅で転がるように下車し、壁を伝って何とかベンチに腰を下ろした。
人でごった返したホームの中で、一緒に電車に乗っていた夫が温かい飲み物を買いに走り、全く回復しない私を見てすぐに駅員を呼びに行ってくれた。
私がベンチで気分の悪さと戦っていると、電車待ちの行列の中から2人のおば様がやってきた。
「大丈夫?」
「あら、あなた妊娠中?駅員さん呼ぼうか?ああ旦那さんが呼んでくれているのね。」
「顔が真っ白よ。」
そう言って見ず知らずの私の背中を撫で、大丈夫大丈夫、と励ましの呪文をかけてくれた。
まさかの優しさに号泣してしまった私を見て、泣かなくていいのよぉ〜とおば様たちが笑った。
「妊娠ははじめてかしら?」
知らない妊婦の腹の事情なんかに興味を持ってくれて、私はその質問に答えることで何とか気持ちを立て直すことができた。
あの優しさは一生忘れない。
そして、私もそういうことができる人間になりたいと思った。
これ以上電車に乗せるのは不安だと、夫は電車で家に帰り、車で迎えに来てくれることになった。
電車に乗った意味が全くなくなってしまったが、夫があまりに優しいので、将来介護は任せろと心の中で呟き駅長室でお留守番。
駅員さんはとても優しく気遣ってくれて、毛布やら枕やらを準備し、何かあったら声をかけてと丁寧に言って、仕事場へ戻って行った。
人身事故の最中なので、駅長室はたくさんの放送が飛び交っていた。ドコで電車が止まってるとか、駅のホームで何が起こったとか。
向こうの方で駅員さんの
「うぉおぅ…。こりゃもうダメだわ…。」
という、この世の終わりを見た人みたいな呟きが聞こえた。
その間にも、忘れ物をしたとか、切符がないとか、道に迷ったとか、迷子を見つけたとか、お客さんがドンドンやってきて、一つ一つ優しく対応する声が聞こえ続けていた。
ソファでまどろみながら、駅員さんってすごいなぁと思った。
お仕事、本当にご苦労様です。
私が倒れた駅のホームで、対応が遅いとか情報がないとか客の誘導が出来てないとか、ずっと大声で文句をつけているオッサンが1人いた。
でも、私におば様たちが駆け寄って慰めている姿を見て、声を荒げるのをすぐにやめていた。
気遣ってくれてありがとう。でも、駅員さんにも優しくしてほしいな。
妊娠して明らかに変わったのは、バストサイズと乳首の色だ。バストは大きくなり、乳首は真っ黒になった。
それはもうまっくろくろな乳首で、こりゃ「乳首をピンクにします」みたいな怪しげなクリームが売れるわけだと妙に納得した。
そしてお腹には、正中線と呼ばれるらしい、一本の黒い線が浮き出てきた。
胃のあたりから股の上にかけて、まっすぐ引かれた黒い線。妊娠週数が進むにつれ、ちょっとずつ濃くなっていった。
これは最初の細胞分裂の跡だと、どこかに書いてあった気がする。本当ならおもしろい。
切り取り線に見えるので、てっきり帝王切開の時はこの線を目印に縦にメスを入れるのかと思っていたら、横に切るらしい。
なんだ、キリトリ線じゃないのか…。
黒くなったのは乳首だけじゃない。
脇のあたりとか、背中の上の方とか、局所的に黒くなっているところがいくつかある。何故かはサッパリ分からない。
私は毛深くない方だが、明らかに産毛の量も増えた。背中も気持ちフワフワになり、お腹にも毛が生え、腰にも産毛のクッションができた。
毛が生えているところは弱いところだと聞いたことがある。胎児を守ろうとしてこうなっているのなら、私の身体は私の気持ちなんかよりよっぽどお母さんだ。
私は普段から化粧を全くしない程度には美容に興味がない。だから黒くなったところで、そういうものか、ぐらいの感慨で済んでいる。
でも美容にしっかり向き合っている女性は、この黒くなったり毛が生えたりする現象をどう受け止めるんだろう。
やはり、ショックを受けるのだろうか。
それとも、子が産めるのならと受け入れるのだろうか。
まだ見ぬ子のために自分のこだわりを一旦置いておけるって、すごいことだ。
一方では「妊婦は動くな、ゴロゴロすべし」と言われた。お腹が張ったりすると、赤ちゃんも苦しいらしい。
もう一方では「妊婦は動け、何でもやっちゃえ」と言われた。動いてはいけない場合は指示をするから、それ以外はお産に向けての体力作りのために動いてほしいらしい。
仕方ないので、都合のいい方を日替わりで信じることにした。おかげで楽しい妊婦生活だった。
おかげで好き勝手、ストレスもほとんどなく過ごしてきた気がする。
夫は優しさが服を着て歩いているような人で、義両親は付かず離れずの距離で気を回してくれる。
実の兄弟とも仲良しで、義兄弟やイトコ、ハトコとも、深夜まで話し込むことができる程度に仲がいい。
友人もそれなりにいて、出産経験のある子からのお下がりとお祝いで、赤ちゃん用品はほとんど買うことなく済んでしまった。
これだけ味方がいて、みんなに励まされているけど、やはり出産は怖い。どれだけ痛いのか考えただけで震える。
そして妊娠中は苦しい。何の理由もないのにメソメソ泣いて夫を困らせたり、何もしていないのに疲れて一日中寝ていたりした。
それでも周りは許してくれて、慰めてくれて、私の好物を買って来てくれたりする。
だから何とかここまで耐えることができた。
そこには必ず、DVを受けていませんか?と書いてある。
世の中にはいるのだ。人に恵まれず、望まない妊娠をして、苦しい妊婦生活を一人で過ごし、出産の恐怖に怯える人が。
私が大勢に支えられて何とかやってきた生活を、ただ一人で耐え抜くのはどんな気持ちなのだろう。
幸せになってほしい。
つわりで気持ちが悪いと「腹の中の人のせいだ!」と思うし、胎動で眠れないと「ちょっとは静かにしてよ!」とウンザリするし、思うように動けないと「お腹重すぎるよ!」と悪態をついたりする。
そもそもお腹が膨らんでいったところで、その中に人間が1人入っている、というのが信じられない。
でも、もし本当に産まれてくれたら、精一杯かわいがってみようと思っている。
私は子どもを産んで育てたいと思っているけれど、別に子ども好きではない。
だから泣き声を聞いてうるさいと思うことだってあるだろうし、イライラすることもあると思う。
ついでに家事も上手くないから、子どもにいい環境なんて作ってあげられない。
それでも休み休み愛して、一緒の時間を過ごして、ゆっくりお母さんになっていけたら素敵だ。
明日産まれたら、お腹の中の人は初めての肺呼吸と初めての哺乳で大パニックだろう。
その前に、狭い産道を通ることでヘロヘロかもしれない。
一緒に頑張ろう。
痛いのは怖いけど、私も何とかやってみるよ。
何かしらやりたくないことをやり続けないと生命維持すらままならないのつらすぎんか
デカイベッドで昼まで寝て、起きたら部屋に用意されてる飯食って、またベッドに戻ってゴロゴロするなりソファでテレビ見るなり外をうろつくなりして、夜になったら用意されてる飯食って立派な風呂に入って寝る こういう暮らししかしたくない
スキルアップもコミュニケーションも嫌だ 働きたくない 勉強したくない 努力したくない 自殺すると彼女が悲しむ まあ俺がそれを見ることはないからどうでもいいっちゃどうでもいいんだけど、まだそこまで割り切れない
ダメだ うっかり交際なんてしてしまったのが一番の間違いだったのかもしれない 親だけならまあ悲しんでもいいかと割り切って死ねたと思う
うんち
普段お酒を飲まない自分が、柄にもなく「ちょっと一杯飲みたいな」なんてふと思った。
着替えて、財布と携帯だけ持って外に出た。
お店に当てはあった。近くの、いつか友人と入ったことのあるとても小さなバー。
勇気を出して中に入ると客はおらず、ちょっと白髪交じりの物静かなマスターが一人退屈そうにしていた。
いらっしゃい。そう言うとカウンターに促してくれ、メニューをすっと置いてくれた。
適当なカクテルを頼んで、目の前の虚空を見つめながら黙り込んでいた。
店に二人なので少々気まずくもあり、そこは向こうもプロ。GWは長いんですか?なんて話しかけてくれた。
話題はGWの過ごし方、いま住んでいるところや地元のこと、仕事のこと、これからの人生のこと。
あと、自分は初心者ながらにバンドをやっていて、偶然にもお互いドラムの人だったので盛り上がった。
1杯目を飲み終えたところで、おすすめのないですか、と聞いてみたら、すっきりめとかどうでしょう、と。
ジントニックがでてきた。ジンとか強そうでそんなの飲んだこともないよ。。けど意外といけた。酔った。
マスターはいろいろな常連客のことも絡めて話してくれるので、話題はなかなか尽きない。
ちょっと話に詰まっても、ほとんど向こうから何かを振ってくれる。どこか客観的な自分がそれに感心しながら、
こちらもできるだけ会話をつなげようと頑張った。普段は無口なんだけど、その場の雰囲気を保とう、とか
そういうのがうまくやっていくのに大切なんじゃないかな、なんて最近思うところもあって。
話してて印象に残ったのは、人と人とのつながりや縁によってその先の人生を歩んでいくのもいいもんだよって。
ネットで調べて正面からいろんなことに飛び込んでいくのももちろんいいけど、人づてってのもありだよねって。
就職して上京してきた自分にとっては、仕事以外の人と接する機会もないから、そんなつながりが欲しかった。
気づいたら2時。
座席は三等車より上って言ってもフカフカのソファではなくて椅子なんでしょ
高速バスは最近一人一部屋っていう一等車らしい作りになってるけど
列車の一等車ってあんまり座席が凄く悦に入れるようなゆったりベッド気分じゃないと思うのね。
せいぜい毛布が備え付けてあるとかその辺だと思う
食事も飛行機のエコノミークラスにビジネスクラスのお酒飲み放題位じゃないの?
一等車なのに一等車分のお金の他に食事代が掛かる、そんな無粋なツアーが組まれてるのをパンフレットでよく見るんだけど
ビジネスクラスですら食事代込みでワイン飲み放題、一蘭食べ放題なのに列車ってそういうのないよね
ステーキも心持ち食べれたらええかな?位の微量しかなくてそれがオシャレなのかと
そしてその車内で調理された訳じゃなくて外部から持ち込まれたものを温めただけなんじゃないか
中には100万円くらい積んだスイートコースといって一等車に更に倍額お金をかけたら葉加瀬太郎が目の前で生演奏してくれる特別な寝台列車もあるんだけど
一般的な一等車ってそれほど凄い訳じゃないんだよね
もう10年くらいの付き合いになる友達と忘年会と言う建前のとりとめのない飲み会をして、
二軒目でキャバクラ?ガールズバー?(正確な区分がわからない。1対1ではなく、同じソファに座るけどお触り不可)に行き、
3件目でおっパブ(だと思う。公式サイトにはそう書いてあった)に行ってきたけど
おっパブに行くのは人生で初めてで、まあ勉強になるかくらいの気持ちで行ったんだけど、
なんというかただただ虚無だった。
勿論おっぱいはあった。確かにそれはそうだ。だけどあの空間を楽しめるほど自分は自分が好きでなかった。
思うに、キャバクラなりガールズバーなり、その手の女の子と会話する店に行って楽しめるのは
2.ある程度割り切れる
この2つが必須条件だと感じた。
ちなみに、1は無いけど2だけある人はソープとかデリみたいな抜きメインの店に向いていると思う。
逆の人はなんだろう…マッチングサービスとかすればいんじゃないですかね?
話を戻して1でも2でもない自分の場合、自己肯定感の足りない人間があの手の店に行っても、嬢の話すこと全てが嘘に聞こえる。
嘘に聞こえても、そこを割り切ってロールプレイの一種として楽しめればいいのだが、
そこが割り切れないと、「こんな自分のためにリップサービスさせてすみません」という気持ちのほうが勝ち、より気分が落ち込んでいく
更に、周りの友人達はおっパブを楽しめているわけで、そうなってくると「自分は本当に彼らの友人足る人間なんだろうか」とまで考えてしまう
夫は自称潔癖症で、一日10回くらい歯を磨いてるし、帰宅後は風呂に入るまでは座ることすらしないし、スマホは毎日アルコール除菌してるような人間だ
なのに夫はとにかく片付けができない
できないというかしない
する意欲すらない
話だけ聞けば私の夫は皿洗いも洗濯も風呂掃除もする立派な夫に聞こえるが
(空気清浄機が24時間可動する)我が家は(マイペットで入念に雑巾がけされた)床に足のふみ場もないほど、(2時間つけ置き洗いされた後乾燥機にかけられた)洗濯ものや(アルコールウエットティッシュで除菌された)子供のおもちゃや生活雑貨が散らかっている
で、何がモヤモヤするって、この夫が外では「家事にめちゃくちゃ協力的な夫」として通っていることだ
確かに前述の通り夫は様々な家事をしているが現実出来上がってるのはゴミ屋敷
そして(洗濯物山盛りの)ソファでビール飲みながら「別に俺は片付けする必要はないと思うしいくら散らかっていても気にならないけど、それが嫌ならお前が片付ければ?」みたいな態度をとる人間なのだ
できない要因を、大きく3つに分けて説明していきたいと思う。
ゴールは、仕事ができないと吐き出してすっきりすること。
できれば、クズだなどと叩かずに、生温かい目で読んで貰えると嬉しい。
まず一つ目、これが仕事ができない一番大きな要因だと思う。
コミュニケーション能力が絶望的にない。
雑談。例えば飲み会などで移動する際に、今日は寒いですねーなど無難な会話から始まり、そういえばXXXどうなりました?などなんとか話をつなごうとするものの、沈黙が訪れがちになる。
相槌は絶望的に下手くそで、よく雑談本に出てくるようなお決まり「へぇーXXXなんですね」「XXXってなんですか?」の2パターンぐらいしかない。
そのような絶望的な相槌なもので、話をなかなか膨らませられない。
そして相談。ビジネスにおいて大事だと言われるが、これもうまくできない。
「これがうまくいかなそうで、その…」察してちゃんになってしまうこともしばしば。
報告や説明も絶望的に下手くそ。上長に「つまりこういうこと?」などと確認させてしまうのは日常茶飯事。
リーダー的な業務もやっているが、プロジェクトは全て気の利くメンバーによって支えられており、うまくヒアリングのできない私に対して抜群のコミュニケーション能力により素晴らしい報告が届く毎日。
ただただ頭がさがるばかりだが、感謝の気持ちもうまく伝えられない。
本当にいつもありがとうございます。
プレゼンやLTをやっても、生温い拍手が起こるだけで質問などは接待質問以外して貰えない。
根回しなどという高尚なことは出来るはずもない。
二つ目、冒頭にも書いたとおりエンジニアをやっているのだが、知識も技術力もない。
なんとなーく知っているしなんとなーく作れるけど、その根本だとか理屈だとか、深い部分を全く理解していない。
が、コミュニケーション力のなさと無駄なプライドが邪魔をして、知らないとは言えない。
XXXのほうがいいですよねーなどと知ってるフリをしてその場は乗り切り、帰ったあとに必死で調べる。
スカスカの土台に、ところどころ硬い石が不格好に積み上がる。
土台がスカスカなせいで硬い石同士の結びつきをうまく作れず、結果活用できていない知識が増える。
頭が悪いせいもあるのだと思う。きっと頭のいい人はすべて結びつけて考えられるのだろう。
最後の要因、こんな散々なクソみたいなババアなのに、向上心がない。
技術力やコミュニケーション能力が低いためにそうなっているとの認識もある。
周囲の人に対しては、あれがやりたいこれがやりたいこうなりたいとやる気のある態度を見せ、業務の合間を縫って勉強会に参加し、家でも勉強したりもしている。
だけど本心は、そんなのどうでもいい。
そりゃ、努力せずにトップエンジニアになれるっていうならなりたいよ。
でも、電車の中ではスマホでゲームして増田や2chを読んでニヤニヤしたい。
家に帰ったら、ごはん作って掃除して、それでソファに寝転がってビール飲みながらテレビ見てたい。
仕事で褒められたいけど、褒められるだけの努力なんてしたくない。
新しい技術は確かにわくわくするけど、別に会社ですんげーもの作りたくなんかなくて、家計簿とか自分の得になるもの作れればそれで満足。
一番したいことは、家でだらだらすることと供給される娯楽を享受して楽しむこと。
凄い仕事したいとかないし、お金が欲しくて仕事してるだけだし、許されるなら毎日のらりくらり言われたことだけやって定時退社したいし、昇格なんてしたくない。
コミュニケーション能力不足が一番の要因と書いたけど、もしかすると向上心がないことが最大の要因かもしれない。
愛想もねぇ、技術もねぇ、でもそんなの関係ねぇ!!んだけど、そんなクズなこと言って蔑まれる勇気もないので会社では向上心あるふりして生きている。
こんな本音誰にも言ったことなかったから、匿名のダイアリーとは言え、ぶっちゃけて吐き出すことが出来てかなりスッキリした。
突然だが、私は看護師をしている。同業者ならお馴染の入院期間が長く介護度が高いとされる内科の混合病棟。そこに私は新人で配属されてから今まで4年間勤務している。日々腰痛に悩まされ、終わらない業務に鳴り止まないナースコール。土地柄なのか文句を言った者勝ちだとでも思っているかの如く多いクレーム。正直、毎日疲弊しているし帰っても何もする気になれない。
そんな私が1年目の時、先輩看護師からふと「患者さんの前で涙を流してはいけないよ」と言われた。詳しい理由は聞いていないし、正直今でもあまりよくわかっていない。調べてもみたが、『時には涙を流すことも必要ですよ』なんていう謎のカウンセリング的な言葉が最後に出てくるばかりで明確な理由はわからず仕舞いだった。ただ、何となく、自分のなかでは「私たちはプロの医療従事者として、感情を露わにしてはいけないんだ」「患者さんやその家族の方には今まで歩いてきたその人たちの人生があって、私たちが関わっているのはそのうちのほんの数ヶ月。そんな短い時間関わっただけの看護師が、一番苦しくて大変な想いをしている患者さん、家族の方の前で涙を流すことはきっと何か違うんだ」と思ってきた。
内科系、特に私の所属する病棟は残念ながら亡くなってしまう患者さんが少なくない。4年間働くなかで看取りをした経験は数えきれないほどあるし、何度も「本当に私のしてきた看護は間違っていなかったのかな」と疑問に思うこともあったし、「もっとああしてあげればよかった」と後悔もした。自分の母親と年齢の近い患者さんと、色んなお話をした夜勤明けに、「また明後日来ますね」なんて言いながら別れたのに、次に勤務してきた時にはその人は亡くなってしまっていた、なんてこともあった。それでも私は涙を流さなかったし、どこかで自分に泣いてはいけないんだと暗示をかけていたように思う。
ADLは自立、今まで入院経験もなく普通に自宅で過ごしてきた60歳代の上品な女性。病室は詰所から一番遠い場所で、きっとそのうち検査が終われば退院するのだろうと思っていた。入院当初に発行する入院診療計画書にも、入院期間は2~3週間と書いていたように思う。
けれど、検査の結果すぐに治療が必要である疾患が見つかり、その患者さんの入院期間はどんどん延びていった。何号室の何番ベッドの人、と言えば全員が「ああ、〇〇さんね」とわかってしまうほど長い期間入院することになったその患者さんは、点滴、内服など様々な治療を代わる代わるうけていた。それでも文句の一つも言わず、「先生や看護師さんには本当によくしてもらってるからね」といつも笑顔だった。
その患者さんは、毎朝起きると持参の電気ケトルにお湯を入れるため給湯室までやって来る。夜勤だった私はその日、担当するチームではなかったものの偶然給湯室に居合わせ、挨拶をして少しだけ給湯室前のソファで話をすることになった。
「先生に退院まだですか?って聞いたんだけどね、まだもうちょっと、って言われちゃった」
「もう一ヶ月になるかしら。そろそろ家に残してきた旦那のことも心配で」
「そうなのよ。何だかんだいって、心配してくれて。今までも色々と迷惑かけてるけど、まだもうちょっと、お世話になりますね」
そんな会話をしたと思う。
この頃、既に病名は本人にも家族にも告知されていたし、きっと自宅に帰るベストなタイミングだったんだろうと思う。けれど、主治医はその決断を下さなかった。どうして、と聞きたかったけれど、それを誰も聞かなかったし、聞いていたところで教えてくれなかったと思う。
それから更に一ヶ月が経って、その患者さんは酸素が手離せない身体になってしまっていた。疾患そのものではなく、合併症により呼吸状態が著しく低下したことは本人にも伝えられた。ただ一つ、予後があまり長くないことだけは、家族の方にのみ伝えられたらしい。急変時はどうしますか、という質問に返答はなかった。当然だ、ほんの数ヶ月前まで自宅で普通に生活をしていたのだ、入院中だって自分の足で歩いて、普通に話ができていたのだ。
合併症の治療のため抗生剤が開始となった。すると、今度はその抗生剤の影響で感染症に罹患。個室隔離することになった。
「こんなことになって、人にうつしてしまうしまうかもしれないなんて、孫にうつしてしまったらどうしよう。またみんなに迷惑をかけてしまう」
そう言いながら涙を流す患者さんに、決してあなたのせいじゃない、あなたは誰よりも頑張っていますよ、としか伝えることができなかった。
きっとずっと前から、心は限界だったのだろう。どんどん気力をなくしていくのが目に見えてわかったし、同時に、投与する酸素の量は増えて行った。
そして、ある日の朝。その患者さんの担当だった私は、朝の内服薬を持って病室を訪れた。おはようございます、お薬を飲みましょうか。そう伝えると、閉じていた目がゆっくりと開いた。
「もう、いらない」
そう返された時、私はすぐにどうして、と言えなかった。いつかこうなるんだろうな、とどこかで覚悟していた自分がいたのだ。
「ずっと頑張ってきたの。それでもこんなにしんどいの。どうして?もう疲れた。今日死にたい。今すぐ楽になりたい。わかってるの、みなさんには本当によくしてもらってるの。先生にも、看護師さんにも。けど、もう疲れちゃった。もう何もしたくない。お父さんも、息子も、私に生きてほしいって言うの。でも、もういい。お願いだから楽にして」
腕や足だけじゃない。指先、眼球にまで浮腫が及んだ身体で、整わない息で、そう伝えられた時、私は溢れてきた涙を我慢することができなかった。既に投与している酸素の量は限界、これ以上の酸素化を望むのであれば人工呼吸器をつける必要がある。逆に言えば、人工呼吸器をつければ身体に強制的に酸素を送ることはできる。今の医療は先を望めば生き永らえることができてしまう。家族から急変時の対応に関する返答はまだない。急変時の確認ができていない患者は、原則何としてでも助ける必要がある。けれど今、この患者さんは自分の意思を私に伝えている。浮腫でパンパンに腫れ上がった冷たい手を握った。
「今まで頑張ってきたんですもんね。しんどかったですよね。お薬は、今はやめときましょうか」
そう言うだけで精一杯だった。
しばらく何も言わず、ただ黙って付き添って、患者さんの息が整ったタイミングで病室を出た。その足でトイレに駆け込んで、心を落ち着けてから業務に戻った。それでもその日、どれだけ他の患者さんと笑って話をしても、家に帰っても、あの患者さんと過ごした30分程度の時間が忘れられなかった。
それから一週間後、その人は亡くなった。私は勤務時間ではなく、申し送りでそのことを聞いた。やっと楽になれたんだね、としか思えなかったし涙を流すこともなかった。身体を綺麗にして数時間後にはお迎えがきたし、その更に数時間後には新しい患者さんがその部屋に入院してきた。自分がどこにいるのかもわからないほど忙しい業務に追われ、代わる代わる入院と退院を繰り返していく中で、それでもあの患者さんの言葉が忘れられない。あの時掛けるべき言葉が、すべきことがもっとあったように思う。けれど後悔している暇もなく毎日を過ごしていて、正解がわからないままここまで来てしまっている。
私は、もうすぐ今の勤務先を退職する。理由は色々あるし、それはあの患者さんが亡くなる前から決まっていたことだった。新しい職場は決まっていない。けれど、きっとまた看護師としてどこかの病院で勤務しているのだろうと思う。私は、看護師の仕事が好きだから。理不尽なことを言われるし、後悔だって沢山する。それでも、看護師という仕事が、患者さんのことが好きなのだ。もしかするとこの先、同じように患者さんの前で泣いてしまうことがあるかもしれない。プロ失格だと言われてしまえばそれまでなのだけれど、でも、きっとその時も私は後悔して、また働き続けるのだろう。結局、正解なんてないと思うから。それでも自分にできることはあると思うから。
前々から直してほしいところが山ほどある父親だったけど最近特に嫌な点が見えるようになってしまった。
一番嫌だったのは多分3ヶ月くらい前のことで、一言で言えばチャンネル争いだった。私は父親が帰宅する前からスカパーのフジテレビTWOで埼玉西武ライオンズ対福岡ソフトバンクホークスの試合を見ていた。父親が途中で帰ってきて、風呂に入り風呂から上がると、突然無言でチャンネルをスカイAでやっていた阪神タイガース対東京ヤクルトスワローズの試合に変えた。わたしになんの断りもいれず無言でチャンネルをかえたので、「え、わたし見てたんだけど……」と言ったら「俺がチャンネルの金払ってるから」と言い放った。
金を払ってる人間が偉い理論はまだ分かる。まだ分かるけど、チャンネルを変えるならせめて「変えていい?」の一言くらい言って欲しかった。言ってくれれば「今日は勝った方にマジックの付く大事な試合だからライオンズ戦を見せて欲しい」って交渉できたし、「NHKで中継やってるかもしれないから、調べるからちょっと待って」って言えた。そういう譲り合いの段階すら飛ばして「俺が金を払ってるから一番偉い、黙って俺に従え」みたいな態度で来られても全く受け入れられない。フジテレビTWOの金払ってるの母親だし。その日は偶々NHKがBSでライオンズ戦の中継をしていたからわたしが別室の小さいテレビでライオンズ戦の中継を見たものの、「NHKは毎日ライオンズ戦を中継してくれる訳ではないから、観たい野球中継が二つあるならどちらかが譲歩するしかない。次からはチャンネル変える前に一言言って」と父親に言ったらめちゃくちゃキレて物に当たった挙句夜の10時にスーツ着て「仕事行く」とか言って家を出て言った。仕事行くって言った割に2時間で帰ってきたけど。まずこれがここ最近で一番嫌だったこと。
正直これがあまりにも嫌すぎて他のことが全部些事に思えるんだけど、別の嫌な点としては、毎日飲み終わった酒の缶、飲み残しの入ったグラス、レモン汁の瓶の3点セットをテーブルの上に残したまま寝て、私か母親が片付けているのに、「お前ら(私と姉)はどうして飲んだグラスを片付けないんだ」って言われることとか。(どの口が言ってんだよってめちゃくちゃ思うしグラスをキッチンに置いただけで片付けとは言わない)
わたしが大学生になっても、部屋が足りていないので父親と隣のベッドで寝ているけど、鼾はうるさいし寝言もうるさいし寝相悪くてわたしのベッドに乗ってくることとか。勘弁して欲しい。シングルベッドの半分だけで寝るのは正直しんどい。ソファのがマシ。
ベッドが隣なのは引っ越しをする他に解決策がないが、全部一から十まで父親にそれやめて、もっとこうして、って言えたらいいけど言ったらすぐにチャンネル争いの時のように癇癪起こすのは目に見えているので、わたしも母も姉も諦めている。こんな父親をどうにも出来ないが、こんな父親でも父親なので、どうにか嫌わずにいたい。どうすればいいんだろう。
4ヶ月と2歳の子がいる。
2人育児だから周りはけっこう気を遣ってくれているし旦那は優しいけどほぼワンオペ。
子ふたりとも寝つきがいいので夜寝れないわけではない。
どちらもかわいいけど、ちょっとした隙に上の子が下の子に悪気ないイタズラ(口に異物を入れる、目をつつく、叩く)をするので目を離す隙がないし、といっても目を離すときはどうしても出てくるし、今日は外に行く気力もわかなくて録画してたいないいないばあつけてソファでぼーっとして過ごした。子の相手もあまりしたくなくてスマホ見ながら授乳や子の相手をしてた。
たまには子育て支援センターに行ったりもするけどまわりのママさんは声がけもうまく、心底子どもとコミュニケーションを楽しんでいて、比べて自分は子どもにちゃんと向き合えてないと感じ落ち込んでしまうことが多い。
子のイタズラについ声を荒げてしまうことも多くなった。
怒鳴ってもいいことないってわかってるのに。育児サイトとか本とか読んで勉強したのに。
頑張ってるわけではないのになんでこんなに辛いんだろう。